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カッターナイフと刀剣の者共

#UDCアース #カットスローターズ #UDC支部襲撃

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#UDCアース
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#UDC支部襲撃


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●作戦説明
「UDCアースのUDC支部にて、事案発生したってよ……」
 苦虫を嚙み潰したような表情の暮林・朝徳(人間の咎人殺し・f43618)はタバコを灰皿にこすり付ける。五本目のシケモクが灰皿に転がっていた。
「主犯格はカットスローターズ。少年と思念体っぽい少女の二名で構成されてるオブビリオンだ」
 憲兵は写真を壁に貼り付ける。そこにはカッターナイフを指の間に挟んだ少年のオブビリオンが写っていた。
「目的は恐らく、UDC支部の内側で蟲毒……まあ、強い奴を作るために殺し合わせるって事だろう……そんで持ち帰ったりするんかね?」
 痛む頭を押さえつつ、暮林は続ける。苦々しい表情のままで。
「んで。このいけ好かない子供には骸の海でも、元の世界でもいいからお帰り頂いて……生き残った奴を殺さにゃならん訳だ!」
 写真に銃剣を突き刺す。相当腹が立っているようだ。その後、やべッと一言漏らす。
「ついでに言うとな……寄生型の鎧風オブジェクトがうろついてるようだから、コイツも排除しながら進んでくれや」
 怒るのに疲れた憲兵は力なく、椅子にへたり込んだ。ゼイゼイと息を吐いている。
「ふう……とにもかくにもだ。やれるならササッとやらんと行かんとだ」

●壺の中にて
 UDCアース、戸橋支部にて。
 笹めいて尖った耳の青年は甲冑たちを切り伏せている。
「……アレ、|持ち帰り《アーカイブ》出来んの?」
 遠巻きに辻斬りを眺めている少年はオブビリオン、カットスローターズだ。
『……さぁ。弱って来たら行けるんじゃないんですか?』
「じゃあ、こう……ねむりごなとかしびれごなとかそういうの出せば行けるか?」
 冗談交じりに青年の無双を眺めていた。ただし、時折ガタガタ震えるロッカーを見て見ぬふりをしている。
(……さっさと立ち去れってよォ!)
 中身は研究者だ。勝手に暴れ回るオブジェクトから逃げたと思えば実はむしろ危険区域に迷い込んでしまったのだ。
 狭い掃除用ロッカーの中、早く救援来い来てくれと、彼は本気で天に縋っている。


サバ缶煮込み丼
 せっかく予知があったのでサバ缶煮込み丼です。よろしくお願いします。
 展開は以下の通りです。

 第1章:👾『六零六『デビルズナンバーへいし』』
 第2章:👿『カットスローターズ』
 第3章:👿『名折れし妖刀の影』

 第1章:👾『六零六『デビルズナンバーへいし』』
 侵入する際に持ち込まれたオブジェクトです。彼らは生存者の発見及び殺害を目的にうろついています。
 彼らから現地人を助けたりするのが目的です。現地人は助けさえすれば自分の身は自分で守ってくれます。

 第2章:👿『カットスローターズ』
 邪神をゲットするためにやって来たオブビリオンです。
 邪神降臨の儀である蟲毒を邪魔して差し上げましょう!

 第3章:👿『名折れし妖刀の影』
 蟲毒を生き残った強者です。油断ならない強敵ですが、彼(もしかすると彼女かもしれませんが)を倒せば晴れて事件解決となります。
 頑張って倒しましょう!
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第1章 集団戦 『六零六『デビルズナンバーへいし』』

POW   :    悪魔の長剣(デビルロングソード)
【ロングソードによる攻撃】が命中した対象を切断する。
SPD   :    悪魔の連携(デビルコンビネーション)
【一体目の「へいし」の攻撃】が命中した対象に対し、高威力高命中の【二体目の「へいし」の攻撃】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
WIZ   :    悪魔の武器(デビルウェポン)
自身の装備武器に【悪魔の力】を搭載し、破壊力を増加する。

イラスト:森乃ゴリラ

👑11
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 長ったらしい廊下を甲冑たちは徘徊していた。デビルズナンバーへいしと呼ばれるオブジェクトだ!
 彼らの目的はたった一つ。生存者の殺害である!
 生存者たちはあっちこっちに隠れていたり、へいし相手に戦っている。
 とにもかくにも、どうにかして助けなければならない!
柳・依月
 俺は人間じゃない、ネットロアだ。だが人間は物語が好きで、俺も人間が好きだ。だから人々の日常を脅かす者は許してはおけない——それが俺が戦う理由ってことになるのかな。
戦闘時は基本仕込み番傘での近接戦だが、中長距離や支援に回る時などは呪髪糸や禍魂による呪いなんかも使用する。
非戦闘なら情報収集が得意だ。主にネットだが、聞き込みとかもする。【化術】も得意だからな。

