●
「えっと……?」
タカシは戸惑いを見せる――先程まで雨の降り始めで傘をさしたばかりなのに、今は雨脚がかなり強い。いや、雨の強さではなく、自分の傘から雨が降っているように思える事が疑問だ。
「おや、迷い込んだのかな?」
タカシの目の前にも、傘から雨が降っている――少年だろうか。傘の骨が多かったり、てるてる坊主をぶら下げていたりと、色々と疑問は多いが――それより「迷い込んだ」とはどういう意味だろう。
「まぁ、今日のところは帰るといいよ。ただし、次に来た場合、返せる保証はないけどね?」
急な閃光に目を閉じたタカシが、気付くとそこは見覚えのある公園だった。そして何気なしに帰宅すると、信じられない事を聞かされる――散歩の途中に失踪し、7日間も行方不明だったと。
体内時計は昼頃だと、昼食を食べさせろと言っているのに、デジタル時計が既に15時過ぎだと――カレンダー部分も、嘘でないと言っている……。
●
「――っていう、失踪事件があった裏に、UDC怪異が絡んでるみたいなんだ。」
壁に投影された、2つの新聞記事――1つは小学生の失踪事件、もう1つは無事保護された旨を書いている。
「まぁより正しくは『UDC怪異の空間に小学生が迷い込んだ』かな? 本来は複雑な手順を経る必要があるんだけど、偶然条件を満たしちゃったみたい。」
そして、失踪事件を聞きつけたオカルトマニア――あるいは偽霊媒師、偽占い師、といった偽りの能力者が、あるいは肝試し感覚で試そうとする人が続出しているらしい。
「まぁ、ただ迷い込んで帰ってきただけ……って事ならUDC組織に記憶処理とかを頼むんだけど、というか現在進行系で火消しをしてるみたいだけど……どうにも、UDC怪異の元にたどり着く人が出るみたいでね?」
しかも、噂が広まるのも、人が迷い込むのも、迷い込んだ先――UDC怪異としては『食事』のために狙っていたらしい。
「だから、実際に迷い込む人が出る前に、UDC怪異を――黒幕を潰しちゃえば、迷い込む場所が無いから何も起こらない、そして噂はそのうち消える、って感じなんだ。人の噂も108日、ってやつ。」
別の数字と間違えているようだが、何も起こらないと分かればそのうち忘れ去られるだろう。
「それで、正しい手順なんだけど……一応、『にゃんドラボックス』ってオブリビオンにメモを何個か隠してたみたい?」
もっとも、失踪事件の被害者はにゃんドラボックスを知らずに、偶然辿り着いたのだが――急ぐ猟兵に、正解を無視しての手当たり次第は得策ではないだろう。
「まぁ、メモ自体は2種類か3種類しか無いみたいだし、内容って意味では1種類も同然、なんだけど……。このオブリビオン、箱に閉じこもろうとしてね?」
本来はメモをばら撒くための配下、のはずなのだが。人選ミスなのか、あるいは「この程度を攻略できない存在はお呼びでない」という選定なのか。いずれにせよ、メモの確保は尋常ではなくなっている――一般人にとっての難易度、だが。
「だから、まずはにゃんドラボックスを……捕まえるか倒すかして、黒幕への道を開く必要があるんだ。」
具体的な方法は、機械の操作か特定手順での参拝か、今のところわからないが。いずれにせよ、にゃんドラボックスのメモを見ればわかるだろう。
「一応、黒幕に辿り着いたら……そこが本番、かな? 黒幕を倒して、失踪の真実を闇に葬って欲しいんだ。」
事後記録として、UDC組織に色々聞かれる可能性はあるが――そもそも猟兵とUDC組織の関係性を考えれば、協力する事にデメリットはないだろう。
「ちょっと大変かも知れないけど、よろしくお願いするね?」
拝むように手を出しつつ、もう片方の手で転送ゲートを開く――。
唐傘
はじめての方ははじめまして、唐傘です。
噂で広まるUDC――ですが、噂が広まってる割に正しい手順が広まっていないためにギリギリ踏みとどまっている状況の怪異対処です。
にゃんドラボックスから「手順」のメモを確保後、2章ではその手順を頼りに道を見つける事となります。
黒幕となるオブリビオンは3章で戦闘となります。
第1章 集団戦
『にゃんドラボックス』
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POW : しゅぱっ(スイッチが奥に引っ込む)
非戦闘行為に没頭している間、自身の【箱の中に引き篭もり、トグル式スイッチ】が【OFFになる。スイッチを引っ込めて】、外部からの攻撃を遮断し、生命維持も不要になる。
SPD : しゅぱっ(音速を超えるスイッチOFF)
レベル分の1秒で【スイッチを瞬時にOFFにする神速の行動】を発射できる。
WIZ : しゅぱっ(しかし箱から伸びてきた手でOFFに)
【スイッチON以外絶対に開かない箱】を披露した指定の全対象に【トグル式スイッチをONにしたいという】感情を与える。対象の心を強く震わせる程、効果時間は伸びる。
