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エンドブレイカーの戦い⑤〜ペンギン、泡あわ、大作戦!

#エンドブレイカー! #エンドブレイカーの戦い #水神祭都アクエリオ

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#水神祭都アクエリオ


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 水神祭都アクエリオ。
 巨大な水瓶から溢れる水は都に満ち、ゴンドラが運河を行く美しき都市国家であるが。
 そんな水の都で、ウパウパ暴れまくっているのは。
『キューンッ』
「ん? お、愛らしい生き物だな」
 出会ったものに、ゴンドラに乗って無垢な瞳で近づいて。
「あっ、俺のおやつ……ぎゃあ!?」
『ウパァァ!!』
 可愛い仕草を醸しながらも強力な打撃を放ち、ものや人までもガジガジする、ピンクのモンスター・ウーパーイーターであった。
 そして、現地の勇猛な冒険者やゴンドラ乗り達が、水上で戦いを繰り広げているが。
「く、「水神アクエリオ」の加護がある特別なゴンドラ・ペンギンゴンドラを乗りこなすことが俺達にもできたら、もっと海賊をとっちめられるのに……!」
『キュピーンッ』
「ぬお、めっちゃかわいい……ふぎゃっ!」
 地上や水中、空中までも、ウパウパ縦横無尽に。
 ウーパーイーターの群れは、多くの仲間で連携した狩りを行うべく、ゴンドラからぴょこんっと降りては、人々に襲い掛かるのだった。

●乗り込め、ペンギンゴンドラ!
「何とも可愛らしい見目の賊だな。だが、人のおやつを奪ったり、人をおやつにするとは、放っては決しておけない許されぬ行為だ」
 筧・清史郎(ヤドリガミの剣豪・f00502)はそうふるりと首を横に振りつつ、話を聞きに来てくれた皆を見回して礼を告げた後、今回の案件を説明する。
「今回皆に赴いて貰うのは、水神祭都アクエリオ。現在はエリクシル配下の「ゴンドラ海賊」の襲撃を受けているのだという」
 この「ゴンドラ海賊」は、エリクシルにより蘇生されたモンスターやマスカレイド。
 そんな海賊に対抗するべく、都市国家の守護神である「水神アクエリオ」を旗印にして、現地の勇猛な冒険者やゴンドラ乗り達が水上の戦いを繰り広げているというが。
 それでも手に負えず、アクエリオの運河をゴンドラで爆走しながら、食べ物や人までガジガジ食べんとする悪事を働いているのがそう、今回の敵『ウーパーイーター』である。
「というわけで、こちらもゴンドラに乗り込んで運河を駆け抜け、暴虐を働く海賊をこらしめて欲しい」
 ウーパーイーターは無垢でキュートな見目をして、それを武器に油断させ、襲い掛かってくるというし。地上や水中だけでなく空中をもぴょこんと駆け、ガジガジしてくるというので、現地のゴンドラ乗りたちも苦戦しているというが。
「だが、「水神アクエリオ」の加護をより強く受けたペンギンゴンドラには、ウーパーイーターに、より対抗できる性能が備わっているという。このペンギンゴンドラを操り、ゴンドラ海賊を追跡して、ウーパーとやらの悪事を止めてくれ」
 そしてこの、「水神アクエリオ」の加護をより強く受けているという、ペンギンゴンドラに備わっている性能とは。
「ぽちっとボタンを押せば、無数のシャボン玉が発射される」
 そう、シャボン玉をいっぱい飛ばせる、バブルマシン!
「ウーパーイーターたちは洗剤の類が苦手なようなので、シャボン玉を見舞ってやれば、ウパーッと隙ができるだろう」
 このゴンドラはアクエリオ様の加護を受けているので、運河が洗剤まみれになったりなどはせず、敵にのみ有効なシャボン玉だという。敵に有効に働くのは勿論のこと、美しい都にシャボン玉が舞う光景は、水上で戦うゴンドラ乗りやアクエリオの人たちもきっと元気づけられることだろう。なので思い切り飛ばして、ウーパーイーターの群れを退治して欲しい。
「ペンギンゴンドラはこの都市国家の水神の姿に似ていて、ウーパーイーターに負けぬ愛らしい見目だという。それに、泡あわなバブル機能だけでなく、速度も爆速だそうだ。運転はオート機能やロックオン機能付きなのでひとりで乗り込んでも安心であるし、猟兵ならば操るのも難しくないだろう。ふふ、ペンギンさんは愛らしくて、俺もとても好きだ」
 清史郎はそう笑みながらも、満開桜を掌に咲かせ、猟兵の皆を導く。
 ペンギンゴンドラに乗り込んで海賊を蹴散らすべく、水神祭都アクエリオへと。


志稲愛海
 志稲愛海です。
 よろしくお願いいたします!

 こちらは1章構成の「エンドブレイカーの戦い」のシナリオです。
 プレイング受付期間は、シナリオタグやMSページをご確認ください。
 追加冒頭はありません。

 水の都で暴れる海賊を、ペンギンゴンドラで追従して倒してください!
 プレイングボーナスは『ゴンドラを操り、ゴンドラ海賊を追跡する』ことです!

 ペンギンゴンドラは、おひとり様は勿論、複数人でも十分乗れる大きさです。
 ご自身でゴンドラを操縦しても良いですし。
 戦闘の際なども、オート機能や敵へのロックオン機能付なので、安心です!
 ゴンドラに乗り込めば、猟兵ならば容易く操れるので、深く考えずとも大丈夫です。
 そしてボタンをぽちっと押せば、シャボン玉が沢山連続で発射されます。
 ウーパーイーターは石鹸などの類が苦手なので、隙ができて有利になるかと。
 アクエリオ様の加護によるものなので、どれだけシャボン玉を発射しても、運河など都には影響はありません。

●お願い
 同行者がいる場合は【相手の名前(呼称可)と、fからはじまるID】又は【グループ名】のご記入をお願いします。

 グループ参加の人数制限はありません、お一人様~何人ででもどうぞ!
 ですが、同行者が参加していない場合は返金となる可能性もあります。

 公序良俗に反する事、他人への迷惑行為等は厳禁ですが。
 あとは、ご自由に皆様らしく、ペンギンゴンドラで出動していただければです!

 皆様のご参加お待ちしています!
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第1章 集団戦 『ウーパーイーター』

POW   :    ウーパーウイング
【ウーパーの翼】を生やし、レベル×5km/hの飛翔能力と、レベル×5本の【魅了光線】を放つ能力を得る。
SPD   :    ウーパーオーラ
体内から常に【ピンクのオーラ】が放出され、自身の体調に応じて、周囲の全員に【絶望的な無気力】もしくは【制御不能の食欲】の感情を与える。
WIZ   :    ウーパークラッシュ
自身の【額】を【超硬質】化して攻撃し、ダメージと【スタン】の状態異常を与える。

イラスト:橡こりす

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

フォルク・リア
「水神アクエリオの加護か。俺は信心深い方じゃないが
利用できるなら有難く使わせてもらおう。」

ゴンドラの操縦には慣れていないので
ペンギンゴンドラに乗りこんだら
敵を見逃さないように注意しつつ
敵をオート機能で追跡。
射程距離にとらえたら拘束する闇の黒鎖で拘束し
「っと攻撃する時はこのボタンか。」
とバブルマシンで敵を攻撃。
「これは良い。それじゃあ、止めと行こうか。」
と泡に紛れさせるように
デモニックロッドから【呪殺弾】を放って仕留め。
その後は敵を殲滅するために次の
敵を探してゴンドラを走らせていく。



 巨大な水瓶から溢れる潤沢な水が煌めき、美しい都の風景を作り上げていて。
 張り巡らされた運河を行くのは、たくさんのゴンドラ。
 けれど、穏やかな水の流れのようであるはずの水神祭都アクエリオの平穏を乱すモノ、それは――。
『ウパァ!』
『キューン!』
 ゴンドラに乗った海賊、ウーパーイーターの群れであった。
 いや、一見するとその見目はマスコットのようにキュートであるが……実は凶暴。
 おやつを強奪したり、人々にガジガジ噛みついたり、とんだ暴れん坊である。
 そしてエリクシルにより蘇生されたモンスターであるウーパーイーターは、アクエリオのゴンドラ乗りでは手に負えぬ存在。
 けれど猟兵は、敵の弱点をつけるという、水神の加護を受けたゴンドラを操ることができるのだ。
「水神アクエリオの加護か。俺は信心深い方じゃないが、利用できるなら有難く使わせてもらおう」
 普段神を拝むようなことなどないけれど、利用できるものは使うに越したことはない。
 フォルク・リア(黄泉への導・f05375)が乗り込むのはそう、水神アクエリオを模したようなペンギンゴンドラ!
 とはいえ、ゴンドラの操縦には慣れていないフォルクであるが、その点も心配無用。
 見逃さないよう注意を払いつつ、ゴンドラに乗った敵を発見すれば、ペンギンゴンドラに搭載されたオート機能で追跡して。
 そんなフォルクに気付いたウーパーイーターが、ウパァ! と。
 あざと可愛い仕草をしながらも、自身の額を超硬質化して攻撃をしかけてこようとするが。
 敵を射程に捉えた刹那、フォルクは展開する。
 ――影より現れし漆黒の鎖よ。その魂を闇へと堕とせ。
 ふっと向けた指先から放たれるのは、影の鎖。
『ウパッ!?』
 そう、その動きだけではない。
 闇の黒鎖が刹那拘束するのは、ウーパーイーターの魂。
 そしてじたばたする敵を前に、ふとフォルクは思い返す。
「っと攻撃する時はこのボタンか」
 このピンクのモンスターが苦手なシャボン玉が発射される、バブルマシンのことを。
 それから、ぽちっと起動ボタンを押せば――ぶわわっ。
 運河を飛ぶのは無数のシャボン玉。
 それは、人が見れば幻想的で美しい風景だろうけれど。
『ウ、ウパアァッ』
「これは良い。それじゃあ、止めと行こうか」
 泡が苦手で悲鳴のような声を上げる敵に、フォルクは引導を渡す。
 魂喰らう大鎌を封じた呪われし黒杖から放たれた、喰らった魔力を糧にした呪殺弾で。
 そして、ウパ~ッと仕留めれば、ペンギンゴンドラをさらに走らせる。
 敵を殲滅するために、次のターゲットを探して。

大成功 🔵​🔵​🔵​

クローネ・マックローネ
絡みOK、アドリブ歓迎
【WIZ判定】
真剣口調で話すよ。

ゴンドラで移動しながらウーパーちゃん達を追うよ。
軽率にゴンドラ乗りを名乗って自信げに振舞うよ。
…ゴンドラが通常の【運転】技能でどうにかなる乗り物だといいんだけど。(ボソッ)
ウーパーちゃん達が射程内に入ったらペンギンゴンドラからシャボンを出して、スキが出来たところでUCを発動するよ。

UCは「ワタシの認識改竄光」を使用。
ビルシャナちゃんの浄化の力を使って、ウーパーちゃんの敵味方の認識を狂わせるよ。
どれほど硬度をあげても、それを振るう相手が味方じゃあ殆ど意味がないよね。
好きなだけ額をぶつけ合いっこしてもいいよ…”元”味方相手にだけどね。



「かわいい……って、うわっ! 私のおやつが~!」
『キューン、ウパァ!!』
 可愛い顔をしてゴンドラで近寄り、ぴょんっとあざと可愛く人々の元に降り立って。
 可愛い見目を利用しつつも、おやつも人でも、カジカジと齧る困ったモンスター。
 ウーパーイーターがアクエリオの都で暴れているのだという。
 だから、真剣口調に変わっているクローネ・マックローネ(快楽至上主義な死霊術士・f05148)は、そんな敵が乗っているゴンドラを追って。
 そして人々を襲うウーパーイーターたちを見つければ、颯爽と言い放つ。
「ワタシはペンギンゴンドラを乗りこなす、超一流のすごいゴンドラ乗りだよ!」
 軽率にゴンドラ乗りを名乗り、えっへん自信満々に振舞います!
 でも、何気にそっと。
「……ゴンドラが通常の運転技能でどうにかなる乗り物だといいんだけど」
 ちょっぴり不安げにボソッと呟いたのは、ナイショ。
 けれど先程の名乗りに間違いはなく、猟兵であり、アクエリオ様の加護を受けたクローネはペンギンゴンドラを容易に操れるし。
 慣れてない人にも安心、この特別なペンギンゴンドラは、オート機能やロックオン機能がついている優れもの!
 ということで。
『ウパァァ!』
 ウーパーイーターが暴れているのを見つけ、相手が射程内に入れば――すかさず、ぽちっ!
『!? ウパッ!?』
 ぶわわわっとゴンドラから発射された苦手なシャボン玉に、堪らず声を上げながら。
 一瞬動きを止める、ウーパーイーター達。
 そして刹那、生じた隙を見逃さず、クローネが発動させるのは。
「サキュバスちゃんの力によって、これから一瞬で敵と味方が入れ替わるの……当人の認識上はね」
 そう――『ワタシの認識改竄光』。
 ネクロオーブから召喚した黒肌のサキュバスが漆黒色の閃光を放ち、衝撃と共に敵の認識を改竄して。
 ビルシャナの浄化の力を使って、ウーパーイーター達の敵味方の認識を狂わせる。
 だがそれに対抗するように、ピンクのモンスター達も自身の額を超硬質化させて、ぴょこんっと飛び掛かってくるも。
『ウッパァ!』
『ウパ!?』
「どれほど硬度をあげても、それを振るう相手が味方じゃあ殆ど意味がないよね」
 そう――その敵の攻撃がそれぞれ向いている対象は、クローネではなく。
 ウーパーイーター同士、勢いよく額と額でごっつんこ!
 そんな味方同士、硬化した額をごっつんしては、ウパァッと倒れていく敵を見遣って。
 運河へとキラキラ綺麗なシャボン玉を解き放ちながら、クローネはウーパーちゃん達へと紡ぐ。
「好きなだけ額をぶつけ合いっこしてもいいよ」
 ……”元”味方相手にだけどね、って。

大成功 🔵​🔵​🔵​

南天庵・琥珀
【アカシヤ】

ペンギンゴンドラ可愛いな
それに水神の加護で爆速高性能
これは乗るしかないな亨次(そわ)

