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エンドブレイカーの戦い②〜ラズワルド・ウォール防衛戦

#エンドブレイカー! #エンドブレイカーの戦い #伝説の勇者ラズワルド

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「緊急事態発生です。リムは猟兵に出撃を要請します」
 グリモアベースに招かれた猟兵達の前で、リミティア・スカイクラッド(勿忘草の魔女・f08099)は淡々と――しかし表情には微かな緊張を浮かべながら語りはじめた。
「エンドブレイカーの世界の大地そのものである『大地母神』の殺害を企んで、エリクシルの創造主である『11の怪物』が侵攻を開始しました」
 『万能の魔神エリクシル』の創造主にして、あらゆる知的生命体を捕食する『11の怪物』は、これまでエンドブレイカーと猟兵の手によって3体までが滅ぼされている。しかし今回は残る8体の怪物が一斉に押し寄せてきたのだ。
 もし大地母神が死ねば異世界の猟兵はこの世界から追放され、エンドブレイカー達は次元移動能力を失う。そうなれば、この世界は完全にエリクシルと11の怪物の手に陥ちてしまうだろう。

「皆様には、11の怪物の到来に呼応して出現した、エリクシルの大軍勢の迎撃をお願いします」
 敵は万能の魔神とも称される恐るべき怪物であり、猟兵でも一筋縄ではいかないだろう。しかし、未曾有の危機を前にしてこの世界の住人達も黙って見ているわけではなく、力と志ある者達が集う「新たなる勇士の軍団」を結成し、防衛線「ラズワルド・ウォール」にてエリクシルの侵攻を食い止めているのだ。
「彼らは猟兵ではありませんが極めて優秀な戦士や魔法使いで、エリクシル相手にも比較的優勢に戦いを進めています。その中でも特筆すべきは『伝説の勇者ラズワルド』の存在でしょう」
 太古の時代、この世界を支配せんとした「大魔女」と戦った勇者達の筆頭にして、最強の勇者であるラズワルド。
 その実力は現代においても世界最強の勇者であり、今回のエリクシル侵攻に際しても真っ先に立ち上がり、最も危険な最前線で敵と戦っている。

「勇者ラズワルドは現在、滅びの大地から押し寄せるエリクシル『金剛石の巨人』の軍団を、たった1人で食い止めています」
 金剛石の巨人はその名の通り、全身がダイヤモンドのように極めて強固な素材でできたエリクシルだ。その身体は攻撃を反射する力を持ち、巨体に見合ったパワーもある。動きは緩慢という弱点こそあるものの、本来なら1体だけでも苦戦を強いられるほどの相手だ。
「そんな金剛石の巨人が何十体、何百体と大量に侵攻をかけてきているのですが……ラズワルド氏はかすり傷すら負っていません」
 もはやデタラメとしか思えないほど圧倒的な勇者の強さだが、惜しむらくは猟兵でもエンドブレイカーでもないため、エリクシルを滅ぼす事はできない。本人もそれは重々自覚しているため、足止めと時間稼ぎに徹しているようだ。

「ですので皆様はラズワルド氏と連携して、可能な限り多くの敵にとどめを刺してください」
 この世界において万能の魔神に滅びをもたらせるのは猟兵のみ。ラズワルドを含む「新たなる勇士の軍団」も、猟兵がこの戦いに決着をつけてくれることを信じて戦っている。彼らの期待に応えるためにも、ここで1体でも多くの「金剛石の巨人」を滅ぼし、次の戦場への突破口を開くのだ。

「大地母神の死とエンドブレイカー世界の失陥……『11の怪物』がこの世界を滅ぼすまで、猶予はありません」
 この世界が11の怪物とエリクシルの手に落ちれば、奴らはここを拠点に他の世界にも侵攻を強めていくだろう。
 かつて無いほどに大規模かつ絶望的なエンディング。この終焉を破壊せんとする猟兵達のために、リミティアはグリモアの力でラズワルド・ウォールへの道を開く。
「エンドブレイカーの戦いの始まりです。リムは武運を祈っています」



 こんにちは、戌です。
 ついに始まりましたエンドブレイカーの戦い。今回は「11の怪物」に創造されたエリクシルの大軍勢を、「伝説の勇者ラズワルド」と共に撃破する依頼です。

 このシナリオでは下記のプレイングボーナスに基づいた行動を取ると判定が有利になります。

 プレイングボーナス……ラズワルドと連携して戦う。

 敵はエリクシル『金剛石の巨人』。本来はボスクラスの強敵ですが、強さはそのままで集団戦のように大量に押し寄せてきます。
 この巨人たちを食い止めるためにエンドブレイカー世界最強の勇者、ラズワルドが戦っています。彼はちょっと尋常ではないレベルで強く、エリクシルの軍勢が相手でも傷ひとつ負ってませんが、エリクシルを滅ぼす力はないので、あくまで戦線を支えることしかできません。
 彼に協力して一体でも多くの巨人にトドメを刺すのが、このシナリオの目標となります。

 それでは、皆様のプレイングをお待ちしております。
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第1章 ボス戦 『金剛石の巨人』

POW   :    オオオォ……オォオ……
【巨体】を構える。発動中は攻撃できないが、正面からの全攻撃を【金剛石の体】で必ず防御し、【剛腕】で反撃できる。
SPD   :    ォォオオォオオ……
【全身から放つ光線】が命中した敵を【金剛石の体】で追撃する。また、敵のあらゆる攻撃を[金剛石の体]で受け止め[全身から放つ光線]で反撃する。
WIZ   :    ォォォォオオオオオォオオオオ
【体】が砕ける度に【より強固な体】に変身する。変身の度に自身の【防御力】と【反射装甲】の数と身長が2倍になり、負傷が回復する。

イラスト:朝梟

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は襞黄・蜜です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

シュプリムント・メーベルナッハ
えへへ、ラズワルドさんお久しぶりー♪
プリム達がお手伝いに来たよっ。
エリクシルにはざっくり止めを刺していかないとね!

というノリで、ラズワルドさんと一緒に戦うよ。
ラズワルドさんが弱らせた敵にプリムが大鎌で斬撃を浴びせて止め、が基本になるかな?

でも敵は身体が砕けるたびにパワーアップするんだ、面倒だねえ。
ならばと怨火涜聖符発動、符を貼り付けて呪詛と炎で攻撃だよ!

あ、ラズワルドさん、その炎にあまり近づくと燃えちゃうから気をつけてねー。
プリムは平気だけど!
(炎の中に立ってパワーアップしつつ戦闘続行)



「えへへ、ラズワルドさんお久しぶりー♪」
「ああ。来てくれたか、エンドブレイカー」
 滅びの地より押し寄せるエリクシルの大軍勢を、最前線で押し止める「伝説の勇者ラズワルド」。彼の元に駆けつけたのは、かつてマスカレイドの脅威からこの世界を救ったエンドブレイカーの一人、シュプリムント・メーベルナッハ(穢死檻の巫女・f38888)だった。
「プリム達がお手伝いに来たよっ。エリクシルにはざっくり止めを刺していかないとね!」
 状況は極めて逼迫しているにも関わらず、彼女は伝説の英雄との共闘を喜び、幼気さえ感じるノリで戦線に加わる。
 勇者の力は単騎で大軍を圧倒するほどに強大だが、エリクシルに滅びをもたらすことはできない。この戦いに終焉をもたらせるのは、彼女のように猟兵に覚醒した者達だけだ。

「オォォォォォ……」
 11の怪物に創造された『金剛石の巨人』の軍勢は、人類の生存圏に向かって歩みを進め、立ちはだかる者は叩き潰さんと拳を振るう。だが、パワーはあっても緩慢な彼らの攻撃はラズワルドを傷付ける事はできず、逆にカウンターの一撃で斬り伏せられていく。
「今だ!」
「はーい♪」
 勇者が巨人を弱らせれば、すかさず追撃を浴びせるのはシュプリムント。彼女が振るう呪蛇鎌「オークツィナーハ」の刃には不吉なる呪文が刻み込まれており、斬撃と呪詛をもって敵に確実な滅びをもたらす。この二人の連携を受けて立ち上がれる相手は皆無だった。

「でも敵は身体が砕けるたびにパワーアップするんだ、面倒だねえ」
「ああ。それで私も手を焼いていた」
 戦っているうちにシュプリムントは、ラズワルドの攻撃を受けた巨人が徐々に強くなっているのを感じ取っていた。
 恐らくはそれが金剛石の巨人のユーベルコード。砕けるたびに再生する装甲は強度を増し、体躯も巨大化していく。もし、この強化に限界が無いのだとすれば、いずれジリ貧になるのはこちらだろう。
「だったら、どろどろに穢れて、燃えて、溶けちゃえ……♪」
 ならばとシュプリムントは【怨火涜聖符】を発動。自らが呪詛を込めて生成した符を、再生中の巨人に貼り付ける。
 ダメージを回復するのであればそれを上回る火力と呪いで焼き尽くすまで。燃え上がった不浄の炎はたちまち巨人の全身を包み込んだ。

「ォォォォオオオオオォオオオオ……!!?」
 度重なる再生によって防御力を増していた金剛石の装甲も耐えきれず、巨人は悲鳴を上げてどろどろと溶け崩れる。
 しかし、それでもなおシュプリムントの点けた不浄の炎は消えず、戦場をじりじりと炙るように燃え広がっていく。
「あ、ラズワルドさん、その炎にあまり近づくと燃えちゃうから気をつけてねー。プリムは平気だけど!」
「承知した。では私は炎の外にいる敵を追い込もう」
 エンドブレイカーの実力を身をもって知っているラズワルドは、その忠告に従って炎に触れようとはしない。一方でシュプリムントは炎の中に立つことでむしろパワーアップしつつ戦闘を続行する。文字通り加熱していく戦場で、勇者と猟兵の反撃が始まった――。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ブリュンヒルデ・ブラウアメル
加勢します、ラズワルド様!
そう言ってエンドブレイカーの力を発揮して金剛石の体にある弱点を突き、ラズワルド様に加勢する
ラズワルド様、我が矛を担います
故に奴の反撃として放たれる光線に対処してほしいのです

そう言ってラズワルド様と共に剣を振るいながら、エリクシルと対峙する
夢の様です。ラズワルド様と共に戦うエンドブレイカーに我が成るとは

緻密な連携を発揮し、我が攻撃を担いラズワルド様が防御を担う
そして、敵の『|終焉《エンディング》』を我が破壊する!

