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シュタルクヴォルフ公国戦線・|zwei《その2》

#獣人戦線 #クロムキャバリア #ヨーロッパ戦線 #ゾルダートグラード #シュタルクヴォルフ公国戦線

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#シュタルクヴォルフ公国戦線


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●鋼鉄要塞グラードを破壊せよ
 シュタルクヴォルフ公国の戦闘員、部隊を指揮するアルバート少佐が目の前の大きな要塞を見据える。
「いいかお前達、上層部からあの要塞を破壊せよとの命令が下った」
 アルバート少佐は息を殺しながら静かに作戦を伝え始める。
「あれは――鋼鉄要塞グラードですか」
 部下のヨセフが瞳を丸くして見つめた。本物に出会うとは、まさか思わなかったのだろう。だが、手前には幾多もの敵が見える。

「あの敵を排除するには、少数精鋭で特攻をかけるしかない。だが流石に我々部隊のみでは戦力不足だ……」
 手前にはコウモリの爆撃兵、その奥にはパンツァーキャバリア、そしてよく目を凝らせば、更に奥には大きな未知の物体が見える。
「こんな時、前みたいに猟兵が現れてくれたらいいんですけどね……希望的観測ですけど」
 ヨセフは旧式の武器を手入れしながら、息を溢した。

●グリモアベース
「ゾルダートグラードに対抗するシュタルクヴォルフ公国の人達に動きがあったわ!」
 そう猟兵達に告げるのはグリモア猟兵のジェルダ・ヒーメィ(銭の亡者・f27900)。前回のシュタルクヴォルフ公国の予知をした彼女は、鋼鉄要塞グラードの簡易的な図を広げた。

「前回の支援のおかげで、消耗品などの物資面は安心していいわ。今回はゾルダートグラードが各地に用意している要塞のうちの一つを破壊するミッションを遂行中みたいね」
 鋼鉄要塞グラード、いわゆるゾルダートグラードの拠点である。

「入口にはコウモリの爆撃兵が焼夷弾を投げてくるし、突破すれば精鋭のパンツァーキャバリアがお出迎えしてくれるわよ! 最後に待ち受けてるのが……何故かオブリビオンマシンなのよね、クロムキャバリアにあるアレよ! まぁ、全部爆破したり貫通魔法放ったりしてしまえば事足りると思うわ。今回は武器面で支援するといいかも! それじゃあ、頑張ってね!」
 グリモアでの転移を開始した、ジェルダだった。


椿油
 椿油です。シュタルクヴォルフの科学力はどれ位なんでしょうか。
 第1章は『コウモリ爆撃兵』との集団戦です。焼夷弾を投げたり、攻撃や叫びを感知して飛んできます。
 第2章は『キャンサー・ワゴン』との集団戦、精鋭揃いです。実は輸送用として開発されているので、拠点から物資を持ち運ぼうとしていたのかもしれませんね。
 第3章は『アグネリウス』とのボス戦、サイキックキャバリアのオブリビオンマシンです。炎を使った多彩な攻撃を仕掛けてきます。これを倒せばこの要塞は制圧完了です!

 また、今回の武器の支援は任意ですが、あるとシュタルクヴォルフ公国の人々が助かります。次回に反映されるかもしれません。

 皆様のアツいプレイング、お待ちしております!
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第1章 集団戦 『コウモリ爆撃兵』

POW   :    無差別爆撃
戦場にレベル×5本の【焼夷弾】が降り注ぎ、敵味方の区別無く、より【多くの被害と死者が出る】対象を優先して攻撃する。
SPD   :    反響定位
【超音波】を体内から放出している間、レベルm半径内で行われている全ての【攻撃】行動を感知する。
WIZ   :    空飛ぶ悪魔
戦場内で「【助けて・死にたくない・怖い・熱い・神様】」と叫んだ対象全員の位置を把握し、任意の対象の元へ出現(テレポート)できる。

イラスト:はるまき

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●焼夷弾を抱えた悪魔
『キキッ、助けを求める奴はどこだぁ~!?』
 空を飛び、被害が大きくなりそうな場所を探して動くコウモリ爆撃兵。

「こちらからうかつに動くわけにもいかなそうだな……」
「ですね……」
 アルバート少佐は上層部の無理強いと戦況を見て、顔を歪めた。

「せめてあのコウモリ共に範囲攻撃が出来たら少しはマシなのだが」
ジャン・ジャックロウ
『グラオザーム』に搭乗して鋼鉄要塞グラードに行軍していくぜ。
おーおー見てみろよ。コウモリ野郎共呆気に取られてやがるぜ。
そりゃそうか、【野良犬部隊】キャバリア班を引き連れて喧嘩売りに来てんだからよッ! 
超音波で攻撃行動を感知しようとしてるが、構わねえぜ。
…この数の攻撃相手に意味なんかねえだろうからよッ!
さあ、開戦の合図は派手にいかねえと。
キャバリア班全機、ショルダーホーミングレーザーキャノン発射ッ!!

