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アレをむしゃむしゃするブーム!

#キマイラフューチャー

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#キマイラフューチャー


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●むしゃむしゃ
 むしゃむしゃ……むしゃむしゃ……と、現地の住民達は一心不乱にソレをむしゃむしゃにしている。
 あるものはパンツ、あるものは靴下、あるものはスパッツと多種多様だ。
「好きなモノをむしゃむしゃしちゃダメなんて誰が言ったの! 食べ物じゃなくても、むしゃむしゃするのは自由じゃない!」
 怪人が声高らかに言うと、『それもそっか!』と住民達は顔を見合わせるとソレをむしゃむしゃし始めた。
「むしゃむしゃは娯楽です! 実質カロリー0!」
 むしゃむしゃするだけ、消えないし、永久的にむしゃむしゃ!
 もちろん、胃に何も入らないから本当にカロリー0だ!
「さぁ、アナタも! レッツむしゃむしゃ!」

●グモリアベース
「皆様、お集まりいただきありがとうございます。さて、キマイラフューチャーにて怪人がアレをむしゃむしゃするブームを起こす予知をしました」
 ロイド・テスタメント(全てを無に帰す暗殺者・f01586)が集まった猟兵達を見回した。
「何やら好きなアレをむしゃむしゃすれば良いじゃない、実質カロリー0と言ってばらまいているそうです。怪人の甘い言葉に住民達は、実質カロリー0で楽しめるという事でむしゃむしゃのブームが起きています」
 キマイラフューチャーで起きているブームを画面に映し出すと、住民達は幸せそうにアレをむしゃむしゃしていた。
「好きにさせても問題ないかもしれませんが、このままでは住民達は餓えて死んでしまいます。それに、アレをむしゃむしゃされたらイヤじゃないですか?」
 怪訝な表情でロイドは、住民達がむしゃむしゃしているアレを指した。
「ブームを起こしている怪人の布教活動を阻止し、倒してきて下さい。よろしくお願いします」
 ロイドは恭しく一礼をして猟兵達を見送った。


龍真 神
 こんにちは、ひよっこマスターの龍真 神(タツマ シン)です。

 良いじゃない!

 むしゃむしゃするのは、自由じゃない?

 1章、冒険『なんかいっぱい出てきてる!?』
 説明:むしゃむしゃするアレがいーっぱい出て来てるよ!

 2章、冒険『怪人の突撃☆アポなしお悩み解決!』
 説明:ASHネェ「悩み?アレをむしゃむしゃすればいいじゃない?」

 3章、ボス戦『悪食の欠片』
 以上の内容となっております。
 皆様のせいへ……楽しいプレイングをお待ちしております!
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第1章 冒険 『なんかいっぱい出てきてる!?』

POW   :    装置を力任せに叩いたり、これ以上物を出さないように塞いだりする。

SPD   :    装置を斜め45度に叩いたり、異常のありそうな部品を直したりする。

WIZ   :    装置を優しく叩いたり、装置を調べて故障した原因を探したりする。

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🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


【出来る行動】
POW:叩いて壊したり、噴出口を塞いでアレの排出を止めます。

SPD:素早くアレを回収したり、アレを噴出させないように機械を止め方を探します。

WIZ:アレをむしゃむしゃする住民の説得、もしくは怪人を見つけ出して止める方法を聞き出す。

何が出ているかは、皆さんの好きなモノを書いても大丈夫です!


●アレの出す装置
 ウィーン、と機械音が響く中でアレが煙突見たいな排出口からポップコーンが弾けるかの様に、ポンポンと吐き出されていた。
 それを住民はおもむろに手に取ると、口を近付けてむしゃむしゃし始めた。
「実質カロリー0! 好きなアレをむしゃむしゃ!」
 機械から陽気な声が響くと、住民達も同じ言葉を復唱した。
 無限に排出されるアレ、猟兵達はアレを吐き出す機械を止めに駆け出した。
隣・人
【WIZ】
「え……え。隣人ちゃんでもドン引きする所業って何ですかね。正気に戻ってくださいよ。仕方がありません。改心するまで拷……説得しましょう」
取り出したものは椅子。ぐるぐる回る椅子。むしゃむしゃする住人を座らせて説得します。そんなもの食べたらお腹壊しますよ。気持ち悪くないんですか。
とか言いながら椅子を回す。もうひたすらに回す。止めると吐くまで回す。吐いても回す。
「はやくむしゃむしゃするのを止めないとモザイクかけますよ。あなたがモザイクの元ですがね。さあ。あれをペッペしなさい!」



