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Fallen für Anfänger

#ゴッドゲームオンライン

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#ゴッドゲームオンライン


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●ビギナーズ・トラブル
 究極のオンラインゲームの名をほしいままにする|『GGO』《ゴッドゲームオンライン》においても初心者という者はいつでも歓迎される存在だ。
 そして力も知識もない初心者達がこのゲームに慣れるため用意された「初心者クエスト」には今日も新たにクエスト受注した者達が元気よく参加していた。
 短時間、低難易度、爽快シナリオという三拍子揃っていると言われるのだから大人気なのは当たり前。
 そんなシナリオにバグプロトコルの魔の手が伸びてこようとしていた……。

 始まりの街近くにあるというイベントエリア『廃墟街』まで向かい、宝箱から指定されたドロップアイテムを持ち帰るという簡単な内容で出現するモンスターも低レベルのモノばかりのはずだった。
「なんでだよ? ここはレベル1でも倒せる敵しかいないんじゃなかったのかよ」
「ど、どうしよう。残りMP5しかないんだけど……」
「こいつら倒しても倒しても仲間を呼んでキリがないよっ」
 気付けば無数のコイン型モンスターに取り囲まれ、増殖に増殖を重ねもはや逃げ道すら残されていない数の暴力に初心者達の心は折れてしまおうとしていた……。

●グリモアベース
「ネットゲームというのもすごいものですよね~」
 集まった猟兵達を出迎えたグリモア猟兵のユウラ・キッペンベルグはにっこりと微笑みながら静かに会釈し皆を出迎える。
 様々な世界を旅する猟兵達ならば生身のままログイン出来るという|『GGO』《ゴッドゲームオンライン》が今回の事件の現場らしい。
 目の前に広げられた何冊かの雑誌にそれらしい特集ページが書かれているのできっとそうだろうと皆は思う。

「今日はまだこのゲームに慣れていない初心者さん達しか入れないエリアにバグプロトコルの介入がありましたので早く助けてあげませんとね」
 ゆっくりと話を切り出しユウラは今回の事件現場は初心者専用エリアで熟練者が入る事ができないエリアであることと、放置しておけば初心者プレイヤー達の|遺伝子番号《ジーンアカウント》を焼却されてしまうため早く対処してほしいという点を強調する。
「今回は初心者専用の廃墟街エリアで大量発生しているモンスターを退治して初心者さん達を助けてあげてください」
 そこまでは当たり前だがどうやら話には続きがありそうだ。
「脅威を排除したら本来のクエストを進めるのを手伝ってあげてくださいね。あまり過保護すぎるのも考え物ですが」
 本人達がゲームに慣れるまでのチュートリアルなのだから、そこはほどほどに手伝うべきなのだろう。
 この手のゲームなどで熟練者が先輩面しすぎるのもあまりよろしくないと釘を刺すのも忘れない。
 だがそれもこれもまずは危機から救い出してからのお話だ。
「さっそくなのですがこれから皆様を初心者さん達が襲われている現場に直接転送します。目の前にモンスターがすでにいるはずですのでよろしくお願いしますね」
 ユウラはそういうと静かに祈りを捧げ始め、グリモアの輝きが猟兵達を包み込んでいくと景色が一変しゲーム内の廃墟街にその第一歩を踏み出すことになった。
 今にも泣き出しそうな初心者達の下へ……。


轟天
 |G G O《ゴッドゲームオンライン》の初心者エリアに発生したバグプロトクルによる事件を解決しちゃいましょう。

 転送と共に初心者さん達が襲われている現場へと転送されます。

 強さを見せつけ完全勝利するも、自らが囮となり初心者達を逃がすもの、何故かモンスターに敗北するのもプレイング次第です。

 敵が呼び出す仲間がどのようなものかによって難易度も方向性も変わってしまうでしょう。
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第1章 集団戦 『徘徊する電子通貨トリリオン・コイン』

POW   :    トリリオン・コインはたすけをよんだ
【ありったけのトリリオン(電子通貨) 】を全消費し、消費量に応じた強さの「この場にある筈のないもの(味方とは限らない)」を召喚する。
SPD   :    トリリオン・コインはたすけをよんだ
【トリリオン(電子通貨) 】の消費量に応じた強さの【ワンダリングモンスター】や【ランダムな効果を持つトラップ】を召喚する。[ワンダリングモンスター]や[ランダムな効果を持つトラップ]が敵を倒すと[トリリオン(電子通貨) ]を獲得する。
WIZ   :    トリリオン・コインはたすけをよんだ
自身が戦闘で瀕死になると【無数のトリリオン・コイン(電子通貨) 】が召喚される。それは高い戦闘力を持ち、自身と同じ攻撃手段で戦う。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

御園・桜花

頓痴気強め

「GGOのオブリビオンは転生してもプログラム。つまり全部美味しく頂いて良いのです。今日も食材集め頑張りますよ、花燕さん」
「…分かった」
人化した巨神(身長165cmおっとりニート系少女)の背中のリュックにソフトクーラーボックス山ほど詰め参加

「流石バレンタイン前。コインチョコが一杯です」
「横殴りで済みません」
UC「食欲の権化」
全て脳内チョコ換算されているのでどんどんチョコ化
召喚物も◯◯型チョコに見えているので迷わずチョコ化
「ミルク!ホワイト!ナッツ入り!等身大恐竜チョコも捨て難いです」
「まあ、生きの良いチョコ。媚薬効果満点そうです。花燕さん、これは別のクーラーボックスに仕舞い…ひゃん」




「クソッ、斬っても斬ってもキリがないぜ」
「左、また来たっ!」
 世界一のオンラインゲームと呼ばれるGGOの、それも初心者クエストデバグプロトコルに遭うなど誰が想像できようか。
 この日も冒険を始めたばかりのオドロキーとアリエヘンの二人は信じれない数のトリリオン・コインに囲まれてしまっていた。
 先ほどから倒せど倒せどさらに次のコインを呼び出され次第に押されてしまい限界はもう目の前までやってきているようだった。
 そんなもう終わりだと絶望にくれた二人の前に、ありえないほど|のほほんと《‘’‘’‘》した物音が聞こえてきたのだ……それはそれは能天気な笑い声と共に。

「素材の全てに感謝して……いただきますよ花椿さん!」
「……ん、わかった」
 和装メイド服姿の御園・桜花(桜の精のパーラーメイド・f23155)が手にした桜鋼扇でコインをぶん殴ると、信じれない事に無害なコインチョコに変貌して足元に散らばる音が広がる。
 ポカンと目の前の光景に茫然としたオドロキーとアリエヘンが何も出来ないうちに、背中のリュックの中に次々と拾ったチョコを集めていく少女が続きもはや意味不明。
「え? なんだ……なにが起こって、るんだ?」
「これ……あれか? もしかしてビビらせておいてお助けキャラがくるってそういうチュートリアル?」
 まあ思考停止するのも無理はない、桜花のこれは常識外れもいいところであるしそれらの根源がただの|際限なき食欲《食いしん坊》が理由なのだからわからないのも当たり前だ。
「横殴りですみませーん」
「えっ、あ……はい?」
 助けてもらったと思ったらただの横殴り? ここ初心者専用エリアなのに? 意味不明?
 さらに混乱する二人の前を通り過ぎた桜花の後ろをおっとり系ニート娘が「あわわ」と汗をかきながら必死に追いかけていた。
「流石バレンタインイベント前、コインチョコがもう一杯です!」
「そうでしょそうでしょ♪ とっても美味しいと思ったんです……そぉい!」
 バコーンと殴る音がすると同時に散らばるチョコの山、ミルク、ホワイト、ナッツ入りなどどれを取っての美味しそうな物ばかり。
 せっかくだからと軽く一つまみ口に入れてみてみると……。
「ひゃ❤️ これは媚薬効果満点ですねぇ……花椿さん、これは別のくーりゃーぼっくすに❤️」
「なんか呂律回ってませんよ!? それただのウィスキーボンボンなんじゃ???」
 まるで嵐のように過ぎ去る二人、それを見ていた初心者二人組はポカーンと口を開けたままカオスすぎるそれを見送るしかできないのでした。

大成功 🔵​🔵​🔵​

夢ヶ枝・るこる


■方針
・アド/絡◎

■行動
成程、急いだ方が良さそうですぅ。

到着次第『FMS』のバリアを初心者さん達とコインの間に展開、ガードしまして。
此方が引き受けている間に避難をお願いしますねぇ。

そして【餮囹】を発動、初心者側へ向かわせない為の『行動阻害』と『存在吸収』による[範囲攻撃]をで仕掛けたところ、『謎のエネルギーの防護膜』を召喚されたのですが。
『FPS』で調べたところ『超絶的な高カロリーを力場の膜として展開した品』『突破しないと中にダメージが入らない』と言う結果、それがコインの数だけ展開されている、という。
討伐が必要な以上は『吸収』で対処することになりますので、最終的に大変なことになりそうですぅ。




「なんなんだこいつら!?」
「ただのコインじゃなかったのかよ???」
 初心者達が無暗に剣を振り回し追い払おうとするも倒せば倒すほどに仲間を呼ばれすでに周囲はコインだらけで逃げ出す隙間もないほどだ。
 そんな彼らに一斉に飛び掛かろうとする大量のコイン、その魔の手が届こうとするその瞬間バチッと弾ける音がして双方の間に強力な障壁が展開されたのだ。
「お待たせしましたぁ!」
 夢ヶ枝・るこる(豊饒の使徒・夢・f10980)が浮遊兵器のバリアを発動させコインの接近を阻むと初心者達へとにっこり微笑んだ。
 バチバチという激しい浸食が続くも少しばかり話すぐらいの時間はこれで作ることができたようだ。
「あ、あなたは?」
「説明は省きますが、ちょっとバグが起こってるようなので一端ここから離れてくださいですぅ!」
 質問したいであろう初心者達に先手を打って逃げる事を促するこる、それでなくとも何かあれば大変だしここはそれでいいと再び正面を向いた。
 背後で逃げ出していく物音が聞こえ、やるべきことはこれらバグプロトクルの排除だけにこれで集中できそうだ。

 チャリリリリリン

 大量のコインが消費され何かが目の前に召喚されてきた。見た目からは判別できない膜のような物がバリアに多大な負荷をかけすぐに限界はやってくる。
「そうはさせませんよぉ! 大いなる豊饒の女神の使徒の名に於いて、咎人を留め置く扉の鍵を此処に!」
 急ぎ女神への祝詞を唱えると共に乳白色の波動がその全てを吸収しようとし謎の膜と互いに浸食し合い始めたのだが、急に腹が膨らんできてしまいるこるは驚きその成分を慌てて精査することにした。
 そして出た結論は意外なもので……。

「なんですか!? 超高カロリーの物質で出来てるなんて意味不明、っていうかもしかして私相手にデータ改竄してますねぇ!?」
 波動で吸収すればするほどるこるの腹どころ全身が膨らみあっという間に風船のようにコロコロとした姿になるまで続けられる吸うか吸われるかの必死の攻防。
 これは後でダイエットがかなり必要だとちょっと涙目になるもここを通すわけにいかずるこるはただ踏ん張り切るしかない。
(こ、これ……まだどれだけあるんですかぁ!?)
 初心者達が逃げ切るまであともう少し、るこるは体重計が振り切る勢いでその力の行使を止めようとはしなかった。
 そしてビリビリと着衣の裂ける音が周囲に響き……。

大成功 🔵​🔵​🔵​

印旛院・ラビニア

「トリリオンコインのモンスター……バグってここまで増えたかー。馬、後輩達にいいところ見せないとね」
いつもはサーベルメインだけど、範囲を制圧するならアサルトライフルで一気に撃ちまくるよ
「ついでに、僕のコインくん達、出番だよ!」
UCでクリーピングコインくん達をヤクザやニンジャに変え、一気に殲滅力を上げる
「君達は回復まだだっけ?これでも食べてしばらく休んでてよ」
と、どこからか調達した寿司を与える

「もう殲滅も時間の問題かなー。初心者ならまだしも、僕なら余裕だね」とか油断していると、トリリオンコインが服の中に入り込む
「うわあああ! ちょ、取って取って!」
あられもない姿になりながらも何とか取り出し排除




「アイエエエエ、ナンデ?」
「コイン殺すべし!」
 世界観ぶち壊しの乱入者達が雪崩れ込み、襲い掛かるトリリオン・コインの群れを引き剥がすと同時に響くライフルの連射音と飛び交う弾丸。
 気分よくトリガハッピーするだけして|アサルトライフル《USG》の|マガジンチェンジ《弾倉交換》して初心者達の前に現れた|謎のバニーガール的何か《印旛院・ラビニア(エタらない人(仮)・f42058)》はニンマリとドヤ顔でコッキングレバーを引いた。
「僕のコインくん達、出番だよ!」
「ハイ、ヨロコンデ!」
 懐から取り出したコインを投げると、こちらはこちらであまりにマッポー的なヤクザやニンジャに変化して増えていく謎の増援達。
 このゲームを始めたばかりの初心者達にとっては無数のコインが襲ってきたところに、謎のバニーさんがさらにコインをばらまいき現れたファンタジー感0のカオスな光景に声を失ってしまっていた。
 そりゃそうだろう、ファンタジー色豊かな初心者エリアにマッポーすぎる乱入者がこれでもかと来たわけですし。
「トリリオン・コインのモンスター、バグってここまで増えてたなんて~まっ、ここは僕に任せてっ!」
 |初々しい初心者《後輩たち》にいいとこ見せようとドヤ顔まで見せて撃って撃って撃ちまくるその姿はまさに|未経験のド派手な戦闘《容赦ないパワープレイ》で殲滅は時間の問題かに見える。
「君達、回復はまだだっけ? これでも食べてしばらく休んでてよ」
 |SUSHI《色彩豊かな寿司》のパック詰めを初心者達に投げてよこす暇があるほど圧倒的な線目速度に驚きを隠せない。
 SUSHIは美味しかった、ピコンピコンと回復していくHPゲージ。どうやら急場はしのげたようで初心者達は物陰へと駆け込み戦いを見守るようだ。

 瀕死になると増殖するトリリオン・コインも一気にHP0まで持っていけば増殖する暇もないらしく形勢は一気にこちらに傾いた。
(むっふっふ♪ 初心者ならまだしも僕ならこの程度余裕余裕♪)
 手下のヤクザやニンジャもまた徹底的に相手を潰すことに専念しもう殲滅はすぐという段になりド派手にフィニッシュを決めようと撃った一発が悲劇を呼んだ。

 キイイインと音を立て弾かれた一枚のコイン、それが弧を描きスポリとピンポイントで収まったラビニアの|胸の谷間《服の中》。
 モゾモゾモゾと服の中でコインが動き続け事態は急展開、初心者達が見ている前で地面に転がったりしながら服を|開《はだ》けてコインを出そうとするも傍から見れば勝手に服を脱いでいるようにしか見えず……。

「うわぁぁ……とって、とってぇぇ????」
「ちょっ!? そんな脱ぎ方したら見えます、見えちゃいます!」
 慌てたラビニアに突如としてかかる全身モザイク処理、ほぼ丸見えの状態でようやく取り出せたコインに突きつけた銃口。
 ライフルの連射に合わせ揺れる胸元、降り注ぐ周囲の視線。
「って、見ちゃダメだよ~~~っ!?」
 ラビニアの叫びが響く……初心者達の目に色々素敵な光景を焼きつけながら。

大成功 🔵​🔵​🔵​

メディア・フィール
❤NGなし
プレイング改変・アドリブOK
他PCとの絡みOK

WIZとSPDの組み合わせで、無数のコインを呼ばれ、そのコインを消費することで無敵の廃墟街ゴブリン軍団を呼ばれてしまいます。ステータスオールマックスで無敵で不死身で最強な彼らの攻撃で、それに対抗するユーベルコードがない以上、瞬殺されてしまうでしょう。まるで異世界チートをやられる側になったような光景は、もしかしたらゴブリンでも舐めてかかってはいけないという初心者への教訓にはなるかもしれません。しかし、連れ去られてしまったメディアにとってはそれどころではなく、初心者クエストのバグが排除されるまで、ゴブリンにねじ伏せられ弄ばれ続けることでしょう




「はぁぁぁぁぁぁっ! 正義の心で御して見せるっっ!!」
 大量のコインに囲まれ絶体絶命の初心者達の前へと飛び出した一陣の炎。ありったけの内なる力をこめた拳を振り上げ叩き込む雄姿。
 どうしようもない低レベル初心者達にとってメディア・フィール(人間の姫武闘勇者・f37585)のその姿は今の自分達では絶対に到達できないレベルMAXの上級プレイヤー、または最強のイベントキャラにでも見えただろう。
「うわっ、なにこの炎!」
「あ、れ……でも私、燃えてない??」
 驚く初心者達、それもそのはずメディアの放つ暗黒の炎は敵味方を選別できる優れものであり今は敵であるコインだけを焼き払い吹き飛ばしているのだから。
 そんなメディアは戦いながら目線だけを初心者達に送り「今のうちに逃げて」と促した。
「あ、ありがとう知らない人!」
「わけがわからなくて、助かりますっ!」
 背後から足音が去っていくのが聞こえ正面に意識を向けたメディアはありったけの炎をさらにもう一発叩き込んだ!

