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闇夜の赤い糸

#サムライエンパイア

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#サムライエンパイア


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「あーかい手まりが、ころんころん。傘なし地蔵さん、追いかけて。あちらの岸越え、ひーろった。かえしてくりゃれ、彼岸へ子供が呼びかけて…」

呼び出された猟兵達が入ってくると、囁くようなプルミエールの歌声が響いていた。猟兵の到着に気付いて、彼女は歌を止めて顔を上げる。

「聞いてました?…哀しい歌ですね、これ。サムライエンパイアのある藩で、昔の大戦の時に作られた手まり歌らしいですよ」

軽く首を振って、彼女は続けた。

「忘れられていたこの歌が、最近になってその藩の城下町で響き始めました。月のない闇夜の晩に、女が歌うこの歌が聞こえた時…一人ずつ、人が姿を消すんです。そして、しばらくしてから首のない死体が河に流れて発見される…昔の亡霊の仕業かと恐れる人がどんどん増えています」

「噂に押される形で事件の調査は苛烈さを増し、また何者かがばら撒いた悪質な複数の目撃証言のせいもあって、無実の男が下手人として捕縛されました。弁明は聞き入れられず、すぐにも家族共々河原で公開処刑されようとしています」

「まずは彼らを助けてあげて下さい。目撃証言には、処刑の後に証拠が間違いだったとわかるよう…成功させてしまえば藩の面目は更に失墜するでしょう…緩さがあります。例えば、各人の証言する人物像の細部の食い違いや、金で雇われた証言者の存在です。阻止できれば、込み入った手順だけに何かしら痕跡を掴む事も出来るでしょう」

どうか、無実の家族と、これからまだ出るであろう犠牲者を救ってあげて下さい。プルミエールは力強くあなた達に頷きかけたのだった。



初めまして、なりたてマスターの翼と申します。どこまで何をどうすれば大丈夫なのか、今のところとてもおっかなびっくりの現状ですが、そんな初めてのシナリオにお付き合い頂ける方があればとても幸いです。

リミットつきの緊迫感にあふれた第一部、
薄暗くて物悲しい歌の響く第二部、
術技を尽くして邪悪な忍びと撃ち合う戦闘描写重視の第三部…と言う感じで、うまく分けて描いて行ければいいなと思っています。

全力尽くし、売るも買うも五分と五分、満足行く出来ならお慰み!どうぞよろしくお願いします!
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第1章 冒険 『彼の者の陰謀』

POW   :    警備を強行突破して助け出す

SPD   :    騒動を起こして役人たちの注意を引きつける

WIZ   :    無実の証拠を突きつける、綿密さに欠ける役人の調べを指摘する、民衆を味方につける

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🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

シズル・カンドーヤ
それでは、手始めに攪乱作戦と参りましょうか♪

ユーベルコード『吐息の加速度』を使用しますわ。
狙う対象は、すこし転んだくらいでは怪我をしなさそうな、それでいて若干気性の荒そうな殿方たちですの。
摩擦抵抗が減るということは、その場に立ち続けることもできなくなる、ということ。
どうぞ人畜無害な大暴れを見せてくださいましね。

煙草の火は指でもみ消し、吸い殻は確実に持ち帰りますわ。
ポイ捨てなんて、はしたないでしょう?



河原の刑場はざわついていた。

柵の内側には、俺はやっていないと嗄れた声で叫び続ける夫と、慈悲を願いながら子供を抱き締めて離そうとせず引き剥がされようとしている妻と、幼い声で何か叫んでいる男の子が、それぞれ磔台にかけられようとしていた。

柵の外側には、あれが凶悪な下手人かと首を伸ばす者、ええ、あの人そんな風にゃ…と首を傾げる者、これで事件もお仕舞いかとあっさり納得する者、色々な人々がひしめいていた。

と、その外側からいきなり叫び声が上がる。

「うぉわっ?!」
「痛って!」

気の荒そうな男達ばかり、急に滑って転んで。巻き込まれて倒れた周囲の人の怒声や悲鳴が上がったり、お前ぇ引っ掛けやがっただろ!と因縁を付け合ったり。一寸した騒動が俄かに湧き起り始めていた。

取るに足らぬ喧嘩騒動とは言え、刑場の前でとなれば。お上は、威光に傷をつけまじと役人達を繰り出さざるを得ない。しかも、その役人達の一部もまた何故か足を滑らせて騒ぎを広げたりもして…結果、刑の執行は随分と遅らされていた。

(人畜無害な大暴れ、どんどん見せてくださいましね)

一人心の中で呟いて、シズルは指の中でそっと煙草を握り込んだ。彼女のユーベルコードによって人々の足元の摩擦係数…つまり立っている力を奪う煙を発していたそれは、揉み潰されて力を失う。後に残ったのは、何の変哲もない吸殻だけだ。だが、彼女はそれも油断なく持ち帰る。

(ポイ捨てなんて、はしたないですものね?)

成功 🔵​🔵​🔴​

リーキー・オルコル
歌に準えた殺人か
言い伝えなんてものはそれだけ人の心に残ってるだろうからな
何か狙いがあるヤツがいるって事だ
街を混乱させて藩の信用を落とそうってわけだ
そうすると得をするヤツがいるってことだろう
そいつを探す

歩き回って情報の流れを追うとするか
出所を追っていけばデマを流しているヤツにまで辿り着くだろう
そいつを捕まえて誰の指図か聞けばいい
脅して話だけ聞いてその場は見逃してやれば
その後その奥にいるヤツに助けを求めるかもしれないな
マジックスナップでナイフを投げてその辺の瓶を打ち抜いて見せて
「次はお前の頭だ、死にたくなければ誰の差し金か言いな。言ったら命は助けるぜ」

そのあとはまずは人助けかね
子細を藩に知らせるか



刑場が混乱するその少し前から、足早に町中を聞き込み回っている者がいた。

(歌に準えた殺人か。言い伝えなんてものはそれだけ人の心に残ってるだろうからな、何か狙いがあるヤツがいるって事だ)

「街を混乱させて藩の信用を落とそうってわけだな…そうすると得をするヤツを探せばいい」

リーキーは、証言者の中で、証言に信用の置けないものをどんどん絞り込んで行っていた。同時に、誰から聞いた、その誰かは誰から…と、怪しげな証言の出所もまた抜け目なく追いながら。

「い、いやっ!俺は何も…見たままを話しただけで!」

時に脅しも交えて話を聞く内、ある遊び人の男の答えの調子に「これだ」と思い静かに後をつけて行くと…彼は、いかにもカタギとは見えない雰囲気の別の男に渡りをつけていた。

「は、話が違いやす。ただ言えば後は知らん顔してりゃいいって」

当たり、だった。

キン…ストンッ!その男の手にしていた徳利が、壁に留めつけられる。そう、投げたナイフが陶器を割らずにそのまま貫くなど尋常の事ではない。男達は何が起きたのかわからないと言う様にそれをぽかんと見、それから路地の表から姿を現したリーキーに視線を移した。