このまま、11の怪物の元へと我は赴きます
戦勝後、共に語り合いましょうぞ



「加勢します、ラズワルド様!」
 そう言って『金剛石の巨人』と戦う勇者ラズワルドの元へと駆けつけたのは、猟兵にしてエンドブレイカーでもあるブリュンヒルデ・ブラウアメル(蒼翼羽剣ブラウグラムの元首『剣帝』・f38903)。彼女はエンドブレイカーの能力である「|終焉《エンディング》を破壊する力」を発揮し、ラズワルドの手で重傷を負った巨人に斬りかかった。
「オオオォォォ……!!」
 身体にある弱点を突かれた巨人は咆哮と共に崩れ落ち、再び起き上がる気配はない。勇者の力ではエリクシルを戦闘不能寸前まで追い込むことはできても、トドメを刺すことはできない。だからこそブリュンヒルデが加勢に来たのだ。

「ラズワルド様、我が矛を担います。故に奴の反撃として放たれる光線に対処してほしいのです」
「承知した」
 青い羽のような刀身を持つ「蒼翼羽剣ブラウグラム」を構えて、ブリュンヒルデが作戦を提案すると、ラズワルドは即座に応じた。金剛石の巨人は動きこそ緩慢だが、攻撃力・防御力ともに並のモンスターとは比較にならない怪物だ。しかし勇者の助太刀を頼れるのであれば臆する必要はない。
「参ります!」
 斬り込んだブリュンヒルデの斬撃が金剛石の巨体を抉ると、敵は【ォォオオォオオ……】と唸りながら全身より光線を放つ。しかしそれはラズワルドの神業的な剣技によって弾き返され、二人ともダメージはない。これこそが古代から現代に至るまで最強と謳われる勇者の力だ。

「夢の様です。ラズワルド様と共に戦うエンドブレイカーに我が成るとは」
 伝説と肩を並べる高揚感に胸踊らせながら、ブリュンヒルデは愛剣を振るう。彼女が攻撃を担い、ラズワルドが防御を担う。初対面ながら二人の連携は緻密に機能しており、金剛石の巨人達は防御も反撃もままならず圧倒されていた。
「敵の攻撃は全て私が防ごう」
「そして、敵の『|終焉《エンディング》』を我が破壊する!」
 【蒼翼の終焉破壊・終焉破壊の基礎たる我が瞳】。エリクシルが持つ不滅のエンディングを破壊することで、ブリュンヒルデの一撃は奴らに死をもたらす。バラバラになった金剛石の破片はそれ以上再生することもなく、やがて虚空に消えていった。

「このまま、11の怪物の元へと我は赴きます」
 押し寄せる敵をなぎ倒し、なおかつ前に踏み込みながら、ブリュンヒルデはラズワルドに語る。この戦線を切り抜けたとしてもエリクシルの創造主たる「11の怪物」を倒さなければ世界の危機は終わらない。それを実現できる可能性があるのは猟兵だけだ。
「戦勝後、共に語り合いましょうぞ」
「ああ。君の武勇伝を楽しみにしている」
 ラズワルドもそれが分かっているからこそ、彼女達猟兵に決着を託して剣を振るい続ける。立場や役割は異なれど、この世界を守ろうとする意志は同じ。眼前に突きつけられた滅びのエンディングに、膝を屈する者は誰もいなかった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

レパル・リオン
女神さまも世界も守ってみせる!

わーーーっすっごーーーい!勇者ラズワルドちゃん、超超超かーーっこいいーーっ!ヒーローかな!?ヒーローだわ!
あっ応援してる場合じゃないわ!あたしも世界のために戦う!
命のパワーで爆発!変身!
魔法猟兵イェーガー・レパル、参上!

サイテー岩怪人は正面からの戦いに強い!でも勇者ラズワルドちゃんは、あえて真正面から戦う!それでこそ勇者!さすが勇者!

だったらあたしは岩怪人の後ろに回って、シンプルなスーパーパワーパンチ&スーパーキックでぶっ壊すわ!

この勝利は怪人にダメージを与えてくれたラズワルドちゃんのおかげ!
とっととエリクシルを倒して勇者様ありがとうパーティーを開催だあーっ!



「わーーーっすっごーーーい! 勇者ラズワルドちゃん、超超超かーーっこいいーーっ! ヒーローかな!? ヒーローだわ!」
 我が身と剣ひとつで『金剛石の巨人』の大軍を迎え撃つ、一騎当千という言葉さえ生温い『伝説の勇者ラズワルド』の活躍に、レパル・リオン(魔法猟兵イェーガー・レパル・f15574)は大興奮だった。世界の平和とか弱き人々のために戦う姿は、まさにヒーローと呼ぶにふさわしい。
「あっ応援してる場合じゃないわ! あたしも世界のために戦う!」
 言うや否やレパルは内に秘める生命誕生のパワーを覚醒させ、ライオンをモチーフにした魔法少女に【変身】する。
 空中に現れた火の輪をぴょんとくぐると、彼女の衣装はたちまち可憐なコスチュームに変わり、どこからともなく現れた「魔法のステッキのようなもの」を握りしめて、キメポーズと共に高らかに名乗りを上げる。

「命のパワーで爆発! 変身! 魔法猟兵イェーガー・レパル、参上!」
 基本フォーム『サンライズライオン』に変身したレパルの戦闘力は、変身前より爆発的に増大する。だが、それよりも彼女の最大の武器は、敵との圧倒的大差にも怯まない心の強さだ。レパル流ヒーロー道・心構え編――倒す怪人が、共に戦う仲間が、守るべき人々がいる事を忘れない。その意思こそが魔法の力になる。
「女神さまも世界も守ってみせる!」
「ああ、その意気だ。待っていたぞ、猟兵」
 そんなレパルの勇敢さにラズワルドも微笑み、頼もしき戦友と認めて並び立つ。「行くぞ」「ええ!」と短い言葉でタイミングを合わせて飛び出す先は、進撃する巨人どもの最前線だ。これ以上こいつらに我らの土を踏ませはしない。

「オオオォ……オォオ……」
 ふたりの勇者が向かってくるのを感知した金剛石の巨人は、静かに唸りながら身構える。防御力に優れた自身の巨体でまずは攻撃を受け止め、剛腕によるカウンターを仕掛けるつもりだろう。単純だが彼らのスペックを考えれば、これがもっとも危険なユーベルコードかもしれない。
(サイテー岩怪人は正面からの戦いに強い! でも勇者ラズワルドちゃんは、あえて真正面から戦う! それでこそ勇者! さすが勇者!)
 そんな身構えている巨人達を相手に、迷わず正面から攻撃を叩き込み――しかもダメージを与えて、なおかつ反撃で掠り傷すら負わないのがラズワルドだ。気持ちでは負けていなくても、流石にこれを真似するのは難しい。だからこそ惜しみない感服とリスペクトを送るレパルであった。

「だったらあたしは岩怪人の後ろに回ってぶっ壊すわ!」
 正面からラズワルドが攻撃している間に、レパルは猛ダッシュで敵の背後を取る。勇者の攻撃を受け止めるだけでも精一杯の今なら、背面の防御はがら空きだ。突っ立っているデカいだけの岩石巨人なんて、壊す方法は幾らでもある。
「スーパーパワーパンチ&スーパーキック!」
「「ォォオオオォォォォ……!!!?」」
 手足に付けているパンチ&キック力強化リング「ルーンストライカー」の補助を受けて、気合たっぷりの打撃を叩き込む。シンプルな技ではあるが、そのパワーは巨人の剛腕にも劣らないほどだ。無防備な背中にそんなものを食らって耐えられるはずもなく、敵群は断末魔の雄叫びを上げてバラバラに砕け散った。

「この勝利は怪人にダメージを与えてくれたラズワルドちゃんのおかげ!」
 砕けた金剛石の山の上に立って、高らかに勝鬨を上げるレパル。その言葉通り、ラズワルドの攻撃がなければレパルの一撃だけでとどめを刺すのは難しかっただろう。逆にラズワルドだけでエリクシルにとどめを刺すこともできない。故にこれは皆で掴み取る勝利だ。
「とっととエリクシルを倒して勇者様ありがとうパーティーを開催だあーっ!」
「それは悪くないな。楽しみにしていよう」
 ラズワルドだけでなく、この戦いに参加した「新たなる勇士の軍団」や猟兵まで含めた祝勝会は、さぞ賑やかなものになるだろう。世界の破滅ではなく楽しい未来を思い描きながら、魔法猟兵レパルは今日も仲間と共に戦うのだ――。

大成功 🔵​🔵​🔵​

アンゼリカ・レンブラント
役割を分担しよう
ラズワルドの火力で大きく敵陣にダメージを与え、
瀕死の敵に此方が止めを刺すスタイルを取る

死角をかばいあい……と、彼に守りは不要だろうかな?
ラズワルドの一撃で弱ったところに
《真・断罪閃光剣》をお見舞いし巨人にとどめを刺す

ラズワルド、私ともに複数を巻き込むよう攻撃できるとなおいいね

「伝説の勇者がいる、多くのエンドブレイカーがいる、
そして立ち上がった新たな勇者がいる!
このウォール、決して砕けるか!」

仲間を鼓舞するよう声をあげながら敵を仕留めていくよ

勇者には及ばないかもしれないがこちらも歴戦さ
ピンチの勇士を守るように動き
敵の攻撃を凌ぎ、弱っている個体を積極的にトドメを刺す

さぁここからだ!



