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桜の下には、答えが眠っているかもしれない

#サクラミラージュ #『諸悪の根源』 #山本五郎左衛門 #オーバーロード歓迎 #団体歓迎 #途中参加歓迎

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 ――『桜』の下には『諸悪の根源』が埋まっている」「これを倒す鍵は、まず『六番目の猟兵』。そして次に『山本五郎左衛門』。六番目の猟兵に伝えよ、『カクリヨの妖怪親分に助けを求めよ』……
 サクラミラージュでは、桜の精……六番目の猟兵を含めた彼らの心に響く声が聞こえている。
 獣人世界大戦にて、六番目の猟兵ははじまりの猟兵から『答え』の一つ……二番目から五番目の猟兵――
 即ち『アーカイブ』『猟書家』『コンキスタドール』『カタストロフ』の存在を知った後、劇的にグリモア猟兵の予知が強化された。
 そしてサクラミラージュの幻朧桜とは、オブリビオンを転生させる摩訶不思議な異能を持つ。
 故に六番目の猟兵はカクリヨファンタズムに訪れて妖怪親分たちに話を聞きに行こうとしたが……

「大変です! 東方親分『山本五郎左衛門』がカクリヨファンタズムに存在する『幻朧桜の丘』の元でオブリビオンの襲撃を受けています!」
 艶やかな金髪を揺らし、エクソシストの灼滅者にしてグリモア猟兵である七草・聖理(光の弓矢は闇無き世界で始まる・f43834)はカクリヨファンタズムに赴く準備を済ませていた六番目の猟兵達に緊急ミッションを告げる。
「直ぐにでも救援に向かいたい所ですが、東方親分を襲撃しているオブリビオンは件の幻朧桜の下に埋まっているという『諸悪の根源』の力を受けているのか、異様に強化された状態になっている様です」
 正攻法では六番目の猟兵でも大幅に苦戦するという。
 だからこそ先ずはサクラミラージュに赴き、幻朧桜の周辺を漂っている強力な影朧を倒すのが先だ。
「東方親分も強力なユーベルコード使い、襲撃オブリビオンの強化を解除するまでの間なら斃される事はありません。まずは襲撃犯の強化を断ち切りましょう」
 強力な影朧は襲撃オブリビオン程の強化は受けていないが、それでも影朧としては異例の強さを持つ。
 着実に仕留める必要があるだろう。
「強化を断ち切ったらすぐに転移で幻朧桜の丘に向かわせます」
 因みに調べてみた所、大昔になぜかサクラミラージュからカクリヨファンタズムに流れ着いた幻朧桜が始まりとなってあの丘が出来上がったらしい。
 強化を断ち切った結果、相手は猟兵が真っ向勝負を挑めるレベルまで弱体化しているとの事だ。
「そこで東方親分も皆さんに加勢し、共闘を繰り広げてくれます。彼女の支援を受けながら戦って下さい!」
 襲撃オブリビオンの先兵を殲滅した後は、指揮官であるオブリビオン……強化を施されていたオブリビオン集団のリーダーだけはあり、本来は絶大な力を有しているとの事だ。
「ですが、このオブリビオンも配下達と同じく強化の遮断作戦を受けてある程度弱体化しています。東方親分も引き続き皆さんと一緒に戦ってくれるので、弱体化によって生じた隙を突いて撃破して下さい!」
 そう言ってブリーフィングを締めくくった後、聖理はふと声を低くして喋る。
「恐らくですが……この事件の黒幕であると思われる『諸悪の根源』とやらは焦っています」
 なぜなら、いきなりクリティカルに代替の効かない東方親分の暗殺を狙ってきた……裏を返せば、拙速を狙ってきたという事だ。
 恐らく桜の精に語り掛けてきた声の動きと、無関係ではあるまい。
「ですが今は、東方親分を救出するのが先です!――頑張って下さい!」


黒代朝希
 いよいよサクラミラージュも……戦いの時期でしょうか。
 東方親分暗殺作戦の阻止、頑張って下さい。

 第一章。
 サクラミラージュに自生している幻朧桜の周辺から誘い出された、地下からの『諸悪の根源』からバックアップを受け取り強化された影朧との戦いです。
 これを撃破すればカクリヨファンタズムで東方親分を襲撃しているオブリビオン軍団を弱体化させる事が出来ます。

 第二章。
 カクリヨファンタズムに転移し、強化が解除されたオブリビオン軍団を東方親分と共に撃破して下さい。
 彼女は東方妖怪の総大将である強力なユーベルコード使いであり、皆さんを支援できるだけの実力が存在します。

 第二章以降からのプレイングボーナス:東方親分と共闘する。

 第三章。
 襲撃オブリビオンの元締めである強力なオブリビオンとの戦いです。
 強化を施していた『諸悪の根源』との繋がりが断ち切られた今が撃破する最大のチャンスとなります。
 これを引き続き東方親分と共に戦って討ち取って下さい。

 それでは、皆様の素晴らしいプレイングをお待ちしております。
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第1章 ボス戦 『切り裂きジャック』

POW   :    ジャック・ザ・リッパー
自身の【瞳】が輝く間、【刃物を使った攻撃】の攻撃回数が9倍になる。ただし、味方を1回も攻撃しないと寿命が減る。
SPD   :    フロム・ヘル
【秘めたる狂気を解放する】事で【伝説の連続殺人鬼】に変身し、スピードと反応速度が爆発的に増大する。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
WIZ   :    霧の都の殺人鬼
自身に【辺りを覆い尽くす黒い霧】をまとい、高速移動と【斬撃による衝撃波】の放射を可能とする。ただし、戦闘終了まで毎秒寿命を削る。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠守田・緋姫子です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

ヴィオレッタ・エーデルシュタイン
他の猟兵たちと協力して参加するわね。

霧のロンドンの殺人鬼が相手、ね。
ただ、桜の周りにいるみたいだし、味方が接近戦をしている間に、私は距離を…そうねえ、相手が[心眼]で見えるぎりぎりまで離れて物陰に隠れて[目立たない]ように待機。

そして10秒集中してユーベルコード【千里眼撃ち】。
「狙い撃ちよ」
射程が22.5キロあるから、矢は届く。
そして[スナイパー]+[誘導弾]+[貫通攻撃]で無理やり当ててあげるわ。
何となく呪いとか妖気とかその辺がかかわっていそうだし[破魔」+[浄化]の力を乗せておきましょう。

そして一撃当てたら次の場所へ移動。そしてまた攻撃。これの繰り返し。
「狙撃位置を把握されたら命とりよね」



「霧のロンドンの殺人鬼が相手、ね。ただ、桜の周りにいるみたいだし、味方が接近戦をしている間に、私は距離を取るわ」
 ヴィオレッタ・エーデルシュタイン(幸福証明・f03706)はそんな風に呟きながら、相手の存在が心眼で捉えられるギリギリの距離まで物陰に隠れて待機。
 集中するは10秒間……その待機を以て、ヴィオレッタはユーベルコードを発動する。
「狙い撃ちよ」
 発動するはユーベルコード『千里眼射ち』――その射程は、半径22.5キロメートル。
 そこから、超弩級の遠距離狙撃をヴィオレッタは『切り裂きジャック』に仕掛けていく。
「私の技能をフルに使って、無理やり当ててあげるわ」
 ヴィオレッタ・エーデルシュタインは射撃と狙撃に特化した六番目の猟兵。
 その狙撃能力は、技能だけでユーベルコード一歩手前だ。
「何となく呪いとか妖気とかその辺がかかわっていそうだし破魔と浄化の力を乗せておきましょうか……しかし、諸悪の根源ね」
 ――サクラミラージュの『桜』の下には『諸悪の根源』が埋まっている。
 このタイミング、通常なら来月にはどこかの世界でオブリビオン・フォーミュラとの最終決戦が起きる時期。
 そのオブリビオン・フォーミュラの候補らしき『諸悪の根源』が動いたというなら……
「いずれにしても、まずは狙撃位置を変えるべきね」
 着弾を確認すると同時、迅速に移動を開始するヴィオレッタ。
 相手のユーベルコード『フロム・ヘル』が発動する事で超人的なスピードを獲得した『切り裂きジャック』が、一気に距離を潰さないとも限らないのだ。
「狙撃位置を把握されたら命とりよね……『諸悪の根源』に迫る為にも、東方親分を助ける為にも、適確な判断をしましょう」

大成功 🔵​🔵​🔵​

アリス・セカンドカラー
お任せプレ、汝が為したいように為すがよい。

バズりなら|ほっといてもよかった《ギャグ補正でなんとかなる》んだけど、サンモト親分なら助けにいかないと。
ほうほう、スピードと反応速度が爆発的に増大すると、でも無駄よ無駄。
|タイムフォールダウン《高速詠唱早業先制攻撃》で|過程をすっ飛ばして結果のみを残す《多重詠唱結界術、禁呪封印術》わよ。キンクリキンクリ、今だとユザパるのが通じるかしら?
ま、気がついたら私の勝利という結果のみが残る、これが私の|行殺法《ラインキルド》よ♪PBM・PBW界隈では出番が数行で終わるのを行殺と呼ぶんだけど、あれをリアルにやられると時間間隔や認識を歪められたと感じるでしょうね。



「バズりならほっといてもよかった……ギャグ補正でなんとかなるんだけど、サンモト親分なら助けにいかないと」
 アリス・セカンドカラー(不可思議な腐敗の|混沌魔術師《ケイオト》艶魔少女・f05202)は複数の技能を組み合わせ、とあるオブリビオン・フォーミュラのユーベルコードを再現していく。
「ほうほう、スピードと反応速度が爆発的に増大すると、でも無駄よ無駄」
 ――再現するは、フィールド・オブ・ナイン第二席『マザー・コンピュータ』のユーベルコード『タイムフォール・ダウン』。
 その再現を以て、過程をすっ飛ばして結果のみを残す――つまり『攻撃が命中した』という『過程』を吹き飛ばす事で『結果』を『攻撃が命中しなかった』という因果に改竄する、という御業だ。
「ま、気がついたら私の勝利という結果のみが残る……正に時の王者ね」
 あのフィールド・オブ・ナインは『早送り』と『巻き戻し』に特化していたが、模倣再現した六番目の猟兵がそれ以外の派生に手を出してはいけない……という決まりはどこにも存在しない。
 故にアリスは『時間のスキップ』に着手し、それを以て『切り裂きジャック』を翻弄していく――
「時間間隔や認識を歪められたと感じるでしょうね……ま、実際に時間間隔を歪めているのだけど」
 そんな風に語りながら、アリスは『切り裂きジャック』相手にサイキックヴァンパイアとしてのエナジー略奪攻撃を仕掛けていく。
「えっちなのうみそおいしいです、ってね」
 現在確認できる、シルバーレイン世界のオブリビオン・フォーミュラの代名詞と言える言葉を紡ぎながら。

大成功 🔵​🔵​🔵​

国栖ヶ谷・鈴鹿
黒代朝希マスターにおまかせします。かっこいい国栖ヶ谷・鈴鹿をお願いします!