ひゃっはっはっ、どうやら助けを求めて泣き叫ぶのはそっちみたいだなッ!
と、そこにいるのはアルバート少佐殿。こんな所で奇遇ですなッ!今、楽しいコウモリ狩りで手が離せないので話は後程でッ!


【アドリブ歓迎】



 ジャンはパンツァーキャバリア【グラオザーム】に搭乗し、鋼鉄要塞グラードへと行軍を開始した。
『キキッ……キッ!?』
「おーおー見てみろよ。コウモリ野郎共呆気に取られてやがるぜ。そりゃそうか、野良犬部隊――キャバリア班を引き連れて喧嘩売りに来てんだからよッ!」
 その数125体。攻撃行動の感知? 勿論コウモリ爆撃兵はビンビンに感知している。だが数が多過ぎてコウモリ爆撃兵は早くも戦意喪失しそうになった。

「さあ、開戦の合図は派手にいかねえと」
 ジャンが合図の手を振り降ろす。
「――キャバリア班全機、ショルダーホーミングレーザーキャノン発射ッ!!」
「了解!」
「了解!!」
「撃てーーッ!!」

『キィーッ!!』
『ィギャーッ!!』
 125門からの一斉攻撃で墜ちる墜ちる、どんどん撃墜されるコウモリ爆撃兵。
「いいぜいいぜェ!! その調子で撃ち落とせ!!」
「了解! 撃てーッ!!」
『ギギャーッ!!』

 レーザーキャノンがコウモリ爆撃兵を撃ち落とす光景を見て、アルバート少佐は|彼《ジャン》の姿を見る。
「おお、そこにいるのは……!」
「ひゃっはっはっ、どうやら助けを求めて泣き叫ぶのはそっちみたいだなッ! と、そこにいるのはアルバート少佐殿。こんな所で奇遇ですなッ! 今、楽しいコウモリ狩りで手が離せないので話は後程でッ!」
「あ、ああ!」

「この数なら加勢してもバレないのでは……!」
 ヨセフが淡い期待を抱いた。
「急いては事を仕損じる。あまり急くな、ヨセフ」
「はっはい」
 なおそう言ったアルバート少佐はホーミングレーザーキャノンを見て、些か興奮していたという。

大成功 🔵​🔵​🔵​

仇死原・アンナ
アドリブ歓迎

蝙蝠か…小賢しい奴らめ…
いいだろう…彼等を助けるべく戦場を行こう…!
私はアンナ…処刑人が娘也…!

地獄の炎纏い戦場を行こう
敵が放つ焼夷弾を鉄塊剣でなぎ払い切り捨てよう
焼夷弾の炎で我が身焼かれようとも地獄の炎による火炎耐性とオーラ防御で吹き飛ばし激痛耐性で耐え抜こう

空飛ぶ悪魔共め…ならば…その身で灼熱の炎を存分に浴びるがよい…!

緋色の天使を天に掲げて天候操作の力で嵐を呼び【紺碧の地獄の炎】を発動
範囲攻撃で戦場全体に地獄の炎を広げて敵群を焼却し鎧無視攻撃と継続ダメージで蹂躙してやろう…!

