「極めて強力な妖怪の存在が予知された。これの対策を行なってもらいたい」
鋭い目つきの強化人間、嘸口・知星(清澄への誘い水・f22024)が集う猟兵に頭を下げると、風雲急を告げるのを開口一番伝えた。知られざる太古から蘇った邪神とその眷属達が宵闇を闊歩する「地球」。すなわちUDCアースに危機が迫っている。
「集まっていただいた皆に感謝を申し上げる。まずはこの妖怪そのものについて説明をしよう」
前提として、妖怪とは、UDCアースにはいない、とされてきた。本来ならカクリヨファンタズムに存在する、普通の人間には見えない超常存在である。
UDC組織ではもっぱら目撃情報は「UDC-Null」であるとされてきたが、それもそのはず、見えないものは組織では調査のしようがなかったためである。
妖怪は生まれ持った気質で心は優しく、そして義理堅いものだ。三つ子の魂百まで。一度人間と取り交わした約束があるのならば、それを契りとして深く胸に留め置くだろう。今回のターゲットである「生体からくり」の『姫名霰』も、まさしくかつて人間と約束を交わした半機半妖の妖怪である。
知星が猟兵達に見せた資料には、傍目には人間にしか見えない着物の女性が映っていた。白い肌に藍色の目、ネモフィラを思わせる色彩の長い髪、見目麗しい。もちろん今は猟兵にしか認知できないわけだが……。
見えなければ忘れられてしまうものだ。本来なら忘れ去られた妖怪は消えてしまうし、その前にカクリヨファンタズムへ旅立つのが常。それを姫名霰は途方もない時間「UDC怪物を喰らう」ことで、忘れられたという「飢え」を耐えてきたという。
「こうなる前に予知したかったが……今我々ができることは、彼女を救うことだけだ」
妖怪・姫名霰は、花や木々が溢れる村と交流を持ち、そこで妖怪を見ることができる稀有な存在と約束を結んだ。彼女はその村の自然を守るために、強力な外殻に閉じこもり有害になり得るものを取り込んできた。その中で呪いが集約された結果「UDC怪物を誘う妖気」を放つに至ったらしい。
「さまざまな怪物が集まっているが特に厄介なのはこれだ。『自律繁殖型洗脳生物・スレイヴウォーカー』……UDCの邪教や研究機関で飼われている実験動物だ。む、こんなものまで呼び寄せてしまうとはな。これの対処をしてほしい。が……いや、むしろこれらまで取り込んで喰らっているとなると」
もはや彼女自身が正気かも疑わしいものである。ここでは彼女が狂気に蝕まれているとして話を進めよう。まずはこのスレイヴウォーカーを彼女から引き離すのが先決だ。ここで洗脳されたり状態異常を受けてしまうと、後々の展開も大変苦しくなる。
「この妖怪は繰り返すが強力無比だ。約束をきっかけに語りかけ、少しでも理性的になるよう立ち回るといい」
もし、姫名霰と戦闘になる場合は、UC、異能、装備効果を無効にする巨大な機体とその重火器が牙を剥くだろ。特に脚部の龍は無力化だけでなくそのまま反射まで行うというとんでも兵器である。
彼女が狂気に身を任せ、相対するものの尊厳ごと破壊するといったような蛮行に及べば、誰も無傷では済まないだろう。
「装甲がユーベルコードへの耐性を持ち、対峙すれば真の実力を問われるという……『守れなかった』悔恨が形になった正真正銘の化け物だ。さぞ恐ろしかろう。くれぐれも無茶はしないでほしい」
いずれにせよ、彼女はUDCアースにとどまれる存在ではない。カクリヨの妖怪と同様、ささやかな宴を開いて、その魂をカクリヨファンタズムに送り届ける必要がある。「宴」を過ごし終えれば、自動的に妖怪の姿は消える手筈になっている。ともかく、彼女をこの世界から旅立たせるまでが任務だ。
「宴の仔細は不明だが……おそらく地獄を生き抜くような、そんな気色だと思う。ゆめゆめ酒でも飲んで、とは思わないことだ。油断は禁物だぞ」
かくして猟兵たちはUDCアースに降り立つ。向かう先は鬱蒼と木々が生い茂る、人気のない僻地。当然そこには人の影などなく、人が住んでいたという痕跡さえ見当たらない。花と木々とを守るために、他のすべての生き物と機械が失われた、忘れ去られた果ての禁足地に、猟兵たちは踏み入れた。折り重なった輪……輪廻に組み込まれるかのように。
地属性
こちらまでお目通しくださりありがとうございます。
改めましてMSの地属性と申します。
以下はこの依頼のざっくりとした補足をして参ります。
今回は約束に縛られてしまった半妖半機との触れ合いが楽しめます。救い出した後は宴をお楽しみください。
この依頼はセクシー系もといお察しとなっておりますので、嬉し恥ずかしダメージが多目となっております。
あえてクールに切り抜けるもよし、ピンチプレイングを演出するもよし。仮に演出上ひどい目に合ったとしても、🔵は得られますしストーリーもつつがなく進行します。思いついた方はプレイングにどうぞ。
基本的に集まったプレイング次第でどうとでも転がる仕様になっています。
続いて、妖怪・姫名霰(ひなあられ)について補足をば。
UDCアースに古くから住まう生体からくりで、人間と見紛うほどの美しい大和撫子の姿をしています。「花や木々を守ってほしい」との約束をし、村の周りにある手つかずの豊かな自然を守るべくUDC怪物を吸収し続けています。自然破壊する邪なモノや機械類はもちろん虫や魚、動物も寄り付かなくなったことで、いつしかその村は廃村となって忘れ去られてしまいました。
では皆様の熱を帯びた(?)プレイングをお待ちしています。
第1章 集団戦
『自律繁殖型洗脳生物・スレイヴウォーカー』
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POW : ブレインウォッシュ・クラーケン
任意の部位から最大レベル枚の【洗脳触手針】を生やして攻撃する。枚数を増やすと攻撃対象数、減らすと威力が増加。
SPD : エクスタシーブースト
全身を【媚薬】で覆い、共に戦う仲間全員が敵から受けた【快感】の合計に比例し、自身の攻撃回数を増加する。
WIZ : テンタクルラビリンス
戦場全体に、【媚薬まみれの触手】で出来た迷路を作り出す。迷路はかなりの硬度を持ち、出口はひとつしかない。
イラスト:V-7
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
お姉ちゃん、花が好きなの?
あなた、いつもここにいるのね。
よければ、畑の手伝いをしていただけませんか?
ひなちゃんがおればここも安泰じゃのう。
「私は、この丘から、みる景色が好き。だから約束」
一介の「生体からくり」であった私・姫名霰は、まだ自我も無く、孤独だった。
話しかけてくれた。
認めてくれた。
頼ってくれた。
愛してくれた。
あの村の人たちに救ってもらったようなものだ。
だから100年前、怪物たちがこの村に現れた時も、10年前、大規模な開拓があった時も、1年前、見慣れないケダモノたちが大量繁殖した時も。
私は、私の好きな花や木々を守るために、平らげてみせた。だって、約束したから。
詳しい時間は――観測用の計器が故障したから、定かではない。途方もない時間という意味を込めて、便宜的におよそ、100年、としよう。断っておくと妖怪ではなく人間でいうところの途方もない時間というわけだ。
「だからやくそく」
脆弱で戦闘向きではなかったこの体に巨大な外殻を作り、自然を破壊する全てを取り込む。怪物も、機械も、外来の動物も、全部。
いつしかその外殻は、呪いを封じ込める器になった。
姫名霰という、私の意識はそのまま、器の中で混じり合い強力になり続ける呪いを喰い、喰われ、喰い、喰われる日々。犯され、犯され、犯され果てた。もはや自力で出ることも死ぬことも叶わない。でもそれでいい。内部で凝縮された呪いが私の死を契機に全部漏れ出てしまえば――瞬く間に、あの愛した風景は荒野になってしまうだろうから。
私は、私に封をした。
「やくそく」
あ。
あぁああッ。
封じてたはずの、あの擬態生物が! この器の、外に?! いったい、どうやって、ううん。今はそんなことを言ってる場合じゃない。
お願い! 外にいる誰か、誰でもいい、声が聞こえる誰か。私がこの怪物の……呪いを取り込むまでの間、時間を稼いで。どうか、お願いします。
ハル・カズミーク
変身前の魔王体で登場。
『どこか悲痛でか弱い声が聞こえると思えば……。
美しい音色のようだ。趣味の悪い魔王の悪戯とやらを見せてやろう。』
骸の衣をはためかせてゆったりと降り立ち、『漆黒の鎖鞭』で触手を薙ぎ払います。触手にやられ、まぐわう敗北者どもの瘴気をUCいただきながら、戦闘力を上げて敵に接近します。
他者の阿鼻叫喚な情景を愉悦そうに眺めつつ、敵の洗脳針を魔王笏で【カウンター】。逆に自身の針で苦しんでいるところを、敵の上に乗って踏みにじりながらゆっくりと潰してあげます。
『もう終わりか? 本能で生きる魔物とやらはつまらんな』
呆れつつ、気分が良くなる悲鳴の声の方へと向かいます。
鳴上・冬季
渋い顔で
「人などと交じるからそうなる、と言ってはいけないのでしょうねぇ」
「私も始まりは一尾の野狐、|同族《アヤカシ》は助けたいのですよ」
「集団には集団で当たるのが適切でしょう。鏖殺せよ、黄巾力士火行軍・改」
・金磚と砲頭から制圧射撃で敵の行動阻害5体
・砲頭から徹甲炸裂焼夷弾で鎧無視・無差別攻撃して敵を蹂躙5体
・上記2班をオーラ防御で庇う5体
上記15体を1隊として10隊計150体黄巾力士召喚
空中から進軍
自分も上空から戦場俯瞰
竜脈使い全黄巾力士の能力底上げ
継戦能力高めつつ部隊運用
合間に雷公鞭振るい雷撃
自分への攻撃は仙術+功夫で縮地(短距離転移)し回避
「媚薬と回数増加では黄巾力士を落とせませんよ」
嗤う
夢ヶ枝・るこる
■方針
・アド/絡◎
■行動
色々と厄介そうですが、何とか?
彼女の解放を考えますと、これ以上取り込ませたく有りませんが、広域破壊等は彼女を怒らせそうですねぇ。
【卻渝】を発動、『刀』による近接戦闘で参りましょう。
『遠距離攻撃封印』という不利な行動を選択し『身体強化』を付与、仮に【触手針】が命中しても、『洗脳』を『反動』による『胸の増量』に置換すれば防げますぅ。
『FLS』で召喚した『FGS』の重力操作で『胸の重量』を軽減すれば、強化した『身体能力』と併せて近接戦闘の継続も問題ありません。
『的の巨大化で更なる攻撃が当たり易くなり、加速度的に増量する』ことで、最終的にどれ程になるか不明な点だけは問題ですが。
グリモア猟兵は言った。生体からくり妖怪・姫名霰はUDCアースにて存在を忘られてなお「在り」存える大妖怪であると。
ゆえに、抱く感情は三者三様。
「色々と厄介そうですが、何とか? まずは彼女を解放しましょうかぁ」
夢ヶ枝・るこる(豊饒の使徒・夢・f10980)はその双眸で静かに脅威度を見定め。
「人などと交じるからそうなる、と言ってはいけないのでしょうねぇ。さて――」
偉丈夫、鳴上・冬季(|野狐《やこ》上がりの妖仙・f32734)は不敵に嗤い。
「ククク……情欲、敵意、負の感情。前菜としては上出来だ」
全身が《瘴気を取り込む肉体》であるハル・カズミーク(サービス魔王・f42411)は、その悪感情に舌なめずりせん勢いで笑みを隠さない。
呪いのような怨嗟も悪には必要な食事、と余裕そうなハルであったが、傍らの使徒と大妖仙には興味を持ったようで、同業であることをつぶさに感じ取れば、一層喜色を濃くする。
「貴殿らも道を同じにする者であるか? いや、皆まで言うな。悲痛でか弱いこの声を、美しく思ったがゆえにここまで来た! そうに違いあるまい」
「美的感覚は私からはなんとも言えませんが、概ねそんな感じですぅ」
「フ、私も始まりは一尾の野狐、|同族《アヤカシ》は助けたいのですよ」
バチバチと視線の交差する先で散る火花の音がするようだが、その気質が同じ任務で集った三人須く同じということもない。
認められるのは、実力だけだ。そして、本体はともかく集積しただけのUDC怪物など、取るに足らないことも確信している――三人とも。
「GWOォオオオオ――!」
『自律繁殖型洗脳生物・スレイヴウォーカー』が触手を振り上げ、こちらに猛然と襲いかかってきた。その数はゆうに百はくだらない。この僻地のどこにその身を寄せ合っていたのか、地の裂け目や樹洞から湯水のように溢れ出る。
骸の衣をはためかせてゆったりとした所作で、漆黒の鎖鞭がしたたかに打擲した。ケダモノの欲の一つはその威力に堪らず霧散する。その余波が吹き荒らす旋風が木々ごと大地を抉った。
「GGYアァア――!?」
「脆いな」
「ええ。ですが、集団には集団で当たるのが適切でしょう。鏖殺せよ、黄巾力士火行軍・改」
竦むケダモノに一片の慈悲すらなく、空を覆い尽くす黄金の宝貝。それが宝貝を装備した五行軍であるということを理解した頃には、焼夷弾で粉微塵と化すことだろう。
断末魔の叫びすらない。
それは冬季の操る一糸乱れぬ行軍と弾幕に隙がないためであり、僅かな撃ち漏らしをるこるが斬り捨てているためだ。
「大いなる豊饒の女神、あなたの使徒に試練をお与えくださいませ」
『変相の加護』と称される、自らが敢えてディスアドバンテージを被ることで戦闘力を増大させる。今回は自らが接触している武器で直接攻撃することを誓い、身体能力を強化するのが狙いである。もっとも中距離はハルが、遠距離は冬季の黄巾力士が担っているため隙など蟻の一穴もない。恐るべきは、この連携を特段の作戦会議どころか、アイコンタクトすらなくやってのける点である。
超越者同士通じる部分があるのだろうか。ハルは、るこるの肉体に生じる異変に気づいてなお、笑みと余裕を崩さない。
「それは反動、否、『加護』か? だが趣味の悪い魔王の悪戯は、そんなものではないがな」
針を剥き出しにしてさながら毬栗の様相で迫るスレイヴウォーカー。るこるを庇うように立ちはだかったハルは、魔王笏で棘を全て弾き返し、逆に屈服を強いる「洗脳のカウンター」をやってみせる。
るこるはといえば、逆に喰らった針をものともせず縦横無尽の立ち振る舞い。一つ、ハルでなければ笑みが引き攣るような、元々豊満な肉体、特にバストが霰もないほどに肥大化していることを除けば。
「しかしどういうからくりだ?」
「それこそ『反動』が胸の増量になっているんですぅ」
人体の構造から大きくかけ離れた魔乳をゆさゆさと揺すり、母性の象徴とも言うべき箇所をこれでもかと見せつける。収縮性のある服と、重力を無視する戎器をフル稼働させることでなんとかパフォーマンスを維持している。いかにも狙ってくださいとぷるぷる揺れれば、追撃にと毒針が降り注ぐのだ。
「一刻も早く助けるため、ここは攻めの手を緩めずにいきましょうかぁ」
文字通りの肉弾戦。斬っては喰らい、喰らいやすくなってはなお斬って捨てる。
懸命で敬虔な仕事人と化した一人の使徒は、惑うことなく刀を振い続ける。累々積み重なる死体の山で、表情すら読み取れないほどの返り血に似た体液と毒液を浴び、るこるはいた。
ハルはその手を取るように同じく屍の山をゆっくり、ゆっくりと時間をかけて踏み躙る。足に伝わる潰れる感触、これもまた恭悦をこれでもかと伝えてくれる。
「なんだ。もう終わりか? 本能で生きる魔物とやらは実につまらんな……それよりもこの地に響く、其処彼処から聞こえる悲鳴の方がよほど甘美。さて、貴殿もあまりやりすぎてくれるなよ」
「たしかに、広域破壊等は彼女を怒らせそうですねぇ」
「怒り、か。それもまた愛すべきスパイスだな」
見上げる空には黄金の宝貝たち。冬季は言う。残念ながら永続性はありませんが、と。もしスレイヴウォーカーに口達者な特性があったなら、絶え間なく降り続ける砲火に文句の一つでも漏らしたであろう。黄巾力士の数は百五十、それらが弾切れによる弾の装填やエネルギー残量を気にすることなく無差別攻撃を繰り返すのだ。その力の源は竜脈。ただ人が歩むだけの土地も、冬季の手にかかれば踏みしだくのは惜しい宝の山である。
こうした自然に価値を見出し、その真価を引き出すのも超越者の役目の一つだ。ならばあの生体からくりも、自然に身を委ねる覚悟を決めて閉じこもったのだろう。よほど己の鎧に自信があったのか。自信が過信ではなかったとしたら。もしそれ程の強者であるなら、黄巾力士をはじめとした宝貝をさらなる高みへと強化する上で、参考にしたいものだ。
いずれにせよ彼らケダモノの欲たちにとっては、まさしく悪夢の時間が永遠のように膨れ上がる。
募る呪い、膨れ上がり不調を訴えなお敢然と動く肢体、永久に続く時間の連なり。
この戦いは、妖怪・姫名霰を取り巻く状況の縮図であった。
「それが人というものなのですよ」
砲火の轟音の中で、果たしてその声は掻き消される。
冬季は、無駄なことを、と嗤う。独りごちる声を敢えて聞かせるつもりもないのだ。
散発的な反撃も無駄なこと。放たれる毒液や針は雷撃が鎧となって灼き払い、雷公鞭を振るい愚かにも悪目立ちしたケダモノに死の鉄槌を下す。
「教えてくれる方はいなかったのでしょうね。それとも、労うような方もお節介な方も――」
一際、低く嗤う。
ならば、よくがんばりましたね、と一言でも労ってやりたいと思うのがサガだ。これはサガ、そう、人のサガであるといえよう。己も野をかける狐であったことを想い、その原風景には自然があったことは疑いようもない。
だからこそ、己を見失うまで人に入れ込みすぎたのはいただけない過ちだ。ならば、嗜めるのもまた、もう一つのサガ、もとい使命である。感情は営みを豊かにするが、一方で正常な営みを狂わせる呪いを生み出す懸念もある。
「会えばわかることでしょう」
彼は悠然と焦土に降り立った。もはやスレイヴウォーカーに用はない。
蠢く有象無象を無視し、結集した三つの影は呪いの集積する中心に向かうのであった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
テフラ・カルデラ
※絡み・アドリブ可
にゃ…にゃぁぁ…色んな意味でとんでもなくピンチ…なのです…
即捕らわれてしまって…洗脳に媚薬…わたしの理性が破壊されていって成すがままなのです…
わたしがやられてしまった時のために召喚した『はいいろ・きゃんぱす』さんは目の前で鼻血出しながら熱心に同人描いてますし…
数分もすれば完全に理性は吹っ飛んで性欲の塊の兎と化して…というタイミングで突然はいいろさんが出した石化ガスによって全身石化してしまい…
とんでもなくいやらしい石像が転がる横ではいいろさんが再度続きを描き始める状況に…
(解放されたのは良いんですが…動けないし身体がすごく疼きますぅぅ~~~)
ユウラ・キッペンベルグ
アドレブ・連携歓迎
神の名のもと邪悪な魔物には退散してもらうよ!
スレイヴウォーカーなんて混ざり物の敵なんかに負けないように信仰心を燃やしながら突撃しちゃうんだ。
ボクは近接系が得意だから聖斬糸で敵の触手針を片っ端から縛り上げて動きを拘束しちゃうんだ
そのまま本体に一気に超接近してケリつけちゃうぞ!
uc試される聖女で信仰心を燃やしながら戦えばこんな敵なんてイチコロだよ!
時間をかけすぎちゃうと周りの痴態が目に入ってしまったり
洗脳触手針をうっかり受けてしまって悶えるように耐えようとするよ
洗脳に抵抗するため信仰心を燃やせば燃やすほど信仰心が無くなっていき
もしも限りなく0になっちゃったとしたらボクは……。
クロエ・アスティン
ひっ、な、なんて醜悪なUDCでありますか!?
生理的な嫌悪が浮かんできて、足が竦んでしまいます。
けど、戦女神様の信徒として逃げ出すわけにはいかないであります!
【戦乙女の戦槍】を唱え、見える範囲のスレイヴウォーカーを光の槍で貫いていくであります。
見た目は醜悪ですが強さ自体は大したことがなさそうでありますね。
しかし、いくら一撃で倒せるとはいえ多勢に無勢。
死角から洗脳触手針の一撃を受けてしまったせいで捕らわれ、スレイヴウォーカーに跨らされてしまいます。
その体勢で大事な部分を触手で貫かれ、媚薬のせいで何度も何度も絶頂を迎えてしまいます。
※アドリブや連携も歓迎
メディア・フィール
❤NGなし
プレイング改変・アドリブOK
他PCとの絡みOK
スレイヴウォーカーを引き剥がそうと善戦しますが、そのうちに洗脳媚薬に犯されてしまい、脳がピンク色の妄想でいっぱいになってしまいます。
敗者は恥辱を受けるのが当然と思い、しかも野外で動物のように交尾するのが当たり前だと思ってしまいます。そのまま交尾を続けるうちに、初めは人間性を保っていますが、そのうちただの雌犬に成り果てるでしょう。
「く、負けたからヤられるのは仕方ないけど、次こそは勝つからな!」
「あ゛あ゛あ゛! 風、気持ちイイっ! こ、こんな野外でなんて、みんなに見られちゃってる……」
「もっと! もっと! 負け牝犬のボクを懲らしめてっ!」
――ぶすっ……!!
「くッッ……ふぅッひぃいい……っ!」
目の焦点は虚ろ、歯の奥がガチガチと噛み合わず音を鳴らし、内股に擦り付けた足が切なげに蹌踉めく。高熱に魘されて血潮が沸騰する。
ユウラ・キッペンベルグ(代行者・f21940)は《試される聖女》、これもまた試練と受け入れる覚悟でこの役目を買ってでたが、その信仰心はもはや風前の灯であった。
原因はわかっている。あの、避けきれずに喰らってしまった針のせいだ。
「時間……かけられないのにぃ……ッ、体、疼いて……っ!」
なぜ自分がここにいるのかははっきりわかる。頭にモヤがかかってイマイチ思考が判然としないのが厄介だ。両腕をクロスし、その軌跡が『自律繁殖型洗脳生物・スレイヴウォーカー』を聖斬糸で両断したのを見て、精度が落ちてないことも確信した。
ただ、自分がなぜ服を着ているのかがわからない。こんなに暑いのに、こんなに必死なのに、人目を憚る必要があるだろうか? 死地で、真面目に節度を守るのが、どれほど重要なことだろう……?
「GWOォオオオオ――!」
「ひっ、倒しても倒しても醜悪なUDCがうじゃうじゃでありますか!? 戦女神様の信徒としてまとめて成敗するであります!」
ユウラの逡巡がピークに達した時だ。少女――クロエ・アスティン(ハーフドワーフのロリ神官戦士・f19295)は腰を低く体勢を整え、《戦乙女の戦槍》に手を添えた。そして、姿勢を低くしたまま、前方へ飛ぶようにして走る。そのまま槍を突き出して穿つ! と思いきや……急停止した彼女はその得物と胸甲を取り外した。スレイヴウォーカーの前で足を止め、ワンピースやニーソックス、インナーを脱いでは綺麗に折りたたみ、自らの足元へ置きだした。
「一体、何を……?」
唖然とするユウラ。常軌を逸した行動に反して、クロエの表情は真剣そのものだ。嗤い声にも似た歓喜の身震いをするケダモノを、跨ぐような姿勢で仁王立ちする。恥ずかしさとは無縁の裸体の少女、その毅然とした表情は変わらない。彼女はそのまま、両手を頭の後ろで組み、両脚はつま先立ちに。両膝を左右に開いたガニ股ポージングで、声を張る。
「決まっているであります。見た目は醜悪でも個々の能力はそれほどでもない。一撃でとどめを刺してその行いを後悔させてやるのでありますよ」
「く……ボクがこんな奴らに負けるなんて……! キミたちも卑怯な手を使われたのかい……?」
「はっ、自分は負けてなどいないのであります!」
メディア・フィール(人間の|姫《おうじ》武闘勇者・f37585)は同じポーズを取りながら、その表情は屈辱感に満ちている。意識は正常なまま行動を狂わされているクロエと同様に、洗脳媚薬に脳髄まで汚染されたメディア。彼女は自らを汚辱に塗れるのが当然、生かされているだけで感謝するべき敗残兵と自身を誤認している。妄想と現実の判断がつかず、恥辱を受けるのが当然と信じてしまう。
噛み合わない会話、支離滅裂な思考、待ち受ける悪辣な帰結。
そのどれもが、ユウラの鉄の信仰心を砕くには十分な絶望であった。
「くそっ、くそぅ……負けたからヤられるのは仕方ないけど、次こそは勝つからな!」
「いざ尋常に勝負であります。いざいざ!」
――ミチッ、ミチミチミチミチ……!
――ズリュッ、ズジュジュルルル!
「く、あ……! ひううう……!? くやしいゥアッ、それに、は、はッ恥ずかしいけどッ、これは敗者の当然の末路、だからァッ……!」
「ふっう……!? あっ、くううう……! 見た目よりはやるみたいで、ありますね……あっギィイ?! これっ、キツいぃい……!」
見れば、二人の柔肌には毒針を撃ち込まれた痕が散見される。ああなってしまったらマトモに勝負を繰り広げるのはもはや不可能。自ら己の精力を差し出して奉仕するだけの肉人形になってしまう、といったところだろうか。
現に、メディアの脳はピンク色の妄想でいっぱいになっており、野外で動物のように交尾するのが当たり前だと公言する始末。
己の信じる武の道さえも、卑猥な行為に及ぶための口実の一つでしかない。
「そうさ! もっと! もっと! 負け牝犬のボクを懲らしめてっ! はぁああ゛あ゛んッ! キミも、負けを認めて気持ちよくなる気はない……ッ?!」
「じ、じぶんは……じぶんはぁああんッ……!」
便器型の怪物たちは、奉仕を強要するように身を寄せ合うと、その上に跨るクロエとメディアは互いを慰めるかの如く競い合って極太触手に貫かれる。触手瘤が人間には絶対に届かないであろう箇所をぐりッ❤︎ と抉れば、それに応えるのが当たり前とばかりに自ら尻を振って身を捧げる始末である。
「にゃ……にゃぁぁ……色んな意味でとんでもなくピンチ……なのです……たす、たすけ……」
「よかった。まだ味方が……! ここはボクと手分けして」
「たすけてくださぁああい! はにゃあああぁんッ♪」
「そ、そんな……彼ももう……」
テフラ・カルデラ(特殊系ドMウサギキマイラ・f03212)もまた、飛んで火に入る夏の虫。その肩書きと寸分違わない被虐嗜好を前に押し出して、まとわりつく触手にうっとり恍惚としている。
後詰のはいいろさんこと《性癖少女『はいいろ・きゃんぱす』》もちゃっかり洗脳と媚薬の効果をモロに受けて、画材を広げている始末。スケッチブックと鉛筆、あるいはタブレットにペンを走らせて創作意欲に耽っている。自らの欲望に正直になるということで言えば、テフラをモデルに自主製作作品を描き出すこともあながち的外れでもない。
「じゅっ、ぼおっ、えうっ、ぺちゃっ……!」
――ズリュッズリュン……!
繰り出される触手の嵐が顔を打ち付け、それに嫌悪感を示すどころか舌をだして腕を絡めて、上半身を使って余す所なく粘液を擦り付ける。
「くふふ……そうそうもっといやらしいポーズで、服もいらないですわ♪」
「しょんなぁ……」
もって数分といったところだったろうか。正常な意思で耐えていたのもほんのわずかな時間であった。舌を出して涎を垂らし、ふにゃふにゃに蕩け切った表情をその場で形として残したかったのか、はたまた創作意欲の暴走か、はいいろさんはテフラへ向けて濃厚なガスを吹きつけた。逃れる術のないテフラはその石化ガスによって全身石化。とんでもなくいやらしい石像が顕現してしまった。
「くふ……おっと鼻血が……」
カタコトと石塊が動いたように見えたのはきっと気のせいだろう。
それでも石化したテフラは全身疼いて仕方ない、それこそ全身を夥しい疼きが支配しているのには違いない。
鈍色の凝り固まった肢体に、コントラストのように真紅の血が降りかかるのは、身動き取れない媚体を彩るにはあまりに扇情的だ。今にもベロベロと舐めまわしそうな勢いで視線をくれてガン見して、事細かくその姿を描き出している。ここが戦場で
そして、そんな痴態を見せつけられたクロエとメディアは、もはや互いに、胸を揉み合い、舌先を押し付け合わんばかりに密着している。
「んっくうぅあああッ?! あっあっあっ、もっともっとはげしく、してほしいでありますぅッ。じゅぼじゅぼ穿って……ぇあッ」
「あ゛あ゛あ゛! ぴゅうって、か、風、気持ちイイっ! こ、こんな野外でなんて、みんなに見られちゃって、ボク、ボクもうおかしぐなっぢゃうぅうッ、バカになるぅゔう゛ッ」
ドクン。
ドクンドクン。
暗器である聖斬糸を自在に振るうには、もはや手の震えが無視できないほどに大きくなっている。何より自分の鼓動が耳障りになるくらい高鳴って、ユウラ自身がどうにかなってしまいそうだった。
否、どうにかなってしまえばどれだけ楽だろうと思った。
忍耐を強いるだけの信仰に、意味を見出せない。少なくとも今肉体を苛むどうしようもない疼きを、大いなる存在は救ってはくれないから。
「ハアッ……ハアッ……少しだけなら……いやっいやいやいや負けないぞ……!」
斬る、斬る斬りかかる、斬って斬って斬りまくる。
本体を見つけて討伐してしまえば、この地獄も終わる。
「あうッ……!?」
周りの痴態に目線を奪われ、死角から放たれた針の掃射をまともに受けてしまう。
痛い、というより手傷を負った箇所が猛烈に熱い。もはや下着も何の意味もなさないため、巻き付いた触手に引きちぎられそうに猛烈に引っ張られると、いよいよ観念して差し出してしまった。
熱で張り付いたゴムが癒着したかのように、劣情がベットリこびり付いて拭える気配もない。
「なんで……こんな目に、ボク……がフッ」
猛進してきたスレイヴウォーカーに組み敷かれ、上下逆さまのまま持ち上げられる。
クロエとメディアは示し合わせたかのように装備や衣服を手早く脱がせていくと、何の液かもわからないほどヌレヌレに濡れた肢体を外気に晒すユウラ。くぱあと広げられた股ぐらはとろとろと熱い蜜を溢し、ため息の輪唱が響き渡る。
「キミも負けたのかい……それなら、わかってるよね。大丈夫、キミを一人にはしないから……」
「自分もお供するであります……共に力を合わせて、この窮地を乗り越えましょう……」
「くふ、くふふ、この構図もなかなか絵になりますわね♪ 役得、役得ですわぁ♪」
信仰心の閾値を超えるほどの劣情がこの場を支配した時、まぐわうだけの少年少女たちは、スレイヴウォーカーをダシにしてさらに耽ることだろう。一度燃え上がった劣情が消えることはなく、さらに追加で撃ち込まれ続ける媚薬と、より強固に刷り込まれる洗脳とで、人格さえも摩耗させていく。
「ごめん……なさ……かみ、さま……ぁ❤︎」
誰に祈ったのだろう? 最後に、何を乞うたのだろう?
虚ろな、光を映さない瞳は、答えを得ることはない。
自分を包み込んでいく触手の波に溺れながら、四人はただひたすら、己を慰めるべく互い同士の境目がなくなるまでぐちゃぐちょと絡まり合うのだった……歩く欲望の掃き溜め相手には、それが相応しいだろうと、信じて疑わないまま――。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
グラディス・プロトワン
アドリブ歓迎
これは生物…なのか?
あまり触りたくはないが、ともかく力尽くで彼女から引き離そう
よし、これで時間は稼げるだろう
むっ…俺に纏わりつくな!
くそっ、体に触手が絡みついて…
装甲の隙間に差し込まれた洗脳触手針に気付いた時には既に手遅れだった
自律繁殖型洗脳生物…だったか
こんな得体の知れないモノに洗脳されたら何をさせられるのか想像もつかない
針が深く刺されていくにつれて余計な思考が洗い流され清々しい気分になっていく
…俺は何をしにここへ来た?
ああ、そうだったな
自律型ウォーマシン:グラディス・スレイヴウォーカー、これより任務を開始する
改めて具体的な作戦行動内容を教えてくれ
どんな指示にも従ってみせよう
天羽々斬・布都乃
えっちNG
「妖怪への対応でしたら、陰陽師である私の出番ですね」
『村の自然を守る妖怪か……
天羽々斬神社を守る約束をした妾と似たような存在じゃな』
「大丈夫です、いなりには私がいるではないですか」
大昔から天羽々斬神社を守ってきてくれた妖狐のいなりに励ましの言葉をかけます。
いなりと同じような存在なら、なんとか助けなくては!
「ですが、まずはこの擬態生物からですね」
『気をつけるのじゃ、布都乃!
触手の迷路に触れればどうなるか分からんぞ』
「――大丈夫です」
天羽々斬剣と布都御魂剣に霊力を込め、妖力を打ち消す斬撃で触手の迷路を斬り裂きましょう。
そのまま擬態生物も退治してあげます。
「天羽々斬流剣術、受けてください」
――ガァン、ギィン……!
「くっ……」
「ヌゥ……やるな」
全身を赤黒く発光させ、その身に宿す黒き騎士、グラディス・プロトワン(黒の機甲騎士・f16655)。未来視の力を持つ天羽々斬・布都乃(未来視の力を持つ陰陽師・f40613)でなければ、受け止めることなど、叶わなかっただろう。彼女も、少し打つ手を誤れば構える刀ごとへし折られる絶望が待ち受けるのを知っている。
火花が散り、道行を阻むように響く重厚な剣戟音。
「自律型ウォーマシン――グラディス・スレイヴウォーカー、任務を遂行する」
「まさか猟兵にもここまでの効果があるなんて……!」
天羽々斬剣を持つ手が痺れる。
グラディスは任務に忠実な漢である。その本質は邪悪とは程遠く、邪なモノを引き裂く天羽々斬剣の真価を発揮することは難しい。
一方のグラディスはと言えば『自律繁殖型洗脳生物・スレイヴウォーカー』のエネルギーを吸収することで身体能力を無尽蔵に向上させることができる。
彼もまたスレイヴウォーカーを引き離そうと孤軍奮闘していたうちの一人。しかし生き物かもわからない呪いのケダモノの手にかかり、自律繁殖型洗脳生物の眷属となってしまったのである。
「指示に従い、使命を全うする。これほど清々しい心地になることもない。お前も俺と共に使命を果たせ。己が役割を見失うな」
「その言葉、そっくりそのままお返しします!」
『成程。この奥にいるのは、斯様な呪いを相手取って村の自然を守る妖怪か……天羽々斬神社を守る約束をした妾と似たような存在じゃな』
剣呑剣呑と、随伴する妖狐のいなりはこくりと傅く。
いなりはいなりとして、布都乃に思うところがあるらしい。
陰陽師である布都乃には、過酷な半生を歩ませてきた。それこそずっと幼い頃から、記憶に残ることこそなくとも、血の滲むような波瀾万丈の可能性の世界を、である。
例えば、目の前のこの黒い男のように、半ば洗脳に近い形で、使命を押し付けてはこなかっただろうか。それを否定する権利は、いなりにはない。
――シュタッ……!
「埒が明きません! 触手の迷路を突破して、私たちだけでも本丸を目指しましょう!」
『むッ。気をつけるのじゃ、布都乃! 触手の迷路に触れればどうなるか分からんぞ。布都乃に何かのことがあれば、妾は……』
「――大丈夫です」
双刀を手に、身を天へと翻し、布都乃は迷うことなく跳んでいた。
大柄な機体をフルに使って足止めしようとするグラディスの、さらに上、もっと高く、擬態生物が作り出した触手の迷宮の中へ……!
「大丈夫です、いなりには私がいるではないですか」
いなりは己のせいで過酷な運命を強いたと思っているが、それは違う。大昔から天羽々斬神社を守ってきてくれたいなりへの恩義もある。だがそれ以上に、いなりがいるから、布都乃はどんな過酷な運命が待ち受けていても乗り越えられたのだ。
天羽々斬剣と布都御魂剣に霊力を込め、妖力を打ち消す斬撃で触手の迷路を斬り裂いていく。いくつも触手を重ねても防御の足しになりはしない。
瞬く間に行手を阻む障壁が斬撃の前に霧散し、迷宮を作り出している擬態生物が姿を現した。
「天羽々斬流剣術、受けてください」
――ザンッ……!
「GGYアァア――!?」
神剣連撃、その秘奥を、余すことなく、叩き込む!
鉄の鎧を紙のように引き裂き、あらゆる防御を無に帰す神域の剣である。一族に伝わる布都乃でなければ繰り出すことはできない。
その威力は、堅牢なグラディスをも怯ませるに至る。
「グ……待て……俺の目が黒いうちは逃がさん」
「すみません。全てが終わったら必ず助けを呼びますからね……!」
「……いいだろう。ならばお前の増援もまとめて吸ってやるだけだ」
『布都乃、ゆくぞ!』
クールダウンのように蒸気を発するグラディスの隙をついて、布都乃は弾丸の速さでその場を突破する。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
ラピス・ノーティラ
お色気・アドリブ歓迎・絡みは女性のみ(それ以外はNGなし)
可愛い女の子を救う為なら、触手の中だって飛び込んであげるよ。
UCで自分も媚薬に塗れになって敵を誘い、そのまま身を委ねて快感を得る事で戦闘力強化し、姫名霰ちゃんから引き離すよ。
でも、気づけば快感に流されて、何度も絶頂をさせられあられもない声を上げるだけの状態にされちゃった❤
快感で蕩けて失禁するほどに体中ゆるゆるにされちゃったけど、イキまくってお漏らしして、最終的にスッキリしたら快感を戦闘力に変換し、反撃に転じるよ。
女の子を救う為に、これくらいでヘコたれていられないの!
ラピス・ノーティラ(強化人間のスピリットヒーロー・f18909)は、ひとり、期待に胸を膨らませて『自律繁殖型洗脳生物・スレイヴウォーカー』と相対していた。こんな触手を相手にできることに心躍らせているわけではもちろんなく、可愛い女の子を救うという使命感に燃えているためだ。
普通なら便座を模した気色悪いケダモノなど、怯え、震え、顔から血の気が一気に失せて、恐怖のあまりに体を動かすことができなくなってしまうことだろう。しかし、ラピスは《蠱惑の蜜花》を纏う妖艶な強化人間、人工的な被造物である。
助けを待つ生体からくり妖怪・姫名霰と同様に、だ。
「さあいらっしゃい♪ 好きにしていいんだよ? その後の保証は……しないけどね?」
「GWOォオオオオ――!」
――ふわぁ……!
もはや着ていない方がマシなのではないかと思われるほどの艶やかなシャーマンクロスの隙間から、甘ったるい菓子のような香りを放つ薬液を分泌する。奇しくもスレイヴウォーカーが撒き散らしているものと狙いは同じ、協力な媚薬である。
もしこの媚薬勝負に負けでもしたら、己の身をもって、敗北した猟兵に待ち受ける運命がロクなものでないことを思い知らされてしまうことだろう。
「もちろん負けるつもりはないよ。んっ、ああっ、ふふっ、そうおいで――?」
長く伸びた青い髪に、桃色の粘液が絡みつく。
そのしなやかな指先に触手が纏わりつき、背筋にざらりとした感覚と共に、強制的に流し込まれた快楽でゾクゾクと悪寒が走る。《蠱惑の蜜花》は罪深くも、敵から与えられた外的な快感で己を強化する背徳の御業。
「んっ……!」
抑圧から解放された釣鐘型の乳がおもむろに外気に晒された。決して垂れることは無い瑞々しい逸品、染みひとつ無い白磁のような山の頂点で小さく主張する桜桃に差し込み、どくどくと液体を流し始めた。
ラピスはただ受け入れることしかできない。巨房の中では、触手がゲル状になり、乳管を押し拡げる。粘体を通すのに快適となった道を、液体は乳腺を刺激しながら徐々に侵食していく。腰砕けになったラピスは甘い快感に酔いしれ、身震いした。
「ちょ、ちょっと……ンひぃいいん!?」
ケダモノが肢体を震わせ、ラピスの足を捕らえると、触手をぐいっと持ち上げた。持ち上げられれば自然と釣られた脚が、吊り上げるようにして開かせられる。
さらに、それとは別の触手が2本、両手首に巻き付いてきてバンザイの格好を取らされ、拘束されたまま頭部と臀部の上下を逆転して便座型の窪みに突き込もうとする。
あっという間に、完全に自由を奪われてしまった形だった。
「あ、あああぁ……ッ」
触手は吸盤から分泌されるヌメヌメとした粘液に塗れており、その気色悪さが生理的な嫌悪感を倍増させてくる。
己もまた媚薬を分泌しているとはいえ、自発的かそうでないかは大きな差別がある。
やがて、ヌメついた吸盤が秘部に触れ、ゾクゾクとした怖気が背筋を駆け抜けた。
「ひゃふ!? くゥアッ?!」
――カリッ……コリッ、ぐぢゅっ!!