「次はお前の頭だ、死にたくなければ誰の差し金か言いな。言ったら命は助けるぜ」

「だ、誰の差し金って、何のこ」

ストンッ!今度は二人共の髪のてっぺんが飛来した刃に剃り上げられた。短い悲鳴が上がる。

「もう一度言う…どんどん痛くなってくぜ。誰の差し金か言いな」

二人がすっかり吐くのは、それから間もなくの事だった。二人の内よりカタギに見えない方…地回りらしい…が、処刑されようとしている男をこの辺りでいついつ見かけたと噂を広める条件で、傘に顔を隠した男から金を受け取ったのだと言う。

更にまた別の噂のルートを絞り込んで他にも何人か同じような例を捕まえてみると、デマを広める役の他にも、処刑が終了した後に茂松…処刑されようとしている男は犯行の日はずっとここにいたと、彼の「置き忘れた」大工道具を「後で人から聞いて知り、言わずにいられなかった」と提出する係まで雇われていたようだ。

それらの証言を集め、必要そうな相手はしっかりと身柄を確保もしておき…彼は、城へ向かった。調査の仔細を藩主に伝える為に。

「…さ、そろそろ次は人助けかね」

成功 🔵​🔵​🔴​

シェラ・ルート
「よーし…ここは、シェラの出番」

攪乱しているなら、警備が薄くなっているはず。できる限りばれないように近くに接近。隙を見て一気に飛翔、家族の元へ行こう。

「こっち!」

【見切り】で攻撃をかわしつつ、飛び道具は【衝撃波】で相殺、向かってくる人がいるならランスを振り回し【範囲攻撃】で返り討ちにしてあげよう。三人を守りながら、安全そうな場所へ避難させようかな。

「この人達は、無実なの。だから、殺しちゃだめ」


私は無実を証明できないけど、きっとほかの仲間が証拠を見つけてくれるはず。みんなが来るまでシェラはいくらでも戦うよ。だって、それくらいしか、シェラにはできないんだから。



一方で、散々な混乱の後にようやく刑場は静まり、茂松達家族は磔台に縛りつけられ、処刑役人達は急いで遅れを取り戻そうと口上を読み上げにかかっていた。

「よーし…ここは、シェラの出番」

騒ぎに紛れて柵のぎりぎりまで近づいていた少女が、一気に跳んだ。磔台の足元に着地するや、白刃一閃。戒めが切り離され、瞬く間に三人は台から落ちる。順々に彼らを受け止め、シェラは役人達に向き直った。

「な!おのれ貴様、何をするか!」

「この人達は、無実なの。だから、殺しちゃだめ」

「ぬぅう…お上を恐れぬ不逞の輩、取り押さえい!」

たちまち数人が駆けつけ、突棒や刺股や袖搦が次々繰り出され、また網が投げつけられた。しかし、シェラは軽く首を傾げただけで飛んで来た突棒や刺股をやり過ごし、あるいはランスをひと薙ぎさせての衝撃波で網を空中でずたずたに引き裂いて弾き飛ばし、更にランスをぐるぐる振り回しては袖搦をへし折りながら同心達を薙ぎ倒して行く。

…だが、流石に三人を庇いながらとなれば多勢に無勢。

「そっち!」

自分の後ろにいるように三人に身振りを送り、その周囲を回るように戦い、内側に役人達を通さないようにはしているものの…そこまで。四方八方から囲まれて、三人を刑場の外まで無事に連れ出す事はこのままでは出来そうになかった。

「…くっ」

苦しい状況ではあったけれど、何もしなければすぐ処刑が始まっていたに違いない事を考えれば、シェラとしては当初の目的通りの展開でもあった。

(私は無実を証明できないけど、きっとほかの仲間が証拠を見つけてくれるはず。みんなが来るまでシェラはいくらでも戦うよ)

このまま、持ちこたえ続ける。それくらいしか、自分にはできない。そして…それで良いのだ。もう、そう遠くはないはずだから。よしんば遠かったとしても、仕事が長くなるだけだ。それに…

苦戦 🔵​🔴​🔴​

心禰・白雨
全力を出せば警備を足腰立てねえようにはできるだろうが。
あくまで今回は人助け。余計な怪我人を出すのはよくねえかな。

羅刹は力持ちなんだ。
【怪力】で民衆や警備を退かせ、処刑に待ったを掛けてやる。

「待ちな! この処刑に異議を申し立てる」

俺は聞いたぜ。どこぞの悪党が金を積んでこの男に濡れ衣を着せたってよ。
こいつらを処刑した所で事件は終わらねえのさ。
そうなりゃ次にここで首を落とすのはお前か、いやお前か?
街の方じゃ証拠が集まったって話さ
今に藩主から伝令が来るだろ。それまで大人しく「おににり」でも食ってな。

などと。怪力と恫喝と殺気で処刑の進行を止めるだけ止めて。
処刑されそうになってる家族におにぎりを分けます。



ごしゃん!と。シェラの期待がそのまま形になったようなタイミングで、刑場を囲んでいた竹組みの柵や補強の木杭がまとめて引っこ抜かれ、彼女と捕り手の間に投げ込まれて山を造った。

「な、何事か?!」

土煙を手で払いながら処刑役人が叫ぶ。すると、刑場の外側からシェラ達に向けてつかつかと歩み来た少年が答えた。

「待ちな!俺もこの処刑に異議を申し立てる」

彼は周囲をぐるりと見回し、遠巻きにしつつも残って様子を見ていた物見高い…つまりは反応の良い観衆へと視線を移す。

「俺は聞いたぜ。どこぞの悪党が金を積んでこの男に濡れ衣を着せたってよ。こいつらを処刑した所で事件は終わらねえのさ。そうなりゃ次にここで首を落とすのはお前か」

さっと、観衆の中から肉付きの良い長屋の女房を指差せば、彼女はぎょっと肩を震わせ。

「いやお前か?」

商家の手代の男を指出せば、とんでもないとばかりに彼は自分の前で手をぶんぶん振った。

普段から辻に立っている滑らかな口上とまだ年端も行かぬ少年の姿、そしてそれに似合わぬ、引っこ抜かれて投げつけられたらしき柵の残骸…それらを前に、役人達はつけいる隙を中々見出せぬ。

「街の方じゃ証拠が集まったって話さ。今に藩主から伝令が来るだろ」

その言葉に、先ほどからの尋常ならざる出来事の連続と、心から茂松達の無罪を信じる猟兵達の眼光に怯みつつあった役人達の動きがとうとう止まり、上役達の間で囁きが交わされ始めた。その隙に白雨は悠々と背後を振り向いて、少し身をかがめて自分よりも尚幼い子供の頭を撫でてやり、小さな手の上にころんと竹の皮の包みをひとつ置いてやりつつ笑いかけた。