「役割を分担しよう」
 滅びの大地との境界線上に敷かれた防衛線「ラズワルド・ウォール」に駆けつけたアンゼリカ・レンブラント(黄金戦姫・f38980)は、その最前線で剣を振るう『伝説の勇者ラズワルド』に共闘を持ちかけた。彼の火力で大きく敵陣にダメージを与え、瀕死の敵に此方が止めを刺す――このスタイルなら迅速に敵の数を減らせるはずだ。
「分かった。それでいこう」
 ラズワルドとしてもその提案に異論はない。迫りくる『金剛石の巨人』から死角をかばいあうように背中を合わせ、それぞれの武器を構える。勇者のほうは使い込まれた大剣、アンゼリカは長年愛用してきた「創世の斧剣」が得物だ。

「……と、彼に守りは不要だろうかな?」
「いや。私は無敵ではない。それは君達が一番よく知っているだろう」
 大魔女の計略によりマスカレイド化していた時期の話ではあるが、ラズワルドはエンドブレイカー達との戦いで一度敗れている。だからこそ、当時から現代まで戦い続けてきた歴戦のエンドブレイカーであるアンゼリカの事を、背中を預けるに足る勇士と認めていた。
「では、行くぞ……!」
 ラズワルドが剣に力を込めてアビリティを繰り出すと、【オオオォ……オォオ……】と呻きながら金剛石の巨人達が吹き飛ばされる。正面から防御されてもなおダメージを与えるほどの威力、かつて見た勇者としての力は今も健在か。

「裁きの光よ、我が身に集いて剣となり全てを切り裂け!」
 ラズワルドの一撃が敵を弱らせた直後、アンゼリカが【真・断罪閃光剣】を発動。峻烈なる裁きの光を宿した斧剣による、強烈な一撃をお見舞いする。目も眩むほどの黄金の光に斬り伏せられた金剛石の巨人は真っ二つになり、二度と起き上がってはこなかった。
「オォォォォ……!?」
 勇者と戦姫の驚異的な実力を目の当たりにすれば、無機質な巨人達にも動揺が見られる。二人はその隙を見逃さずに攻勢を強め、|豪快な戦技《プラスワン》で複数の敵を同時に巻き込んでいく。ここで1体でも多くのエリクシルを足止めし、殲滅するのが彼女らの役目だ。

「伝説の勇者がいる、多くのエンドブレイカーがいる、そして立ち上がった新たな勇者がいる! このウォール、決して砕けるか!」
 仲間を鼓舞するよう声をあげながら、裁きの光で敵を仕留めていくアンゼリカ。伝説の勇者には及ばないかもしれないが、彼女もマスカレイドから世界を救った歴戦の勇士のひとりだ。この戦争に参加する「新たなる勇士」の中にも、その武勇を伝え聞く者はいる。
「大丈夫か! まだやれるな!」
「はい! もちろんです!」
 アンゼリカはピンチの勇士をいつでも守れるように動き、勇士達は彼女やラズワルドの足手まといにならぬよう全力で戦う。猟兵やエンドブレイカーでなくとも、鍛え抜いた彼らの魔法や武術はエリクシルにさえ有効打を与えていた。

「さぁここからだ!」
 敵の攻撃を凌ぎきり、返しの一撃で傷ついた巨人を叩き斬るアンゼリカ。仲間が弱らせた個体にとどめを刺すという自分の役割を積極的に遂行することで、彼女は味方の士気を向上させ戦意を高める。いかに敵が万能の魔神であろうとも、恐れる必要はないのだと。
「「おぉぉぉぉーーーッ!!」」
 彼女の激励に応えた新しき勇士達の雄叫びが、ラズワルド・ウォールに響き渡る。その勢いは止まることを知らず、エリクシルの軍勢を徐々に押し返していく。敵の侵攻は続いているが、現状で防衛線が破られる気配は一切なかった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

朱鷺透・小枝子
回点号【操縦】
金剛石の巨人がラズワルド殿へその巨体を構えた時、
メガスラスター【推力移動】手早く【空中機動】を行い、
巨人の背後へRXSハルバードを振るい遠心力で威力を上げつつ【重量攻撃】!

一体一体これではらちがあかない!
ラズワルド殿!!敵を引き付けて頂けますか!!?
感謝します!!!

ラズワルド殿に敵陣を引き付けて頂き、その間隙に敵から距離をとって、
『破壊撃装』最大推力、一気にまた敵陣へ急接近!そして機体回転、加速を掛けたRXSハルバードで敵陣をまとめて【なぎ払い貫通攻撃】装甲ごと敵巨人を【切断】破壊する!!

ォォォォオオオオオ!!!壊れろぉオオオオオオオ!!!!



「オオオォ……オォオ……」
 防衛線ラズワルド・ウォール上の戦いは優勢に進んでいるが、滅びの大地から現れるエリクシルの侵攻は収まる気配を見せない。無尽蔵に押し寄せる『金剛石の巨人』の1体が、『伝説の勇者ラズワルド』の前でその巨体を身構える。
「ラズワルド殿!」
 そこに駆けつけたのは、クロムキャバリア「回点号」に乗った朱鷺透・小枝子(|亡国の戦塵《ジカクナキアクリョウ》・f29924)だった。正面の守りを固めた巨人の隙を突くように、メガスラスターの推力機動で背後に回り込むと、そのまま勢いよくハルバードを振るう。

「壊れろ!」
「オォォォ……!?」
 遠心力で威力を上げた大質量の一撃を受けて、金剛石の巨人はバラバラに砕け散る。ラズワルドとの戦闘でダメージを受けていたのもあるだろう。しかし休む間もなく新たな巨人は次々に訪れ、圧倒的物量をもって戦線の突破を図る。
「一体一体これではらちがあかない! ラズワルド殿!! 敵を引き付けて頂けますか!!?」
「承知した」
 この数的不利を覆すためには、より強烈な一撃を食らわせる必要がある。そのための時間稼ぎを要請すると、ラズワルドは嫌な顔ひとつせずに即答した。元よりエリクシルにとどめを刺す手段のない彼の使命は、猟兵のために敵を食い止める事であり、本人もそれを重々承知していた。

「感謝します!!!」
 勇者の名に恥じぬラズワルドの圧倒的戦闘力があれば、巨人の軍団もそうそうに突破はできない。この間に小枝子は加速のための距離を取り、回点号のメガスラスターを推力最大に。機械仕掛けの翼からプラズマの閃光を放ちながら、一気にまた敵陣へと急接近する。
「ここだ!」
 そして接敵寸前で機体を高速回転、加速をかけたハルバードに横向きの力を加え、渾身の【破壊撃装】を繰り出す。
 先程の攻撃とは比べ物にならない速度を乗せた、この一撃の前では金剛石の装甲も紙くず同然。単純で、それゆえに攻略の難しい、絶対破壊のユーベルコードだ。

「ォォォォオオオオオ!!! 壊れろぉオオオオオオオ!!!!」
 雄叫びと共に小枝子のキャバリアが振るったハルバードは、敵陣を横一文字になぎ払い、間合いにいた全ての巨人を切断破壊する。まるで前進する城壁のようだった金剛石の大軍が、まとめて真っ二つになって動きを止める様は、ある種壮観でさえあった。
「見事だ。流石は猟兵」
 この戦果にラズワルドも手放しの称賛を送り、自分も負けてはいられないと剣を構え直す。彼の体力も、キャバリアを操縦する小枝子の気力もまだまだ充実している。彼女らの元に現れた金剛石の巨人は、その後も跡形もなく撃滅され続けるのだった――。

大成功 🔵​🔵​🔵​

紫・藍
あやー!
ラズワルドの勇者さん、とってもとってもすごいのでっす!
この強さ、身のこなし、芸術的なのでっす!
一つの到達点に藍ちゃんくんも刺激を受けまくりなのでっす!
早速歌にしちゃおうなのでっす!
人手も足りないでっすし、ファンの皆様もお呼びしちゃうのでっす!
藍ちゃんくんでっすよー!
見えないファンの皆様なら緩慢な巨人の側面背面を取るのも簡単なのでっす!
そもそも藍ちゃんくんの歌は全方向なのでっすよー?
ラズワルドの勇者さんが抑えてくださってる巨人さん達をファンの皆様との歌で幕引きしちゃうのでっす!
ご自身への決定打を持っている藍ちゃんくんを狙ってくるやもですが、勇者さんとファンの皆様が通さないのでっす!