了解だ
しーぽんにツキシロも気をつけるんだぞ
敵を見つけたら教えてくれ

おお……凄い速さだ
しかも操縦技能がなくても問題なく動かせるのか……
アクエリオって凄いんだな

ん? これ貰っていいのか
亨次も貰ったんだろう?
そうか、なら少しだけ
いただきます
しーぽんにツキシロも食べるといい

おっと来たな
それじゃあ……バブルマシン発射!
動きが鈍ったところで一気に畳み掛けようか
亨次のと合わせて指定UC発動だ
大勢を一気に巻き込んでいこう

可愛くても人のおやつを取ってはいけないぞ
人をおやつにするのも駄目だ


山立・亨次
【アカシヤ】

……ん
(相変わらず言葉にこそしないが隠しもしない可愛い動物好き)
解ってる、二人乗りだな
速度出るらしいからしっかり捕まっとけ

ああ……ホロケウにウパシチリ
カムも索敵頼む
振り落とされないようにな

ゴンドラ漕いだことはないんだが
それでも問題なく動かせてるな

……南天庵、これ食っとけ
(アイテム:華之波-桜※金平糖)
まあ……貰いもんだが
あいつはとやかく言ったりしねえよ
(※仲の良い友人からの贈り物)

狙い通り、金平糖に釣られたな
南天庵、アレ頼むぜ
動きが鈍ったところで合わせて指定UC発動発動
一気に畳み掛ける

まァそりゃそうなんだが
アレ(ウーパー)に通じてるか?
……南天庵もその辺は気にしてなさそうだしいいか



 巨大な水瓶から水が流れ落ちる、この都市の風景も美しいのだけれど。
 南天庵・琥珀(ナイトタイムドリーマー・f36445)の、その名の通りの琥珀色の瞳が見つめているのは。
「ペンギンゴンドラ可愛いな」
 これから乗り込む、ペンギンゴンドラ!
 けれどこのゴンドラ、ただのゴンドラではありません。
「それに水神の加護で爆速高性能、これは乗るしかないな亨次」
 そう、水神アクエリオの加護により、様々な便利機能がついた高性能!
 琥珀はそうそわりとしながら、共に赴いている山立・亨次(人間の猟理師・f37635)へと視線向ければ。
「……ん」
 返す声はそれだけであるけれど。
 じいと何気にペンギンゴンドラを見つめる亨次もそう、隠しもしない可愛い動物好きです。
 そしてこくりと頷いて返して。
「解ってる、二人乗りだな。速度出るらしいからしっかり捕まっとけ」
 ペンギンゴンドラに、いざ乗り込みます!
 そんな亨次に、琥珀もこくりと頷いて返してから。
「了解だ。しーぽんにツキシロも気をつけるんだぞ、敵を見つけたら教えてくれ」
 ふにふに揺れている健気なしーぽんと、言われた通りそっと用心して乗り込んだツキシロを見遣って。
「ああ……ホロケウにウパシチリ、カムも索敵頼む」
 ……振り落とされないようにな、と亨次も続けば。
 尻尾ふりふり黒柴のホロケウも、常に肩に止まっているホロケウも、バックパックからちょこりと顔を覗かせてるカムも、準備万端。
 いざ、海賊を退治するためにペンギンゴンドラで出発!
「おお……凄い速さだ」
 聞いていた通り、ばびゅっと運河を進み始めるペンギンゴンドラ。
 琥珀はその速度に声を上げつつも続ける。
「しかも操縦技能がなくても問題なく動かせるのか……」
 ……アクエリオって凄いんだな、って。
「ゴンドラ漕いだことはないんだが、それでも問題なく動かせてるな」
 キュートな見目だけでなく、やはり速度も流石のもの。
 亨次は問題なく運河を行く様子を確認した後。
「……南天庵、これ食っとけ」
 そうふと琥珀へと渡したのは、濃淡様々な桃色の金平糖の瓶詰。
「ん? これ貰っていいのか、亨次も貰ったんだろう?」
「まあ……貰いもんだが、あいつはとやかく言ったりしねえよ」
 これは琥珀の言うように、仲の良い友人からの贈り物ではあるけれど、きっと問題ないだろうから。
「そうか、なら少しだけ、いただきます。しーぽんにツキシロも食べるといい」
 苺、桃、桜……華やかな桜色の甘い春の味をお裾分け――して貰った、その時であった。
『ウッパァァ!』
 急に乗っていたゴンドラから飛び出してきた、ウーパーイーター。
 けれど事前に沢山の相棒たちに知らせて貰っていたし。
 ふたりはそんな敵の出現に、特に驚く事もなく。
「おっと来たな」
「狙い通り、金平糖に釣られたな」
 むしろ、おやつを強奪したりするその習性を利用した、ある意味餌であったから。
「南天庵、アレ頼むぜ」
「それじゃあ……バブルマシン発射!」
 亨次の声に合わせ、琥珀が狙い定めてぽちっとボタンを押せば。
『ウパァ!?』
 ぶわわわっと出てきたシャボン玉に、明らかに怯むウーパーイーター。
 そしてその隙を決して逃さず、亨次はシャボン玉舞うアクエリオに召喚する。
 ――神頼みってのも気が引けるが、呼んでみるか。
 そう沢山の老梟の神霊を喚び、一気に畳み掛けて。
 ウーパーイーターもシャボン玉にいまだ怯みつつも、自身の額を超硬質化させて攻撃してこんとするけれど。
 亨次の『守神・霊梟』発動に合わせ、琥珀も明らかに動きが鈍っている敵へと目掛けて、スノーフレークの花弁を舞わせる。
 ぴょこんと現れた大勢を一気に巻き込んでいくように、シャボン玉浮かぶ景色に吹雪かせて。
『ウ、ウパ~ッ』
 びえっとなっているキュートなウーパーたちへと言って聞かせる琥珀。
「可愛くても人のおやつを取ってはいけないぞ。人をおやつにするのも駄目だ」
「まァそりゃそうなんだが、アレに通じてるか?」
 亨次はそう生じた疑問をぼそっと口にするけれど。
 琥珀をちらりと見た後、可愛いけれど悪い子なウーパーたちを引き続き退治していくべく、ペンギンゴンドラで運河を行く。
 ……南天庵もその辺は気にしてなさそうだしいいか、って。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

夜刀神・鏡介
こいつ普通に泳げそうな見た目をしているんだが、ゴンドラに乗る意味はあるんだろうか……というか、この身体でどうやってゴンドラを操縦しているんだ?
いや、どうでもいい話ではあるが

とりあえずペンギンゴンドラに乗り込んで、まずは自分で操縦してみる
自動で動く仕組みもあるらしいが、ある程度の距離に近付くまでは自分で動かす方が便利だろう
敵のゴンドラに対して先回りするか、行き止まり、もしくは爆走が困難な場所に追い込んでいく

敵を追い込んだなら、ゴンドラからしゃぼん玉を放ちつつ、一応利剣にしゃぼん液を纏わせて
ゴンドラの上で軽く助走。ジャンプして敵のゴンドラに飛び移り
しゃぼん玉で怯んでいる間に素早く斬り倒していこう



 水の都は今日も潤沢な水を湛え、その景観は美しい。
 だが、よく目を凝らせば……都で暴れているのは、ゴンドラからぴょんっと降り立つピンク色の存在。
 そんな今回退治するべき敵、見つけたウーパーイーターの群れを遠目から見遣りつつ。
「こいつ普通に泳げそうな見た目をしているんだが、ゴンドラに乗る意味はあるんだろうか……というか、この身体でどうやってゴンドラを操縦しているんだ?」
 そう、ウーパーたちがゴンドラに乗る必要性に疑問しか感じない夜刀神・鏡介(道を探す者・f28122)であるが。
 ……いや、どうでもいい話ではあるが、と。
 細かいことはもう気にしないことにして。
 暴れている敵の元へと急ぐべく、とりあえずペンギンゴンドラに乗り込んで、まずは自分で操縦してみることに。
 このペンギンゴンドラはアクエリオ様の加護によって、様々な機能がついているというが。
(「自動で動く仕組みもあるらしいが、ある程度の距離に近付くまでは自分で動かす方が便利だろう」)
 ペーン、と運河へと漕ぎ出せば、流石水神の加護付き。
 手動運転でも操るのに問題無く、ぐんと一気に速度が出て。
 ウーパーイーターを乗せたゴンドラに対してぐるんっと先回り。
『ウパ!!』
『キューン!!』
 突然眼前に滑り込んできたペンギンを威嚇するように翼をパタパタ、可愛く鳴いてみせる敵の群れであるが。
 敵を追い込んだなら、すかさずスイッチオン!
 ゴンドラから放たれるのは、沢山のしゃぼん玉。
 さらにシャボン玉舞う空にひと振り、利剣【清祓】へと一応しゃぼん液を纏わせてから。
 ペンギンゴンドラの上で助走し、煌めく水飛沫と共に跳躍すれば。
『!? ウパァァッ』
 シャボン玉で動きが鈍っている敵のゴンドラへと飛び乗った刹那、鏡介は敵へとお見舞いする。
 跳ねて、重ねて堕とす――壱の型【飛燕:重】の斬り落とす斬撃を、そして斬り上げる斬撃を、ウーパーイーターたちへと次々と閃かせて。
 敵の群れも翼を羽搏かせようとするも、シャボン玉でうまく動けないようだから。
 その間に素早く鏡介は敵を斬り倒していき、その数を確実に減らしていく。
 美しい七色のシャボン纏う、淡紅色の輝きと破魔の力宿す刀をもって。

大成功 🔵​🔵​🔵​

サツキ・クルーエル
アクエリオかぁ、素敵なところだね
…ちょっとだけ騒がしいけれど
この綺麗な街並みを守るためにも、ボクも頑張らせてもらうね

それにしても…ペンギンゴンドラだっけ、可愛い形してるね
さぁ、一緒に悪い子にお仕置きをしに行こうっ

折角だしボクはゴンドラの操作に挑戦しようかな
シャボン玉はエレメンタルロッドの精霊、黒猫ノワにお任せ
隙が出来たなら、ユーベルコードも使って少しでも数を減らせるように攻撃
どんなに可愛くても悪さをする子は…攻撃するのは気が引けるけど
…でもゴメンね、手は緩めないよ

とっても魅力的な街並みなんだから、頑張って退治しないと
水路は長いし街は大きいからね、どんどん行こう
ゴンドラさん、引き続きよろしくね



 悠然と巨大な水瓶からの注がれる水の恵みに満ちた、美しき都市国家。
 白木蓮咲かせた緑色の髪をさわりと揺らす運河に吹く風も心地良くて。
「アクエリオかぁ、素敵なところだね」
 サツキ・クルーエル(星宵マグノリア・f01077)はそうくるりと青の瞳をアクエリオの風景に巡らせるも。
 目を向けた先の光景に続ける……ちょっとだけ騒がしいけれど、と。
 運河を走るゴンドラで駆け回っては悪さを働く、ウーパーイーター達の姿を見て。
 けれど、そんな悪事を見過ごすわけには当然いかないから。
 ……この綺麗な街並みを守るためにも、ボクも頑張らせてもらうね。
 そうぐっと気合十分、運河に並ぶゴンドラへと視線を移して。
「それにしても……ペンギンゴンドラだっけ、可愛い形してるね」
 水神アクエリオの加護を受けているというキュートな見目のペンギンゴンドラへと乗り込んで。
 ――さぁ、一緒に悪い子にお仕置きをしに行こうっ。
 都市に張り巡らされた運河へといざ、漕ぎ出します!
 そんなペンギンゴンドラは高性能で自動運転にもできるようであるけれど。
 まずは確りと敵が暴れる場所へと向かうべく、ゴンドラの操作に挑戦してみるサツキ。
 手動運転もそれほど難しくなく、感覚で操縦できて、ぐんぐん速度も上がって。
『ウパァ!!』
『きゅー!』
 サツキの操るペンギンさんに気付いたウーパーイーター達が、乗っていたゴンドラからぴょんっと飛び出してくるも。
『ウパッ!?』
 刹那、ウーパー達目掛け発射されるのは、沢山のシャボン玉!
 エレメンタルロッドの精霊・黒猫ノワがぽちっと猫パンチして作動させた、バブルマシンから放たれたもので。
 シャボン玉が苦手なウーパーイーター達が怯めば、揺れる炎を灯した尻尾がちょっぴり得意げにゆうらり。
 そして完全にシャボン玉で動きが鈍っている悪い子達をこらしめるべく、サツキは発動させる。
 ――さぁ、踊ろう? ボクとこの子達のとびっきりの一幕だよ。
 シャボン玉舞う美しい都の風景の中、沢山の黒猫たちを躍らせて。
「どんなに可愛くても悪さをする子は……攻撃するのは気が引けるけど」
 ……でもゴメンね、手は緩めないよ、って。
『ウパァッ、ウパ!?』
 あざと可愛いピンクのオーラ纏おうとしてくる敵へと、攻撃を仕掛けていく。
「とっても魅力的な街並みなんだから、頑張って退治しないと」
 確実に1体ずつ退治していくべく、黒猫の輪舞を七色のバブルとともに舞わせながら。
『きゅー!』
『ウパッ!?』
 そして、シャボン玉で思うように動けない、ゴンドラに乗っている敵を殲滅すれば。
 サツキは再びペンギンゴンドラやノワと一緒に、都にはしる運河を駆けていく。
 ……水路は長いし街は大きいからね、どんどん行こう、って。

大成功 🔵​🔵​🔵​

レミィ・レミントン
ティアリアさん(f38962)と

ぺ、ペンギンゴンドラ…!
このようなゴンドラと出会えるなんて…(かわいいときゅんとしている)
アクエリオ様と一緒に戦っている気持ちになりますわねっ
ティアリアさんがんばりましょう!
操縦はオートでお任せ

こちらがバブルマシン…
わたくし、狙うのは得意でしてよ
紫煙銃をいつも扱っているのですもの、狙いは外しません

バブルマシンでウーパーイーターをねらいう…
くっ、想像以上にかわいくて揺らいでしまいますわっ!
でも、えいっ!