「え……え。隣人ちゃんでもドン引きする所業って何ですかね。正気に戻ってくださいよ。仕方がありません。改心するまで拷……説得しましょう」
 隣・人(六六六番外・怪奇メイド・f13161)は、アレのむしゃむしゃしている住民達を見て困惑の声を上げる。
 左を見れば涎塗れになった水着をむしゃむしゃ、前を見れば木綿で出来た可愛いキャラがプリントされたパンツをむしゃむしゃ、右を見ればストッキングを口いっぱいに突っ込んでいたりと、見ていられない光景だ。
「それならば、隣人ちゃんは……これを使いますよ!」
 ジャーンと取り出したのは、事務用の椅子で一度はクルクルと気持ち悪くなるまで回った人もいるのでは?
 隣人ちゃんはむしゃむしゃする住民を椅子に座らせ、ぐるんぐるんと猛スピードで回し始めた。
「はやくむしゃむしゃするのを止めないとモザイクかけますよ。あなたがモザイクの元ですがね。さあ。あれをペッペしなさい!」
 と、隣人ちゃんは回す手を止めない!
「むしゃむしゃ!」
 しかし、住民もアレのむしゃむしゃするのを止めない!
 だって、胃の中には何も入ってないから『オロロロロロロロ!』と吐く中身がない!
「だって、だって! 水着をどんなおねーさんが着てたかと思うと……むしゃらずにはいられないっ!」
「でしたら隣人ちゃんだって容赦しないよ!」
 屈しない住民に隣人ちゃんは回す手を更に速めた。
「おっぷすっ!」
 あぁ、もう限界と感じた住民の口から涎塗れの水着が飛び出した!
 べちゃ、最悪な事に隣人ちゃんの顔にヒット。
「ああっ! 俺のマイ水着ぃぃぃぃ!」
 目が回って立てない住民は、地面に膝を着きながら水着に手を伸ばす。
 視界はぐにゃりと歪み、頭は脳みそがシェイカーでシェイクされたかの様に気持ち悪い。
「そんなもの食べたらお腹壊しますよ」
 隣人ちゃんはトングで水着を掴むと、手にしたゴミ袋へIN!
「あぁ……大好きな、水着……っ!」
 と、言い残して住民は意識を失った。

成功 🔵​🔵​🔴​

アスカ・ユークレース
好きだからむしゃむしゃ……セカイッテヒロイデスネ……。
というかお腹壊しますよそんなもの食べてたら。

本物そっくりのお菓子を配りましょう。その方が美味しいし栄養もあるし何よりお腹も壊しませんから。

見た目は対して変わってない気もするけどさっきよりはマシかと。

夢中になってる隙にアレは回収しちゃいます。

って、なんで私の方を見てるんです…?
え、私の服を…?
むしゃむしゃ……?させるわけないでしょ!
こっちこないで!
助けて、おまわりさーん!!

アドリブ歓迎



「好きだからむしゃむしゃ……セカイッテヒロイデスネ……。というかお腹壊しますよそんなもの食べてたら」
 アレをむしゃむしゃしている住民達を見て、アスカ・ユークレース(電子の射手・f03928)が眉をひそめた。
「これ、どうぞ。食べれるアレです」
 アスカは本物にそっくりなアレのお菓子を住民に差し出すと、美味しい香りにぐぅ~と腹の虫が鳴り響いた。
「いただきます!」
 アレだけでは満たされない空腹に負けた住民は、両手にアレにそっくりなお菓子を一心不乱に貪った。
(今のうちに回収しましょう)
 地面に散らばっているアレを回収する為にアスカは屈むと、手袋をつけた手で掴むと目の前の住民と視線が合った。
「って、なんで私の方を見てるんです……?」
 スッと住民の視線が下がり、アスカは困惑した表情で見つめた。
「プリーツスカートいいねぇ……好きです! むしゃむしゃさせて!」
「え、私のスカートを……? むしゃむしゃ……? させるわけないでしょ!」
 涎塗れの住民の言葉を聞いて、アスカは思わずスカートを押さえながら叫ぶと距離が徐々に縮まっているのに気が付いた。
「こっちこないで! 助けて、おまわりさーん!!」
 回収したアレを手にしたままアスカは、立ち上がると追いかけてくる住民から逃げ出した。

成功 🔵​🔵​🔴​

ルドルフ・エルランゲン
※アドリブ、絡み、大歓迎

●説教(WIZ)
(酷い頭痛にコメカミを抑えツカツカとむしゃむしゃ集団の中に踏み入り)

…嘆かわしい…実に嘆かわしい…
機械的に吐き出されるモノ如きに心奪われてどーするッ!?
あなた方が本当に好きなのは、愛しているのは、ただの物品ですか?違うでしょう?
そう、それを身に着けた相手、身に着けていたという事象こそでしょう。

例えばその黒タイツ。好きなあの娘が穿いていたと思うからときめくんじゃないですか?
そのGパン。好きなイケメンが穿くからカッコイイんでしょう?

物でなく者を見よ!、その者と共にある自らを目指せ!
黒タイツの可愛いアノ娘と、Gパンのイケメンと、デートしたかったら自分を磨け!!



「……嘆かわしい……実に嘆かわしい……」
 アレをむしゃむしゃする住民達が視界に入ると、ルドルフ・エルランゲン(黄昏に抗う白梟・f03898)は目頭を押さえながら低く呟いた。
「機械的に吐き出されるモノ如きに心奪われてどーするッ!? あなた方が本当に好きなのは、愛しているのは、ただの物品ですか? 違うでしょう? そう、それを身に着けた相手、身に着けていたという事象こそでしょう」
 力強く力説するルドルフに住民達は、むしゃむしゃする口を止めて視線を向けた。
「例えばその黒タイツ。好きなあの娘が穿いていたと思うからときめくんじゃないですか?」
 むしゃむしゃしていた住民の手に握られた黒タイツを指しながら言うと、ハッとした表情に変わり口からポロリと落とした。
「そのGパン。好きなイケメンが穿くからカッコイイんでしょう?」
 Gパンをむしゃってた女性に近づくと、分かっている表情で問うルドルフ。
「二次元で、次元が超えれなくても……そうだ!」
 各々が手にしていたアレを放り投げると住民達は、互いに顔を見合わせると立ち上がった。
「物でなく者を見よ! その者と共にある自らを目指せ! 黒タイツの可愛いアノ娘と、Gパンのイケメンと、デートしたかったら自分を磨け!!」
 神のお告げの如く言うルドルフに後光が差す幻を見て、住民達はGパンや黒タイツを放り投げると拝みだした。

 黒タイツ、Gパン姿の推しは尊いとーー

大成功 🔵​🔵​🔵​

鈴木・志乃
※アドリブ絡み大歓迎

また私の世界で頭痛が痛い事件が(ストレスで言語崩壊)
勘弁してくれおまわりさーん(???)