「あやー! ラズワルドの勇者さん、とってもとってもすごいのでっす!」
 迫りくる『金剛石の巨人』の大軍勢を、単身足止めする『伝説の勇者ラズワルド』の勇姿に、紫・藍(変革を歌い、終焉に笑え、愚か姫・f01052)は目と口を丸くして感嘆していた。エリクシルに引けを取らない絶大な戦闘力は言うまでもなく、この数相手に掠り傷ひとつ負わないのは見事としか言いようがない。
「この強さ、身のこなし、芸術的なのでっす!」
 武勇というものに到達点があるとすれば、その一つを体現するのが彼であろう。至高の戦士を目にしたことで、藍のインスピレーションも刺激を受けまくりだ。アイドルとして、ひとりの表現者として、この感動をカタチにしたいという気持ちが湧き上がる。

「早速歌にしちゃおうなのでっす! 人手も足りないでっすし、ファンの皆様もお呼びしちゃうのでっす!」
 そう言って藍は【藍の手】を発動。どこからともなくスピリチュアルなファン達を呼び寄せ、戦場のど真ん中で歌い始める。こんな時に歌なんて――などと侮る者は誰もいない。極まった音楽や芸術が魔法に等しい力を発揮するのは、この世界でもよく知られた事実だ。
「藍ちゃんくんでっすよー!」
 藍の歌声はファンたちのコールと一体になって、不可避の衝撃として敵を攻撃する。金剛石の巨人の強固な身体に、ピシリと音を立てて亀裂が走った。奴らに芸術を解する心があるとも思えないが、それを"脅威"と認識するには十分だっただろう。

「魔曲使いのアビリティとは違う……だが、良い歌だ」
「オオオォ……オォオ……」
 巨人達が守りを固める一方で、ラズワルドは藍が奏でるメロディに合わせて剣を振るう。彼の攻撃ではエリクシルにとどめこそ刺せないが、重傷に追い込めるダメージを与えることは可能。そこに藍の歌声が響き渡ることで、致命的な破壊がもたらされる。
「見えないファンの皆様なら緩慢な巨人の側面背面を取るのも簡単なのでっす! そもそも藍ちゃんくんの歌は全方向なのでっすよー?」
「ォオ……ォ……」
 あらゆる方向から浴びせられる音の波動からは、どう身構えようとも完全に防御することは不可能。亀裂は徐々に広がっていき、最後には完全な崩壊へと至る。勇者という最高の題材を得て、ファンと一緒に奏でた歌は、山をも動かすほどの力があった。

「オォォォォオォ……!」
「行かせんぞ」
 その歌い手が自身への決定打を持っていることを知れば、金剛石の巨人は敵意の矛先を変える。だが、その先に進むことはラズワルドとファン達が許さなかった。伝説の勇者がこの場を抑えている限り、この防衛線はどんな城壁よりも難攻不落となる。
「素晴らしい歌声だった。アンコールを頼んでもいいか」
「もちろんでっすよー!」
 暴れ狂う巨人を勇者が抑え、藍の歌声とファンのコールが幕引きを告げる。味方側は誰ひとり傷を負わぬまま、敵軍は次々に崩れ去っていく。それは、この戦場で生まれたもっとも新しい英雄譚。ラズワルド・ウォールに響く歌声は、この地で戦う全ての勇士に希望をもたらした――。

大成功 🔵​🔵​🔵​

空桐・清導
POW
アドリブや連携も大歓迎だ

「待たせたな勇者!ヒーローが来たぜ!
あのデカブツをぶっ倒す!前線を押し返すぞ!!」
燦々とした笑顔を浮かべながら戦場に乱入する

「奴は真正面からの攻撃には無敵だが、それ以外からなら攻撃が通る。
気を引くのを任せたい。その間に一気にぶっ潰すからよ!!」
ラズワルドに簡単に作戦を伝えてUCを発動する

[勇気]と[気合い]、[根性]と[覚悟]を燃やす
異界にて会えた偉大なる先達たるラズワルド
最強の隣に立つべく出力を無限大に跳ね上げる
「さあ!勝ちに行くぞ!」

ラズワルドが注意を引く間に超光速で飛翔
背後から巨人をぶん殴って一撃で次々破壊していく
「来な巨人共!最強コンビが相手をするぜ!!」



「待たせたな勇者! ヒーローが来たぜ!」
 防衛線の最前線にて奮闘する『伝説の勇者ラズワルド』の元に、颯爽と駆けつけたのは空桐・清導(ブレイザイン・f28542)。真紅の機械鎧「ブレイザイン」を身に纏い、ヒーローらしい燦々とした笑顔を浮かべて戦場に乱入する。
「あのデカブツをぶっ倒す! 前線を押し返すぞ!!」
「ああ。頼りにしているぞ」
 滅びの大地より迫りくるは、11の怪物に創造された『金剛石の巨人』の軍団。圧倒的な力で世界を蹂躙せんとする万能の魔神――だが、それを迎え撃つ者に恐怖はない。ヒーローが、そして勇者が、これしきの逆境に屈するものか。

「奴は真正面からの攻撃には無敵だが、それ以外からなら攻撃が通る。気を引くのを任せたい。その間に一気にぶっ潰すからよ!!」
「承知した。奴らの目が釘付けになるよう、せいぜい派手に暴れてやろう」
 清導が手短に作戦を伝えると、ラズワルドは首肯と共に前に飛び出した。巨人が守りを固めている正面から、あえて攻撃を叩き込む。伝説に恥じない彼の一撃は、強固なガードの上から敵の巨体を後ろに押し返すほどの圧力があった。
「オオオォ……オォオ……」
 巨人はすぐさま剛腕で反撃を仕掛けてくるが、ラズワルドはそれを剣でいなすか回避し、軽傷すら負う気配もない。
 これが、エンドブレイカー世界で語り継がれる伝説の勇者の力。それを直に目の当たりにした清導の心に、熱いものが湧き上がってくる。

「すげえな、これが勇者か。だったらオレも全力を出さないとな!」
 異界にて会えた偉大なる先達たるラズワルド。最強の隣に立つべく、清導は勇気と気合い、根性と覚悟を燃え上がらせる。烈火の如く昂ぶる魂の鼓動に応じて、機械鎧に張り巡らされた「バーニング・ライン」が発光し、黄金のオーラが全身を包み込んだ。
「まだだ、まだいける!」
 意志の力に比例して己を強化する【スーパー・ジャスティス】、そして無限大に跳ね上がる「フレア・リアクター」の出力が、清導を最強の戦士に変える。ここに立つのは異界より来たりし"超鋼真紅ブレイザイン"。燃える血潮とタフなハートで人々を救う、勇敢なるヒーローだ。

「さあ! 勝ちに行くぞ!」
 裂帛の雄叫びとともに地面を蹴り上げれば、清導――否、ブレイザインの身体は重力の軛を解き放って天を翔ける。
 その飛翔速度は瞬間的に超光速にまで達し、一条の紅い閃光となってラズワルドが引き止めていた敵陣に飛び込む。
「来たか、ヒーロー」
「「オ、オォォォォ……!!?!」」
 それはまさに一瞬の出来事だった。超光速のままブレイザインが背後より繰り出したパンチが、金剛石の巨人を一撃で破壊する。その瞬間を観測できたのはラズワルドだけだったろう。一体何が起きたのかさえ分からぬまま、敵は次々と砕け散っていく。

「来な巨人共! 最強コンビが相手をするぜ!!」
「ここから先に通りたくば、死の覚悟をすることだ」
 付近の敵を文字通りに瞬殺したブレイザインは、ラズワルドの隣に着地して、なおも押し寄せる敵軍へと身構える。
 あと何体巨人が残っていようが、自分達がここに立っている限り人類の敗北はない。異なる世界のヒーローと勇者が並び立つ姿には、どんな絶望も吹き飛ばす迫力があった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

エリュファシオン・アルティウス
助太刀に来たよ!
『オォォー!』
オーさんに乗りながら私はガンナイフで呪殺弾を浴びせる
ラウールは敵の影に潜ませていたよ

『邪魔だ消えろ…よし、テトラ迷彩を使って回り込め』
テトラと共にミナルアさんが鋼鉄消滅属性斬撃波を放ちながらテトラに迷彩の発動を指示した

オーさん!出来るだけ避けて!
『オォォー!』
敵が光線を放ち攻撃して来たので視力で光線の軌道を見ながらオーラ防御でオーさんを含む全身を纏いながらオーさんに回避する

今だよ、ラウール!
光線が止まったタイミングでラウールが影から飛び出してきて怪盗能力で強靭なワイヤーを呼び出して動きを止めながらUC剥奪撃を放ち敵のUCを奪う

止めだ、ごらぁ!
私は怪力で殴り飛ばした



「助太刀に来たよ!」
『オォォー!』
 滅びの大地との境界上に、朗々と響く少女の声。相棒のオオサンショウウオ型バイク「オーさん」に乗ったエリュファシオン・アルティウス("やんきー"を目指す『時間逆行』を使う不思議な旅人・f39208)は、挨拶代わりに「シャドウ・ガンナイフ」のトリガーを引いた。
「来てくれたか。感謝する」
「ォォオオォォ……!」
 放たれた呪殺弾は『伝説の勇者ラズワルド』と対峙していた『金剛石の巨人』に命中し、装甲に小さな弾痕を刻む。
 相手のエリクシルはかなりの強敵で、しかも数が多い。勇者の力をもってしても足止めに一苦労のようだが、彼女達が来たことで戦況にも再び動きが出始める。

『邪魔だ消えろ……よし、テトラ迷彩を使って回り込め』
 エリュファシオンと共にやって来た「星霊ミナルア」は、剣から鋼鉄をも斬り裂く斬撃波を放ち、敵を牽制しながら「蒸気獣テトラ」に迷彩の発動を指示する。どうやら死角から不意をつく作戦のようだが、金剛石の巨人の身体は極めて高い防御力を誇り、簡単には突破できない。
「ォォオオォオオ……」
 ミナルアの斬撃波を受け止めた巨人は、反撃とばかりに全身から光線を放つ。それがまた別の巨人に当たれば、さらに光線が発射され――最終的には戦場全体を埋め尽くすような光線の雨が降り注ぎ、邪魔者を一網打尽にせんとする。