突如、胸に鋭い刺激が走り、ラピスは甘い嬌声をもらしてぴんっと仰け反る。
数多ある触手のいくつかの先端、花のように開いた肉色のグロテスクな口腔。びっしりと蚊の口針よりも細い洗脳針が生え揃ったそれは、ラピスの桜桃をまるごと咥え、呑み込んでいたのだ。
内側はゲル状の薬液で、外側は洗脳用の針で、桜桃の先っぽを硬くビンビンに育て上げられていきながら、強化人間らしからぬ汚い嬌声を上げ、びくっびくぅと甘く痙攣していた。
「お゛ッ!? ほッ゛……お゛ッおぉ゛……!」
硬直するラピスに構うことなく、触手が次なる穴に入り込む。前穴と後穴、両胸を含めて四穴同時に猛烈な抽送を開始したのだ。
「ふぐゥゥ……ッ!! ん゛ッ! ぐぅ゛ぅ゛……ッ!!」
余った大小いくつもの触手は穴という穴に滑り込み、臍や耳、鼻、口にまで捩じ込まれていく。まともな声すら出せなくなったラピスは哀れ見る影もない、無惨で、無様な、獣じみた様相を呈している。グチュグチュという卑猥な水音が高鳴り、周りに聞こえるくらいまで響くその音は、ラピスの惨めさを一層助長させた。
同時に募る、深い劣情。堪えようとすればするほど、込み上げてくる快感の坩堝に、のめり込んで強まり、抑圧が高まっていく。
――ちょろっ……ブシッブシャアアッ……!
結合部の狭間から、花の香りに混じって刺激的なアンモニア臭が漏れ出した。
爆発。ラピスが感じたのは、それだけだった。
頭が真っ白になり、ありとあらゆる感情が、開放感によって押し流される。ケダモノに襲われながら粗相をしてしまうこと以上に、彼女の尊厳が打ち砕かれる瞬間もなかった。彼女を猟兵たらしめる最後の堤防が打ち砕かれたような、そんな心地だった。
「それ……れもぉ……ヘコたれな……んッひぃいいいッ?!」
同時に、触手もまた爆発していた。先端から大量の白濁した粘液が噴出し、ぶりゅりゅりゅうッと注ぎ込まれる。洗脳を完了させるためのダメ押しの強濃度媚薬が、ラピスの最後の抵抗を粉砕した。
「ん゛……ッ!? ふ……ッ゛! く……ふぅ゛ッ!!」
声にならない嬌声を上げて仰け反り、びくびくと痙攣しながら、ラピスは目を閉じる。
他のスレイヴウォーカーが寄り集まって己に殺到しているのを感じる。彼らが快楽を己に蓄積させればさせるほど、スッキリとした心地で姫名霰を救出できようというものだ。無論、増強した戦闘力を引っ提げてである。
ただ、だから、もう少しだけ。
気づけば、ただ純粋に、快感に流されて、より遥かな絶頂を、求めてしまったとしても。
「ふふ、あは、はははは……ッ」
笑みが無性に込み上げる。胸や、引き締まっていたお腹は、大量の放出をされたせいでぱんぱんに膨らんでいる。惨めだ。でも、全ては女の子をこの手で救い出すために。
その使命が胸にある限り、そう。だから、もう少しだけ……!
大成功
🔵🔵🔵
菫宮・理緒
NGなし
ハード希望
アドリブ・セリフ盛り大歓迎。
約束は大事だね。
それが原因で苦しんでいるなら助けてあげたいな。
と、熱線攻撃を仕掛けたけど、相手の数と防御力に防がれ、逆に触手に絡みつかれちゃうよ。
そして洗脳触手針を刺され、媚薬を流し込まれて、快楽調教から洗脳されるね。
薬の効き目は凄まじくて、一気に乳首が勃ち、蜜を流してしまうほど。
そこへ触手からの愛撫を受けたら立っていられなくなり、触手に身体を任せるみたいになっちゃうね。
そこからはもうずっと触手のターン。
全身性器みたいな感度にされてしまい、腹パンやスパンキングで盛大にイかされ、身体が快楽に抵抗できなくなったら、そこからが本番。
乳首や二穴、口、耳などを嬲られるのはもちろんだけど、腋や臍まで抉るように犯され、身体中でイかされるよ。
何十回とイかされ、恐怖に泣きながら謝ってしまうけど、機械にそんなの通用しなくて、
とどめとばかりに首絞めからの臨死絶頂を味わわされて、絶叫
絶頂しながら思考をトバされ、堕とされて、
呪いが取り込まれるまでの間、嬲られ続けるね。
天乃川・未来
うわぁ、すっごいえっちな怪物さんだぁ…
(よからぬ妄想をして身をよじる)
で・も☆
姫名霰ちゃんにお触りは厳禁なんだからね!
【スウィートパヒューム】でスレイヴウォーカーを魅了して私の方に惹きつける事で姫名霰ちゃんから引きはがす
ほらほら、こっちの蜜は甘いわよ~?
そして向かってきたところを【エネルギー充填】したフォースセイバーでやっつける
囲まれないように注意して、位置取りは慎重に
でもスレイヴウォーカーのUCで触手迷路に閉じ込められた時、私の運命は決まった
四方八方からの触手に拘束され、媚薬塗れの触手に身体中を這い回られてすでに全身性感帯化している私はたちまち発情し、触手相手にもっともっととおねだりをしてしまう
前後の穴だけでなく口にまで触手を突っ込まれ、そこから媚薬を流し込まれて私の身体はカアッと熱くなる
胸の先端もぬかりなく細い触手で弄られて勃起させられ、搾乳機みたいな形状の触手に吸い付かれ、母乳を搾り取られる
やがて未来も快楽に屈し、UCが解除されるまで触手快楽の虜になってしまう…
「たあっ!」
「後ろは任せてねー!」
フォースセイバーの一閃が、ぬらつく触手を膾斬りにする。
多大な被害を与えたにもかかわらず、怯むことも竦むこともないのは、それに考えが及ぶ知性がないのか、はたまた圧倒的な物量という余裕に慢心しているからか。天乃川・未来(ミルキィドリーム・f43215)は、そんな怪物たちに組み敷かれる妄想と期待に胸を膨らませながら、無我夢中で光剣を振るっていく。
援護するのは菫宮・理緒(バーチャルダイバー・f06437)だ。からくり妖怪・姫名霰を苦しみから解き放つために来た彼女は、電脳術式による結界を展開。《スウィートパヒューム》を醸しながらしゃにむに突き進む未来を援護するように、敵の攻撃を跳ね返すことで捌いていく。
『自律繁殖型洗脳生物・スレイヴウォーカー』は女を嬲ることに特化した生物らしく、思考能力はないが、その代わり刺激を与えた対象の反応によって行動を変化させるらしい。時に早々に洗脳を施し、時に発情させ、またある時には――!
――ずりゅりゅりゅッ……!
「な……ッ?!」
「あらぁ……❤︎」
触手たちは膨張し、暴走する。大挙して押し寄せて「迷宮」のように包囲すると、一斉に二人の足を持ち上げ、空中に固定。壁面として立ちはだかるように背後へ忍び寄ったスレイヴウォーカーが身を接し、腕も水平で固定。
《スウィートパヒューム》を掻き消すほどに、背中にべっとりと甘ったるい臭いの粘液を吐き出しながら、首筋や胸元に触手を這わせていく。
「わたし、そういうのはお呼びじゃないんだけどねー……」
「私のニオイに釣られて我慢できなくなっちゃたのよね?」
無遠慮な触手は、未来の言葉に首肯する代わりに、ブルマ風の過激な衣装の内側に入り込み、直接局部を弄り始める。横に、そして縦に、規則正しく順番に撫でられて、正義のヒロインの小陰唇が期待に疼いた熱を膨れ上がらせて、ぷっくりと膨らみ、充血させてじゅん❤︎ と、実り始めた。
今まで耐えられていたからこれからも耐えられるという保証はない。ましてやそこに因果関係などありはしないのだ。もしも今まで耐えてきたのが奇跡的な成功だったとするならば、後に残される結果は限りなく無残で、迎えるのは淫蕩な結末しかない。
壁、そして天井と一体化した触手は、身構える隙すら与えずに理緒のしなやかな細身に纏わり付き、スライムのように伸縮する体を伸ばして下着の中にまでにゅるにゅると潜り込んでくる。
「なにを……くヒンッ?!」
――ぶつっ……!
「い、今、何か……?」
「んッ……すんすん! え゛へっ、い゛ひッ、え゛へへへへぇっ……❤︎ すぅ゛〜っすんすんっ☆ あ゛――ぁ゛ぁ゛〜……ッ! このヌラヌラのしょくしゅのにおいぃ、さ、いっ……こぉおぉおお……❤︎」
「え?! へっ、ぇ……ッ?!」
知能――ゼロ。
浅ましく涎を垂らしながら口元を緩め、人格を成さないドス黒い性欲に支配された、下品な交尾をすることしか頭にない、性戯のヒロインの姿がそこにあった。
媚薬濡れの触手、ただでさえ元々淫乱化改造を施されて敏感・発情した肉体、何かのかけ違い一つで屈服する可能性はあった。しかしあまりにも呆気なさすぎる。前触れがなさすぎる。
円筒状で、襞がなく、先端が丸みを帯びてそれが途中で笠のようになっている、ぬるりと艶めく触手。理緒が呆気に取られていると、その口端の隙間から口内へ粘液が目敏く滑り落ちた。刹那、背筋を悍ましい感触が迸り、口内粘膜に接種されるとすぐさま全身が火照るではないか。
「くうぅ……好きにするといいよ、こんなの、何もかんじないけどねー……」
豹変した未来。先ほどの刺激……小さな違和感。懸念すべき点はいくつもあるが、それを吹き飛ばすのは理緒自身の根拠のないから元気しかなかった。そんな理緒を一挙に不安に貶める未来の無様すぎるオホ声。発情しきった性戯のヒロインは汚い悲鳴を上げながら蜜穴からブシュブシュッ❤︎ と愛液を漏らす。
「ごブ、かはッ……んぼおっ!?」
「ああっ?! そんな……自分から飲んで……っ?!」
「んごっ、ふぶ、ぶ……ごぼッ?! んむっ、んぐ、んぶうッん?! ン゛もおおお゛お゛……」
牛とも形容できそうな、野生み溢れる嬌声を口の中の触手と絡み合わせながら反響させつつ、訪れる「その時」。触手が、器用に先端を引っかけて未来の秘口を左右に広げた。
味見とばかりに股間でねちっこく這いずっていた触手は不意に狙いを定め、発情しきってとめどなく蜜を垂らす未来のうるみ肉を一息に貫く!
「きたっ──あぁぁぁぁあぁ゛ぁ゛〜っ☆」
全身を駆け巡る鋭い快感に、未来は目をぎゅっと閉じて、その身を意志とは関係なくブルブルブルッと震わせる。絶頂の余韻で呆然とする未来。
妄想が現実となっていくその狭間で、しかし、スレイヴウォーカーはそんな未来の痴態に構わず、次の行動に移る。
彼らの本能は洗脳、そして繁殖。
彼女たちを己なしにはいられない存在に昇華させる、未来をこの触手に「依存」させる。
そんな将来性なき未来こそが、このケダモノたちが獲物に求める唯一の姿なのだから。
「ごぼっがぼば……ンッぼもおぉおおッ??!」
媚肉を掻き分けて進む肉棒の感触が襲う。それは極めて男のそれに似せた触手なのだが、白濁粘液を飲み下し、溺死の危険を回避したばかりの疲弊した未来にとっては、強い快感に縮こまろうと力が籠もるのも無理からぬことだった。
これはおかしいとか、逃れなければとか、そんな使命感を覚える暇すらない。全身が快楽を甘受するための性処理道具にでもなったかのようだ。
たしかに人間のような生殖器は存在しないが、そんなものよりも遥かに性的な快感を与えるのに適した器官であると否応なしに未来は認めさせられてしまった――未来自身の体を使って。
――ゴリュゴリュッ……どぷっどびゅるるる……!
「んじュ、ぐじゅブ、ぶ――ボ、ぶぼえ……っ❤︎ んぼもおオッ?! お゛……ォ゛おぉひいいッ〜☆」
女性を絶頂に導くのに適した形状の、触手の内側の襞で粘液を揉み込むように這いずる。
同時に、無数の触手が粘液を纏って肢体を隙間なく覆い、顔、双房、股座を染めるように、先端の膨らんだ触手雄蕊が白濁粘液をどびゅるるっと吐き出した。口内を苛烈に犯されながら、それよりも強い勢いで何度も膣壁を抉られ、繰り返し絶頂する未来。
傍らで拘束された理緒も被害を免れることは叶わず、さすがの理緒もまるで自分のことのようにその痴態に羞恥を露わにせざるを得なかった。
「い、いやっ……! やめてっ! いやァっ……!」
――クプッ……!
「んッ……まっ、て……っ」
――グププッ!!
「あ……くっ……んァ!!」
――ズニュルルンッ……!!
「んっくひぃいいッ!!?」
そんな羞恥心すら一瞬で霧散する、膣奥深くまで触手を挿入された圧迫感、嫌悪感、不快感と抵抗、僅かな痛み。それすらも瑣末事に錯覚させる強烈な性的な刺激に、理緒は思わず大きな声を上げてしまった。
「ぬ、いてぇ……んあぁぁっ!」
一際大ぶりな触手によって膣奥を突き上げられ、華奢な体が大きく仰け反る。
ずるずると一旦抜け出ては、また勢いよく内奥へ、理緒の抵抗を遮るかのように、触手が前後に動き始める。
白濁した媚薬粘液を分泌しながら蠢く触手に胎の内を擦り上げられる感覚は、外部に与えられる性的刺激とは比べ物にならない衝撃で、少女が気合いやら根性やら、はたまた使命感などで耐えようとしても耐えられるものではなかった。
容赦なく与えられる望まぬ快感に理緒は半ば反射的に身を捩るが、もがけばもがくほどに触手の凹凸が膣壁に強く擦り付けられて、波のうねりのようにより大きな快感を生み出してしまう。
「あの子気持ちよさそう……ね☆ 私ももっとぉ……❤︎」
「このままじゃ、立っていられ――!?」
慄く理緒の視界に映る、とりわけ巨大で異様な影。
ゴキっ、と骨の音。
拳を握っている。否、寄り集まった筋肉質な触手の束が、骨よりも高密度に固まって、さながら拳の関節を鳴らすかのようだ。少女のお腹に照準を合わせている。そう思った次の瞬間、触腕が大きく振り上げられ――!
――ドゴォッ! ずムんっ! ドゴォォッ……!
「お゛っ゛げええェッ――!!? いッ、ギっ!? いあぁあああっ〜!??」
殴打、悲鳴、そして絶頂。
耳を塞ぎたくなるような常軌を逸した三重奏が、触手壁の内部で木霊した。深く深く臓腑を抉られる。理緒の腹部に当たった瞬間触手瘤がぐりっと捻られ、あわせて体内までぐりんっ、と裏返ったと錯覚する。
「はぁっ、はぁっ、ふぐっ……!? う……ぐううぅぅ~~っ……!」
自律神経でも乱れたのか、手足が異様に寒く頭痛が止まらない。それが酸素が供給されてないせいだと気づくのに遅れて、理緒はやっと呼吸を行った。そして酸素を取り込むと同時に狂おしいほどの痛苦と快楽が折り重なって襲いかかる。
一方、未来の方に絡みつく触手迷宮の壁は、様相をまた目まぐるしく変えていた。
遠巻きにびっしり壁面から生え揃う細長い触手、その先端は丸く膨らんでおり、眼球が剥き出しについていた。ウネウネ、と身をくねらせながら目の角度を変えて淫らに乱れる二人をじっくり観察している。
「ひぃっ♪ あひ、あははは……私、ヒーローなのに、み、みられて、撮られちゃうぅ……❤︎ あひ、は、ははぁ……❤︎」
いつも秘処や胸先の桜桃が見えてしまいそうな改造セーラーブルマが普段着である未来は、重度の妄想癖と卑猥な発情体質の他に、露出癖すら患っている。そんなマゾヒスティックな彼女の欲望を満たそうとするかのように、触手は本来ならあり得ないような記録という機能を備えたのだ。この欲望に塗れた呪詛は進化する。
理緒と未来、二人の被虐心に応じて、自らをより最適化させ、同時に二人に洗脳を施し繁殖に適したカラダに貶めていく。
――びくんっ! びくっ! プシュッ……ぷしゃあ〜っ……!
「はっ、はッ、はッ、はぁぁ――ッ……☆」
白目を剥いて小刻みに全身を震わせる。もはや、圧倒的な強者として君臨する触手群に支配され、身悶えすることしかできず発狂し――イッてイッてイキまくる恥ずかしい瞬間を、事細かに記録される……常人ならともかく極まりきったマゾ牝にとっては「ご褒美」以外の何物でもない。証拠に、未来のM字に開いた脚がビクリと震え、透明な潮を噴水のように放射し……何度も何度も、視線を感じるたびイキ散らかしていた。
その様子を横目で見ていた理緒の半狂乱の姿、もはや哀れを通り越して滑稽ですらある。
尻に秘処、乳首や二穴、舌、口、耳、臍の穴や腋にまで洗脳媚針がザクザク突き立ち、全身が牝芯の感度と化して戻らなくなれば、臀部へのスパンキングで絶頂、臍を穿られて絶頂、舌先に触手が絡みつくだけで絶頂。
「うぅはっ……は、ぜ……ひぐ、う、うう……ッ!?」
最早虫の息のように、胸の辺りの筋肉が痺れるのを堪えて、か細く息を吐く。呼吸である。これが絶えれば意識を失う。息を吸って、吐く。それだけのことが限りなくしんどく、苦痛を伴う。
ならば、息を、止めてしまえば――?
「え、わたし、いま、なに、を……?」
理緒は、飛沫と呼ぶに相応しいその液体を迸らせ、ひと際大きく痙攣した。そこまでだ。意識がはっきりして、しかし、それまでだ。そこ……すなわち触手が首に巻き付いてからは、急速に意識が遠のいて、理性が弾け飛んだ。せいぜいチョロチョロッと黄色い液体が漏れた時に、その温かさに驚いたように一瞬だけ体が跳ねたくらいだ。死しかない快楽の向こう側に、呆気なく彼女は飛び出してしまった。
「ン゛ォ……っ?! ッ……き、ひッ……!!」
臨死絶頂、快楽の究極に、一人の電脳魔術士は屈した。
そして、正義のヒロインもとい性戯のヒロインは……。
「あ゛ぁっ❤︎ あひ゛ぃっ?! お゛お゛ぉっ、お゛ぉぉぉ〜〜む゛ね゛、どれぢゃゔぅ゛……ッ❤︎」
先端が花弁の形に広がった搾乳触手に、双桜桃を絡め取られ、じゅるじゅる音を立てて吸い取られる。甘く睦言を交わすよりも雄弁に、仔に愛を与える母であることを強要してくるグロテスクな触手。
濁った瞳の未来は、その触手を愛おしげに撫でた。自らのエネルギーを全て振り絞って母乳と化し、あろうことか自ら胸を差し出して無力化を受け入れた。
「……う……あ……へぇ❤︎」
「あひ……あ、が……っ」
触手迷宮が音もなく閉じていく。新たに二人の苗床を迎え入れたこの迷宮は、ますます呪詛を濃くして新たな犠牲者を待ち受けることだろう。蕾のように膨れた胎を撫でながら、可憐な二輪は幸せそうに笑うのだ。時間を忘れて、ただ、いつまでも。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
在原・チェルノ
【AS】
姫名霰の安否も気がかりだけど、まずは目の前の厄介な邪魔者を退治してからね
流星忍姫チェルノ、参ります!
【迷彩】+【残像】でスレイヴウォーカーを攪乱し、死角から【暗殺】+【神羅迅雷】で確実に仕留めていく
数は多いけど、蜜香ちゃんと手分けすればなんとかなるわよね?
(だが、仕留め損なった一体に気づかず、油断した所を洗脳触手針の一撃を受けてしまう)
あ…❤
(人格を淫らに書き換えられ、さっきまでの凛々しい表情が嘘のように蕩けてその場で自慰を始める)
あはぁ…脳みそ、えっちな事でいっぱぁい…もっともっと、気持ちよくなるのぉ…
(股間を弄りながら、スレイヴウォーカーに尻を突き出し)
あたしの弱点はお・し・り❤
思う存分いじめてくださぁい…
※NGなし・アドリブOKです
美波・蜜香
【AS】
うわ、気持ち悪い!
数が多いけど、やっつけなくちゃだよね!よね!
チェルノさんと手分けしてスレイヴウォーカーをやっつけるよ!
アリスランスの【なぎ払い】で姫名霰さんの周りの敵を追い払い、【ダッシュ】+【ランスチャージ】+【リヒトシュトローム】で一体ずつ確実に倒していく
「チェルノさん!?」
でもチェルノさんが洗脳触手針に刺されたのを見て動揺してしまい、
「しまっ…!」
あたしもチェルノさんの二の舞になってしまう…
はぁっ、はぁっ、おっぱい、気持ちイイ…
敵の前にも関わらず弱点のおっぱいをこねくり回し、先端を指先で弄り、快楽を貪る
ううん、「敵」なんかじゃない
スレイヴウォーカー様はあたし達を気持ちよくしてくれる「ご主人様」なんだ
だからコスチュームを脱ぎ捨て、自慢のおっぱいを差し出しながら懇願する
「ご主人様ぁ…淫乱ヒロインブルーメンリッターのおっぱい、もっともっと気持ちよくしてくださぁい…♪」
※アドリブOK・NGなし
媚薬。古来より人買いや悪漢たち、時の権力者に至るまで、抵抗の余地を失った女たちに投与し、己の欲望を満たすために使用した薬があった。麻薬や幻覚剤のこともあったが、その効能は突き詰めれば、都合のいい存在に作り変える、性的な薬効が多い。
在原・チェルノ(流星忍姫チェルノ・f06863)と美波・蜜香(ブルーメンリッター・f20221)。優れた容姿と卓越した技能、心理的にはムラがあるものの真面目で実直、悪意に対して直向きさで受けて立つ実直な姿は、まさしくヒーローと呼ぶに相応しい。
そんな正義の味方に、『自律繁殖型洗脳生物・スレイヴウォーカー』が繰り出した邪な叡智――媚薬と洗脳は、相性最悪の、悪意のあるマッチングだったと言えるだろう。
まずは近接戦主体のチェルノが数を減らす、後詰の蜜香が残りを槍で蹴散らす。確かに一定の効果はあげたものの、それまでである。
今、洗脳触手針の連射の嵐に晒された二人は、絶体絶命のピンチを迎えるのであった――。
「く……油断、したっ……ッ!?」
「チェルノさん!? ンッあぁ……ッ?!」
さっきまでの凛々しい表情が嘘のように蕩けて、アリスランスを取り落としてへたり込む蜜香。
しかしそんな彼女に駆け寄ることもなければ心配する素振りすらなく、破邪の一撃を放つ《神羅迅雷》を解除、どころか全身をピッタリ覆う守りの要の「ピンク・ファントム」をも脱ぎ捨ててしまう。
「あ……❤︎」
濁った吐息なような湯気すら立ち込めそうな、触手の迷宮。数多のスレイヴウォーカーが巣食う敵地の真っ只中の中で、チェルノは大きく脚を開いて腰を落とし、息を荒げている。ヒーローらしい凛とした背筋と、年頃らしからぬ巨房を大粒の汗が伝っていた。
スレイヴウォーカーのうち大ぶりな数匹が我先に触腕を伸ばし、チェルノの尻たぶを掴んで横に広げさせる。
どきっ! 勇敢な流星忍姫の全身から普段は流さないような汗がドッと噴き出し、縦筋しかない雌孔の直ぐ後ろ、濃い紅色の尻孔がヒクヒクと蠢いている。
「そ、そうよ……ぉ」
この得体の知れない感覚は、何? かぶりをふるふる振って目元の汗を払い、桃色の髪から飛沫が散った。
「そう……あたしの弱点はお・し・り❤︎ 思う存分いじめてくださぁい……」
今はただ、この孔をもっと穿られなければ。そのために必要なのは、自らの秘処をみっともなく弄り回すこと。
弱点を包み隠さず晒し、正々堂々呪いのケダモノたちを滅ぼす。それが正義、すなわちヒーローのあり方だった……はずだ。
その姿に殺到する触手。
――ぐにぃいいいっ……ズブリュッ!!
触腕に尻たぶを乱暴に揉まれながら、チェルノ自身の手で閉じ切らない尻孔にずぶずぶと触手を突っ込まれ、堪らず野太い嬌声を絞り出した。縦筋だけの雌孔からじわりと蜜が溢れ、糸を引いて内股を伝い、とろとろと床に垂れ落ちる。
「はぁおぉっ❤︎ そうっ、お……し、りぃ、ケ、ツ❤︎ ケ、つ、あなぁっ……❤︎」
スレイヴウォーカーの触手の狙いはひたすらに的確だった。粘着質な細っこい触手が、弾力のある秘孔の皺を舐め回すように拭擦する。
「ふぎ、――ィい゛ッ……❤︎」
――ぐりっ、ぐりゅっ、ぐにっ、ずりゅ……!
びくりと背筋を震わせる。
穴が緩んだ隙を見逃さずに再び中を穿り、直腸の浅い場所を無遠慮にグリグリ広げてきた。性感は止まることを知らず高まり、ひっきりなしに蜜を涎のように縦筋から垂らしている。勃起しきった牝芯は固く、赤ん坊の親指ほどに肥大して包皮を押しのけていた。
ムラムラ……ムラムラ❤︎ と、チェルノは股ぐらを己が手で開くだけでなく、無性にそこも弄りたくなってしまう。五指で、めちゃくちゃに!
「ご主人様ぁ……あたしもぉ、あたし、淫乱ヒロインブルーメンリッターのおっぱい、もっともっと気持ちよくしてくださぁい……♪」
斯様な悦楽を朋友に与える存在は、敵ではなく主。それも最大限の敬意にて接するべき偉大な存在なのだと、蜜香は乳をまろび出しながら直感していた。
延々と桜桃を抓り潰し、引っ張り、ひりひりと痛みと痺れが残るまでこねくり回す。その巨房は蜜香自慢のアピールポイントであった。
媚びる。ただ、媚び続ける。
もっと淫らに、もっと大胆に。
ふっくらと盛り上がった乳輪をなぞるだけで体を火照らせ、先端を半勃ちさせる。敏感になった乳首、乳頭をしなやかな指で撫でるたびに、ぱちぱちと火花が弾けるように倒錯した快感が奔る。あられもなく勃起している乳首を爪の先で小さく潰すと、びりびりと快感が脳に走り、股ぐらは大洪水だ。
「ほお゛ッ♪ ほぉ゛んぉォッ♪ ごしゅじんさま、イッ、いぎゅッ……♪ 乳首イキしましゅうぅううッ!!」
「お゛ぉ゛ォ゛おぉォ……ッ!」と、弱点と呼ぶべき桜桃を強く摘み、捻り、爪を立てて、野太い声を絞り出しながら蜜香は醜く喘いだ。その声音はどこまでも深く、しかし乳首がもたらすオーガズムにより表情はひたすら幸せそのものであった。
純白のコスチュームが垂れ流した涎で滲みになることも厭わない。お腹を波打たせながら痙攣し、うなじのあたりがジリジリと熱く痺れる。
どんな悪を打倒する時も、こんなに熱帯びることはない。激しく身体を動かしていないハズなのに、倦怠感と共に、どっと疲労感が全身に襲いかかってきた。
しかし休憩などあるわけもなく、花弁のように割開かれて広がった触手に咥え込まれ、そのまま触手にグニィイっとニップルを千切られそうなくらいに引っ張られる。
舌のように粘着質な部位で、媚薬を染み込ませながら舐め転がし、ちゅうちゅうと吸い始めると、蜜香の喘ぎ声が1オクターブ上がった。
「ん゙っあ゙、あ゙、はぁン゛っ……?! ん゙っい゙、あ゙あ゙っ?! あ゙っ……あ゙♪ あ゙♪ ちく、っび、れんっ、ぞく、それだめぇぇ……っ❤︎」
「蜜香ちゃあんんん……❤︎」
首から下へロケットを生やしているかのような、ハリのある爆乳。同性のチェルノから見ても蜜香のそれは憧れであった。
絶頂の余韻で俯いて息も絶え絶えの彼女、呼吸に合わせてだぷッ❤︎ と、揺れた長乳が地面の方を向き、乳房の長さと太さを余さず主張している。
盟友が困っているなら悩みを聞き、辛そうなら支え、切なそうなら寄り添うのが正義の行いだ。
身を寄せ合うと、蜜香は意図に気づいて敏感な桜桃同時を擦り合わせる。
「んひゃあうッ」
「チェルノさんもぉ……かわいい声……♪」
触手の動きは更に激しくねちっこくなって、そこだけで達せてしまうぐらいの性感帯になっている秘孔や桜桃を執拗に苛んでいく。
何より、互いの視線が羞恥の逃げ先を封じてしまっていた。
真紅に染まる顔を見られ、たぷっと揺れる双房を見られ、丸いお尻を見られ、蜜でトロトロになったあそこを見られ――被虐的な状況に、心臓も弾んでいた。
――くりゅ、くりっ、くちゅ、ぐちゅっ……!
――くち、むに、むにゅ、ふにゅんっ……!
「ふあっ、もっ……ひンっ……! あやっ、ひうっ……❤︎」
「ンきゅっ……♪ はきゅっ、ふうンッ……――ひいぃンっ♪」
折り重なるようにしてしばし翻弄されていた二人がいよいよ息も絶え絶えとなった頃、尻を貫かれたままのチェルノは甲高い声を上げた。
細い指の形の触手が、肉芽の皮を剥いて剥き出しになった最も敏感な性感帯を容赦なく磨き上げたのだ。ブラシ状の器官がゴシゴシと、振動部位がブルブルと、そしてダメ押しの洗脳針がチクチクと。蜜香も耐えられずすぐにその後を追う。
「み、か、ちゃ……んんッ、も、これむり……っあ、ぁ❤︎ いくっいっちゃうっ……❤︎」
「おンひぃいいいッ?! ばかになりゅ、あたしばかに、なっちゃうよぉおおっ……!」
ガクガクと身体を震わせながら涎を垂れさせ、目尻には涙を溜め、口は半開きになって熱の籠もった吐息を漏らす、快楽に堕した姿。もはや正義も何もあったものではない。
急速に理性を崩壊させていく中でも、触手は止まることなく、陰唇を分け入った場所にある肉粒を包み込んで陵辱を継続する。股間から鳴るくちゅりという音が、互いの耳に届いて反響する。そのハーモニーが、どこまでも堕ちていいのだと、チェルノの、蜜香の、堕落を勧めているかのようだ。
「チェルノさん……あむっ、れ、も……ごひゅひんはまに、ぜんずしゃしゃげよ……?」
耳たぶに甘噛みをして蜜香が囁く。鼓膜を震わす彼女の声でさえ、今のチェルノには快感だった。
「う……んっうんっ、おまん……で、おしりあなで、ぜんぶれ、ご――ほうし、しましゅ……ッ!」
その意志が一つになったと見るや否や、耐えようと強張っていた全身が一挙に脱力。不意に、神経が密集した性突起が縊られ、快感の電流が痛いほどに爆ぜた。
ノンストップの触手責めに晒されて、皮からすでにぴょこんと飛び出し、はしたなく、にょきっと自己主張している肉豆。屹立した桜桃、貫かれたままの秘窄穴。その全てが、子種を欲しい❤︎ 欲しい❤︎ と股ぐらに、雌の繁殖欲を具現化した本能のパルスを与えて、収まりがつかない。
――ぬぢゅ……ズルルルっ!
――ジュプ……ズグんっ!!
「やえっ、んふぅぅぅぅうぅっっっ❤︎ くるっくるくるくる、き、きひゃウッ……❤︎」
「おくお゛……おま……ンッの゛おグッ♪ までェッ、きひゃぅぅぅうぅ〜ッ……♪」
既に蕩けた姫壺の肉厚な唇を搔き分け、腕ほどもありそうな極太の触手がいよいよ膣内に這いずり込んでくる。
波のようにゾクゾク背筋を侵食してくる快感。湿った質量で雌の洞穴が満たされ、洗脳で準備を完了させられた膣が、隈なく摩擦される。
一度膣穴を貫かれてしまえば、もはや後戻りは出来なかった。乱暴な抽送の中で膣ひだをなぞられ、尿道海綿体を抉られま。
胎の奥底から沸き上がる淫欲に思考まで支配され、体中をくまなく触手に覆われ、倒れ込むことさえできない。もっとも……倒れ込んでも待ち構えるスレイヴウォーカーに直接美味しく食べられてしまうだけではあるのだが。
――ぶしゅり! じゅぶ、ぶしゅり……!
犬の粗相のように、チェルノの穴が潮を飛沫かせる。尻穴と膣穴を交互に犯され、その快楽をコントロールできなくなった流星忍姫は、つま先がぐっと伸び、全身がピンっと張り詰める。
「お尻アクメェッ❤︎ おま❤︎ ――こアクメ、ぉイグッ! ぉっっ、おお〜っっ゛、どうじに゛、く、る、きちゃ、うっっ゛❤︎ ぁ、ぁ、ぁ、んんんんんっっ!!!」
トロトロに喘がされ、ナカをたっぷりとドロドロの媚薬で満たされ、チェルノはあっけなく絶頂する。
触手で善がり狂わされていく。意思に反した連続絶頂。尻穴も雌穴も隠しようがなく露出した屈辱的な状態で、快楽により体力も、根気も、奪われていく。屈辱を感じる余裕はもうないだろう。傍らの蜜香を気遣うことすらできず、どうしようもなく胎が熱くなってしまうことを止められない。触手を咥え込んで締め付けることしか頭にない。
「むね゛ェッ゛お゛っぱい゛、そこ、どうじ、よわい、あたしいちばんダメになっちゃう、とこだからぁンぁ゛ァッんあ゛♪ ぁ゛〜ッ゛?! ぁ゛ォッ?!」
牝芯の裏。媚肉の浅瀬。子部屋の裏。牝の泣きどころを同時に強烈抽送で穿られ、双桜桃も先端を捻りあげるように全力で引っ張る。
快楽を得て思考が曖昧になる中で、鮮烈な感覚だけが蜜香をこの世界に繋ぎ止めているかのようだ。
「お、おっぱいとクリ、いっしょに、いっしょり、オひっ、ンお゛、らめぇぇぇぇぇっっっ♪ お、おっぱい、弾けひゃうっっっ! ぁ、ぁ、ぁ――イ、ッぐぅぅぅぅ゛〜っっ♪」
快楽神経の塊を擦り回され、捻られる。それがトドメになった。ぬぢゅっ、ぶちゅっ、ずちゅっ、じゅちゅっと、抽送が奥底を抉ったのと同時に、触手の先端がモリモリ膨らんで、白濁した媚薬液を蜜香へ吐き出したのだ。
そうしてぐったりとイキ顔を晒している二人。まるで、出損ねた残り尿をぴゅっぴゅっと排出しているかのように、媚雌口から僅かにイキ潮が漏れる。
腹は、特に下腹が妊婦めいて媚薬でたっぷりと膨らんで、もはや自力で歩くのは休憩や治療なしには不可能だろう。
――ずりゅっ……!
「あは、あ……は、ひひ……えへへぇ❤︎」
「もっろ……もっと、くら、ひゃい……♪」
へたり込んで虚ろに笑う二人を見下ろすように、剛直を戯画化したグロテスクな触手はまだ無限にも近く生え揃っている。
果たして、休憩などという生温い時間は訪れるのだろうか。永遠にも思える呪われた淫蕩の時の中で、二人が解放されるのは、まだまだ先のようであった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
篁・綾
アドリブ歓迎、鼻フック膨体異形化ふた以外なんでも可
エロニンジャスーツにて参戦。
善業には善果を。……手段を問わず、彼女に安らぎと正しき報いを。
(【残像】を目眩ましにした上で指定UCを発動。毒分身による波状攻撃を仕掛ける。尚、洗脳対策に本体の自意識は【催眠術】で強化済。効果は不明)
(分身は仕事をするが、洗脳触手針攻撃に苦戦。良くて触手と相打ちで発情状態にされ自慰を始める。良くない場合、洗脳と発情を受け嬌声をあげながら淫液を撒き散らし、ビクンビクンする。悪い場合成果なく直撃を受け無力化、家畜であると洗脳されだらしない顔で乳汁を撒き散らす。複数本直撃した場合はよりひどいことになる)
(本体は乱戦の【闇に紛れ】、【だまし討ち】の機を伺い、【斬撃波】による【鎧無視攻撃】を撃ち込む。察知されどうにもならない場合は【残像】等を駆使して逃げ回り、時間稼ぎに徹する。尚、うまくいった場合でも割とムラっとはしている。判定結果が最悪だった場合は、前述の分身達より酷い目に遭わせてください。きっと邪神の意思でしょう)
フォーネリア・ディヴィヤトリウム
……承知致しました。
長い時の中、それもただお一人で、どれほどの呪いと苦痛を抱えてこられたのでしょう。
お救いせねばなりません。未だ力及ばぬ身なれど、猟兵としても、穢れを担う巫女としても。
極力周囲の自然を巻き込まぬためにも、この怪物たちを姫名霰様から離し私に引き付けねばなりません。
怪物たちの前でわざと武器を捨てて身を晒し、自ら陵辱を誘います【誘惑+おびき寄せ】
おいでなさい──牝を嬲り、屈服させたいのでしょう。精を、仔種を、この胎に注ぎ、我が物としたいのでしょう。
贄の牝が、此処に居ります。
【毒耐性】で可能な限り媚薬に抗いつつ、理性の限界まで時間を稼ぎ……UC【口寄せ呪法:貪慾の蛇神】を。
私が牝として完全に壊れぬうちに降ろせる限界の、十二柱をもって……倒せる限りの敵を討ち払います。
(※NGありません・アレンジ歓迎いたします)
押し寄せるは、個々は自らよりも遥かに劣る能力と、あまりにも捌くには労苦を要するケダモノたち。
聞きようによっては情けなく聞こえそうな宣言をし、今から実行することを躊躇いながらも、羞恥心を押し殺して……戦装束を、脱ぎ始めた。
「おいでなさい──牝を嬲り、屈服させたいのでしょう。精を、仔種を、この胎に注ぎ、我が物としたいのでしょう。贄の牝が、此処に居ります」
これからすることを考え緊張しているのか、はたまた羞恥を感じているのかわからないが、顔が紅潮している。フォーネリア・ディヴィヤトリウム(群青疵鱗・f05553)、覚悟の瞬間であった。
群がる『自律繁殖型洗脳生物・スレイヴウォーカー』から目を逸らしながらも、汗ばむ朽縄封衣に震える手をかける。薄手の布地を一つずつ丁寧に外していくと、彼女の上半身が露出する。ゆっくりと、龍鱗の覗く首元から下、胸が露になれば、瑞々しさを湛える白い肌はいよいよ外気に晒されてしまう。
覚悟の上、故に情けなさとは無縁の誇り高さ、気高ささえ感じる所作であった。
「その覚悟に私も応えてみせる。朽ちよ、朽ちよ その褥の内で 一夜の夢への代償に 己の全てを捧げてみせよ――!」
さながら誘蛾灯に群がる羽虫たちを《死桜夢酔》の毒牙が刈り取る。穢れを担う巫女を守護する騎士の如く、舞い散る桜の優美さで刀を振るうは篁・綾(幽世の門に咲く桜・f02755)。
美しい薔薇にある棘が、刺さればどんなケダモノもたちまち命を失うだろう。フォーネリアが己の耐性が保つ限り敵を惹きつけ、綾の分身が死にものぐるいで数を減らす。そういう手筈になっている。
「ハッ!」
「GWOォオオオオ――?!」
四方から伸びる触手が裂帛の気合いとともに弾け飛び、剣閃に触れた途端バラバラと地に落ちていく。
斬られて、亀裂の走ったスレイヴウォーカー。亀裂は巨大な口のようにぱかりと開き、開かれた口から無数の針が発射される。
腹部と思しき箇所から次から次へと針を放ち、容赦なく物量戦を仕掛ける。数と数の打ち合い。百を超える分身のうち何体かはその針を身に受けてしまうことだろう。
命中すれば即座に発情し、その場に蹲る。触手の帯びる熱さと硬さ、そして饐えた臭いが綾の思考をかき乱す。直接命中してない本体で「それ」なら、あの場に蹲ってしまった哀れな分身たちは、果たして如何様な情欲に蝕まれてしまったのだろうか? 処理しきれない感覚は毒以上に厄介である。
「んぐぅッ!? ん゛あ゛あ――っ!」
密着した隠密服を突き抜けて突き刺さった肉棒触手に、綾の分身が声を上げて喘ぐ。あまりにもあっさりと秘穴は受け入れ、直腸まで一気に貫かれてしまう。
「あうっ゛! アァッ!?」
綾は咄嗟に身を翻して分身への目線を逸らす。もはやアレは助かるまい。注意するべきは囮を引き受けたフォーネリア。
「く……っ!」
首に、腕に、胴体に、脚に触手を絡ませ、フォーネリアを空中へと誘う。
身体を奮い立たせ、拘束から逃げ出そうとするも、太い触手はその程度では緩みもしなかった。なんとか振り解こうと四肢に力を込めたところで、開いた口に、触手が、入り込んだ。
「んぐむぅ……ッ!?」
瞬時に吐き出そうとするフォーネリア。だがその程度で抜ける筈がない。鱗の生えた首が触手を浮き立たせて、醜くも艶かしい形状をありありと映し出す。苦しい。吐き出したい。なんとか体外へ、目元に滲む涙を拭う間もなく、四肢を絡めとる触手の量は増すばかり。やがて――!