イラスト:あおくら
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
転送された先の公園で。
茂みの裏、ベンチの下。所々に異様な雰囲気を――「周囲に溶け込もうとする」がために生まれる不自然さを、感じる。
とはいえ、魔力やオブリビオンの気配に疎い一般人は違和感として認識していないのか、スルーしている――。
どうやら、違和感はにゃんどらボックスが隠れるために発しているようだ……。
北条・優希斗(サポート)
『敵か』
『アンタの言う事は理解できる。だから俺は、殺してでも、アンタを止めるよ』
『遅いな』
左手に『蒼月』、右手に『月下美人』と言う二刀流を好んで戦う剣士です。
自らの過去を夢に見ることがあり、それを自身の罪の証と考えているため、過去に拘りと敬意を持っております。その為オブリビオンに思想や理想があればそれを聞き、自分なりの回答をしてから斬ります。
又、『夕顔』と呼ばれる糸で敵の同士討ちを誘ったり『月桂樹』による騙し討ちを行なったりと絡め手も使います。
一人称は『俺』、口調は年上には『敬語』、それ以外は『男性口調』です。
見切り、残像、ダッシュ等の機動性重視の回避型の戦い方をします。
「敵か……。」
直接の索敵はできないので、違和感をもとに索敵を行う北条・優希斗(f02283)――そうして見つけた違和感、にゃんどらボックスに攻撃を仕掛ける。
「……遅い。」
一瞬開いていた箱に、蒼月と月下美人による斬撃を打ち込み。スイッチがオフにされるより早く、箱の中に斬撃を送り込む。
倒したにゃんどらボックス、というより箱を確認すると、何らかの手順が書かれたメモが入っている。
「念のため、メモの種類を増やしておくか。」
箱の中からメモを回収し、同じように違和感をもとにした索敵と、スイッチを操作する前に攻撃を――ユーベルコードによる、音速を超える斬撃を打ち込む事でメモを回収していく。
「あとは……一応、UDC組織にでも知らせておくか。」
メモを渡すため、近くで公園を封印しているはずのUDC職員を探す北条。
あるいは、自分で同じ手順を行うことで、黒幕の元へ向かっても良いだろうが――ある程度の人数が揃ってから向かったほうが良いだろう……。
成功
🔵🔵🔴
御園・桜花
「お猫さまに遊んでいただける…幸せです」
「お猫さま、下僕が貢ぎ物を持って参りました。是非遊んで下さいな」
木天蓼粉と猫じゃらしパタパタ
釦押しお猫さまが閉じようとした瞬間UC「幻朧桜召喚・残花」
お猫さまの動きを止め桜鋼扇を箱の隙間に噛ませて閉じられなくした上で箱の中に木天蓼粉の半分を放り込む
序にお猫さまをグッと箱から引っ張り出し抱え込んだところで無力化解除
お猫さまの眼前で木天蓼粉とねこじゃらしパタパタして見せる
「狭い所がお好きならどうぞ胸元へ」
箱に戻りたがるなら和服の胸元緩め猫確保
確り抱え込んで嫌われないよう注意しつつ撫で骸の海に還る迄構い倒してから紙片回収
「何時かまたお会いしましょう」
鎮魂歌歌う
「お猫さまに遊んでいただける……幸せです。」
猫好きのオーラが溢れ出ている御園・桜花(f23155)――いや、溢れているのは猫用おもちゃのほうだろうか。
ともあれ、違和感を頼りに――にゃんドラボックスの隠れているであろう場所を見つける御園。
「お猫さま、下僕が貢ぎ物を持って参りました。ぜひ遊んでくださいな。」
箱の周囲で猫じゃらしをパタパタ振ったり、箱の隙間にマタタビ粉末をかけてみたりするが、箱から出てこようとしない。
「仕方ないですね……。この数瞬を稼ぐ事には意味があります。幻朧桜と私の願いが貴方の願いを磨り潰す……ごめんなさい。」
箱を開けると同時にユーベルコードを発動し、にゃんドラボックスの動きを完全に封じる――。
もしにゃんドラボックスに敗因があるとすれば、スイッチを操作するまでに、100分の1秒、あるいは1万分の1秒でも『時間を要した』事だろう。御園が発動後、維持のみしていた|幻朧桜召喚・残花《ゲンロウザクラショウカン・ノコリバナ》により、にゃんドラボックスの行動は全て無効化されてしまう。
「狭い所がお好きなら、どうぞ胸元へ。」
箱に戻りたがるため、和服の胸元を緩めてにゃんドラボックスを仕舞う御園。
「もっと狭いところが良い」と言いたげなにゃんドラボックスを構いつつ、消失の雰囲気を感じてそっと構う手を緩める。
「何時かまたお会いしましょう。」
鎮魂歌を歌い終えてから、にゃんドラボックスの入っていた箱からメモを回収する。
メモ自体からは僅かな魔力を感じるが――にゃんドラボックスの残滓なのか、あるいは手形としての認証情報なのか。それはわからないが、メモはそのまま持っておくことにする。
大成功
🔵🔵🔵
月杜・屠(サポート)
マイペースかつ飄々としたタイプのくの一
