獣人世界大戦⑩〜うさうさ混成軍 その2
●獣人戦線
「ウェーイ! レクちん盛り上がってるー?」
「そこのお姉さん達も、一緒にアゲアゲで!」
「Foo〜〜!!」
中国は遼東半島先端部に存在する『旅順要塞』。現在幻朧帝国の租借地となっているこの地は何故か多数の異世界人が神隠しによって飛ばされてくる『流れ者の宝庫』楽浪郡が比較的近辺に存在することもあり、彼ら異世界の存在を巻き込んだ旅順の幻朧帝国軍の全容は非常に混沌としている。
「……」
そんな中、幻朧帝国に客将として迎えられていた『レックス・ラビットゲート大佐』はどうしたものかと思案する。
(チャラい。なんかチャラいぞこいつら)
異世界から流れ着いたウサギ型オブリビオン。階梯1と5の混成で構成されるこの集団は同じウサギということで大佐が預かることになったのだが、
「大佐さァ〜ん、一緒に盛り上がりましょ?」
うさぎ災魔『パリピ罠うさぎ』のテンションは普段率いている部下と違うものであった。
「……」
「レクちん? 一体どうしたん?」
だが、文句は言っていられない。大佐にはオブリビオンを、そして祖国を勝利へ導く使命がある。
「オーダーだ」
スッと手を上げる大佐。
「シャンパンタワーを頼む」
「さっすが我らが大佐! 格が違う!」
「大佐最高!」
「一生ついて行きます!」
盛り上がる一晩を経て、ラビットゲート大佐は異世界のウサギ達を支配下に置くのだった。
●グリモアベース
「誰とでも仲良くなれる才能って素敵ですわね」
そんなことをポツリと漏らすのは中村・裕美(捻じくれクラッカー・f01705)の副人格、シルヴァーナだ。自分の種人格のことを考えているのかもしれない。
「今、『獣人戦線』の世界で戦争が起きているのですが、そこのオブリビオンが異世界のオブリビオンと意気投合して混成軍団を作ってるみたいですわね」
それで冒頭の話の切り出し方だったのだろう。
「場所は旅順要塞。そこを守るのは『レックス・ラビットゲート大佐と焼尽中隊』ですわ」
F.O.N戦略情報局の特務部隊が旅順にいるのかは何か事情があるのかもしれないが、オブリビオンであり、敵であることには変わりない。
「そして、異世界からきたオブリビオンは『パリピ罠うさぎ』って言う、すごいノリの軽いウサギ災魔の集団ですわね」
ノリの軽い集団のようだが、BC兵器をガトリングガンで連射したりトラップ迷宮を生成したりと、連携されるとなかなか厄介だ。
「具体的なデータは過去に裕美が予知した事件にも出ていたので紹介しますが、
POW : アルケミカルガトリング
レベル分の1秒で【怪しい効果を発揮する液体】を発射できる。
SPD : ラビラビラビリンス
戦場全体に、【えげつない罠や隠しカメラのある通路や部屋】で出来た迷路を作り出す。迷路はかなりの硬度を持ち、出口はひとつしかない。
WIZ : ブチ上げウサテンション
【「ウェーイ!」って感じの楽しそうな歓声】を聞いて共感した対象全ての戦闘力を増強する。
戦場も要塞内みたいですからダンジョンに生息していた災魔と相性はいいみたいですわね」
ラビットゲート大佐達との相性とも悪くはなさそうだ。
「ラビットゲート大佐の手腕で、異世界のオブリビオンもしっかりまとめ上げられているようですので、お気をつけて。皆様なら、うまく対処できると信じてるから」
そう言うとシルヴァーナは準備のできた猟兵達を戦場へ送り込むのだった。
麦門冬
そんな訳で戦争です。どうも、マスターの麦門冬むぎと・ふゆです。今回は獣人世界大戦の第一線のシナリオをさせていただきます。なお、このシナリオは締切の都合上『獣人世界大戦⑩〜うさうさ混成軍』の参加できなかった方用のシナリオとなるため、第一線の締切に間に合わない可能性が高いので、お気をつけください。
このシナリオは下記のプレイングボーナスがあります。
プレイングボーナス:敵の率いる『異世界オブリビオン兵団』に対処する。
