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ルイズ共和国に潜む闇市のテロリスト

#クロムキャバリア #【Q】 #オガム地方戦記

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#クロムキャバリア
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#【Q】
#オガム地方戦記


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●闇市
「お、いらっしゃい。何か買ってくかい?」
 ルイズ共和国はつい最近革命が成ったばかりの国で、まだまだ流通が安定していない。
 そこで、ここのような闇市があちこちに乱立している。
「やっと見つけたぜ、ラウ。今日はここだったか」
「おや、お客さん? どうしました、何か買っていくかい?」
「あぁ。『飴が食いたい』な。『値段さえ気にしなければお腹いっぱい食べたい』ところだ」
「おやおや、それは穏やかじゃないね。……裏へ行きな」
 客が静かに頷き、裏の扉を通って、ガレージに入っていく。
 そこに並んでいるのは、キャバリア。
 ここはキャバリアを裏で流している闇取引の現場なのだった。
 本来、小国が自身の軍隊を有するにあたっては、自国のプラントか、あるいは他国からの輸入で賄われる。
 そうではなくこうして売り買いされると言うことは……、これは主にテロリストのような非合法な武装組織に売り渡されるために、この闇取引は存在しているのだった。

●平和になったばかりの国に現れるテロリスト
「やぁ、みんな。以前はアイルム王国での事件解決に協力ありがとうー」
 そう猟兵に呼びかけるのはグリモア猟兵のメアリー・ブリガンティン(7つの空を越えて・f37510)だ。
「引き続き、アイルム王国があるのと同じ地方、オガム地方でまた事件が発生するみたいなんだ、猟兵のみんなの力を貸してもらえるかい?」
 メアリーの説明によると、次に事件が起きるのはアイルム王国とはストライフ帝国を挟んで反対側に存在するルイズ共和国と呼ばれる小国らしい。
「ルイズ共和国は少し前までルイズ王国だったんだけど、革命が起きて、共和国になったんだ。でも、まだ革命の混乱が残ってる」
 そして、そんな混乱をオブリビオンマシンは見逃さない。
「ルイズ共和国には革命で負けた側、通称『王国派』って人達がいるんだけど、彼らの一部がオブリビオンマシンに狂わされて、反乱を起こそうとしてるんだ」
 オブリビオンマシンは人を狂わせ、凶行に走らせる。オブリビオンを許さぬ猟兵として、それを許してはいけない。

「敵のテロリストはラウって名前の闇商人からキャバリアを仕入れてるみたいだ。合言葉は『飴をお腹いっぱい食べたい』。多少アレンジしてもいいみたいだ」
 キャバリアの闇取引の現場では競り、いわゆる「オークション」の形でキャバリアをやり取りしているらしい。
「そこで、テロリストの手に渡らないように、競り勝とう」
 ちなみに、販売されているキャバリアはすべて動物の形をしているらしい。
「キャバリアが買い占められれば、オブリビオンマシンに狂わされている連中は武装蜂起して取り返しに来るはず。それを迎撃して、敵キャバリアの出所を特定しよう」
 敵は『ストームイーグル』と言うワシ型のキャバリアらしい。
 対ステルスに特化した性能をしており、索敵能力に優れる。隠れて戦うのは不利かもしれない。
「特定したら、そこを襲撃。『シールドファンダー』っていうゾウ型のオブリビオンマシンが控えてるよ」
 『シールドファンダー』は全身を覆う重装甲とパルスシールドで鉄壁の防御を誇るキャバリアだ。装甲に対する対策が必要となるだろう。
 また、敵の『ストームイーグル』の残りが膨大してくるのでその対策も必要となるだろう。
「ちなみに競り勝って手に入れたキャバリアはその後の戦闘で使ってくれていいからね」
 また、その他、メアリーが商品として買い上げているストライフ帝国の軍需企業、|サウス・アームズ・ストライフ《S.A.S.》社が私有しているプラントで製造されている優秀なクロムキャバリア「サリシフォリア」も貸与してもらえるらしい。白銀の塗装にビームライフル、ビームソード、ビームシールドを搭載したクロムキャバリアだ。

「説明はこんなところかな。あ、そうそう。最初の闇取引の時なんだけど、闇商人がどこからキャバリアを得ているのかを確認出来ると、オガム地方での今後の|シナリオ展開《行動》に影響が出るかもね」
 そう言いながら、メアリーは説明を締め括った。
「それじゃ、行ってらっしゃい!」
 メアリーの首にかけた|ガレオノイドの証《舵輪のネックレス》がグリモアの光を発し、転送ゲートが出現する。


メリーさんのアモル
 前回から随分時間が空きましたが、クロムキャバリアのキャンペーンを再開していこうかなと思います。
 毎度魅力的なシナリオフレームが多くて悩んでるうちに時間ががが。

 それでは各選択肢について説明致します。

●第一章
 日常。キャバリアを取引している裏取引の競りに参加し、キャバリアを取得して下さい。参加するには合言葉が必要となります。
 競り、つまり入札型オークションの形式でキャバリアは売られています。どんな戦術で臨むか、考えましょう。
 ここで手に入れたキャバリアは二章以降で使うことが出来ます。動物型である以外はプレイングの中で好きに指定できます。

 また、もし望むなら、このタイミングで闇市の主人がどこでキャバリアを調達しているかを調べる事も出来ます。この行動によってこのシナリオが有利に進むことはないですが、キャンペーンの今後に影響します。

●第二章
 集団敵。『ストームイーグル』との戦闘です。
 対ステルス性能が高く、隠れて戦う相手には強いです。それ以外の戦術をお勧めします。

●第三章
 ボス敵。『シールドファンダー』との戦闘です。
 防御性能が高く、何かしらの対策が必要そうです。

●キャバリア貸出について
 希望者はS.A.S.社製クロムキャバリア「サリシフォリア」を借り受ける事ができます。
 ビームシールド、ビームソード、ビームライフルを武装として持っています。
 その他、マニュピレーターで持てるものなら使用できます。

 それでは、皆様の参加をお待ちしております。
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第1章 日常 『キャバリアの入手』

POW   :    破壊力に優れたキャバリアを選ぶ。

SPD   :    敏捷性に優れたキャバリアを選ぶ。

WIZ   :    特殊能力を持ったキャバリアを選ぶ。

👑5
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

鳴上・冬季
「動物型で巨神ではない…ふむ。人化なり自律思考なりをしない、体高5m程度の通常キャバリアという事ですね」
嗤う

「甘いもの、そうですね、飴をお腹いっぱい食べたいのです。少々変わっていれば猶良い」
嗤う

「欲しいのは|獬豸《カイチ》です。黒羊の一角獣です」
「紛争が起きると理無き者を突き倒して喰らう、正義と法治を司る伝説上の動物。自らの正義を狂信する|恐怖分子《テロリスト》が好きそうでしょう?ここでの商品名に倣うなら、ブラックユニコーンと提示されるかもしれません」
嗤う