臨機応変な柔軟さが信条ね
無益な殺生は好まず不要な争いは避ける傾向だけど、人の生き死は割り切っていて非情な態度を取ることが多いわ
・身体能力の高さを生かした身軽さや体捌きを重視した戦闘スタイル
・忍者刀や無手での接近戦と遠距離からの忍術やくないでのヒットアンドアウェイ
・スキル多用
・くの一ならではの撹乱やトリッキーな戦術
スキルとUCは使い時には使用をためらないタイプよ
基本お任せとアドリブは大歓迎
「他人の生き死にも、無益な殺生も、あまり興味はないけど……邪神が一般人を巻き込む、って言われると猟兵としては動かなきゃダメよね……。」
与えられた情報をもとに、オブリビオンを――にゃんドラボックスを探す月杜・屠(f01931)。
すぐに見つけ、にゃんドラボックスの入った箱を開けてメモを出そうとする――が。
「……すぐに閉じるとか、私への挑戦状かしら?」
忍者として素早さには自信がある、はずなのだが。開いてすぐ、スイッチをオフにした上でスイッチも引っ込めてしまう。
「なら仕方ないわね……。万の刃の贄となれ――」
ユーベルコードにより様々な刃物を創造し、バールじみた構造のもので箱をこじ開け、にゃんドラボックスの箱を開くと同時につっかえ棒にする。
「さぁ、隠しているものを渡すのよ……。」
月杜がにゃんドラボックス、というより箱の中を探すが。にゃんドラボックスの抵抗により、確保にかなりの時間を要した事を、ここに記す。
成功
🔵🔵🔴
キノ・コバルトリュフ
マーツータケ、キノコセラピーはいかがかな?
かぐわしいキノコは香りマツタケ、味シメジ!!
美味しそうなキノコ香りはみんなを元気にさせちゃうよ!
ナメコ!?なんだか、目が血走ってるね。
キノは食べても……おいしいけど食べちゃダメだからー。
「マーツータケ、キノコセラピーはいかがかな? かぐわしいキノコは香りマツタケ、味シメジ!!」
でも食べないでね、と小声で添えるキノ・コバルトリュフ(f39074)。
とはいえ、情報が殆どないので探索と言うより散歩だが。そしてキノが小休止のためにベンチに腰を下ろすと。
「キノ? ……何か怪しい雰囲気エリンギ。」
ベンチの下に感じた違和感をもとに覗き込むと、「開けるな」「スイッチ押すな」など複数の張り紙が付いた箱が置かれている。
「キノちゃんは興味なんて、ないマイタケ🍄?」
ベンチの下では箱の開閉に支障が出るため、一度ベンチの下から引っ張り出して。箱を開けようと色々な面を押してみるが、特に開く様子もない。
「……キノを、本気にしたエノキタケ?」
箱を開けるために色々試行錯誤し、トグルスイッチをオンにすると同時に開く――が、すぐに箱の中から何かが出てきてスイッチをオフにし、同時に箱も固く閉ざされる。
「……キノの本気を見るヒラタケ!」
――箱を開けようとするキノと、キノが無意識で放っていたかぐわしい香りにより興奮したにゃんドラボックス。その攻守は、両者が夕暮れの中で疲れ果てて引き分けになるまで、続いたという……。
大成功
🔵🔵🔵
グレナディン・サンライズ(サポート)
『ここはこの年寄りに任せてもらおうかね?』
『こう見えても、まだまだ衰えちゃいないよ』
年齢3桁の婆。
スペースシップワールド出身の元宇宙海賊。
主な武装はフォースセイバーとブラスター。
戦闘スタイルは基本的には前衛遊撃。敵を翻弄するような戦いを好む。
グルメではない酒好き。
年齢なりの経験を積んでいるので、冷静さと余裕をなくすことはない。
口調(あたし、あんた、だね、だよ、~かい?)
「ここはこの年寄りに任せてもらおうかね?」
事前情報を元に、違和感を探して歩き回るグレナディン・サンライズ(f00626)――少しして、最初の違和感は茂みの仲で見つけた。
そして、その箱を開こうとスイッチを押す――と、同時に箱の中からスイッチをOFFにする「何か」が出現する。
「……こう見えても、まだまだ衰えちゃいないよ!」
箱を開くと同時に、一瞬生じた隙間にレイガンを撃ち込む――そしてすぐ、箱が閉じられる。その応酬を何度か繰り返しつつも、照準を調整することで箱の中身――にゃんドラボックスを仕留める。
「一応、他も確認してみようかね……。」
再度違和感を探し、スイッチを開くと同時にレイガンを撃ち込む――事を何度か繰り返す。
レイガンで撃つ際、毎回照準の微調整が必要なので箱の中身は意志を持った存在なのは確かだろうが――開くと躯の海に帰ったあとらしく、中身を確認はできなかった。
日暮れになる頃、グレナディンが集めたメモ用紙はそれなりの数になったが――重複しているものも多々あるため、UDC職員に預けるのもありだろう。
成功
🔵🔵🔴
第2章 冒険
『真実は散歩道』
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POW : 手あたり次第に手がかりを探す!