以下PL
ギャグ系の状況でもノリはいい方です。
 UCは指定した物をどれでも使用し(詠唱ご自由に)、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。



 蛍光灯が瞬く中、甲冑たちは生存者を探しに奔走していた。彼らには特に意思もなく、ただ本能的に動くのみだ。
 ふと、ガシャン! と仲間の倒れる音がした。十中八九敵だ。アンブッシュだろうか。
 【|悪魔の連携《デビルコンビネーション》】で仲間を集め、360度に陣形を張って、敵を待つ。
 蛍光灯が耳障りな音を立てる中、甲冑たちはひたすらに固まっている。敵はまだ来ない。
 本当に敵が来るのか、と疑問符を上げた個体もいたが――次の瞬間、そいつの兜がずり落ちた。
『――!』
 敵だ、と叫ぼうとした。
「遅えよ」
 唐突に視界が低くなった。天井が遠のき、地面が近づいていく。斬られたことを自覚した地面に落ちた時だった。

 柳・依月(ただのオカルト好きの大学生・f43523)は刀を番傘に納刀した。
 甲冑たちは全員切り伏せられている。ユーベルコード【疾風迅雷】で距離を詰め、切り伏せたのだ。
「さて……と。誰かいるか?」
 そのまま彼は生存者を探しに歩き始める。

大成功 🔵​🔵​🔵​

キノ・コバルトリュフ
キノキノ、火力が足りないんだって?
だったら、焼き舞茸はいかが?

キノ!バルくんどんどん焼いていくよ!!
トリュフ!バルくん、いい焼き加減だね。
キノも奉納の舞いを頑張っちゃうよ!
マツタケ!!おいしく焼けたかな?



 どこか別の廊下にて。
 そこはもうてんやわんやの大火災が起きていた!
 原因はただ一つ。キノ・コバルトリュフ(|キノコつむり《🍄🍄🍄🍄🍄》の星霊術士・f39074)のユーベルコード【神火大嵐舞】で生み出されてしまった【創世記の炎の渦】によるものである!
 よりにもよって室内で、炎のユーベルコードが使われてしまったのだ!
「トリュフ! バルくん、いい焼き加減だね!」
「うわあぁ!? わしの頭燃えてるゥ!」
「密輸したグラビアァ!」
 無言でパニックを起こすへいしも、中年研究員の貴重な頭髪も、禁制品のその手のお本も巻き込んで燃え上がっている! そんな二次災害めいた大惨事はまだ続く!
「キノも奉納の舞いを頑張っちゃうよ!」
 そんな騒ぎも何のその、キノは一生懸命舞いを捧げている! そうしなければ制御できずに更なる被害が起きるのだ。邪魔する輩はへいしのみだろう。
「俺のグラビアをやりやがったなあ!」
「わしん髪の毛をよくもぉ!」
 しかし、そんな邪魔者は怒り狂った研究員によって阻止された。へいしたちを次々となぎ倒してゆく!
 研究員たちによる決死の妨害によって、へいしたちは黒こげの炭へと変わった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

仲佐・衣吹(サポート)
キレイなもの、カワイイもの、ぶち壊そうなんて許さないんだから
バトルだって芸術よ。美しく戦いなさい!

お相手するはアタシことネイル
美術好きな女性人格よ

口調はいわゆる女言葉かしら
身のこなしが一番軽いみたいで
接近戦より距離をとってダガーで戦うのが好きよ

よく使う手は
外套を投げつけて囮や目暗ましからの一撃
ルーンソードで戦ってる途中で手放して虚を突き、袖口から隠し武器としてダガー
光属性を付けたルーンカルテを落としといて、タイミングを見て目潰しフラッシュ
こんなところかしらね

アイテムやユーベルコードはお好きに選んでくれていいわ
使えるものは全部使って、華麗に美しく戦いましょ!