ハイカラさんの天才発明家&パテシエイルの多才なパーラーメイド。
お手製の二挺銃の扱いと、小回りの利くフロヲトバイの紅路夢、空鯨型航空巡航艇ヨナ、ワンオフのスーパーキャバリア阿穹羅と、守護稲荷きこやんの護法術、ハイカラさんの後光のパワーを駆使した、発明と天性の才能を武器に明るくも自信に溢れた心持ちで挑みます。


新世界ユウトピア、とりあえず刃物の使用は厳禁でお願い出来るかな?
高速移動には、範囲内に及ぶ改変の力で確実に当てて、伝説の正体を暴いていこうじゃないか。
光に照らされた後に何が残るか、試してみる?



「とりあえず刃物の使用は厳禁でお願い出来るかな?」
 国栖ヶ谷・鈴鹿(命短し恋せよ|乙女《ハイカラさん》・f23254)……かつての『黯党』の首魁と並々ならぬ関係性を持つハイカラさんの六番目の猟兵は、強化を受けた『切り裂きジャック』にアンブッシュを仕掛ける。
 幸い周囲には『切り裂きジャック』以外誰もいない事も合わさり、鈴鹿が取った戦術とは『理想世界構築型ハイカラさん後光領域』を用いての広域殲滅。
「ようこそ!これがぼくの理想郷、夢見た世界さ!――『|新世界ユウトピア《シャンバラー・ゲヱト》』!」
 ユーベルコード『フロム・ヘル』による高速移動に対し、範囲内に及ぶ改変の力……『理想世界構築型ハイカラさん後光領域』で確実に凌いでいき、そのまま反撃に移る鈴鹿。
「伝説の正体を暴いていこうじゃないか。光に照らされた後に何が残るか、試してみる?」
 冷静沈着に『切り裂きジャック』に言葉をぶつけながらも、自身の『|天才《ジイニアス》』としての頭脳を駆動させる鈴鹿。
 彼女が使うのはユーベルコードだけではない……『双式機関銃ナアサテイヤ』と『双式機関銃ダスラ』を用いた二丁拳銃ならぬ二丁機関銃による射撃戦。
 工学に長けたハイカラさんとしての『生命体の埒外』を持つ彼女だからこそ出来る破壊力抜群の銃撃と弾幕に対し、凶刃を振るう強化された影朧は――秘めたる狂気を解放する事で、伝説の連続殺人鬼としての特性を最大発揮していく。
「ちなみに……ぼくの発明品等はこれだけじゃないよ?」
 瞬間、理想世界によって構築される形で出現するのは……小回りの利くフロヲトバイの紅路夢、空鯨型航空巡航艇ヨナ、ワンオフのスーパーキャバリア阿穹羅等の工学戦闘機械。
 更に鈴鹿は守護稲荷きこやんの護法術等、多種多様な才能を用いて戦う事が出来る。
「何せ、ぼくは『|天才《ジイニアス》』だからね!」
 その言葉と同時に鈴鹿は自身の『発明と天性の才能』を武器に『切り裂きジャック』へと猛攻を仕掛けていくのであった――

大成功 🔵​🔵​🔵​

家綿・衣更着
東方親分さんのピンチ!?これはお助けしないとっす!

化術で迷彩し、忍び足で近づいて手裏剣でアンブッシュ
「どーもジャックさん、衣更着と申しまっす。どうやって異世界のオブリビオンを強化してるか知らないけど、東方親分さんを助けるため成敗させてもらうっす!」

どろんと妖怪煙を大量に出し、UC『トリプルどろんチェンジ』で提灯お化けになっておどろかす。
妖怪煙を化術と幻影使いで操って提灯お化けの分身を作り、次々とフェイントを仕掛けることで敵の反応速度を逆手にとって疲労させる。
地面に化術で迷彩した綿ストールを相手に絡みつかせて体勢を崩し、巨大狸になって叩き潰す!

「異なる世界にまで影響及ぼす諸悪の根源…厄介っすね」



「東方親分さんのピンチ!?これはお助けしないとっす!」
 東方妖怪として親分の危機に駆け付け、どろんバケラーとしての並みのユーベルコードを遥かに凌駕した化術を使う事で忍んだ状態から手裏剣を投擲。
 そのままアンブッシュを『切り裂きジャック』へと仕掛けるのは家綿・衣更着(綿狸忍者・f28451)。
「どーもジャックさん、衣更着と申しまっす。どうやって異世界のオブリビオンを強化してるか知らないけど、東方親分さんを助けるため成敗させてもらうっす!」
 と、相手の背後にいる『諸悪の根源』にも宣戦布告しながら挨拶をする衣更着。
 対して『切り裂きジャック』は三度『フロム・ヘル』を発動。
 超高速移動で衣更着を追い詰めようとするが……
「ユーベルコード『トリプルどろんチェンジ』!――提灯お化けになっておどろかすっす!」
 どろんと妖怪煙を大量に出し、驚かせ力が増加する提灯お化けに変身する東方妖怪のどろんバケラー。
 彼はそのまま反撃として妖怪煙を化術と幻影使いで操って提灯お化けの分身を生成。
 次々とフェイントを仕掛けることで敵の反応速度を逆手にとって疲労させていく。
「異なる世界にまで影響及ぼす『諸悪の根源』……それが『フォーミュラ能力』だとするなら、厄介っすね」
 地面に化術で迷彩した綿ストールを相手に絡みつかせて『切り裂きジャック』の体勢を崩し、別の大妖怪へと衣更着は変身していく。
「だけど、それで諦めるなら……『大祓百鬼夜行』で終わっているっす」
 戦闘力を増加させた巨大狸へと変身――そのまま、巨大狸の重量で叩き潰す。
 しかし『切り裂きジャック』も去るもの……ナイフを振るって巨大狸に変身した衣更着を怯ませる事で、押し潰された状態から撤退。
 そのまま離脱していく。
「逃したっすか……ですけど、ちゃんとダメージは与えたっすよ」

大成功 🔵​🔵​🔵​

虹月・天柳
何処ぞの世界の文学作品にあったな……桜の樹の下には死体が埋まっているのだったか。此方の桜の下には何が居るのだろうな。


「ケートゥ」をUCによって悪魔としての本来の姿である「刃の末端を持ち鋼の身体をした腕無しの人馬」へと変化させ、義体状態の悪魔二体と共に相手へ嗾ける。
「ウト」は糸による【捕縛】を試みて動きの阻害を狙わせ、「ヴィトニール」には仕込み銃器での【零距離射撃】によって相手の意識を逸らす役を。「ケートゥ」は相手の得物を受けつつ、隙を見て刃の脚先での踏み付けを狙わせよう。
相手の得物からして接近戦になるだろうから、俺自身は後衛位置から術での援護が関の山だな……。



「何処ぞの世界の文学作品にあったな……桜の樹の下には死体が埋まっているのだったか。此方の桜の下には何が居るのだろうな」
 物憂げに虹月・天柳(人形憑かせの悪魔遣い・f30238)は『ハイアラキの銀時計に蓄積させていた魔力』を対価として悪魔「ケートゥ」の義体である青年型の人形に宿る「ケートゥ」をユーベルコード『真体擬成の儀』により、悪魔としての本来の姿である「刃の末端を持ち鋼の身体をした腕無しの人馬」へと変化させていく。
 更に「ケートゥ」だけではない。
 ――「ウト」は糸による捕縛を試みる事で動きの阻害を狙わせ、「ヴィトニール」には仕込み銃器での零距離射撃によって相手の意識を逸らす役を担わせる。
 悪魔召喚士として『悪魔の取り憑いた糸無き絡繰り人形』を使役する事が、天柳の『生命体の埒外』なのだ。
「対価を此処に。其の真なるを顕せ!」
 |詠唱《のりと》と共に「ケートゥ」に指示を出し、相手の得物を受けつつ隙を見て刃の脚先での踏み付けを狙わせていく天柳。
 彼は白兵戦ではなく召喚使役を得意とする悪魔召喚士の六番目の猟兵。
 故に『切り裂きジャック』との白兵戦は「ケートゥ」に任せていく。
「相手の得物からして接近戦になるだろうから、俺自身は後衛位置から術での援護が関の山だな……」
 とはいえ、彼自身も術の心得は存在する。
 属性魔術を行使し、義体の悪魔たちが悪魔としての本来の姿を取り戻して『切り裂きジャック』と戦っている所を天柳は支援していくのであった――

大成功 🔵​🔵​🔵​

エリー・マイヤー
諸悪の根源が埋まっている、ですか。
だからこそ、桜の花は美しく咲き誇るということですね。
屍体が埋まっているのと、どちらがマシな光景なのやら。
いやまぁ、どちらにしても、やることは変わらないのですが。

さて、ボヤきはこの辺にして、お仕事お仕事。
とりあえず【念動ルーム】を展開し、敵を念動力で抑えつけて減速。
そのまま距離を取って、接近されないよう立ち回ります。
インファイトだと勝ち目なさそうですしね。
で、念動力で落ちてるものを投げつけて攻撃します。
石とか枝とか、適当に。
投げたものは加速して威力を上げましょう。
セコイ戦法で申し訳ないですが、全力で引き撃ちさせて頂きます。
切り裂かれたら痛そうですし。



「諸悪の根源が埋まっている、ですか。だからこそ、桜の花は美しく咲き誇るということですね……屍体が埋まっているのと、どちらがマシな光景なのやら」
 気だるげに紫煙を吐きながら、エリー・マイヤー(被造物・f29376)は凶刃を振りかぶる『切り裂きジャック』を見据えて――
「いやまぁ、どちらにしても、やることは変わらないのですが……さて、ボヤきはこの辺にして、お仕事お仕事」
 瞬間、莫大な念動力が『切り裂きジャック』を吹き飛ばす。
 エリー・マイヤーは念動力に特化した六番目の猟兵。
 その技巧は――オブリビオン・フォーミュラのフォーミュラ能力にすら直接技能のみで影響を与えられる程。
「すべて私の手の上です――『|念動《サイ》ルーム』」
 そこへ156m半径内をサイキックエナジーで覆い、範囲内のあらゆる物質を念動力で加速、もしくは減速させていくユーベルコードを発動したエリー。
 相手を念動力で押さえつけて減速させると同時、そのまま距離を取って接近されないよう立ち回っていく。
「インファイトだと勝ち目なさそうですしね……で、念動力で落ちてるものを投げつけて攻撃しましょうか」
 拾った小石を投げつけ、そのまま急激に加速させて『切り裂きジャック』の眉間にめり込ませるエリー。
 更に枝も拾うと、今度は『切り裂きジャック』の胴体に鋭利に加速した枝の先端が突き刺さる。
「セコイ戦法で申し訳ないですが、全力で引き撃ちさせて頂きます……切り裂かれたら痛そうですし」
 決して肉薄される事の無い様に、エリーは煙草を吹かしながら『切り裂きジャック』に念動力の『生命体の埒外』を用いて立ち向かっていくのであった――

大成功 🔵​🔵​🔵​

レイヴァ・エレウネラ
凄まじい手数のナイフ使い…しかも『諸悪の根源』のバックアップを受け強化されている…危険そうな相手だね!

