エンドブレイカーの戦い⑥〜紫煙群塔武具商店
●紫煙群塔武具商店
「世界の瞳」と呼ばれる謎の超巨大遺跡と融合するように建築された都市国家、それが紫煙群塔ラッドシティ。
シンボルたる巨大時計塔が今日も時を刻んでいく。歯車機械に支えられたこの都市にも、戦いの手は伸びている。
エリクシルの狙いは「世界の瞳」。その先につながる小世界群を掌握しようとしているのだ。
そのために送られてきたのは――世界平和の樹。
エリクシルが歪にかなえた願いによって現れた樹をエンドブレイカーに思い出させるそれは今まさに、「世界の瞳」へと侵攻していた。
しかしそれを許すことはない。エンドブレイカーも、猟兵も――そしてラッドシティの「長老衆」も。
「エンドブレイカー様! そして猟兵様の力になるのですじゃっ!!」
「ラッドシティの技術の粋! 最高級武装をここに集めるのじゃ~!」
というように大変張り切ってくれたがゆえに、たくさんの武具が集まっていく。どれでもお好きなものをどうぞですじゃ~と長老衆は武具商店を開いているかのよう。
遺跡の一角にテントが張られ、ちょっと覗けばずらっと武器が並んでいる。
迷ったならもちろん、相談にのりますのじゃ! と力になれることにうきうきわくわくしている様子の長老衆。
貸し出されるラッドシティの最高級武装は確かに力になるだろう。もし気に入ったものがあれば、あとから交渉して――なんてこともできるかもしれない。
そしてまたこの「世界の瞳」にはかつて小世界にて救った人々の希望と思いが――何らかの奇跡の一瞬をもたらすかのように集っていた。
●紫煙群塔ラッドシティへ
「わたくしのおすすめはこの紫煙銃でございます」
にっこりと微笑んだレミィ・レミントン(紫煙銃の城塞騎士・f39069)の手には、彼女の相棒たる紫煙銃があった。
撃って良し、打撃にも使え、さらに守りにも使える素敵な武器なのだと。
「と、この武器に触れる機会がございましたら是非にと思いましてっ! わたくしの故郷、ラッドシティにも危機が迫っておりますので皆様の力をお借りしたいのです」
紫煙群塔ラッドシティには「世界の瞳」と呼ばれる謎の超巨大遺跡がある。
そこが今、エリクシルによって襲われようとしているのだと。
「敵の狙いは世界の瞳を抑え、小世界へと進出しようとしているのです。そのようなことは許すわけには参りませんから!」
そんなわけで、遺跡を守護する長老衆も「少しでも力になるのですじゃ~」ということでラッドシティ製の最高級武装を集めて、貸し出してくれているのだという。
「長老衆はとってもお茶目でフレンドリーでございますの。お店のようにさまざまな武具を並べて皆様を支援してくれておりますわ」
どれにしようか迷ったなら、きっと一緒に選んでもくれるでしょうとレミィは言う。いえでも迷いましたら紫煙銃とさりげなく推しながら。
「それではよろしくて? ラッドシティへと送らせていただきますわ」
レミィは掌のグリモアを輝かせる。
そして最後に笑顔で――わたくしのおすすめは紫煙銃でございます! と再度告げた。
志羽
御目通しありがとうございます、志羽です。
詳細な受付期間については【マスターページ】【シナリオ上部のタグ】で案内しますのでお手数ですが確認お願いいたします。
プレイングが送れる限りは送って頂いて大丈夫ですが、すべて採用となるかどうかはわかりません。
オーバーロードの場合、いつでも、送れる限りは送っていただいて大丈夫です。
●シナリオについて
このシナリオは、「戦争シナリオ」です。
1フラグメントで完結し、「エンドブレイカーの戦い」の戦況に影響を及ぼす、特殊なシナリオとなります。
●プレイングボーナスについて
プレイングボーナスは『ラッドシティの最高級武装を駆使して戦う/助けた小世界の人々のことを思い出し、彼らの想いに応える。』です。
ラッドシティの最高級武装を駆使して戦ってください。
オススメは紫煙銃ですとレミィが言っておりますが、ガンナイフやほかの武器でも!
長老衆とのどの武器がいい? というような話もできます。どれにしようかな、どれがいいかなと迷ったり選んだりしていると、これが良いのでは? と持ってきてくれるかもしれません。
ユーベルコードを選んで、最後に『この武器で敵を倒す!』とあれば基本的にOKです。
がっつり戦闘をしたければどうぞ戦闘なプレイングをおかけください。
また、助けた小世界がある場合、そちらを思い浮かべることでちょっとした奇跡を得られるかもしれません。
●お願い
グループ参加などの場合は、ご一緒する方がわかるように【グループ名】や【ID】を記入していただけると助かります。また、失効日が同じになるように調整していただけると非常に助かります。
プレイング受付についてはマスターページの【簡易連絡】にて案内いたします。
受付期間外に送って頂いたプレイングについてはお返しします。受付期間中であれば再送については問題ありません。
また、団体さんについては人数によってはお返しとなる可能性がありますのでご了承ください。
以上です。
ご参加お待ちしております。
第1章 ボス戦
『世界平和の樹』
|
POW : 平和を乱す者には罰を
【主枝の一撃】が命中した敵を【鋭利な葉が茂る梢】で追撃する。また、敵のあらゆる攻撃を[鋭利な葉が茂る梢]で受け止め[主枝の一撃]で反撃する。
SPD : 力を合わせて平和を守りましょう
【支配下にある生物】から無限に供給される【かのような】生命力を代償に、【爆発する実】を、レベル分間射撃し続ける。足を止めて撃つと攻撃速度3倍。
WIZ : 皆の願いが実を結ぶように
【宝石と化した花】から、物質を透過し敵に【魅了】または【宝石化】の状態異常を与える【紫色に煙る花粉】を放つ。
イラスト:すずや
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
|
種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「待鳥・鎬」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
パティ・チャン
■WIZ
なるほどー。ラッドシティって異様な程に、エンドブレイカーや猟兵に好意的なのですねー。
さて、私はご覧のとおりのフェアリー族で妖精騎士さん達が使役している妖精くらいの大きさしかないのですが、なにか良さそうな武装はあるのかしら?
(紫煙銃のような飛び道具は、身体の大きさからいって魅力的ではあるけれども、ここはお任せの武器を[コミュ力、誘惑]のせで、長老衆の方々にお伺いしましょう)
【UC】は極端な大外しのない、これをつかいますね
(私より小さな敵を探す方が大変かも)
[迷彩、オーラ防御]での防御は怠らず、トドメは選んでいただいた武器で!
「こ、これは凄いです!あの……おいくらでしょうか?」
ふわりと飛ぶ――パティ・チャン(月下の妖精騎士・f12424)は、訪れたラッドシティの賑わいに瞬きひとつ。
猟兵様~! こちらに良い武器がありますのじゃ~!
こちらにもたくさんありますのじゃ~!