「はぁっ、はぁ……嘘……だろ!?」
 焼いても焼いてもキリがなかった、倒すごとに無数に増えていく大量のコイン。さらにその一部が消費されいつの間にかコイン以外のモンスター達まで召喚されてしまい囲まれてしまっている危機的状況。
 緑の肌を持つゴブリンまでが何匹も現れてしまい一気に寒気が走ってしまった。
「|ゴブ、ゴブブブ、ゴブブ《この雌の遺伝子情報を奪え》!」
「なんだか知らないけど、させないぞ!」
 覚悟を決めた、ここで食い止めねばきっと初心者エリア中に被害が出てしまうとメディアは残った魔力を両手に篭めモンスター達の群れへと飛び込んでいった……。

「やっ、やめ……許し、て……」
 薄暗い地下道らしき場所で情けなく倒れこんだメディア。手足が痺れてまだ動くことができず、腹筋には強烈な痛みが走っていた。
 あの後ありとあらゆる攻撃は通用しなかった。ステータスマックスのバグ状態のゴブリン達が相手では手も足も出ずこうして痛恨の一撃すら受けて囚われの身。
 縛られた両手首の紐すら切れず無防備な身体を晒してしまうしかない。
「ゴブ……ブブブっ!」
「ひいっ!?」
 ビリビリと布地が引き裂かれ剥がされた装備類、そして恐怖に染まった瞳に映る凶悪な雄槍の大きさ。
(いやだ……なんで、こんなことに……っ)
 初心者達は無事に逃がせはした……だがしかしメディアにとってバグが解消されるまで続くであろうイベントはここからがスタートだ。
 そう、終わりのない卑猥なダンスを踊るしかない凌辱の時間が……。

大成功 🔵​🔵​🔵​

アトラ・アトル
現時点では△まで
*は技能やアイテム
アレンジ歓迎

「うわ、懐」

自分が初心者だった頃を思い出してそう呟く
あの頃はまだビルドの方向性なんて決まってなかったし、キャラの名前も違った
(後から課金して|投槍器《アトラトル》を捩った名前に変えた)

そんな彼女には今回の依頼で目論見があった
ここでカッコよく助ければ、何も知らない初心者に「槍投げ」ビルドがカッコイイ印象を与えられるのではないか
もっと上手く行けば布教できるのではないかというものだ

「そこのアンタたち、こっちまで下がんなさい」

初心者たちにチャットで指示を飛ばし、後方で*ヘビージャベリンを構えます
*力溜めからの*振り絞りで上空へと*槍投げ、初心者たちを追うモンスターの群れに向けて落下するよう*弾道計算
上空で【翼蛇の群れ】を発動。無数のヘビージャベリンによる*重量攻撃が召喚されたモンスターやトラップごと敵を殲滅します
投げた後は*ウェポンケースから次の*ヘビージャベリンを取り出し、抜けて来た敵を迎撃
今度は狙いすました(*スナイパー)*槍投げで一投一殺します




「クソッ、こいつら倒しても倒してもキリがないぞ!」
「こいつら小さすぎて、俺の槍じゃ狙いにくすぎるっ!」
 コインに囲まれながらもどうにか耐え続けている初心者パーティではあったが、槍使いとヒーラーの二人だけという状況では押し返すには心もとないようだ。
 レベルがもう少し高ければ反撃用のスキルも充実しているだろうが、初心者レベルでは単体を突くスキルと軽い回復だけが頼りなのだから仕方がない。
 初心者用の配布アイテムのおかげで回復剤などが手元にあったおかげでまだ耐えれているというのが現実だ。
 槍も使いこなせばさまざまな技が繰り出せるのだが、今の彼らに出来るのはただ突くだけという単体スキル。
 命中率が低すぎて倒すのに時間がかかりすぎいつかは耐え切れなくなるだろう。
「サクサク進めるエストのはずだったろ」
「そのはずなんだけど、なにこれ……コインが消える代わりに|ストーンゴーレム《石巨人》出るなんて聞いてないよ!?」
 理不尽な戦いに徐々に初心者達の心は折れかけていた。楽しんでプレイできるはずのゲームでいきなりこんな苦労などしたらただそれだけで嫌になっても何もおかしくはない。
 特にこの選んだ「槍」という武器が一体一体を突く仕様であるためコインとは相性が悪すぎると溜息まで出てしまう始末。

「槍なんか使わなきゃよかった……」
「そんな事はないぞっ!!」
 愚痴が零れ出た瞬間に聞こえてきた誰かの声、それと同時に目に前に何かが降り注ぎ吹き飛ばされる大量のコイン達。
 それはまるで天空から降り注いだ一筋の稲妻のようであり、なんと目の前に現れていたストーンゴーレムが真っ二つに引き千切れ崩れ落ちていった。
「そこのアンタたち、槍の奥深さはまだまだそんなもんじゃないよ」
 声の主が建物の上から飛び降り初心者達に頼りがいのある背中を、けしからんレオタードごしに見せグッと親指を立てた。
 アトラ・アトル(ゲームプレイヤーの重戦士(ヘビーウェイト)・f42511)は地面に突き刺さった|ヘビージャベリン《重投げ槍》を引き抜きその重量をものともせず頭上で振り回し構えをとった。
「うわっ、凄っ」
「俺、まだあんな槍装備するの無理だ、すげぇ」
 背中越しに羨望の眼差しが刺さるもので口元が緩むのを我慢しきれないアトラ、そうだこれだこれなのだ。
 皆まだこの「投げ槍」という武器の奥深さとカッコよさに気付いていないだけなのだとやはり思うのだ。
(笑うな、まだ笑うなよアタシ!)
 アトラはキリッとした表情を崩さないよう静かに振り返り初心者達に安心できるような笑みを向けにっこり微笑んだ。
「そこのアンタたち、そっちまで下がんなさい」
「あ、はい」
「ありがとうジャベリンの人!」
 今の奇襲で出来た隙に絶体絶命を逃れた初心者達、であればここからは脱出に全力を尽くせばいいだけだ。
 まだまだ溢れるコイン達と呼び出された雑魚モンスターは数知れない。モタモタしていると被害が出てしまうのは間違いないだろうから出し惜しみはなしでいこうと決意する。
 肩でヘビージャベリンを担ぎ中腰に踏ん張り投合の構え、レオタードごしに鍛え上げられたしなやかな肉体が背中で彼らを魅了する。
「でりゃぁぁぁぁっ!」
 そのままの勢いで天高く投げられたヘビージャベリン、それが見えなくなるまで高く飛んでいったところでアトラはニヤリと笑う。
 投げ終えた指先が示すのは目の前のモンスター達の一団がいるあたり、そして親指を地面に向け拳を握った。

「弾けろ」

「うわっ、なんだなんだ!?」
「嘘っ!? 空から何かが降って、きゃぁぁぁぁ!」
 それはまさに突然のスコールのように降り注ぐ無数のヘビージャベリンの雨のようだった。
 その重量と破壊力で巻き込まれたコインやゴーレム達はあっという間に飲みこまれイベントエリアの建物すらその影響を受けるほどの重厚なサウンドが響く。

 |翼蛇の群れ《ヤクラーティオー・ボートリー》、アトラの誇る重槍による殲滅攻撃はものの見事にモンスター達の群れを殲滅して見せたのだ。
「か、かっこいい!」
「槍って極めればあんなことできるんだ?」
 初心者達の羨望の眼差しがとても心地いい、アトラは地面に突き刺さったヘビージャベリンの一本を引き抜き今度は狙いすまし建物の屋根の上に向け思いきり槍を投げた。
 生き残り潜んでいたゴーレムの腹に突き刺さりトドメを刺すその姿に感動を隠せない初心者達が駆け寄ってくる。
(これこれ、この瞬間が最高なのよ。あぁ……これで槍投げビルドする人が増えるといいなぁ♪)
「アンタ達も槍投げ、やってみる?」
 落ち着け落ち着けと内心で思いつつ彼らを出迎えたアトラは、ここぞとばかり布教を怠らない。
 そう、このビルドこそ彼女が愛した無敵の戦法なのだから。

大成功 🔵​🔵​🔵​

彩波・流江
◎(アドリブ歓迎です)
SPD

目の前を埋め尽くす敵の海、初心者さん達にこの物量を捌くのは荷が重いでしょう…よく頑張りましたね
私の後ろへ隠れていてください…一掃します!

UCを使い、手に持った神霊刀・陽牙の複製達、陰牙を呼び出して魔物達へと突撃させます(召喚術)
魔物達の動きを見極め、陰牙達それぞれを操って切り散らしますが、それらを抜けて寄ってくる敵も出てきます

服に着けられた魂縛神の鎖を伸ばして拘束や、陽牙を振るって切り裂く事で、初心者さん達には近寄らせないよう立ち回ります
何度か仲間も呼ばれ、小型の触手を服の中に直接召喚するだなんて事もあり、揉みくちゃにされる刺激に膝をつきかけましたが…裾から引きずり出して両断するなど、何が来ようと討ち果たすまで、です…!

乱れた息を整えて、状況が落ち着けば初心者さんの安否を確認しましょう
ただ、服から引きずり出す際に千切れたのか、小さい触手片が胸の先に張り付いたままなのが気がかりです…
初心者さん達が居るのに服の前を開ける訳にもいかないですし…大丈夫、ですよね…?




 初心者用専用エリアの街並みを駆けていく幾人かの足音が次第に細かな金属音に包まれ追い込まれていくのは自明の理というものだった。
 まだプレイを始めたいして経験値も稼いでいない状態では初期スキルを所持している程度でありこのような大量のコイン達を振り切って脱出するのは今更不可能な話だ。
 チャリンチャリンと埋め尽くすかのように物量で圧してくるモンスター達の数は減らせど減らせどキリがない。
「あっ、後ろっ後ろからまた来てます!」
「させません!」
 戦うのは無理でも周囲を見るぐらいはできると、初心者達に背を預け彩波・流江(不縛神フルエリュト・f25223)は手にした神霊刀を振るい続ける。
 切り裂かれたコインが散乱し欠片はデータのようにばらばらに崩れ去るも一呼吸もおかずに次のコインが襲い掛かってくるため気を抜く暇もないようだ。
「キリがありません……一掃しますっ!」
 手にした神霊刀を翳し練った神気を注ぎ込むとともに高まる神々しさ。それは女神たる流江が本気を出すというということで何も知らない初心者達にしてみれば見たこともないエフェクトで目の前が真っ白に染まったかに見えたかもしれない。
「うわっ、なにこれ」
「刀が……いっぱい?」
 初心者達が変化する周囲の光景に目を奪われている目の前で流江はありったけの神気を開放してみせた。
「これより披露するのは、陽の写し身達による剣舞…群れなす敵を討ちなさい、陰牙!」
 ありえないほどの数の神霊刀が空中に現れ一斉にコイン達へと向かい飛んでいく。そしてその一本一本が流江の技量そのままに貫き切り裂きそして払いのけ出来上がった逃亡への道筋。
 先に逃げなさいと促し|殿《しんがり》として踏みとどまる流江が放つ可憐な一撃。
「ここは私に任せてお先にどうぞ。はぁっ!」
「すみません、助かります」
「す、すごい。たった一人であれだけの敵を」
 流江の雄姿を見ながら初心者達は建物の奥へと逃げ込んでいった。これで入り口さえ抑えておけば安全面は確保できるはずと目の前に意識を戻す。
 だが数が多く脇をすり抜け入り込もうとする一団を見つけ、慌てて服から伸びた魂縛神の鎖でそれらを打ち払い一歩も先に進ませない構え。
 いつのまにか召喚されたオーガ数匹を鎖で縛り上げると息を整え思考をまとめることにした。
(いけませんね。いつの間にか敵がコイン以外にも増えてきていますね)
 流江は増えたコインがある程度ごとに消費され次々と別種のモンスターまで召喚されているという事実にさすがに警戒を強めていた。
「これ以上召喚は……させませんっ!!」
 一気に跳躍してにした刃をコインに突き刺し一枚を砕くも周囲にいたコイン達は何故かそのまま輝き消滅してしまう。
 それが新たなる召喚のための代償であると気付いたその瞬間、流江の人並外れ大きな胸元に走る衝撃。
 ゾクゾクゾクと背筋を駆け抜けた電撃に思わず内股になり崩れ落ちそうになる両足に力をこめ踏ん張るもそれが精一杯。
 顔を真っ赤にしながら胸元を開くと何と服の内側に触手型モンスターが蠢いていたではないか。
「こんなところに召喚ですって???」
 チクリと胸先に走る軽い痛み、陥没し隠れているはずの先端にまで潜り込み針を突き立てたのはこの触手の仕業か。
 慌てて気持ち悪いのを我慢しながら手で掴み引き剥がそうとするも吸い付いてしまっているのか簡単には外れない。
 ゴム毬のように胸が跳ね零れ出しそうになりゾクゾクと走るのは初心者達に見られてしまっていないかという羞恥心。
 ドヤ顔で助けに入った自分がこのような触手で悶える姿など決して見せてはいけないと思うのだ。
「迷ってる暇はなさそうです」
 ヒュンと刃を振り触手を切り裂くとポイとそれを捨て次なるコインを切り裂くため一歩を踏み出した。


「はぁはぁ……やっと、倒し切れた、みたいです」
 息を荒げ壁に背をついた流江は避難させた初心者達の無事を確認すると、今のうちに次のエリアへと進むように促した。
「ちょっと怖いんでもうちょっと護衛お願いしていいですか?」
「は、はい……それはいいのですが」
 笑顔でお辞儀し歩き始めた彼らの後姿を見ながら次第に遅れそうになってしまいそうになる様子がおかしい流江。
ブルブルと足を振るわせながらその場に崩れ落ちそうになること数回、どう考えても何か異変が起こっているのは間違いないようだ。
(くっ……いけません。声が漏れちゃいそう。 さっきの触手の断片がまだ|胸の先端《おっぱい》に挿さったままで……ぅぅ)
 トクントクンと鼓動が早くなる、その終わらない刺激に声が出てしまいそうになるのを我慢しながら護衛任務は続く。
 バレるわけにはいかない……初心者達によけいな想いをさせないために、そして流江自身の矜持のために。
 そんな流江の太ももを透明な液体が幾筋も流れ落ちていることにまだ誰も気付いていなかった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ルージュ・クルール

「初心者さんたちは魔法少女として助けてみせます!
いきますよ、お兄ちゃん!」
『サポートはボクに任せるにゃ』(🔴REC
「なんでサポートにカメラが必要なんですか?」(ジト目

初心者の元についたら魔法少女に変身します!
そして霊符をかかげ、防御結界で初心者の皆さんを守りましょう。

『気をつけるにゃ、ルージュ!
敵が助けを呼んだにゃ!』
「どんな敵を呼んでも無駄です!
私の防御結界で守れない攻撃はありません!」

――ですが、足元に現れた媚薬ガスのトラップを踏んで、もろにガスを吸い込んでしまい……
さらに、そこに現れたのは無数のローパーで!?

「くっ、防御結界で――
って、ローパーが結界をすりぬけてっ!?」
『無駄だにゃ。ルージュの結界は攻撃以外には反応しないにゃ。
――つまり、ローパーがルージュの身体に巻き付いて穴という穴を犯そうとしてるのもダメージを与える攻撃じゃないから防げないのにゃ』
「やっ、いやぁっ、入ってこないでくださいっ……!
助けて、お兄ちゃん……っ!」
『ローパーに犯される魔法少女、再生数アップだにゃ!』




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 WELCOME TO GGO WORLD!!


 ゲーム世界へと肉体ごとログインするというこの世界において、自分の肉体がデータ化され溶け込んでいくようでルージュ・クルール(黒猫ノワールの妹の、真紅の魔法少女・f42372)は目を輝かせながらその大地へと降り立った。
『サポートはボクにまかせるにゃ!』
 兄の黒猫ノワールが勝手についてきてカメラを回し始めるというそれさえなければ最高の初上陸だというのに全く空気が読めていない。
 はぁ……と軽く溜息をつきながらルージュ・クルール(黒猫ノワールの妹の、真紅の魔法少女・f42372)はやれやれと首を振った後どうにか気力を振り絞りグッと拳を握りながら前を見る。
「初心者さん達を魔法少女として助けてみせるんですから、お兄ちゃんは大人しくしててください!」
 ピシッと釘を刺して向かうは初心者専用イベントエリア、他のプレイヤー達が入ってこれない平和なエリアは今まさにカオスな状況に陥っている。
 ルージュはエリアの境界線に手を触れ示されたコマンドにそっと手を触れた。

 ■■■ WARNING ■■■

 ここから先は初心者クエスト用イベントエリアです。

 クエストを終了するまで途中退室することができませんが、本当にイベントを開始しますか?

 →YES    NO

 ■■■         ■■■

「もちろんです!」
 ルージュは迷いなく選択しコマンドを手で押した。それはこれから始まるバグプロトコルとの長い戦いの幕開け、ルージュにとってそれはそれは苦難と恥辱に塗れた第一章の始まりなのだ。

「そこまでです、悪いコインさん達っ!!」
 襲われている初心者達を見下ろす建物の屋根から可愛らしい声が轟いた。一同の視線の先で腕組みをしながら颯爽とポーズをとっているのはもちろんルージュだ。
(魔法少女に変身ですっ!)
 内心そう叫びポーズをつけると共に光の粒子がその身体を包み込んでいく。霊符を掲げ渾身のかっこいいポーズをとると同時に群がるコインの群れへと大きくジャンプし飛び込んだ。
「真紅の魔法少女……ルージュ降臨ですっ!」
 華麗な魔法少女の降臨と共にピンチに陥っていた初心者達の状況は一気に変わっていく。霊符により造られた脱出路を使いその場から離れた彼らに代りここからはルージュの全力全開の戦いが幕を開けたのだ。

「くっ、防御結界が!?」
『無駄だにゃ~、ルージュの結界は敵意がないと反応しないのにゃ』
 無数のトリリオンコインだけを相手しているうちは優勢に進めれていた守りのための戦いも次第に劣勢へと傾いていく戦いの天秤。
 増殖したコイン達が呼び寄せたのはモンスターだけではない、人知れず窮地に追い込むための恐るべきトラップの山々。
 それは踏んでしまうだけで特殊なガスを噴出させてしまう意地の悪いもので……。

「なにこれ……すごく、熱いっ」
 顔を真っ赤にしたルージュが壁にもたれかかりビクンと腰を浮かす。内股になった足がガタガタと震えボトボトと零れ始めた熱い滴。
 今の今まで感じもしなかった高揚が下半身を中心に疼き始め可愛らしい下着にあっという間に広がっていく恥ずかしい染み。
『むっ……これは魔法少女の危機にゃぁん』
 黒猫ノワールがそれを見て股間を膨らませながらカメラを構え、ルージュの痴態を余すことなく撮影しようとスイッチを入れた。
 ニュルルルル

 嫌な水音と共に何かが這う音がした、そしてそれはガスによって見えにくくなっていた視界の影から一気に迫っていた。
 そう……ルージュという名の獲物を捕らえるべく何本も何本も。
「きゃあ!? 何っ?何っ???」
 足首に何かが巻き付きゴロンと倒れてしまいついた尻もちに顔をしかめるも、それどころではない危機がさらに何本も手足に巻き付いていった。
「なっ……ろ、ローパーじゃないですか!」
 にゅるりにゅるりと這い回り身動きできなくなっていく。粘液が魔法少女のコスチュームにべっとりと付着し締め上げられ強調されるボディライン。
 そして濡れたパンツへと何本かが這いよりそして隙間から何本も細い触手が潜り込んでしまい……。
「ひっ、やめっやめてください!? そんなところ触れちゃダメ!?」
 ぬるぬると擦り付けられる粘液が潤滑油になりテカテカに輝いていく肌、そしてその臭いと味が次第に敗北した魔法少女の心を蕩けさせていく。
「いやぁ、入ってこない……で……ひぎっ」
『こ、これは!!』
 ズプズプと下着の中で触手が潜り込んでいく光景がカメラに映し出されノワールは大興奮。
 それもそのはずでこの光景はlive配信され世界中に流されてしまっていたのだから。
『これは再生数アップでスパチャもたっぷりだにゃー!』
「いやぁぁあ? 助けてお兄ちゃん、お兄ちゃ……いやぁぁぁっ」
 ネッチャネッチャと響く卑猥な音に合わせ触手がリズミカルに潜り込んでいく胎内、そのおぞましい感触に飲みこまれながらルージュのか弱い悲鳴が路地裏に空しく響いていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

フラメル・パラケルスス

「初心者を襲う魔物は、天才錬金術士である私がやっつけてあげましょう!」
『汝が自信満々とは、不安しかないであるな』

腕に抱えた魔本エメの言葉を無視し、初心者を襲う魔物の前に立ちはだかりましょう。

「初心者さんたちは、この赤ポーションと青ポーションで回復を。
魔物は私が相手をします」
『汝、どうやって魔物を倒すつもりであるか?』
「ふふん、この私の頭脳に任せてください」

懐から取り出したのは【バニッシュメントポーション】。
無機物を分解するポーションです。
これをコインの魔物にかければ……

「あっ!?」

いっけない、ポーションを落として割ってしまいました!
割れたポーションから無機物を分解するガスが吹き出して!?
足元から吹き上がるガスに白衣も制服も下着も分解されていき……

「きゃっ、きゃあああっ!」

両腕で肌を隠したところに、魔物が呼んだワンダリングモンスターのローパーたちが絡みついてきて!?