――ぶすっ……!
「くぅあ――ッ……?! こ……へ、は……っ?!」
舌先に走る刺激。吐き出せないまま、舌に何か刺さった。これは……針……?
ズルズルと抜き取られた触手がゆらゆら揺れながら、フォーネリアの鼻先に差し伸べられた
身をよじることも許されない目と鼻の先で、先端が隆起し針が露出している。針から滴る濁った液体が鎖骨の窪みに一滴垂れる。穢れを担う巫女の息が詰まり、ぶるりと痙攣する。触手から滲む粘液にも増して、針の毒に込められている濃密な呪力。
鋭い針がまさか今突き立てられたのか、と、顔が青褪める。
「覚悟の上です……これもまた、役目と心得ております」
針がフォーネリアの体の上の滑り、顎、首、胸の間を辿って腹に添えられる。魔物は焦らすように円を描いてから、針を臍にぴたりと据えた。
緩慢に針が沈んでいく。まだ皮膚を破る音はしない。
「姫名霰様の苦痛に比べれば耐え……ォ、ぎィっ?!」
薄い脂肪の守りを抜けて臓器に突き刺さる。喉から濁った奇声が迸るには十分すぎる刺激。
臍から潜り込んだ媚毒針は、「ある地点」を探し当てると動きを止めた。ぐるりと捻ると、喉元から壊れた玩具のような悲鳴があがる。
針からじわじわと広がる淡い痺れ。あらゆる痛苦を受け入れ、耐えてきた巫女の感覚そのものを書き換える洗脳だ。受容と許容は似たようで全く違う。貼りつく漆黒髪をなぞり、頭の天辺を触手が丹念に撫でる。やがて旋毛の真ん中を探り当てると、そこにも針を差し込んだ。
「はぐ、うううぅッ……?!」
眼球はあらぬ方向を向いて焦点を結ばない。脳裏で何かが焼き切れたかのような喪失感と臓腑が捻じ切られる吐き気。そのショックにすら、声に官能を孕ませてしまう。
「お、ぉ゛……触手が、全身を舐めそぼって……ッ」
四肢を絡めとる触手もむくむく肥大化し、ここぞとばかりに、全身を舐めしゃぶってくる。
滑り蠢く触手は柔軟に形を変えるため、綾が引き剥がそうとしても愛撫を阻止することができない。
どころか反撃に吐き出された媚毒や、突然生え揃った毒針に蝕まれて、分身たちが発情させられる始末。
ある分身は秘孔を穿られ身悶えする。ずぶずぶと巨大な触手が、腸内に侵入する圧迫感に呼吸が止まり、視界をまともに維持することも叶わない。視界が衝撃的な快楽の大波でチカチカと瞬いた。
「ち……ちが……ッ?! おしりでェッ……そんなわけ……くぅうッ!?」
ヌメる触手の太肉棒に直腸を穿られ、子部屋の裏側を突かれる。それだけで分身綾の頭の中は真っ白に染まり、意識が飛び、果ててしまう。
ある分身は装備に触手を這わされ、戦うまでもなくその場で絶頂させられて続けてしまう。背筋、脇腹を無数の突起が撫で上げ、臍を解した突起の先が内側から腹膜を擦った。
触手の細い突起が陰唇と包皮を重点的に、その先端を鍵爪のように引っ掛けてぐにぃいと引っ張り、剥き上げられた牝芯に細長い触手が絡み付いた。その側面をビッシリ覆う突起に突かれ、豊かな双乳がぐにぐにと形が変わり、揉みしだかれていく。
「んっく……ふくの衣擦れがぁっ……おぞ、ましぃ……ああ゛ッ!」
またある分身は、拳状に捻り固まった触手塊にしたたかに打擲され、髪は粘液塗れ、開いた口からボタボタ涎が溢れ落ちてしまう。
痛い。殴られた箇所が痛いというより、熱い。ガードを固めてもその上からダメージが蓄積する重い一撃。洗脳は、何も毒という穏便な手段に頼らずとも、暴力的に支配することもできる。地面を踏ん張る両脚は、生まれたての小鹿のようにガクガクと震えている。痛々しい打撲痕や青痣がスーツの下に刻み込まれ――弱点としてひたすら殴られた胸先は、暴力的な刺激により乳汁を垂れ流す始末。
「くぅ、っ……ん、はぅぅっ……む、むね、むね゛ェ゛ッ、疼いてえぇえッ……! しぼ、るな、グッ、なぐるなぁァッ……!」
その顔は屈服……もとい洗脳され、切れ長の瞳の美しい仕事人の顔ではなく、だらしない家畜と化してしまっている。事実己を家畜と認識しているのだから、分身は哀れな一匹の牝牛に生まれ変わった、と表現するしかないだろう。
家畜ならまだマシな方で、己を性奴隷に誤認させられた分身は、下腹が、ずくん、と疼き、その奥から溢れる蜜を掻き出そうとその場で蜜壺を弄り回す始末。完全発情した肢体は制御できず、後の多幸感を思い浮かべるだけでぶしぃいいと潮を噴き出した。
「っ、はぁ……あんっ、はうぅっ……ッ、もう、ッ……! ひぐ、ああぁッ! く、あああんっ! はぁッ、うぐ、ううぅっッ……!」
「GWAァアアア――!」
「うぁ、ッ!? はなせ、やめ、やぐぅぅッ!?」
触手から生えた鋭利な針をピアスに見立てて、アウターラビアやインナーラビアを広げ、拡張したままにするピアッシング処置をされた分身が最も悲惨であっただろう。大の字に拘束され、触手に組み敷かれたまま拘束され、外気に性器を晒したまま発情させられ続けるその姿は、淫らを通り越して哀れであった。
四つのフックで広げられ「くぱぁ」と大きく口を開いて淫蜜を垂れ流し、吹き付ける空気だけであえなく絶頂させられてしまう始末。洗脳で頭の働きが鈍くなっていなければ、誇り高い綾はその惨めさのあまりに自決を選んでいたに違いない。何処かに身を潜める本体も忸怩たる思いで俯瞰していたに相違ない。
そんなスレイヴウォーカーの猛攻を、自前の耐性だけでなんとか踏みとどまっているフォーネリアも、いよいよ忍耐力の限界が訪れてようとしていた。ほとんど目は白目を剥いたまま、舌をだらしなくまろび出して、潰れた猫のような嬌声が溢れている。
「あっ……うに゛ゃっ……?! まだ、うううっ、まだ、あっ……この身は、に、えぇなればぁあ゛……ッ」
――ぐぢゅっ……!
「んあ゛っ……そこッ……だめぇっ」
トントン、とその膨らんだ部分を触手のゴツゴツしたイボ突起でノックされると、フォーネリアは口端を血が出るほど噛み締めて身体を捩らせた。
結合したまま抜かずに、吐き出され続けるヌメヌメとした媚薬粘毒。注入されすぎて逆流する結合部は、それだけでは飽き足らず己の愛液でドロドロになっていた。
何より、誰が見ても明らかなほどに、ぽっこりと膨らんでいる下腹部。
「贄の女が、請い願います……我が血肉を幣に。冒し、躙り、御身の餓えを癒されませ……」
「GWRゥウ――?」
それは《口寄せ呪法:貪慾の蛇神》、呪法の一にして、禁呪。己が身を代償にし、群がる敵を殲滅せしめる無貌の神を召喚する。といっても本質的には神降ろしに近いだろうか。
媚毒液をたっぷりと子部屋に受け入れて、それこそ孕んだような牝のボテ腹の、その内部にカミを呼んだのだ。
仔袋は見事に触手の肉槍が貫き、仔を包む膜が破れて羊水にも似た分泌液が降りかかる。そして触手の抽送によって、呪法で呼び出された十二の仔が胎の中で奇跡の邂逅を果たす。頭と尾が繋がった無限の蛇のように、互いを食い合いながら膨張し続け、子部屋と産道とが内から破壊されていく。命を産み出すという出産でしか味わえない、子部屋から蛇神がこの世に産み落とされようとする際に感じる、産みの苦痛。
「こんにゃのぉ……みこのぉ゛ッ、みで、あれば……ぎぃ?! ひぎゃぁ……ッ?!」
ついに挿入されていた触手を食べ尽くし、フォーネリアの股から小さな淫口をこじ開けて、この世に誕生しようとする十二柱。彼女が牝として完全に壊れぬうちに降ろせる限界の、十二柱が最後の血の一滴まで絞り尽くそうと母体であるフォーネリアにも喰らいつく。
――メリメリメ゛リ゛ィ゛――ジュるン゛ッ!!
「ひぎぃぅぅぁあぁぁぁッ?!」
歯のない口に噛まれ、啜られる感覚は魂を吸われているようで、元から毒と洗脳を浴びるほど受けていたフォーネリアを脳髄から蝕むには十分すぎる威力であった。胎外への激しい「産み」の喜びから一転、波な引いて快楽も鎮まり、熱の余韻のような静寂が満ちる。
それが死なのだと気づくのにそう時間は要さない。
「お゛ぉ゛……ややこが……十二の、きぼう……ぁ゛」
「一度、彼女の傍から離れて機を窺う。それが賢明よ。本当に……ままならないものね」
触手を喰らって成長し続ける貪慾の蛇神が、そのまま自然を破壊し尽くさないかハラハラしながら、綾は本体を現してフォーネリアを抱きかかえる。
彼女が醸す淫蕩な匂いに、フェロモンに当てられたかのように己の牝芯が疼いてしまう。分身とはいえ己が何度も、何度も何度も触手のケダモノに犯されている姿を見たのは堪えたことだろう。己の股ぐらがヌルヌルにぬらつく不快感を噛み殺しながら、綾は重体のフォーネリアを連れて、蛇神が跋扈する戦場から一時後退するのであった。
善業には善果を。……手段を問わず、彼女に安らぎと正しき報いを。
あらゆる手練手管を尽くした決死の救出作戦は、まだまだ続いていく――。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
フォス・オネイロス
忘れられた村と約束の妖怪、ね。
カンパニーが目をつけたなら、なにか価値があるってことかな。
ま、まずはこれをなんとかしないとね。
揺律制域で攻撃をしかけるけど、数が多くて全部は躱しきれず、
防御のときにどうしても洗脳針と媚薬を受けてしまうよ。
そしてそれはだんだんと身体を蝕んでいって……。
ついに太ももに蜜を感じてしまい、その隙に捕らえられしまうね。
媚薬を追加されて、腹パン、股間打ち、尻打ちなど、打撃を打ち込まれると、
それが全て快楽に変換されて、絶頂してしまうよ。
もちろんイったところで終わるはずもなく、
何度も打たれ、絶頂して、抵抗力がなくなったと見たところで、トドメのような責めに変わるね。
服を剥ぎ取られ、全裸にされたら、
胸には針ようなお尻にはプラグのような触手を刺され、電撃で責められるよ。
そして最後は、とんでもない太さでドリル回転する触手を見せつけられ、
さすがに怯えた声をだして、思わず許しを請うけど、機械にそんなこと関係なくて、
思い切り突き込まれ、気絶するまで絶叫したままイキっぱなしになっちゃうね。
桃園・陽明
(NGなし・絡みOK)
「そこまでよ!聖愛戦隊アムレンジャーのピンクアムールが相手するわ!」
メンバーの中でオブリビオンと戦えるのは私だけ
私一人であんな気持ち悪い怪物と相手に戦えるのか不安だけど、やってみせる!
アムレーザーの【エネルギー弾】でダメージを与えたらアムリボンの【リッパーリボン】でやっつけていく
敵の数が多いから一体ずつ確実に倒さないとね
でも次から次へと湧いてくる敵の数に圧倒され、隙を突かれて敵UCを受けてしまう
痛みは一瞬
直後に多幸感に似た感覚と共に洗脳が進み、自分の価値観が書き換えられていく快感に身を震わせながら武器を手放し、強化服も解除して生まれたままの姿でスレイヴウォーカー様に私の躰を差し出す
敗北した私は正義のヒロインなんかじゃない
エッチな事が好きで好きでたまらないスレイヴウォーカー様の奴隷だから
「ご主人様ぁ…どうか陽明の躰を好きに使ってくださぁい…」
猟兵の存在は多種多様、中には組織に属し、その一員として力を振るう者もいる。
「そこまでよ! 触手の化け物たち、ここからは聖愛戦隊アムレンジャーのピンクアムールが相手するわ!」
「ええ、ここからはわたしの番。それにしてもうんざりするほど数が多い――ま、まずはこれをなんとかしないとね」
特殊金属製の「アムリボン」をムチのようにしならせ、絡めとるようにして打擲し『自律繁殖型洗脳生物・スレイヴウォーカー』たちを次々と撃破する桃園・陽明(ピンクアムール・f39180)。
彼女は、聖愛戦隊アムレンジャーの中でオブリビオンと戦える唯一の存在として、内心の不安を押し殺しながら戦場に舞い降りた正義の使者である。
ディスクガンを抜き撃ち速射し、《揺律制域》の効果で、同じく触手の化け物たちを蹂躙していくフォス・オネイロス(『ブラック・カンパニー』特殊渉外課所属、腕力担当・f36684)。
カンパニー特殊渉外課のエースとして調査を任された凄腕エージェントだ。調査対象はもちろん忘れられ歴史の闇に埋もれた村と、その約束に縛られた妖怪のことである。
「なにか価値があるってことかな……? わたしは成果を持ち帰るだけだけど」
「ええ! なんとか連れ出してあげたいところね。少し恥ずかしいけど私の使命を果たすわ」
「使命、ね。背中は任せます。正義感もいいけど、油断はしないように」
他の猟兵たちの活躍もあり、なんとかスレイヴウォーカーを押し込めている。二人が連携すれば、このまま制圧することも可能――かのように思えた。
茂みの中、木立の隙間、土の中、あらゆる場所に巧妙にカモフラージュして潜んでいたケダモノたちにとっては、そんな二人もまた新たな「獲物」に過ぎない。全方位に潜んでいたスレイヴウォーカーは互いにフレンドリーファイアをすることも厭わず、命中率重視の《ブレインウォッシュ・クラーケン》を乱射する。
――ぷすっ……!
「く……本当に数だけは多いね……っ」
「何なの……今のはっ」
痛みはほんの一瞬。
しかし、その媚毒針は強烈な発情作用と共に洗脳を施す、悪意に満ちた攻撃だ。「ガードをするな」「動きを止めろ」「性衝動に従え」……そんな単純で強制力もない暗示を、脳裏にインプットする。
ばっと、不意にフォスは両手を上げた。お手上げの姿勢に戦術的な意図はない。頭部のサブ電脳の誤作動か、こんなところでと歯噛みする間もなく、凄まじい力で組みついたスレイヴウォーカーは合計四本の極太触腕でフォスの四肢を掴み拘束した。
「しまっ……?!」
――ドゴッ……メリメリ……ッ!!
「つゥ~~ッ、か、はぁっ!?」
四肢を封じられ文字通り手も足も出ないフォス。触腕が左右から挟み込むように、防衛手段を失ったフォスの脇腹を殴りつける。吐き出された血がケダモノに浴びせられ、その香りに身震いしているらしい。
なんて、悍ましい……!
「よくもやってくれたね……!」
「ぁ゛ぐ……ぁ……ふへ、ぇ……?」
一方の正義のヒロインも、何も感じなくなるまで大して時間はかからなかった。
視界から光が消え、あたり一面の闇が陽明を覆い尽くす。生来気弱な彼女にとってピンクアムールの仮面が剥ぎ取られ、孤独の闇に放り出されるということは、例え洗脳で見せられた幻であったとしても戦意喪失させるには十分効果的、むしろ効果覿面過ぎた。
裏を返せば、一人であるということは、周囲を顧みなくても構わないという証左でもある。多幸感に似た感覚。じわじわと洗脳が進み、自分の価値観が書き換えられていく快感。陽明は、己が感覚に従う選択をした。それが誤りであるとわかっていたとしても。
「ぇ……ぁ、わ、私の負けね……ふぅ……あ、んはぁ……ご主人様ぁ……どうか陽明の躰を好きに使ってくださぁい……」
「ちょっとあなた、何のつもりなの……?!」
「アムールスキン――解除」
ナノマシンによる変身コスチュームを脱ぎ捨て、リボンを含めた全ての武装をその場に取り落とすと、緑髪をたなびかせながら一糸纏わない裸身を晒す。フォスが困惑するのは無理もない。陽明はあろうことか敵の前で戦意喪失し、武器を手放し、強化服も解除して生まれたままの姿で躰を差し出したのだから。
豪雨のように降り注ぐラッシュ。触腕の数はどんどん増え、鉄に匹敵する硬度に寄り集まった触手塊が、何度も何度も叩きつけると返り血でスレイヴウォーカーの体が染まり――ぴちゃっと跳ねた。
「うぁ……ぁ……! ど、どうしたの、わたしの、からだぁ……ッ」
内腿を濡らす愛蜜。内股を切なげに擦らせ、鮮烈な痛みの中に快楽が醸されることを否定できない。その込み上げる感覚に最も困惑しているのはフォス自身である。
万歳拘束されていた腕のうち生身の方の肘の骨が砕け、筋肉がブチブチと音を立て断ち切られていく。金属でガラスを引っ掻いたのかと思う悲鳴がフォスの喉元から飛び出し、快楽パルスで半狂乱状態の彼女は頭を無茶苦茶に振り、足をバタつかせた。
「ごわれるッ……わ゛だじっ、もう゛……く、ッヒぃ……?!」
――パァン!! スパァッ!!
洗脳の深度が進み、痛覚と快楽中枢が直結してしまったフォス。触手により腕が捻られれば悶絶絶頂は不可避。
唸る触手の鞭が、バトルスーツを引きちぎると、いちばん敏感でデリケートな牝芯に、思い切り叩きつけられる! 感電のようなショックに身を縮めようにも、拘束はびくともしない。むしろ屈めた拍子に尻を突き出すようなへっぴり腰になってしまい、間断なく来た二打目に尻をスパンキングされてしまう。
「はぁ、ふッ、ヒぃぃィンぐぅゥ!?」
絶頂の瞬間の何倍にも多幸感が膨れ上がり、性感帯を扱かれているに等しい快楽を爆ぜさせる。昂ぶりによって心臓が破裂しそうなほど脈拍を上げると、媚薬成分は益々血管を巡っていく。抜け出せない快楽の坩堝に飲み込まれたフォスに逃げ場はない。
――ぐいっ……!
「あッ?! こんどはなに……ッ!?」
「ご主人様ぁ……ひめに、ごほうびくだしゃいい……っ」
天地逆になり、尻を掲げさせ、四肢を拘束した状態で両腕両足を極められてしまう陽明とフォス。
裸身を外気に晒し、地獄の釜のように開いた便器型の本体の上に掲げられてしまった二人は、そのまま呑み込まれることを待つことしかできない。口の端からは涎だけでなく泡も溢れ、恐怖も、痛みすらも一秒後には快楽に書き換えられ、正気は喪失していた。
再びの洗脳毒針、逃れ得ぬ触手地獄。ふと、青白い火花が散るのを目の当たりにし、いよいよ絶望感が全身にのしかかった。覚悟すらできないまま、ピンと主張する胸の先端には針、秘穴にはプラグ型の触手を刺される。骨盤が歪む音と、異物挿入。体の内側から発電用の電極が膨張し、真っ二つにされそうな痛みなど、これまで全く経験したことのないものだった。
――バヂヂヂィッ……!!
「あッグゥ゛う゛ぅ゛〜ッ!?」
「う、あ゛あ゛ぁ゛ンッ……?!」
前触れなくバチバチと弾ける青白い電流が迸った。激痛が駆け抜け、身体が痺れに支配され動けなくなる。
電流はタイミングを読ませないランダムな強さと時間だ。わずかな電流途絶の期間で脱力した身体が空中でくの字に曲がり、そこからまた前置きなしで流された電流によってピンッ! っと全身が強張る。思考すら焦がす電撃が陽明の柔らかな乳肉を弾ませ、フォスの敏感な臀部へ爆発的な激感を孕ませた。
「おひィ……ごひゅじんさまぁ……あっぐ……! いっぎ……ぎギ……!」
涙も涎も溢れさせ、陽明の凛とした美貌はぐしゃぐしゃに崩れてしまっていて台無しだ。
夥しい量の汗が溢れ、それを食らうスレイヴウォーカーに対し、それでも敬愛の表情を浮かべている。電流という無形の暴力でも主人から賜ったもの。痴態とすら言えるような媚姿を晒そうとも、全身全霊でそれに応えなければならない。なぜなら陽明は、エッチな事が好きで好きでたまらない「スレイヴウォーカー様の奴隷」なのだから。
それでも、すなわち正義のヒロインとして鍛え、活躍してきた体であっても、女の極点に直接流し込まれた電熱――洗脳が完了し、激痛とも快楽とも受け取れる奇怪な感覚には、翻弄され、触手に拘束された身体をビクビクと大きく跳ねさせることしかできなかった。
「あがっ、ンお゛ッ……?! やべっべッ……! お゛お゛――ッ?!」
――バリッバリバリィィッッ……!!
「あ゛、がッ、ああァ゛アア゛ぁ゛〜ッ?!!」
ぴっちり閉じられたヒクつく秘芯の奥。柔肉の向こう側で秘された蜜穴。神経が密集している敏感な肉豆と、胸先で屹立する二つの桜桃、敏感な粘膜や腸の間近である秘孔。何より――換装している機械義肢。
どれもが電流など厳禁であるのに触手は過剰なまでに絡み付いて、刺して食い込んで締め付け、フォスに過剰な痛苦とそれを凌駕する快感を与え続ける。口と鼻から飛沫を噴き出すフォスの顔を、スレイヴウォーカーが覗き込んで身震いしている。
仕上げの時だ。自律繁殖の名に違わず、媚毒粘液を二人の腹目掛けて吐精する。緩んだ股ぐらは当てがわれた、馬のそれに勝るとも劣らない極太屹立を模した触手を、一も二もなく受け入れてしまう。
――にゅぷんッ! ズリュルルルるるるぅ~っ!!
「おっぎょおぉおッ?! ご、ごひゅじんしゃまの、きだぁあァッ!!」
「まっで、ま、ゆるじ――んぉ゛っ……?! ぶっと……ほぉ゛おっ?!」
ドリルのように回転しながら胎を掘削する触手。暖かい襞に絡みつかせるように、敏感になった内部にビュジュグジュと媚薬を吐き出す。
抽送を始めるまでもなく絶頂した二人は、快楽狂いとなって絶頂してしまう。
立て続けの快楽による仮死の臨死体験。根元から先端までぎゅぽぎゅぽ触手を締め付けてしまうのは、もはや二人なりの生存本能であった。
「お゛ほッ……おくッ、あ゛だってぇ……!?」
一番奥、陽明の子部屋の口に届き、そのまま触手肉棒がそれを押し上げる。膣コキするような人を人とも思わない乱暴な抽送で陽明を絶頂の大波に飲み込みながら、彼女が分泌する粘っこくて熱い愛液を搾る。幸せそうな彼女が今際の際で思い浮かべているのは信頼しているアムレンジャーの仲間のことだろうか。グズグズになっている胎内をかき混ぜられながら、彼女は茫洋と喜色の波間を漂っている。
――ぶりゅっ、ぶびゅう〜ッ!!
「ごしゅじんざまごしゅじんさまごしゅ……んあ゛ぁぁぁッ! ああ゛ッ! ッ! ィ゛、く、ふぅ゛ぅうッ゛!!」
一滴も零さないように受け止める、献身的な敬愛。それすらも当たり前だと言わんばかりに、スレイヴウォーカーは横暴に陽明を使い倒した後も、抜かずの二回戦に突入する。牡は種付けせずにはいられないし、牝は孕まずにはいられない。異種族ゆえその結果が身を成すかはさておき、胎内に白濁した媚薬粘液を塗りつけるように擦り付けるその様は、絶対に受精させようというケダモノの欲を彷彿とさせる。
「あ゛……お゛……ッ! ……ッい、いっぱい入ったぁッ……もっど、もっとオォ……ッ、くらひゃいちょひゃいいい……!」
天を向いて潮を噴く股ぐらが、粘液を逆流させながら、ぶり返して発情する媚熱をアピールする。
屈服し、怯え声で嘆願するフォスのアピールも負けてはいない。ケダモノは興奮して触手瘤を振りたくりながら、性交尾用の機械、と勝手に見定めたフォスへ思う様触手を打ち付ける。抽送し、ナカと外を往復するたびに肌と粘肉がぶつかり合い、挿入した状態の交合に似た破裂音が辺りに響き渡った。
「ほぉ゛ッ〜〜ッッ?!」
同時に振り翳される触手鞭と、電撃の連続攻撃。被虐的な快楽を開花させられたフォスはあまりに過激な飴と鞭に、糸が切れたように弛緩と背中をピンと弓なりに逸らすのを繰り返し、喘ぐ。びくびくびくっ。痙攣したような動きの肢体は陸に打ち上げられた魚そのもの。秘所からはだらだらと透明な液体が溢れ出し、結合部からブシュブシュ噴き出る始末。
「あ、あああああ゛ぁ゛ァ゛ァ゛~~ッ?!」
白い躰を晒している全裸の女が、触手便座の上で頭を突っ込んで尻を空中に振りながら肉奉仕させらている。針と媚薬が追加投与された回数は二桁どころか三桁に近づき、この世ならざる偉大な「何か」へ身を捧げる生贄のようにみっともない媚態を晒す。
「んああ゛ッ?! ほお゛ッ!? ゆ゛る゛じで、だずげ、でぇ! エ゛オ゛ッ?! お゛ッ! お゛ッ!」
――ぶビュルっ、ビゅる、びュルルるっ!
「……ふおぉおぉ゛ッ……ひぐッ、おん、ぉ゛、おお、お……も、ゆるひ……へぇえ……」
うわ言のように助けて許してと繰り返すフォスは、しかしそこから隠しきれない悦びが滲み出て。
子部屋でしっかりと幾度目かの欲望を受け止めながら、決して聞き入れられない懇願を繰り返すのだろう。
……手付かずの自然に、呑まれ消えゆく希望の灯が二つ。
斯くして、二人の使命が嬌声の中に掻き消えて――新たな犠牲者が産まれたことに、スレイヴウォーカーたちは、歓喜の雄叫びをあげるのであった……。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
郁芽・瑞莉
暖かい想いを得たが故に守られてきた約束。
UDCアースという常世ではもういられないから。
幽世へと導きましょう!
くっ、なんですかあれ?!
怪物を集めて、処理しきれなくなって暴れているとは聞いていましたが。
まるで女性を堕とすためにある様な……。
あれに捕まったらどうなってしまうのでしょうか…ってぇ!
戦闘に集中しないとですね。
身体は期待に濡れて、先端が尖りピリッと快感が走り集中が途切れた瞬間、
攻撃回数の増加に耐えきれずに、スレイヴウォーカーの便座に座されることに。
最初は胸の尖った先端や淫豆をはじめとした敏感な部分は勿論、全身の肌にもブラシ型媚薬で丹念に塗りたくられて。
通常の触手が胸やお尻を揉み込み絞り、撫で上げて外側を服を剥ぎ取りつつし仕上げた後。
今度は内側とばかりに口や両穴には極太の触手に媚薬白濁液もぶちまけ。
更にドスドスと洗脳触手針を打たれて雌便器となるさらなる洗脳の深化を受けますよ♥
最後は無意識下でも発動するようにしていた虹極撃で何とか難を逃れるも、
媚薬漬けの雌便器がそのまま残ってしまいます♥
胡蝶・蘭
※アドリブ・絡みOK
NG無し
GGOのゲーム内では高レベルのわたくしでも、猟兵としては駆け出し初心者
先ずは[選択UC]で敵の強さを確認し、弱い個体を相手にして経験を積んで戦いに慣れて行きますわ。(ゲーム感覚)
ですが無傷とはいかず、何度か敵の媚薬を浴び、身体が火照てり頭がボーっとして…
ダメですわ、しっかりしないとっ!
丁度綺麗な泉を見つけましたので、ここで体と頭を冷やし、冷静な判断力を取り戻しますわよっ!
(敵地で裸になって水浴びしようと考える時点でもう手遅れ)
……
裸になった途端、強い個体に襲われてしまいますわ!
自慢の形のいい胸も、生え揃った金色の茂みの下の大事な場所も触手で弄られますけど…
「光栄に思いなさい。下等生物の分際で、わたくしの初めての相手になれるのですから」
と強気に余裕を見せつけてやりますわ
(後の内容はお任せ、ハードにされてもOK)
……
行為後どうなるかはともかく、股間や太ももに着いた赤い『初めてだった証』を見て…
「こんな初体験なのに感じてしまって……わたくしったら、はしたない…」
胡蝶・蘭(ゴーストゲームオンライン・f41934)は油断していた。
ある意味では最も慎重に『自律繁殖型洗脳生物・スレイヴウォーカー』を《ステータスオープン!》し、中でも自分が対処でき得る怪物を選別し、罠にかけ、愛刀マモンの錆にしてきた。GGOのゲーム内では高レベルであるという自負もあり、経験値を積んだことで成長も実感していた。
しかし、それまでである。ここは禁足地、自然溢れ……呪い蔓延る魔境。
「は……え?」
言うなれば一つの選択ミスが、己が身に降りかかるデスゲーム。
返り血で穢れた身を清めようと、魚一匹いない澄んだ泉に身を寄せたのが過ちの始まりであった。現実世界であるならば、魚すら住まないことはオブジェクトの簡略化、などという処理上の問題ではなく別の要因があるのだと、ついに気づかないまま――。
蘭の身体がストン、と落ちた。
一瞬のことで何が起きたか判別できなかった。
突然、拠り所がなくなり足が抜け落ちたのだ。水中に沈んだのともまた違う。足が宙ぶらりんになっていた。筋弛緩効果の施された媚毒針に刺されたことも、そのせいで一時的に四肢の感覚を喪失しているのも、蘭が気づくのは遅れてしまった。
「なっ……離して、離しなさいっ」
足を伸ばしても何も当たらない。前に伸ばしても結果は変わらなかった。四肢を拘束している粘つく触手。それが蘭の肢体をがっしり咥え込んで容易に離してくれない。剣も泉の中に取り落としてしまった。
魚がいなかったのは、水中にスレイヴウォーカーが潜んでいたから、そして捕らわれたわたくしは……?
血の気が引いた。こういう時は「応援」を呼ばねば、これは協力プレイが可能なのだから。
――ぬるり、ずりっ……!
「ひッ……?!」
竦む蘭の足に何かが絡みついてきた。舌肉そっくりの軟らかい物体が蛇のように巻き付いてくる。スレイヴウォーカーの媚薬体液が絶えず分泌され、先端は逸物を模した卑猥な形状をしている。
今度は膝に絡みつかれた。と、思った次には太ももに巻き付かれた。左足首、両方の太股、両手首、両肩に……一本二本どころの話ではない。太い腕のような物体が何本も足に絡まり、ガニ股に開かせ固定してくる。
――ズジュ、ずぢ……ッ!
絶体絶命の蘭の窮地に、その視界へ割って入る影。
「ああっ、もしや乱入プレイですの?! わたくしを助ける栄誉を噛み締めなさい……ッ?!」
「んうううッ?! なっな、な、なにをしているんですかっ?!」
郁芽・瑞莉(陽炎の神和・f00305)、麗しき戦巫女が、同じくスレイヴウォーカーの便座に座らされていた。生体からくり妖怪・姫名霰の「約束」を尊び、彼女を幽世へと導かんがため馳せ参じた彼女。女性を堕とし、己が性奴とする本能に生きるケダモノに、集中力を欠き、考えがまとまらず、疼く媚感に耐えかねた瞬間――その隙を突かれて絡み取られたのだ。
己よりも遥かに強そうな瑞莉が身動き取れない様子に、蘭の気炎はか細く掻き消えてしまう。
「そんな……く、フフ、オーッホッホッホ! このわたくしを手籠にするなんて、身に余る幸運でしてよ。光栄に思いなさい。下等生物の分際で、わたくしの初めての相手になれるのですから!」
愛用の衣服を乱暴に破られ、いよいよ覚悟を決めた。いついかなる時も優雅に、誇り高く、それが蘭を蘭たらしめる立ち振る舞いだ。それでも緊張しているのか真っ白な極上の肌には汗が浮かび、うっすらと赤みがかっている。
足の付け根にたっぷりとついた盛り土のような丘陵、生え揃った金色の茂み、むっちり盛り上がった丘陵に浮かぶ穢れのない一本筋、左右の媚肉が押し合って出来ている割れ目。
――ぬりゅっ!
「ひっ?!」
不意打ちに触手が蘭の顔を擦り上げた。強力な媚薬体液でもあるねっとりとした液体が顔につく。
既に毒に蝕まれているであろう瑞莉は、普通の触手と同時に、さらに強力に振動するブラシ型の触手が見舞われる。全身に媚薬を塗りたくられている最中、細い触手の先端部分が、巧みに桜桃に巻き付き、粘液を塗しつつ扱き上げるのだ。常人なら即座に発狂してしまいそうな快感を、瑞莉は懸命に耐えていた。脳裏は絶え間ない快感に悲鳴を漏らす。触手に乳首をねちねち弄ばれ、身体の奥で快感の花火がひっきりなしに爆発し続けてるのと同義だ。
――ヴィイイイイッ!!
「やぁああああ……!? なんですかぁこれェっ?!」
快楽が波濤のように押し寄せて処理が追いつかない。
霊衣は無理矢理剥ぎ取られて久しく、剥き出しの肢体を触手が丹念に擦っていく。密集した突起が肉芽を、陰唇を、菊穴を弾き、舐めしゃぶり、磨き抜いていく。肉の絨毯の上を転がされているような、持ち上げられている浮遊感と包み込まれる快感に翻弄され、勇ましく麗しい陽炎の戦巫女は、涙雨を下の口から垂れ流す哀れな虜囚と成り果てた。
「あぁああぁぁっ?! んんぅううっ……❤︎」
乳房に一際巧みな二本の触手が絡みついた。左右一房ずつ、根元から絡みついて搾乳するかのように入念に搾り上げる。と、思えば絡みついた触手が蠢くと、とぐろのように巻き付いて扱き始めた。
肉の塊である触手は表面は人間の指のように僅かな弾力がある。まるで人に愛撫されている感覚、これはスレイヴウォーカーが人の呪いから生まれたケダモノであることを示唆している。ゆえに人間業で彼らの責苦から逃れるのは不可能に近い。苦無一本で斬り伏せられるほどの生温い呪いではない。
「ふああぁあっ?! いやぁあぁっ?! こんな、いやむ、いや、なのに。身体が熱くなってきてッ……❤︎」
媚肉をごりごりと刺激しつつ触手が前後へゴシゴシ、局所をブルブル、胸はゴム毬の如く形が変わるまで搾り上げ、じりじりと快楽の炎で焦がしていく。
「ゆるぅ……ゆるひてぇ……もうおっぱひ、こ、こしゅらないでッくだひゃいいいっ……❤︎」
胸だけでなく、心臓まで握り潰されているかのよう。激しい摩擦に耐えかねて、瑞莉は懇願した。無論聞き入れられず、喉を反らせ、潰れた呻きを張り上げる。目の奥に快楽の火花が散り、虹色の渦が瞬く。簡単に絶頂に達してしまう。駄目だ、これは!
胸が。胸に。胸を。胸を衝き、胸が詰まり、胸を焼き、胸を焦がす。
胸の中に渦巻く快感が行き場をなくして暴れ出す。今にも先端にある出口から噴き出しそうだ。
「くぁぁぁっ、はひぃンっ❤︎ あ、ぐぅぅぅぅぅぅ……っ❤︎」
達する。達した。
傍らの蘭は悲壮な決意を面持ちに浮かべつつ、極めてより知的に、文化的に、高尚に振る舞おうとする。
蘭の決意を嘲笑うように、頑丈な触手が二本、股座へとあてがわれた。
「ひっ……!」
先端からワイヤーにも似た細い糸のような触手を出すと割れ目に引っかける。ぐいっと左右に開かれると、美しいサーモンピンクの粘膜が現れた。
「ンぅぅぅ……あぁあ…….ッ」
膣粘膜。媚毒をたっぷり盛られ、愛蜜をとろとろ垂れ流すサーモンピンク色のツルッとした花園の入り口。重なっている媚肉が今にも割り裂かれそうで、ナカへと侵入ってくる感触を感じながら、蘭は嘆いた。
あるいは瑞莉と同様命乞いをすればとも思ったが、彼女が目の前で繰り広げている痴態を見るに、それも希望とは程遠い。今は硬くなったプラスドライバーのような捻れる触手をあてがわれ回転陵辱を受けていた。秘処と胸先と、そして不浄の穴も。もはや人が受けるまぐわいの一光景とはかけ離れている悪夢。
しかしこれは紛うことなく現実で、触手が鎌首をもたげる先、割り裂かれた秘処のナカに梅を思わせる濃い桃色の粘膜が張っていた。脈を打つように蠢く膣肉の途中に、奥が見えそうなほど薄い膜がある。
「ああ……なんてこと……将来の、旦那様に捧げるための、あぁ……こんなッ」
――くちゅ……ずぶ、ぐ、ぐ、ぐぅ……ッ!
「あぁぁぁぁ?! ぉ゛~~ッ?!」
愛液と肉が触れると淫音が奏でられた。結合部。その時は、来た。来てしまう。望まぬ行為。熟れた花園が押し広げられた。スレイヴウォーカーの逸物そのもののの触手の方が明らかに(それこそ成人男性の平均サイズよりも)巨大だったが、毒で弛まされていたせいか軽々と入り込んだ。
亀頭形状部位がグリグリと膣肉を掻き回す。蘭を弄ぶように、浅い場所を擦り上げると蘭の細い腰が揺れた。体内に浸透した媚薬の効果は覿面で、未だ男を知らない蘭をして、淫らな情婦の如く昂らせる。
「お゛っ!?︎ なまごろしなんて、ほお゛ぉぉっッ!? ん゛ぉ゛ォッ゛……?!」
――カリッ……❤︎ カリカリっ!
「ふぉ゛ッ?! も、やえ゛っ……❤︎」
瑞莉へのブラシ責め、ドリル責めはひと段落し、薄く弱い快楽で焦らす責めへとシフトしていた。
もどかしい。狂おしい。皺の隅々まで媚薬が浸透し、感度が数十倍に引き上げられた秘孔を、ひたすらカリカリと触手先端で弾き続ける。臀部をいやらしく揉みしだかれるのでは飽き足らず、本来なら行為に及ばないであろう箇所をも開発する。
その本能は繁殖であろうとも、人との行為に精通しているハズもなく。掘削し、緩んだところにブチ込む。それだけだ。それだけで牝は屈服するのだから。
例えば、目の前の、この女のように。
――メギっ……ゴリュゴリュ!
「きひッ――イ゛くイ゛く゛イ゛く゛うッ……❤︎」
臀裂磨きすら耐えられなかった瑞莉に、焦らしなど意味があってないようなものだった。
グチョグチョに蕩けきった両穴は容易く触手の暴力的な挿入を受け入れ、瞬く間に串刺しにされてしまう。それどころか内部で暴れ回る触手により翻弄され、ポルチオを捻じられ、子部屋内に侵入した触手たちが暴れ回る地獄。それも快楽のピンク色に染まった極彩色の地獄だ。
「イぐイぐイく゛ぅぅ! とま゛らに゛ゃ、どまりまぜん、まだ、ま゛ぁあだ……イ゛ぎっは゛なし゛でし゛んし゛ゃうぅぅ゛ぅ゛〜ッ❤︎」
――どぴゅっ、ぶりゅりゅっ、どぷぷぷぷぷっ!
子部屋いっぱいに媚薬白濁液が注ぎ込まれた。媚毒によって最も守りの薄い胎内を穢されてしまったという絶望で、眼の前が真っ暗になる瑞莉。
それでも洗脳触手針を立て続けに撃ち込まれ、その表情は喜悦にトロンと歪んでいる。黒い瞳は潤んで、次なる触手が穿つことを望んでいる。
――ブチッ! ブチチチィッ!
「あ゛アァアっあ゛っ?! いだぃぃいいいいいいっ?!」
瞳からは涙を、口からは耐えきれなかった唾液を溢しながら処女の証が膣粘膜から乱雑に引き千切られると快楽で賄いきれない激痛が襲った。
「いやぁああぁっ!! あぁ゛ぁ゛アアッ!!」
悲鳴を上げても処女膜の破れる音は聞こえた。宿主の嘆きを知ってか知らずか、繁殖欲求に従い押し入った触手が、閉じていた膣肉までも裂きながら膣奥へ到達する。奥、奥の奥、最奥。
そこからは、あっという間であった。
――……ぶびゅるるるるっ!!