距離を離されると戦いづらいからね。
「異界の波動」による【エネルギー弾】で牽制しつつ距離を詰めるのを狙うよ。
近距離ではナイフ攻撃を仕掛けられるだろうね!この速度だと全ては避けきれないだろうけど【通常攻撃無効/硬化/激痛耐性】を適用したボクの体質で耐えきって【怪力/グラップル/吹き飛ばし】の乗った強力なパンチやキックで粉砕するよ!

UCで霧を纏われると厄介だね。
もしそうなったら冷静に衝撃波は体質+【回復力】で耐え、こっちもUCを発動!

爆発で霧を払い、神罰効果で動きを止めてラッシュを仕掛けるよ。



「凄まじい手数のナイフ使い……しかも『諸悪の根源』のバックアップを受け強化されている――危険そうな相手だね!」
 言葉とは裏腹に、レイヴァ・エレウネラ(恐れ知らずな外界の女神・f44350)は笑みを浮かべて『切り裂きジャック』と肉薄。
 怪力とユーベルコード以外の攻撃を無効化する権能を用いて『切り裂きジャック』が振るうナイフを捌きながら肉弾戦を仕掛けていく。
「距離を離されると戦いづらいからね……だからこそ、『異界の波動』を用いようか!」
 武器として使用できる高い破壊力を所有する波動をエネルギー弾の形で放ち、牽制しつつ距離を詰めていくレイヴァ。
「近距離ではナイフ攻撃を仕掛けられるだろうね! この速度だと全ては避けきれないだろうけど――だからこそ、使える物は使う!」
 瞳を輝かせ、9倍となった刃物を使った攻撃の攻撃回数でレイヴァを追い詰めていく『切り裂きジャック』。
 その攻撃を通常攻撃無効の権能に加え、硬化と激痛耐性を適用した体質を用いて耐えきっていくレイヴァ。
 怪力を乗せて吹き飛ばす威力の徒手空拳のキックを反撃に用い、回し蹴りを『切り裂きジャック』に叩き込む!
「更にそこへ――『異界神罰靂・浄禍天』! たまには女神らしく……天罰でも与えてみようかな!」
 多数の無属性のエネルギー弾を放ち、着弾地点を爆破すると同時に神罰による行動の完全停止と強力な負荷を周囲に与えていくレイヴァ。
 その行動の完全停止と強力な負荷によって動きを止めた所を狙い、今度はドロップキックを『切り裂きジャック』にレイヴァは仕掛けていくのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

アリス・フェアリィハート
アドリブ連携歓迎

【WIZ】

妖怪親分さん達には
お世話に
なっていますから

五郎左衛門さんに
危険が迫っているのなら
助けにいかなきゃです…!

『私も…微力ながら、お力に…!』

自身の翼で飛翔
【空中機動】等駆使し
【空中戦】も行い
立体的に立回り

敵の攻撃等
【第六感】【心眼】【残像】
【通常攻撃無効】
【結界術】【オーラ防御】で
防御や回避等し

『切り裂きジャックさん…どこかで、お聞きしたような……あの、有名な殺人鬼さん…!?』

【破魔】【浄化】を込め

【ハートのA】を
変化させUC発動
敵のUCの黒い霧を
吹き飛ばしつつ
クイーンオブハートキーでの
【全力魔法】や
残りの【ハートのA】からの
【誘導弾】の
【一斉発射】【弾幕】とも
組合せ攻撃



「妖怪親分さん達にはお世話になっていますから……五郎左衛門さんに危険が迫っているのなら助けにいかなきゃです……!」
 オラトリオの翼を広げ、アリス・フェアリィハート(不思議の国の天司神姫アリス・f01939)は『切り裂きジャック』と空中で相対。
「私も……微力ながら、お力に……!」
 空中機動等を駆使し、空中戦も行いながら立体的に立回っていくアリス。
 そこから『切り裂きジャック』の攻撃を第六感で回避していき、通常攻撃無効や結界術等でユーベルコードでないナイフの攻撃を受け止めていく。
「切り裂きジャックさん……どこかで、お聞きしたような――!? あの、有名な殺人鬼さん……!?」
 破魔の力と浄化の力を『ハートのA』……虹や星々や花々を内に鏤め、万象に有効な力をもつ変幻自在な空翔ぶジュエルのハート達に込め、アリスは驚きながらもユーベルコードを発動。
 その名は『フラワリーズ・フェイトストーム』……『時空等をも歪ませる衝嵐を伴った鈴蘭などの花びら』を用いて、敵を攻撃するユーベルコードだ。
「――もの言う花たちの噂話は……あらゆる世界に広まっていくのです……!」
 辺りを覆い尽くす黒い霧を吹き飛ばしながら、鈴蘭等の花弁は斬撃による衝撃波を受け流す。
 それと同時、アリスは『クイーンオブハートキー』――万象等に有効な力持つハート細工の長大な金の鍵に、全力魔法とユーベルコードを込めて『切り裂きジャック』に攻撃を仕掛けていく。
「このまま、東方親分さんの所に行きます……!」

大成功 🔵​🔵​🔵​

天玲寺・夢彩
黒代朝希マスターにおまかせします。かっこいい天玲寺・夢彩をお願いします!

夢彩は桜の精で學徒兵の悪魔召喚士だよ!

口調は『桜吹雪/自分の名前、キミ、よ、だもん、だよう、~かな?』
機嫌が悪いと『暴風/私、呼び捨て、だね、だよ、~的な?』

名前で呼ぶ時は「さん」とか「くん」みたいに呼ぶよ。

UCや技能はその時に使えそうな物を使用だよう。
あと道徳違反はしないもん。
あとはお任せかな。

[基本]
一言でいうなら春の大嵐。
天真爛漫なムードメーカーで無自覚トラブルメーカー(ギャグ仕様)。
でも一応、空気はよめる。

[真の姿]
(性格も見た目も)より人より精霊らしい感じ。


木が降ったり山が……みたいな奇想天外な事も楽しんじゃう位にはメンタルはタフ。

《連携アドリブok.ギャグ系は大歓迎》


午堂・七緒
※アドリブ・連携歓迎
現世滞在をする上で、仮にでも桜の精を冠している以上、この騒ぎを看過する事はできません
それにカクリヨは数少ない|休日《オフ》を過ごす場所――あ、いえ、彼岸と縁深い場所です
獄卒としても、治安維持に努めなければ!

方針:【指定UC】で敵の行動を制限する

そこまでです!
魂の揺り篭とも言える幻朧桜の領域を侵す事は許しません!
〔閻魔庁章〕を掲げ影朧に【威圧】!
死と関係が近いほど――特にその手がどう汚れているか、これでハッキリするでしょう
あなたの罪業を、ここに示します!

【指定UC】で動物獄卒たちを召喚
霧で視界を潰すつもりでしょうが…日本にも夜闇を飛ぶものがいるのです
コウモリ獄卒で【情報収集・情報伝達・道案内】し敵を補足
獄卒たちの牙や爪、嘴で【乱れ撃ち・捕縛・陽動】し波状攻撃で行動を制限

反撃を受けても、その度に私たち獄卒は耐性を得ていきますが…念を入れ私も〔念糸〕を味方に繋ぎ【エネルギー充填】していきましょう

死に慣れすぎ、罪科を忘れたか死を振りまいた者よ
数多の生の在り方、痛みを思い出せ!



