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💗ビールの祭典でナンパする奴に捧げる鎮魂歌

作者：ピンク☆フラッシュ

●秋のカオス・エクスタシア教団
　絶頂家――。それはＵＤＣアースにてＳＮＳなどを使い信者を集めるカオス・エクスタシア教団に属する一家。これまで長男｜昇《ノボル》、三男向《ムカウ》と相手にしてきた猟兵たちだが、その教団の解体は未だ出来ていない。
　そんなカオス・エクスタシア教団が今回現れるのはビールの祭典、オクトーバーフェストである。
「えー、ある会場でオクトーバーフェスにきた男性や女性をなんらかかどわかしてイケナイ教団に誘い込むという事件がＵＤＣアースでまーた起こってますので皆さんに来てもらいました。いつもご足労ありがとうございます」
　キアラ・フォックストロット（輝きは愛の中に・f12890）が集まった猟兵たちに頭を下げた。
　オクトーバーフェストと言えばビールやドイツの伝統料理、伝統音楽などを楽しむ行事であり、日本でもここ数年すっかり名前が根付いて各地で開催されているイベントである。多くの人が酒を楽しむ、雰囲気を楽しむことを目的に言っているのでナンパとか声かけには応じたりしないと思いたいところだが、酒があるところにはどうしても出会いはつきものであり、その出会いとはいつだって素晴らしいものとは限らないのだ。
「そこで皆さんにはこのフェスに参加してもろて、適当に楽しんでもろて、情報集めてもらうなり他の参加者みたいにかどわかされるなりして今回の事件の本拠地に潜入して欲しいんや。カオス・エクスタシア教団関連の予知ももう三度目。そろそろ尻尾つかみたいところやからなぁ。何より、酒を前に悪いことしようなんてヤカラ、ほっとかれへんやん？　っちゅうわけで気張って対処お願いします！」
　キアラはそういうと鈴をシャンシャン鳴らして猟兵たちの前に光のゲートを開いた。その先は日本某所のオクトーバーフェスト会場付近である。

第1章 日常 『オクトーバーフェス開催中！』

POW   :    とにかくたくさん飲む！！ SPD   :    おいしく楽しく飲む！！ WIZ   :    違いを味わいながら飲む！！ 👑5 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

●いざ、ビールの祭典
　各方面から香るウインナーなどの肉を焼く香り、バターとジャガイモの香り。
　そしてビールの泡の弾ける音が猟兵たちの耳に届く。依頼とはいえせっかくの祭典。純粋に楽しんでいればトラブルの方からこちらにやってくるなんてこともあるかもしれない。各々自由に過ごすが吉であろう。

●飲む以外にできること
　基本的にオクトーバーフェストさえ楽しんでいればなんとかなります。過去に絆を結んだピンク☆フラッシュ依頼産のUDCアースNPCを呼んで一緒に楽しむこともできます。グリモア猟兵は呼べません。


●弾けるうまさ
「つめたっ♪」
　上半身はキャミソールの上に一枚薄手の上着を羽織り、下半身はホットパンツというクールセクシーな装いの霧沢・仁美（普通でありたい女子大生・f02862）の内ももに溢れ出した泡が零れ落ちる。
「おっとっと。んーーー。でも美味し～い！」
　慌てて口をつけたコップの中身の喉越しから香る生感に歓喜の声が上がる。
　ここはオクトーバーフェス、ビール好きの好きが弾ける活気ある祭典だ。おつまみにはジャーマンポテトとウインナー。外はサクサク、中はほくほくの棒きれと、外はパリッと、中はジューシーな肉の棒に舌鼓をうちながらすっきりした味わいの麦酒を真昼間から味わう幸福感は仁美だけでなく多くの人間の心を開放的にしていた。
「はぁ～。シアワセ♪」
　頬を酒気で赤く染め恍惚の笑みを浮かべる美女、そんな彼女のメス顔ならぬメシ顔に道行く男の何人かは思わず目を奪われる。
「お姉さん。いい飲みっぷりと食べっぷりだね。でも、そんなに素敵な装いで一人のみなんて無防備すぎて危ないよ？　よかったら俺と一緒にのまね？」
　そんな彼女には当然ナンパの魔の手も伸びてくるもので。
「あら、それってお兄さんみたいな感じの？」
　薄着なせいではちきれて破れそうなＱカップの胸をたゆんと揺らしながらフニャリと笑う仁美を見てごくりと喉を鳴らす男。
「はは、手厳しいね。でもそういうこと。お姉さんは俺みたいなのは嫌い？」
「んーーー。嫌いではないかな？　じゃ、乾杯♪」
　ゆるふわに気が大きくなった仁美はそう食い下がる男に応えカップを傾けた。男はやったぜとそこに自分のカップをこつんとぶつける。あとはなんか中身のないお酒の席らしい言葉を交わしながらしこしこたまたま飲んで、仁美はあれよあれよとナンパ男にいずこかへと連れ去られてしまうのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●ご褒美はちょっとだけせくしぃ
「あら？　ソウさん？　ソウさーん！」
　天羽々斬・布都乃（神剣使いの陰陽師・f40613）は式神に勧められるまま一般人でありながらそこそこの力を持つ霊能力者、ソウと共にオクトーバーフェスデートとしゃれこんでいた。未成年の身ではあるが、世の中には子供ビールなるものもある。日本では関西で売られたリンゴの炭酸飲料だが、ドイツにはアプフェルショーレというなのリンゴ果汁の炭酸割があるのだ。それにフライドポテトだって年頃の女の子のお供だ。布都乃には経験がないが世の女子学生は学校の帰りにマクドに寄ってハッピーセットで長いしガールズトークなるものをするらしい。だからオクトーバーフェスで未成年の男女がデートしてもいいのだ！　と、言う言葉に言いくるめられて始まったデートであったが、友人もろくに作れなかった布都乃がこんな人込みを人とともに歩くなどなれているわけもなく……。
「はぐれてしまいました……」
　しょんぼりとする布都乃。しかし、ソウであれば派手に動き回らなければきっと自分を見つけてくれる気がする。ならばどこか少し人の少ない方へ歩こうと動く布都乃に誰かの肩がぶつかった。
「おっと！　うおっ！？」
「ひゃんっ！」
　とお互い声を上げる男女。そして布都乃の目の前を落ちていく太くて大きい食べかけのフランクフルト。
「ぎゃー！　俺のフランクフルトが―！」
　男はまるで落ちるのを想定していたかのような間髪入れない勢いで布都乃に絡む。
「え、あ、すみません！」
　ソウを探してボケッと歩いていたのもあり謝ることしかできない少女に、男は更に圧をかけるように詰め寄る。
「すみませんじゃねえだろ。どうしてくれんだよ！」
「弁償します」
「はぁ？　こっちはもう一回あの列に並んでる時間なんてねえんだよ」
　すぐさま代わりのものをと提案する布都乃だが、男が指さした先は確かになかなかの行列。１０分ほどは待たされそうだ。ちょうどお昼時だし特に人が多いのかもしれない。
「たしかにあれは……本当にすみませんでした！」
「ごめんで済んだら警察はいらねえんだよ……おっと、姉ちゃん、よく見たらかわいいじゃん。そうだ、お詫びにちょっと付き合えよ。いいだろ？」
　一般人相手で相手の悪意にも気づけなかった布都乃はもはや謝るしかない。そこにつけこんで男は布都乃に肩を回した。酒気を帯びているようで、彼の口からほんのりアルコールの匂いがして思わず息を止める。
「まったく、布都乃殿。ようやく見つけたでござる。そこの御仁。そうカリカリなされるな……これでよかろう？」
　そんな布都乃と男の顔の間に突然ぬっと太くて大きくてたくましいシルエットが割り込んできた。それはまさしく先ほど地面に落ちたのと同じ店で作られたであろうフランクフルトであり、声の主、ソウの手にはさらに２本同じものが握られている。
「あぁん！？　なんだてめえ」
「その子の彼氏でござるよ。あんまり騒がれると彼女がおびえてしまうので悪いがこれで引き上げてくださらんか？」
「ちっ、彼氏持ちかよ……わかったよ！」
　周囲の視線も集まり始めたので男はソウの差し出したそれをおとなしく受け取り逃げるように退散する。やれやれと首を振りながらソウはそっと布都乃に寄り添う距離まで歩み来る。
「わ、私、彼女じゃないです……怖がってもないんですけど！」
「わかってるでござる。彼を引かせるための口実でござるよ」
「……うぅ、ありがとうございます」
　余裕のソウに対し、突然彼氏宣言された布都乃は気が気でない。ただでさえちょっと最近ソウに対して警戒が解けてきてるのにあんなにかっこよく表れて助けてくれるなんてずるい、ずるい！！！　って感じに内心悶えていた。
「そうだせっかく助けたのだから、ちょっと拙者にご褒美を下さらんか？」
「え、何ですか突然」
「これを拙者の手ずから食べてほしいのでござる。ほれ、あーん」
「え、あ……あーん」
　混乱続きの布都乃はソウが握る太くて大きくて硬いフランクフルトを咥えさせられ、咥えながらソウの顔を見上げるというソウの脳裏に刻まれるサービスショットを見せつけ知らぬ間に恩返しを果たすのであった。

　しかしその数分後、布都乃はまたソウとはぐれてしまい、気が付くととあるバーの楽屋にいるのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●酩酊
　お酒とたばこは２０歳から。当然、少年クラリ・シロツメ（裏町のなんでも屋・f37989）も未成年なので、オクトーバーフェスの目玉は楽しめない。子供用ビールというのがあったので飲んでみたらリンゴ味の炭酸だった。でもシュワシュワの泡は本物ほどではないがビールみがあって雰囲気は楽しめる。とりあえず喉が渇いてたので一本のみきってから再び探索。いろいろな屋台が並んでいるが、やはり食事のメインはフランクフルトとジャーマンポテトだ。それからフライドポテト、同じヨーロッパということでフィッシュアンドチップスなどの店もある。
「いい匂いです……」
　そんな中クラリが惹かれたのはやっぱりウインナー。それもなまハーブ入りのやつだ。けれどいっぱい人が並んでいてちょっとその後ろに並ぶのは悩ましい。
「おや、ボクひとりかい？」
　そんなクラリに声をかけてくるのは２０代半ばくらいの男性。この男性からは先ほどから視線を感じていたのだけど、ずっと見てるだけなので話しかけてくるとは思わずつい身構える。
「おっと、怖がらせたかな？　いやー、俺妖しいものじゃなくてさ。あっちで出店してるんだけど場所が悪くてあんまりお客さんが来ないんだ。それでね、ボクにちょっと食べて宣伝して欲しいんだよ。子供の率直な感想って大人は聞きやすくてさ。頼むよ」
　あからさまに妖しいお誘いである。まったく、こんなナンパに誰が引っかかるのかと思えば……。
「うん、いいですよ」
　なんとクラリ、これを快諾。しかしその目は場の空気にほろりと酔っていて絶対に正常とは言えない状態だった。
「よかった、じゃあこっち」
　クラリの年齢からすればおじさんと呼べるその爽やかな男に手を引かれクラリは人混みから少し外れたキッチンカーの中へ。
「おいしい……」
　先ずは普通においしいウインナーをご馳走し警戒心を解くと、男はおもむろに自分のズボンのチャックに手を伸ばす。
「ところで、クラリくん、だったかな？」
「なんですか？」
「実は新商品があってね、噛まないで舐めると美味しいシロップが出てくるウインナーなんだけど、ちょっと試しに舐めてみない？」
「いいですけど」
「よかった。じゃあここの穴を覗いて待っててくれる？　ここから出すからそれを舐めてね」
「はい」
　完全にアレなアレなのにトントン拍子で承諾するクラリ。だがこれはただよっているからというワケではない。彼が食べた食べ物にイケナイハーブが入っていたのだ！！
「はい、じゃああーん」
　そういうと男はカウンターの中に入りじぶんの肉棒をボロンしてそこからずいっと出した。
「なんか、視たことある形ですね？」
「そう？　ほら、気にせず気にせず……」
「わかりました」
「うっ、やば……ちょっとたくさん出るかもしれないから頑張って受け止めてね？」
　１１歳のクラリとはサイズも大きさも形も何もかも違う肉棒を男根だといろいろな要因が重なって気づけなかったクラリはそのまま男の早漏チンポから吐き出された苦くておいしくないシロップをいろいろな要因が重なって美味しく感じながられろれろと男が潮を吹くほど舐め続け、そのまま薬で気を失いどこかへと連れ去られた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●戦争の後に
「ふぅ、最近戦闘続きでしたし、やっぱり息抜きにはコレ、ですわねー」
　なーんてくたびれた大人の顔してイリスフィーナ・シェフィールド（女神様の巫女兼スーパーヒロイン承認欲求の塊・f39772）は太くて大きいぱりぱりソーセージをコーラで流し込む。
「１８歳から成人と言っても、お酒はまだ飲めないのは少し残念ですわ……ひっく」
　なーんて周りで飲む大人たちのダメな雰囲気にのまれて管を巻くイリスフィーナの顔はまるで酔っ払い。コーラの強炭酸でしゃっくりが出るのでリアリティが増す。
「お酒って、そんなにおいしいのかしら……」
　続いてじゃがバターに手を付けながら周囲を人間観察していると、突然視界が男の股間部分に制圧される。股間部分と言っても脱いでるわけではなく普通にズボンである。ようは至近距離に突然男が現れたのだ。
「お嬢ちゃん時間をぜいたくに使ってるねぇ。そんな素敵な時間を少し俺にも分けてくれないかい？」
　見上げればツーブロックに無精ひげの似合うイケオジ。ビールもよく似合いそうだ。
「お兄さん、未成年と遊んじゃっていいのかしら？　最近はあちこちうるさいですわよ？」
「まあまあ、そういうなよ。君が黙って大人ぶってくれれば誰にもわからないって。子供っぽくされたら一発でバレちゃう若々しい肌と可愛げもある見た目だけどね」
「それって褒めてるのかしら？」
「むやみに大人っぽいって言って更けてるって言ってるみたいに思われるよりは言葉を選んだだろ？」
「ふふ、たしかに……」
　なんておどける男のペースに乗るイリスフィーナ。折角のダラダラ時間だったがここで終わりらしい。別にこの男を気に入ったわけではないが、その男の持つ雰囲気から何となく過去に接した教団の一員だと感じたので話を合わせるだけだ。
「で、どうかな？　この後。ちょっと素敵なバーがあるんだけどいってみない？　そこなら子供にでもこっそりお酒を出せちゃうぜ？」
　なんて陽気にワルイアソビの提案をする男の手に自分の手を重ねて微笑むイリスフィーナ。それを合意ととり、男はイリスフィーナを大人の世界へと誘導するのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●メシエロ！
　男手向・ヤトラ（おた虎ちゃんねる・f36544）の配信開始。リスナーは３人からスタート。まあでも始めたらすぐ誰か来てくれるのってありがたいよねってことで……。
「お、おはガオ～……今日は某所のオクトーバーフェストに遊びに来ちゃったのでその様子をお届けするにゃー。ついでにお酒の力を借りてナンパ待ちもしちゃうがお！」
　とビールジョッキを片手にあいさつを終えればぽつぽつと視聴者が現れ始める。企画のノリは悪くなかったみたいと安心しいざ行動開始。
「先ずはオクトーバーフェストの料理を紹介にゃ！　やっぱりオクトーバーフェストといったらウインナー！　うん、美味しくて…美味しいです！　にゃ！」
　大きなウインナーにかぶりつくヤトラだがその食レポは小学生以下の感想文。コメント欄はうるせー。黙って食ってるとこ映せ。もっとエロく食え。俺のウインナーも咥えろなど酷い有様である。
「う、うぅ……う、うるさーい！　美味しいものは美味しいのにゃ！」
　ヤジの数々に拗ねながらお酒をぐびぐび飲めばだんだんいい気持ちになってくる。ふらふら―とイイ感じに無防備な雰囲気を纏えたところでようやく配信の目玉、ナンパ男とエンカウント。
「あれー、可愛い猫ちゃんがいる。君もうふらふらじゃん。昼間っから飲みすぎじゃない？　俺とあっちで休憩しようよ～」
　なんていう王道のヤツ。配信のファンか聞いたら残念ながら何それって顔されて少ししょんぼりしたが、めげずに頑張ってお兄さんとお話しし、配信映えしそうなお店で更に飲んだり食べたりしてもう一軒！
　ともふもふ魅惑のボディを擦り付けることでお兄さんにお目当てのカオス・エクスタシア教団のいる場所へと連れられて行くのでした。まだエッチな事にはなってないのでコメント欄は嫉妬コメ以外は静かなものである。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●ビールと親子丼
「ふふ、お母さん酔ってきちゃった❤」
　なーんていうのはかつて百目鬼・明日多（一枚のメダル・f00172）が助けた霊媒師親子の母、サキ。
「もー、飲みすぎだよぉ。ごめんねぇ、明日多君」
　そんな酔っ払いに抱きしめられ胸に埋められる明日多をねぎらうのは娘のミノリ。母を軽く優しく押し話して明日多を自分の方へ抱き寄せる。
「あはは、気にはしませんよ」
　なんていう彼の目は親子に取り合いされてちょっと嬉しげであるが、美人親子に求められてデレるなというのもなかなか無理な話である。
「やぁん。明日多ちゃんがミノリにとられちゃったぁ」
　とウソ泣きするサキはもうほんと完全に厄介な酔っ払い状態であるが、明日多が青年型アバターを出してそちらをサキに差し出せば満足そうにそっちとイチャイチャを始める。
「モーお母さん。人前だよ。恥ずかしい」
「まあまあ、今日はお詫びですので、サキさんとミノリさんがお望みでしたら、せっかくサキさんの方はやる気みたいなので、どこかその辺のホテルで……どうです？」
　と誘ってみれば母をしかりつけていたミノリもやっぱり満更じゃないようで……。

「はぁぁ～～んっ💕　明日多君、明日多君もっとぉ～！」
「明日多君、こっちもぉ💕」
「う、すご、ミノリさんの中ヤバ！　サキさんも、今出してあげますからね……！」
　結局アバター交えた４Ｐでおいしい親子丼をいただく明日多なのでした。
　ちなみに２章参加の場合狐の巫女さんが場所を特定してくれてるので合流は大丈夫です。はい。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●酒と肴とボーイミーツガール
「キミ、ふらついてるけど大丈夫？」
　仙洞寺・譲葉（人間のサウンドソルジャー・f21674）にそんな風に声をかけてきたのはぱっと見中学高校生くらいの幼顔の青年。しかしきちんと念角が行われている、いや行われてなかったとしても行わないと売ってくれなさそうなその風貌にしっかりビールを手に持っていることから同じ年以上だとわかる童顔の男だった。
「あえあ、ふらついてなんかないです！　まだイケますよー！」
　と元気よく敬語で話すも呂律は回ってないし説得力皆無である。
「あー、うん。大丈夫そうだけどあんまり大丈夫でもなさそうだね……。飲むのはいいけど、人込みで危ないからさぁ……心配だし一緒に飲まない？」
　なんて控えめな誘い方がちょっと頼りないけどかわいくも思えなくもない。
「はーい♥　構いませんよー？　一緒に楽しみましょー♥」
　すでに出来上がって上機嫌な譲葉は誘われればこれを快諾し二人飲みが始まった。
「にしても危なっかしいな。じゃあお隣で失礼しますね」
　対面の椅子があるのに椅子を寄せて隣に腰かける男。当然譲葉がよろけたら抱き寄せて助けるためである。
「もー、そんなに心配しなくてもいいですのにー❤」
「いやいや、キミがきれいなので、対面で食事するのはちょっと恥ずかしいんだよ」
　なんて誤魔化して顔を赤くする青年にふぅん……なんてちょっとにやけてみたりしながらお話してみれば思ったよりかわいい頼りないだけの男ではないみたいで話が進み気が付いたら溺れるほど飲んじゃっていた。
「ったっく、せっかく目を付けたターゲットなのに他のに持っていかれたらパーだもんなー。じゃ、いくか」
　泥酔し眠りこけた譲葉をみて深く息をついた男は譲葉を抱き上げ、お姫様抱っこでどこかへと連れていく。そう、彼は隠れマッチョだったのだ！！！　つづく。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●巫女の聖水
　ぐご……ぐごごぐがあ……。
　地面にこてりと置かれた面から地響きのような雑音が上がる。彼の名は神代・凶津（謎の仮面と旅する巫女・f11808）。桜という巫女とともに猟兵活動をするヒーローマスクである。
　しかし冒頭の通り、現在は溺酔して夢も見る間もないほどの深い入眠中。赤い仮面は更に赤みを増している。
「まったく……」
　と呆れた声をだす桜。このまま置いて帰ってやろうかしらなんて思ってしまうのも仕方ないことであるが、まあこんな状態でも猟兵としての活動中なので置いていくわけにもいかず傍でジュースを飲んでいるわけだ。
（まあ、でも……ほんの少し離れるくらいはいいですよね）
　とはいえ、仮面と違って桜は人間。凶津と合体していなければ本当に普通の人間だ。任務中とはいえその生理現象を抑えることは出来ない。
　要するに用を足したいので爆睡する鬼面を置いて近くのトイレへとそそくさ歩いた。

