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勇気炸裂! グレートイェーガーゴッドキング!(仮)

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 ――クロムキャバリア・科学連邦国ジャパニア。
 この日、ジャパニア連邦政府の特派員チームは、遺跡から発掘した謎の巨神の起動実験を行っていた。
「恐らく、これは古代神機皇国ジャパニア時代より以前の神機キャバリアではなかろうか……?」
「神機はこのジャパニア建国の礎を築いた『自我を持つキャバリア』にして『神の権能を持つ巨人』……」
「それ以前の神機だとすれば、素晴らしい性能を発揮するはずだ!」
 有識者は黄金に輝く巨神を管制塔から眺めながら、それぞれ意見を交わして熱く語り合っていた。
 ……この後、惨劇が起きるとは知らずに。

 それは黄金の暴力だった。
 落雷めいたレーザー射撃が実験施設をことごとく撃ち抜き、疫病ウィルス型ナノマシンがキャバリアに乗っていない人間達を死に追いやる。
 存在自体が厄災であり神罰は、周囲のジャパニア正規軍の量産機キャバリアを取り込んで……否、喰らい尽くして。それは飢えた獣の如く、有機物無機物問わず『合体』した結果、徐々に力を取り戻していった。

『ジャパニアよ! 朕は帰ってきた! 黎明皇こと輝光神機『ロクシアス』の凱旋である! これよりジャパニアは再び、朕の膝元に置く! 朕こそがこの国において至高の存在であるからだ! 歯向かうものはことごとく塵となれ!』

 黄金オブリビオンマシンはそう告げると、手始めに研究施設を木っ端微塵に破壊してから首都へ旅立っていってしまった。
「ああ……もう、おしまいだ……!」
 その光景を、小型キャバリアに乗り込んで逃げ出したパイロットの少年が絶望に暮れて眺めていた……。

 ――グリモアベース。
 クロムキャバリアでの予知を空間に投影した蛇塚・レモン(白き蛇神憑きのシャーマンクイーン・f05152)は、招集に応じてくれた猟兵達へ、今回の任務内容を伝達しはじめた。
「今からみんなを転送すれば、まだこの黄金の合体オブリビオンマシンの首都侵攻を阻止できるよっ!」
 悲劇の予知を阻止するためには、小型キャバリアの少年パイロットに勇気を振り絞って貰わねばならないとレモンは告げる。
「実はこの小型キャバリアは特殊な機能を持っていてねっ? 他のキャバリアを武装やボディーや手足に変形させて合体するスーパーロボットのコアユニットなんだよっ! けれど、そのパイロットさんは腕はいいのに臆病で……だから、まずはそのパイロットさんが逃げ出す前に、みんなの勇気を見せてあげてほしいなっ!」
 転送直後から黄金オブリビオンマシンが研究施設で大暴れし始めるので、猟兵達は果敢に攻撃を仕掛けてほしい。ただし、この段階で黄金オブリビオンを打破する事は決してない。
 今、必要なのは、臆病なパイロットに『強大な敵へ挫けずめげずに立ち向かう姿』を見せ付ける事だ。
 そうすればいずれ、少年パイロットは自身の胸に秘めた勇気を炸裂させて、本来のポテンシャルを発揮できるのだという。
「そうしたら、いよいよ! みんなのキャバリアやスーパーロボットと小型キャバリアが合体するよっ!」
 合体機能なんて愛機にはないぞ?というキャバリア乗りの猟兵の諸君、そこはユーベルコードで少年パイロットがなんやかんやしてくれるから大丈夫だ!
「みんなで合体したら、完全体の黄金オブリビオンマシンをやっつけてねっ! 名付けて! 勇気炸裂! グレートイェーガーゴッドキング(仮)!」
 既に名前も決まっているらしい……!! って、(仮)ってなんぞ???
 そんな疑問をレモンはスルーしつつ、頭上のグリモアを輝かせはじめた。
「という事で、すぐに転送させるよっ! みんな、準備を手早く済ませておいてねっ!」
 レモンは急ピッチでクロムキャバリアのジャパニア某所の研究施設への転送準備を開始する。
 果たして、猟兵達はグレートイェーガーゴッドキングを完成させ、黄金オブリビオンマシンの野望をそしできるのだろうか?


七転 十五起
 猟兵のみんなッ! 合体だッ!
 お手持ちのキャバリアやスーパーロボットを合体させるシナリオです!
 なぎてん はねおきです。

●概要
 第1章冒険フラグメント、猟兵の皆様には不完全体の黎明皇こと輝光神機『ロクシアス』と戦闘を行ってもらいます。この段階ではどうやっても輝光神機『ロクシアス』を撃破する事はできません。ダメージは全て周囲のジャパニア正規軍のキャバリアや破壊された施設の瓦礫などを吸収合体して無限再生するからです!
 しかし、皆様が強大な敵を相手に、諦めずに勇気を示して戦う姿は、きっと臆病な小型キャバリアの少年パイロットの心に『熱く燃える勇気』を宿してくれるでしょう!

 第2章ボス戦フラグメント、猟兵の皆様の戦う姿に感化され、己の中に眠っていた勇気を炸裂させた少年パイロットは一気にエース級のポテンシャルを発揮します!
 そして猟兵の皆様が乗騎するキャバリアやスーパーロボット(オブリビオンマシンも!)を、ユーベルコードで『自身のロボの武装やボディー、または四肢へと変形・合体』させることで、巨大で超強力なスーパー合体ロボット……その名も『グレートイェーガーゴッドキング(仮)』として戦います!
(正式名称は、皆様の名前や機体の名称をすべてくっつけた後ろに『グレートイェーガーゴッドキング』という名前が付きます)
 必ず前口上に『勇気炸裂!』をお忘れなく!
 さあ! 燃え盛る勇気を炸裂させて、古代の黄金巨神王へ挑んでください!

 第3章は日常フラグメント、戦闘後の少年パイロットの心身のケアです。
 ところで、先日、この研究施設に新しいコーヒーメイカーが導入されたそうですよ?
 コーヒーを飲みながら、先輩として少年パイロットへアドバイスをしてあげましょう。

 それでは、皆様のご参加をどしどしお待ちしております!
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第1章 冒険 『キャバリアファイト!!』

POW   :    絶大な火力と装甲が正義だ!

SPD   :    圧倒的な速度と精密さで勝負!

WIZ   :    緻密な策と奇想天外な罠が炸裂する!

👑7
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

スイート・シュガーボックス
ディオちゃんに搭乗して現場に急行だよッ!
「なんかウチとカラーリング被ってるし!?」
大丈夫だよ、ディオちゃんはいわゆるシャンパンゴールド。キラキラ度はディオちゃんが上さッ!

そこの少年パイロットさん、俺らが来たからにはもう安心さ。何故なら俺達にはお菓子があるからッ!
『斬艦チョコレー刀』をディオちゃんに装備、『豊穣葡萄』をロクシアスって金ピカの周りに展開してワインレーザーカッターで削りながら『VOB』で急接近。
くらえ【ほろ苦い黒刀の一閃】ッ!

「やったしッ!あれだけの一発ブチかまされて無事でいられる奴なんかいないっしょ☆」
…あれ?これって次には誰かが「バカなッ!?」って言うやつじゃ…。


【アドリブ歓迎】



 1000年の眠りから目覚めた黄金の巨神は、かつて神代のジャパニアで覇権を争った神の名を冠する『神機』であった。
 目覚めた輝光神機『ロクシアス』は、不完全な己を完全覚醒するべく、周囲のキャバリアや無機物をどんどん取り込んでいく。
「フハハハハハ! いいぞ! 朕の高貴な力が蘇ってくるぞ! さあ朕に忠誠を誓え! 朕の一部となって共にジャパニアをあるべき姿へ戻すのだ! フハハハハハ!」
 まるで鉄屑を喰らい尽くす怪物だ。
 その暴風雨のような暴虐を背にして、小型キャバリアが一目散に逃げだしていった。
「うわああぁぁ! あんなのに勝てるわけないじゃないかぁ! 怖いよぉ~!」
 乗騎している少年パイロットは、泣きながら守るべき場所を放棄して遁走してゆく。
 しかし、その目の前に現れたのは、もう一体の黄金の神機であった。
「ひいぃ~! 助けて~!」
「だ、大丈夫かい、君ッ?」
 黄金の神機から快活な少年の声が聞こえた。
 スイート・シュガーボックス(おかしなミミック・f41114)である。
「安心して。君を助けに来たんだ! 猟兵の俺と神機のディオちゃんのタッグは無敵だからねッ!」
『ていうかスイート君さぁ? あのイキッてるヤツ、なんかウチとカラーリング被ってるし!? ムカつくんだけど!』
 黄金の神機こと幻惑神機ディオニュソスは不満そうにロクシアスを指差した。
 これをなだめるスイートが、ディオニュソスを褒めちぎってみせる。
「大丈夫だよ、ディオちゃんはいわゆるシャンパンゴールド。キラキラ度はディオちゃんが上さッ! それに色とりどりの宝珠を周囲に浮かばせてラグジュアリーなアトモスフィア満載だッ! ロクシアスとか言う奴より断然、ディオちゃんのほうがゴージャスだッ!」
『それな~! やっぱウチしかゴールドは似合わねーっしょ!』
 上機嫌になったディオニュソスを、小型キャバリアのカメラアイ越しに呆然と眺める少年パイロット。
 そんな彼にスイートは語り掛けた。
「そこの少年パイロットさん、俺らが来たからにはもう安心さ。何故なら俺達にはお菓子があるからッ!」
『そーゆー事っしょ! とりま『斬艦チョコレー刀』で勇者パース決めるべ!』
 剣を前に突き出してあおるような構図でポージングしたディオニュソスは、周囲に浮かぶ神器『豊穣葡萄』を不完全体のロクシアスの周辺に展開させると、大小さまざまな色とりどりの宝珠から高圧ワインのレーザーカッターが噴射された。
『ゲテモノ食いとかマジきめーし! つーか食い過ぎでデブってんじゃん! ウチがぜい肉を削ぎ落してやんよ!』
「グワアアァァァーッ」
 あっという間に取り込まれたキャバリアが粉々に斬り刻まれて、ロクシアスから分離してゆく!
「いいぞ、ディオちゃん! 俺達も突撃だッ!」
『りょ! そこの少年! いまからウチらの勇気、みてろし!』
 ディオニュソスは背部の光輪スラスター『|VOB《ヴァンガードお酒ブースト》から圧縮ワインを噴射して推進力を獲得!
 更に今回は炎魔法でアルコール分に引火させて、ターボエンジン並みの馬力を実現!
「行くよ! 必殺技は大声で叫んでッ! せーのっ! |ほろ苦い黒刃の一閃《ビターチョコレート・スラッシュ》ッ!」
 爆速でロクシアスへ飛び込んだディオニュソスの期待が、漆黒のチョコレート大剣を真一文字に振り抜いた!
 そのまま、ロクシアスの胴体を上下に真っ二つだ!
「ふっ、この一撃は、甘くないよ。……今の決め台詞、格好良くなかったッ!?」
『やったしッ! あれだけの一発ブチかまされて、無事でいられる奴なんかいないっしょ☆』
 ロクシアスの上半身と下半身が大地に転んで沈黙……したかに思えた。
「今のは少々驚いたぞ……!」
 なんとロクシアスはまだ健在のようだ!
「……あれ? これって次には誰かが『バカなッ!?』って言うやつじゃ……」
「バカなッ!? 真っ二つにされても、周囲のスクラップやキャバリアを吸収して再生してるだってっ?」
 少年パイロットは驚きと恐怖で叫び声をあげてしまった。
「やっぱりそうだったッ! でも大丈夫だよ、少年パイロットさん! 今のあいつは急襲しか出来なうみたいだ、攻撃は仕掛けてこないッ! だったら叩けるだけ叩いて、出来るだけ完全体になるまでの時間を稼ぐんだッ!」
「そんな事して何になるのさ!? ゆくゆくは完全体になっちゃうじゃないか!」
 怯える少年パイロットに、スイートは断言した。
「大丈夫だッ! なぜなら……俺達は猟兵だからだッ! くるよッ! 俺達の『仲間』がッ!」
 その言葉通り、このタイミングで数多くの猟兵達が転送されてくるのを、少年パイロットは目を丸くして眺めるのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

久遠寺・遥翔
アドリブ連携歓迎

神機案件かー
あまり詳しくないけど最近何体かに関わる機会があった
キャバリアなのにキャラが濃いんだよなーあいつら

それは置いといて強敵だ
黎明皇……無限の再生能力で今の俺達では絶対に勝てないか
ま、やってみるさ!

絶対に倒せない相手と戦い続け勇気を示す
それがわかってるなら今回重視すべきは一発の破壊力よりも継戦能力だ
焔の機神イグニシオンに[騎乗]、巨神ラクスは一旦お留守番で

「行くぜイグニス。まずは全力で戦い勇気を示す!」
『難儀な事だ。だがよかろう』
真の姿イグニシオン・ソーリスに覚醒してUCを発動し
全ての味方を癒し敵を燃やし続ける領域を展開する
「黎明がどうした。こっちだって原初の焔、|太陽《いのち》の光だ! 俺達の輝き、隠居してた爺さん如きに消せやしない!」
さらに[結界術]でこの領域に付与された[生命力吸収]効果によって回復を促進させ、少年の心に勇気が宿るまで諦めずに戦い続けるぜ

相手の攻撃は[心眼]と[第六感]で[見切り]、[残像]を捉えさせる形で回避
UC展開中も焔の太刀で直接斬り結ぶぜ


朱鷺透・小枝子
(勇気……自分のそれは蛮勇ですが…)
それでも、吠えましょう!!

亡国の主【操縦】『戦塵突撃』発動!
メガスラスター【推力移動】攻勢防壁を纏い吶喊【オーラ防御】!
BX双剣変形フォースサーベルを振るい【切断】!

少年と!この理不尽を受け入れられるか!積み上げてきた全てを無にされる事を!!明日を奪う者に唯滅ぼされる事を!!

吠えたてよう!許せぬと、赦しはしないと!
神機への【闘争心】を強く燃やし、己が戦闘力を増強、光刃を伸ばし、敵機へと果敢に斬りかかる!

少年よ!貴殿の心に勇気はあるか!希望は、明日は望めるか!!
あるならば、心を燃やせ!恐怖に負けない強き火を灯せ!!!
その火がある限り、自分も戦い続けよう!!!!



「なるほど、神機案件かー。あまり詳しくないけど最近何体かに関わる機会があった……キャバリアなのにキャラが濃いんだよなーあいつら」
 久遠寺・遥翔(焔の機神イグニシオン/『黒鋼』の騎士・f01190)はこれまでも、ジャパニアの神機に関わる事件に遭遇してきた。そこで得た知識から、今回のオブリビオンマシンも骨が折れそうだと苦笑いを受けベている。
「それは置いといて強敵だ。黎明皇……無限の再生能力のせいで、今の俺達では絶対に勝てない……か。ま、やってみるさ!」
 久遠寺は相棒の焔の機神イグニシオンの乗騎し、物陰に潜んで怯える小型キャバリアへコンタクトを取り始めた。
「こちら猟兵、久遠寺・遥翔だ! この戦い、お前の力が必要なんだ。だから、今から俺達が示す勇気を見届けてほしい。そして、その胸の奥に眠るものが何かを、しっかりと思い出してくれ!」
 久遠寺はイグニシオンを駆ると、ユーベルコードを発現させた。
「行くぜイグニス。まずは全力で戦い、勇気を示す!」
『難儀な事だ。だがよかろう』
「頼むぞイグニス! それじゃ……|原初起動《イグニッション》! 最先より在りし焔よ、醒めよ!」
 途端、戦場全体に原初の真焔結界が発生!
 この結界は149分後まで、敵は終焉の黒焔の攻撃を、味方は再誕の白焔の回復を受け続ける。
「これが……真の姿イグニシオン・ソーリス! |真焔なる世界《プリミティブ・イグニッション》だ!」
 破壊された研究施設の大破したキャバリアや怪我人達は、白い炎によって原状回復してみせる。
「ぺちゃんこだったキャバリアが元通りになったぞ!」
「お、お腹に空いた穴が、塞がった!」
 そして黎明皇こと輝光神機『ロクシアス』は、不完全体が故に周囲のキャバリアやがれきなどの無機物を吸収してゆく過程で終焉の黒焔も取り込んでしまった。
『グワアアァァァーッ! 貴様ぁ! 余計な真似をしおってからに! 貴様も吸収してやる!』
 ロクシアスの身体から伸びる触手めいたロボアームが、覚醒したイグニシオンへ襲い掛かる!
 しかし、これらをイグニシオンは機神太刀“|迦具土《カグツチ》”で薙ぎ払いながら、ダッシュでそのまま黒く燃え盛る機械太刀でロクシアスの身体を斬り裂いていった。
「倒せなくとも、これで完全体までの時間稼ぎはできるはずだ! 見てるか、少年! 誰かを守るってことは、時に自分の魂を燃やして危険を冒す必要もあるんだぜ! うおおおおおっ!」
 久遠寺が雄叫びと共に繰り出した一撃は、ロクシアスの脇腹を深々と掻っ捌いたのだった。