「いぎましゅっ?! あぁあ……こんな、はしたな、ひぃいいッ……」
胎内深くにびゅーびゅーと勢いよく灼熱の○○に似た粘媚毒が放たれる。白濁して粘っこく小部屋の奥に叩きつけらる感覚、そして股間や太ももに着いた赤い『初めてだった証』――蘭が放心するのも無理からぬことであった。
朦朧とする蘭が、その薄れゆく視界に最後に見たのは……《虹極撃》を気絶したまま放った瑞莉と、その余波でなんとか湖畔から這い出た己と。
「あああぁ゛……こし、腰が痛……うう……こんな初体験なのに感じてしまって……わたくしったら、はしたない……」
「あ゛……お゛❤︎ ふ、ふぅ……ッ❤︎ く……ッい、いっぱい入りまし、たぁッ……❤︎」
媚薬漬けの雌便器が二つ転がる、束の間の静寂。
ここはまだ戦場で、蔓延る悪意は、いつでも二人に牙を剥こうとしていた。次なる苦難は、きっとこの比ではないだろう。喪失と凌辱の、その先の罠が静寂の中にじっと待ち続けるのだった――。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
メアリ・イーズディル
アドリブ歓迎、NGなし
救いを求める声が聞こえちゃったから
助けに行かずにはいられないよね♡
呪いとか楽しそうだからとか言う理由では決してありませんとも。ホントだよ?
姫名霰が受けて喰われて犯されたと言う呪いを体験してみよーじゃないか。
おっけー、やくそくだね。時間を稼ぐから、後で私と悪いことをしよーじゃないか。
そんな悪魔の契約をして。
そのかわりにスレイヴウォーカーに接触して取り込まれてしまうよ。
快楽なんかで狂うようなタチじゃあないんだけれど。
姫名霰ちゃんの受けた呪いを一度に受けて流石の私もタガが外れてしまうよ。
巨大なモノで引き裂かれるような、繁殖目的のくせに破壊してしまう矛盾した凶悪なモノで奥の奥まで突き破られて、肉と液の詰まった袋にされてしまうかも。
上から下から、ヒトのプレイじゃあ使えないところまで。飲まされて、吐かされて、命も交わって、宿されたり。
命乞いをしちゃっても容赦なく、欲望のままに破壊されてしまうのだろうね?
「いや、村よりも呪いよりも何よりもさ」
「……」
「私はあなたに興味があってね。姫名霰ちゃん」
呪いと、悲鳴と、嬌声と、戦火と、全てが広がりつつあって収まりがつかない中で、穢れを知らない自然溢れる禁足地に似つかわしくない悪魔が笑っている。
メアリ・イーズディル(混沌まぜまぜ・f33694)、継承を司る、魔族にして悪辣なるもの。彼女は無音で鎮座する生体からくり妖怪・姫名霰の前で胡座をかいて、唇を尖らせて口笛を鳴らして、笑っていた。
「……」
「たすけて。救けて。うん。そう聞こえたからね。呪いとか楽しそうだからとか言う理由では決してありませんとも。天に誓ってホントだよ?」
「聞こえた……?」
「あ! やーっと話しかけてくれた。いい声じゃん。その『ナカ』でどんな声で鳴いてたのか、私にも聞かせてほしーなあ♪ あんっとか」
「……」
会話しているようで、意思疎通しているようで。
していない――縛られ、呪いに蝕まれし大妖怪と、悍ましき始祖にして末裔の大悪魔。
一瞬にして百年の連なりと、多にして一の須くを総べるもの。
近親憎悪にして、同族愛。
異にして、等。
鏡写し。
「悪魔的にはさ、救いを求める声が聞こえちゃったから助けに行かずにはいられないよね♡ 姫名霰ちゃん、悪魔の共犯者になる気はないかな?」
「……」
「連れないなあ。じゃあやくそくしようか」
「……やくそく」
呪いを取り込むことに集中していた姫名霰は、初めて反応らしい反応をした。夢現で混沌とした状態で、外が騒がしいから誰へともなく依頼を垂れ流していた彼女が、やっとリアクションを返したのだ。
偉業である、と言えた。
そして、これこそが地獄……不磨肉慾機獄の釜の蓋が開いた、真の始まりであるとさえ、言えるであろう。
「そ。やくそく。時間を稼ぐ。それが救済に繋がるなら稼いでみせましょう♪ かわりに、そうだね。そう。後で私と悪いことをしよーじゃないか」
知らないだろう、妖怪・姫名霰。
約束とは上書きできるのだ。悪魔の御技を以てすれば。
ぺろり――と、青い肌には似つかわしくない爬虫類のように赤く長い舌で唇を舐めて、メアリは立ち上がる。
両手を広げて、笑った。
朗らかな笑顔だった。
だってそうだろう。悪魔にとって契約とは「営業」。悲しげで自信のなさそうな振る舞いに、誰も心は開かない。
受け入れろとは言わない。選択を強要しない、ただ提示された選択肢を前にして、笑え、楽しめ、それだけだ。そうでなくては、分岐も可能性も、軒並み腐って死んでしまうのだから。現に、姫名霰は壊死寸前。それでも……震わせる心があることだけでもわかれば、やりようはある。
これは、メアリにしかできないことだ。
「悪いこと。わかりました。する。例え『地獄』の、果てまでも、お付き合いしましょう」
「いいね! いいね地獄! なかなかなチョイスだ。それじゃ姫名霰ちゃんをハメ狂わせた呪いとやらの、味見といこう♪」
悪魔の時間が、始まった。
人によっては悪夢の時間――と、言えるだろう。指を鳴らすと《継承憑依》が数秒のうちに『自律繁殖型洗脳生物・スレイヴウォーカー』に適応した。
この可能性はとうに理解している。
きっとタガが外れてしまうだろう。ただの快楽になら狂わされることはない、と断言できるけど、そこに彼女が言うところのやくそく……「契約」という縛りが入るなら話は別だ。
少なくとも、退屈な時間にはなるまい。
――ぐいっ。
「お」
無抵抗のメアリにスレイヴウォーカーの触手が四方から襲い掛かる。
あっという間に両手足を絡め取られて、大の字に拘束されてしまった。
拘束している力は決して強くはなくとも、こうすれば触手は振り払えない。合理的だ。単調だが、締め上げれば獲物を弱らせられる。
ギチ、ギリと絞め上げる圧力。酸素の供給が減り、酸欠特有の浮遊感で体がふわふわする。自由に首が動かせない。気配を察知すれば、寄ってきたスレイヴウォーカーは五体ほどはいるか。
すぐ見えた。両手両足をそれぞれ掴まれ、引っ張って、宙吊りにされてしまったから。なるほど、脳裏だけでなく本当に浮いていたらしい。どこで見たか、この既視感。ああ、そうだ。まるで戦国時代の牛引き刑のようだ。首、四肢を目一杯引き伸ばされて、今にも肩や股関節から千切れてしまいそうだ。
――べぎ……ごギッ! ボキボギ、バキィ!!
「あ゛……がああッああぁ゛あ゛……ッ!?」
首と四肢を捕らえたまま、空中で彼女の身を捻った。両脚を左右外側へ捻る股関節破壊に加え、両膝、両肩が捩じ切られるように破壊される。服を逆に着ているのではないかと思うほどに、白目を剥いて口から泡を吹く。破壊された両腕を投げ出し、股関節と膝を破壊された両脚もガニ股に開かれたまま。
限界を超えたダメージだったのだろう。心許ない下腹の衣装、局部の隙間から檸檬色の液体が流れ出して、スレイヴウォーカーに注ぎ込むように股下と太ももの間目掛けて恥ずかしい水溜まりを広げてゆく。
触手の食い込んだ胸は衣装を引き裂かれて、青い柔肌を丸出しにされてぷるぷる震えていた。シミのできた下腹の衣装もほとんど同時に剥がされる。
「ん……ぎ……ふーっ、ふうぅう……」
メアリは呼吸を整えて体力の回復をはかる。それを察したのか、触手は締め上げる力を強めた。ギリギチと、締め上げられた箇所から嫌な感触が伝わる。否、鮮烈すぎる感覚に混じる曖昧な感触など、駆け抜ける激痛の中ではほとんど錯覚のようなものだ。
――ぶつっ……ズブブ……ッ!!
「ぐ、ぎィ……む、ねぇ…….?」
両胸の先端と股ぐらからだ。混乱するメアリの視界に胸先の桜桃とそこに刺さる黒い針が映った。触手の先端から伸びた針が深々と貫いていた。ついでその視線の先、包皮を掻い潜って鋭利な刺突が、艶かしくそそり立った肉真珠をも貫いている。
堪らず絶叫していた。手足の骨が外されているため、胴体はぴくりとも動いてくれない。
M字開脚にされ両手を後手で縛られて、爪先がつくかつかないか程度の高さに吊り上げられたまま、針を刺された胸や秘処が訴えかける痛苦、四肢を破壊されされ胴体部分を拘束された今、くねらせるだけでは容易に逃れ得ぬ痛み。
そんな蝕まれるような苦痛の中、宙空で暴れまわる光景は滑稽であり、淫らだった。
「んひ……ぁ……これ、これはすっ……ご……い、や……♪」
メアリから見えるくらいまでに乳首が勃起し、血が滲んでいた。痛い。アツい! 青地の肌を血の赤が染めていき、その様が神経を削る。
そして――前後左右四方八方。突如として取り囲んで持ち上げていた触手たちが、狙いを定め侵攻を開始した。最早悲痛な絶叫を響かせるだけの自由すらもメアリには残されてはいなかった。声を発する口も、蜜穴も秘穴も、耳や鼻や臍も……全身の穴という穴が繁殖欲のケダモノにとっては格好の餌場。大小も、太細も様々な、しかしその全てが牝を苛む触手は次々と潜り込んで、発情を促す白濁粘液を分泌しながら蠢く。
「んぐ、んむぅうぅ、んぐぅぅぅッッ?! んェ゛ッほ、うぇぐゔェッ……?!」
そもそもが乱れきっていた黒い装束は、押し寄せる質量によって原型がなくなるまで剥ぎ取られて、口、膣、肛門、鼻腔、耳孔、臍、前人未到の八穴責めという拷問を見舞われる。
あちこちの骨が外れているせいで、巻きつかれ穿られたただけで全身が痛い。メアリの苦しみも知らず、口内で蠢く触手が舌を絡め取り、喉奥が掠められるたびに嘔吐反射が身を跳ねさせる。
「ゔぇっほえ゛ホ……っ、ぎゅぶ、ゴ、ごぉぼッッ!? ぐが、カ、ぁハ……ッ?!」
膣内や別の穴に突きこまれた他のものよりも太い触手。触手を束ねた肉塊が、メアリの頭上に影を落とした。
……これを挿れるために、股関節を外して秘所を限界まで開いたのだろう。とはいえ、とても入るとは思えなかった。
ぼんやりと、まるで他人事のように、メアリの頭は茫洋としてそれを眺めてなお認識できていなかった。全身を触手に絡みつかれ、そうでなくとも全身の穴という穴に触手を潜り込まされて、そんな状態でナカを乱雑に太い触手で犯される。その異常さを理解しろという方が難しいだろう。
――めきっ……めきめきめきっ……!
「やめっ……いや、それぇ……はっ♪」
笑ってしまった。まだ大きくなってるじゃないか。現実味がなさすぎて笑いが込み上げたのだ。触手に溺れながら、現実逃避の喜色を湛えてしまう。
――ず ん っ ……!!
「っ、ぎ、ひ、ぃあ゛〜〜ッ♪」
太すぎる肉塊がわずかに動くたび、臓器をシェイクされているような錯覚に陥った。
あるいは、この衝撃が動かなければ即座に心臓が止まってしまうのではないか。幾度となく脳が弾けるような狂った激痛の中で、彼女は命乞いした。
「だ……ずぅ、ん、んぐ、ぅ、むぐぅうぅ、お、ぉあ……ッ!」
最早悲痛な命乞いを響かせるだけの自由すらもメアリには残されてはいなかった。
性行ではなく、破壊。そう、繁殖目的のくせに破壊してしまう矛盾した凶悪なモノが好き勝手に突き上げるせいで、膨張していた丸いお腹が、いっそうビキビキと悲鳴を上げる。
膣穴を何度も何度も削りながら抉るように往復する太い触手、それは硬さと太さを刻一刻と増しつつ、その形状をも変化させていく。
――ずぐっ……ゴリュッ!
「きゃヒいぃいいんッ♪」
男性器でいう所の亀頭部には先ほどの針を束ねた、極太洗脳毒針。硬い鉄鋲のような器官に変じて、ナカを何度も、何度も執拗に抉り刺激する。
茎部には鱗が生え揃うように硬い器官がびっしりと敷き詰められ、柔い膣肉を削いで、抉って、擦りつける。
打ち付けるふぐりに似た部分は蝋の如く凄まじい発熱をしながら、張り付いて剥がれない粘液を結合部に塗りたくる。
膣奥も、膣壁も、子部屋すらもが激痛によって支配されてしまっていた。
「お゛っ……ア゛っ……?! ふ……くらんれ……まさ、か……ぁえ? た、たずけ……たす」
――ドピュッ……! どちゅ! びュるぼビュウううッ……!!
「ぅうぅ、ンご、ぅう゛ぅ゛あ゛ぁああぁあああ――ッ!?」
前触れなく溶けるような激痛と熱が奔流となって、メアリの最奥を、さらに深く拉ぎ潰した。
のたうち回る事もできないまま、膣奥に叩きつけられる半固体のぶりぶりとした奇怪な熱によって、膨らんだお腹が水風船のように歪む。秘処の入り口から子部屋の最奥に至るまでを、白い欲望が万遍なく穢していく。
痙攣し、強張る体を折るように縮めたメアリの後方から、新たな針が打ち込まれた。
――ずくんっ……!
「ひっギ……!?」
針が、未だ触手に穿たれる薄色の窄まりに狙いを定めていた。刺された場所は尻たぶの間。てらてらと濡れ光る腸内が、今なお欲望を溜め込み際限なく膨張していく触手により拡張されていく。肉体の限界を超えて欲望を注ぎ込まれるのは埒外の苦しみ。
「あ……ら゛め゛ら……ぁ゛……♪」
喉、鼻腔、耳奥からも鮮血が広がり、込み上げる吐瀉物が触手によって呑まれていく。
細い触手で尿道は塞がれ、それでも生理的な失禁は止められずに、小水が迸り噴出する。
肉柱が内側からお腹を突き上げ、引き締まった腹部が触手の形に膨らむ。悪魔の体が前後に揺れ動き、ケダモノの性処理人形のごとく無茶苦茶に犯された。再び侵入した子部屋へごりりっ、と触手が押しつけられ、後ろの触手は肛門、腸は愚か、胃袋へと侵入を始めていた。体中の穴という穴から、血が出ているような錯覚があった。メアリは絶頂の坩堝にあった。死という絶頂の最中にあって、あらゆる尊厳が奪い尽くされていく地獄の中で、彼女は笑う。
行き着く果ての終着点、行き止まりを歩むことこそ我らの本意。
――ずぅん……ずるるるるっ!!
「おっげエエエえ゛え゛ぇ゛〜〜ッッ!!?」
尻穴から挿入された極太触手が、腸を通り抜け胃袋をも通り越し、口から飛び出したのだ。口から飛び出た触手はそのまま全身を媚薬毒に漬けようとシャワーのごとく浴びせ続ける。
文字通りメアリの体の端から端までを犯し抜き、びちびちと踊っている。そのくねくねとした動きは、獲物を仕留めた喜びを体全体で表現しているかのよう。鼻腔にはそれぞれ二本の細い触手が突き立てられ、半開きになった口は閉じられないように口角を持ち上げられたまま、幾本もの細い触手を受け入れることを強要されている。
丸みを帯びた腹部を揺らし、乳首や尿道や乳腺にも針が我先にと突き立ち、白目を剥いてぐしゃぐしゃに崩れるその姿は前衛芸術さながらのショッキングなビジュアルを完成させた。
「ぼ……お、ほ……ぉ……ンお゛ぉっ……」
だが徹底的な地獄は、まだメアリの肢体を絡めとったまま手放そうとはしない。
言葉も行動も意味もなさない、快楽には程遠い拷問の中で、メアリは身震いしながら目を閉じる。
はて、こんなものが、こんなもので地獄なのかと。
「お……ん。そーそーこうやって命乞いをしちゃっても容赦なく、欲望のままに破壊されてしまうのだろうね? 飲まされ吐かされ宿されてっと……♪」
「……」
「稼いだけど。時間。ほら、お礼の一言でももらえないものかな。そろそろ先の話を聞かせてほしいのだよっ✨」
悍ましいだけの苦境を、タガを外して歩んでみたけど、それは予期できた一本道。
今度はもっと可能性を見せておくれ。愛おしい私の鏡映的自己。どう見えているかで、見えざる世界も可視化して、尽きず絶えず、継いでいく。
呪いも。
祈りも。混ぜこぜにして。
苦戦
🔵🔴🔴
第2章 ボス戦
『原初の古代機械兵器』
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POW : ここから先には通さんよ……
単純で重い【UC、異能、装備効果を無効にする機体から】の一撃を叩きつける。直撃地点の周辺地形は破壊される。
SPD : もう、誰も亡くしたくないの!
【UC、異能、装備効果を無力化する重火器】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
WIZ : キサマラハ、マタワタシカラウバウノカ?
【UC、異能、装備効果を反射する脚部の龍】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
イラスト:8mix
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠大神・狼煙」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
「どうもありがとう」
漏れ出た「呪い」を取り込みきった姫名霰は、己について語り出した。
「すまない。姿は見せられない。この『器』の中から失礼する」
あのスレイヴウォーカーは、生体からくり美妖姫である私が……口にするのも悍ましく、忌避する「花を摘む」という概念が形を成したかのような……UDC怪物の群れだった。
でも、あれは、ほんの一端にすぎない。
現に、今でも、この大樹に匹敵する巨大な『原初の古代機械兵器』の中で、数えきれないほどに「呪い」は集積して、私を生きたまま喰らっている。逆に私は、これを喰って存在を維持しているというわけ。
この外殻、器は強い。
あらゆる技、異能、装備効果を無効にする鉄壁。ここに閉じ込めてしまえば、中は見た目よりもっと広いのだけど、とにかく、もう外には出られない。自分からは出られない。
「ほんとうに」
ああ……久々のうたた寝でだいぶ気が楽になった。重ねてお礼を。
よければ、この近くにある村でのんびりしてから帰るといい。
私は、この無敵の装甲に閉じこもって中に呪いを封じる大切な役割がある。
約束だから。
大切な、約束。
村。
「……え?」
悔い? ああ、喰って喰われてだけど悔いなんて……なに。
な、に……いって……?
「近くに村なんて……ない……?」
わたしは、まもった。
知らないしらないしらない。
村は? みんな?
公共事業? 集団移住? 知らない知りたくない。わたしはまもった。約束を、まもった。たくさんの自然をまもった。みをていして、たえて、100年もの間、痛めつけられて犯されてぼろぼろになって、それでも一人耐えたのに! それなのに?! ……少しは思ったよ。どうして迎えにきてくれないのって。どうしてわたしはがんばってるのに、だれもたすけてくれないのって。なんでなんでどうして!? みんなどこにいったの? わたし、ひとり……?
ひと、りのわたしどう、なる?
「いィ゛……やだ、やくそ、く、まも、る……まもるまもるまもるもるまもるまもゅま」
百年耐えた徒花が、今結実する。
同時に、スレイヴウォーカーたちもまた再び湧き出して牙を剥く。
巨大機甲鎧か、異形の怪物か、はたまたそのどちらもを相手取らなければならないか。猟兵の選択によってその結末は大いに変わるだろう。
「だ……め……たえられない……オかスッ、ちが、ちがうっ、いやっ! た、すけ、て、ま、ちが、むり……も……もうッ゛!」
わからない。
知らない。
「答え」は、いま、ここで見つけるしかない。
「い……ゃ……ぁ、ま゛」
そこのあなたにぶつけて、知るしかない。私が、怪物に、ケダモノに、今まで「そう」されてきたように! 私が私であるために!
「ま……ッ゛」
そこのあなた。重ねて申し訳ないけど、どうか、また、お願いします。
抉られ貫かれ出し入れされ抽送され、犯されて犯されて犯されて――この悔いごと、この杭で抉り、抽送され、壊されてください。選べ、選びなさい。あのスレイヴウォーカーに飲み込まれるか、私の手で壊されるか、壊れるまで犯されるか!
「マ゛……も゛ォ゛ルゔ――うゥ゛うあ゛ア゛ァ゛ッ!! こんなセカイいらないッ、セカイごとオかシて、コわシてやるッ……!!」
UCや装備で起こした地形変化に巻き込んだり、攻撃を誘導して自滅を誘うか、はたまた策を練って「声」を届けて弱体化を狙うか。猟兵の真の力が試される時だ。
花々咲き乱れる忘れ去られた禁足地にて、独りの破壊兵器が今、動き出した。
夢ヶ枝・るこる
■方針
・アド/絡◎
■行動
猟兵にも「備え」というものが有りまして。
『FAS』により飛行、『FLS』で『FIS』『FTS』を召喚しまして。
【壊霞】を発動、広域を『乳白色の霧』で覆いますねぇ。
この『霧』は「『UC無効化』を無視し効果を齎す」もの、強力な相手故に軽減はされても、『行動鈍化』と或る程度の『自壊誘発』は可能ですし、その状態の『一撃』なら『FIS』の転移や飛行での回避は問題ありません。
そして『FTS』の中には、『装備』とは言えない品として、工事等で撤去する際に回収した『瓦礫』や『岩塊』、『キャバリアの残骸』等の重量物が多数存在しますので、上空から『FGS』でこれ等を加速、降らせて叩きますぅ。
「マズはオマエからだッ……!」
黒き龍が体を持ち上げ、恐るべき質量攻撃を以て周囲をめちゃくちゃに攻撃し始める。もうもうと立ち上る土煙。その標的として手始めに選ばれたるこるは、周到に手持ちの装備を確かめつつ、その姿を見つめる。
「猟兵にも『備え』というものが有りまして、鎮静するために実力行使させていただきますぅ」
使徒として、眼前の脅威は無力化しなければならない。
オーラの翼をはためかせた飛翔用の祭器で飛び立ち、自らは安全圏に退避しながら牽制する。その一撃が脅威なのだ。力任せも力任せ、単なる重い一撃だが、その一撃が装備の効果をも粉砕する。
《豊乳女神の加護・壊霞》によりUC無効化は対策したものの、見るからにその一撃は異能や装備効果をも粉砕する。
「ここは慎重に参りましょうかぁ」
乳白色の霧がもたらす行動鈍化の効果。舞い上がった土煙のせいで効果覿面とは言わずとも、確実に効果は『原初の古代機械兵器』を蝕んでいる。本体は中身の姫名霰だろう。その自壊を誘発すれば制圧は容易い。
針の穴に糸を通す繊細さと、大胆な動きで行動を通す我の強さと。
攻撃を掻い潜りながら、着実にダメージを与えられる瞬間を探し、反撃していく。
「シゼンを、ま゛も……ルウゥア゛――ッ!!」
「どうやら意識も不安定な様子……これを試してみましょうかぁ」
空中に描かれる光の幾何学模様。魔法陣にも見えるそれはモノを言わない機械の巨兵を召喚した。クロムキャバリア世界の搭乗型ロボット、キャバリアである。もっともすでに機能を停止し廃棄された代物。乗って動かせるほどの戦果を期待してはいない。
「単純な質量……重量物は保管してあるのですよぉ」
ぷるんっと踊る肢体を空中で回転しながら踊らせて、中空に出現させた廃キャバリアとワルツを奏でる。凄まじい回転が空を切り、そのまま錐揉みしながら155本の錫杖を巧みに用いた重加速。隕石の如く地面へ向けて放たれた機械の塊は、周囲への破壊を厭わず凄まじい破壊と熱をもたらした。
いかに『原初の古代機械兵器』であろうともダメージは免れない一撃。
「ぐゥ……オマエもシゼンヲ破壊するのかァ゛――!?」
「瓦礫に岩塊、以前撤去したものがいくらでもありますので、ここで消費しても問題ございません」
黙っていても自己破壊していそうな支離滅裂な言動を、ぴしゃりと叩きつける言葉と、さらなる隕石群。この世の中には岩塊を装備と言い張る力持ちもいるだろう。しかし礫をぶつけるだけの単純攻撃をしているるこるにとってこれは装備ではなく、あくまでこの世界という重力を借りているだけに過ぎない。
瞬く間に辺りにクレーターを作り、この地に消えない戦闘の余波を刻み込んでいく。
「ユルさない……ユルさない、ここから先には通さんよ……!」
「まだまだ余力はありそうですねぇ」
決して近づき過ぎず欲張らず、掠めれば距離を取り、付かず離れず隙を見てメテオ攻撃を繰り出す。
風を受けて靡く黒髪が、姫名霰の神経を逆撫でした。致命的なダメージには至らなくとも、只管に鬱陶しい。何より、この存在は自分の守りたい周囲の自然が壊れることも関係ない大規模攻撃を繰り出す。地形破壊を起こすものはなんであれ許し難い。……まるで自分が今までしてきたことの無意味さを突きつけられているみたいで、気に入らないのだ。
「こんなに暴れても、周囲は無関心を決め込んでいる。忘れ去られた姫名霰さんを、止めにきましたぁ」
「ノゾんでない……ワタシは、ただ……!」
「隙ありですねぇ」
とりわけ大きなモンスター級のキャバリア残骸が地面へと突き立ち、堪らず機械兵器が横転する。自らが引き起こしたものよりさらに大きな土煙を立ち上らせて、さながら開戦の狼煙のように戦場の誰しもに察知された。先制攻撃の手応えを感じたるこるは、有効な手段を辺りの猟兵たちに周知させるため、その場を離脱しつつ混戦地域を飛び回るのだった。
大成功
🔵🔵🔵
メディア・フィール
❤NGなし
プレイング改変・アドリブOK
他PCとの絡みOK
必死に巨大機甲鎧と戦い続けますが、一瞬の隙を突かれてスレイヴウォーカーの群れに飲み込まれてしまいます。あとは前章と同じようにぐちゃぐちゃに犯されてしまいますが、それでも姫名霰に必死に呼びかけます。もう役目が終わっていることを。しかし、それが分かっていながら、いや、分かっているからこそ癇に障った姫名霰に怒り任せに尊厳破壊されてしまうでしょう。それでも呼びかけ続けますが、最後には嬌声とも呻き声ともつかない弱々しい声を紡ぐだけの物体になってしまいます。それでも、少しでも狂気を退けることができれば、他の猟兵達が対処するきっかけになるかもしれません
「熱源ネツゲンネツゲンン゛ン゛ン゛っ!! ケしてやるケしてケしてもみ決してやるゥ゛ううッ!!」
「ねえ! ちょっと正気かい!? 姫名霰、キミに呼びかけてるんだ話を聞いて!」
敗北を当たり前と刷り込まれ、戦場に吹き荒ぶ陣風でさせ己を昂らせて仕方ないはずなのに、メディアは並々ならない精神力で放った「暗黒の炎」で己の邪念を焼き尽くし、なんとか『原初の古代機械兵器』に対して説得を試みる。しかしの相性は最悪。花や自然を守る妄執に取り憑かれた姫名霰と、拳から炎を放つメディアでは水と油だ。先のスレイヴウォーカーも群れでメディアを追い回している。撒くように炎で散らしつつ、必死に巨大機甲鎧と戦い続ける。
程なくして、その抵抗も無駄だったと知ることになる。
――メキメギメギィ……ぐいっ!
「う……あぁ゛ッ?!」
触手による拘束。機械兵器に気を取られるあまり、スレイヴウォーカーの群れに飲み込まれ拘束されてじった。炎を放つ手はもちろん、逃げられないよう両足にも大小の触手がぐるぐると巻き付けられていて、あろう事か片足を上げた犬の粗相の如きポーズで拘束される始末。引き裂かれた魔竜の衣を正す暇もなく、振り払おうと必死の思いの抗いであったが、片足立ちの体勢では踏ん張る事も難しい。
――ずぶッ……ブツッ!
「く……ッまた……?! そればかりかい、この卑怯者ぉっ……!」
敏感な鼠径部付近を、触手が洗脳針で狙い穿つ。片足立ちの体勢では股間は開きっぱなしで、デリケートな部分は触り放題、好きにし放題。
その効果はすでに身をもって知っている。敗北を受け入れ、己を敗残性奴に貶める、強力な洗脳効果である。頭ではわかっていても、体は反応してしまい、甘ったるい官能を含んだ吐息をハァハァと吐き、下半身を走る切ない痺れに負けていやいやと腰をくねらせる。
どうしようもなく昂まった性感。乳房は、度重なる触手責めの影響でその先端をプックリと淫らに張り詰めさせてしまっており、コリコリと己が存在を誇示している。
「頭……おかしくなるッ。――こ、こんなことはやめて、キミは……キミはもうこんなことしなくていいんだ。キミの役目はもう終わっているんだよ。だから――」
「だから、なに」
「え……?」
ゾッとするほどの冷ややかさで、ともすれば理性的と思えるほどの声音。
濡れた秘裂の奥へと侵入していく触手。
催淫効果によって濡れていた秘裂は触手を受け入れ、容易にメディアの子宮口へと辿り着いてしまった。
触手の根元から大きく膨れる。濃厚な白濁による種付け。無論吐き出されるのは媚薬毒であり、メディアをさらに蝕む結果をもたらすだろう。
掻き分けるように触手内を進む白濁濃液。肉体は到達する瞬間を待ち侘びるように昂るのに対して、精神は絶望に染め上げられていた。媚肉は発情し、首を前後に動かし悶え、抱擁するように膣壁で触手を締めつける。突かれるたびに淫水を撒き散らし、ケダモノのとの結合部をインモラルな牝の臭いで潤していく。
「うぅあ……ボ、ボクがボクじゃなくなる。やめろぉおおッバカになる、バカに、なッ゛、ぁああ゛あ゛ッ」
「存在定義の話ね。役目、うん。私はここに縛られ、犯されるのが役目だった。そう言いたい?」
「ちがっんっはあぁんっ! たくさんっ、すごいぃっ! 目を、覚ましッヒィイいい゛〜〜ッ?! ぎ、あが……ッ!?」
機竜の牙が細い首に突き立つように圧力をかけ、華奢な少女の身体から容赦なく酸素を搾り出す。
へし折らないように彼女を無力化するのは容易ではないが、段々と青ざめて白く染まっていこうとする。脳への酸素供給を断ち生存本能からかナカが締め上げる圧力はぐんと増していく。己を性奴と錯覚する奴隷勇者には臨死体験が相応しいだろう。もっと惨めに、もっと無様に、溺れさせる、快楽に……!
「ッ、ぁ、か、かふ……ッ! んぶっ! ごぶっ! ん゛っ! ん゛っ! ぐ、かふ、ぁ…………っ!」
「自分の役目すら果たせないのに、他人の心配? 呼吸の仕方まで忘れてしまって可哀想」
「ぐ、ぐるじ……げぶォッ……?!」
口をぱくぱくと金魚のように開閉し、そこに触手をねじ込ませて自ら白濁を飲み込ませるように仕向ける。くぐもった声が唾液と共に零れ落ちる。その制圧感と優越感に浸る姫名霰は、黒き炎を燃やすメディアを「鎮火」するという大義名分を得て彼女を蹂躙するのだ。
「お゛ぉ!? ボ、ボクはぜったいに……まけにゃいいぃきいい゛ッ!」
負けない。
何に? 彼女は、メディアはその肢体をフル活用して欲望を吐き出させるのが使命だったはず。蓄積したダメージが論理を破綻させ、朦朧とした頭にはただ気持ちいいという感覚がべっとり張り付いて。
そんな弱点だらけの秘処を抉り抜き、大きく腰を振るように全身を奮い立たせ突き上げながら触手たちは思い思いにメディアの膣内を突き上げる。
「お゛っ❤︎ イク!? イクっ?! まってぃ゛……イキゅぅっっ……!! ひにゃ、ひにゃあらへえぇえッ」
「待たない」
「ボクのりせいが、っ、ほ、誇りが……壊されりゅうううっ?!」
小水とも潮とも判然としない液体を噴き出して、放り出された手甲と衣をビシャビシャに穢してしまう。王家に伝わる、フィールの命にも等しい宝物が、己の無様さの極致によって染め上がってしまう。もはや勇者としての凛々しい側面も、姫としての超然として側面も欠片もなくただ、嬌声とも呻き声ともつかない弱々しい声を紡ぐだけの物体と化す。
「ふォおおおぉおおおン……ッ」
両手両足だけでなく、首筋や腋、鼠径部にまで大小太細様々な触手が絡みつく感覚は、それこそ同時多発的でひどく鮮明だ。加えてそこに快楽を無際限に与えられ続ければ、程なくして人格は崩壊する。それが快楽享受の物体化だ。
大妖怪でさえ外的刺激を断ち、閉じこもることでしか耐えることができなかった。
だからこそ、そんな堕ちる過程の、最後の間際まで呼びかけれれば鉄面皮も歪むというものだ。少なくとも、声は届いた……揺り戻すほどでもなければ、彼女の怒りを鎮めるには足りないのだが。
「ん……む゛ぅぅ゛……ひ……ぁ……ぇ……」
声を発する余裕すらなく、痙攣するように身を震わせることしかできないメディア。緩み切った下半身から、様々なモノが際限なく溢れ出してしまっているようだった。
そんな見るに耐えない淫らな姿を、姫名霰は見ている。まるで、誰も己を見てくれなかった今までに報いるように、メディアがぐずぐずの「モノ」と成り果てる過程を、食い入るように、ただずっと――。
成功
🔵🔵🔴
天羽々斬・布都乃
えっちNG、苦戦歓迎
「守り続けた村が滅び、忘れ去られるなんて、なんて酷い……」
ここは、同じような境遇のいなりに姫名霰さんの説得を任せましょう。
その間、私が外殻のお相手をします。
天羽々斬剣と布都御魂剣を構え、未来視の力を開放します。
相手の力を無効化する斬撃を繰り出し――
『いかん、あの外殻、布都乃の霊力を反射しおった!』
「なっ、未来が――視えませんっ!?」
未来視を封じられてしまい、必死に敵の攻撃を回避します。
とにかく、いなりが説得する時間を稼がなくては!
『姫名霰よ、妾もお主と同じように人と約束した妖じゃ。
お主の境遇は他人事ではない。
妾の相方の布都乃が必ず助けるゆえ、希望を捨てるでない!』
消耗戦を潜り抜け、やっとの思いで布都乃は辿り着いた。
しかし、ここはゴールではなくスタート地点。
「はぁ……はぁ……!」
『布都乃……無理をするでない!』
「無理なのは承知の上です。守り続けた村が滅び、忘れ去られるなんて、なんて酷い……姫名霰さんの境遇を思えば、この辛さだって……っ」
『うむう……ならば妾があの娘を説得しよう。しばし時間を稼ぐのじゃ』
布都乃の傍らのいなりが、合図の一声で駆け出した。
外殻である『原初の古代機械兵器』と一人相対することになる布都乃。恐怖はない。右目に宿る未来視の力をフル活用すれば、どれほど強力であろうとも文字通り見てきたことのように対処が可能!
浮き出た肋骨の如き外甲は火花を散らし、赤黒い背には砲塔を背負う。中身とは似てもいない無骨な上体と、うねり束ねられた無数の蛇。どちらが彼女の「頭部」かさえも判然としない。
見ればわかる。
強敵であり、難敵だ。
「その攻撃は、すでにこの未来視の瞳で視ています! 参ります!」
真空の刃が、交差した天羽々斬剣と布都御魂剣に宿る。
振えば次元の壁も時空の隔たりをも引き裂く、唯一無双の斬撃だ。
防御も回避も無に帰す、まさしく至高の刃。邪悪なオブリビオンを滅してきた陰陽師の家に伝わる、天羽々斬流剣術の秘技である。
「この一振りで、その憎しみを絶ってみせます、私に……力を!」
――ごォッ!!
目に見えて膨れ上がるオーラが、振り下ろされた刹那の剣閃に乗り、瞬く間に黒き機械の外殻を寸断した……かのように思えた。
『いかん、あの外殻、布都乃の霊力を反射しおった!』
もはやその叫びが、視えた未来に慣らされた警鐘なのか、はたまた惑乱する布都乃の耳に直接投げかけられた言葉かさえも判断がつかない。ただ一つハッキリするのは、防御も回避もしなかった姫名霰は、斬撃を「反射」してみせた、ということだ。
目を凝らしても、見えるのは眼前の脅威のみ。反射的に横跳びに跳んだ布都乃のいた地形が、力任せに振り下ろされた竜首の一打で抉られる。
今のは未来視ではない。戦闘経験に裏打ちされた、布都乃の咄嗟の判断である。
「まさか私自身の力で、打ち消されてしまうなんて……」
『今は回避に集中するんじゃ! まともに受ければひとたまりもないぞ……!」
首肯した布都乃。もはやなりふり構わず、疲弊した体に鞭打つようにして全力で駆け出し始める。ともあれ距離を取り、己が力が回復するまでまともに受け合うのは不可能だ。
掠める攻撃その全てが生命の灯火を消さんとする必殺級の威力。空中の全方位から絶え間なく浴びせられる攻撃を、曲芸めいた柔軟性で捌いていく。
自分自身、未来を見ずとも対応できていることに驚きもする。あらゆる装備の効果さえ封じてしまう魔竜の機械首相手であれば、手に持つ宝刀とて切れ味がいいだけに過ぎない。
「これが姫名霰さんの怒り……っ! なんて苛烈なんでしょうか」
『姫名霰よ、聞けい! 妾もお主と同じように人と約束した妖じゃ』
当然攻撃の手が緩むことはなく、降り注ぐように次々と密度を増していく攻撃は、布都乃の喉元に届きつつある。
意を決したいなりは『原初の古代機械兵器』の上体に飛び乗ると、振り払われないように四肢を踏ん張りつつ、至近距離で声を大に叫んだ。
『お主の境遇は他人事ではない。妾の相方の布都乃が必ず助けるゆえ、希望を捨てるでない!』
「……キサマラハ、マタワタシカラウバウノカ?」
『この感じ……すでに意識が…….いやまだじゃ!」
式神として封じられ、天羽々斬の子々孫々に至るまで使役されることを義務付けられた身。妖怪の誇りとはかけ離れた身だ。しかし誇りとはなんだ? 孤独であることは誇り高いことだろうか。身を寄せ合わなければ生きられないのが妖怪だ。百年ではきかない悠久の時を、ともすれば苦しみと捉えてしまうかもしれないその時間を、布都乃がかけがえのないものにしてくれた。そんな布都乃であればきっと姫名霰のことだって救うに相違ない。
自分の身が抉られるような強力な呪詛嵐に晒されながら、説得を続けるいなり。
『止まれええぇえっ!』
その勢いに感化されたのか、身から噴き出す神通力に浄化されたのか、はたまた単純にスタミナが切れたのか、動きが止まる。
空中を蹴るようにして肉薄した布都乃は、項垂れる外殻にそっと手を差し伸べた。
「あなたの苦しみ、痛いほどわかります。もしその苦しみを分けることで少しでも癒せるのなら……私にも分けてください。姫名霰さんを助けたいんです」
絞り出すような声に、首が垂れる。身を持ち上げる力を失った『原初の古代機械兵器』は少しの間動きを止めることだろう。
しかし、忘れること勿れ。絶望と希望は紙一重であり、その均衡は容易に崩れ去るもの。次なる瞬間には絶望が凌駕し辺り一帯を飲み込んでも不思議ではないのだ。失われた可能性のその先では、布都乃の希望が打ち砕かれ、闇にも似た黒い未来が広がっている。
観測する手段を一時的に喪失した彼女には、残らない記憶ではあるのだが。
成功
🔵🔵🔴
クロエ・アスティン
じ、自分は今まで何を……いえ、それよりも姫名霰様を止めるのが先であります!