獬豸の競り直前に客側全員にUC
獬豸の競りに参加しようとした途端心臓発作を起こし倒れる悪夢見せ誰も釣り上げに参加させず最低価格のまま購入



「動物型で巨神ではない……ふむ。人化なり自律思考なりをしない、体高5m程度の通常キャバリアという事ですね」
 そう言って嗤うのは、転生を繰り返した大妖怪『迅雷公』を自称する雷使いの妖仙、鳴上・冬季(野狐上がりの妖仙・f32734)だ。
「おや、見ない顔だね。最近引っ越してきたのかい? うちで何か買ってくかい?」
 闇市に入ると、早速ラウが声をかける。
「えぇ。甘いもの、そうですね、飴をお腹いっぱい食べたいのです。少々変わっていれば猶良い」
 ラウの問いかけに冬季はそう言って、嗤う。
「あぁ、そう言う手合いかい。穏やかじゃないね。そら、裏へ行きな」
 ラウはそう言って、裏のガレージへの道を開ける。
 冬季はそれに頷いて、ガレージに入る。
 そこには動物型のキャバリアが並ぶ。
「ラウさんの言ってた通り、見ない顔だ。何かお探しの品でも?」
 ガレージに入ると、黒服の男が話しかけてくる。
「えぇ、欲しいのは|獬豸《カイチ》です。黒羊の一角獣です」
「カイチ?」
 聞き慣れない言葉に黒服が問い返す。
「紛争が起きると理無き者を突き倒して喰らう、正義と法治を司る伝説上の動物。自らの正義を狂信する|恐怖分子《テロリスト》が好きそうでしょう? ここでの商品名に倣うなら、ブラックユニコーンと提示されるかもしれません」
 その問い返しに、冬季は嗤いながら返事をする。
「ブラックユニコーン! それなら入ってるよ。あんたは運がいい。もうすぐ競りが始まるところだ。早速参加していきな。うちは金さえ払ってくれるなら、その用途は問わないからね」
 そう言って、黒服の男が案内した先には、なるほど、獬豸らしきビジュアルのキャバリアが鎮座していた。
 その周囲には『王国派』らしき身なりの男達がいる。ルイズ共和国にはオリエンタルな伝説はあまり知られていないらしく、掲示名の通り、ユニコーンの亜種のような扱いをされているようだ。
「さぁ、お待たせいたしました。さる国のプラントで生成されました、ワンオフの黒き一角獣、ブラックユニコーン。まもなく、競りの開始です。さて、入札される方は、願いましてはお代は……」
 いよいよ、競りが始まる、と言うその瞬間、冬季はそのユーベルコードを発動する。
「私は優しい妖仙ですから、殺しはしません」
 競りに参加しようと手を挙げかけた男達が一斉に胸を押さえて眠るように倒れていく。
 発動したユーベルコードは『仙術・蠱毒の影』。痛みを伴う悪夢を見せ、周囲の味方を眠らせてしまうユーベルコードだ。
「おやおや? そちらの右手前のお方以外、いらっしゃらないのでしょうか?」
 手を挙げたのは、冬季ただ一人。
「なんてことだ。ではこのブラックユニコーンはそちらの右手前のお方のものです!」
 かくして、冬季は値段を誰にも釣り上げさせず、最低価格のまま、見事獬豸型のキャバリアを手に入れたのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

ベティ・チェン
人化した巨神G-O-リアス|四龍《スーロン》(2m超え猫背でジャージなドラゴニアン)と参加

「ベティ〜、何でオレっち喚んだワケぇ?オレっちは金塊ガバっと稼げるオシゴトしかしたくないの!|異次元潜航《ねぐら》でお宝抱いて寝てる方が幸せなの!何度も言わせんなよぅ」
「闇市と、テロリスト。資金根こそぎが、平和。換金したら、金塊」
「…上乗せしろよぅ。はー、優しいなぁオレっち」

「1番、安いの。差額は、スーロンの、報酬」
「…買い叩くぜぇ」
潜入前からUC
合言葉から四龍任せ
オークション開催者達の傍に潜み情報収拾
各機体購入金も商人が受渡し後どんどん盗む

「揚羽蝶な。イマドキ娯楽用買うヤツ居ないしぃ。オレっち大勝利〜」



 やや低めの身長をした色黒な人狼と2m超え猫背でジャージなドラゴニアンが連れ立って闇市を訪れる。
「ベティ〜、何でオレっち喚んだワケぇ? オレっちは金塊ガバっと稼げるオシゴトしかしたくないの! |異次元潜航《ねぐら》でお宝抱いて寝てる方が幸せなの! 何度も言わせんなよぅ」
 ドラゴニアンが不満そうに呟く。
「闇市と、テロリスト。資金根こそぎが、平和。換金したら、金塊」
 ベティと呼ばれた人狼、ベティ・チェン(|迷子の戦闘犬《ホームレスキリング》・f36698)がそれに淡々とあるいはぞんざいに返事を返す。
「……上乗せしろよぅ。はー、優しいなぁオレっち」
 会話内容が聞こえないなりに、不和を彷彿とさせるやり取りに周囲の人間は喧嘩でも始まるのか? と、警戒していたが、ドラゴニアンの|四龍《スーロン》がそう言って、話を終わらせたことで、剣呑な雰囲気は消えていき、周囲の人々も安心し始めた。
「よう、お客さん。この辺じゃ見かけない顔だが、この辺は初めてかい? うちは品揃えもいいよ、何か買ってくかい?」
 丁度そんなタイミングで、ラウが二人に話しかける。
 ベティが|四龍《スーロン》に目配せすると、|四龍《スーロン》がラウに話しかける。
「あぁ、そうだなぁ。オレっち、飴ちゃんをお腹いっぱい食べたいなぁ」
「そりゃあ穏やかじゃないねぇ。ちょっと裏で待っててくれるかい」
 |四龍《スーロン》が合言葉を告げると、ラウは裏のガレージに入る道をあける。
 そうして、|四龍《スーロン》はガレージに入るわけだが、ベティは。
 ユーベルコードを発動し、自身を偽神兵器が齎す神威で覆って、視聴嗅覚での感知を不可能にして|四龍《スーロン》に続いた。ユーベルコード『世界を分かつ神意』である。
「1番、安いの。差額は、スーロンの、報酬」
「……買い叩くぜぇ」
 とにかく金塊を稼ぎたい|四龍《スーロン》がその言葉にニヤリと笑い、競りに参加を始める。
 その間に姿を消したベティは、彼らが売り上げた資金を盗みつつ、情報収集を始めた。
 儲からねば闇市も続けられないはずだ。資金源、キャバリア源を断つには取れる手を取るに越したことはないだろう。
「おい、どうするんだよ、売上金がないぞ!?」
 やがて小さな騒ぎが起き始める。
「このままじゃ、『ストライフ帝国にどうやって上納金を上げるんだ』?」
「あぁ、上納金なしじゃ、『帝国もキャバリアを提供してくれない』かもしれない」
 そして、ベティは気になる情報を耳にすることに成功した。
「つまり、ここの、キャバリア。ストライフ帝国、から?」
 ベティが仮説を紡ぐ。もちろん、それ自体は猟兵が絡むべきことではないが。
 とはいえ、もし、もし、此度戦うことになっているオブリビオンマシン自体もストライフ帝国から供給されているのだとすれば、猟兵としても無視出来ない事態である可能性は否めない。
 この情報はグリモア猟兵に報告しておこう。ベティはそう考えながら、|四龍《スーロン》と合流する。
「お、見ろよ、ベティ。揚羽蝶な。イマドキ娯楽用買うヤツ居ないしぃ。オレっち大勝利〜」
 そこにあったのは|四龍《スーロン》が安値で競り落とした揚羽蝶型のキャバリア。戦闘用というよりは娯楽目的で作られたキャバリアなようだ。
 こんな娯楽用キャバリアではここから先戦闘出来ないのではと思われるかもしれないが、心配はご無用。何せ、ここにいる|四龍《スーロン》こと『巨神G-O-リアス『スーロン』』こそがサイキックキャバリアなのだった。
 競りでのキャバリアも少なくなってきている。動乱が起きるのも、間も無くだろう。

成功 🔵​🔵​🔴​

水・あめ
「オレ、兄弟みんなで食えるだけの飴が欲しいんだ、みんな腹ペコでさ」

生まれはデビルキングワールド、学校で学んだ優等生ことテロリストの顔で話しかけるぜ

「オレの兄弟、生まれがバラバラなんだ。食えねえ飴がある、悪ィ、"何処の"飴だか教えてくれ」

中に入れば、目立つ所は競り落とされてるはずだ
残っている試作型のジャンクを狙うぜ

教科書通りのテロリストで"同士"の同情を狙い競り落とすぜ
「動かなくてもいい、オレ達兄弟には必要なんだ!」

15m級の鳥型支援機のプロトタイプ
超大型すぎてキャバリアの力だけでは動かない屑鉄
変形・分離機構を搭載、他キャバリアへ合体し強化する為の設計
エネルギーを自身の雷雲で補えば動くはずだ