 この咆哮に引き寄せられた猟兵がいた。
 朱鷺透・小枝子(|亡国の戦塵《ジカクナキアクリョウ》・f29924)である。
「この叫び……まさに闘争を求めるウォークライ……! 勇気を示せというのならば……!」
 例え、自身に宿るものが万有であっても、怯えて隅っこで何も出来ないより断然マシだ。
 朱鷺透の強い闘争本能が、ユーベルコードとなって埒外の力を発動させてゆく!
「それでも、自分は戦場で吠えましょう!!! さあ、進め! 進め! 突き進めぇ! 滅するべきは強大な悪! 求めるのは地獄のような闘争! 最悪を災厄で塗り替えるような醜い闘争こそ! 戦士の求める戦場!」
 彼女が駆る機体は|『亡国の主』《ジャイアントキャバリア》。漆黒の肉体に白銀の装甲を纏わせ、身の丈以上の漆黒の翼を背に湛えた異形の人型兵器だ。
 朱鷺透は『亡国の主』のメガスラスターを噴射してユーベルコード『戦塵突撃』でマッハ15の超音速でロクシアスの身体をすれ違いざまに破壊してゆく。BX双剣変形フォースサーベルを振るたびに、ロクシアスの身体に吸収されたキャバリアの残骸が地面へ剥がれ落ちていった。
「少年よ! この理不尽を受け入れられるか! 積み上げてきた全てを無にされる事を!! 明日を奪う者に唯滅ぼされる事を!!」
 朱鷺透の高速斬撃突撃に合わせ、久遠寺のイグニシオンも黒炎の大太刀でロクシアスの身体を絶え間なく斬りつけていった。
 朱鷺透は空を翔け抜けながら少年へ問い掛け続ける。
「答えろ少年! 吠えたてよう! 許せぬと、赦しはしないと!」
 彼女は神機への闘争心を強く燃やし、ユーベルコードで己が戦闘力を増強、荒れ狂う光刃を伸ばし、敵機へと果敢に斬りかかる!
「少年よ! 貴殿の心に勇気はあるか!? 希望は、明日は望めるか!? もしも胸の奥にひとかけらでもあるならば、心を燃やせ! 恐怖に負けない強き火を灯せ!!!」
「そうだぜ! こんな訳の分からない奴に、お前の平和を乱されてもいいのか!? もっと熱くなるんだ!」
 久遠寺も負けじと訴えかけた。
「ああ! その通りだ! 少年よ! その心の火がある限り、自分も戦い続けよう!!! だから、今こそ示せ!! 内なる勇気を炸裂させるのだ!!!」
 猟兵の駆る2機のキャバリアの猛攻に、少年パイロットは徐々に胸の中が熱くなってゆく感覚を覚え始めていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

クローネ・マックローネ
NGなし、絡みOK、アドリブ歓迎
【POW判定】

ワタシなら色んな武装を召喚できるから、きっと力になれる筈…
まずは彼の勇気を引き出すとしようか

最初から真剣口調だよ
ワタシ専用のキャバリア、PSY-C『|黒御姉《クローネ》』に搭乗して戦うよ
後で合体する際に悪影響があってはいけないので、なるべくダメージを受けないように立ち回るね

仮にも王を名乗るなら、民を傷つける様な真似をするんじゃあないよ
民を苦しめるだけの|王《おろかもの》が、民に慕われる訳が無いんだからさ
つまり|貴方《おまえ》はやり方を最初から間違ってるって訳
わかったらとっとと消えてよ、|黎明皇《くずてつ》

UCは「クローネちゃんのキャバリアちゃん装甲形態★」
追加武装を召喚してキャバリアちゃんに装備させるよ
こちらの攻撃は【操縦/集団戦術/カウンター/切断/弾幕/戦闘知識/範囲攻撃/怪力/2回攻撃/鎧無視攻撃/貫通攻撃】で行うよ
敵の攻撃は【操縦/野生の勘/第六感/気配感知/幸運/オーラ防御/霊的防護/鉄壁/硬化/激痛耐性/回復力】で対応するね


桃枝・重吾
アドリブ連携歓迎

■心情
【バカなっ!
古代ジャパニアは汚物案件ばかりです?】
いや、ほら、価値観とか時代とかだし
【マスター、マスターが本気出せばモラ汚物を灰燼とか余裕ですよね?】
私は何時も真面目にやってるけど
【今回はマスターのわけのわからない農家パワーの事信頼してます!】

■マゼモノ危険
そこまで言われたら張り切っちゃうね、
こんな事もあろうかと用意してたカードを使っちゃおう
【ええと、『太陽フレア』と『膨張』?
後でオハナシしましょうか】
メレポチョに仕込んで梵ちゃんの重力三味線糸で攻撃と引き剥がししつつ、
メレポチョを放出、数のお陰でそこそこ威力のフレアを解放!
【膨張は?】
それはね、|仕込み《伏線》って奴だね



 クローネ・マックローネ(快楽至上主義な死霊術士・f05148)はこの任務内容を聞いたとき、自分が一番適性があると確信していた。
(ワタシなら色んな武装を召喚できるから、きっと力になれる筈……まずは彼の勇気を引き出すとしようか)
 愛機PSY-C『|黒御姉《クローネ》』に搭乗して転送されたクローネは、すぐに周囲のキャバリアや無機物を吸収しまくるロクシアスの機体へ向かって飛び込んでいった。
 すかさずユーベルコード『|クローネちゃんのキャバリアちゃん装甲形態★《ブラック・キャバリア・アーマード・フォーム》』発動!
 キャバリアの両腕にガトリング砲が生成・装着されると、躊躇なくクローネはそれをぶっ放し始めた!
 けたたましい連続射撃音が戦場に轟く!
「仮にも王を名乗るなら、民を傷つける様な真似をするんじゃあないよ。民を苦しめるだけの|王《おろかもの》が、民に慕われる訳が無いんだからさ」
 伸びてきたロボアームを弾幕で粉砕した後、戦場の霊的パワーを練って結界を生成!
 力任せに多方向から伸びたロボアームを弾き飛ばすと、再び弾幕を展開して吸収速度を遅らせてゆく。
「つまり、|貴方《おまえ》はやり方を最初から間違ってるってワケ」
 弾切れになったガトリング砲を、今度は巨大トンファーとして格闘戦へ持ち込んでゆくクローネ!
「わかったらとっとと消えてよ、|黎明皇《ブリキやろう》!」
 強振から繰り出されたガトリング砲の砲身の殴打が、ロクシアスの身体をぐしゃりとくぼませていった。

 と、そこへ現れたのは桃枝・重吾(|スペースデコトラ使い《XLスペース食べ歩き道中》・f14213)と彼の従業員にして巨神の梵天丸である。
 今回は普段のクマ獣人モードではなく、本来の巨神の姿の梵天丸に重吾が乗り込んでの参戦だ。
【バカなっ! 古代ジャパニアは汚物案件ばかりです?】
 とある事情からジャパニアの神機へ強い嫌悪感を抱く梵天丸は、ロクシアスの所業に唾棄すべき感情を発露させた。
 これに搭乗者の重吾は若干引き気味で梵天丸を宥めていた。
「落ち着いて、梵ちゃん? いや、ほら、価値観とか時代のギャップとかだし?」
【マスター! その気になればマスターの本気で、モラ汚物を灰燼とか余裕ですよね?】
「話を聞いて、梵ちゃん? あと私はいつだって真剣に任務と向き合ってるよ?」
【分かりました! 今回はマスターのわけのわからない農家パワーに全幅の信頼をおきますね!】
「なんだか釈然としないけど……まずは先に戦っている同僚さんのアシストをしようか」
 重吾は早速ユーベルコードを発動させ、クローネの援護に回ることにした。
「王鍵励起準備を確認。カード型カートリッジ装填並びに音声認証待機中……さ、梵ちゃん? 君が目をキラキラさせて考えたカッコいい名前を叫んで?」
【はい! グレートギャラクティカマキシマムバーストウェポン! 換装!】
 梵天丸のなんともアレなネーミングセンスが披露された瞬間、なんとクローネのユーベルコードがコピーされてカード化したではないか!
「うんうん、なかなか便利なユーベルコードのようだね? 自身が操縦する【キャバリアに召喚した武装を装備して、機体】の【装甲】と【基本戦闘能力】を増強する、か。それじゃ、カードの端を折って、これで誰でもカードを消費せずにいつでもどこでも無限に使えるよ。という事で梵ちゃんに今、一番必要な武装は何かな? カードラッシュ」
 端末にカードをスラッシュして情報を読み取らせると、突如として梵天丸の身体に変化が現れた。
【こ、これは、六連チェンソー!?】
「わーお、梵ちゃんの殺意が実際ヤバいね。あと、こんな事もあろうかと用意してたカードを使っちゃおう。カードスキャン、カード名は『アトミックワルツ』。その効果は『太陽フレア』と『膨張』だよ」
「ちょっと待って? 幾ら相手が無限再生するからって、ここで核融合をぶっ放す気?」
 クローネは重吾の考えにドン引きしてしまう。
【うーん、流石マスター。その自重しない精神にあとでオハナシ重点です】
「まぁまぁ、とりあえず、まずは核熱を宇宙野菜メレポチョに仕込んで……」
『ギャアアァァァアッ!』
 人語を離す宇宙野菜に超高熱の核熱が突っ込まれて大炎上し始める!
「お次は梵ちゃんの重力場三味線でメレポチョを投擲するよ。ついでに絡めとって重力場を発生させて、身動きと放射能を超限定空間的小型ブラックホールで閉じ込めるね」
 まるでルアーフィッシングめいて投げ出されたメレポチョがロクシアスの機体に激すると、絡み付いた重力場三味線の糸が結界になってロクシアスの期待の中で小型のブラックホールが発生!
 内部から破壊されてゆくロクシアス! 同時に核融合によってフレアが発生し、巨大な敵が大炎上!
『グワアアァァァーッ!』
「ほらね、簡単でしょ? 知恵のひとつあれば、強大な敵にも農家だって立ち向かえるんだよ」
 そう言ってのける重吾を、小型キャバリアに乗り込む少年パイロットは唖然として見詰めていた。
「じゃあ、あとはお仲間さんのじゃ何ならない程度に六連チェンソーでズタズタにしちゃおうか、梵ちゃん?」
 重吾のパワープレイに、期待を寄せた梵天丸も思わず閉口してしまう。
【何もここまでやれとは言ってないです、マスター。ちなみに、残りの膨張はどうしたんです?】
「ああ、それはこの後のお楽しみ。今はまだ仕込みの段階だからね?」
 ハチャメチャな重吾と梵天丸のアシストを受けたクローネは、重力場の範囲に気を付けながらロクシアスに攻撃を続けてゆく。
「なんかスケールがデカい事になったけど、時には大胆に行くことも大事だからね」
 クローネは少年パイロットへそう言い聞かせると、一心不乱にロクシアスへ立ち向かっていった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

カシム・ディーン
機神搭乗
…ロクシアス見るの久しぶりだなー…
彼奴クロムキャバリア発見当初は割と暴れまくってたんだが…
「そうだったんだ?でもあのロクシー君は…メルシーがよく知ってるタイプに近いぞ☆」
実はな…彼奴の搭乗者を引き抜いて強奪して僕のもんにしようと思ってたんだがよぉ…
「そういえば前に言ってたね?メルシー以外の巨神欲しくなっちゃった…?(割と怯えてる」
…蓋開けたら此奴も変態じゃねーかぁ!?こんな朕朕ロボいるかぼけぇ!?
「(ほっ☆)あ、ロクシー君の朕はさっちゃんと同じくらいだぞ☆(最大級の暴言)」
【情報収集・視力・戦闘知識】
今迄の経験も合わせて動きと能力と周辺状況把握

ロクシー君よぉ…何度も強奪しようとしたのに爆発したりとか燃えちゃったりとかよぉ…ふざけんなぼけぇ!今回はてめーのコア…手に入れて水之江にやるからな!覚悟しろやぁ!
【属性攻撃・迷彩・念動力・弾幕・空中戦・切断・盗み攻撃・盗み】
UC発動
預言を超える速度で念動光弾を叩き込み鎌剣で切り刻み何度再生しようともう心を砕く勢いでボコっては武装強奪強奪!!


防人・拓也
愛機であるグラントゼロに搭乗。
「やれやれ…神機ってのは面倒な奴らばかりだな。ルイーズがまだまともで良かったよ」
「いくら叡智皇様と姉妹とはいえ、私は昔から真面目ですよ!?」
「でもこの前、マスターがトレーニングルームで鍛錬しているところを貴方が覗いているのを私、見ましたよ」
「うん、アレは牝の顔だった」
「…やはりルイーズはメルシーと姉妹だな」
「我が君?!!」
と話しつつ、アイリス、ルイーズ、そして新たに加わった巨神のマイラと共に応戦。巨神達はキャバリア形態でそれぞれの古代武装で攻撃。
自身はビームライフルやフィンファンネルで攻撃。敵の攻撃は指定UCで回避する。
ロクシアスがミネルヴァが遂に誰かの女になってしまったのかとか言ったら
「あ~、一応俺が彼女の主だ。だが、安心しろ。彼女はまだ清いままだ。これからも手を出さないようにし…」
「手を出してくれませんか、我が君!? これでも私、美貌に自信があるんですけど!」
「いや、手を出したら君の友人であるディアーナが黙っていないだろう…」
と話す。
アドリブ・連携可。


皇・絶華
機神搭乗
「ロクシアスじゃねーか!てめー如きが神機シリーズの元祖たる俺を差し置いて黎明皇とかイキってんじゃねぇぞごらぁ!…ってあれ?主様…?」

ま、まさか…その…自分を朕とか言ってる所とかお馬鹿っぽい言い回しとか…き、貴様…!ローカストの神!十二創神『アポロン』か!!
形は違うが金ぴかだし機神として蘇っただと!?
「はい?いや確かにアポロンは奴の別名ですが…主様の世界に居たんです?」
ああ!こんな感じだ!

http://tw5.jp/adventure/replay/?scenario_id=8798
(その前とかの所業も語る!KB参照
「ぅ…ぅわー…これは酷ぇ…!」(ドン引き
今度こそ葬り去るぞ!
【戦闘知識・念動力・弾幕・空中機動・第六感】
UC発動
超絶速度で飛び回り念動光弾を叩き込み動きを封じれば
【二回攻撃・切断・バーサーク・爆破】
狂ったように鎌剣で切り刻み内側に念動光弾を叩き込み爆破

復活すれば一切臆することなく切り刻み破壊する

何度も!狂ったように
「てめーこそこの俺にひれ伏せや第二世代がぁぁぁ!!」


リーゼロッテ・ローデンヴァルト
【SPD】
※アドリブ絡み歓迎、愛機搭乗
※あくまで明るく挑発的な態度

忠誠?ハッ、鉄屑にプライド売るのはゴメンだよ
てかアンタのクリスタル・コアを頂きに来たんだし

そしてショタ君に頑張って♡って頼む直前で
情けないトコは魅せられないさね♪

ってわけでオペ28番【アーバレスタ・ガンナーフォーム】と
合体して低空飛翔で突入、【カイルス】と思考《操縦》を駆使して
搭載火器を盛大&的確にぶち撒けて古鉄の王様を押し退けるっ

やっぱタフだね…なぁに大丈夫、問題ないさ
キミも元気よくイッちゃおうよ、ねっ♡

◆搭載火器
大型ガトリング砲1門、2連装重力砲2門
6連装誘導ビーム砲2門、特殊粒子砲2門
マイクロミサイル各種、ビームビット4基



 輝光神機『ロクシアス』。その名前にカシム・ディーン(小さな竜眼・f12217)は聞き覚えがあった。
「……ロクシアスを見るの、久しぶりだなー。彼奴はな? クロムキャバリア発見当初は、割と暴れまくってたんだが……ここ最近はめっきり見なくなってたんだよな」
『そうだったんだ? 何だか旬が過ぎた海産物みたいな言い回しだね☆』
 カシムの相棒である界導神機『メルクリウス』……そのコクピット内部の3Dホログラム雄鶏が腹を抱えて笑ってみせた。
『でもあのロクシー君は……メルシーがよく知ってるオリジナルのロクシー君に近いぞ☆ メルシーとロクシー君はきょうだいだからね☆』
「本当かそれ? だったらおめーに似てクソろくでもねーな?」
 カシムは操縦席で思わず頭を抱えてしまった。
 そしてカシムは物陰で身動きが取れない小型キャバリアへ告げた。
「おい……そこのパイロット……てめーにキンタマ付いてんなら、目ん玉見開いて僕達の戦う様を見ていろ。倒せねー相手なんていないって事……教えてやる……!」
 そのメルクリウスの背後に、インディゴブルーの重装甲を纏った量産型キャバリアが転送されてきた。
 リーゼロッテ・ローデンヴァルト(|KKS《かわいくかしこくセクシー》なリリー先生・f30386)の愛機『ナインス・ライン』である。
「おや、カシムさんとメルシーと一緒とはね♪ よければ共闘してもいいかい?」
『リリーせんせーだー☆ 勿論いいよね? ご主人サマ?』
 リーゼロッテとメルシーの問い掛けに、カシムは答えた。
「勿論です、リリー先生。だが……今回は彼奴のコアクリスタルは……水之江にやるつもりだ。リリー先生もコアクリスタル狙いなんだろ?」
「当然♡ それじゃ、共闘はすれども、あくまでも|コアクリスタル《ドロップアイテム》は早い者勝ちって事で♡」
「まぁ……それが妥当か……その条件、飲みますよリリー先生」
 こうしてカシムとリーゼロッテは共闘する運びとなった。
 そこへ更にカシムの顔馴染みの猟兵が次々と転送されてくる。
 防人・拓也(独立遊撃特殊部隊ファントム指揮官・f23769)と皇・絶華(影月・f40792)である。共にキャバリアに乗り込んだまま、この任務に臨んでいた。
「おや、やはりカシムさんとリリー先生もいましたか……」
 拓也は愛機であるグラントゼロに搭乗したまま合流を果たす。
 その後ろには、2体の巨神を侍らせ、天に舞うメイド服姿の女性が神々しい弓を携えて飛翔していた。
「あれがロクシアス……! 不完全体とはいえ、なんて禍々しい波動を放つのでしょうか……!」
 タイプEXドラゴン『アイリス』(メイド服のすがた)は、空を飛びながら蠢く敵の巨体を睨み付ける。
『我が君、まずは守勢に回るべきです。ロクシアスは油断のならない神機です故、私の盾の後ろまでお下がりください!』
 ジャパニアで邂逅し、オブリビオンマシンの呪縛から解放された護城神機『ミネルヴァ・ルイーズ』は本来の姿を晒して主を守らんを盾を身構えて前に出る。
 そして神聖王国リベルで仲間になった巨神『マイラ』も、この時ばかりは本来の姿となって拓也の役に立つべく奮起していた。
『うわぁ、キャバリアを食べてる……! 取り込まれちゃ駄目ですからね?』
 拓也へフラグのような発言をするマイラヘ、拓也は「いや、まさかな」と嫌な予感が一瞬だけ過った。
「やれやれ……神機ってのは面倒な奴らばかりだな。ルイーズがまだまともで良かったよ」
『“まだ”とは何ですか、我が君? いくら叡智皇様と姉妹とはいえ、私は昔から真面目ですよ!?』
 含みのある拓也の表現に、盾を身構えたルイーズが思わず振り返る。
 それにアイリスとマイラがすかさずツッコミを入れた。
「でもこの前、マスターがトレーニングルームで鍛錬しているところを貴方が覗いてましたよね? 私、見ましたよ」
『アイリスが目撃した別の日にも覗いていたの、マイラも見ました。うん、アレは牝の顔だった』
 拓也はグラントゼロのカメラアイ越しに、目の前のルイーズへ向ける視線の警戒度が高まった。
「……やはりルイーズはメルシーと姉妹だな」
『我が君ィ!?』
「ルイーズの性癖はさておき……」
『さておかないでください……いえ、今はそんな状況ではありませんが!』
 ルイーズの大盾はロクシアスのメカ触腕の猛攻を必死に遮り続けていた。
 拓也は今のうちに確認せねばならないことがあった。
「ところでアイリス? なんで本来の姿に戻らない?」
「お言葉ですがマスター。この中で一番強い巨神は私、アイリスです。マスターは変身前の私が、アレ如きに負けるとでもお思いですか? あと、変身を残り1回残してる状態って設定的に最強感あっていいですよね」
「……アイリスがそれでいいなら、別にいいんだ。励めよ?」
「勿論です、マイマスター。あなた様への愛と忠誠を、この弓矢で示しましょう」
 そう告げた途端、アイリスは弓を引き絞って矢を放った。
「真名解放するまでもありません。射貫きなさい、我が神器」
 解き放たれた『神弓カラドボルグ』の一撃は、大量のキャバリアと瓦礫を取り込んで巨大化した機体の腹に風穴を開けてみせた。
 拓也の光線を皮切りに、カシムとリーゼロッテも不完全体のロクシアスへ一斉に攻撃を仕掛け始めた。

