獣人世界大戦①〜終わりの始まり、ベルリンにて
――世界大戦……『獣人世界大戦』は勃発した。
超大国が一つ『ワルシャワ条約機構』が盟主にして五卿六眼が一柱『始祖人狼』が、かつて自分達に痛手を与えた『はじまりの猟兵』の拠点の手がかりを掴んだ事が始まりとなる。
他の超大国もそれぞれに「始祖人狼の阻止」や「はじまりの猟兵の奪取」を目的として、ワルシャワ条約機構への大規模な軍事侵略を開始――これに『六番目の猟兵』も呼応して武装蜂起を開始する。
「今回攻めて貰うのは『ゾルダードグラード』の首都である『無限軌道都市ベルリン』よ」
獣人戦線出身のシカのグリモア猟兵であるレヴィア・イエローローズ(亡国の黄薔薇姫・f39891)も、凛とした表情で獣人戦線のユーラシア全土を舞台とする『獣人世界大戦』の作戦行動……依頼を猟兵に斡旋していく。
「多数の鋼鉄機械罠に守られ、無限軌道によって自ら移動することすら可能な「動く要塞都市」……けれど、猟兵がこれまでの戦いで6件の将校暗殺に成功していることもあって防衛戦力は低下しつつある模様よ」
その隙を突き、ゾルダートグラード勢力の戦力支援をガタガタにするという戦略の元、今回の依頼は実行される。
作戦は次の様に――起動した「無限軌道都市」が多数の機械罠を駆動させ、街の獣人達を捕らえて|機械兵士《ゾルダート》に改造する暴挙を行っている。
これを阻止するべく猟兵達は駆動中の機械罠に対処し、なるべく多くの獣人を助ける必要がある。
「また、今回の作戦行動においてクロムキャバリアからあらゆるキャバリアを輸入したわ。其れも上手く使えばより多くのベルリンの獣人を助けられるはずよ」
そう言ってレヴィアは笑みを浮かべ、グリモアである黄薔薇の花弁を舞い散らせるのであった――
黒代朝希
今回の戦いはガチですね。
獣人戦線の大きな闘い、勝利するべく頑張りましょう!
プレイングボーナス……駆動中の機械罠に対処する/なるべく多くの獣人を助ける。
に加えて、
プレイングボーナス……キャバリアを用いて救出作戦を遂行する。
が存在します。
今回の『獣人世界大戦』の戦線ルールにより、迅速なシナリオ完結が望まれるため完結数が揃って執筆が可能な次第、迅速に完結させて貰う体制となります。
それでは、皆様の素晴らしいプレイングをお待ちしております。
第1章 冒険
『塹壕に取り残されたもの』
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POW : 全ての場所を回るつもりで探す
SPD : 主要な場所をすべて通るようなルートを駆けつつ探す
WIZ : 状況からあり得そうな場所に絞って探す
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
バルタン・ノーヴェ
POWアドリブ歓迎
開戦了解! 参りマース!
まずは駆動機械罠への対処デスネ!
お任せくだサーイ!
こういう人手が必要な時は、カモン! バルタンズ!
『バルバルバル!』『バルルー!』
今では、一度に最大150体を超える数を動員できるようになりマシタナ!
これも経験を積み重ねた賜物デスネー、HAHAHA!
さて、キャバリアを活用するようにとのレヴィア殿にアドバイス!
我輩の持ちキャバリア、スコールを走らせマース!
スコールにバルタンズを載せて各地を走らせ、獣人たちの救助活動を頼みマース!
そしてワタシは罠を粉砕するべく、スコールのクローで機械を切開きマース!
安心してくだサイ、獣人のエブリワン! ワタシたちが来マース!