「やっ、だめっ、そんなところに入ってこないでっ」

ローパーの触手に身体中を這い回られ、大事なところを犯されてしまうのでした。




「初心者を襲う魔物は、天才錬金術士である私がやっつけてあげましょう!」
『汝が自信満々とは、不安しかないであるな』
 ビギナーズを如何に定着させ育てていくかはありとあらゆるジャンルにおいてとても大事なことだと知っている人は知っている。
 古参だけになってしまったコミュニティが老朽化してしまうように新たな風はたっぷりと流し込むことが活性化への近道なのだ。
 そしてゴッドゲームオンラインにおいてもそれは同じであり今日もイキのいい|初心者《無垢な子羊》はここでもとてもとても大事に扱われ経験を積んでいくことなになるのだ。

 そう……初心者には特別優しく嫌味にならない程度に知識を授け、もっともっと|慣れさせる《沼に沈めていく》必要があると先駆者たちは皆知っているのだから。
 自分一人で頑張りすぎても限界が来るし、皆に頼れるよう日頃から心がけるのが一番いい。
 そういった意味ではフラメル・パラケルスス(実験大好きな錬金術士・f41698)という少女は自分自身も|アレな《ヤバイ》割に先輩風をビュウビュウ吹かせようと気合満点。
 自称天才たる少女に魔本エメはツッコミをいれつつも一応は正義の行いなのでそれ以上のツッコミを語らず初心者達に意識を向ける事を促す。
 ここまでわずか数秒であり初心者達にとっては絶対絶命のピンチに現れた頼れる助っ人に期待の目が向けられる。
「た、助かった! もうスキルのリキャストも限界でダメかと思ったよ」
「これ、飲んでください!」
 フラメルはポイポイと赤と青のポーションを投げて渡すと察そうと屋根から飛び降りた。
 その様子に薬を飲みながら駆けだしていく初心者達、その姿はすぐに遠くへと消えここに残ったのは大口叩いた自称天才ただ一人。
 普通であれば勝ち目がないだろうがフラメルには秘策がある。このとっておきの秘密兵器を使えばコイン達が山になってかかろうときっと問題なしだ。
『汝、どうやって魔物を倒すつもりであるか?』
 さすがに心配になるというものだ、いつもこの調子で失敗している気がするが本人はまったく反省しないどころかよりいっそう暴走してしまうし目が離せない。
「ふふん、この私の頭脳に任せてください!」
『それが失敗だと……ってこら、そんな持ち方をしたらっ!?』
 注意するのが少しばかり遅かった、フラメルの手にした怪しい色のポーション瓶が手から滑り落ちゆっくりと地面に落ちていく。
 ゆっくりとスローモーションのまま地面に激突した瓶はあっさりと割れ中から毒々しい色の煙が一気に辺りを包み込んでいく。
「きゃっ、きゃぁぁぁ!?」
 その煙の中から聞こえる悲鳴、もちろんフラメルから発せられたもので煙の中から飛び出してきたその姿を見て誰もがそりゃ声を出してしまうだろうと察してしまう。
 そう……無機物を分解するガスにより白衣どころか制服もスカートすらも溶け落ちて手で胸と股間を隠しての逃避行。
 ガスの中に放置された喋る魔本エメははたして無事なのだろうか……?

「え? 嘘でしょ、なんでここにローパーがいるんですか!?」
 気付けばコインだけだったはずの敵の包囲網に卑猥に蠢くローパーの姿がチラホラと混じっていた。
 それも一匹二匹ではなく大量にモゾモゾと這いより足元に迫る恐怖。あぁなんと運がないのだろうか……|徘徊する魔物《ワンダリングモンスター》がたまたま現れそしてそれが今のフラメルにとって最悪の敵であるローパーなどがやってきてしまったのだから。
「やあっ……やぁぁぁっ!?」
 足首に巻き付かれそしてバランスを崩ししりもちをつく。身体を隠していた手にまで何本も触手が巻き付き隠すものも隠せない生まれたままの姿。
「やっ、だめっ、そんなところ……こないでぇ!?」
 ベッチョリと肌に塗りつけられる粘液で光る肌、さらには締め付けられ強調されていまう胸や股間が丸見えになってしまいもしも初心者達が戻ってきてしまったら全て見られてしまうに違いない。
 嫌々と首を振るフラメルの可愛い口に潜り込む一本の触手、そして歯ブラシのように口内で好き勝手され酸欠気味で真っ白になっていく意識。
「んーっ!? んんんっ、くぅっ……ふぐぅぅぅぅっ、ひぎぃっ!?」
 細い細い紐のような先端がフラメルの|股間《割れ目》へと忍び込んでいき|小さな孔《尿道》の奥へ奥へと侵略を始めた。
 痛いはずなのに何故か熱く苦しくそして物足りないと感じてしまう幼い身体、それが塗り付けられた粘液のせいだと気付くより先にブルリと背筋に寒気が走った。
「やっ……やめて? これ以上されたら私、わたひぃ❤️」
 精一杯身体をのけ反らせヒクヒクと震えながら下腹に集まった熱さが股間へと抜けていく。
 半泣きになり言葉を発しまいと歯を食いしばりながらも足元からあがっていく生暖かい湯気と沸き立つ臭気。

「いやぁ……いあやぁ……っ」
 周囲に誰もいない一角に少女の掠れるような鳴き声がいつまでもいつまでも響いていた……。

大成功 🔵​🔵​🔵​

篁・綾
◎(鼻フック膨体異形化ふた以外はなんでも可)

つまり有象無象ということ。なんとでもなるでしょう(フラグ)。
初心者を【かばう】ように射線へと飛び込み、挨拶と挑発もかね【範囲攻撃】で【目潰し】と【斬撃波】を打ち込みましょう。
あと彼女らに逃げるよういいながら、連中を【おびき寄せ】つつ、逆方向へと逃げればいいわ。
(そこまでは良かったのだが、逃げた先に出現したトラップのコンボで発情とデバフを付与された上、おびき寄せたコイン達と呼び出された大量のワンダリングスライム&ワンダリングローパーに取り囲まれ、袋叩きに遭う。防御ダウンと回避ダウンによってダメージと衣服の破損が増え、耐性低下によって更に動きが鈍るという悪循環に。激しい乱戦を繰り広げるものの、多勢に無勢であり、あっという間に服はボロボロになり、あられもない姿に。更に毒?により乳汁が出始めてMPの回復力も下がり、ついに捕獲される。そのまま(主に性的に)総攻撃を受け、散々ビクンビクンさせられる羽目に。最終的には奥の手のUCで服全損と引き換えに相打ちに)




「これ以上好き勝手させないわっ!」
 危機に陥っていた初心者達の頭上から聞こえた凛とした声、それと同時に飛び降りてきて群がるコインを一気に切り伏せた可憐なる|助っ人《救世主》。
 篁・綾(幽世の門に咲く桜・f02755)は初心者達を庇う立ち回りで間に割り込み白銀の刃を振るう。
 強力な斬撃が波状に広がり吹き飛ぶコインを見て初心者達は目を丸くしてそのレベル差というものを目の当たりにしていた。
「すげぇ……一撃であれだけ」
「あのスキル早く使いたいな」
 そんな羨望の眼差しを背に受けながら踊るようにくるりと旋回し数枚のコインを突き刺し壁へと叩きつけた。
 チャリンチャリンと軽い音を立てたそれらを踏みしめ振り返らずに綾は初心者達に声をかける。
「ここは私が抑えるから、あなた達はそちらのほうに早く逃げなさいな」
「あ、ありがとう恩にきるよ!」
「あとでフレンド申請お願いしまーす」
 素直そうな返事地と共に立ち去っていく足音が聞こえた。これで後顧の憂いなく一気にこの|雑魚たち《コイン》を殲滅すれば任務は完了だ。
 何発か牽制の攻撃を放ち初心者達が逃げた方向とは逆方向に逃げていく綾。計算通りほぼ全てのコイン達は綾を追いかけ埋め尽くすかのような集団になりながら追跡してきているようだ。
 計算通り……そう、ここまでは綾が思い描いていた殲滅パターンへの第一歩だったはずなのだが。

 ベキベキと行き成り変な音をたてながら崩れる足元、それを避けるように跳んだ先に案本も張られた見えないワイヤー。
 綾はそれに足を取られ尻もちをついてしまうもどうにか刃で牽制し追撃だけは免れたようだ。
 先ほどから変だ、初心者エリアのはずなのに何故か意地の悪いトラップがありとあらゆる場所に湿気られていて綾ほどの熟練者がそれに追い込まれているかのように感じてしまう。
(おかしいわね? 事前の情報だとここは初心者エリアで害はないはずなのに……)
 ということはこれもバグプロトクルによる影響なのだろうか?
「まあいいわ、ここを抜ければ外に出れるし早くこんな所オサラバ……ってきゃあ!?」
 足元を埋め尽くすようなコイン達、おそらくは仲間を呼びまくった影響なのだろうがさすがにこれは常識外れすぎる数だ。
 だが本命はそちらではなかった、足元に気を取られ頭上から降り注いできた大量の粘液に気付くのは遅れたのだ。
 べっとりとした感触で古刀を手にした腕が重くなりこれでは思う存分武器を振るう子音などもはや不可能。
 髪や顔にもべっとりと付着したその正体に綾は己の不注意に恐怖した。
「なんでここにスライムがっ……うっ」
 ずるりと腕から何かが剥がれ落ちた、それが自分の着物の袖だと理解しギョっとして自分の身体を確かめる。
 このスライムはおそらくはコインが呼び出した新たなる敵、そしてそのドロドロの粘液は着衣を溶かしてしまうようでこのままでは綾の装備は全て……。
「くっ、やらせないわよっ!」
 腕を無理やり振るいスライムを弾くも全身にべっとりと付着した全てを剥がすにはまだ足りない。
 そんな綾の足元に忍び寄ってきた何本もの触手、それが足首に巻き付き一気に真後ろへと引き寄せられてしまった。
「きゃっ!? な……なんなの???」
 いきなりの拘束に倒されてしまい武器まで手放してしまった綾が見た物はさらに予想外の|ローパー《触手生物》の群れ。
 チクリと肌に感じた痛みは何かが突き刺されてしまったかもしれないそのような感触。
「なん、なのこいつら……くっ、なにこれ身体が熱いっ」
 ボロボロに剥がれ落ちた着衣の下から豊満な肉体が零れ落ちそれを手で隠そうとするも気付けば腕にまで巻き付いた触手のせいでそれすらもできなくなってきてしまっていた。
 胴に巻き付き胸を搾るように締め付ける触手の痛みがいつしか熱さに変っていくのが恐ろしい。
(なにこれ、さっきから胸がムズムズして……なにかが湧き上がってきて、まさかこれっ!?)
 プクリと膨らんだ胸の先端から染み出た甘い香りの乳汁、その濃厚な匂いが鼻孔を擽り股間がキュっと絞め付けられてしまう気がする。
「嘘……でしょ、なにこれ……魔力が流れ出てしまう……いけないっこのままでは」
 ギュウウと根元から締め付けられ痛みと驚愕で回転する視界、このままだと手遅れになってしまうと思える敗北への予感。
「輝れ、燿れ 奔る災禍の如く 触れ得し命を貪りながら、見えざる未来を食い散らかせ!」
 迷っている暇などないと残された全魔力を桜水晶の開放に使うことにした。ここで迷っているとそれすら出来なくなるはずだ。
 綾の全身から放たれた桜色の光線がスライムもローパーも全てを融合同化させ水晶に変えてしまっていった。
 それは綾が身につけていた着衣なども含め全てが桜水晶に成り果ててしまったことを意味する。
「くっ……もう、限界……っ」
 初心者エリアのど真ん中で裸で取り残された綾、雌臭を漂わせながら全力を出し切ったためその場に崩れ落ちてしまった……。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 冒険 『廃墟街探索』

POW   :    徘徊するモンスターを倒す

SPD   :    設置された宝箱を探す

WIZ   :    廃墟となった原因を探る

👑7
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。



 突如としてバグに襲われ窮地に追いやられた初心者達だったが、駆け付けた猟兵達のおかげで危機を脱しようやく初心者クエストに復帰することができていた。
 そこはもはや人の済まない廃墟の奥にある専用エリアであり、エリア内に入り指定されたアイテムを収集して持ち帰るだけという簡単な内容だ。
 エリアそのものが|戦闘不能《戦えない》状態になるためこれ以上モンスターには襲われなくなっているはずだ。
 先ほどまで無数のコインに囲まれ恐怖を覚えていた初心者達もようやく緊張が解け指定されたクエストをこなすため廃墟へと足を踏み入れていく。

「この奥にある宝箱からドロップしたアイテムを持ち帰るだけだし余裕だな」
「戦闘もないし余裕だよね♪」
 ピンチを乗り越えたことから軽口を叩き合う初心者達、その先に待つのは平和なエリアであり先ほどの戦闘で何かデバフ等を受けていないかぎりは平和なはずだ。

 猟兵達は邪魔にならない程度に彼らを見守り次に備えないとならない。いつどこでどんなトラブルが彼らに襲いかかるともかぎらないのだから……。
 

■■■  選択肢  ■■■

1:初心者達と共にクエストを進めてみる

2:初心者達を影で見守りこっそり手助けする

3:初心者達から見えない場所で実は……
メディア・フィール
選択肢3
❤NGなし
プレイング改変・アドリブOK
他PCとの絡みOK

第1章で沸き出たゴブリンたちに廃墟の奥の地下牢に捕らわれたまま弄ばれ続けています。手枷足枷首枷をつけられ、抵抗しても無様に這いつくばらされて嘲笑されるばかりです。やがてオークやローパーなどの他のモンスターも集まってきて、大量のモンスターに犯されてしまいます。屈辱に涙しながらも必死で逃れようとし、その度に引きずり倒され再び蹂躙される姿はモンスターたちの征服欲をそそるでしょう。レアアイテムの効果か時間が歪んだ空間の中で、無限にも思える時をひたすらモンスターたちの性処理用のペットとして過ごしてしまいます。




 初心者達が平和にクエストを進めている裏側で、終わりのない責め苦を味わう|敗北者《負け癖のついた者》がここにも一人。
「やぁっ……ひぐっ、ぐぅぅぅっ」
 メディア・フィール(人間の姫武闘勇者・f37585)の声を出すことを我慢し続ける苦悶の唸り声に似た何か。
 油断したとはいえコインに呼ばれたゴブリン達に浚われ連れ込まれたのはイベントエリアと別のエリアの狭間にあるであろうバグだらけの密閉空間。
 助けが来るはずもなくただただ嬲り嬲られずらされた鎧から見えてしまう肢体の隅々まで体液に塗れてしまっていた。
 ヌポンと音をたて抜かれた肉棒から白い糸が伸び腰がガクガクと揺れてしまう。
「ボクはこんな事じゃ……屈しなぁい」
「ゴブッゴブブ!」
 手足に枷をつけられ首輪までつけられ「お前は家畜だ」とでも言われているようだがメディアは決して屈しない。
 今この時さえ耐え切れば……耐え切ればきっと、どうなるというのだ?
 ゾワリと背筋に走る恐怖、疲れを知らないゴブリン達どころか気付けばおーくやローパーまでもが周囲を取り囲み目の前に出された穢いイチモツ。
 顔を反らそうとも逃れられない異臭に思わず顔をしかめるも、無理やりそれを咥えさせられ吐き出すことを許されはしない。
「んぐぐっ!? んーっーんっー!!」
 喉まで先端が届きゴツゴツと何度もぎこちなく|口奉仕《フェラチオ》させられたがまだそれだけでは物足りないらしい。
 メディアの頭を鷲掴みにし激しく前後させられる頭部、そして望まずとも唾液塗れのモノが何度も口内を出入りし硬さと共に勃起していくサイズ感に思わずむせてしまうがそれで許してくれるはずもない。
(やめっ、やめてくれっ。ボクっおかしくっおかしくなるぅっ!!)
 次第に酸欠状態になりボヤけてきた意識、鼻孔にまで昇ってきた異臭がいつのまにか蕩けるような甘い香りに感じてしまっていることに違和感を感じれなくなっている時点で限界は近い。
 身体に巻き付いた触手に愛撫され抵抗していた腕からとうとう力が抜けてしまった。
 ドクドクと喉に流し込まれる熱い濁流、それを吐き出すこともできずに飲みこむしかない屈辱がプライドを砕き涙が込み上げてきてしまった。
「んーっ、飲めな……ぃ、こんなのやだよぅ、うっ」
 涙が零れ落ち何度も逃げ出そうと無駄な努力を続けていたメディアの心がとうとう折れてしまう。
 瞳から光が消えただ雄達にされるがままの玩具がここに誕生した。
 四つん這いにさせられ何度も踏まれながら……何度も屈辱の絶頂を繰り返すメディアに救いははたしてあるのだろうか……。

大成功 🔵​🔵​🔵​

夢ヶ枝・るこる
△~○

■方針
・アド/絡◎

■行動
大変なことになりましたが、何とか無事でよかったですぅ。

『FTS』から着替えを着用、【豊饒宿霊】で強化した[化術]で一時体型を抑えておきまして。
「戦闘が起きない」=「罠が無い」では無いですからねぇ。
『FPS』で周囲を探査、『バグの影響が有る罠』が有るか探知しておきますぅ。
バグの影響がないなら「抹消」は起きませんから、初心者さん達で対応し慣れて頂きましょう。
影響の有る罠等が有ったら、此方で対処しますねぇ。

そうして調べておりましたところ、所謂『呪いのアイテム』状態の品を発見、回収したのですが。
『FPS』で調査中に発動してしまい、|何やら大変なこと《全面的内容お任せ》に?