「それまで大人しく「おににり」でも食ってなよ。なあ」

成功 🔵​🔵​🔴​

コトキ・シャルマ
無実の者が目の前で処刑されるなんて……それも家族までなど、私には耐えられない。
兎に角彼らの命が最優先だ。

まずは一人でも良いから一刻も早く嘘の証言を提出した者を探し出し
、力ずくでも処刑場に連れて行く。
日頃から鍛錬を怠っていないから、そこらの男には負けないつもりだ。

「待ってくれ! 私はこの判決に疑問がある。証人を連れてきたのでもう一度目撃証言を詳しく聞かせてほしい」
そう頼み、処刑場でもう一度証言をしてもらう。
嘘の証言を詳しく説明すれば矛盾が出るはずだ。
時間や人物のその時の服装など、詳しく聞き出してみよう。

また、処刑者や連れてきた証人に危険が及びそうであれば『無敵城塞』使用で私が代わりに攻撃を受ける



「私もこの判決に疑問がある。証人を連れてきたのでもう一度目撃証言を詳しく聞かせてほしい」

更に、刑場の外から新たな声が割り込む。役人達や茂松達や見物人達の視線が一斉に集まった先には、きょろきょろしている証人達を幾人も連れた鬼の姿。今までの騒ぎも相俟って、これはあの世の裁判官でもやってきたか、などと言う囁きが幾つか交わされた。

天下自在符によって認められた猟兵に要請されてしまえば、わざわざ逆らう証人などいる訳がなく。コトキに促されるまま、彼らは茂松を目撃した時の事を衆人監視の中で話し始めた。…その中には、緊張以外の理由で視線が何となく泳いでいるような者もいるかも知れなかった。

「…待ってくれ。その時刻はいつ頃だった?」

「ええと…夜五つの鐘が鳴ったちょっと後で」

「え?あたしゃ暮れ六つに近所であの人を見かけたんだよ?」

丁寧に、詳しく突っ込んで行けばどんどんおかしな点が出始める。

「うん、やはりな。同じ時刻に見かけているのに、服は同じでも所持品が違う。大工道具は近辺で見つかったのか、お役人?」

「ノミは見つかっておる」

「他の道具や箱は?」

「うっ…」

聞けば聞くほどに、調べが拙速であった事は確かだった。だが、間違いを決定的にしてしまったのは…

「…この男だが。金をもらってそのノミを現場近くに落とすよう頼まれたそうだ」

裏で糸を引く者があった。一人だけ縛り上げられていたその男をここぞとばかりに転がし、コトキははっきりとその事を皆に知らしめる。既に広がっていたざわめきが一層大きくなり…処刑役人さえも得物を置いてしまっていた。

既に大勢は決し、もはや上からのお達しを待つばかりの空気が漂い始めていた。そこに…

成功 🔵​🔵​🔴​

徳川・家光
さすがにここで僕の正体がバレるのはまずいので、名馬火産霊丸ともども、木乃伊男の如く、包帯でぐるぐる巻きのガチガチの変装をします。

その上で、件の「手毬唄」を歌いながら街の大路を駆け抜け、往来の真ん中で言い放ちます。

「愚かな人の子よ、よう考えても見よ。貴様ら人に『女を殺して首を集める』意味など、どこにある? 女を得れば、売るか慰み者とするのが道理であろう。さすれば真の下手人は誰か?」
「我らだ! 過去の闇より蘇りし我らオブリビオンが、汝等を狙い続けるぞ。ハーッハッハッハッ!」

 で、速攻で逃げます! 藩が沙汰を覆すのは中々の面倒事。ですが妖怪変化のせいにすれば、彼らも少しは領民への言い訳が立つ筈です。



その頃、藩主尚常は猟兵達の持ち込んだ調べを前にして、重臣達と論を戦わせていた。

「即刻刑を中止すると先触れを出せ!余も直々参る!」

「と、殿!確かに調べなおしは必定なれど、そこまでなされましては!ご政道の誤りをあまりにも軽々に認め過ぎましては民草が殿の事をどのように…!」

尚常が一喝しようとしたその時。

「と、殿!大変です、あれをご覧に!」

駆け込んで来た見張りの言葉に、全員が物見窓から街の大路に目をやった。すると…

「愚かな人の子よ、よう考えても見よ。貴様ら人に『女を殺して首を集める』意味など、どこにある? 女を得れば、売るか慰み者とするのが道理であろう。さすれば真の下手人は誰か?」

地獄よりの化生はかくやとばかり燃え盛る炎を纏った恐るべき馬にまたがり、身体中を白布で巻きしめた何者かが、高笑いの合間にかの手毬歌を口ずさみながら大路を疾駆していた。

「我らだ! 過去の闇より蘇りし我らオブリビオンが、汝等を狙い続けるぞ。ハーッハッハッハッ!」

色めき立ち、即刻討手を差し向けよと怒鳴る重臣達を横目に。尚常は少し考え、証拠を持ちきたった猟兵達に歩み寄り、そして…素早く、しかし丁寧に一礼してみせながら囁いた。

「…お心遣い、忝い」

そして、すぐに大声で臣下全てに命を下す。

「これでは、今すぐに動かぬ事こそ我らが面目の失墜となろう!最早反対は余が許さぬ、即刻に馬を引けい!間違いは致し方なし、なれどそれを認められぬは暗君の道ぞ!」

力強い号令の下、瞬く間に役人の全てが動き出す。処刑場へ先触れが達し、茂松達が尚常直々の指揮の下でひとまず牢へ戻され、今までと比べ物にならぬ丁重な扱いを受ける事となるまでに最早然程の時間はかからなかった。

成功 🔵​🔵​🔴​




第2章 冒険 『かみかくしの手鞠歌』

POW   :    入り組んだ町中を歩いて手掛かりを探す。

SPD   :    町の人々に聞き込みを行う。

WIZ   :    歌や伝承を紐解く。

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


ひとまず、調べは振り出しに戻った。今度こそ、下手人に向けて正しい調べを行わなければならない。もちろん役人達はあれから四方八方を走り回っているが、あちらこちらでひとたび疑えば妨害としか思われぬ有形無形の不運を受け、次々怪我人の出る始末。このまま時間をかけていては、また首無し死体が増えるだけだ。

役人達から聞いたところによれば、あの手毬歌は確かに昔この地で作られたものではあるが、大戦から長い年月の経った今ではしっかり覚えている者はそう多くはない。悲劇の記念歌と言うのは、おおむねそう言うものなのだ。だから、下手人がそもそもどこからその歌に触れたかを辿って行けば、あるいは何かを掴めるかも知れなかった。