「現世滞在をする上で、仮にでも桜の精を冠している以上、この騒ぎを看過する事はできません」
「こちらも桜の精だからね! 協力するよ!」
 最後に『|超克《オーバーロード》』を用いて『切り裂きジャック』の元に駆け付けたのは、二人とも桜の精の六番目の猟兵……天玲寺・夢彩(春の大嵐少女・f22531)と午堂・七緒(花舞う彼岸の道標 ~閻魔庁補佐官見習い~・f33718)……七緒の方は本質的には鬼に属するが、転生に関わる仕事のせいか桜の精と認識された為、律儀に花弁を生成し舞わせているのだが――兎も角、二名の六番目の猟兵は、幻朧桜によって強化されている『切り裂きジャック』の前へと躍り出る。
「そこまでです!――魂の揺り篭とも言える幻朧桜の領域を侵す事は許しません!」
「そうそう! 幻朧の為にも、そんな事はさせないよ!」
 閻魔庁章【泰山紋】を掲げ、死に関係が近い者――連続殺人鬼というなら、強烈な効果となるだろう――ほど強烈な威圧感を与えていく七緒。
 夢彩の方も、清水と神鋼で鍛え上げられた退魔の霊刀『桜霊刀』を構えて臨戦態勢に移っていく。
「死と関係が近いほど――特にその手がどう汚れているか、これでハッキリするでしょう……あなたの罪業を、ここに示します!」
「――さぁ、始めようか」
 凛然と閻魔庁補佐官見習いとして『切り裂きジャック』を捌くべく七緒は名乗り、夢彩は『|超克《オーバーロード》』の権能で発動した『真の姿』として精霊に近づいていく。
「因果応報!あなたの業は、あなたに返ると知りなさい!」
「夢彩の勘がいってる……行動あるのみって!」
 対象が殺生に肯定的な場合において義憤を感じ、七緒は『受けた攻撃の耐性を得る、多種類の動物獄卒』を召喚。
 そのユーベルコードの名は『|地獄巡り【不喜処】《インガハコタエ・ムクイヨウ》』。
「霧で視界を潰すつもりでしょうが……日本にも夜闇を飛ぶものがいるのです」
 コウモリの獄卒が、霧の中を飛び『切り裂きジャック』に攻撃を仕掛けていく。
 そこに追撃を仕掛けるべく現れるのは夢彩――彼女が使うユーベルコードの名は『春嵐の珍道中?』……理性、という名の己を律するストッパーを代償として、その分だけあらゆる行動に成功するユーベルコード。
 その異能を用いて、夢彩は『桜霊刀』による一閃の精度を高めている。
「さぁ、このまま祓われようか」
 振るった『桜霊刀』の一閃は、『切り裂きジャック』の左腕を斬り飛ばした。
「反撃を受けても、その度に私たち獄卒は耐性を得ていきますが……念を入れ私も〔念糸〕を味方に繋ぎエネルギー充填していきましょうか」
 そこに七緒が夢彩と動物獄卒に生命力で編んだ念糸を介してエネルギーを充填。
 継続戦闘を可能としていく。
「ありがとう!」
「どういたしまして……さて、左腕を吹き飛ばしましたか」
 立ち上がり、隻腕となっても殺意を漲らせて七緒と夢彩の命を狙っていく『切り裂きジャック』。
 その殺意は、桜の下に埋まっているとされる『諸悪の根源』によって戦闘力諸共強化されたのだろうか。
「だとしても、関係ないね」
「ええ――死に慣れすぎ、罪科を忘れたか死を振りまいた者よ……数多の生の在り方、痛みを思い出せ!」
 しかし夢彩と七緒も桜……幻朧桜、即ち転生と生命を司る六番目の猟兵。
 かの幻朧の在り方を、認める事等出来はしない。
「――『春嵐の珍道中?』」
「――『|地獄巡り【不喜処】《インガハコタエ・ムクイヨウ》』」
 再びユーベルコードを起動させた二人の六番目の猟兵。
 そのまま、二人は最後の連携攻撃を仕掛けていく。
「夢彩が、攻撃を仕掛けるよ!」
「コウモリ獄卒よ、彼女を支援して下さい!」
 清水と神鋼で鍛え上げられた退魔の霊刀を振るい、同じく凶刃を振るっていく『切り裂きジャック』と鍔迫り合う夢彩。
 そこに七緒が呼び出し耐性を獲得した動物獄卒に指示を出して夢彩をサポートしていく。
 特に七緒の動物獄卒を用いてのサポートが特に的確で、夢彩はやがて鍔迫り合いに勝利を得る。
「――これで、トドメだよ」
 そのまま、夢彩は『桜霊刀』を振るい――『切り裂きジャック』の胸に退魔の霊刀を突き刺していく。
 清水と神鋼で鍛え上げられたその刃に宿る霊力を体内に注ぎ込まれ、力を失い消失していく『切り裂きジャック』。
 やがて、その体が消え去ると同時……グリモア猟兵から連絡が来る。
「この戦場は終わりましたね」
「うん、だけど次は……妖怪親分さんの所だね」
 二人は目を合わせ、武器を仕舞いユーベルコードを解除すると次の戦場へと向かう。

 そこでは、サクラミラージュの『諸悪の根源』からの強化が断ち切られた襲撃オブリビオンと戦っている東方親分……『山本五郎左衛門』が六番目の猟兵を待っている筈だ。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第2章 集団戦 『燐火蝶』

POW   :    灼熱飛舞
【ヒラヒラ舞い飛びながら炎】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
SPD   :    翅翼火光
【炎の翅から放たれた光】が命中した対象を燃やす。放たれた【蒼白い】炎は、延焼分も含め自身が任意に消去可能。
WIZ   :    蝶蝶怪火
レベル×1個の【蝶の姿をした焦熱】の炎を放つ。全て個別に操作でき、複数合体で強化でき、延焼分も含めて任意に消せる。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


「――にゃにゃっ! 遂に真打登場だにゃ!」
 と、妖術とユーベルコードを用いながら襲撃オブリビオンをどうにか凌いでいた東方親分『山本五郎左衛門』。
 浅い手傷と汚れを負いながらも、その笑みの不敵さは更に増す。
 凌ぎ切り、遂に『六番目の猟兵』が彼女の元に駆け付けたのだ。
「加勢、感謝しますにゃ! この山本、微力ながらお供しますにゃ!」
 六番目の猟兵達に庇われる東方親分、しかし彼女も骸の海有数の実力者。
 六番目の猟兵を後ろから支援する事は、このレベルの戦いでも可能なのだ――
アリス・セカンドカラー
お任せプレ、汝が為したいように為すがよい。

|タイムフォールダウン《高速詠唱早業先制攻撃》で速攻『死がふたりを分かつまで』サンモト親分と繋がるわ。これで二人同時に死なないかぎり死にはしないし、技能もマスタースキル並に強化されて共有されるわ。
はっはっはカクリヨ戦争の時のアレのせいとはいえそんな露骨に警戒してると強制的に魂の契約を結んじゃうぞ❤ま、流石に味方や友軍には同意がないとヤらないわよ。
さて、|妖刀を具現化《人造生命の創造》し|多重次元屈折現象《多重詠唱拠点構築結界術》で燐火蝶を蝶の姿をした焦熱ごと|まとめて切り払いましょうか《切断解体、蹂躙》。



「はっはっは、カクリヨ戦争の時のアレのせいとはいえ、そんな露骨に警戒してると強制的に魂の契約を結んじゃうぞ❤」
「せ、セカンドカラー殿……気分を害されたなら申し訳ないにゃ……」
「そこまで気落ちしなくてもいいわよ。ま、流石に味方や友軍には同意がないとヤらないから、ね?」
 アリス・セカンドカラー(不可思議な腐敗の|混沌魔術師《ケイオト》艶魔少女・f05202)は東方親分『山本五郎左衛門』と背中合わせで襲撃オブリビオンに対応。
 ユーベルコード『|死がふたりを分かつまで《ツムガレルアイハエイエンニ》』……自身と山本の生命の命脈同士を『技能をLV×10で共有する固い絆の赤い糸』で紬ぎ、二人同時に絶命しない限り片方が致命傷を負ってももう片方が無事なら直ぐに復帰できる、というユーベルコードだ。
「――タイム・フォールダウン」
「それは技能の域を超えていますにゃあ……見事なものですが」
 時間質量に干渉し、時間を加速するか巻き戻す御業を用いて迅速に『|死がふたりを分かつまで《ツムガレルアイハエイエンニ》』を自身と山本に施したアリスは、続いて技能を複合させていく事で攻撃手段を確保していく。
 ――『人造生命の創造』の技量を以て、妖刀を具現化。
 更に『多重次元屈折現象』を多重詠唱と結界術、そこに『拠点構築』で妖刀に働きかけて一振りを多重に……
「――炎蝶祓い、とでも名付けましょうかね?」
 切断し解体し蹂躙する――そんな切り払いを以て、襲撃オブリビオン『燐火蝶』のユーベルコード『蝶蝶怪火』による『蝶の姿をした焦熱』を切り落として払っていくアリスであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

国栖ヶ谷・鈴鹿
黒代朝希マスターにおまかせします。かっこいい国栖ヶ谷・鈴鹿をお願いします!



ハイカラさんの天才発明家&パテシエイルの多才なパーラーメイド。
お手製の二挺銃の扱いと、小回りの利くフロヲトバイの紅路夢、空鯨型航空巡航艇ヨナ、ワンオフのスーパーキャバリア阿穹羅と、守護稲荷きこやんの護法術、ハイカラさんの後光のパワーを駆使した、発明と天性の才能を武器に明るくも自信に溢れた心持ちで挑みます。


お待たせ!
まずはつゆ払いといこうか!
キャバリア阿穹羅の砲撃で分散させて、統合群体で各個撃破の集中砲火で数を減らして、親分との連携でこっちは近接して来た個体を薙ぎ払って距離を取りつつ全滅させて行くよ!



「お待たせ!――まずはつゆ払いといこうか!」
 次に東方親分の元に駆け付けたのは……『SR-ARX01 阿穹羅』。
 スーパーロボットというキャバリアの規格であり、超機械技術を結集した、ハイカラでアバンギャルドな超人型決戦機……工学と発明の『|天才《ジイニアス》』たる国栖ヶ谷・鈴鹿(命短し恋せよ|乙女《ハイカラさん》・f23254)屈指の発明品だ。
「まずは砲撃で分散させて、っと!」
 ユーベルコード『|超統合群体機・零號《バリアブル・ジヰニアスキュウブ》』……キューブ状のボデーを保持する『戦闘用多目的立体機動型超機械群』を召喚する異能を用いて、鈴鹿は統合群体で各個撃破の集中砲火で数を減らしていく。
「お助けしますにゃ!」
「ありがたいね!」
 そこに山本の妖術と襲撃当時に控えていた側近達が追撃に出る。
 これにより襲撃オブリビオンである『燐火蝶』の数は大きく減少していく。
「こっちは近接して来た個体を薙ぎ払って……距離を取りつつ全滅させて行くよ!」
「分かりましたにゃ!」
 妖術と砲撃を用いて襲撃オブリビオンの群れを遠距離から安全に殲滅し、近づいてきた個体は山本の側近が対応する。
 この連携を持って、安全に『燐火蝶』の個体数を減らしていき……鈴鹿と山本達は突破口を見出していく。
「あの蒼白い炎を放射するユーベルコードは結構厄介だけど……」
「群れを組まれて一斉発射されたら手こずりますにゃ……逆を言えば」
「各個撃破して行けば、そうでもないね」
 そんな風に笑みを浮かべ合いながら、鈴鹿と山本は襲撃オブリビオンに包囲された『幻朧桜の丘』を疾走していく――

大成功 🔵​🔵​🔵​

家綿・衣更着
「どろん衆、打綿狸の衣更着参上!山本親分さん助けに来たっすよ!」

結界術と見切りで山本を敵の攻撃から守りつつ情報共有
「こいつらはサクラミラージュの影朧。桜の下に諸悪の根源とやらが埋まってて倒すには六番目の猟兵と山本親分さんの力が必要って、かの世界で謎の声が言ってたらしいっす。山本親分を邪魔に思った諸悪の根源が能力で送り込んできたに違いないっす」

「大技行くっす!援護か畏れによる敵の妨害お願いしまっす!」
UC『幻影百鬼夜行』で幻のお花見大宴会の開幕!呪詛たっぷりの宴会芸、何もない所から急に現れる呪詛手裏剣を楽死んでくといいっす!