「え、きゃあっ！」
　だが、そんな彼女に魔の手が迫る。
「ぐへへ、あの奇妙な呪いの面はねえな？」
　ずっと彼女を狙っていた男がこれ幸いとトイレの傍の曲がり角に差し掛かった彼女をトイレ裏の人のこなさそうな雑木林に引き込んだのだ。
「酒も飲まねえでこんなところに来て、さっきからちらちら周りの男を見てたよな？　たまってんだろ？　俺が天国に連れてってやるよ。その後で臨むなら……もっといいところにもつれてってやるぜ？　俺の仲間がいるんだよ」
　どうやら教団の人間を無意識に探してしまっていたのを男漁りの視線と勘違いしたらしい。しかし幸いその狙いの教団の男のようにも思える。確証はないがただの小規模のチンピラがこんなところで巫女の服の中に手をまさぐり入れながらそんなコト言ったりしないだろうと考えされるがままになる桜。
「は、うぅ……バレてしまったのですね……ああ、お許しを……っ！」
　と適当にそれっぽい返しをすれば男はやっぱりなと似た突いた笑いを見せてごつごつした指を割れ目にぬぷっと挿入する。左手は巫女服の襟から忍び込ませ生乳首をつまみ乳房を撫で始める。
「あっ、うぅ❤」
　甘い声が漏れる桜。その割れ目は既に蜜と刺激でちょっと漏れてしまった尿で濡れている。
「へへ、くせぇ。牝の臭いだぜ」
　とか言いながら更に２本の指を突っ込み暴れさせる男。その激しさに尿意は加速しこのままでは漏れるなんてものじゃない。全部出ると焦りを覚える。
「こ…これ…以上は…！？」
「へへへ、わかってるぜ。もう出してえんだろ？　ナニを出してえのかもわかってるが、まあ、手にかけられるよりはこっちにぶっ掛けてほしいよなぁ！」
　男は指を勢いよく引き抜き、いきりたった肉棒を桜の中にじゅっぽりと嵌め、更に尿意が我慢できないようにへその下を上から下へ押し始める。
「あっ！　はぅっ❤　んぉお゛っ！！！」
　我慢のあまり汚くなる嬌声。男は構わずギリギリまで引き抜いては奥までぶち抜くような突き上げを続けた。
「おら、これに貫かれたままでも出せるなら、出しちまえっ！」
「い、いあうぅぅぅう～～～～～～っ❤！！！！」
　男に煽られ、桜は泣きながら苦しそうに袴や男の肉棒や足にかけるように栓をされたまま広範囲に尿をぶちまける。
「うぉ、あったけえ……！　く、さらに追い打ちだっ！」
　ただでさえ満足に出せなくて苦しいのにそこにどぴゅうと男の白濁が逆流するように入ってきて、桜はそのまま意識を手放しながら激しい潮吹きをしてイキ果ててしまった。
「へへ、これは上玉だぜ。まあ、風呂に入れねえといけねえし、丁度いい。楽屋に連れてって巫女さんにはこのまま踊ってもらうか……」
　男は意識のない桜を何やら思いついた様子で抱きかかえると、カオス・エクスタシア教団の拠点へと連れ去るのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●ペドフィリアを追え
　リリエッタ・スノウ（シャドウエルフのガンスリンガー・f40953）はロリ……ではなくペド。６歳のいたいけな児童である。
　そんな彼女がお酒など飲めようはずもなく、手にするのはジュースのみ。溢さないようにと安価な代わりにコップ半分くらいしかもらえなかったから美味しかったのにすぐに飲み干してしまった。
「あー、もうなくなっちゃったぁ」
　はかなくお腹の中に消えたジュースに残念そうな声を上げると、おやおやといった様子でおじさんが近づいてくる。
「お嬢さん、よかったらこれも飲むかい？　おじさんはビールを頼んだのに間違って渡されちゃってね。捨てるのももったいないからって貰って来たんだよ」
　完全に妖しい感じで差し出されたジュースだがリリエッタは無防備にもそれをありがとうと言って受取早速飲もうとした。
「おっと、ここはそろそろ人が多くなって危ないからね、飲むならもっと端の方で飲もうか」
「うん！」
　おじさんの自然な誘導によって人の少ない物陰に連れてこられると今度こそ飲み始める。さっきのジュースとおんなじジュースのはずなのに、わずかにさっきのジュースにはなかった苦みを感じた。
「ん、これ、さっきのよりおいしくない？」
「そう？　新しいの貰ってこようか」
　違和感を覚えて首を傾げたリリエッタにおじさんが頼もしく思えるような笑顔で言うとリリエッタも深く考えるのはやめた。
「いいの？」
「もちろんだよ」
「ありがとうおじ……さ……」
　けれど、リリエッタに新しいジュースが運ばれてくることは無く、そこで少女の意識は途切れてしまった。

「はぁ、はぁ……最高。やわらかもちもち……うっ！」
　びゅ、ぴゅっ！　男の股間から何か白いものが飛び出し、その熱いのがリリエッタの内ももにかかるとリリエッタは目が覚めた。そこにはなぜか……あ、幼女相手だし条例が怖いので詳しくは描写しないでおくね。な状態のおじさんがリリエッタのパンツを嗅いでいる謎の光景が！！！
「何してるの」
　しかしリリエッタは感情が薄いので驚いていたとしても表に出ないしただ冷静に何が起きているのか聞いた。幼女なのでもう数時間は起きないはずなのだが、猟兵だからか薬の効き目も普通人より薄いようだ。
「ひ、ひぃ！　ご、ごめんよぉ！！！」
　おじさんは驚き跳び上がりズボンのチャックをあげてパンツを持ったまま逃げだしてしまった。
「むぅ、よく分かんないけど、あのおじさんパンツ持って行ったから悪い人？」
　つまり今回のターゲットかもしれない。そう思ったリリエッタは恥ずかしがることもなくノーパンで男を追いかけることにした。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●ゆるゆる
　豊原・フィリス（セクシー系バーチャルキャラクター・f15722）の本日の配信は日常的雑談配信。
「今回はただの垂れ流し飯テロ配信だから気楽にねぇ」
　といいながらドローンに軽く手を振り、机の上に生ハムのサラダやフライドポテトなんかの料理とビールが大ジョッキでドーンと並べられる。
「それじゃ、いただきまーす」
　グルメ系ドラマとかでありそうな感じでまずはウインナーにパリッとかぶりつくフィリス。薄皮から弾けるように飛び出す肉汁が唇を汚すが、そんなのお構いなしに咀嚼し味わう彼女の姿は本当に幸せそうだ。
　そして飲みこむときはビールと一緒に。流し込むようにごくごくと喉を鳴らして呑み込む。かーっ！　これがたまんないんだわ！
「うん、最高っ！　これはもう優勝」
　配信の先でリスナーたちが喉を、お腹を鳴らす。ってかこれ書いてる私もお腹すいてきた。太ったらフィリスのせいだからね！！！！
　なんてみんな思ってる中そのあともフィリスは淡々と飯テロを続けるのであった。

「あ、お姉さん。いい食べっぷりでしたね。おれこのウインナーの店員なんですけど、あまりにもお姉さんの食べっぷりがよかったので、俺の働いてる店の店舗の方の優待券渡しちゃいます。よかった来てください」
　と、配信後、フィリスの傍に突然男がやってきて紙切れを渡す。何やらちょっといかがわしそうなバーの優待券。他に教団の手がかりもないフィリスはとりあえずそれをありがたく受け取っておくのであった。実際行ってみるかは彼女次第ではあるが。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●羊の内面は全然羊じゃないので
「ねえさーん。俺とのまなーい？　うぇーい！」
「えー。奢ってくれるならいいですよー」
「かーっ！　ちゃっかりしてるねぇ。奢る奢る。俺ちゃんがおごっちゃうよー♪」
　どうせよってかどわかされようと思っていた女、デライラ・カラクル（肉食系・f41380）はノリのいいボンボンの金髪のチャンニー……サーフィンとかしそう（偏見）のナンパにあっさりオッケー。まあ最悪彼が教団関係者じゃなかったとしてもデライラがつぶれるほど飲んでもお金を出してくれそうだし損はない。
「やったー♪　ウェーイ！　のものもー！」
　奢り確定した瞬間、デライラはギャルい本性丸出しで男と飲み始めるのであった。まあ、酔っぱらったらどうせ出るしね、本性。

「もー、やめてってゆってるぢゃん」
「えー。とか言って～。まんざらでもないっショー？」
「うざっ、ちょっと触りすぎ」
「もー、口調はゆるゆるなのにかったいなー」
　お酒が進むと男はギャルいデライラをビッチでもあるかのように着やすく触ったり擦りついてりしてきてかなりうざい。まあお酒飲むのまでは邪魔されないのでほどほどに相手しあしらって飲み続ける。奢り額も普通に夜の店いけるくらいになって来たし、ちょっと触るくらいはまあ許すべきだろう。
「ふふ、おとなしくなったね。よかったらこの後、もっといい店で飲みなおさない？　そろそろビール以外も飲みたいっしょ？」
　そしたらデライラが身体を許し始めたと勘違いした男が二次会を提案。それに何やらちょっと怪しい雰囲気。ビンゴかもしれない。
「えー。まあいいけどぉ」
　教団の可能性があるならばとそれっぽい乗り気な返事をすると早速男はデライラを次なる店へエスコートしてくれた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●ドイツの息吹を感じてイケ
　斎藤・斎（人間賛歌・f10919）はドイツ風のドレスを身に纏いオクトーバーフェストに参加していた。こういう貸衣裳もオクトーバーフェストの醍醐味である。
「しかし、コルセットがあるから何とか収まりましたが……キツいですね」
　ドイツ人というよりロシアン規格な斎の胸は貸衣装やにあるフリーサイズのドレスでは胸部がほんのりはち切れそう。まあ、今回はこっちからナンパするつもりだしいいよね。

「すみません、おひとりでしたら一緒にどうですか？」
　斎は今回待ちではなく攻めの姿勢で。自分から積極的にいろんな人と相席し、話を聞いたりして情報を集めていく。
　けれど当然ノミュニケーションにはリスクがつきもの。
「ねえ、お姉ちゃん、さがしものがあるんだってぇ～？」
　敵の縄張りで派手に動けば、あちらから頭数をそろえて接触してくるのは想定内ではあったものの、いかんせん飲みすぎた。また、途中何人かそれっぽい人と相席した時に微量ずつ盛られていたようで、意に反して捕まってしまった。
「な、何のことですか。私は楽しくお話を……」
「とぼけるなって。何人か見覚えがある奴が後ろにいるだろ？」
　と言われれば確かに相席した男が複数。いや、酔って分身してたくさんにみえる。
「それで、目的は何かな子猫ちゃん。君、警察関係とかじゃないよね」
「ち、違います……」
「ふぅん。まあ、脱がせばわかるか」
「何を……止めなさいっ！」
　男が後ろのに合図すると、複数の魔の手が斎に迫る。まるでギャングの身体検査のように折角のコスプレを奪われてしまう斎。コスプレってのはなぁ！　着たままするのがいいのに！！！
「なんでこんなことをするんですか？」
　と睨む際に男はやれやれと肩をすぼめる。
「身体検査っつったら体の中まで盗聴器とかが隠されてないか確認する者だろう？」
　常識を叩き込むように言われ、そのまま男たちによって穴という穴をまさぐられる斎。
「く、うぅ❤　や、やめ……止めなさいっ❤」
　これまでの経験から声は甘くなるが、やっぱり抵抗する心の折れない斎は足を必死に閉じようとしたり抵抗を試みるがクスリがきいて力不足。あっけなく男たちに股を広げられる。
「だったら、素直に言えよ。なんで俺たちのことを調べてたのか」
　そういいながら男が男たちを左右によけさせて自分の股間の肉拳銃を斎の割れ目に突き付けた。ここで堕ちれる女の子だったら嘘ついて彼らの本拠地に行くところだが、薬のせいで逆に益々頑なになっている斎はハニートラップ的なのを思いつけず。
「やるならやってなさい。体は好きにできても、心は好きにさせない……！」
　はっきりと言い放ち、男を睨みつけてしまった。
「ああ、そうですか、じゃあ、オナホにするわ」
「え、うそ。くっうう～～～～っ❤」
　男は冷めた目のまま斎の中に入り、その具合が良いとわかると今度はにやけて本当に自慰のように遠慮なく腰を振って果てた。
「おい、お前らもそいつが元気じゃなくなるまで相手してやれ、その後で連れていく」
　男が下々に命令すると次々に斎を犯しだす汁男たち。
「無駄だ、こんなもので、私は……んぁああ～～～っ❤」
　悪態をつき続ける斎の中を突き続け、ようやく意識が遠のいてくれたので男は斎を自分たちの拠点に運んだ。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●鬼の首
「とられちゃったかー！」
　ゲラゲラ笑い上戸になる露木・鬼燈（竜喰・f01316）の膝の上には美女。黒髪の清楚そうな美女。うん、ビッチの方が清楚の格好してるっていう噂は本当っぽい。熟達の忍はそういう情報もしっかりキャッチしているのです！
　で、まあ何がとられたかというとタイトルにもある通り鬼の首。お酒を調子に乗って飲みまくった鬼燈は実は彼女を押しのけられずにいるのです。ふらふらだし……欲望も増長してカリの首も首ったけってかんじにびんびんになってるのでシカタナイネ！
「うふっ、打ち首獄門しちゃっていい？」
　なんて鬼燈のノリに合わせる彼女は鬼燈のパンツからまさぐりだした肉棒を自分の割れ目にノックさせながら微笑む。
「いやぁ、これは地獄じゃなくて天国では？」
「ふふ、どうかしらね❤」
「うぉっ！　すっごい締め付け！！」
「ああんっ　おっきぃ～❤」
　ずぷん、と勢いよく子宮口までノックさせられた肉棒をキツキツマンコが縛り付けるように離さない。
「本能に、忠実になっちゃいそうっぽい！！」
　鬼燈は堪らず女の腰を血管が浮き出るほどの力で抑え、上下に腰を振らせていく。まあ、お酒で力はかなり抑えられてるので血管出るほど本気出しても壊すことは無い（ご都合主義）
「んぁ～～～。しゅごい～！　鬼チンポに中抉られてきもちよくなっちゃうう～～❤　とぶ、とぶぅ～～～～っ❤」
　鬼の本能のままに女を貪ってたら、あれよあれよといううちに女は快楽の坩堝に堕ちていく。
「あぁあああんっ❤」
　そして、鬼燈が○○しながらどちゅっと強く突くと、イったばかりの女が潮を吹きガチアクメ。それでも性欲が収まらない鬼燈はいつの間にかその様子を見ていた他の女たちにも次々跨られてさらにはもっとアナタとシタイ人がいるのとか言ってどこかへと連れ去られていった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●きゃぴっ☆あざとくてごめん
「どれもこれもおいしい」
　ノーメン・ネスキオー（放浪薬師・f41453）はビールもジャガイモも大量にたしなんでいた。猟兵はハードなお仕事。楽しめるときに全力で楽しむのは必要な息抜きである。
「あたいー。まだ飲みたいなぁ♪」
　最初は食べてはのみ食べては飲みしてたノーメンであったが、お腹の要領は有限であるため次第に飲むばかりになり、当然イイ感じに出来上がってしまったところを男の人に声をかけられればちょろりと引っかかって現在相席中。
「えー。まだ飲むの～？　全然いいけど……目が座ってるよ？　大丈夫？」
「らいじょーぶらいじょーぶぅー」
　（この世界の）ビールって初めて飲むけど～、すっごい飲みやすくってどんどんのめちゃうねーなんてあざとさマックスであれよあれよと樽2つ分くらい飲み干したノーメンに若干引き気味になるナンパ男ではあったが、あざとく胸を押し付けられながら甘えられれば悪い気はしなくてついつい奢っちゃう。
「しょうがないなぁ……あと一杯だけだよ？」
「えー。やだぁー。もっとのみたいぃー！」
「んー。じゃあさ、俺の行きつけの店いかない？　そろそろビール以外も飲みたくってさ」
「え、うん。いくいく。あたいももっといろいろのみたーい」
　そのあざとさの甲斐あってか男は結局ノーメンを無下にできず、猟兵としての目的である教団の拠点となっている店にノーメンを連れ立って行くのであった。
　現在ノーメンは大ジョッキ５０杯、ジャガイモ１０個。ウインナー２０本をそのお腹にしまい込んでいるが、果たしてこの後も食べてしまうのか、それとも違うものを食べることになるのか……。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●事前準備
「あむっ、はふぅ……んぐ、んぐ……ふはっ❤」
　オクトーバーフェストの会場の片隅で、一人メガ盛りメニューに挑む女性がいた。様々な人がその存在感に足を止め、その素晴らしい食べっぷりと膨らみようを眺めている。
「なるほど……味へんされてるんですねこれ……いくらでもいけちゃいそうですぅ……はふ……むぐむぐ……ごっくん❤」
　苦しげにフライドチキンにかぶりつき強炭酸コーラを流し込むその姿、人間離れしているが実際人間やめてるから仕方ない。
　卑猥にも聞こえる食事ＡＳＭＲを垂れ流すのは夢ヶ枝・るこる（豊饒の使徒・夢・f10980）。その体はカロリーに比例して膨らんでいく。既に胃袋にはジャーマンポテトもヴルストもシェニッツェルもフランクフルトもホットスティックも収まっており、接種総カロリーは食事だけですでに5桁に突入している。元々規格外な彼女の胸は危険な領域に突入して既に胸部のボタンが一つ吹っ飛んでいる。けれど彼女は呑気に食事を続けているのだ。
　しかし、彼女もただ建てや酔狂、趣味だけでこんな所業を行っているわけではない。
（えーっと、あの人とあの人からは有益な情報が得られましたねぇ……だいたいわかりましたし、これを食べた後もう一度ウインナーを食べたら向かってみましょうかぁ）
　そう、情報収集だ。彼女を一目見に来る人々に対し、まるで彼女自身を撮影していると装っているような涙型の結晶体の祭器【ＦＰＳ】をつかって記憶などの情報を読み取っているのだ。既に次に行くべき店もわかり、後はそちらに向かうだけなのだが……戦闘準備もかねて、るこるはまだ自分の身体を『制御』できるのを確認すると食べて気に入った店のウインナーをもう一度かいに歩き、それをつまみながら向かうのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●硬くて太い
「念のためもっと検査しておきますね」
「えっ、あ、そんな……だめぇ～❤」
　会場の中にある監視小屋の中、一人の女性警備員が握る警棒がリンカ・ディアベルスター（星神伝説を知る開拓者・f41254）の尻の穴にずっぷりと入り込んでいた。
「あぐぅっ❤」
　しらじらしい苦しむ声……ではなく、リンカは本当に少し焦っていた。こんなに太いのは心の準備が出来ていない。
　実はこの状況、リンカ自身が導き出したものだ。適当にナンパされて教団の拠点とやらに向かおうと思っていたところ｜女性警備員《彼女》に声をかけられたとき、会場でナンパが横行してるから気を付けてほしい、さっきも一人見かけたが注意したら逃げられてしまった。女として許せないから個人的に調べてるなどべらべら話してくれたのでだったらその情報をもらおうと催眠をかけたのが始まり。
「どうしたの？　コレが欲しいんでしょ？」
　そして、彼女のメモ帳を読んでいくべき場所を理解した後ついでに自分のお尻をいじめさせているのが現在。
「ち、ちがっ、こんなの望んで……」
　だが、催眠は完全なる言いなりではなく、あくまでも彼女の素直さを歪めてしまうたぐいのもの。基本的には従うが、彼女の本性が強く出るので三大欲求など刺激しようものなら完全なるコントロールは不可能である。いやまあ、出来るけど一般人に大きな精神的負担がかかるもんね。で、何が予想外かというと、警備員にはあらかじめもう少し細くて清潔なガラスの棒を渡していたのだ。しかしいまリンカの中には太くて使い古された警棒が刺さっている。
「望んでるからこうやって私を使ってるんでしょう？」
　つまり、女性警備員の本性はドＳだったってコト。
「んぉっ❤　ち、違うのに、思ったより気持ちよくて否定できない～❤」
　既に指で散々いじくられ４本も飲み込まされたアナルはやわらかくなっていて多少の無茶を受け入れてしまう。警棒はこのご時世なのでこまめに消毒されているのでご安心ください。
「あひょぉぉぉぉん♥」
「ほら、もっといい声で鳴いて！」
「ひぁあああんっ❤　おひょおおおおお💕」
「いいわ、行きなさい……イけッ！！！」
「あっはああああああああん💕」
　リンカは暴走した女性警備員にすっかり手籠めにされるように、鬼畜テクニックでケツイキアクメをキメさせられるのでした。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●こっちのウインナーは情報をため込んでいる
「あー、いいよ。いい、いい。そのまま吸って～」
　細身の男が腿をパカパカと震わせ開閉しながら吉原・泡姫（絶対必勝・f41320）の頭を軽く抑える。少女の口には男の細身な見た目には似合わないぶっとい股間のウインナーが収まっており、女の子の股のようにトロトロ出てくる我慢肉汁を味わわされていた。
（う、仕方ないとはいえ、やっぱり恥ずかしいなぁ）
　なんて内面はオモテに出さず、あくまでも本物のソーセージを食べるときのように美味しそうにしゃぶる。頭の中でウインナーのことを必死に考えて食欲から唾液を分泌し、ぬるぬるになった熱い口マンで男を喜びの頂へと導いていく。ぐぽぐぽ、じゅぷじゅぷと卑猥な音を立てていけば、見上げた男の顔がのけ反り、グッと頭を押さえつけられた。
「く、でるぅ～～～～～！！」
　喉の奥、飲み込むまでもなく食道に直接流し込まれ胃に垂れ落ちていく雄汁。ビクビクと震える割には濃すぎてどろりと勢い無く発射されるそれは口の中に雄臭さを充満させてむせかえるほどだ。
「んぉ……うぅぅ……❤」
　と少女が苦しそうに呻けばおっと、ごめんごめん、と男は肉棒を引き抜き口を開けた泡姫の舌の上に残りの雄汁をぶっかける。濃厚なたんぱく質が泡姫の舌の上にまとわりつく。泡姫は少し苦しそうな顔を健気な笑顔に変えてそれを口の中に仕舞うと飲み込んだ。
「まじやば……君ホントエロイね」
　男は堪らず泡姫の頭に手を伸ばしポンポンと頭を撫でる。嫌悪感を出さずにその手をつかんで自分の頬にもっていき頬ずりする泡姫に参ったなぁという顔で男は頬を掻く。そして降参とばかりに両手を上げた。
「まったく、ちょっと遊んでポイする予定だったのに……わかったよ。それじゃあ一緒に行こうか」
　実はこのフェラチオ、もっと大人なお姉さんをナンパしようとしていたこの男に泡姫が逆ナンを仕掛けて半ば無理やりこぎつけたものだった。
　小学生相手に本番はどうかと思ったが、彼女はこの会場でイケナイ手を使って自分がある教団の一員だということを訊いたらしく、仲間になりたいからテストして欲しいと懇願された男が楽しませてもらったというワケだった。
　男においでと言われた泡姫は無邪気でエッチな子供を装ったままその後ろをついていくのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●あれもこれも楽しんで
　あちこちから聞こえる楽しそうな人の声、そしてビールのジョッキに注がれる音。瓶ビールの二が勢いよくあく音、グラスの乾杯の音。もうそれだけでビール好きにはたまらない。
「私も早く飲みたーい♪」
　郁芽・瑞莉（陽炎の神和・f00305）はうきうきしながらどの列に並ぶか迷っていた。少し遅れてやってきた会場には人がいっぱいでどこもここもなかなかビールと食事にありつくのには時間がかかりそうだ。なら、少しでも満足感を得られそうなところがいい。それか、少しでも早いところがいいかも。なんて、優柔不断な部分があるのはわかっていたけどやっぱり全部欲しい。
「とりあえず、あの列に……！」
「おおと、待ちなよお姉さん。なあ、ちょっといい話、聞いてくれない？」
　腹をくくって順番に全部巡ろうとする瑞莉を止めるのはちょっとガタイのいいお兄さん。
「なんですか。私早くビール飲みたいんですけど」
「それだよそれ。お姉さん可愛いしさ、友達がかなり前の方に並んでる列があるから、そこで一緒に飲まない？　合流ってことで♪」
　と甘い言葉にまんまとノリながら、なるほど確かにこんなナンパならついていく人の気持ちもわからなくないなんてのんきに考える。