 闇市の入り口。そこに小さな男の子が一人入ってくる。
 彼の名前は水・あめ(勇者の翼・f42444)、デビルキングワールド出身の召喚獣「始まりの雨」だ。
 齢12歳の姿で召喚されている彼は周りからはやはり「小さな男の子」と認識されている。
 12歳と言えば一人で買い物していてもおかしくはない歳ではあるがやはり場所が場所。何せ闇市である。子供を送り込むような場所ではない。
 そんなわけで、あめは、この闇市という場所において俄かに注目を集めていた。
 割と積極的に声掛けをしているラウも流石に子供となると客ではないと判断したのか、声をかけなかった。
 が、あめは迷うコトなく、ラウの前にまで歩いてきて、そして言った。
「オレ、兄弟みんなで食えるだけの飴が欲しいんだ、みんな腹ペコでさ」
 それは割と大幅にアレンジされてはいるが、キャバリア裏取引会場への合言葉。
 とはいえ、相手は子供で、ラウは一瞬、判断に迷った。
 だが、あめの表情を見て、迷いが一瞬で消えた。
 デビルキングワールドで優等生だったあめ。その見た目は子供でも、その顔は紛れもなくテロリストのものだった。
「……穏やかじゃねぇな。いいぜ、裏に入りな」
 ラウは頷き、ガレージへの道を開け、あめを誘導する。
 入ってきた子供に黒服達も一瞬混乱するが、やはりその顔はテロリストのもの。黒服達も納得し、あめを奥へと誘導する。
「オレの兄弟、生まれがバラバラなんだ。食えねえ飴がある、悪ィ、"何処の"飴だか教えてくれ」
 移動の最中、黒服にあめがそう言って尋ねる。
「あんた、見ない顔だと思ったら『王国派』のテロリストってわけじゃないんだな。ふーむ、……入荷元は秘密なんだが……」
 黒服達は顔を見合わせる。とはいえ、客は客。まして相手は本物のテロリストのように思える。
 ならば、と黒服達は頷いて、明かす。
「ここにあるのは、どれも『帝国』から仕入れたものだ。それでも買うかい?」
 『帝国』。オガム地方で『帝国』と呼ばれている小国家は一つしかない。ストライフ帝国だ。先の猟兵の情報と合わせ、やはり、ストライフ帝国はこの国のテロリストにキャバリアを供給しているようだった。
 ストライフ帝国は多くの小国と不平等条約を結んで、貿易上の軋轢を生んでおり、多くのテロリストから嫌われている。それでも買うか、とはそういう意味だった。
 だが、あめはそれなら問題ない、とばかりに頷いた。
 
 競りの会場に入ると、主だったキャバリアは売約が完了している状態。
 残ったのは一部の好事家が好むようなジャンク品ばかりだ。
 あめはそんなジャンクの一つの前に立ち、堂々と手を挙げる。
「おいおい、こいつは動かないぞ?」
 思わず隣にいた好事家の男が言う。
 それはキャバリアとしては巨大な15m級の鳥型支援機のプロトタイプ。作られたはいいものの、超大型すぎてエネルギーインゴットから供給されるエネルギーだけでは足りず、まともに飛ぶことすらできない代物だ。
 一応、変形・分離機構を搭載、他キャバリアへ合体し強化する為の設計をしてはいるが、対応するキャバリアがあるとは聞いたことがない。
 と好事家が説明する。
 それでも。
「動かなくてもいい、オレ達兄弟には必要なんだ!」
 と、あめは言う。その顔はテロリストとしての信念に裏打ちされ、周囲の(テロリストと言う意味で)同志の同情を買った。
 僅かに剣呑な雰囲気が漂い始めると、争いを望まない好事家は挙手を躊躇。
 結果、あめが競り落とすことに成功する。
(よし、エネルギーを自身の雷雲で補えば動くはずだ)
 そしてあめには、このキャバリアを運用する手立ての候補があったのだった。

 いよいよほとんどのキャバリアが売約され、動乱が始まろうとしていた。

成功 🔵​🔵​🔴​




第2章 集団戦 『ストームイーグル』

POW   :    イーグルストライク
【対ステルスセンサーを起動。】【ガンポッド】【ミサイル】【格闘攻撃】で攻撃し、ひとつでもダメージを与えれば再攻撃できる(何度でも可/対象変更も可)。
SPD   :    イーグルアサルト
レベル×100km/hで飛翔しながら、自身の【対ステルスセンサーを起動して】から【ガンポッドとミサイルの連射、又は格闘攻撃】を放つ。
WIZ   :    イーグルインターセプト
全身に【対隠密電波】を帯び、戦場内全ての敵の行動を【感知し、ガンポッド・ミサイル・格闘攻撃】で妨害可能になる。成功するとダメージと移動阻止。

イラスト:柿坂八鹿

👑11
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


「ここで売られてるキャバリアは全て俺達『王国派』がそっくり頂くはずだって言うのに、邪魔しやがって!」
 空を切り裂く音がする。
 低空を匍匐飛行で飛び、闇市の周囲に姿を現すのはクロムキャバリア、否、オブリビオンマシン『ストームイーグル』だ。
 ガンポッドとミサイルが起動する音がする。
「行くぞ! 闇取引の現場をぶち壊し、全てのキャバリアを強奪する!」
 共和国正規軍と戦う前にこんなところで戦力を消耗しては勝利など程遠いのだが、オブリビオンマシンに狂わされた彼らにそのような理屈など通用しない。
 同時に猟兵達は『ストームイーグル』がどこから飛び出してきたかを確認していた。
 その先に、テロリストの首魁とそのオブリビオンマシンがあるはずだ。
 『ストームイーグル』の群れを倒しながら、テロリストの隠し倉庫へ向けて進撃を開始しよう。
ベティ・チェン
「…マ!思ったよりあるじゃんあるじゃーん♪なーなーベティ、オレっち先にあっちの店で換金してきてもいーい?どーせココ今からボッロボロになるんだしぃ♪」
「ボス戦までに、戻って」
「りょ♪さっすがベティ、話が分かるぅ。ズッ友♪オレっちとベティはズッ友さ〜♪」
鬱陶しく浮かれた2m超えドラゴニアンに強奪資金の換金任す

「ドーモ、デクノボー=サン。ベティ、デス。キリステ・ゴーメン!」
マッハ12で飛行し吶喊
自分の身長ほどある大剣(偽神兵器)に雷属性乗せ放つ
敵の攻撃は素の能力値で回避
擦れ違いざま敵機の羽叩き折ったり頭部カメラを粉砕したりヒット&アウェイ攻撃繰り返す