と、長老達がおのおの客引きのように声だしている。
「なるほどー。ラッドシティって異様な程に、エンドブレイカーや猟兵に好意的なのですねー」
その声色から、パティはこの場の雰囲気を察した。
好意的な事はもちろんありがたいのだが、なんだかとても、とつく。
そして武器を貸し出してくれるというが、パティはフェアリー。
作られた武器の多くは自分では持てないものも多いだろう。
どうしようかとみていると長老のひとりと目があう。すると優しく何かお探しですのじゃ? と手招きを。
「さて、私はご覧のとおりのフェアリー族で妖精騎士さん達が使役している妖精くらいの大きさしかないのですが、なにか良さそうな武装はあるのかしら?」
その招きにパティは応じて、くるりと回って見せる。
此処に来る前に進められた紫煙銃ももちろん並んでいる。
けれど、紫煙銃のような飛び道具は体の大きさから言って、魅力的ではあるけれども――持てそうにはない。
しかしここはラッドシティなのである。沢山、色々なものがある。ちらりとパティが紫煙銃を見たのをみて、長老は動く。
猟兵様の使いたい武器を、お持ちせねば! と。
「猟兵様! 少し待っていてくだされ! お~い! ほら、ほらあの、あれあったじゃろう!」
最小化を極めた武器が――そんな声が聞こえてくる。
そしてしばらくして持ってこられたのは。
「!! これっ!」
「ふふ……匠は小ささも極めているのですじゃ」
それはパティにぴったりサイズの紫煙銃。何かあった時のためにと造られたもののようだ。これであれば、いける。
パティは早速、それを借りて戦闘へ。
世界平和の樹を狙って――紫煙銃の引き金を引く。
放たれた弾丸は世界平和の樹を半身以上打ち砕く。
「こ、これは凄いです! あの……おいくらでしょうか?」
振り返れば長老がどうぞおもちくだされ! と声をあげていた。
これなら自身より小さいサイズまで削れそう――パティは華麗に紫煙銃を使いこなしていた。
大成功
🔵🔵🔵
岩社・サラ
アドリブ歓迎
危機的な状況というのは理解していますが、多種多様な武器が並べられている状況というのは心躍るものがありますね。
折角の機会ですし武器を吟味することとしましょう。
しかし、これは悩みますね…オススメということですし、銃という形態が傭兵の私には馴染み深い紫煙銃にしようと思うのですが、置かれた武器の一つ一つが一級品という言葉では足りない最高の品質のもの。この世界の武器について疎い私でもそういった部分を感じ取れます。
とりあえず長老衆の方にライフル型の物がないかを訪ねてみましょう。
武装を調達したら戦闘ですね。UCを発動し一体になるまで合体させたゴーレムで敵の攻撃を防御し、私は紫煙銃で攻撃しましょう
危機的な状況であるのは理解している。
けれど、多種多様な武器が並べられている状況というのは――心躍る。
岩社・サラ(岩石を操る傭兵・f31741)は折角の機会ですし武器を吟味することとしましょうと長老たちが用意し、並べた武器へと視線を向ける。
剣に太刀、ナイフ、斧、盾――他にもさまざまな武器が並び、皆が選ぶために集っている。
どれもこれも、形は一点ものというところ。
同じ物がなく、それぞれ職人が自分の持てる技術の粋を集えて作ったものだとわかる。
「しかし、これは悩みますね……」
その悩む姿に長老衆はにこにこだ。
どうぞどうぞ迷ってくだされ――ここにある武器はどれも最高級品。どれを選んでもお力になりますぞ! と。
その中からサラが手にとったのは紫煙銃。
此処に送ってくれた猟兵が、とにかく紫煙銃を推していた影響もあるかもしれない。
そしてラッドシティといえば、という武器でもあるようで長老達のにこにこも深まる。
銃という形態は、傭兵であるサラにとっても馴染み深いもの。
この置かれた武器のひとつひとつ。どれもが一級品という言葉では足りない最高品質の物――それは傭兵として様々な武器をみてきたこともあり、手に取る前からでもわかる。
エンドブレイカーの世界にある武器について疎くはあるが、それでもそういった部分は十分に感じ取れる。
「長老型、砲身の長い……ライフル型のものはないでしょうか?」
「おおう! もちろんございますのじゃ!」
ささ、どうぞどうぞ選んでくだされと長老衆はライフル型の物を色々と並べていく。
砲身が二つ並んだもの、軽量化されたもの――さまざまある中から一番手に馴染んだ
「では行ってきます」
「猟兵様いってらっしゃいませですのじゃ~!」
長老衆のお見送りをもらいつつサラは敵の集う場所へ。
世界平和の樹の前に立てば、ストーンゴーレムを召喚し、合体して――守りを固める。
投げ放たれる爆発する実。しかしそれはゴーレムが壁になり、サラまでは届かない。
ゴーレムの影からサラは狙い定めて撃ち放つ。
世界平和の樹は大きな音たててその体の半分砕けバランス崩した。
なるほどこれは、本当に威力のある――サラは手にあるライフル型紫煙銃を改めて見つめ、やってくる世界平和の樹を次々と撃ち砕いていくのだった。
大成功
🔵🔵🔵
キアナ・ファム
■WIZ
ラッドシティといえば、伯母もいるしいわば里帰りには違いないが……
さて困ったぞ
飛び道具はパトリシアが扱ってくれてるし、大型の得物では今度はあたいの力が足りぬ上に、剣技は少々苦手ときた
いったいどの武器があたいにあってるのか
ここは長老衆の方々にお勧めを伺うほか無いか
(戦闘)
ま、まさかこいつは、爺様や伯母の言ってた「エリクシルが歪んだ形で望みを叶えた、餓えることのない、紫煙の樹」か?!
【UC】で花粉から逃れ、あわよくば吹き飛ばさなければ、身動きが取れなくなる
ヒットアンドアウェイでダメージを重ねていくほか無さそうだ
([盾受け、オーラ防御]で花粉を逃れるつもりだが)
※連携・アドリブ共歓迎
キアナ・ファム(世界を駆ける(自称)妖精騎士・f38897)とって紫煙群塔ラッドシティは縁のある場所なのだ。
もとは、水神祭都の騎士一族の娘。そして自身も「終焉を破壊できる」力を持って生まれてきたキアナ。
「ラッドシティといえば、伯母もいるしいわば里帰りには違いないが……」
久しぶりに足を運んだ地。けれど、伯母のもとにいくわけでなく、今は遺跡の守りについている。
この都市の武器を知らないわけでもない。そして長老衆が並ぶそれはどれも見たことがあるものだ。
しかし、キアナは。
「さて困ったぞ」
と、零した言葉の通り。
というのも、だ。
「飛び道具はパトリシアが扱ってくれてるし、大型の得物では今度はあたいの力が足りぬ上に、剣技は少々苦手ときた」
うーんと悩むキアナの周囲を妖精パトリシアがくるりと回る。
いったいどの武器があたいにあってるのか――そう思っているとちょいちょいとパトリシアが服の端をひっぱって、長老衆を示す。パトリシアの言わんことを察してそうだなと頷くキアナ。
「ここは長老衆の方々にお勧めを伺うほか無いか」
ということで、声をかけると。
「おお! あなたさまはエンドブレイカー様で猟兵様でございますな! なに!? どの武器が合うか悩んでいらっしゃると!?」
それは誠心誠意、共に考えさせていただきますのじゃ! と長老衆はキアナの周囲を回る。
「ふむふむ。何やら、すでに縁をお持ちの素敵な武器をお持ちの御様子」
"Spirit of Patricia"――それは母方の一族に伝わる数百年ものの剣で、かつて妖精パトリシアの「依代」だったもの。
そしてシールドスピアも攻守そろった武器。
「でしたら……これなどどうですじゃっ!」
そう言って長老衆が差し出したのはエアシューズ。これでさらに軽快な動きは約束されたものと。
なるほどとキアナはそれを貰い受ける。デザインも良い感じでお洒落だ。
それをはいて早速敵の元へ――世界平和の樹が、待ち受けている。
「ま、まさかこいつは、爺様や伯母の言ってた『エリクシルが歪んだ形で望みを叶えた、餓えることのない、紫煙の樹』か?!」
こんなところで、まさか出会うなんて。
エリクシルであるから、また一層思うことが増えてしまう。あの樹は倒さねばならない――傍らの妖精へとキアナは声向ける。
「いくぜ! パトリシア!!」
パトリシアと合体し、妖精群をここへ。そして妖精の矢を放てば世界平和の樹が砕け散る。
そしてエアシューズが動きの手助けをしてくれているような心地。思うままに動けることにキアナは瞬きながらも、紫色に煙る花粉を前に地を蹴った。
いつもより高く飛べて、そして花粉が回避できる。
これならヒットアンドアウェイでダメージを重ねるのも素早くできそう。
キアナは己の戦闘の幅が広がるのを感じていた。
大成功
🔵🔵🔵
ルシエラ・アクアリンド
長老さま達も相変わらずお元気そうで何より。
ライムちゃんとハンクス長老(順序逆)も
ちょっとした市場の様な物かな?
ついでだから息抜き含めて色々眺めさせて貰おうかな
心地よい時計の音を耳にしながらふらふらと
普段は弓を扱うことが多いから扱い易そうな紫煙銃を借りようかな?
それに、どうやら凄くお勧めらしいし、ね。
少し小柄が望ましいんだけど其処は相談に乗って貰う
…うん、ちょっと圧が凄いのだけど有難く助言には従おう
足止めと万一の回復、異常状態回復に備える為UC発動し
後は身軽さ生かし躱しつつ支援銃で応戦
ちょっと弓と似たところがあるかな?
平和は護りたいけど残念ながら貴方が思うそれとは違うから
その実は決して結ばせない
さまざまな武器があってそれを選ぶ猟兵たち。
そして、超々ご機嫌といった様子で長老衆が元気におもてなしをしている。
そんな様子にルシエラ・アクアリンド(蒼穹・f38959)は小さく笑い零して、くるりと眺める。
「長老さま達も相変わらずお元気そうで何より」
それに、と視線を向けた先にはとりわけ元気いっぱいな長老衆がひとり。
本当に変わらないとルシエラはひらりと手を振る。
「ライムちゃんとハンクス長老も」
「おお、エンドブレイカー様で猟兵様! ラッドシティを守りに来てくださったのですじゃ?」
「ええ、もちろん」
それは感激の極み! とハンクス長老はいつも通り。ライムちゃんはゆうゆうと過ごしている様子。
「ちょっとした市場の様な物かな?」
ついでだから息抜き含めて色々眺めさせて貰おうかなとルシエラが零すと、ラッドシティの最高級品ばかりですじゃ! とハンクス長老が教えてくれる。
心地よい時計の音を耳にしながらふらふらと並ぶ武器へと目を向ける。
やはりラッドシティと言えば紫煙銃と目が行く。
普段は弓を扱うことが多いルシエラ。となれば、狙うという点で共通するし紫煙銃がやはり扱いやすそうだろうか。
「それに、どうやら凄くお勧めらしいし、ね」
ここへ送る前に、この都市で出会った彼女が熱烈に推していたことを思いだして、ルシエラは小さく笑い零す。
けれど、紫煙銃も多岐に渡る様子。重そうでずっしり、しかし威力はありそうなものから小回りがききそうなものまで色々とある。
悩んでいると――うずうず、といった視線を感じる。
ちらりと見ればハンクス長老がいつでもお呼びくだされ! とニコニコ笑顔。
「少し小柄が望ましいんだけど……」
「ほう! 小柄でございますな! でしたらこちらがおすすめですじゃ!」
ハンクス長老が持ってきたのは、青光りする――ルシエラの髪色と似た色もつ紫煙銃。
持ってみれば、手にしっくりとくるサイズ。手にしてみて、良い感じと思うところ。
(「これなら……うん、ちょっと圧が凄いのだけど」)
ちら、と見た先ではどうですじゃ!? とじいいとみてくるハンクス長老。その後ろでほかの長老衆もまたそれがだめならこちらなんてとすでに準備してスタンバイしている。
ルシエラがこれを借りていくわと告げるといってらっしゃいですじゃ~! と長老衆のお見送りも。
本当に変わらないと笑って――向かうのは世界平和の樹のいるところ。
敵をこれ以上は進ませない。けれど、しゅばばと爆発する実を投げてくる様子に備えは必要かなと涼やかな風を周囲に巡らせる。
世界平和の樹を蒼い空間の檻に閉じ込めたなら吹き荒れる凄惨な嵐がその枝葉を落としていく。
そして、借りてきた紫煙銃で狙って、世界平和の樹を撃てばその枝葉を大きく吹き飛ばした。
「ちょっと弓と似たところがあるかな?」
こっちのほうが広範囲みたいだけどと、弓との違いを感じて。
撃たれてもなお、動いている世界平和の樹に向き直る。
「平和は護りたいけど残念ながら貴方が思うそれとは違うから」
その実は決して結ばせない――撃ち落として、ううん、全部吹き飛ばしてあげるわとルシエラは再度、構えるのだった。
大成功
🔵🔵🔵
筧・清史郎
【箱蛸】
ふむ、最高級武装か
折角だ、長老衆にご教示願おうか
俺は…そうだな
もふもふな耳尻尾が付いている装備で
得物は、ビリビリバチバチと敵を蹂躙できるものなどあるだろうか
もふもふでえぐい武装を頼む(雅やかな微笑み
おお、これは良い(もふもふだが超大魔王みたいな武装
どうだろうか、きよし
勇者きよきよは…これなどどうだ?(おなべのふた
ああ、鍋の蓋は自前があったか、失礼
ならば、このタコさんはどうだろう
口からパチパチタコ焼き爆弾を連射する武装だそうだ
装着者も派手にパチパチとなるようだが…きよきよならできる(微笑み
むしろ、きよしの口からタコ焼き爆弾が?(無茶振り
互いに武装すればいざ、敵を蹂躙しようか(謎魔王オーラ
砂羽風・きよ
【箱蛸】
やべー!テンション上がる!!