「それじゃ、カンパーイ！」
　男は３人組だった。誰もかれもガタイがよくてアッチの方も期待できそうだ。というのも、彼ら全員、履いてるズボンにすでにシルエットが見えている。約束された大いなるマラ。瑞莉は内心でそっちにも生唾のみながら目の前のビールにかっ喰らった。
　半個室型ブースというきちんと仕切りのある妖しい屋外席で左右を男に囲まれ正面にも男。そんな状態でもおびえることなく瑞莉は男たちよりもたくさん飲んだ。ただ飲みたかったというワケではなく、早く男たちの本性を暴き出せるくらいに自分が隙だらけだと知らしめたかったからだ。でないと、男たちもたくさん飲みすぎてせっかくのマラが使えなくなるかもしれない。
「皆さん素敵なお体してますけど、何かスポーツやってるんですか？」
　左右の男にソフトタッチしながら訪ねる瑞莉。男たちはデレデレしながら自分たちが大学のラグビー部だと教えてくれる。
「まあ、それじゃあぶつかり合うのとかお得意なんですね。太もももがっちりしてて凄いです❤」
　瑞莉がさらに右の男の内ももをさわさわすると、理性が少し緩んだ男はそうだろうと言いながら瑞莉を持ち上げ自分の膝に座らせる。
「あ、ずるいっすよ先輩！」
「自分ばっかり直ぐてえ出して！」
　どうやらその男がこの集団のトップらしい。パンパンの太腿もそうだが、ガッチガチの肉棒が痛くて苦しいとビクンビクンもズリの背中に当たって暴れてその存在感を示してくる。正面に立っていた後輩は瑞莉が先輩の上に座ったことで前で見てるだけじゃ辛抱ならんと先輩ともう一人の後輩を押しこんで自分も瑞莉の隣、もともと先輩の据わっていた場所に座った。
「おいばか、狭いわ！　女の子の据わってたスペースに自分が収まれると思うなよ！」
「いいじゃないっすか先輩。俺らいつだってくっついて押し合う仲っしょ。それより瑞莉ちゃん俺も触って。おれシューターだから足のしなやかさには自信あるよ！」
　などとのたまい瑞莉の手を取った後輩は固くてしなやかに上反りする肉棒に触らせた。
「あらあら❤　とっても素敵な足ですね」
　といいながら瑞莉がコスコス♡してあげると男は低い喘ぎ声をあげ、もう片方の後輩が俺もディフェンダーで踏ん張るから太くてかっこいい脚だし！　といいながら太くてはち切れそうな重たい下反り肉棒を触らせる。
「オイオイお前ら。ガッツくなって。ごめんな瑞莉ちゃん。いやじゃない？」
　って紳士ぶる先輩はもはやズボンから肉棒がはみ出して瑞莉の服の中に入り込んで背中に直接絶倫早漏濡れチンポを擦り付けてきている。
「だ、大丈夫です。３人とも、このままじゃ帰れませんよね？」
　と言いながら瑞莉が先輩の膝の上でお尻を振って擦り付けアピールすると先輩に高く持ち上げられくるりと先輩と対面になるように回されてそのまま肉棒の上に割れ目が当たるように落とされた。
「はぁん❤」
「瑞莉ちゃん。じゃあ、オレらのウインナーも食べてくれる？」
　とニカッと笑う先輩にうなずき早速そのまま自分でパンツをずらして先輩のモノを受け入れた。
「はぁぅ……んっ❤」
　すっごい声が出そうだったので慌てて右の後輩が立ち上がり瑞莉の唇を唇で塞ぐ。
「しー、ここ店だから、静かにね」
「はぁい、ごめんなさいっ❤」
「無茶言うなって。俺らのチンポで瑞莉ちゃんの口、塞いでやらんと」
「それもそっか！」
　そうして先輩の手に支えられながら大きく背中を反って顔の位置を低くした瑞莉の前に太チンポと長チンポを差し出され、交互にしゃぶりながらしこしこしだす瑞莉。先輩の暴れん棒が５分に一回くらい吐精してきて油断すると大きな声が出そうになるのを必死に抑えながら結局本番はその店では先輩のモノだけになっちゃって、ポールダンスの店があるんだけど一緒に行かない？　次は瑞莉ちゃんのポールダンスが見たいなという男たちの変態発言に快諾した瑞莉はそのまま彼らと場所を移すことになった。彼女の歩いた後にはぽたぽたと中に出された○○が少しずつ漏れて落ちていたとか……。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●営業効果と成長期
「あれ、ミコちゃんじゃん」
「え、あ、森さん！？」
　普段は曝け出していた義足を新技術の人工皮膚で覆い隠し、新たな装いで街に繰り出した狭野・実琴（元天才・f38190）に声をかけたのは、彼女が絶頂・昇と関係のあるＡＶレーベルで仕事をしたときに何度か共演したＡＶ男優、『アメリカンドッグ森』であった。童顔で童帝臭い犬系の顔に名前通り映像映えする巨根の持ち主。女優ミコとして相手したさいもそのテクニックや素晴らしいアメリカンドッグに演技を忘れるほど感じさせられた。
　仕事中も温厚な童帝キャラが多いが、プライバシーでも優しく後輩の面倒もいいと聞いている。そしてあのレーベルのＡＶ男優だけあって、女寄せの看板としてカオス・エクスタシア教団のイベントにも何度も参加しているはずだ。
「久しぶりだね、最後に共演したのは２月だったかな」
「わー、もう半年以上たつんですね。相変わらず色々出演されてるんですか？」
「はは、いやいや、最近は一般向けは控えめだよ」
　一般向けはということはゲイ界隈や女性向けの方にはまだまだ出演しているということだろう。
「ミコちゃんは今日なんで？　未成年だし飲めないよね」
「はい、でも普通のウインナーも好きなので……森さんは今日は撮影ですか？　それとも昇さんのイベント？」
「ははーん。さてはミコちゃん、監督から聞いて今日のイベントに参加しに来たなぁ？」
「えへへ、内緒です♪」
「えー、じゃあ俺も内緒……と言いたいとこだけどそうだよ。今日はイベントの方。ミコちゃんも来る？」
「もちろんご一緒させてください」
　実琴はそういってアメリカンドッグ森の腕に抱き着く。引っ張りだこでセックスしてる男にこんな色仕掛けが通じるとは思えなかったが、森はロリコンとは違う意味で子供が好きだったので甘えられるのは悪くないらしく快く実琴をエスコートした。
「にしても、随分攻めた服着てきたね」
　森が指摘する実琴の新衣装はお腹丸出し、太ももも丸出しの攻め攻めセクシーコーデ。関係者でなければＪＫはともかくＪＣとはとても信じられない大人の雰囲気だ。
「でしょー。開き直りすぎかなって思ったんだけど、昇さんに会えるのすっごく楽しみだったんだから思い切っちゃった♪」
　今日まで実琴はまるで昇を崇拝する少女のように振舞って彼らと接触してきた。前回の三男の時はファンサービスに夢中になりすぎて肝心の目的がおざなりになってしまったけど、今回はしっかりしないといけないと心に誓った。
　これまで彼女が捨ててきた尊厳、その代償を今日は得なければいけない。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●絶頂家を知る
　黒辺・颯汰（ニンジャなのにお人好し好青年・f37205）は忠犬ハチ公のようにフェス会場の前である男を待っていた。白のワイシャツに紺色のベスト、そしてクラシカルなデザインのドレスパンツは９分丈。ソックスはスニーカーインでくるぶしを丸出しにした足元が少しスース―する大学生風オータムファッション。靴はオックスフォードシューズだ。どれもこれも数万円はくだらないその服は全て今日のデート相手のコーディネート。近々そちらに行くと言ったらその前に軽く禰位から会えないかと言われ、あれよあれよという間に着せ替え人形にされ奢られてしまった。
「髪、変じゃないですよね……」
　動画サイトを見て初めて自分でセットした髪は、片目は隠したまま、片目だけ見えたり隠れたりするわけ目を作った。そんな颯汰を焦らせるように、一向に待ち人が現れない。すっぽかされたのかと思ってしゅんとした待ち合わせ時間も過ぎ、１分、５分、１０分が過ぎたころ……。
「悪い！　遅れた！！」
　きっちりとセットした髪を振り乱し、上品な布地のチェスターコートをはためかせて登場する向。前回とはイメージチェンジし、髪を赤く染め体も鍛えているようで少しチャラさが抑えられ頼もしさが増している。
「ちゃんと待っててくれたんだよな。本当に悪い。ごめんな？」
　といいながら自分より少し背が低い颯汰の顎にそっと手を添え、クイッと引き上げると三白眼で見つめてくる。
「い、いえ。随分とイメージチェンジしたんですね。向さん。ビックリしました」
　体格に関しては服をもらった時に知っていたが、髪色は今日初めてだ。あの後美容院に行ったんだろう。ウホ・サセロが取りついても違和感ない見た目をしていたのに、随分と個性的になっている。
「そりゃ、俺に抱かれながらあの邪神のこと思い出されたらたまんねえからな」
「そ、そうですか……いえ、あの、素敵です。それに、改めて服、ありがとうございました」
「ああ、すげー似合ってる」
　この服を送られたとき、向には俺がこの服を送った理由をちゃんと考えておいてくれと言われた。調べたところ男が好きな相手に服を送るのは自分の手でそれを脱がせたいという理由だと知った。
「あの、今日の僕は、合格ですか？」
　露出した片眼で上目遣いに尋ねれば、向は堪らず抱きしめてくれた。
「ああ、最高だ。わかるだろ？」
　ストレートなボディランゲージで思いを伝える向の股間はゴリゴリに硬くなっており、これが自分の中に入っていた時のことを思い出して颯汰も股間を固くして返事してしまった。
「目、出して来たんだな。そのままでもかわいいのに、俺の為にしてくれたのか？」
「は、はい……。その、デート中くらいは、顔見たいと思って」
　どうせ、髪質が柔らかい颯汰はベッドの上ではセットが崩れてまたメカクレに戻るのだろうが、自分だって、相手の表情がちゃんとわかる方が嬉しいしとおもい思い切って片目を出してきたのだ。
「嬉しい」
　向が颯汰の瞼にキスを落とす。颯汰は嬉しくなって尻尾をぶんぶん振ってしまった。

●
　人目もはばからず手をつなぐ男たち。
「あ、あの。周りが見てますけど……」
「あん？　いやなのかよ。見たい奴には見せとけ。俺はお前と手をつなぎたい」
「……そうですね。僕もです」
　とラブラブな姿を周りに見せつけながら列に並び、ビールとウインナーを買いあさり適当な席を陣取る。
「やっぱ、お前と食べる飯は美味いな」
「いつもは一人で食べてるんです？」
「ああ、お前に責任を取ってもらってからは基本一人だな」
　それ以前は他の女とご飯を食べていたんだろう。しょんぼりするならそれ以上聞くなよって顔をしてワイルドにセクシーに肉棒を齧る向。
「ちなみに御兄弟は仲いいんですか？」
「ああ、そっちな。それは仲いいぜ。普通に。女の好みがかぶらねえからあんまりつるまなくなったけど、昔は兄弟全員で女｜輪姦《まわ》したりしてたぜ」
　どうやら絶頂家は皆さん過激らしい。
「ちなみに何人兄弟とか聞いていいんです？」
「ああ、５人だぜ。５人目の時にオヤジが浮気して懺悔の代わりにパイプカットされたからな。はっはっは！」
「そうなんですね。じゃあ向さんがちょうど真ん中なんだ」
「そういうことだな。ほら、がたがた言ってねえで食えよ」
　向にウインナーを差し出され、手ずから口に入れる颯汰。そのまま指を口の中に突っ込まれ、反射的に彼の指をしゃぶってしまう。
「美味いか？」
「……はい」
「じゃあ、いくか」
　突然力業で作られたちょっとアダルトな雰囲気にチョロくのまれた颯汰の牝顔をみて我慢の限界が来たのか向はジョッキを飲み干して立ち上がり颯汰とオクトーバーフェストの会場を抜け出した。

●
「あ、あぅっ❤」
「やっべえ、やっぱもう、お前じゃないと無理だ」
　颯汰の性感帯である耳元で口説くように囁く颯汰。地面にうつぶせで寝かされ、上に載られ、尻の穴に怒張したモノを捩じ込まれて密着されている。押しつぶされた尻尾が自分の背中と向の腹筋に擦られて更に敏感に体が反応する颯汰。
「颯汰。イグ、イグッ！　うけとめろ、おぉ゛っ！！！」
「あ゛っ❤　お゛💕　あぅんっ❤」
　どぷっ、どぷっ、と精を受け止めながら自分もシーツの上に大量に吐き出す颯汰。セットした髪は完全に崩れ、メカクレに戻っている。
「やっぱお前、どんな姿でもかわいいな」
　とキスをされれば心まで快楽に溺れてしまって、結局何時間やったのかは覚えていない。

●
「さて、それじゃあ気が進まないがそろそろ行くか？」
　事後、けだるげに自分の腕の中で眠る颯汰にキスをする向。彼の力を借りれば容易に拠点に入り込める。
「そういえば、なんで今日遅れてきたんですか？」
「ああ、それな……そりゃ、この後もお前を守るために正式に今日の集まりに参加できるように兄貴に頼んでたんだよ」
「あー、それはすごく、ありがとうございます」
　目は見えなくてもわかりやすい表情で颯汰が嬉しそうにはにかむと、向は颯汰に服を着せて抱き上げ、お姫様抱っこのまま拠点へと向かうのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