「こんなの美しくないわ!」
 へいしたちに向かって、そう叫ぶのは仲佐・衣吹(多重人格者のマジックナイト・f02831)……の一人格、ネイルである。どうやら|虐殺《ヴァンダリズム》に憤慨している様子だ。
「バトルだって芸術よ。無粋なやり方なんて許さないわ! 美しく戦いなさい!」
 さっそく手本を見せる様に、彼もとい彼女は行動に移る!
 鼻歌交じりに距離を詰め、ほんの一瞬の隙を攻める! ユーベルコード【シーブズ・ギャンビット】の構えだ!
「華麗な戦い、魅せてあげる!」
 素早く脱いだ上着を相手に絡ませ、仕込んであったダガーで斬りかかる!
 へいしのコンビネーションは騙し討ちには対応出来ない! ズンバラリンと切り伏せられて、次々と倒れてゆく!
 生き残ったへいし達は一斉にコンビネーションで襲い掛かる!
「甘いわね!」
 だが、そこにネイルは隠し持ったルーンソードで眼晦ます! これには思わず彼らは動きを止める!
 そして最終的にへいしたちは倒された。
「アナタたちには優雅さが足りないわ!」

成功 🔵​🔵​🔴​

陽環・柳火(サポート)
東方妖怪のグールドライバー×戦巫女です。

悪い奴らはぶっ潰す。そんな感じにシンプルに考えています。
戦闘では炎系の属性攻撃を交えた武器や護符による攻撃が多い。
正面からのぶつかり合いを好みますが、護符を化け術で変化させて操作したりなどの小技も使えます。
全力魔法使用後の魔力枯渇はにゃんジュール等の補給で補います
名刀『マタタビ丸』は量産品なので、もしも壊れても予備があります。

 ユーベルコードは指定した物か公開しているものを使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動し他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。



「またよろしく頼むぜ、お前達!」
 陽環・柳火(突撃爆砕火の玉キャット・f28629)はさっそく刀を構えた。ユーベルコード【|剣霊招来《サモン・スピリット・オブ・マタタビマル》】で名刀『マタタビ丸』を複製し、次々と刀が宙に舞う。
 そして作り出されたマタタビ丸は飢えたピラニアめいてへいし達に殺到! 甲冑たちは前衛芸術めいたグロテスクアートへと変わってゆく!
 しかし、へいし達も黙ってやられる訳ではない! 彼らは集まり、ポジションを構える! |悪魔の連携《デビルコンビネーション》で陽環を連携技で攻めるつもりだ!
 だが、その連携技は当たらなければどうと言う事はない! 死角からの連携技も宙に浮かぶマタタビ丸で切り払われ、無傷!
 連携も多数の名刀に防がれる。躍起になって攻撃をしている……が、|悲しいかな、悪魔の連携《デビルコンビネーション》は初撃を一度外せば次は絶対に当たらないのだ!
 よって、へいし達は切り払われ、攻撃を行う暇もなく全滅した。

成功 🔵​🔵​🔴​

アス・ブリューゲルト(サポート)
「手が足りないなら、力を貸すぞ……」
いつもクールに、事件に参加する流れになります。
戦いや判定では、POWメインで、状況に応じてSPD等クリアしやすい能力を使用します。
「隙を見せるとは……そこだ!」
UCも状況によって、使いやすいものを使います。
主に銃撃UCやヴァリアブル~をメインに使います。剣術は相手が幽霊っぽい相手に使います。
相手が巨大な敵またはキャバリアの場合は、こちらもキャバリアに騎乗して戦います。
戦いにも慣れてきて、同じ猟兵には親しみを覚え始めました。
息を合わせて攻撃したり、庇うようなこともします。
特に女性は家族の事もあり、守ろうとする意欲が高いです。
※アドリブ・絡み大歓迎、18禁NG。



 また一人、へいしが倒れる。膝を焼き貫かれたのか、いくらもがいても立ち上がれないようだ。|熱線銃《ブラスター》によって撃ち抜かれた傷である。
 愛銃である二対のブルーブラスターを構えながら、アス・ブリューゲルト(蒼銀の騎士・f13168)は闇の奥から現れた。
「さて、始めるとしよう。……貴様の最後の幕引きをな」
 そして銃口をへいしたちに向ける。その動きにブレはなく、ただ一切の迷いもない。
 へいし達は剣を構える。このただならぬ存在を排除するために! こちらも迷いなく接近戦を仕掛けに動いた!
 だが、銃は剣よりも射程距離は長い! 彼らが剣を振りかぶるよりも速く、ブリューゲルトの|熱線銃《ブラスター》が火を噴いた! 得物が彼らの手から離れてゆき――天井に深々と突き刺さった!
「撃ち貫け、イーグルショット!!」
 そしてユーベルコード【イーグルショット】の籠った光線弾が放たれ――彼らの剣は呆気なくへし折れた。そしてその破片が持ち主の元へ戻って来る!
 そしてへいしたちはザックリと、輪切りのトマトめいて綺麗に切断されてしまった。
 もう増援の気配はない。どうやら甲冑の兵士達は全滅したようだ。