異世界オブリビオン兵団もユーベルコードは猟兵の使用能力値に影響を受けますので、対策もそこから考えてください。
以下、補足事項です。
●旅順要塞
幻朧帝国の租借地となっている要塞で、今回の戦場です。
●レックス・ラビットゲート大佐と焼尽中隊
F.O.N戦略情報局の特務部隊。米国の利益を最優先に各地で暗躍しています。総司令官の大佐は軍用近接戦闘術を編出した先駆者とのこと。ロケットランチャーは施設を破壊しすぎないよう範囲を絞ることも可能。
人心掌握もお手のものなのか、異世界のウサギ達もあっさり配下にしました。
●パリピ罠うさぎ
テンション高いうさぎ型災魔です。オスメスともに性欲が強い。装備を溶かしたり変な気分にさせる等の薬品をガトリングガン型水鉄砲で飛ばしたり、罠満載のトラップフロアを作ったりできます。薬品や罠の効果はプレイングで指定があれば反映されるかもしれません。
外見などはシナリオタグ『#パリピ罠うさぎ』を参照してください。
それでは皆様のプレイングをお待ちしております。
第1章 ボス戦
『レックス・ラビットゲート大佐と焼尽中隊』
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POW : ファイアバーン・システム
着弾点からレベルm半径内を爆破する【ロケットランチャー 】を放つ。着弾後、範囲内に【戦場を彷徨う死霊】が現れ継続ダメージを与える。
SPD : サイレント・キリング
【相手に悟られぬCQC 】で敵の間合いに踏み込み、【気配を殺し視界の外から無音の銃弾】を放ちながら4回攻撃する。全て命中すると敵は死ぬ。
WIZ : 殺るか殺られるか
戦闘用の、自身と同じ強さの【焼尽中隊のバニー部隊 】と【自身を護衛するバニー部隊】を召喚する。ただし自身は戦えず、自身が傷を受けると解除。
イラスト:もりさわともひろ
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠ロザリア・プライム」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
四王天・燦
【御狐祭儀】の神輿に乗って突撃だ
火属性攻撃×範囲攻撃で作った爆裂火球で要塞の壁をデストロイして神輿でお邪魔するぜ
うぇーい!
兎の歓声に共感して暴れるよ
手始めに暗黒純米吟醸を一気飲み!
兎たちにも一升瓶をくれてやる
愉しくやろうぜー!
なお酩酊は毒耐性で耐える、多分
神輿のてっぺんでアークウィンドを振り回し、怪しい液体(衣類溶解や発情)を風の衝撃波で女の子やバニー部隊に返すぜ
野郎兎には弓兵部隊で射ッ!
ラビゲ大佐が見えたら張り合って指揮官として振る舞うぜ
符術部隊はオーラ防御で護りを固め、弓兵は大佐に集中砲火せよ
見晴らしのいい神輿から大佐の位置・動向を伝えながら適当に爆裂火球を投げておくぜ
うぇーい!
●火事と喧嘩は江戸の華
バゴォォォォン!!
オブリビオン達が巣食う旅順要塞の壁がいきなり吹き飛ぶ。
「うぇーい!」
そして吹き飛んだ大穴の向こうから飛び出してきたのは、白狐の戦士を大勢引き連れた神輿に乗る四王天・燦(月夜の翼・f04448)である。突然のカチコミに『パリピ罠うさぎ』達はというと、
「ウェーイ!」
いきなりテンションを合わせてきた。
「うぇーい!」
「それじゃ、いっちょやっちゃうよー!」
燦が【御狐祭儀】で呼び出した白狐の戦士達も厳かな感じというよりケンカ神輿の似合うノリいい気質の連中だったようで、更にノってきた。そしてその首魁である燦々は景気付けとばかりに『暗黒純米吟醸』を一気飲みする。
「おお、いい飲みっぷりだね、おねーさん! 俺たちと一緒に飲まない?」
「野郎はいらねえ」
「ぎゃー!!」
そんな燦に迂闊に近づいたパリピ(♂)が白狐の弓兵部隊によって矢襖にされる!