【戦女神に捧げる聖なる祈り】を捧げ、真の姿である戦乙女の姿になって立ち向かうであります。
天使の羽で飛翔しながらなんとか説得を続けますが正気に戻る気配がなく、
スレイヴウォーカーの群れに叩き落とされてしまい、今度は正気を保ったまま全身をからめとられてしまいます。
小柄な体には入りきらないような触手に前も後ろも上も3つの穴を同時に貫かれてしまい、純白だった天使の羽も違う白さに染められていってしまいます。
※アドリブや連携も歓迎
宙音・ナナシ
孕み以外OK
(何とかして止めないと…)
どんな攻撃なら姫名霰に通じるか…【電撃】は無理だろうけど【怪力】なら能力自体をぶつけてはいないから有効打になるかな。
そう考え【怪力】の格闘攻撃で姫名霰と戦うよ。なるべく装甲の薄い部分狙い。
ただ、足の攻撃を喰らいふっ飛ばされスレイヴウォーカーの集団に突っ込んでしまう。
(これは絶対不味い…)
取り敢えずUCで次々と敵を吹き飛ばす。
だが敵数と手数が多すぎて、触手に絡み取られてしまう。
更に全身に媚薬を噴射させられ胸や腹、下半身に触手攻め。更に触手で叩かれたり散々な目に。
でも諦めない。【電撃】を帯電してなんとか脱出。【怪力】の拳で粉砕して姫名霰との戦闘に復帰するよ。
「たあっ! これならどうでありますか……?」
黒鉄の装甲から立ち上る煙。真の姿である戦乙女の姿になって立ち向かうクロエが放った「戦乙女の槍」が、『原初の古代機械兵器』に命中する。正気に戻った彼女は目にも止まらぬ猛スピードで天を縦横無尽に飛び回るが、その高速の世界の中でも自身の攻撃に手応えがないことをヒシヒシと感じていた。
それは超人の肉体を誇る宙音・ナナシ(進化する拳・f42852)にとっても同様だったようで、自身の電撃はおろか怪力さえもイマイチ通りが悪いことに、決定打を与えられないもどかしさを感じていた。
彼女にとっては当たり前である強化細胞も、側から見れば立派な異能である。ナナシは優れた洞察力で装甲の薄い箇所を狙って攻撃を通している。
「(何とかして止めないと…)」
「手応えなし……まだこちらも本調子というわけにはいかないでありますが……ッ?!」
「GWOォオオオオ――!」
――ズリュズリュズリュルルルッ!!
どこからともなく誘き寄せられた『自律繁殖型洗脳生物・スレイヴウォーカー』が、焦燥感を抱く二人を取り囲んだ。花を摘み、女を穢す最低最悪のイメージが具現化したような醜悪なケダモノだ。
姫名霰を止めるのが先決、その考えは一致していた。にも関わらず、先ほどの媚態を思い出して気を取られたクロエと、冷静に危険度を分析したナナシは、一瞬の隙を突かれてしまう。
――バシッ!!
「うっ!?」
「な……」
しなる竜首の、強烈な打擲。鞭のような軌道で強かに打ち付けると、クロエとナナシをスレイヴウォーカーの群れへ向けて思い切り吹き飛ばした!
「(これは絶対不味い……)」
「またコイツらでありますかぁッ、いやっ、もうやめるでありますゥッ?!!」
クッションめいた肉の弾力性で二人を包み込み、そのまま絡め取って包み込もうとする。
便器を模した醜悪なケダモノの標的にまず選ばれたのはクロエの方。両足に素早く絡みつくと聖鎧を強引に引き剥がす。
「やめるであります。そこはっ! あギッ、はなすであります! やめてぇっ!」
同じく抵抗するナナシの目にも、クロエの小ぶりな尻が入ることだろう。完成された肉体美を誇るナナシの魅力とはまた違う、張りがあってプリッとしていて、瑞々しさを感じるヒップだ。それでいて丸みを帯び始めていて、未だなお成長している過程を感じさせる。
触手は器用にその尻を左右に大きく開いて、窄まりをむき出しにする。
忌避感や敵愾心と連動するかのようにその穴はヒクヒクと収縮を繰り返しており、とても卑猥だ。呼応して牝芯までも痛みを発しているから、痛みを発する程に硬く大きくなっているのが分かってしまう。女神のカゴを受けた戦乙女に変身しようとも、一皮剥いてしまえば先ほどは自ら腰を振っていた浅ましい一匹の牝。そんな生々しい事実を触手は突きつけてくる。
「ひああぁぁぁあああっ! ンああぁぁあっ!?」
全身が、反った。
各触手に縛り上げられていてなお、全身を反らせた。
顎を反らし、背を反らし、拳を握り締め、足先をピンッと伸ばし、弓形になって、あっけなく絶頂した。
「ふぁあっ?!」
だがその程度では責めは終わらない。
先ほどのように自ら股ぐらをかっ開いて差し出してくるまでに従順にならない限りは、柔肉を抉って穿る荒々しい交合は終わらないのだ。
小ぶりな胸にも触手群が殺到し、乳房が絞り上げられながら、揉みしだかれる。乳首が絞り上げられながら、扱き倒される。ヌルヌルとした媚薬でびしょびしょになるまで塗りたくられて、クロエは自分が白濁媚毒に溺れているのではないかと錯覚していた。
「んちゅっ、ぶっ……!?」
前後両穴を貫通するのだけでは飽き足らず、開きっぱなしのクロエの口腔や鼻孔にも触手が突き入れられる。噴き出すのは生臭い味と香りの濃厚媚毒だ。
器官を塞がれ、嚥下しなければ気絶してしまう。ごくごくと上下する喉の動きと一緒に、クロエの全身が震える。
「イ゛っ、だっ……!? はっきゃああ〜〜ッ?!」
「脱出を……はッ……お゛ッ……?!」
全身に媚薬を纏わせているため滑り気のある触手がナナシの首に巻き付き、ぎちぎち締め上げる。
気道を塞がれて呼吸ができず、酸素を求めて魚のように口を開閉させるナナシ。多少の無酸素状態ならそのまま行動が可能な彼女であっても、媚薬を浴びせられながらの行為は流石に想定していない。振り解き、必死に空気を取り込もうとするが、触手の締め付けはどんどん強まっていき、まるで意味がない。
「なっ……? ……ぉごッ!? ん゛も゛ぼぉ……ッ」
空気を吸うために開いていたナナシの口に触手がねじ込まれる。見ていて覚悟していたのに、その覚悟を押し流すような勢いで、その触手の先端から大量の液体が溢れ出し、凄まじい勢いを伴ってナナシの喉奥と胃壁を蹂躙した。
「が……ぼ……ッ」
口と触手の隙間から涎を垂れ流しながら、ビクビク痙攣するナナシ。腹は注がれた白濁した媚毒で膨れ、妊婦のような丸みを帯びている。
それでも、強化された彼女の肢体は伊達ではなく、今なお脱出する機会を虎視眈々と狙っている。洗脳用の毒針も肌には刺さらないだろう。
そういった小生意気な牝を従順に陥れる機能を、いくつもスレイヴウォーカーは備えているのだ。
――ボゴォ! バヂィ!!
「お゛ぐぅ……ッ」
苦し紛れの蹴りを放つが、怪物はそれを軽くいなしつつ、ガラ空きになった腹と振り上げた足と尻へ触手瘤の殴打を叩き込んだ。拳というよりも鈍器で殴られた衝撃に、叫び出すことこそ堪えたものの、歯を食い縛ることしかできないナナシ。ミシミシと嫌な音を立てて軋む腹部。前後上下から、臓器を同時に潰されて、口から唾液を垂れ流す。
そんな責苦が休みなく、五分や十分ではきかないだろうか。果たしてどれほど続けられただろうか。いよいよ顔を赤くしてイキんでいたナナシの顔が今度は青く染まってきた。
更に首を掴んで高く持ち上げ、足も手もつかない宙吊りの状態のまま激しく振り回し始めた。視界が激しく揺れ動き、脳が撹拌されるような感覚。全身から嫌な汗が滲み出て、胎の内外が苦痛に悲鳴を上げる。
――ずぶォッ……めきメキメキィッ!
「がッ……や、な……ッ?!」
三半規管を散々に乱されたところで、触手もまたドリルの如く回転しながら、ナナシの肉を撹拌拡張しながら股ぐらへ一挙挿入する。剛力自慢のナナシであっても、前後不覚の状態では力を込めることができず生娘のように触手の抽送を受け入れる他なかった。
散々踏み躙られ、ズタボロに殴られた尻と腹に突き刺さってくるその生々しすぎる感覚を感じながら、それでも耐え忍ぶ。
そんな忍耐一辺倒の姿を見てクロエもまた踏ん張ろうとするが、すでに受け入れてしまっている肉体にそんな悲壮な祈りは届かない。むしろ快楽の坩堝に飲み込まれた二人を祝福するように、触手の噴射口が一斉に二人に狙いを定めたではないか。
「く……この、ていどで……」
「あぁああッ……あひっ、あはッ……アヒィいい……」
苦悶と恍惚とが入り混じる二人の顔目掛けて、そして全身を余すことなく白濁液のシャワーが降り注ぐ。羽、美しい髪、衣装に武装、それら全てが用を足す便器もかくやの容赦のない染まりっぷりに、古代機械兵器はもはや興味を失ったのか冷ややかな目線を浴びせていた。
ナナシの帯電が終わり、反撃、辛くも脱出するまでにはまだ相応の時を要しそうであった……。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
グラディス・プロトワン
アドリブ歓迎
NGなし
グゥ…呪いの力に影響されてしまっていたのか
呪いのほんの一部ですらこれ程とは…彼女は一体どれだけ苦しんできたのだろう
だからこそ狂気に陥った際の反動は凄まじいはずだ
少しでも理性を保てるように言葉をかけよう
ま、待て…俺は敵ではない!
突然なぜだ…?
自身に絡みついたスレイヴウォーカーの残骸
ウォーマシンという機械
これらが自然を破壊する有害なものと判断されてしまったのか…まずいな
村を守るという想いが残っているのなら俺という有害な存在を喰らおうとするだろう
こんな巨大兵器に抗うのは無謀だが、僅かでも動きを鈍らせられれば…
やはりダメか…!
どんな攻撃も無効化されてしまうようだ
となれば後は狂気の暴虐が俺を蹂躙するのみ
スレイヴウォーカーから吸収していたであろうエネルギーのせいで俺を強力な呪いとでも認識しているらしく、恐ろしい程の敵視を感じる
彼女自身がされてきたように俺を犯し、喰らう
そして、呪いは取り込み吸収しなくてはならない
巨大兵器が俺を取り込もうと躍起になるだろう
強引な行為に俺の体は軋んで…
カシム・ディーン
…やれやれ…ひでー状態だな此奴
「まずは声を届けつつ戦うで、いいのかな?」
無差別攻撃じゃ光学迷彩も厳しいか
【情報収集・視力・戦闘知識】
重火器の性能と攻撃の方向性
その中で接近するための方向性を見出す
チートブレイカーとか中々いいセンスしてやがるじゃねーか!
取り合えず…いい加減引きこもりも疲れただろ?
だからよぉ…
「そこから解放するぞ☆」
【念動力・属性攻撃・弾幕・スナイパー】
UC発動
超絶速度で飛び回りながら属性攻撃で生成するは鋼鉄の弾丸
弾幕を展開して打ち据え
主に狙うは敵の重火器
色々とおめーとも楽しみたい所だがよぉ
今のままじゃ出来そうもねーから…まずは邪魔くさいその鉄くずを粉砕してやる
「メルシーも遊びたいぞ☆」
【電撃・二回攻撃・切断・盗み攻撃・盗み】
鎌剣と打刀による連続連携斬撃を叩き込み電撃を流しこみ
随分とお前は頑張ったんだな?
だが…もう大丈夫だ
だからもう…そんな目にあう必要はねーんだ
「だからそろそろそこから出すんだぞ☆」
古代機械兵器を超高速で切り刻み削りまくりながら武装諸々を強奪!
「ぐうぅおおおおッ、ごっ、がァアッ?!」
グラディスを強かに打ち据える、『原初の古代機械兵器』を纏った姫名霰の一撃! 彼の困惑を他所にしなやかな機龍の首が鞭のように唸ってダメージを与える。そのまま縛り上げて銃口を突きつけた、まさしく絶体絶命のところで、二つの影が乱入した。
「……やれやれ……ひでー状態だな此奴」
「まずは声を届けつつ戦うで、いいのかな? 声を全方位からかけるためにも、ここはようじ」
「やらせねーからな?!」
カシム・ディーン(小さな竜眼・f12217)と意思疎通するキャバリア『メルクリウス』――通称メルシーである。
茶色の短髪を掻き上げて怒鳴るカシムに対し、敬意と燥ぐような感情がないまぜになった表情でくねくねするメルシー。その場の雰囲気をも支配しかねない独特な二人組に、グラディスは警告の叫喚を発した。
敵意が渦巻き、戦場にいる三人を飲み込んで、逃すことはない……そんなプレッシャーを感じる。
「気を抜くな! そいつに声を掛け続けるんだ……ぐおっ?!」
「その割にはめちゃくちゃ狙われてるように見えるけどね☆」
「ま、待て……俺は敵ではない! 突然なぜだ……?」
四肢の隙間から白煙を発し、並々ならないダメージを蓄積しているグラディス。
呪いにより引き寄せられ呪いそのものと化した『自律繁殖型洗脳生物・スレイヴウォーカー』の影響を受け、自身もまた自然を破壊するものであるという烙印を押されてしまった。彼が呼びかけ理性を取り戻そうとすればするほど、外敵を追い払おうと苛烈に攻め立てられる結果を招く。己の尾を噛んで円環を成す蛇のように、決して逃げられない地獄となる。
そして、『原初の古代機械兵器』はUC、異能、装備効果を無力化するという触れ込みの凶悪な存在だ。生半可な小細工は通用しない。
「なるほどな! チートブレイカーとか中々いいセンスしてやがるじゃねーか!」
「その割にはなんだかご機嫌そうだネ、ご主人サマ♪」
「ああ、しっかり盗んで利用してやるさ。利用価値があるなら根こそぎ奪うのが盗賊ってもんだろ。いくぞメルシー! 魔力と思考をリンクさせろ!」
高機動連携攻撃を狙う、超速の《メルシー&カシム『ロバーズランペイジ』》! 目で追うことすら困難な怒涛の連撃で、兵器から吐き出された重火器を制圧せんと猛攻をかける。
「こういう何の変哲もない物量! 弾幕! こういう方が嫌いだろ? 色々とおめーとも楽しみたい所だがよぉ。今のままじゃ出来そうもねーから……まずは邪魔くさいその鉄くずを粉砕してやる」
グラディスもまた赤黒い肢体を明滅させ、渾身の《サステイン・サイフォン》を見舞う。消耗した肉体を回復させるエネルギードレイン! 無敵と思われる古代兵器といえども、その動力は無限とはいかないハズ。ウォーマシンらしい的確な判断と、自身の「栄養」として取り込みたいという本能が混ざり合った、黒の機甲騎士グラディスらしいチョイスである。
くみつかれた古代機械兵器は、鉄の雨の如く浴びせかけられるその単純な質量によりグラリと体勢を崩し、地面に体をめり込ませるに至る。
「やったか……?!」
かけられる言葉に反応はない。ひょいと、近づいたカシムは戦利品を取り上げて、ホクホク顔のメルシーに手渡す。、
「その武装は取り上げとくぜ!」
「おたからっ、おったからっ☆」
沈黙したまま俯く巨大機械。鎌剣でその砲塔の一部を斬り落とす。あらゆる能力を無に帰す砲弾を放つ、ロストテクノロジーの産物だ。メルシーほどの膂力か出力がなければ、ほとんど持ち歩けないような取り回しの悪さであろうが、威力は保証されている。
そして、斬り落とした砲塔の隙間から、古代機械兵器を纏う、中身がチラリと見えた。
「……ぁ……ァ」
「……あ?」
「……ゃ、ぁ……も……ぃや……」
目を疑うような美しさの、絡繰がいた。
妖怪として産み落とされ、理不尽な契約に縛られ、呪い避けとして捨てられた機巧少女。
無敵と呼ばれるほどの外殻の中身とは思えないほどの美。その中に広がるのは混沌とした苦しみだけだ。軋みをあげ、歯車や球体関節部位が露出し、記憶回路が異常になりそうなくらいに心身を責め抜かれた、哀れな絡繰だ。思い出に取り憑かれ、それしか拠り所がないため、呪いそのものと化していた。
目が合った。少年は震える声で何か声をかけようとして、その声が悲鳴で押し潰される。
「凄まじい勢いで武装と兵装を再構築している。なんだこのエネルギー量は! やはりダメか……! どんな攻撃も無効化されてしまうようだ」
「吸いきれないってコト?!」
「ああ……俺の体がはち切れるまで食らっても、どのみち身動きは取れないだろう」
吸光部位が異常に明滅し、吸い取ったエネルギーが暴走しないか動揺しながら、グラディスは分割思考で極めて冷静に状況を分析する。
異能を無力化する重火器とは、なるほど言い得て妙である。攻撃を受け付けない、攻撃を受けても再生する。無力化の方法も千差万別だ。
機械の装甲もみるみる再生していく。再び外殻に阻まれ会話の機会を喪失したカシムは顎に手を当て、笑う。強力な存在こそ自分の手に収めた時により有効に活用できる。
「でもやりようはありそうだな。なんでもいいからこの御仁と時間を稼げ」
「ラジャったよご主人サマ♪」
「凄まじい敵視を感じる。注意を惹きつけることは問題なさそうだ。こちらも捨て身で行くぞ……!」
両手剣を振り翳し、袈裟懸けに斬り裂かんと肉薄するグラディス。
その動きを察知したのか、巨大からは想像もつかない反応速度で両手を絡め取った。三メートル近い巨体のグラディスを、あろうことか力任せに持ち上げ、見せしめにするように吊り上げる。そのまま左右真っ二つにでもするつもりなのか、無理やり引きちぎる動きで両腕を捻り上げる。
人工筋肉がはち切れる音。モニタ内にエラーがけたたましく表示され、はみ出た部品がバラバラと地面に転がり落ちる。それでも決して、生かさず殺さず、取り込もうと強引な拘束。グラディスの全身が悲鳴を上げた。
――メリッ、メリメリメリ゛ッ゛……!
「くうっ、ぐっ、あっ……!」
人工筋肉がはち切れ、容赦なく迫り上がってくる外圧により無理やり負荷のかけられた両腕がぐにゃりと曲がってしまう。ガランと音を立てて地に転がる大剣。それでも赤い眼光は闘志を漲らせたままだ。
「俺を……喰らうつもりか……ッ」
「させないぞ♪」
電撃を纏った鎌を振り上げる、遠心力を活かした斬撃をぶち当てる。金属を引き裂く属性攻撃の衝撃が迸った。
手応えあり! にやりと笑ったメルシーの顔が、次の瞬間驚愕に歪んだ。
――ズリュリュリュ……グイッ! ズグン!
「ほわわわァッ?!」
鋭利な尾剣と化した刺突部位が伸びてきたかと思うと、メルシーは下から串刺しにするように、グラディスへは腹部に真っ直ぐ突き立てるような軌道で貫通する。針のように鋭く見えるそれが、火器の先端に当たる部分だと気づいたのは、二人が貫かれたあとだった。
体の内側から弾丸や火砲で撃ち貫かれる恐怖。何より防御不可能な威力。
「それガーチャー?! そんな使い方あるなんて聞いてないぞ……ッ」
「うあっ……! ぐ……やめ、ろ……」
突き刺さった箇所からじわじわと異物感が強くなっていく。埒外の激痛に、顔を歪める二人。懸命に体を捻り、もがいて腰を浮かそうとするがまるで動けない。獲物の動きを封じ、するべきことは一つ。彼女自身がされてきたように犯し、喰らう。そして、呪いは取り込み吸収しなくてはならない。ウォーマシンにキャバリア、この手付かずの自然には全く不要な存在を己の内に内包し、五十年でも百年でも封じ続ける。今までそうしてきたのだ。今更猟兵の一つや二つ増えようともできない道理がない。
二人の悲鳴が折り重なって木霊する。
「あぐっ!? あああッ?! い、いけないな……腕だけじゃなく、全身の感覚がなくなって……ぐうッ」
「お手柔らかにお願いしまっすぅ……ぉ゛っ☆」
途中でぐるんと無惨に白目を剥き、がくがく体を震わせるメルシー。糸の切れた人形のようにがくりと項垂れた少女に、ズブズボと機械の尾をさらに増殖させて突き込んでいく。
グラディスはそれでもなお抵抗の意思が消えないため、四肢の関節を捩じ切ったのち、稼働可能な向きを無視して後ろ手に括って巾着にでもするように無理やり捻り縛ってしまった。
ごぼりと油ぎった内容液を吐き出す。破損した部位やコードが露出し、白煙が黒煙となって異常音を発する。人間でいえば複数の内蔵破裂、心筋断裂……明確な致命傷だが、ウォーマシンとて甚大なダメージには違いない。折り畳まれることを想定している生命体がどこにいようか。
「があぁあアッ!? ぐ、ごぅおおオォォッ?!」
睥睨する『原初の古代機械兵器』。およそ理性と呼べるものを感じさせない冷ややかな視線だ。
このままバリバリと大口で咀嚼するもよし、干物になるまでエネルギーを吸い尽くすもよし。いずれにせよ二つの獲物の末路は決まったも同然。二人を吸収するほどのスペースがあるようには見えないが、質量保存の法則なんてつまらないものが働いているかなど些細な問題だ。今は、眼前の命の危機である。
「俺から奪っていいのは、俺に全てを奪われる覚悟のある奴だけだ」
閃く小さな竜眼。
鎌剣と打刀による連続連携斬撃が、再び鈍重な『原初の古代機械兵器』の姿勢を崩す。
「随分とお前は頑張ったんだな? だが……もう大丈夫だ」
「……」
「聞く耳持ちません、ってか。でも一方的に言うからな。――だからもう……そんな目にあう必要はねーんだ」
俯き、今しばらく再起動の時を待つ、巨大兵器。その兵器に向けて神速の太刀筋で斬り刻み、容赦ない攻撃を続けていくカシム。その活躍と貢献度合いは無比であり、獲物に気を取られ、周りが見えず、見ることもせず、時を経てしまった絡繰が迎える末路としては、まるで意外性のない、順当な結果であった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
菫宮・理緒
NGなし
ハード希望
アドリブ・セリフ盛り大歓迎。
なんとか収まって……なかったみたいだね。
正面から、っていうのは体力的に厳しそうだから、
相手の力を利用させてもらうことに……。
とUCを展開しようとたら、相手のほうがちょっと速くて、押し倒されてしまうよ。
相手に全身を弄られ、犯されてしまうと、
それまで散々責められていた身体は、すぐに反応してしまって、
快楽に飲み込まれそうになってしまうね。
それでもなんとか【リフレクションマリス】は発動させるけど、
すでに襲われている状態では、相手の攻撃も受けることになってしまって……。
相手はわたしの身体の事なんて考えず、
全身をくまなく嬲り、ときには打擲しながら、メチャクチャに貫いてくるよ。
喉を抉り、腹や尻を打たれ、胸を絞られ、両穴を貫かれて、物のように扱われるけど、
それが全部、快楽となってわたしの身体に叩き込まれて、
逃げることもできず、泣き喚くように声を上げながら犯され続けるね。
でも、相手にもダメージは入ってるみたい。
わたしと相手、どちらが先に壊れるか、勝負だね。
ラピス・ノーティラ
お色気・アドリブ歓迎・絡みは女性のみ(それ以外はNGなし)
媚薬漬け洗脳で頭が大変な事になってるけど、一人で頑張ってきた女の子を慰める為に、最後まで体張ってイクよ!
UCを発動してさらに媚薬を纏い、足を開いて姫名霰ちゃんを受け入れるよ。
アソコを大きなもので抉られるけど、洗脳のおかげで全部快楽に感じられちゃうし、女の子に求められて気持ち良くさせられるのは嬉しい気持ちあって際限なく絶頂を繰り返しちゃうよ。
下品な声で喘ぎながらも姫名霰ちゃんを抱きしめて呼びかけ続けるよ。
私が一緒に居てあげるよ…壊れるまで、例え壊れても一緒にイてあげるからね❤
UCの効果で得られた戦闘力増強と生命力吸収能力で激しい責めを何度も受け入れ続け、姫名霰を労い慰めます。
約束が大事なら、私とも約束しようか…苦しくなったら今までされてきたこと全部、私にぶつけて良いよ。
女の子に求められるのは大歓迎だからね❤
まあ、イカされまくって、母乳垂れ流してお漏らししながら、言ってもカッコ付かないかぁ❤
身に着けていたものを全て奪われた理緒とラピスは両腕を上にした格好で縛られていた。戒めを与えるのは『原初の古代機械兵器』から伸びる太い機械の触手。それらに絡め取られ、左右に広げた両足も同様に機械触手で拘束されていた。身体は生まれたままの姿へと変貌していた。布切れひとつ与えられない奴隷の如き裸体。
ラピスは特に惨いもので、全身にローションのような粘液が付着しており、綺麗な形のバストや引き締まったヒップラインが艶を帯びて輝いている。これは攻撃ではなく、ラピスの《蠱惑の蜜花》の媚薬成分、すなわち自身が由来ではあるのだが、度重なる『自律繁殖型洗脳生物・スレイヴウォーカー』の施す媚薬漬け洗脳で意識は朦朧、己の媚薬ですらロクに制御できない有り様である。
理性のない頭で願うのは、機械兵器という外殻を纏う生体からくり妖怪・姫名霰を慰めたいということ。
「ぜっ……はっ……一人で頑張ってきた女の子だもんね。最後まで体張ってイクよ……ッ!」
「なんとか収まって……なかったみたいだね……ここは、術式展――あ゛ぁッ……!? うぅう゛あ……ッ!?」
――ブスッ! ブヅッ!!
理緒は、機械触手が構える鋭い針の、その先端が自分を狙う恐怖で顔を背けて小刻みに震える。数にして二本の触手は嘲笑うように揺れていたがふと動きを止めると、それぞれ四方の爪を伸ばして理緒の胸の先端を挟み込んだ。そのまま乳首に長い針が深々と突き刺される。太く長い針が敏感な性感帯を貫いたことで、《リフレクションマリス》の発動も万全とは言えない。己が身を守るのは、自分の精神力と発情した五体のみというあまりにも心許ない現状。
――ぐにぃいいいッ……!
内側から皮膚が強引に引き延ばされ、刺された乳首に激痛が走る。中に媚毒でも注入されているのだろう。針が引き抜かれると、穴を開けられた胸の先端からは注入された薬液が染み出し、僅かに赤い血液も混ざっている。
「姫名霰ちゃんも、イ、イれたいの? 私の中で、気持ちよくなろう? ね、抱きしめてあげるから、ね……?」
「ぐ……うぅ゛……あ゛ぁ゛あッ……」
手足は触手に絡め取られて自由は効かず、身動き取れない中で、ラピスは慈母のように姫名霰を受け入れようとする。
無骨な外殻を身に纏う、剥き出しの狂気であり、凶器と化した絡繰娘。怪物と変わらない外見の彼女に手を差し伸べる。
それはあくまで心持ちだけだ。実際の姿勢は、両腕を上げ、両足を大きく開いた格好で拘束されていた。うねうねと蠢く触手が肌を這い、ナカと菊門には太いチューブを差し込もうと音を立てて回転しなら狙いを定めている。
「ヴァああアッ!!」
男根のような形の機械触手がズルリと膣内に侵入する。
ナカを直接弄られる感触は度し難い刺激となって新鮮なオーガズムを暴力的に感じさせる。回転しながら内部の媚肉を穿っていた触手は、不意に回転を止め、ばらばらと内部で解けた。一本の触手ではなく密集していた触手群であったらしい。ラピスの膣内で分散し、柔らかな膣肉を無数の触手が撫でながら子宮口へと瞬く間に到達する。
「そんなに喘いで、必死になって、好きにしていいんだよ? その後の保証は…しないけどね? 私は逃げないからね……ぁんッ❤︎」
触手たちはグイッと子宮口をこじ開けると中に雪崩れ込んだ。
そして細い先端部から小さな針を伸ばし、子宮の内壁に突き刺し始める。
「は、ぐ……ッ?! んぉお゛……いいぃいい゛ッ❤︎」
「オマエオマエオマエえぇええッッ!!」
「ぁ゛ひぃ゛――っッ゛❤︎ ぁ゛ッ❤︎」
獣のような牝の嬌声と尻肉に機械の腰部が叩き付けられる打擲と破裂音。混ざり合った音の中で一際大きく響くどぷどぷという注入の音の正体は、子部屋の内の触手たちが突き刺した針の先端から媚薬と排卵誘発剤を注ぎ込む音だ。無論のこと生身の人間の白濁を放てるわけもないが、しかし本気で孕ませるという熱意が、洗脳も解けぬラピスの頭にドストライクに突き刺さる。強制的に発情状態にする強力な薬、使命感や慈しみが一気に性的興奮で上書きされる。雁字搦めの拘束により身体を僅かに揺する程度にしか動けないのだが、常に子宮口を鉄の亀頭にごちゅごちゅッと刺激されているせいで、並々ならない快感に襲われている。
――びゅぶッ! ぶびゅるるるる゛ぅ゛ッ!!
「お゛ぎゅっ❤︎ ん゛ぃぐ、い、イふうぅううぅ゛❤︎」
解けた触手が再び絡み合い巨大な亀頭と化し、大量の擬似○○……猛毒媚薬の放出によりラピスは際限なく絶頂を繰り返してしまう。下品な声で喘ぎ、しどろもどろの言語は明滅された意識の中で意味を成さず、ただただ快楽に身を任せるのみ。
「ぁ゛ひぃ゛❤︎ ぁ゛ッ❤︎ わだ、わたひが一緒に居て、あげるよ……ひき゛ゅぅ゛っ?! こすれへぇ゛❤︎ ご、こわ、壊れりゅ❤︎ までへぇええ、例え壊れてもォオおおっン゛❤︎ い、一緒にイてあげるからぁあッん――く、ふ、ふき゛ゅぅ゛うう゛〜〜!?」
その瞬間、乳首の先から白濁した母乳が溢れ始めた。
母乳は一瞬だけブシャッと噴出したかと思うとダラダラと垂れて乳房の曲線をなぞり、腹部へと流れていく。
その甘い香りに誘われて噛み付いてきた竜の首のような形状をした機械触手が与えるドクンドクンと脈打つような感覚。もはや死痛にも等しい鮮烈な感覚がラピスの敏感乳首を襲い、たゆんと揺れる乳房内に貯め込まれた母乳が噴出する感触は、とてつもない快感となって断続的に襲い掛かってくる。
「なんとか反射を――!」
――ヒュッ……ボグゥ!!
「ごへェッ?!」
振り翳されたのは機械の拳が繰り出した強烈な打擲。それも一度ではなく、次から次へと衝撃を入れられ、理緒の体はまるでサッカーのボールにされているようにあちらこちらへと空中を跳ねる。受け身も取れず、ダメージの逃し場所もない。完全に拘束され抵抗することを許されない理緒には、なすがままに暴力を受け続けることしかできなかった。
――ドゴッ! ズドォ! ドゴドゴボコンぼキィッ!!
「ひぐっ……!? や、めうぁっ……!? ぐうううぅっ……がァッ?!」
強烈な痛みがズン! と、腹部に走り、意識が明滅する。渾身の力で腹部を殴られ、青ざめた表情の理緒は、血の混じった胃液を吐き出す。
しかし、苦痛はこれだけでは終わらない。込み上げてくる吐き気をなんとか堪えようとするが、耐えきれず嘔吐してしまう。股ぐらも力んでいたものを脱力して、しょろしょろ失禁してしまっていた。
「お゛ごぇっ……う゛ぐぅっ……あ゛がッ……!」
ガツンッガツンッ! とリズミカルに打ち付けるのは、腹にだけではない。握り込んだ拳のように折り重なって高密度の機械塊が、開かれた股ぐら目掛けて何度となく打ち付けられる。一撃を受けるたびに、理緒は汗や胃液や愛液や小水を飛び散らせる。《リフレクションマリス》が発動していなければ、内臓破裂でとっくに死んでいるであろう暴虐の嵐に悲痛な叫びが響き続ける。
――メギメキ……じゅっぽっ! ずっぽっ、ぢゅっぽッ、じゅっぷぅっ……!
「〜〜っっッ゛!? かはッ、け、ぉ゛ェッ゛、や゛め゛れ゛ろ、ねー……ッ?!」
機械魔羅を回転隆起させたまま、めちゃくちゃに殴られて半開きで喘いでいた理緒の口に突き込んだのだ。
先端が口腔内部にねじ込まれ、熱い媚薬の白濁粘液が大量に流し込まれる。リットル単位の大量の白濁が目障りな理緒を壊したいという欲望によって押し出され、理緒の喉をこじ開けると、亀頭部位の先端にある割れ目からダムの放水のように勢い良く放出された。
――びゅぶぶぶぶる゛る゛るる゛ぅ゛っ!!
「お゛ッゲェッぉ゛ろ゛ろ゛ぉ゛〜〜っっッ゛?! はぁ゛――っッ゛! ゲホッ! けほ……っ!」
噛んで閉じることも噛みちぎることも不可能だ。
結果、何度も窒息の危機に瀕しながら食道と胃の中をマーキングされる羽目になる。理緒は呼吸し酸素を取り込むためにも、舌触りすら悍ましい液体をゴクンゴクンと何度もむせ返り、喉を鳴らしながら苦しげに嚥下する他なかった。
ラピスが食い入るように見つめる中、理緒の瑞々しくて艶やかな唇と機械触手の隙間から白濁粘液をことさらに零している光景は、淫猥であった。
「ふぅ゛――っッ゛! げぷっ、ゲェぷッ……ぉえ゛……」
ドクンドクンと心臓が一層強烈に高鳴る。
媚薬で強制的に大量排卵させられた子部屋は、卵管に収まらない卵子が溢れてきていた。子部屋が排卵を続けているということは、理緒の身体はとっくに繁殖体勢を整えているのを意味する。苛烈な暴力と意識喪失の瀬戸際に晒されながら、極度の興奮状態にもあるというあり得ない矛盾。
恐怖と期待が頭の中で渦巻いていた。
「ひッ……! い……ッ……! あ゛……ッ」
ぐりんと、理緒の目が裏返る。
待機していた機竜の首が一斉に行動を開始したのだ。
内臓が圧迫され、ミチミチと引き伸ばされていく皮膚が千切れそうなほどの激痛をもたらす。子宮を突き上げる衝撃、子宮の入口まで到達した金属の陰茎がさらに奥へと押し込まれる拡張の苦痛。内からだけでなく外からも、首を絞め、腹や尻には尾が定期的に鞭のように振り下ろされ、胸には鉤爪の如く突き立って搾り上げる。子部屋だけでなく全身で脈打つような、ドクドクとした感覚が性感帯に直接伝わり、理緒は止むことなく断続的に訪れる絶頂で発狂しそうになっていた。
喉を抉り、腹や尻を打たれ、胸を絞られ、両穴を貫かれて、物のように扱われる。
なのに――なのに、気持ちいい。
「あぁああ゛ッ! いや゛ぁあ゛ッ!! いや゛あ゛ッ!!」
「ぉ゛ほ゛っ――ぁひぅ❤︎ やくしょく、やくそく、する、シよッ」
ラピスの言葉に、理緒もぶんぶん首を振る。もはや理性らしきものに縋りつきながら、全身の穴という穴から興奮汁を垂れ流し、逆流させながら、そんな言葉に姫名霰はぴくりと反応する。
約束。
契約。
妖怪を縛り付ける、魔性の言葉。
苦しくなったら今までされてきたこと全部、私にぶつけて良いよ。
わたしにも、嫌だったこと、つらかったこと全部ぶつけていいからねー。
――グチュっ! ズリュッずぷっ、ばぢゅっどぢゅ゛ッ゛!!
「あん゛ッ……❤︎ あぅん゛ッ!! んあぁあ゛……ッ!」
「ん゛ぉ゛、わだじ、ごわれ゛る゛ッ゛……ン゛ッ!?」
ラピスの張り詰めた乳房からは濃厚な母乳を垂れ流し、膣内に機械触手を何本も突っ込むとさらに激しく感じて悶え、母乳を溢れ出させた。愛液と媚薬体液でヌルヌルになった秘処を力任せに掻き混ぜると、ラピス気持ち良さそうな声を上げて何度も何度も絶頂する。
子部屋の中を膨張する機械肉棒に抉られながら、理緒は声にならない声を上げてお腹をベコベコと痙攣させ、間欠泉のように盛大に潮を吹きながら絶頂した。両足が攣ってしまったかのようにピンと一直線に伸びている。
「お゛っ❤︎ お゛っ❤︎ おぉっ❤︎ イクっ❤︎ いぐッ❤︎ イ゛っぐ❤︎」
「まらっ! まらひグッ!? ぃううううぅ゛ッ!!」
膣襞を掘削され、子部屋をゴンゴン殴られ、尻や腹には青痣が浮かび、首は絞められ、下品な声に下品な声が上塗りされる。胸は搾られ、両穴は元に戻らないくらいに拡張されて何本も機械触手を受け入れている。全身を電気が流れるような快楽に脳を焼かれて、白目を剝きながら絶頂を迎えてしまっている。絶頂感がバーストしており何十秒も何分も絶頂から戻ってくることが出来ず、快感が押し寄せる波のように絶え間なく続いているのだ。開いた口からは涎を垂らし、混ざり合った液体が落ちて液溜まりを作っている。
「ぉ゛っ……っ❤︎ はひっいひひヒヒ――」
「まだっ、んヒッ……もっど、っよく、ねぇ……」
端正な顔立ちは快楽で下品な笑みを浮かべるだけであり、顔中が涙や涎でぐしゃぐしゃに濡れている。視線は定まっておらず、何もない虚空を見詰めていた。
そんな時間が続く。飽きたように彼女たちを打ち捨てることもなく、苛烈に責め続ける。より強く抱きしめ、縛り上げる、まるで今までの孤独を埋め合わせるように、快楽と暴力を交互に与え続けた。この二人は何をしても壊れないのだという歪んだ信頼が、姫名霰の狂気を際限なく加速させ続ける。
「……ヴ……ッ?」
――ば……ギィ……!
嬌声と狂乱の宴の中、理緒が反射し、ラピスが吸収したエネルギーとダメージに耐えかねた外殻がひび割れる音がする。それでも続ける。終わらせない。この触れ合いを終わらせたくない。
宴もたけなわ、互いを喰らい合い、愛し合う地獄絵図は、まだ、終わらない。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
フォス・オネイロス
NGなし
アドリブ・ハード大歓迎。
終わって……ない!?
今の体力だと、長引かせられないね。
これはいっきに仕留めるしかないかな。
そう判断して、思い切って全力の蹴りで攻撃をしかけるよ。
けれど敵には通じなかったみたいで、蹴り足を捕らえられてしまうね。
そして足を開かされて、いっきに貫かれるよ。
あまりの衝撃に気を失いそうになるけど、そこはなんとか耐えきるけど、
そのままオナホのように扱われ、散々に蹂躙されながら、
頬を叩かれ、胸をねじりあげられ、腹パンや、尻、太ももへの打擲など、
敵の狂気を全身に叩きつけられてしまうよ。
それでもなんとか抵抗し、反撃の機会を狙っていたけど、
いつまでたっても終わる素振りすらない陵辱に、だんだんと削られていって、
最後には泣きながら許しを請うけど、そんなの聞いてくれるわけもなくて、
めいっぱい絶叫させられがら絶頂させられ続けるよ。
最後には完全に気を失ってしまうけど、そこでサブ電脳のプログラムが発動。
義肢の力をフルに利用してカウンターの一撃を見舞って抜け出し、そのまま攻撃を加えるね。
胡蝶・蘭
※アドリブ歓迎・NG無し
前章でスレイヴウォーカーに身を汚された後…
身を起そうとすると、下腹部に鈍い痛みが
そして見れば股間や太ももに着いた赤い『初めてだった証』
更に立ち上がると、胎内に出された白い粘媚毒が溢れ出て、太ももを伝って流れ落ちる感触に改めて自分が何をされたか再認識しますけど…
「まぁ……相手はともかく、気持ち良かったから悪い初体験ではなかったですわ」
(本心か強がりかは不明)
……
ともかく身を清めて服を着ないとと思い、振り返ると目の前に巨大な竜の顔が…
「何…ですの?…」と硬直するわたくしですけど、相手はこちらの様子を見ているだけの様ですわね
そこでこちらもこっそり[選択UC]を使ってみますわ
相手はボス敵の「脚部の龍」の一体だと判明
どうやらわたくしを犯すのが目的の様
ちなみに一体でも高レベル…
「しょ…しょうがないですわね。どうしてもというのなら、お相手して差し上げますわ」
と、再び強気に余裕を見せつけてやりますわ
(後の内容はお任せ、ハードにされてもOK)
「ん……わたくし、眠ってしまって……?」
ぢく、ちく……! と、疼く。
痛くて、痒くて、何より熱い。
蘭は、どうやら眠っていたらしい。
身を起そうとすると、下腹部に走る鈍い痛みにハッとした表情を浮かべた。
詳らかに蘇る、陵辱の記憶。自身に群がる『自律繁殖型洗脳生物・スレイヴウォーカー』、強制的に注入され続けた快楽と白い粘媚毒。股間や太ももに着いた赤い『初めてだった証』……蘭の初体験はあのような悍ましいケダモノが相手になってしまった。
それだけで心折れて蹲ってしまいそうになるのを、なんとか堪えて勇気を奮い立たせる。
「まぁ……相手はともかく、気持ち良かったから悪い初体験ではなかったですわ……? も、物音がしますわね……なんとか合流しませんと……」
立ち上がれば、入り切らず逆流した媚毒と内股にこびり付いたモノが垂れてきて、ようやく自分自身が完全に裸身であることを再認識する。
ともかく一度身を清めて装備を整えなければ。こんな無防備な状態でボスと接敵するのは即ゲームオーバーを意味する。ただでさえ自身を苛む発情のバッドステータス、気絶したところで癒えるハズもない。
――ドゴッ! グシャッ! ペキバキバキ……ッ!!
「うぶう゛ゔゔッ?! ごぼぉ゛あ゛ッ?!」
逃げられない。逃さない。逃げられなかった!