成功 🔵​🔵​🔴​




第2章 ボス戦 『カットスローターズ』

POW   :    断裁ディバイダー
【カッターナイフ】が命中した箇所を破壊する。敵が体勢を崩していれば、より致命的な箇所に命中する。
SPD   :    疾風ダンスマカブル
【高速ステップ】で敵の間合いに踏み込み、【斬撃力を備えた衝撃波】を放ちながら4回攻撃する。全て命中すると敵は死ぬ。
WIZ   :    九死カットスロート
自身の【瞳】が輝く間、【カッターナイフ】の攻撃回数が9倍になる。ただし、味方を1回も攻撃しないと寿命が減る。

イラスト:みやこなぎ

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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


「……あ、撒き餌がやられたっぽい?」
 カッターナイフの少年、カットスローターズは呑気な声を上げた。監視室のモニターを前に立つその姿はそれとなく、テレビゲームに現を抜かす子供のように見える。
『呑気ですね。もうすぐ猟兵たちが来るというのに……』
 呆れた様子の少女の声は暗に咎める様にも聞こえる。あるいは遊んでんじゃあねえよと圧を込めたいのかもしれないが。
「呑気でいいじゃあないか! 執念も大事だけども……多少気楽に生きたいもんだし!」
 監視室のモニターを前に、彼は袋入りのポップコーンを食べ始めた。映画鑑賞気分である。
 少女の声はため息を大きく、あからさまに出し、言い放つ。
『……私の分、少しください』
柳・依月
 俺は人間じゃない、ネットロアだ。だが人間は物語が好きで、俺も人間が好きだ。だから人々の日常を脅かす者は許してはおけない——それが俺が戦う理由ってことになるのかな。
戦闘時は基本仕込み番傘での近接戦だが、中長距離や支援に回る時などは呪髪糸や禍魂による呪いなんかも使用する。
非戦闘なら情報収集が得意だ。主にネットだが、聞き込みとかもする。【化術】も得意だからな。

UCは【怪奇変転:〝民俗学者〟】を使用。

以下PL
ギャグ系の状況でもノリはいい方です。
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。



「おっ、言ったそばから一人……何してるんだ?」
 言ったそばから一人、監視室へと近づく者がいた。モニターに映っているのは大学生風の青年――柳・依月(ただのオカルト好きの大学生・f43523)だ。
『……雰囲気的に人っぽくないですね、切宮君?』
「言われてみれば……こう、ここらで収容されてそうな……」
 一方、柳は呟きながら何やら探っている様子だ。監視カメラに収音マイクはついていないので、一体何を話しているのかは分からない。
 ふと動きが止まる。そしておもむろに顔をこちらに向け――手を振っている。
「……バレたか」
『まぁ、でしょうね……』
 もう一度彼らが画面を見た時には、すでに青年の姿は消えていた。
 代わりに現れたのは……叫び声を上げる顔面だ!
「うわっ!」
 突然のジャンプスケアに驚いたのか、少年は画面を破壊してしまった。
「……あっ」

 さて、当の本人はと言うと。
「願はくはこれを語りて平地人を戦慄せしめよ!……なーんてな」
 ユーベルコード【怪奇変転:〝民俗学者〟】にて抽出した民俗学者キャラのイメージの元、調査をしていた。
 目的は例の少年、カットスローターズの発見だ。その為に民俗学者になっているのである。
「……あぁ、そこか?」
 それとなくアタリを付けた彼は監視カメラに向かって手を振った。挑発とも取れるし、単に茶目っ気ともいえる。
 ついでに禍魂から呪詛を監視カメラ向けて放った。恐らくこれでカメラは使い物にならないだろう。

大成功 🔵​🔵​🔵​

仇死原・アンナ(サポート)
鉄塊剣『錆色の乙女』,妖刀『アサエモン・サーベル』、戦闘用処刑道具『赤錆びた拷問器具』、『鎖の鞭』等装備してる物を使います

UCは指定した物をどれでも使用

普段の口調は(私、あなた、呼び捨て、ね、よ、なの、なの?)
戦闘中は(ワタシ、お前、呼び捨て、言い捨て)

