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帝都櫻大戰③〜6th KINGにプロデュースをしよう！

作者：黒代朝希

　サクラミラージュには「帝都タワー」と呼ばれる世界最大級の電波塔が存在する。
「号外！　号外！　大号外！――超・超巨大｜悪魔《ダイモン》ビヰムスプリッタァ、遂ニ帝都ニ姿ヲ晒ス！」
　しかしてその正体は……エンシェント・レヰス『｜悪魔《ダイモン》』の最高指導者、通信を司るダイモン『ビームスプリッター』の『頭部』である。
「｜悪魔《ダイモン》ハ「デビルキングワァルド」ノ悪魔ニアラズ、「サイキックハァツ」ニ繋ガル者ニアラズ。ヨリ未分化デ原初ナル、古代種族『エンシェント・レヰス』ノ壱種族也！」
　ビームスプリッターは、サクラミラージュ……『櫻花幻朧界』の発生時点の当初から此処の場所――帝都港区芝公園に鎮座しており、「如何なる遠隔地へも遅延なく通信を繋ぐ」という驚異的なユーベルコードを用いて帝都の世界統一を支え続けていたのだ。
「吾輩ラ｜悪魔《ダイモン》、個々ノ意志思考嗜好ハアレド、原則トシテ召喚者ノ要請ヲ以テ力ヲ振ルフ」
　本来、かの存在を使役するのは黯党首魁『本田・英和』……の筈であった。
「吾輩ニ至リテハ、召喚ニ応ジ「デビルキングワァルド」ニ赴キシ事モアル「モダンボーイ」！――サレド吾輩ノ召喚予定者、｜黯党《アングラトウ》ノ姿ガ見エズ。カノ血族ハトモカク、｜黯党《アングラトウ》の一族郎党死ニ絶ヘタカ！？」
　しかしかの存在は獣人戦線で果てた。
　故に……かの存在の主となる席は空いている。
「故ニ吾輩、次ノ主ヲ求ムルモノ也！　例ヘ今ノ吾輩ノ敵デアル『六番目ノ猟兵』デアロウトモ！　号外！　号外！　大号外！」

「という訳で、あのビームスプリッターを放置するわけにはいかないでしょう。上手く対処して下さいな」
　そう言ってエクソシスト……人類文明と密接な関係にある灼滅者であるグリモア猟兵の七草・聖理（光の弓矢は闇無き世界で始まる・f43834）はサクラミラージュの港区芝公園へと赴く六番目の猟兵に『ビームスプリッター』の説明を行っていく。
「ビームスプリッターは光線銃を撃ちまくる体高2000ｍの超・超巨大｜悪魔《ダイモン》。その上で『如何なる遠隔地へも遅延なく通信を繋ぐ』という驚異的なユーベルコードも所持しているわ」
　その圧倒的な巨体と雨あられと降り注ぐ光線銃からは到底倒せるイメージが浮かばない……いや、浮かぶ六番目の猟兵も多数いるかもだが、それ以上に有効な手段をグリモアの予知は捕捉している。
「何でも、ビームスプリッターの頭部である「帝都タワー」の最上階展望台まで辿り着き、記念メダル刻印機で「名前入り記念メダル」を作ってもらえば、なぜかビームスプリッターを消滅させられるらしい……ですよ？」
　そこはご当地怪人がいなくなった後に覚醒した灼滅者。
　トンチキには耐性が無いらしい。
「ともあれ、激しい攻撃をくぐり抜けつつ本体にダメージを与えながら、誰か一人でも最上階に到達してメダルを作れれば、こちらの勝利となります」
　その上で、六番目の猟兵が望むなら……6th KINGにしてエンシェント・レヰス『｜悪魔《ダイモン》』の最高指導者、通信を司るダイモンである『ビームスプリッター』を『配下』とする事が出来るというのだ。
　これに興味がある六番目の猟兵がいるなら、狙ってみても良いだろう。
「これに関しては、それぞれ自分をプロデュースする事で配下に出来る可能性を高められるかもしれませんね。また、デビルキングワールドのデビルキングなら、名乗りという物には敏感でしょう」
　そう言って聖理は港区へ出撃する六番目の猟兵へとアドバイスを送るのであった。