【WIZ】
(延々と眼鏡が出てくる)

あほかあああああああああ!!!
(ハリセンで頭スパーン)
眼鏡を食うとは何事か?!
お前たちにはこの美しいレンズの輝きが見えないのか!!

考えろそして想像しろ
普段はおバカなキャラが眼鏡をかけてふふん、と気取ってる姿
初めて眼鏡をかけて周りの反応を気にしてる姿
眼鏡キャラが体育会系の部活で汗を流してる姿
教師キャラが眼鏡をくいっと上げる仕草!

他にも枚挙に暇がないが
その
全てが
尊い!!!(※内心暴露でヤケ)

そのレンズの煌めきを
涎で濁そうとは言語道断!!
さあ全員眼鏡をかけろ!



「また私の世界で頭痛が痛い事件が、勘弁してくれおまわりさーん」
 アレをむしゃむしゃしている住民を見た鈴木・志乃(ブラック・f12101)の頭は理解しきれずに、ただ頭を抱えながら助けを呼ぶ。
 残念ながら、おまわりさんとやらはキマイラフューチャーにいるワケもなくーー目の前の機会からむしゃむしゃする用の眼鏡がポンポンと排出されていた。
「あほかあああああああああ!!!」
 住民が当たり前の様にむしゃむしゃし始めると、志乃は野球のバット位の大きさがあるハリセンで頭をスパーンと気持ち良い音を立てながら叩いた。
「眼鏡を食うとは何事か?! お前たちにはこの美しいレンズの輝きが見えないのか!!」
 指紋一つ着いてない眼鏡を手に取ると志乃は、住民の前に差し出すがむしゃられた。
「考えろそして想像しろ! 普段はおバカなキャラが眼鏡をかけてふふん、と気取ってる姿。初めて眼鏡をかけて周りの反応を気にしてる姿。眼鏡キャラが体育会系の部活で汗を流してる姿。教師キャラが眼鏡をくいっと上げる仕草!」
 あぁ、広がる志乃の妄想ワールド。
「わかるマン……でも、推しのモノをむしゃるのは生理現象なんですぅぅぅ!」
 余計にむしゃむしゃする住民。

 他にも枚挙に暇がないが……

 その

 全てが

 尊い!!!

 もうヤケだ! と心の中で思うと志乃は自棄になりながら叫んだ。
「だから、装着する事で推しと一心同体になるの!!! そのレンズの煌めきを、涎で濁そうとは言語道断!! さあ全員眼鏡をかけろ!」
 志乃の言葉で住民達は我に返ると、眼鏡を洗浄して丁寧に拭くと自分に掛けた。

 推しってモンは、お揃いのモノを付けて悶えたり……

 イメージしたモノで、同士と最高に喜びを分かち合う事なんだよな?

 貴女の心の叫び、この胸にしかと響いたぜーー

成功 🔵​🔵​🔴​

マヤ・ウェストウッド
「いちいちカロリーなんてものに縋り付いている事自体が不幸なのさ。何も幸せはその辺の地べたをコンコンして手に入れるものじゃあない」
・じゃあ、幸せは何処かなんて訊かれちまったら……笑ってごまかすさあ! ガハハ
・むしゃむしゃする住民の気持ちを知りたくて、住民とむしゃむしゃ談義に興じながら自分もコンコンしてむしゃむしゃ……これは、特大チューインガム?!
・マヤは2行で即堕ち。事前に展開させておいた高性能ドローン『英国式輪入道』が各地の装置のフィーダーに割り込んで自爆し、破壊を試みる
・食欲旺盛なマヤがこの手の罠に掛かる事は自覚済み
「むしゃむしゃしてやった。反芻している」



「いちいちカロリーなんてものに縋り付いている事自体が不幸なのさ。何も幸せはその辺の地べたをコンコンして手に入れるものじゃあない」
 マヤ・ウェストウッド(慈悲のマヤ・f03710)は、アレをむしゃむしゃしている住民達を見てつまらなさそうに言い放った。
「私はこれが幸せなんだ!」
「ガハハッ! そりゃそうだ! 幸せは人それぞれだしね!」
 住民達の言葉にマヤは豪快に笑いながら頷いた。
「ならば、何をそんなにむしゃむしゃしているんだい?」
 アレを絶え間なく出している噴出口を叩き、出てきたモノをマヤはおもむろに口に入れた。
「むしゃむしゃ……これは、特大チューインガム?!」
 そう、そこから出ていたのは永遠とむしゃむしゃ出来るガムだ!
 食欲旺盛なマヤにとっては最高のガムで、無我夢中でむしゃむしゃして永遠に味の無くならないという夢の様なガムを美味しそうにむしゃむしゃ。
 ユーベルコード『英国式輪入道(パンジャンドラムス)』を発動させ、召喚していた小型の戦闘用のAI搭載型パンジャンドラムの存在を忘れてしまっていた。
「むしゃむしゃしてやった。反芻している」
 幸せそうにむしゃむしゃしているマヤの後ろでは、AI搭載型パンジャンドラムがアレを出し続ける噴出口に突っ込んで自爆してアレを出すのを止めた。
 この罠に自身が掛ると知っていての行動は無事に成功し、逃げ出した怪人を他の猟兵が追いかけた。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 冒険 『怪人の突撃☆アポなしお悩み解決!』

POW   :    気合や情熱が籠った言葉で解決。あるいは力が必要なら任せろ!