処刑人として敵と戦います
同行者がいれば協力
メインは鉄塊剣で攻撃
鉄塊剣の使用が不向きな相手・場所では刀剣をメインにして相手をします。
拷問具や鞭を使い敵の行動を阻害、鉄塊剣や刀剣で敵を攻撃します。影朧にはできる限り説得しますが説得不能と判断すれば容赦なく屠ります
キャバリアを操縦したり生身でも戦います



「おっと……これはマズい!」
 オブビリオン、カットスローターズの前には仇死原・アンナ(処刑人、獄炎の花嫁、焔の魔女、恐怖の騎士・f09978)が立ち塞がっていた。
 敵の姿を認めた途端、ぼんやりとした雰囲気が一変し、処刑人が目を覚ます。
「我が身に宿る呪われし力で救済を齎そうぞ……!」
 仮面を被った仇死原はさっそく錆色の乙女……鉄の処女を模した鉄塊めいた剣を構えた。ついでに地獄の炎が身体から上がっている。
「……うわっ、コレ勝てないんじゃないか?」
『まぁ……明らかに明らかですね』
 とぼやきつつも、頭と胸部を狙い、カッターナイフを投げつけた! 断裁ディバイダーで傷付けば上々、当たらなくとも距離は離せる寸法だ!
 だが――処刑人は溶ける様に消え、カッターナイフが通り過ぎ、壁へと刺さる。代わりに残されているのは赤黒色の血液と細かい肉片と髪の毛の束のみ……いや、違う! これはユーベルコード【|凄惨解体人間《セイサンバラバラニンゲン》】によるものだ! 徐々にゴアな再生方法で元に戻ってゆく!
「最近の猟兵ってとけるを覚えるんだ!」
『回避率がぐーんと上がりますね……いや、言ってる場合じゃないですが』
 走り去る少年を、処刑人は迷いなく追い始めた。

成功 🔵​🔵​🔴​

陰日向・千明(サポート)
「このあと用事があるんで、さっさと地獄へ堕ちるッス」
◆口調
・一人称は「うち」、二人称は「あんた」、くだけた敬語をつかう
◆性質・特技
・マイペースで合理主義
・雨女
◆行動傾向
・特権階級者の車に轢かれ事故すら揉み消された女子高生の悪霊
・地元を鎮守する竜神の力を借りて受肉を果たした
・利己主義で秩序や慣習にこだわりはなく、勝つためなら手段を選ばないしたたかさを備えているが、なんだかんだで面倒見はよい
・神器化したスマホで霊界通信サービス「天孫(あまそん)」に武器を注文して戦う
・一度死んだ経験から死に対する恐怖心がなく、戦闘をゲームのようにとらえている。敵にも当然慈悲はない
・誤って買ったキャバリアは千明の切札



 またしてもカットスローターズの前に猟兵が立ち塞がった。相手は陰日向・千明(きさらぎ市の悪霊・f35116)、角が特徴的な女子高生の悪霊だ。
「このあと用事があるんで、さっさと地獄へ堕ちるッス」
 気だるげな感じにツーハン・ソードを構え、臨戦態勢に入る。
「なら、ササッとやろう!」
 少年の瞳に光が宿る。ユーベルコード【九死カットスロート】が発動したのだ!
 カッターナイフを構え、そのまま懐に入り込む! カッターナイフでめった刺しに掛かる!
「それ、気に入らないから「返品」で」
 だが、陰日向はツーハン・ソードをぶん回す事でインファイトを防ぎ、カットスローターズを吹っ飛ばした!
 よく見れば、陰日向にも少年と同じく、瞳に怪しい光が宿っている! 
 これはユーベルコード【|天孫購臨《返品手続》《アマソンコーリン・チガエシ》】で同じユーベルコードを返したのだ!
 かっ飛ばされた少年は悔し紛れにカッターナイフを投げつけ、廊下の角へ消えた。
 カッターナイフはまたツーハン・ソードでかっ飛ばされる。

成功 🔵​🔵​🔴​

アラタマ・ミコト
荒魂鎮神命が命じるのでございます。
神器よ施されし封印を解きその力を示すべし!
荒魂鎮神命の無双をご覧に入れるのでございます。

……あらたまちゃんのらいふを削っているのです!
高れああいてむや素材をどろっぷするのです!!



