バトル・オブ・オリンピア②〜ゲットオーバー・サーキット
「元旦早々戦争……もといアスリートアースでの『バトル・オブ・オリンピア』が発生した。これに伴ってダークリーガーとの最終決戦――アスリートアースのオブリビオン・フォーミュラ『新生フィールド・オブ・ナイン』が一人『レーシング・フォーミュラ』が支配するレースの度にコースが変形する「不思議のサーキット機構」を搭載した、アスリートアース最新技術の粋が凝らされた「F1レースサーキット」――『ローグライク・サーキット』に向かってもらう」
そう言ってブリュンヒルデ・ブラウアメル(蒼翼羽剣ブラウグラムの元首『剣帝』・f38903)は振袖代わりの浴衣を着てブリーフィングを行う。
彼女はにこやかに自分のグリモアである蒼き翼を展開し、虚空にホログラムを投影する。
そこに大きく変形し、立体交差や巨大ジャンプ台、マシン1台ギリギリ分の隘路などなどがコースに出現しているサーキットが映し出されている。
「世界中のあらゆるレースコースを再現できるこの驚異的なサーキットは、現在、『レーシング・フォーミュラ』の配下であるレーサーのダークリーガーにより占拠されている」
これを開放するべく、レースを猟兵達は挑むのだ。
「テクニカルな運転が要求されるが、思いもよらない「ショートカットコース」を見つけ出すことができたならば……とんでもないタイムが出せるかもしれん」
笑みを浮かべ、ブリュンヒルデは様々な調律を施された機体が格納されている猟兵用の車両格納庫を次に映し出す。
これらはどんな猟兵にも対応できるように複数の技術・異能体系を含んだ車両や機体等が用意されているとの事だ。
「これらを使い、上手くショートカットを決めてくれ……世界記録保持者になれるやもしれぬぞ?」
黒代朝希
競争は生身だけ使うのではないですね。
新年早々レーシングもどうでしょうか?
プレイングボーナス:華麗なショートカットを決める。
に加えて、
プレイングボーナス:自分に適した機体を選択する(自分が保持する車両・機体でも可)。
が存在します。
それでは、皆様の素晴らしいプレイングをお待ちしております。
第1章 冒険
『スーパーショートカット』
|
POW : 危険な大ジャンプを躊躇なく決める
SPD : 超狭いルートをすり抜ける
WIZ : コース内のギミックを利用する
イラスト:純志
|
種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
ヴィ・リー
サーキットレースか?熱いな!オイルが、たぎるぜ!
オレに最適の機体か?オレの中では、バイクが最強だな?ほぼ一択だろ?
(キャバリアで行けとか、無粋なこと言わないよな?)
エントリーからスタートポジションをゲットそこから先は、サーキットRTAだぜ。
UCお菓子の魔法のジャンプと空中機動で、コースからコースへショートカット。テクニカルウェーブは、これでガンガンスキップだ。確実なジャンプ台の確保と壁走り(悪路走破+軽業)で追い抜きと、カーブじゃ死線の内側も[ガトリング砲]を使った重心移動で安全に攻めるぜ!
タイムを塗り変えてオレは、このコースの走破王に成るぜ!
ゴールまで、オレの前は走らせないぜ!