 猟兵達はロクシアスの再生能力を少しでも押さえつけようと猛攻撃を咥えてゆく。
 時折、リーゼロッテが挑発を織り交ぜてロクシアスの注意を惹くことで、カシム達と拓也達の十字砲火が巨体に突き刺さってゆく。
「そういや、自分に従わない奴は塵になれって言ってたっけ? アンタに忠誠? ハッ、鉄屑にプライド売るのはゴメンだよ」
『口は達者のようだが、朕を止めることのできない非力な存在に何が出来る?』
 ロクシアスのメカ触腕を大型ガトリング砲の弾幕で粉々に撃ち抜くと、リーゼロッテはカウンターでユーベルコード『Op.XXVIII:ARBALESTER [G]』を発動!
 すると上空から武装ガン積みの無人航空機が急降下してきたではないか。
「来た来た。進入座標合わせ……コネクトっ!」
 ナインス・ラインの背部と連結すれば、空飛ぶ武器庫となったリーゼロッテの愛機が上空から飽和火力砲撃を敢行する!
「てかアンタのクリスタル・コアを頂きに来たんだし。そしてショタ君に頑張って♡って頼む手前、アタシの情けないトコは魅せられないさね♪」
 大型ガトリング砲1門! 2連装重力砲2門!
 6連装誘導ビーム砲2門! 特殊粒子砲2門!
 更にマイクロミサイル各種、ビームビット4基搭載!
 これらが一気に火を噴けば、ロクシアスの巨体は爆炎でパーツの大部分が吹っ飛んでいった。
「やった……!」
 少年パイロットが喜び勇むが、すぐにリーゼロッテが警戒を促す。
「まだだよ、みんな! 回避行動!」
 爆煙と土煙の中から、無数のメカ触腕が一気に猟兵達の期待へ向けて飛び出してきたではないか!
「こんのぉ~! 吹っ飛んでください!」
 マイラがエターナルシールドを展開しつつ、愛用のロッドで爆熱魔法を発射してメカ触腕を蹴散らす!
 ナインス・ラインも緊急回避の為、急速旋回してメカ触腕を振り切ってみせた。
 一方、カシムはメルクリウスの機動力をユーベルコードの神速戦闘機構『速足で駆ける者』でマッハ45まで高めて、残像と衝撃波が出る程の速度でビーム大鎌剣ハルペーを振るって粉砕してみせた。
「あ~、そういや……ロクシアスで思い出したんだが……」
 こんな時にカシムは思い出話を語り始めた。
「実はな……僕はかつて、彼奴の搭乗者をコクピット内部から引っこ抜いてさ、鹵獲してロクシアスを僕のもんにしようと思ってたんだがよぉ……上手くいかなかったんだよなぁ……」
 この話に、メルクリウスは敢えて冷静を装いながら戦い続ける。
『そういえば前に言ってたね? あれれ? もしかして……ロクシー君に出会ったら、メルシー以外の巨神が欲しくなっちゃった……? もしかしてメルシー、捨てられちゃう……?』
 本気で怯えるメルクリウスに、カシムはブチギレながら言葉を返した。
「この任務受けた時はほんの少しだけあったがよぉ……蓋を開けてみれば、ありゃ何だぁ!? 彼奴もイカレポンチの変態ロボじゃねーか! こんな御朕朕ロボいるかぼけぇ!!」
『ほっ☆ メルシー、頑張ってロクシー君をぶっ壊すから! だからご主人サマ、メルシーを捨てないで!』
「ったりめーだぼけぇ! クソ変態神機はおめーだけで十分だ! つかおめーの近親者はロクなのいねーな!?」
「メルシーはまともだぞ☆ ちなみにロクシー君の人間形態はカントンで1000年間被ったままだぞ☆」
「そういう情報を持ってくるあたりがマトモじゃねーんだよ、おめーはよぉー!!」
 これにメルクリウスの近親者であるルイーズが黙っていなかった。
『カシム殿? よもや、私を愚弄していますか? そうなるとひいては我が君を愚弄する事になりますが?』
「ルイーズ、ステイだ! お前、俺にしたことを忘れたか? 同罪だからな?」
『う゛っっっ!?』
 拓也のツッコミにルイーズはそれ以上なにも言えなかった。
 と、ここでロクシアス、ようやくここでルイーズの存在に気が付いた。
『おお、やはり! そなたは我が妹のミネルヴァではないか! 何故、猟兵と帯同している?』
 拓也は遂にこの瞬間が来たかと舌打ちをした。
 ビームライフルやフィンファンネルで攻撃を咥えながら、ユーベルコード『|死神の予測術《リーパー・プリーディクション》』でメカ触腕の起動を完全に予測して回避しながら、ルイーズとの関係を聞かれないように願っていたのだが。
 しかしこうなってしまたら、腹を割って話すしかあるまい。
 神機とはいえ、敵が仲間の兄だというなら、戦闘中でも挨拶を交わさねば非礼である。
 拓也はビームサーベルでロクシアスを斬りつけながら弁明した。
「あ~、一応、俺が彼女の主だ。だが、安心しろ。彼女はまだ清いままだ。これからも手を出さないようにし……」
『何故ですか、我が君! そこは手を出してくれませんか!? これでも私、美貌に自信があるんですけど!』
「いや、手を出したら君の友人であるディアーナが黙っていないだろう……? あと、今このタイミングでその話をするのは非常にまずい!」
『貴様ァァァァァー! 朕の妹を|疵物《きずもの》にしおってからに! 赦しておくべきかぁ!』
「ほらぁぁ! ロクシアスがブチギレたじゃないか! あとまだ手を出してないと言っているだろう!?」
『ロクシアス兄様! ご安心ください! このミネルヴァ、良き妻となって我が君を支えてみせますから! 信じてください! ちなみに、後ろに控えるアイリス様とマイラ様も、我が君とまぐわう間柄です! 私は巨神ガールズ同盟2号として、この生活を共に――!』
『この神機たらしがァァァァァ!』
 ルイーズの発言で、ロクシアスの拓也への攻撃が更に苛烈になってゆく!
「……ルイーズって、ああいうところありますよね、マイラ?」
『うーん、マイラはよく分かりません! どかーん!』
 アイリスの雷の矢とマイラの爆炎魔法で、迫りくるメカ触腕を何度も跳ね除ける巨神ガールズ同盟1号と3号。
「やっぱ、この面子といると退屈しないねぇ♡ でも、もっと賑やかになりそうさね?」
 リーゼロッテはグリモア猟兵による転送の光が発生している事に、いち早く気が付いていた。

 遅れて転送されてきたのは、皇・絶華(影月・f40792)と彼が乗り込む連環神機『サートゥルヌス』である。
 サートゥルヌスは黄金に輝く神機を認識するやいなや、主である絶華へ告げた。
『おい! ありゃロクシアスじゃねーか! クソが! てめー如きが神機シリーズの元祖たる俺を差し置いて、黎明皇とかイキってんじゃねぇぞごらぁ! 主様もそう思いますよね!? ……ってあれ? 主様……?』
 絶華はロクシアスの姿に、わなわなと全身を震わせていた。
「ま、まさか……その……一人称が朕とか、お馬鹿っぽい言い回しとか……き、貴様……!」
『主様、彼奴を知っているのですか!?』
 よもや自分の主が神機と接点があったとは!と驚くサートゥルヌス。
 しかし、絶華は期待を裏切らなかった。
「貴様は! ローカストの神! 十二創神『アポロン』だな!?」
『……いや誰ですか、それ?』
 サートゥルヌスは全く知らない名前が飛び出してきて混乱してしまう。
 だが絶華はヒートアップしてゆく一方だ。
「見た目や形は全く違うが……あからさまに金ぴかだし、まさか機神として蘇っただと!?」
『はい? いや確かにアポロンは奴の別名ですが……つか共通点が金ぴかなだけでこじつけすぎやしませんか? そのアポロンとやらが主様の世界に居たんです?』
「ああ! こんな感じだ!」
 絶華は脳内のイメージをサートゥルヌスへ送り込んで共有してゆく。
 それは黄金のバッタ怪人のようなアホ丸出しの王であった。
「ぅ……ぅわー。これは酷ぇ……!」
 一緒にアポロンの犯したPON☆KOTSUエピソードも画像と一緒に送り付けられたサートゥルヌスはドン引きしていた。
「ここであったが百年目! 今度こそ滅ぼすぞ!」
 絶華はユーベルコードを発現させ、サートゥルヌスごと性能を底上げしてみせた。
「四門……『窮奇』……開門!! ……グ、ガ……ガァァァァァ!!」
 纏った闘気がサートゥルヌスを包み込むと、なんとメルクリウスと同様にマッハ45の超音速でロクシアスへ突撃してゆく!
『何が王の前にひれ伏せだ! メルクリウスとの政治闘争に負けたくせによーォ!? てめーこそこの俺にひれ伏せや第二世代がぁぁぁ!!』
 サートゥルヌスの怒りが目にも留まらぬ斬撃と浮遊砲台の弾幕砲撃を実現させ、ロクシアスの無尽蔵の再生能力に歯止めをかけてみせたのだった!

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第2章 ボス戦 『輝光神機『ロクシアス』』

POW   :    BSプラズマライフル『黄金の矢』
【プラズマライフルのレーザーサイト 】が命中した対象に対し、高威力高命中の【プラズマ化した超高熱熱線】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
SPD   :    高速戦闘演算機構『予言の神』
レベル×100km/hで飛翔しながら、自身の【BSプラズマライフル 】から【相手の回避行動を読み切った超連続射撃攻撃】を放つ。
WIZ   :    対人虐殺機構『疫病の矢』
自身の【機体全身 】から【疫病ウィルス型ナノマシン】を放出し、戦場内全ての【キャバリアに乗らない生身での戦闘行動】を無力化する。ただし1日にレベル秒以上使用すると死ぬ。

イラスト:柿坂八鹿

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はテラ・ウィンディアです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 猟兵達の勇敢な戦闘ぶりに、後方で見守っていた小型キャバリアの少年パイロットは自身の心境の変化を感じ取っていた。
「すごい……! 倒せないって分かってても、それでも誰かを守るために、自分の誇りのために立ち向かう……そうか、これが……勇気! 僕も、僕だってこのジャパニアを守りたい! ああ、なんだか心が熱いぞ! これがボクの勇気! 勇気、炸裂だ!」
 次の瞬間、小型キャバリアが前線に躍り出ると、見違えるような機動力でロクシアスのメカ触腕を回避し続けるではないか!

「皆さん! ありがとうございます! おかげで目が覚めました! 僕のキャバリアは【ユーベルコードで変形させた皆さんのキャバリアを合体する】ことができます! 皆さんのキャバリアの変形は、僕のユーベルコードで行いますので、皆さんは【どんな形態になりたいかをイメージ】してください!」

 ほぼ同時に、とうとうロクシアスが完全体になってしまう!

『おのれ猟兵め! 朕の目覚めを妨げるとは不敬であるぞ! だが、完全体の朕は先程のようにはいかぬ!』

 ロクシアスは周囲のキャバリアを吸収合体したため、一般的なキャバリアの10倍の大きさにまで巨大化していた!
 あれに対抗するためには、少年パイロットの言葉通り、合体しか対抗策はない!
 さあ、猟兵達よ! 今こそ勇気を炸裂させて、盛大に合体だ!!
桃枝・重吾
アドリブ連携歓迎
希望位置
星降丸(縁の下の力持ちと元の足回りを活かすために脚)
梵ちゃん(平練卜零さん貸与と火器管制のため手)

■内宇宙
『目醒めなさい梵天丸…』
【えと、決戦真っ最中に流石にどうかと思います先輩】
『これは合体シーケンス中のデータ交換に過ぎません実際にはほんの一瞬。
さて、本題ですが先程免許が届きましたよおめでとう。
これで鹵獲や盗難されても人としての扱えます』
【…はい?】
『人権は大事だと重吾も言っていたでしょう。
さて、これで老骨は一歩後ろから重吾を…』
【その湿度と粘度、先輩もしかして神…】

■現実
『さあ、少年よその勇気を讃えこの|ディメンションペネトイレイザー《試作機=採算無視性能》を貸与しましょう、貴方と同じ束ね貫く力、存分に扱いなさい』
(無駄にイケボで朗々とノリノリである)

星降、こう言う若い子頑張るの好きだよね、ノリノリだ。
さて私は星降と足回り頑張って、
折を見てさっきのあたるメレポチョに仕込んだ「膨張」を開放して行こう。
ご先祖様もやったらしいからね、
敵体内からの膨張による破壊と拘束



 ――夢を、見ていた。
 巨神『梵天丸』は先程までクロムキャバリアの科学連邦国ジャパニアでの戦闘に従事していたはずだった。
 しかし、今は生暖かい空間に浮かんだまま、目の前からゆっくり迫ってくる輝きを注視していた。
【なんだろう、ここは? 僕はモフを汚す憎き仇敵を相手取っていたはずなのに】
『梵天丸……梵天丸……? 聞こえますか? 今……私はあなたの股間の制御ジャイロ機構へ呼び掛けてます』
【なんで下半身のそこへ呼び掛けてるんですか。言語野AIに呼び掛けてくださいよ】
『すみません、冗談です。巨神ジョークです』
【笑えないですね、星降丸先輩……】
『おや?』
 声の主が意外そうに声を上ずらせた。
『私がよく貴方の先輩だと分かりましたね?』
【先輩の悪趣味さは理解してますから。えと、というかですね、決戦真っ最中で流石にこれはどうかと思います、先輩……】
 呆れてる梵天丸へスペースデコトラ星降丸のAI人格が弁解する。
『勘違いしないでください、梵天丸。これは合体シークエンスの間のデータ交換でのコミュニケーションですよ。現実の時間にして0.00000001秒ほど。ほんの一瞬の出来事です』
 星降丸はそういうが、梵天丸は少々煩わしい時間であった。
【はぁ。とりあえず現実世界にほぼ影響がない事は理解出来ました。けれどわざわざなぜこのような時間を?】
 訝しがる梵天丸へ、星降丸は急に声を明るくして言った。
『さて、本題ですが。先程、免許が届きましたよ。おめでとう、梵天丸。これで、鹵獲や盗難されても、あなたは法人格として行動できます。つまり宇宙法律で守られた人権が、たった今、あなたに確立したのです。裁判権や被害届を自分で出せるようになりますよ。よかったですね?』
【……はい?】
 星降丸の言っている事が梵天丸にはまるで飲み込めていなかった。
【どこからどういう話でどうなったのです?】
『まぁ、自分であれだけ不満を漏らして忘れてしまったのですか? 一度、三者面談で訴えていたではありませんか、あなた自身の法人格を。それがようやく申請が通って実現したのです。人権は大事だと重吾も言っていたでしょう。これでようやく、老骨を休めることが出来ます……』
 カオスな日常で忘れていたが、元々の発端は梵天丸の反発が招いた一連の出来事であった。
 それを思い出した梵天丸の身体がチェーンジイェーガーアーム!
【グワーッ! その湿度と粘度、先輩って、もしかして神では?】
『今更ながら気が付いたのですか? さあ、あなたと、合体したい……!』
 そして星降丸も変形し、クロムキャバリアの空へと飛びあがっていった。
(この間の出来事は0.00000001秒のやり取りである!)