SPD   :    的確なアドバイスで解決。もしくはスピード、器用さがいるならお任せ

WIZ   :    精神的なケアで心を癒す。またはハッキング等で怪人のサイトに相談をできない様にしたり

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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●ヘーイ。住民のみなさーん!
 怪人が逃げ込んだ先はラジオ放送局であった。
『ヘーイ! 悪食天国のお姉さん略してASHネェだよー! さぁ、みなさーんのお悩みを聞いちゃうよ!』
 明るく陽気な声が響き、悪食天国のお姉さん略してASHネェが居るであろうラジオブース内は、何故か色々な物に邪魔されてその姿は良く見えない。
 ふと、隣のラジオブースは誰も使っておらず空いていた。
『二次元が好きです、どうしたらいけますか? 簡単だよ! コラボ商品をむしゃむしゃして一体化すればいいじゃない!』
 次々と届く悩み相談に応えていくASHネェ、このままだと住民達は更にアレをむしゃむしゃするであろう。
 ならば!
 猟兵もラジオをして、住民達の悩みを的確に解決してあげるのが一番なのではないか?
 さぁ、DJになったつもりで解決しよう!
 もちろん、物理的に小細工して妨害やら相談を奪ってしまうのもアリだ!

 一人目『あのーパンツが好きなんです! 何!? あれ、神の与えし神アイテム。付けてよし、嗅いでよし、むしゃむしゃしてしまいます! どうしたらいいの?』

 二人目『画面の向こう側に行けない! どうして!』

 三人目『ふが……ふんがー! ふが! ハァハァハァ……』(タイツ被っているためにしゃべれない)

 四人目『ウホッ、ウホホホッ。ウホーッ、ウホホホ、ウホッ』(ドラミング音でかき消された)
マヤ・ウェストウッド
「今晩の『オールナイトキマイラ』はこのアタシ、マヤがお送りしよう。こんな深夜にラジオ聴いてる奴は……お便り読んでやるから、さっさと寝なよ」
・今晩限りの特別パーソナリティをかって出る。全力で悩みに体当たり
・スタジオ関係者に礼儀作法をもって出演させてもらうよう頼み込む
「あー、そのー、なンだ……パンツは穿くモンだ。身に付けておけ。尻でフィット感を感じろ」
「逆にアンタが画面から迎えに行きなよ。ガチ恋してるンだろ?」
「分かるよ、アンタの気持ち。ちなみに訊きたいんだけど、タイツを被るのはいい心がけだがパンツはちゃんと穿いてる?」
「ウホ、ウホウホウホ、ウホー? ウウ、ウー……」(動物と話す)



「今晩の『オールナイトキマイラ』はこのアタシ、マヤがお送りしよう。こんな深夜にラジオ聴いてる奴は……お便り読んでやるから、さっさと寝なよ」
 ラジオブースに一番乗りしたマヤは、椅子に座ってポップガードが付いたマイクに向かって言った。
 流石にお便りはFAXではないが、ブンと電子音がしたかと思えば目の前に四角い画面が浮かび上がり、ちょっとドット風の文字で相談メール内容が表示された。
 マヤは意気込んでブースに入ったものの、全てAIがしてくれているので音声で指示を出すだけで上手く事が進んでいった。
 お便り1件メ
『あのーパンツが好きなんです! 何!? あれ、神の与えし神アイテム。付けてよし、嗅いでよし、むしゃむしゃしてしまいます! どうしたらいいの?』
 と、いった内容を読んだマヤは、少し考えると言葉を紡ぎ始めた。
「あー、そのー、なンだ……パンツは穿くモンだ。身に付けておけ。尻でフィット感を感じろ」
 返信1件アリ。
『お返事ありがとう! そうか、肌でソウルを感じろ的なのですね! ありがとう!』
「解決出来たか! よし、次だ次!」
 メールを読み終えたマヤが言うと、次の相談メールが画面に映しだされた。

成功 🔵​🔵​🔴​

ルドルフ・エルランゲン
※アドリブなどオマカセで!

ラジオブースに行くのも面倒ですね。
スマートデバイスから直接ハックしましょう。これでも電脳魔術師ですし。

■説法:WIZ

はぁ~いDJマヤ、ありがとう!、OK、ここからは私がお相手を勤めましょう。

で、続きは…二次元に行きたい?、なるほど、恋をしてらっしゃると。
そのキャラのどんなところに惚れたのかな?
見た目ならハイスペックなレイヤーさんは幾らでも居るが、違うだろ?、そのキャラの心に惹かれたはずだ。.