「神器よ施されし封印を解きその力を示すべし!」
 アラタマ・ミコト(極楽浄土にて俗世に塗れし即身仏・f42935)は出会い頭に神器を解放した。三種の神器に施された無限複製の力で辺り一面は三種の神器で埋め尽くされてゆく!
「うわっ、マジか!?」
『どうやら、問答無用のようですね……』
 壁に張り付き、カッターナイフを突き刺す事で足場とした少年は――器用に壁を蹴って急接近! 疾風ダンスマカブルを放つ……が、四発放った斬撃は全て、増殖する神器に防がれた!
「……あらたまちゃんのらいふを削っているのです!」
 やたら切実そうに、俗っぽい事を叫びながら、アラタマはダイカタナで斬りかかる! その表情はかなり鬼気迫るモノが宿っていた。具体的に言うと物欲とかそういうのだ。
「……どーしようね?」
 一つ少年が呟いたが――おもむろに向きを変えた。
「一抜けーた!」
 カッターナイフを投げつけながら、さっさと走り去ってゆく!
「高れああいてむや素材をどろっぷするのです!!」
 投擲されたそれを拾いながら、アラタマは容赦なく追いかけた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

日下・彼方(サポート)
人間のUDCエージェント × 月のエアライダーの女です

戦闘での役割はレガリアスシューズを使っての空中戦、
影の狼を使役して斥候・偵察ができます
武器は通常大型ナイフを使用しますが
強敵には太刀・槍を持ち出す事もあります

普段は(私、君、呼び捨て、だ、だな、だろう、なのか?)
機嫌が悪いと (私、~様、です、ます、でしょう、ですか?)

性格は受けた仕事はキッチリこなす仕事人のような感じです
仕事から抜けると一転惚けた風になります

ユーベルコードは必要に応じて、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!



「これは……参ったな……」
 息を切らし多少年の前に日下・彼方(舞う灰の追跡者・f14654)が槍を構えて、立っていた。そのそばには影法師めいた獣がそばに控えている。
『使い魔……らしき狼に注意を!』
「分かってるってば!」
 苛立ちながらも瞳が輝き始めた。九死カットスロートで速攻を仕掛けるつもりだ!
 串刺しにせんと迫った槍を足場にして、颯爽と走り去ろうとする!
「じゃあなァ! 残念だったなァ!」
 ――しかしその油断が命取り。
「今、油断したな?」
 ゾワッとカットスローターズの背筋に悪寒が走る。しかし身体が動くよりも早く、影の鎖が絡みついた!
「しまった!」
『ほら、慢心するから!』
 必死にもがいているものの、鎖は決して外れない。獰猛な獣性を縛る為の鎖を外すのは容易ではないのだ!
 しかも、機動性も攻撃力も四肢が塞がれば意味を為さない! まな板の鯉めいた状態だ。
「……あーぁ。ゲームオーバーかぁ……」
『目の前が真っ暗になった……とでも言っときますね』
 眼前に迫る槍先を前にして、二人組はそう呟いた。

成功 🔵​🔵​🔴​




第3章 ボス戦 『名折れし妖刀の影』

POW   :    封名・妖刀の呪詛
【空間に刻んだ刀傷から瘴気の奔流】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
SPD   :    無名・妖刀憑きの呪力
自身に【妖刀に宿る凄まじい怨念】をまとい、高速移動と【斬撃&呪殺属性を持つ衝撃波】の放射を可能とする。ただし、戦闘終了まで毎秒寿命を削る。
WIZ   :    忘名・祓い屋の呪縛
【エネルギー吸収の呪詛を付与したうえで】【自由自在に動く薄布を用いた捕縛攻撃や、】【妖刀による変幻自在の斬撃】を対象に放ち、命中した対象の攻撃力を減らす。全て命中するとユーベルコードを封じる。

イラスト:唐草

👑11
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠田抜・ユウナです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

アラタマ・ミコト
極楽浄土にて習得せし御業で皆様方を「ひーる」致します!
完全回復でございます。
さあ、妖共との戦いももう一踏ん張りと参りましょう。
……皆様方が極楽浄土で相まみえた「もんすたー」というものになっております。

これはばぐではないのです!
極楽浄土でで言うちーとというものなのです!……多分なのです!!



「極楽浄土にて習得せし御業で皆様方を『ひーる』致します!」
 アラタマ・ミコト(極楽浄土にて俗世に塗れし即身仏・f42935)が颯爽と歩み出た! さっそく彼女はユーベルコード【極楽の香気】を使用する。
 傷は塞がり、極楽浄土の蓮の香りがあたりに漂い始め……ついでに姿も変わってゆく。具体的に言うと人狼の様に、獣めいた姿へと変わっている。その姿はそれとなく天上界の獣じみた姿だ。
「……皆様方が極楽浄土で相まみえた「もんすたー」というものになっております……」
 何か物言いたげな様子で獣たちは顔を向けている。無言の抗議だろうか。誰も詰め寄らない辺り、まだ理性は残っているようだ。
「これはばぐではないのです! これは仕様……仕様なのです!」
 気まずい沈黙が漂う中、妖刀を構える青年は座して待っている。攻撃の意思は今のところなさそうだ。
『……回復するまで待とう』
 どうやら律義にお待ちいただけるらしい。彼は獣から元に戻る150分間、座して待ち続けていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

バルタン・ノーヴェ(サポート)
「ご安心くだサーイ! ワタシが来マシタ!」
ご用命あらば即参上! アドリブ連携歓迎デース!

