獣人世界大戦⑲〜全身全霊を込めて、始祖を否定せよ
「唱和:吾から流れ出よ『人狼病』……万象を『人狼化』せよ」
その感染系ユーベルコードの極致は、あらゆるものを『人狼』に変えていく。
動植物はおろか大気や水すらも「人狼化」させる能力を持つ『彼』の名こそ――五卿六眼『始祖人狼』。
ダークセイヴァー及びワルシャワ条約機構における『全ての元凶』である。
「唱和:今回の『人狼病』は猟兵をも平等に侵食し、生命を直接削り取るかのような激しい苦痛と抗いがたい凶暴化の発作をもたらす」
それは『六番目の猟兵』ですらも例外ではない。
しかしそこは『生命体の埒外』を持つ存在故――
「唱和:とは言え『真の姿』を持つ猟兵相手ではそこで終わりではないだろう」
この感染系ユーベルコードに誰よりも精通している『始祖人狼』だからこそ、そう確信できるのであった。
「またもや『始祖人狼』の戦場よ。ここを抑えないと話にならないからね」
そう言って金髪の縦ロールを靡かせ、制圧したウラル山脈周辺のワルシャワ条約機構本土の街を拠点としてグリモア猟兵……シカの獣人の少女、レヴィア・イエローローズ(亡国の黄薔薇姫・f39891)は五卿六眼『始祖人狼』の戦場について説明を行っていく。
「ワルシャワ条約機構の支配者のユーベルコードは『人狼病』……万象を『人狼化』させるユーベルコードと言っていいわね。其れを駆使して……今回は猟兵をも蝕んでくるわ」
その効力は凄まじく、激しい苦痛と抗いがたい凶暴化の発作で『六番目の猟兵』を捻じ伏せようとするが――
「グリモアの予知で見たの……『人狼病』の痛みと狂気は同時に猟兵を「全身から無秩序に『狼の頭』が生えた真の姿」に変身させ、莫大な攻撃力をも与えるって」
その異形に変身した時、猟兵は『始祖人狼』に痛烈な『一撃』を加える事が出来る。
「……流石に一撃が限界よ。猟兵と言えども、この人狼病の苦痛の中にあり続けては心身が保たないわ」
変身と共に始祖人狼に最大最強の一撃を加え、素早く離脱する。
其れが今回の作戦だ。
「後……その『一撃』を出来る限り最大威力のものにして叩き込めば、後続の猟兵も楽になると思うわ」
その異形に変身した際の『最大威力の一撃』を考えながら、戦場に挑むのもいいだろう。
そう言いながらレヴィアは黄薔薇のグリモアを展開していくのであった。
黒代朝希
第三戦線到達!
今回の勝利条件である『始祖人狼』との戦いとなります。
プレイングボーナス……苦痛と狂気に耐えて戦う/「狼頭にまみれた真の姿」に変身し、最大最強の一撃を放つ。
に加えて、
プレイングボーナス……『最大威力の一撃』の具体的な内容を考えて放つ。
が存在します。
第三戦線到達の最初の時期の為、まずは完結数が揃い次第完結に移ります。
それでは、皆様の素晴らしいプレイングをお待ちしております。
第1章 ボス戦
『始祖人狼』
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POW : 天蓋鮮血斬
【巨大化した大剣の一撃】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
SPD : 血脈樹の脈動
戦場内に、見えない【「人狼病」感染】の流れを作り出す。下流にいる者は【凶暴なる衝動】に囚われ、回避率が激減する。
WIZ : 唱和
【3つの頭部】から、詠唱時間に応じて範囲が拡大する、【人狼化】の状態異常を与える【人狼化の強制共鳴】を放つ。
イラスト:UMEn人
👑11
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
火土金水・明
黒代朝希マスターにおまかせします。かっこいい火土金水・明をお願いします!