「サーキットレースか?熱いな!オイルが、たぎるぜ!」
ヴィ・リー(吸収・再生・増殖…・f41624)はそう言って戦場となるサーキット場……『ローグライク・サーキット』へと到着する。
「オレに最適の機体か?……オレの中では、バイクが最強だな?――ほぼ一択だろ?」
何せ彼はライドキャリバー……キャバリアの修理しそこねたパーツを集めて作られた、バイクに魂が宿った猟兵なのだ。
このまま、エントリーするのみだ。
「スタートポジションをゲット!――そこから先は、サーキットRTAだぜ」
瞬間、加速するヴィ・リー。
更に『お菓子の甘い香り』を身に纏い、更に加速し飛び回っていく――ユーベルコード『お菓子の魔法』による現象だ。
「場所を選ばずだぜ!轢・殺!」
ジャンプと空中機動で、コースからコースへショートカットするヴィ・リー。
確実なジャンプ台の確保と壁走りを行い、着実にコースアウトする事無くショートカットしてサーキット場をライドキャリバーは進んでいく。
「テクニカルウェーブは、これでガンガンスキップだ!」
ダークリーガーの順位もショートカットによって一気に追い上げ、そのまま一位の座に躍り出る。
カーブにおいては死線の内側も、重心移動で安全にヴィ・リーは攻めていく。
「タイムを塗り変えてオレは、このコースの走破王に成るぜ!」
その言葉は、恐らく有言実行になりそうだ――余裕をもって、ヴィ・リーは一位を確保していく。
恐らく、彼に貌があれば笑みを浮かべていただろう――
「ゴールまで、オレの前は誰にも走らせないぜ!」
大成功
🔵🔵🔵
ティエル・ティエリエル
おー、なんかすごく楽しそう☆
ようしボクも参戦だー♪
ふふーん、ボクが乗るのはフェアリー用のミニマシンだ!
しかも接触を気にしないスピード特化の超軽量マシーンだ☆
うりゃりゃーとホップステップジャーンプと【スカイステッパー】でジャンプを決めてショートカットしていくぞ☆
コースとコースをつなぐ怪しげな配管があればそこにも飛び込んでみちゃおうっと♪
これどこに繋がってるかなーとわくわくしながら出口から飛び出せば見事ショートカット成功!
ようし、この調子でどんどんいっちゃうぞー☆
「おー、なんかすごく楽しそう☆ようしボクも参戦だー♪」
次にサーキット場へ現れた猟兵はティエル・ティエリエル(おてんば妖精姫・f01244)――フェアリーの猟兵だ。
彼女の小さな体躯に合わせ、フェアリー用のミニマシンが用意されティエルはそれに乗り込む。
「しかも接触を気にしないスピード特化の超軽量マシーンだ☆うりゃりゃー!」
ホップステップジャンプ、と言った様子でユーベルコード『スカイステッパー』を発動するティエル。
空中を蹴るユーベルコードを用いて、彼女はカーブ等を飛び越えてショートカットを決めていく。
「コースとコースをつなぐ怪しげな配管があればそこにも飛び込んでみちゃおうっと♪」
これはティエルーーフェアリーという小さな種族だからこそ出来るショートカットだろう。
人が潜れそうな配管ならまだしも、直径50㎝の配管へと飛び込めるのはフェアリーの様な小さな種族だけか、或いは全身のサイズを車両ごと可変に出来るユーベルコードを持つ猟兵位なものだ。
「これどこに繋がってるかなー……と、良しショートカット成功!」
配管の中から飛び出すショートカットにより、一気に突き抜けていくティエル。
後はこのまま、スピード特化の超軽量マシンの強みを活かして差をつけていくのみだ――
「ようし、この調子でどんどんいっちゃうぞー☆」
しかしティエルも止まらない。
更に小さな配管に飛び込み、またもやショートカットをする。
こうして、ティエルはフェアリーの体躯を活かしたショートカットにより1、2周先回る以上のイニシアチブを獲得するのであった。
大成功
🔵🔵🔵
ロジャー・カニンガム
何とも都合よくガレージの隅に転がっていた「ブースターを括り付けた巨大なローラースキー」とでも形容すべき代物と、廃車輌のエアロパーツを拝借。
それらに少々手を加えて搭載し、即席のレース仕様とした「|兎型歩行戦車カニンガム《私》」です。対戦よろしくお願いします。
不規則に変化するコースは厄介ですが、常に情報収集を怠らず、僅かな変化の予兆も見逃さない様にしましょう
兎型ゆえの柔軟な重心移動に加え、スライディングやジャンプといった通常の車輌では不可能な制動で着実にタイムを短縮していきます
更にスタンワイヤーサーキットの構造物に引っ掛け、映画のワイヤーアクションのような華麗なショートカットをご覧にいれますよ!
