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バトル・オブ・オリンピア⑱〜ねこねこWL警察24時

#アスリートアース #バトル・オブ・オリンピア #キャンプ #キャンプ・フォーミュラ『キャンピーくん』 #ねこの国

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●『キャンプしようよ~』
 冬――それは雪の降る季節。
 綿のような雪……ではなく本当に綿の雪が降る中、山吹色のテントがくりくりのボタンの様な瞳と柔らかなU字を描く笑みを湛えたまま声を発した。
『猫さんたちとキャンプしたら、きっと楽しいよね~』
 まっしろふわふわな綿の雪降る中、綿のように白いぬいぐるみの白猫がぴょんぴょん跳ねて砂糖のネズミと追いかけっこ。
 次はクッキーとビスケットのぶち柄の猫が宝石のネズミを追いかけ、つやんつやんクリアーなビニールのクリアブラックキャットがブリキのおもちゃネズミを追いかけてる!
 ここは不思議なキャットワンダーランド! あぁ大変、早く捕まえて暴れん坊な赤ちゃん猫たちを綿の寝床で眠らせてあげなくっちゃ!
『ねこさんたち、いそがしそうだね〜たまには無理せずゆっくりしようね〜』

 ようこそ、忙しいあなたたち!
 ねぇ、マシュマロの蝶を炙ってチョコクッキーの木の皮で挟んでみても美味しいんじゃない?
 これ? キャンプの醍醐味、ワンダーランドスモアさ!

●アリス・イン・ワンダーキャットランド
「皆様ごきげんよう! 天気が良いのでキャンプ日和はいかがかしら!」
 オブリビオンフォーミュラと刃を交えているにもかかわらず、妙ににこやかに挨拶した壽春・杜環子(懷廻万華鏡・f33637)に誰かが不思議そうな顔をすればクスクスと笑った杜環子が“嘘ではなくってよ?”と言いながら袂から取り出したのはとあるアリスラビリンスの国の一つが綴られた本。
「ここは“ねこの国”という場所でして、様々な素材で出来た猫とネズミが遊ぶうえアリスラビリンスらしいお菓子植物がある国ですの。ちょっと変わっているでしょう?」
 捲って数ページ、開いて見せたのは何かの柄の図説。
 また捲られる。また、捲られて……どんどん。どんどん捲られて――パタン、と本は閉じられた。
「もうほんっっっっっっっっっっっとうに様々な柄と素材の猫ちゃんがおりまして!!!で、問題はこの国の季節です!」
 すっごい溜めて言ったが、言っても良いほど猫の図説ページのあった本はよく見れば鈍器になるくらいぶ厚かったが、今はそんなのは後。
 杜環子曰く、猫の国の季節は綿の雪が降る冬。
 本来ワンダーキャットたちが冬眠する時期だそうで、悪戯な赤ちゃん猫たちが冬眠も忘れて赤ちゃんネズミと遊び回っているのだという。
 そんな賑やかな国に丁度訪れたのがオブリビオン・フォーミュラのキャンピーくん。
「猫ちゃんたちとキャンプをしたくなったみたいなのですけれど、猫ちゃんたちは赤ちゃんでしょう? そしてキャンプーくんはキャンプを楽しんでもらいたいだけ……なので皆様には間を取り持っていただいて、赤ちゃん猫達を捕まえて一緒にキャンプをしていただきたいんですの」
 要は様々な素材で出来た赤ちゃん猫達を捕まえてキャンプを楽しめばOK。
 お菓子の植物をアレンジしたり、流れるゼリーの川でビスケットの魚を釣ると赤ちゃん猫たちが大喜びするのだとか。
「ちなみにキャンピーくんに戦う気はございませんし、彼のユーベルコードは戦うことを許しませぬ。よって皆様が純粋に楽しみ、そしてついでに赤ちゃん猫たちを綿のベッドに寝かせてあげてくださればバッチリかと」
 赤ちゃんネズミは赤ちゃん猫とお友達なので、赤ちゃん猫を抱けば自然に集まってくることでしょう、と杜環子は微笑んだ。


皆川皐月
 ねこがバブバブしてます。かわいいね。皆川皐月です。
 タイトルのWLはワンダーランドの略です。

●注意:こちら一章のみの『バトル・オブ・オリンピア』の戦争シナリオです。

●プレイングボーナス!:キャンピーくんとキャンプを楽しむ。

●データ
 ▷大前提:ここをキャンプ地とする!!!!!!!!!!2024withねこの国。
 ▷ゆる募:赤ちゃん猫捕獲けいさつ🚨。
 ▷ねこ:いっぱいいる。ねこはいます。かわいい。
 ▷ねこのすきなもの
  1位:流れるゼリー川のおさかなびすけっと!
  2位:激レアお魚型綿あめ雪!
  3位:|げかい《外国》のひとがもってる|なんかおいしいすてぃっく《にゃーる》!
  4位:いろいろ。
 ▷国:おかしと猫のくに。ねこはいます。ねずみもいます。全部赤ちゃんです。
 ▷できること:バブバブして(綿製)雪の中遊んでいる赤ちゃん猫を捕まえてよしよししておなかぽんぽんして寝かせながらキャンプを楽しむこと。一緒に赤ちゃん猫と走り回って疲れさせて寝かせるなどもOK。
 ▷ベース装備:快適自由道具揃ってるパーフェクト。あとは楽しむ心だけを持参で集合。
 ▷キャンピーくん:『ねこちゃんいそがしそうだね~』
 ▷書くと面白いやつ:お好きなダイス目3つまで。
  書いていただくとあみだくじをして猫の柄や素材を皆川がチョイスします。
  クッキーとビスケットのねこちゃんに会いたい!とかご指名もOKです!

●その他
 複数ご参加の場合はお相手の【呼称+ID】または【グループ名】がオススメです。
 通常プレで団体は2名組までの受付です。2名以上はオバロであると流れにくいです。
 IDご記載+同日ご参加で確認がしやすいので、フルネーム記載より【呼称+ID】の方が分かりやすく助かります。
 マスターページに文字数を省略できるマークについての記載がございますので、良ければご活用ください。

 今回の執筆はゆっくりめかもしれません。ご了承ください。

 ご縁がございましたら、どうぞよろしくお願い致します。
 最後までご閲覧下さりありがとうございました。

 ฅ^•ω•^ฅ
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第1章 ボス戦 『キャンピーくん』

POW   :    ここをキャンプ地にするよ〜
レベルm半径内を【キャンプ地】とする。敵味方全て、範囲内にいる間は【ダメージを伴わない全ての行動】が強化され、【ダメージを与える全ての行動】が弱体化される。
SPD   :    ここをキャンプ地にするよ〜
レベルm半径内を【キャンプ地】とする。敵味方全て、範囲内にいる間は【ダメージを伴わない全ての行動】が強化され、【ダメージを与える全ての行動】が弱体化される。
WIZ   :    ここをキャンプ地にするよ〜
レベルm半径内を【キャンプ地】とする。敵味方全て、範囲内にいる間は【ダメージを伴わない全ての行動】が強化され、【ダメージを与える全ての行動】が弱体化される。

イラスト:まめのきなこ

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

高崎・カント
ダイス∶59、20、18

「もきゅ! きゅぴーん!」
お菓子の国なのです!
綿あめの雪に飛び込んで齧っちゃうのです!
「もきゅきゅん、もきゅーん!」
ふわふわなのです! 甘いのです! 幸せなのですー!
嬉しさのあまり思わず踊りだしちゃうのです!

もきゅう、猫さん、お魚が食べたいのです?
カントにお任せなのです!
ゼリーの川に潜って、お魚を捕まえるのです
口を開けて泳ぐと甘いのですー
もっきゅと幸せになりながらお魚をキャッチ
ついでに自分用にチョコレートの貝をゲットなのです

お腹いっぱいになったら、もふもふ毛皮で猫さんを包んでおやすみなさいなのです
もきゅ、キャンプ最高なのです!
キャンピーさん、ありがとうなのですー!



●焚火爆ぜる音を子守歌にして
 “いってらっしゃいませ、お気をつけてよいキャンプを”――そう送り出された高崎・カント(夢見るモーラット・f42195)は、サクサクとしたクッキーの地面を転がると跳ね起き、カッとつぶらな瞳を見開いた。
 甘い!香りで!満ちている!
 元銀誓館暮らしのモーラットであるカントとしては、甘い香りというのは非常に魅力的だ。
「もきゅ! もきゅっきゅびびびび!!」
 “お菓子の国なのです!”とにこにこ笑ったカントがぴょーんと飛び込んだのは綿あめ雪の中!
 時々もこもこの縫いぐるみ綿が混ざっているが、転がれば柔らかな雪原は薄っすら甘く香って、いつのまにかあったかまくらの中へ飛び込めば秘密基地にいるような心地になってくる。
「もっきゅきゅ! もきゅきゅっきゅ! もっきゅーん!」
 “ふわふわなのです! 甘いのです! 幸せなのですー!”そう転がって飛んで跳ねて踊っていたカントだが、目の前をきゃあきゃあと幼い子供のように過った二つ猫とネズミの影。
『にゃん! に!にっ、にっ、にっ♪』
『みゃー! みゃんみゃみゃーんっ!』
 “にゃん”と鳴くのはカントとよく似たふわふわの白い猫で、よく似た綿のようなネズミを追いかけて、“みゃん”と鳴くのはチョコレート色……ではなく本物のチョコレートでできた焦げ茶の子猫はガラス瓶のネズミと追いかけっこ。
「きゅぴ……もきゅぴっ!」
 “追いかけなきゃ! 待て待てー!”とカントも追いかけること数分、ウエハースの大樹前まで追い詰めたその時!
 “んーにゃん!”と落ちてきたビーズ編の三毛猫がカントの上に落ちてきた!
 お互いびっくりしてすったもんだとあったものの、もきゅもきゅにゃんにゃんとお話の結果どうやら全員おなかがぺこぺこ。
 ママたちと冬眠のお約束から抜け出した悪い子ベビーたちではあったが、ゼリーの川は危ないから入っちゃだめよ!というママたちとのお約束は忘れていなかったらしい。
 今や先程までの勢いなど微塵も無くくったりとしてしまった三匹猫と三匹のネズミの赤ちゃんたちを前に“もきゅう?”と首を傾げたカントが小さな手でドン! と胸を叩くと“お任せなのです!”と“カントの愛するゆーいっちゃん直伝の花丸笑顔”でいざ川へ!
「もきゅ? もきゅきゅぴきゅぴぴ」
『にゃ?』
『みんみ?』
『なんななう』
 身振り手振りでいかに川が危ないか説明する赤ちゃん猫達に“まかせて!”ともう一度ドン! と胸を叩いたカントは赤ちゃん猫が見守る中、ゼリーの川へどぼん!
 ごぼごぼと口を開けてもぐもぐしてみると、見た目通りのソーダ味の川は弾力ある美味しさで、食べ進めつつ潜っていた最中、カントは青りんごゼリーの水草の中でチョコレートの貝を。少し流れの強くなったゼリー川溜まりでお魚を三連続ゲットしスピンジャーンプ!
「もっきゅー!」
 ぱふぱふと肉球拍手に出迎えられたのち、パチパチ火花で起こした焚火の前で炙ったお魚はサクサクキャンプ味。
 綿雪を集めた焚火の前、気づけば6……いや、6匹と一匹の猟兵は互いの温もりを共有するようにぴったりとくっつき合って夢の中。
『わぁ~ねこさんと仲良しのキャンプ、たのしいね~』
「もきゅ、むにゃ」
 くうくうすやすや、いつの間にか星の輝く空の下でアウトドアな夜はやんわりと温かな一夜であった。
 