…もちろん、本当に妨害者がいるのならば、まず途中で何らかの危険が襲い掛かるかも知れないのだが。
リーキー・オルコル
人助けも済んだし後は犯人捜しと行くかね

相手はオブリビオンだ
大戦の頃に死んだ誰かかもしれないし
見立てて殺すのが好きなただの人殺しかもしれない

準えてることは確かだからな
歌について調べて見るか

街中や城に行き伝承に詳しい人間を探して
歌の謂われを聞く
大戦の頃の出来事をなぞったものなのか
それともただの創作なのか

「子供」に「地蔵」か
気になるね

「岸」って言うと死んだヤツを帰して欲しいってことかね

あとは「女」が歌うと死人が出るか

そのあたりから考えてみるか
恨みや悲しみから事件が起きてるんなら辿りやすいか
まずはその線で行ってみるか

妨害されたら目つぶしの砂の入った袋を投げつけ
可能なら捕まえ
無理そうだったら逃げる



「何せ相手はオブリビオンだ。大戦の頃に死んだ誰かかもしれないし、あるいは見立てて殺すのが好きなただの人殺しかもしれない」

「…だが、準えてることは確かだからな。歌について調べて見るか」

リーキーは日夜探索に走り回る役人達にそう告げていた。彼らとしても、戦闘能力の高い猟兵達が手伝ってくれるならありがたい事この上なかった。お上の面子もあるとは言え、実際に増えて行く怪我人と、それによって不足する人手の負のスパイラルは所詮見過ごせぬ。


「【子供】に【地蔵】か…気になるね」

城下で聞き回ってみると、僅かながら歌について知っている者はぽつぽつと見つけられた。どうやら大戦の頃の創作歌らしいが、それは実際に赤い手まり…つまりは兵士達の首がころころ転がる戦場の有様と、父を恋い慕って泣く子供の姿から生まれたものだと言う。辛い事を歌にして割り切ってしまうある種のやけっぱちなのか、あるいは歌を聞く者に自省を促したかったのか…そこまでは判らないが。

「つまり岸って言うのは、死んだヤツを向こうから帰して欲しいってことかね…そして、女が歌うと死人が出る…」

判った事を端から呟きながらまとめ、ぴったり合うつなぎ目がないかどうか探り。

「恨みや悲しみからと言うなら結構繋がるし、辿りやすいんだが。まずはその線で行ってみるかな。そもそも、この歌自体誰もが覚えてるってもんじゃないんだし、そこからも辿…」

「暴れ馬だぁーーーーーっ!!!」

「?!」

突然の大声に振り向いたリーキー目掛けて、物凄い勢いで馬が突っ込んできていた!

「っち…!」

準備していた砂袋に反射的に手を伸ばし、彼は突っ込んでくる馬の顔面へ中身を投げつける。

「ヒヒィイイイインッ?!」

もちろん狂乱を鎮める事にはならないものの、いくら大きな身体の馬とてこれは怯む。棹立ちになって一瞬無防備になった所にすかさずひらりと飛び乗り、己の術と技で強引にねじ伏せて、行く手の人や障害物を避けながら段々と勢いを使い切らせていく。

「ブルル…ブルルッ…」

息を荒げて大人しくなってきた馬の首をぽんぽんと叩いてやったり、目の砂を取ってやったりして宥めながら、リーキーは呟いた。

「突然の事故…ねぇ…」

もちろん、ただ偶然に馬が狂乱して向かってきただけなのかも知れないが…やはり、疑いは残るのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

コトキ・シャルマ
まずは目の前の無実の家族を助けられたようで一安心だ。
しかし、このままでは死人が増えていくばかり……。

それに妨害による怪我人が出ていることも気掛かりだ。
役人達の護衛も兼ねて、私も付き添い一緒に手がかりを探したいと申し出よう。
妨害者がいるのであれば、そこから下手人に近づくことができるかもしれないしな。
私は武器受けが得意だから、危険な目に合ったら役人たちに矛先が向かわないことを最優先に行動したいが、余裕があれば妨害者を捕まえ、何のためにこのようなことをしているのか聞き出したい。
捕まえることができなくても、妨害者の特徴などが分かれば真相に近づけるんじゃないだろうか。



一方で、役人達と一緒に聞き込みに当たっている猟兵もいた。

(あの家族にはもう心配はないだろう…しかし、このまま手をこまねいていれば死人が増えていくばかりだ)

無実の人々や役目に忠実な役人達が苦しみ、あるいは死ぬ事に我慢できないのがコトキの性分だった。だから彼女は、役人達への妨害があるならそれを積極的に迎撃する事で、無実の彼らを守りつつ事件の解決を早めようと決心していた。


「ふむ、この手まり歌は元々ある村で歌い伝えられてきたもの…つまりそれは、この地方住まいだからと言って必ず誰もが知っているものではないと言う事ですか?ご老人」

彼女が聴取にそう口を挟むと、少々遠い耳に手を当てながら、老爺はゆっくりと頷いた。

「うむ、うむ。勿論村とご城下を人が行き来するしな、耳にして習い覚えた者もおるじゃろて。じゃが、誰もに大流行しておったなどと言う事はとんと聞いた覚えがなかったのお…」

そこまで耳にして、ふとコトキは後ろを振り向いた。実に何気ない動きで、手は回転に隠れて自然に腰へ伸びていて。転瞬、そこから火花が奔った。

からん…真っ二つになった瓦が地面に転がった。それは「突然」屋根から外れて降ってきたものらしかった。抜く手も見せなかった彼女の一閃なくば、たぶん役人の頭に命中していたのだろう。

(今…一瞬だが、気配を感じたような…)

そう、偶然の事故にも見える。今まで役人達を負傷させてきた出来事と同じように。だが、これも同じく…タイミングが良すぎる、と言えた。

(…やはり…か…?)

その彼女の疑念は、更に役人達に同行していく内にすぐ確信へと変わった。何故なら、材木置き場の近くを通った途端…縛りつけていた紐が「突然切れて」今度は材木ががらがらと倒れ掛かってきたからだ。

まだ小さく切出す前のかなり大きな板材や棒材ばかりで、これも下敷きになれば大怪我をしただろう。刀の一閃で輪切りにされて周囲に落ちたそれらを見回し、コトキは思ったのだった。やはりあの気配は勘違いではなかった、と。

成功 🔵​🔵​🔴​

心禰・白雨
こっから先は力押しだけじゃあどうにもいかねえようだ……俺には厳しい。

……とは言ってもおれは賢しい真似は苦手だ。
やっぱり力押しで通すとするか。

街のガラの悪い連中の居所を聞き出し、恫喝するぞ。
「最近街で流行ってるアレ、手毬唄か? 
あれについて詳しい奴はいるか? 
居ねえなら詳しい奴を連れて来てくれ。
そうすりゃ俺も満足して帰るさ、もうお宅らの邪魔はしねえよ」

手っ取り早く怪力と赫絲を使い
自分がただの小鬼じゃない事を教えて脅かしてみる。

「別にお宅らに責があるわけじゃないかもなあ。でもよ、コソコソ悪事を働きゃ鬼が出るって、婆(ばば)に昔話で教わらなかったのか?」



また別の場所では、少年が悩んでいた。

(こっから先は力押しだけじゃあどうにもいかねえようだ……俺には厳しい)