普段の口調:片言口調(ワタシor我輩、アナタ&~殿、デス、マス、デショーカ? デース!)
戦闘スタイル:白兵射撃の物理系

各種武装の中から敵に有効なものを選択して用いてくだサーイ!
刀も銃器も、内蔵兵器や換装式ウェポンも、何でもOKデス!

アタック重視でもディフェンス重視でも対応可能デース!
斬り込み、爆撃、弾幕を張ったり、パリィ盾したり、臨機応変に立ち回りマース!

指定ユーベルコードが使いづらいなら、公開している他のものを使用しても問題はありマセーン!
オブリビオンを倒して、ミッションクリアのために力をお貸ししマース!



「ワタシが来マシタ!」
 陽気そうな声を上げて、バルタン・ノーヴェ(雇われバトルサイボーグメイド・f30809)がやって来た。その背後には変わったキャバリアや召喚されたビッグ・バルタンを連れている。
「ミニ・バルタン! ビッグ・バルタン! スコール! ジェットストリームアタックを仕掛けマスヨ!」
『バルー!』
『BARUー!』
 三体のバルタンは一斉に散らばり、四方八方から攻撃を仕掛ける!
 ここで唐突に妖刀は空間を切り裂いた。すると、空間に刻まれた刀傷から濁流めいて瘴気が流れ出てくるではないか! ユーベルコード【奔流封名・妖刀の呪詛】による無差別攻撃だ! 掃除用具入れやら監視カメラの残骸などが瘴気に流され、穢れてゆく。触れればタダでは済まないだろう。
 だが、三体のバルタンは天井や空中に退避して無事! その上、距離を詰めて怒涛の連撃を叩き込んだ!
 妖刀と言えど、死角や正面からの攻撃を捌ききれるモノではない! 徐々に負傷個所が増えてゆく!

成功 🔵​🔵​🔴​

ニコリネ・ユーリカ(サポート)
あらあら、盛り上がってるわねぇ
お忙しい所、お邪魔しまーす!
新しい販路を求めてやってきた花屋です
宜しくお願いしまーす(ぺこりんこ)

どんな事態も「そっかぁ」くらいで受け入れる、ユルくて胆力のある女性
商魂たくましく、がめつい

【参考科白】
んンッ、あなたって手強いのねぇ
えっあっヤダヤダ圧し潰……ギャー!
私も気合入れて働くわよー!
ほほほ、悪い子にはお仕置きしないとねぇ
さぁお尻出しなさい!

相棒の移動販売車を運転・操縦して戦う他、
(助手席への同乗や、後部積載物などご自由に)
近接戦ではシャッター棒をブンブンして戦います

使用するアイテムやユーベルコードにNG無し
場面に合わせてお好きなように動かして下さい



「お忙しい所、お邪魔しまーす!」
 移動販売車と共にニコリネ・ユーリカ(花屋・f02123)がエントリーだ!
『……』
 妖刀は若干油断気味に突っ立っていた。車など叩ききってしまえば良いのだ。そう考えた青年は刀を構える。
 だが、唐突に人影が現れた。車内から蹴り破る様に飛び出たのは鎧武者だ!
『義に報い、我が剣を捧げましょう――塵ひとつ、御身には届かせませぬ』
 竜胆の武者はさっそく太刀を振りかぶった! すると斬撃が飛んでくる!
 だが、妖刀も同じく妖気の籠った斬撃で相殺! 更に薄布で拘束に掛かる!
「んンッ、あなたって手強いのねぇ……!」
 ニコリネはとにかくバックし、安全地帯に退避していた。飛び交う斬撃で車体を切られてはたまったものではないのだ!
 竜胆の武者は姑息にも薄布で拘束されていた。止めを刺さんとしているのか、刀を構え刺す構えだ!
 ――が、後ろからエンジン音が近づいたと思った一瞬に、妖刀の影は車両に轢き倒された!