「開戦了解! 参りマース!――まずは駆動機械罠への対処デスネ!お任せくだサーイ!」
陽気な声で高らかに笑いながら、バルタン・ノーヴェ(雇われバトルサイボーグメイド・f30809)はユーベルコード『|秘密のバルタンズ《シークレット・サービス》』を発動――
「こういう人手が必要な時は、カモン! バルタンズ!」
『バルバルバル!』
『バルルー!』
――15cmくらいの大きさの二頭身バルタン……自立型サポートロボットの『ミニ・バルタン』を152体召喚し、展開された『無限軌道都市ベルリン』の機械罠から獣人達を救っていく。
「今では、一度に最大150体を超える数を動員できるようになりマシタナ! これも経験を積み重ねた賜物デスネー、HAHAHA!」
高らかに笑いながら、バルタン自身も獣人の救出を『ミニ・バルタン』に任せられる事を活用して駆動中の機械罠へと対処――
肉切り包丁のように無骨な刀である『ファルシオン風サムライソード』を振るって多数の機械のトラップを斬滅していく。
サイボーグ化されているバルタンの肉体は、並外れた身体能力……『六番目の猟兵』として所有している『生命体の埒外』として、既に並みのオブリビオンでは歯が立たない程の域に到達している。
「さて、キャバリアを活用するようにとのレヴィア殿にアドバイス! だからこそ……我輩の持ちキャバリア、スコールを走らせマース!」
そこにトドメとしてエルダーフェンリル改造機『スコール』――人型形態から四足歩行の狼型獣化形態へと変形することができる『メガリス・キャバリア』へとバルタンズを載せて各地を走らせ、獣人たちの救助活動を更に効率化。
バルタン自身は罠を粉砕するべく、スコールのクローで機械罠を切開していく――
「安心してくだサイ、獣人のエブリワン!――ワタシたちが来マース!」
そのバルタンの雄姿は、かつてこの獣人戦線にて伝わっていた伝承……『はじまりの猟兵』を獣人達が想起するに十分であった。
大成功
🔵🔵🔵
風吹・香織
まぁ色んな意味で遅かれ早かれ来るとは思ってたが、ついに私の世界でも戦争が始まるとはね。
でも、超大国の好きにはさせないよ。いくよ、|P-38 ライトニング《相棒》!
キャバリアを使うといいんだね。なら、このユーベルコードだ!
相棒をパンツァーキャバリアに変形。攻撃力を半減させる代わりに装甲を5倍にしよう。
あとは上空から塹壕に獣人が多い場所を発見して、そこに着地。
装甲力を活かして、攻撃を防ぎつつ、獣人達を回収。
そのまま飛び上がって、安全地帯まで運ぼう。
もし塹壕で獣人を回収中は機関砲やロケットランチャーで弾幕を張って、敵を寄せ付けないようにするよ。
「まぁ色んな意味で遅かれ早かれ来るとは思ってたが、ついに私の世界でも戦争が始まるとはね」
風吹・香織(怠惰な「双胴の悪魔」乗り・f39889)……第五階梯のスズメの獣人にして、渡り鳥の真似事をして世界を旅した結果、一見平和なアメリカに落ち着いた戦闘機パイロットは嘆息しながらもこの『獣人世界大戦』をオブリビオン……超大国の好き勝手を罷り通らせない為に戦場に赴く。
「でも、超大国の好きにはさせないよ……いくよ、|P-38 ライトニング《相棒》!」
速度に優れる「双胴の悪魔」の異名を持つ二つの胴体で構成される双発機に乗り込み、機械罠が多数展開されている『無限軌道都市ベルリン』の上空を飛ぶ香織。
更にグリモア猟兵からのアドバイスを貰った彼女は、ユーベルコードを発動――
「キャバリアを使うといいんだね。なら、このユーベルコードだ!――『|変形《チェンジ》・|人型形態《パンツァーキャバリア》』!」
それは相棒――『P-38 ライトニング』をパンツァーキャバリアに変形させるユーベルコード。
攻撃力を半減させる代わりに装甲を5倍にした香織は、上空から塹壕に獣人が多い場所を発見しそこに着地。
機関砲やロケットランチャーで弾幕を張り、敵を寄せ付けない状況を作り出し――人々の盾となって地上に光臨した。
「さぁ相棒、まずは獣人達を避難させるよ!」
装甲力を活かし攻撃を防ぎつつ、迅速に獣人達を回収・保護に成功する香織。
機械罠に砲弾をお見舞いした後に飛び上がり、回収した獣人達を安全地帯まで運んでいくのであった。
大成功
🔵🔵🔵
鳳凰院・ひりょ
キャバリアを使った方が良さそうなんだね
それなら!