 
 

大成功 🔵​🔵​🔵​

琴平・琴子

市?
お前も子猫の様にうずうずしているの?
にゃーるをきらきらと目を輝かせて見つめる二つ目
…今日だけですよ
でも、その代わりに労働はいっぱいしてもらいますからね

おいで市、お前があの子達も先導してあげてくださる?
お口にお魚のおもちゃを咥えさせ、軽く音を鳴らしてそれに目を輝かせた子猫たちが市を追い掛けていくのを見送り
ドドドドと勢いよくぐるぐる回って、落ちていく子猫たちを回収
よしよしと背中を叩いてテントに入れていく

あら市、息が絶え絶え…運動不足ですかね
今日はこれくらいにして
お前もよく頑張りましたね、にゃーる、よく味わってお食べ

ってあら?
子猫たちがわらわらと集まってきちゃいましたね
市、独り占めは駄目ですよ



 後に琴平 市(琴平ハウスの|高貴《※自称》なハチワレ)氏はこう語った。
『あれは、あくまで我が人間に赤ん坊の世話の見本を見せてやったに過ぎない』と。

 これは琴平 市(琴平ハウスの|高貴《※自称》なハチワレ)氏のワークログである。

●――というプロローグは概ね夢幻
「市?」
 子猫とネズミが右へ。
「……市?」
 子猫とネズミが左へ。
「い・ち」
 子猫とネズミが我の方……む、これはにゃーるのパックが開封される音!と即座に判断した市が勢いよく振り返れば待っていたのはやや呆れたようにも困ったように見えなくもない琴子の淡い表情。
 ――このキャンプ地へ転がり出てからすぐに市が見つけたのは、綿雪の中でもキラキラ輝きを溢すダイヤモンドの子猫と機械仕掛けの子ネズミの追いかけっこ。
流石猫、と市を褒めようとした琴平・琴子(まえむきのあし・f27172)は、徐に市が上半身を落としやや臨戦態勢になってゆくのを止めようと|にゃーる《対猫ひみつへいき》のパッケージを開けながら強めに声を掛けたのだ。
 そうすれば円らな瞳で瞬きをした市が、手のひらを返したように可愛い仕草でお手をしたのだ。
『ぅなんなんうん?』
「市」
『んなんぅんなん?』
 明らかな催促の鳴き方を琴子はよく知っている。
「お前も子猫と遊びたいの?」
『……フッ。んにゃぁん、ぅわん?』
 我、子猫と遊んだりしませんし。まして羨ましいの? みたいな目はやめていただきたい。我、それよりほしいものがあるにゃん♡、と言わんばかりに琴子にお手をした市が、可愛く瞬きをして小首を傾げてアピールする視線の先には琴子――が、持つにゃーる。
「……もぅ、今日だけですよ?」
『ぅるにゃん』
 ピッと琴子が封を切れば市は鼻をひくひく香しいにゃーるのフレーバーを堪能しながら一口二口から徐々にすごいスピードで啜っていた。
 ジュジュジュと勢いよく啜り切ったところで――|琴子《飼主》、にっこり。
「では、しっかり労働してもらいますからね」
『 』
 微笑む琴子が魚型の鈴入りおもちゃを取り出し軽く振れば、ちりんちりんと可愛らしい鈴の音。引き寄せられたダイヤモンドの子猫の瞳が“あそぶの?”ときらきら輝いている。
『み? ……み? みみみ?』
「ほら、お客様ですよ。さぁおいで市、お前があの子達も先導してあげてくださる?」
『  』
 何事にも対価が必要だ。
 世界中どこを見てもタダほど高いものはなく、ましてタダ貰いなんてありえないのが世の常。
 そして今、市は|疾風の如く《ドタドタドドド》ウエハースの木々の間を駆け抜けていた。
 追いかけっこして遊んでいたダイヤモンドの子猫と機械仕掛けのネズミを琴子は玩具に入った鈴を鳴らし呼び寄せたうえ、その玩具を市に加えさせ“いってらっしゃい”とあろうことか食後の市を即走らせたのだ。
『みゃ! みゃっみゃっみゃ!』
『  !   !!!』
 仔猫のたいりょくむげんだい。
 市という先輩のオーラもなんのその、飛び掛かろうと全身で追いかけてくるのである。
 捕まってなるものかと必死に逃げる市を眺める傍ら、琴子はキャンピーくんの穏やかな説明で整えた焚火の横でお茶を楽しんでいた。
「案外と寒いし、綿の雪って冷たいんですね」
『そうだね~冬のキャンプも楽しいよね~』
「冬だからこそ、焚火の温かさは良いものです。それにこの子は寝ちゃったみたいですし……よいしょ、っと」
 琴子が膝から綿雪を集めた寝床へ寝かせたのは、先程までウエハースの大樹の陰でおどおどしていた半透明のガラスの子猫とふにふにジャージ素材の子ネズミ。
焚火の前で膝に乗せ撫でていたが、ぐっすりと眠った二匹をベッドへ納めたところで、琴子の足元へヒーヒーと呼吸も枯れそうな市が勢いよく滑り込む。
『   、  ……   、 ?』
「あら市、息が絶え絶え……運動不足ですかね。 でも今日はこれくらいにしましょう。お前もよく頑張りましたね、にゃーる、よく味わってお食べ」
 にゃーるの封を切れば琴子の拾った電池切れ気味のダイヤモンドの子猫半分起き、市は尻尾をしたーんしたーんと叩きつけていた。
 そして再び封切られたにゃーるの香しい匂いは予想以上に子猫たちを呼び寄せ、順番待ちの長い列が形成されることとなる。
「はい次の子……こら市、独り占めは駄目ですよ」
『う。 ぅなんなんにゃぅわぁん!?』

 飼い主……いや、人間はいつだって無慈悲だと琴平 市氏は語る。こんなにも優秀な我をにゃーる一本で働かせるなんて、と|息も絶え絶え《息切れハフハフ》にジトっとした目で。
 
 
 

大成功 🔵​🔵​🔵​

紫・藍
ダイス目52、69、19
去年のハロウィンの猫装束で!

キャンピーくんは藍ちゃんくん達&猫さん達と一緒にキャンプを楽しみたいのでっすね!
そういうことでっしたらお歌を歌って赤ちゃん猫さん達の注目を集めちゃうのでっす!
猫さんもねずみさんも一緒に遊びまっせんかー!
ゼリー川にもみんな行きましょうなのでっす!
楽しそうなダンスも添えて皆々様をおびき寄せちゃいましょう!
動物とも話せる藍ちゃんくんでっすよー!
猫さんねずみさん、キャンピーくんと歌ったり踊ったり、ゼリーの川でぷかぷかしたりして遊ぶのでっす!
藍ちゃんくんもにゃーにゃーなのでっす!
遊び疲れたら子守唄を歌いつつ一緒におやすみなさいなのでっすよー!



●2024アウトドア・キャンプライブはアクテビティに!
 たっぷりとしヌーディーベージュたドレスの裾を翻せば柔らかなフリルがひらりと翻り、既に猫の心を悪戯に擽っている。
「なーるほどー、キャンピーくんは藍ちゃんくん達&猫さん達と一緒にキャンプを楽しみたいのでっすね! 」
『そうだね~みんなでキャンプ楽しもうよ~』
 ――“皆で楽しむ”。それは猟兵でありながらアイドルである紫・藍(変革を歌い、終焉に笑え、愚か姫・f01052)にとっても尊重したい事項の一つであった。
  誰もが平等に楽しむ、というのは中々に難しいことだ。今回キャンプ・フォーミュラのキャンピーくんがともにキャンプを楽しみたい相手は、可愛らしい不思議な“猫”。アリスラビリンスという世界柄の所為か、並の動物とはまた異なる感性を持っていそうな赤ちゃん猫たちは一癖二癖もありそうだ。
「(だからこそ、藍ちゃんくんの腕の見せ所なのでっすけどー……)」
 開けた場所にドンと構えたキャンピーくんは穏やかな日差しにニコニコと微笑んでいる時点で中々にご機嫌なのだろう。
 様々な手法で赤ちゃん猫とネズミを寝かせる同胞の手腕にふむふむと頷いた藍は自分の出来る最良を考え、3秒で答えを出し手に馴染んだマイクを握る。
『ねこちゃんもキャンプ楽しんでくれたら嬉しいな~』
「そういうことでっしたら――……猫さんもねずみさんも一緒に遊びまっせんかー!」
 “よい子の皆、集まれー!”と響かせた藍の言葉は動物とも話せる特別な発音で声にすれば、がさりと揺れたのは飴の草むら。
 ひょこ、と現れたのは四角い段ボールで出来た不思議な猫と、お顔が液晶のテレビウムに似た不思議な猫。そして天使の翼を生やした真っ黒な猫。さらにはお花を寄せ集めたブーケのような猫と、艶々とした陶磁器のような猫、ふわふわのタオルのような猫の三つ子!
『んーぅ?』
『pppppup?』
『なーう!』
『にゃふ! にゃーふにゃー!』
『るる? るるるぅる!』
『『『まぉ?』』』
「藍ちゃんくんの2024アリスラビリンス初ライブへようこそなのでっす! ニューイヤーにはアウトドアなキャンプライブでっすよー!」
 こうして始まった藍主催のアウトドアキャンプライブは体験尽くし!
 タオルの三つ子を頭に乗せてゼリーの川へ飛び込んだり、沈んでしまった陶器の子を救い上げれば、お顔の壺の中でぴょんと跳ねたビスケットのお魚たちは焚火であぶって皆で分けっこ!
 遊ぶうちに仲良くなって、助け合ううちに友達へ。猫もネズミも関係ない、ただの赤ちゃんたちはとってもわんぱく遊び盛り。
 藍の過去のライブ映像やMVをテレビウムに似た猫の赤ちゃんが再生させて、皆で見様見真似のダンスタイム!
「そうそう、ここでターンでっす!」
 一番上手なダンサーはブーケの猫ちゃん! キラキラとお花を舞わせ、まるでお姫様のよう。
 流した汗をタオルの子が拭って、じゃれ合ううちに皆うとうと、夢見心地になっていた。
「さ、アウトドアライブのラストは藍ちゃんくんの一番優しいナンバーでっす、深呼吸をしてころん♪ おやすみなさいなのでっすよー……」
 綿雪を集めたお布団で仲良く包めば、きゅっと抱き合った赤ちゃんたちの寝息が聞こえてくる。
 幼い暴れん坊だって、眠ってしまえば天使なのだ。
 ふみふみしたり大きな欠伸を伝染させたり、むにゃむにゃ大きな寝言は昼間の楽しい思い出の続みたい。

『ねこちゃんすやすや~たのしそうだったねぇ~』
「今年初めてのキャンプ、みんなでにゃんにゃん楽しかったのでっす!」
 キャンピーくん直伝の焚火で炙った蝶々のマシュマロはきっと特別美味しい思い出になる。
 
 
 

大成功 🔵​🔵​🔵​

楪葉・楓梨


なるほどでつ
つまり、ふぅは子猫さんたちや子ねずみさんたちと追っかけっこをしたらいいわけでつね!
(どこかズレた認識をしながら意気揚々と乗り込んで)

まてー! でつ!!
ふぅは手を抜かないでつよ。全力で追っかけっこするのでつ。負けないでつよ!
(混じって全力の追っかけっこ)

おやつくれるでつか?
みんなでわけわけするでつよ!
(おやつの種類はお任せするでつがすてぃっくはふぅにはあわないと思うのでつ)

あっ?! ふぅのふあふあにお爪たてたらダメなのでつ!
お爪にひっかかってふあふあがくしゃくしゃになるのでつ!
やーめーるーのーでーつー!
|テントのひと《キャンピーくん》、見てないでどうにかするのでつー!!