「オーさん! 出来るだけ避けて!」
『オォォー!』
 エリュファシオンは目を凝らして光線の軌道を読みながら、味方全員に「万能時間覇気」のオーラを纏わせる。オーさんの機動力をもってしても全弾回避するのは難しいが、ダメージを軽減すれば倒れはしないだろう。これよりもっと厳しい戦場でも彼女らは生き抜いてきたのだ。
「大丈夫か?」
「平気だよ!」
 これだけの攻撃に巻き込まれても無傷のラズワルドは流石と言うべきか。しかしエリュファシオン達も全員無事だ。
 そして敵の攻撃が終わった後は再びこちらのターンが回ってくる。光線が止まったタイミングを見計らって、彼女の伏せていた"布石"が動きだす。

「今だよ、ラウール!」
 エリュファシオンの合図と同時に現れたのは【逆行怪盗皇・ラウール・アナザーワン】。あらかじめ敵の影に潜んでいた彼は、怪盗能力により呼び出したワイヤーで敵を縛り上げる。金剛石の巨人の剛腕でも簡単には引き千切れない、非常に強靭な拘束具だ。
「オォォオ……?!」
 身動きを封じられた巨人達に、ラウールは追撃を叩き込む。彼の攻撃はユーベルコードを剥奪する効果を持つため、これでもう敵は光線のカウンターは撃てない。ワイヤーに縛られてギシギシともがく様は、デカいだけの木偶の坊だ。

「止めだ、ごらぁ!」
 最後にヤンキーじみた怒号とともにエリュファシオンが怪力を振るえば、金剛石の巨人達は地面に叩き伏せられる。
 砕かれた巨躯から金剛石の破片が飛び散り、「オォォ……」と無念の断末魔が響く。敵の沈黙を確認すれば、すぐにエリュファシオン達は次のターゲットを狙って戦場を駆け回るのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

凶月・陸井
相棒の時人(f35294)と参加

今度はエンドブレイカーの世界とはな
どの世界だろうと必ず阻止する
全力で、護ろう
「あぁ、いつも通りで行くぞ、相棒」

相棒と共に戦場に立ち、すぐに勇者に声を
「勇者ラズワルド!助太刀するぞ!」

「任せとけ、相棒」
同時に【水遁「水刃手裏剣」】を準備
高威力は一撃、と凝り固まった頭を
相棒が以前当たり前のように言った一言が吹き飛ばしてくれた
後は自分の想像力だ

両手の指全てに水刃を挟み、空中にも水刃を生み出し
溜めの分多少時間がかかるが狙いは正確に
相棒の攻撃を抜けた敵一体一体を、そして勇者が叩き伏せる周囲の敵を
文字が縛り上げ、渾身の力を注いだ水刃で穿つ
「悪いな、進撃はストップだ」


葛城・時人
相棒の陸井(f35296)と

今度はエンドブレイカーの世界か
猟兵を全部追い出して好き放題なんて
絶対させるものか

「俺たちはどこの破滅も許さない…だろ?陸井」

答えは分かってる
俺のただ一人の相棒だから

「さ、往こう!」

到着後ラズワルドに声を
「猟兵だよ!俺達も戦う!」
叶うなら獅子奮迅の勇戦も称えたいけど
余裕はなさそうだ
「まず此処に到達する敵を減らそう」
搔い潜ってくる奴は
「ラズワルド!陸井!任せた!」
アークへリオン詠唱

敵が此方を目指すから俺の刻印は
「全員が見る!」

焼け焦げ崩れる敵を見ながら高速・多重詠唱も
用い幾度でも繰り返す
「ククルカン!」
俺の蟲には陸井とラズワルドの守護と攪乱を願い
ただ全力でUCを放とう!



「今度はエンドブレイカーの世界か。猟兵を全部追い出して好き放題なんて、絶対させるものか」
 万能の魔神エリクシルと、その創造主たる「11の怪物」が企てた、恐るべき「大地母神暗殺計画」。この世界を自分達が支配する不可侵の拠点にしようという目論見を挫くべく、葛城・時人(光望護花・f35294)は立ち上がった。
「どの世界だろうと必ず阻止する。全力で、護ろう」
 彼と共闘するのは長年の相棒でもある凶月・陸井(我護る故に我在り・f35296)。故郷シルバーレインの他にも彼らは様々な世界を渡り、破滅の危機から人々を護ってきた。学生時代から変わらぬ志を掲げ、此度もまた戦場へ赴く。

「俺たちはどこの破滅も許さない……だろ? 陸井」
「あぁ、いつも通りで行くぞ、相棒」
 問いかける前から答えは分かっている。そして予想と一句も違わぬ答えを返してきた陸井に、時人は笑って「さ、往こう!」と声を上げる。此度の戦場は滅びの大地からの侵略を押し止める防衛線。そこには『金剛石の巨人』の大軍に立ち向かう1人の勇者の姿があった。
「勇者ラズワルド! 助太刀するぞ!」
「君達は……」
「猟兵だよ! 俺達も戦う!」
 はっと振り返った『伝説の勇者ラズワルド』の顔に傷はなく、汚れひとつない白銀の鎧は彼の実力を証明している。
 だが、エリクシルを滅ぼすことのできない彼が、大軍を抑え続けるのにも限界はある。それでも疲労をおして戦い続けられたのは、必ず猟兵が来てくれると信じていたからだろう。

「待っていたぞ、猟兵。これで百人力だ」
「うん。まず此処に到達する敵を減らそう」
 叶うなら獅子奮迅の勇戦も称えたいところだが、生憎その余裕はなさそうだ。押し寄せる巨人の大軍を見た時人は、錫杖を手に【アークヘリオン】の詠唱を開始する。光の能力者「ヘリオン」である彼は、その力をもって世界の根源をなす聖なる光を具現化させる。
「始まりの刻印よ、創世の光もて敵を討て!」
 このユーベルコードは刻印を視認した対象に創世の光で攻撃する術だ。発動条件の都合上、対象が刻印を見ていなければダメージを与えられないが、敵が人類の生存圏を目指して此方に向かってくるのなら、時人の掲げた刻印は――。

「全員が見る!」
「「ォォォォォォオオオ……!!?!」」
 進撃する金剛石の巨人達は、時人の錫杖に光の刻印が浮かび上がるのを見た。直後、彼らの身体は創世の光を浴びて焼き焦がされる。それを見ながら時人は同様の詠唱を高速で繰り返し、複数の刻印からの光撃で敵を攻め立てていく。
「ォォォォオオオオオォオオオオ……」
 巨人達の身体は砕けるたびにより強固に進化するが、非物理的な手段によるダメージでは再生もできない。苦しげなうめき声と共に続々と崩れ落ちていくが、それでも少なくない数の個体が残った。前を歩く巨人が光を遮ったことで、攻撃を掻い潜る隙が生じたのだ。

「ラズワルド! 陸井! 任せた!」
「任せとけ、相棒」
「助勢しよう」
 時人の【アークヘリオン】だけでは仕留めきれなかった敵を請け負うために、陸井とラズワルドが前線に踏み出す。
 応答と同時に【水遁「水刃手裏剣」】を準備した陸井は、近付いてくる巨人どもをどう倒すか考える。あれだけ高い強度を誇る敵だ、一撃で仕留めるのはほぼ不可能だろう。
(高威力は一撃、と凝り固まった頭を、相棒が以前当たり前のように言った一言が吹き飛ばしてくれた。後は自分の想像力だ)
 両手の指全てに水刃を挟み、空中にも水刃を生み出す。これだけの数を用意すれば、金剛石の装甲も貫けるだろう。
 溜めを要するぶん多少の時間がかかるのが難点だが、ここには名高き勇者ラズワルドがいる。迫る巨人を圧倒的な力で押し返し、猟兵達の時間を稼いでくれる。

「止めは任せるぞ」
「ああ。準備完了だ」
 勇者が叩き伏せた巨人達を「重縛鎖」や「爆砕繋鎖」の戦文字が縛り上げる。直後に陸井は渾身の力を注いだ手裏剣を投げ放った。水練忍者にとって基礎のひとつと言えるアビリティを研鑽した、もっとも手に馴染むユーベルコード。その威力の高さはすなわち練度の高さだ。
「悪いな、進撃はストップだ」
「「オォォォ……!!?」」
 時人の光で焼け爛れ、ラズワルドの剣で砕かれた装甲を、水の刃が穿つ。それが致命傷となって金剛石の巨人は力なくよろめき、どうと音を立てて崩れ落ちた。どの巨人も陸井が投げる手裏剣の射程距離よりも先には進めず、無惨な骸を晒す事となる。

「ォォオオォオオ……」
 接近戦が困難だと判断した金剛石の巨人達は、全身から光線を放って応戦する。創世の光とは比べるまでもないが、こちらも十分な威力のユーベルコードだ。陸井とラズワルドは咄嗟に回避しようとするが――その時、時人が叫んだ。
「ククルカン!」
 ヘリオンにして蟲使いでもある彼が使役する白燐蟲「ククルカン」が、敵を撹乱して光線の軌道をわずかに逸らす。
 自身がユーベルコードによる攻撃に専念するぶん、守護の要になるのがこの蟲達だ。白き燐光が盾となり目眩ましとなって、戦場をひらひらと飛び回る。