「偽神兵器は、全てを喰らう。ハイク詠め、サンシタ」



 『ストームイーグル』が対ステルスセンサーを起動してこちらに抵抗するために起動するキャバリアの所在を把握し、先制攻撃を仕掛けようとしている中……。
「…マ! 思ったよりあるじゃんあるじゃーん♪ なーなーベティ、オレっち先にあっちの店で換金してきてもいーい? どーせココ今からボッロボロになるんだしぃ♪」
 と、盗み出した闇市の資金を見て、緊張感のないことを言うのはドラゴニアンの見た目を取る巨神、|四龍《スーロン》だ。
「ボス戦までに、戻って」
 対するベティ・チェン(|迷子の犬ッコロ《ホームレスキリング》・f36698)はそれを叱るのかと思いきや、むしろ肯定し、送り出す。
「りょ♪ さっすがベティ、話が分かるぅ。ズッ友♪ オレっちとベティはズッ友さ〜♪」
 浮かれた|四龍《スーロン》が闇市を出て、資金を金塊へと変えるべく出掛けていく。
 まだ革命が成ったばかりのルイズ共和国では通貨制度への不安から金塊需要が高い。換金できる場所は程なく見つかることだろう。
 さて、『ストームイーグル』は現在、敵は自身が購入したキャバリアを使用して反抗してくると考えている。
 このため、『ストームイーグル』のセンサーはその分解能をキャバリアレベルに設定しており、人間を捉えるためには使っていない。
 故に。先手を取ったのはベティであった。
 突如、周囲一帯の『ストームイーグル』に雷が襲いかかり、その性能を低下させたかと思った直後、味方のうち一機がその翼をへし折られ、墜落する。
「な、なんだ!」
「ドーモ、デクノボー=サン。ベティ、デス。キリステ・ゴーメン!」
 そこに直前に通過したのか、身の丈ほどもある大剣を持つ人間大の何者か。
 小型キャバリアか? 未知の小型戦闘兵器か? いや、違う、これは人狼だ。
「生身だとぉ!?」
 ユーベルコード『偽神降臨』によって音速レベルで飛翔するベティ。
 対する『ストームイーグル』もその速度を上げ、ベティを追撃し始める。
 『ストームイーグル』達が一斉にミサイルとガンポッドを連射するが、ベティはこれを華麗に回避していく。
「くそ、向こうのほうが早い、追いつけないぞ」
 と思えば、ベティは突然方向転換し、『ストームイーグル』の群れに向けて突っ込んでくる。
 『ストームイーグル』は爪を起動させて格闘戦闘モードに移行するが、ベティはこの爪を大剣で切断、そのまま翼、メインカメラと攻撃し、その戦闘継続能力を奪っていく。
 かくして、テロリストとの戦端はキャバリアではない生身による攻撃で開かれ、テロリストは完全なる奇襲によっていきなり出鼻を挫かれた形になった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

水・あめ
悪ィな、おっちゃん達
アレが動かないだって?

鳥も台風も、翔ぶ為に産まれて来てるんだぜ!

UCを発動
巨鳥化し入手したキャバリアを遠隔操作状態で起動

国でもテロリストでもねぇ
世界の味方なんだ、オレ

だからおっちゃん達も守る
早く逃げてくれ!

ロボってのは気合いと根性と勇気で動くって知ってんだ!防げ、天空丸!

息を吐くようにデビルアニメな機体名を付け、雷のエネルギーシールド展開
敵の攻撃の相殺を狙い、周囲も守ろうと

自身も飛翔、雷雲を生成し【属性攻撃】で攻撃
敵の位置を誘導

そこだ!
喰らえ、天空ノ剣!

天空丸の嘴に雷エネルギーを収束
吐き出す極太ビームで薙ぎ払う

こいつらの後にボスが居るんだろ?
炙り出す台詞があるぜ

やったか!?



 先の猟兵が生身で空中戦を繰り広げている中。
「悪ィな、おっちゃん達、アレが動かないだって? 鳥も台風も、翔ぶ為に産まれて来てるんだぜ!」
 そう言いながらユーベルコードを発動させ、本来の、巨鳥の姿へと姿を変えるのは水・あめ(勇者の翼・f42444)だ。
 同時に、その纏う雷雲のエネルギーが競り勝った巨鳥型キャバリアに給電し、起動していく。
「お、おぉ……」
 動かないと思われていたキャバリアが起動する様を見せられ、思わず声を上げる好事家達。
「国でもテロリストでもねぇ、世界の味方なんだ、オレ。だからおっちゃん達も守る。早く逃げてくれ!」
「世界の……味方?」
 紛争が日常のこの世界において、それは聞き慣れない名乗り。けれど、その疑問を続けさせる事は状況が許さなかった。
 『ストームイーグル』の対ステルスセンサーが巨鳥型キャバリアの起動を捉え、ミサイルを放ち、ガレージの天井を破壊したのだ。
 ガレージの天井が崩落を始め、同時に、『ストームイーグル』がガンポッドを巨鳥型キャバリアに向ける。
「ロボってのは気合いと根性と勇気で動くって知ってんだ! 防げ、天空丸!」
 息を吐くように名無しだった巨鳥型キャバリアにアニメのような名前をつけて、呼びかける。
 呼びかけられた天空丸はその呼びかけに応え――たように見せているだけで実際にはあめが遠隔操作しているのだが――、纏った雷を利用しエネルギーシールドを展開、落ちてくる天井とガンポッドの射撃を防ぐ。
「と、とにかく、ここは逃げるしかなさそうだな。任せるぜ、世界の味方さんよ」
「くそ、『王国派』の連中め……」
 その間に、ガレージの中にいたがために状況を理解出来ていなかったキャバリア闇取引に関わる人間達もようやく状況を理解し、逃げ始める。
 逃げ終わったのを確認すると、巨鳥と化したあめと天空丸は『ストームイーグル』が舞う空に向けて飛び立つ。
 あめは雷雲を生成し、雷を飛ばして、『ストームイーグル』を攻撃し始める。ある程度の対策がされているとはいえ、機械は基本的に外部からの電気に弱い。
「な、なんだあれは!?」
 空を飛ぶ生身の巨鳥と機械の巨鳥。まして雷で攻撃してくるし、こちらの攻撃を防ぎもする。
 それは否応なしに注目を集め、『ストームイーグル』達が集まり始める。
「そこだ! 喰らえ、天空ノ剣!」
 『ストームイーグル』が十分集まってきたところで、あめは叫ぶ。
 同時、天空丸の嘴に雷エネルギーが収束し始める。嘴から放たれるは極太ビーム。
 それは美しい光の奔流となって、周囲一帯の『ストームイーグル』を薙ぎ払っていく。
「こいつらの後にボスが居るんだろ? 炙り出す台詞があるぜ」
 即ち。
「やったか!?」
 爆発の煙が晴れる。残念ながら、まだボスが出張ってくるには早いようだ。
 だが、それならまだまだ繰り返すだけのこと。
 空を飛ぶ生身と機械の二匹の巨鳥は、見事な連携で、『ストームイーグル』を撃破していった。

成功 🔵​🔵​🔴​

鳴上・冬季
空見上げ
「獬豸で屠るには小物に過ぎます。雲霞を薙ぎ払っても喰らう部分など無いでしょう?」
嗤う

「この程度の輩の露払いを頼むのは申し訳ありませんが。偶には肩慣らしでもしませんか、アスラ」
嗤う

巨神アスラに搭乗
仙術+功夫で縮地(短距離転移)し敵群の只中へ
空中戦と空中機動も併用
敵機を縮地で瞬間的に足場にしながら胡蝶双刀八斬刀振るい敵機をどんどん叩き潰していく
ミサイル等も胡蝶双刀八斬刀で横に滑らせ回避
勿論足場にした敵機も寸勁して踏み抜く

「縮地すればミサイルの弾頭の直撃は回避できます。後は発射後何秒で爆発するかさえ掴めば、速度を合わせ弾頭以外の場所に軽く添えれば軌道などいくらでもずらせるのですよ」
嗤う