泡泡でにしたら、狙い撃ち
かわいくっても、お仕置きですわ!
ふぅ…強敵…ってティアリアさん!
でもその気持ち…よくわかりますわっ
ええ、眠っているなら、ちょっとだけ…!


ティアリア・ローゼス
レミィさん(f39069)と

さすがアクエリオ様ね、特別製のゴンドラもとってもキュート……こほん
そ、そうね、あのアクエリオ様のご加護があるなんて心強いわ
ええ、これは戦いよ、決してペンギンゴンドラがかわいいから乗りたいわけではないのよ……!

オート操縦、バブル発射はレミィさんにお任せ
レミィさんの腕に感心
運河の上をシャボン玉が綺麗に飛んで、幻想的ね
そこに無邪気に跳ねるウーパーイーター……かわい……いえ、いえ、戦わなくてはね!

なんとか理性保ってUC使用
ヒュプノスの力で眠らせ無効化

ゴンドラの上でこてんと寝た子がいれば、思わずふらふら近寄って
ね、寝てるなら……いいわよね
きゅっと抱きしめ、愛らしさを噛み締める



 無限の水を湛える「アクエリオの水瓶」から溢れる煌めきが、キラキラと注がれて。
 恵みの水が都市中を行き渡るのは、網の目のように運河が張り巡らされているから。
 そして、そんな水神祭都アクエリオの運河にちょこんと停泊しているのは。
「ぺ、ペンギンゴンドラ……!」
 水神アクエリオの加護が特別に施されているという、ペンギンゴンドラ!
 ゴンドラは確かにアクエリオの交通や運輸の要であり、大小様々なものがあるのだが。
 レミィ・レミントン(紫煙銃の城塞騎士・f39069)はこれから乗り込むそのゴンドラへと目を向けて。
「このようなゴンドラと出会えるなんて……」
 かわいい、と心ときめかせて、きゅん。
 そして、水神アクエリオを模ったペンギンゴンドラを前にして。
「さすがアクエリオ様ね、特別製のゴンドラもとってもキュート……こほん」
「アクエリオ様と一緒に戦っている気持ちになりますわねっ」
「そ、そうね、あのアクエリオ様のご加護があるなんて心強いわ」
 ティアリア・ローゼス(青薔薇の星霊術士・f38962)はレミィの声に平静を装いつつ頷きながらも、キュートなペンギンさんゴンドラにそわり。
 ゴンドラの操船には本来、特殊な技術が必要であるが。
『ウパァッ!』
 アクエリオの都で今、好き放題暴れているのは、ゴンドラに乗った暴れん坊。
 そんな敵・ウーパーイーターの群れを退治するべく駆けつけた者達に、アクエリオ様は力を貸してくれて。
 敵を問題無く追える性能を備えたペンギンゴンドラを用意してくれたというわけだ。
 エンドブレイカーとして、猟兵として、アクエリオの治安を乱す賊を勿論放っておくわけにはいかないから。 
「ティアリアさんがんばりましょう!」
 今日もレミィは紫煙銃を手に、ぐっと気合を入れて。
「ええ、これは戦いよ、決してペンギンゴンドラがかわいいから乗りたいわけではないのよ……!」
 嬉々と早速ペンギンゴンドラに乗り込めば、ティアリアも戦いに臨む準備万全。
 かわいいペンギンゴンドラで、うきうきいざ出陣です!
 けれどこのペンギンゴンドラ、ただかわいいだけではありません。
 戦いに専念できるよう、操縦は自動機能付で。どのゴンドラよりも速さを誇るから。
『きゅーん!』
「ああ! 私のおやつがっ」
 あっという間に、悪事を働くウーパーイーター達のゴンドラに追いついて。
『ウパァ!』
 颯爽と現れたペンギンゴンドラに気付いたウーパー達がぴょこんと向かってくる。
 だが、ペンギンゴンドラに備わっているという秘密兵器。
「こちらがバブルマシン……わたくし、狙うのは得意でしてよ」
 それは、シャボン玉が発射できるバブルマシン!
 ウーパーイーターはシャボンが苦手であるというから。
 今回それを操る役目を担うレミィは、確りと狙いを定めて。
 ……紫煙銃をいつも扱っているのですもの、狙いは外しません。
 ぽちっとバブルマシン発射……しようと思うのですけれど。
『うぱ?』
「くっ、想像以上にかわいくて揺らいでしまいますわっ!」
 あざと可愛くきゅるるんとウーパーに瞳を向けられれば、ちょっぴり正直躊躇してしまうも。
 ――でも、えいっ!
 シャボン玉の発射ボタンを、ぽちっ!
 刹那、無数のシャボン玉が水の都の空にぶわわっと飛んで。
『ウパァァ!?』
 狙い通り、群れの只中へと絶妙に発射されたシャボン玉に、あわあわして動きを止めるウーパーイーターたち。
 そんなさすがのレミィの射撃の腕に感心しつつ。
「運河の上をシャボン玉が綺麗に飛んで、幻想的ね」
 七色に煌めくシャボン玉が舞う風景に、改めてティアリアは目を向けて。
 しっかりと、それはしっかりとウーパーイーターたちを見遣る。
「そこに無邪気に跳ねるウーパーイーター……かわい……いえ、いえ、戦わなくてはね!」
 きゅーっと鳴いてはじたばたしているウーパーたちは、めっちゃかわい……いえ、今こそ好機です!
 エンドブレイカーとして、猟兵としての理性をなんとか保ちながらも。
 ――ヒュプノス、みんな眠らせてちょうだい。
 そう紡ぎ放った星霊ヒュプノスが、ぽわぽわっと催眠ガスをウーパーへとお見舞いして。
『……きゅー……』
 あわあわになっているウーパーをすやぁと眠らせ、無効化する。
 確かにあわあわになったその姿はやっぱり可愛いし、ヒュプノスも加わってますます可愛い度が増したような気がするけれど。
「かわいくっても、お仕置きですわ!」
 刹那、レミィがぐっと引き金をひけば、撃ち出したトリプルショットが正確に敵を捉えて。
『ウパァッ!?』
 おやつや人をガジガジする悪い賊を撃ち抜いては成敗していきます!
 そして粗方、この周辺にいたウーパーは退治し終えた……かと思った、その時。
「ふぅ……強敵……ってティアリアさん!」
 レミィは思わず瞳をぱちりと瞬かせ、声を上げる。
 その視線の先には、ゴンドラの上でこてんと寝たウーパーイーターへと、ふらふら近寄っていくティアリアの姿。
 もしかして、敵のユーベルコードの効果にかかって……?
「ね、寝てるなら……いいわよね」
 いえ、素です!
 けれどレミィも、すやぁと大人しく寝ているウーパーは可愛いと思うから。
「でもその気持ち……よくわかりますわっ」
 ふたりは顔を見合わせ、こくりと頷き合って。
「ええ、眠っているなら、ちょっとだけ……!」
「ちょ、ちょっとだけだから……い、いえ、ちゃんと寝ているかを確認するためよ!」
 そう言い訳しつつも愛らしさを噛みしめるように、おねんね中のウーパーをきゅっと抱きしめてみるのだった。
 ちょっとだけ……寝ているかの確認なのです、ええ!

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

栗花落・澪
可愛いは正義…だけど、人はおやつじゃないからねぇ

ゴンドラにオート機能で動いてもらおうかな
念のため自分にオーラ防御を纏い
集中力と気配感知でいつでもウーパーちゃん達の攻撃の予兆を察知
回避できるようにしておきます

おやつ食べたい?
いいよ、あげるからおいでー

Candy pop片手に誘惑し誘導
飛び掛かってきたら迎え撃つようにシャボン玉発射

はいはい、お体綺麗にしちゃおうねー

空は僕も飛べるからね
万一突っ込んできてもひょいっと回避
逆に後ろから捕獲しもちもち
至福…♪

飴は食べたいなら本当にあげるよ
あとは可愛さに免じて、優しく倒してあげる

指定UC発動
破魔の役割として浄化攻撃
優しい祈りの力を乗せて、痛みは与えないように



 ゴンドラに群れでぎゅうっと乗っているその姿は可愛いし。
『ウパァッ』
 きゅーと鳴いてあざとく首を傾ける仕草も、確かに可愛いのだけれど。
「わぁ、かわいい……って、うわあ!?」
『ウパァ!』
 近づいた人からおやつを奪い、人にさえも噛みつくウーパーイーターの群れ。
 栗花落・澪(泡沫の花・f03165)はそんな悪さをする敵達のゴンドラを追い、ペンギンゴンドラに乗り込んで。
「可愛いは正義……だけど、人はおやつじゃないからねぇ」
 操縦は水神の加護によって付与されたオート機能を使用して、ウーパーイーターにすかさず追いつく栗花落・澪(泡沫の花・f03165)
 可愛い見目とは逆に狂暴な相手に油断せず、念のため守りの気を纏い、超硬質化して攻撃してくるという攻撃を回避できるようにしつつも。
「おやつ食べたい? いいよ、あげるからおいでー」
『ウパッ!』
 可愛らしい飴玉が沢山入った小瓶――『Candy pop』片手に誘惑し誘導して。
 まんまとぴょこんと飛び掛かってきたら迎え撃つように、ぽちっ!
『ウパァァ!?』
「はいはい、お体綺麗にしちゃおうねー」
 ペンギンゴンドラに付いているバブルマシンのスイッチを押せば、ぶわわっと漂う無数のシャボン玉。 
 そして、シャボンが苦手であわわっと動きを止めたウーパーイーターの背後へと、シャボン玉飛ぶ空からばさりと回り込んで。
「至福……♪」
 捕獲して――もちもちっ。
 そしてじたばたするウーパー達へと澪はもちもちしながら告げる。
「飴は食べたいなら本当にあげるよ。あとは可愛さに免じて、優しく倒してあげる」
 ――鳥たちよ、どうか導いてあげて。
『ウパ~……』
 あらゆる種の鳥の姿を模した破魔の炎を、澪はウーパーイーターたち目掛けて繰り出す。
 浄化と祝福を――優しい祈りの力を乗せて、痛みは与えないように、って。

大成功 🔵​🔵​🔵​

マシュマローネ・アラモード


【ペンギン🐧ゴンドラ】
モワ!とってもかわいらしい!
スイッチを押すと……モワ!シャボン玉🫧がいっぱい!
はっ!いけません、海賊退治がお仕事でしたわね!
残らず撃破していきましょう、このペンギン🐧ゴンドラで!

【ペンギン🐧発進!】
モワ!あれがウーパー!ロックオンで狙いをつけて……発射!
シャボン玉🫧!効いてますわね!
その隙にUCでどんどん打ち込みながら撃破していきましょう!
このシャボン玉機能とっても良いですわ……!
いっぱい撃ってアクエリオにシャボン玉いっぱいにしたらとっても綺麗ですわね!
(ホワホワといっぱいシャボン玉を飛ばしながら、満足げな宇宙プリンセスでした)



 ここは、水神祭都アクエリオ。
 そしてアクエリオの、巨大な水瓶から溢れる恵みの水で満ちる運河で。
 マシュマローネ・アラモード(第十二皇女『兎の皇女』・f38748)は、試しにぽちっ。
「モワ! とってもかわいらしい! シャボン玉がいっぱい!」
 刹那、ぽわわわっと無数のシャボン玉が美しく舞い、アクエリオの景観に七色を添えて。
 思わず瞳をキラキラを空を見上げるマシュマローネであるけれど。
「はっ! いけません、海賊退治がお仕事でしたわね!」
 そう……ここに赴いたのは、猟兵としてのお仕事のためです!
 ということで早速、マシュマローネは敵が暴れているという都の運河へと発進!
「残らず撃破していきましょう、このペンギンゴンドラで!」
 可愛い見目だけでなく、バブルマシンに自動運転、さらには爆速という、水神の加護を受けたペンギンゴンドラで運河を駆ければ。
『ウパァッ!』
「うわぁっ!? お、おやつがー!」
「モワ! あれがウーパー!」
 ゴンドラから次々降り立っては、人々のおやつを強奪したり、人々をおやつみたいにガジガジしたり。
 キュートな見た目とは裏腹に、狂暴で悪さをしている賊・ウーパーイーターを発見!
 そして可愛さと凶暴さを武器に襲い掛かってくるという敵の群れだが。
 そんなウーパー達は、苦手なのだという。
「ロックオンで狙いをつけて……発射! シャボン玉! 効いてますわね!」
 そう――先程ちょっぴり試してみた、しゃぼん玉のことが。
 そして、きゅうっとジタバタしているウーパーイーターにできた大きな隙を見逃さずに、どんどんぶわわっとアクエリオの空にしゃぼん玉を飛ばばスト同時に。
 ――どんなに強固な護りに身を固めようと、武の権能は貫きますわ!
 自身が纏う王族の闘気を迸らせ発動するのは『貫徹する武の権能』。
 防御貫通の斥力をもって、どんどん打ち込みながら撃破していって。
『ウパァァ! ウパッ!?』
「このシャボン玉機能とっても良いですわ……!」
 ぴょこんっと硬化した額で攻撃してこようとしたウーパーにしゃぼん玉をお見舞い!
 そして悪さする敵の数を減らしつつも、もう一回ぽちっ。
 ウーパーイーターの動きを止めるのに、このゴンドラに付いているバブルマシンはもとても有効なのだけれど。
 宇宙プリンセスは、モワ! と満足気。
 水神アクエリオの加護を受けた、キュートで強いペンギンドラゴンで颯爽と。
「いっぱい撃ってアクエリオにシャボン玉いっぱいにしたらとっても綺麗ですわね!」
 ホワホワ、アクエリオの都いっぱいにしゃぼん玉を飛ばしながら。

大成功 🔵​🔵​🔵​

真宮・響
夫の律(f 38364)と参加

むむ、悪戯が過ぎる子らが跋扈してるようだね。アクエリオは余り馴染みがないがゴンドラが運河を行き来する風景は見応えがある。ウーパーイーターは一度戦った事があるが、その体当たりは案外侮れない。一般の人が大怪我する前に退治するよ。

ふむ、水神アクエリオの祝福を受けたペンギンゴンドラ。二人乗りを借りて悪戯が過ぎる奴らを退治しにいくよ。敵軍が見えたらボタンを押し、シャボン玉の先制射撃だ!!