あれとかやばくね?すげーすげー
これで俺も最強になれる気がするわ
ああ、そうだな
長老達に聞いてみようぜ!
エクスカリバー的なもんとかねーのか?!
って、雅なんだそれは?!
もはやその笑みすら魔王みてーだな
い、いやなんも言ってねぇよ
おお、なべの蓋(しっかり受け取って)
っていやいや、これじゃあなんも防げなくね?!
いや、でも勇者もこれから強くなるって言うし
むしろいいのか…?
つか、最近雅俺のこときよしって言ってね??気のせいか?
うおお、なんだこれ!たこヤバ!
俺じゃなくてこいつがつえー!気に入ったわ!
(デバフ効果の言葉は聞こえていない)
たこし(命名)準備はいいか
いくぜ!敵退治!
「やべー! テンション上がる!!」
並ぶ様々な武器――砂羽風・きよ(漢の中の漢・f21482)のテンションはあげあげだ。
「あれとかやばくね? すげーすげー。これで俺も最強になれる気がするわ」
この槍なんか強くなれるんじゃね!? ときよは興味を示す。
「ふむ、最高級武装か」
筧・清史郎(桜の君・f00502)はどれもこれも強そうだと微笑んで、しかしどれにするかは確かに迷うところ。
「折角だ、長老衆にご教示願おうか」
「ああ、そうだな。長老達に聞いてみようぜ!」
「お呼びとあらば! いくらでも相談に乗るですじゃよ」
「お任せあれじゃよ!」
まったく見知らぬ長老たちであるが、その喋り方は二人の知っている友人と似ていてなんだか親近感を得る。
「エクスカリバー的なもんとかねーのか?!」
と、きよはわくわく。すると長老はほほうそれは伝説的な? と言ってちょっと待っておってくだされ! と武器を取りに。
そしてその横では――清史郎がいつものごとくにこにこと。
「俺は……そうだな」
「なんでもご用意してみせるんじゃよ」
「もふもふな耳尻尾が付いている装備で」
「もふもふ?」
「得物は、ビリビリバチバチと敵を蹂躙できるものなどあるだろうか」
「ビリビリバチバチ蹂躙」
「もふもふでえぐい武装を頼む」
言っていることは凶悪なのだが、とても雅やかな微笑みを清史郎は浮かべ長老衆へと頼む。
割と無理難題では――そう思われたのだが、しかし。
「ならばこれとこれですじゃな!!」
もふもふのお耳のついた豪奢なフードつきマントは防御力があがる!
そして武器は持ち手がにゃーんと猫さんな鞭。ボタンをおすとビリビリバチバチと電流が走る!!
「どうですじゃ!?」
「おお、これは良い」
もふもふではある。しかし、どこか超大魔王といった雰囲気がひしひしと滲みだしているのだ。
「って、雅なんだそれは?!」
「どうだろうか、きよし」
にこにこと微笑む清史郎。その姿を上から下まで何回かみて、ごくりと息をのむきよ。
似合っているのだ、恐ろしい程に。だがしかし。
「もはやその笑みすら魔王みてーだな。い、いやなんも言ってねぇよ」
余計な事は言わないとお口チャック。
しかし清史郎が魔王なら、やはりここは対となる存在がいるだろう。
そうなるのはきよなのだが。
「猟兵様! 此方をご用意いたしましたのじゃ!!」
ばばっと並べた武具のなかからこれがいいと清史郎は一つ選んできよへと渡す。
「勇者きよきよは……これなどどうだ?」
「おお、なべの蓋」
確り受け取って構えてみるきよ。これはわりとしっくりくるな、うんと頷くが気づいてしまう。
「っていやいや、これじゃあなんも防げなくね?!」
なべの蓋なんてスパッとやられて一発で壊れるだろ! というものの、きよはそれから手を離せなかった。
「いや、でも勇者もこれから強くなるって言うし。むしろいいのか……?」
なべの蓋で強くなっていく勇者――それはそれで……と何かに騙されているようないないような。
「ああ、鍋の蓋は自前があったか、失礼」
「つか、最近雅俺のこときよしって言ってね?? 気のせいか?」
気のせいだろうとにこにこしつつ清史郎が次に差し出したのは――それはもう、きよのために誂えられたというようなものだった。
「ならば、このタコさんはどうだろう」
口からパチパチタコ焼き爆弾を連射する武装だそうだときよへと告げる清史郎。
そしてきよは目の前に差し出されたたこ焼ガンにうおおおおとテンションを上げる。
「うおお、なんだこれ! たこヤバ!」
「装着者も派手にパチパチとなるようだが……きよきよならできる」
「俺じゃなくてこいつがつえー! 気に入ったわ!」
これぞ俺が求めていた武器! エクスカリバーならぬ、エクスたこ焼ガン!
清史郎がさらりと告げた事は耳に届かぬままに大喜びだ。
「むしろ、きよしの口からタコ焼き爆弾が?」
「俺の口から? で、でるかもしれないわ!」
それはいつもの清史郎の無茶振り。しかしできるかもしれないとなんだか思えてしまう不思議。
「たこし、準備はいいか」
エクスたこ焼ガン改め、たこしを手にきよはすちゃっと決める。
ついでにこれも持っていくとよろしいのでは! と長老衆がなんだかぴかぴか光るベルトもくれた。
やばい、これはもう完全な勇者。準備ばっちりだぜ! と答えたきよは――あれいまきよしでもなかったような? と首をひねる。
きではなくてただったきがする……と思いながらちらと清史郎みればどうした? という笑み。どうもしてないと頷いてしまった。
「いざ、敵を蹂躙しようか」
謎魔王オーラを漂わせた清史郎も華麗に出陣。ファンシーな見た目に反して凶悪なそれが猛威をこのあと、振るうのだろう。
「では参ろう、たこし、きよし」
「いくぜ! 敵退治!」
って今きよしって言ったよな!? ときよが叫ぶのを清史郎は言っただろうか、気のせいだきよしと涼し気な表情で再度呼びながらかわす。
そして――きよの身体に派手なパチパチが走るまであと10秒。
おお、今日もきよきよは、楽しそうによくパチパチすると傍らの箱は雅やかに微笑む。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
イノン・リドティ
沢山の武装があって迷いますね…しかも最高級なんですよね?