成功 🔵​🔵​🔴​

ティモシー・レンツ(サポート)
基本は『ポンコツ占い師』または『本体を偽るヤドリガミ』です。
カミヤドリも魔法のカードも、「Lv依存の枚数」でしか出ません。(基本的に数え間違えて、実際より少なく宣言します)
戦闘についてはそれなりですが、戦闘以外は若干ポンコツ風味です。(本体はLv組で出せない、UCの枚数宣言や集団戦は数え間違える、UCを使わない占いは言わずもがな)

ヤドリガミの「本体が無事なら再生する」特性を忘れて、なるべく負傷を避けつつ戦います。
オブリビオンに止めを刺すためであれば、猟兵としての責任感が勝り、相討ち覚悟で突撃します。
でも負傷やフレンドファイヤ、代償は避けたいお年頃。



「あ、危ない!」
 ティモシー・レンツ(ヤドリガミのポンコツ占い師・f15854)は必死に飛び交う斬撃を躱し続けていた。|UDC神拳:確率論回避《カクリツノナノモトニ》で被弾確率が低い場所へ必死に走り回っているのだ。
 あまりにも凄まじい怨念の籠った衝撃波は背後や正面辺りに着弾し、怨念をばら撒いている。もちろん当たればタダでは済まない。例え、ティモシーがヤドリガミであってもだ!
「ふぅ……見えてても危ないですね……」
 確率を占いながら、走るのはかなりの負担だろう。その上、妖刀の影の攻撃は恐ろしく素早い!
 つまり、反撃せねばジリ貧になってやられてしまうだろう! しかも、敵がジリジリと刀を構えてすり寄って来る!
 こうなれば、と。彼は一つ確率を占う。具体的には無事に攻撃が当たる位置はどこか、そもそも当たるかどうかの可能性などだ。
「……見えた!」
 そして彼はカードを投げつけた! 勢いよく飛んだそれは……敵の近くにあった消火器へと命中! 廊下は勢いよくばら撒かれた消火剤で視界不良に陥った!
 その隙に一発、カードで一発入れてからティモシーは距離を置く。出来れば斬撃が飛ばないことを祈りながら。

成功 🔵​🔵​🔴​

音駆螺・鬱詐偽(サポート)
世界に蔓延る悪を懲らしめるネガティブアイドル鬱詐偽さん
ただいま参上。
・・・って、どうしてこんな恥ずかしいセリフを言わないといけないのよ。
うう、これも番組の為なのね。



自身の命綱である番組の為、多少の苦難や困難は仕方なく行います。
むしろ持ち前の不運によりおいしい場面を呼び込んでくれるかと思います。
ただし、ネガティブとはいえアイドルですのでマイナスイメージとなる仕事はすべて却下でお願いします。
ユーベルコードや技能はご自由に使わせてください。
どうぞ、当番組のネガティブアイドルをお役立てください。
                      プロデューサーより



「世界に蔓延る悪を懲らしめるネガティブアイドル鬱詐偽さん」
 撮影用ドローンを前に音駆螺・鬱詐偽(帰ってきたネガティブアイドル・f25431)はお約束の口上を行っている。
「ただいま参上」
 決まった。コメント欄は[いつもの]とか[親の声より聴いた声]とかで埋め尽くされている。掴みは重畳。
 妖刀の青年もそれとなく拍手をしていた。割とノリは良いらしい。コメント欄も若干盛り上がっていた。
 が、それはそれとして斬りかかって来た! 薄布も相手を取り押さえんとばかりに包み込まんとする!
 絶賛生命の危機が訪れたモノだから、コメント欄は大盛り上がりだ! スパチャも飛び交っている!
 声援やスパチャがユーベルコード【グッドナイス・ブレイヴァー】を発動させ、何かしら強くなった……気がする!
「うぅ……勘弁してよ……」
 鬱詐偽はすっかりネガティブになってしまったようだ。だが、そのおかげなのか、ネガティブオーラの力が増してゆき――陰湿・根暗・不幸の3属性がそろった闇のオーラが妖刀を吹っ飛ばしてしまった。
 しかも妖刀は壁に突き刺さり、根元からパッキリ逝ってしまい、ダメになっている。
 だが、鬱詐偽は気に出来なかった。今は自己嫌悪で忙しいのだ。

 グダグダになりつつも、UDC支部は救助された。死傷者は多いが、少なくとも壊滅は免れている。
 何はともあれ、猟兵の勝利である!

成功 🔵​🔵​🔴​



最終結果:成功

完成日:2024年08月16日


挿絵イラスト