第1章 ボス戦 『ビームスプリッター』

POW   :    光線銃ヲ撃チマクル！ 【無数の光線銃】から、着弾地点で爆発する【エンシェントビヰム（ギザギザの光線）】を連射する。爆発は敵にダメージを、地形には【ビリビリ罠化】効果を与える。 SPD   :    此処ハ結界、ビームノ檻 レベルm半径内の敵全てを、幾何学模様を描き複雑に飛翔する、レベル×10本の【リフレクトビヰム（細くてよく曲がる光線）】で包囲攻撃する。 WIZ   :    ICBM（インフォコネクトビームマキシマイザー） 自身の【リングビヰム（輪っか型の光線）】が触れた対象に【通信傍受で得た莫大な情報】を注ぎ込み、身体部位をねじ切り爆破する。敵との距離が近い程威力増大。 イラスト：V-7 👑11 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

「ではでは、ビームスプリッターさん私と魂の契約を結んで配下になってよ」
　そんな言葉を口走りながら、アリス・セカンドカラー（不可思議な腐敗の｜混沌魔術師《ケイオト》艶魔少女・f05202）はユーベルコード『ふたりでひとり』を発動。
　量子的可能性を用いて『あの子』と固い絆の赤い糸と自身を繋ぎ、自身を強化する。
「物質界の私と精神世界の『あの子』、固い絆の赤い糸で繋がる私達は”ふたりでひとり”……そして」
　物真似とはいえ、アリスが具現化したした事象は凄まじいもの――マザー・コンピュータのタイムフォールダウン、白騎士ディアブロのディアブロホワイト、黒騎士アンヘルのアンセルブラック、スリーピング・ビューティーのエンドテイカー、トライアスロン・フォーミュラの時間遡行訓練……数々の時間に干渉するユーベルコードを再現したアリスは、6th KING『ビームスプリッター』に自らをアピールしていく。
「おまけに無限成長も加算して……と、リソースは十分にあるから心配ないわ」
　瞬間、未来と過去に纏わる事象を発動させながら時間を逆行し、そこから加速してタワーへと駆けあがっていくアリス。
「……まぁ、実は展望台まではさくっとテレポート出来るんだけどね……プロデュースにデモンストレーションは必要でしょ？」
　茶目っ気をたっぷりに乗せたウィンクを『ビームスプリッター』に向けて行い、アリスは加速したままタワーに向かって疾走していくのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

　――碧炎が灯されると同時、ミィ・チャイ（炎は口程に物を言う・f43913）の意志が『ビームスプリッター』に流れ込んでいく。
『ふむ。配下か。お前の様な奴が居ると便利そうだな。私に仕えるか？』
　彼女はダークネス『イフリート』……喋る代わりとして自らの意思を乗せた炎を雄弁に操る事で、他者とコミュニケーションを図る六番目の猟兵だ。
『この通り喋るのが苦手でな？『如何なる遠隔地へも遅延なく通信を繋ぐ』という、その力が有れば私も楽が出来そうだ』
　碧炎によってミィの意思が『ビームスプリッター』に流れ込むと同時、光線銃は激しさを増すと同時により愉快な色彩に移り変わっていく。
　どうやら、喜んでいる様だ。
『だが、攻撃の手は決して緩めない……と』
　その事にミィは怒るでもなく、敵の殲滅を好むイフリートとしての獰猛さを刺激された様だ。
　瞬間、碧の色の炎の代わりに蒼色の炎が爆発する。
『ならばそうだな……その前に私と遊べ』
　光線銃から射出されるビーム……それらは物質を司る温度や性質まで自由自在の蒼い炎を『蒼炎形成』――知らない物以外、彼女の炎に創れない物はない蒼炎でジュラルミンの盾を作り受け止めるミィ。
　反撃として空中に浮かぶ足場を作り上げ、『ビームスプリッター』のユーベルコード『光線銃ヲ撃チマクル！』の効果で地形に付与された『ビリビリ罠化』を逃れた後は――こちらも、イフリートのユーベルコードを披露する番だ。
『地形に当たらなければビリビリ罠化とやらに成らないなら、空中に行くに限るという訳だ……では、逃げれるだけ逃げて良いぞ』
　ユーベルコード『狩りの遊び・蒼炎と碧炎』……創造の蒼炎を用いて狩りを行うユーベルコードを用いて、ミィは『ビームスプリッター』を翻弄しながら上へと向かう。
『上れるだけ一気に登って、出来れば記念メダル刻印機とやらにたどり着きたいからな』