こっちの幻朧桜の下には埋まってないっすよね!?後で確認しないとっす!



「――どろん衆、打綿狸の衣更着参上!山本親分さん助けに来たっすよ!」
「良く来たにゃ!――ならばこう言おう、どろん衆きませい!」
 ――『どろん衆』、それは東方妖怪を統べる東方親分『山本五郎左衛門』の直属の配下部隊が一つであり『東方妖怪のどろんバケラー』で構成員が組織されている。
 その内の一人にして東方妖怪の六番目の猟兵である家綿・衣更着(綿狸忍者・f28451)は主の危機に馳せ参じた。
「こいつらはサクラミラージュの影朧。何でも『桜』の下に諸悪の根源とやらが埋まってて……倒すには六番目の猟兵と山本親分さんの力が必要って、かの世界で謎の声が言ってたらしいっす」
「サクラミラージュ……対象世界が700年も続いているという世界か。しかし……『諸悪の根源』?」
 その『諸悪の根源』という単語に何か引っかかりを覚える東方親分。
 そして何か思い当る……といったような表情を浮かべた後、どろん衆の一人に背中を預けて戦闘を開始していく。
「背中は預けるにゃ――支援する!」
「大技行くっす!援護か畏れによる敵の妨害お願いしまっす!」
「つまりは威風形態!――あのアホンダラはどっかに行ったし、王子さまは少し野暮用。竜神親分は気軽に本格戦闘を行えないというなら……儂が出陣するのもやむなしだにゃ!」
 ユーベルコード『|幻影百鬼夜行《ヨウカイケムニウツルマボロシノヒャッキヤコウ》』……『大祓百鬼夜行』の亜種と言っていい『放出した妖怪煙に籠めた化術により、幻の妖怪軍団を出現させる』ユーベルコードを用いて、衣更着は幻のお花見大宴会を開幕していく。
「呪詛たっぷりの宴会芸、何もない所から急に現れる呪詛手裏剣を楽死んでくといいっす!」
「見事な化術だにゃ……所で」
「……こっちの幻朧桜の下には埋まってないっすよね?」
「後で妖術を使って確認だにゃ」

大成功 🔵​🔵​🔵​

アリス・フェアリィハート
アドリブ連携歓迎

【WIZ】

五郎左衛門さん
お久しぶりです
ご無事で、良かったです…♪

『五郎左衛門さん…ご一緒に、戦いましょう…!』

UC発動
五郎左衛門さんに
氷雪魔法で
『氷晶の着物』を纏わせ
強化しつつ
戦場内に
吹雪を発生

ヴォーパルソードを手に
【ハートのA】も展開

【凍結攻撃】を込めた
【斬撃波】や【なぎ払い】、
【誘導弾】の【一斉発射】で
UCの吹雪と組合せつつ
攻撃し
五郎左衛門さんと
共闘して
敵群を撃破

敵の攻撃等は
【第六感】【心眼】【残像】
【通常攻撃無効】
【結界術】【オーラ防御】で
防御や回避

『はい、こうですね?…五郎左衛門さん…!』

(戦いのさなか、五郎左衛門さんに剣技のコツ等を教わりつつ、敵群に斬りかかっていき)



「五郎左衛門さん、お久しぶりです……ご無事で、良かったです……♪」
「にゃあ! お久しぶりですにゃ!」
 そう言って東方親分『山本五郎左衛門』の元へと駆け付けたのはアリス・フェアリィハート(不思議の国の天司神姫アリス・f01939)。
 ユーベルコード『|【太古の氷姫の古代氷雪領界】《エンシェントプリンセス・アイスエイジレルム》』を発動……アリスの髪の色が『女王』をも思わせる氷雪の髪色に変化し、髪にスノードロップの花が咲き誇っていく。
「これも……また、私の氷河期魔法です……!」
「凄いですにゃあ! こんな良い着物を頂いて良いのですにゃ?」 
 ユーベルコードの効果により、山本五郎左衛門には『太古の氷雪の魔法の加護や強化の付与』による『氷晶の着物』を纏わせて強化。
 更に戦場一帯へと『全てを凍らせる寒波や吹雪等太古の氷雪現象』が発生……襲撃オブリビオンを凍結させていく。
「魔術、つまり妖術の腕に関しては儂より上ですにゃあ」
「けど……剣技は、五郎左衛門さんの方が……上そうですね……」
 振るった『|空色の光焔を纏い輝く嘗ての姫英雄の剣《ヴォーパルソード》』はしかし、アリスの魔術の上程『生命体の埒外』たる絶技には至っていない。
 それでも『剣』の凄まじさによって致命的な事にはなっていないが。
「にゃはは! それにゃら儂が剣技を教えましょう!」
「良いアイデアです……!」
 数こそ多いが、現在の『燐火蝶』は『諸悪の根源』からの強化は施されていない。
 だからこそ、剣技を上達させるための実戦による鍛錬の相手としては適切だろう。
「はい、こうですね?……五郎左衛門さん……!」
「良い感じですにゃ!」
 戦いを利用し、東方親分に剣技の神髄等を教わりながら、アリスは敵群に斬りかかっていく。
 その剣閃の鋭さは、次第に向上していくのであった――

大成功 🔵​🔵​🔵​

エリー・マイヤー
燃え盛る蝶の群れですか。
遠くから見てるだけなら、綺麗な光景だったかもしれませんね。
襲われてる親分さんからすれば、たまったものではないのでしょうけど。

さて、そんなこと言ってる場合じゃないって話ですね。
お仕事お仕事。
敵の放つ炎は、念動力で逸らして回避します。
ついでに念動力で周囲の空気に干渉し、真空の層を作成。
空気を隔離して、熱の伝達を防ぎます。
そうして防御を固めたら、【念動フュージレイド】を発動。
念動力の弾丸を斉射し、敵を一掃します。
あ、誤射が怖いので、親分さんは前に出ないでくださいね。
なんかこう、後ろからいい感じに援護射撃してくれると助かります。
撃ち漏らしがないとも限りませんし。



「燃え盛る蝶の群れですか……遠くから見てるだけなら、綺麗な光景だったかもしれませんね」
 紫煙をくゆらせてエリー・マイヤー(被造物・f29376)はカクリヨファンタズムに降り立つ。
 東方親分の状態を見据え、エリーは自身の『生命体の埒外』である念動力を発揮する――
「襲われてる親分さんからすれば、たまったものではないのでしょうけど……さて、そんなこと言ってる場合じゃないって話ですね」
 お仕事お仕事、と軽い様子で口遊んだ直後……瞬時に襲撃オブリビオンの群れが一瞬で粉砕され消失していく。
「……な、なんですかにゃこれは……」
「ただの念動力ですよ……ただ、其れだけに特化しすぎている、というだけですが」
 念動力の弾丸を技能の力量に応じた数だけ生成し、指定した対象のみを広域殲滅に巻き込む。
 それがユーベルコード『|念動《サイ》フュージレイド』……シンプルなユーベルコードであるが、エリーが使った場合埒外の異能となる。
 エリーの念動力の技能は数値で表すならば『1655』……100レベルに到達した時点で、その技能はユーベルコードに等しい事象を引き起こせる以上、エリーの念動力はフォーミュラのユーベルコードに匹敵、或いは凌駕し得る。
「敵の放つ炎は念動力で逸らして回避し、念動力で周囲の空気に干渉し、真空の層を作成。空気を隔離して、熱の伝達を防ぎます」
 念動力の使い方としては応用性を効かせた方だろう。
 しかしエリーの力量ならば、そこに襲撃オブリビオンが介入できる余地は0%だ。
「あ、誤射が怖いので、親分さんは前に出ないでくださいね。なんかこう……後ろからいい感じに援護射撃してくれると助かります」
「確かにあの弾丸に巻き込まれたら、大祓骸魂でもただじゃあ済まないでしょうにゃあ……」
 万一撃ち漏らしが発生した時に備え、東方親分は背筋を寒くしながらエリーの後ろで支援攻撃を行いながら待機するのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

火土金水・明
黒代朝希マスターにおまかせします。かっこいい火土金水・明をお願いします!

 人間のウィザード×マジックナイト、17歳の女姓です。
 普段の口調は「女性的(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」、機嫌が悪いと「無口(わたし、あなた、呼び捨て、ね、わ、~よ、~の?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。特に、R18に抵触する行動等は、絶対にしません。
 使い魔の黒猫「クロ」も依頼では一緒に行動していますが、戦闘でダメージを受けそうな依頼の時はお留守番をしています。
 
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!



 数々の六番目の猟兵が襲撃オブリビオンの群れを殲滅する中、火土金水・明(夜闇のウィザード・f01561)は更なる加勢にやってきた。
「さて、新しくユーベルコードを……」
 ――『それはまるでチートのような、とんでもない才能』……所持しているユーベルコードの中からランダムで一つを発動するという縛りを設ける代わりに、その選ばれたユーベルコードを必ず有効活用できるという異能だ。
 そして今回、選ばれたユーベルコードは『銀色の竜巻』……
「邪悪な骸魂のみに、ダメージを……」
 骸魂に直接ダメージを与える魔法剣を振るい、巨大化したその魔法剣で自身から156メートル半径内の敵全員を攻撃し、敵味方の区別をしないなら3回攻撃できるというユーベルコード。
 其れを用いて『邪悪な|骸魂《オブリビオン》のみ』に作用する巨大化した魔法剣で3回、攻撃する。
 このカクリヨファンタズムでオブリビオンとして出現した以上、骸魂と無縁ではいられない。
「やはり、効果はあるようですね――後、2回攻撃できますよ」
 瞬間、魔法剣による広域殲滅を二回連続で仕掛けていく明。
 そこから襲撃オブリビオン『燐火蝶』の群れは生き残りが編成を組んでユーベルコード『蝶蝶怪火』……『蝶の姿をした焦熱の炎』の波濤で明を押し潰し焼き殺そうとする。
「させんにゃ!」
 だが、そこに東方親分『山本五郎左衛門』のアシストが入る。
 どろん衆等の直属の配下を召喚するユーベルコードにより、適確に『蝶蝶怪火』による波濤の勢いを殺し、そのまま受け止める事に成功。
「ありがとうございます……では、もう一度――『銀色の竜巻』」
 銀に輝く旋風が、巨大な魔法剣という形で具現化。
 カクリヨファンタズムで東方親分を襲おうとした『燐火蝶』の群れを、薙ぎ払っていく。
「私の目的は、あくまで後続の猟兵の助けとして活動する事……後は、お任せします」
「分かりましたにゃ、お気をつけて」
 やがて周囲から一通り『燐火蝶』がいなくなったのを確認すると、明は東方親分に一礼を交わして去っていくのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

午堂・七緒
※アドリブ・他連携歓迎
【閻天】
切り裂き魔の消滅を確認していたからか、少し離れた場所に転移してしまったかもしれません
場所は分かっていますし、急いで行かないと!
…ん?あれは――ちょうどいい所に!手伝いなさい!(がしっ

(かくかくしかじか)――という状況です
人数は充分だと思いますが、護衛となれば術が使える者は多い方がいい
だから頼みます

見えた、あそこですね、東方親分さんもいます
周囲を飛んでるのは、燃える蝶…?
地獄蝶かと思いましたが、違うようです
何にせよ対策を講じないと!
って、何やってるんですほしの
…は?それってつまり――

方針:「虫取り」を試みる

仮にもオブリビオンを何だと思ってるんですか貴女は…
まあ、飛び火を抑えられ、私には人手もある、と
まったく、嫌になるくらい頼もしい事です

【指定UC】で同僚や部下獄卒を呼び出し、ほしのの虫取り網を配布
【結界術・火炎耐性・捕縛・陽動・連携攻撃】で蝶を捕らえていきます!