2/8/9



●ぽかぽかキャンプ日和
 遡ること出発前。
「……なるほどでつ」
 ひどく神妙な空気でキャンプ・フォーミュラの計画を聞いた楪葉・楓梨(夢見る仔羊ふあふあのふぅ・f42181)が、真ん丸の瞳をお気持ちきゅっと吊り上げピンクいろのお鼻をふくふく言葉にする。
「つまり、ふぅは子猫さんたちや子ねずみさんたちと追っかけっこをしたらいいわけでつね!」
 7……いや9割大正でしてよ! と同業に花丸を貰ってキャンプ地へ降り立った楓梨は、ぴょんと軽やかに四つ足で跳び回りながら“でっつ♪ でっつ♪ でっつ♪”と鼻歌も明るく辿り着いたのは綿の雪降る飴の花畑。
「お花の飴でつ……! わぁ、綺麗でつが……」
 ぴょんぴょこ跳ねまわるのは七色の毛糸で編まれたぬいぐるみの様な子猫と鈴の子ネズミ。
 リンリンと鳴る子ネズミを追う虹色の子猫が、ふと花畑の侵入者に気が付いた。
『みゃんやー!』
「ふぅはふぅでつ!」
 まるで“だれだー!”と楓梨をぴしりと前足で差した虹色の猫に、小さな胸を張った楓梨が答えれば、ニシシと笑った虹色の猫がざぶん! と潜ったのは花畑。
「む!? ふぅから逃げるでつか!?」
『み~いや? みゃーーにゃにゃ!』
「むむむむむ……まてー! でつ!!」
 ぴょーん! と楓梨が花畑へ飛び込んで、顔を出してはあっちだこっちだと追いかけっこは大賑わい。
「ふぅは手を抜かないでつよ!」
『んなぅむみゃー!』
「な、なんでつ!? ふぅは負けないでつ!!」
 “全力で追いかけっこするでつ!”と最初は頬膨らませ“まてー!でつ!!”とつくしのように顔を出し合ってはひっこめ、また別の場所から出しては花畑の中で行き違いになり“そっちでつか!?”と驚いたり、“みゃやー!?”と近すぎて頭をごっつんこしたりと大忙し。
 そのうちどちらかのお腹がきゅるりと鳴って顔を見合わせれば、同時に互いのお腹が鳴った。
「……お腹ペコペコでつ」
『ぅんな……なんぁう』
 こうして突然の訪問者から追跡者になり、そして遊び友達になった楓梨と子猫は、子猫の導きの元向かったのはチョコクッキーの大樹の洞。
「ここになにかあるでつ?」
『なんなんぁーん!』
 小さなおててでクッキーのドアをコンコン。
『ぁーう?』
『なんなんあーうん、みゃいや?』
「ふぅこのつやっつやのりんごがいいでつ! さっき凄い高いとこになってたでつ!」
『なんあんあ!』
『みゃいな?』
「なるほど……それはふぅにはできないでつね」
 動物の言葉を解さない物には分からないが、どうやら虹色の編みぐるみ子猫を出迎えたチョコクッキーの木の洞に住むツヤツヤの飴で出来た三毛猫と黒猫の兄弟は仲良しさんあしい。
 そして、虹色の子猫が楓梨とのおやつを頼んだところ勧められたのは飴の木でだけ取れるりんご飴の実と子猫の程もある大きなビスケット!
 そして楓梨が選んだのはりんご飴の実で、兄弟猫曰く偶然落ちていた物だそうで、昨日採取されたため新鮮だ、ということを楓梨に伝えていたのだ。
「――とーぜんでつ! 次はふぅが勝つでつよ!」
『ぅあんないんな~?』
「本当でつ!!!!」
 こうして楓梨と虹色子猫は競うようにおやつを楽しむと、再び花畑へ! 勿論、飴の三毛と黒猫の兄弟も一緒に!
「待て待てー! でつ!!!」
 そうしてきゃあきゃあ追いかけっこに興じるうち、やっぱり子猫たちは赤ちゃん。
「みゃん、ぅん!」
「にゃ、にゃ、にゃ」
「んふわ」
「あーっ!? ふぅのふあふあにお爪立てたらだめなのでつ! お爪にひっかかってふあふあがくしゃくしゃになるのでつー!」
 楓梨にぴょーんと抱き着いて、ぐりぐりすりすり、楓梨自慢のふわふわ襟の一張羅をふみふみしていまにもうとうと寝てしまいそう。
「やーめーるーのー……ふぁ~ぁ……むにゃ。でーつー……!!!」
『ねこちゃんもひつじさんも、たのしそうだね~今日はお天気が良いね~』
「うぅ……|テントのひと《キャンピーくん》、見てないでとうにかするのでつー……!」
 さんさんと差すぽかぽかの日差しに疲れてしまった楓梨もうとうと。
 ニコニコ見守るキャンピーくんの緩い声に眠気を助長されながら、気づけば寝息が4つ、飴の花畑から静かに響いていた。
 
 
 

大成功 🔵​🔵​🔵​

夜鳥・藍
キャンピーくん……さん?は赤ちゃん猫ちゃんに爪を立てられたりしないのかしら?
だってほら、思いもしない所まで登ったりしますでしょう?
もしかしてぬいぐるみだから爪とかないのかしら?
いつもならおやつで釣るのですが幼いうちに外のおやつの味を知っては親御さんが困るかもしれません。
できるだけこちらで得られるもの、お魚のビスケットを捕まえ……捕まえてでいいのかしら?ええとそれで引き寄せて。あとは子猫さん達と一緒にたくさん遊んでたくさん食べてお腹いっぱいになってお休みしましょう。
赤ちゃんはそれがお仕事ですものね。

色は問いませんが虎柄の猫さんが特に好きです。次に真っ黒か真っ白です。



●ベビーキャットきゃんぷ△
 みゃあみゃあと鳴く赤ちゃん猫たちは、おそらく子供というにはまだ幼い……そんなところだろうか? というのが、様々な世界の猫と触れ合った経験のある夜鳥・藍(宙の瞳・f32891)の見立てであった。
「(そういえば、キャンピーくん……さん?は赤ちゃん猫ちゃんに爪を立てられたりしないのかしら?)」
 まず、キャンピーくんって柔らかいのだろうか。
 中に入った感想としては、表現しがたいがキャンプをするには快適な……それこそ、自宅からそのまま来たような? 生き物と言っていいのかそれとも差し支えるのかは藍には分からないが――……。
『わぁ~ねこちゃんくすぐったいよ~』
「……やっぱり登られてる。でも、大丈夫そう」
 きゃっきゃと楽しんでいる様子からして、カステラの様なもので出来ているらしい子猫には爪が無いのかも? と一つの答えを出した藍は、そっと今日の鞄を覗く。
 赤ちゃんたちは冬眠に飽きて飛び出し、今は朱を問わず遊んでいるらしい。そしてあかちゃんだからこそ、あまり外国のおやつで餌付けをしては|親御さん《おかあさんねこ》が困るのではないだろうか? と唸ってしまう。
「(あげたくない訳ではないけれど……でも、この国で生きる赤ちゃんなら、まだこの国の食べ物を食べて生きた方がいいはず)」
 そう考えて方針を決めた藍のパンツの裾が、くいくいと可愛らしい力で引っ張られる。
 下を見れば先程のカステラ子猫で、どうやらじっと自身を見て悩んだり何か思いついたりしていた藍に興味を示したらしい。
『あぅあぅあぅ?』
「! こんにちは、えっと……カステラちゃん?」
『んーにゃ!』
 カステラ“ちゃん”で正解だったようだ。
 不思議な猫だが知能指数は人間の子供くらいなのだと理解した藍が“抱っこしてもいいですか?”と丁寧に尋ねれば、両前足を上げてカステラ子猫が立ち上がる。
『ん!』
「あらあら危ないですよ、いしょっと。わ、軽い……! それに、」
 ふんわり本当のカステラのように柔らかく、ほんのりお砂糖と卵の甘い香りがする……まるで本物のカステラのような子猫が、ごろごろと喉を鳴らして藍に頭を摺り寄せては甘えるように見上げてくる。
「……カステラちゃん、お魚釣りに行ってみませんか? 川に入るのは危ないかもしれませんが、釣りならきっと一緒に楽しめます。お手伝いしてくれますか?」
『にゃ!!』
 おさかな! とチョコレートのお目めをパチパチさせたカステラ子猫がぴょんぴょこ藍の腕から飛び出してしまいそうになるのを何とか抑えつつ辿り着いたゼリーの川。
 きちんとせせらぎがあり、透明度の高い中を様々な大きさのビスケットの魚が泳いでいる。
「すごい、ちゃんと川のようですしお魚はお魚らしいんで――……えっ、危ないですよ!」
『あんぁんあ!』
『んー……ひゃーん!』
 不思議な川を藍が覗き込めば、川の半ばにある平らな石の上に子猫が2匹。
 ゼリーの名残が付いていることから、どうやら白い綿の子猫と黒い革製の猫は興味本位で川に入ったものの岸へ帰れなくなってしまったらしい。
「今行きますからね……! カステラちゃん、ここであのネズミちゃんたちといいこに出来ますか?」
『み』
 そうして人間には足首とちょっとくらいのゼリーの川へ入った藍は、不安からかにゃあにゃあ鳴くモノクロの子猫を抱き上げて岸へ帰し“お魚は大人に釣ってもらいましょうね”と教えて三匹と共に釣りタイム。
 飴の枝に綿雪を撚った糸を結び、出際にグリモア猟兵が教えてくれた川辺の赤い実を餌にチャレンジ!
「わっ、また……!」
 タイミングがいいのか大小問わず釣れた魚はキャンピーくんのキャンプ場で丁寧に炙って仲良くいただきます!

 パチ、と焚火が爆ぜる頃には赤ちゃんたちは夢の中。
「赤ちゃんは食べて寝て遊んで、がお仕事ですものね……みんな、おやすみなさい」
 “みぅ”という三つの小さな返事はまた寝息へと戻っていった。
 
 
 

大成功 🔵​🔵​🔵​

ノラ・ネコカブリ
「うな?猫ちゃん達が寝てないうなな?」
【歌唱】と一緒にUC発動。歌に反応してお腹を空かせた猫ちゃん達を温かい【ねこかぶりの帽子】に入れてキャンプ君の元へ運びます。
【黒猫さんマークの牛乳瓶】から、ミルクを更に注いで、猫ちゃん達のぺろぺろタイムを眺めます。
自分は【いろんなからあげ】をもしゃもしゃ食べてつつ【ノラの茶具】で一息お茶をしながら【キャンプ】を楽しみます。皆でお腹いっぱいになったら、猫さんたちが眠るのを待ちます。子守歌を歌唱しつつ【クラウディンの雲毛枕】に猫さんたちを寝かせてあげます。
自分も【眠り速度】で、一緒に猫ちゃん達に囲まれつつスヤァと眠っていきます。
「まったりのんびりできたうなな」