SPD : マップを記録してルートを探す。
WIZ : 情報収集をしてルートを絞る。
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
にゃんドラボックスから回収されたメモ――多くはUDC職員に預けられたそれによると。散歩道を特定の順番で訪れる、あるいは特定のオブジェに触れる、などの複数行為をとると黒幕のもとにたどり着ける、らしい。
しかし、メモによって一部の手順が異なっていたり、あるいは汚れて読めないものがあったり。
UDC職員からメモを複数枚貰うか、あるいは全てのメモが正しいと信じて行動するか。その判断は、実施する猟兵に判断を委ねられそうだ――。
御園・桜花
「謎解きが得意なら、探偵になってますもの」
ニコニコ
第六感で適当に複数枚のメモ選択
但しメモを並べて違和感なく一直線に意味が通りそうならメモ選択からやり直す
「1枚だけが正解だとは思いませんし、ブラフが無いとも思いません。只、意味が通らない事にも意味があると思うのです」
意味が通らない所だけを逆さにしたり其処以外の文章をひっくり返したり逆さにしたりして何となく意味が通るような通らないような文章を作る
「ヒントは8割、後はノリと勘と根性だと思います」
UC「蜜蜂の召喚」
自分は座り込んで蜜蜂からの情報に集中
ヒントの方へ飛ばしつつメモ取り
情報と回収メモの間に、ある程度の整合性や法則性が取れたら片っ端から試す
「謎解きが得意なら、探偵になってますもの。」
ニコニコと笑顔で、UDC職員のもとに集まったメモ用紙から何枚かを分けてもらう御園。
とはいえ、大まかに分類された中から適当に選んでいるため、どれが正解か――あるいは全てが正解なのか、未だわからないが。
受け取ったメモを並べ、ついでにと渡された公園の見取り図と見比べて。
「……これ、どのメモに従っても、公園を一周する感じですかね?」
途中で寄り道するタイミングや寄る場所、あるいは時計回りか逆順か。細かな違いこそあるものの、概ね公園を一周するよう、メモは指示しているらしい。
「ヒントは8割、後はノリと勘と根性だと思います。という訳で――おいで蜜蜂、花の蜜をあげましょう。私の代わりに追い駆けて、全てを見て聞いてくれるなら。」
UCにより蜜蜂を召喚し、自分はベンチで共有される情報とメモを見比べる。
蜜蜂の小ささ――あるいは飛行生物としての速さを活かして公園の情報を集めて。
「……全部条件満たしちゃうじゃないですか、どれを信じれば良いんですか!」
メモが指示する、分岐路や設置物、あるいは目印となる木の枝など。UDC職員が特筆する必要なしと端折ったものも含めて、少なからずメモに書かれているものは全て公園内で確認できてしまった。
ひとまずメモを片っ端から実行するしか無いようだ……。
成功
🔵🔵🔴
真梨木・言杷(サポート)
『報酬分は働かせてもらうよ』
テキストデータで言霊の力を操るサイボーグの呪言士。いつもどこか物鬱げで、シニカルな性格の雇われハッカーです。
用心深い性分の為、9体まで同時に遠隔操作できる自分そっくりの身代わり義体を多用し、本体は目立ちすぎる行動を避けます。調査、諜報に長けている他、人手が必要な場面ではUCに使う技能次第で計10人分として動くことができます。
身代わり義体は使い捨てで、破壊されることを前提としたハイリスクな偵察や陽動、潜入等をも実行します。またかなりのヘビースモーカーです。
口調:諦観(私、きみ、だね、だよ、だよね、なのかな?)