第2章 冒険 『夜、ポールダンスクラブにて』

POW   :    肉体や気合で頑張る。または肉体をアピールしたポールダンス SPD   :    速さや技量で頑張る。またはテクニカルなポールダンス WIZ   :    魔力や賢さで頑張る。または客の視線を逃さないポールダンス 👑7 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

●ポールダンスクラブにて
　ここはビールもおいしいしカクテルも出せるポールダンスクラブ。今宵ここでは月夜に相応しいウサギさんの仮装をしたポールダンサーたちが舞台に上がって次々に小遣いを集めている。
　今日の主催は絶頂・昇（二回目）。彼のイベントテーマは乱交パーティーである。
　あっちこっちでハプニングバーのようにポールダンサーと客や客同士、バーテンダーと客なんかでやりまくり邪神召喚儀式♂♀が執り行われようとしていた。
　君たちはこのパーティーに参加するためにウェルカムドリンク（邪神の因子入り）をのんでイケナイ気分にならないとイケナイ。
　また、猟兵の中には一章の行動によって楽屋やＶＩＰルームに通された者もいるであろうからそれぞれそれをもとに行動を考えてくださいね！


●本末転倒
「わぁ、スパンコールのバニースーツだ♪」
　狭野・実琴（元天才・f38190）が燦々とした笑顔でそれを手に取る。アメリカンドッグ森と訪れたナイトクラブでは本日ムーンラビットフェスなるものが行われていた。
　会場に訪れた男も女もバニーに身を纏う一夜。上手に甘えて森に案内された部屋には金髪褐色ヤリラフィー……絶頂昇の姿があった。周りを美女と美少年に囲まれており、この場で何とかしてバカげた計画を止めたかったが、残念ながら面会はモニター越しであった。その場はバカを演じ、昇に媚を打っておく。
「よかったじゃないか、昇さんが気にかけてくれて」
「うん！　それもこれも森さんが私のこと面会させてくれたからだよ」
　結果、新衣装のお陰もあってか昇に気に入られた実琴には昇から白いスパンコールバニースーツが送られたのだ。
　えげつない角度のハイレグで、しかも膣の部分がカットされており開くことが可能になっているエロスーツ。尻尾は長ひもローター挿入式で、挿入したままオトコのアレも入れれちゃう仕様。しかもしっぽを握れば三段階振動切り替えまで出来る(四回握ると電源が切れる)し、胸の布もスナップボタンでパージ可能。至れり尽くせりだなぁ。
「似合ってるじゃん」
「あ、昇さん！　ありがとうございます。これ着て私もショーにでて良いんですよね？」
「ああ、勿論。本当は俺が食べちゃいたいんだけど……この後ちょっとね」
　ちょっとというのは勿論邪神関係のことだろう。こちらとしても本音はそちらに混ざって邪魔したいところだけれど、昇の声をした方を見ればやはりモニター越し。いたるところにあるな、モニター。
「えー。残念です」
「はは、会場の方も俺はカメラでちゃんと見てるから、君の素敵なところ見せてくれよな」
「はーい♪」
　そういいながら、彼に見られるのも気にせずその場で着替え始める。まあ、向こうからしたら見たくてカメラなんてつけてるんだろうし。思いっきりセクシーに脱ぎ散らかして見せつけてやる。
「ちゃんと後で、実物も味わいに来てくださいね❤」
「ふふ、ミコちゃん、だっけ？　君、いいね。めちゃくちゃにしたくなるよ」
　実琴は着替え終わると、その言葉には反応せずに颯爽と舞台に向かった。

「みんなー！　私とも遊んじゃお❤」
　前の演者の番が終わって曲が変わるとともにポールまで新体操のような足取りで駆けると、そのまま棒に飛びついて体を絡めながらくるくると回る。
「Foooooo！！！」
　という声が観客たちから上がると、実琴はそのまま義足を高く上げてさかさまになり、生足をぱっかりと開いた。布の割れ目も開いて多くの男たちに使われたと思えない淡いももいろが露出する。
　もともと天才スポーツ選手である身体能力を遺憾なく発揮し、その後も様々な体制で胸や尻も曝け出す。しかし、目立つ役を壇上でやらされてしまった分、情報収集に時間を割くのが難しそうだ……。そう思っていたら、突然司会者がマイクにむかって高らかにのべた。
「さて、それではＡＶ女優ミコちゃんの生セックスショーをお見せいたしましょう！」
　え、聞いてないんだけど、と一瞬思ったが昇に自分のことを認知されていて用意されたのだと彼女は直ぐに確信することになる。なぜならその相手は……。
「ごめんね、実琴。僕たちなんだ」
　マナブとカケル。彼女が巻き込みたくないと思っていた同じ年くらいの男の子たち。
「うそ……なんで……」
「あはは、黙ってたけど僕、カオス・エクスタシア教団の人間なんだよね。あ、カケルは一般人だけど……」
「お前の役に立てるって聞いて……あ、でもちゃんと欲しい情報は持ってこれたと思うから。ヤリながら聞いてくれ」
「え、え、ちょ、な……んんっ❤」
　事態を受け入れられない実琴の口に肉棒がぶち込まれ黙らされる。しかしマナブと出会ったのはもともとカオス・エクスタシア教団の密会であり、まったくあり得ない話ではなかった。
「うう、実琴のマンコ、久しぶりだ……！」
　その後実琴はマナブとカケルの二人に肉便器のように使われる様を見せつけながらどんどんと多くのことがどうでもよくなって、カケルとマナブから昇の居場所などについて聞きながら、たっぷりとすべての穴に何発も白濁を注がれていった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●男兄弟の上下関係
　とは、まあこういうものである感じだというのは一人っ子の黒辺・颯汰（ニンジャなのにお人好し好青年・f37205）にも分っていた。
「おい、兄貴……もういいだろ！」
「はっはっは、ダメだダメだ。もっとお前のカキタレが媚びるところが見てえよなぁ！」
「くっ、す、すまない颯汰。ほんとに嫌ならそんなことしなくていいから……！」
「いえ、こんなことでお兄さんに気に入っていただけて向さんとの仲を応援していただけるのなら易いものです！」
　と爽やかに告げながら、颯汰はＶＩＰルームの中、向と昇の為だけに部屋に備え付けられたポールでダンスを踊る。昇はモニターの向こうで手出しは出来ないが愉快そうにこちらを見ている。ただその視線に思ったよりはイヤなものを感じなかった。歪んだものを感じたが兄弟仲がいいことはわかる。たぶん、ブラコンってヤツ。だから昇の取り仕切る教団のイベントはどれも乱交系なんだろう。いや、まだ参加は二回目だが。
「しっかし、お前が男を、それもこんな馬鹿真面目で健気なのを好きになるとはねえ」
「あー、それは俺も本と驚いてるよ」
「しかもイメチェンまでして」
「……くっ！　好きになっちまったんだからしょうがねーだろ。そんで、後で兄貴に会いに行っていいのかよ」
「ああ、俺はホモに偏見ねーし、こんないい奴なら会いに来いよ。でもちょっと用事があるからあとでな」
「おう」
「じゃ、後は若い二人で楽しめよ」
「ほいほい。今は二人で楽しみたいからはよ｜去《い》ね」
　キラキラ踊る颯汰をよそに向が手をひらひら降れば兄はつれないねえとぼやきながら通信を切断した。
「もう大丈夫ですか？」
「ああ、大丈夫だ。ありがとうな颯汰」
「いえ、潜入の為ですから。っていうか、本当に協力してもらってよかったんです？」
「ああ、俺は一度邪神になってそのヤバさがわかってるからな。兄を止めてくれるなら俺も協力するよ。それより、素敵な踊りの礼がしてえな……こっちにこいよ」
「……はい」
　颯汰はこいと甘い声色で命令されるとおへそのあたりがきゅんとしてほおを緩めながらそれに従った。
「本当にかわいい奴」
　向の膝に座ると、来ていたバニースーツの尻尾を自分にとどめさせるピンクローターがいいところに当たってんッと声が漏れる。
「はは、いい趣味してるよな兄貴。このしっぽ、ディルドじゃなくてローターになってるの、尻尾つけたまま挿入できるようにらしいぜ？　ちょっと邪魔だけどまあ、悪くねえよな」
　と、向がソレを握るとカチッという音がして中のローターがヴヴヴヴと動き出した。
「ふあ……ッ！」
「なあ、せっかくだからこのまま入れてもいいか？」
　肉食獣が獲物を見つめるような視線で向が自分の肉棒を見せつける。向もバニースーツであり、このバニースーツは尻尾がエロ仕様になってる以外にも前に穴があって肉棒がぼろんと出しっぱなしにできるようになってるので本当に、スーツを着た獣の様な状態だ。
「……ッ」
　颯汰は向の凶暴なソレを見て生唾を飲んでしまった。さっきあんなにしたのに、先走りは数日我慢したようにトロトロと出ていて、寧ろさっきした時よりもビキビキに固くなってるのがわかる。血管が浮き出ているのだ。
「あ、あの、このまま……？」
　ソレが確かに欲しくはあったが、こんな魔物の様なブツをローターを入れたまま入れるとか正気か？　お尻壊れるんじゃないか？　と半泣きで聞いてみたけど答えは是であり、そして嫌って言ってもぶち込みそうな発情しきった向の様子に女の子のマンコみたいに尻を濡らしているのも隠しようのない事実で……。
「ん、オ゛ぉ゛……オオオ゛オオ゛ッ！！！！！」
「くっ、やっべ、カリにローターが当たって……めっちゃ気持ちいい」
　気づけば自分から向のソレを受け入れていた。
「ひッ゛！　アォ゛っ❤　あ゛～～～～～～～っ❤」
　おおよそ強制ともいえない唸り声を上げる颯汰。当然だ。肉棒だけでも結腸に届いて然りなのに、本当にヤバいとこにローターが当たってる。脳が解けて本物のバカになってしまいそうだ。幸いなのは向も気持ちよすぎて動けずガンガン突かれることがないこと。
　代わりにつながったままキスでイク勢いで熱い口づけを躱して、何十分も舌を絡めながらお互いに男汁をまき散らしまくった。当然、向のモノは一滴たりとも引き抜かれるまで溢したりはしなかった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●酒池肉林
「へぇ、ここが行きつけのお店なんだ」
　ノーメン・ネスキオー（放浪薬師・f41453）は男と一緒にカウンターに座って周りを見渡した。壇上ではセックス、ボックス席でもセックス。カウンターの端の方の席でもセックス。あっちこっちで肉と肉のぶつかり合う音と雄々しい、牝々しい嬌声が聞こえてくる。皆バニー服着ててとっても楽しそう。
「お祭り騒ぎが多くてね、落ち着きはしないけど俺好きなんだー」
「たしかに、過激だけど嫌いじゃないわー」
「そ？　よかった♡」
　連れの男がノーメンの引いてない様子に微笑んだところでウェルカムドリンクがバーテンから差し出される。
「んふー、ウェルカドリンクっての、はじめてなんだよね」
「パーティーとか参加したことないんだ。ははっ、じゃあまずは乾杯」
　ノーメンは差し出されたグラスにうなずいて乾杯し一気に飲み干す。毒物は効かないようにできるのだが、命に別状はなさそうだし、楽しそうだから無効化しないことにした。
「んー！　なんか変わった味。でもおいしー！　なんかすっごい元気出ちゃいそぉ」
　早速ドリンクの力で興が乗っちゃったノーメンは男の上に跨って座る。
「ふふ、お兄さんも元気だね」
「え、ちょ……まいったなぁ♪　効きすぎちゃった？」
「んー？　なにがー？」
「なんでもなーい。元気すぎていたいから、君の中でハッスルしていい？」
「いいよぉ……」
　ノーメンはにっこり笑ってそういうと、後ろから感じるイケナイ視線に振り向いて。
「お兄さんたちも～、視てるだけじゃ足りなくなったら、参加してもいいんだよん？」
　と指をくわえてみてる男たちを挑発した。
「うわ、積極的。でも、先ずは俺からね？」
「うん。もっちろん。ただし、使っていいのはこっちの穴だけだよ？」
　そのままノーメンはノリノリで色んな男性にノリノリしてオチンポミルクシェイクをたっぷり膣や体に受け止めた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●バニー睡姦
「ん、んぅ……」
　クラリ・シロツメ（裏町のなんでも屋・f37989）は混濁した意識の海から這い上がり目を開いた。
　知らない天井、そしてその天井との間に割り込むお兄さん。さっきのフランクフルトの店員とは別人の知らないお兄さん。クラリと同じ銀髪のベリーショートで体格が凄くよくてたくましく、クラリを包み込むように抱きしめ……いや、抱きつぶしている。
「お、起きたか……。おはよう」
　無表情でクマみたいなその男はその大きなガタイに似つかわしくないウサミミをつけていてクラリの中にどうやって入ってるかわからない大きな強直を既に侵入させていた。
「え、あっ、何……なんで……んぇっ！」
「んぅ……悪い、もうちょっとで一回イクからまってくれ」
「え……ひっ！！　あっ、あっ、あっ！！」
　自分が何をされているかを理解するまでもなく、不法侵入したそれが傍若無人に暴れまわりビクンビクンと震えている。ぱん、ぱんという音と共に、柔らかくて大きな二つの玉が尻にぶつかって存在感をアピールしてくる。
「ぐぉ゛っ゛！！！」
　猛獣の呻くような雄々しい声と共にズプンと当然の如く結腸を攻め抜いた肉棒が火山の噴火の如き吐精をはじめ、クラリはまた意識が吹っ飛びそうになってしまったが、必死に男の逞しい背中に爪を立てて耐えた。
「ぁ、ァッ、～～～～～～っ！！！」
　しかし、苦しすぎて声も出ない喘ぎ声はあまりにも生命力がない。そんなクラリの首元をすんすんと嗅いだりべろんべろんと舐め上げるクマ男。吐精は十分程度絶えず続いた。
「～～～～はぁ～～～～～～～～～～」
　満足げに深呼吸して、ようやくその強直が引き抜かれると、クラリの尻からどろどろぽたぽたとホールケーキ４号に使われるほどの生クリームの如き白濁が溢れ出し、さらにクマ男はクラリにマーキングするようにそれを手で掬ってクラリのお腹に塗りたくった。
「あ、う……なんで……」
「え、お前が誘ったんだろ？」
　話によると、男は名をオウガといい、意識がもうろうとしたクラリが男に食べられそうになっているのを助けたらしい。そしたらクラリにお願い、助けてと懇願されながら上に乗っかられスマタさせられたそうだ。訳も分からず友人に連れられウェルカムドリンクで興奮していたオウガは結局そんなクラリに理性を引きちぎられ、望まれるまま気絶してもやめないでという願いを叶えていたらしい。
「俺が？」
「お前が」
「ほんとに？」
「……オレも、お前に入れてから変になってたから自信はない」
　ちなみにメタい話をすればクラリは子供だから聞きすぎてしまい、オウガはでかすぎて最中しか効いてなかったというのがオチだ。とりあえずそんなこんなでなんやかんだ事情は分かり、とりあえずクラリが悩んでる間に邪神の方の動きがあったようで、クラリはオウガからもしオレのせいで体壊れてたら連絡して、心配。といわれて連絡先を握らされその場は解散となった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●まくらごと
　乾杯とウェルカムドリンクで一息ついたら……え、まって、一息つくってウェルカムドリンクコカボムやんけ！
「んっ、ふふ……なんでしょうこれ……すごくくらくら着ちゃいますわね」
「えー、そうかい？　無理はしないでくれよ」
「いえいえ……飲みやすいしとても好きです。でも量が少ないですし……同じものをもういくつかもらっても良いですか？」
「ああ、もちろん。私に遠慮せず飲んでくれ」
　イリスフィーナ・シェフィールド（女神様の巫女兼｜スーパーヒロイン《承認欲求の塊》・f39772）は与えられる言葉通りにコカボムをショットグラスのように次々お腹の中へ。ちなみに度数はだいたい30パーセント。コカレロのエナドリ割りである。
　呂律も回らないほど気持ちよーくなっちゃったらまたまたおじさんに甘えて彼に介抱ならぬ解放されるべくベッドルームへ。
　大丈夫、必要な情報はすでにユーベルコードでおじさんの記憶を抜き取って入手済み。なんの問題もない。なので……！
「ああ～～～っ❤️」
　いざ、キメックスの世界へ。おじさんのねっとりとした愛撫とクリ責めピストンで、眠りの世界に飛びそうな意識を無理矢理引きずり戻されながらぱんぱん、ぱんぱんと小気味良く肉欲をぶつけ合う。
「最高だね。君。もっと私の手で色々咲かせたくなるよ」
　イケオジも興が乗ってきてまるで社交ダンスを踊るようなリードで様々な体位をイリスフィーナにとらせ、何度もその中にねっとりねばねば、熟した白濁を吐き出すのだった。
「あつ、あつくて、とろけちゃいますぅーーーー❤️」
　乱れるイリスフィーナは艶やかに咲いては散るように何度も絶頂を迎えた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●跳んでタマタマ
「あっ❤️　あっ❤️　あっ❤️　んんんっ❤️」
　神代・凶津（謎の仮面と旅する巫女・f11808）の巫女、桜は壇上で無精髭にぽっちゃりとまではいわないがお腹が少しで始めてる小綺麗なおじさんの上で腰を振っていた。
「おら、もっと締めろよ！」
「あうぅ～っ❤️」
「おい、お前はバニーガールだろ。ちゃんとらしくして奉仕しやがれ」
　おじさんは金で桜を買っていた。攫われ、商品にされ、非道で不本意な契約に縛られてしまった桜にはもう拒否権などない。
「ひっ❤️　ゆ、ゆるしてほしいぴょん❤️　もう、だめだぴょんっ❤️」
　男に何度も尻をたたかれて赤くなったところを更にぶたれながら命令されれば一般人に過ぎない桜は従うことしかできず、男のモノを膣で咥えたまま小刻みなうさぎ跳を繰り返す。それも腰を落としきることはできず、きつい体制が続く。というのも、桜の尻にはローター挿入式のうさしっぽがついており、腰を落としておじさんとガッチリした太ももと接触するとスイッチがオンになり、それから三度、接触する度に振動が変わってしまうのだ。四度接触すれば止まるが、止めるとおじさんは容赦なく腰を突き上げてまたオンにしてくる。
「うぅ……こんな辱しめを……」
「なんだ？　足りねえならまたポールダンスを踊るか？　良いんだぜ？　俺は踊らせながら犯してやったって」
「ひっ！！　や、やだぴょん❤️　おじさんのうえでもっとぴょんぴょんしてたいぴょんっ❤️(ああ、ほんとなんでこんなことを……凶津を置いてきたのは失敗でした……！)」
　頭の中ではここからでも助かるほうほうはないか考えながらも、頭が回らないほどすでにうさぎ跳を披露している桜。しかもその前には約一時間、ドスケベポールダンスをここのスタッフらしき女性と共に無理矢理ペアダンスの要領で踊らされていて気力、体力共に限界が近い。
「ああ、もう……もうダメっ❤️　くる、くるぅ～❤️」
「良いぜ、俺もだ、そのまま淫らに舞いながら……イケッ！！！！」
　神楽というにはあまりに不格好な踊りを披露しながら桜がアクメ顔で絶頂を迎え肉棒を強く締め付けると、それを無理やり押し広げられるように子宮の中まで捩じ込まれた男の肉棒からびゅっびゅと勢いよく白濁が注がれる。
「あああ～～～～～～～～っ❤💕❤」
　その悦楽に桜は髪を振り乱しながら会場中に響き渡るほどの嬌声を上げ吐精が止んだタイミングでくたり、その場に力尽きるように男の上に仰向けに倒れた。
「へへ、まだだぜ。お嬢さん」
「あぁ、そんな、もう……っ！」
　だが、攻めの手はやまない。おじさんは出してなお枯れぬ根を張ったまま、そのまま背後から桜の胸を揉みしだきながら膝を立て、腰を浮き上がらせてブリッジの様な体制でずっちゅんばっちゅんと尚も桜を貪るように蹂躙する。
「あっ゛💕　おほっ♡　おぉ～～んっ💕」
　ウサギのロールプレイなんてできる余力などあるはずもなく、ただ吠えるように鳴き喚きながらぶつけられる熱情に溺れていくだけ……。何度もイキ果てて気を保てず、突かれても叩かれても意識を取り戻すことができなかった桜がようやく幾ばくかの生命力を取り戻し目覚めたときには、その首には赤いリボンの枷がつけられていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●メンバーシップオンリー
「わわ……凄いお店ですね！　あ、お店の権利と私の生活と過激な内容の為、ここから先はメンバーシップ限定とさせていただくにゃ♪」
　男手向・ヤトラ（おた虎ちゃんねる・f36544）はドローン目線で招き猫のように片手をあげて頬にあてるとぺろりと舌を出してウインクした。
　幸いこういう放送も数をこなしてきたので視聴者はほとんど減らず、『パンツ脱いだわ』とか『やはり乱交か。いつ出発する？　私も同行する』『←姦淫！！！』などというコメントが平和に流れている。
「いやー、皆すっごい盛り上がって……にゃにゃ！？」
　最初は見る専よろしく店内を盗撮してその様子をお届けしつつここに連れてきてくれたお兄さんもテキトーにあしらっちゃってたヤトラだが、その途中、壇上でバニー姿でポールダンシングしちゃってる男の人や女の人がパンツにおひねり貰ってるのを見てそれに反応。
「あそこで踊れば、お金もらえるにゃ！？」
「あれ、君そういうのキョーミある感じ。俺から口聞いとこうか？」
「是非頼むにゃ！」
　食い気味なお願い。いいぞー、もっとやれー！　ポールダンスでもてっぺんとるにゃ！　と視聴者もノリノリならやらいでか！　とばかりにアッ犯うっふんとちょっと古臭くねちっこい動きでポールダンスを踊り始めるヤトラ。ウサミミはつけらんなかったのでバニーではなくハイレグでダンシング！　この鼠径部や胸の谷間に｜夢《金》詰め込んでほしいにゃと配信の時のノリと勇気で踊り切ればスパチャもおひねりも絶好調。
　気分がよくなったのでそのまま周りのエッチな空気にのまれてお礼もかねて連れてきてくれたお兄さんとお楽しみしちゃったりほかにも色々遊んじゃうヤトラさんでした。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●儀式ングウェイ
　デライラ・カラクル（肉食系・f41380）は金髪ウェイ君に引っ張られて入店へ。ウェイルカムドリンクは軽々飲み干し、ジンライム、ピーチフィズ、カシオレとかいうかわいめのカクテルからマルガリータなどのデートカクテルへシフトしながらハイペースでジャンジャン飲んじゃう。
「いい飲みっぷりだねー！　最高！　オレもお酒が進んじゃうよー！　うぇいーーーいっ！」
「うぇーい！　アッハハ、マヂ楽しー！　やば、酔ってきちゃったかも。あっづい！！」
　とっくに酔っぱらってるがななどと野暮なツッコミを入れる人間は一人もおらず、いいぢゃん、脱いじゃえ脱いじゃえ！　とノセられればただでさえ布面積の少ない服をポイッと投げ捨てボインをバインとお披露目。
「皆で脱げば怖くないよねー。なー！　お前らも一緒に脱ごうぜー！」
「「「ウェーーイ！！！」」」
　デライラが脱ぐと、すぐそばの席にいた男も女も脱ぎ始める。当然煽った金髪ウェイもバッサリ脱いで丸裸になり、タオルのように服を振り回してからどこか遠くへ投げてしまった。
「ささ、デライラちゃん。こっちも脱いじゃおうね？」
「あ、お？　んー。そだねー」
　ほんでデライラの下も脱がし始める金髪ウェイ。皆で脱げば怖くないの精神で全裸になれば、他の席の男や女はお互いの身体を称賛しながらセックスに移行し始める。
「あはは、みーんなお盛んだ。ねえ、デライラちゃんもちゃーんと下、濡れてるけど、これも熱い所為？」
「んふふー、そうかも」
　よって脳が蕩けてキャラまで崩壊し始めたデライラはウェイの言葉を否定せずデレっと笑う。
「俺も熱くってさー、ほら、こんなにチンポが汗かいてんだよー、一緒に汗、流しちゃわね？」
　とかおじさんみたいなクソセクハラ発言もいいじゃんいいじゃんすげーじゃんのノリで受け入れてしまい、男のカウパーしたたるマラを彼女のむっちむちな太ももの間にある割れ目の中にずっぷり沈め込んでしまう。
「おー！　いい具合じゃん。出来上がってるねー。デライラちゃん♪」
「んへへ、お前もいいもん持ってんじゃん」
　瞬間、デライラの悪癖、ベッドヤクザが発動！　攻め攻めだったウェイを押し倒し、騎乗位になって美味しく性的にいただき始める。
「え、ちょ、まっ！　ヤバッ！！！」
「はぁ……せっかくだからさぁ。ワタシのこと、めっちゃ満足させろよ？」
　なんてイケメンに言い放ち、人間離れした脚力でじゅっぽじゅっぽ♡と上下に動いて飲み込んだ男の肉棒を優しく包み込んで搾り上げる。
「おっ、おお～～～～っ！！！」
「く、ぅ！　最高💕　アンタ、マヂイイもんもってんぢゃーん！」
「あ、ぉ、やめっ！　絞り込み、すごっ！　出るってぇ！」
「いいよ、全部飲み込んでやるからさっさと出しちゃいなっ！」
「マ？　だったら……いただきます！！！」
　しかしウェイも負けっぱなしではなく、ナカでオッケーもらえればそのがっしりした腰を力強くつかんで反撃の突き上げピストンで応戦！
「あんっ💕　いい、いいよっ💕、もっと、もっとぉっ！！！」
　なんて熱くなってそのままウェイが中田氏キメるまでに連続絶頂し、フィニッシュには豪快に潮吹きをぶちかます。