…心なしか東方親分と同僚の目が生温い気が
ええい、焦熱地獄級の炎の蝶です、気を抜かないように!


吉浜・ほしの
※アドリブ・他連携歓迎
【閻天】
いやー、やっぱりカクリヨは屋台街がアツい!
串焼きうまうま。おっちゃん、今度は日本酒で――およ?おーい、七緒、どしたのー?
って、おわー!?ゴメンおっちゃん、お代ツケといてー!

(まるまるうまうま)――事情は分かったけど、こんな強引なのは珍しい
ま、頼りにしてもらったって事で、ほしのさんも手を貸しましょう!

お、見えた見えた
んん、燃える蝶かー
…カクリヨの提灯職人のおっちゃんが変わった火種を欲しがってるんだよねぇ…
よし!

方針:「虫取り」を試みる

〔天狗の杖・万里の朱紐〕を組み合わせ【化術・武器改造・結界術・火炎耐性・逃亡阻止】で「特製虫取り網」を作成!
さらに【仙術】で複製、味方も使用可能にして配布するよ

そして【指定UC】を使い東方親分の周囲で一工夫
特性は蜘蛛、指定対象は蝶!
つまり蝶は「引っかかる」…虫カゴの完成!
親分には、虫カゴの【捕縛・封印術】の維持をお願いしたいな!

という訳で七緒、やろうか!
カクリヨでシリアス一辺倒なんてもったいない
ちょっとは遊びもなくっちゃね!



「切り裂き魔の消滅を確認していたからか、少し離れた場所に転移してしまったかもしれません!――場所は分かっていますし、急いで行かないと!」
 午堂・七緒(花舞う彼岸の道標 ~閻魔庁補佐官見習い~・f33718)……桜の精でありながら、その本質は鬼……つまりは東方妖怪に属するのだが、其れゆえか彼女は、或いは切り裂き魔の消滅を確認していた故か『幻朧桜の丘』から離れた所に転移してしまった。
「……ん? あれは――ちょうどいい所に!」
 と、そこで七緒は知人の六番目の猟兵の姿を目にして協力を仰ぐ事を決めた。

「いやー、やっぱりカクリヨは屋台街がアツい! 串焼きうまうま。おっちゃん、今度は日本酒で――」
 さて、カクリヨファンタズムでは善き意味での『古き良き時代』の文化が根付いている。
 屋台もその文化の一つである――まぁ、夜になると謎の屋台が現れて妖怪達が軽く一杯やりながら、ラーメンやおでん、焼き鳥、カレー、フレンチ……なんかを食べに来るというものだが。
 吉浜・ほしの(天衣無縫の陽月喰らい ~魔縁・星天狗~・f32796)も、この屋台で串焼きを一杯やる事を今日のご褒美としてやってきた所だ。
「およ?おーい、七緒、どしたのー?」
「手伝いなさい!」
 ガシッ、とほしのの肩を掴み、引きずって行こうとする七緒。
「って、おわー!?ゴメンおっちゃん、お代ツケといてー!」
「あいよー! 獄卒衆の姉ちゃんも、後で東方親分に経費を払ってもらうからねー」
「それはもう私に――って、時間が無いんです! 手短に説明しますね!」
 そう言ってほしのに今回の事件の概要を説明し、協力を仰ぐ七緒。
「(……事情は分かったけど、こんな強引なのは珍しい)」
 しかしそれもそうだろう、七緒は地獄生まれの閻魔庁補佐官――の見習いで絶賛現世研修中の地獄の獄卒だ。
 つまり、東方親分の直属舞台である獄卒衆とは縁が深い。
「――という状況です。人数は充分だと思いますが、護衛となれば術が使える者は多い方がいい……だから頼みます」
「ま、頼りにしてもらったって事で、ほしのさんも手を貸しましょう!」
 そうしてほしのの承諾を得た後、二人は『幻朧桜の丘』へと向かい疾走。
 やがて桜の花弁がちらほら見受けられる様になったころ、東方親分の善戦している声が聞こえてくる。
「お、見えた見えた。んん、燃える蝶かー」
「見えた、あそこですね、東方親分さんもいます……周囲を飛んでるのは、燃える蝶? 地獄蝶かと思いましたが、違うようです」
「おお、その声は!」
 と、七緒とほしのの姿を見て笑みを浮かべる山元。
 そこから東方親分を背で庇う様に二人は陣形を取っていく。
「何にせよ……この燃える蝶への対策を講じないと!」
「……カクリヨの提灯職人のおっちゃんが変わった火種を欲しがってるんだよねぇ……よし!」
「……え? 何やってるんですほしの」
 ほしのはいそいそと何かを取り出し……『万里の朱紐』と『天狗の杖』を組み合わせ、複数の技能を組み合わせて『特製虫取り網』を作成。
 其れはつまり……『虫取り』で解決を試みる、という事だ。
「……は?それってつまり――」
「はい、七緒の分の虫取り網」
「虫取りですか!? 確かに蝶ですけど蝶は蝶でも燃える霊能の蝶ですよ!?」
「いや、でもこの虫取り網なら燃えずに採取できそうだにゃあ」
「そうそう――特性は蜘蛛、指定対象は蝶! つまり蝶は「引っかかる」……虫カゴの完成!」
 そんな風に言葉を交わし、三人は虫取り網を使って襲撃オブリビオンに対応。
 まず最初にほしののユーベルコード『|星天の縄橋【綾ノ橋架】《カレイドブリッジ・ストリングス》』により『万里の朱紐』か『術を掛けた紐や縄』で跳躍。
 そこから指定対象と特性を定め……オブリビオンをも収納できる『虫カゴ』を作成する。
「親分には、虫カゴの維持をお願いしたいな!」
「了解!」
 意気揚々として『虫カゴ』を受け取った後、ほしのは『燐火蝶』の群れを採取しに駆け寄っていく。
「仮にもオブリビオンを何だと思ってるんですか貴女は……まあ、飛び火を抑えられ、私には人手もある、と――まったく、嫌になるくらい頼もしい事です」
 そこに七緒がユーベルコード『|閻魔庁の日常【逮捕劇】《ヒコクニンハ・セキヘ》』を発動。
 136人の『精神攻撃無効な、部下および同期の獄卒』を召喚。そこから『亡者・不死者・罪人に特に効く、捕縛・鎮圧属性』の攻撃を用いてほしのの虫取り網を配布。
「(心なしか東方親分と同僚の目が生温い気が……)」
「あ、まじめにやるにゃー」
「ええい、焦熱地獄級の炎の蝶です、気を抜かないように!」
「という訳で七緒、やろうか!――カクリヨでシリアス一辺倒なんてもったいない。ちょっとは遊びもなくっちゃね!」
 そうして、最終戦闘ならぬ『採取戦闘』が始まった……

「にゃっははは。確かに火種として十分使えそうだにゃ」
 上機嫌に虫カゴの中を見て、喉を鳴らす山本五郎左衛門。
「しかし……まだもう一段回あります」
「桜には桜を、って事かな?」
 そうして、三人は襲撃オブリビオンの群れ……それを率いていた強大なオブリビオンの登場を確認するのであった――

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『『殺人者』桜守』

POW   :    無限開花・彼岸大桜
【周囲の幻朧桜を一時的に変異させ、自身の】【影朧をレベル×10体を召喚する。自身の】【数が減れば即座に補充し、戦力を強化する事】で自身を強化する。攻撃力、防御力、状態異常力のどれを重視するか選べる。
SPD   :    反魂桜~満開~
自身の【周辺に存在している幻朧桜】を代償に、【凄まじい数の影朧を召喚し、その影朧】を戦わせる。それは代償に比例した戦闘力を持ち、【猟兵に対抗する形で変質し続ける身体】で戦う。
WIZ   :    華胥の桜花
無敵の【ユーベルコードと、無敵の影朧】を想像から創造し、戦闘に利用できる。強力だが、能力に疑念を感じると大幅に弱体化する。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はアララギ・イチイです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


「にゃにぃ!?――これは……『周囲の幻朧桜を媒介として発動するユーベルコード』、か?」
 現れた襲撃オブリビオンの指揮官たるオブリビオンを前に、流石に声が震える東方親分。
 この『幻朧桜の丘』では、最高級のシナジーを発揮する事であろう。
 しかし、このオブリビオンを強化していた『諸悪の根源』からのバックアップは『今』は切れている。
 ――ここが、この強大なオブリビオンを撃破するチャンスの中のチャンスだろう。
「ええい、覚悟は決めましたにゃ! この東方親分『山本五郎左衛門』……六番目の猟兵の皆さんと共に、押して参りますにゃ!」
 そうして、山本五郎左衛門は六番目の猟兵と共に戦いに挑む――