悪魔を騙る奴らめ…
|悪魔の世界《デビルキングワールド》の連中は地獄の炎でも涼しい顔だったぞ…



「蝙蝠か……小賢しい奴らめ……」
 アンナは上空を見てコウモリ爆撃兵を睨む。
「いいだろう……彼等を助けるべく戦場を行こう……! 私はアンナ……処刑人が娘也……!」

 【地獄の炎】を身に纏い、メラメラと燃えながら進むアンナを見てコウモリ爆撃兵は一瞬驚く。何故かというと、既に侵入者が燃えているからだ。

『キキィッ!!』
 焼夷弾を落とすも、鉄塊剣【錆色の乙女】が斬り落とす。斬って燃えようとも耐えるその姿に、顔が青ざめたコウモリ爆撃兵。
『キィ……! 何だアイツ!!』

「空飛ぶ悪魔共め……ならば……その身で灼熱の炎を存分に浴びるがよい……!」
 天叢雲剣【緋色の天使】を天高く掲げ、嵐を呼び、UC《紺碧の地獄の炎》から紺碧の地獄の炎が舞い出る。
『うぐぁぁーーっ!! アヅイ!! アヅイーーーッ!!』
『キィィーーッ!!』
 あまりにも暑くて焼けて落ちるコウモリ爆撃兵を見てアンナは呟いた。

「悪魔を騙る奴らめ……|悪魔の世界《デビルキングワールド》の連中は地獄の炎でも涼しい顔だったぞ……」

 その後も、熱傷の継続ダメージもあってか、見張りの汚物はいくつも消毒されたのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

リリウス・テイケー
アドリブ連携OK

話に聞くばかりで直接見るのは初めてだが、鋼鉄要塞とはなるほどね。

とはいえ既に、いい感じに混乱しているようだね。
それでは追加の攪乱をいれて、状況を有利に進めるとしよう。
「頼んだよ、スライムたち」
まずは相手の数が多そうな箇所少なそうな箇所を偵察。
それと同時に、横側やちょっと奥まった場所まで潜入してくれ。
ある程度の配置ができたら、できるだけ同時を目指す程度にズレたタイミングで一斉攻撃を開始。
相手の感知能力を逆手にとって、色んな場所にたくさんいると思わせる。

ダメージ? ……それは、うん、ほとんどないんだよねぇ。
というわけで、この混乱の隙を突いて相手を倒してくれる仲間がいるといいなぁ。



「話に聞くばかりで直接見るのは初めてだが、鋼鉄要塞とはなるほどね。とはいえ既に、いい感じに混乱しているようだね」
 リリウスは状況を見て、追加の錯乱攻撃を与える事に。

「頼んだよ、スライムたち」
 リリウスがUC《SchwarmSchleime》を発動すると、ちっちゃいスライムが117匹現れて戦場に散らばり、偵察を開始する。

『キキッ……? 何もいねぇが何かいる気が……?』

 コウモリ爆撃兵はまだ感知していない。何故ならまだスライム達は攻撃位置に配置が完了していないからだ。鋼鉄要塞の少し奥だったり、背後から奇襲する形で位置を取り、少しタイミングをずらして攻撃を開始した。

『キッ来やがった! どこだ!!』
『複数……いや大量にいやがる!?』
『あっちにもこっちにもいるぞ!』
 コウモリ爆撃兵は混乱する。そこら中で、まるで小さな兵隊がポコポコ攻撃を行っているような物を感知したからだ。

『どうなってるんだ!? 117体はいるぞ!!』
 数のカウントは正確なようだった。

 そして、そこに追撃とばかりに現れたのが――。

大成功 🔵​🔵​🔵​

試作機・庚(サポート)
はーい呼ばれてなくても参上する庚さんデスよ
サポート参加ってやつデスね

…サポート参加って何書けばいいんデスかね?
とりあえず口調はこれでわかると思うんデスけど…
まぁ私はその時々で色々変わるデスから気にしない気にしない
私が出来ることなら大体の事はするデス
あーけど、基本私はハピエン厨デスからあまりにも酷いことはしないデス
私がされる分には基本何されても別に問題ないデスけど…
私以外の奴…例え敵でもあまりにも可愛そうだと感じたら手を差し伸べる場合があるデス
まぁ必要があればやることやるんデスけどね
仕事デスし
なんでそこの判断は任せるデース

こんなもんでいいデスかね…?
あっ忘れてた『UCの詠唱は自由にどうぞ』デスよ



「今がチャンスってやつデスかね。それじゃあ喰らうがいいデスよ」
 庚がスライム達の援護に駆け付けた。
「戦場に一人増えたぐらいならきっと気づかないデショウね……えいやっ」

 UC《重力鎖の魔弾》を発動し、不規則にワープを繰り返す庚。コウモリ爆撃兵は何かが増えた事は気づいたが、その増えた誰か――庚がすぐ近くに迫っている事まで気づくのには時間がかかった。
「超重力に囚われてもらうデスよ」
 グラビティの弾丸を4回当て、コウモリ爆撃兵の一体は即死した。
『キキッ、いたぞ! ソイツだ!』

