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エンドブレイカーの戦い⑥~紫煙群塔ラッドシティ

#エンドブレイカー! #エンドブレイカーの戦い #紫煙群塔ラッドシティ

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●エンドブレイカー!
 紫煙群塔ラッドシティは『世界の瞳』と呼ばれる謎の超巨大遺跡と融合するように建築された都市国家である。
 この場所は、歯車機械文明に支えられており、遺跡を守護する『長老衆』はエンドブレイカーや猟兵に対して非常に好意的で、今回の戦いへの全面支援を約束してくれた。
 だが、強大なエリクシルが『世界の瞳』に侵攻し、その先へ繋がる小世界群を掌握しようとしている事が分かった。
「緊急事態じゃ!」
「お主等には、これを貸そう!」
「これが、ワシらに出来る精一杯」
 長老衆が猟兵達に渡したのは、特注の紫煙銃やガンナイフを始めとする『ラッドシティ製の最高級武装』だった。
 これさえあれば、相手が巨大なエリクシルであっても、倒せる……はず。

●道化師『ゾンネンとシュターン』
「アヒャアヒャアヒャヒャ、楽しいねぇ、愉快だね」
 陽気で笑い上戸の太っちょゾンネンが、上機嫌な様子でハンマーを振り回した。
 目が合ったら、潰す。
 気に入らなかったら、潰す。
 とにかく、潰す。纏めて、潰す。潰す、潰す、潰す!
「あっしは、まったく楽しくないっす。こんなの死亡フラグじゃないっすか。絶対に、悪い事があるっすよ。猟兵達が助太刀に来るとか」
 陰気で悲観主義の瘦せっぽちのシュターンが、地面に『の』の字を書き始めた。
 だが、ここで逃げる訳にはいかない。
 例え、猟兵達が現れたとしても……。
 その事を考えるだけで、シュターンの足取りが、ズッシリと重くなった。


ゆうきつかさ
 基本的には、ノリと勢いで何とかなります。

 プレイングボーナス:ラッドシティの最高級武装を駆使して戦う/助けた小世界の人々のことを思い出し、彼らの想いに応える。
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第1章 ボス戦 『道化師『ゾンネンとシュターン』』

POW   :    嘲笑の激光
【道化師ゾンネンの全身】から、物質を透過し敵に【大火傷と視覚破壊】の状態異常を与える【灼熱の太陽光線】を放つ。
SPD   :    悲嘆の流星群
【道化師シュターンの目から零れる涙】から、レベル×5mの直線上に【当たると対象の肉を削ぎ落す悲嘆の流星群】を放出する。【目から零れる涙】を消費し続ければ、放出を持続可能。
WIZ   :    悲喜劇の舞踏
【ゾンネンの笑う時間とシュターンが嘆く時間】の継続時間に比例して、自身の移動力・攻撃力・身体硬度・勝負勘が上昇する。

イラスト:はるまき

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は仇死原・アンナです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

ウルザ・ルーナマリア
よっしゃ世界の瞳を守る為に借りた特注紫煙銃でぶっ倒すぜ!
…長老衆の爺ちゃん…妙に悪人っぽい見た目だったけどいい人なんだよな?

と言ってもおれは銃普段使ってないから動いてる奴に当てる自信はなし!
自分への治癒弾なら…攻撃するにはまずは動きを止めてからだな!
えーっと太っちょの方がゾンネンだよな。
太陽光線放たれる前にこっそり近づいて奇襲を狙う。
遺跡の壁に身を隠しつつ道化師の気配を探り、探せたら隠れつつこっそり銛の先を向ける。
二人まとめて狙える位置に来たらUC起動、冷気当てて氷網で包み込み。そこに紫煙銃の全弾ぶち込んで反撃来る前にダッシュで離脱!
間に合わなかったら治癒弾で回復するぜ。

※アドリブ絡み等お任せ


カシム・ディーン
あの変態ピエロ共か
「UDCアースで会ったねぇ☆」
あの時は…ぐぎぎぎ(思い出して激おこ。一般人の説得で1000万程寄付する羽目になったのは中々辛かった