しばらく考え込む。しかしながら…

「……とは言ってもおれは賢しい真似は苦手だ。やっぱり力押しで通すとするか」

苦手な事を無理にするよりは慣れたやり方の方がマシだろうと、彼は矢場や賭場や、その他気性の悪い人間が集まりやすい場所が多い地域を巡り歩き始めた。

流石に、鬼とは言えまだ幼さの残る外見。こんな場所であろうと、本気で絡んで来る相手は限られる。それだけに、少々手荒に話を聞いていい相手を見極めるのはある意味で簡単だった。

「最近街で流行ってるアレ、手毬唄か?あれについて詳しい奴はいるか?居ねえなら詳しい奴を連れて来てくれ」

片手で天地逆さにひっくり返されて目を剥いている力士崩れに、少しかがみ込んで問う。

「そうすりゃ俺も満足して帰るさ、もうお宅らの邪魔はしねえよ」

見えない糸に全身を縛り上げられて何が起きたかもわからず目を見開いている、いかにも尾羽打ち枯らした職人風の男と大工風の男に尋ねる。

驚愕に目を見開いた彼らは、先を争って喋りだした。詳しい事は知らない、知らない、と。ただ、色街の方のやり手婆に…

それを言い終わるか、終わらないかの内に。

「手前ら、こんなとこにいやがったか!」

匕首を手にした、殺気立った男が数人現れた。

「何だよお前ら?!」

「おう、そこのガキ。大人しくどっか行ってろや。おい松吉、こないだの賭場じゃあ世話になったなあ?大したザマじゃねえか、立てねえ位に呑んだくれたか?覚悟しろや…」

彼らの思っているのとは違う理由で突っ伏して動けない男達に、彼らはにじり寄る。だが、その前にすっと白雨が立ちはだかった。

「おっと、そいつをされちゃあ困る。それに……あるいは」

「何だ、この」

気がつけば懐。ひとり目が無造作に掴んだ片手で宙に放り上げられ、別のひとりにぶつかる。

「うがっ?!」

「な、な…このガキ、何モン、うわぁっ!」

…所詮は猟兵相手に数人のチンピラ風情、そこから先は述べる程の場面すらなく。新たに地面に転がった彼らに尋ねれば、屋台の老婆が、先に尋問されていた力士崩れの松吉とその連れがそっちに行ったと情報をくれたのだそうだ。勿論、小銭を引き換えに強請りつつ。

路地から顔を出して、すぐそこだと言うその屋台を確かめようとして見れば…やはりと言うべきか、影も形もない。これはやはり、偶然やちょっとした悪意の産物ではないのだろう。

更に松吉達に尋問を重ねると、彼らは件のやり手婆が、話題の歌ならあたしの村の出さあ、などとここぞとばかり話の種にしていたのを覚えているのだと言う。それを聞き終えると、白雨は踵を返して歩き出した。そして、思い出したように一度だけ振り返り…

「別にお宅らに責があるわけじゃないかもなあ?でもよ、コソコソ悪事を働いて生きてりゃ鬼が出るって、ばばに昔話で教わらなかったのか?教わった事がないなら、これからはちゃんと覚えとくんだぞ。また鬼が出ねえようになあ」

成功 🔵​🔵​🔴​

推葉・リア(サポート)
色んなゲームで推しキャラを育成して愛でるのが好きな妖狐

基本的に人がいいので命や心を大事に動き相手の心に寄り添おうとする、それが敵であっても(倒すときはしっかりと倒す)
あと結構関係のないことも考えたりもしてたりもするがやるときはやる

★戦闘
各ゲームの推しキャラ達の召喚と狐火を使う、基本的には推しキャラ達が戦い自分は後衛やサポートに回ることが多い、活躍する推しキャラを見るのが何よりも好き、また推しキャラが動きやすいように自分を囮にすることもある
UCの『星色ライド』『夜色チェイサー』は基本戦闘では使用しない

★冒険
推しキャラやペットの鴉やインコ達と協力して動く、演技もした騙したりもする

過剰なエログロNG



仲間達の情報を共有したリアは、急いでいた。陰謀に気づいた主人公達が情報を集め始めて、詳しそうな人物の存在を突き止めて、その矢先に誰かからの妨害ではないかと疑われる騒ぎが差し向けられた。ゲーム的に考えるとこの後の展開は割と鉄板であり、つまり…

「ちょっとごめん、通してねー!本当に悪いけど、急がなきゃなのよ!」

大きな大きなコンゴウインコの青や緑や黄色の羽と、その背にまたがった妖狐の少女の明るくたなびくこがねの髪や衣服の紅と。本番の夜に向けてまだ多くの住人がまどろんでいるそこの上を、何とも華やかな風が翔け抜けた。

それは、何事かと顔を出す遊女達が、とりどりの衣装を色なからしめさせられて感嘆の呟きを洩らす程に鮮やかで美しかった。

上空から一直線に飛んで来て、目的の色町を見つけるや、リアは一気に急降下して件のやりて婆の働く遊郭をまばらな人々に聞いて回る。そしてまた、急いで空に舞い上がり、やがて軒に邪魔されて細くなった路地の前で降りて一気に駆け込んだ。すると…。

「やっぱりだ!」

証人の口封じ。彼女の思った通り、何者かの殺気が近づいて来ているのがわかった。場所柄が場所柄だけに、入るのを躊躇する気持ちが意識の片隅にはなくもなかったが、そんな場合ではなく。急いで遊郭に入り、猟兵の証を見せると共に用件を告げた。表に置き土産を残して。


「…ち」

ほどなく、外で一人の女が舌打ちをした。

遊郭の前で、裏手で、この遊郭に相応しからぬ衣装をまとった男女、あるいは獣や鳥やその他諸々…もしもゲームに詳しい猟兵ならば「あ」と思うかも知れない群集…が賑やかにはしゃぎ回っている。そして、その騒ぎに「何だ何だ」と、気だるげな遊女やら禿やら男衆やらが窓から店先から顔を出していた。

流石に、これでは出て行くのも薮蛇だ。聞き込みを邪魔出来ても、自分の正体が丸見えになって結局何の得もない。流石に猟兵連中、と言ったところか。

(いったん消えるのも考えておくべきか…?)


そして、表の推しキャラ達の様子を注意深く共有しつつ、リアはやりて婆に聞き込みを開始していた。近頃彼女の手まり歌について詳しく聞きに来た人物はいなかったか、またはこの辺であまり見かけない顔が話を聞きまわっていたような事はなかったか…などを。

「ああ、それなら…」

情報を集めながら、リアは心の中でぐっと親指を立てていた。だいぶ絞り込めた、と。

「オッケー、わかりました。お婆さん、もし他にも何か思い出した事があればすぐにこの紙の場所まで知らせてね。お礼はちゃんとするわ」

後は、情報を共有して網を張り、「今」怪しい動きをしている奴を追跡すればすぐにとっ捕まえられる!