「数をこうやって減らせば援護も捗るって寸法デスよ、ほらもう一度行きマスよ?」
『キィッ!!』
 即死攻撃を見たコウモリ爆撃兵は逃げの一手に出る。
「逃がしマセンよ」
『キギャーッ!!』
 即死とはいかずとも、グラビティの弾丸が当たり墜ちて拘束されるコウモリ爆撃兵。それを見て、先程放たれたスライム達が墜ちたコウモリ爆撃兵にポコポコと集中攻撃を与えていく。

「このスライムたちが攻撃しやすいようにどんどんやっていきマスよ!」
『キィーッ!! 逃げろぉぉ!!』
 庚のヒット&リリウスが召喚したスライムの集中攻撃で、最終的にコウモリ爆撃兵は戦場から姿を消したのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​




第2章 集団戦 『キャンサー・ワゴン』

POW   :    シザ―ハンド・アタック
単純で重い【障害撤去用アーム】の一撃を叩きつける。直撃地点の周辺地形は破壊される。
SPD   :    キャンサー・ストンプ
【装甲付き多脚による踏みつけ】で近接攻撃する。低威力だが、対象が近接範囲から離脱するまで何度でも連続攻撃できる。
WIZ   :    緊急射撃戦闘
【収容している兵員】により、レベルの二乗mまでの視認している対象を、【主砲塔、固定機銃、兵員の装備する小銃】で攻撃する。

イラスト:Yukihie

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


『コウモリ爆撃兵がやられたようだな……』
『奴は鋼鉄要塞の中でも捨て駒、我ら精鋭キャンサー・ワゴン兵が行けば負ける事はあるまい』
『ああ、それに俺はこの戦いが終わったらけっこ』
『おいやめろ!! フラグだそれは!!』

 奥から出て来たキャンサー・ワゴン。乗組員は精鋭揃い、スライムのポコポコ攻撃以外はほぼ傷無しの車体だ。

『それに――この物資を本部に運ばなくてはな。行くぞお前達』
『ああ、これだけは成功させなくては』
『それに俺は妻と子供が故郷で待っ』
『お前はもう喋るな!!』

 何か重要な任務の最中なのだろうか? 余計に負けていられない。
仇死原・アンナ
アドリブ歓迎

…いっぱい出てきたな
なんか言ってるけど…まぁ…倒せばいいかな…さぁ行こうか…私は処刑人…!

鉄塊剣を抜き振るい敵群と戦闘開始
敵の叩きつけ攻撃には鉄塊剣を盾代わりにして力溜めと武器受けで攻撃を受け止めよう
受け止めたら素早く鉄塊剣を振り回し鎧砕きと部位解体でアームを切り落とそう

一人一人相手するのは面倒だな…纏めて倒すか…!

アームを切り落としたら【巨人力】を発揮してワゴンを怪力で掴み地面に何度も叩きつけ
勢いよく振り回して遠くに投げ飛ばし、乗っている兵士共々纏めて一網打尽にしてやろう…!

…ひとりも逃がすまいぞ!
私は…処刑人だッ!!!



「……いっぱい出てきたな」
 キャンサーワゴンが続々と鋼鉄要塞から出陣してくる。まるで蟹の大群のように。
「なんか言ってるけど……まぁ……倒せばいいかな……さぁ行こうか……私は処刑人……!」

 【鉄塊剣】を振るい、戦場へと飛び出すアンナ。

『居たぞ! 障害除去アームを喰らうがいい!』
『捻り潰してくれる!』
『ゾルダートグラードの科学力は世界一ィィ!!』
『何も言うなって言っただろ!!』

 ――ガンッ!!
 わきゃわきゃと動き振り下ろされた障害除去用のアームを――鉄塊剣が、止めた。
『何ッ!?』
『ありえん……』
『計算とは違うぞ!!』
『何も言うなっての!!』
 そしてそのまま振るってスッパリ斬られる障害除去アーム。重心が下へと落ちる。