キャラのモデルは他でもない、同じ世界に生きる人類です。
そのキャラそのものではなくても、この世界でアナタだけのヒロインが見つかるでしょう。

心の目を開きなさい。世界は優しく輝いている。



「ラジオブースに行くのも面倒ですね!」
 あちらこちらに設置されているスピーカーから音を聞いたルドルフは、スマートデバイスを起動させてラジオの放送をハッキングした。
「はぁ~いDJマヤ、ありがとう!、OK、ここからは私がお相手を勤めましょう」
 ルドルフのスマートデバイスに、『2件メ』と書かれたメールの題名と内容が表示された。
『画面の向こう側に行けない! どうして!』
「二次元に行きたい? なるほど、恋をしてらっしゃると」
 うんうんと頷きながらルドルフが言うと、簡易的な内容から二次元に行けない事に困っている事だと理解する。
「そのキャラのどんなところに惚れたのかな?」
 と、ルドルフが質問者に返事を出す。
『全部、一目ぼれずっきゅん!』
「見た目ならハイスペックなレイヤーさんは幾らでも居るが、違うだろ? そのキャラの心に惹かれたはずだ。キャラのモデルは他でもない、同じ世界に生きる者です。そのキャラそのものではなくても、この世界でアナタだけのヒロインが見つかるでしょう」
 “人類”と言い掛けたが、この世界では人類は居ないのでルドルフは言葉の表現を変えて言い直した。
『嫁……バーチャルでいいから欲しい!』
 二次元に恋した切なる叫びが返信という形で返され、きっと画面の前で君はうつ伏せてい泣いているだろう――と察した。
「心の目を開きなさい。世界は優しく輝いている」
 後光じゃなくて眼鏡が光っているだけなのに、ちょっと胡散臭い言葉なのに、ルドルフ本人は真面目に答えているのでタチが悪い。
『ハイ……ドーモ、アリガトウゴザイマス』
 と、返信が返って来ると、『2件メ、終わり』と書かれた文字が表示された。
 さぁ、この調子で3件目も解決しよう!

成功 🔵​🔵​🔴​

隣・人
「始まりました隣人ちゃんねる☆今回のお悩みは何ですっけ。ええっと。『画面の向こう側に行けない! どうして!』成程! これを解決する方法は簡単です。何せこの方は肉体という枷に苦しめられた迷える子羊。好いですか。回るのです。椅子に座って自縛して、これでもかと回転するのですよ。そうすれば世界は皆々七色に輝き、君は永劫の三次元から解き放たれるのです。さあ。トリップしましょう! 真実なんてのは意外と近くに在る戯れなのですよ……ところで隣人ちゃんも元々は二次元の存在なのです。なので三次元の存在が別次元に到達不可能なんて在り得ません。ささ。さささ。頑張って回り続けるのですよ!!!」



「始まりました隣人ちゃんねる☆今回のお悩みは何ですっけ。ええっと。『画面の向こう側に行けない! どうして!』成程!」
 ラジオブースに座ると隣・人は、意気揚々とマイクに向かって言いながら画面に映し出されている相談内容に目を通した。
「これを解決する方法は簡単です。何せこの方は肉体という枷に苦しめられた迷える子羊。いいですか。回るのです。椅子に座って自縛して、これでもかと回転するのですよ。そうすれば世界は皆々七色に輝き、君は永劫の三次元から解き放たれるのです。さあ。トリップしましょう!」
 椅子から立ち上がると聞いている住民にはみえないだろうが、隣・人は両手を頭上に上げると声高らかに言った。
「真実なんてのは意外と近くに在る戯れなのですよ……ところで隣人ちゃんも元々は二次元の存在なのです。なので三次元の存在が別次元に到達不可能なんて在り得ません。ささ。さささ。頑張って回り続けるのですよ!!!」
 すとん、と椅子に座ると隣・人はぐるぐると椅子を回転させ始めると、聞いているであろう住民に向かって叫んだ。

 ぐるぐる……


 ぐるぐるぐるぐる……


 ぐるぐるぐるぐるぐるーん!
「……うぐっ! 隣人ちゃん……気持ちわっうぇっぷ!」
 目隠ししてて分からないのに何故か酔った隣人は、回すのを止めてフラフラと椅子から立ち上がると、膝から崩れ落ちて床に足を着けた。
 手を伸ばした位置に丁度良くゴミ箱があり、そこに向かってオロロロと吐く様な仕草をした。
 きっと、今頃は解決していると信じながらもラジオからは曲が流れだした。

苦戦 🔵​🔴​🔴​

ルドルフ・エルランゲン
Wiz
(ハッキングでNice boat.画像に差し替え)
…え~、ただいま大変お見苦しい(お聞き苦しい?)シーンがあった事をお詫び申し上げます

さぁ気を取り直して4通目!
ウホウホ?…あーはいわかりました。(ピポパ)もしもし動物園(或いは精神病棟か)?、バナナ大量に持ってお迎えに行ってもらえます?
…これで大丈夫(悩みが解決したかは不明)

ASHネェに届くメールはコッチに来るようしましたが、向こうに全く届かないのも不自然ですし、偽造して煽っときますか(性格悪い)
『好きなアレをムシャムシャしててもお腹が膨れません。栄養とって健康でないと好きなものを愛しつづけられないと思いますが?』
送信っと☆

アドリブ大歓迎



 隣・人がオロロロと嘔吐するのを聴いたルドルフは、ハッキングをしてマイクをOFFにしてから画面は運河を優雅に進む客船を綺麗な動画を流した。
「……え~、ただいま大変お聞き苦しいシーンがあった事をお詫び申し上げます」
 と、謝罪の言葉を述べると、次に送られて来たメールを画面に映し出した。
「さぁ、気を取り直して4通目!」
 そこには、ゴリラの鳴き声とドラミング音が大音量で鳴り響くと、ルドルフは眉をひそめた。
「ウホウホ? ……あーはいわかりました。もしもし動物園?」
 スマホを取り出すと動物園に連絡を入れ、ついでに果物屋にバナナを大量注文して相談主の元へ送る事にした。
「バナナ大量に持ってお迎えに行ってもらえます? ……これで大丈夫」
 動物園の飼育員が困惑した様子で対応していたのをルドルフは、動物に関してはプロに任せてスマホの通話を切った。
 これで、ゴリラさんの悩みは解決したかは分からないが、解決していると祈るしかないだろう。
「ASHネェに届くメールはコッチに来るようしましたが、向こうに全く届かないのも不自然ですし、偽造して煽っときますか」
 なんと偶然にもラジオブースには最新のパソコンが設置されており、ルドルフはキーボードを指先で叩きながらASHネェのラジオに届くメールをこちらに転送する様に細工をした。
 届かない事に不信を頂かせない様にルドルフは、怪人がしている事に悩んでいる相談内容を書き綴る。