「やっばー、お姉さんいいノリじゃん。彼とろけちゃってる～」
　しかし、素晴らしすぎるセックスにＫＯしてしまったウェイと違いデライラは物足りず、近くで見ていた男女たちが恍惚としたウェイの姿を見て群がり、羨んだ男たちの相手もすることに……女も混ざっての４Ｐとか様々な乱交プレイな儀式を楽しんでしまった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●人をダメにする神様
(あー、これは……完全に影響を防ぐとボロが出ちゃいそうですねぇ)
　夢ヶ枝・るこる（豊饒の使徒・夢・f10980）はウェルカムドリンクを見つめながら現状を分析する。
　渡された飲み物からかんじる邪なエネルギー。その因子の方は真面目に依頼をこなさせていただいてる身としては受け入れるわけにはいかず、取り敢えずそちらだけ無効化させていただくことに……。
「はぁ……ふぅん……❤️　やっぱり、キツイですねぇ……」
　そして身体がほてっちゃう方の媚薬な効能は受け入れてオクトーバーフェストでブクブクに膨らんだおっぱいとたるんだお尻を近くのソファー席にごろんと投げ出せば、お姉さん何してるの？　せっかく着たんだからバニー着ちゃおうぜ！　とあれよあれよと脱がされては着せられる。
「あらあら……ちょっときつくありません？」
「そんなことないさ、ぴったりだよ。なぁ？」
「ああ、最高だ！」
　ボタンパージ式の胸部はボロンと外れて丸出し、尻はTバックになったエロバニースーツをきたルコルの無知無知にすりすりしようと男が群がる。
「すげえ、身体に吸い付いてくるみたいだ……離れられねぇ！」
　と、その魅惑のボディの触感に溺れた男たちは股間に穴が空いててボロンできちゃうエロバニースーツから興奮して飛び出したボロンを神がかった乳や尻に擦り付けてぶっかけまくってしまうのでした。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●おぱんちゅうさぎ（直球）
「あれ、見失っちゃった……もしかして、ここかな？」
　リリエッタ・スノウ（シャドウエルフのガンスリンガー・f40953）はパンツを盗んだ男を追いかけていた。あたりは暗くなり、路地を曲がったところでその男を見失うが、幸いにもその通りで建物と呼べるのは一件のみ。そこはかなり広い敷地を陣取ったバーで、正面からリリエッタの様な幼い子供が入れるとは思えなかった。
「どこか入れるところを探さなくちゃ！」
　周りをきょろきょろ見渡せば正面以外にも入り口はあるみたいで、ぐるりと建物を回って裏口らしいところから潜入に成功。
「あれ、あんた……」
　しかし、直ぐに大人のお姉さんに鉢合わせ存在を認識されてしまった。
「あー、あんたが遅刻したバニーか！　ほら、早くコッチに来て着替えて。もうすぐ出番よ。あ、これ飲みながらでいいから」
　だが様子がおかしい。リリエッタの体系を見て妙に納得した様子で手をつかまれ一室に連れ込まれてしまった。強引に渡された飲み物も反射的に飲んでしまう。それは少し大人でふわふわになる感じの苦い味のするジュースだった。
「え？」
「アンタでしょこんなサイズのバニーガールなんて他にいないもの。間違いない……ほらぴったり。とぼけてないでいったいった！」
　どうやらとっても小さい体系のバニーさんがいなくなったらしくそれと勘違いされたリリエッタはロリコン様に媚びたような白スクバニーに着替えさせられ、ステージに押し出されてしまった。
　まってたぜ！　いえーい！　等と注目され求められ、騒がしい会場に自分の声など通らないと悟ったリリエッタ。
「しょうがないか」
　とごちてこの流れを利用することにした。
　両手を広げ、優雅に一礼してポールをつかみ、華麗に踊り始める。
「いいぞー！」
「もっとポールに擦り付けろー！」
「足を開くんだー！」
　観客のヤジに答えながら彼らの顔を見回すリリエッタはまだパンツのことをあきらめてはいない。だがどこを見てもにたようなおじさんかイケイケなお兄さんばかり。
　彼でもない彼でもないと注視しながら命令に無意識に答えているとなんだかおなかの中がむずむずとし始める。
「エロい顔になって来た！」
「最高だ！　そのまま上下にポールに股を擦り付けるんだ！」
　非常に分かりやすい指示を送られ考え事半分なリリエッタはそれも反射的に実現してしまう。すると。
「ん……っ」
　我慢しているつもりはなかったのだが、控えめな声を上げるとともにリリエッタの小股からおしっこが漏れだしてしまう。感情がやはり薄いので顔を赤らめて焦るようなことは無かったが、会場のバイブスは最高潮に達していた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●人は見かけには寄らない
　普段は佐藤少年に憑依させてもらっているヒーローマスクの悪霊、佐藤・鏡太郎（寄生型兵器眼鏡・f41486）は、少年の為に経験を積み強くなろうとこの依頼に参加した。運よくオクトーバーフェストの会場で関係者の少年に憑依することに成功し、無事この場へとたどり着く。
「さて、どこを探しましょうか……」
　眼鏡クイッ。強制寄生によって体のコントロールを得た鏡太郎だったが、その脳内では体の元の持ち主がうるさく話しかけてくる。
（そうですね！　僕のおすすめはあちらの部屋ですよ。バックヤードになっていて、同僚がいるので話が聞けます）
「へえ、そうなんですね。ありがとうございま……うーん」
　人格の洗脳はもともと苦手だったが、まさか持ち主がこのように協力してくれるとは。情けないな。と強くなるという目的を考えれば悲しくから回ってる現状にため息が出そうになるのを抑えつつ、彼の言うバックヤードへ……。
「うわっ！」
「……おそかったじゃねえか」
　――入ったのだが……。オラオラヤンキー系の青年に入って早々押し倒されてしまった。
「えっと、あの。すみません」
「は？　なんで今日そんな他人行儀なんだよ。ったく。いいからヤルぞ」
「え、ちょ、まっ……んぇっ❤」
　男はワセリンを塗りたくった指で適当に鏡太郎の尻を抉って間髪入れず肉棒をぶち込む。
「にゃあっ💕」
「ったく、ふざけた声出してんじゃねえよ。今日はそういうプレイか？」
「え、まって。ほんと、なんで……せめてもっと前技とか！　ゴムとか！」
「は？　いっつもそんなのいいからさっさと入れろっていうだろうが。どうした。頭打ったのか？」
　え、この体の持ち主、いっつもそんなこといってんの？　と半信半疑に脳内で言葉にすると、持ち主はもちろんです。タイムイズマネーなんで。とさらりと返してくる。そのまま乱暴に強引に扱われるのに、鏡太郎は終始気持ちよくて気持ちよくてしょうがなかった。
　前技がいらないほどに直ぐに男のカタチに応えるアナル、そして奥を突かれる度応えるように尻を押し付けてぐりぐりしてしまう腰。全身がセックス大好きと語り掛けてくるような感覚。
「おら、出すぞ！！！」
　びゅっびゅと結局中田氏され、トロトロになりながら果てる鏡太郎。せめてもの抵抗に終わった後いたいけな少年にこんなプレイ、ひどすぎないか？　と思わず言ったのだが、は？　四十路のおっさんが何言ってんだよ。年上のくせに。とさらりと返され、この持ち主が自分とほぼ同じ年だとその後確認した身分証明書で知るのであった。
　ちなみに、そのあとも持ち主の声にお人よしに従ってはいろんな部屋で色んな男に食べられてしまうことになった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●先回り
「えっと、お店の人からウサギの仮装に着替えてこいと言われましたけど……」
『布都乃よ、このウサギの着ぐるみなんかどうじゃ？』
　バーの楽屋に迷い込んだ天羽々斬・布都乃（神剣使いの陰陽師・f40613）は店員に言われるままに着替えに。そんな無防備すぎる布都乃に、式神の狐が見かねて声をかける。
「なるほど、確かにこれならウサギの仮装ですね！」
　無邪気に感心する布都乃に呆れつつもイロモノ着替えに成功。しかしまた布都乃が無防備にも会場で渡されたドリンクに手を付けようとするので慌てて飛び掛かる。
『おっと、手が滑ったー！』
「わぁっ！　っとと、危ないじゃないですか。あー、飲み物が……」
『すまんすまん、ちょっと発作的な奴がの。それよりほれ、はよいかんか』
「そうでした！　お客様をお待たせするわけにはいきませんね！」
　本当に、普段は間の働く子なのにどうして今日はこんなにポンコツなのか。妾がおらんかったらいまごろバニースーツでポールダンスであっはんうっふんじゃったぞと思いながら心配で個室にもついていく狐。普段ならここまで過保護に守ったりしないのだが、将来安泰の為にもソウとデートをしていたはずの布都乃を着ず物で返すわけにはいかない。そう、全ては約束された稲荷寿司の為だ。
　だが、おもったよりソウって過保護だったみたい。
「遅かったじゃないですか……あんまり遅いので布都乃嬢の知りたそうなことは粗方調べてしまいましたよ」
　とドアの先に待っていた個人のお客様ははぐれたはずのソウであった。その目には蒼色を宿している。気が付けば時間は夜。なるほどと内心でうなずく狐。
「え、ソウさん！？　なんでここに！？」
「いえ、邪魔はするつもりはなかったのですが、デートぶっちは流石に傷つきましたので、傷心を癒やしにちょっと遊びに来ちゃいま……」
　しかしここで布都乃がそれ以上に予想外の行動にでる。着ぐるみ姿というよく考えたら恥ずかしい格好を見られておきながらソウに圧をかけるように近づき、にらみつけた。
「つまり、浮気したんですか！！！？」
　個室内がシンと鎮まる。
『布都乃……よしんばソウ殿が遊んでおっても浮気にはならんがの……』
　かなり長い静寂の間が空いて狐がソウをかばうようにそういうと、布都乃はハッとしてその場に照れたようにうずくまってしまった。
　ソウはその後終始ニヤニヤしながら誤解を解き布都乃にこの後向かうべき場所を示してくれた。ちなみに着ぐるみ姿で怒ってるとこや落ち込んでる布都乃の面白写真は可愛かったからという理由で疑った罰としてソウの携帯に納められてしまった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●ヨシッ！　じゃないが
「うおぉお～～～っ！　出る出るぅ」
「あっはあああああああんっ💕」
　露木・鬼燈（竜喰・f01316）が腰をのけ反りながらたっぷりと女の中に鬼燈汁を放出すると、女もたまらず共に絶頂を迎える。
　ここはバーの半個室の衝立付の席。鬼燈の対面座位にはちゃんねー。鬼燈の右手にはちゃんねー。鬼燈の左手にはちゃんねー。そんなハーレムな状況。
　熟達の忍びは酒池肉林も一流っぽい。
「す、すごかったぁ……」
　といいながらうっとり女が引き抜いた鬼燈の鬼燈は未だにバリ３のアンテナの如くびんびんっぽいので次はわたし。いや、私でしょ。と左右の女の子たちがきゃっきゃと可愛くケンカしちゃう。
「安心して欲しい。二人とも、最高の夜にして見せるから」
　最初にのまされたウェルカムドリンクで調子にノリマクリスティなバフを与えられてしまった鬼燈はなんか売れないジゴロが吐きそうなセリフで女たちをメロメロにしちゃう。
　結局じゃんけんで次の女の子が決まってハッスルハッスル☆
　ウェルカムドリンクとゆーなのヤバいものも飲まされてるけど…ヨシッ！
　ついでに邪神召喚の儀式にも参加しちゃってるけど、それもまたヨシッ！
　こっそりとあやかしメダルを仕込んで穢れの浄化をすれば結果的にヨシッ！
　術中にはまっているように見せかけて妨害をするとゆー高度なテクニック……そーゆーことだったのです！
（僕は熟達なのでミスはしてないっぽい！）
　と脳内で豪語しながらまた果ててもやっぱりビンビンで、３人ともモウダメ～ってなるまでたーっぷりと鬼燈汁を搾り取ってもらった。ちなみに避妊してないのはミス……ではないってことでいいんだよね？