敵軍が戸惑っている隙に律と連携して光焔の槍で攻撃!!敵の体当たりでゴンドラが損傷する前に退治させて貰うよ!!

流石水神の祝福を受けたゴンドラ。取り回しがいい。さあ、どんどん行くよ
!!


真宮・律
妻の響(f00434)と参加

アクエリオは余り馴染みがないが、運河にゴンドラが行き交う風景は圧倒されるな。この国の人達の誇りだろう。しかし、ヤンチャが過ぎる奴らがいるみたいだな?ウーパーイーターは一度戦った経験があるが、案外侮れない力を持っている。退治しないとな。

二人乗りのペンギンゴンドラに響と一緒に乗っていざ出発。まずボタンをおしてシャボン玉を食らわせてやる。

敵が混乱している隙に響と連携して鳴神の矢を発動。立ち直る隙も与えず撃ち落としてやる。前に接近を許して痛い目にあったからな。集団で体当たりを喰らうとゴンドラが沈没しかねない。

流石神の加護を受けたゴンドラだな。ああ、どんどん倒していこう。



 巨大な水瓶から注がれる水で満たされている、編み目のような運河。
 やって来たのはエンドブレイカー世界にある都市国家のひとつ、水神祭都アクエリオ。
 そんなアクエリオは、真宮・律(黄昏の雷鳴・f38364)にとってはこれまで、余り馴染みはないのだけれど。
「運河にゴンドラが行き交う風景は圧倒されるな。この国の人達の誇りだろう」
 水の都の景観は美しく、ゴンドラを漕ぐ人々も活き活きとしている。
 けれど……そんなアクエリオの平和を乱すモノ。
 律は聞いた予知を思い返しながらも続ける。
「しかし、ヤンチャが過ぎる奴らがいるみたいだな?」
「むむ、悪戯が過ぎる子らが跋扈してるようだね」
 律と共にやって来た真宮・響(赫灼の炎・f00434)も、夫の言葉に頷いて。
 やはり響にとっても、アクエリオはそれほど馴染みがなかった場所ではあるが。
 でも、このゴンドラが運河を行き来する水の都で、悪行をはたらく存在。
『ウパァッ!』
「おお、かわいい……わあっ!?」
 ゴンドラに乗って人々に可愛い仕草で近づき、おやつを強奪したり齧りついたりするのだという、ウーパーイーターであった。
 そしてふたりは、以前この敵と戦ったことがあったが。
「一度戦った事があるが、その体当たりは案外侮れない。一般の人が大怪我する前に退治するよ」
「ああ、案外侮れない力を持っている。退治しないとな」
 キュートな見目をして、かなり狂暴で。
 でも、それがもうわかっているし、何より今回乗り込むのは。
「ふむ、水神アクエリオの祝福を受けたペンギンゴンドラ」
 水神の加護により、様々な便利機能が搭載された、ペンギンゴンドラです! 
 響と律は二人乗りのペンギンゴンドラを借りて乗り込んで、いざ出発!
 進み始めれば、すぐにふたりを乗せたペンギンゴンドラは、運河を猛スピードで駆けて。
 普通のゴンドラに乗っている敵軍を見つければ――ボタンを、ぽちっ。
「まずは、シャボン玉を食らわせてやる」
 ペンギンゴンドラについているバブルマシンで、シャボン玉の先制射撃!!
『ウパァ!?』
 ぴょこんと飛び出してきたウーパーイーターたちは、苦手だというしゃぼん玉にあわあわじたばた。
「前に接近を許して痛い目にあったからな。集団で体当たりを喰らうとゴンドラが沈没しかねない」
 額を硬化させぴょんっと襲ってくるウーパーイーターにもシャボン玉を撃ってやれば、やはりその動きを止めるから。
 そんな敵が混乱している隙に、ふたりは連携してお見舞いする。
 ――さあ行くよ!! 避けれるものなら避けてみな!!
 ――雷神の怒りを喰らわせてやるか。痛いだけじゃ済まないぜ?
「敵の体当たりでゴンドラが損傷する前に退治させて貰うよ!!」
『ウ、ウパァッ!?』
 光焔と鳴神の槍の衝撃を同時に撃ち出せば、敵の数を着実に減らしていく。
 そして、ペンギンゴンドラで戦場を縦横無尽に駆けて。
「流石水神の祝福を受けたゴンドラ。取り回しがいい」
 ……さあ、どんどん行くよ!!
 そう声を上げて敵を見据える響に、律も頷いて返す。
 しゃぼん玉が飛び交う美しいアクエリオの空の下、接近されるその前に――ああ、どんどん倒していこう、と。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

木元・杏
【かんにき】
はふ、ウーパーもペンゴン(ペンギンゴンドラ)も愛い…て、海莉が秒でダメになってる!どうどう…(紅茶でなだめる

ペンゴンの丸いぼでぃの中に皆で入るとか最高でかわゆ過ぎてしんどい(海莉と一緒にはぁはぁ
存分にダメになっても大丈夫、わたし達にはシリンがい…て、シリンもめろめろ(あわわ

海莉、シリンもおやつどうぞ?
クッキーとシフォンケーキに紅茶も積み込み、元から制御不能な食欲を満たしつつ
いざ、ペンゴンでGO! 

ウーパーの口元に瞳に見惚れるとかわゆさに思わず脱力してしまいそう
そのままUC受ければUC発動
無気力と食欲でウーパーもダメになろう
はふ…
泡の流れ玉は無意識にばしっとウーパーへと怪力アタック!


シリン・カービン
【かんにき】

ウーパーイーター……
確かに愛らしい容姿ですが、
「あなたは私の獲物」
一度獲物と定めたら、決して容赦はしません。

同行の二人は、ウーパーの愛らしさに情緒不安定気味の様。
苦笑しつつペンギンゴンドラのギミックを確かめます。
なるほど、こんな風にシャボン玉が飛ぶのですね。

「来ましたね」
ウーパーの攻撃を阻む様にシャボン玉を撒き、
更に風の精霊にシャボン玉で追い立ててもらいます。
集まったところを投網弾で一網打尽。
氷の精霊の力で氷塊にして水路に浮かばせておきます。
後は現地の勇士にお任せで。

加護を受けたゴンドラなら水神とも繋がっているのでしょうか。
船縁を撫でながら呟きます。
「あなたの街は、護られましたよ」


南雲・海莉
【かんにき】

は、わ…か、可愛ぃー!
(UC関係なく素で魅了されかかる可愛いもの好き)
(「正気に戻れ」と吠えるバディペット)

あ、ありがと…いただくわ
(紅茶ごっくんで落ち着こうとしつつ)
と、とにかく乗り込み…
(ペンギンゴンドラにもきゅん)
か、可愛いが溢れて天国っ(杏さんと頷き)

(シリンさんの目に頼もしさを感じつつも)
うぅ、シリンさんに全部任せちゃうわけにはっ

(お菓子噛み締め、ぐっと心を鬼にしてUC発動
こちらを狙ってくる個体の動きを見切り、
額での攻撃は剣ではなくシャボン玉を発動して受け、
皆やゴンドラへの攻撃を防ぐ)

って可愛い仕草もうるうる目も反則って
ゴンドラ傷つけるのはダメっ!(感情が乱高下)



 巨大な水瓶から潤沢な水が注がれている都市国家・水神祭都アクエリオ。
 だが、このアクエリオに今満ちるのは、恵みの水だけではない。
 木元・杏(ほんのり漏れ出る食欲系殺気・f16565)は思わず向けた瞳がキラキラ。
「はふ、ウーパーもペンゴンも愛い……」
 何だか始まる前から魅了されてます……!?
 今回アクエリオの都で悪さをしているという話のウーパーイーター達も。
 それに、今、皆に貸し出してくれるように停泊しているゴンドラ。
 これは杏も言っていたように、ペンゴン……アクエリオ様にどこか似た、キュートな見目のペンギンゴンドラである!
 けれど杏は、ハッと瞳を見開く。
「は、わ……か、可愛ぃー!」
「海莉が秒でダメになってる!」
 やっぱりすでに素で色々とダメになっている、南雲・海莉(With júː・f00345)の姿を見て。
 そんな海莉へと、レトリーバー種に似た翼のある褐色大型犬のバディペットが、わふわふ――「正気に戻れ」と吠えています、ええ。
 そんな可愛いもの好きでが、動悸が上がり気味の海莉を落ち着かせるために――どうどう……。
 紅茶でなだめながらも、やはり杏もほわほわ。
「ペンゴンの丸いぼでぃの中に皆で入るとか最高でかわゆ過ぎてしんどい」
 そう再びペンゴンをちらり見遣れば、海莉と一緒にはぁはぁ。
 でも自分達がたとえ始まる前から可愛いに魅了されかけていても、きっと。
「存分にダメになっても大丈夫、わたし達にはシリンがい……て」
「ウーパーイーター……確かに愛らしい容姿です」
「……シリンもめろめろ」
 杏はあわわと、かわいいにしんどくなりつつ、瞳を瞬かせるも。
 でも、愛らしいとは思うけれど。
 シリン・カービン(緑の狩り人・f04146)は運河の向こうで暴れているウーパーイーターの姿を確りと瞳に捉えて。
「確かに愛らしい見た目ですが」
 ――「あなたは私の獲物」。
 そう今回狩るべき獲物をロックオン。
 そう、彼女はハンターなのだから――獲物と一度定めたら、決して容赦はしません。
 それからちらり、シリンは杏と海莉の様子へと目を遣って。
(「同行の二人は、ウーパーの愛らしさに情緒不安定気味の様」)
 はわわっとなっている姿に苦笑しつつも、次はペンギンゴンドラへと目を移して。
「わ、しゃぼん玉!」
「わ……ますます色々、か、可愛……」
「なるほど、こんな風にシャボン玉が飛ぶのですね」 
 ペンギンゴンドラのギミックを確かめるべく、バブルマシンのボタンをぽちっ。
 そんなしゃぼん玉がふわふわ飛ぶ中で。
「海莉、シリンもおやつどうぞ?」
 杏はクッキーとシフォンケーキに紅茶も積み込み、ふたりにもお裾分けしながら、元から制御不能な食欲を満たしつつ。
「あ、ありがと……いただくわ」
 海莉も、渡された紅茶をごっくんして、少しでも落ち着こうとするも。
「と、とにかく乗り込み……、!」
 ――か、可愛いが溢れて天国っ! っと。
 瞬間、またその心がきゅんとしてしまう。
 運河にちょこんと停泊している、ペンギンゴンドラのキュートな見目に。
 そして同士である杏とこくこくと頷き合う。かわいい。
 ということで、そんな愛らしいペンギンゴンドラに乗って。
 ――いざ、ペンゴンでGO!
 ウーパーをもっと近くで愛で……いえ、しっかり倒すために!
 そしてこのペンゴンは、何と言っても水神の加護付の超高性能!
 運河に漕ぎ出せば爆速で、ウーパーイーター達が乗っているゴンドラへとあっという間に距離を詰めて。
『ウパァァ!』
「来ましたね」
 やはり見た目は可愛いけれど、超硬質化させた額で攻撃をしてくる敵へと目掛け――ぽち!
『!? ウパッ』
 ウーパーの攻撃を阻む様にシャボン玉をすかさず撒けば、ウーパー達は動きを止めて。
 更に風の精霊にお願いして、シャボン玉で敵を追い立ててもらう。
 そんなシリンのハンターの目に頼もしさを感じつつも。
「うぅ、シリンさんに全部任せちゃうわけにはっ」
 海莉も何とかそう奮起し、お菓子噛み締め、ぐっと心を鬼にして。
 ――陽よ、汝、希望を司るもの。月よ、汝、狂気を司るもの。対にして全、相克にして相生たる力以て、その心の形を映し出せ!
 燃え盛る陽光の欠片と凍てつく月光の欠片で、ウパーへと包囲攻撃をお見舞いして。
『ウ、ウパァ~……』
「か、可愛い……!」
 こてりと可愛く倒れたウーパーイーターに再び思わずきゅん。
 そしてぴょこんと飛び出してくるまた別のウーパーイーターが額を超硬化して襲い掛かってくるも。
 抱きしめたいのを堪え、海莉はぽちっとシャボン玉を発動!
 しゃぼん玉が苦手な敵からの、自分へは勿論、皆やゴンドラへの攻撃を防ぐべく立ち回って。
「ウーパーの口元に瞳に見惚れるとかわゆさに思わず脱力してしまいそう」
 杏は相変わらず魅了されたまま?
 いえ、これも策のひとつ。
 完全な脱力状態で敵の攻撃をそのまま受ければ、ユーベルコード発動!
「無気力と食欲でウーパーもダメになろう」
 血気盛んなウーパーの攻撃を無効化して。
「はふ……」
 泡の流れ玉は無意識にばしっと、ウーパーへと怪力アタック!
 そしてしゃぼん玉で追い立れたれた敵たちが集まれば。
『ウパッ!? ウパァッ!!』
 シリンが精霊を宿した投網弾で狙い撃って、一網打尽に!
 それから氷の精霊の力でかちんと氷塊にして、水路にぷかぷか浮かばせておく。
 後は現地の勇士にお任せでも大丈夫だろうから。
 そして何とか引き続き、猟兵の仕事をこなそうとする海莉だけれど。
「って可愛い仕草もうるうる目も反則って……あっ、ゴンドラ傷つけるのはダメっ!」
 ウーパーに、ペンゴンにと、感情がやはり忙しく乱高下。
 だらっとでれっとしつつ杏も、引き続きウーパーへと怪力アタックをばしばしっ。
 そして――あなたは私の獲物、と。
『ウパアッ!!』
 可愛いけれど敵には違いないウーパーを射貫きつつも思う。
(「加護を受けたゴンドラなら水神とも繋がっているのでしょうか」)
 そして、水神の見目に似たペンギンゴンドラの船縁を撫でながら呟くシリン。
 ――あなたの街は、護りますよ、と。
 可愛いとしゃぼん玉で溢れる運河を、新たな獲物を仕留めるために、ペンゴンで駆けぬけながら。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

月守・ユア
【月環】
アドリブ歓迎

ねぇ、灯環さん?
世の中には敵といえども
とてつもなく可愛い生物っているよね
ウーパー達を指さし真顔で語る

同時にあのバブルが出るペンギンゴンドラが楽しそう
もうゲーム感覚で遊ぶっていう感覚でぶち抜いていくしかない?
…つまり何が言いたいかってあの子達可愛くてつらい!
(戦闘狂でも実は可愛い物好き)

が、ゴンドラに乗り
ウーパーにシャボン玉を当てると
…なにこれ楽しい!
輝く瞳で掌は即返された
敵は敵である事に変わりない
故にスイッチ入ればやはり戦好き
でも…遊んでばかりじゃなくて
ちゃんと葬ってあげないと

さよなら
可愛い子達
来世は良い子に生まれ変わるんだよ?
”範囲攻撃”【月下彼岸花】でウーパー達を掃討


叶・灯環
【月環】
アドリブ◎

アイツら自分の可愛さ理解して悪さしてるんじゃないですかねぇ
まあ分からなくもないですが…
向こうにいるヤツなんてドヤ顔晒してますよ

これまた可愛らしいゴンドラですねぇ
え、バブル出るんです?マジ?(わくわく
いっちょ乗り込んで悪さするヤツらにお灸を据えることにしますか
高性能ゴンドラ楽しみですねぇ
追いかけっこを楽しむってことで士気を上げてください
…ま、あんま心配はしてないが(ぼそり

ははっほら思った通り!
アンタは根からの戦好き、戦いとなれば手抜きなどできないでしょ
と、アイツらも素早い…両サイドから来てるぞ!