いかなる場合も他の猟兵に迷惑をかける行動はしません。
「報酬分は働かせてもらうよ……とは言え、肉体労働よりハッキングのほうが良いんだけど。」
UDC職員から渡された、地図とメモ用紙を見る真梨木・言杷(f36741)。いや、真梨木と言うより、UDC職員に認識されているのはダミーとなる身代わり義体のほうだろうか。
「まぁ、数に任せた依頼であれば、私向きですかね……。臨・兵・闘・者・皆・陣・烈・在・前――"いでていきぬる かえりくな"」
UCにより、9体の身代わり義体を召喚する――UDC職員に接触したダミー義体は既に廃棄したため、本体を含めて10人となる、が。
「さて……一応こっちにも残すとしても、8人は行かせますかね。」
タバコに着火し、8人のダミー義体を少しずつの時間差で出発させる真梨木。一応確認のため、個体ごとにメモの無視する部分を変えてみる。
「……なるほど、この手順は無視すると不発になる、と。」
同一のメモでも、一部の手順を無視したダミー義体は消失し、別の手順を無視したダミー義体は自分のもとに帰ってきた。
消失したということは、黒幕のもとに辿り着いたのだろうが――何本目かのタバコに火を付け、情報を整理する真梨木。とはいえ、まだメモ1つについて確認したのみなので、他のメモについても確認するには時間がかかるだろう……。
成功
🔵🔵🔴
高階・茉莉(サポート)
『貴方も読書、いかがですか?』
スペースノイドのウィザード×フォースナイトの女性です。
普段の口調は「司書さん(私、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」、時々「眠い(私、キミ、ですぅ、ますぅ、でしょ~、でしょお?)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。
読書と掃除が趣味で、おっとりとした性格の女性です。
戦闘では主に魔導書やロッドなど、魔法を使って戦う事が多いです。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
「読書を好きな方だと良いのですが……。」
UDC職員から渡されたメモを頼りに、公園を探索する高階・茉莉(f01985)――とはいえ、仮に黒幕が読書好きだとしてもオブリビオンなので、戦闘は免れないだろう。
ともあれ、メモに記された特徴を公園で逐一確認していくが、目印が所々で見つからずに出発点に戻ってきてしまう。
「これは……途中にあった茂みが隠している感じ、でしょうか?」
あるいは、最初に黒幕のもとにたどり着いたという少年――彼が到達してから植物が生い茂ったのかも知れないが。
ともあれ、2周目は必要であれば茂みを剪定する事にしたらしい高階。とはいえ、ハサミを持ち歩いているわけでもないので。
「我が呼び起こすは炎の記憶。さぁ、燃え尽きなさい!」
UCにより光のような炎を召喚し、必要ない箇所への延焼は適宜消して。
「これで、手順の再現はできるでしょうか……。」
蔦や枝は残して、葉をある程度燃やして。目印として要求されたものが視認できることを確認しつつ、手順通りに忠実に従うが――。
「……黒幕さん、居ませんね?」
公園を2周したことになるが、逆を言えば黒幕に辿り着く手順としては何らかの不備があったという事。
一度その旨をUDC職員に共有して。3周目の探索を行う、高階だった――。
成功
🔵🔵🔴
岩切・徹子(サポート)
性格は大胆に見えて観察を怠らない、戦闘機を駆るべくして生まれてきたような女の子(人妻)。空中戦(宇宙も)なら誰にも負けない自負を持つ
愛機に乗っての戦闘では一撃離脱を繰り返して確実な撃破を狙う
生身での戦闘では主に剣術を用いての白兵戦を選択する傾向にある
普段の彼女はとても面倒見のいい「お姉ちゃん」で「お嬢様」らしく、戦闘を離れるととても柔らかな態度になる
アイテムや技能、ユーベルコードは使える物はどれでも使用。多少の損害も厭わず積極的に行動
他者に迷惑をかけず、例え依頼達成の為でも公序良俗に反する行動は取らない。既婚なので、そういう所は特に注意
後はこの子らしく、カッコよく、いい感じに仕上げて頂きたく
「なるほど、手順に従うとオブリビオンの元に辿り着く……はずが、今のところ辿り着けた例が少ないと。」
UDC職員からメモと、失敗続きの旨を共有される岩切・徹子(f21258)。もっとも、若干の成功例は存在するらしいが――式神や分身体を使用しての情報収集なのと、生身で挑んで成功した場合は黒幕のオブリビオンの元に行ってしまうため、成功時の情報が圧倒的に減らされ、失敗した旨の情報だけが貯まるのだが。
「まぁこれだけメモがあるのだから、どれかしらは正解に辿り着くための答えになっているのだろう。」
一度メモを全種類受け取り、失敗した事が判明している手順と、結果が未確認の手順を選んで。失敗している手順から共通点を集め、未確認の手順に含まれている差分にマークをして。
「メモ自体も何らかの役割があるかもしれないから、追加のメモを添えておいた。とはいえ、このメモについてはまだ確信がないので、こちらで確認させてもらうが。」
似た内容のメモごとに分類したうち、何枚かを持っていく岩切。順番も共有しているため、もし成功してもどの手順が原因かは追跡できるだろう。
成功
🔵🔵🔴