●ぽかぽかびより
「……うな?」
 キャンプ地へ降り立ったノラ・ネコカブリ(ダークエルフの眠りの歌い手・f35214)が最初に目にしたのは、ひょこ!と飴の草むらでかくれんぼをして遊ぶふわふわファーの三毛猫三兄弟の存在。
「うな……猫ちゃんたちが寝てないうなな?」
 この地へ案内した同業者曰く、この“ねこの国”では猫たちは“冬眠”が必要な特殊な猫たちのだという。猫が、冬眠? と話を聞きながらノラも首を傾げたものの、ここはアリスラビリンス。必要なものは必要なのだろうと割り切っていた。
 そして猫たちを探すぞー! とキャンプ場へ降り立ったのがついさっき……というわけである。
「(今、隠れたうなな? ぷるぷるしてたし、もしかしたら近づいたら逃げるかもしれないうな……なら!)」
 飴の葉がキラキラと揺れる中、ぷるぷると尻尾を震わせる三匹の三毛猫兄弟を一気に手元へ呼び寄せる画期的な方を思いついた!
「うな、猫ちゃんたちお腹が減らないうな?」
 UC―たべる!からあげくんの唄―!
 ゆっくりとした店舗で紡がれるノラの可愛らしい歌声に顔を見合わせ不思議な顔をしていた三毛猫三兄弟であったが、徐々にくるるきゅるるとお腹が減った感覚を覚え、首を傾げていたもののノラのUCが歌い終わる頃にはよろよろ草むらから這い出ると三匹仲良くお腹を鳴らしながらぱったりと倒れこんでしまう。
 三匹一気に抱えるのはなかなか難しいからと、トレードマークの猫耳帽子 ねこかぶりの帽子を脱ぐと三兄弟を包みノラが向かったのは不思議なテントでキャンプ・フォーミュラというキャンピーくんのもと。
『わぁ~猫ちゃんどうしたの~』
「お腹が減って動けないうなな、そんなときはこれうな!」
 じゃん! とノラが取り出したのは“黒猫さんマークの牛乳瓶”! 三つのお皿を用意し注げば、僅かに甘い香りに三毛猫三兄弟が跳ね起きた。
『みぃみぃみぃ!』
『ぁぅうなみゃぁー!』
『みにゃにゃにゃにゃにゃ!』
「わ、わかったから危な――……おかわりはいくらでもあるうなな」
 我先にとノラの用意したお皿へ頭を突っ込み、赤ちゃんたちはガブガブとミルクを飲んでゆく。
 空になる直前にミルクを注ぎ足しながら、やんちゃで可愛い赤ちゃん猫たちを眺めるノラもサクサクと好物の唐揚げを楽しんでいた。
 キャンピーくん直伝の焚火で沸かしたお湯とノラの茶具で淹れたお茶で一息つくころには、ミルクで顔を真っ白にした三毛猫も顔を拭われ半分夢の中。
 しっとりと綿の雪降る中、子猫たちが冷えないようノラが三兄弟をクラウディンの雲毛枕へ寝かせればふくふくとお腹を上下させる三毛の赤ちゃん猫たち。
 ノラが静かな子守歌を歌いながらそっと小さな頭を撫でてやれば、三匹はくうくうと穏やかな寝息を紡ぎ始めていた。
「うな……まったりのんびりな今日も良い日うなな」
 寄り添いうとうとしたノラも、遠からず三毛猫たちどうように静かな寝息を紡ぐだろう。

 穏やかな一時は、忙しい日常とは切り離された“キャンプらしさ”なのかもしれない。
 
 
 

大成功 🔵​🔵​🔵​

馬県・義透
ダイス目:5
四人で一人の複合型悪霊。生前は戦友

第一『疾き者』唯一忍者
一人称:私 のほほん

陰海月がキャンプブームでしてー。
行ったことのない場にも行けるこの機会に、というわけでしてー。
その陰海月と一緒に、おさかなびすけっと、捕獲しましてー。
それを利用して、猫を捕まえましてー。

そのままキャンプですよー。
せっかくなので、マシュマロ炙って食べましょうか。
これ、したことないんですよねー。


陰海月「ぷきゅっ!」
捕まえた猫ちゃんをぽふぽふ。かわいいなーーー!
炙ったマシュマロも食べる!
霹靂「クエ」
今回は影でお留守番。怖がらせそうだから…。
大丈夫っぽそうなら、ひょっこり顔を出す。



●透き通る夜空には寝息を添えて
 馬県・義透(死天山彷徨う四悪霊・f28057)曰く、義透の可愛がる“陰海月”に空前のキャンプブームが訪れているらしい。
 猟兵として慌ただしい日常とはまた異なる世界、キャンプ。
 戦いを一切必要とせず、ただ穏やかにかつキャンパーとしての現地ルールを重んじながら過ごすことはなんとも不思議な魅力だったのだ。
「キャンプはー言ったことの無い場所にも行けるというかー、行きたくなるいい機会というわけですしー」
『ぷきゅ!』
 のほほんとしながら隙の無い歩みをする今日の義透は“疾き者”。四人で一人の複合型悪霊である義透は時折表に出る者を変えていた。
『ぷきゅっ!』
「わぁ、今猫ちゃん走っていっちゃいましたねー」
 ふよふよと宙を漂う陰海月と共に義透が追いかけて向かったのはキラキラと流れるゼリーの川!
 甘くも微かにソーダのような香りがする川を一生懸命に覗いては爪先でちょん!と触って手を引っ込める真っ黒なタオルに星の刺繍が施された赤ちゃん猫はどうやらお腹が減って、困っているらしい。
 そして義透と陰海月が声を掛けるより早く、ぴょーん! と川へダイブ――の直前、咄嗟に陰海月が赤ちゃん猫を確保!
『みぅ……み!』
『ぷきゅきゅ……!』
「危ないですよー、川は浅くても溺れちゃう可能性がありますからー」
『みゃー!?』
 夜空のようなタオルの赤ちゃん猫は、初めは陰海月に驚きじたばたと暴れたものの“ぷきゅ”と語りかける陰海月と不思議な意思の疎通ができたらしく、徐々に抱えられよしよしとされるうちに大人しくなっていた。
「さて、ちょっと魚とりをしましょうかー」
『ぷきゅ!』
『みゃ!』
 こうして義透と陰海月と赤ちゃん猫は泳ぐお魚びすけっとというこれまた不思議な存在を要領よく捕獲し終える頃には、日も傾きはじめ焚火の炎が美しく見える時間。
 猫ちゃんかわいい! と嬉しそうな陰海月と猫はもう仲良しになり、きゃあきゃあと戯れ遊んでいた。初めは“猫ちゃんぽふぽふ、かわいいなーーー!”という陰海月を未知! と警戒していた猫も赤ちゃんらしい柔軟性で受け入れたらしい。
 遊ぶ二匹を横目に義透がパチパチと爆ぜる焚火でお魚を炙れば、いい感じに焼き色が付きふっくらとした食感に!
「あ、そういえばお昼間にこれを捕っておいたんでしたー」
『ぷきゅ? ぷっきゅ!』
 これ、とはひらひらと飛んでいたマシュマロの蝶。
 炙ろう! とゆらゆら揺れる陰海月に微笑んだ義透が炙り始めれば、すぐに丁度いい焼き色がついてくる。
「そういえばー、|これ《スモア》は私もしたことないんですよねー」
『ぷきゅきゅ?』
 そうなの? と問うている陰海月の下で先程まではぐはぐと一生懸命に炙りお魚びすけっとを食べていたタオル猫は、いつのまにやら義透の影からひょっこり出でたヒポグリフ 霹靂の上で、くうくうと幼い寝息を立てていた。

 パチンと時折爆ぜる薪と、日が沈めば不思議と静かになる森。
 電灯の多い都会では眺められない星空は、冬ならではの遠い透明感で一人と三匹を包み込んでいた。

「こういう時間もいいものですねー」
『ぷっきゅ!』
 
 
 

大成功 🔵​🔵​🔵​

三上・くぬぎ
ねこさんたちとキャンプ!
キャンピーくん、とっても楽しそうなところを見つけてくれてありがとうですー!

あっちもこっちも、全部みんなおかしです! すごいですー!
わーい、さっそくねこさんといっぱいいっぱいあそぶですよ!
くぬぎはゼリーの川でおさかなをつかまえるのです
ねこさん、期待して待っててくださいね
いっぱいおさかなつかまえるですよ、もきゅー!

ビスケットのおさかなを見つけたら、よーく狙って……えいっ【わくわくキャッチ】です!
とったどーですー!

ダイス:27



●ふわふわ×もっふもふ
「キャンピーくん、とっても楽しそうなキャンプ場を見つけてくれてありがとうですー!」
『キャンプ楽しもうね~、猫ちゃんと一緒ならもっと楽しいよね~』
「分かるです! それに……!」
 “あっちもこっちも、ぜーんぶおかしです!”と喜ぶモーラット 三上・くぬぎ
(アウトドア派・f35607)の瞳はキラキラと輝いていた。
 元々キャンプが好きでジョブでもあるくぬぎだが、平素よくある平らな地面と草や木の生い茂るキャンプ場とアリスラビリンスという異世界のキャンプはまた違うのだ!
 更に言えば、ある意味キャンププロともいえるキャンプ・フォーミュラ キャンピーくんが選んだキャンプ地、というキャンパーだからこそ察せるプレミアム感!
 そして猫。
 そう、猫ちゃんである。
 くぬぎも自身がもふもふで可愛いとよく言われはするものの、モフモフを纏う者はそのモフモフを常時堪能しているわけではない。モフモフな者にだって別のモフモフを触りたい時はある!
「!」
『!』
 カサ、と揺れた飴の花畑の方を見れば、何やらふわふわと揺れる長い尻尾。
「むむむ?」
『……み?』
 目を凝らしてくぬぎが花畑を注視すれば、ひょこ! と顔を出したのは真っ白なレースの赤ちゃん猫!
 もっちりとした真っ白な見た目はちょっとくぬぎと似ていて、どうやら猫も親近感がわいたらしいく花畑から出てくると恐る恐るくぬぎを見つめ、こてんと首を傾げて見せた。
「もきゅ!」
『みーあ?』
「もきゅきゅぴ!」
『みんぁんあんわんなん』
『もきゅ! じゃあくぬぎがおさかなつかまえるのです!』
 猫曰く、川はあるがお魚が捕まえられないとのお悩みに“ねこさん、期待して待っててくださいね!”と小さな手で胸を叩いたくぬぎが猫と固い握手を交わして向かったのは、件のゼリー川。
 不思議と澄んだ香りの川へ、軽く運動してからくぬぎがどぼーん! と飛び込めば、流れはそれほど激しくない。
「(むむむ、びすけっとのおさかな……きゃっちです!)」
 飛び込んだ何かに驚き、シュッとくぬぎの横を素早く抜けようとしたお魚にUC―わくわくキャッチ―!
「つかまえたですー!」
 こうしてきゃあきゃあと喜ぶ猫は続々増え、くぬぎのお魚獲りは大盛況!
 腕白な猫たちと走り回って、キャンピーくんの焚火でお魚を炙る頃にはもうみんな友達になっていた。
「――じゃあ、くぬぎはまた今度来たら魔法のねこ穴に行ってみたいです!」
『ぁんなんみゃんなんわ』
「へー! じゃあ夜のねこ集会は大人だけなんですね!」
『わんわんわんな!』
『みんぁんあ』
 子供たちが集まれば“おとなのひみつ”を情報共有。賑やかな食事をして――……気づけば皆、穏やかな寝息を立てていた。
 くぬぎも身を寄せ合って、ぽかぽかふわふわ夢の中。
 
 
 

大成功 🔵​🔵​🔵​

栗花落・澪
【犬兎】

子猫抱っこしていいの…!?
もふもふしてなくてもいいのー、猫ちゃんは可愛いだけで正義です
勿論ねずみさんも

釣りは結構得意だからサクサク釣っちゃう
ふふん、こういうのはコツがあるんだよ
教えてあげよっか
まぁ、僕も昔教えてもらったんだけどね

釣ったお魚は猫さん用に
でもゼリーの川普通に美味しそうだったから
器か何かに人数分掬い取って
色んなお菓子を飾り付けてみようかな
これだって充分キャンプ飯でしょ

準備が出来たら早速餌付け開始
ほーら猫ちゃん、おいでおいでー

無理に追いかけず、魚で誘って待つスタイル
向こうから来てくれたら優しく抱えてなでなでぽんぽん
えへへぇかわいい
落ち着いたらちゃんとベッドに運んであげないとね


小林・夏輝
【犬兎】

澪可愛いの好きだもんな
でもここの猫はもふもふってわけじゃなさそうだぜ?
はいはい、とりあえず…キャンピーも一緒にやるか?釣り

そしていざ始めてみたら
俺のほぼ倍速で澪が釣るから吃驚
ちょ、澪釣り上手くね?
意外なんすけど

お菓子乗せゼリーは貰う
澪程じゃねぇけど、甘いのは好きな方だし
普通の飯があればそっち食うってだけで
それに…幸せそうな澪を見てるだけでこっちも嬉しくなれそう
なんてのは絶対口には出さねぇけど

こいつらなつっこいなぁ
はは、食ってる食ってる
美味いかー?