「一人一人相手するのは面倒だな……纏めて倒すか……!」
 UC《巨人力》を以て対処とする。勢いよく持ち上げられたのはキャンサーワゴンそのもの、乗組員入りだ。

『嘘だろ!!』
『|Scheiße《くそっ》!!』
『頼む、俺には妻と息子と一匹の金魚が――』
『家族増えてるなオイ!?』

「ふんッ!!」
 投げられた先は、別のキャンサーワゴン。玉突き事故どころではない威力で、まさに潰れるという表現が正しいだろうか。途絶えた通信でお察し頂きたい。

「……ひとりも逃がすまいぞ! 私は……処刑人だッ!!!」
 止めて斬って掴んで――あの怪力が繰り返されぬように必死に逃げるキャンサーワゴン部隊であった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ジャン・ジャックロウ
【野良犬部隊】キャバリア班を率いて鋼鉄要塞に突入よ。
どうやらこの数のパンツァーキャバリアは予想外だったか?動揺が見て取れるぜッ!
どうするよ?物資を置いて逃げ出すってんなら追わないが?
逃げないんなら蹂躙した後に奪うだけだがなぁッ!

戦車砲で物資ごと吹き飛ばしちまったら勿体ねぇ。複数機の『グラオザームパワークロー』でキャンサー・ワゴンを抑え付け乗っている奴らをパワークローでなぎ払い叩き潰していくぜ。
装甲付き多脚による踏みつけも鬱陶しいな。『地上掃射ガトリング砲』で蜂の巣にしちまえ。
そうやって敵を制圧して物資を奪っていくぜ。

アルバート少佐殿、せっかくだからこの物資を有効活用しますかい?


【アドリブ歓迎】



 ジャンは、引き続き《野良犬部隊》のキャバリア班を連れて前線へと進む。
「どうやらこの数のパンツァーキャバリアは予想外だったか? 動揺が見て取れるぜッ!」
 なお1体|追加で合流《レベルアップ》して、今は126体である。

「どうするよ? 物資を置いて逃げ出すってんなら追わないが? 逃げないんなら蹂躙した後に奪うだけだがなぁッ!」

『ふん、野良犬如きめ。蹂躙してみるがいい!』
『しかしどうする、あの数だぞ』
『なぁに、やられはしないだろう』
『慢心するなよ?』

「戦車砲で物資ごと吹き飛ばしちまったら勿体ねぇ」
 逃げないという意思を受け取ったので、【グラオザームパワークロー】でキャンサーワゴンを抑えつけ、乗組員を薙ぎ払って飛ばしていく。それがあと126回待っている。
「踏みつけも鬱陶しいな」
 更にアンダーフレームから【グラオザーム地上掃射ガトリング砲】で装甲付き多脚を蜂の巣にしていく。それがあと126回待っている。

 ――グラオザームで構成された部隊は全て同じ攻撃が可能なのだ。
『退散!!』
『降りろ! 迅速に降りねば我々も蜂の巣にされるぞ!』
『俺に構うな、お前達は逃げろ――!!』
『馬鹿、お前も逃げるんだよ!!』

「させるかよッ!!」
 逃げる相手、構わずグラオザームで蹂躙していくジャン達、野良犬部隊。

「アルバート少佐殿、せっかくだからこの物資を有効活用しますかい?」
「ああ、頂いておこう」
「武器だ! この補給箱、武器が入ってますよ!」
 ヨセフは興奮していた。ようやく最新式の武器に取り換えられるのである。
「そいつは良かった! それじゃ、引き続き蹂躙してきますんでッ!」

 まだ、攻撃は止まらない。キャンサーワゴンがこの地から消えるまで――。

大成功 🔵​🔵​🔵​

仲佐・衣吹(サポート)
キレイなもの、カワイイもの、ぶち壊そうなんて許さないんだから
バトルだって芸術よ。美しく戦いなさい!

お相手するはアタシことネイル
美術好きな女性人格よ

口調はいわゆる女言葉かしら
身のこなしが一番軽いみたいで
接近戦より距離をとってダガーで戦うのが好きよ
お気に入り技はシーブズ・ギャンビット

よく使う手は
外套を投げつけて囮や目暗ましからの一撃
ルーンソードで戦ってる途中で手放して虚を突き、袖口から隠し武器としてダガー
光属性を付けたルーンカルテを落としといて、タイミングを見て目潰しフラッシュ
こんなところかしらね

アイテムやユーベルコードはお好きに選んでくれていいわ
使えるものは全部使って、華麗に美しく戦いましょ!



