|残虐《エロトラップ》の迷宮if ②ローションプール編
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「なるほど、罠だらけの迷宮ですか。……罠の意味がよくわかりませんでしたが」
『布都乃はまだ知らなくていい内容じゃ』
無垢な天羽々斬・布都乃(神剣使いの陰陽師・f40613)にはまだ|罠《エロトラップ》の具体的な内容は理解できなかったのだろう。|式神の子狐《いなり》もあえて詳しく教える必要はないと、それ以上の思考は打ち切らせた。
「よくわかりませんが、とにかく迷宮で待ち構える敵を倒せばいいのでしょう?」
布津乃も、それについて深く考えるつもりはなかったようで、式神の言葉に頷くと、気合を入れて迷宮の中へと突撃していく。
|金色の瞳《未来視》の力を使わずに……。
『気をつけよ、布都乃。トラップに引っかかったら大変なことになるぞ』
「大丈夫です。未来視を使うまでもありません……って、きゃああっ!?」
未来視の力を使わなかった代償はすぐさまやってきた。
カチッと何かを踏んだ音がしたかと思った次の瞬間、足元がパカッと開いて割れたのだ。
どぼーん。
ものの見事に落とし穴にハマってしまった布津乃は、その中に充満している粘液の池の中で溺れそうにもがいていた。そんな様子をいなりは呆れたような目で見ている。
『やれやれ、下が槍衾じゃったら、今頃お陀仏じゃぞ?』
「ごぼっ……そ、それより、ここ、足がつかなくて……それにこの水、なんだかねばねばして、上がりづらいんですっ!?」
『これはつまり、ローションプールというやつじゃな。ねばつく上に滑るから上がるのも一苦労というところか。まぁ、時間をかければ出てこれるじゃろ?』
これも罠を甘く見た布津乃の自業自得じゃと、布津乃が上がってくるまで放置することにしたらしいいなり。
……だったが、次第に布津乃の様子がおかしいことに気が付いた。
溺れかかっている割には、布津乃の顔が赤い。まるで発情しているかのようで。
『む? これは……この匂いは……?』
気になってローションの匂いをクンクンと嗅いでみたいなりは、ろおーしょんが媚薬成分を含んでいることに今更ながらに気付いた。そして、わざわざそんな成分をローションに溶かしているという事は、それを使って何かする存在がプールの中にいるという可能性を示唆している。
『気をつけるのじゃ、布都乃。罠にかかった者を襲うヤツがいるはずじゃ!』
「そ、そんな!?」
そんなことを言われても、布津乃は足のつかないプールの中でもがくばかり。ヌルヌルした粘液の為に泳ぐこともできないし、穴の縁に手も届かない。さらには刀も手から滑り落ちてしまい武器もないのだ。
「ひっ!?」
『どうした布津乃!?』
「な、何かが足を掴んでますっ……がぼぼっ!?」
布津乃の太腿をいやらしく撫でまわすように絡みついてくるもの……それは、半魚人の手だった。ローションプールの奥に潜んでいた半魚人は、布津乃の太腿を撫でまわすようにぺたぺた、ぺたぺたと、水かきのついた手で触っていた。
『布津乃っ!?』
そのまま半魚人に引っ張られローションの池の中へと引きずり込まれる布津乃。
幸い、このローションプールの中では酸素の供給もされるらしく溺れる心配はなさそうがが……それはむしろ布津乃にとっては辛い結末を意味してしまうかもしれない。
(「な、なんですかこの魚のバケモノは……!?」)
水中で目を開けた布津乃に見えたのは、巨大な魚の頭……そして頭が魚であり全身が鱗に覆われている以外はまるで人間の男のような肉体。股間でグロテスクにそそり立っている半魚人の巨大なペニスをも目撃してしまう。
(「ひっ!?」)
表情の読めない魚眼と目が合ってしまい、布津乃は怯えて身体をすくめる。
だがそんな布津乃の怯えなどかまわず、半魚人は布津乃の袴を引きずり下ろした。その下のワレメは、内側からジワリと愛液が漏れだしている。布津乃の精神状態に関わりなく、ローションに含まれている媚薬のためだ。半魚人の仔を孕みやすくなるために溶け込んでいるのだ。
半魚人の口が動く。それが言葉を発しているとするなら、内容はこうだろう。
俺の卵を孕め。
(「いやああああああ!?」)
半魚人は嫌がる布津乃の身体をがっしりと捕まえ、凶悪でグロテスクなペニスを、布津乃の|膣内《ナカ》へと突き挿していく。ぶちぶちぶちと瞬く間に引きちぎられていく布津乃の|処女膜《乙女の証》。激しい半魚人の抽送が布津乃の|膣内《ナカ》を削り取るように前後する。
媚薬でも全く押さえられていない破瓜の痛みのあまりの激しさに、布津乃は白目をむいて抵抗する力を失ってしまった。
そうして激しい交尾が続き……布津乃の|子宮《ナカ》にたっぷりと半魚人の精が削ぎこまれ……受精した。
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以後、布津乃はこの落とし穴のプールから浮かび上がることはなかった。
ローションの池の底で、命ある限り永遠に半魚人の卵を産み続けるだけの胎となる。
それが布津乃の末路だった……。
成功
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