『好きなアレをムシャムシャしててもお腹が膨れません。栄養とって健康でないと好きなものを愛しつづけられないと思いますが?』

 カーソルで送信ボタンを押して、ルドルフはニヤリを口元を釣り上げると画面に『送信しました』と文字が表示された。
「楽しくなってまいりましたね」
 ゲン○ウポーズをしたまま怪人の反応を待つばかりだ。

成功 🔵​🔵​🔴​


●追加相談
 5件目『あのぉ、弱気攻めと強気受け……リバ可って、尊いと思いませんか?』

 6件目『ウホホッ! ウホッ! ウホ? ウホホホッ!』(訳:バナナさんきゅー! それも嬉しいけど、嫁が欲しい! 可愛いショタならOK! ショタ紹介してくれぇぇぇ!)

 7件目『里が好きなんですか、山を滅ぼすには良い提案はありませんか?』

 8件目『お尻に囲まれて生活したいのですが、どうしたら良いお尻に出会えますか?』

 9件目『アナタのウス=異本作っても良いですか?』
隣・人
【WIZ】
「先程の云々でまだ目玉がぐるっぐるですが隣人ちゃんは諦めませんよ。次のお悩みに行きましょう。ええと『あのぉ、弱気攻めと強気受け……リバ可って、尊いと思いませんか?』成程『リバ』ですね。私と似たような嗜好と理解しました。冗談ですが。取り敢えず。隣人ちゃんは最高だと思いますよ。ですが他の人の意見も尊重して受け入れるか見なかった事にするのが最善ですね。特に隣人ちゃんのモザイクとか……ああ。折角ですから君の尊いも皆の尊いも共有しましょう。人類皆兄弟なのです。この世界人間居ませんが!!!」



「先程の云々でまだ目玉がぐるっぐるですが隣人ちゃんは諦めませんよ。次のお悩みに行きましょう」
 とりあえず、オロロロしたモノを片づけて水を飲み干した隣・人は、口元を拭いながら千鳥足のままラジオブースの椅子に座った。
「ええと『あのぉ、弱気攻めと強気受け……リバ可って、尊いと思いませんか?』成程『リバ』ですね。私と似たような嗜好と理解しました。冗談ですが……」
 “逆”のリバではなく“戻す”のリバだと、まだぐるぐると脳みそが回る様な感覚の隣・人は冗談を言うも、先ほどの事を思い出して思わず手で口を押さえた。
「取り敢えず。隣人ちゃんは最高だと思いますよ。ですが他の人の意見も尊重して受け入れるか見なかった事にするのが最善ですね。特に隣人ちゃんのモザイクとか……」
 スマホに保存していた画像をバーンとラジオブースの周囲に、隣・人のオロロロしている(一部モザイク加工済み)が映し出された。
「ああ。折角ですから君の尊いも皆の尊いも共有しましょう。人類皆兄弟なのです。この世界人間居ませんが!!!」
 隣・人のオロロロシーンは兎も角、尊いならばその良さを互いに楽しみ合う提案に、『ありがとうございます! そうですね、みな兄弟! 尊さを共有しあってみます!』と相談者からお礼のメールが送られた。
 しかし、隣・人のオロロロな写真はあちらこちらに映しだされたまま……

成功 🔵​🔵​🔴​

マヤ・ウェストウッド
六件目・回答
「待て。そのショタってのは何だ……ごめんよ、お姉さん、宇宙生まれ戦場育ちだから流行りの言葉に疎くてね……検索させておくれよ……要するに……いたいけな美少年と一緒に暮らしたいのか。分かるわア。でも、残念ながら、アンタの求める美少年はどこ探してもいないだろうさ。少年老い易くナントヤラ、いつかは大人になってしまう。言わばそいつはきっと充たされない理想、リアルには居ないのさ。だけど逢えないわけじゃない。アンタの嫁は、アンタの心の中にいる。ところで、このブースの近所でドール屋さんを見つけたんだけど、足を運んだらどうだろう。ビスクドールは『美しさ』の標本っていうしな」
・要約:ドールはいいぞ



「待て。そのショタってのは何だ……ごめんよ、お姉さん、宇宙生まれ戦場育ちだから流行りの言葉に疎くてね……検索させておくれよ」
 相談のメールを読んだマヤは、眉間にしわを寄せると検索機能を使って調べた。
「……要するに……いたいけな美少年と一緒に暮らしたいのか。分かるわア。でも、残念ながら、アンタの求める美少年はどこ探してもいないだろうさ。少年老い易くナントヤラ、いつかは大人になってしまう」
 同意するかの様にマヤは、こくりと頷くも数年後を考えると表情は少し険しくしながら答えた。
「言わばそいつはきっと充たされない理想、リアルには居ないのさ。だけど逢えないわけじゃない。アンタの嫁は、アンタの心の中にいる」
 トントン、と胸を親指で叩きながらマヤは力強く言うと、両手を口元で組んだ。
「ところで、このブースの近所でドール屋さんを見つけたんだけど、足を運んだらどうだろう。ビスクドールは『美しさ』の標本っていうしな」
 ドールは永遠、ドールは部品を拘れば好みの姿にカスタマイズ出来る――つまり。

 ドールはいいぞ!