最高級武器は紫煙銃とガンナイフを借りる
【情報収集・視力・戦闘知識】
敵の動きと攻撃の癖を冷徹に分析
【属性攻撃・迷彩】
光水属性を己達に付与
光学迷彩で存在を隠し水の障壁で匂いや音を隠蔽
【念動力・空中戦・弾幕・スナイパー】
UC発動
幸運の神発動
超絶速度で飛び回りながら紫煙銃や砲撃兵装で念動光弾を叩き込む
特にシュターンの眼を狙い目玉ごと涙を吹っ飛ばす
【二回攻撃・切断・盗み攻撃・盗み】
ガンナイフと鎌剣で連続斬撃を叩き込み
服とか金目の物は身包み剥ぐ!(鬼畜


大宝寺・朱毘
連携歓迎。
公序良俗に反する行動、利敵行為、過剰に性的な描写はNG。

アイドルでありロッカー。
ロック(漢気があるとほぼ同義)な様を好み、「ロックだ」と感じれば味方はもちろん敵でも賞賛することがある。
民間人への被害を嫌い、救助活動などには全力を尽くす。

使用武器は黒いボディに炎の模様が入ったギター『スコーチャー』
演奏によって音の爆弾や衝撃波を生み出してぶつけるという戦法を好む。
必要なら演奏を続けつつ蹴りなども行う。

冒険では、魔力任せに障害を吹き飛ばすといった行動が得意。ただし地頭が悪いわけでもないので、搦め手が必要ならその都度考える。

台詞例
「いいね、ロックじゃん」
「こっちゃ世界の命運背負ってんだよ!」


佐藤・和鏡子
ミレナリィドールの聖者×ガジェッティア、15歳の女です。
 普段の口調は「優しい感じ(私、あなた、~さん、です、ます、でしょう、でしょうか?)」、考え事中は「無口(私、あなた、~さん、です、ます、でしょう、でしょうか?)」です。
普段は優しい性格で困っている人に積極的に手助けします。
(特に医療関係に強いです)
戦闘では回復や援護など防御的な立ち回りをします。
(ユーベルコードは状況に応じて使用します)
描写におけるタブーは一切ありませんので、戦場の駒としてNPC感覚で自由に使い倒して頂いて大丈夫です。