「流石だな、相棒」
 ククルカンの撹乱が効いている内に、陸井は水刃手裏剣を再生成。敵の急所へと正確に狙いをつけて投擲を重ねる。
 そして時人もまた全力でユーベルコードを放ち続け、戦場を創世の光で照らす。これを直視した巨人どもは次々に焼かれ、力尽きてゆく。
「このまま押し切るぞ、相棒!」
「応とも!」
 二人の阿吽の呼吸が生み出す連携は、勇者の武勇にも劣るまい。鍛え上げられた技と力が、巨人の侵攻を押し戻す。
 開戦よりこの地では激闘が繰り広げられているが、戦線を突破するエリクシルは1体もいない。「護」の志をもって戦う能力者たちの働きが、大きな力になっているのは間違いなかった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

鏡島・嵐
たった一人で大軍勢を食い止められるって……やっぱすげえ人は居る所には当たり前のように居るんだな。
本音を言えばおれが後ろから支援して勇者サンにとどめを任せたいトコだけど……今回はそうも言ってられねえか。
怖ぇけど、頑張らねえと。

《我が涅槃に到れ獣》起動。
ある程度の距離を保ちながら、ラズワルドに打ちかかっている敵を〈スナイパー〉ばりの精度で狙い撃つ。
体を張ってくれてるんだから、きっちりケツ持ちはしねえとな。
反撃の光線は〈第六感〉で〈見切り〉躱す。

ラズワルドの状況を見つつ、危なそうなら〈目潰し〉〈マヒ攻撃〉で敵を足止めしたり、〈援護射撃〉で体勢を立て直すのを助ける。

※ラズワルドは「さん」づけで呼ぶ。



「たった一人で大軍勢を食い止められるって……やっぱすげえ人は居る所には当たり前のように居るんだな」
 伝説と呼ばれるにふさわしい、現実離れした戦いぶりを披露する『勇者ラズワルド』の姿を見て、鏡島・嵐(星読みの渡り鳥・f03812)は感心したように呟く。自他ともに認める怖がりで、戦うことが苦手な彼からすれば、まさに別次元の存在である。
(本音を言えばおれが後ろから支援して勇者サンにとどめを任せたいトコだけど……今回はそうも言ってられねえか)
 あんなに強い勇者でさえ、エリクシルに滅びをもたらす術を持たない。このままではいずれ大軍に押し切られ、敗北を喫する事になるだろう。だからこそ猟兵の力が必要とされている。それを分かっているからこそ嵐も逃げ出さない。

「怖ぇけど、頑張らねえと」
 【我が涅槃に到れ獣】により召喚した黄金のライオン「ア・バオ・ア・クゥ」に乗って、嵐は戦場へと飛び込んだ。
 彼の武器はお手製スリングショット。普通に当てても装甲の硬い『金剛石の巨人』には効果が薄いかもしれないが、ラズワルドがダメージを与えた上で、彼の射撃技術があれば――。
「そこだ!」
「ォォオォ……?!」
 スナイパーばりの精度で放たれた弾丸が、装甲の破損部位に命中する。これには巨人も堪えたようで、岩と岩が擦れるような不気味なうめき声が上がった。それを見たラズワルドも「いい狙撃だ」と笑い、剣を振るって敵を押し返す。

「体を張ってくれてるんだから、きっちりケツ持ちはしねえとな」
「この世界の未来のためだ。お互い役目を果たすとしよう」
 嵐はそのままクゥの機動力を活かし、ある程度の距離を保ちながらラズワルドに打ちかかっている巨人を狙い撃つ。
 相手とこちらの速度差を考えれば、接近戦に持ち込まれる可能性はほぼ無いとみていいだろう。ラズワルドが前線を支え、嵐が後方から援護ととどめ役を担う布陣だ。
「ォォオオォオオ……」
 金剛石の巨人も肉弾戦一辺倒ではなく、遠距離攻撃には全身から光線で反撃する。だがそれも十分な距離さえあれば避けられる攻撃だ。第六感を研ぎ澄ませてタイミングを見切った嵐は、クゥとともに人騎一体の動きで光線を躱した。

「ラズワルドさん!」
 自身の安全を確保しつつ、嵐はラズワルドの状況も見て、ピンチと見ればすかさずフォローに入る。戦場に散らばる金剛石の破片を拾い上げ、弾丸としてスリングショットを引き絞り――またもや狙い澄ました射撃が巨人の目を穿つ。
「オォォォ……!!?」
「見事だ、猟兵よ」
 目潰しを食らった巨人の動きが止まり、その隙にラズワルドは体勢を立て直す。さらに間髪入れずに剣を振るえば、今度は巨人の体勢が大きく崩され。そこに次弾装填を終えていた嵐の追撃が突き刺さると、敵は完全に動きを止めた。

「危ない所だった。感謝する」
「お互い様だろ」
 初対面ながらも優れた連携を披露し、敵に隙を見せない嵐とラズワルド。この防衛線が突破される気配は今だなく、彼らの周囲には金剛石の屍が増えていく。その勇戦を讃えるかのように、炎纏う獅子の咆哮が戦場に響き渡った――。

大成功 🔵​🔵​🔵​

シン・コーエン
勇者ラズワルド殿と共に戦えて光栄です。
と騎士の礼を。

エンドブレイカー、リョウ・コーエンとソフィア・エーベルヴァインの息子、シン・コーエン参る!

金剛石であろうと何であろうと斬って見せよう。

相手の攻撃は第六感・心眼で読んで、攻撃や光線を見切りで回避。
最終防御にオーラ防御を展開。

ラズワルド殿の攻撃に紛れるように連携して動き、ダッシュ・ジャンプを繰り返して残像を多数作って幻惑。
念動力で自身の身体を加速して相手の背後に移動。

灼星剣を両手で持ち、陽光の魔法を武器に纏い、UC:万物両断を使用。
縦横の2回攻撃・鎧無視攻撃・斬撃波で相手を4つに切断して倒す。

ラズワルド殿、援護感謝いたします。
次に向かいましょう。



「勇者ラズワルド殿と共に戦えて光栄です」
 かつてエンドブレイカーと共にこの世界を救うために戦った『伝説の勇者ラズワルド』に、シン・コーエン(灼閃・f13886)は騎士の礼を取る。父母から伝え聞いた英雄譚の人物と、まさか自分が共闘することになろうとは思いもよらなかったが、1人の戦人としてはまたとない機会だ。
「エンドブレイカー、リョウ・コーエンとソフィア・エーベルヴァインの息子、シン・コーエン参る!」
 勇士たる父母の名に恥じぬ戦いをしてみせようと、サイキックエナジーを束ねた「灼星剣」を構え、高らかに叫ぶ。
 対峙するは滅びの大地より進撃する『金剛石の巨人』。並ならぬ強大なエリクシルの軍勢だが、恐れるに足らずだ。

「あのエンドブレイカー達の子孫か。これは期待だな」
 新世代の実力を見せてもらおうかと、まずはラズワルドが敵陣に吶喊する。卓越した武技をもって大剣を振るえば、一太刀で何体もの巨人が吹き飛ばされる。猟兵ではない彼にエリクシルにとどめを刺す力は無いものの――彼の攻撃に紛れて、すかさずシンが間合いを詰める。
「金剛石であろうと何であろうと斬って見せよう」
 念動力で自身の身体を加速させ、敵のガードが甘い背後へ。両手持ちにした灼星剣も陽光の魔法を纏わせて、放つは【万物両断】の斬撃。燦然と輝く灼光の刃が敵を縦横十文字に斬り伏せれば、敵は轟音と共に4つに割れて倒壊した。

「見事な剣技だ」
「恐れ入ります」
 異世界の流派も取り入れたシンの剣技を、ラズワルドも心から褒め称える。しかしまだ、敵を1体減らしただけだ。
 今だ尽きる気配のないエリクシルの軍勢は、巨体から繰り出す剛腕や光線を武器として邪魔者をなぎ倒さんとする。
「近付かれると、なかなかの迫力だな」
「オオオォオォオ……!」
 唸る巨人を前にして、シンはダッシュとジャンプを繰り返して多数の残像を作り、狙いを絞らせないよう幻惑する。
 見た目通りのパワーと防御力、そして動きの鈍重さを兼ね備えるのが金剛石の巨人の特徴だ。無重力空間にいるような彼の軽快な動きを、まるで捉えきれていない。

「重いが、遅いな」
 第六感と心眼による予測で敵の攻撃を見切り、持ち前の機敏さで回避するシン。避けきれなかった時のためにオーラ防御も展開しているが、その必要もなかったかもしれない。ちらりとラズワルドの方も確認すれば、あちらもかなりの敵の標的にされているにも関わらず、今だに傷ひとつ負っていない。
「ラズワルド殿」
「ああ」
 敵の攻撃の手が緩むのを待って、二人は再び攻勢に転じる。まずはラズワルドが"削り役"として金剛石の巨人を正面から押し込んだ後、シンが背後よりとどめの一撃を食らわせる。紅き灼光の十字架が刻まれるたび、一体、また一体と敵が姿を消してゆく。

「ラズワルド殿、援護感謝いたします。次に向かいましょう」
「そうだな。頼りにさせてもらうぞ、シン」
 周辺の敵を一掃したシンとラズワルドは、なおも迫りくる軍勢を迎え撃つために戦線を押し上げる。防衛線が突破される気配はなく、新しき勇士達の士気も依然として高い。このまま一気に「11の怪物」への突破口を開かんと、シンは気を引き締めるのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ダーティ・ゲイズコレクター
私はダーティ!ダーティ・ゲイズコレクター!
凶悪で極悪で劣悪で最悪な魔王ダーティとは私のことです!