「あ、よくもウチらのメンツを!」
「剥いちまえー!」
そこでようやく戦闘開始とばかりに怪しい効き目の入った液体の水鉄砲を撃ち始めるパリピ達。
「愉しくやろうぜー!」
そこへ短剣『アークウィンド』を振るい、突風を巻き起こす燦々。液体が吹き飛ばされ、パリピ達やバニー中隊へと降り注ぐ。
「うひゃあ! 服が!」
「すっごいアゲアゲになっちゃう〜!」
液体の中身は服を溶かす薬だったり発情薬だったりで、薬を被ったウサギ達はすごいことになっている。風で散らされて白狐の一部にも薬がかかって大変なことにはなっている。ちなみに、それに見惚れた男達は容赦無く処刑されている。
「大佐、如何しますか?」
「向こうが土産を持ってきたのだ。こちらも相応のお返しをせねばなるまい。応援要請だ」
一部、発情した部下に攻められながらも『レックス・ラビットゲート大佐』は冷静に【殺るか殺られるか】でバニー部隊を追加で召喚する。
「お、いいね! どちらが指揮官として上か決めようじゃないか! 符術部隊はオーラ防御で護りを固め、弓兵は大佐に集中砲火せよ」
「焼尽中隊は展開して火砲を。護衛部隊は私を死守せよ!」
それぞれが己の部下に指示を下し、撃ち合いが始まる。
「奴らの狙いは私だ。人を固めれば防ぐのは容易い」
ユーベルコードの相性もあってか部隊の動きは大佐の方がいい様に見え、的確な指示にバニー部隊は燦への攻撃を粛々と行う。
「ほーん、どうせ神輿の高さから捕捉されるのは分かってるから防御を絞って効率的にか。なるほどねぇ〜」
だが、燦も黙ってはいない。
「そんなの知ったことか! うぇーい!」
適当に、それで且つ勢いよく手に爆裂火球を生み出しては大佐の元へ放り込む。
「その様な雑な攻撃……何!?」
爆裂火球が護衛部隊を突き抜け、大佐の元で爆発する。
「確かにお前は指揮官として優秀だったかもしれない。パリピ共も制御していたようだしな。だが、この場のノリにノって場を制したのはアタシの方だったってことさ」
そう燦は勝ち誇り宣言するのだった。
大成功
🔵🔵🔵
天ヶ崎・聖羅
なんだか取り残されちゃったオブリビオンがいるっぽい~?
ほっといたら後々良くないし、きっちりやっつけちゃわないとね♥
それにしてもこのウサギさん達、こんなトコでフーフー盛り上がっちゃってみっともないね~。
もっとそれっぽいトコ行っちゃえばいいのに。
…あ、それもできないからこんなトコにいるんだったね。
ごめんなさ~い♥
とか言って煽ってその気になったら「マジになっちゃってみっともな~い♥」なんて更に煽りつつ妨害魔法カード『女王の威光』発動。
動きを止めた処に「魔法カード『怒りの日』」を追加発動して全員ブッ飛ばしちゃうよ~。
●メスガキとパリピとおぢ
「なんだか取り残されちゃったオブリビオンがいるっぽい~?」
そう言いながら旅順要塞に足を踏み入れたのは天ヶ崎・聖羅
(メスガキデュエリスト・f41704)である。
「ほっといたら後々良くないし、きっちりやっつけちゃわないとね♪」
「おっと、お嬢ちゃんはどいていたほうがいいYO!」
「今日、この要塞はホールと化すんだからYO!」
そんな聖羅の姿を見つけて声をかけてきたのは『パリピ罠うさぎ』達だ。星羅を子供扱いして、ウェイウェイ追い返そうとする。
「それにしてもウサギさん達、こんなトコでフーフー盛り上がっちゃってみっともないね~」
「あ”ん?」
聖羅の挑発にイラつくパリピ達。
「もっとそれっぽいトコ行っちゃえばいいのに……あ、それもできないからこんなトコにいるんだったね。ごめんなさ~い♪」
この煽りで更にビキビキと怒りが高まるパリピ達。
「上等じゃねえかYO!」
「ウェイウェイ! 子供と思って我慢していたが、大人の怖さってやつをワカらせてやんよ!」
そう言ってトラップを発動させようとするパリピ達だったが、
「マジになっちゃってみっともな~い♪」
先読みしていた聖羅は【妨害魔法カード『|女王の威光《クイーンズ・マジェスティ》』】を発動させる。
「女王様のお出ましで~す♪ 跪きなさ~い♪」
「ぐえっ」
パリピ達は何もできずに地へと伏す。
「このまま全員ぶっ飛ばしちゃおうかな〜」