猫はちょいちょいつついて構ってやったりしつつ
最終的には寝かしつけ
たまにはこんな日もいいかもな

【数字/共通】
09、61、02

※UC:共に判定用



●わんわんぴょんぴょんwithにゃん!
「こ、子猫だっこしてもいいの……!?」
 は、はわ……! と目をキラキラと輝かせた栗花落・澪(泡沫の花・f03165)はこのキャンプ地へ訪れて以降、ずっと輝いていた。
 その輝きの理由を言葉と目からすぐに察した小林・夏輝(お調子者の珍獣男子・f12219)が、足元を駆け抜けた宝石のような子猫を目で追いながら柔らかに微笑んだ。
「澪、可愛いの好きだもんな。でも……ここの猫は“もふもふ”ってだけじゃなさそうだぜ?」
「ふふ、もふもふしてなくてもいいのー! 猫ちゃんは可愛いだけで正義です。勿論、ネズミさんもね!」
「はいはい、とりあえずキャンピーも……一緒にやるか? 釣り」
『キャンプの釣りは楽しいよね~、一緒に釣るよ~』



 と、穏やかな時間が流れたのがつい数分前のこと。
「わ、またヒット!」
「えっ」
『お魚さんまた来たよ~』
「えっ」
 夏輝は思う。“誰が一番多く釣れるか、競争でもしてみようぜ?”なんて軽い気持ちで言ってみるものではない、と身をもって痛感していた。
「ちょ、早くね澪。キャンピーくんは分かるけど!」
「ふふん、こういうのはコツがあるんだよ。……教えてあげよっか?」
「いや、まだだ……! 俺はやれる!」
『わあ、またお魚さんきたよ~』
「ほんとだ、でもちょっと小さいから僕はリリースだねー」
「早いって!」
 せっかくなら現地の材料でアウトドアな釣りをしよう! と飴の小枝と綿雪を撚った釣り糸にグリモア猟兵に教わった魚の好物 赤い実の飴を釣り餌に澪、夏輝、そしてキャンピーくんはビスケット魚釣りに興じていた。
 あんまり小さな魚はリリース、という釣りの鉄則を守りつつ、テンポよく吊り上げる澪とキャンピーくん、そして常人の腕前ならば程よいテンポで釣る夏輝の三人が釣りを終えようかという頃には、もう沢山の猫のギャラリーが!
『なーん! なーん!』
『みんわんわんなん!』
『ぁんな? なん、み?』
『にゃっ! にゃあー!』
『『みゃー!!』』
「おおお? す、すごいな大合唱……!」
「あはは、昔教えて貰った釣りのコツがこんなところで役に立つこともあるんだね」
『わぁ~猫ちゃんいっぱいだ~、みんなお腹が減ったんだね~』
 おっさかな! おっさかな! とコールする赤ちゃんたちは先程夏輝の前を過ったブルーのサファイアのような子猫や、キラキラのビニール製っぽい子猫、そして破いたノートをクシャリと丸めたような猫や、ツヤツヤと輝く絹糸玉を繋げたような猫など素材は様々。
 唯一のふわふわはピンク色のもこもこタオルの子猫の双子だろうか?
「よーし、準備オッケーっと。夏輝君、このゼリー結構おいしいかも」
「川のか……! そうだった、ゼリーだもんな。結構甘かったか?」
「ううん、爽やかでさっぱりめだから、夏輝君も食べやすいと思うよ」
「いいな、ラッキーだぜ」
 ちょっとしたやり取りでも楽しくて、こうして澪の提案で作られたキャンプ飯でお腹いっぱいになったころには子猫たちはふわふわうとうと焚火の前でみんな舟を漕いでいた。
「おいでおいで、眠くなった子からおやすみしようね」
「はは、こいつ食ってる夢みてるみたいだ」
 おくちをもちょもちょ、おなかをぽんぽん。
 焚火の前で見る穏やかな夢の中、素敵なキャンプの一夜は過ぎてゆく。
 
 おやすみ、よいこたち。
 
 
 

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

月居・蒼汰
ダイス:21、56、79
バディペットのうさたを連れて

うさた、猫ちゃん達と遊んであげて
うさたに飛んだり跳ねたり駆け回ったりして猫ちゃん達と遊んでもらいつつ
俺はおさかなびすけっと釣りにチャレンジ
川辺に座って釣り竿を垂らして
猫ちゃんの気配を感じたら翼と尻尾でぽんぽんして…
釣りは集中力が大事って言うけど…釣れるかな?
うさたは面倒見はいいけどちょっと負けず嫌いなところがあるから
(・✕・)ってクールな顔をしてても(※いつもと同じ顔)
全力で走り回ったりしてそう…大丈夫かな?

無事に猫ちゃん達を寝かしつけられたら
キャンプらしくホットココアを一杯
ワンダーランドスモアも試してみようかな
うさたもお疲れ様(撫でつつ)



●(・x・)
「わ、ちょっと甘い香りがするね。お菓子の森だからかな? でも猫たちが冬眠するって不思議だね、うさた」
 けれど同業の猟兵曰く、遊び回っている子達は雪の中遊ぶという好奇心に勝てずに出てきてしまった赤ちゃんたちだというではないか。
 おそらく寝かせてやらねば赤ちゃんたちに危険が迫ってしまうかもしれない。そこへタイミングがいいのか悪いのか、異界の脅威のようなもの――キャンピーくんが現れたおかげで、赤ちゃん猫たちは猟兵に寝かされつつあった。
 それでもまだまだ、きゃあきゃあ走り回る猫とネズミの赤ちゃんを見つめた月居・蒼汰(泡沫メランコリー・f16730)が、頭上のバディペット うさたへ呟く。
「うさた、猫ちゃんたちと遊んであげて」
『……』
 赤ちゃんというには少し大きく小さな子猫ほどなのだが、生まれて数か月といったところなのは確か。
 世というより森のルールをあまり分かっていなさそうな子猫と子ネズミたちは、蒼汰は勿論、うさたからみても聞かん坊の赤ん坊。楽しいことや衝動に身を任せてしまう悪い子たちだ。
 そんな悪い子|指導《あやす》は厄介そうなものの、うさたも相棒のお願いは断れない。
 “しかたない”とうさたが蒼汰の頭上からキャンプ地へ降り立った瞬間――小柄な兎は子猫に囲まれていた。

 古来より、猫というのは新しいものが好きだ。
 後に飽きる商いちょっとビビるなどを除いて、どうしたって“新しい”は好奇心を擽る。
 よって“好奇心は猫をも殺す”などと物騒なことわざさえあるくらいには、猫は新しいものが好きだ。
 うさたも蒼汰も子猫にとっては新しいもの、つまり好奇心の対象に他ならない。
『なーん』
『みっ!』
『……ぁん?』
 総じて“だぁれ?”と問うのはふわふわワッフルの子猫、お顔がディーポットの子猫、ちょこんと苺の帽子を被ったショートケーキのような子猫だ。まるでお茶会のメンバーのような子猫たちの頭上をぴょん! とうさたが飛び越え、ゼリーの川へ向かう蒼汰とは逆の方――キャンピーくんがキャンプ場にした場所へ向かってぴょんぴょんと走り出せば、にゃあにゃあと大騒ぎする赤ちゃん猫たちがうさたを追いかけ猛ダッシュ!
「(うさた、赤ちゃんたちを宜しくね)」
 きっとしっかり者の相棒ならばと信じた蒼汰はと言えば、丁度良さそうな長さの飴の小枝を手に、河川敷に腰掛けると降ってきた綿雪数個を手に釣り糸を紡いでいた。
 爪先で摘まんだ綿雪の端を指先を擦るように撚り紡ぎ出すこと数分……。
「よし、こんな感じで足りそうだ。えっと、たしかお魚ビスケットが好きなのはー……これこれ、赤い実だっけ。チョコレートみたいだ」
 きゅっと結んで川へ竿を振るうこと数秒――……圧倒的入れ食いだったが、蒼汰は蒼汰で翼と尻尾に絡んでくる赤ちゃんたちを相手にしながら、時折大型のビスケットのお魚の引きと戦っていた。
「お、おもっ……! くっ、あっちも生き残るためってことだよね!?」
『みゃっ! みゃっみゃっみゃ!!』
『う~……みゃんなんあんな!』
 その合間にもシュシュっと蒼汰の尻尾を面白がり猫パンチを繰り出す赤ちゃんやら、蒼汰の翼によじ登り撓り震える竿に一生懸命手を伸ばしているつもりで蒼汰の垂れウサ耳をペチペチしてしまう赤ちゃんやら絡む赤ちゃんは山のよう。

 ――こうして釣った魚を炙って赤ちゃんたちに分けて寝かせる頃には、蒼汰もうさたもくったくた。
「うさた、お疲れ様……はは、ココアとスモアの糖分が染みてくる感じだね」
 クールなお顔のうさたも今や蒼汰の膝の上で丸くなり、つらうつらと舟を漕ぐ。
 賑やかだったキャンプの夜空に、一筋星が流れていった。
 
 
 

大成功 🔵​🔵​🔵​

レルヒェ・アルエット
ダイス:63、37、17

GGOにもネコはいる
崇めよ的な話までは聞いたことはないけれど
…それは置いといて
キャンピーくんに、アリスラビリンスに、
ねこの国って面白そうな響きだったから
早速キャンプという名の調査に向かおうか
……逆だったかな?