大成功 🔵​🔵​🔵​

「あれがビームスプリッターさん……」
　翼で飛翔し、アリス・フェアリィハート（不思議の国の天司神姫アリス・f01939）はユーベルコード『｜アリスのめろめろラブリン☆ハート《アリス・テンプテーション・ラブリンハート》』を発動。
　不思議の国のアリス然とした服装がアイドル衣装姿に変化し、全てを直し癒す歌や神氣が戦場一帯を『ビームスプリッター』ごと包み込んでいく。
「こんにちわ、ビームスプリッターさん……アリスのお歌……聴いて下さいな……♪」
　自身のプロデュースも兼ねてアイドル的に歌を歌いながら空を舞いダンスを披露していくアリス。
　彼女自身としては『ビームスプリッター』を配下にする意思はない。
　ただ――何とか彼？……『ビームスプリッター』の性別は不明だが、兎も角『ビームスプリッター』を止めてお友達になれたらいいな……くらいの認識で今回の戦場に立っている。
「最上階に着いたら……メダルを作成しないと……」
　光線銃を撃ちまくる体高2000メートルの超・超巨大｜悪魔《ダイモン》……雨あられと降る幾千以上の光線銃によるビーム攻撃を掻い潜りながら、アリスは『ビームスプリッター』のユーベルコード『｜ ICBM《インフォコネクトビームマキシマイザー》』を攻略していく。
　――彼に自らをプロデュースし、自身を見せつけるべくアイドルとしてオラトリオの翼を広げて空中戦を仕掛けながら。