「た、大変なことになってしまいましたねぇ……」
 無数のコイン達から初心者達を守るべく女神様の力を使い続けた夢ヶ枝・るこる(豊饒の使徒・夢・f10980)は着衣が弾けるほどの体型変化を一時抑え込み後もう少しだけ頑張ろうと気合を入れ直す。
 それもそのはずだ、戦闘が起きないエリアではあるけれどそれイコール罠が無いとは限らないのがバグプロトコルの恐ろしいところだ。
 世界の理を変化させる恐ろしさを秘めている以上はクエストが終わるまで油断なんてとてもできるものではない。
「大いなる豊饒の女神、古の使徒よりの豊かなる恵みをお貸しくださいませ……」
 さらなる反動を覚悟し祈りを捧げるるこる。初心者達の無事を祈ったそれによる高まっていく集中力を使いバグの影響の有無を徹底的に調べてみることにした。
 そう……もしも抵抗力の無い彼らがかかってしまうとまずい罠があるやもしれないと警戒するには十分なほど何かを感じ取れてしまう悪い予感。

 るこるの悪い予感は現実のものとなってしまった。
「FPSに反応っ、こ……これはまさかんぐぐぐぐっ!?」
 浮遊兵器を使いエリアを探索中に突如として足元の床が抜けてしまった。それだけならば浮遊して退避すればと思ったのだが大量のコインの残骸と共に流されてしまいエリアの奥へ奥へと運び去られてしまう。
(なっ、まさかフロアタイルの裏側が全部バグで覆われているなんて、これでは……まるで罠の中を歩いているようなもので、んぐぐ!?)
 表面に無数の触手が這う壁面に前後左右から包み込まれ飲みこまれてしまったるこる。気力の悪い感触により全身が愛撫され見えざるバグプロトコルの脅威を見つけ出すことに成功はできた。
 だがしかしここから抜け出せるかどうかは別問題だ。浮遊兵器達も飲みこまれ粘液塗れにされ行動不能に追いやられた今となっては脱出するのも一苦労するに違いない。
「んぐぐ、ふ……服が溶かされて……んぐぅぅぅっ!?」
 信じれない事に女神へと祈った反動の力が何倍にも膨れ上がっていくのを感じてしまう。このままではいけないと思いつつも止める事ができず玩具にされていく。
 全身を雁字搦めにされたまま壁のモチーフとして初心者達が歩くエリアに張り出されてしまったるこるの肢体。
 そうとも知らずにイベントエリアでアイテムをゲットするべく触れてくる初心者達の無自覚な愛撫。
「あっ、ここの壁だけ柔らかいぞ。きっとここからアイテムを持ち帰ればいいんだな」
「早く終わらせて帰ろうぜ。ここをこうするのかな?」
(ひっ、そんなところを摘まんだらダメですぅぅぅっ!?)
 声にならない悲鳴をあげながらるこるは気付いていない初心者達にもみくちゃに触れられ終わりの見えない|オブジェ《玩具》としての役割を演じさせられてしまったのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

御園・桜花
2△でも頓痴気

「先刻はチョコ欲しさにうっかり横殴りしてしまいましたけれど。初心者さんの経験値を奪ったら、何時迄経っても彼等がベテランになれません。今度こそ影からきちんと見守りしますよ?」
「…もう遅いんじゃないかなぁ」
165cmおっとりニート系少女に人化した巨神花燕に突っ込まれつつ持ち込んだケータリングカーでUC「花見御膳」
空腹度が上がったPCに|体力回復《リジェネ》効果の付いた料理振る舞おうと準備

「烏賊と餅はそこそこ消費しましたけれど、GGOでもUDC鶏肉を仕入れた(=食材化した)ので鶏肉はだぶつき気味なんですよね。チョコもありますしポジョデモレ作って配りましょう」
美味しく出来たが催淫効果が…




「なんだかいい匂いがするね」
「本当だ、なんだろうこの匂い……とっても美味しそう」
 危機を脱した初心者達を出迎えたのは、怪しげでも何でもない空腹を刺激するとても心地よい料理の匂いだった。
 通路の角を曲がった彼らが見た物は並べられた出来立ての鶏肉料理。焼き加減蒸し加減共に最高の仕上がりのそれは食欲を刺激し思わず手が伸びてしまうほどの一品。
 初心者エリアゆえのサービスだと思い込んだ彼らが無警戒に食べ始めたそれはもちろんゲーム運営が用意したものでは決してない。
 そう、美味しそうに料理を食べる彼らを影から見守る二人分の視線の持ち主こそがその作り手。
 目を輝かせながらそれを見守る御園・桜花(桜の精のパーラーメイド・f23155)と、その横で溜息をつきながらニート系おっとり少女|花燕《苦労性の娘》こそがその正体。
 先ほどでしゃばりすぎて初心者達の育成を邪魔してしまったかなと思い直しこうして影から見守ることにしたわけなのだが。
「先刻はチョコ欲しさにうっかり横殴りしてしまいましたけれど。初心者さんの経験値を奪ったら、何時迄経っても彼等がベテランになれません。今度こそ影からきちんと見守りしますよ?」
「…もう遅いんじゃないかなぁ」
 何だかんだと思いつつも結局はこうして干渉してしまっているわけで完全自立させるにはまだまだ時間がかかるかもなどと思わないではない。
 ちょうどいいのだ、仕入れすぎた素材をここで吐き出したいという裏事情も守すれば桜花が大人しく見ているわけはないと花燕も完全に諦め気味。
 あとは問題さえ起こらなければそれでいいと思う。
「大丈夫ですよ。あの料理には体力回復効果を付与してますからきっと役にたちますって」
「でも、ちょっと薬草とか入れすぎてた気がするなぁ……?」
 ニコニコと笑う桜花と心配そうに再び溜息をつく花燕。そんな彼女達が見守る初心者達はあれだけあった料理をペロリと食べてしまいほくほく顔だ。

「美味かったな今の料理」
「あぁ。なんだかポカポカしてきたよな」
 そう言いつつも何故か両者は鎧を脱ぎ上着を|開《はだ》け胸元を見せつけた。うら若い少年達の上半身裸姿。
 それを見て何か違和感を感じつつも物陰から食い入るように見つめる桜花の鋭い眼光。
「何をガン見してるんですか!? アレ完全に催淫効果か何かでてません????」
「セーフ、セーフですよ? あれはそう……満腹になって身体がポカポカしているだけですから!」
 クワッとドヤ顔で語る桜花、依頼の合間にちょっと目の保養も済ませた彼女はここから始まる賑やかなドタバタ劇に胸躍らせさらに見守りを続ける決意を固めたのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

アトラ・アトル
○までOK
選択肢は2か3
*は技能やアイテム
アドリブ歓迎

(ほんとはまだまだ語りたいけど!)

惜しみながらも助けた初心者たちを見送る
強さとか浪漫とか語りたい事はまだまだあったけど、もしウザがられたらカッコイイ印象が台無しだ
そう考えた彼女は最後までクールに振る舞っていた

それに彼女のビルドには探索を手助けできる能力が全くなかった
ギミックや罠ぐらいなら*槍投げ*スナイパーで遠くからなんとかできるかも?ぐらいで
彼女自身はそれでいいと思ってても、初心者たちにはがっかりされるかも知れない。それは困る

そういうわけで*槍投げでもなんとかできるシチュを求めて、見つけた初心者たちにこっそりついていきます
しかし初心者たちの動向に*集中するあまり、自分自身の警戒が疎かになってる事に気付いていません
罠に捕まったり変なバステを受けたり、バグで地形にめり込んで壁尻状態になったり
その姿を初心者たちに見られた上(壁尻状態なら顔は見られずに済みそうですが)
(いれば)モンスターや、マナーの悪い初心者に悪戯されてしまうかもしれません




「あっ、あのお名前を」
「名乗るほどの者でもないよ」
 初心者達のピンチに颯爽と現れ驕ることなく手をヒラヒラさせながらクールに去っていくクールな槍使い。
 それはまだこのゲームを始めたばかりの初心者達にとってとてもとても輝いて見えているに違いない。
単体攻撃が主だと言われている槍を使い見たこともないスキルを使いこなして敵を撃滅せしめたその雄姿とそれを自慢することなく立ち去ろうとする後姿は本当にカッコいいなんてもんじゃあなかった。
初期装備の片手剣しかまだ持っていない初心者にとってそれは心に残る最高の出会い。
「俺も槍使ってみようかな……」
「いいよね、すっごく」
 アトラ・アトル(ゲームプレイヤーの重戦士(ヘビーウェイト)・f42511)の物言わぬ後姿はゆうに語っていた、槍投げこそ最高のビルドスタイルなのだと。

「くぅ~、今のアタシすっごくクールだったよね!」
 初心者達から少しばかり離れた物陰に入ったことでようやく声を出しグッと喜びをかみしめるアトラ。
 ピンチに颯爽と登場してから去るまでにニヤニヤと顔が緩んでいなかったかなと少しばかりしんぱいだったがきっと大丈夫だったろうかと早まる鼓動を深呼吸で落ち着けようとゆっくりゆっくり息をする。
 あのまま長く滞在してしまうと槍投げについて熱く熱く語りすぎてきっと示しがつかなかったろうし立ち去ったのは正解なはずだ。
 ならばここから先は影から見守るよう行動するしかないと少し諦めの気分でもある
(アタシのスキルビルドって槍投げだけに特化してるから他はからっきしなのよね)
 本当に本当にここまでの修行のほぼ全てを槍投げだけに特化させてきてもはや極めたといってもいい大台にまで昇りつめているものの他はきっと初心者とどっこいどっこいのスカスカ状態。
 エリアを歩き散策などしようものならきっとすぐにボロが出てしまう。ならばこっそり後をつけ遠くから見守るのがいいだろう。
「と言っても近づいたら隠れるのも逃げてだし……うーんしょうがない」
 遠距離からとにかく彼らを見守り何かあれば遠くから槍でスナイプすることで割り込むことにしよう。
 おそらくそれが一番自分に出来る事なのだと信じアトラはエリア外ギリギリの裏路地を行く事にしたけなのだが……。

「うわっ、またっ!?」
 パキッっと足元で脆い音がして踏み破ってしまった粗末な床、ぐちょりという嫌な感触と共に泥塗れになってしまった両足。
 どうやら初心者エリアとはいえ端のほうになると簡単なトラップが仕掛けてあり色々と死なない程度に経験を積ませるような仕掛けがたっぷりと施してあるとでもいうのだろうか。
 先ほども頭の上から大量の水が降り注ぎレオタードがびしょびしょに濡れてしまったばかりだというのに。
 初心者達がここを通らなくて正解だと思う、自分も見守るつもりがなければもっと広い道を進んでいたろうから。
「ここは幅跳びの要領で越えれるかな?」
 少しばかり亀裂の入った地面、槍を使い棒高跳びの要領でならきっと簡単に越えれるだろうからと助走をつけ一気に跳躍……したはずだった。
 何故か支点としてヤリを突き刺した地面のテクスチャがぼやけ沈み込んでいくアトラの身体。
 抜けだそうにも周囲の光景が幾何学的なポリゴン素材のような景色になってしまっていて何も掴めないし蹴り出すこともできない脱出不可能な危険な場所。
(これって、まさかバグプロトコルの影響で背景のテクスチャに隙間が出来てたとでもいうの???)
 どこまでもどこまでも沈んでいく泳げない水の中といった感触が続くも脱出できずただ流れに身を任せていると小さな光が見えてきてそこに近づけているのだと気付けた頃にはすこしばかり事件が経過し疲労も溜まってきてしまっていた。
 着地の事も考えたら足から飛び込むべきだ、そう判断し光溢れる世界へと脱出!
「って、あれ? お尻までしか出れてないのこれ?」
 腰から下だけが宙に浮いているようなそんな感覚、感じる風などからそれが外であるのはわかるのだがどのような状態なのかを確かめるすべがない。
 ゾワリと走る悪寒、突如として尻を何かに触れられてしまったような気がする。いや気がするなどではなく確かに誰から無防備なアトラの尻を撫でまわしあまつさえレオタードを……。
「ちょっ? やめなさいっ! アタシにそんなことしてタダですむと……ひいっ、食い込ませっないでよ!?」
 ジタバタと足を動かすもどうやら効果がないようで動き回り元々食い込み気味だったレオタードがさらに引っ張られきっと外からは紐状態にまで伸びてしまっているはずだ。
 そしてそこに隠された股間もこの様子では全部隠れているとはとても思えない。
(こここここ、これってお尻を見られてる? 揉まれて触られて……そこはっそこはダメっ!)
 ゾクゾクと悪寒が走り続けるも逃げ出すこともできないアトラの壁尻状態、はたして彼女自身に助けの手は伸びるのだろうか?
 それとも情けなく転送の助けが届くまでここでこうして嬲り者にされているのがオチなのだろうか……。

大成功 🔵​🔵​🔵​

篁・綾
◎(鼻フック膨体異形化ふた以外はなんでも可)
選択肢③

(ぶっ放した為、全ロス状態でフィールドをストリーキングする羽目になる。リソースを回復させて衣服を修復しようと考えつつ、火照った身体でマップ外れの闇に紛れ、物陰を移動していた……のだが、規定エリアに入る前にその雌臭におびき寄せられたはぐれローパーに捕まる羽目に)
くっ、まだ生き残りが……!
(逃れようともがくも、敏感になっていた下の2つの穴に触手をねじ込まれ、口にも触手を押し込まれ、無力化される。ローパーからの生命力吸収で回復はし続けるものの、脱出は出来ず。外れの方の物陰を回っていた為救助もなく、嬌声をあげながら蹂躙され続ける(救助はないが遠くから望遠鏡でピーピングされてはいる)。ローパーに流し込まれた分を捕食しながら回復し続けるが、攻撃()によって削られる分もある為、完全に膠着状態に。結局痴態を晒しながらも削り続けなんとか撃破する。体力は回復しリソースもある程度は戻ったものの、行為の余韻で汁塗れの卑猥な姿のまま暫くの間廃墟裏に転がる羽目に)




 桜色の閃光が走り霧散していったコイン達、初心者達はすでに逃げ出しており作戦はまずまず成功したといって間違いはないはずだ。
 そんな飛び散った瓦礫の下からムクリと立ち上がる漆黒髪の美女は埃をパンパンと掃いようやく一息つけたようだ。
「はぁ、緊急回避だったといえちょっと全力出しすぎちゃったみたいね」
 ありったけの術式を開放したがために飛び散ったのはコインや魔物達だけではない、篁・綾(幽世の門に咲く桜・f02755)自身が着ていた服や装備まで綺麗に吹き飛び全裸のまま初心者エリアに放り出されてしまったのだとさすがに気付いてしまう。
 ムチムチと熟れた肢体は汗と埃まみれであまりにも無防備、さらにはこの格好で初心者達の前に出るのはどう考えても教育によろしくなく綾としてもそれは望まない。
(私さすがに露出狂……じゃないからね)
 すぅぅと息を吸い力をこめ着衣を再生しようとするもどうやらまだ|リソース《魔力》が底をついていて時間がかかることを悟ると溜息をつく。
 少しばかり目立たない場所にでも隠れて回復を待とう、そう判断しマップの外れをトボトボと歩き始める事にした。
 さすがに全裸のまま堂々と歩くのは気が引けたのでさすがに物陰をコシコシしてしまう。さすがに堂々と裸体を晒して歩くのは何というか……何というか。
 ゾクゾクと何かが込み上げてしまいそうで出来ればちょっとご遠慮した気分だ。
「まださっきの熱が残ってるし……早く落ち着いてほしいわね」
 手で胸と股間を隠すも未だにトロリと流れ落ちていく淫蜜の残り汁、火照った身体を冷ますにはこの時間はもしかすると大事なのではと思い始めたのもつかの間、綾はどうやら大きな間違いを犯していたようだ。
 本来初心者エリアに設定されていたため刺激の少ない環境だったためにエリア外ギリギリにいる綾の周囲には漏れ出して淫靡な雌臭が充満してしまい知らず知らずのうちに初心者達を守る結果になっていたのである。
 そう、召喚され湧き出した怪しげな魔物達は全て綾の周囲に集い始めていたなど誰が信じれようか。
 寒気がした、ゾワリと背筋に走る緊張感と周囲全てが敵意なき敵意で覆われていると気付いた時にはもう遅かった。

「何これっ、嘘でしょ!?」
 頭上の気配に気を取られ足元がお留守になったのが致命的だった、にゅるりと伸びた触手が足首に巻き付き一気に引き寄せられてはバランスを崩してしまうのも道理。
 そうして無防備を晒してしまった手足にさらに巻き付く何本もの触手は今の弱り切った綾が振り解けるものではなく簡単にその動きを封じ込められてしまっていた。
「くっ、まだ生き残りが……!」
 締め付けられた触手を魔力で弾き返そうとするもそれすら出来ない消耗ぶり、そして締め付けの力が思っている以上に強く集中できないのも致命的。
 ゾワリと臀部に悪寒を感じて見ればすでに何本もの触手が身体を這い回り粘液を擦り付けてくる。
「た、助け……ぐふぅっ……うぷっ」
 とうとう口内にまで先端が潜り込み咥えたくないものを根元までずっぽりしゃぶらされ悔しさで身震いしてしまう。
 豊満な乳房も根元で締め上げられロケットのように尖らされ卑猥さがさらに増したところでコリコリと弄られる先端が真っ赤に腫れていってしまう。
 ジンジンと何かが湧き上がり胸の先端に熱く熱く溜まっていく大量の|焦燥感の正体《過剰供給された大量のバグデータ》がおかしな方向へと自分を変えてしまいそうで焼け斬れそうな神経はもう限界寸前。
 このままでは内側から|データ流出《母乳噴射》してしまいそうで慌てて内に内にと溜めるように練りこむ気。
(ローパーから魔力を吸収すれば何とか……くっ、こちらも吸われてイクッ)
 プシャと音をたて股間から噴き出した透明な淫蜜、それを舐めとるように触手が股間へと密集しモゾモゾと広げられた雌孔の中へと流れ込む外気。
 ゾワリと寒気がして振り返れば、まるで腕ほどの太さの触手が股間へと伸びてきてしまっていて……。
(やっ、やめなさい! それは太すぎっ……そんなの入らなっ、ぃぃぃぃぃっ❤️)
 データ補正でも入ったのか引き裂かれるほどの極太が胎の内側へと突き挿された感触に数瞬意識を奪われてしまった。
 真っ白になった視界と思考、そしてその後に続く激しい抜挿が綾の心と空にかかっていたストッパーを外していってしまう。
 無意識に振り始めた腰、蕩けるような表情で息を荒げ犯されている自分に酔い始めた墜ちた女狐。
 吸いつ吸われつも魔力循環の行き着いた先に破裂したローパー本体。
「はひゅぅぅぅっ❤️ おほぉぉぉぉっ❤️ ふっといの……すごぉ❤️」
 尻を突き出し情けなく汁を垂れ流した姿のまま身動きできない綾。

そんな情けない痴態を|ピーピング《覗き見》されているとは夢にも思ってはいない。しかもその光景が知らないうちに売り捌かれていたなど知る由もなく……。

大成功 🔵​🔵​🔵​

フラメル・パラケルスス
ルージュちゃんと
◎3
「危険なエリアは抜けたみたいですね。
初心者の皆さんは、赤ポーションと青ポーションで回復してくださいね」

白衣(初心者が偶然持っていた装備をもらった)をバサリと翻し――
何も着てない白衣の下が見えてしまって赤面しながら慌てて隠します!