北条・優希斗(サポート)
『敵か』
『アンタの言う事は理解できる。だから俺は、殺してでも、アンタを止めるよ』
『遅いな』
左手に『蒼月』、右手に『月下美人』と言う二刀流を好んで戦う剣士です。
自らの過去を夢に見ることがあり、それを自身の罪の証と考えているため、過去に拘りと敬意を持っております。その為オブリビオンに思想や理想があればそれを聞き、自分なりの回答をしてから斬ります。
又、『夕顔』と呼ばれる糸で敵の同士討ちを誘ったり『月桂樹』による騙し討ちを行なったりと絡め手も使います。
一人称は『俺』、口調は年上には『敬語』、それ以外は『男性口調』です。
見切り、残像、ダッシュ等の機動性重視の回避型の戦い方をします。
「敵……とはいえ、自分の領域に引きこもるタイプか。」
UDC職員から渡されたメモを何枚か見比べる北条・優希斗(f02283)。
「まぁ、手順を満たせば辿り着けるらしいし、フェイクの手順を見つけさえすればいいようだな。」
何枚かのメモを見比べる北条――そしてフェイクと思わしき手順を推理し、正しい手順に従って移動する。
「……確認だが、俺は黒幕のもとにたどり着けていないって事だよな?」
黒幕の化けた姿ではないよな、と確認したい様子の北条。そして黒幕ではないことを――手順として失敗している事を言外に返答するUDC職員。
推理に穴があったのか、あるいは推理は合っていたが不足している手順があるのか。UDC職員としては、失敗した手順が増えるため、後に挑戦する猟兵への共有情報が、推理に必要な材料が増えるためマイナスではないのだが――自信があったらしい北条としては、落ち込んでいる様子を見せつつも再度推理を行う。
その推理が合っているかどうかは、二巡目に挑む北条と、待ち構える黒幕ぐらいしか知らないだろう……。
成功
🔵🔵🔴
ニノン・トラゲット(サポート)
『冒険はロマンです!』
『まだ見ぬ何かの予感がします……アガってきちゃいますね!』
未知とロマンとお祭りごとを愛してやまない、アルダワ魔法学園のいち学生です。
学生かつ魔法使いではありますが、どちらかと言えば猪突猛進でちょっと脳筋っぽいタイプ、あれこれ心配するよりはとりあえず「有効かも?」と思ったことを何でも試してみます。
一人称はひらがな表記の「わたし」、口調は誰に対しても「です、ます、ですよね?」といった感じのあまり堅苦しくない丁寧語です。
基本的にはいつも前向きで、ネガティブなことやセンチメンタルっぽいことはあまり口にしません。
その他の部分はマスターさんにお任せします!
「まだ見ぬ何かの予感がします……アガってきちゃいますね!」
UDC職員から渡されたいくつかのメモを――黒幕のもとに辿り着くために必要と思われる魔力ありと、UDC職員や先行した猟兵による情報が書かれた魔力なしを見て、まだ見ぬ世界を想像して興奮気味のニノン・トラゲット(f02473)。もっとも、「まだ見ぬ世界」を見てしまうと、オブリビオンを倒すまで帰ってこれないのだが。
「とりあえず、この手順は未検証みたいですね?」
風の魔力を主に使い、攻撃力や防御力のついでに機動力を上げて。いくつかの手順を意図的に無視したり、手順に従って寄り道したり。
「これは手順としては不正解のようですね、次です!」
失敗を前提として考えていたのか、あるいは失敗を気にしない性格なのか。公園を何周もするニノン。
「もしかして、このメモってフェイク手順ですかね?」
手順のうち、無視する項目を1つずつ順番に試して、1巡したところで疑問を浮かべるニノン。とはいえ、手順のうち2つ以上を無視する事は試していないため、完全にフェイク手順と断言するには早計だろう……。
成功
🔵🔵🔴
第3章 ボス戦
『雨神『アメフリ』』
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POW : その雨はただ身体を蝕む
【中空から腐食の雨】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
SPD : その雨はただ刺すように痛い
【中空から降る、刺すような雨】が命中した対象にダメージを与えるが、外れても地形【に水溜まりを作り】、その上に立つ自身の戦闘力を高める。
WIZ : その雨はただ哀しみを降らせる
自身の【傘に吊るされたてるてる坊主】を代償に、【心に降る雨のような哀しみ】を籠めた一撃を放つ。自分にとって傘に吊るされたてるてる坊主を失う代償が大きい程、威力は上昇する。
イラスト:麻風
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「入谷・銃爪」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
「やっと『食事』が来てくれたんだね……。」
侵入者を見定める様子の、オブリビオン――雨神『アメフリ』。
「いや、君は猟兵のようだね……つまり、僕に食べられるためじゃなくて、僕の食事を阻止に来たのかな?」
臨戦態勢を取る、アメフリ。戦いの火蓋が切られる――。
地籠・陵也(サポート)
【アドリブ連携歓迎】
「悪いが、これ以上好きにさせるワケにはいかない」
○口調
一人称:俺(共通) 二人称:あんたorお前
普通の男性口調(だ、だな、だろう、なのか?)