大成功 🔵​🔵​🔵​

「（この図体に能力、野放しにしておいたら危なそうだな。それに、何かあった時の世界への影響が大きすぎる。とりあえず『次の主』とやらに名乗り出てみるか。）」
　柏宮・晴仁（柏宮家の御曹司・f42421）はサクラミラージュ出身の『皇族』に連なる華族、柏宮家の御曹司としてデビルキングワールドの6th KING相手という事もあり、勧誘は真面目に行っていく。
「あなたはかつて一つの世界を治めたお方、むしろこちらこそが臣下としてあなたの元に馳せ参じるのです」
　晴仁の礼節に、種族の頂点に二回も頂点に君臨した者として『ビームスプリッター』は気分を良くする。
「驚愕の新事実でありますな！　ワタシたちが守り抜いた帝都タワーの正体が、アナタだったとは！……それでは制圧させていただきマス！」
　そこにかつて帝都タワーを守護する依頼を紹介したグリモア猟兵として驚きながらも、バルタン・ノーヴェ（雇われバトルサイボーグメイド・f30809）はユーベルコード『｜模倣様式《イミテーションスタイル》・｜八艘飛び《フランシスカ》』を発動。
　光線銃の雨嵐が着弾しないように、空中を翼でなく健脚で飛翔するかの如く機動力を上げていく。
「骸式兵装展開、剣の番！」
　叫ぶと同時、ルールに従いタワーの内部を翔け上がって展望台を目指していく。
「アタシは倫理ガン無視の闇医者でね……コッチに憑けば暇しないと保証するよ」
　闇医者として、人命を救う為なら倫理を無視して医療を行うリーゼロッテ・ローデンヴァルト（｜ＫＫＳ《かわいくかしこくセクシー》なリリー先生・f30386）は『ビームスプリッター』にスカウトを仕掛けていく。
「猟兵達は今後も激闘必至……情報の力は重要さ――通信網が荒れたり通信能力が武器の戦場もあるし」
　クロムキャバリア、サイバーザナドゥ、ゴッドゲームオンライン等の通信網が存在しないか、通信網がライフラインそのものである世界を思い返しながらリーゼロッテはユーベルコード『｜Op.NULL:N.J./BLACK.TAIL《ナイスジョーク・ブラックテイル》』で巧みな話術で『ビームスプリッター』に言葉を投げかける。
「特に故郷は広域通信網がダメでさ……広域通報にも短波無線や仲介が要る有り様――だからアンタの権能は個人的にも是非♪」
　リーゼロッテの言葉に、降り注ぐ光線銃の雨嵐は極彩色に……それでいて悪趣味でなく、色鮮やかなグラデーションカラーとなって闇医者の女に応えていく。
「脈アリ……って事かねぇ？」
　愛機であるキャバリア『ナインス・ライン』を【シフト・Ｔ】で等身大装甲ドレス化。
　着用した装甲ドレスを使い、アンサーヒューマンとしての瞬間思考力と【カイルス】に生体電脳で光線銃の攻撃を察知していく。
「降り注ぐビームは触れれば爆発するのでギザギザを見極めて回避する必要がありマスガ……！　そこは気合デスネ！」
　バルタンの方も、七大海嘯『邪剣』ピサロ将軍を模した姿に変身する事で『飛翔能力を伴う機動力』……即ち『八艘飛び』を再現したユーベルコードで『ビームスプリッター』の肉体を駆けあがっていく。
「世界の真理と威厳を持って、来たれ地獄の大君主――『悪魔召喚「オロバス」』」
　二人と共にユーベルコードを発動し、葦毛の馬の悪魔を召喚して騎乗し人馬一体状態へと移る晴仁。
　この状態で一気に帝都タワーを駆け上り、光線銃の雨嵐を掻い潜っていく。
「ビームスプリッター様、ぜひ坊ちゃまの所へ行くべきです！」
　｜悪魔《ダイモン》であるオロバスも最高位指導者である『ビームスプリッター』に嘆願し、晴仁のプロデュースを行っていく。
「最上階展望台に辿り着いたら、六番目ノ猟兵と記念メダルに刻印しマショー！　ビームスプリッター殿には、我ら7th KING！――六番目の猟兵を主としてインプットしてもらいマショー！」
「良いねぇ、それじゃあ……これを使いますか」
「それは？」
「――『発生源の記憶』を掌握するアイテムさ」
『マトリクス！』
　リーゼロッテは取り出した『マトリクスメモリ』を起動させ、『ワープ発生源』を現出させそれに干渉して空間を転移していく。
　やがて転移すると、大分目的地である帝都タワーの最上階展望台が近づいてきたのが目視でも確認できる位置に出た様だ。
「流石に直行で最上階展望台に辿り着く、という訳にはいかなかったようだが……大分距離は詰められた様だ」
「Ohー！　ならばこのまま一直線デスナー！」
「さ、一緒に行こうか」
「メダルは、記念に持って帰るか」
　そうして、三人の六番目の猟兵は体高2000ｍの超・超巨大｜悪魔《ダイモン》『ビームスプリッター』の肉体を駆けあがっていくのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

「こほん……もしもーし！！　｜悪魔《ダイモン》・ビームスプリッター、契約者が空白ならこの悪魔召喚士である夢彩は契約を要求するようー！！　今までずっと帝都を支えてくれてたその手腕ちょうだい！」
　悪魔召喚士の六番目の猟兵として、天玲寺・夢彩（春の大嵐少女・f22531）は『ビームスプリッター』を欲した。
「悪魔より悪魔らしいとかダイモン達に文句？誉め言葉？……まあ、なんかよく言われるけどキミほどの実力ならお互いなんの問題もないんだよう！」
　悪魔召喚士にそう言われてしまえば、｜悪魔《ダイモン》の最高位指導者である『ビームスプリッター』も明確に照れるしかない。
　それはそれとして、夢彩にも容赦なく光線銃は仕掛けていくが。
「容赦ないね……それじゃあ、夢彩もユーベルコードを発動するよう！」
　――『悪魔召喚「Crocell」』、発動。
　ブックに収納された契約悪魔タロットの中から、幻覚や水氷の術を操る悪魔「クロケル」を召喚するユーベルコードを用いて夢彩は光線銃の雨嵐に対応。
「よくできた氷は強度な鏡にもなる、って事でケルくん、行くよー！――夢彩との全力を見せつけるんだよう！」
　召喚士である夢彩の言葉に応じ、｜クロケル《ケルくん》も氷でできた鏡で光線を反射し幻影で惑わせ時間稼ぎを行っていく。
「だから夢彩を気にせず全力で力使っちゃって。危なくなったら、生命力吸収の術式を混ぜた念動力で攻撃しちゃうから！」
　言葉通り、全力で奪取していく夢彩。
　その疾走をクロケルは守り抜いて邪魔させないのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