UCにより愛機と同化し作戦にあたる
動物達を召喚術で召喚し、損壊した建物を中心に捜索
小さい動物なら人の声を確認したら俺に伝えてもらうようにしておこう
機械罠に対しては遠距離からビーム砲による破壊を試みる
ただし、建物に密接する状態であるようならば盾で防御しながら広間などへ移動させるなど、建物や住民へ被害が出にくいように破壊場所を変える
瓦礫などの除去は、普段のキャバリアを操作している時より同化している今の方が繊細な動きも可能になっているはずだ
集中力を切らさず人命救助に勤しもう
安全な所までは身を盾にして護衛
歩けない住民は手の平の上に乗ってもらおうかな?
「キャバリアを使った方が良さそうなんだね……それなら!」
そう言って鳳凰院・ひりょ(天然系精霊術使いの腹ぺこ聖者・f27864)はユーベルコード『|憑依一体・天魔機神《ユウゴウガッタイ・テネブラエ》』を発動。
愛機ルクス・テネブラエと一体化した姿に変身し、ルクス・テネブラエの装備武装の威力を増強させていくと同時に『全身をほとばしる破魔のオーラ』で飛翔能力を獲得。
「ルクス・テネブラエよ、光と闇の疑似精霊よ……今こそ、俺の体を媒体にその力を示せ!」
動物達を召喚術で召喚し、損壊した建物を中心に捜索していくひりょ。
小さい動物なら人の声を確認したらひりょに伝えてもらう体制を整えて『無限軌道都市ベルリン』の中を彼らは散策していく。
「――いた!」
機械罠が作動し、倒壊した建物の下敷きになっている獣人の元へ駆けて行くひりょ。
当初の予定としては遠距離からビーム砲による破壊を試みる作戦であったが、機械罠が建物に密接する状態である事からその予定を変更。
盾で防御しながら広間などへ移動させるべく行動していく。
「瓦礫などの除去は、普段のキャバリアを操作している時より同化している今の方が繊細な動きも可能になっているはずだ――集中力を切らさず人命救助に勤しもう」
やがて広間で機械罠を無力化した後、ひりょは救助を開始。
迅速な行動によって負傷はしているものの、応急手当をすれば確実に助かる状態で救出する事が出来た。
「安全な所までは身を盾にして護衛します――動けない人は申し出て下さい」
歩けない住民は手の平の上に乗って運び、やがて獣人達を安全地帯に連れて行く事に成功したのであった。
大成功
🔵🔵🔵
月夜・玲
キャバリアを…使う…
キャバリアの使い方が…分からなくって…
……!!
アイデア降ってきた!!!
【アームデバイス起動】
外装部分召喚、副腕起動
さあ!キャバリアを"使う"ぞ!
アームデバイスで用意してくれたキャバリアを持ち上げて……機械罠に投げ付ける!
古来より罠っていうのは踏み抜いて探知するもの!
そしてキャバリアの質量をぶつけられ続ければ、機械罠も獣人をとっ捕まる暇もない!
そうして時間を稼いで獣人達が逃げられるようにしよう
さあ逃げた逃げた
キャバリア花火大会が気になるのは分かるけど、あの物騒なものから距離取らないと仕舞われちゃうよ!
人のキャバリアだから懐が傷まない!
元々キャバリア乗らないから自分のないけど!