 ミサイルによって破壊され無くなった天井から空を見上げ、嗤う男が一人。
「獬豸で屠るには小物に過ぎます。雲霞を薙ぎ払っても喰らう部分など無いでしょう?」
 先ほど、獬豸型のキャバリアを競り落とした猟兵、鳴上・冬季(野狐上がりの妖仙・f32734)だ。
「この程度の輩の露払いを頼むのは申し訳ありませんが。偶には肩慣らしでもしませんか、アスラ」
 そう言って、嗤う冬季が乗り込むのは『高速機動型巨神『闘神アスラ』』。
 同時に発動するユーベルコードは『高速機動型巨神『闘神アスラ』流詠春拳・死亡遊戯』。
 『闘神アスラ』に冬季の使う仙術と功夫が組み合わさる。
 直後、大地に立っていたはずの『闘神アスラ』が、一瞬で空中、それも『ストームイーグル』のど真ん中に出現していた。
 縮地。地面や地脈自体を縮めることで距離を接近させ、瞬間移動を行うという、道教神話で語られる仙術の一つである。
「アスラが貴方と|殺し合いたい《遊びたい》そうなので。少々付き合って貰えませんか」
「な、なんだ!? は、早い!?」
 もちろん、そんなオリエンタルな伝説など知らない『王国派』のテロリスト達はそれをただ出鱈目に早いキャバリア、としか認識出来ない。
 故に、判断を誤る。
「早いだけなら、弾幕で逃げ場を塞げば!」
 一斉に放たれるミサイルの雨。
 それは完全に『闘神アスラ』を包囲したに見えたが。
 『闘神アスラ』は『胡蝶双刀八斬刀』でミサイルを横に滑らせ、回避し、さらに縮地を発動して、跳躍。群れている『ストームイーグル』を足場に使い、周囲の敵をまとめて切断していく。
「なっ、いつの間に上に!?」
「縮地すればミサイルの弾頭の直撃は回避できます。後は発射後何秒で爆発するかさえ掴めば、速度を合わせ弾頭以外の場所に軽く添えれば軌道などいくらでもずらせるのですよ」
 そう言って、嗤いながら、寸勁して踏み抜き足場の『ストームイーグル』も破壊し、さらに次の|『ストームイーグル』《足場》へと移動していく。
「くそ、くそ!!!」
 やけっぱちになった|『ストームイーグル』《足場》は高速で飛翔し、『闘神アスラ』を振り落とそうとするが、却って周囲の『ストームイーグル』を切断する手伝いをするに過ぎず、やはり最後に待つのは寸勁による破壊。
「よくも仲間を!!」
 それだけ大暴れすれば、注目を集めるもので、勝手に『ストームイーグル』が集まってきて、そして集まれば集まるほどに、『闘神アスラ』はそれらを切断して叩き潰していく。
 結局のところ、『闘神アスラ』はほとんどダメージを負うことなく、次々と『ストームイーグル』を撃墜していったのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

スフレ・デザートマウス
「敵機を簡易分析した。識別名ストームイーグル。
 対ステルス機構を持つ機体だ。
 下手に不意打ちを狙っても簡単に予見される」
「ムムッ、ソレは困りモノデスね……」

「だがいい話もある。直上の巨大な台風が稲妻を発している。
 おそらく例の猟兵の功だ。隙を見るなら今しかない」

ナルホド、そういうコトならミーも心配せず戦えそうデス!
敵機は感電して対ステルス機能が麻痺してるハズ
ならばその隙に両腕の鉄杭を限界まで加圧!
爆烈に|加速《ブッ飛ん》で、鋼のトリ共を|ミー達の最強武器《パイルバンカー》で一気に穿つデス!

「エクレア、ミーの掛け声で一緒に動くデス!」
「……り、了解した」


『『極烈☆ガチ殴りパイルバンカー!!』』



「敵機を簡易分析した。識別名ストームイーグル。対ステルス機構を持つ機体だ。下手に不意打ちを狙っても簡単に予見される」
 球体に腕の生えたような見た目のキャバリアらしき何かが、そんな言葉を発する。
「ムムッ、ソレは困りモノデスね……」
 そして、その言葉に返事をするのが人間大のネズミのような生物・デザートマウス星人のスフレ・デザートマウス(|宇宙《そら》をかけるネズミ・f42505)だ。
 彼女に状況を伝えた不思議な形のキャバリアらしき何かは『EK-0AC バンカー・エクレア・コア』。彼女の操るサイキックキャバリア『EK-0A バンカー・エクレア』のコアパーツだ。
「だがいい話もある。直上の巨大な台風が稲妻を発している。おそらく例の猟兵の功だ。隙を見るなら今しかない」
 そう、今、この戦場では2人の猟兵が雷を放って行動している。その片方は雷雲すら呼んでいる。
「ナルホド、そういうコトならミーも心配せず戦えそうデス! 敵機は感電して対ステルス機能が麻痺してるハズ」
 結果、彼らのセンサー能力は大幅に弱まっていることが推測出来た。
 早速、スフレは『EK-0AC バンカー・エクレア・コア』と共に、『EK-0A バンカー・エクレア』に乗り込む。
「ならばその隙に両腕の鉄杭を限界まで加圧! 爆烈に加速ブッ飛んで、鋼のトリ共を|ミー達の最強武器《パイルバンカー》で一気に穿つデス!」
 『EK-0A バンカー・エクレア』のしかるべき場所に『EK-0AC バンカー・エクレア・コア』が格納され、『EK-0A バンカー・エクレア』が起動する。
 やはりスフレと『バンカー・エクレア』の狙い通り。新たなキャバリアが起動した事に、『ストームイーグル』達が気付いた様子はない。
「エクレア、ミーの掛け声で一緒に動くデス!」
 両腕に装備された|超蒸圧式衝撃波破砕装置《なんでも☆パイルバンカー》と|対艦戦闘用衝撃波破砕装置《めちゃでか☆パイルバンカー》が加圧を開始する。
「……り、了解した」
 限界いっぱい、加圧が完了した次の瞬間、『EK-0A バンカー・エクレア』がブーストを吹かせて一気に飛び立つ。
「ミーの一撃、お見舞いするデスっ!」
 一直線に向かうは、『ストームイーグル』の元。
『『極烈☆ガチ殴りパイルバンカー!!』』
 限界まで加圧された両腕のパイルバンカーが同時に『ストームイーグル』を撃破する。
「な、なんだ!?」
「くそ、雷雲の中に隠れられた、センサーで発見出来ない!?」
 攻撃を完了した『EK-0A バンカー・エクレア』はそのまま、雷雲の中に隠れ、再びその身をセンサーから隠す。
 同時に、パイルバンカーの加圧も開始する。
 雷雲という環境を生かしたスフレはそのまま、敵の攻撃を受ける事なく、無傷のままに敵を撃破し続けたのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

クレア・フォースフェンサー
あのキャバリアに乗っておるのは、オブリビオンマシンにその心を歪まされた者達。
ならば、徒にその命を失わせるわけにはゆかぬ――が、飛行型というのが厄介じゃな。
無事脱出できるよう、又は不時着できるようにせねばならぬ。

まずは、敵の射程範囲外から《光弓》で攻撃。
敵の軌道を見切り、頭部や翼など致命傷とならぬ箇所を狙ってゆこう。

敵の射程内、又はこちらの《光剣》の間合いに入ったなら武器を持ち換え。
《光翼》を展開して空中機動を行い、ミサイルを回避、切断。
避けきれないような弾丸は《力場》で防ごう。

《光剣》をもって先程までと同様に敵を攻撃。
こちらの意図が気付かれぬ内に終わらせることができるかが勝負じゃな。



「あのキャバリアに乗っておるのは、オブリビオンマシンにその心を歪まされた者達。ならば、徒にその命を失わせるわけにはゆかぬ――が、飛行型というのが厄介じゃな」
 騎士型キャバリア『フォースキャバリア』に乗った状態で、空を見上げ、そんなことを呟くのは金髪に金の瞳が目を惹くクレア・フォースフェンサー(光剣使い・f09175)だ。
「無事脱出できるよう、又は不時着できるようにせねばならぬ」
 彼らは『王国派』と呼ばれる者達であり、元を正せばオブリビオンマシンに歪められるまでもなく現政府に異を唱える者達ではある。だが、オブリビオンマシンがなければこのような暴力的な手段には出なかったかもしれない。
 故に、彼らをただ悪と断じ、切り捨てることは容易ではない。
 ――まずは、敵の射程範囲外から《光弓》で攻撃
 構えるは光の弓『BSフォースボウ』。実に 600kmもの射程を持つ恐ろしい弓である。
 如何に対ステルスセンサーの優れた『ストームイーグル』といえど、そこまで離れた敵からの超長距離狙撃を事前に感知することなど不可能だ。
「な、なんだ、高エネルギー反応!?」
 気付いた時には回避は不能。頭部や翼など致命傷にならない箇所に被弾し、それを確実に破壊する。
 クレアのユーベルコードに匹敵するユーベルコードではない「鍛え抜かれた技」である。
「くそ、あんな離れたところから撃ってきやがった!」
 味方が減れば、敵も違和感には気付く。
 慌てて、『ストームイーグル』達が『フォースキャバリア』に殺到するが、ミサイルのロックオン可能距離に入るより早く、ひたすらに飛んでくる光の矢が『ストームイーグル』を撃墜していく。
 とはいえ、ストライフ帝国は一体どれだけのキャバリアを彼らに卸していたと言うのか。数は多く、射程内への接近を許してしまう。
 だが、クレアの判断は素早く。『フォースキャバリア』は『BSフォースボウ』から光の剣『BXフォースセイバー』へと持ち変える。
 さらに、光の翼『EPフォースウイング』を展開し、空中へと飛び上がる。
 飛来するミサイルを見事な空中軌道で回避しつつ『BXフォースセイバー』で切断。それでも避けきれないミサイルは力場『EPフォースフィールド』で受け止める。
 そのまま、『フォースキャバリア』は『ストームイーグル』に接近、『BXフォースセイバー』で翼や頭部を破壊し、パイロットを殺さずに無力化していく。
(こちらの意図が気付かれぬ内に終わらせることができるかが勝負じゃな)
 あえて急所を外して攻撃すると言うのは高度なテクニックだ。故にその意図を気付かれれば逆に利用されかねない。
 この戦いは意図に気付かれるのが先か、戦いを終えるのが先かの勝負なのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『シールドファンダー』