そんなもの、庶民の私が使ってもしも壊しでもしてしまったら…(ハンクス長老をチラ見。あ、これ大丈夫なやつって納得)
いつもは野太刀を愛用していますが、|槍《ランス》などにも興味はあるんですよね
素早く動けそうな双剣や、距離をものともしない弓もいいですよね
一撃必殺のハンマーにも浪漫を感じずにおれません
でも、迷った時はやっぱりお友達の評判が一番です
というわけで、レミィさんお勧めの紫煙銃を最終的には手に取って
エリクシルには愚直に接近し、UC発動
獣化した左腕で組み付き、右手で紫煙銃を構える
一度、やってみたかったんです
嬉しそうに笑って、零距離から撃ち放つ
長老衆がいらっしゃいませですじゃ~と店員をする武器貸出場所。
そこを訪れたイノン・リドティ(暁風の魔獣戦士・f38920)もううんと悩んでいた。
そして悩んでいる猟兵の傍にはすちゃっと長老衆がついてくる。いつでも相談にのりますのじゃよというように。
そしてこれはエンドブレイカー様で猟兵様! とハンクス長老がイノンの傍にすすすと寄ってきていた。
「沢山の武装があって迷いますね……しかも最高級なんですよね?」
「ラッドシティの職人が技術の粋を集めて作ったものばかりですじゃ!」
「……お高いんでしょう?」
どきどきでそっと尋ねてみると、二カッ! といつもの笑みが一層深くなるハンクス長老。
つまりそれは肯定。
そんなもの、庶民の私が使ってもしも壊しでもしてしまったら……そう思ってハンクス長老をチラ。
「エンドブレイカー様で猟兵様に使っていただけるなら武器も本望ですじゃ!」
その何の陰りもないきらきらの笑み――あ、これ大丈夫なやつ。
心配する事は何もないと納得してイノンはでは、と改めて武器を物色する。
いつも愛用しているのは野太刀。
けれど、|槍《ランス》などにも興味はある。手に持ってみると、重さはある。取り回しは野太刀よりも直線的になりそうだけれど突きの威力は間違いなく高い。
「素早く動けそうな双剣や、距離をものともしない弓もいいですよね」
そう零すとすちゃっとすぐに長老衆が持ってくる。試しに振って見たり構えて見たり。新たな武器に触れることにイノンもちょっと楽しくなってくる。
「一撃必殺のハンマーにも浪漫を感じずにおれません」
一番良いハンマーをここに! なんて声が聞こえて、そちらを見れば重いハンマーを引きずって持ってきている長老衆。
悩む。とても悩む――でも、とイノンの視線はある武器に向けられた。
「迷った時はやっぱりお友達の評判が一番です」
わたくしのおすすめはこの紫煙銃でございます――にっこり微笑む彼女が言っていた。
そんなわけでイノンはこれにしますと紫煙銃を手に。
向かうのは、世界平和の樹が襲っている場所だ。
その姿見つけたなら、とんと地を蹴って走り込む。真っ直ぐ、愚直に懐に潜り込んで振り払う左腕は獣の腕。
その腕で掴んで、世界平和の樹を引き倒し右手で紫煙銃を構える。
「一度、やってみたかったんです」
突きつける紫煙銃。嬉しそうにイノンは笑って零距離から世界平和の樹を撃つ。
華麗なるガンアクション――連続で打てば、ひび割れが広がり渡りやがてそれは砕け散った。
大成功
🔵🔵🔵
ベルト・ラムバルド
アドリブ上等!
御安心なさい長老の皆さん!
この騎士たるベルト・ラムバルドが助太刀に来たぞ!
しかも!こ~んなに!元気な若人達を連れて!ピッチピチの!
UCでサクラミラージュから人間の學徒兵達を召喚
カリスマオーラと覇気を放って長老衆と話し彼等を勇気づけよう!
…で…申し訳ないけどオススメ武器教えてくれる?
學徒兵達に最高級武装を装備させてあげよう
そしてレイピアを振り回し彼等を鼓舞し集団戦術で指揮しながら
敵をチクチク攻撃して倒してやる!爆発する木の実を撃ち落とせ~!
…せっかくだからレミントン嬢がすすめてくれた
最高級の紫煙銃とやらで敵を貫通攻撃で仕留めてやるぞ!
いいなこれ!おいくら?…え…そんなにするの…これ
「御安心なさい長老の皆さん!」
高らかにベルト・ラムバルド(自称、光明の宇宙暗黒騎士・f36452)は告げる。
「この騎士たるベルト・ラムバルドが助太刀に来たぞ!」
その一声だけで長老衆はおお~! とどよめきを。だがここで、終わりはしないのだ。
「しかも! こ~んなに!元気な若人達を連れて! ピッチピチの!」
ベルトの後ろにしゅばばばと現れる人間學徒兵たち。
エンドブレイカーの世界とは違う場所からの来訪者――猟兵様じゃ~! と長老衆がははー! とひれ伏す。
そしてベルトから迸るカリスマオーラと覇気。只者ではないと長老衆からはきらきらの視線が向けられる。
「……で……申し訳ないけどオススメ武器教えてくれる?」
「お任せくだされ! どれもこれも最高級装備ですのじゃ!」
學徒兵達も最高級武装を装備していく。
長老衆があれもこれもと持たせてくれて準備はばっちりだ。
そしてベルトは、士気をするならこれがいいとレイピアを。そしてこれもと紫煙銃を借り受けた。
レイピア振り回し、學徒兵達を指揮するベルト。
世界平和の樹をちくちく攻撃して、爆発する木の実が放たれたなら。
「撃ち落とせ~!」
その声に合わせて學徒兵達は木の実を撃ち落とすうちに攻撃かける。
いいぞ、その調子だ! とベルトは号令をかけながら紫煙銃を手にした。
「……せっかくだからレミントン嬢がすすめてくれた最高級の紫煙銃とやらで敵を貫通攻撃で仕留めてやるぞ!」
しゅばっと構えて撃ち放つ――放たれた弾丸が世界平和の樹を貫いて砕いていくのは爽快だ。
「いいなこれ! おいくら?」
後ろで見ていた長老衆へと尋ねれば、数人が立ち上がり指で数字を作っていく。その数、ひぃ、ふぅ、みぃ、よ……まだいる。
「……え……そんなにするの……これ」
思っていたよりもずいぶんとお高い――しかし納得の威力。
ベルトは思う存分使うぞ! と更に士気を上げるのだった。
大成功
🔵🔵🔵
ミーミル・アズレーン
たくさんの小世界と、そこを繋ぐ街が狙われてる!?
想像以上にたくさんの世界と人たちがピンチなんだね…!
この街の人達も協力してくれるから、一緒に力を合わせて行こう!
…えと、魔力や魔法…特に光や植物に関わるものを増幅できるような武器はありますでしょうかっ。
武器を貸してもらえたら戦闘へ!
樹が相手なのはちょっと気が引けちゃうけど、本当の平和のためなら…!
まずは攻撃をよく見て回避しつつ
特性ハーブポーションを始めとした錬金術のアイテムで【属性攻撃】と【継続ダメージ】を与えていくよ!
敵が防御態勢を解いたら「レイズ・オブ・ブルームス」を
貸してもらった武器を介して発動!
想像以上のパワーアップぶりに驚いちゃうかも?
「たくさんの小世界と、そこを繋ぐ街が狙われてる!?」
「そうですじゃ!」
「想像以上にたくさんの世界と人たちがピンチなんだね……!」
「そうなのですじゃ!」
長老衆の頷きにミーミル・アズレーン(不思議なハーバリアンの錬金術士・f39192)はわかったと頷く。
自分もまた、ここでできることがあるはずなのだと。
「一緒に力を合わせて行こう!」
「でしたら! 最高級武具をお持ちになるとよいのですじゃ!」
いかな武器が、装備がよろしいかとずずいと長老衆が前のめりに聞いてくる。
その勢いにちょっとだけミーミルはたじろぎつつも、自分の力になりそうなものを告げる。
「……えと、魔力や魔法……特に光や植物に関わるものを増幅できるような武器はありますでしょうかっ」
「でしたら……あれですじゃ!」
「あれですじゃな!」
しばしお待ちをと長老衆がいって持ってきたのは――魔想紋章。
それは「紋章に宿る意味」に応じた魔力を発生させる、不思議な紋章なのだ。
「色々ありますのじゃ。光、光……これですじゃ!」
「植物……緑ですかな?」
と、長老衆はよさげな紋章を探してくれる。
ミーミルはなるほど、これなら! とその魔想紋章を借り受け、世界平和の樹のもとへ。
「樹が相手なのはちょっと気が引けちゃうけど、本当の平和のためなら……!」
と、樹相手はと思っていたけれど――あれは樹じゃないかも? と思わせるエリクシルの身体。
ふわぁと流れてくる紫色の煙る花粉――それを回避しながら、動き回り、錬金術のアイテムを駆使し仕掛けていく。
そして、世界平和の樹の動きが止まった時を狙って。
「ありったけの、花とおひさまの輝きを!」
その魔想紋章の力を介して――色とりどりの花の幻影から太陽の力が込められた光を放つミーミル。
その光は、集っていた世界平和の樹を滅ぼしていく。
「えっ、えっ? す、すごいっ」
予想以上、びっくりするほどの威力ましまし。最高級の力すごいとミーミルは感心するのだった。
大成功
🔵🔵🔵
神元・眞白
【WIZ/割と自由に/シン眞】
武器は多種多様。これだけあると悩んでしまいますね。
餅は餅屋。お爺ちゃんたちに任せるのもいいですが、聞くだけきいてみましょうか。
シンさんは……レミィさんと同じ銃ですか。では私もそれにしましょう。
1人より2人。お互いにカバーして攻撃できれば拙い私でもサポートになるはず。
お爺ちゃんたちが選んでくれた武器は……そうですね、要所に挟み込みますか。
せっかく選んでくれたものですし、武器も使わなければ悲しみますからね。
相手の攻撃は面によるもの。点や線での対応は難しいもの。
私の力でも全ては対応できないでしょう。やっぱり1人より2人、ですね。
シン・コーエン
シン眞
長老衆から紫煙銃を借りる。
ラッドシティで生まれ、別世界に行って猟兵に覚醒し、ようやく戻れたこの故郷、お前達に好き勝手などさせん!