 プレイングボーナス:東方親分と共闘する。
アリス・セカンドカラー
お任せプレ、汝が為したいように為すがよい。

引き続き【死がふたりを分かつまで】サンモト親分と繋がっているわ。
ここはアタッカーをサンモト親分に任せて、私は|攻撃を防ぐ《サンモト親分をかばう》ことに専念しましょう。
|位相ずらしに量子的可能性の収斂。空間の再構築《仙術、多重詠唱拠点構築結界術、切断解体×切断部位の接続》とあらゆる手でサンモト親分を護るわ。
私?私は|ラストスタンド《継戦能力》で|魂が肉体を凌駕《振り絞り、リミッター解除、限界突破、回復力》しいてるからそうそう倒れないわよ。
それにしても無敵ね、シャーマンとして魂の契約を結んで”なかよし”になれば敵で無し、つまり無敵のまま無力化できそうね。



「――『|死がふたりを分かつまで《ツムガレルアイハエイエンニ》』、重ねた想いは一つに。紡いだ絆は何より強固。わたし達が一緒なら不可能なことなどなにもないわ」
 ユーベルコードの効果で山本五郎左衛門を強化し、同時撃破されない限り死なない様に処置を施したアリス・セカンドカラー(不可思議な腐敗の|混沌魔術師《ケイオト》艶魔少女・f05202)は、東方親分に飛来する攻撃を庇う事――攻撃を防ぐ事に専念。
「アタッカーをサンモト親分に任せても、良いわよね?」
「勿論ですにゃ!」
 爪を伸ばし、配下の直属部隊を率いながら東方親分は『『殺人者』桜守』へと挑む。
 相手は『無敵のユーベルコードと、無敵の影朧』を想像から創造するユーベルコード『華胥の桜花』を発動。
 それに対して、アリスは複数の技能……多重詠唱と結界術を主軸として位相ずらしに量子的可能性の収斂。空間の再構築で山本五郎左衛門とその配下への攻撃を凌いでいく。
「あ、私?――私はラストスタンドで魂が肉体を凌駕しているから問題ナッシング。そうそう倒れないわよ」
「流石ですにゃあ~」
 そういう山本五郎左衛門の方も配下への統率を正しく行い、適確に襲撃オブリビオンの指揮官へとダメージを刻み込んでいく。
 これらの的確な役割分担により、戦況は東方親分と六番目の猟兵達に傾いていく――
「それにしても無敵ね、シャーマンとして魂の契約を結んで”なかよし”になれば敵で無し、つまり無敵のまま無力化できそうね」
 そこからソーンイーターのシャーマンとして、アリスは『『殺人者』桜守』の攻略法を見出して他の猟兵へと共有するのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ヴィオレッタ・エーデルシュタイン
他の猟兵と協力して参加するわね。
あと親分さんもよろしくお願いするわ。

敵は数で押してくるようね。
それなら丸ごと矢衾にしてあげる。

接近される前に弓を構えてユーベルコード【ヤヌスの矢】
「降り注げ、敵には滅びを、友には癒やしを」

味方を回復させつつ敵全てに魔法の矢をふらせるわ。


アリス・フェアリィハート
アドリブ連携歓迎

【SPD】

あの方が
敵の指揮官さん…
幻朧桜さんを媒介に…!?

(ヴォーパルソードを構え、
五郎左衛門さんと共に)

翼で飛翔
【空中機動】等の
【空中戦】も行い
立体的に立回り

敵の攻撃等
【第六感】【心眼】【残像】
【通常攻撃無効】
【結界術】【オーラ防御】で
防御や
五郎左衛門さんを防護

ヴォーパルソードを手に
【ハートのA】も展開

【ハートのA】から
【誘導弾】の【一斉発射】や弾幕】と組合せ
ヴォーパルソードを振るい
UC発動
変幻自在の虹の光焔刃を
放ち
五郎左衛門さんとも
共闘し
攻撃

『五郎左衛門さん、この光焔刃を足場に…!』

五郎左衛門さんと
連携し
多角的に攻め・護り
共に
敵を攻撃

『五郎左衛門さんに教わった、剣技で…!』



「敵は数で押してくるようね――それなら丸ごと矢衾にしてあげる」
 ヴィオレッタ・エーデルシュタイン(幸福証明・f03706)は笑みを浮かべながら、ユーベルコード『|【ヤヌスの矢】《アロー・オブ・デュアルフェイス》』を発動。
 ――戦場全体に天空から降り注ぐ矢が飛来する。
「あの方が敵の指揮官さん……幻朧桜さんを媒介に……!?」
 そこに東方親分と共にアリス・フェアリィハート(不思議の国の天司神姫アリス・f01939)はヴォーパルソードを構えながら襲撃オブリビオンの指揮官である『『殺人者』桜守』へと攻撃を仕掛ける。
 しかし『『殺人者』桜守』もさるもの――『自身の周辺に存在している幻朧桜』を代償として、凄まじい数の影朧を召喚。
 更に召喚された大量の影朧は『猟兵に対抗する形で変質し続ける身体』を保有する。
「降り注げ、敵には滅びを、友には癒やしを――」
 だからこそ『大量の敵』という状況に対して『|【ヤヌスの矢】《アロー・オブ・デュアルフェイス》』は効果覿面だ。
 シンプルに2時間以上の間絶える事なく降り注ぐ『魔力の矢』の雨は、戦場内に存在する影朧のほぼ全てを矢衾にしていく。
「神都の虹の橋は……邪なもの達の進軍を阻み、悪しき因果や万象等もろとも灼き斬り滅する、神なる光焔の刃の橋でもあるのです……」
 更に変質した肉体によって矢の雨を凌いだか防ぎ切ったか、あるいは耐えきった残党に対してはアリスが対応。
「――『ブリーシンガメン・ビフレスト・スラッシュレイ』……!」
 振るわれるはマッハ5.0以上の速度で繰り出される『因果万象等も灼き斬る変幻自在の虹の光焔刃』――更にその光の刃が通った軌跡には、しばらく『形状など多様な虹の光焔刃群』と『神風領界』が残留するのだ。
「見事なものね――お陰で、残党処理と湧いて出てくる影朧の殲滅に専念できるわ」
 自身の所有する弓――【射貫き打ち抜く鋒矢】に矢を番え、ヴィオレッタは『|【ヤヌスの矢】《アロー・オブ・デュアルフェイス》』を解き放つ。
 再度降り注いだ『魔力の矢の雨』は、戦場一帯において襲撃オブリビオンの指揮官とそれが呼び出した影朧のみを殲滅していく。
「しかもこの矢……私達には癒しの力を与えてくれます……!」
「にゃはは、傷と疲労が溜まっていたので助かりますにゃ」
 更に『|【ヤヌスの矢】《アロー・オブ・デュアルフェイス》』にはもう一つの効果がある。
 ――ユーベルコード発動者の味方には矢は『魔力による破壊』ではなく『癒しの力』を施し、回復効果を齎すというものだ。
「そこに、さっきの光の斬撃を組み合わせれば――」
「はい……五郎左衛門さん、この光焔刃を足場に……!」
「承知ですにゃ!」
 瞬間、アリスと山本五郎左衛門は戦場一帯に残留している『虹の光焔刃群』を足場として『『殺人者』桜守』の本体へと同時攻撃を敢行。
「五郎左衛門さんに教わった、剣技で……!」
「――ここで、逆に『諸悪の根源』とやらを仕留める布石とするにゃ!」
 二つの斬閃が、幻朧桜を媒介として悪用するユーベルコードの使い手を切り刻む。
 もう、山本五郎左衛門の暗殺は失敗していると言っていい。
 これより、東方親分と六番目の猟兵による『諸悪の根源』の麾下にあるオブリビオンの軍団を掃討する段階に入る――

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

エリー・マイヤー
よくぞ覚悟を決めてくださいました。
さすが妖怪親分。
良い肝の据わりっぷりです。
では、私はそんな親分さんを全力でサポートいたしますね。
安心してください。
骨は拾ってあげます。

さて、冗談は程々にしましてと。
まずはサイキックエナジーを解放して【念動ルーム】を形成。
念動力で敵を抑えつけて、減速します。
数は力とは言いますが…
いくら増えても、スローモーションなら大した脅威にはなりませんね。
そうして敵の戦力を削ぎつつ、逆に親分さんは念動力で動きを補助。
攻撃や移動の動作を後押しして加速し、親分さんの殲滅力を強化します。
そう、ここから親分さんの無双タイム開始って寸法なわけです。
ということで、親分さんがんばれー。



「よくぞ覚悟を決めてくださいました。さすが妖怪親分、良い肝の据わりっぷりです」
 抑揚のない口調でエリー・マイヤー(被造物・f29376)は東方親分を褒める。
 その間にも、自身の念動力を用いて相対する襲撃オブリビオンの指揮官への対抗策を整えながら。
「では、私はそんな親分さんを全力でサポートいたしますね。安心してください」
「それは助かりますにゃあ」
「骨は拾ってあげます」
「わ、儂にはまだやるべき事がー!」
 冗談です、と薄く笑みを浮かべると同時に……念動力の根源であるサイキックエナジーを解放。
 ユーベルコード『|念動《サイ》ルーム』、展開――半径156メートルの空間をサイキックエナジーで覆い、範囲内のあらゆる物質を念動力で加速するも減速するも自在とする異能だ。
 そうしてエリーが減速させる『物質』とは……周囲の幻朧桜を一時的に変異させ、召喚された千を超える数の影朧――その領域内にいる個体全てだ。
「数は力とは言いますが……いくら増えても、スローモーションなら大した脅威にはなりませんね」
「よし、ここで儂が――おお!?」
 鯉口を切ると同時、踏み出した東方親分は自身に移動速度に驚く事になる。
 エリーがユーベルコードを応用させ、親分自身の移動速度を加速させたのだ。
「そう、ここから親分さんの無双タイム開始って寸法なわけです……ということで、親分さんがんばれー」
「まぁ、やりますけどにゃあ~!」
 攻撃や移動の動作を後押しして加速し、親分の殲滅力を強化。
 敵は速度を極限まで低下させられた事で、対応できずに次々と戦力を減らしていく。
「幾ら補充した所で――」
「すっとろければ、意味はないですにゃ!」
 一閃――念動力で加速させられたそれは、一気に数十の影朧を両断するのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

家綿・衣更着
「どーも、どろん衆が衣更着と申しまっす。おまえの世界移動方法の仕組みを教えろ…じゃなかった、山本親分さんは護らせていただきまっす!」

「そっちがたくさん召喚するなら、おいらも百鬼夜行で対抗っす!」
どろんとUC『幻影百鬼夜行』の煙幕で敵達の目をふさぎ幻影でかく乱、
幻影使いと化術で本物の桜は迷彩で隠し、作り出された虚像を使って本物の桜から引き離すよう敵本体をおびき寄せ、桜を代償にできなくする、
結界術や地形を利用しておどろかす事で桜に近づけないようにしつつ、山本親分と桜守本体を挟撃し撃破する。
「召喚影朧はなかなかの変形だったけど、変幻自在なら妖怪のが上っす!」