●道化師『ゾンネンとシュターン』
「アヒャヒャ、アヒャ! ゾンネン様の、お通りだァ!」
 ゾンネン達が高笑いを響かせながら、我が物顔で紫煙群塔ラッドシティに攻め込んだ。
「あ……、あのケガをしたくないなら、退いてくださいっす」
 シュターン達が揉み手でヘコヘコしながら、小走りでチョコマカと後を追った。
「……変態ピエロ共め」
 そんな中、カシム・ディーン(小さな竜眼・f12217)が、ゾンネンとシュターンに視線を送った。
『UDCアースで会ったねぇ☆』
 相棒の機神「メルシー」が、のほほんと笑った。
「あの時は……ぐぎぎぎ」
 その途端、一般人の説得で1000万程寄付する羽目になった記憶が蘇り、カシムがイラついた様子でギチギチと歯を鳴らした。
「それじゃ、世界の瞳を守る為に借りた特注紫煙銃で、コイツ等を、ぶっ倒すとするか!」
 すぐさま、ウルザ・ルーナマリア(月に泳ぐ白き獣・f39111)が、特注の紫煙銃を構えた。
「うわあああ、アイツ、ヤル気っすよ!」
 シュターンがドン引きした様子で、どんよりとした空気を漂わせた。
「アヒャヒャ、あんなの、ハッタリ、怖くないよっ! 大丈夫、大船に乗った気でいなよ」
 ゾンネンが何の根拠もなく、自信満々に答えを返した。
「……ハッタリかどうか、試してみますか?」
 佐藤・和鏡子(リトルナース・f12005)が、特注の紫煙銃をゾンネンに向けた。
「アヒャヒャ、コイツはイイ。そんな玩具で、ボク等を倒せると思っているんだからねぇ!」
 ゾンネンが小馬鹿にした様子で、腹を抱えて笑い出した。
「……と言うか、アレ、玩具なんっすか? あっしには、どう見ても、ホンモノに見えるんっすが……」
 シュターンが気まずい様子で、ダラダラと汗を流した。
 実際に、紫煙銃はホンモノであるものの、ゾンネンはニセモノであると決めつけているようだった。
(……と言うか、長老衆の爺ちゃん……妙に悪人っぽい見た目だったけど、いい人なんだよな? 何だか、途中で裏切りそうな悪役キャラっぽい見た目に見えたけど……)
 そんな中、ウルザが妙に冷静になって、不敵に笑う長老衆を思い浮かべた。
 その上、普段から銃を使っている訳ではないため、当たる自信が……ない!
「……」
 その途端、シュターンが『ね?』と言わんばかりに視線を送ってきたため、一緒になってどんよりとした気持ちになりそうになった。
「……」
 一方、カシムは紫煙銃とガンナイフを借り受け、【情報収集・視力・戦闘知識】を駆使して、ゾンネンとシュターンの動きと攻撃の癖を冷徹に分析しながら、光学迷彩で存在を隠しつつ、水の障壁で匂いや音を隠蔽した。
「お前達……、ロックだな。その場のノリと勢いで、何とかするつもりなんだろ? そういうの、嫌いじゃないぜ! お前達の後ろにある死亡フラグも、随分と尖っているしな!」
 大宝寺・朱毘(スウィートロッカー・f02172)が、ロックギター『スコーチャー』を掻き鳴らした。
「し、死亡フラグ!?」
「ど、ど、どこっすか!? 一体、どこに!」
「あわわ、もう終わりっす。ゲームオーバーっす!」
 シュターン達が、この世の終わりと言わんばかりに、ガックリと崩れ落ちた。
「アヒャヒャ、大丈夫だよ」
「死亡フラグなんて、ないない!」
「むしろ、コイツ等の方が、死ぬんだから……!」
 ゾンネン達が猟兵達を見つめて、ニンマリと笑った。
「それじゃ、この場所は、たった今から、あたしが支配するステージだ!」
 即座に、朱毘が【ザ・ライブ】を発動させ、まわりにあった無機物で、自分や仲間達を強化するライブ会場を作り上げた。
「ゲェェェェェェェェェェ、凄いっす!」
 その途端、シュターンが腰を抜かして、激しくブルついた。
「アハハ、大丈夫だよ。これはボク等のステージさ!」
 ゾンネンが自信満々に、ボヨンと腹を揺らし、全身から物質を透過し、大火傷と視覚破壊の状態異常を与える灼熱の太陽光線を放った。
「そう簡単に、やられませんよ……!」
 すぐさま、和鏡子が【ダッシュ】で一気に間合いを詰め、ゾンネンを【捨て身の一撃】で【吹き飛ばし】、【範囲攻撃】でゾンネン達を【焼却】した。
「あばばばば……!」
 その攻撃をモロに食らったゾンネンが、勢いよく燃え上がった。
「あわわわわわわ!」
 それを目の当たりにしたシュターンが、ガタブルと身体を震わせた。
(……頼むから当たってくれよ)
 その間に、ウルザが遺跡の壁に身を隠しつつ、こっそり海獣王の三叉銛の先を向け、【足止めの一投(シタゴシラエ)】を発動させ、凍てつく冷気を放って針付きの氷の網でゾンネンを包み、特注紫煙銃の前弾をブチ込んだ。
「あれ、あれれれれ……?」
「なんで、ボク……こんなに血が出ているの……」
「痛い、痛い、痛いよおおおおおおおおおおおおおお!」
 その途端、ゾンネンたちが悲鳴を上げ、ゴロゴロと地面を転がった。
「えっ? えっ? ええっ!?」
「ど、どうしたら、いいんっすか、この状況!」
「えっ? えっ? 死んだ? 死んだっすよ!?」
 シュターンがゾンネンの脈を計った後、オロオロとし始めた。
「それじゃ、お前も逝ってもらおうか……!」
 続いて、カシムが【属性攻撃・迷彩】で光水属性を自分達に付与し、【メルシー&カシム『ロバーズランペイジ』(キシントトウゾクノダイジュウリン)】を発動させ、超絶速度で飛び回りながら、紫煙銃や砲撃兵装で念動光弾を叩き込み、シュターン達の眼を狙って、頭を吹き飛ばした。
「あ……ひゃ……」
 そのため、シュターン達は悲鳴を上げる事さえ出来ず、血溜まりの中に沈んでいった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2023年09月08日


挿絵イラスト