トドメのカードを宣言しようとする聖羅。だがここで、妨害が入る。
「おイタが過ぎたようだお嬢ちゃん」
先に身を隠して効果をやり過ごしたのか、音もなく聖羅のそばに忍び寄った『レックス・ラビットゲート大佐』が【サイレント・キリング】による銃弾の4連射を聖羅に浴びせる。全て命中すれば死に至る必殺の銃術だ。
「相手を舐めているからこうなる」
「ふーん、やるじゃん♪ ウサおぢ♪」
「!」
聖羅がそう呟くと共に、姿が霧となって掻き消える。咄嗟に仕込んでいた装備魔法カード『魔霧の外套』で攻撃をやり過ごしていたのだ。
「チッ」
必殺が外れ、再び姿を隠そうとする大佐。
「もう逃さない♪ み〜んなまとめて吹っ飛んじゃえ〜♪」
だが、それよりも先に聖羅が掲げた魔法カードが発動する。
「しまっ」
身を隠そうにも……そもそも隠れたところで全て蹂躙するエネルギーの爆発により、動けないパリピ達ごと吹き飛ばされる大佐。
「油断大敵♪」
吹き飛んでゆく大佐の姿を見送りながら魔法カードで銃弾が直撃した部分を治療する聖羅。どうやら幻影で回避した際、全弾は回避できていなかったようだ。
「よわよわウサギさんはどこ行っちゃったかな〜♪」
この戦いで得た経験を噛み締めつつ、聖羅は次に襲い掛かる敵へと備えるのであった。
成功
🔵🔵🔴
鳴狐・朱蘭
麦門冬マスターにおまかせします。かっこいい鳴狐・朱蘭をお願いします!
レプリカントの自宅警備員×サウンドソルジャー、9歳の女です。
普段の口調は「女性的(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」、年下には「無口(わたし、あなた、呼び捨て、ね、わ、~よ、~の?)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
●飲み過ぎ注意
「そーれ、一気! 一気!」
「わーあ、いい飲みっぷりやわあ」
要塞内で『パリピ罠うさぎ』達に混ざって鳴狐・朱蘭(レプリカントのミュージックファイター・f41362)は酒盛りをしていた。と言っても朱蘭はノンアルコールのカクテルやジュースだが。
「お兄さん達お酒強いなぁ」
とろんとした表情でヨイショを入れて盛り上げる。そのあたりのパフォーマンスは心得たものだ。
「大佐、如何いたしますか?」
「敵と酒を酌み交わすとは。意図は読めないがそのまま潰してしまうのがいいだろう」
その様子を 『レックス・ラビットゲート大佐と焼尽中隊』達は眺めながらそのように話す。
「そろそろ頃合いやな〜。みんな〜お仕事やで〜」
朱蘭がそう言うと、パリピの何人かがすっくと立ち上がる。そして、ガトリング水鉄砲を大佐達へと向ける。
「護衛隊!」
すぐさま【殺るか殺られるか】バニー部隊を召喚して火砲を叩き込む。大佐は無事だったが、護衛の何人かは服を溶かされた。
「いつの間に洗脳を……」
大佐がそう考えたのも束の間、爆炎の中からパリピの一人が飛び出し、バニー中隊の一人に飛びつく。そして強引に口付けをする。
「やめさせろ!」
大佐の指令で銃弾をパリピに撃ち込み、引き剥がす。
「大丈夫?」
襲われたバニーに仲間が心配そうに声をかけるが、どこか様子がおかしいのに気づくのに少し遅れた。
「……」
襲われていたバニーはおもむろにロケットランチャーを大佐へ向ける。
「!?」
途端に大爆発が起こる。
「チッ、いつの間に洗脳を……」
「ブラックインヴェイジョンだ!」
その様子に朱蘭は満足げにそう答える。実はパリピ達にお酒を飲ませている時に、お酒にブラックスライムをこっそり混ぜて飲ませ、【ブラックインヴェイジョン】で操っていたのだ。そして、操ったパリピのうち1体を使ってバニー中隊の隊員に新たにブラックスライムを流し込んで操っていたのだ。
「撤退する!」
被害が甚大化しないうちにと、その場から撤退する大佐達。
「すぐ逃げるなんていけずやわあ……ふわあ」
大きくあくびをする朱蘭。大佐の謀か、パリピの中に不埒な考えのものがいたのか、朱蘭のジュースに何か薬が混ぜられていたらしい。
「追撃は他に任せよか」
そう言うと朱蘭はスヤスヤと眠りにつくのだった。
大成功
🔵🔵🔵
ジード・フラミア(サポート)