「み、皆さん、今、何も見えてなかった……ですよね!?」
『初心者たち、目を逸らしてるであるな』
「そ、それじゃ、私はポーションの補充をしていますので!
それではっ!」

魔本エメの言葉に、私は足早にその場を去り――
ポーションの素材を集めます。

「これと、これと、これでいいでしょうか」
『汝――そんな適当に材料を放り込むと、また錬金釜が爆発するであるぞ』
「この天才錬金術士の私なら、そんなドジはしません!
ほら、ちゃんとポーションができましたよ」

出来上がったのは毒々しいポーション。

「あ、そこの冒険者さん、かなり疲れてますね。
このポーションをどうぞ!」

通りかかった赤い髪の女の子のルージュちゃんにポーションを分けてあげて。
私も一緒に毒々しいポーションを飲み干します。


ルージュ・クルール
フラメルさんと
◎3
「うう、ローパーなんかにひどい目にあわされてしまうなんて……」
『まあ、おかげで初心者たちは無事に安全なエリアに到達できたにゃ』

お兄ちゃんの言うとおりですね。
初心者の皆さんが無事だったから良しとしましょう。

「けど、どこかで体力を回復させたいですね……」
『ルージュ、何度もローパーに――』「シャラップです、お兄ちゃん」

お兄ちゃんの口を塞ぎ黙らせたところに、ポーションを持った金髪の女の子が近づいてきました。
フラメルさんと名乗った女の子は、回復ポーションだと言って毒々しい色のどう見ても失敗作なポーションを渡してきて――

「ええっ、こ、これを飲むのですか……!?」
『ルージュ、せっかく好意でポーションをくれたのにゃ。
飲まないと失礼だにゃ』

確かに。
意を決して私とフラメルさんは同時にポーションを飲み――

『二人がバッドステータスで動けなくなったところにローパーが現れたにゃ!
ローパーの行動は戦闘じゃないので、このエリアでも動けるのにゃ。
催淫効果を受けてる二人がえろえろなのにゃー!』(🔴REC




 尊い犠牲により無事に初心者達を逃がすことに成功した猟兵達。コインなどという最低レベルのモンスター相手にここまで苦労するとは思わず少女達はぜぇぜぇと息を荒げながら倒れこんでしまっていた。
「き、危険なエリアは……抜けたみたいですね」
 フラメル・パラケルスス(実験大好きな錬金術士・f41698)は溶けてしまった服の代わりに羽織った初心者用白衣に身を包み大の字になっていた。
 傍から見れば裸Yシャツレベルで色々見えそうで危ないが今はここに2人しかいないので一応セーフ扱いのつもりだ。
 そんなフラメルの横ではシクシクと顔を手で隠し泣いている少女も一人。
「うう、ローパーなんかにひどい目にあわされてしまうなんて……」
『まあ、おかげで初心者達は無事に安全なエリアに到達できたにゃ』
 ルージュ・クルール(黒猫ノワールの妹の、真紅の魔法少女・f42372)は兄に言われるがままに頑張りそして想像以上に心にもダメージを負っていた。
 けれどそこに救いはあったはずだ、作戦は成功したという最高の救いが……。
「そこの人、大丈夫ですか? お疲れでしたらこの赤ポーションと青ポーション両方飲んでみてくださいね」
「ありがとうございます」
 二人共ども疲れ切った様子だがポーションを分け与えたフラメルに休息の時は無い。早く次の薬を用意して初心者さん達の万が一に備えなければならないからだ。
 思っている以上にルージュは疲れ果てていた、特に足腰がもうガクガクでこのまま歩き続けるなど無理だと思う。
「回復ちゃんとしておきたいですし」
『ルージュ、何度もローパーにおかs』
「シャラップです、お兄ちゃん!!」
 余計な事を言おうとしたノワールの口を塞ぎ受け取ったポーションをグイっと一気に飲み干した。


 少し時間は遡り倒れた初心者達を見送ろうとするフラメル。だがしかし彼らは何故か視線を反らしまともにこちらを見ようとしない。
 何というか特に下半身のほうにチラチラと視線が飛んできているようで。
 静かに視線を下に反らしフラメルはようやく気付く。全裸になってしまっていたフラメルは応急措置として初心者用の白衣を身に纏っていたものの生地が圧倒的に足らず丸見えの股間。
 薄い茂みまで見えてしまってはさすがに直視してくる者もおらず今になってその事実が目に入り内股で屈み彼らを軽く睨んでしまう。
「み、皆さん、今、何も見えてなかった……ですよね?」
「ハ、ハイ。ナニモミテナイデスヨ」
『全員目を逸らしておるぞ……』
 しばし入る微妙な間は色々な意味でフラメルのあれこれが丸見えだったことを物語っているし棒読みの返答は前屈みになると今度は可愛いお尻が丸見えだとそう言いたいのかもしれない。
「そそそそ、それでは私はポーションの準備をしてきますので~!」
 魔本エメに早くこの場を立ち去れと促されそそくさと物陰に去っていくその姿は、白く輝く桃尻が丸見えのままというとてもとても刺激的なものだった。

 危なかった、あのまま初心者達の前にいればきっと破廉恥な姿を見られ恥ずかしい想いをしたに違いない。
 あの状況で撤退の判断ができる自分、なんて素晴らしいやはり天才とはかくあるべきなのだ!
 だがそこで高飛車になってしまうのが凡庸な者達がしてしまうこと、真の天才たる自分はそのような些事に気を取られず準備も常に欠かさない。
 努力する天才、あぁ何と心地いい響きなのだろうか。
「これとこれと、これもついでに……っでいいでしょうか」
『汝……今なにか適当に材料を放り込んでなかったか?』
 グツグツと煮える錬金釜の中身、どれもこれもその辺に生えてた草レベルの適当すぎるうえにコイン達との遭遇で付着したままになっていたローパーの欠片などもオマケに突っ込んである怪しさ満点の代物、とてもではないが今の見た目で口に入れようとするものの気がしれない。
『そんなことをしてると、また錬金釜が爆発するであるぞ……』
「天才錬金術師の私ならそんなことなりませーん、えっへん」
 とか言いながらかき混ぜてみれば立ち上るのは毒々しい煙と異臭そのもののヤバすぎる臭い。
 これはひどい……そんな状態から一応は数人分のポーションが出来上がるあたりさすがといえばさすが。
 まあ爆発前に火から下ろして生煮えのまま作業を進めたのだけがちょっと怪しいのだが。


「んぐんぐ……ぷはっ」
「いい飲みっぷりです。では私も失礼して……んぐんぐ」
 受け取った毒々しい色のポーションを警戒せず飲み干しルージュ、そして自分の作った物に絶対の自信を見せ飲み干したフラメル。
 どう考えてもアウトな色彩のポーションを飲んだ二人は疲労が回復していくのを感じすでに汗が浮かび上がってきていた。
 あまりにも即効性、そしてじっとりと流れ出る汗の量はあまりにも多く着衣がべっとりと濡れ透き通り始めてしまうほどだった。
「「うっ!?」」
 二人同時に変な声をあげその場に倒れこんでしまった。わかりきった結果だがフラメルの調合した毒々しいポーションの効果はわざわざ説明するまでもなく危険そのものだったのだけは間違いない。
 暑すぎておもわず着ていたものを二人が脱ぎ始め可憐な美少女二人が肌を重ね合わせ倒れこんでしまっている姿はまさに襲ってくださいと言わんばかり。
「ななな、なんれすかぁこれはぁ」
「なんか身体がしびれてぇ……あひぃ」
 フラメルの薄い胸に重なるルージュの膨らみの柔らかさ、ふにゃりとした感触と互いの先端が擦れ合い転がり合う刺激に無意識に身体を摺り寄せ始めてしまう二人。
 動かないはずだというのに互いの両手を握りしめ指を絡めトロンと蕩けた表情のまま近づいていく互いの唇。
 だがそんな安易な百合を許さない者達がこのエリアにはいた。そう召喚されたまま徘徊していたローパーの残党が。
『二人がバッドステータスで動けなくなったところにローパーが現れたにゃ!ローパーの行動は戦闘じゃないので、このエリアでも動けるのにゃ。催淫効果を受けてる二人がえろえろなのにゃー!』
助ける気がまったくないノワールのナレーションと共に二人の脚に纏わりついてきた触手がいよいよ尻に迫るというのに二人とも逃げる様子もなく今にもキスをしてしまいそう。
「ふぁぁ……なんですかぁ?」
「ほわっ? なんだかお股がすーすーするような……」
 バグってしまったエリアでこれらは全て攻撃扱いでないためにローパー達は行動できてしまう。
 そしてそれらは二人の少女に危害を加えるのではなく快楽だけを与えるためだけに蠢き太ももの付け根から萎んだ|蕾《菊門》へと伸びていき、つぷりと音をたて先端が沈み込んでしまった。
「あひっ❤️ お尻に何か入って……おっおっおっ❤️」
「ふおっ❤️ なにこれ……ひぎっ❤️」
 抱き合ったまま無防備な尻を出したままの二人はほぼ同時に嬌声をあげ無慈悲なまでに奥深くまでローパーの侵入を許してしまっていた。
 ねちゃねちゃという卑猥な水音が次第に大きくなり早くなっていく抽挿音。
『こっ、これは催淫効果を受けている二人がえろえろになってくにゃー!』
 ノワールの実況がさらに過激に盛り上げその痴態はカメラに収められ次なる収入源へと編集されてしまうこと請け合い。
 そんな間にに胸を擦りつけあい腰を振る二人は変態的な声をあげさらに激しくエスカレートしていく|卑猥な腰振り《アナル遊び》。
「ふおっ❤️ なにかきますきますきちゃいますっ❤️」
「わたひもっ❤️ おひりれイっちゃいましゅぅぅっ❤️」
 触手との結合部の隙間から何度も汁を飛び散らせながら絶頂を味わう二人。そして腸内に流し込まれた大量の|粘液《バグデータ》をその身に受け書き換えられていく大事な何か。
 初心者達の無事と引き換えに大事なモノをいくつも失ってしまったフラメルとルージュ、触手が抜かれた後も閉じなくなってしまった蕾をネットに晒されながら今はただ消えゆく意識に身を委ねてしまうのだった……。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

彩波・流江
◎(アドリブ歓迎です)
選択肢1または3?

初心者さん達と行動を共にしていますが…胸に挿さったままの触手片のせいで、その過程は休まる暇がありません
胸から走るゾクゾクとした感覚に耐えながら、気付け代わりに『覇気』を全身に巡らせ、皆さんに気づかれないように振る舞います
(流江の気づかない間に、先端に刺された針から力を吸って触手片が再生。ニプレスのように変化してしっかり吸着する)

戦闘はなくても罠などは存在するようで、大抵は軽く脅かす程度の物ばかりですが…
驚きに対する耐性があまり備わって無いようで、何かある度に私の近くにすぐ引っ付いてくるため、探索が長引きそうで…
(何か違和感を覚えつつ、何か粘液が分泌されて陥没内が満たされ、触手ニプレスのせいで蓋をされて逃げ場が無い)

最低限の手助けで大丈夫ですよね…それ以上となると辛いです…『召喚術』で呼び出した獣砲さんの『野生の勘』で罠を感知してもらいましょう
(息が上がり、身を縮こまらせて震えを抑えようとする。針からも直接注入されて先端の芯から染め上げられていき…)




 廃墟の街に少年達の笑い声が響き爽やかな日差しが注がれる光景はまさに前途ある若者たちを照らすには十分。
 戦闘禁止エリアにまで到達できているおかげで一同はようやく緊張から解き放たれ楽し気な声をあげるのも当たり前。
 一向に付き従うようにニコニコと笑顔で応じる彩波・流江(不縛神フルエリュト・f25223)の存在もあり、初心者クエストそのものは猟兵達の活躍で無事に進める事ができ平和に進んでいるかのように見えていた。

 ……表向きは。

「んくっ……」
「あれ? どうかしましたか?」
 歩いている最中に流江が思わず漏らしてしまった声に初心者の一人が振り返り声をかけた。
「な、なんでもありません。あっ……見えてきましたよ」
 それはただ声がしたので話しかけただけというたったそれだけのことだったはず、けれど当の流江にとってそれはビクンと身体を揺らすほど驚くものであったらしい。
 なぜか赤面し視線を合わせようとしないのは何故なのだろうかと少年は思うも目的地が近いと知らされすでに興味はそちらへと移ってしまったようだ。
(危なかったです。気付かれては……いないようですね?)
 ほっと胸を撫でおろし着衣の上からでもわかる豊かな胸にそっと触れビクリと背筋を伸ばしてしまっていた。
 気を抜くとこれだと思ってしまう。
(ふ、不覚です……触手片の処分に失敗するなんて……ありえませんっ)
 朗らかな笑顔で初心者達に安心を与えている流江だったがその胸の内は複雑だった。先ほどの戦闘で身体に付着した触手片の一部が未だに除去できておらず今この瞬間もチクチクと刺激を与え続けているのだから。
 ピクンと意思と関係なく弾む|胸の膨らみ《罪作りな巨乳》の先端が服の上からでもプクリと膨らんでいるのが少年達には目の毒かもしれない。
 けれど実際はそんなことはない、何故ならこの先端の膨らみは流江の|物《乳首》などではなく付着したままになっている|触手片《ニプレス》が暴れているだけなのだから。
「ふぁっ、動かない……で」
 思わず触れてしまった刺激でモゾモゾと動き出した欠片を隠そうと手で口元を抑え可能な限り小さな声で囁く。
 だが気を抜き息を漏らした時点ですでに我慢の決壊はすぐそこまで来てしまっているかもしれない。
 先ほどから覇気を放ち続け少年達には優しさを秘めた気丈な立ち振る舞いの聖職者として見えているはずだという自信はある。
 けれど実際は胸の先端に吸着された触手片一つ祓うこともできずチクリという痛みと共に心地よささえ広がっていく自分に驚くことしかできていない。
(深呼吸、深呼吸ですよ私。 触れられなければまだ大丈夫なはず……)
 心乱れなければまだ耐えきれるはず、だった。
「ひっ! なんか動いた!」
「ひゃっ!?」
 少年がクエスト進行のため様々な物に触れ仕掛けが動くたびに驚き飛びついてきてしまうのだ。
 普段であれば微笑ましく思うだけだろう光景、だが今の刺激に敏感になりすぎている流江にとってそれは気を抜いた瞬間人前で絶頂してしまいかねないギリギリの状態だ。
「も、もう……それは宝箱が自動で開いたぐらいで大袈裟ですよ」
「す、すみません」
 ラッキ-スケベ発動で流江の胸元に顔を埋めてしまった少年が視線だけあげモガモガと息を荒げているのがわかる。
 それに呼応してしまうかのように胸先が熱くなり甘い香りが漂い始めた時点でまずいとは思ってしまっていた。
 少年ももちろんその匂いには気付いているだろうし、それがただ流江が慈愛に満ちた香りを漂わせていると思ってくれていればいいのだが。
(き、気付かないでください……こ、こんなミルク臭いのバレてしまったら私、私はっ)
 赤面し耳まで真っ赤になりながら流江は少年を優しく引きはがしクエストの続きを進めましょうと背を押すことにした。
 危なかった、あのままではきっとバレてしまっていただろうと心臓の鼓動が早くなるのがわかりドキドキが止まらない。
 少年達が向こう側を見ていて今ならば自分のほうを見ていない事を確認すると服の胸元の隙間からそっと内側を覗いてみる。
 すると張り付いた触手片がすでにニプレスサイズにまで広がり、そして陥没した内側にまで潜り込んでしまっていることも理解できた。
 つまりこの場で簡単に外れる手段は無いということでしばらく気付かれぬよう細心の注意を払う必要があるらしい。
「じゅ、獣砲さん……あとの案内は任せます、ね」
 召喚したしもべに後を託し物陰へと移動した流江、そこに置かれていた姿見を見て羞恥心は一気に膨れ上がってしまう。
 そこに映し出されていたのは、胸元から着衣がぶしょ濡れになり完全に発情しているのが丸わかりだったということ。
 つまり先ほどまで少年達がチラチラと流江のことを見ていたのはもちろん……。
「み、見られてたってことですかっ!?」
 ゾクゾクと一気に高まる性感、もはや止める事はできず壁にもたれ掛かりながらビクンと背を反らせ真っ白になる視界。
(あぁ……こ、こんな。おっぱい弄られただけで私、はしたなくイってしまいました……っ)
 そのままずるずると座り込み人知れず股間を弄り始めてしまったなど……とても彼らには見せれない痴態そのものなのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第3章 集団戦 『マルノミミック』

POW   :    マルノミミックの連続攻撃!
【装備アイテムを溶かし強制的に外す唾液】で装甲を破り、【麻痺毒液の付いた舌】でダウンさせ、【対象を丸呑みして体内でアイテム化する事】でとどめを刺す連続攻撃を行う。
SPD   :    マルノミミックのアイテム化丸呑み攻撃!
【捕食】と【逃亡阻止】と【錬金術】と【化術】と【武器改造】と【肉体改造】と【データ攻撃】を組み合わせた独自の技能「【アイテム化丸呑み攻撃】」を使用する。技能レベルは「自分のレベル×10」。
WIZ   :    マルノミミックはレア宝箱に変身した!
【レアアイテムが確実に手に入る豪華な宝箱】に変身する。隠密力・速度・【麻痺毒液の付いた舌や牙、丸呑み攻撃】の攻撃力が上昇し、自身を目撃した全員に【警戒心の喪失や箱を開ける事への興味・執着】の感情を与える。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。



 パンパカパーン パパパパパパーン

 ファンファーレが鳴り響き花火が打ちあがる初心者エリア。バグプロトコルにより変質してしまっていた危険なクエストはようやく終わりを告げたのだ。
 普段ならば簡単に終わるであろう収集クエストがこんなにも危険なものになっているなど知る由もなく、初心者達はあのままだと確実に魔物達の餌食になっていたに違いない。
 そんな彼らも少しばかりイレギュラーなイベントぐらいに思ってでもいるのか笑顔で手を振りながら出口へと歩いていった。

「どうも本当にありがとうございました!」
「初心者クエストっていっても何をすればわからなかったので、すっごく助かりました」
 お辞儀モーションや絵文字を使い礼を言うと彼らは初心者エリアの転送ゲートから始まりの街へと帰っていった。
 こうして無事に彼らが去っていったのを確認すると、猟兵達は今まで浮かべていた初心者向けの表情を引き締めクルリと振り返り廃墟街の奥にある隠しエリアを睨みつけた。
 本来ならば存在しないはずの空間、バグプロトコルによりテクスチャーに出来たポリゴンの隙間、それを押し広げた先に広がる魔空間こそ今回の元凶の鎮座する場所。
 一同はそこにあるはずの壁がまるで無いかのように溶け込む入り口を通り抜け目的の場所へと辿り着くことができた。

 初心者クエストでレアアイテムが100%ドロップするはずだった宝箱。それが変質化し全くの別物に成り果てた宝箱の魔物、マルノミミックがその凶悪な牙をいよいよ猟兵達と向けようとしていた。
夢ヶ枝・るこる
△~○