POW   :    エレファントスイング
【パルスシールドを展開し、象牙と鼻型砲塔】の横薙ぎで、近接範囲内の全員を攻撃する。近接攻撃を仕掛けてきた敵には先制攻撃可能。
SPD   :    エレファントカウンター
【パルスシールド】を構える。発動中は攻撃できないが、正面からの全攻撃を【パルスシールドで、正面以外の攻撃を重装甲】で必ず防御し、【ビーム砲・ガトリング砲・ミサイル・象牙】で反撃できる。
WIZ   :    エレファントストーム
【パルスシールドを展開し、全火器】を最大レベル秒間連射し続け、攻撃範囲にダメージと制圧効果(脱出・侵入を困難にする)を与える。

イラスト:柿坂八鹿

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠ソフィア・エルネイジェです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 『ストームイーグル』達との戦いは続く……。
 ある猟兵が地表近くで範囲攻撃を仕掛け、『ストームイーグル』をまとめて吹き飛ばす。
 地表近くで大規模な爆発と煙が上がり、地表近く視界が覆い隠される。
「やったか!?」
 ある猟兵が声を上げる。
 直後、煙を割って、パルスシールドが姿を表す。
 背後にいる『ストームイーグル』達は無事だ。
 そこにいたのは、巨大なパルスシールドと重装甲を持つゾウ型キャバリア『シールドファンダー』であった。
「良くもうちの可愛い連中を可愛がってくれたな!!」
 『シールドファンダー』に添えつけられたスピーカーから声が響く。
 あれこそが首魁のオブリビオンマシン。
 あれを破壊し、暴走を止めなければ、遠からず、ルイズ共和国は再び戦乱の国に戻ることだろう。
水・あめ
連携
⚫︎鼠鴨

[行動]おまかせ◎
UC神機一体で、天空丸を変形させて自身に鎧として装備
『防御を半減、移動力を5倍』にし【空中機動】
薙ぎ払いを誘発させて回避離脱、即座にスフレ機の背中へ翼として合体
薙ぎ払いの隙に、合体で強化したスフレ機のパイルバンカーでシールド発生装置の破壊を狙う


「あいつが今回の大ボスって事だな!
 神機一体、天空丸!」

遠隔操作でのブンドドを終了
UCで変形させ、アーマーのように巨鳥モードの自分に装備

「パルスシールドがめんどうだぜ、何か手はないのかよ」

武装と【属性攻撃】の雷雲で鳥型機を牽制・破壊しつつ上空を旋回しながら様子を伺う

「ん!いつから来てんだ、スフレ博士じゃねーか!」

「なあ!あの|パイルバンカー《ブッ壊すやつ》でシールドぶっ壊せねえか……?」

「いいぜ、任せとけ――隙は作る!エクレアサンにも準備頼んでくれ!新型の合体も決めんぞ!」
自信満々の顔

「支援合体形態――名付けて、天空ノ翼だアアアァァ!
 ブッ込めスフレ博士エエエ!」

「|究極《サイキョー》!」

「「パイルバンカー!」」


スフレ・デザートマウス
連携
⚫︎鼠鴨
[行動]あめが薙ぎ払いを誘発したタイミングを確認しUC「なんでもパイルバンカー」を発動、即座に天空丸と合体し、パルスシールド発生器に超極大出力で杭を叩き込む。

「スフレ。まずは発生器の破壊を優先すべきだ。パルスシールドは構造上、発生器そのものを保護しきれない」
「──つまり、"お約束"ってヤツデスね!」

敵に感づかれないように位置を牽制しつつ、パイルさんに力を込めてきマス!

「両腕武装強化プロセス正常」
「レベル5攻性鉄杭装填準備OK」
「超蒸圧加速システム正常」
「パイルバンカー、射出準備スタンバイ」

「って、あっ、いつかのアヒルさん!
 もしかして、敵を引き付けてるデスか?
 それならミーはタイミングを見て動くのデス!」
「アヒルの少年。合体システムはいつでも発動可能だ」

「スフレ、今だ!」
「合体システム発動。外部EN供給率500%オーバー──」
「いっけぇぇぇーーーっっっ!!」

「|確殺《テキナシ》……!」

「「パイルバンカー!」」



「覚悟しろ、共和国の狗どもめ!」
 『シールドファンダー』がパルスシールドを展開しながら、象牙と鼻型砲塔を振り回す。
 そうして至近距離の接近を阻みつつ、その周囲は『ストームイーグル』が固める。
「あいつが今回の大ボスって事だな! 神機一体、天空丸!」
 キャバリア『天空丸』が変形し、アーマーのような姿となって、巨鳥モードの水・あめ(勇者の翼・f42444)と合体する。
 『天空丸』が持っていたが誰にも対応することのなかった合体機構があめの武装となることで合体を実現したのだ。
 かっこよく合体したあめは、自身の能力による雷雲からの電撃と『天空丸』の武装による射撃で『シールドファンダー』に向けて攻撃を敢行するが、その正面はパルスシールドに守られており、簡単には攻撃が通らない。
「パルスシールドがめんどうだぜ、何か手はないのかよ」
 思わずそうぼやきながら、あめは周囲の『ストームイーグル』を牽制しつつ、上空から様子を見る。

 一方、地上。
「スフレ。まずは発生器の破壊を優先すべきだ。パルスシールドは構造上、発生器そのものを保護しきれない」
 『EK-0A バンカー・エクレア』の内部でコアの分析を聞くスフレ・デザートマウス(|宇宙《そら》をかけるネズミ・f42505)
「――つまり、"お約束"ってヤツデスね!」
 その分析に我が意を得たり、とスフレが頷く。
 『EK-0A バンカー・エクレア』はそのまま敵に気付かれにくい位置に身を隠しつつ、両腕のパイルバンカー――即ち『|超蒸圧式衝撃波破砕装置《なんでも☆パイルバンカー》』と『|対艦戦闘用衝撃波破砕装置《めちゃでか☆パイルバンカー》』――の二つを準備する。
「両腕武装強化プロセス正常」
 しかし、対ステルスセンサーに特化した『ストームイーグル』はちょっと隠れた程度の敵は簡単に発見してしまう。
 