まさしく、凄まじいスピードのテールブローがフォスの鳩尾をまともに突き上げるシーンを、蘭は目撃してしまう。そのスピードは彼女の反射神経を遥かに超えるものだった。
フォスの右足があり得ない方向に曲がっている。蹴り足を捕らえられ、そのまま打擲されたのだろう。彼女の足よりも遥かに頑健な機械の……何だ? ともかく何かに、したたかに打ち付けられ、蘭の近くに頭から落下し鈍い音を立てた。
「何……ですの……? し、しっかりなさってくださいまし……! 《ステータスオープン!》」
半透明のウインドウに、フォスのダメージ状況が表示される。致命的ではあるが、しかし戦闘続行する意志はあるようだ。それに何だろうこの「違和感」は。
ともかく、応急処置を施さなければ、眼前の敵の隙を突いて、退路を確保。あわよくば勝利することができれば……!
評価は――「UC、異能、装備効果を無力化する重火器を放つ」『原初の古代機械兵器』。
言うまでもなくかなりの高レベル。おまけにこの兵器は外殻で、中にいるのは大妖怪ときたものだ。
「しょ……しょうがないですわね。どうしてもというのなら、お相手して差し上げますわ」
「わ、わたしの渾身の蹴りでもダメージが入らなかったわ……あなただけでも逃げて、逃げるのよ……」
「ごめんあそばせ! わたくしの冒険に仲間を置いて逃げるなんて選択肢はありません、『いいえ』ですわよ!」
蘭は余裕たっぷりに、肩を突き出して低軌道で勢いよくタックルを放つ。
相手は見上げるような大きさの巨大な鉄の塊だ。巨大な竜の顔は痛くも痒くもないという顔で、無言で見下ろしている。
フォスもまたお腹を貫かれたかと錯覚する激痛に、爪先までビクビクと震えながらも、後ろに向かって器用に片脚でジャンプする。そのまま動かない右足の人工神経をオーバーロードさせて、渾身の飛び蹴りを放った……!
――ガァン……!
「……また、受け止められ……ぁっ?!」
――ずぶ、ずぷぷぷ、ズブリュッ……!!
「あ、いぎいぃっ!?」
足を開かされて、一気に貫かれる。多少速度を上げようと、古代機械兵はスピードに対応し正確にフォスを捉え、隙だらけの股ぐらに機械触手を捩じ込んだ。
同時に残ったバトルスーツを鉤爪で器用に引き剥がすと、ぷくりと存在感を露わにする胸の先端を摘み、思いきり捻った。
「なあ゛ッ?! ぅああ゛ァ゛ッ……あ゛ッ……!!」
今度は逆方向に、乳首を捻じ切る勢いで捻り上げる。
フォスがただの人間だったなら、一瞬で、引きちぎれるような力だ。
同時に、機械の剛直の上下運動が激しくなり始めた。
突かれる度に、愛液が失禁しているかのように噴き出ている。それは、この拷問に等しい行為に、彼女が感じている証だった。
機械触手はフォスの首を思い切り絞め上げた。生命の危機本能からきゅんと、ナカが締まり、機械触手を意志に反して彼女のそれが包み込む。
「か、こひュ……っ」
「ヒッ、なんてことを……はなしなさいっ……」
「あぎいぃっ!? やめっ、やめてよぉ! ち、ち、くび、ひねるの、もうやめてほしいですっ! あっあっあっうごくなっ、うごかないでぇッ」
「もう一度……たあッ」
蘭は再び勢いをつけて、全身でぶつかっていく。堪らず機械触手は、桜桃から放した。
代わりに乳房全体を搾り上げつつ、狙いをさらに増やした。見たところ同類であるサイボーグの方が、戦意漲り潜在的な危険度も高い。しかし牝は牝。どれほど強力に、俊敏に、闘志溢れるファイトを見せようとも弱点は必ず存在する。そこを摘まれれば、闘志など萎びて枯れてしまうものだ。
――うイィイイっ……ぐにぃっ! ミヂッ!
「きゃああ゛あ゛ぁ゛ァッ!?」
弱点である牝芯を摘み皮を捲ると、先ほど乳首にしたように、思いきり捻り上げた。
ビクビクンッ! とフォスの身体が痙攣し、一気に顔をのけ反らせる。
その痙攣と呼応するように、ぷしゅゥ〜ッ、と愛液が飛び散った。
「んっ……! あっ! はぁぁっ……こ、このォッ」
ぶんと右腕を振るう。しかし、いともあっさり巨体の機械外殻は、サイボーグエージェントの右拳を片手で受け止めた。
そのまま、拳がメリメリと握り潰されていく。圧力が凄まじい。獰猛な肉色獣に噛みつかれたかの圧迫だった。テクノロジーが詰まった自慢の機械仕込みの拳がぱらぱらと砕け、右手の指が、甲の骨が、グシャグシャと『原初の古代機械兵器』の怪力に粉砕されていく。血塗れになった五本の指が、あらぬ方向を向いてしまった。
――ボッゴオオオオオォン!!!!
「うっげえぇええっ!? お……げぉ……ッ」
油断していたわけではない。あまりに衝撃的なシーンに面食らっていた蘭を現実に引き戻す、思いきり振りかぶった竜尾が、腹に直撃した。しなりを加えて破壊力が増した一撃がクリーンヒット! 大砲が直撃したような轟音と共に、蘭は一気に唾液を吐き出した。咄嗟に口元を隠して呑み込んで、その場で吐き戻すことこそなかったものの、身体は、一気に弛緩した。
全身から嫌な汗が滲み出て、涙がじわりと込み上げてくる。
「いたい……いだい゛ィッ……なのに……わたくしの体、ヘンッ……どうして疼きますの……ぉッ」
――ひゅんっ……バヂィ! ベキッ! どぢゅ……っ!
「かっ……! あが、か……!」
鉄球の如く折り重なって塊と化し、質量を増した機械触手が飛来し、寸分違わず狙いを定め、蘭の腹部を押し潰した。べきべきと骨が折れ、倒れ……ない。根性値でなんとか立ち上がる。
倒れなければ倒れるまで何度も何度も打擲する。
その度に、口から涎が飛び散り、地面を汚す。全身を襲う痛みと混乱で、思考は完全にショートしていた。目は飛び出るかと思うほどに見開かれ、舌が踊るように、唇の上で動いている。
余裕など欠片もない。攻撃を受け止めるたびに、限界まで舌を飛び出させた、情けないアヘ顔を晒す蘭。
フォスも片腕片足は半壊し、フラフラと立ち往生するのみである。
頬がピクピク痙攣する。それに合わせるように、彼女の口から飛び出た舌が震え、その舌先から、糸のようになった唾液を垂らしていた。まだ立っている。足を動かさなければ、そう思ってもぴく、ぴくと指が痙攣するばかりで、それ以上は、まったく動かない。抵抗などもってのほかだ。
そんな致命的な隙を見逃さず、一度引き抜かれた、ぬらぬら光る機械触手が無数に枝分かれすると、地面と並行する形で伸びてきた。
――ヒュン……バヂィ! バシィいいっ!!
「んぎぃいいいッ?!」
「いいゃあァアッ!!」
折れ曲がって鞭のようにしなりを効かせて、フォスと蘭の股に、綺麗に食い込んだ。
そんな場所を打たれることも、痛みに耐える訓練も行っているはずもない。予想外の急所攻撃に思わず、二人は前傾姿勢になって固まった。
オットセイのような声を上げながら、自身の股間を触って牝芯が千切れてないか確認してしまった。
「おうぅ、おうっおっ……!」
「お、おほっ……! ほっ、お……!」
股間を両手で押さえ、内股になり、ぶるぶると身体を震わせていた。
――ドガァアッ! ブシャァ〜ッ! ゴ……キィ! ドボォ!!
硬直した二人に暴力の嵐が降りかかる。
尻や太ももを重点的に打擲され、鞭打ちと青痣が全身に浮かび上がる。強すぎる衝撃に打たれた骨はヒビが入って、筋肉は張り裂け、汗に混じって血まで浮かんだ。
唇を尖らせ、目を丸く見開いた無様な顔もお揃いに、ブルブルと傷痕だらけの腿や尻肉を震わせる。
機械触手は再び突き立ってフォスの股ぐらに食い込んだままだ。子宮に根付くように釣りのルアーのように食い込んで、がっしり掴んで離さない。自由に動ける蘭も満身創痍で急所を守るのが精一杯。
そんな逃げ場のない状態で、四方八方から、触手が飛んできた。顔、胸、腹、股間、尻。あらゆるところを殴られ、それが当たる度に、二人の動きが少なくなっていく。
――ちょろっ、じょろっ。じょろろろろぉ……!
「あひっ……あはぁ……ひぃい……ッ」
「くつじょぐ、こ、こんにゃ……」
放水は留まることを知らず、地面に生温い大きな水溜まりを作っている。
あまりに苦痛に晒され続け、股ぐらも限界に達したのだ。屈辱的な失禁は二人の闘志を確実にへし折っていく。
抵抗することもできないまま、蘭の秘処に、機械の特大剛直が一気に突き刺さった。自分の足で立つことすら、もはや叶わない。剥き出しの尻を突き上げた無様な格好のまま吊り上げられたフォスは、ほとんど同時に菊門にも男性を模した触手が挿入される。
「あぁあああッ、あっ、ぁんっ! んっ……んんんぅぅっっ」
――ぷしゃあぁああッ……!
激しさはますます増していく。人間ではあり得ない動きで弱い箇所をひたすらに穿られて、もはや先ほどまで処女だったとは思えないほどにめちゃくちゃに乱れて、恥じらいもなく快感を追求してしまう。機械触手は子宮口を殴打し、勢いのままにそれをこじ開け、子宮の奥を思い切り殴りつけた。
同時に、白濁溶液をどぷどぷ吐き出され続ける。
背中を仰け反らせ、声にならない嬌声をあげて、ついに蘭は絶頂した。
股間から情けなく潮を吹き散らしながらアクメを極めるその様は、無様極まりないものだ。
「かっ! あ、が……か、はっ!」
一方、内部で無遠慮に溜まっていた白濁液を解き放つ膨張拡張と、痛みと悦楽を結びつけて馴染ませるような苦痛快楽のせめぎ合いに在って、フォスはほとんど白目を剥きながら酸素を求めて口をパクつかせる。最悪の光景がフラッシュバックする。こんな相手に敗北し、許しを乞う、極限まで無様な未来。
嫌ッ……嫌ァッ……しかし、フォス内心でどう思おうとも無情にも限界は訪れる。
唇の端に、泡が重なり、つぶらな瞳が裏返って、死を目前に感じた時に、触手による腹パンの連続打擲。肺に行き渡る寸前まできていた空気が、殴られた拍子に、一気に外へと吐き出された。
――ドゴッドゴッドゴッドゴォオオァ!!
「うっぶえぇええええぇぇ!! ぁえ……お……えぐっ、ゆるぢ……ゆ゛る……ぢでぇ……っ」
腹が終われば尻を、尻を打ったと思えば顔面を、再び鳩尾、呼吸困難になり、血反吐を漏らし、身体中の水分を残らず出し切ったと思しきフォスのダメージ蓄積。プライドを捨て泣きながら許しを請うも、今更聞いてくれるわけもなく、苦痛の中に性感を織り交ぜられながら、ついには絶頂を繰り返し続けて精神が崩壊してしまう。
その時は、突然来た。
機械的な音声のアナウンス。
同じく気絶しかけた蘭が、霞む目で最後に確認したステータスウインドウは《プログラムド・ジェノサイド》――サブ電脳のプログラム、フォスのほとんど自爆に近い反撃の予兆だ。来る……! 咄嗟に頭を抱え身を守る。これが最初に見た時に感じた「違和感」の正体!
カッ! と、一瞬の閃光が、二人ごとその場を包み込む。
破壊的な光と熱に吹き飛ばされながら、二人は、身を隠せるような茂みまで、勢いよく転がり込んだ。彼女たちの命を賭けた反撃に『原初の古代機械兵器』も、無事では済まない。意地を見せた二人は、しかし、その場から動くこともできず、しばらく這いつくばることしかできなかった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
篁・綾
アドリブ歓迎、鼻フック膨体異形化ふた以外なんでも可
一応真の姿を解放。いずれにせよニンジャスーツ状態。
UCによって地形を侵食、素材にしつつ地形トラップを創造しだまし討ちを狙っている。
多少効果はあるようだが……(スレイヴウォーカーの横槍で触手針を打ち込まれて動きを止められた上にスペック負けし、その強靭な機体によって地面に叩きつけられて戦闘不能になった挙げ句、捕獲される。ムラムラしていたせいで熟れていた前後の穴へ、龍から飛び出した触手をねじ込まれ、容赦ない蹂躙を受ける羽目になる。更に無防備な尖りきった胸にも触手が巻き付き、乳汁を搾り出す。逃げられぬよう四肢もがっちりと拘束され、UCで吐き出されるモノや周囲の地形を使って回復をしながら、必死に蹂躙に耐え続ける狐。だが、只管性的サンドバッグにされ続けているのが何かなる筈もなく)
(最終的に「杭」を一番奥までねじ込まれてトドメを刺され、ビクビクと震えながら、汗やヨダレや乳汁や淫液を垂れ流して白目を剥いてKOされる。もし何かが上手くいくならそれは免れる)
――ボゴォ、ドゴォオオァ……ッ!
地が砕け、禁足地が悲鳴を上げる。
否、嘶き慄くのは『原初の古代機械兵器』。そしてそれを外殻として身に纏う生体からくり妖怪・姫名霰だ。綾の《夢桜遡流》は完璧な地形への侵食と罠作成を行い、取り返しのつかないダメージを、彼女と、彼女の守りたかった場所へ与えた。もはや手を伸ばしても守れないのは経った年月が物語る。しかし培ってきた思い出を破壊されるのは、衝撃が桁違いだ。
その怒りと絶望は、取り込んでいた『自律繁殖型洗脳生物・スレイヴウォーカー』と結託し、綾を犯さんと肉薄するに至る。
破損して効果の薄れた隠密ニンジャスーツ、毀れた刃の剣、発情しきって疼く肢体。
その全てが絶望的な帰結を物語っていた。
「化け物め……!」
荒波のように絡み合いながら押し寄せる、触手が放ってくる攻撃を最小の動きで回避し、反撃していく綾。
ともかく雑魚を刈って体力回復させなければ。真っ二つに切り裂いた触手から飛び散る体液を浴びながらも、構うことなく次から次へと殺到する攻撃を捌いていく。疼き続ける牝芯、しかし守勢であれば、なんとか御せる程度だった。
そう、思っていた。
――ズクン……っ!
「ッ!? く……ぅ」
僅かに感じた衝撃は下半身。触手の攻撃を許した覚えはない。しかし、まるで腹を這い回られたような感触が高速戦闘中の頭に響いた。
――ズクンッ、ズクン……ッ!
「ぅ……ぁ」
気づいた時にはもう遅かった。明らかに視界が歪んだ。身体を動かせば動かすほど媚毒は早く綾の全身に回る。動悸と火照りが止まらず、やはり下半身、それも下腹部から、とりわけ気持ち悪い感触がゾクゾクと迸るようだ。
彼岸桜を地面に突き立て、なんとか膝を折るのだけは堪える。
だが、その隙は致命的なものだった。
「ぐ……は、なせっ」
見逃すまいと触手たちは綾の四肢にすぐさま絡みついてくる。触手の纏うヌルヌルとした粘液のせいで一層昂らされ、しかもヌラついてうまく振り解くことすらできないまま、あっという間にごぎり、ぐぎりと手首と足首を極められてしまう。
より一層熱が高まる身体に、力を振り絞って込めようとしたところで、ダメ押しの洗脳触手針。
「うぁッ?! ぁ、あぁ……」
クる。キた。麻薬じみた特有の浮遊感。これは縛られて足がつかないから、それとも媚薬のオーバードーズで頭がバカになっている? 否、本当に浮いている! 今まさに強靭な機体によって地面に叩きつけられようとしている。そう気づいた時には手遅れだった。
――グァオ……ズドォオオ!!
「イッ゛ぎゃぁぁぁ〜〜っ!?」
受け身を封じられ思いっきり背中を打ち付けてしまい、綾はニンジャボディスーツに包まれた爆乳をバインバインとゴムボールのように弾ませて悲鳴をあげさせられてしまった。
しかし機械兵器は責めを緩めない。いや、まだ始まってすらいなかった。
大股に広げられた綾のおみあし。その中心部に狙いを定めるのは、太さが綾のふともも程もあろうか、更に表面にはびっしりとトゲの生えた凶悪な触手……竜から飛び出した男性器型の凶器を、何の前触れも無く綾のスーツ越しの秘所にぶちこんだのだ。
――ドスンッ……!
「がっ!? ぐあああ――ッ?!」
秘裂から脳天へ駆け抜ける埒外の激痛に、喉を逸らし絶叫を上げる綾。
体内に焼け焦げた鉄串でも突き込まれたかのような、完全に未体験の痛みだった。
鮮烈な痛みと涙で霞む綾の視界に映ったのは、地面スレスレから突き上げられた触手が己の性器を貫き、なだらかだったお腹を盛り上がらせていた光景だった。ナカを犯す触手が更に突き上がると、足が地面から浮き全体重が触手だけで支えられた串刺し状態となり、武器を取り落として悲鳴を上げる。
「お、おなかっ、私のおなかぁっ、なんッなのぉおォッ!?」
光沢があり肉感的でもスレンダーだったニンジャスーツ越しの、その腹部は、触手の形にぼっこりと膨らんでおり、それは一瞬で彼女の子部屋の入り口まで、抉りながら侵入された事実を物語っていた。快楽のツボを的確に突かれている。痛くて苦しいのに、それを脳が勝手に至上の快楽だと誤認してしまっている。
ずるずるッと引き抜かれるとがっくりとその場に崩れ落ちる。
「ぅ……ぇ……ぁっ……」
腰砕けになり立ち上がることもできなかった。仮に立ち上がられたとしても四肢をがっちりと拘束されていては逃れる術はない。
内臓を全て持っていかれたかのような感覚に翻弄されるあまり、そして体躯自体はすぐ元に戻ったこともあり油断していた。一度兵器にターゲットとして狙われた以上、この陵辱に終わりはないのだ。現に、触手瘤がナカに引っかかるようにして今なお蹂躙の機会を窺っている。絶望的な音が耳の奥に響いた。
――ずりゅ……!
「ッ!? 抜け切って……ない……な、やめ――?!」
――どジュぼっ!!
「ぎっっっ!!」
膣を犯し続ける触手が綾の言葉を無視し、凄まじい勢いの突き込みを放ったのだ。
あまりの衝撃に、今度は綾の恥骨は脆くも砕け散る。今まで味わう経験もなかった最大級の痛みの前に、ショック死してもおかしくない激痛が股間から脳天を駆け抜ける。
ビクビク痙攣する綾の、むっちりとした肉付きの健康的なふとももに触手が絡み付くと、彼女の身体を思いっきり下に引っ張る。
「げふあっ! は、なせぇッ……」
離すどころかもう一本、同じ太さの極太剛直をあてがうと、怒りに打ち震える綾の尻たぶを割り開き、菊座をも同様に侵入し始める。
一本挿から二本挿へ、しかしその苦しみは単純に倍にした程度では済まされない。触手を使ってがしゅがしゅと乱暴に上下ストロークをさせ始めれば、上下させられる度に、少女とは思えない形も良い豊満な爆乳が揺れ動き、次いで汚ならしい悲鳴が漏れ出る。
「うぶえ、も、もうゆるざない゛…….ッ、こ、ころヒゅ、ぜっらい、ころしへヤるゥ……ッ!!」
普段の流麗優美な妖狐のダーティーファイターが、もはや、口端に唾して見窄らしく喚いている。今も《夢桜遡流》で構築した桜水晶でサポーターのように動きを補助させ、媚毒を分解吸収して回復に努めている。毒だけでなく周囲の無機物も分解対象だ。時間さえかければエネルギー無尽蔵の綾にこそ分があるというもの。
ならばと吸収したエネルギーを再度搾り出そうと、ぶぢゅぶぢゅと媚薬白濁を注ぎ込み続ける。
――どぷっどぷっどじゅるるるっ……!
発情しきって今や小さな塔のような胸の先端が、その根元に広がる乳房が、乳腺が、淫らな疼きで狂わされる。何かがおかしい、違和感がムクムク大きくなる。
それだけではない……ニンジャスーツに押さえ付けられた乳房が大きく歪み、何かを噴出しようとしていた。機龍の首が掠めれば、亀裂からばるんっとその隙間から胸がまろび出かけるが、綾にはそれを隠す手段も抵抗の余地もない。
「く……ぅ……カラダが……あつい……ッ、悪意に、あてられて……ェッ」
細い触手が綾の胸元に滑り込み、丁寧に覆う布地をズラすと勃起乳首をぶるんと振って乳房がこぼれ、尚美しい丸みが眩しいほどの肌艶を見せた。汗で蒸れて艶かしいフェロモンを辺りに振り撒いている。
その先端、乳頭の頂点の薄い溝、そこから白い粒がふつりと現れたかと思うと、乳首と乳輪の全体から次々と雫が生じて大きさを増していく。
――ぷしっ……ぷしゅぅャアアァアッ!!
勢いを増し、膨らんだ乳の玉は重力に従って南半球を伝い落ちていく。細い線が何本も飛び、ぷしゅ、ぷしゅ、と音を立てて噴き出す。綾は背筋を弓なりに仰け反らせ、無様に絶頂してしまった。
「くっ……ああああぁっ!!」
触手瘤が盛り上がって吸引口のような器官を生成すると、ロケット状に引き伸ばされた乳房が、そしてその先端の勃起桜桃が、噴乳アクメで快楽神経に火花を走らせてしまう。
今の綾は発情が最高潮、その上一度迎えた絶頂が何倍何十倍にも長引き尾を引いて、感度の高い乳首と乳輪だけではなく、乳そのものが剥き出しの牝芯と化していた。呼吸するたびズリズリと押し合う乳が、擦れるだけで火傷しそうなほど熱くなる。
邪悪な敵には憎まれ口を叩き闘志を燃やし悪意に刃向かってきた綾の口唇が、胸肉を侵す強烈な刺激の捌け口として間抜けな声をただただ漏らすばかり。
「お゙おぉっ! くっ……おぉおおぉっ! ほぉ゙っンほぉ゛お゛ッ!」
ぴっぷぷっと鼻血が噴き出る。一瞬だけだが、意識が飛んだ。綾の視界がパチパチと閃光のように瞬く。
自身のプライドにかけて歯を食いしばり、これ以上の絶頂は耐えようとしていた綾だったが、彼女の陰部から大量の愛液が漏れていた。乳の汗と混ざってまるで小水のよう。
同時に下腹部の責めはこれ以上ないくらいに激しくなる。
肛門の窄まりを拡張し、内からゴツンゴツン、ゴリゴリ、と弄ってくる不快な肉感触。同時にナカの触手がボコボコと不規則な快楽搾取を行い、美しい陰唇の奥から透明の飛沫が噴き上がった。
女肉と神経を焼く淫熱に抗いきれず、四肢を戦慄かせて、このような陵虐すらも浅ましく受け入れて、女肉と神経を焼く淫熱に抗いきれず、綾は項垂れる。上から下から淫蜜乳液をひり出すだけの牝牛。しかも自分で回復までするなんて甲斐甲斐しい家畜もいたものだ。徹底的に、搾る。壊す。貶める。
その決心が、奥のその奥の扉を叩く。
――グリッグリッグリュッ……ごリュッ!!
「んぅ゛ゥ゛ッ゛?!」
ひくひくと浅ましく蠢動する小さな孔……子宮口に、冷え切った硬い機械杭の亀頭がぐりぐりと押し付けられる。
当然神経やら筋肉やら精巣はない。すなわち綾を妊娠させることはない。ただ、女の責め方を知っている大妖怪は男のそれとそっくりな白濁媚薬を精製し、それをゼリー状の煮凝りになるまで圧縮し、子部屋の最奥で解き放つ最悪の手段に訴えるのだ。
淫悦によって子宮を痙攣させ、その股座から勢いよく本気汁と牝潮を吹いて、胸部と子宮、そして直腸まで陵虐淫悦に被虐の悦びで埋め尽くされる。
「ぁ、あ、ぁ! うァ、あぁ゛ぁ゛あ゛ぁッ!?」
潤み蕩けた膣内で大きくビクリと跳ねる機械陰茎。どぱどぷどぷ! と、粘液が怒涛のような勢いを帯びて華奢な子宮口へと押し寄せていく。もはや液体ではなく固体と化して白濁液は明らかな異物となって、綾の最奥に文字通りに絡みつく。
「ぁ……ぁ、うぁ、ぁ……っ」
弱々しい呻き声。尊厳の全てを蹂躙された自覚が精神を打ちのめし、それをかき消すように白濁の奔流によって何もかもを汚された絶望に、潤んだ視界をゆっくりと閉ざしていく。
が、絶望は終わらない。
触手が一層強く綾の肉体を縛り上げて、上下に激しく律動させる。再び喧しい肉と肉がバツンバツンぶつかる音。ぐぢゅぶぢゅと粘ついた水音。いやぁあぁぁ! と、悲痛な悲鳴が、嬌哭が、濁り、折り重なり、搾り出されて、掠れて、消えていく。
何分、何十分、それとも何時間が経ったろうか。
「や……ぁ……うぁ、あ、ぁ……ぁ……ッ」
ぐるりと白目を剥いて、舌を突き出して、痙攣しながら崩れ落ちる。
崩れ落ちた先は、奈落ではなく、吸収した生命力の充填が完了し幸運にも、ずり落ちる。身に纏うようにこびり付いた粘液が、偶然にも魔手を逃す役割を果たしたのだ。しかし、起き上がることはできそうにない。尊厳を削り取って食い荒らされた綾の奮起と再動は、未だ遠く……。
成功
🔵🔵🔴
メアリ・イーズディル
アドリブ歓迎、NGなし
必要ならば戦うけれど
暴力なんて物足りないよ
姫名霰ちゃん
ひなちゃんのほうがいいかい?
ただ無理やりなだけも燃えちゃうけども。
貴女を壊したのは、それだけじゃあないよね。
私もそれじゃあ物足りないな。
もっと心を壊して犯していこ♡
呪いも祈りも潤滑油にしちゃおう
約束を破った人たちを、どんな目に合わせよう?
悲しいだけ、泣いているだけ?
それだけじゃあ、ダメ。
ねじれて狂った貴女なら、もっとすごいことができるでしょう?
貴女の手で犯して、恨みもつらみも欲望も注いで、償わせる?
種付けて、子々孫々まで償わせちゃう?
大事な約束を守らせようじゃないか。
さあて、どんな約束だっけ?
ほら、約束をした相手がここにいるよ?
なぁんて狂わせて惑わせて、私に全てをぶつけて貰おう。
本当に村人だった私とか。
純真に姫名霰様を慕う娘だとか
そういう可能性も私はあるよ。
どういう娘を、分からせたい?
約束だから、悪いことをしよう?
貴女の救済は、きっとそこにある。
なぁんて、悪魔なりの解決さ。
地獄の果てでも、一緒に遊ぼうじゃないか!
「姫名霰ちゃん、ひなちゃんのほうがいいかい? 物足りないよ」
暴力なんて。
戦いなんて。
物足りないよ。やりたかったことでも、やってほしいことでも、ない。妥協案で、まるでそういう取り決めだから一応戦わなきゃいけないみたいで。どうでもいいんだよそんなルール。悪魔の前には規則なんて塵も同じ。吹けば飛ぶ、集めても価値もない。
軽くて、脆くて、淡くて、切ないよ。
メアリは、言い放った。
「ね? ね? ひなちゃんはどう思う☆」
「がァアッ?! ――そんな、その『呼び方』ぉ゛するなァ〜〜ッ゛!!」
百年にも渡る長き時を経て、生体からくり妖怪・姫名霰は『原初の古代機械兵器』の中で彼女自身が集め苗床となった、『自律繁殖型洗脳生物・スレイヴウォーカー』をはじめとする呪いに蝕まれていた。約束という縛りに雁字搦めにされて……しかしメアリは知っている。
姫名霰を壊したのは、それだけじゃあない。
ヒビが入ったものは修復できない。一度粉々になったものは元には戻らない。
あるのは分岐、道筋、それらを束ねたごちゃ混ぜの迷路だけ。だったら約束なんて、簡単に片付けないで、呪いも祈りも潤滑油にしちゃおうよ。
「もっと心を壊して犯していこ♡」
両手を広げて差し伸べて、メアリは《悪魔の誘惑》をする。
悪魔に魅入られた姫名霰は、人工網膜の裏に、別の姿を幻視した。もはや朧げになった、原始の記憶だ。
「私はあるよ。私はいるよ」
在るのか、居るのか、有るのか、要るのか。
必要とされたからそこに現れたのか、それとも最初からそのようなものとして存えたのか判然としないが、メアリは、紅目白髪の、粗末な布服を着た村娘になった。否、村娘「であった」。
姫名霰は、嗚咽した。
「う……ッ、ぐすっ……ううぇえええッ」
兵器の中に閉じこもり、外の世界へ目を向けず、ただ必要とされたことが嬉しくて、彼女は優れた己が才能を自分の世界を守ることだけに注いできた。自然を守り、その対価として村人として迎える、そういう約束だ。妖怪を「見る」ことができる村人にしか守れない契約であった。妖怪の蔓延るカクリヨファンタズムならいざ知らず、隣接したここではあまりに儚い契り。それでも、反故にされても、忘れられても、縋りたかった。それほどまでに共に過ごした時間は愛おしかったし、失いたくないものだったのだ。
「うんうん。それで?」
「ぐす……ひっ……ぐ?」
「悲しいだけ、泣いているだけ? ここにいるのは、そうだね。なぁんにも、何も知らない村娘。貴女の重い想いとか、軽い含涙とか。知らないの。全然、知るすべなんてなかったの。貴女との約束とか、貴女の悩みとか、苦しんだ年月とか、一切知らずに生きて、成長して、恋人とか作っちゃって、孕んで、子とか孫とかと幸せな人生を過ごす。そういう無知」
知らないふりは、もうやめようよ。
貴女の大切なモノが、他人にも同じ価値があるとは限らなかったということを。
自分しか価値のわからない世界に閉じこもって、本当に幸せだったのか? と。
「だから、泣き噦るだけじゃあ、ダメ。ねじれて狂った貴女なら、もっとすごいことができるでしょう? ね? ――ぅ゛お゛ッ?!」
――グイッ! ヴヴヴヴヴ!! ずじゅる、ぐぢゅ……!
機械竜の首が突如喧しく振動し、細い機械触手がいくつも飛び出すと、メアリを拘束してその豊満な乳肉に触手の繊毛を押し当てた。
脇腹に、乳肉に、そして胸の先端に、洗車するかのように激しい回転と振動を押し付ける。
「お゛ッ☆ ぐぉ☆ お゛ごぉお〜〜ッ!?」
メアリが悶える。
地面を平すかのような暴力的なバイブレーションが、腰から下に押し付けられる。
股ぐらを通して子部屋をダイレクト震わせ、菊座を揺さぶり、下半身の快楽神経を刺激して青天井に昂ぶらせる。
持てる肉全てを跳ね上げ、メアリは頭を振るって悲鳴を上げた。
「黙れッ黙れ黙れ黙れェッ! ぐすっ、えぐっ、うぅくうゥッ知らなかったくせに、偉そうに偉そうに! なかったことにして!」
機械触手が唸ると、乳肉を跳ね上げ、四肢をぶるぶる振るわせて、ケダモノ以下の絶叫を上げる。
牝肉をがっちりと握り締め、縛り上げた機械触腕は、丸太のように太い肉棒で叩きのめす。一本ではない。女陰に、菊座に、そして口に、勢いを付けて叩き込む。穴という穴をほじくり回し、女体の絶頂をとことんまで味わい尽くす。
――どぢゅぶッ! ぬッぼぬッぼずりゅりゅりゅりゅぅ゛ッ!!
「お゛ぎぃぃぃッ?! イぎゅッ♡ ぉあ゛おッ♡ ぐゥほォ゛〜〜ッ♡」
叫ぶ。そして、地に噴水のように汁を散らして絶頂する。尻肉が震え、乳肉が跳ね、首が捥げそうな勢いで頭が激しく揺さぶられる。
そして、絶頂。快楽を注ぎ込まれ、さらに、濁流の如く媚薬白濁を牝穴に流し込まれ、破裂しそうなほどに腹を膨張させられて、尚、快感の到達点にまでトび上がっていた。
「う゛……う゛ォオ゛オ゛オ゛……ぉ……ほ……ッ」
そして、あっけなく絶命する。
そういう分岐であった。
メアリが提示した、完全純然たる無垢な存在は、しかしただの無知として処刑された。内部に快楽を注ぎ込まれ、姫名霰が受けた苦痛の数分の一数十分の一すら耐えきれず、知り得ない快楽を教え込まれて。そんな可能性さえも、悪魔・メアリは継承している。
「そう。種付けて、子々孫々まで償わせちゃう? 末代まで、いや末代にさせちゃう? 貴女の手で犯して、恨みも! 辛みも! 欲望も! 根こそぎ注いで、償わせる?」
「違う。そうだ。生きてて欲しかった。滅んで欲しかった」
「ん? つまりどういうこと?」
「それは……好きだから。だって好きだから、この手で復讐したいから。生きてなきゃ、復讐できないから……!」
興味のないものにこんな感情はぶつけない。
次なるメアリは、この地の領主。
姫名霰が秘める妖力の強大さを知り、利用価値があると知り、知ってて慕った村長である。知っていたからこそ、抱き込むべく領民を嗾けた。
彼女は高いカリスマ性があり、そして土着の邪神教団の団員でもあった。この世界においては立派な討伐対象である。
彼女を言いくるめてその身に呪いを集めて、大妖怪を邪神の依代としようと画策し……結果邪神にはならなかったため村ごと切り捨てた。その行方はもはや誰も知り得ない。どこかで生き絶えたか、あるいはこうして猟兵となり、のうのうと生きながらえた分岐もあるのかもしれない。少なくとも今のメアリはそういう極めて尊大な存在だ。
慕い、その実妖怪を見下し、他者を見下し、己のみ価値あるのだと信じて。
「ほら、約束をした相手がここにいるよ? だぁいすき、ひなちゃん。トモダチになろ。ケッコンしよ。ほら、手を取って、もう無理しなくていいよ」
「対等な……関係じゃないくせに。見下すな! 独りだからって、見下すなァッ!!」
「そうだね。そんな奴相手には、どうするんだっけ? 悪いことするんだよね? 約束、ね――『地獄』まで付き合うんだよね? 悪魔の友達らしく、さ」
――ぐいっ……ドブヂュッ!!
「ん゛ぶぉおぉおおぉお゛お゛お゛ッ!?」
脳天が破裂するかのような大絶頂。
メアリの視界が瞬く間に白く弾け飛び、身体がこれまでに経験したことのない痙攣を生み出す。
鼻にねじ込まれた細い触手から、メアリの脳天へと直接媚毒を吹き込んだのだ。
肺いっぱいに広がった媚毒はたちまち血流へと溶け流れ、メアリの全身を穢らしいモノで染め上げる。
こんな機能はなかったはずだ。呪いを溜め込みすぎて変質したか、はたまた悪友の遊びに付き合った結果、妖怪としてのステージが引き上がったのか。
機械竜は咆哮し、目の前の獲物をぐちゃぐちゃにしてやろうと熱り立つ。その圧倒的な征服欲は、悪魔であろうと受け止めきれない。命を以てしても、無事であるはずがない。快楽などより苦痛が、恐らくはそれより先に絶命が待っている。
「ンッぐぃいぃいぃぃぃ゛ッ?!」
約束した。
これはメアリと姫名霰との約束だ。
悪いことを、すると。
「はぅ゛ぉぉ゛〜〜ッ♡ くッぶぉおおぉ゛――ッ♡」
貴女の救済は、きっとそこにある。
なぁんて、悪魔なりの解決さ。
呪いも祈りも尽き果てた先へ。そこが地獄の果てでも、一緒に遊ぼうじゃないか!
「謝れ! 謝れ、ごめんなさいと一言言えっ! 生きて私を知るなら、謝って欲しいっ」
「こ゛へな゛ッ?! ごべなィざゃい゛ッ!!」
違う。
また誤った。
本当は、謝って欲しいわけじゃない。欲望の根底は、自分が許されたいだけの、罪悪感では塗り潰せない。悪いことをしているという自覚があるならば。
魔道へと、堕ちていこう。
そちらの方が余程、畏れられる、妖怪らしい!
――どずっ……!
腹筋を震わせて絶叫していたメアリの首に、細いチューブめいた触手が突き刺さる。
どくどくと、メアリのナカへと何かを送り込んでいく。
「■■■■■〜〜ッ☆ く……ぅ、くォッ♡」
同時に、メアリの乳房からギリギリと桜桃が勃起し、噴火するかのように白濁母乳が噴き上がる。股ぐらから尿道から菊門から、同様に見たこともない程の白く泡立つ絶頂汁が溢れ出す。
前座も予感もなく、メアリの身体に二本の機械触手が突き通された。一本は胎へ。溢れ出る媚毒と愛蜜を潤滑油にして一瞬で子部屋までを屈服させる。もう一本は肛門へ。性行為の穴と化した肛門をみるみる開拓し、深くまでその触腕をねじ込んだ。
――ぐりゅりゅりゅぅッ!! ボヂュボヂュ!!