■方針
・アド/絡◎

■行動
ああ、それで裏側に。

『唾液』の破壊が及ぶのは『装備』のみ、他の手段で防ぎつつ叩けば良いですぅ。
【搾薢】を発動、多数の『蔓』を形成しますねぇ。
この半数を『唾液』の防御&突破された場合に『舌』の攻撃を[カウンター]で潰す防壁に、残り半数を『拘束&吸収』による攻撃に回し対処しますぅ。
他の『装備』を展開していない以上、『唾液』を浴びた分予備の服が溶けそうですので、出来るだけ早目に叩きましょう。

尤も、|最初《1章》の『吸収』に加え『反動』が増幅された影響も有って大変なところに、更に『吸収』ですから、凄まじい状態が確定ですが。
ミミックさんに座ったら体重で潰れたり?(ぷるぷる)




 突然の唾液による強襲、それは装備を引き剥がすマルノミミックの恐ろしい連続攻撃の第一手。
 夢ヶ枝・るこる(豊饒の使徒・夢・f10980)にとってもそれは予想はしていても通常であれば回避不能なほどに素早い奇襲。
 だがしかし女神の加護はその先を行く速さで守りを固めていた。
「大いなる豊饒の女神、あなたの使徒に『魔樹の加護』をお与え下さいませ!」
 手を合わせ祈るその祝詞と共に突如として間に立ち塞がる大量の蔓が地面から伸びそれを受け止めた。
 ジュワッと音がして蔓が溶けるたびさらに新たな蔓が生えるが滴が飛び散るそれの一部が着衣に触れその部分に穴が開くというだけでこれがどのような成分なのかは一目瞭然だ。
「やはり装備だけを溶かすというのは本当のようですねぇ!」
 さらに手を合わせ睨んだ先へと展開する蔓に今度は地面スレスレから伸びてきた怪しげな舌が叩きつけられ間一髪るこるは距離を取り直した。
 やはりというか唾液で装備を溶かした後にさらに追い打ちをかけるべく長い舌が伸びそのまま丸丸呑みするのがこの魔物の容赦ない連続攻撃の正体。
 新たな蔓を作りそれらを徹底的に受けきればこちらからの攻撃も通ろうというものだ。
(浮遊兵器達ではただ溶かされ終わっていたでしょうし、こうするしかなさそうですしねぇ)
 るこるは操れる蔓の残りで反撃に転じるも舌で受け止められ逆に溶かされ唾液がいくぶん飛んできて着衣がまた溶けていってしまう。
 ズンッと身体が重くなってしまった気がする。女神の加護の反動が次第に身体の動きを遅くし追い詰められていくるこる。
 防御に回していた蔓が溶けたところへと飛び込んできたマルノミミックの大きな口がるこるを足元から咥えこもうとガブリと噛みつきそして……。

「くっ、こないでくださぁ……ひゃぁぁふ、服がぁっ!?」
 下半身から丸呑みされていくるこる。唾液塗れの口に触れるなり下着まで溶け落ちていく中メキメキと聞こえていく謎の軋み音。
 それは反動で重くなり過ぎたるこるを丸呑みしたマルノミミックが内側から裂けそうになるかのような断裂音。
 まさかの制限重量オーバーという相手も予想しないであろうるこるの常識外の|乙女の秘密《限界を超えた体重》が起こした事態に魔物が逆に追い詰められた。
 溶かすか吐き出すか……もはや魔物に選択肢は一つしかなくペッと吐き出される全裸のるこる。
「あっ、あうっ……これはこれで傷つきますよぅ???」
 るこるは苦しみながら逃げ出したマルノミミックに取り残されながら声を張り上げたのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

メディア・フィール
❤NGなし
プレイング改変・アドリブOK
他PCとの絡みOK
POW選択

1章2章でめちゃくちゃにされたので、すでにマルノミミックに飲み込まれています。装甲(服)を扇情的な形で溶かされ、麻痺舌で抵抗しようとしてもうまく動くことができず、少しの刺激でもイキ続ける生きた玩具になってしまいます。抜け出そうとすればするほど絶頂し続ける彼女に、果たして未来はあるのでしょうか?

「イグ! イグイグイグイグぅぅぅっっっ!」
「お゛か゛し゛い゛っ! ボ、ボクの身体、壊れちゃうっっ!」
「ひぅっ! 逃げられない……っ! あたま、真っ白に……っ!」
「ん、あ゛あ゛あ゛っ! ボクが、ボクでなくなっちゃうよぉっ!」




「嫌、嫌だよ……こんなのって、無いっ!!」
 本来のマップにはありえない空間へと墜とされたメディア・フィール(人間の姫武闘勇者・f37585)は疲れ果て抵抗力も失せてしまった自分の体力の無さを自覚するまでもなく新たなに加わった舌の生ぬるさに悶絶し目を見開いてしまっていた。
 暗黒竜の亡骸で造られそう簡単には破壊されないはずの衣ももはやボロボロで留め具から溶け落ちズルリと身体から剥がれ地面に一枚一枚崩れ落ちていく。
「嘘だろ……魔竜の衣だぞ? そんなっ」
 にゅるりと巻いた舌が零れ落ちた|膨らみ《乳房》に巻き付きその先端を虐めてくる。
 チクリと痛かったのは最初だけ、そのまま痺れてしまった感覚に抵抗しようとする気力がいつまでも保つわけはなく呼吸が次第に早くなっていってしまう。
「や、やだボクっイグッ、イグイグイグイグぅぅぅぅぅっ!」
 |強制絶頂《頭が真っ白に》させられ凛々しさの欠片も奪われたメディアの意識はそので途絶えてしまった。

「あっあっ❤️ 逃げられっにゃいっ❤️ あたみゃ、まっしろになっちゃ……おっおっおっおぉぉぉっ❤️」
 魔物の唾液まみれになりながら股間へと突き挿された長い舌によって人ならざる快楽を与えられた哀れな|犠牲者《メディア》は壊れた玩具のようにイキ続けていた。
 もはや表示されるステータスの数値のほぼ全てが0になってしまった餌と化してしまった身体は快楽を貪るだけのただの肉人形。
 それでも猟兵としての意地が動かすのか逃げ出そうと藻掻く手足。だがしかし意思に反して自分で自分の身体を弄り始め胸を揉み股間を弄るその姿はたんなる痴女でしかなく開脚した股間から漏れ出す淫蜜からの雌臭がすでに自分自身を酔わせていた。
「あーっ❤️ 出た出ちゃった……あはは、あははははっボクがボクでなくなっちゃ……んあ“あ”あ“っ❤️」
 そのままマルノミミックに全身を飲みこまれた拍子に最後の一線を越えてしまったようだ。
 ヒトとしての最後の一線を……。


 課金専用エリアの片隅に放置された卑猥な女性型の置物がひとつ増えていたのはいつからだろうか。
 イベントを進めようとその置物にある孔に手を突っ込むと喘ぎ声を上げ始めると噂の卑猥なアイテム。
それがメディアの成れの果てだと知る者はまだ誰もいない……触れるだけで絶頂する変態な|家具《アンティーク》となった彼女に元に戻る道は残されているのだろうか?
今この瞬間もイキ続ける少女に救いの手が伸びたのはしばらくしてからのことだった……。

大成功 🔵​🔵​🔵​

御園・桜花
「楽しい狩りのお時間の始まりです♪」
「ちゃんと、お菓子になる…?」
「勿論ですとも!お菓子を仕舞うキャンディーボックスです」
「それなら、頑張る…」
165cmニート系おっとり少女に人化した巨神花燕に食材収拾手伝わせ参加

UC「食欲の権化」
「クリスマスじゃないですけど、レープクーヘンハウス作って、中にチョコレートやキャンディーを詰めたくなりました!さあさあ、立派なキャンディーボックス(飴製)やレープクーヘンハウスになって下さいな♪」
吶喊し0距離で乱打戦
殴った端から敵をどんどん食材化していく
敵の攻撃は第六感や見切りで躱す
「レープクーヘン!ステンドグラスクッキー!スノーボール!其れから其れから…」



●マルノミミックこれにて完
 全てを丸呑みにしてしまうマルノミミックの脅威。もしもこれに何もできない初心者達が出会っていたら大惨事もいいとこだったろう。
 ……出会ったのが|初心者《ヤバくない人種》だったならば。

「楽しい狩りの始まりです♪」
「ちゃ、ちゃんとお菓子になる……???」
 それはそれはとてもいい笑顔で桜鋼扇で殴ってくる御園・桜花(桜の精のパーラーメイド・f23155)にマルノミミックは本能的に危機感を抱き後ろへと飛び跳ねた。
 おっとり笑顔でバイオレンスな桜花の容赦ない連打を目を丸くして追っていく花燕も背中に大きな籠を背負いつつもそのアグレッシブさにはさすがについていけてない。
 何なのだろう、着衣を溶かす唾液も丸呑みする舌も全てを腰のひねりが効いた重い一撃で黙らせていく桜花がおかしいのか、それを受け入れられない自分が悪いのかと判断しかねている様子。
 そもそもこの化け物が食べ物になるとでもいうのだろうか? 宝箱なんかを食べれるとはとても思えなくて……。

「|勿論ですとも!《だが今は違う》 お菓子をしまうキャンディーボックスですよこれ!」 |ギュッ《効果音》
「そ、それなら頑張る……」(|何いまの効果音???《誰かうちの御主人にツッコミいれて!?》)
 バコンとクリーンヒットし舌が何本かすでにお菓子に変化し力なく地面に転がった。
「クリスマスじゃないですけどっ! レープクーヘン作って」

ボキッ

「中にチョコやキャンディー詰めてっ!」

 バキッ

「立派なキャンディーボックスになってくださいなぁっ!」

 ズンッ

 なんか踏み込んだ地面のエフェクトがクレーターになるかのような重い一撃を叩き込み桜花はそれでもいい笑顔。
 丸呑みしてアイテム化させるどころか桜花の連打に自分自身の存在までもがお菓子にされていく宝箱の魔物。
 次々に叩き込まれる連打はもはや誰にも止められる砕けたパーツさえもが飴状に変化し無力化されていった。
「それでは食材に万感の感謝をこめてっ……いただきますっ❤️」
「まだ全部お菓子になってませんよお!?」
 花燕が止める間もなく地面に押し付けた宝箱に齧り付く桜花の姿はまさに|ビーストモード《食欲の権化》そのもの。
 バリボリと飴を砕く音が響く中、バグプロトコルによって作り出されたポリゴンの隙間にできたかの空間ごと全ては無と化していく。

 そう……ありとあらゆる犠牲者達が解放されたのはこの瞬間だ。

 初心者達を陥れるであろう力を秘めたバグプロトクルの脅威はこうして去ったのだ……一人の規格外の食欲を前に。



           ■■■  第一部 完   ■■■

大成功 🔵​🔵​🔵​


■■■ 敗北者達の末路 ■■■
リアン・ブリズヴェール
【ソロ希望】【アドリブ歓迎】【NG脱衣】
まずは【魅了変化】で空を泳ぐ4歳の花嫁魔法少女人魚になります
そのあとで【オルタナティブダブル】でファムを召喚しますけど
ファムを召喚した後に連続攻撃を受けちゃいそうです
なんとかファムも攻撃を仕掛けますけど全然効かなくて、逆にファムも一緒に食べられちゃいそうです

そして2人揃って中でゆっくりと時間をかけてアイテムに加工されて排出されて見せしめを味わっちゃいそうです




「り、リアンにそんな攻撃通用しないですっ!」
 宙を舞うように泳ぐ花嫁魔法少女がマルノミミックが吐いた唾を避け武器を構えた。
 バグプロトクルにより発生したこのバグ空間の主を倒すことで初めてこの事件は解決の時を迎えるのだがそれは今このときではない。
「……っ!」
 そんなリアンと連携して宙を泳ぐファムもまた魔法少女の力を開放するも仕留めるには至らず戦いは長引くかに思えた。
 だがここがバグ空間ということが二人に理解させるには十分な悲劇が歯車を狂わせた。
 進めると思っていた空間が何故か見えない壁に遮られ進めなくなっている死角詐欺、そしてそのため回避できず唾液を浴びてしまったリアンに容赦ない連続攻撃が襲い掛かった。
「痛っ、なんでここに壁が!?」
「……ひっ!?」
 動けないリアンとファムの二人に巻き付く長い舌、べっとりと唾液を塗り付けられながら二人が見たのは大きく口を開け近づいてくるマルノミミックの姿だった……。

「やっ、なにこれ……ううっ」
 右も左の生暖かな腹の中に包まれ圧迫され続けるリアン。普通であれば溶けてしまうはずの装備も魔法で作り出していたおかげか無事なのが幸いではある。
 けれどべっとりと染み込んできた唾液の成分がいつしか身体の中のイケナイ何かを目覚めさせてしまいそうで。
「魔力、吸われて……ます……ぅぅっ」
 指先から失われていく感触に視界までぼやけてきてしまい精神が削られていってしまう。だがそんなリアンの最後の希望は一緒に飲みこまれたファムの存在。
 ギュっと互いに手を握りしめ耐えようとするも股間や薄い胸を舐めまわす舌の感触にいつまで耐えられるかは、もはや心がいつ折れるかのところまで追い込まれてしまっていた。
「はふっ、そんなとこ舐めちゃ……ダメっ」
「……ぅっ、はうっ」
 無口なファムですら声が漏れ出してしまいそうな終わり無い全身愛撫、そして何かが漏れ出していくような謎の感覚に包まれながらいつの間にか意識が途切れリアンは夢の中へと旅立っていった。

 新イベント会場の隠しエリアに配置された二人の人魚少女が絡み合う一対の像。それは幼い少女の姿をした本物そっくりの出来でありそれをじっくりと観察し触れる事で先に進めるという物だった。
 そしてそれに触れるプレイヤー達は気付いていない、その半裸のように見える像にはリアンとファムの意識がまだ残され終わらない羞恥プレイを今も味わっているということを……。

大成功 🔵​🔵​🔵​

印旛院・ラビニア
△(本番系は無しで)
途中、ちょっと恥ずかしい所を見られたけど、無事送り届けることができてよかったかな
で、ここのボスを倒さなきゃだけど……(アイテム化を受けて散々な状態の仲間の様子を見て)アイテム化とか絶対嫌だー!
「こうなったら、召喚! ジークヒル……」
UCでカードからモンスター召喚中に丸呑み攻撃を受けてしまう。しばらく宝箱の中でバタンバタンしているが、ギリギリ召喚成功したジークヒルデの攻撃が内部から炸裂し、外に放り出されるラビニア
「ジークヒルデは特殊効果や状態異常を受け付けないんだよ!」
勝ち誇ってはいるが、アイテム化を途中まで受けて服も溶けてほぼ全裸
「あ、ちょ、服が!」
服の状態を直したりする前に、えっちな状態のおこぼれをあずかろうとするバグ空間のローパーとかゴブリンとかが湧いてくる
「うわああああああ!!! 助けてジークヒルデ!!」
それらの魔の手をジークヒルデが倒してくれるまでなんとか逃げ回って、公序良俗的に見せられないシーンになってしまうのを避け続けるラビニアの姿があったとかなかったとか




「え!? なんで敗北者たちの末路に僕まで混ぜられてるんだよ! こんなの絶対におかしいんだよっ!!」
 ちょっぴり恥ずかしいところを見られたかもだけれど無事に初心者達を送り届ける事に成功した印旛院・ラビニア(エタらない人(仮)・f42058)にとってこの|区分《扱い》はちょっと不本意だった。
 それはそうだろう、他のアレヤコレやされたあげくにアイテム化までされて屈辱を味わっている者達と同列に扱われては真面目に頑張ってきたラビニアとしてはちょーっと納得いかない。
(というかアイテム化って何!? さっきからモゾモゾ動く下着とか棒切れとか転がってるのを見かけるけどまさかアレが|アイテム化《猟兵の成れの果て》だとでも!?)
 どう見ても|ロクでもない代物《エッチな玩具》やデザインの尖った下着、さらにはステータスにモザイクがかかったバグアイテムの山。
 そのまま持ち去られ碌でもない扱いを受けるに違いない彼らを見て心の底から嫌悪感と恐怖が湧き上がってしまう。
「ぜ、絶対に嫌だ……っ。猟兵の皆にもあんなの…… 人の|扱い《死に方》じゃないんだよ!」
 他人の目が無くなったことで意地を張る必要もなくちょっぴり弱気になってしまい無意識に内股になりコソコソとダンジョンの片隅に近づいてしまう。
 けれど真の敵はまだ倒されていない、ならばここで自分が頑張らなければと勇気を振り絞る。
 戦わなければならない……けれど下手に近づけば自分もあの敗北者たちの仲間入りしてしまうのは間違いない。
 そんなのは嫌だ、ならば奥の手を使うに限ると懐から特別製のカードを取り出した。
「こうなったら召喚! ジークヒ……きゃああああ!?」
 高々と掲げたカードの先、天井の空間がヒビ割れ飛び出してきた無数の触手と大きな無機物の口。
 マルノミミックが大口を開け一気にラビニアへと襲い掛かる丸呑みの毒牙。にゅるりという気持ち悪い肌触りと共にねっちょりと塗り付けられた唾液、そして上半身まですっぽりと咥えこみモゴモゴと咀嚼する音が耳に響いてくる。
(嘘、こんな近くまで接近されて気付かなかったなんて、僕としたことがありえないんだよっ!)
 身動きができず自力では脱出不能の絶体絶命の大ピンチ、このまま他の犠牲者達のようにあっさりと人としての姿さえ奪われ哀れなアイテムへと変貌させられてしまうのか?
「……るでっ!」
 微かに聞こえた詠唱の〆、言霊が発せられ高まる魔力が一気に拡大し内側から爆発するマルノミミック。
 濛々と煙があがると同時に中から吐き出された唾液塗れのラビニアと神々しく降臨し手にした魔剣を天高く掲げる華麗なる戦乙女。
 危機一髪召喚が間に合ったのは本当に運が良かったとしか言えない……一歩間違えればあのまま卑猥なアイテムに変化させられ……。
「ま、間に合ったぁ……っごほごほ」
 飲みこみかけた唾液を吐き出しそんな未来から逃れたラビニアはぽよんと視界の隅に弾む膨らみに気付く。
 着衣が溶け落ちポロリとその弾力を見せつけてしまっている|ウサギな膨らみ《丸見えおっぱい》がツンとその先端を見せつけてしまっていて……。
「あっ、嘘、服がっ!?」
 慌てて腕で隠すもその程度で隠しきれるサイズではなくはみ出してしまった柔肌が晒されてしまっていた。
 飲みこみきれなかった下半身はまだ無事とはいえこのままでは長くは保たないだろう。
「ゴブブブ!」
「ブヒーッ!」
 半裸のままほぼ戦闘不能に近いラビリアに追い打ちをかけるように出現したローパーヤゴブリン、さらにはオークまでついてくる極めつけダンジョンデラックスセット。
 これらに掴まれば綺麗な身体で帰れないこと必至の歩く敗北フラグ達。
「うわぁぁぁん、助けてぇジークヒルデ!!」
 恥も何もあったものでなく半泣きで逃げ惑うラビニアと追う魔物達、そしてそれらの間に割り込む戦乙女の一閃が床を割り弾けるポリゴンが宙を舞っていた。
 ビリリリリ……
 逃げ出せはしたが今の衝撃でお尻部分の生地が引き裂かれ可愛らしいヒップまで露出してしまったため、両手がふさがり今度こそ絶体絶命に追い込まれてしまい涙が浮かんできた。
「わわわっ、このままじゃ公序良俗的に見せられなーい。ひっ……今お尻舐めたっ!? ひいっ、やだぁっ!?」
 ビクンと跳ね割れた空間の隙間へと飛び込んでしまったラビリアは目の前が急転しそして一気に視界が開けたことを知る。