 そして上空に視点を戻す。
 『ストームイーグル』が突然進路を変え、地上に向けて攻撃を始めた。そちらへと視線を向けると、武装を準備している『EK-0A バンカー・エクレア』の姿が。
「ん! いつから来てんだ、スフレ博士じゃねーか!」
 あめは『EK-0A バンカー・エクレア』へ向かう『ストームイーグル』に雷雲からの雷撃をぶつけ、機能的に麻痺させつつ、『EK-0A バンカー・エクレア』に近づく。
「なあ! スフレ博士、あの|パイルバンカー《ブッ壊すやつ》でシールドぶっ壊せねえか……?」
「って、あっ、いつかのアヒルさん! もしかして、敵を引き付けてるデスか? それならミーはタイミングを見て動くのデス!」
「いいぜ、任せとけ。――隙は作る! エクレアサンにも準備頼んでくれ! 新型の合体も決めんぞ!」
 と自信満々の表情であるあめ。普通、いきなり突然に「合体」と言われても、対応出来ないのが普通だろう。『天空丸』のことを知らないなら尚更だ。だが。
「アヒルの少年。合体システムはいつでも発動可能だ」
 と、『EK-0A バンカー・エクレア』は即座に対応して見せる。
 今現在、あめと『天空丸』が合体している辺りから、概ねの事情を察したのだろう。優れた知能の証査だ。
 あめは再び上空へと飛び上がり、周囲に雷雲から雷を放ち、『ストームイーグル』達のセンサーを乱しながら、敢えて散発的に『シールドファンダー』へ射撃を行うことで、その注意を惹く。
「レベル5攻性鉄杭装填準備OK」
 『EK-0A バンカー・エクレア』はその間に隠れ場所を移動することで、『ストームイーグル』の攻撃の対象から外れる。
「超蒸圧加速システム正常」
 上空で繰り広げられるあめと『ストームイーグル』はやはり雷雲を自在に操るあめに優位に進んでおり、周囲に雷撃を振り撒かれた『ストームイーグル』はなかなか『EK-0A バンカー・エクレア』を発見することが出来ない。
「パイルバンカー、射出準備スタンバイ」
 そして、ついに『EK-0A バンカー・エクレア』の両腕のパイルバンカーの準備が整う。
「スフレ、今だ!」
 『EK-0A バンカー・エクレア』のコアが声をかける。
 同時、『EK-0A バンカー・エクレア』がブーストを全開にして、物陰から飛び出す。
 だが、被発見を避けて距離をとっていたため、『シールドファンダー』とは相応の距離があり、このまま直線的な軌道で接近するだけでは、今まさに振り回している象牙と鼻型砲塔の前に撃墜されてしまうだろう。
 だが、それを目視したあめは『天空丸』と分離し、再度『天空丸』を雷雲のエネルギーで操って、『EK-0A バンカー・エクレア』に向かわせる。
「支援合体形態――名付けて、天空ノ翼だアアアァァ! ブッ込めスフレ博士エエエ!」
 『天空丸』は再び姿を変え、『EK-0A バンカー・エクレア』の背中に装着され、『EK-0A バンカー・エクレア』の翼と化す。
「馬鹿なっ!?」
「合体システム発動。外部EN供給率500%オーバー――」
 それは空中機動を実現させ、『シールドファンダー』の攻撃を回避出来ただけに止まらず、その内部に大量に蓄えられていたあめの雷雲のエネルギーが『EK-0A バンカー・エクレア』へと供給される。
「いっけぇぇぇーーーっっっ!!」
 スフレが叫ぶ。
「|究極《サイキョー》!」
「|確殺《テキナシ》……!」
 スフレとあめ、二人の声が重なる。
「「パイルバンカー!」」
 命中したのはパルスシールドの発生機。
 スフレのユーベルコード『なんでもパイルバンカー』の前に、パルスシールド発生機はなすすべもなく破壊された。
「しまった……っ!」
 驚愕する『シールドファンダー』のパイロット。
 その隙を逃さず、あめが雷雲からの雷で『シールドファンダー』を攻撃する。
 パルスシールドの発生はオブリビオンマシンが持つユーベルコードの効果であるため、やがては回復するはずだが、続く猟兵はこの隙をうまく使えば、より効果的なダメージを与えられるかもしれない。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ベティ・チェン
「|竜《バカ》が戻って来ないぞ」
敵首魁眺め軍服礼装の青年が憮然と呟き
「しょうがない、かな。戦闘後じゃ、換金の時間。ちょっと足りなそうって、思った」
横で人狼が笑う
「|ベティ《お前》は|竜《バカ》に甘過ぎる」
「しょうがない、よ。スーロンは、朋友。スペランサは、一緒に死んでくれるかもしれない、仲間」
「…そうか」
|青年《巨神》と人狼が笑う
(でも多分。その時死ぬのは、ボクだけ)
言葉の続きは人狼の心の中だけ

「ドーモ、ゾウ=サン。ベティ、デス。ゴートゥ・アノヨ!」
巨神スペランサに騎乗
巨神の偽神兵器でUC使用
掛声と共にヒット&アウェイで敵両断
素の能力値で敵の攻撃回避

朋友
金さえ払えば何でもやってくれる友達のこと



「|竜《バカ》が戻って来ないぞ」
 軍服礼装の青年が敵首魁眺めながら憮然と呟く。そう。ボスまでに戻ると約束してお金を金塊へと換金しに行った|四龍《スーロン》が戻ってきていないのだ。以前説明した通り|四龍《スーロン》こそがベティの|巨神《キャバリア》である。
「しょうがない、かな。戦闘後じゃ、換金の時間。ちょっと足りなそうって、思った」
 だと言うのに、その言葉に隣で笑うのは人狼、ベティ・チェン(|迷子の犬ッコロ《ホームレスキリング》・f36698)だ。
「|ベティ《お前》は|竜《バカ》に甘過ぎる」
 青年がベティに向けて苦言を呈する。
「しょうがない、よ。スーロンは、朋友。スペランサは、一緒に死んでくれるかもしれない、仲間」
「……そうか」
 その言葉に青年は頷き、そして二人は笑い合った。
(でも多分。その時死ぬのは、ボクだけ)
 と言う言葉はベティが自分の心の中にだけ隠して。ちなみに彼女にとって盟友とは金さえ払えばなんでもやってくれる友達のことだ。
 話は終わり、と青年がクロムキャバリア『巨神スペランサ』へと姿を変じていく。
 そう、ベティが友誼を結んだ巨神は|四龍《スーロン》のみにならず。この『巨神スペランサ』もまた、彼女と友誼を結んだもう一人の|巨神《キャバリア》なのであった。
 巨神としての姿を取った、『巨神スペランサ』にベティが乗り込み、そして、身の丈ほどもある巨大な大剣を構える。これは骸殻工房ガルシェンで毒すら捕食する大剣として作られた巨神スペランサ用の偽神兵器である。
「ドーモ、ゾウ=サン。ベティ、デス。ゴートゥ・アノヨ!」
 その掛け声と共に、ベティは『巨神スペランサ』を操り、一気に『シールドファンダー』へ肉薄する。
 対する『シールドファンダー』は全火器を連射し続けることで、自身の前面に制圧効果を与える。
 それは脱出も進入も困難にする恐ろしい制圧射撃。「ゴートゥ・アノヨ」の宣言により大幅に上昇した命中率により、ベティは無事『シールドファンダー』の懐に忍び込むことに成功したが、脱出までは保証されない。
 それでも『シールドファンダー』を一刀の元に両断すれば制圧も無駄に終わる。
 ベティのユーベルコード『|死の一閃《デス・フラッシュ》』が発動し、『シールドファンダー』を一刀の元に両断した。
 両断面そのものはオブリビオンマシンの能力か、即座に繋がって見かけ上は回復したが、やや鈍ったように見える動きからは、ダメージを負っていることは間違いなさそうだ。
 『巨神スペランサ』も制圧射撃によるダメージを負ったが、痛みわけ、と言うには、『シールドファンダー』のダメージが大きいように思えた。

成功 🔵​🔵​🔴​

鳴上・冬季
「それでは理無き愚か者を喰らいに行きましょうか、獬豸」
嗤う

「あの機体は前面に全攻撃力と防御力が割り振られた、ある意味歩兵対策用戦車部隊に近しい構想で作られています。敵が前面のみでファランクス陣形を取れるなら、強かったかもしれませんねえ」
嗤う