「では、対戦よろしくお願いします」
ロジャー・カニンガム(兎型歩行戦車RIT-17/S・f36800)はそう言ってガレージの隅に転がっていた「ブースターを括り付けた巨大なローラースキー」とでも形容すべき代物と、廃車輌のエアロパーツを拝借して少々手を加えた物を自身に搭載。
即席のレース仕様とした「|兎型歩行戦車カニンガム《自身》」を成立させ、レースに参戦する。
「不規則に変化するコースは厄介ですが……常に情報収集を怠らず、僅かな変化の予兆も見逃さない様にしましょう」
兎型ゆえの柔軟な重心移動に加え、スライディングやジャンプといった通常の車輌では不可能な制動と兎型の頭脳戦車という自信の特性を最大限に発揮する事で着実にタイムを短縮していくロジャー。
更にユーベルコード『スタンワイヤー』によるアンカー付きワイヤーを射出し、サーキット場の構造物に引っ掛ける事で映画のワイヤーアクションの如き機動を実現していく。
「コースアウトにならない様、慎重に現在位置と移動による現在位置の変動には常に気を付けなければならないのですけどね……其れさえ怠らなければ」
この様に、縦横無尽のショートカットとなる。
兎型の形状にローラースキーを用いて普通に道路を走る際も十分な加速を見せている。
「このまま、十分に距離を稼ぎ続ける事で……追い抜かれる危険性を排除していきますよ」
またもやワイヤーアクションでショートカットし、即座にブースターで道路を走っていくロジャー。
彼はそのまま、最終コーナーに突入する――
大成功
🔵🔵🔵
ヴィオレッタ・エーデルシュタイン
まあせっかくだからレーシングカーにしましょう。
見かけも20歳になったことだし、無免許運転とかは言われないでしょうしね。
まずは相手の後ろにぴったりとくっつきましょう。
「ほどほどには付き合うけど、あまり長くはやっていられないわよ?」
頃合いを見てカーブでユーベルコード【インヴィジブル・イグジスト】。
呼吸を止めて私と私の触れている車を透明に。
そして一気にインサイドから[念動力]でジャンプしてショートカット。
呼吸を戻してから、一つウィンクして。
「見えないラインを見えない車が通り抜けたのよ。プロでも見抜けないでしょう?」
「まあせっかくだからレーシングカーにしましょう。見かけも20歳になったことだし、無免許運転とかは言われないでしょうしね」
微笑を浮かべてヴィオレッタ・エーデルシュタイン(幸福証明・f03706)は相手の後ろにぴったりとくっつき、そのままポジションを維持していく。
「ほどほどには付き合うけど、あまり長くはやっていられないわよ?」
白熱する最終コーナー……その最初の急カーブにて、ヴィオレッタはユーベルコードを起動する。
その|銘《な》は『インヴィジブル・イグジスト』――自身と自身の装備、触れている対象1体が透明になるユーベルコード。
呼吸を止めて私と私の触れている車を透明にしたヴィオレッタは、一気にインサイド――そこから念動力でジャンプしてショートカットしていく。
「見えないラインを見えない車が通り抜けたのよ――プロでも見抜けないでしょう?」
トップに躍り出た際、呼吸を戻してから一つウィンクしてそう告げるヴィオレッタ。
相手も追い抜かそうとするが、ヴィオレッタはそこから更に念動力やユーベルコードを活用し複数回ショートカットを遂行。
そのまま、圧倒的に後続から距離を離した状態でゴールインするのであった――
「ま、こんなものかしらね」
最後に勝利を確定させたヴィオレッタが『六番目の猟兵』を代表し、表彰台に上がる。
ヴィオレッタが優勝トロフィーを受け取った後、他の猟兵達も表彰台に上がり観客とアスリート、ダークリーガーから拍手喝采を浴びるのであった。
大成功
🔵🔵🔵