「……えっ? あれ、ここって|はじまりの街《スタート地点》」
 ほぼ全裸で初心者達がログイン直後に現れる街中に座り込んでしまっていた。それはそれはもう周囲の目がとてもとても突き刺さり真っ赤になっていく頬。
 マルノミミックの脅威からは確かに逃げ延びる事ができた……だがしかし社会的にちょっと今回はやばいかもしれない。
(こんなのって、あんまりだよーっ!?)
 願わくばスクショを撮られていないことを祈りつつ、画面外へと駆け抜けていくラビリア。
だが残念ながら実装されていないはずの全裸スキンで街中を駆けて行ったウサギ娘の噂で攻略掲示板はしばらく大盛り上がりになるに違いない。

大成功 🔵​🔵​🔵​

アトラ・アトル
◎NG無しバッドエンド希望
*は技能やアイテム
アドリブ歓迎

「なんなのもう! 最悪!」

あの後もお尻を叩かれたりナニかを擦り付けられたり
けどその結果また壁の中に押し込まれ、ギリギリで逃れる事ができました
そのまま魔空間へと流れ着き、ファンファーレを耳にします

(あんまり布教できなかったけど……まあいっか)

一人でも増やせたならよかったと、彼女はそう思うのでした
槍投げの布教という個人的な目的に*集中するあまり、バグプロトコルの事は完全に忘れています

*やり込みプレイヤーらしく謎の宝箱を一応警戒して遠くから*槍でつつきますが、(まさかこんなとこにミミックがいるわけないし)と油断し切っています
そのせいで*槍が溶かされた時も反応が遅れ、舌で捕らえられて成す術もなく丸呑みにされてしまい、小さな|性具《ジョークグッズ》に変えられてしまいます



その後何も知らない男性プレイヤーに入手されてしまいます
現実で抑圧されてる反動から夢中になったその男に、加減も知らないまま耐久値が0になって壊れるまで使い捨てられてしまうのでした




「うう……なんなのもうっ! 最悪っ!!」
 愛用の投げ槍を杖代りにもたれかかりよろよろと歩くレオタード姿の金髪少女。
だがしかし足元もおぼつかない様子なうえにへっぴり腰で進む姿はどう見てもベテランには思えなかった。
 初心者達を無事に送り出した後からアトラ・アトル(ゲームプレイヤーの重戦士(ヘビーウェイト)・f42511)を襲った数々の試練、投げ槍だけに全てのリソースをつぎ込んできたアトラにとってそれらを全て封じられた状態では初心者以下であると思い知らされた屈辱の時間は終わった。
 レオタードの上から何度も何度もぶたれ真っ赤に腫れた尻肉、そして全身に未だ残っている全身を這い回れ擦りつけられたあの気持ち悪い感触ももはや過去の物。
 突然ファンファーレが鳴り響きマップを構成していたポリゴンが崩れ初心者エリアから姿を消したアトラの姿はもはやどこにも残っていなかった。

 上からも下かもわからない方向へと落ちていき平衡感覚も失われたままで何処に到着するのかただ待つしかできなかったアトラ。
 途中怪しげなプログラムの数列がいくつも並ぶ奇妙な空間を経て見えてきた一条の光。
「あ、あそこまで辿り着ければっ!」
 疲れきった身体の鞭打ち紐をくくり付けた槍を握りしめるとビキビキと全身に満ちていく気合。
 気合一閃投げ放たれたヘビージャベリンがデータ空間の隙間に突き刺さりガラスのように砕け出来た脱出口、残された力をこめて砕けた空間の孔へとアトラは迷わず飛び込んでいった……それがこの事件の真の敵が支配する魔空間だとも知らずに。

 空間の開いた穴から辿り着いたのは迷宮の奥底にしか見えない一室、先ほどまでの訳のわからない空間に比べればはるかにマシでようやく一息つけると壁にもたれかかり座り込んでしまった。
「はぁはぁ……ここ、何処?」
 視線だけを動かし薄暗い部屋の中を見渡すと物陰に何かが置かれている気がする。動いたりしている様子はないのでまだ安全だろうと判断し少しばかり休むことにする。
 このエリアでは|ログアウト《脱出》することはまだ出来ないようであるし任務を終えた以上その慌てることもないだろう。
(はぁ……思い返すと、あんま布教できなかったけど……まあいっか)
 槍投げに特化した愛するビルドを他のプレイヤーにも憧れ広まってほしいと思い返しながら次こそはもっと布教して見せるぞと気合を入れ直した。
ならばここで座っている場合じゃない、せっかくの未知のダンジョンの奥底だと冒険をしばし楽しむことにした。
先ほど気になっていた物陰に見えた物、もしかするとイベントアイテムか何かかもしれないし一応確認だけしておこうと近づいてみることにした。
「やっぱ宝箱みたいね。ふむ……カギはかかってるのかな?」
 すっかり緊張感が抜けきってしまいこれが|ミミック《モンスター》であると考えることもなかったために無造作に槍で突き鍵穴周辺を調べようとしたわけなのだが。
 バクンと槍の穂先に噛みつかれ飛び散る唾液がジュっとアトラの腕へと飛んできた。
「なっ!? み、ミミック???」
 完全に油断してしまっていた、愛用の槍が先端から溶け伸びてきた長い舌がアトラの腕に巻き付きビクンと跳ねる小さな身体。
 舌を振り払おうとする腕に力が入らないどころかガクンと崩れてしまう膝、あきらかに麻痺毒を皮膚注入されてしまった症状だと理解するも今のアトラにそれを解除する方法はない。
「や、やめろ放せっっ!! うわぁぁ……っ」
 腕どころか細い腰にまで巻き付かれ溶け落ちていくレオタード。元々が体型にフィットした薄手の生地ではあったがそれすら失われ|小さな膨らみ《ちっぱい》が露出してしまった。
(なに、これ……溶かされるし麻痺するし、さいっあくっ!!)
 嫌悪感に身を震わせ抵抗したいが身体は動かない、さらに太ももの隙間に潜り込みこ股間を舐めまわす舌の動きが残されたレオタードをあっという間に溶かし切ってしまい……。
「やっ、やだっ……なんでこんなっ、裸……見られっ」
 ゾクゾクといきなり高められた性感が止まらない、下腹部が内側から熱くなり何かがこみあげてきてしまう。
 これを開放してしまったら何かが終わってしまう、そう思っているのに脳裏に響くおもういいんじゃないかという諦めの言葉。
「あっあっあっ❤️ 何かクルっ❤️ きちゃうっ、アタシ……こわれちゃうよぉっ❤️」
 視界が真っ暗になってしまい自分がマルノミミックに丸呑みされてしまったと理解する間もなく、アトラは人外の悦楽を与えられ壊れたようなアヘ顔を晒しながら盛大に潮を吹いてしまった……。

(おっおっおっおっ❤️ 身体中に男の子のくっさいのがぁ❤️)
 |性処理玩具《ショーグッズ》に変えられてしまったアトラの肉体データ、抑圧された生活を送っている中年プレイヤーに拾われ肉棒を包みこまされ扱かれる日々。
 毎日毎日使われ生臭い白濁を何度も注がれ洗ってももらえない性活にいつしか酔いしれてしまったアトラ。
 もう元には戻れないかもしれない、そんな諦めが堕落への道をさらに推し進めていく。
 教え込まれてしまった雌の歓びをもう忘れられそうにないアトラが墜ちていく姿は、万が一にも初心者達には見せれない卑猥なものだった……。

大成功 🔵​🔵​🔵​

約・契
◎/アドリブ絡み歓迎/屈しない
今回は無事に終われるかと思ったけど、そうはいかないわよね。
初々しい彼等を見送って、覚悟を決めて隠しエリアに赴くわ。

契約書に示されたのは分身12人分の代償。全員分の感覚が私に伝わってくるの。
人数は多くとも集団戦で優位であり続けられるわけもなく、1人また1人とミミックに丸のみにされていく。
狭く暗い箱の中で、無数の触手が穴と敏感なところを探して這いずるのがわかるわ。
そして身体に入ってきたと思った瞬間、意識が飛びそうなほどの快楽が襲ってきたの。
身体が、何かに、作り変えられていく……! でも、気持ちいいぃぃぃ……!

しばらくしてGGOにある噂が流れる。
装備すると痴態をさらけ出したくなる12着の呪いのバニースーツ。
私はずっとアイテム化された分身と感覚を共有している。
バニースーツを着た女性の体の柔らかさが私に伝わり、私が身体を弄れば相手に伝わる。
私自身が女性を貶めるている。その事実に心が痛むけど……指が止まってくれないの。




「おい、あの噂もう聞いたか?」
「聞いた聞いた。 あの変態露出狂達が着てたバニースーツのことだろ」
 |GGO《ゴッドゲームオンライン》内に流れる奇妙な噂、先日ユーザー達の間に話題になった幻のレアアイテムの存在がまことしやかに広がりを見せていた。
 曰く、人のこないエリアでランダムに出現するという魔物を倒すと低確率でバニースーツをドロップするということだ。
 どうやら呪いのアイテムの|類《たぐい》らしいのだが、とにかくステータスの伸びが素晴らしくこれさえあれば他の防具類など無視してもいい極上品らしいのだ。
 見た目も麗しく最高の性能を持った際どいデザインのハイレグバニースーツ、それがまさか変り果てた約・契(スノーボーリング・f34943)なのだと知る者は|ここ《ゲーム内》には誰もいないのだった……。

 時は遡り初心者達が採集クエストをしているのを影ながら見守っていた謎の美少女たち、灰色の髪をなびかせ赤い瞳で優しくトラブルを影ながらサポートしている12人は全て契の分身達だ。
 何人もの初心者達を自分だけで見守るため用意したもののその術式を行使するにはもちろん代償を支払っている。
 12人の分身達全ての五感を共有するという“契約”はありとあらゆる意味で契の行動に制約を与えているのだ。
 そう、分身達が受けるダメージなどもまた全て自分のことのように感じてしまうという状態に。
「あんな|子《初心者》達をこれ以上危険な目にあわせるわけにいかないわよね」
 初心者エリアから皆が退室したのを確認すると契はエリア端に出来た空間の割れ目へと飛び込んでいく覚悟を決めた。
 今ならば契約の効果が続いているし12人の分身達の力を合わせれば敵など一たまりもないはずだ。
 いくら相手が何であろうと油断さえしなければ……。

「きゃっ!?」
「なにこの宝箱っ」
「嘘でしょ、こんなっ!?」
 ビチャリとかけられた唾液、それに続き伸びた舌で絡めとられ壁へと叩きつけられた分身の一人。
 ぬるりとした感触と締め付け、さらには壁に叩きつけられた激痛が全員を襲い動きを止めてしまうバニーガール少女達。
 あっという間に分身全員が絡めとられ一人また一人とマルノミミックの大口の中へと飲み込まれていってしまった。
 契は飲みこまれる瞬間の光景をもちろん見てしまっている。無数の触手が内側に伸びた口内に閉じ込められればどうなってしまうか即座に理解してしまうような光景を。
「いやっ!? そんな所触らないでっ!」
「ひっ!? そこっお尻っそこ違っ」
「やぁっ、おっぱい搾らないでぇ」
 分身達の悲鳴と快感が一気に流れ込み捕まる前からその場にへたりこむ契、逃げなければならない……捕まればそれで終わりとわかっていても足が動かない。
 にゅるりと巻きついた舌が太ももを締め付け魅惑の股間へと一直線。下着ごしに縦筋をなぞり唾液塗れにされ浮きあがってしまう秘唇はすでに花開いてしまっていた。
 下着を引っ張られ食い込んでしまい敏感な粘膜にこすれる布地、左右からはみ出てしまった花弁を触手に摘ままれ閉じることができなくなると淫蜜がさらに溢れ止まろうとしまい。
(あぁっ、逃げないとイケないのに……イケない???)
 唇を噛みしめ快楽に抗おうとするがもはや逃げることも叶わず一気に引き寄せられ契もまたマルノミミックの口内へと飲み込まれていった。
 視界を奪われ肉の洗礼を受ける契達、その全ての快楽が纏めて襲い掛かり毎秒イカされ続けてしまうそうな予感。
「んぐ、んぐぐぐ……ぷはっ、へぷぅっ」
 口内に潜り込んだ触手に歯磨きされると同時に穴という穴へ潜り込もうと這い回る触手の群れ、さらには巻き付かれ敏感になってしまった|先端《乳首》に塗り付けられた唾液が染みわたっていく熱い感触。
(こんな調子で挿れられたら私はっ)
 すでに何度もイカされ蕩けた雌穴に迫る極太の触手の先端。それがメリメリと音を立て食い込んでくる猛烈な痛みと頭に走る電流。
 千切られてしまうのではと思うような異物感に仰け反り舌をださしなく伸ばしたままビクビクと痙攣するのを止める事すらできなかった。
「あひっ、太っ……なにこれっひぎぃっ❤️」
 下腹部を内側から変形させながら触手は中へ中へと潜り込んでいき限界を超えチリチリと焼けそうな全身の性感帯。
 何かが全身に染みわたっていく、胎内にたっぷりと塗り付けられた唾液が何か大事なものを溶かしてしまっていくようで薄れていく意識。
(か、身体が何かに、作り変えられて……イクっ。 でも、気持ちいぃぃぃぃぃぃぃっ!!)
 壊れたようなアヘ顔を晒しつつも未だ折れない契の|精神《こころ》。だがしかし肉体はいつしか人型であることを辞め無機物へと変り果てていく。
 着用していたバニースーツそのものになっていく肉体をもはや認識もできず、契を構成するデータは分身も含め全員分が書き換えられてしまった。

 こうして呪いのバニースーツとして着用した女性と共に自慰に更ける日々が始まりを告げてしまったのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

篁・綾
◎(鼻フック膨体異形化ふた以外はなんでも可)
衣装は一応復旧したエロニンジャスーツ(ただし気分が反映されたか普段に輪をかけて布面積少なめ)

最後まで後始末をしないといけないわね……!
自分への【催眠術】による仕込みはしつつ。見える箱は概ね敵と見做し【斬撃波】を打ち込む。【残像】等で厄介そうな接近戦を拒否りながら立ち回るも、そこはバグったヤツらの空間。座標バグで埋まっていた奴がおり、強襲を受ける羽目に。手始めに舌攻撃を食らっていた結果動きが鈍り(ついでに色々なアレコレもあって)、ミミックに包囲され追い込まれる。数体を破壊するも結局ニンジャスーツもまた死亡し、最終的に丸呑みの直撃を食らう羽目になる。
アイテム化の過程で逃げ場のないミミック内でこれでもかと責め立てられ、箱の中から嬌声を上げ続ける。
(判定の目が良ければアイテム化されても暴走エヴァ宜しく暴走して箱を【捕食】しながら飛び出してくるが、そうでなければ完全に卑猥なアイテムにされ、ミミック液まみれの状態で吐き出される。ナニになるかはお任せします)




「まったくもうっ! アレで終わりじゃなかったのっ!!!」
 エロニンジャスーツに包まれた|豊かな膨らみ《張り詰めた爆乳》が大きく揺れ弾むと同時、半ばヤケクソ気味に振られた刃が宝箱を真っ二つに切り裂いた。
 初心者クエストがようやく終わりそのまま帰還するだけというタイミングで現れた今回の真の元凶。
 宝箱に擬態しているモンスターであるだけにもはやサクサク終わらせるべく片っ端から宝箱を破壊して回る篁・綾(幽世の門に咲く桜・f02755)の技のキレは万全とは言わないがそれなりのレベルを維持しているものだった。
 公式には存在しない空間の中に存在する宝箱が無害なわけがない、|見敵必殺《サーチアンドデストロイ》をやってやってやりまくってもまだ足りないに違いない。
「GYAOOO!」
[ええい、煩いっ!]
 突如としてポリゴンの隙間より湧き出た触手が伸びてきて綾の腕を絡めとろうとするも、すかさずそれを切り払い思いきり足で踏みつけたやった。
 ここで手加減などしようものなら大惨事は免れないしそもそもがそんな必要などない相手だから当然だ。
 壁を三角跳びししなやかに伸びた脚線美を披露しつつ放つ斬撃、飛び散る汚らしい体液の飛沫……それらを華麗に避けながら本命を探し一気にエリアの奥へと飛び込んでいった。
(空間がバグっていて奥か手前かもわからないわね。 まあいいわ、全部斬れば解決よね!)
 最後の1ドットまで残さず消し飛ばせば問題なかろうと踏みこんだ死地、だがそれさえも綾にとってはまだ生ぬるい領域でしかない。
 感じる敵の配置を頭に叩き込んでおけば後れを取るなどありえない……はずだった。

 ガキンと突然響く鈍い音、何もないはずの空間で刃に触れたミミックの硬い外殻の感触に思わず手首に痛みが走り愛刀を落としそうになってしまった。
 そこは何もないはずで気配さえも感じれないただの空中でしかない、だが当たり前のようにそこには刃が触れる|感触《当たり判定》があるようで食い込んだままになってしまった刃から手を離し次に備えるしかなかった。
「嘘でしょ、なんなのこれ……見えない当たり判定なんて反則じゃない!?」
 綾は冷静さを保とうとするも息切れ激しく急速に奪われていく体力が心もとない。ぬるりと伸びてきた汚らしい舌が真下から綾に襲い掛かり逃げる間もなくベロンと舐められてしまい唾液が塗り付けられてしまった。
「しまっ!?」
 ビクンと跳ねる身体、それと同時に全身の力が抜け感覚が薄れていってしまうがこの程度は予想済だ。
「混ざれ、交ざれ 彼の光の中へ 黒々蠢く悪意の沼より花開き、狂気と狂喜に染まりし色で群がる闇を貪り喰らえ!」
 あっという間に溶かされ残骸と成り果てたニンジャスーツから飛び出す豊満な肢体、それを新たに包み隠すように纏わりつく桜水晶の桃色の輝き。
 刻蝕狂桜の暴力的なまでの力を解き放ち綾はその一撃を眼前のミミックへと叩き込んだ。

 ……だがしかし麻痺による弱体と数の暴力の前にあえなく動きを封じられ目の前に広がるミミックの歪な口内が眼前に迫る。
「やっ、やめなさいっ! あぁっ!?」
 バクンと一飲み、全身丸ごと飲みこまれぐにゃりとした舌と歯で咀嚼され桜水晶が引き剥がされていく。
 弾むような|巨乳《おっぱい》が露出し先端から噴き出した白い|液体《生体データ》が飛び散りもう止まらない。
 股間を覆う水晶の隙間から覗く割れ目が押し開かれ、潜り込んでい来る細かな触手の感触が綾の雌を呼び起こしていく。
(そこは剥いちゃダメよ、今そんなにそれたら、ひっ❤️)
 ズンと下半身に響く極太の感触、それが下腹部を押し広げ何度も何度も抜挿をくり返し強制的に書き換えられていく綾を構成する生体データ。
「ひぎっ❤️ おほっ❤ おっおっおっおっ❤️」
 マルノミミックの中から響く綾の嬌声、そして何度も何度も|絶頂《イカ》され遠のく意識。
 肉体の境界が朧げに溶けていき自分自身が失われていく。
(あっ……おっぱいも|胎内《おなか》も気持ちよすぎて、なにこれ……何かクルっ❤️)
 自分自身を何かに変えられていく人外の快楽、それを教え込まれた自我や常識までもが全てを受け入れていき……そしてブツンと何かが壊れた音がした。

「GEPPU」
 綾を食べ終わり満足げにゲップをするマルノミミック。だがしかし突如として異変が起こり全身にヒビが広がっていく。
 バキバキバキと内側から飛び出した幾何学的で冒涜的な形状をした|大人の玩具《卑猥なバイブ》が巻き付いた触手を引き剥がし床に転がった。
 漆黒のカラーリングのそれこそが綾が成り果てた異形の姿。粘液塗れのままズプズプとバグ空間から吐き出され通常エリアへと墜ちていく完全な放送事故。
 地面に転がったそれを武器と勘違いした初心者が振り回し街で一騒ぎ巻き起こるのはまた別の物語。
 『AYA-BLADE』と呼ばれ最強の名を欲しいままにする漆黒の|魔剣《淫具》は確実に歴史に名を残してしまったのかもしれない……。

大成功 🔵​🔵​🔵​

フラメル・パラケルスス

ルージュと

「こ、これはっ!
レアなお宝が入っていそうな宝箱発見です!
天才錬金術士としての勘が告げています。
ここには超絶レアな錬金素材が入っていると!」
『いや、汝、あれはミミックであるぞ?』

エメ、いいですか。
錬金術とは可能性を追い求めるもの。
その絶え間ない挑戦の末に錬金術の奥義があるのです。

『つまり?』
「開けましょう!」

宝箱を開けると――
きゃっ、な、なんですか、これぇっ!