 そう、いわんばかりの答えに質問者は『ドール、ヨカッタ。スゴイ』と、全財産をつぎ込んで買った事を知らせる返事が返ってきた。
 こうして、猟兵達は住民達の悩みを全て答えて、全て解決したのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​




第3章 ボス戦 『悪食の欠片』

POW   :    頭喰らい
【異形の口】による素早い一撃を放つ。また、【空腹や飢餓感】等で身軽になれば、更に加速する。
SPD   :    大喰い
戦闘中に食べた【肉や相手のユーベルコード】の量と質に応じて【全身の細胞が再生し】、戦闘力が増加する。戦闘終了後解除される。
WIZ   :    暴走
【理性】を代償に自身の装備武器の封印を解いて【腕が数倍に膨張、まるで本体かのよう】に変化させ、殺傷力を増す。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は宇冠・龍です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●アレをむしゃむしゃするブーム広める怪人を倒せ!
 ブームを広げようと奔走していたのだが、ことごとく猟兵達に邪魔をされ阻止された怪人はラジオブースから飛び出した。
「ちょっと! なんでアタシの計画を……! 食べる事は最高の美徳よ!」
 『悪食の欠片』が猟兵達を指しながら怒声を響かせた。
「いいわ! こうなったら、ブームを広げる為に……猟兵を食い尽くしてやる!」
 血に濡れた被りものが震え、悪食の欠片が手にした巨大なフォークを猟兵達に向けた。
フィロメーラ・アステール
「わかったぜ! 思う存分食わせてやる!」
このあたし特性のユーベルコードをたっぷり食らうがいいー!

【創成したる唯の連星】を発動だ!
巨大なアレの複製を作り出す【パフォーマンス】を見せる!
魔力に【気合い】を込めて複製品を生み出すぞ!
あー、ちょっと作りが荒いな!
残りは【迷彩】魔法でごまかせばいいか!

さあご馳走するぜ! むしゃむしゃするお手本を見せてみろー!

と、食べさせたところでトラップ発動!
複製品には【破魔】【属性攻撃】の【全力魔法】を練りこんだ!
それを吸収してしまった敵の細胞、まともに再生できるかー!?

ちょっと効果が出るまでは【残像】や【オーラ防御】を駆使して攻撃を凌ぐ必要もあるかもしれないな!



「わかったぜ! 思う存分食わせてやる!」
 フィロメーラ・アステール(SSR妖精:流れ星フィロ・f07828)がキラキラと星の様に輝かせながら悪食の欠片を見据えると、ユーベルコード『創成したる唯の連星(ユニバーサルミメーシス)』を発動させる為に詠唱を口から紡ぎだした。
「それならあたしも持ってるぞ!」
 するとフィロメーラと悪食の欠片の間に荒い作りだが、むしゃむしゃする為のアレを沢山複製させると迷彩で荒い部分を誤魔化した。
「さあご馳走するぜ! むしゃむしゃするお手本を見せてみろー!」
 と、体は小さいけれど自信は大きいフィロメーラは、悪食の欠片に向かって叫んだ。
「良いじゃないの! そんなの食べて、アンタをぎゃふんと言わせてやるんだから!」
 ユーベルコード『大喰い』で複製されたアレを喰らうと、悪食の欠片は自身の力が漲るのを感じる。
(あとは、耐えれれば完璧だぜ)
 投げられたナイフをオーラ防御で防ぎながらフィロメーラは、強化された悪食の欠片から視線を逸らさずに攻撃を受け止めた。

 瞬間――

 悪食の欠片の体内から食い破るかのように、フィロメーラが仕込んだ罠の破魔属性により片腹に大穴を開けた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

マヤ・ウェストウッド
「……奇遇だ。アタシも全く以って同意見さ」
・自分が猟兵で、相手が怪人である運命を呪いすらしたくなるほどに賛同するが、
「自分の好きなものばかり食べていたら、生きてはいけない」
・敵の攻撃は[オーラ防御]と[気合い]で敢えて受け止めて『喰らう』
「健啖家たるもの、酸いも甘いも噛み分けてこそさ。だからお前も、お前の攻撃も、すべて喰ってやる……その覚悟がお前にもあるか?!」
・食欲を攻撃力に変換するユーベルコードを発動
・[ダッシュ]で相手の懐に飛び込み、[恫喝]で怯ませたのち右腕を犬頭に変化。顎の[怪力]で目の前の怪人を本日のおやつにしてしまう所存



「……奇遇だ。アタシも全く以って同意見さ」
 珍しくマヤが悪食の欠片の言葉に頷いた。
「ならば――」

 自分が猟兵で、相手が怪人というオブリビオンという敵対している運命を呪いたくなる程に――

「自分の好きなものばかり食べていたら、生きてはいけない」
 だが、直ぐに否定するかのようにマヤは首を振った。
「そうだね。アタシは“過去”だからね」
 悪食の欠片は血も出ない片腹の穴を埋めると、巨大なフォークをマヤに向かって振り上げた。
「健啖家たるもの、酸いも甘いも噛み分けてこそさ。だからお前も、お前の攻撃も、すべて喰ってやる……その覚悟がお前にもあるか?!」
 ただマヤは攻撃をオーラ防御で受け、気合で耐えながら隻眼でキッと睨んだ。
「覚悟も何も、アタシは戦うだけだよ……猟兵は敵だからね」
 達観したような声色で悪食の欠片は、静かに答えると素早くマヤと距離を取った。
「今日から、お前は、アタシの一部として生きる。いいね?」
 ユーベルコード『超獣技法・飢餓咬(チョウジュウギホウ・キガバイト)』を発動させ、マヤの右腕がイヌの頭部に変形すると大きく口を開けて喰らい付こうした。
「うん、良い悪食具合だね!」
 楽しそうに悪食の欠片が笑い声を上げると、マヤは右腕を食いちぎった。

成功 🔵​🔵​🔴​

ルドルフ・エルランゲン
※絡みダクダク、アドリブましましで!