『2つで2人』12歳 男
ジード 内気 一般人の安全が優先
セリフは「」でぼく、~さん、です、ます
独り言やメリアに対してはですます無し
例「……よろしくお願いします。」
スクラップビルダーの力をよく使う
メリア 元気 どちらかと言えば撃破が優先 ジードに合わせることが多い
セリフは『』でワタシ(ごく稀にボク)、~さん、デス、マス
例『よろしくお願いシマス!』
人形遣いの力をよく使う
メリアの方が行動力があり、普段はジードを振り回してる
メリアはアイコン右の人形、及びその人形を動かす人格の仮の名前
ジードの人格が表でも、まるで自分の体の様に人形を動かす。
UCを使っていない時、メリアの五感はジードの体or遮断している。
鳥居・祐介(サポート)
戦闘スタイルは所謂「タンク」タイプです。
武装はほとんどが収納可能もしくは不可避なため一見丸腰に見え気弱でおどおどした外見で油断を誘って敵を引きつけ味方の突破や攻撃のための囮になります。
攻撃に対しては【激痛耐性】で多少の攻撃には怯まず耐え必要とあらば【怪力】で押さえつけます。
こちらの意図や強さを見抜く的にはグレートソードを抜いて大振りな攻撃を仕掛け否が応でも意識せざるを得ない状況にします。
ダメージが蓄積し瀕死になったら『風魔神顕現(アウェイキング・フレスヴェルク)』にて高い戦闘力を待つ風が人の形を成したような魔神を召喚して敵を薙ぎ払います。
●爆炎を払うは
「ここまで猟兵達に手こずるとは」
部下としていたパリピ達ももういない。『レックス・ラビットゲート大佐と焼尽中隊』はここら辺が潮時かと思っていたが、
「見つけました!」
「ええ、倒しましょう」
そんな最中にジード・フラミア(人形遣いで人間遣いなスクラップビルダー・f09933)と鳥居・祐介(風魔神に憑かれし者・f05359)だ。
「ふむ、ここを去る手土産には丁度いいか」
先程戦っていた猟兵達とも比べて対峙する少年達には強い自信は感じられなく覇気もないように見える。与し易い相手だろうと大佐は判断する。
「【ファイアバーン・システム】、GO!」
バニー中隊に命じてロケットランチャーを放つ大佐。爆炎に包まれる二人。
「他愛もない」
余裕綽々の表情の大佐だったが、
「大丈夫……まだ出番じゃない」
爆煙が晴れた先にはグレートソードを構えた祐介の姿が。その刀身周囲には風が渦巻いている。
「爆発を風で吹き飛ばしただと?」
「運動も魔法も得意じゃないけど、できるようになった事をかき集めれば……これくらいが」
そう息巻く祐介だが、完全には軽減できなかったようで満身創痍ではないにしても、無事ではない様子。
「だが、このまま攻撃を続ければどうかな?」
「それは……させません!」
ロケットランチャーを構えたバニー中隊を何者かが跳ね飛ばす。
「こちらの反撃です!」
そこにはユーベルコード【|物言わぬ物の逆襲《リ・サイクルカウンター》】によって、要塞の残骸を自身の巨大な甲冑へと変えて佇むジードの姿があった。
「戦いに巻き込まれた建物の恨み、受けるといいです!」
「ぐぬっ!」
ジードの体当たりに吹き飛ばされる大佐。そのまま逃走されたが、バニー中隊の数も減り、かなりの痛手になっているだろう。
「大丈夫ですか?」
ユーベルコードを解除して祐介の元へ駆け寄るジード。
「大丈夫。このくらい、慣れっこですから」
(今回はフレスヴェルグの力を借りなくて済んだかな)
今回の戦いの手応えを噛み締めつつ、祐介はジードの肩を借りるのだった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
鳴狐・朱蘭
麦門冬マスターにおまかせします。かっこいい鳴狐・朱蘭をお願いします!
レプリカントの自宅警備員×サウンドソルジャー、9歳の女です。
普段の口調は「女性的(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」、年下には「無口(わたし、あなた、呼び捨て、ね、わ、~よ、~の?)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
雨河・知香
さあ加勢に来たよ!