造りもののデータって幼年期とか
成長過程とか設定しないと変化しないし
はじめて見るものって色々刺激もありそうで

生まれたばかりの猫ってこんな感じなんだねぇ
ちいさい
かわ……いいとかは余り分からないけど
目を放すのは危なそうな気もするし
あととてもパワフルなんだね
体力あり余ってそうに見えたり
急に電池が切れたみたいになったり

たくさん食べたりたくさん遊んだりすれば良いと思うよ




●修正データ:和解の重みと温もりは、何故か尊い
「(まぁ……GGOにもネコはいるけれど、)」
 “崇めよ”やら“和解を”などとまでは今の所レルヒェ・アルエット(告天子・f42081)は聞いたことがないし、自身のダンジョンでだってそんなことを言い出すプレイヤーは見たことがない。今のところは。
「(でも“ねこの国”か……アリスラビリンスという場所柄もいい勉強になりそうだし、もとよりこの“キャンピーくんが選んだ場所”というのも気になるところだねぇ)」
 様々な世界へ飛ぶという報告を受けているキャンピーくんは類を見ない脅威であり、その脅威の一切を所謂悪いことには生かさず、まるで特権でも貰ったかのようにキャンプという純粋すぎる欲望のためだけに活かしている。
 それこそレルヒェがそんな能力を得た敵側ならば、もっと猟兵を翻弄できるのでは? と考えてしまうほど、キャンピーくんという存在はキャンプ狂――“キャンプ・フォーミュラ”なのだ。
「さて、早速キャンプという名の調査……って、逆だったかな?」

 子猫がにゃあにゃあと遊び回る森へ――いざ。

『なーーーーーーーーーーーーん!!!!!!!』
『みんぁ? ぁんあんなんあ?』
『んー! んにぃや!』
 向かって3分。
 レルヒェは赤ちゃんに囲まれていた。
「ちょっと、まっ……!」
 赤ん坊というものは基本的に“まって”と“またね”と“あとでね”のMMAは効かないのだ! 赤ん坊ではなく基本的に造り物のデータは最盛期や問題を起こさない、穏やかなデータというものが重宝されがちだ。
 よって元気いっぱい全身で遊ぶ“赤ちゃん!”という生き物にレルヒェは翻弄されていた。
 猫にとってはドラゴンもプロトコルも何もかも関係ない。ただ自分たちの領域に入ってきた面白新しい何か、以外の何ものでもない。
「(幼少期の猫のデータなんて……!)」
 そうしてなんとかどうにか暴れん坊なアイシングクッキーの猫3兄弟を撒いたレルヒェは、ふわふわの綿製の雪に埋もれていた花手毬のような猫と共に穏やかな時間を過ごしていた。
「……どういう原理で綿が物の例えではなく本当の冷たさを持った雪になるんだよ……」
『んー……みゃ!』
 積もっていない綿雪に埋もれて、尻尾を出したままお尻を振り振りして降る雪へ飛びついてはきゃあきゃあ遊ぶ、薄桃色の花を手毬状にした猫。
「(不思議だ……さっきの猫もそうだが、“生き物”ではないが“いきもの”だ。しかし、生まれたばかりの猫って――)」
 ちょんt、と不意を突くようにレルヒェが子猫のお尻をを指先でツンツンとしてみれば驚いて毛を逆立て、ぴょーん! と雪から飛び出した。
 それこそ虫にも負けてしまいそうな繊細な子猫は少しのことで派手に驚き、少しのことで大喜び。
「(かわ……いい、かは、あまり分からないけど、)」
 未だレルヒェのデータにも情報の少ない“子猫”という存在は、好むというには、新しい発見ばかりできてしまう未知のいきもの。
 なにせゼリーの川で子猫のご飯を釣ろうとしたレルヒェについてきたはずの子猫は、レルヒェが釣り餌を探す合間に川を覗き込んでいたのだ!
「ん? え、待って……君、危ないんだよっ!」
『ん? ん!みーきゃっ!』
 きゃっきゃと喜びもう一回! とまるで人間の子供のように川覗きチャレンジをしようとするものだから止めるのに苦労した。結局ちょっかいを出されつつあやしながら釣りをする、なんて子猫初心者のレルヒェには大変な選択肢しか選ぶことができなかったけれど。
「まったく……いいかい君たち、ダンジョンだってもっと選択肢を用意するものだよ」
 パワフルという一言で片付けてしまうには余りにも予想外な行動ばかりする子猫も、気づけばレルヒェの腕の中でお腹をふくふく上下させ可愛らしい寝息を立てていた。

「……いっぱい遊んで、起きたら沢山食べてまたお休み」
 丸で不思議な、“おやこ”のようなデータから言葉を選んだレルヒェの口角は淡く上がっていた。
 
 
 

大成功 🔵​🔵​🔵​

藤・美雨

深(f30169)と
🎲10、22、77

可愛い子と遊ぶだけで世界が救える!?
最高じゃん!
行こうっていうか行く!

うわーっ本当にねこちゃんがばぶちゃん!
キャンピーくんもよろしくねー

まずはねこちゃんを釣る為のものがいるよね
私も一緒に魚釣るー
深、コツ教えてよ
いっぱい釣ってねこちゃんにあげちゃお!

釣りが終わったらお魚片手にうろうろ
ほらほらお魚があるよー
寄ってきたねこちゃんは優しくだっこしてぽんぽん
よしよし、いいこだねー
ねこちゃんがウトウトしだしたら私達もゆっくりしようか

……深、本当はここに来てからずーっと我慢してるだろう?
可愛いものには素直に可愛いって言っていいんだよ
何も恥ずかしいことじゃないんだし
私も可愛いものに囲まれて幸せなのさ
あ、みんなを可愛いと思ってる深も可愛いと思ってるから
そう言って茶化したら思わぬ反撃
……ずるいぞー

あ、あのさ
キャンピーくんも可愛いよねー
ねこちゃん好きなのかな
い、いやこれは本心だから!
話題逸らそうとしてないから!
深だってキャンピーくん可愛いって思ってただろう!
お互い様!


呉・深

美雨(f29345)と

キャンプ・フォーミュラ……強力な能力を持っているようだが
戦わずして撤退させられるなら良いことだ
というか既に拒否権がないなこの状況

国に足を踏み入れた瞬間、一瞬フリーズした
なんだこれは
夢の国か?
あ、おとぎの国か
キャンピーくんとやらもよろしく

猫の好むものが分かっているなら素直に探すか
釣りは結構好きだし
コツ?ちゃんと待つことかな……
のんびりやってれば、そのうち上手くいく

釣りが終われば猫探し
魚片手に美雨の隣を歩く
……みんな人懐っこいな
ちっちゃくて、なんだか暖かくて
猫は抱きかかえてあやす
ゆっくり眠ってくれるといいんだが

のどかな景色を前にのんびりするのもキャンプらしいか
……俺が我慢?
美雨の指摘にはどきりとして
確かに、悪いことじゃない
この国も猫やネズミやキャンピーくんもみんな……可愛いと思う
はぁ、俺も?なんだよそれ
……美雨だって可愛いだろ、すごく楽しそうで
…………なんだよ

おい露骨に話題逸らすな
確かにキャンピーくんも可愛いって言ったけど
そこはお互い様だけど
……本当にお互い様だ



●“Lovely kitty”
 キャンプ・フォーミュラことキャンピーくんとの|戦い《キャンプ》がキャンプ地と定めたアリスラビリンスの説明を聞いて、藤・美雨(健やか殭屍娘・f29345)は稲妻が走った。
「……ねぇ、深」
「ふむ……どうやらキャンプ・フォーミュラは強力な能力を持っているようだが、戦わずして撤退させられるなら良いことだな」
 現状“戦争”状態であるアスリートアースの世界においてこれほど平和的な解決は存在しないだろう、と呉・深(星星之火・f30169)もグリモア猟兵の一人として理解していた。
「つまりは可愛い子と遊ぶだけで世界が救える!? 最高じゃん! 行こうっていうか行く! 深、早く!!」
 “唯一、拒否権が無いことぐらいが難点か”という深の思考は、美雨に腕を引かれて飛び込んだ|キャンプ場《世界》の放つ甘い香りに吹き飛ばされてゆく。
 そこかしこから聞こえるのは、にゃあにゃあ甘える幼い猫の声。
 時折小さなネズミの鳴き声も聞こえてくることから、まだまだ赤ちゃんたちはわんぱくらしい。
 穏やかに頬撫でる程度の風と日差しは心地よい最高のシュチュエーションに深が瞳を細め空を仰ぐ傍ら、美雨はぴょこぴょこと遊び回る不思議な赤ちゃん猫達に目を輝かせていた。
「(なるほど、この穏やかな気候ならばキャンプ日和と言って差し支えないだろう)」
「うわーっ本当にねこちゃんがばぶちゃん! へへ、キャンピーくんもよろしくねー! ほらほら、深もう着いたよっ現実逃避もすとーっぷ!」
「……はっ」
『うん、キャンプ楽しもうね~。ねこちゃんたちも楽しめるかな~』
 のほほんとした顔で美雨と平然と会話するオブリビオンもといキャンプ・フォーミュラのキャンピーくんは摩訶不思議な存在であったが、実は空を仰いでいた深は世界の可愛さに一瞬現実逃避をしていた。
 人は特定数値の許容量を越えると思考が停止するなどの弊害が発生する場合があるのだ。
 美雨が揺さぶって現実に戻してくれたものの、前髪で伺いきれない視線で実は赤ちゃん猫を追い続けていた深は、もう一度言うが世界の可愛さに内心動揺していた。
「なんだこれは」
『ねこの国だよ~』
「夢の国か……?」
『ねこの国だよ~』
「あ、そうだ。そうだったな、おとぎの国だ」
『うんうんキャンプ日和のねこの国だよ~』
「挨拶が遅れたが、キャンピーくんとやらもよろしく頼む」
『うん、キャンプ楽しもうね~』



 ちなみにこの不思議なやり取りを暫く観察して笑っていた美雨だが、途中から移動し軽く周囲を散策していた。
「たしか、ゼリーの川にビスケットのお魚……だよね、ん-っと釣りのしかたは深に聞くとしてー……釣りには釣り竿、だよね!」
 繊細な飴の草花を壊さないように歩いて美雨が辿り着いたのは、猫達の好物が釣れる不思議な川辺。
 思いの外、キャンプ地から近いことを喜びつつ、他には何があるんだろう? と美雨は深が現実に帰ってくるまでの短い間にお散歩タイム!
「釣りには釣り竿だけど、さっきキャンピーくんの中にもなかったし、あの場所にもない感じだったよね……」
 “難しいなぁ”と美雨が唸ったころ、ようやく現実へ帰ってきた深が唸りながらキャンプ場へ戻ってきた美雨へと声を掛けた。
「そういえば美雨、どこに行っていたんだ?」
「元気なねこちゃんたちがだーいすきなもの探し! ねぇねぇ深、まずは“ねこちゃんを釣る為のもの”がいるよね?」
「――猫の好むものが分かっているなら話が早い。その棒、“釣り”だな?」
 美雨の手に握られた見覚えのある長さは簡単な釣りに向いた長さ。
 すぐに美雨の考えを察した深がふわふわと空から降ってきた綿雪を摘まむと、するすると指先て撚ってゆく。
「糸だ!」
「“ビスケットの魚”とは摩訶不思議だが、釣り糸は恐らく切れても雪を撚ればいくらでも作れるだろう」
 釣りは結構好きだ、と淡く微笑みを湛えた深と共に美雨が先導し向かったのは件のゼリー川!
 きらきらぷよぷよと流れる不思議な青みかかった水のようなゼリーのようなものが流れる不思議な川の周囲は、小石の様な大小様々なコーティングチョコレートの河川敷。
 どこまでいってもファンシーな世界に頬緩めた深が器用に二人分の釣竿を仕上げ、大きな岩の近くに陣取ってみる。
「深、どうしてここなの?」
「岩の影には魚が隠れている、という相場を試してみようと思ってな」
 そうして釣り糸を垂らして、暫し。
「……深、お魚まだ来ないね」
「さっき言っただろう? 釣りのコツは待つことだ、とな」
 そうしてさらに暫く。
『みぃあ! み! み!!!』
「こ、こら待て、まだ食いついてる!」
「深がんばれー! はーい、猫ちゃんも深応援しよー!」
 川辺で黙して竿片手に並んでいた二人へ悪戯しに飛びついた真っ白な毛皮の猫と真っ黒な毛皮の猫、そして布オバケの様な猫に囲まれやいのやいのと釣り場は大盛り上がり!
 既に美雨の釣った小魚を加えた白黒子猫だが、大物待ちのオバケの子猫は深に早く早く! としがみ付いてなばっていた。
 懐に潜って“ばぁ!”とびっくりさせた(つもり)をしてみたり、ひょーい! と深の体をすり抜けたり、突然背中をヒヤッとさせたり悪戯も悪戯も大悪戯の布オバケの子猫は、大きく震えて暴れ出した深の釣竿に両手を叩いて大盛り上がり!
 やいのやいのと白黒オバケと美雨に応援された深は、ファンタジーな世界に反するほどの力強さで引っ張られ、何とかぎりぎり耐えていた。
「(くっ……なんだこれは、思いの外引きが強すぎる! 川の水深に見合わないほどの大物!? そうか、ここは夢の国……!)」
 “ねこの国だよ~”と穏やかな声が聞こえた気がするが、今は後!
「――いくぞ!」
『『『「にゃんにゃんにゃーん!」』』』
 いっそ背負い投げの要領で深に吊り上げられたのは、今日一番の大物ビスケット!