成功 🔵​🔵​🔴​

ジェイソン・スカイフォール(サポート)
おもに衛生小隊を使ってメイン参加者がメインの行動に集中できるよう、雑事を引き受けます。本人および衛生小隊は「兵士ができそうなこと」はだいたい行えます。

▼行動例

「自分たちが援護をします。総員戦闘配置!」
敵の数が多い/敵が優勢のとき、衛生小隊を率いて登場。援護射撃を行い、猟兵が行動するチャンスを生み出すほか、敵の足止めや味方の撤退支援などを行う。

「避難は任せてください。さあ、みなさんはこちらへ!」
現場に一般人がいるとき、避難誘導や救助を行う。必要に応じて炊き出しなども可。

「総員、作業にかかれ!」
衛生小隊を指揮し、人手が必要な単純作業を引き受ける(運搬や土木作業など)。


イグナーツ・シュテークマン(サポート)
ダンピールのマジックナイト×探索者
一人称は俺、他人は名前で呼び、~君や~嬢と敬称を付ける
クールで醒めた物言いをするが、他人への気遣いはしっかり出来る
他人との咄嗟の共闘も進んで行う

フィンガースナップで空間に魔法陣を描いて、あらゆるユーベルコードを魔法として用いて戦う
使用する武器とユーベルコードを併用し、近接戦も遠距離戦もバランスよくこなすタイプ
トリニティ・エンハンスや魔闘技の一・牙獣の劫火をよく使用する

台詞例
「魔法は詠唱するもの、そんなルールはないだろ?」
「ドゥロック式魔闘術の神髄、その身でとくと味わえ!」
「UDCアースに来て長いんでな、甘いものに親しんだ時期も長いってことだ」



「…情報は全て了解しました。自分たちが援護をします。総員、作業にかかれ!」

いったん情報が共有されれば、ローラー作業は支援部隊の桧舞台。ジェイソンの指揮に応じて、出現した衛生兵の部隊が周囲の広い範囲を動き回る。

聞き込みで減らされた容疑者の中で、遊郭で殺気が感じられた事から、まずは今外出している者をリストアップ。更にその中で、現在位置が把握出来なかったり、普段の行動が怪しげだったりする者を絞り込んで行く。

更に、人相風体をもとに数の力で街中を聞き込んでどんどんさらって行けば…

「容疑者らしき人物の足取りを確認!追跡します!」

一度手がかりを掴めば、もうこちらのものだった。対象は何度も撒こうとしたり、変装してやり過ごしたり、逆に襲撃をかけようとするものの。有力な情報に素早く随行するシュテファンが殺気や身のこなしを見抜いて部隊を更に誘導し、襲撃から護衛する。


程なく、ぱちんと指を弾く音と共に立ち上がった水の壁が飛来した手裏剣を防いだ。

「とうとう痺れを切らして出てきたか…相当に素早い奴のようだな」

虚無僧の出で立ちに身を隠した襲撃者を青い目に素早く捉え、シュテファンは挑発的に嘯いた。

「だが、防げないほどじゃあない。俺の魔法には詠唱がいらないからな」

そう言うが早いか、再びぱちんと指を弾く。すると、今度は劫火が矢のごとく襲撃者へと襲い掛かる。周囲の家の為にも、そして、襲撃者の外装を焼いてしまわない為にも、細心の注意と共に加減された一撃だった。果たして、襲撃者はそれを受けるよりもかわして下がる方を選び…刃を交わしながら、少しずつ誘導されて行った。

「避難は任せてください。さあ、みなさんはこちらへ!」

シュテファンの随伴した部隊員からのリアルタイム情報に基づいて、他の猟兵とも連絡を取りながら、ジェイソンはどんどん網を狭める。そして同時並行で、獲物が追い込まれつつある方に、人々を避難させた戦闘領域を作っていた。

なまじ偽装を保てていたものだから、そのまま顔を見られず逃げ切る欲が働き…時既に遅くなってから、虚無僧姿の襲撃者は自分の状況に気づいたようだった。

「そろそろか…ドゥロック式魔闘術の神髄、その身でとくと味わえ!」

今度こそ加減抜きの炎の矢が、大気を灼きながら襲撃者をかすめる。それだけで、彼女が身にまとっていた虚無僧衣装は燃え上がった。そして…燃え落ちるそれを脱ぎ捨てながら更なる追撃への空蝉と変えて、とうとう彼女は本当の顔を集まった猟兵達の前に曝け出したのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​




第3章 ボス戦 『咎忍『彼岸花』』

POW   :    煉獄鳳仙火
自身の装備武器を無数の【火纏い赤熱化した手裏剣 】の花びらに変え、自身からレベルm半径内の指定した全ての対象を攻撃する。
SPD   :    身裂き旋風
【刃物のように砥がれた葉を巻き上げた旋風 】を発動する。超高速連続攻撃が可能だが、回避されても中止できない。
WIZ   :    封刃鎖
【首に巻いた布 】から【幾多の鎖分銅】を放ち、【鋭い鉤爪】により対象の動きを一時的に封じる。

イラスト:森乃ゴリラ

👑11
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は政木・朱鞠です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

クネウス・ウィギンシティ(サポート)
※アドリブ&絡み歓迎

●台詞
『敵影捕捉、これより戦闘行動に入ります』
『索敵完了、狙撃準備』
『技術者が必要であれば此処に』

●特徴
サイボーグ(四肢機械化済み)の技術者&狙撃手。SSW出身の鎧装騎兵。
宇宙軍の技術士官であり、民間人互助や義侠心に厚い。

●非戦闘時(日常/冒険)
技術者としての『改造・修理・工作・ハッキング』がメイン。
主な技能:メカニック・ハッキング・早業・武器改造・防具改造

●戦闘時(集団戦/ボス戦)
狙撃手としての『狙撃・援護射撃』や技術者として『(技術)支援』がメイン。
主な技能:スナイパー・誘導弾・零距離射撃

●口調
・自分=私
・他者=〜さん
・他=です、ですね、ます、でしょうか


リーキー・オルコル
黒幕が出てきたんならとっとと倒してしまうのがいいだろうさ
後腐れ無く終わらせるためにはな

たくさん当てる必要はない
一つを急所に撃てばいい
残りは全部ブラフでいいんだ

つむじ曲がりの落ち葉で相手を攻撃
まずは相手に向かって四方八方からナイフを投げて相手が起こす風がどういう風に舞っているかを確かめる

次に同じようにナイフを投げるが、そのうち一本を他のナイフに紛らせて風の間を縫うように投げる。
本命のもう一本をそのナイフの影になるように投げ、相手に届く瞬間に軌道を変えて可能なら首を、無理なら目や利き腕を狙い相手を一撃で倒すかダメなら相手の能力を削ごうとする