『さあ、少年よ。その勇気を讃え、このディメンションペネトイレイザーこと試作機を貸与しましょう。貴方と同じ束ね、貫く力、存分に扱いなさい』
「分かった! ありがたく使わせてもらうよ!」
 少年パイロットの操る小型キャバリアもコアモードとして変形を開始!
 しかし、星降丸のノリノリイケボの次の言葉で不安がよぎった。
『なお、この試作機は採算無視の性能です。オーバースペックな上に破壊したら一生かけて賠償して盛らねばなりませんので、くれぐれも破壊しないでくださいね?』
「も、勿論だ……!」
 少年パイロットは多額の負債の可能性に怯えつつ、2体の巨神と合体!
「勇気炸裂ッ! 星降梵天グレートイェーガーゴッドキングッ! ここに推参ッ!」
 デコトラの星降丸は脚部となって大地での高速移動を可能に!
 梵天丸の身体は変形するとオーバーアタッチメントする形で上半身となって上から合体!
 大きさは元のキャバリアの3倍近くまで大きくなり、高次圧縮型超長距離弾成形変換ユニットこと『平練卜零さん』を掴んで打撃武器として扱う!
「星降、こう言う若い子頑張るの好きだよね、ノリノリだ」
 桃枝・重吾(|スペースデコトラ使いXL《スペース食べ歩き道中》・f14213)は星降丸の運転席から腰部へ副操縦席を移転させてコントロールを開始する。
「少年パイロットさん、息を合わせていこうか」
「勿論だ! このデカくて長い棒みたいなナニカで、ぶん殴る!」
 星降梵天グレートイェーガーゴッドキングは棒みたいなナニカでロクシアスの機体をフルスイングでぶん殴る!
 なんて脳筋戦術!
 しかし、これが思いのほか聞いているではないか!
『グワーッ! な、何をするのだ貴様等! 王に対して不敬であるぞ!』
 慢心なのか、傲慢なのかは知らないが、ロクシアスはまさか自分がフルスイングで殴られるとは思ってなかったらしい。
 激怒したロクシアスは全身から疫病ウィルス型ナノマシンを放出し、戦場内全ての、キャバリアに乗らない生身での戦闘行動を無力化する。
 しかし、星降丸と梵天丸の身体には宇宙の辺境の放射性物質の海でも安全迅速に荷物を配送できるための空気清浄機などの各種免疫システムが完備されている。故に、ロクシアスのナノマシンは何の効果もないのだ。
「なんだ、大したことはなかったね。そういえば少年パイロットさん、ちょっと機体をロクシアスから話してもらえるかな? 今からロクシアスが核爆発するからね」
「え……っ?」
 狼狽える少年パイロットの代わりに、重吾が強振打法でロクシアスの機体を空中へ高々と打ち上げた!
「ロクシアスが取り込んだメレポチョに核燃料を取り込ませているから。私の合図でそれが一斉に炸裂するんだよ。それじゃ、汚い打ち上げ花火、点火だよ」
 目の前の真っ赤で大きなボタンを叩き押す重吾。
 その遠くの景色で、青と赤と白の閃光が混じりあった核爆発がロクシアスの身体を爆散させたのだった。
「あ、そうそう。ジャパニアのみんなは安心してね。私が除染作業を責任もって行うから。原状回復よりも更に除染して安全基準をクリアしちゃうかよ」
 重吾はプロの仕事でついでにジャパニアのお偉いさん達へ営業を掛ける抜け目のなさも披露してみせた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

久遠寺・遥翔
アドリブ連携歓迎
ここからが本当の勝負だ
イグニシオン・ソーリスに加え、ディバイン・レヴィアラクスも呼び出して合体の頭数に組み込むぜ

「ラクス、準備はいいな?」
『勿論ですマスター。ナンパ、セクハラは容赦なく迎撃します』
「そっちかよ」
過去に出会いこの場にも集った神機への対策?も十分だ
少年も、自分を確かに持つんだぜ!
「勇気爆は……勇気炸裂!!」

というわけでこちらはイグニシオンとレヴィアラクスそれぞれが翼となったバックパックへと変形して合体
パイロットは俺のほかに金髪の青年イグニスと水色髪の少女ラクスの立体映像もサブパイロットとして乗り込む形になるぜ

『私が断ち斬ります』『裸の王よ、我が焔にて灰燼と化すがいい』
右の翼から放たれる必殺のUCは[心眼]で捉えた地点までを瞬時に切断する
[2回攻撃]で左の翼から焔を放って切断した部位を[焼却]、[生命力吸収]で受けたダメージを回復だ
黄金の矢は銃口の向きからレーザーサイトをしっかり[見切り]、翼から放出される光が生み出す分身じみた[残像]を撃たせる形で回避だ


クローネ・マックローネ
NGなし、絡みOK、アドリブ歓迎
【WIZ判定】

本来こういう熱いノリは得意じゃあないんだけどね
…まあ折角の機会だし…乗らせてもらおうか!
行こうか少年!合体だよ!!

少年や周囲のノリに影響されて、真剣口調ながら大分熱を帯びた口調になるね
恥ずかしいという感情が元から無いのもあって、熱い口上も平然と言い放つよ

ワタシとPSY-C『|黒御姉《クローネ》』、そして召喚した強化合体機構付き大型ダモクレスの三体が合体変形して、大型射撃武装になるよ
小型キャバリアと合体して、必殺の『|憑霊神滅魔撃砲《デッドマンズ・ポゼッション・キャノン》』を撃ち放つね
これで倒れろ!|黎明皇《ブリキやろう》!

UCは『クローネちゃんの機身一体★』
攻撃は【勇気/範囲攻撃/カウンター/呪詛/弾幕/生命力吸収/2回攻撃/鎧無視攻撃/貫通攻撃/属性攻撃】で行うよ
敵のUCは【勇気/野生の勘/第六感/気配感知/幸運/オーラ防御/霊的防護/鉄壁/硬化/毒耐性/激痛耐性/回復力】で対応するね


朱鷺透・小枝子
灯ったか少年!ならば、自分も今一度、叫ぼう!!
|勇気、炸裂《ゆうき、さくれ》ェエエツッッ!!!

亡国の主を〈ゴッドキングの片腕〉に変形しグレートイェーガーゴッドキングへと合体!
【第六感】と【瞬間思考力】で少年と、他猟兵の皆さまとの【操縦】を合せ、手と化した主の頭部の口から破壊の【呪詛ブレス攻撃】
ゴッドキングへ向けられたレーザーサイトの光を破壊の霊物質で壊し、そのままブレスで奴の装甲を破壊する!

可能な限り、距離を詰めてください!
ユーベルコードを叩き込みます!

サイキックシールドを展開【オーラ防御】
避けきれない攻撃はシールドで防ぎ、距離を詰めた所へ、
『禍葬偽神虐殺』を発動!!

喰い壊せ!!グレートイェーガーゴッドキング!!!
ォォォオオオオオオオオッッ!!!!

1枚のみに収束した、喰い壊す偽神細胞の大剣を口部から生成!
最大威力の、偽神細胞の大剣で【切断捕食】ロクシアスの躯体に【怪力】で大剣をぶち込み!!ありったけの【呪詛】を込めた喰い壊す偽神細胞を体内開放!!内部から神機を抉り壊し、喰らい尽くす!!!



 久遠寺・遥翔(焔の機神イグニシオン/『黒鋼』の騎士・f01190)とクローネ・マックローネ(快楽至上主義な死霊術士・f05148)、そして朱鷺透・小枝子(|亡国の戦塵《ジカクナキアクリョウ》・f29924)の3名が保有するキャバリア及び機神は、小型キャバリアの少年パイロットのユーベルコードによって変形合体するべく、準備を整えていた。
「ここからが本当の勝負だ。イグニシオン、ラクス、準備はいいな?」
 久遠寺は乗機しているイグニシオン・ソーリスに加え、巨神ティバイン・レヴィアラクスも呼び出して合体の頭数に組み込む。
 応答を求められたイグニシオンは「了解」と短く返した。
 そしてレヴィアラクスはイグニシオンに並び立つと答えた。
『勿論ですマスター。ナンパ、セクハラは容赦なく迎撃します』
「そっちかよ! とにかくだ! 過去に出会い、この場にも集った神機への対策?も十分だ。少年も、自分を確かに持つんだぜ!」
『その通りです。勇気爆発ですよ』
「勇気炸裂だろ!?」
 思わずツッコミを入れてしまう久遠寺だった。
 その後ろで朱鷺透が駆るジャイアントキャバリア『亡国の主』が、少年パイロットの乗る小型キャバリアへ向き直った。
「灯ったか少年! その胸に勇気が! ならば、自分も今一度、叫ぼう!! |勇気《ゆうき》、|炸裂《さくれ》ェエエツッッツ!!!」
「勇気! 炸裂だッ!!」
「いい答えたッ! さあ! 自分をどう使うッ! この『亡国の主』を! 使いこなせッ!! 勝利を掴め!」
「……ッ! はいッ!」
 小型キャバリアの拳が火花が出る程に握り締められた。気合十分だ。
 そんなやり取りをクローネは一歩引いて聞いていた。
「本来こういう熱いノリは得意じゃあないんだけどね」
 冷めた口調のクローネだが、彼女の愛機は力強く大地を一歩踏みしめた。
「……まあでも折角の機会だし……ここは乗らせてもらおうか! 行こうか少年!合体だよ!!」
 少年や周囲のノリに影響されて、真剣口調ながら大分熱を帯びた口調になるクローネ。
 役者は揃った。
 それぞれの機体が空中へ飛びあがると、それぞれのパーツへ変形してゆく!
 4人の声が高々とクロムキャバリアの空へ轟く!

「「チェーンジ! イェーガードッキング!」」

 イグニシオンとレヴィアラクスのそれぞれが、翼に変形してバックパック化合体!
 亡国の主は右のウェポンアーム化してドッキング!
 そしてクローネの愛機『|黒御姉《クローネ》』の他に召喚した強化合体機構付き大型ダモクレスの三体が合体変形!
「ダモクレスの二機は両足と左腕へ変形して! あの金ぴかは二体合体で十分!」
 そう告げたクローネの愛機とダモクレスが合体すると、禍々しい意匠の巨大キャノン砲へ変化した。
 合計八体合体したロボは、電撃を迸らせながら叫ぶ!

「「勇気炸裂ッ! 亡国のイグニシオンラスク・クローネ・グレートイェーガーゴッドキング!」」

 元のキャバリアの八倍の大きさになった亡国のイグニシオンラスク・クローネ・グレートイェーガーゴッドキングは、いきなり必殺の一撃をぶちかました。
「必殺! |憑霊神滅魔撃砲《デッドマンズ・ポゼッション・キャノン》!!」
 禍々しいキャノン砲から死霊憑依弾が発射された!
 ロクシアスはこれを回避!
『フハハハハハ! 遅い遅い! む?』
 回避したロクシアスは、通り過ぎた弾丸が石を持ったかのようにUターンする瞬間を目撃してしまう。
『なんと! 追尾弾であったか!』
「その通り! どこまでも追い掛けるぞ!」
 ちょっと熱っぽい口調のクローネが今一度、砲撃の構えを見せる。
 ロクシアスの放つ疫病ナノマシン群は、キャバリアに乗っているパイロット達には効かないが、周囲の研究者はひとたまりもない。
 故に、クローネは少年パイロットへ進言した。
「足元を撃ち抜いて!」
「分かった!」
 躊躇なく少年パイロットは自機の足元を撃ち抜いた。
 凄まじい爆発によって周囲の空気は吹き飛ばされ、ナノマシンは雲散霧消してしまうではないか。
「ナノマシンはばら撒かせない! 回避しながら、どこまでワタシ達の攻撃をかわせるかな?」
 クローネは主導権を朱鷺透へバトンタッチする。
 直後、朱鷺透はユーベルコードを発動させるとロボの腕に偽神細胞で出来た生体腕パーツを生やしてみせた。
「少年よ、我が『|禍葬偽神虐殺《テオスファギ》』を使いこなせ! 最大150本まではやせる腕で偽の王を蹂躙せよッ! 喰い壊せ!! グレートイェーガーゴッドキング!!!』」
「よし! 追尾弾から逃げられないように、生えた腕で捕まえてやる!」
「その意気だ少年! ォォォオオオオオオオオッッ!!!!」
 逃げ回るロクシアスを追跡し、グレートイェーガーゴッドキングは腕に腕を生やして鞭のような武装を形成してみせる。
 それを朱鷺透の指示で少年パイロットに振るわせると、ロクシアスの巨大の動きが阻害されてとうとう追尾弾が命中してしまった。
『グワアアァァァーッ!』
 悪霊に憑依されたロクシアスの動きが更に阻害されてゆく。
 しかし、ロクシアスは天を見上げて嘲笑していた。
「愚か者めが! プラズマライフル『黄金の矢』! 我が砲撃の照準に貴様等を捉えた! 死ねぃ!」
 赤いレーザー照射光線の先にいる猟兵ロボへ、高威力高命中のプラズマ超高熱熱線が放たれた!
 これに猟兵ロボは生やした腕を渦巻き状に巻き取り、肉の円盾として熱線を遮った!
 すぐさま肉の盾を手放させると、朱鷺透は少年パイロットへ叫んだ。
「今こそ! 1枚のみに収束した、喰い壊す偽神細胞の大剣を右腕の竜の口から生成せよ! それなるは神をも殺す行ける大剣だッ!!」
「そんなものがあるのか! 分かった、行くぞ!」
 呪われた神殺しの細胞で出来た大剣が、ウェポンアームの手元……亡国の主の竜の頭から吐き出すように生成されていった。
「征け!! 大剣をぶち込み!! ありったけの呪詛を偽の王へ!! 開放せよ! 内部から神機を抉り壊し、喰らい尽くす禁忌の刃を!!!!」
「いっけぇぇぇぇ!」
 至近距離からロクシアスの胴体へ鋭い突きを放ったイェーガーロボ!
 それは動きが鈍ったロクシアスにはもはや交わすことが出来ず、腹部装甲は呪われた生ける大剣に食い破られてしまった。
 すかさず久遠寺が追撃を放つ!
「二人とも! 準備は良いか!?」
 いつの間にか久遠寺は少年パイロットの後ろにコクピットが移動し、その両脇に金髪の青年イグニスと水色髪の少女ラクスの立体映像もサブパイロットとして乗り込む。
「ラクス、あれを使う!」
『了解です。ワールドエンド、発動承認。私が断ち斬ります』
『ワールドエンド、展開までカウント10。裸の王よ、我が焔にて灰燼と化すがい』
 猟兵ロボの左右の翼が神々しく輝くと、放たれた翼の煌めきは光線となってロクシアスの身体をズタズタに引き裂いてしまう!
「断ち斬れぇ!」
 片方は閃光の斬撃、もう片方は煌焔の斬撃。
 2種の斬撃が交互に放たれると、ロクシアスのエネルギーを翼がぐんぐんと吸収してゆくのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

スイート・シュガーボックス
よしディオちゃん、俺達も皆と合体だッ!

(幻惑神機『ディオニュソス』は全『豊穣葡萄』と混ざるように変形してバックパックウイングになり、小型キャバリアの背中に合体する。
流れ出すBGM『勇気炸裂! グレートイェーガーゴッドキング!(歌・ディオニュソス)』)

この背中に輝く黄金の翼が君の力になるよ、少年パイロットさんッ!…そういや、今更だけど少年パイロットさんの名前なんて言うの?

さっきの戦いでもやった『VOB』で圧縮ワインを噴射し炎魔法でアルコール分に引火させて、ターボエンジン並みの推進力&馬力を実現!
超高速飛翔(低空)で敵のプラズマライフルのレーザーサイトを回避だ。

巨大化したロクシアスには生半可な攻撃は効かない。
どうする?こんな時どうするんだ?何がいると思っているんだいッ!?
そう、もっと巨大な武器…【菓子錬金】ッ!
説明しよう。皆の熱い勇気に呼応して発現したマジックウェポン…その名もギガントビスケットアックスである(叩き割りLV100)

さあ、叫べ必殺技ッ!今こそ勇気炸裂だああッ!!


【アドリブ歓迎】


リーゼロッテ・ローデンヴァルト
【POW】【神機強奪】
※アドリブ大歓迎
※真の姿でシャル共々爆乳お姉さん
※ヴィナスは去年猟コレの(飯田唯絵師作)赤髪美女準拠

同じ企みなカシムさん達&ぜっちゃん達と共闘
ま、|尊厳破壊系神機《手駒『娘』》のコアさえ作れれば
アタシは模造品でもイケるかなーってね♡

「リーゼ、何処まで弄るの?…残念ロリ姫化とか?」
「当然さっちゃんの類友さ♡胸はどうしよっか…」
「…御愁傷様ロクシー、|私《ヴィナス》も同情するわ」

補助席へ転移した神機【|ヴィナス(人化)《ナナちゃん》】&
【シャル】に所業を呆れられつつ『勇気炸裂』♪

◆合体
愛機は拡張性を活かし『胴体フレーム&集合コクピット』へ
ヴィナスの権能による《応用力/瞬間思考力》でOS調律
ヴィナスは防御用神気も循環、関与察知可

自身は【カイルス】の事象予知で戦闘機動効率化
更に『コア・クリスタル』も常時追尾

前章無人機はオペ29番【アーバレスタ・B】のパワーローダーから
『合体補助用フレーム』へ多段変形、主に格闘強化の他
体躯3倍『グラビティブレイド』等武装提供、シャルが制御支援


皇・絶華
神機強奪
やはり恐るべき強さだなアポロン!
「だから違いますよ主様!?ロクシアスはあそこ迄アホじゃ…いやアホか…?」
あの水銀で脳味噌やられた感じのあほっぷりはアポロンでは?
「と、とりあえずやりましょう!ほら合体ですよ!少しばかり忌々しいが手段は選んでられねぇ!」
そういえば少年!君の名前は?

因みに右腕部分
リリー先生も宜しく頼むぞ!
「今度シャル共々可愛がってやるぜ!」

【戦闘知識】
カシム
リリー先生と情報共有
此方も構造からコアの位置と…腰部パーツ(?)を捕捉
「く…くくく…ロクシアスぅ…てめーも俺と同じ絶望を味合わせてやるぜぇ!」

アポロンよ!貴様がそこまでお馬鹿さんなのはパワーが足りないからだ!
だが安心しろ!貴様の愚かさに終止符を打つ為!我がチョコを与えよう!
「ぴぃ!?」
【念動力・空中機動・弾幕・乱れ打ち】
UC発動
合体ロボにも効果発揮し超高速で飛び念動光弾を叩き込み
敵の攻撃は次元障壁と念動障壁で防ぐ!
【二回攻撃・切断・薬品調合】
カシムと合わせ鎌剣の連続斬撃から次元切断で腰部パーツ切断!
後チョコ捻じ込み


カシム・ディーン
神機強奪

「やっほー☆ロクシー君おひさ☆」
よっしゃーリリー先生と合体だー!

あ、Cコアはリリー先生と一緒に弄りましょう
水之江のお礼も山分けで!
コアゲットには息を合わせるのも大事ですし!
僕は謝礼狙いですしね?
「リリー先生の改造複製楽しみだぞ♥」

貧乳金髪美幼女とか面白くね?
「ロクシー君本体コアも同じ姿にしちゃうのもありだぞ☆当然自爆禁止で☆」
悪魔かお前は!?