眞白をかばえるように前に出て、UC:漆黒の門で左手をブラックホールに変換。
【爆発する実】【鋭利な葉】【花粉】を吸い込み対象にして、相手の攻撃を封じる。
吸い込み損ねた攻撃は第六感・心眼で読んで、結界術・高速詠唱で作った防御壁で眞白ともども護る。
オーラ防御も展開。
紫煙銃に爆炎の魔法を籠めて連射(2回攻撃・衝撃波・スナイパー・貫通攻撃)。
眞白と連携して花や幹を撃ち抜き、灼星剣に持ち替え、斬り下げ斬り上げの2回攻撃・斬撃波・鎧無視攻撃で幹を切断する。
偽りの平和など無用!
「武器は多種多様。これだけあると悩んでしまいますね」
エンドブレイカー世界の武器が所狭しと並ぶ――この光景に神元・眞白(真白のキャンパス・f00949)はどれを持っていけばと悩んでいた。
「餅は餅屋。お爺ちゃんたちに任せるのもいいですが、聞くだけきいてみましょうか」
「お困りですじゃ? それなら相談に乗りましょうぞ!」
お任せあれと胸を張る長老衆。眞白のためにあれやこれやと武器を持ってくる。
剣や太刀といったものからアイスレイピア、弓――様々な武器はあるもののいまいち眞白にはピンとこない。
と、一緒に訪れたシン・コーエン(灼閃・f13886)が手にしている武器にも目が留まる。彼はもうすでに、扱う武器を決めていたようだ。
「シンさんは……レミィさんと同じ銃ですか。では私もそれにしましょう」
シンが手にしているそれ。ここに送ってくれた猟兵もオススメしていた紫煙銃。
1人より2人。お互いにカバーして攻撃できれば拙い私でもサポートになるはずと眞白はシンと共に戦いへ。
「ラッドシティで生まれ、別世界に行って猟兵に覚醒し、ようやく戻れたこの故郷、お前達に好き勝手などさせん!」
シンは世界平和の樹と対し、眞白を庇えるように前に出た。
「全てを引滅する究極の門よ、我が元に来れ」
その左手をブラックホールに変異させた。
目前の世界平和の樹は爆発する実をぽぽぽぽと放った。しかしそれをブラックホールで吸い込んでいくシン。
その様子を見つつ眞白も攻撃をかける。
「では、おいでませ」
銀色の符から障壁をつ。それに向かって攻撃を仕掛けてくる世界平和の樹だが、そのまま攻撃は反射される。
そして合間に、紫煙銃を構えて。
「お爺ちゃんたちが選んでくれた武器……せっかく選んでくれたものですし、武器も使わなければ悲しみますからね」
眞白が引き金引けば、弾丸は世界平和の樹の身を砕き、削っていく。
すごい威力と感心する眞白の傍らで、紫煙銃に爆炎の魔法を籠めるシン。
シンもまた、紫煙銃で狙い定めて、放ったそれが世界平和の樹を撃ち抜いていく。けれど、まだ倒れぬのなら灼星剣に持ち替え、斬り上げ斬り下げと攻撃かけ続けた。
「偽りの平和など無用!」
世界平和の樹がもたらすのは、本当の平和などではないと知っている。だから、倒さねばならないのだ。
シンに続けて眞白もまた攻撃を。
相手の攻撃は面によるもの。点や線での対応は難しいものと冷静にみつつ、眞白は紡ぐ。
「私の力でも全ては対応できないでしょう。やっぱり1人より2人、ですね」
共に戦えるから、優位に立てる。世界平和の樹を二人は次々と倒していくのだった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
二條・心春
どれも強力そうな武器で迷いますね……。けど私は普段も拳銃を使いますし、おすすめの紫煙銃にしましょうか。快く武器を貸してくれた皆さんのためにも、負けるわけにはいきませんね。
では紫煙銃と拳銃の二丁で戦いますよ。まずは拳銃で爆発する実を撃ち抜いて防御です。数が多いですが上手く狙えば誘爆させることもできるかな。その間にも紫煙銃を構えておいて、【呪放UDC弾】の威力を高めておきましょう。あれだけ大きければ爆発があっても狙いを逸らすことはないです。
十分威力が上がったら、紫煙銃の出番です。幹を狙い撃ってその生命力を削ぎましょう。UDCのみんなの力、そして皆さんが貸してくれた最高級武装の力、見せてあげますよ!
並ぶ武器を眺めて二條・心春(UDC召喚士・f11004)もまた悩んでいた。
「どれも強力そうな武器で迷いますね……」
「どれも最高級ですじゃ! いつもと同じような武器を使うも、新たな武器を使ってみるも猟兵様次第ですじゃよ!」
と、長老衆は選ぶ心春へと声をかけてくる。相談があれば喜んで! というように。
そしてその言葉になるほど、とも思うのだ。ナイフなどは手に収まる丁度良いサイズ。剣などもあるが――と、心春が視線を向けたのは。
「けど私は普段も拳銃を使いますし、おすすめの紫煙銃にしましょうか」
ここに送ってくれた猟兵がおすすめしていたその武器。
それはこの都市に縁のある武器ですじゃ! と長老衆もおすすめの様子。
「快く武器を貸してくれた皆さんのためにも、負けるわけにはいきませんね」
「猟兵様が! 我らのためにも……!」
それはなんと嬉しきこと――感激する長老衆に見送られながら心春も戦いへ。
いつも愛用している拳銃と、そして紫煙銃の二丁スタイル。
心春をみつけ爆発する実を放ってくる世界平和の樹。その実を正確に心春は撃ちぬく。
「数が多いですが……」
ひとつ撃ちぬけば、爆発が起こり他の物も巻き込んでいく。
誘爆させながらその煙る先にいる世界平和の樹を捉えるのは紫煙銃で。
紫煙銃を構えて――そして使役UDCの呪詛を充填しておく。
あれだけ大きければ爆発があっても狙いを逸らすことはない。狙う時間に比例して、その威力はあがる。
だからぎりぎりまで待って、爆発が収まりその姿が再び見えた時に。
「この一撃は軽くないですよ!」
放たれたその弾が、世界平和の樹の幹を派手に打ち砕く。
抉られるように消えたその場所――世界平和の樹はばきばきと音立てて真っ二つに折れた。
その生命力を削いで、もうその樹は動かない。
「UDCのみんなの力、そして皆さんが貸してくれた最高級武装の力、見せてあげますよ!」
自分のユーベルコードと合わせると高い威力となる――相性もいいと、心春は再び呪詛を充填する。
借り受けた力でもって、この場を守り切ってみせると。
大成功
🔵🔵🔵
朱赫七・カムイ
最高級武装、とは胸が踊る響だね
私は主にこの太刀・喰桜以外の武具は使ったことがない故に他の武器にも触れてみたいと思っていたのだ!
私は魔法の類は得意ではなく、ただ斬ることが多い
または厄災や不運を齎すことが得意な私に合う武器とは如何なるものなのか
どんな武器が似合うのだろうか
新たな装備を使うからには愛しき巫女にも誇れるものがいい
そして何より守りたい存在を
彼らが生きる世界を守るものが
笑顔を思い浮かべ
長老にも相談しながら銃やガンナイフやらに触れてみる
おすすめされた武器を是非に使ってみよう
なに、幸福を約しておけば万事いい方向にいくはず!
禍神ノ鉄槌をのせ武器を振るい放つ!
この厄災、木っ端微塵に砕いてくれよう!
並ぶ武器はどれもきらきらと輝いて見える。その輝きだけでも心躍る――朱赫七・カムイ(禍福ノ禍津・f30062)の目は釘づけだった。
「最高級武装、とは胸が踊る響だね」
「そうでございますですじゃろ、猟兵様!」
何かお悩み、お探しであればとしゅばっと現れる長老衆。
彼等はそこかしこで最高級武器をさらにもってきたり、会いそうなものを見繕ってくれているようだ。
「私は主にこの太刀・喰桜以外の武具は使ったことがない故に他の武器にも触れてみたいと思っていたのだ!」
ずずいと己の持つ太刀、喰桜を見せながらカムイは紡ぐ。
その太刀もまた素晴らしきものと長老衆が言うのをうんうんと頷いてカムイは自分の事を伝える。
どのように、戦っているかということを。
「私は魔法の類は得意ではなく、ただ斬ることが多い」
または厄災や不運を齎すことが得意な私に合う武器とは如何なるものなのか――どんな武器が似合うのだろうか。
そしてこれがとても大事なことなのだ。
「新たな装備を使うからには愛しき巫女にも誇れるものがいい」
「おお、それは重要ですな!」
「そして何より守りたい存在を、彼らが生きる世界を守るものが」
カムイは笑顔を思い浮かべる。自分に向ける、その笑顔を思えば心内は満たされていく。
さすが猟兵様じゃ! と長老衆はうんうんと頷いて、最高級品の中でも最高級なものを! と色々と持ってくる。
「これが紫煙銃……ナイフがついているのはガンナイフというのか?」
「そうですじゃ! 太刀も使えて銃も使えるとなれば華やかですのう」
「それに戦術も広がりますじゃよ」
軽くて使いやすい。そして手に馴染むサイズ。ガンナイフのほうは、ナイフがついているところで少し扱いが難しそうに感じる。もちろんしばし使えば慣れるだろう。
「確かに戦術が広がっていきそうだ……」
紫煙銃にしようと手に取ると、そちらよりこちらのほうがあうのでは? と色違いを持ってくる。それはカムイの装いに合わせた差色が赤の紫煙銃。
スタイリッシュな見た目であり、かっこよく着けられるガンホルダーも是非と長老衆は差し出してくる。
カムイはそれを受け取りつけるとくるりと回って見せる。
「どうだろうか?」
「ばっちりでございますじゃ!」
では行ってくると早速、カムイは世界平和の樹の元へ。
さっそく紫煙銃を手に狙い定めるカムイ。おすすめされた武器を是非に使ってみようと、わくわくとした気持ちもある。
「なに、幸福を約しておけば万事いい方向にいくはず!」
凛と響く鈴音として千々に舞い踊る桜吹雪が世界平和の樹を捉える。
そして放つ銃撃にのせるは禍神ノ鉄槌――放たれたはあらゆる厄災を支配し、滅する神威。
「この厄災、木っ端微塵に砕いてくれよう!」
撃ちぬいた世界平和の樹はその神威を余すことなく受けてすべてを砕かれていく。
狙いが一点に収束されるからか、いつもよりも威力があがっている気がする――カムイはその手の紫煙銃を見て、これはいいと笑むと次の相手へとまた銃口を向けた。
大成功
🔵🔵🔵
千々波・漣音
【漣千】
戦争か、神格高い竜神なオレ様に任せろ!(2回目どや
最高級の武具貸してくれるんだってなァ
どんなのあるのか…って、ちぃは不器用だけど大丈夫か…
わくわくな姿、不安すぎる(だが可愛い!