犠牲になるのはいつも弱いものさ
なら、助けてあげないとな



彼岸花は、炭になった偽装をわずらわしげに振り払い…にいっと、笑った。

元より、身に着けた忍術を試すのが楽しくて道を踏み外した彼女の事。こんな危険な相手と言うのは不本意だが、思い切り術を使える相手としてはちょうどよくもあり。

彼女の周囲に、無数の燃える花びらが舞う。その縁は刃のように研ぎ澄まされ、燃え尽きる事無く触れた者を燃やす、魔性の花手裏剣だ。そして、それが一斉に…

『索敵完了、狙撃準備』

既に敵影を遠くから捕捉して戦闘行動に入っていた狙撃兵が、その動きの先を行った。

敵の攻撃を弾幕タイプと瞬時に判断し、セレクターを制圧射撃モードへ。花びらが、的確で猛烈な弾幕で次々撃ち落とされて行く。それは仲間への援護であると同時に、人を避難させたとは言え街が火事になるのを巧みに防いでもいた。

「援護及び周辺地域の保持はお任せ下さい!」

その頼もしい通信の主が作ってくれた機を逃すことなく、リーキーが動く。

「ようやく出て来たな、黒幕。とっとと倒してやるさ…後腐れ無く終わらせる為にな!」

彼の意に応えて無数のナイフがひとりでにふわと浮き上がり、きらきらと宙を奔った。それらは彼岸花の周囲をぐるぐると飛び回り、四方八方から刃の雨となって襲い掛かる。巻き起こった風と鋭い刃のような木の葉にそれらは次々弾き落とされていたが、しかし…

(一つを急所に撃てばいい。残りは全部ブラフでいいんだ)

弾き落とされながら、更に次の一撃を。少しずつ少しずつ、彼岸花の周囲を巡る風の軌道をむき出していく。

「あんたが何を考えてこんな事をしたのかは知らない。だが、犠牲になるのはいつも弱いものさ」

ナイフの影に、もう一本のナイフを。それをも叩き落し、彼岸花は彼の言葉をにいっと笑う。

「…なら、助けてあげないとな!」

弱肉強食なんて、知ったことじゃない。そんなつむじ曲がりの刃が、見つけ出した風の道を縫って。迎撃してくる木の葉の間を、瞬間的に軌道を変えては潜り抜けて。最後に、彼岸花の腕に突き立った。

「っ…!?」

叩き落してやったはずが。傷はまだまだ浅かったが、その口元が一瞬確かに忌々しげに歪んだのが見えた。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

七星・桜華(サポート)
『天魔御剣流免許皆伝、だからこそ更なる高みへと。』
『一か八かの勝負?そんな事しなくても私達の勝ちだね!!』
『勝った後は派手に騒ぐんだ!誰一人として倒れないようにね!!』
とある隠れ里に伝わる戦闘術の免許皆伝。
残像を攻撃と防御の両方に使い腰に挿している5振りの刀を使い戦闘する。闘う姿は舞っているかの動きで空中戦もできる。第六感や野生の勘と言われる直感も鋭い、また見切りの速さも早い。
怒ると殺気が残像にまで残る程の濃密加減。戦闘において常に最善策を最短で気づき勝ってきた。
鎧等を無視した内部破壊系攻撃が当たり前のようにする。
敵の消耗と自身の回復に生命力を吸収する。


推葉・リア
ついに姿を現したわね!ここが年貢の納め時ってね!

旋風と刃物ような葉っぱね…なるほどある意味分かりやすいわ

旋風が通るルートを【第六感】を使って予測そしてそれを避けられるように【ダッシュ】、それでも葉っぱは向かってくると思うから炎の【オーラ防御】で私を覆って葉っぱを燃やすわ!刃物のようでも葉っぱだものね!きっと燃えるはず!

旋風と葉っぱを避けたら【目立たない】ようにして更に【ダッシュ】で相手に近づいて『バイフォックスファイア』で【だまし討ち】!
がぶり!と噛み付くわ!
今は泰平の世、ああいった手まり歌の情景を再現させちゃ駄目なのよ!

【アドリブ共闘歓迎】



「忍術外道の鬼、か。天魔御剣流免許皆伝、更なる高みへと到るには悪くないかも知れないな」

旋風に赤熱した花びらに、更に無数の鎖分銅も加わって。更に守りを固めなおした彼岸花に、七星が迫る。

この多人数を相手にするのに、彼岸花は分身の術を駆使している。ならば、同じように更に手を塞いでやろう。右へ、左へ、小刻みに踏み込んで七星は自らの残像を生み出して行く。そこから更に、右に、左に、腰から抜き放たれた刀が伸びて。

三つの分身から五つの刀の残像で、十五の一閃。同じく十五本伸びてきた鎖分銅の鉤爪を、残らず弾き返す。

「…一か八かの勝負なんてしなくてもさ」

縦に薙ぎ、横に受け、突けば逸らし、互いに無数の手数を繰り出し合う。

「このままじっくり、逃す事なく全部の手を塞いで、将棋みたいに追い詰めてやるよ!」

それは相手の手ごわさ故か、それとも卑怯非道な振る舞いのせいか。乱舞する七星の刃には、目に見えるほど濃密な殺気がはっきりと宿っていた。

そして、風の護りを次々暴かれ、刀に狙撃に繰り出す牙を砕かれて、さしもの魔道の忍術にも綻びが生じ始める。

「…さあ、ここが年貢の納め時ってね」

切り結ぶ彼岸花と七星の周囲には、並みの人間程度あっと言う間にばらばらに引き裂く旋風が吹き荒れ、鋼も豆腐のように切り裂く面妖な木の葉が飛び交っている。リアは、ゲームの弾幕動画でパターンを覚えるかのようにそれをじっと観察し、第六感を研ぎ澄ませて…

「せー、のっ」

呟いて、一気にダッシュ。風と風の間を、周囲の気流での加速を計算に入れて、動かし過ぎて接触しないように駆け抜ける。旋風からものすごい勢いでこぼれ落ちては迫り来る鋭い木の葉を、素早く燃え立たせた炎のオーラでその度迎撃しながら。

凄まじい集中と瞬発力の、長いようで短い数瞬の爆発。興奮物質の分泌で、思考が加速して周囲が変にスローに感じられる。その中で彼女が考えていたのは。

(弾幕STGって、キャラもの以外はちょっと専門外かもだけどね!?)