 ――と、いうのがたらふくお腹いっぱいのふっくらぽんぽんで眠る赤ちゃん猫たちの理由である。
「おどろいた。大型魚になるとビスケットの魚に飴の骨が出来るとは実に不思議な理論だ」
 キャンプの焚火で炙った骨飴を掛けたビスケットの切り身は得も言われぬ美味しさだった。
 いつのまにか日も沈んで夕暮れの今、くうくうと寝息を立てる子猫たちを手分けして膝に乗せた美雨と深が話すのは日中の釣りのこと。
「ふふ、びっくりすることはいっぱいだった。でも、みんないい子で寝てて“可愛い”な」
「……あぁ。みんな、人懐っこいな」
 美雨の言葉に、一見当たり障りなく聞こえる深の返事。
 ――けれどその“あまりにも普通な深の返事”の理由を、美雨はよくよく知っていた。
「……深、本当はここに来てからずーっと我慢してるだろう?」
「……俺が? なぜ我慢など、」
 一瞬ドキリと震えた深の肩を美雨は見逃さなかった。
 意地っ張りな深へ、美雨だけがかけられる魔法がある。
「深、“可愛いものには素直に可愛いって言っていい”んだよ」
 パチン、と爆ぜた火花。
 夜の森で美しい星空の下、柔らかに微笑む美雨の鮮明さに深は一瞬で負けてしまったような感覚を覚えていた。
「……まぁ、確かに、悪いことじゃない」
 もう眠ってしまい深と美雨の腕の中でぷうぷうと寝息を立てる赤ちゃん猫達は勿論、一足先に綿雪を集めて丸めたベッドで眠るネズミたちだって、眠っているのか不思議なキャンピーくんだって愛らしいと照れたように笑いながら、深はちらりと美雨を盗み見る。
「(まったく……あんな顔、いつ覚えたのやら)」
「そうそう、何も恥ずかしいことじゃないんだし、私も可愛いものに囲まれて幸せなのさ。……あ」
「どうした?」
 深の“可愛い”をにこにこ聞きながら“ふふふー”と大人っぽい微笑みを浮かべていた美雨が、パッと子供のような顔をしたかと思えば猫のように瞳を細め、悪戯っぽく微笑んだ。
「――勿論私は、みんなを可愛いと思ってる深も可愛いと思ってるから」
「……はぁ? 俺も? なんだよそれ」
「えへへっ、かわいいよ深」
 クスクスと笑う美雨の口から紡がれた言葉に、咄嗟に深が返せたのはどこか素っ頓狂な声。
 少女のようで猫のよう、そして“女性”の美雨は|もう成長しない《・・・・・・・》はずなのに不思議と成長しているように深には見えた。
 不思議なこともあるものだ、と改めて焚火の火にあたる美雨を見つめて――するりと深の唇が紡いだのは、こころのこえ。
「……美雨だって可愛いだろ、すごく楽しそうで」
「へ、ぇ!?」
 深の口からまろび出た一言で立場は逆転し、子猫を抱えたせいで顔も覆えない美雨の真っ赤な頬を、焚火が柔らかく照らしていた。
「……ずるいぞー、深」
「…………なんだよ」
 甘い甘い沈黙。
 ホウと遠くで鳴いた梟の声が響くほどのキャンプ場で、ころんと寝返りを打った子猫を咄嗟に美雨も深も抱え直そうと身を乗り出した時、バチリと視線がぶつかってしまう。
「あ、あのさ、キャンピーくんも可愛いよねー。ね、深も言ってたし!」
「あ、おい露骨に話題を逸らすな」
「い、いやこれは本心だから! 話題逸らそうとしてないから!」
「ま、まぁ確かにキャンピーくんも可愛いって言ったが――」
「ほらー! 深だってキャンピーくん可愛いって思っていたから言ったんだろう!」
 “ほら!”と赤いままの頬で主張する美雨の勢いにやや気圧された深もまた、図星を突かれて眉が下がってしまう。
「……そこは、まぁ、お互い様だけど」
「つまりはお互い様だ!」
「わかった……本当にお互い様だ」

 熱い頬を冷ます夜風さえ温めるような熱に、ぱちりと焚火の薪が爆ぜた。
 
 
 

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

茜崎・トヲル
【モノクロフレンズ】
相手さんを、スーさん、あーさん、交互呼びします!

キャンプだよ!あーさん!
ねこの国だね!スーさん!
ああっ、ラーさん(あーさんの猫さんのラトナさん)が!めっちゃ嫉妬の炎!
平和だね、コロちゃん!(スーさんの彼女さんのコローロちゃん)

ゼリーなのにさらさら流れてる……どうして……(宇宙白キマイラ)
スモア!わーいっ、これぞキャンプの友だね!あまーい!おれからは、コーヒーをどうぞ!

キャンディーの釣り竿に、おさかなビスケットを釣るぞー!
スーさんは、このおさかなビスケットで子猫の人たち(動物にも○○の人ってつけます)を、抱っこしておやすみしたげて!
全身を支えないと、ピピーッ子猫警察だ!ってされちゃうから、気をつけてねえー!

ああっ!あーさんが、子猫の波に……のまれて!しあわせそうに!
じょーずじょーず!ほらっ、どんどん寝てるよー!(小声です!)

ふふははっ、うんうん!最高のキャンプだね、スーさん!
(しあわせそーなあーさんを見て、にっこり!)(写真もとりました!)


スキアファール・イリャルギ
【モノクロフレンズ】
23・10・85

キャンプの時間ですね、トーさん!
そして、子猫天国……っ!
(膝から崩れ落ちる猫好き)

(新年早々浮気か、とねこさん)(頭を足でぽかぽか)
あうっ、ラトナの嫉妬が
これも仕事で戦いなんです、ラトナ……!
(ねー、と嬉しそうに白キマイラさんに同意するひかり)

ゼリーとは一体……?(一緒に宇宙怪奇)
あっ、トーさん。折角のキャンプですから、スモアをお供にどうぞ
これもアリスラビリンス故の不思議さ満載ですよね
おぉっコーヒーありがとうございます、丁度良い苦み!
ラトナとコローロは、子猫さんと追いかけっこしてもらって……
ふふ、とても楽しそうに駆け回ってます

そ、そんな厳しい方々が……!(ごくり)
ほら皆さん、トーさんが釣ったお魚ビスケットですよ――
わっ、わー、わーーー
勢いが、勢いが凄すぎます……!

掬うように抱っこ……
ねんねんころりよ〜……
こ、こんな感じで大丈夫でしょうか?
(ねこさんも一緒に子猫さんをあやしている)(KAWAII)

トーさん……最高のキャンプですね……
(天を仰ぐ)(尊死)



●先住猫って案外厳しい
「キャンプだよ! あーさん!」
「キャンプの時間ですね、トーさん!」
 “そうだよ~キャンプしよ~ね~”と緩いキャンプ・フォーミュラことキャンピーくんの声をBGMに、茜崎・トヲル(白雉・f18631)とスキアファール・イリャルギ(抹月批風・f23882)の視線は駆け回る赤ちゃん猫たちを追って右へ左へと忙しい。
 にゃあにゃあ駆け回る赤ちゃんたちは元気いっぱいで、冷たい冬らしい風が吹くキャンプ場へ熱の兆しを齎していた。
『にゃっ! にゃっにゃ!』
「ねこの国っ! ねこのくにだね! スーさん!」
「……うっ、」
『んーあ! あっうーな!』
「あーさん!」
 トヲルとスキアファールの会話の合間合間に入る子猫の声に突如スキアファールが膝から崩れ落ちれば、ギョッとしたのは当然トヲルの方。
 慌ててスキアファールの細い肩をトヲルが揺さぶれば、ぼそぼそと聞こえてきたのはどこか恍惚とした囁き。
「子猫……天、国っ!」
「スーさんしっかり……! あっ」
 ――隠すことも無く、スキアファールは猫が好きだ。
 猫好きにとって、所謂毛玉期と言って差支えの無い子猫時代というのは短くも貴重で恐ろしく愛らしく猫という存在が無敵な時期と言えるだろう。無敵の|最カワ《最強KAWAII》子猫ちゃんが目の前を縦横無尽に走り回っているなんて、実質天国。サンキューアリスラビリンス。たぶんスキアファールは今日一この国に感謝した。
 そんな友の姿に“あっどうしようだめかも!”とトヲルが言いかけた時、立ち上がったのは|救世主《猫妖精 ラトナ》。
 すく、と立ち上がった妖精さんはジト目で溜息をつくと、膝立ちのスキアファールの肩へ飛び乗り前足パンチ。
『ぁお』
「あうっ、ラトナの嫉っ」
『あーぉ』
 パンチ二発目。
 爪が出てないことこそが愛なのだが“浮気か”と圧を掛けるラトナはしっかり者さんな通常運転で、あうあう悲鳴を上げるスキアファールをお構いなしにぽこすかぽこすか前足パンチ。
 そんな一人と一匹の姿に、動揺ではなく微笑ましい、という思いを隠さずトオルはコローロことスキアファールの大切な光と微笑み合ってしまう。
「あーさん、ラーさんの嫉妬の炎に焼かれてるー! 平和だね、コロちゃん!」
『  !』
 “ねー!”と笑いあう二人を横目に、なんとかラトナの容赦も隙も無い猫パンチラッシュの合間に“ラトナ、これもお仕事なんです……!”とどうしたって言い訳めいてしまう現状説明を添え逃れたスキアファールがやっとの思いで一人と光に合流したころには、トヲルとスキアファールに興味を示した子猫が三匹集まっていた。
「「瓶……!」」
『   !』
 まずは一匹目、透明な猫型ガラス瓶――の、ような猫。キラキラとガラスを擦り合わせるような不思議な声で鳴く硝子猫はお鼻がコルクの不思議な子。
 そして二匹目は、硝子猫とはまた違った透明感と――……。
「「み、みず……?」」
「スーさんこれ水にしては温かくて、お湯にしては冷たい……かな?」
「あ、本当ですね。……こ、これはもしかして生体の子猫の体温かもしれません!」
「ほんと!?」
『コポポ、ポ?』
 水中で粟の弾けるような音で鳴くのは子猫体温の温水猫。
 キラキラとした不思議な流体は不思議な個体感と猫らしい流動体感を持ち合わせた不思議な生命体。
 スライムというのとはまた違う、と抱き上げたトヲルの所感を添えるとより不思議な生き物……所謂アリスラビリンスマジック感のある生物だった。
 そして三匹目は、ふわふわとリボンを編んだような愛らしい猫だ。
「わ、色んなリボンが編んであるんですね」
「ほんとだ……つやっとしてるのかなって思ったけど触り心地サラサラだよ、アーさん!」
 リボンの猫はくるくると喉を鳴らすと猫らしく“にゃん!”と鳴いてトヲルの手に頭を押し付け鳴いていた。
 サテンやシルク、キラキラとラメ入りリボン等が愛らしく結われ、不思議なプレゼントのよう。
「はい! というわけで子猫の人たち、あーさん、コロちゃんラーさん、レッツゴー釣り! よーし、おれがいっちばんおっきなおさなかビスケット釣るぞー!」
「せっかくのキャンプですから、大物が釣れると良いですよね」