敬語は使えない、UC等で真の姿になった時は粗野口調
○技能
【高速詠唱/多重詠唱/浄化/破魔】がメインだ。
それと合わせて攻撃は【範囲攻撃/属性攻撃/全力魔法】、
防御は【結界術/オーラ防御/激痛耐性/継戦能力/かばう】を組み合わせているよ。
○立ち回り
基本的にはPOWかWIZの二択。
後方からの魔術による援護か、前に出て戦線維持を引き受ける立ち回りがメインだ。
俺一人でも戦うのは問題ないが、どちらかというと他の猟兵のサポートの方が得意かな。
響納・リズ(サポート)
「ごきげんよう、皆様。どうぞ、よろしくお願いいたしますわ」
おしとやかな雰囲気で、敵であろうとも相手を想い、寄り添うような考えを持っています(ただし、相手が極悪人であれば、問答無用で倒します)。
基本、判定や戦いにおいてはWIZを使用し、その時の状況によって、スキルを使用します。
戦いでは、主に白薔薇の嵐を使い、救援がメインの時は回復系のUCを使用します。
自分よりも年下の子や可愛らしい動物には、保護したい意欲が高く、綺麗なモノやぬいぐるみを見ると、ついつい、そっちに向かってしまうことも。
どちらかというと、そっと陰で皆さんを支える立場を取ろうとします。
アドリブ、絡みは大歓迎で、エッチなのはNGです
「悪いが、これ以上好きにさせるワケにはいかない。」
「えぇ、オブリビオン――それも罪のない方々を食事として見るような存在は、流石に看過できませんものね。」
オブリビオンに対峙する、地籠・陵也(f27047)と響納・リズ(f13175)――二人は異なるタイミングで別のメモに従って黒幕の元に移動したが、同じタイミングで黒幕と対峙している。いや、外界と時間の流れが異なる可能性もあるが――その検証は困難だろう。
ともあれ、猟兵もオブリビオンも臨戦態勢のため、一触即発の中で。最初に動いたのは地籠――とはいえ攻撃行動ではないが。
「其は恩恵にして破魔の剣。悪しきを浄化し、我らに勝利を齎さん。」
響納に穢れを清める白き竜性を絡めた浄化のオーラを纏わせ、バフを付与する。
「そうかい……僕にとって、これぐらいの悲しみを負っているんだけどね……」
自身の傘に吊るされた、てるてる坊主を代償に。その代償はアメフリにとっては重大なものらしく、響納に向けられた一撃は――余波を受けた地籠でさえ、かなりのダメージを受けたように見える。
「仕方ありませんね……。少々面倒なことになりますが、背に腹は変えられませんわね。……後は頼みましたわ。」
自身の魔力を一時的に増強し、全ての能力を6倍にする響納――そしてそのまま、アメフリに魔力を込めた一撃を打ち込む!
「これは中々、強力だね……」
膝を付くアメフリ――だが、猟兵二人は追撃をせず、姿を消す。
地籠にとっては、ダメージが大きいという事もあるが……昏睡状態になる事が確定している響納を戦場に放置できないという点が大きいだろう。
響納にとっても同様で、ダメージが大きいこと、魔力をほぼ使い切って追撃できないこと、そして昏睡状態になるまでに安全地帯に移動しておきたいという意図がある。
最も、完全な安全地帯――オブリビオンの作った領域から元の公園に戻るには、黒幕を倒すしかないため、現状ではアメフリから距離を取るしかできないのだが……。
成功
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御園・桜花
「共存出来ない以上、必ず倒さねばなりませんが。其の前に1つだけ、お伺いします。他に貴方が為さりたかった事はありますか」
「次に戻られる時、共存出来る願いであれば、協力したかっただけです。願う事は自由ですもの…叶わぬ事があるだけで」
「其れでは…参ります」
UC「精霊覚醒・風」
回比率10倍で吶喊
敵の攻撃を第六感や見切りで躱し桜鋼扇で乱打する
可能なら傘自体を叩き折る
「どんな攻撃も、当たらなければ其れ迄です」
「傘の下の雨の中しか貴方の居場所がないのなら。其処から解き放って差し上げます!」
「私が愛する抜けるような青空も、貴方には乾燥してお辛いだけかもしれませんが…何時かまた、お会いしましょう」
鎮魂歌で送る
「共存出来ない以上、必ず倒さねばなりませんが。其の前に1つだけ、お伺いします。他に貴方が為さりたかった事はありますか?」
「君は雨に『なぜ振るのか』と、太陽に『なぜ照るのか』と聞くのかい?」
問う御園と、答えるアメフリ。アメフリの回答は、言外に自分はただ有るだけだと答えているようで――あるいは、「本能のままに生きている」という意図かも知れないが。
「なるほど……次に戻られる時、共存できる願いであれば協力したかったですが……そもそも、願っている様子がないですね……。」
最も、アメフリがどう答えたとしても、御園は手加減するつもりがないだろうが。
「其れでは……参ります! 我は精霊、桜花精。呼び覚まされし力もて、我らが敵を討ち滅ぼさん!!」
UCにより、回避率を10倍にする御園――もっとも、710km/hで飛ぶ御園を狙う時点で難易度は高いのだが。