あんなでっかくて強そうな金剛石の巨人さんたちをたった一人で食い止めるなんて
超目立ってます!羨ましい!
というわけで私もラズワルドさんに協力して目立っちゃおうと思います!

巨人さん達すごく重そうですし
進行方向の地面を『地形破壊』して『トンネル堀り』の要領で穴ぼこだらけにして
進撃速度が鈍ったところをラズワルドさんと一緒に各個撃破していきます!
手で掘ったんじゃ間に合わないし地味なのでここはUC【醜悪!邪王穢澱烙印槍】で
一気にド派手に抉っていきましょう!



「あんなでっかくて強そうな金剛石の巨人さんたちをたった一人で食い止めるなんて、超目立ってます! 羨ましい!」
 人類防衛線「ラズワルド・ウォール」の要として、獅子奮迅の活躍を見せる『伝説の勇者ラズワルド』に、ダーティ・ゲイズコレクター(Look at me・f31927)は羨望の眼差しを向ける。次代のデビルキングを目指して悪事の研鑽に励む身としては、あの注目っぷりは見習いたいものだ。
「というわけで私もラズワルドさんに協力して目立っちゃおうと思います!」
 目立っている他人を利用して自分も目立つ、なんとワルな作戦だろう。下手すると注目を全部勇者に食われかねないリスクはあるが、成功すれば敵味方の視線は自分に釘付け。やってみせましょうと意気揚々、彼女は前線へ飛び立つ。

「私はダーティ! ダーティ・ゲイズコレクター! 凶悪で極悪で劣悪で最悪な魔王ダーティとは私のことです!」
 陽気で高らかな名乗りと共に戦場に降り立ったダーティは、着地と同時に【醜悪! 邪王穢澱烙印槍】を発動する。
 大きな赤紫色の矢印型オーラが彼女の全身を包み込み、戦闘力と飛翔速度が大幅にアップ。その状態で地面スレスレを全速力で飛行すれば――。
「邪なる王に潜む悍ましき穢れの澱よ! 烙印刻む矛と成れ!」
 彼女の進路に沿って地面は大きく抉れ、トンネル状の穴が至る所にできあがる。これは敵の進撃速度を鈍らせるための作戦だ。ただでさえ鈍重な『金剛石の巨人』の進行方向を、こうして穴ぼこだらけにしてしまえば、さぞ困ってくれるに違いない。

「巨人さん達すごく重そうですし、これで上手く歩けないと思います!」
「オ、オォォオォォ……?!」
 手で掘ったんじゃ間に合わないし地味なので、という理由からユーベルコードで掘削した穴ぼこエリアに、まんまとやって来た金剛石の巨人達。彼らは地面の起伏に足を取られたり、掘り起こされて緩くなった足元を踏み抜いたりと、ダーティの予想通りの状況に陥った。
「あとはラズワルドさんと一緒に各個撃破です!」
「なるほど、面白い作戦だ」
 悪魔のパワーと発想力による奇想天外な策に、ラズワルドも感心しながら連携する。足の止まった巨人など、いくら剛腕と装甲に優れていようがただの木偶の坊である。ガードの硬い正面を避け、背後に回り込んで攻撃すれば、面白いくらい簡単にダメージを与えられる。

「とどめは任せるぞ」
「はい! 派手にやらせてもらいます!」
 ラズワルドの攻撃で十分敵を削ったところで、美味しいところはダーティがいただく。矢印オーラを身に纏ったまま猛スピードで突っ込めば、まるで大砲の直撃でも食らったかのように巨人の身体に風穴が空いた。金剛石の硬さをものともしないド派手な倒し方に、敵味方の注目が自然と集まる。
「まだまだ行きますよ! もっと私を見てください!」
 見られれば見られるほど「ゲイズ・パワー」が溜まり、視線誘導の悪魔は魔力を増す。当初ラズワルドに向けられていた視線さえも見事にかっ攫って、防衛線上で大いに目立ちまくるダーティ。その正の連鎖を止められる敵はおらず、穴ぼこの上に金剛石の破片が積み重なっていった――。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ビッグ・サン
とどめを刺すだけの簡単な仕事だそうですね
それにしても金剛石の巨人と戦って勝てるとはすごい人物ですね
スーパーマンみたいな感じで戦ってるんでしょうか

まあ、なんにせよ闘いはその人に任せて、私は試したいことをやらしてもらいましょう

今回やりたかったのは、腐敗の王との実験で得た技だ
腐らないものを腐らせる
腐敗の王戦で得た腐った貴金属から、何が腐る原因なのかを研究し腐敗の術に練りこんだのだ

ラズワルドの攻撃で倒れた金剛石の巨人のところに行くとビッグが呪文を唱える

同時に、真っ黒なガスが広がり巨人を覆っていく

さて、うまく腐ってくれると良いんですけどね

ニコニコとしながら、ビッグは巨人の腐る様子を観察するのであった



「とどめを刺すだけの簡単な仕事だそうですね」
 押し寄せる『金剛石の巨人』の軍団相手に、それが本当に簡単かどうかはさておいて、ビッグ・サン(|永遠を求める研究者《ナイスガイ》・f06449)の態度は余裕に満ちていた。ある意味、味方である『伝説の勇者ラズワルド』の力を信用しているとも言えるか。
「それにしても金剛石の巨人と戦って勝てるとはすごい人物ですね。スーパーマンみたいな感じで戦ってるんでしょうか」
 そう思って現地で目撃したラズワルドの戦いぶりは、まさに超人的であった。敵の剛腕や光線の嵐の中を掻い潜り、剣一本で巨人の軍勢をなぎ倒しながら、自分は掠り傷ひとつ負わない。単騎で防衛線の役目を果たすその芸当、一体どうやっているのか理解不能であった。

「まあ、なんにせよ闘いはその人に任せて、私は試したいことをやらしてもらいましょう」
 ビッグはそう言ってラズワルドの攻撃で倒れた巨人のところに行き、呪文を唱え始める。彼の本業は研究者であり、不老不死という目的のために様々な実験を日々行っている。オブリビオンやエリクシルといった連中は、実験台にしても誰も文句を言わない格好の素材なのだ。
「ォォォォオオオオオォオオオオ」
 大ダメージを受けて倒されても、金剛石の巨人はユーベルコードで砕けた身体をより強固に再生し、防御力を高めて復活する。エリクシルにとどめを刺せないラズワルドでは、何度倒したところでこのループを断ち切ることはできない――が、まさに巨人が立ち上がろうとする前に、ビッグの呪文が発動する。

「灰は灰に、土は土に、地より成る物はすべて腐れ落ち、大地に還らん」
 【腐敗の魔法】の呪文を唱え終えると同時に、真っ黒なガスが広がり巨人を覆っていく。これは強烈な腐食性を持ったガスで、大抵の物質は瞬時に腐らせてしまう。それは無機物だろうと、生物だろうと――果ては純粋な生命とも呼べないエリクシルでも例外ではなかった。
「オォォォォ……!?」
 再生しようとした部位がガスによって真っ黒く腐食し、ボロボロと崩れ落ち、金剛石の巨人が動揺を声に浮かべる。
 ビッグが今回やりたかったこれは、ダークセイヴァーの『腐敗の王』との実験で得た技だ。腐らないものを腐らせる――腐敗の王戦で得た腐った貴金属から、何が腐る原因なのかを研究し、腐敗の術に練りこんだのだ。

「さて、うまく腐ってくれると良いんですけどね」
 ニコニコとしながら、ビッグは巨人の腐る様子を観察する。魔法は彼の想定した通りに働いており、破損でなく腐敗した身体はうまく再生する事ができないようだ。頑強を誇った金剛石は脆くも腐り落ち、後には黒ずんだ遺骸が残る。
「ォ、ォォォ、オ……」
 もちろん1体だけでは実験のサンプルとしては不足だ。ビッグはラズワルドが倒した巨人に次々と同様の術をかけ、経過観察の結果を比較する。戦場に広がる暗黒腐敗ガスの範囲内から、生きて出られるエリクシルは皆無だった――。

大成功 🔵​🔵​🔵​

マウザー・ハイネン
…昔ミラ様も記されていましたが、ラズワルド様本当に私達と本当に同じ成分で出来てるのか疑わしく思えてきますねあの無敵っぷり。
あの強さがあっても滅ぼせないのは厄介ですが、私達が居ます。
ラズワルド様、加勢に馳せ参じました。
共に世界を守りましょうと告げて戦闘に。

正面からの攻撃は厳しそうですが…真っ向勝負、行きましょうか。
ラズワルド様にはできるだけ強烈な一撃を叩き込んで頂けたらと。
その攻撃に紛れつつ私が巨人の背後に回り込みUC起動、氷槍で背を貫きトドメを。
…しかし剛腕の反撃すら軽く無傷でガードしているラズワルド様は本当流石ですね。
私も負けていられません、どんどん倒していきましょう。

※アドリブ絡み等お任せ



「……昔ミラ様も記されていましたが、ラズワルド様本当に私達と本当に同じ成分で出来てるのか疑わしく思えてきますねあの無敵っぷり」
 一体なにを食べてどんな鍛え方をすればあんなに強くなるのか、マウザー・ハイネン(霧氷荊の冠・f38913)には皆目見当もつかなかった。『金剛石の巨人』の軍団相手に一歩も退かず、傷一つ負わない『伝説の勇者ラズワルド』。マスカレイドと戦っていた頃から実力はまったく衰えていない様子だ。
「あの強さがあっても滅ぼせないのは厄介ですが、私達が居ます」
 万能の魔神エリクシルにトドメを刺せるのは猟兵のみ。己の手では決着を付けられない事を知りながら、時間稼ぎに徹してくれている勇者の覚悟に、応えるべき時は今だ。無表情の裏側に冷たい闘志を秘め、彼女は防衛線に参加する。