シャボン玉を当て怯んだ隙を逃さずに
刀は僅かながらの良心咎めたので蹴撃で倒す(容赦ない



 赴いた美しい水の都、水神祭都アクエリオの風景を見つめながら、ふと。
「ねぇ、灯環さん?」
 月守・ユア(月影ノ彼岸花・f19326)は共にやって来た叶・灯環(あまつかぜ・f38935)へとこう紡ぐ。
「世の中には敵といえども、とてつもなく可愛い生物っているよね」
『ウパッ』
『きゅーんっ』
 ゴンドラから次々とぴょこんと飛び出すキュートな敵――ウーパーイーターをガン見しつつ。
 だが、可愛いと近づいたら最後、おやつを強奪したり人を齧ったり、可愛いけれど紛れもない賊で。
 それに、ウーパーをキラキラ見つめるユアの隣で敵の姿を確認しながらも紡ぐ。
「アイツら自分の可愛さ理解して悪さしてるんじゃないですかねぇ。まあ分からなくもないですが……」
 確かにキュートで、可愛いもの好きな人ならきゅんとはするかもしれないけれど。
『ウパァッ』
「向こうにいるヤツなんてドヤ顔晒してますよ」
 灯環は、可愛いは可愛いでも、あざと可愛いウーパーを指すけれど。
 とにかくまずは、運河をゴンドラで移動しているウーパーたちに追いつかなければならない。
 ユアは、ウーパーの可愛さにも目が離せないけれど。
「同時にあのバブルが出るペンギンゴンドラが楽しそう」
「これまた可愛らしいゴンドラですねぇ。え、バブル出るんです? マジ?」
 ただ見目可愛いだけではなくペンギンゴンドラと聞けば、灯環はわくわく。
 そう――これは、水神アクエリオ様の加護がある、バブルマシン付きハイテクゴンドラ!
 そしてふたり、ペンギンゴンドラへと乗り込んで。
「いっちょ乗り込んで悪さするヤツらにお灸を据えることにしますか」
 灯環がそう口にすれば、ユアも何とかきゅんきゅんした気持ちを立て直さんとするけれど。
「もうゲーム感覚で遊ぶっていう感覚でぶち抜いていくしかない?」
 ……つまり何が言いたいかってあの子達可愛くてつらい! と首をふるふる。
 そう……ユアは戦闘狂でもあり、でも実は可愛い物好きであった。
 けれど、色々本人は今、可愛いとお仕事の狭間で葛藤しているかもしれないけれど。
「高性能ゴンドラ楽しみですねぇ。追いかけっこを楽しむってことで士気を上げてください」
 灯環はそう彼女へと声を掛けつつ、紫苑の瞳でちらり。
 それから、ぼそりと呟く……ま、あんま心配はしてないが、と。
 そして葛藤を抱えたまま、キュートなペンギンゴンドラに灯環と共に乗り込んだユアであるが。
『ウパアッ!!』
「うっ、可愛い……、!!」
 飛び掛かって来たウーパー目掛け、しゃぼん玉をぶわわっとお見舞いすれば。
「……なにこれ楽しい!」
 輝く瞳で、即くるりと返された掌。
 それから、眼前の敵の群れを見遣った瞳をスッと細める――敵は敵である事に変わりない、と。
 そう、スイッチ入ればやはり戦好き!
 そんな速攻の掌返しに、灯環は笑って。
「ははっほら思った通り! アンタは根からの戦好き、戦いとなれば手抜きなどできないでしょ」
 共に敵を殲滅するべく、爆速を誇るペンギンゴンドラを操り、しゃぼん玉を沢山飛ばして。
「と、アイツらも素早い……両サイドから来てるぞ!」
 灯環はすかさず、バブルマシンのスイッチを楽し気にぽちっ!
『! ウパッ!?』
 シャボン玉を当て怯んだ隙を逃さずに、刀を……抜くのは、今日はちょっとやめておいて。
「一緒に踊ろうか」
 切り伏せるのは良心咎めたから、げしいっと蹴撃で容赦なくウーパーを蹴り倒す灯環。
 ユアも、きりりと気合を入れなおして。
「でも……遊んでばかりじゃなくて。ちゃんと葬ってあげないと」
 ――ここに咲くは、命を飾る月の花。
『う、うぱっ!?』
『ウパァァッ』
「来世は良い子に生まれ変わるんだよ?」
 しゃぼん玉飛ぶ空に、無数の月下美人の花びらを舞わせ、1体ずつ確実に敵を倒していくけれど。
 手は抜かないけれど、ちょっぴりだけ思うのだった――やっぱり可愛い! なんて。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

陽向・理玖
【月風】

腹?
腹減ってんのか…?
…確かに腹減るとイラっとするけど

可愛いってーか
凶暴ってーか
そうだな瑠碧の方がずっと可愛い
ん?
違ったか?

うおっ
ほんとだマジシャボン玉連射!
待って俺もやりたい
すごっ
アクエリオ様すごっ!
よしこれなら行けそうだな
UC起動し加速し接敵グラップル
拳で殴り
生えた翼を狙って部位破壊
大体空なら俺の方が早い
遅いぜ
しかしこのマジでゴンドラすげぇな
めっちゃ早…
おまかせでもめっちゃ避けれるし
いや頼もしいわ

光線はゴンドラのスピード操り緩急付けて
また舵取り蛇行し避ける
瑠碧酔わないよな?

大体海賊の癖に
見た目を武器にすんな
大人しく退治されとけ
纏めて引き付けて連続コンボ
廻し蹴りでなぎ払い
後追い追撃


泉宮・瑠碧
【月風】

ウーパーはお腹が空いてるのでしょうか…
何でも噛み付いてますし…

ウーパーは無垢な顔をしても駄目ですよ
同じ様な動物は沢山いますから
…ウーパーの可愛さと私のは、違う気がします
…でも
おやつにクッキーはあげますね
少しはお腹の足しになればいいのですが

では…
ぽちっとボタンを押してみます
はっ…理玖、本当にシャボン玉が出ますよ
水神の加護は凄いですね…

ウーパーと他のゴンドラの間に割り込んだり
他のゴンドラ乗り達も助けられるよう動きます
シャボン玉は基本的にオートで
杖を手に円環命域

隙が出来れば氷の槍を打ち出して攻撃や
向かって来るなら牽制でも撃ちます

良い子にしていたら皆様と仲良くなれたでしょうに…
おやすみなさい



 水神祭都アクエリオで暴れているという、ゴンドラに乗った賊。
 それは可愛い顔をして、近づいてくる人々からおやつを奪ったり、人をガジガジするというウーパーイーター。
 そんなキュートだけれど悪さする敵へと深い青の瞳を向けた泉宮・瑠碧(月白・f04280)は、こてりと首を傾けながら紡ぐ。
「ウーパーはお腹が空いてるのでしょうか……何でも噛み付いてますし……」
「腹? 腹減ってんのか…?」
 陽向・理玖(夏疾風・f22773)は瑠碧の言葉に思わず瞳瞬かせるも。
「……確かに腹減るとイラっとするけど」
 改めてじっと見つめてみれば、確かに無節操に何でも齧っているから。
 何となくそれも納得できるような気も……?
 それから瑠碧は、小さく首をふるり。
「ウーパーは無垢な顔をしても駄目ですよ。同じ様な動物は沢山いますから」
「可愛いってーか、凶暴ってーか」
 ふと、理玖は隣の彼女へと視線を移して。
「そうだな瑠碧の方がずっと可愛い」
 大きくひとつ頷きながら言い切るけれど。
「……ウーパーの可愛さと私のは、違う気がします」
「ん? 違ったか?」
 すぐに違うと言われ、首を大きく傾けるも。
 瑠碧が刹那取り出したのは。
「……でも、おやつにクッキーはあげますね」
 ……少しはお腹の足しになればいいのですが、なんて紡いだその時。
 おやつのクッキーを強奪にやって来たのはそう、ウーパー海賊。
 でも、ぴょこんっと飛び掛かってくる子目掛けて。
「では……ぽちっとボタンを押してみます」
 瑠碧は乗り込んでいるペンギンゴンドラに備わったバブルマシンのスイッチをぽちっ。
 瞬間、ぶわわわっとしゃぼん玉が沢山出てきて。
『ウパァァ!?』
「はっ……理玖、本当にシャボン玉が出ますよ」
「うおっ、ほんとだマジシャボン玉連射! 待って俺もやりたい」
 理玖もまた別のウーパー目掛けて、ぽちり。
「すごっ、アクエリオ様すごっ!」
「水神の加護は凄いですね……」
「よしこれなら行けそうだな」 
 ウーパーの翼を生やそうとしているがしゃぼん玉で動きが鈍っている敵目掛けて。
 ――フォームチェンジ! ライジングドラグーン!!
 七色に輝く眩い龍のオーラを纏い、齧ろうとする敵をぶん殴って。
「大体空なら俺の方が早い、遅いぜ」
 生えた翼を狙って部位破壊を試みる。
 そして改めてウパー達と交戦しながらも。
 理玖はまじまじとペンギンゴンドラを見遣って呟く。
「しかしこのマジでゴンドラすげぇな。めっちゃ早……」
 爆速だし、おまかせでもめっちゃ避けれるし……いや頼もしいわ、と頷けば。
 ウーパーと他のゴンドラの間にすかさず割り込んだり、他のゴンドラ乗り達も助けられるよう立ち回ることにして。
 ――今も、過去も、等しく安らぎを……命の祝福よ、どうか此処へ。
 瑠碧は杖を手に、展開する。
 核のみを浄化し傷付けずに寄り添う光の粒達をウーパー達へ見舞って。
『うぱっ!』 
 魅了光線を放ってくる敵の攻撃は、ペンギンゴンドラのスピードを操り緩急付けたり、蛇行したりして翻弄し避けて。
「瑠碧酔わないよな?」
 そうふと訊いてみるが、大丈夫そう。
 だって隙が出来れば、氷の槍を打ち出して攻撃したり。向かって来るウーパーに牽制などを撃っている姿を見れば。
 それから理玖は、改めてウーパーイーター達に目を向けて。
「大体海賊の癖に、見た目を武器にすんな。大人しく退治されとけ」
 纏めて引き付けて叩きこむのは、連続コンボ!
 廻し蹴りでなぎ払い、さらにぐっと後を追って追撃を繰り出して。
『ウパァ~』
「良い子にしていたら皆様と仲良くなれたでしょうに……」
 瑠碧もそう、しゃぼん玉が舞うアクエリオの空の下――ウーパーイーター達へと瑠碧は紡ぐ。
 ……おやすみなさい、って。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

宵鍔・千鶴
【千宵桜】

蒼く綺麗な運河の景色に
うぱ……
可愛い、可愛いけど
おやつを盗られるのは死活問題なわけで
海賊は放っておけないからね
なるべくつぶらな目を見ないようにしよう
俺ペンギンゴンドラ操縦してみて良い?
足元、気を付けて。って手を差し延べて

うわっ、早速船齧ってる……!
ノエルもゴンドラにしがみ付く
ウーパーの頭をてしてし叩いて参戦
千織、バブルのボタン押してみて
シャボン玉が噴射されたら操縦はオートで
二人で一気に片付けてしまおう

月華の餞、舞う花弁と昇る泡々が
華やかに運河を彩って
アクエリオ、綺麗な場所だね
思わず見惚れてシャボン玉へ手伸ばし
ゴンドラがゆらゆら
……っふ、はは、ゴメン、燥いじゃった
うん、もう少し遊びたい


橙樹・千織
【千宵桜】

とても素敵な景色ですねぇ
…うぱ?
なるほど、確かに可愛らしいですが
齧られてはたまりません
ええ、ええ。おやつもね
速やかに海底へ還しに行きましょうか
千鶴さんが運転を?勿論
あら、ありがとうございますねぇ

まあ!歯がすごく丈夫なのね
一緒になって颯はべしべし、盈は突いて援護
ボタン…ああ、これですね
ぽちりと押し、噴射されるシャボン玉に少しソワっ
魔法で風を操りシャボンで敵を囲ったなら
花弁と共に散らしてしまいましょう

ええ、とっても綺麗な場所
もし機会があるのなら
次は観光で来たいものですねぇ
猫がじゃれるように手を伸ばす貴方に
クスクスと笑えばゴンドラがゆらり
はわっ!?
ふふふ、少しだけ寄り道して帰りましょうか