人間のウィザード×マジックナイト、17歳の女姓です。
普段の口調は「女性的(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」、機嫌が悪いと「無口(わたし、あなた、呼び捨て、ね、わ、~よ、~の?)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。特に、R18に抵触する行動等は、絶対にしません。
使い魔の黒猫「クロ」も依頼では一緒に行動していますが、戦闘でダメージを受けそうな依頼の時はお留守番をしています。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
「罪も何も、貴方が『人狼病』を撒き散らしてダークセイヴァーとワルシャワ条約機構の地域に災禍を撒き散らしたのは揺るがない事実でしょうに」
冷徹に、火土金水・明(夜闇のウィザード・f01561)は『始祖人狼』の信念と行動を全否定する。
同時に明は『人狼病』に暴露――だが、彼女はそれらを取り込んで『狼頭にまみれた真の姿』へと変身していく。
「とは言え……流石に凄まじい、痛みですね」
顔を顰めながら、明は己の漆黒のウィザードローブを翻して変貌していく己の『真の姿』を見据える。
現在明が紡ごうとしているユーベルコードの名は『新・ウィザード・ミサイル』……炎水土氷雷光闇毒の全属性の魔法の矢を射出するという、シンプルながら使い勝手のいいユーベルコードだ。
……そのユーベルコード事態にも、『人狼病』が発症して人狼騎士が生まれようとするが――其れを用いて、明は『真の姿』を用いた痛烈な一撃を放っていく。
「全ての属性を収束して、今、放つ!」
五卿六眼『始祖人狼』に叩き付けられるは、炎水土氷雷光闇毒の全属性の魔法の矢とそれが変貌しようとしていた人狼騎士の群れ。
体勢を崩しながらも、『始祖人狼』は『人狼化の強制共鳴』を引き起こすユーベルコード『唱和』を発動。
三つの首から放たれる『人狼化』――それに対し、明は『狼頭にまみれた真の姿』を用いた『新・ウィザード・ミサイル』を行使する。
「――この狼頭の口からも、唱和とやらの代わりに魔法の矢を放つとしましょうか」
痛みと狂気に耐えながら、全狼頭から炎水土氷雷光闇毒の全属性を宿す魔法の矢を射出していく明。
その一撃は、図らずも『始祖人狼』が使用した『唱和』によって更に出力が上昇しており――三つ首の内、一つの片目を奪うに至るのであった。
「とはいえ、これが限界ですね……このまま、後続の猟兵達に任せるとしましょうか」
既に『人狼病』の侵食は限界に達しようとしていた。
その事を察した明は直ぐに身を翻し、直後にグリモア猟兵の転移によって『狼頭にまみれた真の姿』を解除し事なきを得るのであった。
大成功
🔵🔵🔵
ロラン・ヒュッテンブレナー
アドリブ○
連携×
さすがに人狼病の元だね
だけど、こっちも何年も狂気と苦痛と戦ってきたから
あなたはこの人狼の力で倒すの
共鳴を受け入れて、UC発動
狂気に飲まれかける自我を留める様に魔術陣の首輪と魔術回路の鎖で縛り上げて、狼の姿に変身
体のあちこちから頭が生えてきても、封神武侠界の桃の精さんがくれた加護が、ぼくの理性を留めてくれる
まけない、の……
騒がしい唱和を切り裂くように、静かに遠吠えを
ほぉぉぉぉぉぉぉぉ・・・・ん
満月の魔力を集めて、月光のオーラで自身を覆って
地面を強く踏みしめて走り出すよ
最大速度で、真っ直ぐに、ぼく自身が月光の弾丸になって
そのまま始祖人狼に突撃するの!
「さすがに人狼病の元だね。だけど、こっちも何年も狂気と苦痛と戦ってきたから……あなたはこの人狼の力で倒すの」
「唱和:愚かな――知っての通りである……吾こそが『人狼病』、人狼の根源に人狼の力で勝てるとでも?」
「やってみなければ、分からないの」
凛然と、人狼であるロラン・ヒュッテンブレナー(人狼の電脳魔術士・f04258)は『始祖人狼』のユーベルコード『唱和』を受け入れて『狼頭にまみれた真の姿』へと変身。
狂気に飲まれかける自我を留める様に魔術陣の首輪と魔術回路の鎖で縛り上げる事で、『満月のオーラを纏うハイイロオオカミ』の姿へと変身していく。
「体のあちこちから頭が生えてきても、封神武侠界の桃の精さんがくれた加護が、ぼくの理性を留めてくれる――まけない、の……」
やがて『唱和』の『人狼化の強制共鳴』が臨界点に達し、そのままロランは狼の姿で静かに遠吠えを。
「ほぉぉぉぉぉぉぉぉ・・・・ん」
残響はここに響き、やがてユーベルコード『静寂を慈しむ音狼の加護』が本格発動する。
残響と共に具現化するは、遠吠えを触媒にした様々な人狼魔術。
今回は自己強化系……満月の魔力を集めて、月光のオーラで自身を覆っていくロラン。
「夜の灯りを、呼びし遠吠え、大いなる円の下、静寂を尊ぶ――」
「唱和:ユーベルコード『唱和』よ、奴を蝕め――」
「もう遅いの」
刹那にロランは加速――最大速度で、真っ直ぐに、彼自身が月光の弾丸となって『始祖人狼』に突撃。
そのまま『始祖人狼』の脇腹に大きな穴を開けるのであった。
大成功
🔵🔵🔵
サーシャ・エーレンベルク
速戦即決。
今更話し合いなど不要でしょう。こんな病を振り撒くあなたに対して礼儀など不要。
狼頭にまみれた冰の女王の姿に変身し、竜騎兵サーベルを抜き放つ。
この苦痛、そして頭の中を駆け巡るような狂乱……確かに、長時間の戦闘は……厳しそうね。
……けれど、私たち獣人がこれまで経験してきた苦痛と絶望に比べれば生ぬるいッ!