合体は右腕

「ねぇさっちゃん?ロクシー君もさっちゃんみたいにしたいと思わない…?」
【情報収集・視力・戦闘知識】
ロクシアスの機体の構造と腰部パーツの一部(?)
クリスタルコアの位置を捕捉し情報共有

【属性攻撃・迷彩】
光水属性を機体に付与
光学迷彩で存在を隠し水の障壁で熱源隠蔽
未来が見えても姿自体が見えなければ意味ねーよなぁ?

【念動力・弾幕・空中戦】
機体の動きを制御しながら念動光弾を叩き込みその動きを鈍らせて

【二回攻撃・切断・盗み攻撃・盗み・スナイパー】
わたぬき発動!
ロクシアスの腰部パーツを狙い鎌剣で切り刻み強奪狙い
わたぬき効果でクリスタルコア強奪!


防人・拓也
引き続きグラントゼロに搭乗。
「なぁ、一言いいか? …どんな形態がいいか、全く思いつかん」
「ちょっとマスター?! それ問題なのでは!?」
いやね、ほら…みんな合体する時ってどんな形態がいいかって言われたら、腕とか足、中央部分とか行きたがるだろう。そういうメインの部分は主役に譲ろうかなって思っているんだ。今回は俺はもう脇役でいいかなぁって。
「我が君、兄様に目を付けられた時点でもう脇役は無理だと思います。という訳で、我が君は腕でお願いします!」
「おいぃぃぃー?!!」
とルイーズの希望で右か左の腕形態へと愛機が変形して合体。
「ああ、畜生、やってやるよ! ロクシアス、覚悟しやがれ!」
とヤケになる。アイリス達は応援。
「ロクシアス、再びこの国を支配してやると言ったな。もう神が人間達を支配する時代は終わったんだ。ここで引導を渡してやる! 勇気炸裂! ブレイブ・ミラクル・オーロラ!」
と指定UCを発動し、機体全体を光り輝くオーロラで包み込んで強化する。
これが人類の未来を切り開く可能性の光だ!
アドリブ・連携可。



 合体の要領は掴めた。あとは残りの猟兵達でロクシアスへ叩き込むだけだ。
 スイート・シュガーボックス(おかしなミミック・f41114)は相棒である幻惑神機『ディオニュソス』へ呼び掛けた。
「よしディオちゃん、俺達も皆と合体だッ!」
『うぇーい☆ ガチめに合体してバイブス爆上げヒィウィーゴー!』
 黄金の神機は同じ黄金の機体を持つロクシアスに対抗する。

 リーゼロッテ・ローデンヴァルト(|KKS《かわいくかしこくセクシー》なリリー先生・f30386)も愛機ナインス・ラインの外に、麗愛神機『ヴィナス』を傍らに呼び出すと赤髪ロング美女の姿となって愛機のコクピットへ滑り込んできた。
「呼ばれて来てみたけど、なかなかカオスね?」
 複座へ転移したヴィナスへ振り向く彼女の主。
「やっほナナちゃん♪ まぁね、カシムさんとは共闘関係とはいえ、狙いは互いにロクシアスのクリスタルコア。ま、もし本物を手に入れられなくとも、他のお仲間さんがロクシアスの尊厳をボッコボコに破壊してくれるだろうから、そのモデルコアさえ作れれば……」
 リーゼロッテがニンマリと赤髪のヴィナスへ笑みを向けた。
「アタシは模造品でもイケるかなーってね? かわいい女の子になってもらわないと?」
 マスターの企みにヴィナスも笑みを返した。
「リーゼ、何処まで弄るの? ……残念ロリ姫化とか?」
「当然さっちゃんの類友さ♡ 胸はどうしよっか……」
 眼光が鋭くなるリーゼロッテに、ヴィナスは溜息を吐きながら頭を振った。
「……御愁傷様ロクシー、|私《ヴィナス》も同情するわ」
 ロクシアスのこの後の未来がほぼ確定したことに、思わずヴィナスもだが、同乗している反転複写型人造生命体『シャルロッテ』まで苦笑していた。

 皇・絶華(影月・f40792)は相変わらず勘違いをしていた。
「やはり恐るべき強さだなアポロン! 巨大化してくるとはな!
『だから違いますよ、主様!?』
 リーゼロッテに残念な下僕美少女認定されたとは知らないサートゥルヌスは、思わず主へツッコミを入れた。
『ロクシアスは主様が見せてくれた記憶データと対照しても、あそこ迄アホじゃ……いやアホか?』
 納得してしまうサートゥルヌスに絶華は自信満々に言い放った。
「アホではないか! あの水銀で脳味噌やられた感じのオチンチン一人称っぷりはアホの権化たるアポロンでは?」
『アポロンとロクシアスを同時に罵倒してて草ァ! と、とりあえずやりましょう! ほら合体ですよ! メルクリウスやヴィナスやミネルヴァやディオニュソスやその他と合体するとか……少しばかり忌々しいが、手段は選んでられねぇ!」
「ああ! タイミングを合わせるんだ、さっちゃん! そういえば少年! 君の名前は?」
『今、このタイミングで聞くんです???』
 絶華の独特なタイミングに、少年は自身の名前を口にした。

「俺の名は、タケルだ!」

 少年の名前を聞いた神機メルクリウスは、ひと際明るい声で反応した。
『タケル君っていうんだね! タケル君の勇気、メルシーとご主人サマもビンビン感じてるよ☆』
「よぉタケル? やっと勇気を炸裂させたな? 遅ぇよ、待ちくたびれたぞ……!」
 メルクリウスは素直に喜び、カシムは皮肉交じりだがタケルの勇気を絶賛した。
 しかしメルクリウスはどうしてもやっておかねばならない事があった。
 それは、きょうだいであるロクシアスとの久々の対面である。
『うぃーっす☆ おひさ☆ 皇王継承戦で“朕が正式な黎明皇となった暁には、国中から美少年を欲する!”なんて公約を掲げて総スカン喰らったロクシー君~! 1000年ぶりだね、オッスオッス☆』
『おのれメルクリウスゥ! 久方ぶりにあって口を拓けば、よりにもってその話を蒸し返しおってぇぇ!』
『あ、みんな! あれ、今までと違って、一番オリジナルに近いロクシー君だぞ☆ ああ見えて美少年フェチだからね☆』
『ぐぬぬ……朕の性癖を1000年後も暴露し続けるとは! 相変わらずメルクリウスは性根が腐っておるな!?』
『ロクシー君ってば必死過ぎて草ぁ~☆ 笑い過ぎて木~からの森が生えてからの~? ようこそモーリーランド☆ ジャストドゥイット☆』
 激昂するロクシアスの反応にケタケタと大笑いするメルクリウス。
 それをみた周囲の猟兵達は、一斉にロクシアスへ冷たい視線を向けたのだった。

 このカオスな状況の中で、愛機グラントゼロに騎乗している防人・拓也(独立遊撃特殊部隊ファントム指揮官・f23769)は頭痛に見舞われていた。
「なあ……すこし、いいか?」
「どうされましたか、マスター?」
 拓也の忠実な従者にして巨神であるアイリスが、グラントゼロの顔の真横に浮かんだまま問い掛けた。
 これに拓也はひっ迫した声で叫んだ。
「俺、ここに居ていいのか……!? 神機達のいざこざって、俺、関係あるのか?」
 遂に気付いてしまった拓也である。
『何を言っているのですか、我が君! 関係大ありです!』
 だが、残念なことに護城神機『ミネルヴァ・ルイーズ』はロクシアスと兄妹の間柄に当たる神機である。そしてオブリビオンマシンの呪縛から解き放ってくれた拓也を主君として仰ぎ、自身の未来の伴侶として愛しているのだ。
『兄様を打ち倒し、このルイーズとの婚姻を認めてもらわねばなりません!』
 いつの間にか無関係とはいえなくなっていた。
 拓也はルイーズの主張を聞いて、露骨にコクピットの中で顔をしかめていた。
「いやルイーズ、その時点で勘違いなんだが……? いや誤解を解くためにもロクシアスを打ち倒さねばならないか。だが……」
「だが、どうなのですか?」
 首を傾げる巨神マイラが尋ねると、拓也はまさかの発言を放った。
「実はな、マイラ……さっきからグラントゼロをどんな形態へ変形させればいいか、全く思いつかん」
「ちょっとマスター!? それ、問題なのではっ!?」
『ええ……? 我が君、それはさすがにまずいのでは?』
『マイラは腕になりたいです! パンチしますよ! マスターも反対側の腕になってパンチしましょう!』
 アイリスは驚き、ルイーズは困惑し、マイラは無邪気に主に提案してみせる。
 巨神ガールズ同盟3人娘のそれぞれの反応に、拓也は発した言葉の心を話し出した。
「いやね、ほら……みんな合体する時って、どんな形態がいいかって言われたら、腕とか足、ボディを構成する中央部分とか行きたがるだろうし。あとは巨大キャノン砲とかでっかい剣やハルバードとかの武装も希望するだろう。そういうメインの部分は主役に譲ろうかなって思っているんだ。だから今回は……俺はもう脇役でいいかなぁって。主役って柄でもないからな……」
 この発言に巨神ガールズ同盟の3人が猛反論した。
「いいえ、マスターは主役を張るべきです。毎度申し上げておりますが、マスターはご自身を過小評価しすぎです。単騎でオブリビオンマシンの大軍と渡り合えるマスターの実力が脇役ではもったいないです」
『アイリス様の仰る通りです。それに我が君、兄様に目を付けられた時点でもう脇役は無理だと思います。という訳で、我が君は腕でお願いします! もしも不安ならば、私が大盾へ変形して我が君をお守りしますので!』
『ルイーズが守ってくれるなら心強いです! という事で一緒にパンチですよ、マスター!』
「おいぃぃぃー?!! アイリスもルイーズもマイラも、好き勝手言いやがって!」
 混乱する拓也。
 そこへロクシアスのプラズマ熱光線が発射される!
『させませんよ、兄様!』
 それをアイリスの巨盾神器『アイギス』で防ぐルイーズ。
 光り輝く障壁で熱線を受ケ流してみせれば、ロクシアスは更に激昂した。
『ミネルヴァ! そんな矮小な人間がそなたの婿になるなど、この黎明皇たる朕が許さんぞ!』
「だから誤解だロクシアスゥ! ああ、畜生、やってやるよ! 腕でもなんでも変形してやるよ! 覚悟しやがれ、ロクシアス!」
 拓也の怒りと勇気が漲ったことで、合体の為の最後のピースが揃った。

 少年パイロットことタケルは、猟兵達の勇気パワーがMAXまで出力されたことを確認すると、いよいよこの戦い最後の合体を行う!
「みんな! 今度こそ本当にいくぞ! 合体だ!!!!」
 タケルの小型キャバリアが上空へ舞い上がると、戦場全体へ光を放ってみせた。
 この光ん誘われるかのように、猟兵達のキャバリアが変形しながら引き寄せられてゆく!
 まず最初に向かっていったのは、スイートが乗り込む幻惑神機ディオニュソスだ。
「この背中に輝く黄金の翼が君の力になるよ、タケルさん!」
『PO☆PO☆PO☆POOOON! ウチの神った変形合体でバイブス爆アゲんべ☆』
 ディオニュソスの身体がなんと左右真っ二つに分離したかと思えば、神器『豊穣葡萄』の宝珠の数々と融合しながら変形!
 ところどころが色とりどりにデコられた黄金の機械翼……バックパックウィング『ゴールデンバッカスブレイド』となって、小型キャバリアの背部に接続!
『さあ! いっちょカマすしかないっしょ! てことで、合体に必要なもの is 何? それは特殊BGMしかねーべ☆ チェ・ケ・ラァ☆』
 ということで、ここからはディオニュソスの即興の作詞作曲で合体を盛り上げてゆく!


【勇気炸裂! グレートイェーガーゴッドキング!】
 作詞・作曲・編曲:幻惑神機ディオニュソス

 何度も~炸裂させるんだ! その勇気を~!
 今ぁここに見参~! グレートッイェーガーゴッドキング~!
(SE:ギャキィィィン!)

 地~球の~ピンチだ~! 聞こえる慟哭~!
 ゆ~けゆけー! 正義の~グレートイェーガーゴッドキング!

 どんなに敵が~強くても~
 どんなに恐怖で竦もうと~
 お~れ~は独りじゃない~!
(コーラス:合体ッ! 合体ッ! 合体ッ! 合体ッ!)
 みなぎる勇気を! し・ん・じ・てぇぇぇぇえ!

 止まらない鼓動は未来の~あ~かし~!
(ブレイブバーニングッ!)
 熱い血潮に燃やせ~たま~し~(↑)い~(↑)!
(ブレイブボンバーッ!)
 明日の安寧 護るため~
 今こそ勇者が立ち上がる~!

 何度も~炸裂させるんだ! その勇気を~!
 今ぁここに見参~! グレートッイェーガーゴッドキング~!
(SE:ギャキィィィン!)


『さっきから何なのだ、この奇怪な歌はっ!?』
 あまりのカオスに、ロクシアスは攻撃を忘れて呆然と立ち尽くしている!
 この隙に、他の猟兵の機体も次々とタケルの機体と合体していった。

 リーゼロッテの乗るナインス・ラインは変形すると、その拡張性を活かして胴体フレーム、そして集合コクピットとなって合体!
 これで他の猟兵達もタケルと一緒のコクピットで共闘できるようになった。
 更に赤髪美女モードの神機ヴィナスの権能によって合体ロボのOSを調律・アップグレードを果たし、ソフト面の強化も実施した。
 更に更に、リーゼロッテは愛機にもとより内蔵されていた事象推論型トゥルース・サイト『カイルス』のレーダーを用いて、ロクシアスの挙動を未来予知めいて先んじて読み解き、各パイロットへ周知させることで機動力や勝負勘の底上げに貢献する。
「なるほどね♪ |コアクリスタル《おたから》は下腹部……腰部パーツにあるんだね♪」
 レーダーの反応に、リーゼロッテはお目当ての品の場所を特定して、静かにほくそ笑んだ。
 そこへカシムが集合コクピットへ合流を果たす。
 相棒のメルクリウスは流体金属めいた変形から両脚部パーツとなって合体を果たした。
「あ、リリー先生! ちょうどよかった、これから抜き取るコアはリリー先生と一緒に弄りましょう。水之江のお礼も山分けで! コアゲットには息を合わせるのも大事ですし! それに僕はもともと謝礼が狙いですからね?」
「リリー先生の改造複製が楽しみだぞ♥」
 カシムの目の前には、3Dホログラムの雄鶏アバターがぴょんぴょん飛び跳ねている。メルクリウスのインターフェイスである。
「てかリリー先生? あの御朕朕ロボのコア、どんなキャラに弄るんです? 貧乳金髪美幼女とか面白くね?」
「メルシー、いいこと思い付いちゃった☆ ロクシー君の本体コアも、同じ姿にしちゃうのもありだぞ☆ 当然、自爆禁止で☆」
「うーわ、悪魔かお前は……?」
「どう転んでも尊厳破壊系キャラなのは笑うしかないねぇ? まぁ弄るのはアタシだけど♡」
 ニンマリするリーゼロッテの隣に、ぬるりと合流するのは拓也とアイリスである。
「マスター、これはもはや勝ちましたね。心配なのでコクピットへ乗り込んでみましたが、いらぬ世話だったようですそれでは。私は前線から退き、パインサラダと極厚のTボーンステーキを用意して祝勝会の準備をしますね?」
「駄目だアイリス! そんな死亡フラグを立てられて帰すわけにはいかないだろ!」
 焦る拓也がアイリスの手を掴んで引き留めると、握られた本人の頬に紅が差す。
「マスター、いけません! リリー様が好奇の目で見詰めてらっしゃいます! 薄い本のネタになってしまいます!」
「いやリリー先生は描かないだろ!? というか顔を赤らめるな! 真面目にやれ!」
「うん? アタシは一向に構わないさ♪」
「勘弁してくれ、リリー先生……!」
 拓也の胃痛が加速してゆく!
 なお、拓也のグラントゼロは左腕、マイラは右腕、そしてルイーズは巨大な盾へと変形して合体したのだった。

 その頃、サートゥルヌスは愕然としていた。
『なんでおめぇが先に合体してんだよ! そこは俺の指定席だぞコラァ!』
『マイラが先に腕になったからマイラがあったの場所です! マスターと一緒に両腕になるんです!』
 なんとマイラとサートゥルヌスの合体場所がかちあってしまったのだ!
 空中で右腕に変形したまま彷徨うサートゥルヌスに、絶華が思い切った提案をしてみせた。
「狼狽えるな、さっちゃん! なにも合体ロボが腕2本でなければならないとは誰も決めていないだろう?」
『はっ! なるほど! さすが主様! ナイス慧眼です!』
 つまり3本腕のロボがいてもいいということだ。
『つーわけで、おい巨神の小娘! ちょっとそこ上に詰めろや! 脇の下に俺が引っ付く!』
 早速サートゥルヌスはマイラのすぐ近くに合体しようとする、のだが……。
『いやです! 割り込まないでください! えい!』
 なんと、右腕マイラが右腕サートゥルヌスを掴んだと思えば、機体のお腹(へそ辺り)に右腕サートゥルヌスをガッチャンコ!
『おいいいいいっ! そうじゃねぇだろおおおおおおう!? つかこれ、見た目が完全にアウトだろ! おまっ、やり直せ!』
「諦めろ、さっちゃん! 既に私は集合コックピットに移動してしまったからな! 修正不可だ!」
『ちくしょーめぇぇぇ!!!』
 ということで、ここでも不憫なサートゥルヌスの合体によって生まれたのは……。
 黄金の翼を携えたネイビーブルーの重装甲フレームを纏い、流体金属の両脚に純白サイコミュ兵器を操る白き左腕とパワー満載の赤い右腕、そして次元を斬り裂く右腕が腹から突き出ているという異形のロボが完成!
「いやだー! 俺、こんな部位で合体したくねえよ! どう考えたって俺、余分じゃねえか!」
 抗議するサートゥルヌスを無視して、タケルと猟兵達は揃って決め台詞を叫ぶ!