『やはりミミックであったな。
汝、下半身を食われておるな』
「エメ、冷静に解説してないで助けてください~!」

ミミックに下半身を呑み込まれてしまい――
箱の中でヌメヌメしたものに下半身を舐められて!?

「あっ、な、なんですかっ、何かが私の中に入ってきてます……!?」
『ミミックは獲物を毒で麻痺させる性質があるのである。
おそらく汝の胎内に舌を入れて、最奥の粘膜に麻痺毒を塗り込むつもりであろうな』

そっ、そんなっ……
ミミックの舌が私の中に入ってきて……
痺れるような快感に襲われて。

「ひゃっ、ひゃあああんっ」
『これも錬金術のための犠牲であるな』


ルージュ・クルール

フラメルさんと

「この宝箱、どう見てもミミックですよね……
こんなあからさまな罠、いまどき初心者でも引っかからないのでは……?」
『そうでもないみたいだにゃー。
あっちでミミックに食べられて絶頂している美少女がいるのにゃ』

ノワールお兄ちゃんが生配信用ドローンを向けている先を見ると……
ええっ、さっそく、フラメルさんが下半身を食べられてしまってます!?

「と、とにかく助けないと!」

魔法少女に変身して防御結界を張ってフラメルさんを助け出しましょう!

「お兄ちゃん、フラメルさんの手当を……
ってなにフラメルさんをじっくり撮影してるんですかっ!?」

お兄ちゃんをフラメルさんから引き剥がしますが――
そこをミミックに襲われて!?

「きゃあっ、魔法少女服が……溶けてっ!?」
『にゅふふ、ルージュがミミックに襲われるシーンを生配信だにゃ』(🔴REC

変身が解除されてただの全裸の女の子になってしまった私には、ミミックに対抗する手段がありません。

『ルージュがミミックの舌に犯されてダウンしてるにゃー』
「た、助けて、お兄ちゃんっ」



●long long after
「あんっ、いやっそこは……らめぇ」
「たすけてっ、助けておにぃちゃぁん……っ」
 あれから限りなく時間が経過したバグ空間に響き続ける|少女達《犠牲者達》の悲痛な甘い声。
 通常のエリアではないために誰かが気付いてくれることもなく、自力で逃げ出すこともできず……さらには目の前にいながら全く助けてくれない|同行者《身内》に売られてしまったかのような扱いに身も心はどこまでもどこまでも疲弊し続けていく……。
 哀れな錬金術師と魔法少女がどのような道を辿ってきてしまったのか、時間をさらに巻き戻すこととしよう……。

 空間を作り出しているポリゴンが一部欠け出来てしまった歪な空間への入り口。そこは初心者エリアとはまるで違う濃厚な魔力に満ち溢れており最後の片づけとばかり次々と飛び込んでいく猟兵達。
 位置座標を確認する魔法を使えど場所がわからないマップとマップの隙間の中に真の敵は潜んでいた、そう……無数のマルノミミック達がいるというのに。
「こ、これは! レアなお宝が入っていそうな宝箱発見です!」
 |天才錬金術師《とってもえらいんですよ》としての勘が最高に冴えわたるフラメル・パラケルスス(実験大好きな錬金術士・f41698)をこの危険地帯へと向かわせていた。
 宝箱に擬態した生体が箱を取り込んだものなのかそれとも魔法的な何かで形成されている素材でできているのか、それを研究しその根源までを調べ尽くしたいという欲求は学士たるもの当然のこと。
 そして切り取った舌や目玉がどのように作用するのかを材料にして徹底的に弄りつくしたいとそう告げているのだ。
『いや、汝、あれはミミックであるぞ?』
 エメがそう応えるもすでに返答を待っていないのがフラメルだ。ふらふらと無造作に近づいていき明らかに罠であろうという箱を開けようと屈み手を伸ばす。
「エメ、いいですか。 錬金術師たるもの可能性を追い求めその先にこそ錬金術の奥義があると知るべきです……だからつまり」
『いや、だからそれはどう見ても……』
 興奮した様子で話しをまったく聞いていないのはもはや致命的、もう一度注意喚起するのが務めとあえてもう一度聞き返す。
『……つまり?』
「開けましょう!」
 ……魔本エメが止める間もなく、フラメルは勢いよく|宝箱《どう見てもミミック》を開けた。



「この宝箱ってどこれもこれも……」
『さすがわかってるみたいだにゃあ』
 バグ空間への割れ目へと飛び込んだルージュ・クルール(黒猫ノワールの妹の、真紅の魔法少女・f42372)の目に入ってきたのは何処まで続くかもわからない空間に幾つも無造作に転がった宝箱の山。
 だがそのどれもこれもが溢れ出る魔力と殺気を隠しきれておらず明らかに|偽物《ミミック》なのだと判別がついてしまう。
 これは素人が見てもおかしいと気付けそうなものだとルージュにしては思えるがこんなもの引っかかる人がいるのかどうか。
「こんなあからさまな罠、いまどき初心者でも……ってあれっ!?」
『あー、どうやらそうでもなかったみたいだにゃー』
 黒猫ノワールが駆けだしたルージュを見送る。そこにはミミックに上半身をパクンと喰われ可愛らしいお尻から下が丸見えの少女の姿があったからだ。
「あ、あそこに落ちてるのは魔本エメ。ってことはこの可愛らしいお尻はフラメルさんっ!?」
『おーっと、これはいきなりベストアングルにゃ! 開幕|あそこ《秘裂》丸見えとかさすがすぎるにゃ!』
 取り出した高性能カメラでいきなり撮影を始めた黒猫ノワールの目に映るのはテカテカと濡れひくつく真っ赤な|縦筋《ワレメ》。
 よく見れば周囲に引き千切られた着衣らしき物が散乱していてデータに還り分解されていくのが見える。
 ここがゲーム世界、失われたものはデータとして取り込まれ世界の一部に還っていく。
 だから一刻も早く助けてあげなければと魔法少女に変身しながら救いに行くさまはまさに正義の魔法少女。
「お兄ちゃん、なんでフラメルさんのお尻に密着して撮影なんかしてるんですか! そっちも引っ張ってください!」
『あ~ベストアングルが~っ』
 ポイっと役に立たない|兄《黒猫》を引き剥がし後ろへと投げるルージュ。だがそれが明暗をわけたいってもおかしくなかった。
 突如として周囲のミミックが起動し一斉に舌を伸ばしてきたのだから。
「えっ? 嘘でしょ何でっ!?」
 驚いた時にはもう遅い。何本もの、触手状の舌が、逃げ場を無くすように高密度で一斉に襲い掛かってこられてはさしもの熟練魔法少女ひとたまりもなかった。
 グチョグチョグチョと舐めまわされ塗り付けられる唾液、それと同時にビリビリと引き裂かれていく無敵のはずの魔法少女コスチューム。
 その全てを引き剥がされたリュージュはもはや無力な|餌《雌》でしかなくなっていた。
「やっ、舐めなんでぇ……ひっくひっく」
『にゅふふ、ルージュがミミックに襲われて絶体絶命にゃー!』
 泣くしかできない妹を再生数と利益のために完全に見捨てたノワールの悲痛な光景。そこに真横に上半身が飲まれたままだったフラメルが解放され抱き着いてきた。
「あはぁ❤ べろちゅー叡智すぎでぇす❤️」
 舌にまだ巻き付いたままの触手に奉仕しながら恍惚状態のまま誰構わず発情しているフラメル。
 飲みこまれるなり下腹部を舐められ胎内に塗り込まれた強烈な麻痺さようの唾液がいつしか媚薬のように理性を溶かしていくなどまさに計算外の出来事。
(おっおっ❤️ 錬金術しゅごぃおなかパンパンでぇ|お腹《子宮》が焼けるようになってるのわかっちゃぅぅぅっ❤️)
 人外の快楽物質データで塗り替えられ完全に吹き飛んだ理性、興味本位で味わってしまったミミックに身も心も預け腰を揺らし見つけたのが新たなる|調査材料《囚われのルージュ》。
「フラメルさんっ正気に戻って、んぐ……んぐぐぐぐぅっ」
「美味しいですっ❤️ これが錬金術の深淵なんですねっ❤️」
 全身を舌で舐めまわされながら互いの唇を重ね合わせ、いつしか薄い胸同士を擦り合わせトロトロと股間をミミックに捧げてしまう二人。
 身体を支配する欲に忠実に腰を振りおねだりを教えこまれていくルージュもまた閉じようとしていた太ももを開き大洪水の股間を曝け出した。
「たしゅけてぇ❤️ もう限界らよぉ❤️」
『まかせるにゃ! ルージュの濡れ場はもうばっちり生放送できてるから後はまかせるにゃよー!』
 助けてくれない兄の声ももう届いてはいないかもしれない。腰を何度も跳ねさせ何度目かの絶頂を越え最後の理性が崩れ落ちる。
 錬金術の深淵と魔法少女|だったもの《‘’‘’‘》が嬌声をあげスイッチが入ってしまったかのように自ら尻を上げ指で広げて見せ始めたのはこの瞬間。
 閉じているに近い狭い|秘裂《雌穴》を広げて早く早くと振る桃尻に巻き付く新たなる舌。
 それが二人に新たな快楽を与えてくれると知っているのか興奮した鼻息でおねだりが早くなっていく二人の少女。

「おほぉぉっ❤️ 奥までとどくのぉ❤️」
「ふぉぉっ❤️ ふっとぉぃ❤️」


 ……人外の快楽データによってデータ容量が破裂するその時まで永遠に堕ちていく二人、その二人が突然初心者エリアに投げ出されるまであともう少し時間がある。
 発情しきった状態で初心者エリアへと放り出された二人に待っているのは、全世界へとモザイク無しで送ることとなる生まれたままの姿での痴態に他ならなかった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

彩波・流江
◎(アドリブ歓迎です)

は、あぁあぁぁ…っ……やっと、行ってくれ、ましたか…んぅッ!?

初心者さん達の見送りを終えてその場に崩れ落ちます
弄られ続けて性感をたっぷり蓄えた身体は、一度や二度果てた程度では到底治らず…私をこんな状態にした触手片を取り除く間、UCで呼んだ分身に元凶への対処をお願いします

力を吸い続け、既に上半身を覆い尽くす程成長した触手片に対し、すっかり乳の匂いが染み込んだ衣服をはだけて、『破魔』の神力を流し込もうとしますが…結果は失敗でした
討ち滅ぼすはずが逆に成長の糧にされてしまう程、私の力への耐性を身に付けていたようで、一気に動きが活発になり、頭の中真っ白にされてしまいました
全身まで覆われ、強制的に今回の元凶の元へと歩かされて…
丸呑みされた分身から伝わる感覚に意識が蕩けて、弱点を把握した触手片による容赦無い乳責めに、仰け反りながら母乳を捧げてしまいます

宝箱の中では、分身の…私の裸体に舌が這い回り、麻痺した身体をしゃぶり尽くされ、ただ弄ばれる人形へと堕とされてしまいます…




「それじゃありがとうございましたー」
「フレンド申請送っておきまーす」
 手を振りながら別エリアへと消えていく初々しい初心者の面々。
「んくっ……はうっ❤️ やっと、イってくれましたぁっ……あぁんイクっイクイクっ❤️」
 初心者達の笑い声が遠ざかっていき危機的窮地を救う事ができたはずの|とても人に見せれない囚われの女神《彩波・流江(不縛神フルエリュト・f25223)》はようやく我慢に我慢を重ねすぎ、人目が無くなった瞬間襲い来る連続|絶頂《アクメ》にその場に崩れ落ちてしまった。
 先ほどまで神気で隠していた乳臭い雌臭が周辺に溢れ出してしまい鼻孔をくすぐってしまうほど。
 流江の胸の鼓動が早くなっていき興奮を止める事はもう不可能になってしまっていた。
「はぁっ……❤️ こんなのっこんなのって」
 砕け始めた背景のエフェクトにもたれ掛かり着衣を|開《はだ》け元凶である触手片を取り除こうとする。
 だが流江の溢れ出す神力を十分に吸い成長してしまったそれはもはや上半身を覆い尽くすように成長してしまっていて|豊かな膨らみ《発情巨乳》を絞り上げ先端をチクチクと刺激し再び高まっていく|射乳感《ミルク噴射》も自分一人では止めれそうにない。
 細い触手が撫でまわす|桃色の輪《広げられた乳輪》からもじわりと滲み出てしまう白い液体の匂いがさらに鼻につきグルンと白目を剥きそうになる人外の悦楽。
(こ、このままでは埒が明きません……こうなったら……っ)
 触手を取り除く間にも未だ健在の|元凶《マルノミミック》をどうにかするべく流江が思いついたのは分霊達に対処を託すこと。
 身軽になれば破魔の力でどうにかなるはずだとそう考え残された神力を振り絞りその権能を振るう。
「我が身の写し身よ、静かに揺蕩いし力の源泉より出立しなさい……」
 何もない空間に現れた幾人もの|流江《分霊》達。その一人一人が役目を理解し即座に動き始めるもその動きはとても安心できるものではないフラフラとしたもの。
 当たり前だ、そこにいる分霊達と流江は互いに五感を共有するいわば一蓮托生状態。だというのに本体の流江が毎秒イキ続ける発情状態でどれほどの実力を発揮できようものか?
「頼みます……みな、あぁん❤️」
 振り絞った神力の分だけ抵抗が薄れ腰布の中まで潜り込んだ触手に弄られ続ける|敏感な肉芽《秘豆》。
 巻き付かれ擦り続けられ包皮を剥かれても抵抗すらできず漏らしてしまうしかできなかった。
 チョロチョロと溢れ出した淫蜜が床を濡らし我慢できずに自分の手で触れてしまったが最後、止まらない流江の細い指が秘部の中へと沈み込んでいきカリカリと爪先で引っ掻き続け高まっていく性感。
(あと少しっあと少しで……ひぎっ❤️)
 もう少しでイケると思った流江の全身をまるでカエルにでも舐めまわされていくような悪寒が包み込んでしまった。
 ぬるりと粘液で全身をコーティングされてしまったかのように息苦しくそして熱い愛撫が頭の先から脚の先までを満遍なく犯していく恐怖。
 思わず仰け反り弧を描いて飛んだ潮吹きと共に脱力してしまった四肢はもういう事を聞いてくれはしない。
 豊かすぎる双乳と釣り合うサイズの|桃色突起《乳首と乳輪》は一目でわかるほど充血しドーム状に突出しまっていた。
 普段陥没してしまっていて空気に触れるだけでも敏感な性器は小豆のように膨らみ背伸びを繰り返すほど。
(ま、まさか分霊達がヤラれたっていうのですか????)
 万全な状態で送り出したはずの分霊達から逆にフィードバックしてくる快楽に鮮烈な快楽電流が走り蕩けていく思考。
「か、身体が勝手に……なぜですっ」
 潤んだ瞳のまま勝手に歩き出す足、すでに全身を覆うまでに成長した触手片に身体の自由を奪われ流江は元凶ともいえるマルノミミックの前へと呼び寄せられていく。
 後ろで空間の割れ目が修復されもはや助けはこなくなってしまった。ここから先に待ち受けるのは終わり無い敗北なのだろうか?
 視界に入ってきた丸呑みされ餌食となってしまっている分霊達が触手に犯されている光景に先ほどの自分の推理が当たっていたと確信するももう手遅れだ。
 これでは被害を倍増させたもの、神気を振り絞り破魔の力を解き放とうとするも力をこめればこめるほど噴き出す|残された神力《聖なる母乳》。
 それを栄養源に成長してしまった触手片はもう流江に対して完全な耐性を得てしまったようだ。
「あっ❤️ やめっ飲まないで❤️ 吸わないでぇお股チクチクしないれぇ❤️」
 マルノミミックの目の前で四肢を固定され真下から伸びてきた太い舌が股間に押し当てられズプリと流江の中を蹂躙していくというのに気絶すらさせてもらえず永遠に続いていく屈辱と快楽の混ざり合ったカオスな感情。
 麻痺してしまい自分の意思では何もできないまま新たなる魔物を生み出す|魔力源《リソース》と化していくのを止められない。
 麻痺していくのは思考も同じ、あまりに快楽を味わいすぎ壊れたようにガクガクと絶頂しながら母乳を捧げてしまう肉人形となった流江は胎内から大事な何かが流れ出していってしまっているのを察し静かに涙を流す。
 それが敗北に対して流す涙なのか悦楽の末に歓喜してしまった無意識のものなのか今の流江にはもう判断などつきそうにない。
 わかっているのはこの電脳空間の時間間隔が現実正解とリンクしていないとすると、後どれだけの時間こうしてイキ続けることになってしまうのか何処の誰にもわからないこと。
 ……流江は次第に何も考えることもできず喘ぎ声をあげながら再び大きな絶頂に襲われた。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2024年05月12日


挿絵イラスト