 |衣吹《ネイル》は目の前のキャンサー・ワゴンを見てふと考える。
「普通の攻撃じゃ利かなそうね」
 そこで思いついたのが、礼装用の手袋である【クライト・ハントシュー】をキャンサー・ワゴンに投げる事。ぺしっとぶつかったキャンサー・ワゴンの中に居た精鋭達が、見えない位置に張り付いたクライト・ハントシューを探しに出て来る。

「動いちゃダメよ」
 UC《デュエリスト・ロウ》発動によるルールの宣告である。

『う……動くなと言われてもなぁ……』
『中途半端に出た以上、確認せねばなるまい! 俺は行く――あっぎゃああぁぁぁ!!』
『どうした!? 何が起きたのか分からない所に居られるか、俺は中に戻らせてもらあぎゃあああ!!』
『何なんだ一体!?』

 そう、動いたのでルールを破った事になり、ダメージが身に入ったのである。簡単に守れるルールなので高圧電流並みの威力だっただろうか。

「もう、動くなって言ったじゃない」
 痛みに耐えながらキャンサー・ワゴンを動かす精鋭達。
『て、撤収!』
 そう言ってキャンサー・ワゴンを動かした瞬間、キャンサー・ワゴンがボフンと音を立てて半壊したのだった。
「……今のうちに回収しちゃいましょう」
 クライト・ハントシューをそっと回収し、ネイルは同じ戦法で次のキャンサー・ワゴンへと向かうのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

ミーガン・クイン
オブリビオンの踊り食いがしたいわねぇ(ぇ
ほらぁ、私の|縮小魔法《ミニマムスペル》なら丸呑みできるくらい小さくできちゃうじゃない?
倒せれば別に【捕食】しちゃっても良いわけでしょう。
はぁ~どこかに都合よく食べても大丈夫そうなのいないのかしらぁ。



「どうやら鉄の蟹の踊り食いが出来るみたいじゃない」
 キャンサー・ワゴンを食べようとするミーガン。さてどうやって食べるかというと、UC《縮小魔法》で描いた魔法陣の所にキャンサー・ワゴンを連れてくればいい。

『居たぞ! 撃て!』
『……あんな所にあんな絵描いてあったか?』
『誰かの悪戯だろ。構わん、撃て撃て!』
『にしてはやたらと「陣」っぽいんだが』

「いや~ん、こっち来ないで~!」

 わざとらしく逃げておびき寄せるミーガン。そして、目の前に来たキャンサー・ワゴンはみるみるうちに小さくなっていく。最早、彼らの声は甲高くそして小さく聞こえる。
『何だこれは!』
『あの女が巨人になったぞ!!』
『ひぇぇ!! お助け!!』
『そんな馬鹿な!! 我々が小人になったとでも言うのか?!』

「何言ってるか分からないわねぇ♪ それじゃあ、いただきまーす♪」
 ごりごり、たまにもきゅもきゅ。キャンサー・ワゴンが一台消えた事を察知した他のキャンサー・ワゴンも犠牲になりにやってくる。

「あら、こんなに食べちゃっていいのぉ!? 最高~♡」
 気づけば目の前にはおびき寄せられた大量の鉄の蟹がひしめいていた。

「蟹の踊り食いなんて最高ねぇ♪ ちょっと硬いけど」
 跡形もなく、吸い込まれるように食べ尽くされるキャンサー・ワゴンであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『アグネリウス』

POW   :    破邪の炎
光輝く【あらゆる行動阻害要因を焼払う炎を纏った姿】に変身する。武器は【炎で形作った近接武器】しか使えないが、[炎で形作った近接武器]の射程外からのダメージは全て100分の1。
SPD   :    不滅の炎
戦場全体に【効果時間中は如何なる手段でも消せない炎】を発生させる。レベル分後まで、敵は【様々な形で襲い来る炎】の攻撃を、味方は【生命賦活・物質再生の力を宿す炎】の回復を受け続ける。
WIZ   :    断罪の炎
戦場にレベル×5本の【万物を焼却せしめる灼熱の光線】が降り注ぎ、敵味方の区別無く、より【搭乗者の価値観において悪である】対象を優先して攻撃する。

イラスト:落葉

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠ルクレツィア・アストリュードです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


『――私が出陣する羽目になるとはな』
 アグネリウスはサイキックキャバリアのオブリビオンマシンである。この鋼鉄要塞の要、もしもの時にしか出動しないと言われてきた。それが今だ。

『前衛部隊は全滅か……良いだろう、私がお前達の仇を取ってやる。覚悟しろ!!』

 勢いよく出陣したアグネリウスは、シュタルクヴォルフ部隊と猟兵達へと進軍するのだった。
ジャン・ジャックロウ
キャバリア班は先程敵から奪った物資をアルバート少佐殿の陣地に運ばせているから、『グラオザーム』に乗って俺一人で来たぜ。
おーおー、御大層なキャバリアに乗っちゃって。いやキャバリア自身が本体なのか?
どっちでもいいかッ!今からスクラップになる奴のことなんぞッ!