 なんてわいわいとしていたのは、噂のゼリー川に着くまで。
 “ゼリー川ってなんだろ?”なんて首を傾げて笑いあっていたのだが、ゼリー川こと流れるゼリー川は本当にゼリーだった。
 ぷるんつやんとしたものがざばざばと流れてゆく。
「「……?」」
 猟兵として散々珍妙な景色を見てきた自負が無くもないトオルもスキアファールも固まる程度には、流れるゼリー川というのは不思議な光景であった。
 ぷるつやと透明なゼリーがサラサラめのぷるつやと共に小石の河川敷の狭間を流れてゆく。
 小石は小石風のチョコだと分かったものの、川の水深が微妙に伺いにくい。
「ゼリーとは、一体……?」
「ゼリーなのにさらさら流れてる……どう、して……?」
 ジュースの川にゼリーが流れている――のではない、というところが絶妙にミソだった。
 触れるとなんとも絶妙にぷるんとした感触があるのだ。ついでに言えば川の水は握れる、と言った方が正しいだろうか?
 言葉にし難い不思議に首を傾げて手を突っ込んでみたりひっこめて見たりしていたトヲルとスキアファールだが、みぃみぃ鳴きだした空腹の子猫たちとラトナのため、いざ釣りへ!
 竿は現地調達! ということで、手頃な飴の枝を折ったトヲルは丁度良くふわふわと落ちてきた綿雪を摘まみ指先で撚って釣り糸にしたのち、釣り竿の様な枝先に結び付けると、反対側の糸先には餌を括りつけひょいと放ってみる。
 一方手持無沙汰になったスキアファールは膝に子猫、頭上にラトナを乗せて河川敷で焚火を準備。
 ちなみに直前“ラーさん、子猫の人にスーさんのお膝譲ってあげて!今だけ!今だけだから!”と必死なトヲルの|お願い《交渉》に唸ること暫し、ラトナという先住猫は初連れの小ぶりなビスケットお魚で手を打っていた。
「うー……案外下端に釣れる魚じゃない、んだね……?」
「そうですね、案外警戒心が強いんでしょうか? トーさん、折角のキャンプですからスモアをお供にどうぞ。案外落ち着いたら大物が釣れるかもしれません」
「スモア!わーいっ、これぞキャンプの友だね! あまーい! よーし、おれからはコーヒーをどうぞ!」
 “こうやって淹れるだよー”とスキアファールに説明していたトオルの釣竿が、何かに引っ張られ揺れていた。
「……トーさん、竿!」
「え! わ、わぁあああ!引き強いー!」
 こうして格闘の末、スモアとコーヒーでパワーを取り戻したトオルの見事な一本釣りにより大物おさかなビスケットがビチビチと河川敷で跳ねていた。
 そしてなんとかトヲルが絞めた大物おさかなビスケットは仲良くみんなで分けたが、その間も子猫を片手にトヲルを鉄だろうとするスキアファールは“全身を支えないと、ピピーッ子猫警察だ!”と小さな声で囁いたりしながらスキアファールの穏やかなお腹ぽんぽんパワーを覚醒させ、気づけば全員夢の中。
「……ふぅ、これで全員ですね」
「ねー。へへ、スーさんじょーずだったね、寝かしつけ!」
「ははは……いや、あのビスケットへの子猫たちの執念は凄かったですね」
「だねぇ。もうアーさんのことキックしたりしてたもんね」
 大物の前に小物が引っ掛かるたびトヲルから齎される小さな釣果は奪い合い。
 お魚欲しさにキックだパンチだと暴れる子猫の真ん中にいたスキアファールが一番の被害者。
 何とか止めようと奮闘したスキアファールであったが、時にコローロやラトナが気を引き紛らわせ、お腹いっぱいになった赤ちゃん猫たちは1光と1匹の手を借り追いかけっこに興じさせ散々子猫たちの体力を削いだのだ。
 そう、今やぷぅぷぅと寝息を立てる子猫たちは――今や、スキアファールの足の間でころころと。
「…………かわいい」
「ふふ……はははっ、うんうん! 最高のキャンプだね、スーさん!」
 子猫の寝顔も、緩みきったスキアファールの笑顔もバッチリ写真に収めトヲルは後ににこにこと無邪気に語るだろう。“アーさんデレッデレだったのラーさん見てたよ!”と純粋な好意と思い出話の感覚で。
 
 
 

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

オヴィリア・リンフォース
◎ダイス∶38、31、40

猫のくになのです。お菓子もいっぱいなのです。
猫も冬眠するのです?
キャンピーくんの影響で猫の赤ちゃんが雪の中で
遊びまわっているみたいだけれど寒くないのです?
モーラット達も呼んで一緒に遊ぶのです。
きっとねずみの仲間なのです。
ねずみは食べてはいけないのです。
猫たちと追いかけっこするのです。
同じ猫として負けてはいられないのです。
むむ、雪だと思って飛び込んだら綿あめ雪だったのです。
甘くてふわふわでとっても美味しいのです。
みんなも美味しそうに食べているのです。(尻尾をぶんぶんさせながら)
流れるゼリーの川におさかなびすけっとが浮かんでいるのが
見えゲットしたくなったのです。
猫たちも欲しそうにしているのです。
なのでモーラット達と協力しておさかなを捕まえるのです。
ゼリー川で濡れてしまうかもしれないけれど気にしないのです。
無事にゲット出来たら猫たちにプレゼントするのです。
レアものなのですと、胸を張るのです。
遊び終えたら親猫さんたちもしくは
キャンピーくんのいる所に帰るのです。



●こねこのわるつ
 “にゃー!”という甘えた声が右へぴょこぴょこ、左へぴょこぴょこ。
「……なるほど、猫のくになのです」
 “お菓子もいっぱいなのです!”と今回のキャンプ地こと“ねこの国”へ降り立ったオヴィリア・リンフォース(銀色の魔女猫・f25140)は、どこか心が浮足立っていた。
 出立前に“猫も冬眠するのです?”と純粋な疑問からした質問は、くすくす微笑んだ同業のグリモア猟兵から“猫さんたちはね、あんまり寒いと眠くなってしまうそうですのよ”と囁かれ、それは所謂“猫は炬燵で丸くなる”の原理とオヴィリアは教わってきたのだ!
 振る綿雪を追いかけて跳ね、追いかけては飛びついて……を繰り返すのは、生い茂る葉と絡む蔦、そしてお耳が真っ赤な苺の苺猫!
 そしてもう一匹はご縁不を巻いたようか不思議な体で、ぱちぱちと音符の瞳で瞬きをしてはコロコロと美しい音色で鳴く楽譜猫。
 更にもう一匹。
 きらきらと輝く光の凝縮体のような猫が頭に被っているのは黒鉄の笠……? よく見れば、その体は透明なガラスで出来ていて……。
「(苺の猫と、楽譜の猫と――ランプの猫、ですね……!)」
 まさにアリスラビリンスらしい猫たちが全身全霊で遊んでいる! 中に、よく見れば黄色い三角。
 忘れ――……ていたわけではないが、オヴィリアをこのキャンプ地へ連れてきたテントことキャンピーくんだ。
『わぁ~猫ちゃん元気だね~』
「んー……でも、ちょっと寒そうなのです」
 ――あくまで推測ではあるが、赤ちゃん猫たちがぴょんぴょこと興奮気味に外へ遊びに出たくなってしまったのはキャンプ・フォーミュラ キャンピーくんの影響ではないでしょうか? とオヴィリアは踏んでいた。
「(だって、パパ猫とママ猫とのお約束を破っちゃう悪い猫ちゃんたちには見えないですし、)」
 何より、綿といえども雪は雪。思いの外このキャンプ地は冷える。
『プシュン!』
『ハッシュン!』
『……ミィ』
 オリヴィアの予測通り綿雪の寒さに慣れない赤ちゃん猫たちは次々にくしゃみをしては前足で顔を洗っている。一見微笑ましい光景だが、下手をすれば風邪をひいてしまう! とオリヴィアが助力を求めたのは雪のように白いふわふわ――モーラット!
「やっぱり……みーんなー! 食べたお菓子の分、わたしとのお約束の時間ですー!」
『モキュ!!』
『モキュキュピ!』
 UC―モーラット呼び―!
 オリヴィアの掛け声に合わせ続々と登場してくるモーラットたちは、不思議な経路で迷い込んだ野良モーラットたちだ。
 ここで一瞬疑問に思う者もいそうだが、モーラットとは猫ともネズミとも言えぬ不思議なモフモフ。赤ちゃん猫たちからすればちょっとした仲間。同じく宝石のような赤ちゃんネズミからしてもギリギリ既視感のある雰囲気になれるかもです! とオリヴィアがユーベルコードで呼び出してみたのだ!
 一見綿雪に紛れてしまいそうなモーラットたちであったが、ぴょんぴょん跳び回る子猫たちと同じように飛んで跳ねては綿雪キャッチチャレンジに興じ、オリヴィアが指示をするより早く赤ちゃんたちと仲良くなって跳ねまわっていた。
 コロコロ転がって追いかけっこに興じるさまはとってもとっても楽しそうで、気づけばオリヴィアも猫に変じてぴょーんと混ざる!
『ぅなんなんな?』
『モキュ!』
『みーあ!』
『    ?』
『モー……キュピピモキュキュ?』
 綿の雪かと思ったら綿あめの雪! とモーラットもオリヴィアも盛り上がり、そしてそんな二人を新しいお友達! と楽しくなってしまった赤ちゃんたちはあっちに行こうこっちに行こうと誘って、しっぽをふりふり先導してゆく。
 即座に興味を示したモーラットたちと共に、綿菓子をもぐもぐしながらオリヴィアも輪に入れば森の探検隊、結成完了!
 みんなで尻尾を振り振り向かったのはゼリー川。
 お水を触ると不思議とぷにぷにしているが、固形ではなく流れ続けている。
『ミィ……』
『……  ?   !』
『んー……あぅなんあ゜?』
『モキュ! モキュキュピッキュキュ』
『モッキュー!』
 ちょいちょいと手を伸ばしてもポヨンと跳ね返ってきてしまう川に困っていると聞いたオリヴィアがモーラットと相談のすえ、苺やランプの意見を参考にした結果……モーラットの“|パチパチ火花《電撃》”でお魚ビスケットをゲット!
 食べやすいサイズをいくつもゲットしたら、皆でくわえてキャンプ地へ!
 お魚を回収する時に皆で支え合って、何とか流れに浚われずに回収成功したもののオリヴィアとモーラットのお腹はしっとり。このままじゃ冷えちゃう! とキャンピーくんの準備していた焚火の前、みんなでころころ転がって気づけばほかほか。
 にゃあにゃあと笑いあって、器用に炙ったお魚ビスケットもサクサクほっくり、気づけばみんなで“かんぱーい!”とぶつけ合った戦利品の味は今日一番の美味しさだった。
 雪の中でも綿の雪を集めて焚火で温めて、みんなでこねこねベッドを作ればお休みどころの準備もバッチリ!

「|ぅんなん《おやすみ》……|にゃーんなぁ《なさーい》」
 うとうと、ふわふわ。
 気づけばオリヴィアもモーラットも、そして赤ちゃん猫たちも夢の中。
 ころころと喉を鳴らして見るのはどんな仲良しな夢だろう? きらりと流れた夜空の星を見たキャンピーくんはどこか満足げに笑っていた。 


『みんなでキャンプ、たのしいね~』
 
 
 

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2024年01月25日


挿絵イラスト