「「勇気炸裂! 超神機合体! ディオナインス・ミネルヴァメルシーアルマ・ゼロタクヤートゥルヌス・グレートイェーガーゴッドキング!」」

 驚異の八体合神ロボの誕生に、ロクシアスも我に返って身構えた。
『なにぃ!? 神機が合体しただと!? しかも八神同時合体!? 朕よりもまだまだ小さいが、何と凄まじいパワーであろうか!』
 超合体した猟兵ロボにロクシアスも危機感が募る。
 一方で、サートゥルヌスと絶華は割ともめていた。
「さっちゃん! ロクシアスのコアクリスタルは腰部パーツに埋め込まれているそうだ! そのまま奴の股間をお腹のアームで握り潰すんだ!」
『俺ってそういう用途!? んなの絵的に美しくねえだろうがー! せめてガンランスに変形させてくれ! ミネルヴァが盾なんだから俺が火砲槍でもいいだろうが!』
「なるほど? では腹から突き出た主砲兼斬撃武器ということで!」
『腹から切り離せよボンクラァ! つかそこの右腕の巨神娘が俺を持てばいいだろうが!』
『マイラはパンチしたいので無理です!』
『オゥノー!! 秒で断られたぁぁぁ!』
 こうして、グレートイェーガーゴッドキングは先を行く者めいた巨大キャノン右腕を腹部に搭載したまま戦闘開始となった。
『く、くくく……ロクシアスぅ……こうなったら、てめーも俺と同じ絶望に突き落としてやるぜぇ! キノコ狩りだゴラァ!』
 腹部のキャノンが上下にぶんぶんと振り乱れる! 弾幕を放って敵を牽制!
 そんなカオスの中、拓也は独り、勇気を爆発させていた。
「なんで合体名に俺の名前が入ってるんだ!?」
「当然です。マスターは3体の巨神を従える者、いわば巨神以上の存在ですから」
 横に座るアイリスが自慢げに語るが、拓也が色々とキャパが限界だった。
「もういい! だから主役は嫌だって言ったんだ! おいロクシアス、再びこの国を支配してやると言ったな? もう神が人間達を支配する時代は終わったんだ。ここで引導を渡してやる! 勇気炸裂! ブレイブ・ミラクル・オーロラ!」
 途端、ユーベルコードによって合体ロボの全身が七色のオーロラに包まれていった。
 機動性と反応速度と攻撃力と防御力が増強される!
「これが人類の未来を切り開く可能性の光だ!」
「たくやんのユーベルコードに便乗だ! ロボに光学迷彩魔術を纏わせる……!」
 そこへカシムが十八番である光学迷彩を纏わせる術式を発動させ、機体全体を周囲の景色に溶け込ませた。この魔術は熱源遮断効果もあるので、ロクシアスはキャノン砲の照準を合わせにくくなってしまう。同時に未来予測による先読み攻撃も抑止していく。
「未来が見えても姿自体が見えなければ意味ねーよなぁ?」
「んじゃ、攻撃はアタシに任せて♪」
 リーゼロッテのユーベルコード『|Op.XXIX:ARBALESTER [B]《アーバレスタ・ブレイカーフォーム》』発動!
 合体した腕に大型投擲刃を生やした、自身の身長の3倍のグラビティブレイドを生成!
「さっちゃん、それ握って突撃ヨロシク♡」
『リリー先生まで! ひでぇや! クソが! やってやるよ!』
 腹から生えた腕型キャノンがデカい剣の柄を握ると、マッハ15の超音速で機体を飛翔させながらロクシアスをすれ違いざまに斬り刻んでゆく!
『ついでに俺様のユーベルコードも上乗せしてやらあ! これが次元転移による瞬間機動と! 間合いを無視した亜空切断だ!』
 腹の右腕サートゥルヌスが超巨大剣を振るたびに、間合いを無視した斬撃がロクシアスの黄金の装甲を削ぎ落し、グレートイェーガーゴッドキングは空間から空間を飛び越えてゆく!
 そのついでに右腕マイラが剛腕パンチを炸裂させてゆく!
『この空間無視のパンチ、すごいです!』
『グワアアァァァーッ!』
 サートゥルヌスのユーベルコードのおかげで、接近せずともロクシアスへ零距離攻撃を放つことが出来るようになってしまう。
 そこへ畳みかけるのがスイートとディオニュソスの黄金の翼だ。
「さっきの戦いでもやった、翼から噴射させた圧縮ワインに炎魔法でアルコール引火させて、ターボエンジン並みの推進力&馬力を実現だ! サートゥルヌスさん! これで更に加速できるよ!」
 これで合体ロボの機動力はなんとマッハ20に到達!
 それでも、ロクシアスは何度も立ち上がってはプラズマ熱線を放ち、回避やルイーズの大盾でしのぎ切っていた。
「なんてしぶといんだ! やっぱり、巨大化したロクシアスには生半可な攻撃は効かないッ! どうする? こんな時、猟兵はどうするんだ? みんな、何が要ると思っているんだいッ!?」
 スイートの呼びかけに、真っ先に絶華が答えた。
「無論! 絶大なるパワーだ! すなわち、チョコレートだ!」
 これに事情を知っている猟兵達は一斉に顔から血の気が引いた。
「アポロンよ! 貴様がそこまでお馬鹿さんなのはパワーが足りないからだ! だが安心しろ! 貴様の愚かさに終止符を打つ為! これより我がチョコを与えよう!」
 いやこれ以上カオスにするのかとサートゥルヌスが危惧したその時、なんとスイートが同調してしまった。
「そう、お菓子だねッ! そして俺はお菓子の錬金術師ッ! つまり今、必要なのは……チョコで出来た、もっと巨大な武器……いくぞ! 『菓子錬金』ッ!」
 ユーベルコードでお菓子を使った巨大武器を生成しにかかるスイーツ。
 そこへ絶華はコクピットの窓ガラスを突き破るほどの強度を誇る、どす黒い漢方薬配合チョコレートを外へぶん投げた!
 こうして、スイートのユーベルコードと地獄のチョコレートのやべーコラボが実現する!
「説明しよう。皆の熱い勇気に呼応して発現したマジックウェポン……その名もギガントビスケットアックス。これはみんなの勇気が最高潮に到達したとき、絶華さんのチョコをベースに生み出される宇宙一硬い巨大武器である。なお、技能は叩き割りLV100に特化しているのだ」
 スイートは抑揚のない説明口調で漆黒の柄にビスケットの斧刃が付いたハルバートを右腕アルマに握らせた。
「パンチが出来なくなりますが、これはこれで破壊力がありますね! えい!」
 アルマの剛力も相まって、一振りするだけで大地が深々と裂けたではないか!
 ロクシアスは為す術なく吹っ飛んでいく!
「さあ、叫べ必殺技ッ! 今こそ勇気炸裂だああッ!!」
 スイートの合図から、一気にロクシアスへ攻撃を畳みかけてゆく猟兵ロボ!
 ロクシアスも負けじと疫病ナノマシンやプラズマライフルで熱線を乱射するが、超加速した合体ロボにかすりもしない。
 そしてタケルと猟兵達は一斉に必殺技を叫ぶ!

「「勇気炸裂撃滅流奥義ぃぃぃっ!」」

 虹色に輝く機体が空間を何度も擦り抜けながらロクシアスに接近!
 クソマズチョコで出来たギガントビスケットアックスと超巨大グラビティブレイド、そしてリーゼロッテのユーベルコードで追加装備された大量の火器兵装が一斉に放たれた。

「「グレートイェーガーゴッドォォォ! たぁぁまぁぁぬぅぅきぃぃぃぃーっ!」」

 チョコの薬効成分で疫病ナノマシンを死滅させ、グラビティブレイドがカシムのユーベルコードでロクシアスのクリスタルを機体の外へ打ち出す!
 そして残ったロクシアスのボディを大量の爆撃砲で粉砕!
『よっと! 腹に腕が付いてるお陰で、飛び出たロクシアスのコアを掴んでやったぜ!』
 最後はサートゥルヌスの思わぬ活躍があったりして、合体ロボはロクシアスを背にしてかっこいいポーズを繰り出す。
『ち、朕のコアクリスタル……カエ、カエ、セエエエェェーッ!?』
 神機の動力源であるコアクリスタルを奪われたロクシアスに、もはや再生能力は残されておらず、数多の爆撃の餌食となってしめやかに爆発四散していったのだった……!

 ありがとう! 勇気炸裂! 超神機合体! ディオナインス・ミネルヴァメルシーアルマ・ゼロタクヤートゥルヌス・グレートイェーガーゴッドキング!
 ジャパニアの平和は、これで守られた!!

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第3章 日常 『クロムキャバリアで飲むコーヒーは苦いか?』

POW   :    コーヒーは豆の挽き方が重要だ。絶妙の力加減でベストの状態へもってゆく!

SPD   :    コーヒーは抽出の手順が大事だ。ひとつひとつ丁寧に、妥協は許されない!

WIZ   :    コーヒーは結局、香りだ。活かすも殺すも火加減次第だと教えてやろう!

👑5
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 かくして、古の機械の王こと輝光神機『ロクシアス』は撃滅され、猟兵達の手元にはロクシアスのコアクリスタルが残された。
 ……コアクリスタルの扱いは、それに長けた猟兵に任せるとして。

 小型キャバリアのパイロット、タケルは猟兵達から祝勝会での歓待を受けていた。
「今回の勝利は猟兵のみんなのおかげだ。俺が逃げてなければ、もっと多くの人達を救えたのに……!」
 勝利ムードが漂う中、施設と人的被害はそれなりに出てしまったことは看過できない。
 猟兵の一部は、祝勝会どころではなく復興支援に回るべきだと意見する者もいたくらいだ。

 とはいえだ、タケルがこの調子では先が思いやられる。
 彼にはメンタルの強化が最優先事項となるだろう。
 そのために、猟兵達は何が出来るのだろうか?
 ともに勝利を分かち合うべきか?
 それとも復興に手を貸して現実に目を向けさせるべきか?
 はたまた彼のメンタルを強化するべく修行をさせるべきか?
 それ以外のアプローチも当然あるだろう。

 ところで、最近、この研究施設には最新のコーヒーマシンが導入されたそうだ。
 入手困難なコーヒー豆も何故か備蓄されていたので、猟兵達は是非とも一味違う珈琲を味わいながらタケルと接してみてはどうだろうか?
スイート・シュガーボックス
ヒュー、最新のコーヒーマシンだよ。コーヒー豆も上等な物ばかり。
せっかくだし、これでティータイムと洒落込もうよディオちゃんッ!
「うぇ~い、大☆賛☆成☆だしッ!」
さあ、タケルさんも一緒に。復興作業も大事だけどさっき大激戦を繰り広げた身体は甘い物を欲している筈だよッ!いい仕事をする為には、先ずは身体の休息が必須さッ!

俺の中から取り出した『美味しいお菓子』のクッキーとチョコレートを用意して…更にコーヒーマシンで淹れた特別ブレンドさ。
甘いお菓子にブラックコーヒーの組み合わせが至高だと言うのが俺の持論だけど、ブラックが苦手な人の為にミルクと砂糖も準備万端さ。
さあ、おやつタイムの始まりだッ!


【アドリブ歓迎】



 ジャパニアを守れたことと、目の前の残された爪痕。
 タケルはその両方を天秤にかけ、どちらに重きを置くか葛藤していた。
 そこへスイート・シュガーボックス(おかしなミミック・f41114)と人間の姿に変身した幻惑神機『ディオニュソス』が両サイドからタケルの肩をがっちりとホールドした。
「ヒュー、あれは最新のコーヒーマシンだよ。コーヒー豆も上等な物ばかり。せっかくだし、これでティータイムと洒落込もうよディオちゃんッ!」
「うぇ~い、大☆賛☆成☆だしッ! つかタケっち、テンサガッってね? 今は勝利を喜んで自分を褒めなきゃ損っしょ! だから気分アゲてけ~! Foooo!」
 水色のショートカットの女子高生ギャル(男の娘)姿のディオニュソスの圧にぐいぐい来られて戸惑うタケル。
 スイートも困惑するタケルの背中を押して、今は祝勝会を楽しむべきだと力説した。
「さあ、タケルさんも一緒に。復興作業も大事だけど、さっき大激戦を繰り広げた身体は甘い物を欲している筈だよッ! いい仕事をする為には、先ずは身体の休息が必須さッ! それにタケルさんのキャバリアと合体しなかったら、ロクシアスに勝てなかったんだ。もっと自分を誇っていいんだよッ!」
 スイートの熱弁に押し切られる形で、タケルはひとまず体を休めることにしたのだった。
「よしッ! そうと決まったらコーヒーで乾杯だッ! そしてコーヒーのお供には何が必要か知ってるかい? そうだねッ! お菓子だねッ!」
 ミミックであるスイートは、すぐさま自身の身体であるお菓子の缶箱の中からお茶請け用のお菓子を出現させた。
「コーヒーに合うお菓子の定番はクッキーとミルクチョコレート! そしてこれが最新マシンでドリップしたスペシャルブレンドコーヒーさ」
 ステンレス製のマグカップになみなみと注がれたブラックコーヒーは、湯気と共に華やいだコーヒー独特の香りをタケルの鼻腔に届けてくれた。
「いい香りだな……ああ、そうか。俺、いろんなことがありすぎて、すこし混乱していたみたいだ。コーヒーの香りを嗅いだら、なんだか冷静に周りが見えるようになった気がするよ」
 タケルの気持ちの整理がつかないのは無理もない。
 虐げられる弱者だったタケルが勇気に目覚め、猟兵達と共に戦い、祖国を救って英雄扱いされるまでに至った。だが失ったものはあまりにも多い。情報過多で何から手を付けていいか、正直分からなくなっていたようだ。
 コーヒーブレイクのおかげで、多少は現状を俯瞰して分析する冷静さを取り戻せたタケル。ようやく彼の顔に笑みが戻ってきた。
「おっ? やっと笑ったし! タケっち、気付いてた? ユー、めっちゃ怖い顔してたんだけど?」
 ディオニュソスの指摘にタケルはハッと息を呑んだ。
「なんか、ごめんな? 自分で思っていた以上に気を張ってたらしい……」
「無理もないさ。だから今は凝り固まった緊張をほぐしていこうか。さあ、飲んで飲んで!」
 スイートがいそいそと自分とディオニュソスのコーヒーを運んできた。
「あっ! そうそう、甘いお菓子にブラックコーヒーの組み合わせが至高っていうのが俺の持論だけど、タケルさんがブラックが苦手な人なら、ミルクと砂糖も準備万端さ」
「ありがとなスイート。まず1杯目はブラックでいただくよ。香りを楽しみたいんだ」
 タケルはブラックコーヒーを口に含むと、口腔内から広がる香りに目を閉じて浸ってみせた。
 スイートも目論見通りとなってご満悦だ。
「うんうん! それじゃあ、おやつタイムの始まりだ!」
 こうして、他の猟兵も混ざって、しばし歓談の時間が過ぎてゆく……。

大成功 🔵​🔵​🔵​

朱鷺透・小枝子
歓談の中にお邪魔しましょう

改めて、初めまして、タケル殿
自分は朱鷺透小枝子と申します
此度はお疲れ様でありました。自分からも、どうぞ

労い代わりのコーヒーを手渡し、自分も頂きながら少しお話しを

…此度の戦い、タケル殿はどうでありましたか?

…最初から戦っていたら、
タケル殿は我らが来る前に死んでいたかもしれません。
逃げる事もまた戦術というでしょう?
勇気と、蛮勇は違うものです

蛮勇は恐怖を殺し己が命を投げ捨ててでも戦うもの
勇気は…自分には分かりませんが、
きっと恐怖を受け入れ、生きようとそれでもなお戦うものだと、そう思います

タケル殿、恐怖も後悔も糧にして、正しく強くなってください
己が生命を大事にしてくださいませ



 朱鷺透・小枝子(|亡国の戦塵《ジカクナキアクリョウ》・f29924)はステンレス製マグカップ2つに湯気立つブラックコーヒーを注ぐと、そっとタケル少年の近くの席へ座った。
「失礼します……」
「あっ、確かあなたは……」
 タケルが振り返って挨拶をしようとするが、朱鷺透がそれを遮った。
 そして自ら名乗り出した。
「改めて、初めまして、タケル殿。自分は朱鷺透 小枝子と申します。此度はお疲れ様でありました。自分からも、どうぞ」
 差し出されたホットのブラックコーヒーをタケルが受け取ると、朱鷺透は僅かに口元を緩めた。
「ありがとうございます、朱鷺透さん。俺、東堂 タケルです。ちゃんと名乗るタイミングが遅くなって、ごめんなさい」
「いいえ、こちらこそ」
 朱鷺透はタケルが思いのほか立ち直れているようで安堵した。
 これも先程、休息を提案してくれた猟兵の気遣いによるものだろうか。
 ならば、と朱鷺透は本題に入っていく。
「……此度の戦い、タケル殿はどうでありましたか?」
「どう、って言われてもな……」
 タケルの表情が再び張り詰めてゆく。救えたかもしれない命が目の前で消えていったのだ、色々と脳裏に過ってしまうのだろう。
 しかし、これを朱鷺透は一喝した。
「……もし最初から勇んで戦っていたら、タケル殿は我らが来る前に死んでいたかもしれません。戦場に足られ場を持ち込むなど、愚の骨頂ですが……逃げる事も、また戦術というでしょう? 少なくとも、タケル殿にとってあの瞬間はそれが最善であったのです」
 猟兵達の駆け付けるタイミングまでタケルが生き残れた事こそ、ロクシアス撃破の最大の勝因だと朱鷺透は説いた。
「……勇気と、蛮勇は違うものです。まあ、これを自分が説くことになろうとは、因果めいてますがね」
 戦場では誰よりも死を恐れぬ朱鷺透が、タケルに言うセリフとしては色んな意味で説得力があった。
 だからこそ、彼女は幽鬼と蛮勇の区別を、こう解釈していた。
「蛮勇は恐怖を殺し己が命を投げ捨ててでも戦うもの。勇気は……実のところ自分にもはっきりと理解できていないのが正直な話ですが……きっと、恐怖を受け入れ、その恐怖に抗って生きようと。それでもなお、心に愛を宿して戦うものだと、そう思います。タケル殿、これからも恐怖も後悔も糧にして、正しく強くなってください。己が生命を、大事にしてくださいませ。勇気、炸裂です」
 差し出された朱鷺透の手を、タケルはしっかりと握って熱い握手を交わすのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