先ずは戦車砲の一撃でご挨拶だッ!
って炎を纏ったかと思ったら硬ぇ!?
遠距離武器は不利か?
ならこれはどうだ。【規格外武装・艦載式磁力線砲】接続ッ!

射程外からのダメージは無駄?
ならダッシュで近付いて零距離でぶちかましたらどうだッ!?
ひゃっはっはっ、消し飛べッ!!


ちなみに撃ったらグラオザームが行動不能になるから乗り捨ててトンズラするぜ。


【アドリブ歓迎】



 キャバリア班がアルバート少佐達と共に味方陣地に物資を運んでいる間。
「おーおー、御大層なキャバリアに乗っちゃって。いやキャバリア自身が本体なのか?」
 ジャンは【グラオザーム】と共に単騎でアグネリウスと対峙してた。

「どっちでもいいかッ! 今からスクラップになる奴のことなんぞッ!」

 戦車砲をドカンと撃つジャン。が、破邪の炎。あらゆる行動阻害要因を焼払う炎を纏ったアグネリウスにはダメージが少ししか通らない。

『ふん、この程度か?』
「硬ぇ!? ……遠距離武器は不利か? ならこれはどうだ。【規格外武装・艦載式磁力線砲】接続ッ!」
 UC《規格外武装・艦載式磁力線砲》発動により、艦載式磁力線砲にエネルギーが溜まっていく。それと同時に、ダッシュするグラオザーム。
『何っ?』

「ならダッシュで近付いて零距離でぶちかましたらどうだッ!?」
『おい止めろ、それは私に効く――!!』
「ひゃっはっはっ、消し飛べッ!!」
 エネルギー弾が電磁誘導で加速する。オーバーヒートする程の極大な弾をモロに受けたアグネリウスは大きく後退するように吹っ飛ばされ、胸部に穴が空きそうになっていた。
『損傷が大きい……!!』

「っと、俺の攻撃はここまでだ。じゃあなッ!!」
 オーバーヒートで動けないグラオザームから降りて戦略的撤退を取ったジャンであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

仇死原・アンナ
アドリブ歓迎

…鉄の巨人!
|鋼鉄の世界《クロムキャバリア》のものがここに…!
だが…倒すしかあるまいぞ…!さぁ行くぞ…私は処刑人だ…!

申し訳ないが…
私も炎を操ることが出来る…さらに…貴様よりも大きくなれるのだッ!

地獄の炎を全身に纏い火炎耐性の加護を得ながら【巨女化身】により巨大化して敵と戦おう

炎纏わせた拳を振るい重量攻撃、功夫による炎纏う蹴りを浴びせて吹き飛ばそう
そして敵を両手で掴み怪力を籠めて鎧砕きと鎧無視攻撃で装甲を粉々に砕き
力溜めながら敵を要塞目掛け投げつけ、要塞と敵共々粉砕してやろう…!

逃がすまいぞ…!私は…処刑人だッ!!!



「……鉄の巨人!」
 アンナはアグネリウスを見て驚愕していた。
「|鋼鉄の世界《クロムキャバリア》のものがここに……! だが……倒すしかあるまいぞ……! さぁ行くぞ……私は処刑人だ……!」

『ふん、生身で歯向かうつもりか?』
「申し訳ないが……私も炎を操ることが出来る……。さらに……貴様よりも大きくなれるのだッ!」
『何!?』

 UC《巨女化身》を発動し、34mの地獄の炎を纏った巨人へと変身する。暫定5mのキャバリアと比べたら凡そ7倍。今なら鋼鉄要塞ごと破壊出来そうなサイズだ。
『な……』
 思わずアグネリウスの搭乗者も言葉が出ない。そのまま地獄の炎の拳を叩きつけられ、地獄の炎のキックでサッカーボールの如く勢いよく吹っ飛ぶアグネリウス。
『がはッ!?』