「どんな攻撃も、当たらなければ其れ迄です!」
すれ違いざまに、桜鋼扇でアメフリを叩く御園と。
「どうかな……僕の悲しみは、こんなに強いんだよ……。」
傘にぶら下がっていたてるてる坊主を代償に、高速移動する御園を、すれ違うタイミングで狙うアメフリ。しかし、回避率が10倍になっているため容易にかわされてしまう。
「傘の下の雨の中しか貴方の居場所がないのなら。其処から解き放って差し上げます!」
トドメと言いたげに、傘を壊すように桜鋼扇を振りかざす。しかし、傘を壊すには至れない。
「傘が壊せずとも、トドメに至らずとも。私が愛する抜けるような青空のもとで、何時かまた、お会いしましょう。」
攻撃を受けないために高速移動を維持しつつ、鎮魂歌を歌う御園。特異領域が維持されているため、アメフリが生きている事は確実だが――倒された際、青空の元に出れるかは、今はわからない……。
大成功
🔵🔵🔵
ロラン・ヒュッテンブレナー(サポート)
※絡みアドリブOK
※感情が尻尾や耳によく表れる
※人見知りだが【優しい】性格で育ちのいいお坊ちゃま
※戦闘時は魔術器官と電脳空間の演算力を用いて知略で戦う
※「ぼく」「~なの」「~さん
体のあちこちにつけた魔道具の回路を起動し(【高速詠唱】)、
狼の嗅覚聴覚視覚(【聞き耳】【暗視】)を駆使した【情報収集】と、電脳空間からの【ハッキング】で敵戦力を分析(【学習力】)
適切な魔術(UC)を組み合わせたり【乱れ撃ち】する
防御は【結界術】で作る【オーラ防御】壁や、
小柄な体系と狼の機動力(【ダッシュ】【残像】)を使う
仲間を守り、敵には【勇気】をもって容赦ない作戦・攻撃を行う(【全力魔法】)
「食事……まぁオブリビオンだからやむを得ないのかも知れないけど、無関係の一般人を巻き込むのは見過ごせないよね。」
尻尾を膨らませて――静かに怒りを燃やす様子の、ロラン・ヒュッテンブレナー(f04258)。
「つまり君は、餓死しろというのかい? ……いや、それが猟兵だったね。」
互いに相容れないことを確認したところで、戦いの火蓋が切られる。
「月夜の魔狼、銘し縛り留めるマナの鎖、音狼吠えたるに、喰らいつく!」
人狼の遠吠えを放ち、アメフリを爆発させて。更に互いを、魔術回路で編まれた魔力を封じる鎖で繋ぐが。
「僕の雨は、止むことはないんだ……。」
既に発動していたらしい、全てを腐食する雨を。ロランだけでなく、誰も居ない空間も含めて降らせる――。その雨を回避するため、ロランは魔力回路で編まれた鎖を解き、逃げる必要が生じる。
その身軽さを活かして、アメフリから距離を取る――。
ロランにかかった腐食の雨で若干のダメージはあるが、アメフリにも爆発によるダメージがあるため、この戦いとしては痛み分けだろうか。
成功
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中村・裕美(サポート)
副人格のシルヴァーナで行動します
『すぐに終わってしまってはもったいないですわね』
多重人格者の殺人鬼× 竜騎士
外見 赤の瞳 白の髪
口調 (わたくし、~さん、ですわ、ますの、ですわね、ですの?)
裕美のもう一つの人格で近接戦闘特化。性格は享楽的な戦闘狂
戦闘では【残像】が残るような優雅ステップで敵に近づき、惨殺ナイフによる【切断】を【早業】で繰り出す
ドラゴンランスを使うことがあれば、相手を【串刺し】にするか、竜に変えて【ブレス攻撃】
【瞬きの殺人鬼】使用後の昏睡状態はもう一つの人格に切り替えカバー
電脳魔術が使えないので裕美の能力が必要な場合は【オルタナティブ・ダブル】で呼び出します
あと、虫が苦手
「すぐに終わってしまってはもったいないですわね、存分にやり合いましょう?」
惨殺ナイフを持っているが、構えを取らずに自然体の中村・裕美(f01705)――あるいは表に出ている人格に合わせて「シルヴァーナ」と呼ぶべきか。
「へぇ、君は猟兵だからというわけでなく、ただ戦闘が好きなだけなのかな?」
「えぇ、特にオブリビオン相手は、咎められるどころか褒められたりする訳ですし、とてもいい相手ですわね。」
自論を言ったシルヴァーナが、不意に姿を消す――。
「わたくし達に立ち塞がる者は、すべて切り裂いて差し上げますわ!」
いや、姿を消したのではなく。UCによる、惨殺ナイフの一撃が素早すぎて並の動体視力では捕らえられなくなっているのだ。
「素早いね、でも僕の雨も、刺すような痛さを伴うんだ……。」
シルヴァーナの位置を先読みしたらしく、刺すような雨を降らせるアメフリ。
若干避けられた範囲もあるが、水溜りを作ることで自身の戦闘力を高め、シルヴァーナの追撃を少しずつ躱しだしている。
「この攻撃を避けるとは、大したお方ですわね!」
思いの外ダメージを受け、若干動揺しつつもその内心を隠したまま。アメフリにトドメとなる一撃を見舞う――。
成功
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