でも逆に、ちぃでも扱える超絶簡単な武具もあるかも…
折角だし長老達に聞きつつ
オサレで神格高いオレ様にぴったりなイケてる武具見繕ってもらう!
おー銃ってのも新鮮だしイケてるんじゃね!
神格高い水の弾丸ぶっぱとか、イケ竜神すぎてやべェ、オレ!(ちらちら
え、ぽい!?(きゃっち!
ちぃは何か見つかったか?
確かに格好良いケド、刃物とか扱えるのか?(不安
だァッ!?
ちょ、軽率に押したら…ぎゃあっ!
武具選んだらちぃフォローしつつ敵倒す!
尾白・千歳
【漣千】
うわぁ〜色んな武器がいっぱいあるねぇ
武器とか使わないから新鮮〜(わくわく
どれがいいかな〜
紫煙銃ってカッコいい!
構えて、ここの引き金をひく…え?どうやって?
…指が入らない
この武器ダメだ(ポイッ
初めて見る武器ばっかりだし、長老さんたちに聞いてみよっと
なんかオススメの武器ないかな?
私、カッコよく攻撃したい!
これは?へ〜銃にナイフついてる!
んー…刃物だけど怒られないかな(ちらっ
おぉ〜簡単に使える!
さっちゃん!これ見て!カッコいいよ〜!
ほら、ここのボタン押すと…ね?
ん?これは何だろ?(ポチ
なるほど、こうやって攻撃できるんだね〜
よーし、オススメしてもらった武器で敵を倒す!
さっちゃん、そこ邪魔!!
戦争か――とふっと千々波・漣音(漣明神・f28184)は自信満々の表情作る。
「神格高い竜神なオレ様に任せろ!」
どやっとした顔をするのは他の地でもしてきたので実は二回目。
そんなどやどやの幼馴染を放置で尾白・千歳(日日是好日・f28195)は早速、並ぶ武器の方へ。
漣音は置いていかれないように素早くその後ろをついていく。
「最高級の武具貸してくれるんだってなァ」
「うわぁ~色んな武器がいっぱいあるねぇ。武器とか使わないから新鮮~」
どれがいいかな~と尻尾ゆうらり動かして千歳はわくわく。
「どんなのあるのか……って、ちぃは不器用だけど大丈夫か……」
わくわくな姿、不安過ぎる――だが。
(「だが可愛い!」)
漣音は千歳のわくわく楽しそうな姿にきゅんとしてしまうのだ。
「でも逆に、ちぃでも扱える超絶簡単な武具もあるかも……」
と、見ていると千歳はこれ! と一つ手に取っていた。
「紫煙銃ってカッコいい!」
すちゃっと構えて、漣音の方へ向ける。
「おー銃ってのも新鮮だしイケてるんじゃね!」
銃を構えるちぃも可愛いと幸せの気持ちでにこにこだ。
そしていま紫煙銃を持てば、ちぃとお揃いでは!? と気付いて漣音も素早く構えてみる。
「神格高い水の弾丸ぶっぱとか、イケ竜神すぎてやべェ、オレ!」
なんて、ポーズをとる横で千歳は難儀していた。
「構えて、ここの引き金をひく……え? どうやって?」
というのも――千歳の手は獣のそれ。引
「……指が入らない。この武器ダメだ」
「え、ぽい!?」
ぽいっと投げた武器を慌てて漣音が受け止め、一安心。
「初めて見る武器ばっかりだし、長老さんたちに聞いてみよっと」
「お呼びですじゃ?」
と、声をかける必要もなくすちゃっと現れる長老衆。
「なんかオススメの武器ないかな? 私、カッコよく攻撃したい!」
「なるほどなるほど。カッコよくでしたらやはり紫煙銃、ガンナイフ……」
と、長老と相談しつつ何やらごそごそ。
折角だし長老達に聞きつつオサレで神格高いオレ様にぴったりなイケてる武具見繕ってもらう! と漣音も長老たちに聞いてみる。
「オサレでしたらこれですじゃろ!」
「流行の最新を詰め込んだ紫煙銃!」
そんな最新の紫煙銃を借りた漣音はすちゃっと構えてみる。
そして千歳は、まだ色々物色中。
「これは? へ~銃にナイフついてる!」
それはガンナイフ。紫煙銃にナイフがくっついており、撃っても良し、斬ってもよしですじゃ! と長老オススメの一品。
「んー……刃物だけど怒られないかな」
ちら、と漣音を見ると武器を選んでオサレを堪能している。千歳が何を選んでいるかは、気づいていない様子。
「これは使いやすいタイプですしの。引き金というよりぽちっとな、のボタンですじゃ」
「ボタンふたつ?」
引き金をひくのではなくボタンぽちっとすれば弾丸が出る。ボタンはふたつあり、それぞれ違う動作を行えると長老衆は丁寧に千歳に使い方をレクチャーしていた。
「おぉ~簡単に使える!」
「ちぃは何か見つかったか?」
「さっちゃん! これ見て! カッコいいよ~!」
「確かに格好良いケド、刃物とか扱えるのか?」
不安そうに見つめる漣音。ナイフがついている……ちぃがあれでうっかり指を切るなんてこともあるんじゃないのか!? なんて、思っていると。
「ほら、ここのボタン押すと……ね?」
「だァッ!?」
「ん? これは何だろ?」
「ちょ、軽率に押したら……ぎゃあっ!」
ごそごそしていたら放たれる弾丸を紙一重でかわす漣音。
あれ~? とさらにいじる千歳はぽち。すると飛び出るナイフがまた漣音を襲う。
「なるほど、こうやって攻撃できるんだね~」
そう言いながら、じゃあこのボタン二つ一緒におしたらどうなるのかなぁ、と思ったなら押したくなるというもの。
ぽちと一緒に押すと、なんと新たなナイフがちゃっと装着されたのだ。内蔵刃は三枚ありますぞ! と長老衆が横からさらなる説明をしてくれていた。
「さっちゃん見て、ナイフも簡単にまた装着できるんだよ!」
それって二段目がまた飛んでくるんじゃ、なんて思いながら漣音はそれじゃあ敵を倒しにいこうぜ! と背を押す。
敵に向けてならいくらでも――世界平和の樹へと向かって構えたなら狙い定めて。
「よーし、オススメしてもらった武器で敵を倒す!」
「そうしようぜ! ちぃあっちだ、あっち!」
「さっちゃん、そこ邪魔!!」
「おあっ!? ち、ちぃ、こっちじゃなくてあっちだ!」
しかし視界の端にチラチラと入ってくる漣音に集中できない。うっかりぽちっとしてしまうのも仕方ない事。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
橙樹・千織
アドリブ歓迎
あら
いつもの刃では駄目なのですか…困りましたねぇ
まあ!皆様、武器を扱っていらっしゃるのですか?
ぜひ見せていただきたいのですが、如何でしょう?
はわぁ、こんなに沢山
普段は薙刀を主に、刀も交えて振るっていますねぇ
銃火器は馴染みがありませんが、きっとなんとかなるかと
それにしても、どれも素晴らしいものばかり…
そうですねぇ…もしよろしければ、皆様見立てくださいませんか?
これですか?