「キャバリアを……使う……キャバリアの使い方が……分からなくって……!!――アイデア降ってきた!!!」
月夜・玲(頂の探究者・f01605)はキャバリアを用いる猟兵ではない。
だが、今回この戦場において……有効な活用方法を思いついたのだ。
「――『アームデバイス起動』、デバイス転送。動力直結。攻勢用外部ユニット、起動完了……外装部分召喚、副腕起動」
其れは150tまでの対象の掴める部分を掴んで持ち上げるユーベルコード。振り回しや周囲の地面への叩きつけも可能というシンプルな性能であるが……
「さあ!キャバリアを"使う"ぞ!」
――玲の使い方は至極シンプルなもの。
アームデバイスで用意してくれたキャバリアを持ち上げて……機械罠に投げ付ける!
「古来より罠っていうのは踏み抜いて探知するもの! そしてキャバリアの質量をぶつけられ続ければ、機械罠も獣人をとっ捕まる暇もない!」
ごり押しだが、同時に至極シンプルであるが故に効率的な手段だ。
ちなみにこの作戦を聞いたレヴィアは即座にジャンク品のキャバリアを手配してくれたという。
「さあ逃げた逃げた! キャバリア花火大会が気になるのは分かるけど、あの物騒なものから距離取らないと仕舞われちゃうよ!」
そうして時間を稼いで獣人達が逃げられるように計らっていく玲。
機械罠自体もキャバリアの質量を投擲される形で叩きつけられ、そのまま粉砕されて沈黙する……
「人のキャバリアだから懐が傷まない! 元々キャバリア乗らないから自分のないけど!」
そんな風に叫びながら、玲はアームデバイスを用いてジャンク品のキャバリアを投擲していくのであった――
大成功
🔵🔵🔵
エドワルダ・ウッドストック
SPD アドリブ歓迎
カナリア、行きますわよ!
まずは大雑把に、無限軌道都市の機械罠を荷電粒子砲で吹き飛ばしますわ。
機能不全に陥ったところで救助活動を開始しますの。
ガーター騎士団、出撃!
助けを求める獣人は、すなわち味方!
味方の元へテレポートして、回収したら再び次の方の元へ。
延々と繰り返して意識のある人を集めたら、置き去りがいないよう全員で捜索していきますわ。
ゾルダートグラードが妨害してくるなら、カナリアの火力で黙らせましょう。
さあ、皆さん。反抗の時は今ですわ。
立ち上がり、隣人を支えましょう。この地をオブリビオンの手から奪還するのです!
……レヴィアの手配したキャバリア、流したら戦力になりますかしら?
「カナリア、行きますわよ!」
――『無限軌道都市ベルリン』が誇る数々の機械罠。
それらがエドワルダ・ウッドストック(金雀枝の黒太子・f39970)が搭乗する黄金の重装機キャバリア『カナリア』に搭載されている荷電粒子砲で一斉に吹き飛ばされていく。
「これにて、良し……さぁ――ガーター騎士団、出撃!」
続いてエドワルダはユーベルコード『|ガーター騎士団出撃!《ナイツ・オブ・ザ・ガーター》』を用いて自身のガーター騎士団と共にテレポート。
味方の元へテレポートして、回収したら再び次の獣人の元へと次々と転移を開始していく――
「さあ、皆さん。反抗の時は今ですわ……立ち上がり、隣人を支えましょう。この地をオブリビオンの手から奪還するのです!」
延々と繰り返して意識のある人を集めた後、置き去りがいないよう全員で捜索していくエドワルダとガーター騎士団。
回収し保護した獣人に激励の演説を聞かせると同時、邪魔しに来たゾルダートグラードの軍勢を『カナリア』の荷電粒子砲で一掃。
そうして一人残らず『無限軌道都市ベルリン』から獣人を救いあげたエドワルダは、最後にゾルダートグラードの軍施設へと荷電粒子砲を発射。
人々の想いを代弁するかのように放った砲撃を以てベルリンからの逃走を開始していく――
「……レヴィアの手配したキャバリア、流したら戦力になりますかしら?」
因みに、知り合いのシカ……今回のグリモア猟兵が確保したキャバリアに、エドワルダはシカの武装勢力のリーダーとして今後の戦力を考えていたとの事だ。
大成功
🔵🔵🔵