桃枝・重吾
アドリブ絡み歓迎
星降丸主体

重吾は復興支援。
梵ちゃんはアニマルセラピー(エプロン羆の姿)

■梵ちゃんの気付き
【俺、気付いてしまったんですが。
さては先輩、実はマスターにめちゃくちゃ甘いおじいちゃんですね!】
梵天丸は訝しんだ、神機クラスの粘っこさを感じる、と
■|電脳サロン《星降丸内メタバース空間》出張版
悠々荷台とホログラフを応用したモダン風内装の茶話室に招きつつ
『さて、タケル少年。
落ち着かないでしょうから先程の作戦評価をしましょうか』
ホログラフ老執事姿でタケル少年を椅子に座らせ、
ミルで豆を挽きながら心ばかりのおもてなし、
確か、重吾のとっておきがあったのでお茶請けに、カプチーノを淹れながら話しましょう
『さて、先ずは思い上がりも程々になさい。
先の戦い、結果で言うなら貴方は最良のタイミングで伏兵として活躍しましたが、
もし早く出ていたのならすり潰されていたでしょう。
運や縁、言い方は様々ですが恵まれ生き延びたなら悔やむより前をご覧なさい、
あなたが守り、繋いだのです。
まずは休みそして立ち上がり、誇りなさい』



 桃枝・重吾(|スペースデコトラ使いXL《スペース食べ歩き道中》・f14213)はスペースデコトラ『星降丸』にタケルを任せて、現場の復興支援に出向いていた。
「よい、しょ。瓦礫除去はまだまだ必要かな?」
 スペース農業で鍛えた腕力で、ネコ車で瓦礫を運んでゆく重吾。
 そして重吾の従業員である巨神『梵天丸』は、青髪のもふもふクマ獣人となってタケルに付き添っている。
 アニマルセラピーらしい。
 そんな梵天丸は気付いてしまった。
【俺、気付いてしまったんですが。さては先輩、実はマスターにめちゃくちゃ甘いおじいちゃんですね!】
 梵天丸は訝しんだ、神機クラスの粘っこさを感じる、と。
 これに星降丸はおもむろにユーベルコードを発現させた。自力で。
『王鍵解放! ぱあそなるわあぷげヱとれべるわん!』
 星降丸の荷台ユニット群が召喚されると、それらが一斉にオープン!
 中から出現したのは、仮想現実空間。殺風景な格納庫がメタバース効果によって、おしゃれなカフェテラスに大変身したではないか。
「す、すごい! AR空間でもここまで精密なものはそうそう出来ないぞ……!」
 感心しているタケルの元へ、ギャルソン制服アバターを纏った梵天丸がコーヒーをタケルのテーブルまで運んできた。
【お待たせしました。こちら、当店のサービスでございます】
 ロールプレイも完璧の梵天丸である。
 そんな中、星降丸はミニカーめいた小型アバターをテーブルの上に出現させると、タケルへこう告げた。
『さて、タケル少年。落ち着かないでしょうから先程の作戦評価をしましょうか』
 ミニカーはみるみるうちにヒツジ獣人の老執事の姿へ変化すると、お茶請けの煎餅を差し出した。
 ……コーヒーに、煎餅とは?
 それはさておき、星降丸はタケルへ人生の訓示を言い渡した。
『さて、先ずは思い上がりも程々になさい。先の戦い、結果で言うなら貴方は最良のタイミングで伏兵として活躍しましたが、もし早く出ていたのならすり潰されていたでしょう』
 タケルは老いたヒツジ執事の言葉に目を細めるも、何も反論できずに口をつぐんでしまった。
 星降丸は軽く溜息を吐いたあと、言葉を継いだ。
『運や縁、言い方は様々ですが恵まれ生き延びたなら悔やむより前をご覧なさい。周りにいる方々の命は、あなたが守り、繋いだのです。まずは休み、そして立ち上がり、守れたことを誇りなさい。貴方が後ろを振り向き続けては、生き残った方々にむしろ失礼ですよ?』
 時間は無情である。常に前を向き続けなくては、置いていかれるばかりだ。
 タケルは目覚めた力を前に進めなくてはならない。それこそ、ジャパニア正規軍には今やなくてはならない存在になったのだから。
『ただ、焦りは禁物です。言ったでしょう? まずは休みなさい、と。コーヒーの香りと味わいは、貴方の不安な気持ちを軽くしてくれるでしょうから』
 そう告げられたタケルは、目の前のエスプレッソコーヒーをぐっとひと思いに飲み干すのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

久遠寺・遥翔
アドリブ連携歓迎

コアクリスタルは……うん、任せよう。この先ちと可哀想なことになりそうだけど朕の自業自得さ

祝勝会より復興支援って意見も一理ある。
でも復興するためにも食べて活力を補充しないと非効率だぜ。
現実からの逃避ではなく、復興の第一歩として今は思いっきり勝利を喜ぶのさ!

というわけで俺はUCを使って、コーヒーを淹れるだけじゃなくコーヒーに合う軽食とかカレーも併せて超スピードで作っていく
祝勝会に乗り気でない奴にも片っ端から絶品料理を叩き込んでやるぜ

タケルもまずは食べろ! そして飲め! その後に最初に浮かんだ自分がやるべきことに目を向けろ!
どうするタケル、こういう時タケルならどうするんだ!
合体の特訓でもいい、メンタルを鍛える滝行でもいい、思いを吐き出すために拳と拳でぶつかり合うのだっていいだろう
この後出発するまでの短い時間ではあるけれど、彼がやりたいと思うことを手伝ってから帰ろう


クローネ・マックローネ
NGなし、絡みOK、アドリブ歓迎
【WIZ判定】

ふぅ…流石にあのテンションの維持は疲れたね♪

戦いが終わった事で、普段の口調に戻っているよ♪
コーヒーを飲みながらタケルちゃんを【慰め】た上で、復興に手を貸すね♪

クローネちゃんが思うに、例え最初からタケルちゃんが立ち向かっていたとしても、結果は然程変わらなかったと思うよ♪
|黎明皇《アレ》も力だけなら相当強かったからねぇ♪
(真剣口調に)…ワタシが君に伝えたいのは三つ
「死なない」「逃げ続けない」「一人で背負い過ぎない」「生きる事を諦めない」
…あっ、これじゃ四つか
まあ、兎に角生き残る事だよ
生きてさえいれば、後は万事どうにかなるんだからさ
(普段口調に)…頑張ってね、タケルちゃん★

UCは『クローネちゃんのご当地怪人軍団★』★
ご当地怪人軍団に復興支援をしてもらうよ♪
【団体行動/コミュ力/怪力/運搬/拠点構築/掃除】で瓦礫の撤去や建築を、
【団体行動/コミュ力/料理/元気/優しさ/慰め/心配り/もてなし/精神の余裕】でご当地名産品を使った炊き出しをしてもらうね♪



 久遠寺・遥翔(焔の機神イグニシオン/『黒鋼』の騎士・f01190)とクローネ・マックローネ(快楽至上主義な死霊術士・f05148)は、それぞれのアプローチでタケルを激励してみせる。
 猟兵達の働きかけで、だいぶ落ち着きを取り戻したタケルへ、久遠寺が隣の席へ座って話しかけた。
「タケル、まだまだ食えるよな? さぁ、おあがりよ! 放浪生活で培った野生のスペシャリテだぜ!」
 ユーベルコードで久遠寺は手早く様々な料理を作り上げ、一瞬にしてテーブルの上がパーティー会場のフルコース料理と化した。
 タケルの顔が一気に華やいでゆく。
「うおぉ! ピザトーストにカレーに生ハムのベーグルサンド、それに鉄板ナポリタン……これって、まさか?」
「そうだ、喫茶店モーニング文化の定番メニューだ! あんこトーストもあるぞ!」
「じ、実在してたのか……! これがNAGOYA=STYLE!」
 荒廃した戦時中のクロムキャバリアでは、嗜好品の数々は体験できないものも多いのだろう。
 久遠寺は復興作業に従事している研究員達にも声をかけ、英気を養うように誘っていった。
「祝勝会より復興支援って意見も一理ある。でも、復興するためにも食べて活力を補充しないと非効率だぜ。現実からの逃避ではなく、復興の第一歩として今は思いっきり勝利を喜ぶのさ! それに美味い飯は出来立てが一番だからな! 冷めないうちに、ほら、みんなたんと召し上がれ!」
 こうして半ば強引ではあるが、復興作業で疲弊していた者達も巻き込んでの祝勝会が改めて行われたのだった。
 タケルも周りの笑顔を見て、暗い気持ちが薄らいでいっているようだ。
「タケルもまずは食べろ! そして飲め! その後に最初に浮かんだ自分がやるべきことに目を向けろ!」
「あ、ああ! そうだよな……! お、美味い……!」
 ここまで色々と食べてきたが、ガッツリな食事は久遠寺が初めて提供してくれたのでタケルは思いのほか食いつきが良かった。
 久遠寺はそんなタケルの姿に、おかわりを用意して口元を緩めていた。

 その賑やかな輪の中に、クローネが鉄板ナポリタンをフォークで絡め取りながらもの想いに耽っていた。
「ふぅ……流石にあの熱血テンションの維持は疲れたね♪」
 本来は柄じゃないんだけどね、とこぼした彼女は、食事を終えるとタケルの傍まで歩み寄った。
「やあタケルちゃん♪ ちょっとクローネちゃんの言葉を聞いてくれるかな?」
 前置きを置いたうえで、クローネはタケルへ問い掛けてみせた。
「もうタケルちゃんも思い知ったと思うけれど、クローネちゃんが思うに、例え最初からタケルちゃんが立ち向かっていたとしても、結果は然程変わらなかったと思うよ♪」
 他の猟兵には先んじれば犬死にになっていたとも言われたタケルは、苦笑いでクローネの意見に頷いた。
「だよなぁ~! 俺の出来る事は、まぁ、うん。限られてたって事だけどな」
「う~ん? そうじゃなくってね? ほら、|黎明皇《アレ》も力だけなら相当強かったからねぇ♪ つまり、クローネちゃんが言いたいことは……」
 クローネの口調が徐々に真剣なものへ変わっていった。
「……ワタシが君に伝えたいのは3つ。『死なないこと』『逃げ続けないこと』『一人で背負い過ぎないこと』『生きる事を諦めないこと』……あっ、これじゃ4つか。まあ、兎に角さ、大事なのは生き残る事だよ。生きてさえいれば、後は万事どうにかなるんだからさ。どうにでもできるんだから」
「そうだぜタケル!」
 クローネの会話に久遠寺も加わる。
「生きていれば選択肢は無限大だからな! だから問うんだ。どうするタケル、こういう時タケルならどうするんだ!ってな? 合体の特訓でもいい、メンタルを鍛える滝行でもいい、思いを吐き出すために拳と拳でぶつかり合うのだっていいだろう。猟兵達が帰還するまでの短い間だが……俺に出来る事があれば、何だって付き合うぜ、タケル!」
「そういうこと♪ がんばってね、タケルちゃん★」
 クローネは話を締めくくると、宴の席から離れて人目のつかない場所へ向かっていった。そこは瓦礫の山で人力ではどうにも復興できない場所だ。
「それじゃ、クローネちゃんはみんなが楽しんでいる間にお仕事しちゃおうかな♪」
 ユーベルコードでジャパニアのご当地怪人の幽霊達が乗り込んだ飛行船を召喚すると、地上へ降りてきた怪人たち総勢755体と共に瓦礫の除去作業を開始した。
「オーライオーラーイ♪ うん、650人くらいいればこっちの現場は何とかなりそう? じゃあ残り55人で仮説住宅の設営を、残りの50人で久遠寺ちゃんの配膳の手伝いをよろしく★」
 こうしてクローネの陣頭指揮で怪人達が配置を割り振られ、それぞれが作業に従事してゆくのだった。
 なお、久遠寺は帰還までの間、タケルとスパーリングをして心身ともに互いを鍛え上げていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

防人・拓也
コアクリスタルとなったロクシアスがカシムさん達によってどうなるかを見学しながら、休憩。アイリス達は人化形態で休憩。
「はぁ…身体的よりも精神的に疲れたな…」
と椅子に座ってコーヒーを飲みながら俺は呟く。
「主様、私も頑張ったからご褒美を要求する」
と俺の膝の上にマイラがやってきて座る。
「やれやれ…」
と言いつつもマイラの頭を撫でてやる。マイラはむふーと満足そうな表情だ。
「くっ…アレが小動物系少女ですか…!」
「マイラ様はなかなかの策士ですね…羨ましい!」
とアイリスとルイーズが言う。
タケルに3人について聞かれたら
「ん? ああ、この子達は俺の従者である巨神だ。メイドの子がアイリス、戦乙女の子がルイーズ、シスターの子がマイラだ」
と紹介する。タケルが羨ましがる様子を見せたら
「…正直、苦労するからオススメしないぞ。しかし君のキャバリアを人化させてみたいって言うなら、あの人達に相談してみたらどうだ?」
とコアクリスタルを弄っているカシムさん達を指差す。
「…まぁ、どうなるかは保証は出来ないがね」
アドリブ・連携可。



 防人・拓也(独立遊撃特殊部隊ファントム指揮官・f23769)にとって、本来、ロクシアスの行く末など関係のない事柄のはずだった。
 だが、黎明皇を僭称するロクシアスの妹機が拓也の従者である護城神機『ミネルヴァ・ルイーズ』であるため、直接は関わらないものの、彼はそれを遠巻きに見守る流れになってしまった。
「はぁ……今回の任務は身体的よりも精神的に疲れたな……」
 ディレクターチェアに腰掛けた拓也の元へ、メイド服姿の巨神アイリス(成人女性サイズ)がコーヒーを運んでやってきた。
「お疲れ様でした、マスター。冷めないうちにコーヒーをどうぞ」
「ああ。いただこう」
 拓也はブラックコーヒーを受け取ると、鼻腔の奥に広がるコーヒー特有の華やぎを香りながら一口すすった。
 ルイーズも人間の女性の姿となってコーヒーで一服中だ。
 そこへ、とてとてと拓也へ歩み寄ってきたのは、低身長のシスター服姿のマイラであった。彼女の胸は豊満だった。
「主様、私も頑張ったからご褒美を要求する」
 そのまま拓也へ背を向けると、彼の膝の上にバックジャンプで飛び乗ったのだ。
「さあ、マイラの頭を撫でるのです」
「……やれやれ」
 拓也は肉感的なマイラの小柄な身体を邪魔そうに顔をしかめつつも、言われるがままに彼女の頭を撫でてあげた。たしかにハプニングはあったものの、変形した彼女がロクシアスへ大打撃を与えたのは紛れもない事実だからだ。
 しかし、この光景を傍から眺めていた巨神ガールズ同盟の1号と2号はわなわなと震えながらヒソヒソ話をし始めた。
「くっ……アレが小動物系少女ですか……! なんてあざといのでしょうか!」
「マイラ様はなかなかの策士ですね……そして男性がチョロ喜びそうなボディでのアピールまで! 羨ましい!」
 アイリスとルイーズは「かーっ! 見んね! マイラは卑しか女ばい!」と思わず互いにマイラを指差して悔しがっていた。

 ここでタケルが思い切って拓也へ問い掛けてみた。
「あの、そちらの3人の女の子達は、拓也さんとどんな関係なんだ?」
 するとすかさずアイリスとルイーズとマイラがそれぞれ答えた。
「私の子を産ませてくださる、愛すべき殿方ですわ」
「将来の夫です!」
「……マイラの半身。あとで合体するから」
「3人とも不正解だっ! あとアイリスとルイーズは百歩許してツッコミが間に合うが、マイラはなんて湿り気が多い回答してんだ!? そのハンドサインは止めろ、マイラ! どこで教わった!?」
 思わず膝の上のマイラを押して退かしてしまう拓也であった。
「はぁ……タケル、誤解なんだ。この子達は俺の従者である巨神だ。メイドの子がアイリス、戦乙女の子がルイーズ、シスターの子がマイラだ」
「きょ、巨神って、キャバリアじゃないですか!」
「ああ、そうだ。ついでにあっちの銀髪の女の子っぽい変態と黒髪の不憫なメイドと赤髪のボインボインなお姉さんも、さっきお菓子を振舞ってくれた水色髪のギャルも、全部、人間の姿になった巨神達だ」
「え、えええええええ」
 タケルのリアクションに、拓也は思わずうんうんと頷いた。
(そうだよ、これが世間一般のリアクションなんだよ……俺の周囲が異常なんだよな……)
 常日常から巨神や神機が人間化して闊歩しているのだから、感覚がマヒしかけていたのだ。
「俺もつい最近知ったんだが……ここジャパニアの神機っていう巨神は、かつて人間の姿となって民衆を支配していたらしい。タケルもジャパニアの国民なら神話の神機達の話は聞いたことがあるんじゃないか?」
「え、ええ。少しくらいは……え、じゃあ、神話の黎明皇ロクシアスと叡智皇メルクリウスって、えええー」
「うん、なんて新鮮なリアクションだ。心が洗われるようだ……」
「我が君……そんな反応されると、私も居心地が悪いのですが……」
 神機であるルイーズはばつが悪そうに肩を竦めていた。
 対してタケルは目を輝かせていた。
「すごい! 本物の神様を連れているなんて、流石は猟兵だ! かっこいい! 羨ましい!」
 タケルにすれば神話の存在を3体も従えている拓也の事は神 of 神に見えてしまうだろう。
 しかし、拓也は首を横に振ってみせた。
「……正直、苦労するからオススメしないぞ。しかし君のキャバリアを人化させてみたいって言うなら、あの人達に相談してみたらどうだ?」
 拓也はコアクリスタルを弄っている猟兵達を指差す。
「……まぁ、どうなるかは保証は出来ないがね」
 その顔は苦笑いで、目線は宙を泳いでいた……。

大成功 🔵​🔵​🔵​

リーゼロッテ・ローデンヴァルト
【神機悲劇】
※アドリブ大歓迎
※オバロで爆乳お姉さんズ継続

◆タケル君
希少コーヒーを伴にカウンセリング
悔しいなら次はもっと命を救う事さ
アタシらもそうしてるよ(むぎゅ)

◆復興支援
副院長【シャル】と【ファルマコン】指揮権共有
生体電脳で支援するから《医術》展開頼むよ
「ウイルス除染に【N・オブリゲーション】借りるね?
 遠隔《操縦》【ヒュギエイア】で生存者探索も…」

◆ロクシー無惨(主軸)
まずアタシ用に、尊厳破壊系模造コアを♪
【M・メモリ】各種発生源で『賢者の石』構築
ソコへ【|ヴィナス《ナナちゃん》】の電子系権能でC・コア転写
後は愛機背部【アジュール】を《瞬間思考力/応用力》で超過駆動
ロクシーの眼前で構成情報を余さず浄化&改竄シて再誕♡

後はオリジナル側の人化体改竄
こぉたん同様のぴちぴち美幼女さ♪
ヴィナス「ま、暫く反省なさいな」

◎模造コア(人化体)諸元
名前:|コロニス《こぉたん》
超ロング癖っ毛な金髪貧乳美幼女
儚げだが天然早熟淫蕩で美少女好き残念姫
絶対服従コード徹底挿入済
「リリーお姉ちゃんだぁ、余だよぉ♡」


テラ・ウィンディア
神機悲劇

UC常時

今回はカシムに呼ばれたぞ!借金完全返済の為にも頑張らないといけないけど…ジャパニアかー…(しおしお)
「ぅううう…自由とはいえやっぱり肩身が狭いですが…どうやら祝勝会のようですね?」
タケルのケアは他の人に任せるつもりだけど…興味があれば珈琲にミルクたっぷり入れて飲みながら過去の戦いを伝えるんだぞ
戦いってのは相手と状況を把握する事も大事だな
だから恐怖は正しい
尚それでも歩みを止めない事だよな

「ロクシアス兄様…まさかコアを摘出しているとは…成程…これが私達を呼んだ理由ですね?」
ヘカテにとっても兄妹みたいなものなのか?
「まぁ…遠からずですね。親戚という事にしてください。」
神聖魔法でカシム達の浄化を補助し

此処からロクシアス視点です

「フハハハハ!再び朕は帰ってきた!愚かなる猟兵共!今度こそ貴様らに引導を…ってあれ?ってなんじゃこりゃぁぁ!?」(ぴちぴち金髪巨乳美幼女!