獬豸に搭乗
仙術+功夫で縮地(短距離転移)し斜め後方から敵の損傷部分に高熱化して青白く輝く突撃角を突き込む
合わせてそのまま角媒介に雷火放ち高熱と雷撃で中から機体を焼き尽くす
敵の攻撃は跳ねるように地面を蹴り上げつつ縮地して射程範囲外へ回避
今度は逆側の敵の損耗部分に同じように縮地して斜め後ろから回り込み突撃角突き込み高熱と雷撃で中から焼き払うのを繰り返す



「それでは理無き愚か者を喰らいに行きましょうか、獬豸」
 そう言って、獬豸型キャバリアに搭乗しながら嗤うのは、もちろん獬豸型キャバリアを見事競り落とした鳴上・冬季(野狐上がりの妖仙・f32734)だ。
「あの機体は前面に全攻撃力と防御力が割り振られた、ある意味歩兵対策用戦車部隊に近しい構想で作られています。敵が前面のみでファランクス陣形を取れるなら、強かったかもしれませんねえ」
 と敵を分析する冬季。
 そう、その言葉が端的な『シールドファンダー』への評価となるだろう。
  その火力と防御力は全面に特化しており、それ以外の場所は――重装甲ではあれど――、そこまで堅牢とは言い難い。
 敵を全面に固定できる環境で、密集運用出来れば、かなり手強い敵となったはずだ。
 だが、そうはならなかった。頭に血を上らせた『王国派』のテロリストは高い建物といえばキャバリアを覆い隠せるガレージくらいといった闇市のある場所を戦場に選んでしまった。
 ある程度は『ストームイーグル』がその隙を補えると言っても限界がある。
 畢竟、その時点で、『シールドファンダー』の勝率は大幅に下がっていたと考えて間違い無いだろう。
 もはや『シールドファンダー』は対策さえ考えればまな板の上の鯛が如き状況なのだった。
 さて、ガレージにて獬豸を起動した以上『ストームイーグル』はその反応を捉え、『シールドファンダー』にデータリンクする。
「まだ、こいつは動くぜ! 覚悟しな!」
 『シールドファンダー』はその方向へ向いて、全武装による制圧射撃を開始する。
「! 反応消失!?」
 直後、『ストームイーグル』のパイロットが驚愕する。獬豸型キャバリアの反応が忽然と消えたのだ。
「いえ、後ろです!」
 『ストームイーグル』のセンサーは優秀。即座に消えた獬豸型キャバリアの反応を捉える。
 そう。先程の戦いでも見せた技術、縮地である。
「後ろだと、おい、カバーしろ!」
 『シールドファンダー』も慌てて回頭を試みるが、動きは早くない。
 対する獬豸型キャバリアは疾走し、突撃角を高熱化して青白く輝かせ、突撃する。
 『ストームイーグル』のガンポッドやミサイルなど意に介さず、 突撃角はそのまま敵の損傷部位へと突き刺さった。
「稲妻が地を焼き草木を燃え上がらせる様を雷火と言う。我が雷火をその身で味わえ」
 発動するユーベルコードは『雷火陣』。
 角を媒介として、雷火を放ち、高熱と雷撃が機体を中から焼いていく。
「くっそ、調子に乗るな!」
 『シールドファンダー』が強引に後ろ足を振り、獬豸型キャバリアを攻撃せんとする。
 獬豸型キャバリアは即座に地面を蹴り上げ、跳ねるように縮地して、再び縮地する。
「ま、また消えた!」
「隊長、また後ろです!」
 縮地で攻撃の射角外へ移動しての突撃攻撃。
 敵の弱点を確実に突いたその攻撃は、どんどん『シールドファンダー』に損傷を与えていった。
 あと一手あれば、『シールドファンダー』も終わりの時を迎えることだろう。

成功 🔵​🔵​🔴​

クレア・フォースフェンサー
あれがオブリビオンマシンか
人の心を歪ませ、凶行に走らせ、その様を特等席で眺める
まったくもって度し難い存在じゃな

搭乗者を傷付けぬよう、稼働停止に追い込まねばならぬ
武具を対オブリビオン用の《光剣》に交換

飛行型がまだ健在となると時間は掛けられぬな
早急に勝負を付けよう

搭乗者に告げる
一つ。わしらは共和国の者ではない
二つ。下手に動くと剣に当たることになるぞ

少し、いや一瞬でも反応が鈍ってくれればそれで良い
《光翼》を展開して接近し、横薙ぎを見切って斬り払う
四足を狙って機動力を削ぎ、コクピットに当たらぬよう斬り込もう

オブリビオンマシンの影響から抜け出てくれればよいが
そうでなければ、残りの飛行型も相手にしよう



「あれがオブリビオンマシンか」
 そう言って、ゾウ型キャバリア『シールドファンダー』を見据えるのは、先ほどまでの戦いで可能な限り不殺を試みていたことが印象深いクレア・フォースフェンサー(光剣使い・f09175)だ。
「人の心を歪ませ、凶行に走らせ、その様を特等席で眺める、まったくもって度し難い存在じゃな」
 そう言って、『フォースキャバリア』を再び走らせる。
(さて、搭乗者を傷付けぬよう、稼働停止に追い込まねばならぬが……)
 そう言いながら構えるのは対オブリビオン用の光剣『BXフォースセイバー』。オブリビオンやそのUCを骸の海に還す力を持つ光の剣だ。
(飛行型がまだ健在となると時間は掛けられぬな。早急に勝負を付けよう)
「隊長、接近する機影ありです!」
 『シールドファンダー』に接近するクレアの『フォースキャバリア』を『ストームイーグル』が鋭く見咎める。
「まだ増えるか、共和国の狗め!」
 『シールドファンダー』がそちらへ向き直る。
 それを見て、クレアは一度足を止め、そして外部に向かって呼びかける。
「搭乗者に告げる」
「な、なんだ、降伏勧告でもするつもりか? ……だが……答えは聞くまでもなかろう!」
 クレアの呼びかけに、『シールドファンダー』のパイロットが吠える。
「一つ。わしらは共和国の者ではない。二つ。下手に動くと剣に当たることになるぞ」
「共和国の者では、ない?」
 考えもしなかった可能性に思わず『シールドファンダー』が動きを止める。
 直後、『フォースキャバリア』が光の翼『EPフォースウイング』を展開し、一気に『シールドファンダー』へと肉薄する。
 慌てて、『シールドファンダー』が象牙と鼻型砲塔を横薙ぎにして、『フォースキャバリア』を攻撃するが、『フォースキャバリア』の方が動きが速く、既に『シールドファンダー』に最接近している。
 この距離なら、もはやパルスシールドも意味をなさない。
 『フォースキャバリア』の『BXフォースセイバー』による一撃が鋭く放たれ、『シールドファンダー』の四足を破壊し、その機動力を低下させる。
「ぐっ、くそ、援護を!」
「了解! 隊長をやらせるな!」
 『ストームイーグル』達が慌てて、ガンポッドで支援射撃を開始するが、高速で『シールドファンダー』のすぐそばギリギリを飛翔している『フォースキャバリア』に対し、『フォースキャバリア』だけを狙うのは難しく、なかなか攻撃は当たらない。
 そうしている間に、『フォースキャバリア』は『シールドファンダー』のコックピット以外を綺麗に切断していき、ついにキャバリアとしての機能を奪い切った。
「はっ、た、隊長!?」
 直後『ストームイーグル』の動きが変わる。
 まるで正気を取り戻したかのように、慌てて、破壊された『シールドファンダー』の周囲に集まり始めた。
 やがて、少し遠くから共和国の軍隊がやってくる音が響いてくる。
 後の対処は彼らがどうにかすることだろう。
 クレアは残りの飛行型の相手を続けずに済んだことに安堵しつつ、その場を離れた。

 かくして、猟兵は此度もこのオガム地方に新たな戦果が広がるのを防いで見せたのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2024年02月23日


挿絵イラスト