「逃がすまいぞ……! 私は……処刑人だッ!!!」
 更にアンナの攻撃は止まらない。両手で飛んで行ったアグネリウスを拾い上げたかと思えば、掴んだまま怪力を込めて装甲を氷菓子の如くバキバキと砕き、そのまま鋼鉄要塞に向けてピッチャー第一球、アグネリウスを投げた。見事に|鋼鉄要塞《ミット》に壊滅的ストライクだ。

 最早、コックピットから応答は無い。気絶か、あるいは脳震盪でも起こしているのだろうか。
 警報が鳴る鋼鉄要塞の前で、怪獣の如く現れたアンナはどの兵士にとっても恐怖だっただろう――。

大成功 🔵​🔵​🔵​

キノ・コバルトリュフ
キノキノ、火力が足りないんだって?
だったら、焼き舞茸はいかが?

キノ!バルくんどんどん焼いていくよ!!
トリュフ!バルくん、いい焼き加減だね。
キノも奉納の舞いを頑張っちゃうよ!
マツタケ!!おいしく焼けたかな?



「シメジ、あなたは炎使いなの? キノも使えるよ。行こう、バルくん!」
 キノはUC《神火大嵐舞》を発動し、星霊バルカンのバルくんの力を借りて創世記の炎の渦を召喚する。

『……そんな炎なぞっ!!』

 アグネリウスの力で、万物を焼却せしめる灼熱の光線が戦場に降り注ぐ。キノは隠れた場所で奉納の舞を捧げ続けているが、いつこちらにも光線が飛んでくるとも分からない。

「キノノ、バルくん頑張って! もう少しで辿り着くよ!」
 ――バルくんの炎の渦が光線を避けながら向かうのは、アグネリウス本体。
『おのれ……この状況でも近づけるとでもいうのか!』
 どうやらアグネリウスは損傷でフルパワーが出せていないようだ。

「マツタケ! もう少しだよ――いっけー!!」

 そして、アグネリウスに勢いよくぶつかった炎の渦。さっきまでの戦いで装甲が破壊されていたからか、アグネリウスはあえなく炎に巻き込まれながら吹っ飛ぶ。
『猟兵の……猟兵の炎に負けるだと……!!』

「キノ! やった! バルくん、頑張ったね!」

 光線が止んだ頃にバルくんと合流し、喜びを分かち合うキノだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

アス・ブリューゲルト(サポート)
「手が足りないなら、力を貸すぞ……」
いつもクールに、事件に参加する流れになります。
戦いや判定では、POWメインで、状況に応じてSPD等クリアしやすい能力を使用します。
「隙を見せるとは……そこだ!」
UCも状況によって、使いやすいものを使います。
主に銃撃UCやヴァリアブル~をメインに使います。剣術は相手が幽霊っぽい相手に使います。
相手が巨大な敵またはキャバリアの場合は、こちらもキャバリアに騎乗して戦います。
戦いにも慣れてきて、同じ猟兵には親しみを覚え始めました。
息を合わせて攻撃したり、庇うようなこともします。
特に女性は家族の事もあり、守ろうとする意欲が高いです。
※アドリブ・絡み大歓迎、18禁NG。



「ふむ、サイキックキャバリアか――サイキックキャバリアには、サイキックキャバリアだ」
 アスは【アクアブループラチナⅡ】に搭乗し、アグネリウスへと接敵する。

『させるか――鋼鉄要塞グラードの要たる、私がッ!!』

 あらゆる行動阻害要因を焼払う炎を纏ったアグネリウスは、目の前に来るまで無敵だ。ならどうすれば良いか。目の前まで接敵した上で、UCを放てば良いのである。それは先に攻めて行った猟兵が証明してくれた。

「行かせて貰おうか。尤も、斬るのは……」
 最接敵し、コックピットから飛び出るアス。
「俺自身だがな」
 【フォースセイバー】を構え、UC《クレセントスラッシュ》を発動したアスはコックピット周囲を刈り取るように斬り込む。

 ――コックピットからの制御が外れた各部位は、だらりと動かなくなった。
『動け! 動け――! くっ……!』

 悔しそうに切断済みのコックピットから降りて投降した、アグネリウスの操縦士。アグネリウス産の炎も消え、鋼鉄要塞グラードが一つ制圧完了した瞬間であった。

成功 🔵​🔵​🔴​



最終結果:成功

完成日:2023年08月11日


挿絵イラスト