「ラズワルド様、加勢に馳せ参じました。共に世界を守りましょう」
「来てくれたか。ああ、ここで奴らを押し返そう」
 マウザーの到着にラズワルドは微かな笑みを見せ、武器を構え直す。すでに彼の大剣は数多のエリクシルをなぎ倒してきており、滅ばぬとは言え警戒せざるをえない脅威だと敵も身に沁みているようで、【オオオォ……オォオ……】と唸りながらガードの構えを取っている。
「正面からの攻撃は厳しそうですが……真っ向勝負、行きましょうか」
 敵の様子を見たマウザーは「教皇の氷槍」を手に、姿勢を低くして突撃の構えを取る。向こうもそれなりに知性や戦術はあるようだが、なにせこちらには伝説の勇者が付いているのだ。複雑な小細工を弄するよりも、作戦はシンプルなくらいで良い。

「ラズワルド様にはできるだけ強烈な一撃を叩き込んで頂けたらと」
「承知した。行くぞ!」
 マウザーの提案に乗る形で、渾身のアビリティを繰り出すラズワルド。大地を抉るような強烈な一斬が巨人の軍団を真一文字になぎ払い――ガードを固めていたにも関わらず、背後に大きく仰け反らされるほどの衝撃が彼らを襲った。
「流石。期待に違わぬ御力です」
 その攻撃に紛れつつ、マウザーは一直線に巨人達の元へ。一陣の涼風の如きスピードで背後に回り込むと、【大海嘯砕き】を発動。氷茨と白百合で飾り立てられた銀槍が絶対零度の冷気を纏い、あらゆる加護を貫通するアンチマジックのルーンが宿る。

「その護りを砕きます」
「ォ……オオオォォォ……!!?!」
 ガードの甘い背面から氷槍を突き立てれば、その矛先は金剛石の装甲を薄氷の如く貫き、巨人に致命傷をもたらす。
 断末魔の絶叫とともに倒れ込んだ巨人は二度と起き上がる気配を見せず、その身体は冷気で完全に凍りついていた。
「まずは一体……しかし剛腕の反撃すら軽く無傷でガードしているラズワルド様は本当流石ですね」
 ラズワルドが正面から敵軍にダメージを与え、マウザーがとどめを刺すこの戦法、当然ながら危険なのは前者だが、敵の反撃まで一手に引き受けた上で平然としているラズワルドはやはり規格外だ。感情を顔に出すのが苦手なマウザーだが、内心ではもはや驚きを通り越す気持ちである。

「私も負けていられません、どんどん倒していきましょう」
 マウザーにもエンドブレイカーの猟兵として、この世界を守る意志と矜持がある。勇者と共に槍を振るい、手負いの巨人を片っ端から突き倒していく。マスカレイドの時代から悲劇の終焉に立ち向かい続けてきた彼女の実力も、決して並の戦士の域にはない。
「流石だ。ならば私も全力でいかせてもらおう!」
 そんなマウザーの戦いぶりをラズワルドも信頼し、出し惜しみせず力を振るう。ルーンの輝きと銀氷が煌めくなか、敵軍は今だにこの戦線を突破できずにいた。あれだけ大量にいた巨人の群れにも、いよいよ底が見え始めている――。

大成功 🔵​🔵​🔵​

キャスパー・クロス
ラズワルドさん……!!
まさかまた会えて一緒に戦えるとは、嬉しい半分……そんな状況になっていることに憂う半分な気持ちになりつつ
でも感傷的なこと言ってられないね

「……エリクシルッ!!」

不倶戴天の敵、それを目の前にして……一秒も無駄にできない!
我が身に逆巻く風にこの瞋恚を乗せ、疾風を迅雷と化し……雷を纏う『真の姿』へ!

「足止めありがとう!倒すのは私達の仕事だ!」

ラズワルドさんのお陰で侵攻が止まっているならこちらのもの
【推力移動】での【空中機動】で飛び上がり、足が止まっている|巨人《でかいマト》へ、

「‪一気にトドメだ──‬Ecru Beigeッ!」

《気爽かなるEcru Beige》を発動!
『金剛石の体で受け止める』というUC性質を持っているのも、御愁傷様。相性が悪かったね
簡単な話……私のUCは、“受け止めたら死ぬ”
当たりさえすれば勝つ。つまり、ラズワルドさんが足を止めてくれるなら負けはしない!

さあ、次!
全てのエリクシルを破壊するまで、私は止まらない!



「ラズワルドさん……!!」
 まさかまた会えて一緒に戦えるとは、嬉しい半分。そんな状況になっていることに憂う半分な気持ちになりながら、キャスパー・クロス(空色は雅やか・f38927)は『伝説の勇者ラズワルド』に声をかける。彼女の複雑な感情を知ってか知らずが、勇者は一言でそれに応えた。
「待っていたぞ」
 彼は猟兵が必ず来ると信じて、勝算のない時間稼ぎに身を投じていた。あたかも大魔女に戦いを挑んだ時のように。
 勇者にとってそれは当たり前の事だったのだろう。だったら自分も感傷的なこと言ってられないねと、キャスパーは今、戦うべき相手と対峙する。

「……エリクシルッ!!」
 滅びの大地より迫る『金剛石の巨人』。11の怪物により創造され、全ての知的生命体を脅かす万能の魔神が一柱。
 これまで奴らの手により弄ばれた『願いの力』が、どれほどの厄災をこの世界にもたらしてきたことか。かの大魔女とマスカレイドの誕生も、事の発端にはエリクシルが関わっていたのだ。
「不倶戴天の敵、それを目の前にして……一秒も無駄にできない!」
 キャスパーは我が身に逆巻く風にこの瞋恚を乗せ、疾風を迅雷と化し――雷を纏う『真の姿』を解放する。外見上は大きな変化はないが、|超克《オーバーロード》に至ったことで溢れんばかりの気迫とオーラが渦巻いている。それらは重力の軛を脱する推進力となって、彼女の身体を空に舞い上げた。

「足止めありがとう! 倒すのは私達の仕事だ!」
 ラズワルドのお陰で侵攻が止まっているならこちらのものと、キャスパーは雷と同等の速度で金剛石の巨人に迫る。
 足の止まっている鈍重な巨人など、彼女にとってはただのデカい的だ。反撃のリスクも気にせず繰り出すは、必殺の【気爽かなるEcru Beige】。
「一気にトドメだ──‬Ecru Beigeッ!」
 エリクシルのみを自動追尾する性質を持った雷撃が4発、至近距離から大槍のように金剛石の巨人へと突き刺さる。
 敵は【ォォオオォオオ……】と唸りながら、自慢の頑丈なボディで雷を受け止め、光線で逆襲しようとするが――。

「御愁傷様。相性が悪かったね。簡単な話……私のユーベルコードは、"受け止めたら死ぬ"」
 回避ではなく防御を重視した金剛石の巨人のユーベルコード特性は、キャスパーの技とは致命的に相性が悪かった。
 一秒でも長く悔い、一秒でも早く死ね。エリクシルを抹殺する為に編み出された、言葉通り"必殺"のユーベルコードは、全て命中すれば確実な死を標的にもたらす。
「ォ……ォォォオォ……!!!?」
 雷速の四連撃を食らった巨人の身体にヒビが入ったかと思うと、小さな金剛石の破片となってコナゴナに砕け散る。
 まずは1体。キャスパーはすぐに次の敵に目標を定めると、真の姿を維持したままユーベルコードを再び発動した。

「当たりさえすれば勝つ。つまり、ラズワルドさんが足を止めてくれるなら負けはしない!」
 雷光と共に戦場を駆け、必殺の連撃で敵を仕留めていくキャスパー。その超高速の戦いをラズワルドも「見事だ」と称賛しながら、超人的な技と力で敵に立ち向かう。エリクシルを滅ぼす事はできずとも勇者の戦闘力は規格外であり、今だに敵が防衛線を突破できていないのがその証左だ。
「まだ行けるな。ここで奴らを全滅させるぞ」
「もちろん!」
 ラズワルドが盾となり敵を抑え、キャスパーが矛となり敵を討つ。苦し紛れに放たれる光線や剛腕も、二人に掠り傷すら付けられない。鈍重ゆえに撤退することさえできない金剛石の巨人達は、稲妻に打たれた遺骸を続々と晒す――。

「さあ、次!」
 全てのエリクシルを破壊するまでキャスパーは止まらない。休むことなき迅雷は金剛石の巨人どもを決して逃さず。
 そして遂に、防衛線に現れた最後の巨人が、【気爽かなるEcru Beige】の4連撃を食らって断末魔の咆哮を上げる。
「オ、オォォォォォォオォオ……!!!!!」
 閃光とともに崩壊した巨人の残骸は、大地に還ることもなく消滅し。地平線から新たな敵がやって来る気配もない。
 つかの間の静寂が戦場に訪れると、キャスパーはほっと息を吐いて真の姿を解除し――剣を下ろしたラズワルドに、笑顔で手を振るのだった。


 ――かくして猟兵達と勇者の奮戦によって『金剛石の巨人』軍団は撃退され、防衛戦は人類優勢のまま維持される。
 だが、これはまだ緒戦に過ぎない。エリクシルの創造主たる『11の怪物』との決戦に向けて、猟兵達は次の戦場へと向かうのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2023年09月09日


挿絵イラスト