それでもかいくぐり切って近づけたのは、奇跡かあるいは「推しキャラに恥ずかしくないプレイヤー」の執念か。

「…今は泰平の世!ああいった手まり歌の情景を再現させちゃ駄目なのよ!」

他の猟兵たちの激しい攻撃を隠れ蓑に、必殺の間合いまで静かに近づききって。後は、気合を全て乗せるだけだった。真っ直ぐな瞳でリアがそう叫ぶが早いか、彼女から燃え盛る炎の狐が現れ、くわりと口を裂けさせた。

「…!」

がしゅりと、またひとつ。彼岸花の護りが崩れて、赤い血がまさに彼岸花のように舞い散った。だが、彼女は苦痛や怒りを表すどころかにやりと嗤う。

「太平の世?そもそも、この藩の信用を失墜させるこの計画に雇い主がいたとしてもか…?」

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​


銃撃と刃の葉が雨あられと、ナイフと燃え盛る手裏剣が嵐の盛りと、銀色の火花を散らしながら荒れ狂う。

飲み込み引き裂く旋風と噛み裂き焼き尽くす炎の狐がせめぎ合い、乱舞する刀と分銅とが流れ星のごとく乱れ狂う。

猟兵達の弛まぬ攻め手が魔道の忍びの返し手を次々と封じ、戦いの流れはどんどん傾いて行く。緩んだ守りに現れた隙はどんどん膨らみ、やがてぽっかりと穴が開いて…
霧崎・蛇駆(サポート)
『あーあーヤダヤダ、めんどくさいったらありゃしねぇ』
『やるからにはやるさ、給料分はな』
『いいじゃんいいじゃん!楽しくなってきた』
口では面倒くさいと言いつつも仕事はこなす猟兵で、戦闘だとやる気を最初から見せる戦闘バカです。
捜索系ではハッキングを駆使して情報を集めたり、演技で騙したり脅したりします。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使いますが、正面きって戦うのも好きですが、テンタクルによる立体的な移動からの相手の死角から攻撃も別格です。弱い相手だといたぶる傾向があります。
メインの武器は『テンタクル』です。
基本的な口調は『オレ』です。
あとはおまかせします。よろしくお願いいたします。


アレクシア・アークライト
この計画の雇い主?
骸の海から蘇ってまでやっていることが、誰かの使いっぱしりってわけね。
その誰かがどっかの大名とかなら、後はこの世界の人達の問題だけど、もしオブリビオンだったりしたら見過ごすことはできないわね。
どこの誰なのか、教えてもらうわよ。

・3層の力場を情報収集用に展開し、敵やその武器の動きを把握。残りの力場は防御用に展開。
・念動力で敵の行動を阻害しつつ、雷霆で攻撃を行う。
・敵の動きが鈍ってきたなら、UCで身体を切り落としつつ尋問し、最後に首を切り落とす。

貴方の本体が倒されていることは、確認されているわ。
これ以上、この世界に戻ってきて使いっぱしりをする必要はないわよ、良かったわね。


フィロメーラ・アステール
「よーし、もう一息だぞ!」
あたしも力を貸すぜ!
ココで一気に勝負を決める!

まず【空中浮遊】して戦闘開始!
敵の攻撃を【空中戦】技術で回避!
具体的には空中【ダッシュ】とか空中【スライディング】とか?

鎖分銅がたくさん出てきたら反撃だ!
【煌天つまびく無窮の星琴】発動!
鎖分銅には色々な使い方があるっぽいけど、飛ぶ相手を狙うなら伸ばすか投げるかって感じ?

そこに光の糸を展開して【オーラ防御】で補強しつつ【念動力】で操り、鎖分銅にひっかけ【グラップル】だ!
キャッチした鎖分銅を【投擲】して投げ返すか、糸から【武器改造】の魔力を流し操る!
これで敵の動きを封じ、後は締め上げてトドメ!
仲間がいれば仲間に任せてもいいな!



「奏でろー! 至極のきらめきで!」

最後の一押し、非道の罪人を捕えるには相応しい縛めがその穴へと割り込んだ。フィロメーラに手ではなく念で操られたその縛め…オーラで補強された強靭な光の糸は、それ故に夥しい数が澱みなく繰り出され、荒れ狂う分銅に次々と絡みついて自由を奪う。

「いいじゃんいいじゃん!楽しくなってきた」

その動きに合わせ、蛇躯の触手もまた同じ形状を活かして横から助力する。分銅をまとめて横から弾き、絡めて振り回し、絶賛縛り上げ途中の光の糸の奔流へと投げ込んで行く。

「お片づけには、ゴミはまとめて縛ってってなあ!」

蛇躯の笑いと共に鎖分銅の大方が光の糸の中へと投げ込まれ、叩き込まれ。その糸をぐるりと網にして巻き取りながら、フィロメーラも笑った。

「へへっ、やるじゃん?よっし、ココで一気に決めてこーかー!」

がっちりと絡み合った無数の糸と鎖分銅にまとめて魔力を流し。蛇躯と一緒になって、強引に振り回す!

「ぬ、ぅぁああああああっ?!」

驚愕の声と共に、彼岸花の身体が上空へと放り上げられる。そして、その軌道が頂点に達した、ベクトルが釣り合って最も身動きの取れない瞬間。一天俄かに掻き曇り、雷霆が彼女を打ち据えた!

「この計画の雇い主…骸の海から蘇ってまでやっていることが、誰かの使いっぱしりってわけね?」

アレクシアが辛辣に呟くのと同時、更に幾条もの雷光が降り注ぐ。その度に、防御の手立てを奪われたままの彼岸花の身体が、苦鳴と共にびくんびくんと跳ねる。煙の尾を引きながら落ちて行く彼女に、もはや攻撃をかわす余力はなく。

「さあ、こいつはただの念動力じゃないわよ」

強大な念動の力が、ぎしぃ、と宙で音を立てた。空間が歪み、裂け始め…その断裂に巻き込まれた彼岸花の手が、足が、次々と切り飛ばされる。それを見下ろしながら、アレクシアは尋ねた。

「雇い主とやらがどっかの大名とかなら、後はこの世界の人達の問題だけど。もしオブリビオンだったりしたら見過ごすことはできないわね。どこの誰なのか、教えなさい」

無残な姿で横たわる彼岸花は、しかしにやりと笑う。

「ただの、よその大名さ。たまたま鎮魂の石碑が壊れてくれたちょうどその頃に殺しが起き、手鞠歌が思い出され。その上で、犯人とされた人物を処刑しても殺しが続けば…やはり、と言う事で裁きへの信用が一段失墜しよう?…と言う事は教えてやった方が、後々遺恨は残るな。そう、この世界の人間はまだまだ問題なのさ」

薬で苦痛を消したのか、それとも殺しの業を振るえるからと言うだけの理由で依頼を受けてこの計画を編み上げた程の狂った喜びからか。楽しげに語る彼女の姿に、アレクシアは顔をしかめて告げた。

「まあ、色々無駄な努力お疲れ様ね…貴方の本体が倒されていることは確認されているわ。これ以上、この世界に戻ってきて使いっぱしりをする必要はないわよ。良かったわね」

その時、初めて彼岸花の表情がひき歪んだ。

「ば、馬鹿な…?!」

その驚愕の表情を貼り付かせたまま、首がずれ…ごとん、と地面に落ち。空間を刃にしたあまりに鋭い切断面から一瞬遅れて噴き出した血に濡れながら、まるで赤い手鞠のようにころころと転がった。

「…さようならよ、オブリビオン」

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​



最終結果:成功

完成日:2019年10月05日
宿敵 『咎忍『彼岸花』』 を撃破!


挿絵イラスト