大成功 🔵​🔵​🔵​

●今夜はねっとり
「あらぁ、この券でオプションサービスを無料体験……なるほどぉ？」
「へへ、悪くないっしょ？」
　豊原・フィリス（セクシー系バーチャルキャラクター・f15722）は招待されたバーへ期待せずに訪れる。中にはフィリスに優待券を渡した男がもうバニースーツで働いていて、彼女に気が付くと嬉しそうに近づいてきた。お腹丸出し、股間は少しモッコリしており、しっかりふくらませばスーツからあの棒が飛び出してきそうなセクシーな風貌の男にフィリスはあらあらとほほ笑む。
「それは……どんな凄いサービスか体験してみないとわからないわよ」
　好きなウサギさんの素敵なご奉仕！　とかかれたオプションサービス。周りを見れば大勢のウサギ君やうさぎちゃんがハッスル中。どんなサービスかはだいたい想像がつくが。
「じゃあさ、そのサービス、俺にさせてもらえません？」
　と潤んだ目で見下げられセクシーに囁かれれば悪くないとばかりにだったらそれで、ともらった優待券を彼にお渡しする。
　ウェルカムドリンクです、ともってきたグラスの液体を彼が口に含み、フィリスに口移しで飲ませる。ちゅ、ぴちゅ、とわざとエロい音を鳴らされながら口の中を蹂躙されるのは悪くない。
「いいテクもってるのねぇ」
「でしょ。お姉さんに今日悦んでもらうために練習したのかも」
　なんてホストみたいなことを言いながらソファに誘われ２杯、３杯と飲まされる。
「ふぅ……酔ってきちゃったかも。あなたが二人に見える」
　いつのまにか口移しをしてくる男が左右に二人いる気がしてそうつぶやくと、男はいたずらっぽく笑った。
「それ、酔っぱらったんじゃないかも」
「俺たち、ほんとに二人いるから」
　ニカっと笑う顔も瓜二つな同じ顔、同じ体格、そして女性のタイプまでおんなじな二人。二人はダメ？　と迫られてフィリスはふっと微笑んで二人に口づけをかまして応える。
「「ありがとう。スペシャルに気持ちよくするから」」
　息ピッタリな二人にその後あれよあれよとトロトロにされて、セクシーな夜に堕ちていく。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●じゅーしぃ
　ナンパに誘われバーに着いた霧沢・仁美（普通でありたい女子大生・f02862）は少し涼風に当たって歩いたくらいで酔いが冷めるなんてことは無くふわふわふらふわのまま席に座らされ、与えられたウェルカムドリンクを飲み干す。
「ふふ、今日は彼らがお相手？」
「え、あれ、いつの間に……」
「いいじゃない。出ちゃったものは仕方ないでしょ？」
　男が友達にちょっと挨拶してくるねと一瞬席を離れると、仁美の隣にはいつのまにか彼女の分身が座っていた。分身は彼女の中に宿る邪神に近しい性質、性格をしており、仁美にイタズラしちゃおうかとそっと触れて迫る。
「あれ、そっちも友達……ってか、姉妹？」
　そこに男が友達複数連れてやってきて声をかけた。
「ふふ、そんな感じ。ねえ、私も混ざっていいでしょ？　この子だけじゃ、穴も足りないでしょうし♪」
　邪仁美が男たちに見せつけるように姉妹百合キッス的なものを行い、後ろ手に男たちに手招きする。
「え、まじ？　話早くて助かるなあ……じゃあ、オレらのコレ、慰めてよ」
　ナンパ男と友人のバニースーツ男たちが股間から取り出したのは、Ｑカップに挟むのにふさわしい腕の様な大きさの爆根！！！
「え、ちょ、まってぇ、私あれの相手するの？」
「余裕でしょ？　ふふ、気にせず着ていいのよ。あなたたちのそのでかすぎソーセージ。私たちが気持ちよくしてアゲル」
「んぅ、ちょ❤……んんっ」
　まだ少し理性が残ってる仁美のタガを外す様にもう一度邪仁美がキスをして舌を入れ絡ませ、それから秘部を少し押してやればすぐにスイッチが切りかわって……。

「あぁんっ❤　もっと、もっとおっきいおチンポのドバドバミルク飲ませてぇ！」
　とか。
「あんっ！　はぁん💕　しゅっごい💕　しゅっごいきもちいいいい❤　大きすぎるチンポで壊れそうになっちゃうのぉ💕」
　とか。ノリノリで自分からおチンポを求める淫乱になっちゃう。しまいめにはふたなりになった邪仁美にお尻を突かれながら男のモノを次々咥えては中田氏までさせちゃって。
「んひぃいいいいいいいいんっ❤」
　何度も何度も、淫らに歯止めのきかない声を上げ絶頂を繰り返してイクのでした。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●やればできる子
「え、無理無理、あんなダンス無理だよ」
　吉原・泡姫（絶対必勝・f41320）はウェルカムドリンクが効かず、理性全開で思わず拒否してしまった。
「なんだこいつ、効いてないのか？」
「もしかしてヤバい奴？」
　というひそひそ声が聞こえたときにはしまったと思った。どうやら自分は何かを盛られたらしい。そしてなんか効果無効しちゃってるみたいで、怪訝そうな目で見られる。追い出されたら目的は達せないよね……。
「だ、だって、あんな事したら、恥ずかしくて……」
　途端にちょっとしおらしい演技をみせる泡姫。
「何だ、照れ屋さんかよ」
「かわいいやつめ」
　どうやらうまくごまかせたらしい。向こうも何か飲んでるのかな。チョロイ。しかしこうなっては押されるままにやるしかない……やるしかないので……。
「しっかり奉仕して来いよ。お客からお小遣いももらえるかもしれないぜ」
　なーんてニタニタ笑う男に見送られバニースーツで壇上に……ではなく、その観客席の観客たちに直接ご奉仕に行くことに……。
（まあ、ダンスやらされたり熱狂に巻き込まれたりするよりはマシか）
　観客はほとんど｜オカズ《壇上のポールダンス》に夢中でこちらを見もしないし、文句だけ言われないようにそれなりに口と乳で奉仕しながら周囲の声に聞き耳を立てる。
（お客さん、スッキリしたらお金を私の衣装の隙間とかエッチな場所とかに挟んだり入れたりしてくる……）
　何人も相手してちょっと顎が付かれてきたなぁとか思いながら、彼らは絶対あとでＵＤＣ組織に引き渡そうと決めた。だってこんな悪いこと……放っておけない。
　でも、どうやら根っから悪い人ばかりでもないみたい。
「あ、ボクの担当君なんだ。よろしくね」
　と思ったけど、泡姫にしゃぶられた男はさわやかな感じの好青年でちゃんとこっちを見て頭を撫で挨拶してくれた。ちょっとやりにくいなあ、と思いながらもこっちと壇上を行ったり来たりする彼の視線をもどかしく感じながら胸で挟み、夏休みにたっくさん練習した口奉仕を実践する。
「うわ、やばいな……上手だからつい見ちゃうよ」
　とまで褒められたら悪い気はしなくてちょっとにやけてバキュームフェラのサービス。
「うっ！！！」
　すると限界が来たのか青年が泡姫の頭を押さえ、喉ちんこにぶっ掛けるように吐精を放つ。
「んぐっ！！」
　と少し驚いてむせそうになるもしっかりと最後の一滴まで鈴口をれろんれろん舐め続け刺激して気持ちよくいかせる泡姫。幸い邪神の舌を持っているおかげで○○はバニラシェイクの様な味に感じられるから嫌悪感もない。
「ふぅ、ありがとう……君、いいテク持ってるね。そうだ、もうここのオーナーには合った？　スタッフでしょ？　これ持って会いに行きなよ。ちょっと待遇がよくなるチケットだよ」
　男は泡姫が全部飲んでくれたのを確認すると名刺を渡してきた。話をよく効いてみると彼は絶頂昇の幼馴染的な友人だったらしく、この名刺をみせてオーナーに会いたいというとここでの待遇が少し良くなるかもしれない面接が受けられるらしい。
　周囲の会話を聞く余裕はなかったけど、思わぬ収穫に喜びながら、泡姫は男のモノに頬ずりして上目遣いで礼を言った。
「ありがと❤　おにいさん」
「んーん。上手な子にはご褒美上げないとね。じゃ、頑張って」
　女に困ってもいなさそうな彼はそういってさらっと泡姫を解放してくれたのでそのまま絶頂昇のところへ向かうことにした。これを見せてなんか偉いっぽいスタッフに聞けばたどり着けるはず。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●美女引き連れてやってきたボンボンのロールプレイ
　百目鬼・明日多（一枚のメダル・f00172）はウェルカムドリンクを飲まなかった。その姿はバニーボーイではなくタキシード。そんな彼は狐の巫女たちをまるで使用人のように引き連れている。
　いかにもいいとこのお坊ちゃんデスみたいな雰囲気を醸し出し、お坊ちゃんに変なものは飲ませられませんという狐巫女たちが明日多のドリンクを全部飲んでしまっている。
「悪いね、そういうことだから。もちろん。会の空気は把握してるし、そっちは参加させてもらうよ」
　なんてなり切りながら自分の股間を触ってアピールすると、お金持ちに目がくらんだ女たちが明日多に群がる。
「はは、そんなに相手しきれないよ。そうだな……じゃあ君と君、あと君、おいで。あとは彼女たちに任せるよ」
　と適当に素敵な美女３人くらい指名してセックスでトロトロにしながら情報を掻き出していく。たまにはこういうのも悪くないな。
「あんっ！　明日多様っ❤　明日多様ぁ💕」
「その子ばっかりずるいですぅ。私のもこんなになってるんですよ。見せ下さい明日多様。その子に入れてていいから、私をおかずにしてくださぁい💕」
　俗物な女たちが向こうから寄ってきて勝手に気に入られようとべらべら情報を吐いてくれる。
「あんっ❤　おおんっ❤　しゅご、しゅごぉっ！　もっとぉ～～～💕」
「うおおおお、狐ちゃん、イクゾーーーー！！！」
「コーーーーーンッ❤❤❤」
　どぴゅ、びゅるる、びゅーーーーっ！！！
　って、あっちの方で男女構わず食い散らかしてる狐巫女たちは情報収集の方はもう期待できそうにないので、その後も明日多は余力ある限り、そして確信ある情報が得られるまでそんな情報収集を続けるのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●お願いタッチ
「さて、ちゃんとお仕事もしないとねー」
　リンカ・ディアベルスター（星神伝説を知る開拓者・f41254）は素敵な女王様プレイを披露してくれた警備員の名刺を胸に気合いをいれた。
　死宝の邪神に取り憑かれていた間は自慰行為が一切出来なかったからかなり溜まっていたのもすっきりした……したはずなのに、ここにきてウェルカムドリンクを飲んだらなんかまたムラムラが止まらなくなってきちゃった……！
「あら、お姉さん暇そうね、一緒に踊りましょうよ！」
「え、いいのかな？」
「いいからいいから、ほら、着替えちゃって！」
　ふわふわしてきたところで複数のイケイケな女の子に囲まれ誘われ着替えさせられバニースーツで舞台の上に。
「さぁ、素敵なダンスを披露しちゃいましょ。いえーい☆」
「い、いえーい」
　くねくねとポールにまとわりつくようなダンスを見よう見まねで始めるリンカ。次第にポールだけでなく女の子たちと身体を擦り会わせる感じに。お尻や胸にさわられると身体がビクビクしちゃって……。
「更に激しくなるわよー！」
　と女子の一人が言うとムキムキバニーボーイも混ざって更にくんずほぐれつだんしんぐ！
「あっ❤️」
　男の人にもボディータッチでお尻をまさぐられ感じちゃうのでした。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●眠れる獅子
「んん……」
　仙洞寺・譲葉（人間のサウンドソルジャー・f21674）が目覚めると、柔らかなウォーターベッドの上であった。どうやらどこかの個室らしい。
　股を広げて仰向けに眠る自分の牝穴が猛々しく雄々しい棒に貫かれており、少し体を起こすとそこにはベッドの傍に立って眠る譲葉の足をつかみパンパンと腰を打ち付ける男の姿があった。
「うぉ、やべえ、出すぜ。牝穴に、出してやる……思いっきり……くっ！！！　孕めオラァ！！！」
　どびゅ、どびゅと目が合う直前に男が顔を上にそらしながら思い切り腰を打ち付けて大量に子種をぶちまける。
「はぁ、ん……」
　そのあまりの勢いに譲葉も反射的に甘い声と息を漏らせば、男はヤバっと思って恐る恐る彼女を見下ろしその目を見た。
　ぱっちり空いた魅力的な女性の瞳。
「あ……」
　それをみて、男は途端に元の頼りない犬の様な表情を見せた。だが誤魔化しようがないくらい譲葉の中でいまだ男の肉棒は脈打ち震えている。
「萎えちゃ、ダメですよ？」
　バツの悪そうな犬が万が一にでも罪悪感、あるいは譲葉に本性を見られた羞恥心でつまらないことにならないようにそういったが、その心配はないようで。
「……聞いてた？」
「ええ。ばっちりと」
　と応えると寧ろ後ろめたいもので更に股間をビキビキのビンビンにしていた。
「ずいぶんとイケナイ本性を持ったワンチャンでしたのね」
「うぅ……」
　譲葉に意地悪なことを言われながらベッドに引き込まれて抱きしめられ、そのままグルんと騎乗位に体制を変えられ優位を奪われてさらに固くなる男性器。なるほど、猫かぶっちゃう系か。
「楽しませてくれるなら、かまいませんよ」
　と妖艶に微笑むと、今度は譲葉が男が気絶するほど何度も何度も上でいろいろ動き回って彼を苛め抜くのであった。
　

大成功 🔵​🔵​🔵​

●大人なオモチャ
　斎藤・斎（人間賛歌・f10919）が目覚めると、そこはとあるバーのワンフロアのソファーの上であった。
　その身にはバニースーツを着せられており、両手は床から生えた頑丈な棒に繋がれ、体の中には異物感を感じる。
　周りを取り囲むのは狼さんではなくたくさんの雄うさぎさん。なにやら斎をみて発情した様子でハァハァと息を上げている。
（もしかして、視姦されてます？）
　状況から見てそう予測せずにはいられない。おそるおそる自分の身体を見下ろすと、自分の足の間から長いももいろの紐が紐みくじのようにたくさん伸びていて、中に何が入っているのか悔しくも想像できてしまった。
「あなたたち、なにをするんです！」
　その最悪のシナリオに戦慄し思わずまだこちらの起床に気づかぬ男たちに声を張り上げる斎。
「お、起きたかねえちゃん。威勢いいな」
「やっと楽しいショーが始まるぜ」
「みろよ、俺なんか待ってるだけで吐精一回分のカウパー出ちまった。誰だよ。起きるまで干渉して楽しもうとか言ったやつ。
　男はそんな斎の叫びには動じず、騒がしい会場の他の面々はその声にさえ気づかない。四面楚歌である上に、意識が覚醒すれば覚醒するほど、まだ両穴に大量に詰め込まれた玩具は振動もしていないのに連続絶頂しちゃいそうなほど感じてしまう。
「な、何をしたのですか……くっ、ンンッ！！！」
　威勢よく言葉をぶつけようとする斎だったが、投げた言葉が相手にキャッチされるよりも先に体を大きく一跳ねさせて不覚にも絶頂したことを男たちに表現で伝えてしまう。
「あはは、おい。女も待てねえってよ」
「えー。でもこれ全部抜かねえと入れれねーぜ？」
「入れんでいいだろ。もう俺順番待ちとか無理。ぶっかけようぜ」
　斎の言の葉は全て無視され、勝手に状況だけが進んでいく。いい加減に話を聞け。無視するなと無駄かもしれないと思いながらもぶつけようとした斎のお腹の中で、一つのローターが震え始め、周囲のローターがゴリゴリとその振動で暴れ始める。
「うンッ、～～～～っ！！！」
　下唇を必死に噛みその衝撃に耐えるが、完璧なタイミングの不意打ちに対応が間に合わず、イッたばかりでまた絶頂。
「はい、エロ顔の出来上がり～」
「お前容赦ねえな」
「チンポイライラしてきた」
　更に際の周りでたくさんの肉棒がバニースーツからボロンと取り出されしこしこどぴゅどぴゅ大会までおっぱじまってしまう。
「く、うう、つぅッ！！！」
　何をしようにも一つ一つ勿体ぶりながらスイッチを入れられていくローターの気持ちよさに意識を刈り取られ、喘ぎ声しか上げられなくなりそうなのが嫌で口を閉ざすことしかできない。これまで何度も我慢の限界を迎えさせられてきた斎の身体はもう我慢することが一つの性癖みたいになっていて余計に感じてしまうからなおさら何かをどうにもすることが出来ないのだ。
「くぅ……ふ、ぅうううううううっ❤」
　結局は唸るような嬌声と共に潮をまき散らし、お腹の中のローターも勢いよく放出する斎。けれど男たちが無視するのは斎の言葉だけではなかった。
「な、ちょ、待て、イったばっか……んんんっ！！！！……ぉ゛💕」
　絶頂する斎の肉体的負担も無視して、かまわずローターを斎の中に詰めなおし、男たち全員が気持ちよく斎をおかずに吐精できるまでその地獄の絶頂マラソンは続くのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●ウサミミ生えてりゃいいでしょ！
「ポールダンスですか？ふふ、私大得意ですよ♥」
　出来上がった変態酔っぱらい女にえっちなウェルカムドリンク。理性なんて最初からありましたっけみたいなゆるふわ感で舞台に上がった郁芽・瑞莉（陽炎の神和・f00305は、アラビアンなダンサー衣装にウサミミという二次元にいそうな装いで踊りだす。
　棒を優しく握りこんで腰をくねくね、胸や鼠径部を見せつけるようなまっとうなポールダンスを披露する。
「いいねー！　最高だ！」
　男たちの熱狂を浴びながら汗で薄布の服が透けてきてから段々とセクシーからエロへダンシングスタイルを移行しちゃっていく。
「ポールでスリスリしてぇ♥　ポールをべっとり蜜でコーティングしたり♥　おっぱいブルンブルンさせてぇ♥　汗やミルクのミマリ汁を飛ばしまくりますよ♥」
　と説明しながら踊る彼女はドスケベ実況配信者のよう。
　想像力を掻き立てられすぎちゃったお客さんからオチンポミルクのぶっかけとおひねりをたくさんいただいてしまった。
「うふふ、ありがとうございまぁす❤」
　へにゃり上機嫌になった瑞莉は汚れた手でポールに触れて……。
「サービスタイム、入りまぁす❤　このぽーるのぉ……ここからぁ、ここまでのラインを超えるオチンポのひとにはぁ❤　みまり、ご奉仕ダンスしちゃう～💕」
　瑞莉が示すのは２０センチを超えないと無理なとっても広いスペース。流石に乗ってた客も残念そうにしんと静まり返る。
「え～、いないんですかぁ？　ショーがないですね。じゃぁ～。お友達と踊っちゃいますぅ❤」
　結局立候補者がいなかったので瑞莉は一緒に見せに来たラガーマンたちを呼びつける。遠慮せず最初から来ればよかったねなんて笑う彼らにも～。と拗ねる瑞莉。これで期限直してと男たちが取り出したのは観客の男たちがあこがれ見入ってしまうほどの立派な爆根！　実際についてたら不便そうではあるが気になっちゃうのは仕方ないね！　そんな観客の視線を浴びながらそのままどっちゅんとデカマラを三つの穴の中へご案内❤
「んあぁ～～～～。おマラきくぅ～～～～💕」
　たまんなぁい💕　って顔でそれを受け止めちゃう魔の牝穴にも観客大興奮。
「ねぇ、他の男ので汚れた私も、たくさん愛してくれる？」
「もちろんだぜ。俺たちそんなの気にしねえから。先輩のやり捨て穴使うのしょっちゅうだし！」
「そうそう、先輩なんて早漏絶倫で他人のせーえき押し出しちゃうしなぁ。気にせずめちゃくちゃ俺たちのせーしのんでくれ」
「オイオイお前ら……ま、そういうことだ。だから大好きなマラで気持ちよくなろうな❤」
「……はひっ❤❤」
　男気溢れる男立ちにどっちゅんばっちゅん、客の○○で濡れた体をたっぷり攻められまくる瑞莉。むしろ客の白濁も潤滑油に使っちゃう無頓着さにも濡れちゃう♪
「あんっ！　もう、好きに、好きにしちゃってぇえええ❤」
　激しい攻撃にあっはんうっふんと喘ぎながら男たちの生マラザーメントライをどっぷんどっぷん３つ穴で受け止め飲み干しちゃって、ダブルピースでガチアクメ！
　バッチリタッチダウンされちゃいました❤