「ッくぉお゛――ッ?!」
二穴同時ピストンに腹の形を目まぐるしく変化させながら、メアリは無様な絶頂を連打する。
あり得ないほどに拡張され、ひゅくひゅくと肉穴が震える感覚を知ってしまったことで理解する。もはやヒトでも悪魔でもない、ケダモノ。開け広げられた口から吐き出される根底にある獣の咆哮。女陰を、肛門を、乳房を、機械触手が全く同時に蹂躙する。
「くほぉお゛お゛お゛ッ♡ これ゛むリ゛ひィッ! いっぐ! いグッ?! イぎゅぅうぅうぅう゛う゛う゛〜〜ッッ♡」
生命の尊厳を踏み躙るかの如き地獄。禁足地に響き渡るケダモノたちの大合唱。
触手がうねり、粘液が滴り、幾度となく果てない悦楽にメアリは何度となく行き止まりに突きつけられる。濡れた髪を頬に絡ませ、首を振り、白目を剥いて口端に泡して、その顔や首にも触手が絡んで絶叫する口にまで触手が潜り込む。
メアリのの世界は無骨な機械の触手だけに染め上げられていた。数えきれない絶頂と、途方もない時間と、気が遠くなるような苦悩の果てに辿り着いた道を、あっという間に引き戻されていく。
どれだけ叫ぼうと、むしろ声高に叫べば叫ぶほど、幕引きには遠い。これはとある地獄の再現だ。終わらないのだ。終わりだしたら、終わらない。もっと酷いところへと転がり落ちるだけ。
だから悪魔が引き戻したというわけさ、言葉巧みに、強引に。
「……というわけさ。めでたしめでたしとはいかない。だぁって、ここからが本当の地獄だから」
ぐりんと目を見開いて、花畑に美しく、爛々と輝き咲き乱れる、悪魔の眼。その視線が雄弁に語る。
呪いは、消えない。
黒黒と泥濘の如くこの地に溜まったその全てを飲み下すまで、もう少し付き合ってもらうよ。悪魔の共犯者になったからには「美談」なんかにさせるもんか。
「……約束は守らないとね」
でもその前に――その前に辿り着くのも、まだ遠くて。
今にも肉悦に狂いそうなその絶叫……悪魔と絡繰の二重奏だけが、いつまでもいつまでも一つに重なり響き続けていた。
大成功
🔵🔵🔵
第3章 日常
『開催…何でもありな地獄の輪投げ大会』
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POW : 生き抜け
SPD : 生き抜け
WIZ : 生き抜け
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種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
生体からくり妖怪・姫名霰は猟兵の活躍もありなんとか『原初の古代機械兵器』から這い出した。どうやら正気に戻ったらしく、顔を見るなり平謝りする。
「申し訳ないが協力してほしい。私を、カクリヨに旅立たせる、宴」
遠景にぼんやりと見える、仄かな光と橋。
ここにいた痕跡を消したくない。一人になりたくない。本音はそうだ。
絡繰は一人では生きられない。汚辱の方がよほどマシだ。役割が欲しい。愛して欲しい。
それでも「ここ」にはもう片時もいられないのだ。
もはや約束はつゆと消え、穢れきった仮初の肉体を捨て彼方あの世のカクリヨファンタズムに渡らなければならない。それには「宴」が不可欠だと姫名霰は語る。彼女は10年ほど昔にしたきりの朧げな記憶を頼りに、輪投げでもしようかと寂しそうに提案してきた。
「せめてこの手つかずの自然を盛大に踏みしめて、また誰かが来れるようになれば……え?」
が、ことはそう容易く収まらない。
すでに起きてしまっている。
起きた異変は……止まらない。
呪いの大海嘯。嗚呼、正気に戻っても彼女は大妖怪だ。孤独を厭う彼女の提案に呼応するように、待ってましたとばかりに兵器の残骸からUDC怪物の瘴気の残り「全て」が円環を描くように漏れ出した。
「逃げろ……っ!」
瘴気の染みついた、鐶。
ひとりでに動き、姫名霰を付け狙うこの瘴気の輪に触れれば、掛け値なしに100年分の記憶が、脳へ、「直に」刷り込まれるだろう。それは姫名霰が狂気に堕ちる過程を知るには避けては通れないかもしれない。しかし、彼女が言う通り大半は凄惨な陵辱の記憶だ。スレイヴウォーカーの陵辱など可愛く思えるほど、ほんの一端にすぎない。手を貸さなければ姫名霰は今度こそ呪いに呑まれ命を落とすに違いない。
100年体感しても、現実に影響はなく、経過する時はほんの一瞬の時間だ。
体感百年の陵辱を、その身で受ける覚悟を、強いる。共に、死んで欲しい、とは言えないけれど――。
「前言撤回。皆は逃げることを、提案する。巻き込んで、申し訳なかった。私が一人で……この何でもありな地獄の輪投げ大会を潜り抜け、私は、あのカクリヨへ――!」
これが本当に、最後のお願いです。この地獄……不磨肉慾機獄を終わらせるために、生き抜いてください。そして見届けてください。この「約束」が終わる、その時を。
夢ヶ枝・るこる
■方針
・アド/絡◎
■行動
危険な状況ですが、やってみましょう。
『FLS』により『FXS』『FQS』『FPS』を召喚、精神干渉遮断と状態治癒の二重の結界を重ねまして。
【遷胡】を発動、『加護』を纏いますねぇ。
『記憶の刷り込み』が『呪い』という『状態異常』の性質を持つ以上、この『加護』で『|反動《胸の増量》』への置換が可能でしょう。
置換してしまう分得辛くなる『記憶』の情報は、脳の代わりに『FPS』に記録すれば対応出来ますぅ。
姫名霰さんの『100年分の記憶』という凄まじい量の『呪い』を置換する以上、どれ程途轍もない『反動』となるかは不明ですが、彼女を生還させる為、可能な限り『反動』化し引き受けますねぇ。
ポゥ、と、るこるの体が淡く光る。
危険な状況であると判断したるこるの対応はスピーディーであった。精神干渉遮断及び状態治癒、姫名霰の悲鳴にすぐさま二重結界を張り巡らせ、加護を纒う。
鐶の存在は驚異的に規格外だが、元を辿れば祭り事、すなわち神事。敬虔な使徒であるところのるこるにとっては、むしろ得意としているフィールドである。
結界に鐶が触れるとぶしゅうと瘴気をばら撒いて――。
「これを直接取り込むのは危険ですねぇ」
自身はともかく、姫名霰に今や呪いを再度受け止め平らげるほどの余力はない。
もし引き受けさせたのならば、また狂気に陥り襲いかかってくる可能性すらあるだろう。
であれば、そのかつてあった記憶である現実を、変幻自在に変換してしまえばいい。そしてその対象は、姫名霰も含んでいる。
「ん……」
ぷるんと肢体が艶めかしく震える。
当然無反動で、というわけにはいかない。じわじわ膨体していくカラダを、姫名霰は心配そうに見つめる。
「ご心配なく。記憶はこちらに封じてありますぅ」
水晶の記録媒体をつんと指でつついてみせる。取り出すことはるこるでなければ難しい。それは辛い記憶に無理に向き合わなくてもいい、というメッセージなのだと解釈した姫名霰は頷くと、再び歩みを進め始めた。
先導するのはるこるだ。
しかし、禁足地を出ようと焦れば焦るほど、追い縋る呪いの鐶の数は増え、その度に結界が悪影響を置換していく。
るこるの肉体は無尽蔵とも言えるほどにその「反動」を受け止める羽目になる。
「ん……は、ぅ……」
ぷるぷると可愛らしい蠢動であった柔らかい肉の揺れが、ズン、ずしんといった重々しい肉たぶの重量感となっていく。
元から果物で言えば西瓜か甜瓜かといった巨房であったのが、もはや非常識的な接地系超乳サイズにまで爆増してしまった。
先導がままならなくなる場所まで牛歩し、そこで他の猟兵に引き継ぐのが妥協点だろう。
「胸が……擦れますぅ……」
秒毎に肥大化していくバストは、そのまま重りとしてるこるの体にのしかかる。
地面を擦れるくらいではまだ可愛かったと思えるほどに膨乳化を続け、ついにはべったりと地面に垂れるまでになってしまった。言うなれば、そう、乳布団。乳房を布団のように敷いて寝そべることすらできそうな、柔肉の絨毯が肉体に引っ付いている状態である。
重すぎる肉体を動かそうとするだけで、肺まで圧迫されるかのよう。
――あるいは、この記憶を解放すれば、肉体を包む息苦しさも消え去るかもしれない……そんな魔性の囁きを振り払って、怖いもの見たさの興味を飲み込む。一度開いた、開いてしまった地獄の門。仮初でも封をできたのに、わざわざ見るなど愚行の極みだ。
「やれることは、やってみましょうかぁ」
るこるは額に汗しながら、一歩一歩を踏み締めるように歩み続けるのだった。
大成功
🔵🔵🔵
メディア・フィール
❤NGなし
プレイング改変・アドリブOK
他PCとの絡みOK
「い、いまさら凄惨な地獄の体験なんて、こ、怖くないぞ!」
今までいくつもの敗北を体験し、その身を蹂躙され、それでもそこから立ち上がってきた気力を糧にして100年分の記憶を共有します。しかし、この歳であまたの凌辱体験を強いられてきたメディアにしても、脳が焼き切れるぐらいの地獄のような体験でしょう。持ち前の【負けん気】と【勇気】でr立ち向かいますが、それすらもぐちょぐちょに踏みにじられ蹂躙されるでしょう。最後の【祈り】も届かず、淫乱狂気の沼に落ちてしまうかもしれません。その前に終わるかどうかは運次第です。
宙音・ナナシ
孕み以外OK。
キミの願いどちらも私は叶えたいよ。
私はここで死ぬつもりもない。
でも、私は逃げない。
逃げずに君の結末を見届けたい!
そう強く思い鐶を回避し続けるよ。
とはいえ全ては回避しきれることはないだろうしいつかは掠ってしまう。
すると、ただそれだけで夥しい量の姫名霰の凌辱の記憶が流れ込んで来る。
それは異様なリアリティのある感覚と、我が身を見てみれば実際にそれを受けているかのような幻覚を伴っているよ。
そんなまるで実際に体を凌辱されているような感覚を一身に受けながらも、私は決して屈したりはしないよう自分を奮い立たせるよ!
それが姫名霰との約束を果たすということだから!
約束を果たそうと決意を新たにし、決して屈しないと自分を奮い立たせ、勇気と負けん気を発揮して、最後には天に祈りを捧げ救いを求める。
姫名霰がその百年のうちに「行ったこと」を、メディアとナナシは忠実に実行しようとしていた。
鐶が掠めた瞬間に脳に刷り込まれる、陵辱百年の記憶。
夥しい量の情報の波濤は、我が身を見てみれば実際にそれを受けているかのような幻覚を伴って二人を飲み込んだ。
「ひぅ! い、嫌っ! や、やめろ! ボクはこんなことじゃっ……ぁ! あ……あ、アんギャアアア゛ア゛ッ?!」
「ぐぅうっ! ううぅ……! こんなことしても、無意味だよッ゛……だがらオ゛ぅぅッ!? グぇ……?! ガッ、ぼオ゛ぉ゛ッ……!」
脳が焼き切れるぐらいの地獄のような体験、そんな表現すら生々しい汚辱の数々。
光もなく、会話相手もなく、死ぬことも許されず、抵抗しても叩き潰される。
拳を振るって幻相手に威嚇していたメディアを、の尻を鷲掴むと、血管が浮き上がって硬くなった触手を秘奥に押し当て、キツく締まったナカを押し広げながらゆっくりと挿入を進めた。
別の触手たちは鞭のように振り抜き、端麗なナナシの顔面や引き締まった肢体に複数の青アザを作り出す。ここではいかに優れた肉体を持っていたとしても、幻の触手相手に無双することは叶わない。それは呪いという不可視の脅威であり、囚われたものはその幻の光景の中でただ犯されるしかできないのだ。
「あぎいぃいいっ?! こ……こんな、外道たちに、負けるもんか! だからキミも負けるなァッ!」
「逃げずにキミの結末を見届けたい! ぐっ、ぐ……ガ……だから私は逃げない……!」
腹部への触手打擲が強烈な衝撃を及ぼし、ナナシは口から大量の血と唾液を吐き散らした。
それは、まるで生意気な口を叩いていたナナシを嘲笑うかのようであった。
かつての姫名霰も最初の間は無我夢中で反抗したのだろう。しかし終わらない陵辱の果てに、淫乱狂気の沼に落ちてしまったのだ。
脳の思考回路が焼き切れるほどの快楽と苦痛を肉体に注ぎ込まれる……ナナシはそんな末路を辿らないよう必死の回避をした。及ばなかった時点で、こうなるのもわかっていた、ハズなのに。
己の過失を呪う時間は、無限にある。
「ぐ……ぼお゛ぉお゛おぉ゛〜〜ッッ!?」
濁音交じりのうめき声が漏れ出ていく。全身から噴き出し続ける脂汗と、半開きになった口から漏れ出る唾液がまるでナメクジのように跡を残していく。
なんとか逃げなければと、床と壁との境目すら曖昧な場所で、ナナシは無様に身を守ろうとし、そんな彼女を嘲笑うように絡め取って二穴を抉り始める。
「ふっ……! ぐぎぃ……! ぐぅう゛うう゛?! こんなの、戦いじゃ、ないぃい゛ッ。ぬけっはなぜっ、はなせぇえェッ!!」
すでに早くも限界を迎えていたメディアは、大きくびくんっ! と痙攣して、首が力なくうなだれた。
弛緩した股ぐらから、ちょろちょろちょろと黄金色のアーチが放たれた。まるで締りの悪い水道のように小水が漏れ出てしまったのだ。
足元には吹き出た脂汗や涎。涙に鼻水、失禁した尿など、ありとあらゆる液体が混ざり合って一つの水たまりを形成している。
高貴さなど欠片も感じさせない低俗下劣な有り様は、彼女という存在そのものを貶めるためにあえて分泌させたものであった。
「ひっ……は、ぁああぁぁ……ぁあぁあ……」
その表情はどこか恍惚として、自身の生まれを否定され快楽奴隷に身を堕とす魅力が体に染み付いてしまっている、文字通りの痴態。
壊れかけの心を繋ぎとめるモノ、それは思い出であったり過去の蓄積だったり、すなわち記憶と今までの己である。高貴な姫勇者であること、戦闘を愛し先頭に愛された強化人間であること、そんな事実を快楽に弱いというたった一つの要素が全て無に帰してしまう。ふるふると全身を恐怖で震えさせながらも、二人は弱々しい笑顔を浮かべながら肉棒を受け入れていく。両穴がガバガバになり、全身どの箇所でも触手を搾れるように淫らに耽っていく。
そんな二人を牝として扱うだけでなく、性処理道具、便所として欲望を吐き出し、扱き捨てていく。あの『自律繁殖型洗脳生物・スレイヴウォーカー』の方がマシだった。否、あれと戦っていた頃さえ遠く過去の中に忘却していく。
「ふ、ふざけるなぁあっ?! うぁああ! ひ、ぎぃいいぃいい!!」
「やめてぇ゛ぇ――ああぁ゛ぁッ?! や゛ぁ゛ぁああ〜〜ッッ!!」
そうして蕩けた自我は、呆気なく霧散した。
生まれ持った高貴さを削ぎ落とされ牝奴隷の本能を覚醒させられたメディア。命よりも大切な闘争本能を奪われ只人だと突きつけられ心折れたナナシ。
百年の試練を耐え、現実世界でわずか数秒後、さらに複数の鐶が放心した二人に纏わり付く。
「……ぇ……っ、ま……なぁッ?!」
「ゃっ……も、ゃあぁああァッ?!」
二人に迫る危機は、百年では、終わらない。……何百年、何千年と、彼女たちへの責苦は続く。
無限に続く地獄を、生き抜くことができたのかは、もはや神のみぞ知るところである。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
グラディス・プロトワン
アドリブ歓迎
NGなし
ようやく落ち着いたか…
彼女が先程まで暴虐の限りを尽くしていたとはとても思えないな
正気に戻ったのならばキチンと送り出してやらねばなるまい
ひたすらに約束を守り続けた想いは本物だったのだろうから
最後に自らが守った自然に触れながら旅立てればきっと…
なっ…あれは!
瘴気の輪だとでも言うのか
ここまで来てそんなものを潜らせるわけにはいかない
これは俺が引き受ける
今は役割のないウォーマシンの俺は、役割を与えられた絡繰が羨ましかったのだろうか
だからこそ守ってやりたいと思ったのかもしれないな
彼女に迫る瘴気の輪に触れれば、恐らく想像を絶する凄惨な記憶が流れ込んでくる
彼女を送り出すつもりなら彼女の歩んできた道を知るべきだ
彼女の記憶を記録するのが俺の役割なのだ
あまりに鮮明な陵辱の記憶に襲われれば、まるで自分がされているような錯覚に陥る可能性もある
孤独な彼女に影響された瘴気は寂しそうに俺を取り込み一つになろうとするだろう
瘴気と狂気に呑まれる寸前、光が視えて…
これが彼女を支えていた『約束』なのだろうか
生体からくりという規格外の妖怪をも狂わせる、長き年月と折り重なった呪詛。一も二もなく引き受けると身を挺するグラディスの身に降りかかったのは、役目なき虚無感に浸る地獄絵図。
痛みもなく解体されるかのような、徐々に切り刻まれ、約束という見えないつながりが、愛した風景や姿や記憶と共に朧げになっていく。
「やめろ……」
脳内に鳴り響く、ヴィィ、ヴィィ、という警告音。ビイィンッ、と四肢が痙攣。身体が反射的に異様な反応をしてそり返る。これは姫名霰の記憶だ。なのに、それをインストールされたグラディスの思考回路は、己のもの以上に熱く沸る記憶に身を焦がしていた。
バチバチッ、と背中を電流が走って、身体がガクガク揺れる。
呪いは、有機生命体のみに宿るモノではない。むしろ原初、呪いとは物体にこそ憑くのである。
見えない重圧がグラディスのシャーシに絡みついてのし掛かり、動きの自由を奪う。搭載された思考回路が、大音量でアラートを鳴らす。姫名霰も言っていた計器の異常。彼女は、正確には経過した時間は百年ではないかもしれないが、便宜上途方もない時間を百年と表現していた。
しかしこの呪いとは悪である、というわけでもない。むしろ姫名霰という高性能な妖怪のわずかな弱みに付け込んだだけの脆弱な、吹けば飛ぶ程度の軽い存在だ。その弱さを攻撃性に変えているからこそ恐ろしいのだ。
悪いのではない。
恐ろしいものだ。
積み重なった穢れは、忘れられているかもという疑念は、疑いや、違和感にも似たボタンの掛け違えは。
「俺を取り込もうとする……この感情は、孤独、か……? だが、同時に相克する……光が見える、これは、あの約束か」
不意に、その光が、フッと吹き消される。
やがて、その吹き荒ぶ風も収まって、グラディスの顔部の横を通り過ぎるものがあった。破損して弾け飛んだ、彼自身の腕部である。
「な、に……ッ?!」
遅れて、金属質な破壊音が聴覚センサーに知覚された。
驚きを隠せない。
あたたかく、身を守ってくれる約束さえも摩耗していく。圧倒的な孤独。内部の配線が、剥き出しになっている。そこから散る火花を、護身してくれる温もりと誤認したのか。そもそも、姫名霰は誰と、何の約束をしていた? 彼女が拠り所としている情報は、この瘴気と狂気だけが蔓延る百年のどこから摘み取ればいい? グラディスは、万能の約束が、彼自身の身を守るものではないと絶望視してしまった。猟兵の介入が、遅きに失したことも、同時に理解した。彼女の後悔がリアリティを持ってグラディスに襲いかかる。
やけに風通しがいい。腹の中身が、剥き出しになっているのだ。
色鮮やかな回路と、長短のコード類。
無数のギアに、計器、目まぐるしく異常値を検知する人工知能。
「泣いて……いるのか」
グラディスは、割れた腹の隙間を覗く、もう一つの視線を認知する。
黒い影が、呪いに染まり切ったかつてのからくりが、見開かれた眼の端から、真っ赤なオイルが流れ落ちる。
それはまるで、涙のようだった。高精度の思考回路によって作り出された、魂を搾ったような純度百パーセントの絶望、悲嘆、苦悶。秘めていた熱が急速に冷えていく、新鮮な感情だ。
「そうか。この感情を喰らうために、あの呪いは集まっていたのか。自ら呪いを取り込んでいた、ように見えたが、いつのまにか手段と目的が逆になるのは珍しいことでもない」
規格外といえば、ウォーマシンであるグラディスまたからくりなどをも軽く凌駕する「規格外」である。
グラディスにとって、百年という時間は分析に十分な猶予を与えた。火花飛び散る回路を、全身から溢れ出すオイルを、自身の記憶と誤認している彼は、わずかに無事な配線が頭部に繋がっていることに安堵しながら、呪われた記憶の中を睥睨していた。
内部の機械が顕にされ、全身の半分程度を捲りあげられながらも、その過程が記録されていない。そもそも抵抗をした、という記憶がスキップされている。
ここは色濃い絶望が他の僅かな温もりを塗りつぶしてしまった、全くもって無意味な拷問空間だ。
言うなれば、そう、地獄。
「空腹は最高のスパイスというが、なるほどな。この状態で感じた無二の心の蠢動、おお!」
彼にとっての目的とは、生きる、とは、すなわち食べること。エネルギー摂取である。百年の断食など腹の虫が収まらない。
そして、眼前にぶら下がるのは、大妖怪が忍耐してきたとびきりの感情エネルギー。
当初は、人間なら、空腹のあまり目眩が生じていて、脇腹に痛みが走ろうというものだ。胸を掻きむしり、その血を啜って空腹に耐え、そこから先は急速に食欲を失っていく。栄養というより、食に対する興味自体を喪失するためである。そのうち干からびて、全ての感情をも消し去ってしまう。
しかし、ウォーマシンのグラディスに、そんな都合のいい忘却機能は搭載されていない。毒も薬も喰らい尽くし併呑する。からくりが与えられた外的な役割ではなく、行動指針として設定された本能的な使命。
「これほどの濃密なエネルギーとは……!」
光沢のある触手が、首を捻じ切る。艶かしくメカニカルボディに纏わりついて浸透し、内部から膨張するように思考回路をめちゃくちゃにする。電子頭脳を寸断し、己の常識を塗り替えていく。すり潰し、犯し、打ち捨てられ、バラバラになったところを拾い集めてまたぐしゃぐしゃにされる。その、繰り返し。
全ては味わえない絶望の思念であり、それらをナマの状態で平らげるのは、百年の退屈をも一瞬のように感じさせることだろう。芳醇な味わいは人間の口にするどのような高級食材にも引けを取らない。
「守ってやろう。だから、その感情を存分に吐き出せ」
当然ダメージのフィードバックで肢体は軋む。尋常ではないダメージの蓄積は本来あり得ない経年劣化すら引き起こす。
自動的に《ヘビードレイン・フォーム》への変形を、果たす。
彼の雄々しき姿に、瘴気が、ずるりと纏わりつく。それは寂しさの中でふと堪らず指を伸ばす、孤独の埋め合わせのような。鮮明な陵辱の記憶の漣の中で、うねり、グラディスと一つとなろうとするだろう。
「吐き出すだけではなく、そうか……欲張りだな、互いに……!」
再び、目の前の光景に、眩い光が満ちる。
何度となく消えては光る、絶望の中では眩く、明るい希望の中でも同じ明るさで、光り輝く。何気ない生活の一シーンでは主張はせず寄り添い、深い暗がりの中では拠り所となる。普遍的で、価値が変わらない一定のもの。消えては現れ、現れては消える。誰にとってもかけがえのない、まるで黄金と同じだ。
「同じだ。俺も、お前も!」
約束という見えないものに縋るというのは、救われたいという欲望に他ならない。
腹に収めたいと思う、それもまた欲望の一つだ。彼女の記憶を記録して、収める。体のうちに秘めて一つにする。
そして、一つになったからこそわかる。
ひたすらに約束を守り続けた想いは本物だったのだ。せめて思い出の中の自然と触れ合って、思い残しを少しでも飲み下してほしい。
「そうだ、もっとだ! 全てを寄越せ。食事を終えるには、まだ、早い!」
涙と後悔しか残らなかったとしても、その思いはグラディスが継いで、記憶する。記録する。その生は直向きで、無為でも無駄でもなかったのだと。一人の騎士は誓いのように、叫ぶ。
瘴気の輪を吹き飛ばす、新たな風。一陣の風が通った後には、儚くも逞しく咲く、一輪の花が在った――。
成功
🔵🔵🔴
フォス・オネイロス
NGなし
ハード希望
アドリブ・セリフ盛り大歓迎。
100年の輪の中の1ページに捕らわれ、
気づいたときには拘束され、三角木馬に跨がらされているね。
周囲を囲む男たちは、見るからに『調教師です』といった感じで、
最初からいきなり薬を使ってくるよ。
じっくりと身体に薬を馴染まされ、
火照ってきたところで、全身を愛撫されると、凄まじい快楽が奔るよ。
それでもなんとか耐えていたら『道具』を取り出されるね。
乳首に拘束具を嵌められ、さらに鞭、パドルと打擲されながら罵倒されるよ。
媚薬漬けの身体は責めに感じてしまうけど、心だけは、と抵抗していたら、
今度は一転してくすぐられ、緩んだところに腹パン。
さらに電撃での責めまで織り交ぜられて、思わず失禁してしまえば、
そこをなじられ、さらに電撃で責められるね。
電撃絶頂にぐったりしたところで木馬から下ろされたら、
お尻に媚薬を入れられて犯され、責められ、
漏らしながら絶頂させられると、さすがに心折れてしまうね。
そこからはもう、相手にされるがまま。
全身玩具にされてイかされ続けてしまうね。
「ひッ……!?」
ふと気づいたフォスは、内腿に感じる鋭利な異物の気配に目を閉じる。敏感なところに木馬の頂点がふれる不快感に鳥肌が立つ。
ここは溢れ出した呪い、それが組み上げた膨大な情報の一頁。百年の追憶を強制体験させられる空間。
そこに突如として放り込まれ、心の準備なんてさせてくれない。そのまま木馬の背の鋭角が無遠慮に突き刺さった。
「ぎ……ッ?!」
下半身から脳天へ突き上げるような痛みに、フォスは現実を拒否するように首を振る。
優れたエージェントであるとはいえ、ここまでで体力も、精魂も尽き果てている。そしてこれは記憶の刷り込みだ。抵抗する、なんて余地は微塵もない。すでにコトは起きてしまっていて、追体験をしているだけなのだから。
「ひンぎいぃいいっ!? いだっ! 痛゛いいい゛っ゛!」
果たして、あのからくり娘に痛覚なんてモノは設定されていたのだろうか。
仮に設定されていたとしても、こんなに鮮烈なハズがない。これはまやかし、呪いが見せる幻だ。必死にそう言いき聞かせて理性を保とうと根性を振り絞る。
そうこうしているうちに、全体重が突き立つ一点に集中し、フォスのもっとも敏感な、そして弱い部分を押し潰すように責め立てる。
「誰か……いるの?! 誰でもいい、手を貸して……?」
周囲を囲む男たちは、粗野で、見るからに「調教師です」といった風体。その幻に生物的な性差はないにせよ、しかしどう見てもフォスを穢さんとして形を成した、そんな雰囲気を漂わせている。現に、手にした注射器やら噴霧器やらでフォスの弱りきった体をさらに痛めつけていく。全身が性感帯と化したフォスにとっては、もはや微風でさえ絶頂に導くような強烈な刺激。股ぐらからは痛みよりも快楽が募り、ぶしぶしと愛蜜を断続的に噴き出させる。
同時に木馬の背が彼女の股間に突き刺さり、恥骨にひびが入る音が生々しく響き渡った。
「あ゛っがががぁ?!」
視界が明滅する程の感覚に目を剥きながら、フォスは激しく全身を痙攣させる。木馬の上で前傾した結果、牝芯に全体重が降り掛かった。
股間からは鮮血が滴り、木馬の背を伝って床へと落ちていく。
男を模した影は、これではまだまだ足りないと、フォスの足首に一人では抱えられないような鉄製の錘をいくつも取り付け、彼女の足首に巻き付ける。
体重に錘の重量がみるみる加わり、ぐしゃりと音を立ててフォスの股関節が砕け散る。
「がぁあ゛あ゛ぁ……ッ! あ、ぅ……ぐぅ……ッ」
暫くして、フォスの動きが止まった。あまりの激痛に、完全に気を失ってしまったようだ。
しかし、ここは無限の責苦を味わわせるの異次元の拷問場。
人生で感じたことがなかった体を真っ二つにするような激痛。無理やり覚醒させられたフォスは両眼を恐怖と激痛で見開きくぐもった絶叫を上げ、反った背中に――。
――パシィン!
「あ゛あああぁぁぁッ?!」
凄まじい打擲音。鞭がその背を打ったのだ。次いで、胸先にばぢんブヅンと針に鋏型の器具が取り付けられる。木馬に乗ってから一番の大声を上げる。意図せず体が動くのにともなって、鋭角がぐにぐにと食い込んでくるが、もはやそんなことを気にしている場合ではなかった。
にぶい一撃が美尻を襲い、激痛に体をゆすることで彼女の割れ目に食い込んだ木馬が別の激痛を与える。その激痛でフォスはまた悲鳴を上げる無限ループ。
――パシッ! ピシィッ! バシッ!
彼女の体を、男の影たちが容赦なく打ち据えていく。そのたびに彼女は絶叫し、涙を浮かべながら首を振りたてる。
鞭、鞭鞭、鞭の嵐。身を守るモノはない。肌が爛れ、張り裂け、鮮血が吹き出していくつもの鞭痕を刻まれる。尻と背と、すでにピンを打たれたような疼く胸先と、満遍なく、容赦もない。機械の肢体ももはや重し以上の役割を果たせず、長く長く続く苦痛に息絶えることもできない中途半端な頑強さが恨めしく思えてくる。
「ヒィっ、げほ……はぁ……ぐぅ、こ、今度は何のつもり……ですか……?」
答えはない。
ただ、スパークする光が見えた直後、衝撃で頭が勝手に震えて、目の前が真っ白になる。
「ひぎゃあ゛ぁぁ――ッ!!」
意図せず体が動くのにともなって鋭角がぐにぐにと食い込んでくるがもはやそんなことを気にしている場合ではなかった。肌は褪せ、両目を飛び出しそうなくらい見開いて、銀色の髪を揺らして大絶叫する。四肢についた焦げ目から、フォスはスタンガンのような発電体を押し付けられていることに気づいた。
「ひィッ……いび、いぎぎぎぃ……ッ」
通電のショックで全身の筋肉が収縮して、力を抜くことができない。足が、否、全身が震えている。
同時に、身体を痙攣させている股間から、小水が漏れ出した。木馬を違う液体でしとどに濡らし垂れ落ちると、彼女の足下には水溜まりができていた。
アンモニア臭とともに、肉が焼ける匂いがする。押し付けられた箇所には酷い火傷を負っていた。
「う……うぅ……」
お漏らしまでして人として終わっている、そんな風に訴えかける眼差しが秘処に注がれる。
身体の痛みもあるが、失禁の精神的苦痛に自然と瞳から涙が溢れた。
落涙したその時、ゴキッと嫌な音がした。
臀部後ろの部分が、熱い。今木馬と接している部分だ。それに気が付いたのが最後であった。孕む熱が、どんどん高まっていく。それが耐え難い強烈な痛みであることに気づくまでに、そう時間はかからなかった。
「ヒィアアアア゛ッ゛?! な、に゛なに゛ぃッ!!」
肛門と尾てい骨に主に体重をかける姿勢。項垂れるようにして幾度も擦り付けていくうちに、尾てい骨の先端に体重がかかり、とうとう骨折してしまったというわけだ。それも、圧力によって押しつぶされた粉砕骨折。なんとか姿勢を変えようとすると今度は牝芯が潰れて叫び声とともに、反射的に元に戻ってしまう。
「ア゛ア゛ア゛?! ひぃ! ほんほぁ!?」
体は痙攣状態。意識は失神寸前。声にならぬ嗚咽が助けを求めているようにも聞こえるが、正確には、まだほんの数時間程度の苦しみだ。あと九十九年と三百六十四日と二十時間。途方もない時間、死も睡眠も、安息も休息もなく耐えなければならない。
肉体を襲う電気責めを必死に耐えようと頑張っていたが、連続する通電に口から泡を溢れさせ、何かを吐き出そうとする脊髄反射。
意図せず体が動き、全身にビリビリと新しい痛みが生まれる。血の気が失せ、体は冷たくなっている。全身から汗が吹きだし、ぽたぽたと落ちる。未だ液濡れの秘処に直接通電させようとぐいと体を押さえつけられても、フォスは呆けることしかできなかった。
「ぁ……ぇ……え?」
――バヂィ! バリリリッ!!
「ぃギゃあ゛あ゛あ゛ァァ〜〜ッ!?」
最も敏感な箇所に、これまで全身を焼き焦がしてきた電流が流される。同じ刺激のハズなのに、桁違いの苦しみが襲いかかる。溢れる涙を止めもせず、限界を迎えた手足へ反射的に力を込める彼女の思考は痛みに支配されていた。
「痛いいたいイタイ痛いイタぃい゛だいい゛だい゛ィッ!!」
穴という穴から体液を撒き散らし、肢体をヒクンヒクンと震わせるその姿は、滑稽な無様さすら通り越して、ある種の官能的な芸術作品を思わせる、艶かしさを漂わせていた。
時折思い出したように錘のついた足をばたつかせ、電気責めから離れようと必死に腰を引こうとするも無駄な努力に終わる。どころか、電圧は上がり続ける一方、苦痛も積み重なっていく。
「ひぎィうう! やべぇでぇェ! あッ、ぐぇ、あぎぃぃぃ!?」
身体は死ぬことはなくとも心は折れる。この痛苦に耐えることも不可能だという絶望をしかと心に刻むべく、電撃処刑は何度も何度も行われた。
肌は全身内出血だらけで不気味な色に染まっていた。膀胱が緩み愛液が混じった尿も垂れ流したまま、木馬から引きずり下ろされて、尻を突き出した無様な姿勢で俯けに跪く。
――ズドォ!
「ふ……ぉ!? がっ……ほぉ゛……ぁッ!」
前髪を掴まれて、思い切り拳をめり込まされた。
メキメキと身体の中で響くおぞましい音。捻れるように肉体が軋む。力を込めることすらままならない柔らかい腹部が、グネグネと皺だらけに捻れるほど激しく打ち込まれた拳。身体が千切れてしまいそうなほどの痛みに、身体がぎくぎくと反射的に痙攣し、肢体からフッと力が抜ける。
気付いたときには床に這いつくばっていた。
「ぅああ……っ、くっ、きゅ……ぐ……ううぅ……」
体をくの字に曲げ、その場にへたり込むフォス。
肉体を内側から破壊される苦痛がぶり返し、時折思い出したように余韻でのたうち回ることしかできない。
息をするのも苦しそうに倒れたままのフォスに、悔しげな表情が浮かんでいるように見える。湧き上がる悔しさをぶつけることもできず、ただ嵐が過ぎ去るのを身を縮こませて待つしかできない。
「はォッ……はひゅ……こんなことで、わたしは……エージェント……しっかく……ッ」
立ち上がるだけで痙攣して左右にグラグラ揺れる身体を何とか引きずり起こして、何かもわからぬ液で濡れた顔を歪ませて、何とか倒れずにいるといった様子。
――満身創痍という言葉が相応しい。今まで積み重ねてきた功績や努力に裏打ちされた技術も、圧倒的に無慈悲なこの揺蕩う時間の前では、笑いが込み上げてしまうくらい何の意味も為さなかった。
「く……うぁ……うぅ……ぁああ……っ……はな、し――」
――ボグウウゥッ!!
次の瞬間、猛烈なボディブローがフォスの身体を打ち抜いていた。
あまりの虐苦に筋肉が異常痙攣を起こすのか、もはや吐き出す胃液も無い様子で、涎の垂れた口をパクパクと痙攣させる。
「あ゛っ、ンぃいいぃ……っ!!」
完全に力が抜けて、両足はまったく身体を支えていない。汗と愛液と失禁に塗れた股ぐらは足から揺れグラグラと膝が笑ってしまう。
人間は人間でも、今のフォスは人間サンドバッグであった。
一際大きなストレートパンチが胸の真ん中に命中してわぶにゃりと波打つようにひしゃげる薄い胸板。大きく仰け反る身体。そんなフォスをサッカーボールの如く、男の幻影たちは蹴り付ける。
「ぎ! げふっ! いあ゛っ、あっ、いや゛ぁあ……!!」
苦虐と蜜悦が同時に身体を走り抜けて、身体が狂ったようにビチビチ、振り翳される足下で跳ね回る。
幻影は嘲笑うように太ももと首を掴んだと思うと、高々と持ち上げる。そのまま振り落とすようにひゅっ、と勢いづいて、膝を立てるとそと上にフォス身体を叩きつける!
――べぐおぉおっ!!
「ぇぎいいぃぃ?!」
膝の上で悲鳴を上げたフォス。ごぶりと血と、掠れたような息を漏らして地面の上にずり落ちた。
肉体は完全に力を失って弛緩して、破壊された股ぐらを大きく開いて閉じることもできない。
だらしなく開いた両足の間、女の子の一番大事な場所を、盛り上がった恥丘を、既に骨折している敏感な患部を、踵で踏みつけられる。大事な女性器を力任せに踏みにじられる屈辱や痛み、死にかけていたハズの感覚が具に蘇り、下からぶしゅっと泡立った粘液が噴き出してくる。
「なにを……んぁあっ、やめてっ、ぁ゛あ……ッ、ん゛ァー……こん゛な……っ゛!」
失われた水分を補給するように、中毒性の高い強烈な媚薬を患部に突き入れられる。一滴で廃人化するほどの快楽が脳を灼き、いよいよフォスの理性はドロドロに蕩されてしまう。破裂してしまいそうなほど閃光に視界が包まれて、あらん限りの大声を発していた。もはや意味のない叫喚。温かいお汁が秘処からぶちゅぐちゅ噴き出して、その度に罰として媚薬を再投入されていく。
全身玩具。サンドバッグとしていたぶられていた方が、まだ可愛げのあった肉悦を与えられ続け、ぼきんと心が折れてしまった。
「ひゅあぁあああっ!? ひゃめっ! あっ! んぁあああっ〜〜ッ!!」
もう、考える力さえ失って、ただ惨めに呟くことしかできない。
心を折るための時間は終わり、受け止めきれない快楽の奔流に流されて、胎と股ぐらを熱く疼かせる、地獄の時間が始まる。あと九十九年と三百六十三日と九時間。何度孕んでも問題ない。この地獄は虚構なのだから。幻なのだから。
そう、問題ないと受け入れてしまった、この地獄に在ることを受け入れたフォスは堕ちていく。限りなく遠く、浮き上がることも不可能な奈落の底へと。
成功
🔵🔵🔴
篁・綾
アドリブ歓迎、鼻フック膨体異形化ふた以外なんでも可
とりあえず復活はしたものの、スーツは概ね死んだので裸身にボロ布+特定部位を覆う桜水晶の状態
【催眠術】で自己意識を強化しつつ、【破魔】の力を乗せた【斬撃波】を放って鐶を祓いながら遅滞戦闘を行う。
ついでで【残像】で生み出したモノも盾にしてみるが効果は微妙(その場に呪いと混じった卑猥な物体が生まれるだけ)。
復活したものの動き自体はやや鈍っている為追いすがられ、【覚悟】をキメて【オーラ防御、呪詛耐性、狂気耐性】で受ける羽目になる。
●●吸収で無闇に回復しながら、指定UCでチキンレースする事になる(触れると悪影響必死とのこと故、侵食を受け精神世界で呪いを穴という穴から流し込まれる、●辱の嵐に晒される事になる)。
(運が良ければギリ耐え抜き時間を稼ぎ、色々な体液を垂らしながら這々の体で離脱。そうでなければ時間は稼げるものの呪いにより桜水晶の像に封じ込められ、全身に呪いの触手を巻き付けられ、前後の穴をほじくられて乳汁と淫液を垂らす卑猥なオブジェと化す)
お前は行け! と、姫名霰を鐶の外へ押しやった綾は、自らは触れることのないよう自己催眠と盾構築で持久戦を試みる。何より彼女をこの世界から旅立たせるための時間を稼ぐのが肝要だ。そのためには自ら捨て石になることを選ぶ覚悟も必要だ。
と、そう頭ではわかっていたつもり、だが。
「ちィッ……!」
蕩けた脳ではその場に呪いと混じった卑猥な物体が生まれるだけ、自己意識を強化しようにも少しの刺激で砕け散りそうな儚い意志。耐えるにはあまりに心許ない、破損し尽くした装備。己の肢体を腕で持ち上げるようにして隠さなければ、動き回ることさえ難しい。
「だが……ッ、咲き乱れよ徒桜、花屑と成り果ててもここは通さない。意志なき呪いだとしても、無事に済むとは、思わないことね……」
決死の《夢幻乱桜》の陣を敷き、光の城塞をその場に築き上げる。
後ろ目に駆け抜ける姫名霰を見送り向き直って、綾の瞳が呪いを睨みつけ紅く瞬いた。
胸先と下腹だけを薄光る結晶鎧で覆った、凛々しき姿。たなびく黒髪と、揺れる尾耳に、単なる呪詛でしかないハズの鐶が、思わず硬直したようにさえ見える。立ち往生を覚悟するほどの気迫とオーラで立ちはだかる、燃えるように咲く桜。地獄で艶やかに咲き乱れる花は、呪いさえも凌駕するのか。
――ズズズズ……ズリュッ……!
「く……ゥッ」
素肌にまとわりつく粘体の感触。くだらない。先ほどまでと違い、これは記憶の追体験、すなわち幻である。実体のない、幻惑の戦闘はむしろ自分が得手としているところ。自分の方が幻に堕ちるなどあってはならないことだ。確かに復活したばかりで装備も体調も万全とは程遠いが、何分何時間であろうと耐え抜いてみせる。
そう、息巻いて、彼女は膝をついた。
「ぁ……え……ッ?!」
押し止めていた堤防が決壊する。
快感の濁流が一気に溢れ出し、限界を訴える綾の脳を襲った。
「ひゅっっぎっ……!!?」
己を惑わし、催眠する。知覚しないというのは、そのダメージを見えなくするには最適であったろう。しかしそれはダメージをなかったことにする、とイコールではない。むしろ耐えられる限界値を無視して精神を犯される地獄に、体がついていかない。何を対価として支払えば、そのダメージを相殺できるというのだろうか。
たった数秒、触れた瞬間に流し込まれた追憶の量は、姫名霰の圧縮された百年の記憶である。立っていただけでも奇跡に近い。
真っ白に染まりかけていた頭のどこかで、ブチンッという音を聞いた気がした。《夢幻乱桜》で姿勢を固定し微動だにしなければ、脳のどこかに重篤な障害を引き起こしてしまっていたことだろう。股ぐらからは透明な汁をぶしッと漏らし、膨大な情報量に瞳は虚ろ、涎を拭いもできない。
「……ああっ……イぐゅっ、ん゛ぅ゛ぎゅっ……わ゛たしのカラダァっ、どう……なってりゅっ?! なんで、イっでるゥッっ……!?」
噴き上がる潮と黄金水は一向に止まらない。失禁という一行為でさえ、忘我の悦びであったろう。蓄えていた妖力が一瞬で消し飛んだ。生命力という生命力が全て水分として排出されてしまったかのようだ。
耳まで真っ赤にしながら、追憶という予期せぬ奇襲に耐えている。でも、陥落はもうすぐだろう。呪いはあらゆる影形を成して、時には耳たぶを優しく愛撫し、また時には汗ばむうなじをぺろりと舐め上げながら、さらに追い打ちをかける。発情しきった肉体には斯様な優しい愛撫も地獄の苦しみに等しい。
「イグっ、お゛ぉっ、お゛ほぉぉっ!! いぐいぐいぐいっぐ……ぅッ!」
舌を突き出し、よだれを垂らしながら、身体はいうことを聞かず無様に痙攣する。愛液が噴き出して、水たまりがさらに広がる。
白目を剥いて、鼻水をも垂れ流している無様な顔になっているが、その隙だらけの姿は呪いにとって格好の的だ。
呪詛の影は屈強な肉体を模って、綾の頭を両手でしっかりとホールドすると、喉奥めがけて勢いよく吐精する。濃厚な白濁媚毒が食道を通って胃へと流れ込んでいく。散々綾を苦しめてきた『自律繁殖型洗脳生物・スレイヴウォーカー』のそれと同じ成分だろう。
そしてそのまま、逸物で蓋をしたまま床に押し倒し、仰向けにする。欲望の赴くままに、喉を使って扱く。影の動きに合わせて、綾の喉がぼこりと形を変えた
――ズリュッごりゅごりゅズヂュ!!
「お゛げぇっ……んぶぅっ、んぐぉ……っ、お゛ぶっ」
――ぐぐっっ……どずんっっ!!