悪いうさぎにはさっさとお引き取り願おうじゃないか。
ここはトラップフロア…仕掛けたのはそこらの小さい兎の災魔かい?
慎重に周囲を観察。罠使いの知識で仕掛けの位置を予測して回避、或いは羆の腕に電撃纏わせ電流で破壊。
…なーんか悪ふざけのノリで罠やってくるんじゃなかろうねえ?
逆さ吊りとか笑気ガスとか搦手の。
UC起動し天井近くに偽の満月浮かべてから一気に罠うさぎに近づいて叩きのめしてやるかねえ。
大佐については罠に紛れて仕掛けてくる可能性を警戒。
気配感知で死角に気配感じたら電撃纏わせたバックブローでぶん殴り銃弾は羆の腕の装甲で受け流し、最後はアッパーで決めてやるよ!
※アドリブ絡み等お任せ
●旅順要塞最後の日
「さあ加勢に来たよ!」
旅順要塞に意気揚々と足を踏み入れたのは白熊のウェアライダー、雨河・知香(白熊ウィッチドクター・f40900)だ。
「悪いうさぎにはさっさとお引き取り願おうじゃないか……とは言ったものの、戦いは終わっていそうかねぇ?」
要塞は所々が破壊されており、敵の姿も見えない。
「でも、こういうところほど油断大敵……って!」
突如としてマジックハンドが飛んできて智香を拘束する。
「おおっ、なかなか色っぽいお姉さんが罠にかかったじゃないの」
「へへっ、ここは逃げずに残っていて正解だったぜ」
そう言って現れたのは2体の『パリピ罠うさぎ』。いやらしい目つきで知香を舐め回すように見る。
「お姉さん、今から俺たちといいことしないかい? へっへっへ」
「今なら気持ちよくなるお薬だってあるからさぁ。まあ、拒否権はないんだけどねえ」
「……なーんか悪ふざけのノリで罠やってくるんじゃなかろうねえ? 悪ふざけのレベルを超えているような気もするけれど」
下卑た笑みを浮かべるパリピ達に知香は呆れた顔をする。
「今更何を言っても無駄だよ。大人しく俺達に付き合ってもらうよ」
「詰めが甘いね」
「へ?」
「腕への拘束が甘いのに気づいていなかったのかい?」
そう話すと、知香はマジックハンドのワイヤーをむんずと掴むと腕から高圧電流を流し込み、そのまま引きちぎる。
「あ」
「ん?」
あっという間に拘束を脱したことに唖然とするパリピ達に対し、知香は「何かした?」とでも言わんばかりに首を傾げる。
「あ、それじゃ俺達はこの辺りで……」
「そうさね」
踵を返そうとするパリピ達の襟首を掴む知香。
「お帰りはあちらだよ!」
そしてそのまま外壁へと投げつける。パリピ達は外壁を突き破り、獣人型の穴を残して彼方へと消えていった。
「で、攻撃してくるならこのタイミングだと呼んではいたよ」
ぶん投げだ直後に、気配のする方へ腕を振り回す知香。腕の装甲には銃弾がめり込んでいる。そして、少しなればところに『レックス・ラビットゲート大佐』の姿が。
「勘のいいレディだ。だが、次は……」
「……うるさい」
突如起こる殺気。その主へと反射的に知香と大差が顔を向ける。そこには、不機嫌さを全く隠そうとしない鳴狐・朱蘭(レプリカントのミュージックファイター・f41362)の姿があった。寝起きなのか、どこかフワフワした感じはあるが。
「お前はあの時の……だが、雰囲気がさっきと違……」
「まだ寝たいのに……」
大佐は知らない。逃走後、朱蘭が薬を守られて眠っていたことに。そして、今回の騒ぎで起こされて超不機嫌になっていたことを。
「……邪魔するな!」
そして彼女が無理やり【目を覚ます】と全身に搭載された武装をブッぱなすということを。
「まずいッ!」
予知能力者としての勘か過去の経験則か、知香は危険をいち早く察知して、穴の空いた外壁を突き破って外へと逃げる。大佐も姿を消して逃げようとしたが、
「吹き飛べ」
無差別な高火力の前には姿を隠していようと逃れ切れるわけはなく。大佐の命運はそこで尽きる。
こうして、旅順要塞でその日一番の爆発が盛大に起こったのだった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