ふふふ、ありがとうございますねぇ
ええ、大事に使わせていただきます
皆様に見立てていただいたのですから
しっかりと私の役目を果たしに参りましょう
心優しき彼らの住まう地に仇為す歪んだ樹は
いただいた武器にて伐採致しましょう
「あら。いつもの刃では駄目なのですか……困りましたねぇ」
橙樹・千織(藍櫻を舞唄う面影草・f02428)は頬に手をあてて、どうしましょうと悩んでいた。
すると、御嬢さん、こちらで良い武器を見繕っていかれるとよろしいのですじゃ! と長老衆が手招いていた。
「まあ! 皆様、武器を扱っていらっしゃるのですか?」
「そうですじゃ! 戦いに赴く猟兵様方のお力になるべくですじゃ」
「ぜひ見せていただきたいのですが、如何でしょう?」
もちろんどうぞどうぞよろこんで! と長老衆はささこちらへと最高級武具を並べて見せていく。
「はわぁ、こんなに沢山」
並ぶ武器は一目で素晴らしいものだとわかる。千織はこんなに沢山並んでいる事にもまた感嘆していた。
「いつもはどのような武器もお使いで?」
「普段は薙刀を主に、刀も交えて振るっていますねぇ」
「なるほど! ではもちろん太刀などもご用意いたしましょう!」
千織の前にこれはどうですじゃろ? これは? と次々とやってくる武器の数々。
「紫煙銃はいかがですじゃ? やはりラッドシティと言えば紫煙銃ですしの!」
「銃火器は馴染みがありませんが、きっとなんとかなるかと」
ちょっと手に取って見れば、手にしっくりとくる重さ。ナイフがついたもののあるが、それが届く間合まで踏み込むかしら、と自分の間合を考える千織。
「それにしても、どれも素晴らしいものばかり……」
どれにしますじゃ? とにこにこで待っている長老衆。千織は改めて、長老衆たちを見て。
「そうですねぇ……もしよろしければ、皆様見立てくださいませんか?」
「おお! 光栄ですじゃ!」
「猟兵様のお力になれるとは!」
と、お願いすれば長老衆はわくわくとはしゃぎだす。
でしたらやはり紫煙銃は使っていただきたいのです! と軽くて使いやすいものを。片手でも持てるため、もう一方の手にもいつもの武器を持てるというもの。
そしてもう一つは。
「アイスレイピアはいかがですじゃろ!」
片手で振るうその武器。冷気を帯びた細い剣は軽く、確かに扱い易そうだ。
「これですか? ふふふ、ありがとうございますねぇ」
いつもとは違う武器。太刀を借りてもよかったかもしれないけれど、これはこれで面白そう。
「ええ、大事に使わせていただきます」
千織は軽くアイスレイピアを振るい、そして紫煙銃を持つ。
では行ってきますねと微笑んで、世界平和の樹のもとへ。
「皆様に見立てていただいたのですから、しっかりと私の役目を果たしに参りましょう」
アイスレイピア振るえば冬の嵐が呼び込まれ、世界平和の樹は凍り付いていく。
そこへ紫煙銃を向けて。
「心優しき彼らの住まう地に仇為す歪んだ樹は、伐採致しましょう」
雨霰の如く撃ち放たれる弾丸が、周囲の世界平和の樹を貫いていく。
「あら、これでは伐採ではありませんね」
貫かれたところから砕けて、折れて消えていく。
千織はまだまだいらして大丈夫ですよと、新手の敵へと余裕をもって微笑んだ。
大成功
🔵🔵🔵
クロービス・ノイシュタット
いや~、実に壮観な眺め
正しく『武具商店』だねぇ
これなら本当に商売始め――
…。…これ以上はやめとこう
此処の長老衆だとやりかねない…
都市の貴重品まで大放出しかねない…!
…そんな危機(?)を乗り越える方法
それはっ
武具を 選んで貰うしか ないな!(※元々そういう依頼…
という訳で
自分の場合、攻撃や速さ、回避を重点に置いてきた分、
防御には些か不安が残るんだよね
かといって、重かったり動きにくかったりだと、利点も潰しかねない
こういう場合に合う武具って、何かあるかな?
張り切られ集まり過ぎたら
この…紫煙銃に、しとこうかな…
レミィも勧めてくれたし
守りにも使えるらしいし…
折角なので
主枝が届かない範囲から撃ってみようか
長老衆がきゃっきゃと楽しそうにしている。そして、彼等の前にはたくさんの武具が並んでいた。
そう、このラッドシティ中から集められたライ高級武具が。
「いや~、実に壮観な眺め。正しく『武具商店』だねぇ」
クロービス・ノイシュタット(魔法剣士・f39096)はしみじみと零して、ゆっくりとその間を歩いていく。
本当に多くの武器が取り揃えられている。使い手がどのような体格でも使いやすいようにと大きさや軽さなども千差万別といったところ。
「これなら本当に商売始め――」
その先の言葉を紡ぐのを、クロービスは止める。
ここで何か零して、長老衆の耳に入ったなら――エンドブレイカー様で猟兵様がおっしゃられたのじゃ! と大喜びで色々始める長老衆の姿が簡単に想像できる。
「……。……これ以上はやめとこう此処の長老衆だとやりかねない……」
エンドブレイカーファーストが揺らがない長老衆は、色々やりすぎてしまうことも知っている。
だからきっと――
「都市の貴重品まで大放出しかねない……!」
めっちゃやりそう。いや、やるとクロービスは難しい表情して頷く。
そしてそんな危機(?)を乗り越える方法は――それはっ、と考え到るのだ。
「武具を 選んで貰うしか ないな!」
長老衆にきもちよーく此度の仕切りを行ってもらい、エンドブレイカーも猟兵も満足とご理解いただくためにも!
「と言う訳で」
どういわけですじゃ? と首をかしげるがエンドブレイカー様で猟兵様のためならば! 細かいことは気にせず長老衆は力になる。
「自分の場合、攻撃や速さ、回避を重点に置いてきた分、防御には些か不安が残るんだよね」
「では防具などを何か見繕いますかな?」
「かといって、重かったり動きにくかったりだと、利点も潰しかねない」
「なるほど、重すぎればいけないということですじゃな?」
「こういう場合に合う武具って、何かあるかな?」
「ありますのじゃ!」
「お任せくださいですじゃ!」
「ご満足するものがありますじゃ!」
集っていた長老衆が盛り上がる。そしてクロービスの前に次々と防具が積み上げられていくのだ。
「こちらのウィズローブは軽めのでございますじゃ!」
「こちらは軽量化が施された魔導装甲!」
「動き易さを重視するならば作業着も良いですな!」
「……メイド服も行けそうですじゃな」
「なんか違うの紛れてない?!」
と、あれこれと身に着けたり、とっかえひっかえ――長老衆の勢いのあるとても丁寧な提案が次々と飛んできて、クロービスはちょっと休憩とその輪から抜け出る。
「休憩の合間にまとめておきますですじゃ!」
「う、うん……」
わちゃわちゃしている長老衆からそっと離れて、改めて目についたのは。
「この……紫煙銃に、しとこうかな……」
シンプルな紫煙銃――そう、それにするとよいのです! とここに送ってくれた彼女が言っている気もする。
「レミィも勧めてくれたし、守りにも使えるらしいし……」
よし、これにしよう。
そう決めたならクロービスは世界平和の樹のもとへ。
主枝が届かぬところから、狙って撃ち放つ――魔力の奔流が世界平和の樹に大きな穴をあけ貫いた。
「最高級品って、すごい」
その威力に驚くものの、なんだかちょっと楽しさもある。
クロービスは次々と世界平和の樹を撃ち抜いていく。
大成功
🔵🔵🔵
レテイシャ・マグナカルタ
「紫煙銃か、興味はあるんだけどな」
普段使いの銃は持ってるし、大体が魔力で強化された徒手空拳で戦うので
半分野次馬の気持ちで見ていると、奇妙な形の剣を見つける
「|斧剣《アックスソード》ってやつか…」
反りの無い片刃の大剣と半円の片刃の大斧が峰で背中合わせになった巨大な武器、銘も無く来歴も不明の品。紫煙による機構のギミックが仕込まれているとか
そこそこ古いものだが手入れはしっかりされている、重くて使い手がいないらしい
重さは筋力がブーストされてるオレには問題ねぇ、なんだか妙に心惹かれるな…
●戦闘
降ってくる無数の実を前に両手で斧剣をバッターのように構え
その場で高速スピンを始める
「アクス……ブーメラン!なんつってな!」
最高速のタイミングで持ち手のトリガーを引くと機構が動いて大斧が外れ円を描いて飛び、実を迎撃
(「魔力の通りが滅茶苦茶いい!腕の一部みてぇだ!」)
大剣が青白く光りスパスパと枝を切り落とす
「逃がすかよ!」
大剣を突き立てて地面に縫い留め、戻ってきた大斧を幹に叩きつける
「いいなこれ、気に入ったぜ」
並ぶ武具――どれもこれも最高級品で、レテイシャ・マグナカルタ(孤児院の長女・f25195)はその一つを手にとった。
「紫煙銃か、興味はあるんだけどな」
紫煙群塔ラッドシティといえば、最初に思い浮かべるのはこの武器だろう。
手にした紫煙銃は少し重めのもので自分の、普段使いの銃とはやはり違う。
普段使いの銃――改造拳銃は片手で取り回しができ、やはりよく手に馴染む。それは自身で魔改造を施しているからもあるかもしれない。
それに大体が魔力で強化された徒手空拳で戦うのがレテイシャのスタイル。
今更武器をなにか、というのもしっくりこない感じはしているのだ。
けれど並ぶ武具を見るのは興味をそそられて、半分野次馬の気持ちで色々みていたのだ。
と――レテイシャの瞳にあるものが映った。