 巨大なアクエリオの水瓶から溢れ出る水が、都市に張り巡らされた運河に満ちて。
 上がる水飛沫はキラキラ煌めきを纏い、様々なゴンドラが行き交う水の都。
 そんな水神祭都アクエリオの風景を見回しながら、尻尾を揺らしてふわほわ。
「とても素敵な景色ですねぇ」
 そう紡ぐ橙樹・千織(藍櫻を舞唄う面影草・f02428)の言葉に頷いて。
 宵鍔・千鶴(赫雨徨花・f00683)も、蒼く綺麗な運河の景色に目をやった……その時。
『ウパァッ!』
「うぱ……」
「……うぱ?」
 ぱちりふたり瞬かせた瞳を、聞こえた声のする方へと向けてみれば。
「可愛い、可愛いけど」
「なるほど、確かに可愛らしいですが。齧られてはたまりません」
 うぱうぱ鳴きながら、何でも節操なくガジガジ牙を立てているゴンドラに乗った賊――ウーパーイーター達を発見!
 確かに可愛い、でも千鶴はふるふると首を振って紡ぐ。
「おやつを盗られるのは死活問題なわけで」
 おやつを奪うなど言語道断です!
 そして、海賊は放っておけないからね、と気持ちをきりり引き締めて。
「ええ、ええ。おやつもね」
 千織はそう笑みと共に頷いて返してから。
 ふと敵へと向けた瞳を細め、続ける。
 ……速やかに海底へ還しに行きましょうか、と。
 とはいえ、可愛い姿を近くで見ちゃったら、きゅんとしちゃうかもしれないから。
 ……なるべくつぶらな目を見ないようにしよう。
 そう千鶴は心に決めてから。
「俺ペンギンゴンドラ操縦してみて良い?」
「千鶴さんが運転を? 勿論」
 これから乗り込むキュートな見目のペンギンゴンドラへと視線を移して。
 早速乗り込む際、千織へと手を差し延べて導く。
「足元、気を付けて」
「あら、ありがとうございますねぇ」
 運河を駆ける脚となる、ペンギンゴンドラへ。
 そして出発! と水神の加護を受けた爆速で駆けて、敵が乗っているゴンドラへ追いついた……ものの。
『ウパァ!』
「うわっ、早速船齧ってる……!」
「まあ! 歯がすごく丈夫なのね」
 乱暴にガジガジしてくるウーパーのせいで揺れるゴンドラにノエルもひしっとしがみついて。
 隙あらば、ウーパーの頭をてしてし叩いて参戦!
 颯も一緒になってべしべし、盈はツンツン突いて援護して。
 それでもしつこく齧りついてくるウーパーを見遣った後、本日の船長はこう声を掛ける。
「千織、バブルのボタン押してみて」
「ボタン……ああ、これですね」
 そして――ぽちっ!
 言われた通り、ボタンを押せば――ぷわぷわぷわー。
 噴射されるシャボン玉にお耳がぴこり、少しソワっとしてしまう千織。
 それから、魔法で風を操りシャボンで敵を囲ったなら。
『うぱっ!?』
 空に舞うしゃぼん玉は七色を纏い、美しいのだけれど……ウーパーはしゃぼんが苦手だから、ジタバタ嫌がって。
 千鶴はすかさずシャボン玉が噴射されたら操縦はオートに変えて。
「二人で一気に片付けてしまおう」
『ウパァァァ!』
 ――幾度でも咲かせ、葬送ろう、己が身落つる涙が枯れ果てようとも。
 ――はらりと舞うは、櫻花と面影。共に散らさん、汝が魂。
 刹那、舞う花弁とふわり飛ぶしゃぼん玉が華やかに運河を彩れば。
 けれどすぐに弾け、七色を散らして。
『ウ、ウパアァッ!』
 バブル攻撃で動けなくなってしまった、おやつを奪われる隙さえも与えず賊を次々と成敗していって。 
 ひととおり周囲のウーパーを退治すれば。
「アクエリオ、綺麗な場所だね」
「ええ、とっても綺麗な場所。もし機会があるのなら、次は観光で来たいものですねぇ」
 そんなことを放していれば……目の前を、ふわり。
 千鶴は思わず見惚れて、シャボン玉へと手伸ばしてみる。
 千織はそんな猫がじゃれるような彼に、クスクスと笑えば――ゴンドラがゆらり、ゆらゆら。
「はわっ!?」
「……っふ、はは、ゴメン、燥いじゃった」
 急に大きく揺れて、ちょっぴり驚いたけれど。
「ふふふ、少しだけ寄り道して帰りましょうか」
「うん、もう少し遊びたい」
 再び気紛れで飛ばした沢山のしゃぼん玉を置いて。
 風を切りながら、ペンギンゴンドラはまだあと少しだけ、運河を駆けていく。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ハクト・アシュレイ
ルッツおとうさん(f40630)と
呼び方はおとうさん
今も昔も憧れの義父

アクエリオ様によく似たゴンドラ…
これは確かに欲しい、と頷いて

操縦はおとうさんにお任せ
おとうさんの運転なら安心
シャボン玉はお任せください
楽しそうで正直ちょっとわくわくしてます

想像以上のスピードに驚きつつも
シャボン玉のボタンを押して、連射連射
わぁ、思ってた通り、楽しい
それに、本当に綺麗ですね…!

って、見とれてる場合じゃないよね
ウーパーイーター達を倒さなくちゃ
可愛い見た目に若干躊躇しちゃうけど

いくよ、デモン!

翼を生やすけど飛びはしないで
ウーパー達を狙って光線を放つ
光線とシャボン玉で何かのショーみたいだなぁ
…なんて考えは不謹慎かな?


ルッツ・ハーミット
ハクト(f39086)と
昔から息子と呼び溺愛
今は頼もしい仲間


ゴンドラは何度も乗ったけど
ペンギン型は初めてだなぁ
アクエリオ様似で可愛い…欲しい
って違う、敵を追わないと

よし、操縦は任せて、と乗り込み
シャボン玉は頼んだよ、ハクト
わくわくしている様子にクスリ

うわっ、本当に速い!
スピードに吃驚
はは、シャボン玉綺麗だね

派手に進みつつ
敵はどこだろう
ゴンドラ乗りさん達にも聞きながら探そうか

居た
って本当に可愛いな?
くっ、でも悪さをするなら倒さないと…!(悲痛)
ゴンドラで追いかけシャボン玉でウパッた隙に
お願い、とファルコンを呼んで攻撃

ショー宛らな光景は
いい見送りにはなる、かな?
今度は善いウーパーに生まれ変わってね



 水神祭都アクエリオを巡る運河をゆくゴンドラは、確かに大小さまざまで。
 用途やゴンドラ乗りの好みでその見目も同じというわけではないものの。
 ルッツ・ハーミット(朱燈・f40630)は、運河に停泊している一艇を見つめ、紡ぐ。
「ゴンドラは何度も乗ったけど、ペンギン型は初めてだなぁ」
 そしてそれは、ペンギンはペンギンでも。
「アクエリオ様似で可愛い……欲しい」
「アクエリオ様によく似たゴンドラ……これは確かに欲しい」
 水神アクエリオに似た、キュートなゴンドラであった。
 ハクト・アシュレイ(灰色兎・f39086)もそのペンギンゴンドラを見つめ、義父の言葉に頷いて。
 見た目だけでなく、アクエリオ様の加護を受けているというペンギンゴンドラに。
「よし、操縦は任せて」
 いざふたりで、乗り込みます!
 そしてルッツへと操縦を任せれば、ハクトはバブルマシンの前に確り位置取って。
「シャボン玉は頼んだよ、ハクト」
 そう息子へと目を向ければ、思わずクスリ。
「シャボン玉はお任せください」
 楽しそうだと正直ちょっぴりわくわくしているその姿に。
 そんな様子に和みつつも、ルッツはゴンドラを操縦し運河へと漕ぎ出してみれば。
 次の瞬間、吃驚してしまう。
「うわっ、本当に速い!」
 想像以上のスピードに……!
 ハクトも瞳をぱちりと見開いてそのスピードに驚きつつも。
 ――ぽちっ、ぽちぽちっ。
 シャボン玉のボタンを押して、連射連射!
 ぶわわわぁっとしゃぼん玉が勢いよく空へ解き放たれて。
「わぁ、思ってた通り、楽しい。それに、本当に綺麗ですね……!」
 そんな無邪気な様子に、ルッツは笑って。
「はは、シャボン玉綺麗だね」
「って、見とれてる場合じゃないよね。ウーパーイーター達を倒さなくちゃ」
「敵はどこだろう」
 しゃぼん玉の道を後ろに作りつつ、ルッツの操縦するペンギンゴンドラは派手に進みながら。
 ゴンドラ乗りさん達にも聞きながら、ウーパーイーターを探して見れば――。
『きゅーっ』
『ウッパァッ』
「居た。って本当に可愛いな?」
 そう思わず、じいとウーパーを見つめてしまうルッツだけれど。
 でも、相手は人々のおやつを強奪したり、人をおやつにするような悪党。
「くっ、でも悪さをするなら倒さないと……!」
 それはよーくわかっているが、悲痛さを醸しながらも、やるべきことはやります……!
 いや、ハクトもやっぱり、ウーパーの可愛い見た目に若干躊躇しちゃうけれど。
 義父が颯爽とペンギンゴンドラを流石乗りこなし操っているから、ハクトも狙い澄ましてぽちっ!
『うっぱ!?』
『ウパッ』
 もろに見舞われたしゃぼん玉にじたばたする、敵の群れを追い掛けて。
 シャボン玉で敵がウパッた隙に。
 ――お願い。
 ――いくよ、デモン!
 ファルコンを呼んで攻撃するルッツに、ハクトは大きく首を傾けてみせる。
 翼を生やすけど飛びはせず、ウーパー達を狙って光線を放てば。
「光線とシャボン玉で何かのショーみたいだなぁ……なんて考えは不謹慎かな?」
「ショー宛らな光景は、いい見送りにはなる、かな?」
『うぱっ!?』
 こてんと倒れ方まで可愛らしいウーパーへとルッツは紡いで送る。
 ……今度は善いウーパーに生まれ変わってね、なんて。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

エリシャ・パルティエル
ユディト(f05453)と

可愛い姿をしてたって悪さする子は許さないわよ
この街の人たちに安心してもらうためにも
ウーパーイーターは懲らしめちゃうんだから

水神祭都アクエリオ…初めて来たけど素敵なところね
ふふ、実はゴンドラに乗るのも楽しみだったの
見てよユディト、この可愛いゴンドラ!!
こーんな可愛い神様ならみんな慕っちゃうわよね

まあ、まるで遊園地のアトラクションみたいね
さあ、出てらっしゃい悪い子たち!
ノリノリでボタンを押してシャボン玉発射!
わ、綺麗ね…これが水神様のご加護…
さあこの隙に攻撃していくわよ

逃げる敵を追いかけて
ゴンドラも楽しみつつしっかりお仕事するわね

ええ、この美しい景色と人々を守るためにね


ユディト・イェシュア
エリシャさん(f03249)と

可愛い顔をした水都を暴れ回るゴンドラ海賊ですか
今年の水着コンテストは海賊モチーフでしたが
そういう海賊は許せませんね

ええ、俺も初めて来ました
あの大きな水瓶が特徴的な素敵なところですね

エリシャさん大喜びですね…
でも実は俺もゴンドラは楽しみでした

オート機能もあるなんて
さすが水神様の加護を受けたゴンドラ
速度も出ますが快適ですね
確かに遊園地にもありそうです

美しい光景に目を細めて
このシャボン玉は確かに街の人々も元気づけてくれそうですね

可愛い見た目には騙されませんよ
弱ったところを遠慮なく攻撃していきます

この美しい水の都で人々が安全に暮らせるように
あなたたちの蛮行は許しません



 美しい都を荒らすのは、可愛いけれど困った暴れん坊。
「可愛い姿をしてたって悪さする子は許さないわよ」
 そう気合十分に、エリシャ・パルティエル(暁の星・f03249)は紡いで。
「この街の人たちに安心してもらうためにも、ウーパーイーターは懲らしめちゃうんだから」
「可愛い顔をした水都を暴れ回るゴンドラ海賊ですか。今年の水着コンテストは海賊モチーフでしたが、そういう海賊は許せませんね」
 この夏、海賊のように扮したユディト・イェシュア(暁天の月・f05453)であるが、尚のこと許しておくわけにはいかないし。
「水神祭都アクエリオ……初めて来たけど素敵なところね」
「ええ、俺も初めて来ました。あの大きな水瓶が特徴的な素敵なところですね」
 初めて訪れたこの都市国家は、とても美しいって思ったし。
 それに……何よりも。
「ふふ、実はゴンドラに乗るのも楽しみだったの」
 エリシャはわくわく瞳を輝かせながら、運河に停泊している一艇のゴンドラへと目を向けて続ける。
「見てよユディト、この可愛いゴンドラ!! こーんな可愛い神様ならみんな慕っちゃうわよね」
「エリシャさん大喜びですね……」
 声も心も足取りも弾んでいるその姿を見て、ユディトはそう口にするも。
 実は彼だって同じ、実はゴンドラは楽しみで。
 早速ふたりでわくわく乗り込んでみれば、張り切ってペンギンさんでいざ出発!
「オート機能もあるなんて、さすが水神様の加護を受けたゴンドラ。速度も出ますが快適ですね」
「まあ、まるで遊園地のアトラクションみたいね」
 ペンギンゴンドラは水神の加護を受けているだけあって、便利機能搭載、速度もそして可愛さもぴか一!
 エリシャは遊園地のアトラクションのようなペンギンゴンドラで運河をゆきながら。
「さあ、出てらっしゃい悪い子たち!」
 ウーパーイーターが乗ったゴンドラを見つければ、すかさず追いついて隣につけて。
『ウパッ!?』
 狙いを定めて、ノリノリでボタンをぽちっ――しゃぼん玉、発射!!
「わ、綺麗ね……これが水神様のご加護……」
「このシャボン玉は確かに街の人々も元気づけてくれそうですね」
 ユディトも美しい光景に目を細めるも。
 苦手なしゃぼん玉をもろに浴びて、敵があわあわになっている今こそ絶好の機会。
「さあこの隙に攻撃していくわよ」
「可愛い見た目には騙されませんよ」
 ――慈悲深き神よ。悪しきものには制裁を、善なるものには安らぎを与えたまえ。
 ――神よ、暁光の柱を、今ここに顕現させたまえ。
 弱ったところを遠慮なく同時に、ウーパーイーターの群れへと撃ち放ち、攻撃していくふたり。
 そして、うぱーっと逃げる敵も深追いしない程度に追いかけて。
 しっかりと猟兵としての仕事を完遂させます。ペンギンゴンドラも楽しみながら!
 それに何より、ふたりは思うから。
「あなたたちの蛮行は許しません」
「ええ、この美しい景色と人々を守るためにね」
 ……この美しい水の都で人々が安全に暮らせるように、って。
 七色に煌めくしゃぼん玉をたくさんアクエリオの天に飛ばしながら。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

テオ・ハンズブレイク
【ノア(f39411)と】

父さんも可愛いやつで痛い目みたことあるのかも
まあ、見た目を武器にするのは有りだと思うけどね
俺はツルツル系よりもふもふ系の可愛いのがいいかな

OK!任せて
ゴンドラの操縦なんて初めてだからワクワクするね
結構スピード出るから、ノア、振り落とされないようにね
走りでは感じられない疾走感に瞳を輝かせている片割れに微笑む

ノア!シャボン玉飛ばすよー!
バブルマシーンで援護
俺はノア程、空を舞うことは出来ないけど
その分、足止めとかは得意
操縦しつつ、ノアを狙おうとするウーパーに
棘を放ち拘束する
あんまり暴れると、棘の侵食が速くなって動けなくなっちゃうよ?
折角のノアと俺の楽しい時間を邪魔しないでね


ノア・ハンズブレイク
【テオ(f39410)と】
可愛いのに凶暴って恐ろしいよな
人って見た目に騙されるから注意しろって親父が言ってた

テオ、操縦してくれる?
ゴンドラに2人で乗り込んで片割れに頼む
しっかり捕まるけど、うぉ、スピードすげえな…!
普段自分で走るよりも早いスピードに鼓動が高鳴る
いつか自力でこのスピード出したいな

神経を集中させて身体のバランスを取る
身軽な体が武器だ
空中戦でくるくると舞い、蹴りを叩き込む!
時空を止めて、ウーパーの攻撃の合間を縫うように蹴りにパンチ
回避もしやす…
うおっ、俺を食べようとする!?そろそろ凝りろよ!