桜の下に何もない事を妖術で確認しとくっす。



「どーも、どろん衆が衣更着と申しまっす。おまえの世界移動方法の仕組みを教えろ……じゃなかった、山本親分さんは護らせていただきまっす!」
「素直に吐く馬鹿はいない筈だけどにゃ……それに『言えない様に細工』しているかもしれんし」
 家綿・衣更着(綿狸忍者・f28451)が発した言葉に、同じく東方親分は自身の思う所を語る。
「本気なのは分かるけど、絶対に配下に界渡りをさせられる骸魂……オブリビオンが『これで全力』なのはあり得ないにゃ」
「つまり『この戦力で東方親分を仕留められたら儲けもの』だけど『戦力の全リソースを注ぐ』程じゃないと」
「まぁ、転移させられる限界もあるのだろうけどにゃ」
 そうして東方親分は配下のどろん衆の一人でもある六番目の猟兵に合図を出す。
「兎も角、そっちがたくさん召喚するなら……おいらも百鬼夜行で対抗っす!」
 ユーベルコード『|幻影百鬼夜行《ヨウカイケムニウツルマボロシノヒャッキヤコウ》』、発動……異能の領域を遥かに凌駕した化術を込めた妖怪煙を放出し、幻の妖怪軍団を発生させていく衣更着。
 更に幻影使いと化術で本物の桜は迷彩で隠し、作り出された虚像を使って本物の桜から引き離すよう敵本体をおびき寄せていく。
「成程、周囲が幻朧桜が一杯だからと言って、使えない様にする戦術はとれるという訳かにゃ」
「召喚影朧はなかなかの変形だったけど、変幻自在なら妖怪のが上っす!」
 そうして影朧召喚を阻止して数を限定させた後、衣更着と東方親分は『殺人者』桜守の本体を挟撃していく。
「所で……確認するなら今の内にゃ」
「了解っす!」
 その際に、カクリヨファンタズムの幻朧桜の下に何もないかを妖術で確認しながら。
 その、観測結果は――

大成功 🔵​🔵​🔵​

午堂・七緒
※アドリブ他連携歓迎
【閻天】
嗚呼、成程
今回は妙な焦燥感に駆られて行動してきた所がありました
きっと桜の精として縁が繋がっていたからだろう、と
でもそれは半分だった
――これは彼岸にも関わる事態
捨ておけません、絶対に

やりますよ、ほしの!

方針:敵と幻朧桜との繋がりを抑え、味方を支援する

獄卒服には着替えません
今回の私は“桜の精”を維持する事が肝要と判断します!

〔明散放桜〕を【道術】で巨大化し〔術符〕と一緒に上空に放つ
準備でき次第【結界術・破魔・浄化・除霊】で〔桜花豊心〕を「桜属性結界」として構成変換
更に【指定UC】で幻朧桜と同期し、睡眠という形で制御防衛を図る
幻朧桜と親和性の高い結界で、力の流出を可能な限り狭めます!

くっ…しかし、さすがにこの数はそう簡単に抑えきれない…!
しかも無敵を宿す力は桜とは別系統だとしたら――
――ほしの?
…ええ、分かりました
ありったけの〔念糸〕を幻朧桜に繋いで【エネルギー充填・回復力】を注ぎ、桜を代償化させないよう維持します!

長くは持ちません!
東方親分、皆さん!
――武運を!


吉浜・ほしの
※アドリブ他連携歓迎
【閻天】
こりゃまた、厄介な話になったなあ
こっちが守るべきものこそが、力の源泉になるなんて
このまま力の流れっぱなしじゃあ、えらい被害が出ちゃう
だから――蛇口を閉めるお役目、任せてもらいましょう!

ほいさ七緒、目にもの見せたろうじゃない!

方針:七緒を補佐し、味方の道を拓く

七緒に合わせ【仙術・結界術・捕縛・護衛・連携攻撃】で不足部分をカバー
でもこれだけじゃ、七緒への無敵の力を宿してる連中には手出しできない
なら…うん

〔万里の朱紐〕を七緒と繋ぎ接触状態になり【指定UC】を使用
(――七緒、私が|無敵の連中《アレ》なんとかする
だから、こっちの影朧への対処よろしく!)

さあさあ!お宅の力は見切った!
汝が満開の力は幻朧桜を代償に捧げ成るもの!
だけどそれなら、不完全じゃないかな?
だってホラ――肝心の桜、ピンピンしてるじゃないの!

【言いくるめ】でUCに疑念が生まれたら勝機!
共鳴心象で七緒のUC【天命の花舞】を私も同様目的で使用!

さあ東方親分、みんな、彼岸の【道案内】はここまで!
あとは、任せる!



「嗚呼、成程……今回は妙な焦燥感に駆られて行動してきた所がありました。きっと桜の精として縁が繋がっていたからだろう、と」
 午堂・七緒(花舞う彼岸の道標 ~閻魔庁補佐官見習い~・f33718)は、転生に関わる仕事のせいか桜の精と認識された。
 故に律儀に花弁を生成し舞わせているが、本質は鬼……東方妖怪である。
「でもそれは半分だった――これは彼岸にも関わる事態……捨ておけません、絶対に」
 この襲撃オブリビオンを放置すれば……下手をしたら『生と死の境界線』すら揺らぎかねない。
「こりゃまた、厄介な話になったなあ……こっちが守るべきものこそが、力の源泉になるなんて」
 吉浜・ほしの(天衣無縫の陽月喰らい ~魔縁・星天狗~・f32796)は厄介そうに呟きながら、敵のユーベルコード……『反魂桜~満開~』と『華胥の桜花』の合わせ技。
 即ち、無敵のユーベルコードを保有する無敵の影朧……それらが『周辺に存在している幻朧桜』を代償として、無限に召喚され変質していく事象に対してほしのはユーベルコード『|心照らすは鏡明のごとく【共鳴心象】《プロジェクション・テレパシスト》』を発動。
 七緒と手を繋ぎ、二人の所持しているユーベルコードを共有していく――
「このまま力の流れっぱなしじゃあ、えらい被害が出ちゃう……だから――蛇口を閉めるお役目、任せてもらいましょう!」
「やりますよ、ほしの!」
 そうして、此度の東方親分襲撃作戦の最終幕が上がる。
 七緒とほしのが取った戦術とは、敵と幻朧桜との繋がりを抑え、味方を支援する事。
「想いを映し己に受け入れる。それが鏡明心照流の極意――ってね!」
「死出の旅路に負けないように。|貴方の魂《こころ》が荒まぬように……!」
 まず最初に、七緒は桜の精の力を籠めて織られた小マント――明散放桜【彼岸桜】を道術で巨大化。
 術符と一緒に上空に放ちながら時間を稼ぐ。
「でもこれだけじゃ、七緒への無敵の力を宿してる連中には手出しできない……」
 ほしのも所持する技能をフルに活用し、七緒を支援していくが……何分、相手の数が多い。
「なら……うん」
 手を放してユーベルコードの共有を一時解除。
 代わりに『万里の朱紐』……妖力で伸縮自在な綾取り紐、特定の形を象り術の触媒になるそれを用いて再び『|心照らすは鏡明のごとく【共鳴心象】《プロジェクション・テレパシスト》』を使用しユーベルコードの共有を復活させる。
「(――七緒、私が|無敵の連中《アレ》なんとかする……だから、こっちの影朧への対処よろしく!)」
「(……分かりました。獄卒服には着替えません――今回の私は“桜の精”を維持する事が肝要と判断します!)」
 そうしてほしのの覚悟を確認した七緒は、自身もユーベルコードを発動していく。
「――『天命の花舞【鎮魂桜】《リンネノミチニ・ヒカリアレ》』……!」
 明散放桜……桜の精の特性を込めたマントから、霊力由来の桜の花弁……結界となり得る『桜花豊心』を放出。
 そのまま桜吹雪は、幻朧桜と同期……睡眠という形で制御防衛を図っていく。
「くっ……しかし、さすがにこの数はそう簡単に抑えきれない……!」
 だが、一方で転生に造詣が深い六番目の猟兵である七緒は理解していた。
 ――無敵を宿す力は桜とは別系統……だからこそ、役割分担を担ったのだ。
「ありったけの念糸を幻朧桜に繋ぐ事で回復の力を注いで……これ以上、桜を代償化させないよう維持します!」
「良いよ――さあさあ! お宅の力は見切った!……汝が満開の力は幻朧桜を代償に捧げ成るもの!」
 七緒の行動を見届け、ほしのは『『殺人者』桜守』の前へと躍り出る。
「だけどそれなら、不完全じゃないかな?……だってホラ――肝心の桜、ピンピンしてるじゃないの!」
 ここでハッタリを……言いくるめを噛ますほしの。
 其れは僅かなもの……しかし現在、七緒とほしのは『|超克《オーバーロード》』を発動することによって『真の姿』の恩恵を受けていた。
 これにより、ほんの僅かに……周囲の幻朧桜を対価とするユーベルコードの持ち主は、自身の力に『疑念』を抱いた。
「……無敵化、解除されました!」
「了解……それじゃあ、ここからは――」
 そう言って、二人は背後に目をやる……そこには――
「満を持して、登場と行こうかにゃ!―― どろん衆きませい!、獄卒衆きませい!、悪霊衆きませい!」
 真打登場……六番目の猟兵は世界を守る超越者である。
 だが、それは六番目の猟兵以外の世界に生きる生命が無力であることを意味しない。
 いや、寧ろ六番目の猟兵の本質とは……
「長くは持ちません!……東方親分、皆さん!――武運を!」
「さあ東方親分、みんな、彼岸の【道案内】はここまで!……あとは、任せる!」
「――引き受けたにゃ!」
 東方親分の言葉が紡がれると同時、東方妖怪の親分直属部隊がユーベルコードを弱体化された襲撃オブリビオンの指揮官を包囲して叩いていく。
 そこに、東方親分――山本五郎左衛門が切り込んで……
「これで、終わりだにゃ」
 一閃――袈裟斬りにされた『『殺人者』桜守』はそのまま地面へと倒れ伏せ、そのまま桜の下に消えるかのように骸の海へと帰っていったのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2024年08月30日


挿絵イラスト