ユーベルコードを発動し、刹那の内に始祖人狼に斬り込みましょう。
大剣、爪牙、いくらでも反撃しなさい。
その攻撃、行動さえも強化された動体視力と反射神経で掻い潜って、この竜騎兵サーベルを叩き込む!
世界の存亡が関わっている中で、こんな病に二の足を踏むわけにはいかないのよ!
「速戦即決――今更話し合いなど不要でしょう。こんな病を振り撒くあなたに対して礼儀など不要」
「唱和:そして罪深き猟兵に対する礼儀もまた不要」
ユーベルコード『血脈樹の脈動』によって不可視の『人狼病』感染の流れを作り出していく『始祖人狼』に対し、サーシャ・エーレンベルク(白き剣・f39904)は『狼頭にまみれた冰の女王』の姿に変身しながら竜騎兵サーベルを抜き放つ。
即座に彼女の頭蓋を中心として、猟兵ですら耐え難い苦痛と狂気が襲い掛かる。
「この苦痛、そして頭の中を駆け巡るような狂乱……確かに、長時間の戦闘は……厳しそうね」
「唱和:然り、吾こそ――」
「けれど」
と、誇る様な『始祖人狼』の言葉を遮って……サーシャは怒りの形相で叫ぶ。
「――私たち獣人がこれまで経験してきた苦痛と絶望に比べれば、生ぬるいッ!」
その怒りと共に発動するは、ユーベルコード『|月よ、月よ!《シルバー・ムーン》』による自己強化。
動体視力、反射神経を超強化する月の魔力を自身に付与し、加速していくサーシャ。
「大剣、爪牙、いくらでも反撃しなさい――その全てを凌ぎ切った上で、捻じ伏せる!」
「唱和:出来るものなら――!?」
「やれるから、言っているのよッ!」
刹那の内に始祖人狼に斬り込んでいくサーシャ。
彼女は『始祖人狼』の攻撃……だけでなく、行動さえも強化された動体視力と反射神経で掻い潜って――竜騎兵サーベルを叩き込む!
「世界の存亡が関わっている中で、こんな病に二の足を踏むわけにはいかないのよ!」
サーシャは裂帛の勢いで、五卿六眼が最後の一柱の片腕を斬り飛ばすのであった――
大成功
🔵🔵🔵
館野・敬輔
【POW】
アドリブ連携大歓迎
…確かに、これは耐えがたいな
苦痛に耐えたとしても、先に精神がやられてしまいそうだ
ましてや凶暴化の発作までついてくるとなると…気が狂ってもおかしくない
その前に決着をつけてやる
真の姿解放し、「ダッシュ、地形の利用」で始祖人狼に肉薄
天蓋鮮血斬は大剣が巨大化している分「見切り」やすくなるはずだから
「視力」で軌道を見極め、身を低くして大剣の下を潜り抜けるようにして回避
大剣を振り切った一瞬が攻撃チャンスだ
あえて凶暴化の発作を受け入れ、始祖人狼に密着し
黒剣を大きく振りかぶって、力まかせに「怪力、鎧砕き」+指定UCの一撃を叩き込んでやる!
どうだ!? 至近距離からぶっ叩かれた気分は?
「……確かに、これは耐えがたいな。苦痛に耐えたとしても、先に精神がやられてしまいそうだ」
「唱和:ならば諦めるか?」
「笑止、だ」
館野・敬輔(人間の黒騎士・f14505)は『始祖人狼』の戯言を受け流し、短期決戦を挑む。
「とはいえ、凶暴化の発作までついてくるとなると……気が狂ってもおかしくない――ならば、その前に決着をつけてやる」
地形を利用しながら疾走し、かの人狼の始祖へと肉薄する敬輔は『真の姿』を発動。
強化された肉体と身体能力で狙うのは、ユーベルコード『天蓋鮮血斬』を放った時の隙――
「あのユーベルコードは大剣が巨大化している分、見切りやすくなるはずだからな……」
卓越した視力で軌道を見極め、身を低くして大剣の下を潜り抜けるようにして『天蓋鮮血斬』を回避していく敬輔。
そのまま『始祖人狼』の懐まで潜り、更に『人狼病』を取り込んでいく――
「大剣を振り切った一瞬が攻撃チャンスだ――『憤怒の解放・両断剣』、怒りと憎悪、闘争心に導かれるままに……貴様を両断する!!」
右目を激しく光らせながら黒剣を振るい、敬輔は30cm以内の射程にいる『始祖人狼』の肉体へと深い袈裟切りを刻み込む事に成功。
更にあえて凶暴化の発作を受け入れ、始祖人狼に密着……黒剣を大きく振りかぶり――
「どうだ!? 至近距離からぶっ叩かれた気分は?」
「唱和:……首の骨、が……!」
そのまま黒剣で『切る』のではなく『叩く』――『始祖人狼』の首を。
叩き込まれた一撃は、人狼病を流布させていた五卿六眼の首の骨をへし折り……窒息死という苦悶の死を与えたのであった。
大成功
🔵🔵🔵