「さて、ビームスプリッターに俺達夢幻戦線をプロデュースするぞ」
「これがビームスプリッター……大きいのう」
　最後に『ビームスプリッター』と相対したのは『夢幻戦線』の六番目の猟兵二人……即ち、黎明・天牙（夢幻戦線のリーダー『パラダイス・ブレイカー』・f40257）とレティシア・ハルモニアス（奪われた全てを取り返す為に〜吸血鬼戦線〜・f40255）の二名の六番目の猟兵は、それぞれ『ビームスプリッター』の超・超巨大に対して対応していく。
「うおっ？！曲がるのか！」
　レティシアが驚きながらも、天牙の様に視力……レティシアの場合は心眼で光線銃を避けながら結界術を展開して防御も行っていく。
「まずは力を見せないとな」
　ユーベルコード『『パラダイス・ブレイカー』｜神鷲雀男《イーグルマン》』を発動する天牙。
　神越速と概念干渉たる『イーグルマン』が破壊光を放ち、そこから同時発動ユーベルコード『｜OVERBOOST・｜群鷲雀振動連撃砲《モワロー・オルガン》』を発動。
　振動の力の衝撃波と乱撃で『ビームスプリッター』のユーベルコードを複製すると同時に無効化していく。
「ビームスプリッター！――妾はレティシア・ハルモニアス！　六番目の猟兵にして吸血鬼の女王じゃ！……言う事はない、妾の力を見よ！」
　そこにレティシアもユーベルコード『蓮華の舞』を発動。
　複製不可の概念貫通超越神速撃を放ち、所持技能を全て並みのユーベルコードを遥かに凌駕した域まで強化していく。
「妾は……レティシア・ハルモニアス！――吸血鬼の女王じゃ！」
　同時に併用使用可能ユーベルコードで『｜吸血鬼の女王《レティシア・ハルモニアス》』を発動するレティシア。
　神速と超再生と概念無視撃を行う『吸血鬼の女王』に変身し、剣と銃と時空破壊の波動を用いて光線銃に向かって攻撃しながら帝都タワーを目指して駆け上がっていく。
「天牙！――進め！」
「あいよ」
　レティシアの言葉に天牙も応じ、『イーグルマン』を用いながら自身を紹介……プロデュースしていく。
「よお、『ビームスプリッター』……俺達は夢幻戦線。超大国の拠点襲撃をメインに活動している組織だ。戦闘員の数は少ねえが一人一人の連携で数々の拠点を壊滅させてきた」
　その天牙の言葉に、ワルを感じたのか紫色に光線銃の色彩が変わっていく。
　感服している様だ。
「しかし容赦はしないようじゃのう」
「(まあ配下にはしねぇな、持て余すし)」
　レティシアは配下にしようとしている一方で、天牙は『ビームスプリッター』のその巨体から配下にする事は『通信網』のユーベルコードを考慮しても『夢幻戦線』では持て余すと判断した。
「そしてこれが俺の力だ――振動の力での連射で撃ち抜くぜ」
　一気に光線銃を撃ち抜くと同時、レティシアがついに帝都タワーの最上階展望台に到着。
　記念メダル刻印機で「名前入り記念メダル」を作っていき――『夢幻戦線』と『六番目の猟兵』のメダルを作成。
　それと同時に……『ビームスプリッター』は地上に上っていった六番目の猟兵達を下ろしてから消失していくのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

最終結果：成功 完成日:2024年09月07日