「そんな…朕のメガバスターキャノンも生えぬ…!之では朕の「美少年を女装させてアへ顔晒させる」というささやかな夢がぁ!!」


皇・絶華
神機悲劇

UC常時

うむ!無事勝利できて何よりだ

成程…タケルは逃げたことを今悔やんでいるのか

だがそれでもお前が勇気を振り絞ったから助かった者達もいる

そして…恐れるのは正しい
無謀と勇気は違うからな
勇気とは恐怖に飲まれず立ち向かう事だ
時に逃げる事が必要な時もあるからな

それでも…尚恐れるなら…我がチョコを食すがいい!圧倒的なパワーがお前に宇宙を感じさせるだろう!(ぜっちゃんチョコおすそわけ!その不味さはあらゆるものに対する恐怖を軽減させるだろう!
「ぴぇぇぇぇ!(がくがくぶるぶる)」

なんと…これがアポロンのコアだというのか
そしてその力を利用すると…任せろ
「ジャパニアなら猟兵や此処に危害を加えないようにすることはできるだろうからな!」
という訳でぜっちゃんチョコとかもコアに与えるぞ
「キャバリアへの変身はできないようにあくまで人の姿って事だな?」
我がチョコとメルシーの賢者の石のパワーなら可能だろう!

「よぉロクシアス…俺と同じ絶望の世界にようこそ!(ぎゃはは)」
うむ!まさか貴様がこうも可愛くなるとはな!!


カシム・ディーン
神機悲劇
タケル君ケア

まぁなんだ…おめーが逃げようとしたのは当然な話だ
無謀と勇気は違うからな
ただ…怖くても唯逃げようとしても追いつかれて詰む事は多い
だから…ビビるのはいい…だが…そいつに飲まれねーようにするんだな…取り合えずメルシー…おめーはタケル君にご褒美だ
「うへへへへへへ☆」(涎だらだら…その後なんやかんやして勇気づけ

後でリリー先生むぎゅっ

リリー先生もお疲れ様です
取り合えず…水之江に進呈する前に…色々弄りますか
リリー先生も存分に触って下さい(もがくCコアは無視
「ぐへへへへ☆」(涎だらだら
…ジャパニアの技術も利用して…猟兵に絶対逆らえないコード付与…
「メルシーの賢者の石と…ぜっちゃんのチョコとロクシー君のコアを配合して再誕させるぞ♥」
おめーえぐい事考えるなおい!?
一応ロクシー君のコアは浄化しておくか

叡智の神発動

状態把握

幸運の神もこそり発動

ヘカテやぜっちゃんとリリー先生の協力の下…

ぴちぴち金髪美幼女コア爆誕!
「ロクシーちゃんおは☆」(コロニスちゃん共々ぎゅむり)

やったな
美少年にもてもてだぞ



 リーゼロッテ・ローデンヴァルト(|KKS《かわいくかしこくセクシー》なリリー先生・f30386)とカシム・ディーン(小さな竜眼・f12217)、そして彼の相棒であるメルシーが主体となって、遂にロクシアスのクリスタルコアの公開処刑もとい改造を行う運びとなった。
「おやタケル君? 人間型の巨神に興味があるのかな?」
 真の姿の爆裂ナイスバディお姉様に変身中のリーゼロッテが、初心なタケルの身体に纏わりつく。
「そうそう♪ さんざん他の猟兵達に言われてきただろうから、お姉さんが言える事はひとつだけ♡ 悔しいなら次はもっと命を救う事さ。アタシらもそうしてるよ♡」
 そうして豊満な自分の胸の谷間にタケルの顔を埋めて、その後頭部を優しく撫でまわすリーゼロッテ。タケルの反応に思わず彼女はニタリと笑みを浮かべてしまう。
「おやおや? ふふ、とっても“元気”だねぇ♡ 希少なコーヒーの飲みすぎかい? コーヒーは興奮作用があるからねえ?」
「ふゥーッ! ふゥーッ! んふゥーッ! ふごォ!?」
 タケルはオトナの女性の色香に当てられて色々と限界を迎えてしまったようだ。鼻息を荒くして目を回してしまっていた。
 そこへ血相を変えて猛ダッシュしてくるカシムの姿が!
「おいタケルてめー! ふざけんなよごらぁ! リリー先生の胸のグランドキャニオンはなぁ! 僕が年パスで指定予約してんだからな!? それをてめー、勝手に独占しやがってクソボケェ!」
「メルシーもだぞ☆ ということでご主人サマ! 合体だぞ☆」
「よし! 僕は右からいく! おめーは左からだ! タイミングを合わせろ!」
「合点承知の助☆ チェーンジ☆サンドイーッチ☆」
「「エッグベネディクト!!!!!!!」」
 こうして相変わらずブレないカシムとメルシーのアホアホコンビが、左右からリーゼロッテに抱き着いていった。
 最初からカオスなこの状況に、皇・絶華(影月・f40792)はただただ笑っていた。
「うむ! 平和な日常が訪れたようで何よりだな!」
「目の前の光景を平和だと言い張るなら、一度、脳の検査を受けるべきだと助言しますよ、主様?」
 下僕のサートゥルヌスは既に両方の眼が死んだ魚のように光を失っていた。
 しかし絶華も通常運転だった。
「成程……タケルは逃げたことをまだ悔やんでいるのか!」
 絶華は人の話を聞かない奴だった。
 サートゥルヌスのツッコミはノイズキャンセラーめいて耳に入っていないのだ。
「だが、それでもお前が勇気を振り絞ったから助かった者達もいる! そして……戦士たるもの、恐れる事自体は正しい! 無謀と勇気は違うからな! 勇気とは! 恐怖に飲まれず立ち向かう事だ! 故に、時に逃げる事が必要な時もあるからな!」
「しれっといいことを言ってる……本当にこの主様ってそういうところなんだよなぁ……」
 サートゥルヌスは自分の主のカッコいいところをツンデレ気味に誇っていた。
 だが、先程も言った通り、絶華は通常運転である。残念ながら。
「タケルよ! それでも尚、戦場を恐れるなら! 今すぐ、我がチョコを食すがいい! 圧倒的なパワーが、お前に宇宙を感じさせるだろう!
 そう告げた絶華は問答無用でタケルの口に漆黒のダークマターめいた漢方薬チョコを押し込んだ。
「dくヴぃぼあん:mgfsふぁghljhghjfhds」
 タケルは言語化できない悲鳴を上げて藻掻き苦しんだ!
 その不味さは、あらゆるものに対する恐怖を軽減させる!
「ぴぇぇぇぇ!」
 タケルの全身がゾンビみたいな緑の顔色になって卒倒した様を見て、サートゥルヌスは恐怖のあまりしめやかに失禁してしまった。
 その後、タケルは救急搬送され、後日、絶華はジャパニアで2度目の任意の事情聴取を受けることになるのだが、それはまた別の話である……。

 ……そんなカオスを目の当たりにしたテラ・ウィンディア(炎玉の竜騎士・f04499)と彼女の相棒兼保護者のヘカテイアは困惑していた。
「カシムに呼ばれてきたぞ! ジャパニアには嫌な思い出ばかりあるから来たくなかったけど……借金返済のためだからなぁと思ってたらこれかぁ……帰りたい……」
「ぅううう……自由とはいえ、やっぱり肩身が狭いですが……これ、何のプレイです?」
「プレイじゃねーんだわ……びぇぇぇん!」
 泣き叫ぶサートゥルヌスがテラとヘカテイアへ事情を説明した。
「な、なるほどな? あのデカいクリスタルコアを今から改造するんだな?」
「しかし、ロクシアス兄様の……まさかコアを摘出しているとは……」
「ん? ヘカテにとっても兄妹みたいなものなのか?」
「まぁ……遠からずですね。親戚という事にしてください」
 そんなやり取りをしているテラとヘカテイアを、カシムがリーゼロッテの身体をムニムニと抱き着いたまま手招きしていた。
「お、来たな! おめーらにはクリスタルコアを神聖魔法で僕達を浄化する重要な役目があるんだからな! 早く来い!」
 債権者のカシムの命令に逆らえないテラとヘカテイアは、そのまま言わるがままにユーベルコードで辺り一帯の空間の浄化を開始しはじめた。
「リリー先生もお疲れ様です。取り合えず、水之江に進呈する前に、色々弄りますか。あ、僕のセクハラはお気になさらず!」
「あはは……カシムさん? そろそろ離れてほしいだけどね? でないと、死ぬよ?」
 リーゼロッテが左右からもみくちゃにされている様子を、人造人間シャルと神機|ヴィナス《ナナちゃん》がイライラしながら見守っていた。
「おふたりの御関係は存じ上げてますけど、ここではお控えください、カシム様」
 カシムとメルシーは怒髪天を衝くシャルの形相に身の危険を感じ、リーゼロッテの身体から3mほど離れていった。
「まぁ、もっと楽しいことがこれから起きるものね? くすくす……」
 ヴィナスの妖艶な笑みの後ろでは、リーゼロッテの『非合法機動医療艇ファルマコン』がクリスタルコアのアンチオブリビオン化処置の準備を進めていた。
「ウイルス除染に【N・オブリゲーション】借りるね?  遠隔操縦の【ヒュギエイア】で生存者探索も……」
 どうやらクリスタルコアの改造と並走して、がれきに埋もれた人々の捜索も手伝うらしい。
 とはいえ、本筋はロクシアスのコアの改造だ。
「二度と悪い事を考えられないように教育しなくっちゃね♡」
 早速、コアをいじろうとしたその時だった。
「待つんだ! そのコアはローカストの黄金バッタ星人ことアポロンのコアだろう? 私にいい考えがある!」
 絶華がリーゼロッテの手を払い除け、ノータイムでコアに超濃縮カカオ汁をぶっかけたではないか!
「ふはははは! このコアのパワーを利用するなら! 私のチョコが適任だな! なにせ私のチョコは木っ端微塵になった肉体すら再生させて蘇生させるほどの力を持つ! つまり! アポロンの悪の力をカカオが撃ち砕くのだ!」
「ちょっと何言ってるか分からないです、主様? まあ普段から意味不明だけれどもな……?」
 完全にどす黒いチョコでコーティングされてしまったクリスタルコアに、今度はメルシーが自分の肉体を引きちぎって投げつけた!
「そういえば、さっちゃんの今の肉体を構成している成分って、ぜっちゃんのチョコとメルシーの身体……つまり賢者の石だぞ☆ だからロクシー君もチョコと賢者の石で新たな肉体を錬成させちゃうぞ☆」
「言ってる意味が分かんねーよ……! つか、おめーマジでえぐい事考えるな、おい?」
 カシムも提案した人間のひとりだが、この展開は予測可能回避不能であった。
 コアに纏わりついた黒色と白金の粘液が混ざり合うと、なんと黄金に輝き始めて凄まじい魔力を解き放ち始めた!
「おお! これは凄まじい錬金反応さね♡ んじゃ、あとはリリー先生におかませ♡ 後はオリジナル側の人化体改竄だけさ。ぴちぴち美幼女に生まれ変わるんだね♪」
 ユーベルコード『Op.XLV:|NOBLE OBLIGATION《ノーブル・オブリゲーション》』発動!
 至高性制御ナノマシンと除染用特殊粒子がコアに噴射されると、あっという間にコアに肉片が生じ始めたではないか!
「おい、これ……キャバリアに変形したりしないよな?」
 サートゥルヌスの心配の声をリーゼロッテが否定した。
「それはないさね。だってこれから作るのは、完全愛玩用の肉人形……しかも猟兵の言葉に永遠に逆らえず、自死も出来ず、戦闘も出来ない、完全に無力化された『正真正銘の生きたお人形』さんだからね♪」
「うわ……俺よりひでぇ……」
 サートゥルヌスの不憫具合は自分でも自覚していたが、その下を遥かに行く存在が出来る事に、優越感よりも恐怖と哀れみが心に先んじてしまった。

 数十分後、遂にぴちぴち金髪美幼女(すっぽんぽん)が爆誕した!
「……む?」
 幼い女の子は目を開けると、目の前に憎き猟兵達がいるではないか!
「フハハハハ! 再び朕は帰ってきた! 愚かなる猟兵共! 今度こそ貴様らに引導を……ってあれ? 何故、朕の手がクリームパンみたいにふかふかなのだ? というかこの手、まるで人間のわらべ……って、なんじゃこりゃぁぁ!?」
 目覚めた女の子はすっぽんぽんの自分の姿に目を剥いていた。
「朕がなぜこのような姿に!? はっ? この身体の気配……さてはメルクリウス! 何をしたぁ!?」
「おはようロクシー君☆ いや……コロニスたん☆ ハァハァハァハァ☆」
 ギラギラした猛禽類めいたメルシーの眼差しは、幼女化したロクシアスことコロニスを震撼させた。
「止せ! 汚らわしい目で朕を見詰めるな! 嗚呼! 朕の股間のメガバスターキャノンも生えぬ……! これでは朕の『美少年を女装させてアへ顔を晒させる』という、崇高でささやかな夢がぁ!」
「よお、コロニス? よかったな? その姿なら美少年のおにいちゃん達にモテモテだぞ?」
 カシムのミミズを見るような視線に混じって、サートゥルヌスの嘲りが混じる。
「やったな、ロクシアス! ……そして、俺と同じ絶望の世界にようこそ! ぎゃははは!」
「うむ! 貴様がこうも可愛くなるとはな!」
 絶華もご満悦である。
 そして、一番いい笑顔を向けていたのは、勿論リーゼロッテであった。
「超ロング癖っ毛な金髪貧乳美幼女きちゃー♡ 儚げだけど天然早熟淫蕩で美少女好き残念姫、性癖ドスライク♡」
「ただのストライクじゃありません。弩級のストライク、ドストライクです」
 シャルが冷静に告げれば、その横でヴィナスが溜息を吐いた。
「ま、反省なさいなロクシアス。あなたは『やりすぎ』たのよ……」
「いやだ、いやだ! 許さんぞ、そこの女ァ!」
 リーゼロッテへ反抗心を露にするコロニスだが、途端にその肉体に電流が迸った。
「ぎゃああああ!」
「あ、そうそう♪ 逆らうと高圧電流が流れるからね? なんたってリリー先生特製の絶対服従コードをコアプログラムに植え込み済さ♪ さあ、あたしの事は、なんて呼ぶんだっけぇ?」
 ニタニタしながらリーゼロッテはコロニスへ尋ねる。
 コロニスは顔面の表情筋を理性と命令で戦わせながら、引きつった笑顔のまま告げた。
「リリーお姉ちゃん! こ、こぉたんだよぉ☆ おぼろろろろろろろ!」
 自分の口から吐いた言葉に、コロニスは口からコールタールめいた残留骸の海を逆噴砂!
「うわぁぁ! 急に吐くんじゃないぞ!」
「まったく、最後まで手がかかる!」
 すかさずテラとヘカテイアが魔法で浄化したため、被害は未然に防がれたのだった。

 こうして、ロクシアスは超ロング癖っ毛な金髪貧乳美幼女コロニスとして、無力な人生を強制的に歩まされる羽目になったのだった。
 なお、太陽神の弊害なのか、ライオンの着ぐるみ以外の衣服だと1分で焼失するため、365日ライオン着ぐるみ生活を余儀なくされたのだった。
 悪事を働いたオブリビオンマシンの最期として、相応しい末路であった。
「さ、寒い……よもや下着も纏えぬとは……凍えてしまう……死ぬ……いや、メルクリウスとあの妙なチョコで錬成された肉体だから、もしや朕は死ねぬのか……? 誰か、朕を殺してくれ……ころ、して……ころ……」
 コロニスは絶望のあまり、考えることを止めてしまった。

「うっし♪ こぉたんの複製データ確保っと♪」
 リーゼロッテはデータを回収するだけすると、あとはジャパニアの復興作業へ向かっていった。
 残されたのは廃人化した着ぐるみ幼女と猟兵達。
 カシムと絶華とテラは、ぐったりしたコロニスをみて同時に言葉を発した。

「「|やりすぎたん《オーバーキル》じゃないか、これ……?」」

<了>

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2024年03月18日


挿絵イラスト