!!
ナイステオ!
俺が困ってたらいつだって手を差し伸べてくれる
眩しいけど一番安心できる片割れ



 運河を吹き抜ける風が、さわりと揺らすのは、父譲りの髪の色。
 ノア・ハンズブレイク(幼い柊・f39411)は事前に聞いた予知を思い返しながら。
「可愛いのに凶暴って恐ろしいよな。人って見た目に騙されるから注意しろって親父が言ってた」
「父さんも可愛いやつで痛い目みたことあるのかも」
 そう紡げば、聞いたテオ・ハンズブレイク(慈雨・f39410)も小さく首を傾けつつ続ける。
「まあ、見た目を武器にするのは有りだと思うけどね。俺はツルツル系よりもふもふ系の可愛いのがいいかな」
 可愛いツルツルより、可愛いもふもふがより好みだと。
 確かに、狂暴なもふもふの方がもふもふな分、性質が悪いかも……しれない?
 それから、運河に停泊しているペンギンゴンドラへとふたりで乗り込んで。
「テオ、操縦してくれる?」
 ノアがそう片割れに頼めば、OK! 任せて、って。
 こころよい返事が返って来たのは、当然のこと。
「ゴンドラの操縦なんて初めてだからワクワクするね」
 だって、つい心躍ってしまうように楽しみだから。
 そして操縦するべくスタンバイすれば。
「結構スピード出るから、ノア、振り落とされないようにね」
 そうひとこと告げた後、ドキドキといざ漕ぎ出せば――。
「しっかり捕まるけど、うぉ、スピードすげえな……!」
 ノアは振り落とされないよう、ペンギンゴンドラにひしっと掴まりつつも。
 いつもと違う速度で吹き抜ける風に、鼓動が高鳴る。
 普段自分で走るよりも早くて……そして、未知の風を感じながら、思うから。
 ――いつか自力でこのスピード出したいな、って。
 そんな、走りでは感じられない疾走感に瞳をキラキラ、気持ちも昂っている片割れにテオは微笑んで。
『ウッパァ!』
 運河を颯爽と駆けていれば――おやつを奪い、人々をガジガジ襲う、ウーパーイーターたちを発見!
 ノアはそれを見れば、神経を集中させて身体のバランスを取って。
 己の得物を振るうべく、大きく地を蹴る。
 そう――ノアにとっては、身軽な体が武器だ。
 空中戦でくるくると舞い、ピンクのオーラを放とうとするウーパーにそうはさせないと。
『ウパァァッ』
 容赦なく叩きこむのは、強烈な蹴り!
 時空を止めて、ゴンドラからぴょこんっと飛びかってくるウーパーの攻撃の合間をひらりと縫って。
 隙を見つければ、蹴りにパンチをお見舞いしてやって。
『きゅーん!』
 大きく跳躍するようなウーパーの動きは回避もしやす……。
「うおっ、俺を食べようとする!? そろそろ凝りろよ!」
 本能のままに突撃してきて鋭利な牙を剥かれ、ノアは瞳を大きく見開くも。
 刹那、片割れの声が聞こえれば、視界一杯に広がるのは、虹のいろ。
「ノア! シャボン玉飛ばすよー!」
「!! ナイステオ!」
 そう……いつだって、そうだから。
(「俺が困ってたら手を差し伸べてくれる」)
 バブルマシーンで絶妙に援護してくれるテオはやっぱり、眩しいけれど一番安心できる片割れ。
 そしてテオも、見上げる空を舞うその姿にいつだって焦がれている。
(「俺はノア程、空を舞うことは出来ないけど」)
 でも空を舞うのはノアがしてくれるから。
 ……その分、足止めとかは得意、と。
 巧みにペンギンゴンドラを操縦しつつ、ノアを狙おうとするウーパーにしゃぼん玉を見舞い、棘を放ち拘束する。
『ウパアッ!!』
「あんまり暴れると、棘の侵食が速くなって動けなくなっちゃうよ?」
 そして、しゃぼん玉と棘の拘束で往生際悪くじたばたする敵に、テオはこう続ける。
 ……折角のノアと俺の楽しい時間を邪魔しないでね、って。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

朱赫七・カムイ
⛩神櫻

……サヨ
泳げるようになったのではなかったか?
こんなに震えて……噫、いつもの武者震いか
ならよかった

何時ものように背にしがみついてくる巫女は実に愛らしい
離さぬとも!
巫女は櫻仙龍となってなお、可愛いなぁ
このごんどらも、同志の相棒によく似て可愛く気合いもはいる
ホムラ、すりすりは程々にしなさい

あれが、うーぱーか!
どうやらやんちゃがすぎる様だ
ぺんぎんごんどらを自在に操り追跡(自動だが操ってる風をみせる。なぜなら、サヨにいいとこを見せたいからだ!)し神罰と共に落とす厄災

禍殃ノ淘汰

そしてサヨのシャボン玉攻撃!
いい支援だ、サヨ
このままいこう!
この地の厄災を祓うのだ

何より水面を高速で走る──なんと楽しいのだ


誘名・櫻宵
🌸神櫻

ひゅ、ひゅう!
水の上……こんな、勢いよくッゥ!!
なっ、そうよ!泳げるわ!これは……武者震いよ!!
いいつつ、ペンギンから振り落とされないようにカムイの背にしがみつく
ぜっったい、私を離すんじゃないわよ!

ペンギンのゴンドラ…水神の加護とは頼もしいわ
あのウーパー達は悪い子のようだけど
私の神様ったら操縦が随分と上手
流石ね!
この調子、カムイ、逃がすんじゃないわよ!
油断させるように、私はしゃぼん玉を担当するわ!

共に放つは喰華──綺麗な桜と咲きなさい
水面に咲き誇る桜の美しいこと
アクエリオの皆の目を心を楽しませ鼓舞を

ひぇ、速すぎるわよっ
まさに神風ってやつかしら
このまま──そうね
美しき都に祝を咲かせましょ



 運河を走るその速度は、どのゴンドラよりも速くて。
 ぐんぐん周囲の景色も見えないほど流れ、吹き抜ける風も爽快……な、はずなのだけれど。
「ひゅ、ひゅう! 水の上……こんな、勢いよくッゥ!!」
 どうしてだか、めちゃめちゃぷるぷるしているのは、誘名・櫻宵(咲樂咲麗・f02768)。
 いや、だって櫻宵自身が言っていたはず。
「……サヨ。泳げるようになったのではなかったか?」
 朱赫七・カムイ(禍福ノ禍津・f30062)は隣でぴるぴる震えている姿に、こてりと首を傾けるけれど。
「なっ、そうよ! 泳げるわ! これは……武者震いよ!!」
「こんなに震えて……噫、いつもの武者震いか」
 いつもの武者震いです!
 それを聞いて、ならよかった、と笑んでから。
 爆走するペンギンから振り落とされないように自分の背にひしっとしがみつく櫻宵を見つめてにこにこ。
 ……何時ものように背にしがみついてくる巫女は実に愛らしい、なんて。
 だから、いつもの武者震いをしつつも身を預けてくれる様にほっこりしながら。
「ぜっったい、私を離すんじゃないわよ!」
「離さぬとも!」
 ……巫女は櫻仙龍となってなお、可愛いなぁ、なんて。
 確りとその腕に己の巫女を抱きながら。
「このごんどらも、同志の相棒によく似て可愛く気合いもはいる」
「ペンギンのゴンドラ……水神の加護とは頼もしいわ」
 相変わらずしがみついている巫女の言う通り、水神の加護を受けたペンギンゴンドラは高性能で。
 何より、水神を模ったらしいペンギンさんは同志の相棒にもよく似ていて、親近感を覚える。
「ホムラ、すりすりは程々にしなさい」
 そしてすりすりしまくっているホムラにそう声をかけつつも。
 カムイは刹那、その朱砂の彩宿す桜の龍瞳に捉える。
「あれが、うーぱーか! どうやらやんちゃがすぎる様だ」
 カムイはぐっと、見つけた敵のゴンドラに並ぶべく、舵を切って。
「あのウーパー達は悪い子のようだけど、私の神様ったら操縦が随分と上手」
 颯爽と風を切り、自在にゴンドラを操って追跡するその姿に、櫻宵は声を上げる――流石ね! って。
 いや、実は自動運転なのだけれど、操縦している風をみせるカムイ。
 なぜなら、そう!
(「なぜなら、サヨにいいとこを見せたいからだ!」)
 それから、操縦では自動だけれどいいところをみせられたようだから。
「この調子、カムイ、逃がすんじゃないわよ! 油断させるように、私はしゃぼん玉を担当するわ!」
 その言葉に頷き、カムイが抜き放つは、神刀『喰桜』。
 ――君が行く 道の長手を 繰り畳ね 焼き滅ぼさむ天の火もがも。
 そして水の都で披露し咲かせるは『禍殃ノ淘汰』の衝撃。
『ウパアッ!?』
『ウパッ!』
 堪らずこてんと数体可愛く倒れるウーパーであるが、新たにゴンドラから別のウーパーイーターが飛び出してきて。
 額を超硬化させて襲い掛かってくるけれど。
 瞬間、ぶわわわっと放たれるのは、櫻宵が発射したしゃぼん玉!
「いい支援だ、サヨ。このままいこう!」
 ……この地の厄災を祓うのだ、と。
 そう紡ぐカムイに笑み返しながら、しゃぼん玉飛ぶ美しき風景に櫻宵も咲かせる。
 ……想愛絢爛に戀ひ綴る――私の桜にお成りなさい。
 共に放つは喰華──綺麗な桜と咲きなさい。
 意思蕩かす蠱惑の龍眼向ければ、悪戯が過ぎる子は桜獄へご招待。
 そして、うぱーっと鳴く周辺の敵を全て滅しながらも。
「水面に咲き誇る桜の美しいこと」
 アクエリオの皆の目を心を楽しませ鼓舞を。
 ……けれど、やはり。
「ひぇ、速すぎるわよっ。まさに神風ってやつかしら」
 ペンギンゴンドラのスピードに、ぴるぴる。武者震いですけれど!
 そんな自分から離れない巫女に笑みながら、カムイは瞳を細める。
「何より水面を高速で走る──なんと楽しいのだ」
 いや、櫻宵にとっては楽しいなんて思う余裕はちょっとないのだけれど。
 カムイにくっついたまま、頷いて返す。
「このまま──そうね」
 ……美しき都に祝を咲かせましょ、って。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

フィロメラ・アーティア
外の世界について聞いたお話、
さらに此の都市国家では
ゴンドラという乗り物があるそうで
フィロメラは水に溢れた都というのも
初めて足を運びます楽しみですね

水中を翔ける黒と白の姿…
フィロメラはペンギンは好きです
アクエリオ様…は少々違うようなのですが
大体あっていれば
おーるおっけー というものですね
海賊を追いかけましょう

合間に ぽちっとボタンを押せば
きらきら ふわふわ
シャボン玉が出てきました
運河に舞う光景は美しくもあり
フィロメラからも鈴蘭の嵐を呼び出せば
今日かぎりな色とりどりの
景色となることでしょう

海賊は悪いことではありますが
機会を頂けたことには こそりと感謝を
追いかけっこはおしまいですね



 外の世界について、さらに此の都市国家を行き来するゴンドラという乗り物のこと。
 それは、お話では聞いていて、知識としてしっていたフィロメラ・アーティア(花盗人・f33351)だけれど。
 きょろりと視線巡らせれば、わくわく楽しみになる。
 勿論、水に溢れた都というのも初めて足を運ぶのだから。
 それから、運河に停泊している一艇のゴンドラを見つめるフィロメラ。
(「水中を翔ける黒と白の姿……」)
 そう、それはペンギン。ぽてっとした愛らしい姿は、フィロメラだって好きで。
「アクエリオ様…は少々違うようなのですが。大体あっていれば、おーるおっけーというものですね」
 こくりとひとつそう頷いた後、フィロメラはペンギンゴンドラへ乗り込む。
 ――海賊を追いかけましょう、って。
 そして運河に漕ぎ出せば、ぐんぐん速度が上がって。
 合間に、ぽちっとボタンを押せば――きらきら、ふわふわ。
(「シャボン玉が出てきました」)
 ぶわわっとアクエリオの空に舞う七色のきらめきを見上げてみてから。
『ウパァァ!』
 自分を見つけて、ぴょこんっと飛びだしてきたウーパーイーターへ向けて、フィロメラは解き放つ。
 運河にしゃぼん玉舞う光景は美しくもあり、それに鈴蘭の嵐の花びらを加えて。
 そしてその風景は、きっと――今日かぎりな色とりどりの景色。
『ウ、ウパア~』
 それから苦手なあわあわに塗れ、一鳴きするウーパーをフィロメラは見遣りつつも思う。
 海賊は悪いことではあるのだけれど。
 こそりと感謝をする、このような心躍る機会を貰えたことには。
 そしてじたばたしている悪戯っ子へとフィロメラは紡ぐ。
 ……追いかけっこはおしまいですね、って。

大成功 🔵​🔵​🔵​

クロービス・ノイシュタット
えぇい!
|水神アクエリオ《だんでぃペンギン》を擁しながら、
ウパウパうつつを抜かすとは…!
あ。俺んトコはもう、カワイイは間に合ってるんで(ノロケ
閑話休題
ペンギンゴンドラを借り――
えっ、何この超便利なゴンドラ
myゴンドラにも欲しいこの加護…!