大成功 🔵​🔵​🔵​

第3章 ボス戦 『淫欲の化身』

POW   :     邪なる豚頭 予め【信者たちが己を召喚する背徳的な儀式を行う】事で、その時間に応じて戦闘力を増強する。ただし動きが見破られやすくなる為当てにくい。 SPD   :    猛り立つ豚頭 【己を召喚するために行われた背徳的な儀式の】時間に応じて、攻撃や推理を含めた「次の行動」の成功率を上昇させる。 WIZ   :    耽る豚頭 【背徳的な儀式を行う信者たち】が自身の元へ多く集まるほど、自身と［背徳的な儀式を行う信者たち］の能力が強化される。さらに意思を統一するほど強化。 👑11 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

●絶頂に昇る
「はは、なあ。お前ら。あいつらのことどう思う？」
　男はモニターから会場を監視しながら、彼を取り巻く男や女に問いかけた。
「絶頂様を高みに昇らせてくれる素晴らしい馬鹿どもですわ」
　昇の理解しゃぶってる女がそういうと、昇はそうだよな、そう思うよな……やっぱ、他人のセックスは最高だ！　最高に俺を昂らせてくれる！　と立ち上がり叫んだ。
　その体は会場で配られた邪神の因子の力が絶頂と共に神への願いになって集約し、昇の身体に集い始めた。
「弟がやってたことなんだけどさぁ、めっちゃ面白そうだから俺もやってみようかなってやったんだけど。ノリでやってみるのも、悪くねえなぁ！！！」
　と思い切り言い放つ昇の身体は力にあふれ、みなぎり、光に包まれてその姿を変貌させた。
「ああ、そうだ。神なんて呼ばなくていいんだ。俺が神になっちゃえばさいこうにぶちあがるじゃん！」
　視姦したい心はたくさんの目に、弟たちを愛する心は弟たちを模すような複数の頭に、そしてその他いろいろは性欲にあふれたオークの姿となって絶頂・昇を神と体現する。
「さあ、集え！　俺の為にエロい儀式をやったやつら！　邪魔する者は犯す！　邪魔しなくても犯す！　めっちゃくちゃのぐっちゃぐちゃにしてやるぜ！！！」
　昇はそういいながら、先ずは傍にいた女や男たちを手あたり次第に触手で犯し始めた。


●骨の髄まで
　ニチュッ、ヌチュチュッ……。
「はぁぁああん💕」
　一番槍、イリスフィーナ・シェフィールド（女神様の巫女兼スーパーヒロイン承認欲求の塊・f39772）は淫欲の化身に敗退し、その体をあまたの触手に貫かれていた。
「んひぃいいいいいいいいん❤」
　それは彼女がユーベルコードで呼び出したイリスフィーナも同じ。二人は淫欲の化身、絶頂・昇の膝に座らされ、口以外の穴という穴に触手を捩じ込まれながら、４本の触手を飲み込む膣の中央をさらにこじあけるように昇のイチモツで貫かれていた。
　そりゃあ顔が３つもあるんだもの。サメみたいにおちんちんが複数あってもおかしくはない。
「んぉっ、はふぅ……あひっ、ひぃいいんっ❤」
「おゆるぢを、おぢひうぉおっ❤」
「ならん！　二人がかりで奇襲をしようなんて卑怯者にくれてやる慈悲は……ないっ！！」
　どちゅんっ！！！
「んほおおおおおおおおおっ💕」
「ぉお゛ッ！　おほおおおおおおおお～～～～💕」
　キメックスを決めてバカになっていた膣は既にガバガバ崩壊寸前。イケオジに連絡先だって貰ったのに、次に会うときにあれで満足できるか不安になるほどの凌辱。
　敵に対し、外で、という彼女の理性が本来働くはずのシチュエーションで、耳から入った触手に脳姦までされ、ヒトの思考を麻痺させられたイリスフィーナたちは今やただの牝豚。
「お前らが考えるのは俺を喜ばせること、ただそれだけだ！」
　猟兵でありながら背徳の儀式を行い、昇を強化する装置にされている現状、なのに、ああ、もうだめ。気持ちいい。無理。なんも考えれん。昇さましか勝たん。みたいな感じに意識が刈り取られていっちゃって……。
「おら、せーしほしいんだろ！　欲しいって言え！」
「はひ、はひぃっ❤　昇さまのせーし欲しいですぅ。昇さまの托卵マンコになりたいですぅ❤」
「んほ、おふぅ❤　昇さまの豚に、せーし注いでくださっ……んお゛っ❤　おぉっ゛っ❤　ぶひいいいいいん❤」
「いいぜ、やるよ。家畜共！！！」
　どっぴゅぶりゅりゅ！　びゅるるぅ！　どびゅるるぅ！！！
　ちん媚奴隷豚になったイリスフィーナたちは何度も絶えることすらできず、一度やられて吐き出されればそのまま捨てられてしまった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●嚙み切れない！！
　この余は弱肉強食。
「まぢヤバ豚ぢゃん！　こわっ！　でも近づかんとこってわけにもいかないよねー……ってなわけで……食べちゃうぞー！」
　デライラ・カラクル（肉食系・f41380）は両手を上げてガオーのポーズをしながら疾く駆ける。
「よっ！　はっ！　とっ！！！　オラッ！！！」
　獣を捕獲せんとする触手の攻撃を回避し、素早く取り出したブッチャーナイフで触手を切断する。その見た目は切ったウィンナーのようで、肉汁的なものもいっぱい出てて意外と美味しそうと思いながら口に運べば、夢中でしゃぶりつける程度には美味しい焙煎ウインナーの様な味が広がる。
「んぐ、おぐっ！」
　しかし、その触感は決して豚肉のソレではなく、ゴムのようでいてしかし酷い耐久性をもっている。歯を擦るように前後したり、思いっきり顎に力を入れても、どうしても薄皮一枚が破れず切れず、更に生きた蛸の吸盤のように喉に吸い付いてくるから呑み込めない。
　呼吸の自由を奪われたデライラは極端にではないが力が抜けてしまい集中力散漫となって触手の回避に対応しきれなくなりついに捕まってしまう。
「ヤバ……んごっ❤」
　まさか食べたものに口の中を犯されるなんて想像もしておらず、ドMではないはず……ないよね？　のに声は甘くなる。抵抗するように近づく触手は触手に縛り付けられた手を力づくで振り回してガンガン切っていたが切った先から超速で再生していくそれがついにデライラの服を割き下の口に到達すればいよいよナイフも落としてしまう。
「オ゛っ❤　オゴお゛っ❤」
　前の口、後ろの口に入り込んだ触手はすぐさまぴゅぴゅっと触手汁をまき散らしてそのまま理性を失うほどに犯し続け、デライラはその後吠えるように飢えと快楽に苦しみながら奥歯をがたがた言わせるばかりであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●Swallow the pain
　吉原・泡姫（絶対必勝・f41320）は猟兵達が戦いを始めた後もすぐに動き出せずにいた。
　現在地はとっくに絶頂・昇の傍、同室。チップでもらった絶頂・昇の友人の名刺をチケットに昇の狂信者たちとともに昇の傍にいたのだ。
　ではなぜ戦闘に参加できていないのか……それは自分の全身が今の自分では太刀打ちできないと知らせるから。だから何もしていないわけではなく、力をためているのだ。
「これで、これで許してください……」
「俺だけじゃなく、ちゃんと昇さまも気持ちよくするんだよ」
　昇の触手にスマタされる青年の肉棒を弄って口に精を叩きつけられながら、その触手も触手汁が出るように先っちょを手でこねくり回したり舐めたりして刺激する。
　彼女の持つ、彼女の中に宿る邪神の力、悪魔の意、邪神パワー、邪神からのギフト、欠陥動力炉、それらを強化するための行動。だが本番に手を出せない彼女は満足に狂乱に混ぜてもらえず、隅でちゃちな男の相手しかできない。く、どうして男は直ぐ本番したがるんだっ！
　いつもそうだ、舐めるだけでいいとか言いながら結局こっちも使いたいとか思わんの？　とかキミも気持ちよくしたいなとか言ってセックスに持ち込もうとする！　おとなしくしゃぶられててくれ！！！
「う、ぐぉ、ううんっ！！！　デル、出すぞ！！！！」
　とか天の声が愚痴ってる間に男は絶頂に昇り泡姫の口内に精をまき散らす、同時に触手からもぶしゃーっと梨汁の様な勢いで触手汁が噴出した。それを飲み込み高まるパワー。
　けれどもちろん、淫欲の化身である絶頂昇は泡姫の割れ目も虎視眈々と狙っていたようで、口に入ったものを飲み込むのに大変な泡姫に不意打ちを仕掛ける。
「んんっ！！！」
　驚いた泡姫はせっかく溜めていたパワーを触手の端くれ程度に発動してしまい、ユーベルコード【一発逆転・零式】はその後も自分の純潔を守るための結界的パワーとして発動することとなり本体を叩きに行けることはついぞなかった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●ボンレスハム
　【豊乳女神の加護・厖拵（チチガミサマノカゴ・ジュンタクナルヨソオイ）】を発動し絶頂昇の攻略に臨む夢ヶ枝・るこる（豊饒の使徒・夢・f10980）。ゴテゴテに祭器を纏い先ほどまでるこるに苦悶の表情を浮かばせていた媚薬の効果を遮断した。
　背中や腰に祭器がロボットのオプションパーツのように取り付けられた彼女の胸はその全体の面積をバランスをカバーするように膨らみ二つのエアバックが常に展開されているかのよう。
「さあ、いきますよぉ」
　といいながら、約束された弾幕攻撃を放つ。近づく触手はバリアーを展開しながらビーム戦輪で切り刻むことで対処するが、長く、そして今も背徳的で邪悪な儀式で強化され続ける昇の成長スピードに少し押されてるこるの身体に到達した触手が彼女を亀甲縛りする。
「あらあらぁ……おいたが過ぎますねぇ」
　祭器を展開したるこるにダメージこそ少ないが、この状態ではねらいにくいったりゃありゃしないわけで、るこるは思いっきり全体重を地面に向けるように地面を蹴り下ろしその場に穴をあけ地面と自分をしっかりと連結させる。
「それでは、我慢比べと行きましょうか～」
　固定砲台となったるこるは必要以上のダメージを浴びない様戦輪で触手を切りはらい、触手はそれに抵抗するように何度も再生、前方にも触手の塊が昇を守る波のようにして襲い来るのに対し弾幕をお見舞いし抵抗し続けるのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●頼もしくもあり、憎たらしくもある。
「邪神をその身に宿すとは――愚かな。神に仕える者として、邪神は滅します」
　天羽々斬・布都乃（神剣使いの陰陽師・f40613）が刀を抜き構える、昇の傍にはすでに何人か息も絶え絶えに倒れる人々がいて、彼らが昇に力を搾り取られたのだと察し緊張してしまう。
『気をつけよ、布都乃。敵は信者を襲って能力を強化しておる。あの触手に捕まったら布都乃もひとたまりもないぞ』
「わかっています――」
　しかし、いつも自分を律してくれる式神のおかげで、その緊張も少し和らぎ、集中するに丁度いい具合となれば、大地を蹴った。
　襲い来るあまたの触手、縦横無尽にこちらに向かうそれらも全て、布都乃の金色に輝きだした瞳の前には止まっているも同じ。
　すべてを的確に回避し、道を作るように斬り飛ばして触手の餌食になる信者たちも救っていく。
　カルトではなくても布都乃も宗教に努める身、それが信者たちの救いにならないのはわかっているが、認めるわけにもいかない。
「行きます！」
　回旋しながら二刀で突撃し、一直線に絶頂昇の懐に飛び込むと両手も大きく、しかし素早く振り上げて、牙を突き立てるように振り下ろした。
「――これが、あなたが滅びる未来です！」
　一瞬の隙、その間をつく一撃が淫欲の化身に浅く入る。
「なっ！」
　深く入るはずだった。肉を抉り、邪を叩ききったつもりだった。だが真っすぐ下ろした布都乃の剣は左右にそれており、その剣と剣の隙間に一人の男がたっている。嘘だ、違う、そんなはずはない。けれど確かに、自分の未来を超えて淫欲の化身を守ったのは彼だ。
「残念だったな。女ぁ！　さあ、愛する男と遊びやがれ！」
「……すまぬ、布都乃嬢。とちってしまったよ」
　そう、ソウなのだ。とはいえその動きはぎこちなく、とても望んでそうしているとは思えない。
「これが、淫欲を操る邪神の力だ！　淫欲に操られなっ！！」
　両わき腹に傷をつけられた絶頂昇がそう言い放つと、何が何だかわからないがソウがマリオネットのように固い動きで布都乃を襲いだした。
『いかん！　布都乃、奴の淫欲を操る力で劣情をもとにソウどのが操られておる！』
「そ、そんな……ソウさん！！！」
「こんな風に襲う趣味はないのでござるが……本当にすまぬ、布都乃嬢！」
　ソウの操る二本の左右で長さの違う棒、｜祓双杖《ハライノソウジョウ》・夫婦箸と、布都乃の神剣がぶつかる。当然、操られているだけの人間に本気など出せるわけはなく、淫欲の化身が倒されるまでの間、布都乃はソウの攻撃を捌き続けることになるのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●0.02ミリメートルではありえない
「あらあら、これは流石にヤバいかも～！」
　まったくダメージを与えられていないわけではない、そうではないが、霧沢・仁美（普通でありたい女子大生・f02862）……いや正確には彼女を乗っ取った彼女の中の邪神は危機を感じていた。
　対峙する絶頂昇は自らの中にこれでもかという位触手を侵入させてきており、豊満で瑞々しいその体を美味しそうに貪っている。しかし本体ではなくあくまでも触手、本体と繋がってはいるものの、その性質は絶縁体に近いもののようで……。
「セーフセックスみたいな材質でナカダシしてくるの、ずるくない？」
　なんてのんきに言ってるがほぼ一方的にダメージを受けている現状である。
　邪仁美こと邪神クルスリスの依り代は人のカタチを捨て、こちらも触手で応戦しているが、強い信仰の力を浴び続けている邪神とでは勢いが段違いで、そして一番の問題は彼女の眷属である電光を帯びる者のその電光が本体に直接あてなくては効いそうもないのだ。0.02ミリメートルの壁くらいなら軽く電力で焼き千切れるのに難儀なことである。
　よってこの我慢比べ、不利、なんかもう理不尽なくらい不利。なのに。
「気持ちよくておかしくなっちゃうの、やめられないよぉ💕」
　理性を失っていく邪仁美はそんなのもどうでもよくなっちゃってて、淫欲の化身の太くてたくましくてたっぷり詰まった触手たちに愛されてそれはもう幸せそうにしておりました。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●絶頂昇、さらなる高みへ。
「ふふん、我が触手にてこずるものの多いこと多いこと。なぁ、お前もあんな奴らの味方はやめて俺のモノになったらどうだ？」
「はぁ、ん……ふぅ、んっ❤」
「フン、もうまともに何かを考えることも出来んか」
　多くの者が逃げ隠れが得意な淫欲の化身、絶頂・昇の本体にたどり着けない中、ただの一般人という理由で昇にとらえられその懐に引き入れられてしまった神代・凶津（謎の仮面と旅する巫女・f11808）の憑依する巫女の方、桜はただはぁ、はぁと甘い息を吐きながら人間でいることに必死だった。流石にハードすぎるプレイは普通に壊れるのは昇もその体から他の邪魔もののように“何も感じられない”ことからわかっていたので、ただ、昇の本体の複数のチンポを前穴と後ろ穴でお慰めするという役目だけで済んでいる。
　とはいえここまでにすでにイボイボの触手で中をかき回され内臓を引きずり回されるような苦悶が快楽に変わるほど与えられており、昇の数多ある触手の内の２本が桜を寄り木のようにして絡みつきながら先端を乳房につけちゅうちゅうと吸うような動きはしているので当然通常のセックスとは言えないほどハードなものだ。
「どうだ？　気持ちいいか？」
「ばびっ！　ぎぼぢい゛イでヅ！！！」
「ハハッ、必死だねえ、いいねえ。艶やかな巫女を犯すなんて背徳感だけでイッちまうわ！」
　言葉通りに刹那桜の前後の下口に昇の邪神の因子がどぴゅうどぴゅうと流し込まれる。
「はぁああああんっ！！！」
　その勢いと濃厚さは当然人間が普段感じられるようなものではなく、吐精だけでアクメイキするのには十二分のものであった。
「おいおい、何回イったら気絶するんだ？　淫乱め」
　猟兵を犯す時より明らか手加減しながらただ楽しむようにいたぶる昇。当然優しさなどはなく、その快楽に溺れる桜は今にも改宗してしまいそうだ。
「おゆるびぼっ！　おゆるびぼぉっ❤」
　最初は花が散るようにか細く、ただ艶めかしく淫らだった鳴き声は泣き叫びながら犯されるうち喉が渇きしゃがれてしまって面影もないほどにみっともなく咆哮如く激しく荒い。
「はは、今のお前も最高にきれいだぜ、ボロボロで、哀れなくらいズタボロの巫女さん。もう、俺の巫女になって楽になっちまえよ」
「あああああ、いいいいいいいいっ！！」
「それはどっちなんだ？　なぁ！」
「ああああああああっ❤❤❤」
　もはやまともに答えられるはずもなく、桜はただ髪を振り乱しながら汗だくの身体を淫らにくねらせ、脳に刻まれる快楽に溺れ、彼の力をただ高める儀式の触媒であることしかできなかった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●捕虜
「んー？　なになに。この光景」
　ノーメン・ネスキオー（放浪薬師・f41453）の目の前に広がるのは混沌とした宴。一匹の巨大豚と、ありえない数の触手に苦戦する猟兵たち。
「そういえばなんかぶっ飛ばしてって言われてたっけ」
　その光景にようやく酔いが少し冷めてきたノーメンだが、自分がいっても本体は到達できないだろうなぁ。とおもったので。
「よーし、かかってこい触手たちー！！！」
　彼女は触手の相手をすることにした。刻印『器たる背』の効能で、『生（セイ）』を吸い取ることで本体にもダメージを与えられるだろう。
「あはは、すごいすごーい♪　群がってくるぅ❤」
　なんて某ジブ〇映画の風の谷の虫たちのように近づいてくる触手をノリノリで受け入れながら楽しみ始めるノーメン。
「あぁ、いい、すっごい❤　イイトコ探ってくる……っ❤」
　うねうねと動き回る触手たちに何度もイキそうになりながらしっかりと吸うものは吸って……。
「ぐおっ！！！」
　離れたところでイッたのとは違うであろう淫欲の化身のうめき声を聞いてよしよしと首を縦に振る。
　実はユーベルコード【かの仙は空気をも魅了する魅魔なり（キオクニナイケドデキチャッタ）】によって発生させた空気の刃で狙っていたのだ。
「あと何発、当たるかなぁ」
　でも、こっちも吸い取ってるはずなのに意識はとびそうになっちゃってて、どれくらい持つのかは心配なところである。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●溺れちゃう
「あはは、サイコーだったね！」
　いや、サイコでは？　結局肉体のコントロールをセックスする度元気になっていく肉体の持ち主に取り返されてしまった佐藤・鏡太郎（寄生型兵器眼鏡・f41486）は訝しんだ。
「次は昇さんに突っ込んでいったらいいんだよね！」
　え、嘘だろコイツ。俺もうへとへとなんだけど。佐藤少年、佐藤少年、置いていったの謝るからもう許してくれ！！！　って思いながらうきうきで今にもあの肉欲の饗宴に飛び出しそうな合法ショタから離れることもできずにいる。
　あ、お構いなしだわこれ、もう駄目だ。鏡太郎の心境をまるなげして少年は触手の波に飛び込んでいった。
「昇さーん！　僕ともひさびさにしよーよー！」
　あの状態の昇をきちんと昇と認識しかけよる体の主、まあでも昇もこんなにたくさんメインディッシュがあるのに年上ショタなんて本気で相手してられないので触手が代わりにたくさん鏡太郎たちを食べに行く。
「やば、ちょっと自重してくれ！」
「え、やだやだ、触手で気持ちよくなるぅ！！！」
「しょうがねえ！」
　一つの身体で二人の人間が会話するあわただしい状況で鏡太郎は【完全合体スタアモード（カンゼンガッタイスタアモード）】を発動し肉体を強化。
「しょうがねえ、お前の願いと俺の役目、両方こなすぞ！」
「あぁ～～～～、触手きくうううううう💕」
　合法ショタは触手を愉しみながら、物理的に胸を撃ちぬくウィンクを発射して本体を攻撃し続けた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●シンプルな暴力
　邪神化してるとはいえもとは人間……下手に殴るのはまずいかなと思っていたが、脳裏に浮かぶのはこれまで絶頂・昇がしてきた所業。あんなこと、こんなことあったでしょう……あと、ドアを開けた瞬間目の前に広がる光景も彼に決意をさせるには十分なカオスであった。
「……殴ってもいいか」
　百目鬼・明日多（一枚のメダル・f00172）は拳を握り、周囲を確認して猟兵たちが作ってくれた触手の隙間を縫うように素早く進む。
「なにぃ！？」
　電光石火、懐に入ると自分と昇の間に青年型アバターを召喚。そのまま青年アバターが拳を振り上げて思いっきり叫ぶ。
「ルゥァララララララララララララララ！！！」
　百裂の拳が醜い体を打ち抜き何発も何発もその攻撃を炸裂させる。
「ぐおおおおお！」
　僅かに苦しみ叫ぶ昇だが、その体の弾力はすごく、手ごたえをいまいち感じられない。
「でも、撃ち続けるしかありません！　追加です！」
　青年アバターをさらに呼び出してパンチ続行！　狙うは触手、少しでも背徳的な儀式を止めさせれば、ダメージもそのうち通るだろう。
　そして帰ったら、今日連れてきた母娘とまたデートをしよう。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●熟達の支援
　淫欲の化身をみて、あこれは自分は囮に回れないわと尻穴を思わず守るように割れ目を覆うように触ってしまった露木・鬼燈（竜喰・f01316）は忍者の面を装着し、スイッチを切り替える。
「まあ、十分楽しんだし最後はまじめにやるっぽい！」
　たぶん一週間分くらいはザー汁搾り取られてお肌つやつやな鬼燈、賢者タイム効果で【明鏡止水（クリアマインド）】も一段上の境地へと至っており、背徳の儀式で強化された淫欲の化身にも後れを取らない。
（ほら、自分も強化されたからトントンで問題ないっぽい！）
　そうかな？　そうかも。周囲は苦戦してる猟兵もいるんだけどたぶん彼らも普通に絶頂・昇の強化に加担したんでしょうと推察しながら、投げる投げるは毒苦無。
「く、なんだ、今度は忍者か！」
　まるで新人類のような研ぎ澄まされた感覚で的確に打ち込まれるそれは危険を察知し本体を守ろうとする触手では捌き入れない数で刃を華麗にお届けする。
（それで相手が苦無を投げられてる方向に防衛を割いたところで超速回り込み！　っぽいっ！！！）
「ダニィッ！？」
　昇が鬼燈を認識した時にはもう呪詛毒をたっぷりしみこませた刃がその体にジャパニーズヤンデレソードのような深さで刺さっていた。
「く、くそがぁ！！！」
　ここまでいくらかダメージを追いながらも余裕を見せていた昇は呪詛の不快な感覚に少々プッツンきて、他の猟兵を凌辱するために使っていた大量の触手の何本かを抜き取りそれを鬼燈に向ける。
「おっと！　それは勘弁したいっぽい！！」
　ざしゅっと刀を抜いて連続バックステップで下がりながら煙だまを投げると、鬼燈は遠方からの苦無によるちくちく攻撃に切り替えた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●姫騎士とオークの相性は
　圧倒的不利……なんてエロ漫画の中だけの話よ！
　とでも言わんばかりに豊原・フィリス（セクシー系バーチャルキャラクター・f15722）はバッタバッタと触手を薙ぎ払い昇の元へ。
　【電身変化（アバターチェンジ）】によって聖姫騎士になった彼女は純粋に戦闘力が増加しており、パンチでは無理だが蹴りなら一発で太くて硬い触手を地面に叩きつけてビチビチ言わせることが出来る。
「ほう、エロい姉ちゃんも俺の相手をしてくれるのか？　ちょうど気がたってたんだ！」
「残念ね、だったらそのたった気、アナタのポークビッツと一緒に斬り落としてあげるわ！」
「ふん、威勢だけはいっちょ前、流石騎士様だなぁ！　さいこうにアガルしちゅだぜ！」
　これがポークビッツなら全人類のチンポはピーナッツになっちゃう強直をブルンブルン振るいながらフィリスの剣を近くに放り投げていたボロボロの剣で受け止める昇、見た目では想像もできないが騎士モードのフィリスのパワーはそれに勝っており、じりじりと刃を押しこむ。
「さあ、覚悟しなさい！」
　勝利を確信し相手の精神も追い詰めるべくそう言い放つフィリス。しかし、昇のピンチを察知したのか、先ほどまで周辺にやり捨てられて倒れていた信者たちがゾンビのように起き上がった。
「な、……きゃあ！」
　信者たちはむちむちへそライン見えの聖騎士ボディに纏わりつき、擽り始める。
「くっ、やめなさ……あぁッ」
　更にはその隙を逃さないと触手がフィリスの脇の下、わき腹の肌の露出したところに触れ何かを塗り込むようにねっとりと服とフィリスの素肌の間に入り込んで這いずって彼女を縛り上げた。
「フン、ポークビッツで善がり狂うお前は見ものだろうなぁ」
「く……いやぁ太ぉい……だめぇっ❤」
　フィリスの入り口に強直があてられると同時に触手によって服が器用にはぎ取られ、抵抗虚しくジャンボウインナーがフィリスを犯し始めてしまった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●そこを鍛えるのは強者のたしなみ。
「思ったより、数が多い？」
　リリエッタ・スノウ（シャドウエルフのガンスリンガー・f40953）は二丁拳銃を連射し触手を退けながらじわじわと淫欲の化身絶頂・昇へと近づいていく。
　触手も無限ではない、他の猟兵たちも受け持ってくれてるわけでその清い身体に触れるほどの圧倒的数の暴力ではないが、再生力がえぐい。
「もう少しなのに……」
　近づけば近づくほど再生の速度と討伐の速度に差が付き、ついに捕まってしまうリリエッタ。触手によって宙に持ち上げられ、ぬるぬるしたのが幼女の太もも、鼠径部はもちろん、胸や首筋、項に手足のつま先、さらにはモチモチほっぺまで擦りついて堪能する。
（さっき漏らしたのに、なんかまた漏れそうかも）
　むずむずする下腹部に、自分の内股をもぞもぞと擦りながら、握った銃の口を器用な指捌きでくるりと自分の方に向け躊躇なく撃ち触手たちにあて幾ばくかの自由を得る。
「そろそろ満足した？」
　シュタっと地面に降り立ちそういう彼女の周囲には目には見えない力のオーラが溢れるように空気の流れが纏われていた。
　解放された神臓心器――その力で増強されたパワーがまだ彼女に纏わりつく触手たちをブチブチと引き裂く。ワニが噛んでも噛みきれない触手さえ破壊できるその力の代償は感情。代償が大きいからこそ出せる力で一足飛びに昇の懐に飛び込んだ。
「子供と思って油断したか！」
　振り上げたリリエッタの右拳に対応するように構える昇、しかしそれはフェイントで、リリエッタは軽くジャブのように右手をそのまま出すと、間髪入れず本命の左フックをわき腹にブチ当てた。【リリ式猟犬乱舞（リリエッタ・コンビネーション）】によって打ち出される【ハウリングフィスト】は儀式によって強化された昇の力を削ぐ。
「なぁっ！？」
　とのけ反ってくれたら股の間に強烈な【旋刃脚】――股間を思いっきり蹴り上げた。
「フゴォッ！？」
「男の人って、ここが弱いんでしょ？」
　弱い、そう、弱い。だが弱いのはちんちんではない。玉の方だ。玉を蹴られるともうなんか再起不能なまでに立ってられないのだ。しかし当たったのはちんちん。
「ふん、ぐぅ……痛いは痛いが……そこを対策せぬ邪神などおらぬ！！！」
　なんとこのオーク、キンタマが体外に出ていないのだ！　本来は赤ちゃん製造ミルク工場を冷やすために体外に出されてしまっているソレが、触手による熱放出管理ができることでチンチンだけを外に出していた。もちろんそっちだって防御力は普通なら弱いが、人間離れガチガチデカチンポなら話は違う。お腹を殴られるのも、ちんちんを殴られるのも同じくらいの痛みでしかないのだ。よって菊、聞くが地名にはなりえない。
「嘘……」
　目論見が後出しの情報で外れてしまったリリエッタは死角からの攻撃で吹っ飛ばされてしまい形成を立て直すこととなった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●違うの釣れた
「触手ばかり、ですか……仕方ありませんね」
　クラリ・シロツメ（裏町のなんでも屋・f37989）は【標的化の呪い（ヒョウテキカノ・ノロイ）】を込めた呪い剣で駆け抜けるように触手と昇を一閃しその場を離れた。
　名前の通り相手の標的になる、復讐心を煽る攻撃であったが、残念ながら本体は釣れない。今回しか参加していないが、このカオス・エクスタシア教団の教祖の一人絶頂・昇は雲隠れが得意らしいし、そう簡単には釣れないということだろうと理解し、ならばこの触手たちだけでも受け持って見せようと自分の身体を弄られないように戦い続ける。
　散々対格差セックスで疲れた体だ、あんな、あんな……。
（オーガさんくらい大きいの、入ったら思い出して戦いにならなくなる……！）
　なんて考えちゃうクラリはきっとまだ正気ではないのだろう。けれど、スピードには自信があったため、何とか触手たちが力尽きるまで切り続けることが出来た。