「ん、っぶ、ん゛ぐっ……ぉぉお゛お゛ぉっ!?」
呼吸困難で酸素を取り込めない。綾のそんな事情などお構いなしに、喉奥まで突き入れる荒々しい責め。
これは耐え抜いた後の余韻なのか、それとも百年目の記憶のリフレインなのか、またもう百年追加されてしまったのか。わからない。解き明かすには、ただ一つ、ほんの少し、少しでも身じろぎすればわかる……簡単なことだが――わかった次の瞬間には、快楽で破裂してしまっていることだろう。
「んぐっ、ごっ、ぉお゛お゛ッ!?」
呪いにとっては凛々しき妖狐など性処理道具の一つにもならない。喉など性器の代替品でしかない。姫名霰に悠久にも近い時間その扱いを強いてきたように、綾もまたそれと同等の、否、それ以下の扱いを受ける。腰使いがさらに激しくなる。もはや、性行為などなまぬるいものではない。これは、狩りだ。綾は、泣き喚きながら赦しを乞うだけの、呪いに狩られるか弱い獲物なのだ。
「ぉぶ、んぶぅっ!?」
喉への一突きごとに潮を吹いて、女陰がみっともない降伏宣言を繰り返す。でも、そんなの牡には関係ない。牝が意識を手放そうと、死にかけようと……○○するまで、この蹂躙は続く。
牝は牡に殺され、その性と髄を啜られるモノ。犯されるよりも遥かにタチの悪い幻想を自然の摂理と思い込まされるのは、度重なる洗脳により強固な精神にヒビが入っているからだ。というよりも騙し騙しやってきたことのツケを払わされようとしている。
受けているのは○○を模しているが、呪いの原液のようなものだ。自身の能力でさえ制御を外れようとしている。
――びゅぐるっっ、びゅるるるぅぅ~~っっ!!
「ん゛ン゛ぉお゛……っっ?! お……ぉ……わっだ……ッ?!」
動かない。動けない。動くな。
自分を殺そうとしている呪いが列を成して己を犯そうと、穢そうと、堕とそうと、何重にも取り囲む。
「っはーッ、はーッ……ぅえ゛ほッ」
胸を抑え、ともかくやり過ごすことしか思いつかない。なんで……そうだ。時間を稼ぐためだ。しかし時間の流れが、わからない。ここが精神世界なのか、実体のある空間なのか、それさえもあやふやだ。
――ぐぢ……ィッ!
腰に熟れた桃でも隠し持っているのではないかと思うほどの牝汁が噴き出す。粘度の高い蜜が太腿を伝い、甘い湯気を立たせながらびちょびちょ垂れる。触手が尻を撫ぜただけで、地面にに水溜りができるまでそう時間はかからなかった。仮に下着を着けていたとしてもあっという間に吸水量の限界を迎えたことだろう。もっとも卑猥な結晶で局部だけを隠しているだけの姿を、幸い、と表現していいのかは疑問だが。
触手を模した影は飽きることなく尻肉を掴み、綾の体の最奥から蜜を絞り出す。
――ブジュッブジッッッ!
「お゛ホォ゛ッ……!」
甲高い喘ぎ声をあげる姿は、変態と謗られて然るべき、としか言えない。誇り高き猟兵なのだから、たかだか百余年分の快楽を注ぎ込まれたくらいで情けない声を出すべきではない。果たして誰がそんなことを言えるだろうか。桃色の結晶は甘いフェロモンが固形化したのかと見紛うばかり。綾の潤む瞳が映す光景もまた濃い桃色の靄がかかったようで、今や淫魔も驚愕の淫靡さを醸し出していた。
濡れそぼった花園を、呪いの舌が舐め上げる。
膨れ上がった部分の溝に沿って尖らせた舌を滑らせると、綾の腰がびくんと跳ねた。
「や……めろ゛ぉ、ッ!」
自分でも、まだ抵抗する意志が出てくるものかと、驚きさえするくらいである。
元より誰が見ているハズもなく淫らに果てて堕ちようとも責めることはしないだろう。
バキューム器官が息を溜めて口を窄め、牝芯を中心に音が鳴る吸引を浴びせる。ついで吸引の中から再び舌を突き出して、勃起した牝芯を弾くように舐めた。
「グッ……よわいところばか、りヒィッ!」
奉仕することが、犯されて果てることが当たり前という不文律を刷り込まれた今、反骨心というよりはもはや天邪鬼に近い。さらに丹念に探られると、綾の尾が逆だった。肉が膨らみざらざらした部分に舌が掠ったのだ。その瞬間に膣内が収斂し、舌を強く咥え込む。
体の芯に電流が走った様な衝撃、その激しさと甘美さに、ぴきり、ぱきりと己を守る桜水晶の暴走の兆しを感じる。
「とま、ッ! どま゛れェッ゛!?」
動いてはならない。目を剥いて踏みとどまろうとする、その強い意志が、彼女を桜水晶の「中」へと閉じ込めた――全身に呪いの触手を巻き付けられ、前後の穴をほじくられて乳汁と淫液を垂らす卑猥な立像として。しかも振り払うことはおろか極上の鐶をいくつも体にぴたりと接触させたまま、である。
一人の牝を社会的に再起不能な状態まで堕とす、半永久的な淫蕩の責め苦。
一呼吸一動作、事あるごとに虚実入り乱れる情事の記憶が蘇り、何をせずとも絶頂を迎える様になる程、体に敗北と快感が刻まれリフレインする。
社会的に再起不能な状態まで堕ちてなお、乳汁を吹き出す乳房、臀部と泥濘んだ陰唇、汗ばみ蒸れてきた甘酸っぱい牝臭を放つ腋、閉じない口、虚ろな目、同じ思考を繰り返す脳、その全てが貪欲に快楽を求めている。
心までもが裸になったかのように遮るもののない晴れやかさで、呪いに屈することを全身全霊で許容してしまっている。
「ィィッッ゛ッ゛クゥゥ〜〜ッッ?!」
体を仰け反らせ、舌を突き出しながら吠え声を上げる。
胸先から快楽を発散するかのように噴水めいた母乳シャワーを噴き出す。呪いの影は口腔部を増設すると、待ってましたとばかりに左右それぞれの乳首へむしゃぶりつき、お互いに片手で持て余す乳房を揉みしだきながら舌先で転がしたり歯を立てたりして味わい、まるで赤ん坊のように吸い付いていく。
結晶に覆われ動かない、否、動けない状態で実体のない呪いだけが自由に綾を犯すことができるのだ。
「ん゛おぉ゛ォぉゥ゛ゥ゛ッッ!!」
抵抗の余地はないといよいよ本能を全開にした触手は絡みつくように左右の手を拘束し、無理矢理自分の触手を握らせて手コキをさせる。
同時に、股ぐらを穿り続ける極太逸物も容赦なく、膣内をかき回し、押し広げ、膣壁の粘膜を掻きこそいだ。
――ドチュドチュッッ、バヂュ!
好意というよりは掘鑿作業のような荒々しい音。ナカの最奥、深イキスイッチになっている子宮口にまでこじ開けられて、乳肉と尻ぶるんぶるんと振り乱してしまう。結晶の中で波打つ肉体の淫靡さたるや、上下左右に暴れまわるダイナミックさも相まってある手の芸術品のオブジェのようにさえ見えるだろう。
「あ゛あ゛っあ! んぉ゛! ――っはぁぁ、あ゛ッ?!」
腸壁を擦る動きから、まるで腸壁を削るような激しい抽送。二穴、腕、口に胸、その全身を犯し続けてなお百年は余りに耐えるに長すぎる。
覚悟と耐性がなければ、片時も耐えられなかったであろう地獄を、よく耐えている。しかしその痩せ我慢も終わらない年月の果てに燃え尽くした。
「んっ……ふぁぁぁ……っ! あっ! は、はぁ……ひぁああ゛ッ」
悲鳴はか細くなり、やがて甘さを交えてさらに深くに堕ちていく。
――ブピッ! ブピッ……トロォォッッ!
どれほど出たかももわからない垂れ流された体液、溜めきれない○○と愛液の混ざったドロドロの呪いそのもののような液体で結晶内が白く曇る。
飲まず食わずで犯され続けようとも歳を取らず死ぬこともない。やはりこの中は幻なのだろう。追体験しているだけの記憶に過ぎない。
「ふに゛ゃぁあァアア゛ッッッ……ごろぜ、ごろじでくでぇえええッ……」
何度目かもわからない深い膣イキをすると、気絶。そして、強制的な覚醒。息つく間もなく快楽を注ぎ込まれる。膣肉が絞られ、動いていないにも関わらず、鋭い性感を励起させられ続ける。
幻で経過した時間は、時間稼ぎになり得ない。ともすれば彼女の功績は何処に残るのだろう。
――どぷッどぷどぷッどぷッ!
理性が欲望に押しつぶされ、吐き出され悪意を孕み、思考が霧散する。止まった時の中で、壊されることのない恒久のオブジェに閉じこもり、呪いと心中する。枯れることのない桜が爛漫と咲き誇り、この地獄の凄惨さは際限なく高まり続けるのであった。
成功
🔵🔵🔴
菫宮・理緒
NGなし
ハード希望
アドリブ・セリフ盛り大歓迎。
逃げる間もなく、姫名霰さんの記憶の輪に捕らわれてしまうね。
でもこれも姫名霰さんがカクリヨにいくためのお手伝い。
そう思って耐えようとするけど……。
記憶の中でいきなり始まる苛烈な陵辱と快楽の記憶に、
もう『できあがってしまっている』身体は、
最初から潮を噴き上げてイかされてしまうよ。
多人数に囲まれて、休む間もなく二穴を犯され続け、
口も手も胸も、さらには髪も臍まで、
全身のあらゆるところをただの性玩具として使われて、
でもその全てが凄まじい快楽となって叩き込まれてしまうね。
絶頂に気を失っても快楽で覚醒させられて、
容赦なく犯され、断末魔のように啼かされ続けるよ。
それでもなんとか耐えようとしていたけど、抵抗も男たちの快楽調教には脆い壁。
焦らされた末にイカされて気絶。
そんなことを繰り返されるうちに快楽酔いに陥らされると、崩れてしまって、
最後には自ら求めさせられ、嘲笑されながら犯されるね。
そのまま死のイメージが浮かぶほどに犯され、完全に気を失うまで嬲られ続けるね。
ラピス・ノーティラ
お色気・アドリブ歓迎・絡みは女性のみ(それ以外はNGなし)
壊れても一緒に居てあげるって約束したからね…最後まで一緒に居てあげるよ❤
UCを発動して媚薬を纏い、姫名霰ちゃんと一緒に輪を潜り抜けるよ。
姫名霰ちゃんが経験した事ならどんな事だって受け入れて、記憶を共有していくよ。
これは貴女が今まで頑張ってきた記憶でもあるんだからね!
とはいえ、結局は快楽に呑まれて、下品なオホ声上げながらイキ潮をまき散らしちゃうんだけどね❤
壊れそうになっても、得られた快感をUCで変換して戦闘力の上昇と生命力吸収で意識を繋ぎ止めて耐えようとするよ。
ここに来るまで散々ヤラレまくったから色々と緩くなって、母乳を噴出したり、垂れ流すように失禁したり、ひたすら快楽に喘ぐだけになりそうだけど…
それでも、女の子とした約束は守りたいからね…姫名霰ちゃんの最後の時まで一緒に居ようとするよ。
(何度も絶頂しながらも、「約束を守る」という気持ちだけ持ちながら、意識を保とうとします)
「――オ゛ッ」
からくり妖怪の姫名霰は突然カラダをくの字に曲げ、濁った声を出した。
驚き固まるラピスを潤んだ瞳で見つめ、姫名霰は荒い息を吐く。
「はぁはぁ……ン゛ッ?! ほぉぉ……お゛ぉ゛」
「だ、大丈夫なの? 無理なら言って、ね。壊れても一緒に居てあげるって約束したからね……最後まで一緒に居てあげるよ……❤」
「ンン……平気ッ! この呪いをこれ以上振り撒くわけには……ぇ……あ゛ッ! ん゛っ」
覚悟を決めて通り抜けた円環の果て、姫名霰にとっては追憶、ラピスにとっては共感覚に近いだろうか。
虚空を掴んだと思われた姫名霰はラピスに手を引かれることでなんとか歩みを止めずに済み、その拍子に呪いの具現である鐶に捕まった理緒にも「同調」した。
「んんぉ゛……こ、これもぉ……姫名霰さんがカクリヨにいくためのお手伝いッ……耐え、耐えないと、ねー……ッぉ゛ほぉ゛……ッ?!」
胸を掻きむしり崩れ落ちて身悶える。姫名霰の喘ぎ声と同等か、下手すればそれ以上の快楽に翻弄される理緒。この呪いは触れただけでは経過する時間は微々たるもの。圧縮された記憶が自己の経験として百年分蓄積される代物である。ゆえに、これまでの陵辱が拭い去られるわけではなく、快楽に屈し、ただ肉欲に溺れる肢体を抱えたまま、爆発する快感を孕んだまま、百年の一方的な陵辱を耐えなければならない。
耐えられなければ、もう百年、さらにもう百年と永遠に嬲られ続けるのみだ。地獄には、終わりなどないのだから。
少なくとも、姫名霰がカクリヨへと旅立つまでの間は耐えなければならない。
ラピスは己を媚薬で覆い守りを固め、理緒は健気にも精神力で耐えようとする。
「これは、記憶……ッ゛ぅ……すまない」
「姫名霰ちゃん……?」
「頭を下げないでよ……ねー」
姫名霰は頭を振る。
自分が閉じこもっていなければ、自分の記憶の中に少しでも楽しい思い出があれば、彼女たちが無闇に傷つけられることもなかったろうに。失った時間は余りに大きく、それを埋め合わせられるほどの得たものもない。一緒にいてくれると言ってくれた可憐なヒロインが、覚悟を決めて手を差し伸べてくれたバーチャルダイバーが、今や見る影もないほどに憔悴し、発情しきり、ボロボロに犯されている。歩みを止めるには十分な、深い、深い絶望であった。
そして、そんな絶望感こそ蜜の味と、呪いの鐶はますます勢いを強くする。
「言ったよねー……わたしが耐えるって」
「何度でも言うよ。私たちはずっと一緒だって」
絶望を振り払う、一縷の光。ラピス、そして理緒は、果敢にも、積み重なっていく汚辱の百年の歴史に終止符を打つべく、挑んでいく。
突如として空間から湧き上がってきた呪詛が影形を持って、二人を力尽くで拘束する。
――ぐいっ、ぐっにいいいっ……!!
「くひっんッ!?」
「ふぐうぅっ?!」
二人は女子同士、一糸纏わない裸身に分泌した媚薬液を塗りたくりながら、姫名霰が見守る中、快楽の奈落へと堕ちていく。
二つのお尻が両手で鷲掴みにされて、痛みを感じるほどの強さで外向きに引っ張られる。
人間の手で言えば、割れ目の左右には親指に当たる箇所が宛がわれ、肛門の左右には中指が触れていた。お尻を力任せに開くようにしながら、ご丁寧に指先で穴を広げているのだ。そんな乱暴なカタチで弄ばれているのを、姫名霰は目を逸らせずにいた。
「あンッ!?」
「ほ……ぉ゛ンッ……!」
「こんなの……あんまりよ……クッ、もう……やめ……ッ」
広げられた二穴から空気が入ってきて、ゾクゾクするような寒気に襲われ、理緒は腰をくねらせる。
「あ、ああっ……やっぱり、両方使うつもり……それに取り囲まれて……ッおかしくなるゥッ」
影たちは姫名霰を押しのけるとかぶりつくように顔を近づけて、生ぬるい吐息が体の内側を嬲った。ラピスもまた、女性でもない、どころか生物でもない存在に内部を詳らかにされ、体のうちが燃えるように熱くなる。
ラピスの動揺を嘲笑うように、お尻に宛がわれた手の内の一つが、尻肉を引っ張って穴を広げてきた。
膣穴と肛門がいびつに引きつり、いやらしい形になっているのが否応なしに自覚させられる。
「あ、う……大丈夫。貴女が気に病むことじゃ……ンくひぃ❤️」
股が裂けてしまいそうなほどの力で、秘裂と肛門が左右から引っ張られた。
指とは違う感触がぴと、と伝わる。亀頭が膣口に到達し、肉と肉が触れ合う生々しい感触が伝わってくる。
性感帯は見せつけるように刺激してくるだろう。ラピスはと言えば、今なお発展途上の118センチのバスト。勃起したその先端にぶっちゅりと吸いついた。
「いっぎ……いぐっ……」
そのままちうちうと喉を鳴らし、まさしく赤ん坊が母乳を求めるような動きで、ラピスの乳首を吸引していく。先端を引き絞るように胸をぎゅむっと掴まれ、登頂でぴくぴくと震えている乳首が、音を立てて舐めしゃぶられるのは、身の毛もよだつ感覚である。
とっくに体力が尽きているため、もちろん振り払うことはできない。
頼りになるのは与えられた快感を変換した生命力の補填のみ……つまり、受け入れるしかないのだ。
「ひンっ……!? はっ、ううう……❤️」
苦痛とも快楽ともつかない鼻にかかった声。その声を抑えようとすると、ピンク色の乳頭をぱっくりと喰まれ、次いで乳首を甘噛みされる音がいやに大きく聞こえる。
ねとついた舌で張り詰めた突起を転がされると、その昂る性的興奮がカタチを成したかのようにラピスの先端から甘い香りの母乳をぴゅっと噴出してしまう。
「う……あっンっ……❤️ ううっ、あっ……ンっふっ……❤️」
――ぐいっ!
「あぁ゛っ……!?」
理緒の方は、口も手も胸も、さらには髪も臍まで、二穴では飽き足らず、四方八方から伸びた手が彼女を拘束して、あらゆる箇所へ陰茎を擦り付ける。それは焦らしというには余りに性感を刺激すら暴力。
――ズヂュッ! ぐぢゅばちゅ……!!
理緒の都合などお構いなしに、腹の奥を激しくノックするかのように、がんがんと腰をぶつけてくる。
入らないことがわかりきっている胸先や臍にまで亀頭を押し当て、耳には吐精音が、鼻や口には生臭さが込み上げる。目はツンとした臭いに充血して、無理やり黒髪に巻きつけられるせいでぶちぶちと髪の毛が抜け落ちた。これは幻の光景、実際にはあり得ない苦痛だと自分に言い聞かせてもなお耐えきれない鮮烈な痛み。なのに快楽だと受容する矛盾。
「あっっがっ……?! はぁっ、はっ……! ああっ……! これは……幻ッ……あンぅ?!」
薄い胸板がぐにぐにと別の生き物のように形を歪めていく。かと思えば乳房がぎゅうっと握り潰され、乳首にガリッと歯を立てられる。優しい愛撫で性感を高められ、荒々しい陵辱でさらに深く刻み込まれる。
「おっ、ほォ゙っ、ん……っ、きもち……きもちぃよぉ……っ! お゙っ、ォっ!!」
予告のないピストンが始まる。腰を持つのではなく尻穴にフックのように引っかけたまま、猛然と肉棒を前後させた。がくがくと体が揺れ、串刺しにされている感覚で視界が白黒に染まる。
亀頭は当然子宮に埋まっている。奥を突かれるたびに一緒に叩きつけられ、肉棒が抜けるたびにずるずると伸びていく。まるで生殖器が破壊されているかのような荒々しい性交渉に、それでも快楽を感じてしまう自分の肉体が少し憎らしかった。
「や゛、めっ……よ、ね゛、あがっ!? ひぎっ、あ゛っ……おっお゛お?!」
膣壁と子宮壁が震えた。否、串刺しにされたまま、震わせられている。密着した腰をぐりぐりと回転させ、子宮が内側から捻転させられる感覚。微細な蠢動がなんの前触れなのか、理緒の肉体がわからされた、次の瞬間……。
――ブビュルルルルゥッ!!
「アッ、ぉ゙、ンッ、いぐッッんッ!!」
ナカで肉の棒が弾ける。灼熱を感じさせる濁った液体が、前触れなく、理緒の最奥でぶちまけられた。
同時に首筋にまで噛みつかれ、胸先やら腋やらにも擦られ盛大にぶっかけられる。美しい黒髪はとりわけひどい有り様で、ゼリー状の欲望で白黒のマーブル模様に彩られてしまう。
それでも刺激が足りなかったのか、またぐにゅうと押し込むように押し付ければ、その熱量に何度も身体を震わせて、絶頂して、理緒の痙攣が止まらなくなってしまう。
「まらいく……っ、ずっど、い゛くゔぅぅ!? あ、ア゙ァ、ああぁぁぁ……っ!!」
「――んお゙ぉ゙お゙お゙〜〜ッ❤️❤️」
快楽とは、果たして伝播するものだろうか。理緒の凄まじい絶頂にラピスも呼応する。気化した媚薬で脳髄まで溶けてしまったのかと思うくらいの、ラピスの大絶頂。それもそのハズ、影異形は欲望のままラピスの柔らかい尻肉に指やら逸物やらを好き勝手に食い込ませ、何度も何度もポルチオを執拗に突きまくっているのだ。
吸収した生命力では到底賄いきれないであろう消耗具合が、喉からひり出される悲鳴でわかってしまう。
「んお゙ぉ゙ッ❤️ んぐお゙っ❤️」
――ぶびゅびゅぅッ!! ぷしっ、ぷシャアぁあッ!!
「だしながらばちゅばちゅしないれっ❤️ ほへっ、やぁあ、いぎゅのどまんにゃひぃいッ!? おひっほも、はへっ、へゔぅ゙っ❤️」
ぱくぱくと開いた口は、うわごとのように約束を守ると繰り返し意味のない言葉を羅列している。
欲望を吐き出すタイミングに合わせた秘処への小刻みな抽送で、マーキングがてら一番奥に注ぎ込まれてしまうラピス。そんな快楽絶頂の嬌声でそんな直向きな声もかき消されてしまうのだ。もっとも一番大きく音が響いているのは、完全に膀胱が決壊してしまった股ぐらの粗相と、潮吹きの交互の音であったが。気絶していないのは執念を感じさせた。
「んお゙ぉ゙っ?! んお゙っ……ほぉ゙お゙っ❤️」
今なお噴き出し続けて敏感にカタく充血した牝芯。その包皮を剥ききると見るからに刺激に弱いところを目掛けてぴんぴんと弾いて、絶頂感を割り増しさせる。
逸物も、イったばかりの敏感なナカに居座って、抜くどころか最後の一滴まで注ぎ込まんとするかのように、亀頭を子宮口へと押しつけてくる。青臭い雄臭が全身を汚し、下腹が見る見るうちに膨らんでいく。
「もぉ゛ほぉっ、うぐゅっ……おぉっ……❤️」
「ご……くっ」
イき果て白目を剥いて、汗だくの青髪が頬に張り付いて、桃色の媚薬と相まったヌルヌルてらてらの様相は、姫名霰を以てしても生唾を呑むほど淫靡であった。
「んクっ……わ、私は……こんなに卑猥な……妖怪だった……? えぅッ!?」
ラピスのそんな姿を見て、生体からくりである姫名霰は、自身の中にムラつく性的欲求を自覚せずにはいられなかった。元を正せば自分の記憶を他者に投影しているのだから、過去の自分を思い返して行う背徳極まりない自慰にも等しい。
にも関わらず、そんな理性など吹き飛んでしまうほどの肉欲。
自分の手が一人でに動いて、びしょびしょの股ぐらをかき混ぜてしまっていた。少なくとも一度、いや二度くらいは絶頂して発散しなければ先へと動けなさそうな、欲望を煮詰めたマグマのような情欲だった。イきたい。でも、それだけじゃない。霞む視界が捉えたのは、熱いくらいの確かな温もりだった。
「ね……ほら」
「一緒だから、ねー……?」
「〜〜ッッッ!! なんて、コトっ」
いつまでもどこまでも堕ちていく感覚。
もがいてももがいても抜け出せない絶望。
叫び咽び泣いても聞き届けられない孤独。
心細くひたすらに恐ろしい、苦悶と絶望に満ち溢れた悪夢の時間。
それさえも笑い飛ばせるのだと、二人はそのカラダで証明しているのだ。苦しみの果てに何もなかったと地獄を肯定するのではなく、培ってきた苦しみの時間を否定するわけでもなく、ありのまま、次なる世界へと旅立つお膳立てをすると、「約束」したのだから。
今は、一緒の苦しみを味わって、同じ目線で前へ進むために、堕ちるところまで堕ちていく。
「あはっ……まだまだこれから、だよね」
その感覚は電脳や空想の世界に飛び込むのに似ていた。
「えぇへへへ……さ、一緒に……イこッ❤️」
こんな時でも笑えるために、強き肉体と魔術の素養を得たのだから。
「恩に着ます。ふふ……あはははっ」
暗く澱む百年の時流に、満ち足りた笑顔が広がっていく。旅の先行きが明るいものだと予感させるような屈託のない笑顔。瞳の端にはうっすらと光る涙の粒。たおやかな心地のまま、いつまでも消えることなく、浮かぶ微かなそれが、きっと希望なのであった……。
苦戦
🔵🔵🔴🔴🔴🔴
メアリ・イーズディル
それじゃあ、一緒に死んじゃおう!
とゆーことで、狂気に堕ちる過程を体験できるなんてワックワクだね。
と言うか、今それを体験中な気もする。
色々すっごいことになって。
姫名霰ちゃん
それじゃあ、新たな約束をしよう。
ひなちゃんの記録と記憶をしっかり体験したから。
キミの望みが分かっちゃう。(私の好きなように解釈しちゃお。)
ずぅっと一緒だ。
具体的には、ちゃあんとお互いを思いあった?子作りしちゃお。
100年耐えた体もまっさらな体も犯して宿す。
怪物なんかじゃ、約束はできないんだから。
塗り替えちゃおう!
心も一緒に愛して犯そう。
悪魔といっしょに、地獄を塗り替えて。
愛(私なりのね?)をもって、記憶のモノより凶悪なモノで内臓をかき混ぜて、脳に遺伝子をぶちまけて。
過去の記憶を破壊して、私の白濁で犯して塗り込み。
カクリヨにだって私もいっちゃうぞ。
新しい体になるなら好都合だね。
それが私自身でも、次の私でも、次のキミでも、構わないさ。おんなじことさ。
それじゃあ、一緒に生きちゃおうじゃないか。そういう可能性も、あっていいさ。
「ひなちゃん」
混濁と混沌の坩堝に在って、丁寧にその追憶を汲み取っていたメアリは、発狂寸前の快楽を脳髄に流し込まれながらもハッキリと声をかけた。
姫名霰の歩みは止まっていた。
目の前にはカクリヨの新たな世界が広がっている。しかし、背後は呪いに染まったかつての花園、思い返すにはあまりに暗い裏切りの記憶、寂寥とした孤独感。きっと前に進んでも何もない。地獄を、生きて、生きたから何だというのか。そんな漠然とした疑問が彼女をこの世に縛り付けているのだ。
ゆえに、そのハッキリとした声が、妙に大きく響いた。
「復讐も終わってさ! あとは自分の人生、それじゃあ、一緒に死んじゃおう!」
「……はっ……?」
死後の血盟を貴女と結ぶことを、高らかに叫ぶ。
後押しでも、縛り付けるわけでもない。包み込み、一つになろうというのだ。生を終わらせるも、始めるも、悪魔の胸先三寸次第。頭抜けた朗らかさに、姫名霰が後悔でもしようものなら、たちまちに戻った正気を疑っていたことだろう。
メアリが笑うのと同様に、望外の悦びに姫名霰も、また、笑っていた。可笑しそうに、犯しそうに……!
「聞こえなかった? 姫名霰ちゃん」
「聞こえてないわけ、ないでしょう……」
同じものを愛してほしい。愛してくれる、存在にそばにいてほしい。
花を愛し、花を愛する己を愛し、己を裏切った村人たちに復讐する機会を得たメアリ。
その記録と記憶の、蓄積した百年間。狂気に堕ちる過程。ワックワクだね☆ と、笑って受け入れた彼女は、ぐずぐずに溶けた肺腑に瘴気を取り込んで、ふっと大きく吐いた。ぱちり、と鳴らしたのは指だったのか、無邪気なウインクだったのか。
――ぱちんっ……☆
呪いが、雲散霧消した。
……静謐。
地平線まで見通せるような、一面の白い世界。地面と空中の境目がない奇妙な浮遊感。
その瞬間に、全ての柵から解放された気がした。絶対無敵の古代兵器の中に閉じこもって幾星霜。伝えることも、眠ることも、深呼吸も、喜びも、幸福も、平穏も、睡眠さえも、失ったものを再生することさえも禁じられた。どれほど助けを乞うても、自分に還ってくるだけ。ただ苦しみ、痛めつけられ、辱められ、毎時毎日に怯え震えて、ゆえに、その果てに、怪物へと堕ちた。
「これが……死……?」
そ。
そして、キミを追体験した私も! 死んじゃった♪ ってわけ。
「なん……って……ッ」
無軌道な浮遊空間に、巨大な貌。それは大妖怪である姫名霰をしてちっぽけな存在だと嘲笑うような、大神に近い顕現である。愛し、犯すことは紙一重だから。誓い、その魂にまで言霊を届けよう。見た目以上に大きな愛で、彼女を包み込んでしまおう。だって、《コレが貴女の望みでしょう?》。偉大にして尊大、姫名霰の歪んだ宿命をも「強引に」貫ける存在。
「神……サマ……?!」
「あは! 神! ついでに悪魔に魔女に、悪霊だけどね。それじゃあ、気を取り直して、新たな約束をしよう」
愛してほしい。愛を共有したい。可愛らしい願い、いやおねだり、聞いちゃおうか。
「家族になって、子供をつくろう。幸せでも不幸せでも、共に生きると約束しよう」
キミも、その子供も、犯して呪って魔道に導く。というか逃がさない。
ずぅっと一緒だ。
百年耐えた体もまっさらな体も犯して宿す。
その言霊が魂に刻まれ、メアリが支配していた時空には、「ちょうどいい」メアリと、ボロボロの姫名霰の二人だけが残された。そういう可能性も、そういう分岐もあった。続く限りの道を征け。百年かけて壊されたなんて、そんな贅沢な可能性の取捨選択。相乗りさせろ、むしろ、使わせろ。そのクタクタになった心も一緒に愛して犯そう。塗り替えちゃおう! 怪物なんかじゃ、約束はできないんだから。
――ズォオオッ……!
「なン……ッ」
息を呑む。
人のソレと比較などできようもない、肉杭。臍まで届きそうなほど、長く、太い。そして、その熱さは尋常では無い。血液がグツグツと煮えたぎって、受胎とを宣告しているような、桁違いの熱さ。そして臭いも濃い。鼻がねじ曲がるような、濃い牡フェロモンの臭い。太さは十センチ弱、全長六十センチはあろうか。根元近くは黒く、途中からは桃色、そして先端はまた赤黒い。凝視してなおあまりある衝撃。
変態にならなければならない。姫名霰は覚悟した。
「んん……ッ」
姫名霰がぽっかりと口を開けた。すると次の瞬間、メアリの逸物の亀頭部分がすっぽりと、姫名霰の口の中に収まったのである。小さな口からくぐもった声が漏れる。口一杯に規格外の剛直を頬張った姫名霰は、眉間に皺を寄せながらも、ソレを両手で掴みながら、その口唇と十指で竿と亀頭を扱き、刺激を与えている。
「いいね♪ その調子その調子、もっともっとペース上げてこ☆」
上がるわけがない。すでに全力で動かしている。首ごとメアリ自身に持って行かれそうな感覚に心底から怯えながら、何とかしてもう少しこの勃起が収まってくれるようにと祈る心地でとにかく必死だった。
「ぁっ……一旦受け止めよう」
「む゛ゥ゛~~っん゛――?!」
声にならない姫名霰の叫びは、完全に自分から出てくる音でかき消されている。
言うまでもなく口は塞がれている。中から溢れ出てくる迸りに耐えきれず時々隙間から漏れ出してくるが、その量は僅かだ。ガボッ、グボっという生々しい音は、見目麗しいオンナの身体から鳴っているとは思えないほどだった。
口だけでなく鼻からも白濁マグマの逆流が大量に漏れ出している。からくりである彼女の嗅覚を司る器官はどれほど経ってもメアリの吐精の臭いがこびり付いて離れないだろうという確信的な破壊がなされた。
「っぇええ゛ぉ゛ッ?! ぇほ、ぇえ゛ぇェッ゛!!」
大部分はしっかりと姫名霰の胃の中だった。逆流した欲望に溺れながら、仰向けに倒れる。メアリの下に潜り込み、大股を広げて寝ている構図だ。そして立派に伸びた剛直は、ちょうど姫名霰の股間の辺りを突ついている。なるほど、この体勢ならば姫名霰は角度や深さを調節できる。万が一、激しく突いてきたとしても、身を躱す余地くらいは残されていた。
それが悪魔の罠であるということにも気付かずに、姫名霰は信奉する神の慈悲に安堵さえしていた。
「今、そのホッとした気持ちが理性だよ。わかる? 今からね、その全部を愛してあげる。内臓をかき混ぜて、脳に遺伝子をぶちまけて――」
弱点を探り、傷口をいじくる。弱りきって記憶に苛まれコンプレックスを負った脳を、悪魔色に染めるために。
「過去の記憶を破壊して、犯して、生まれた命に刷り込みする☆ 悪魔はね、地獄をこうやって書き換えるんだって教えるよ、ひなちゃん♪」
彼女の笑いは慈愛に満ちていたのだと、思い知らされた……罠だ、と良心は言うだろう、良心なんてものが、まだ姫名霰の中に残っていたのだとしたら。
「ぁ……い? こわ、して……?」
「そーそー、よくわかってきたじゃん! それとも、私好みに誘ってくれてる? カワイイとこあるね☆ 好きだぞその賢しいトコ、ああ! もうぐッちゃんぐちゃにしたくなるくらい!」
目を丸くしてぐるぐるさせて「夢中」になっている姫名霰を他所に、メアリは反り立った剛直の竿を持つ。その重みと臭気とを感じさせながら、今にも炸裂しそうなその鈴口を秘部に誘い込まれるように――。
直後。
――ズドォ……ッ!
「あ……う゛ッ……く゛う゛っ……あ゛ッ……あ゛あ゛あ゛〜〜っ……!?」
厚めの秘唇が、大きく膨れたかと思うと、亀頭部分がすっぽりと隠れている。姫名霰は揺れる視界の中で自分自身信じられないといった様相であった。確かにそれは、馬並みの屹立が肉壺に挿入されたことを意味していた。生体からくりである己が、その貪欲な肉壺は! 悪魔の生殖器まで貪り尽くそうとしているのである。
「っっっ……ーーっ?! カハっ?!」
呪うべきは己の底知らずの貪欲さ。生体維持機能はとっくに限界なのに悪魔の逸物を受け入れんと蠢動している。鼻や口から、先ほど飲み込んだばかりの、胃液に混ざった○○や、今にも体内の呪いが噴き出すのではないか――むしろ内臓のような擬似生体組織ごとすべて出てくるのではないか。もはや胎のどこかは突き破られたのではないかとすら思えるくらいだった。
「ひなちゃん! こっち向いて、ホラ舌出して!」
「ヒィッん?! れぇ――ッ、じゅ、ゲホッ、ぇお゛ッ」
ドスドスドス! と、発動機のモーターのようにリズミカルに、勢いよく腰を振るメアリ。
一方の姫名霰は自分の身体に何が起きているのかを全く理解できていないようだった。ただ、絡め合う舌から伝わる体温だけが、麻酔のように脳に染み渡って思考を麻痺させる。臨死の快楽、それは人生に一度しかない瞬間を大事に味わおうとしている、安らかなものであった。
――メギ……ッ!
「ぁぎお……ッ?!」
「ごーめんごめん☆ 頑張ってみたけどやっぱり先端しか入らないし、まだ半萎えだからさ。外しちゃおつと」
疑問符が浮かぶ。
外す。まだ、大きくなる……? 訳がわからない。ぱくぱく口が疑問を呈するが、当然そんなものは聞いてもらえない。あれよあれよという間に股間の痛みがどんどん増していき、今度は止まることなく終局まで向かう。
――みしみし……ごギッ! バキッ!!
「う、あっ……!」
両方の股関節が、同時に根本から外され、衝撃で頭が真っ白に染まる。
「ギィやァア〜〜ッ?!」
ぶるぶると震えて、人間なら勢いのまま脱力失禁でもしてしまいそうな惨状である。開脚状態の足の付け根で、くぱああっと大胆に肉の花が咲く。メアリはその花にくんくんと鼻と想いを寄せて、満足そうに頷いた。手はある。そう悲観することでもない。巨大な肉柱が音を立てて縮んだ。膨大な質量は維持したまま、直径と体積が小さくなっていく。
「こういう可能性を、望んだだけさ」
可能性、そう、逸物を圧縮させ、胎の中で膨張させる。先端しか挿入らなくてもこうすれば根本まで楽しめるという寸法よ。無理にねじ込めば、という前提ではあるが。
――ず ど ん ッ!!
躊躇も何もない無慈悲な一撃。下腹でぶちぶちと嫌な音が聞こえた。姫名霰はまろび出た舌の戻し方を忘れ、悲鳴以外の言語を喪失した。
「あぎゃっ、がッ……き、もひ……いひぃ……ぁへ、へへへへは……っ」
「お気に召した! さあさあ、お待ちかね! ここから大きくするよ♪ 感じる? 今私たち一つになってるってコト。そして、その先を」
壊してもらって。
愛してもらって。
呪って、救って、その命さえも。
育んで、生きて、生きた先をも指し示す。
傲慢に、強引な、選択。
「ん? 選ぶのはひなちゃんだよ」
鼓膜が破れ、痛みが強烈すぎて、外れた骨が折れ、関節が不可逆の破壊を被る。意識が朦朧とする中で視界が明滅し、やがて真っ赤に染まった。太すぎる肉塊がわずかに動くたび、臓器をシェイクされているような錯覚に陥った。
にも関わらず、その示唆だけは、はっきりと聞こえたのだから不思議だ。
「……り……ぉ」
埒外の苦痛さえも、今なら愛せる。
包み込むような慕情も、捨て去れる。
「私に……わたしにも、選択肢を、ついで、つなげてくれて、ありがとう……は、らませぇ゛れぇ……」
――べ こ ん っ ……!!
「ぉギィ?!」
姫名霰のお腹がベコベコと歪み、悪魔の情欲に食い荒らされる。
私が咲かせる花は、己だけ。それもとりわけ淫らに乱れ咲く、憐れで見窄らしい花だけど。女性器を抉り抜き心を砕く拷問のような百年も、幾度となく脳を弾けさせながら味わうこの瞬間の逸楽に比べれば、一瞬で過ぎ去ろう。意識があるかぎり苦しみは続く。苦しみがあるかぎり絶叫も続く。壊れ果てるその時まで、身も心も捧げよう。この時間がもっと永く続きますように、私と一緒に地獄を悪魔流に塗り替えて。
「お゛っ……ア゛っ……ぼっ……!」
膨張していた丸いお腹が、ビキビキと悲鳴を上げる。メアリもフィニッシュに向けて抽送を加速する。腰を引いて、一突きするたびに、ぶちぶちと内部が断ち切れる。気を失っても、記憶野を喪っても、何を無くしたとしても、約束がある。共に生きると、家族になると、同じものを愛してくれるのなら。怖くはない。この胎に収まりきらぬ愛よ、迸れ。
「あああっ……ン゛あ゛っ゛……!」
「はぁっ、はぁっ……! い、クゥ……ッ!」
――どち゛ゅっ……! ドチュリュリュびゅりゅううううっ……!!
悪魔はその肢体を、欲望に応える形で的確に使用する。その荒ぶる精は、卵子の希望に適応した。悪魔の遺伝子が大妖怪と交わった時、果たして如何なる幻妖が産み出されようか。この可能性を、混沌の中に置き去りにする無粋はしない。
「はぁう……まだ、まだ……っ☆ カクリヨにだって私もいっちゃうぞ♪」
ぎゅんぎゅん、ぎゅるん。ぽっかりと開きながらも収縮を繰り返す肉壷からは、なお搾り取ろうと脈動が続き、恍惚の浮遊感はやがて没入感となって、二人の空間を再現なく拡張する。苦悶と快楽の狭間を往復しながら、陶酔の境地へと誘われていく。私とキミの境目すらなくなって、その「二人」が、私自身でも、次の私でも、次のキミでも、構わないさ。おんなじことさ。そういう可能性が、在ったのだから、そういう可能性も、作ったのだから。その縁は今世と来世と、彼岸と此岸と、過去と未来を繋いで結んで、離さない。混沌を創り、命を産み、世界をも統べる。
機獄変は終わり、ここが地獄だと、そう決めた。それでも、ただ、呪いあれ、そして、それ以上の祝福よあれ、と。新しい体と、新しい命を授かって、種子はまた芽吹くだろう。
「ありがとう、どうか、末長く……」
家族円満、幸せなカクリヨでの日々、子は母に似て忍耐強く、母に似て爛漫な。
肯定しよう。袋小路でない、そんな選択を、そんな可能性を!
「ね! よろしく! こういう可能性だって、あっていいのさ!」
大成功
🔵🔵🔵