操舵はオートに設定して…と
聞こえる騒ぎや、破壊の跡等から、敵の居る方を見定めて
姿を確認次第
先手必勝、バブルマシン!(ぽぽぽぽぽ
めっちゃ飛ばす
何なら群れのど真ん中目指して飛ばす
序にウインターコールも飛ばす
額で攻撃される前に
近付かれない様遠距離から
シャボン玉まで凍ったら…
ウーパーに当たれば痛そうだし、これはこれで綺麗だし
まぁいいか(ぽぽぽぽ

たーまやー
って、違うかぁ



 この水神祭都アクエリオで、それは断じて許容できないこと。
『ウッパァ!』
「えぇい! |水神アクエリオ《 だんでぃペンギン 》を擁しながら、ウパウパうつつを抜かすとは……!」
 クロービス・ノイシュタット(魔法剣士・f39096)は、ウパウパあざとかわいさを振りまくウーパーイーターに目を向けつつも。
「あ。俺んトコはもう、カワイイは間に合ってるんで」
 しっかりと、ノロケておくのは忘れません。
 と言う事で、そんなウパウパを追って殲滅するために。
 早速、水神アクエリオ様の加護を受けているのだという、ペンギンゴンドラを借り――。
「えっ、何この超便利なゴンドラ。myゴンドラにも欲しいこの加護……!」
 そう熱望しつつも、運河へと漕ぎ出して。
「操舵はオートに設定して……と」 
 使える機能は目一杯使います、勿論。
 そして聞こえる騒ぎや破壊の跡等から、敵の居る方を見定めて、そちらの方へ舵を取って見れば。
『ウパァ……ウパ!?』
「先手必勝、バブルマシン!」
 ――ぽぽぽぽぽ。
 早速、速攻でめちゃしゃぼん玉を飛ばします!
 何なら群れのど真ん中目指して飛ばすし。
 ついでにウインターコールもぽぽぽっと飛ばしておきます。ついで!?
 そして超硬化した額でごっつんされる前に、近付かれない様遠距離から冬の嵐を巻き起こせば。
 ――カチン。
 しゃぼん玉まで凍ってしまいました!?
 いや、でもクロービスはあくまで前向きに考える。
(「シャボン玉まで凍ったら……ウーパーに当たれば痛そうだし、これはこれで綺麗だし」)
 そして最後には。
「まぁいいか」
 ――ぽぽぽぽぽ。
 アクエリオの空にしゃぼん玉を飛ばしながら、口にする。
 ――たーまやー。
「って、違うかぁ」
 違う気はするけれど……何となくニュアンスは分かる気がします……!?

大成功 🔵​🔵​🔵​

青和・イチ
これがペンギンゴンドラ…え、すごい可愛い
何か、謎の既視感…?
とにかく、賊を片付けないとね
おやつ奪うとか…許せない

僕はゴンドラを操縦しつつ、くろ丸は先端に立って索敵・追跡
誘き寄せにドーナツ(おやつ)でも置いとこう
うわ、速度出るなあ…楽しい(爆走)

くろ丸が吠えたら合図
…来たね
気合いを入れ、操縦をオートに
…え、思った以上に可愛い…

(くろ丸(勇敢)がウーパーをはたく音で我に返り
…はっ、ときめいてる場合じゃない
行くよ(シャボン玉ボタンぽち

今回は、トドメはくろ丸に頼もう
僕がシャボン玉で怯ませる、その隙に斬っちゃって
飛翔と光線が来そうになったら、僕が素早く空中浮遊
残光の槍で仕留める
…おやつも人も、あげないよ



 やって来た、水神祭都アクエリオで。
 巨大なアクエリオの水瓶から注がれる恵みの水が満ちる、運河の上にぷかり。
 浮かぶそれに、青和・イチ(藍色夜灯・f05526)はじいと目を向けて。
「これがペンギンゴンドラ……え、すごい可愛い」
 それから、こてりと微か首を傾ける。
 ――何か、謎の既視感……? って。
 そしてもう一度見つめていれば、遠くから、うぱーって声が聞こえた気がしたから。
「とにかく、賊を片付けないとね」
 聞いた海賊の非道な所業に、ふるりと首を横に振る。
 ――おやつ奪うとか……許せない、って。
 そしてくろ丸とともに、わくわくペンギンゴンドラに乗り込んでから。
 イチはゴンドラを操縦しつつ、くろ丸は先端にしゃきんと立って索敵や追跡を担って。
「誘き寄せにドーナツでも置いとこう」
 それからドーナツも置いて、準備ができれば――いざ出発!
 ゆっくりと優雅に漕ぎ出した……のも、一瞬。
 めっちゃ運河を暴走するペンギンさん!?
「うわ、速度出るなあ……楽しい」
 そう何気にめちゃスピード感あるペンギンさんの爆走を楽しんでいれば。
 瞬間、わふわふっと吠えるくろ丸。
 そう――それが、合図
「……来たね」
 敵との遭遇にぐっと気合いを入れ、操縦をオートにしてから。
 倒すべきゴンドラ海賊を見れば。
『ウッパァ!』
「……え、思った以上に可愛い……」
 おもわぬウーパーイーターの可愛さに、ついちょっぴりきゅんとしてしまうイチだけれど。
 ――てしてしぃっ!
 くろ丸がめっちゃ勇敢にウーパーをべしべしはたく音で我に返って。
「……はっ、ときめいてる場合じゃない」
 ――行くよ。
 そうぽちっとボタンを押せば、ぶわわわっと繰り出されたのはシャボン玉!
『ウ、ウパァ~』
 そしてしゃぼん玉に弱いウーパーイーターが堪らず、その動きを止めたから。
「僕がシャボン玉で怯ませる、その隙に斬っちゃって」
 今回のトドメは、くろ丸に頼むことにして。
『ウパァ!』
 別個体からの飛翔と光線が来そうな気配を察知したイチが、素早く空中浮遊すれば。
 くろ丸の斬撃と同時に放った残光の槍で、ウーパーたちを仕留めるイチ。
 それから、倒れ方もこてりとあざとい様に、ちょっとだけやっぱり可愛いと密かに思いつつも。
 でもイチはくろ丸と一緒に、けしからん海賊たちを倒すべく運河を爆走する。
 ……おやつも人も、あげないよ、って。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ルシエラ・アクアリンド
さすがアクエリオ様、自然にも優しい設計のゴンドラなんだね。
直接逢えない分十分心で感謝して

なにやらピンクの可愛らしいモンスター
でもアクエリオ様の方が可愛いらしいでしょ。
人のおやつを奪う…まあ分からないでもない。エリクシルの事だから
人をおやつにする…× エリクシルだろうとなんだろうと

では
ゴンドラ操作はほぼ自動に任せ参りますかあ

ウーパーイーターを見つけ次第シャボン玉を浴びせ――おや、綺麗だなあ。時間があればゆっくり見たいなあ
さっさとUCで閉じ込めて。
シャボン玉に合わせて弓で矢弾の雨を降らしつつ
隙あらば空中移動で避けつつ頭上からも攻撃をする
オーラに備えてオーラ防御

うん、アクエリオ様のほうが可愛らしい



 見上げる視線の先は、この都に恵みの水を注ぎ続ける、アクエリオの水瓶。
「さすがアクエリオ様、自然にも優しい設計のゴンドラなんだね」
 そしてルシエラ・アクアリンド(蒼穹・f38959)は、そんな水神アクエリオに感謝する。
 直接逢えない分、十分心で。
 それから、何やら騒がしい運河の先へと視線を移して。
 聞いた話を思い返すけれど。
 今回の敵はゴンドラに乗った海賊で。
(「なにやらピンクの可愛らしいモンスター」)
 視線の先でぴょこぴょこ動いているピンク色。
 その見目は、見る人をきゅんとさせる愛らしさだとは聞いたが。
 ルシエラは即、こう紡ぐ。
「でもアクエリオ様の方が可愛いらしいでしょ」
 その賊――ウーパーイーターの群れは、人のおやつを奪ったり、人をおやつにしたりするというが。
 ルシエラはふと考えてみる。
(「人のおやつを奪う……まあ分からないでもない。エリクシルの事だから」)
 そして、人をおやつにする……これは、ダメだ。エリクシルだろうとなんだろうと。
 ということで、ルシエラはやはり可愛いアクエリオ様似のペンギンゴンドラに乗り込んで。
 ゴンドラ操作はほぼ自動に任せ、いざ参ります!
 それから運河を漕ぎ出せば、どんどん速度も上がっていって。
『ウッパァ!』
 ウーパーイーターを見つければ、ぽちっとペンギンゴンドラに備わっているそのボタンを押して。
 ――ぶわわわわ、ふわふわ~。
「おや、綺麗だなあ。時間があればゆっくり見たいなあ」
 青い空に煌めく七色を眺めるのは、今はちょっぴりだけにしておいて。
 ――どうか力を貸して頂戴ね。
『ウパッ!?』
 ルシエラはさっさと蒼い空間の檻―ー『蒼の天蓋』でウーパーを閉じ込めれば。
 空に繰り出すシャボン玉に合わせて降らせるは、弓から射放つ矢弾の雨。
 そして隙あらば空中移動でウーパーのピンクのオーラを避けつつ、頭上からも攻撃を仕掛けて。
 オーラにはオーラを、守りの気を纏い備え、敵を討ち倒していきながら。
 やはり、ルシエラは思うのだった。
 ……うん、アクエリオ様のほうが可愛らしい、って。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ヴィクトル・サリヴァン
ゴンドラにも色々あるんだねー。凄い便利。
ペンギンにはなぜか嫌われ…というか逃げられちゃうけども水神アクエリオ様なら大丈夫だよね。
加護借りて海賊ウーパー軍団を倒しちゃおう。

一応雰囲気出す為に歌は歌うよ。操縦は基本オートだけど。
ウーパーが近づいてきたらこのボタンでバブルマシンだっけ?
シャボンで突進喰い止めつつ視界塞いでUCで空シャチ召喚、上からぱくっとやって貰おうかな。
ピンクのオーラからは出来るだけ離れ…あ、空シャチが無気力になって水路に。
これじゃ只のシャチだけどまあいいかなー何だかやる気が…(影響受けてる)
いやこれヤバいとシャボンに自分も突っ込み刺激で気力復活させてみるよ。

※アドリブ絡み等お任せ



 水神祭都アクエリオ。
 この都に張り巡らされた運河には、用途等に合わせた、大小様々なゴンドラの姿がみられるけれど。
「ゴンドラにも色々あるんだねー。凄い便利」
 今回乗り込むペンギンゴンドラに備わっていると聞いた性能等を思い返し、言いながらも。
 ヴィクトル・サリヴァン(星見の術士・f06661)は、ちょっとだけ心配に。
「ペンギンにはなぜか嫌われ……というか逃げられちゃうけども水神アクエリオ様なら大丈夫だよね」
 食物連鎖的に、ペンギンに逃げられるのは仕方ない感はあるのだが。
 でもきっと、水神アクエリオであれば、見た目ペンギンだけれど大丈夫だろうと。
 しかも色合いも似ているし、大丈夫だと信じて。
 加護を借りて、ペンギンゴンドラに乗り込んで、いざ出発!
 そしてやはりアクエリオのゴンドラ乗りと言えば、と。
 一応雰囲気出す為に、歌を歌うヴィクトル。
 ゴンドラ乗りらしく歌いながら操縦……といってもオートにしているから、雰囲気だけ。
 それからきょろり視線を巡らせ、倒すべき敵――海賊ウーパー軍団を探して。
『ウパアァッ!』
 ウーパーが近づいてくるのを見れば、手元のボタンへと視線を落とすヴィクトル。
「このボタンでバブルマシンだっけ?」
 そしてぽちっと押せば、沢山のしゃぼん玉が発射!
 しゃぼん玉が苦手なウーパー軍団の動きが明らかに止まったから。
 シャボンで突進喰い止めつつ視界塞いで。
 ――海ばかりと思ってたら痛い目見るよ。
 空シャチを召喚、上からぱくっとやって貰います!
 そしてウーパー軍団も残り、1体となったけれど。
 ピンクのオーラからは出来るだけ離れ……なんて思った瞬間。
『ウパァ、キューンッ』
「……あ、空シャチが無気力になって水路に」
 さっきまで元気いっぱいだった空シャチたちが無気力に!?
 いえ、空シャチさんだけではなく。
「これじゃ只のシャチだけどまあいいかなー何だかやる気が……」
 ヴィクトルにも影響が……!?
 けれど、ぶんぶんっと首を大きく横に振って。
 いやこれヤバい――そうシャボンに自分も突っ込んで、刺激で何とか気力復活!
 同時に、空シャチもまた元気になったから。
 しゃぼん玉がいっぱい舞う空へと再び飛び出した刹那――ぱくっ。
 アクエリオで暴れていたウーパーイーター達をこれで全て、やっつけました!

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2023年09月13日


挿絵イラスト