「ふぅ……終わったんですね」
　誰か猟兵が昇にとどめを刺したのだろう、一気に周囲が静かになった。先ほどまで猟兵も含めた嬌声がそこらじゅうで聞こえていたのに……。
　お腹を押さえるクラリ、安心で気が抜けたからか、嬌声たちに今更あてられてしまっているようで、少しおへそのあたりが切ない。
「用事がすんだのか？」
「はい、終わりました」
「じゃあ、いいよな……」
「え？」
　無意識にかけられた声に答えていたが、気が付くとふわりと持ち上げられ担がれている状態になってるクラリ。そして匂いでわかる彼の正体。
「オーガさん！？」
「まだ足りないんだ。用事がないなら続きをやるぞ」
「あ、ちょっと待って……帰らないと」
「うるさい。俺を熱くさせた復讐、果たさせてもらう」
「そんな……」
　脳裏に一瞬でよみがえる恥ずかしい痴態の数々。あれをまたやるのかともどかしい気持ちになりながらも抵抗する力はなくおとなしく運ばれ、彼の家で数日ステイしてから帰還することになった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●ドス黒い感情は無自覚に
「ひぇっ触手だ　というか、弟さん思いな所がそのような形に出るなんてやりづらい事この上ないですね！？」
　とかいいながらも触手の相手はエキスパートになりつつある黒辺・颯汰（ニンジャなのにお人好し好青年・f37205）は不思議とその猛攻を回避できていた。わかる……わかるぞっ！　触手のしたい動きが！　と某ロボットアニメであれば言いそうなくらいにその軌道が読めてしまうのは少し悲しいが【宙駆ける狐の通り道（アマツキツネ・イタルミチ）】によって発生させた足場をうまく使い昇の頭上に至る。
　中央の顔が昇、右が次男、そしてあの赤い左の顔が向さんを模しているのがわかる。回り込めば背面にも小さな顔が二つ。四男と五男かな？
「向のオナホじゃねえか！」
「違います！！！　でも、もう向さんはお兄さんのやることに加担しませんよ！」
　振り返った昇が颯汰の刀を受け止め暴言を吐くが忍者たるものこんなことで動じたりしない。オナホだって、万が一事実だったとしても向さんにそう言われない限り動じたりしないんだ！
　ちょっと想像してきゅんと一瞬締まったアナルから意識を外して拮抗するパワーで刃を押し付け合う颯汰と昇。
『……』
『タクランサイコー！　ムセキニンタネツケハマルゼ！』
『セックスは、コワイ、デモ、キニナル』
『フゥン、チョロインダ、セカイッテ、ホラ、モットヒザマヅケヨ』
　力を増すためか、それぞれのオーク頭がぼそぼそと呪詛のようにそれぞれの欲望を語り始める。ん、まって……今一つ見過ごせないセリフが混じってなかったか？

●向の欲望を選べ
『……』
▶『タクランサイコー！　ムセキニンタネツケハマルゼ！』
『セックスは、コワイ、デモ、キニナル』
『フゥン、チョロインダ、セカイッテ、ホラ、モットヒザマヅケヨ』

　――それは、一瞬の出来事だった。拮抗していた力が突如振り切ったように大きく天秤が颯汰に傾き昇の刃は地面に強く吹っ飛ばされて突き刺さり、赤いオークの頭がね物から綺麗に切断されていた。
『ガアアアアアアアッ！！！』
「……はっ、僕は何を！？」
　気づけば颯汰は向を模したヘッドの返り血を浴びながら迫る触手をみじん切りにしていた。
　そして大きく痛みにのけぞった昇に他の猟兵の一撃が入り向が無念の声を上げながら光に包まれ混沌とした空間が静寂に包まれた。
「あ、向さん……」
「お疲れ。颯汰。随分大変だったみたいだな。先ずはシャワー浴びようか」
　血だらけの颯汰を労い、バスローブを持ってきてくれた向はどうやらこの部屋の様子をどこかで見ていたみたいで、何も言わずに着替えさせてくれて、連れて帰って風呂に入れてくれて、一緒にぬくぬくとした後、その日はもう裸で抱き合うことは無く、代わりにずっと颯汰を抱きしめて頭や耳を撫でながら一緒に眠りについた。
「あの、向さんって、隠し子とかいます？」
　しかし眠りの淵、颯汰は自分でも説明できない何かもやもやした感情を疑問にして吐き出す。
「ん？　あー、兄貴になんか言われた？」
「はい。まあ、そんなような感じです」
「あはは、エグイなぁ相変わらず。俺は確かに托卵とか好きだけど……」
　それから颯汰は向にこの質問をしたことを少しだけ後悔した。
　産卵プレイの何たるかがわかっていない颯汰を正座させ、二次元的な趣味と現実の問題の違い、そして颯汰たちが止めた邪神事件以前にそんなことしてたらどれだけ大変なことになるかということから始まり、彼の愛する二次元における産卵プレイ、托卵寝取られモノの何たるかを熱く語られた挙句、颯汰が反省したのをいいことにそんなに言うならお前に俺の子を孕ませてやるという腹ボコ中田氏種付けプレイを颯汰の中のもやもやが晴れるまで行った挙句、何時間にもわたる幸せなキスをして邪神のせいで芽生えた黒いものを全部真っ白に浄化されるまで帰してもらえなかったのだ。
「うう……本当に変なこと言ってすみませんでした」
「うるせえ、俺も悪いんだから謝るな。愛してる……ちゅ、れる」
「んぅ……ふぁ……っ❤」
　ようやく解放されたのは、体中｜内出血痕《キスマーク》だらけになった事件解決三日後のことであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●散々追いかけておいて。
「これが本当の全力。そして本当の本気」
　狭野・実琴（元天才・f38190）は自身の敵に対し最適解な能力を付与する光輪を召喚し、自らをその操り人形とした。
　才能を突き詰めるその果ては、才能の奴隷となること。才能を使うのではなく、才能に使われることこそが最適であるということ。
　ユーベルコード【天才（サノ・ミコト）】――。実琴の一つの到達点。
「く、俺は、俺はもっと、性を謳歌したい！！！」
　と叫ぶ昇の言葉など右から左。実琴が見るより先に実琴の手が動き、実琴が感じるより早く足が動くその動きはこれから動くすべてのものがどのようにどう動いてどのような展開をしようとしているのか全てを読み取り先回りし、シナリオを崩壊させるほど理不尽に目的を完遂させる。
　他の猟兵が弾幕であけた穴を、昇に呪詛の毒を与え、その体を刻んだ隙をついて銃を撃ち込み足に横蹴りを入れる。
「これで、終わり……もう逃がさない」
　地面についに手を付いて倒れ、四つ這いになった昇の頭の前で大きく体を二つに折るように足を上げ、思いっきり踵を振り下ろせば、大きな断末魔を上げ、絶頂・昇の身体に成った淫欲の化身は剥がれ落ちるように骸の海に帰っていく……。
「くそ、くそぉ！　最高に気持ちよかったのに、邪魔しやがって！　お前も、お前も犯させろ！」
「オコトワリよ。散々フリしてきたけど私、あなたには微塵も興味ないから」
　人間の姿に戻り這いつくばり震えながらも実琴に悪態をつく昇を淡々と拘束しＵＤＣ組織に引き渡す。これで全部終わった。
「これで……マナブくんにカケルくん、ショウくん、監督……大事な皆の世界を脅かす敵を、1人排除できた」
「うわ、本当に倒しちゃったんだね」
「マナブくん！」
「おいマナブ、待てって……と、もういいのか？」
「カケルくん！」
　一息つく実琴のもとに、そのうちの二人、マナブとカケルが現れる。自分がまきこんでしまった少年たちの無事な姿に声のトーンが少し上がる。
「ねえ、マナブくん。もう昇は倒したわ。だから……カオス・エクスタシア教団をやめて欲しいの」
「え……」
「カケル君もごめんなさい。私は2人には幸せになってほしい。だから、私はもう、2人の前には二度と――」
「ふぅん」
　現れない、そう言おうとした実琴の唇をカケルがふさぐ。
「え、ちょっと……んふ💕」
　実琴が驚き感じてしまいながらも背中をたたけば、少ししてようやく唇を離してくれて、でもカケルのその顔はもう、実琴の知っているカケルのものではなかった。実琴が知っているカケルよりずっとずっと大人で、かっこよくて……正直好みだ。
　一年だ。一年がたった。成長期の少年の一年はカケルという少年を大きく成長させていた。
「無理だよ。実琴。もう俺らの前に現れないとか言わないでくれ」
「そうだね」
　マナブもそれに賛同するように続く。彼の表情もよくよく見れば実琴が知るよりずっと知的でクールになっている。そのうえ強気だ。
「実琴ちゃんは僕らに会わないわけにはいかないよ。もし僕に、兄と同じようになってほしくないなら、ね？」
　そんな顔で実琴に耳元に顔を寄せ、一つの爆弾を落とす。
「兄……嘘、じゃあ、マナブ君って……」
「ハハッ、知らないのは実琴ちゃんだけだよ。僕の名前、フルネームは絶頂・｜覚《マナブ》……絶頂家の四男さ」
「そんな……」
「よし、カケル。早く３人だけに成れるところにいこう。実琴ちゃんが逃げちゃう前にさ」
「ああ、そうだな！」
　こうして実琴は呆然としたまま二人に攫われ、そのまま考えを改めるまで肉奴隷にされてしまうのだった。

●第一部・完
　と、まあいろいろありましたがこうして絶頂・昇プレゼンツのカオス・エクスタシア教団の事件は解決した。しかし、教団の信仰は根強く、またいつこのような事件が起こるかはわからない。
　猟兵たちはそんなことは１００も承知で、つかの間手に入った平和をそれぞれの方法で楽しむのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

最終結果：成功 完成日:2023年10月01日