「ん? 剣、かな」
それは奇妙な形の剣。反りの無い片刃の大剣と半円の片刃の大斧が峰で背中合わせになった巨大な武器だ。
「|斧剣《アックスソード》ってやつか……」
「そちらが気になるのでしたらどうぞ手にとってみてくださいですじゃ!」
しゅたと現れた長老衆にちょっとびっくりしつつ、レテイシャはそれを手に取る。
巨大な武器だった。ずっしりと、その重みが掌から伝わってくる。
古いものだが、しっかりと手入れはされていて、すぐにでも実践で使えるもおだとレテイシャは思いながら、これがどういったものなのか長老衆に尋ねる。
「一体、いつ誰がどのような想いをこめて造ったのかもわからぬもの。しかし出来は良いのはご覧のとおりですじゃ」
銘も無く、来歴も不明という|斧剣《アックスソード》。それに紫煙による機構のギミックが仕込まれていると長老衆は言って、それを持つレテイシャの姿をまじまじと見つめ、ふんふんと頷いている。
「しかし、それは重くてだめだと手に取る方がなかなかいらっしゃらなかったのですじゃ」
けれど、手にしている姿はとてもしっくりきておりお似合いですじゃ! 長老衆は紡ぐ。
「重さは筋力がブーストされてるオレには問題ねぇ、なんだか妙に心惹かれるな……」
「でしたら! 是非おもちくだされ」
その|斧剣《アックスソード》も戦いに赴けぬまま燻るより幸せですじゃと言われたら、そうだなとレテイシャも頷く。
「これ、借りていくぜ」
いってらっしゃいませですじゃ~! と長老衆に見送られ、レテイシャも世界平和の樹が迫ってくる場所へ向かう。
まだまだ、世界平和の樹は絶える事を知らぬようにやってきているようだ。
レテイシャは|斧剣《アックスソード》をバッターのように構え、その場で高速スピンを始める。
回転の勢いを高めて――その間に魔力を流して強化を施す。
「アクス……ブーメラン! なんつってな!」
最高速のタイミングでトリガーを引けば機構が動き、大斧が外れ円を描いて飛ぶ。
世界平和の樹の放った実はそれによって真っ二つになりその場で爆発を起こしレテイシャまで届かない。
(「魔力の通りが滅茶苦茶いい! 腕の一部みてぇだ!」)
その感覚に目を見張る。自分の為に誂えられたような感覚さえあるその武器を手に、爆破の名残を突き抜けて世界平和の樹までレテイシャは走り込む。
大剣の刃は青白く光り、その力を振るわれるのを待っているかのよう。
一閃――簡単に落ちていくその枝葉。
「逃がすかよ!」
大剣を地面へと突き立てる。その刃は世界平和の樹を逃がさぬように捉えていた。
そして手元に戻ってくる大斧を、その幹へと叩きつければ一刀を以て砕け散る。
「いいなこれ、気に入ったぜ」
レテイシャはまだまだ戦えると、次の世界平和の樹へと向かう。
次はこの|斧剣《アックスソード》でどう戦おうか――それを考えるのもまた楽しく。
大成功
🔵🔵🔵
マウザー・ハイネン
長老衆の皆様は変わらずお元気そうで。
折角ですしお力を借りるとしましょう。
レミィ様のオススメで紫煙銃を。
昔たまに…闘技場などでガンナイフは扱っていましたから大体使い方は大丈夫です。
最高級だと反動が少ないとか逆に反動無視で威力が馬鹿高いとかあったり?
後者があるなら其方で。
さて、エリクシルを滅ぼしましょうか。
紫煙の大樹にも悪そうですし…世界平和どころか世界破滅の樹でしょうこれ。
花粉ばら撒いてきたらアイスレイピアを床に突き立て氷壁を正面に展開、UC起動します。
…氷壁に宝石の華が咲いて相殺の花粉をばら撒いて、時間稼ぎできたなら十分。
しっかり幹に狙い定め紫煙銃ぶっ放し砕きましょうか。
※アドリブ絡み等お任せ
「おお! エンドブレイカー様で猟兵様じゃ!」
ようこそラッドシティへという勢いで長老衆のお出迎え。
その様子にマウザー・ハイネン(霧氷荊の冠・f38913)はいつもと変わらぬ表情で。
「長老衆の皆様は変わらずお元気そうで」
「いつでも元気ですじゃ! それで、もしや武具を選びに?」
そわそわ。いつでもお手伝いしますぞという様子。
マウザーはええと頷いて、折角ですしお力を借してくださいと告げる。
「お任せくだされ! お持ちになる武器はどれか、などは決まっておりますかな?」
「それでしたら……レミィ様のオススメで紫煙銃を」
了解ですじゃ! と長老衆はすぐさま紫煙銃を並べていく。重量感のあるもの、扱いやすいものなどさまざまなものを。
「使い方はおわかりですかな?」
「昔たまに……闘技場などでガンナイフは扱っていましたから大体使い方は大丈夫です」
その時の事をわずかに思い出しながら、マウザーは並ぶそれに視線を巡らせる。
「最高級だと反動が少ないとか逆に反動無視で威力が馬鹿高いとかあったり?」
「ございますな!! 反動を完全に消すことはできませんが……威力はめちゃくちゃ自信を持って、そのあたりの家など薙ぎ払うくらいはできますかと!」
「それはまた……」
しかし、ならそれをと受け取った紫煙銃。確かにちょっと重くて、構えるのは両手になりそうだ。
「さて、エリクシルを滅ぼしましょうか」
いってらっしゃいませ~! と見送られながらマウザーも世界平和の樹のもとへ。
「紫煙の大樹にも悪そうですし……世界平和どころか世界破滅の樹でしょうこれ」
嘗て、目にしたことのあるあの樹のような。けれども違う存在。
宝石と化した花からきらきらとしたものが放たれている。それは花粉――マウザーは氷の細剣を地に突き立てる。
「それはさせません」
己の前に氷壁がたつ。そして、放たれた花粉は氷壁にあたると花を咲かせ同じように花粉を放っていた。
ふりまかれる花粉が空で触れあえば宝石となってはらはらと落ちていく。
その合間に――マウザーは紫煙銃を構え、しっかりと幹に狙いを定めていた。
「では、砕きましょうか」
引き金を引けば放たれる魔力の奔流。その威力の大きさに一撃で世界平和の樹たちは砕かれていく。
こんな危険な威力のものを作ってしまうとは……とは、ちょっとだけ思うのだった。
大成功
🔵🔵🔵
ヴァニス・メアツ
ラッドシティに着くまでは爪を使ってたんですよね私
ただスカイランナー的に接近戦しか無いのは戦い難かったモノで
ええ、この都市で紫煙銃に巡り会えて戦略の幅が広く…人生変わりましたとも
…とか言うと余所世界の通販番組みたいになりそうだ
長老達も元気ですよね
彼等の期待に沿える様、尽力致しましょう
己の腰には使い慣れた一丁
何せ15年以上も前の型だ
同型の最新型があれば見ておきたい
大分技術が進んでるのですね…
お試しに借り受け
さて、平和の某に暴力奮って来ましょうか
最初に使い慣れた方で一撃
次に借りた方でも一撃
比較試射…ってね
あとでこれ作った|銃職人《ガンスミス》紹介して貰おう
私の三月兎、換装強化お願いしたい所ですね
このラッドシティへときたこと。それは己にとって転機だったとヴァニス・メアツ(佳月兎・f38963)は思い返す。
ラッドシティに着くまでは爪を使っていた。
ヴァニスはスカイランナー。接近戦しか取れないのは戦い難いものがあったのだ。
けれど。
「ええ、この都市で紫煙銃に巡り会えて戦略の幅が広く……人生変わりましたとも」
そんな話を長老衆にしていると、なるほどなるほどうんうんと頷いている。
「……とか言うと余所世界の通販番組みたいになりそうだ」
「通販番組? それはなんですじゃろ? エンドブレイカー様が必要なれば長老衆総力をあげて作りますぞ!」
和気藹々、盛り上がる様子にヴァニスは笑う。この空気感は変わらないものなのだなと。
「長老達も元気ですよね」
期待に沿える様、尽力致しましょう――そう紡ぐと、長老衆は頼もしいと声をそろえる。
そして、此度の戦いの為に集めた選りすぐりの最高級品をご覧くだされ! とすすめてきた。 ヴァニスの腰には使い慣れた一丁がある。
しかしそれは、15年以上も前の型のもの。同型の最新型があれば見ておきたいと、腰のそれを見せると、ではこちらですじゃな! と長老衆が運んでくる。
「大分技術が進んでるのですね……」
少し、軽くなっている気がする。けれど手にしっくりと収まるのは同型であるからか。
ではこれをとヴァニスは借り受けて、早速世界平和の樹の元へ。
「さて、平和の某に暴力奮って来ましょうか」
使い慣れた紫煙銃、March Hare――三月兎の如く跳ね回る弾道より名付けし紫煙銃を構えて放つ。魔力の奔流の流れはいつも通り、世界平和の樹を撃ちぬいていく。
そして次は、借り受けた紫煙銃。
「比較試射……ってね」
最高級を借りて――引き金を引く。指先の感覚は今までと同じくらいか。
けれど放った瞬間の反動が、軽い。
「!」
そして、放たれた弾丸はまっすぐに世界平和の樹を撃ちぬいた。
すると世界平和の樹はすぐさま、爆発する実をひゅっと投げて。それをそのまま撃ちぬく――連続したそれも反動が軽いからこそ無理なく行えた。
「あとでこれ作った|銃職人《ガンスミス》紹介して貰おう」
きっと長老衆に尋ねればわかるだろう。しかし、この紫煙銃がほしいわけではない。
「私の三月兎、換装強化お願いしたい所ですね」
15年共にあった相棒。強くなれる機会があるというのなら、それは逃したくない。
そうでしょうと、己の紫煙銃も共に放ちながらヴァニスも世界平和の樹を倒していく。
大成功
🔵🔵🔵