(先の煽りも活用し)
食は人生の楽しみ。それは否定しませんが…ASHネェさん、アナタの教義、ムシャムシャはむはむしてるだけで食べさせてないじゃん。
そんなだからね、だれも付いて来なくなるんですよ。

●エレクトロレギオン(WIZ)
自身を囮に挑発(おびき寄せ)、レギオンを敵の全方位から襲撃(だまし討ち)させる。
数の恐怖を知りなさい(恐怖を与える)。
暴走して強くなったところで理性が無くなれば行動は単調となるでしょう。
レギオンを盾に防御(時間稼ぎ)しつつ、味方に本体を狙ってもらう(戦闘知識)。
腕の異形の口が本体なんじゃないかなコレ?



「食は人生の楽しみ。それは否定しませんが…ASHネェさん、アナタの教義、ムシャムシャはむはむしてるだけで食べさせてないじゃん。
そんなだからね、だれも付いて来なくなるんですよ」
 ルドルフが指摘すると、悪食の欠片は別の意味で悲鳴を上げた。
「な、なんだってー!! アタシの……アタシの完璧なペンネームを見破っていたなんて!」
 ガックリと悪食の欠片は地面に膝を付き、悔しそうに地面を叩くとポロリと涙が零れた。
「なるほど、目薬で涙を演出という事は泣いてないですね!」
「アタシ、アンタは一番嫌いよー!!」
 ルドルフがビシッと指すと、悪食の欠片の懐から目薬がポロリと落ちた。
「嫌いで結構です。そんなアレを食べさせる怪人なんて、こちらから願い下げです!」
 ユーベルコード『エレクトロレギオン』を発動させ、105体の機械兵器を召喚させると悪食の欠片を囲んだ。
「数の恐怖を知りなさい」
「なっ!?」
 悪食の欠片が気が付いた時には既に遅い、ルドルフに気を向けていたので囲まれている事に気付かずに機械兵器達の全方位からの攻撃を受けてしまうが――
 理性を代償にユーベルコード『暴走』を発動させ、腕が数倍に膨張、まるで本体かのように変化させてバーサーカーの様に攻撃してくるモノに対して腕で薙ぎ払った。
(腕の異形の口が本体なんじゃないかなコレ?)
 と、思いつつもしっかりと時間稼ぎして、悪食の欠片の情報をその目で得ながらルドルフは他の猟兵達に伝えた。

成功 🔵​🔵​🔴​

鈴木・志乃
……よし、燃やそう(思考停止)


食べる人は食べられる覚悟がないといけないって知ってます???
正直あんまり……ってか全く美味しそうじゃないですけど
まあ焼けば食えるでしょ(謎思考)

敵の動きを良く見て【第六感、見切り】で避けながら【歌唱の衝撃波】攻撃をかましていきましょう
漏れたら【オーラ防御】しながら【UC発動】
燃やします。その身も、食い意地も(真顔)

光の鎖で【武器受け】からの【カウンター】も狙いますね
それで敵の口を捕まえては燃やしたい
捕まえて燃やして捕まえて燃やす!

これから毎日オブリビオンを焼こう



「……よし、燃やそう」
 志乃の第一声はシンプルにその一言だけだった。
「食べる人は食べられる覚悟がないといけないって知ってます??? 正直あんまり……ってか全く美味しそうじゃないですけど、
まあ焼けば食えるでしょ」
 思考を停止して、尚且つ悪食の欠片の言葉はまるで喜劇の王の様な考えの言葉を発した。
「って、あんな状態では聞こえていない様ですね」
 暴れる悪食の欠片を見て志乃は、理性を失った攻撃をステップを踏む様に見切って回避する。
 攻撃は大雑把で軌道は分かりやすく、隙が出来た瞬間に歌声を紡ぐとソレは衝撃波となり悪食の欠片を襲う。
「燃やします。その身も、食い意地も」
 ヘリオライトの様にオレンジ色の瞳に悪食の欠片を映すと、ユーベルコード『浄化の炎』を発動させる前にオーラ防御を展開させた。
「もう、やめて」
 ユーベルコードが発動すると左太ももの聖痕から噴出する断罪の炎が、ごうごうと燃える音をたてながら悪食の欠片に向かって放たれた。
「このっ!」
 悪食の欠片が左腕を振り下ろすと、志乃は素早く光の鎖で腕を受け止めると左腕の口を捕縛しカウンターとしてユーベルコードを発動させた。
 左太ももの聖痕から再び断罪の炎が噴出し、悪食の欠片の体を断罪の炎で包み込んだ。
「これから毎日オブリビオンを焼こう」
 ジャラリ、と光の鎖を手元に戻すと、燃える悪食の欠片を見つめながら呟いた。

成功 🔵​🔵​🔴​

クラーラ・ストルイピン
偏食はダメですよ!
好きなものも、嫌いなものも、バランスよく食べなきゃダメです。娯楽の食もあれば、大切な身体をやしなう必要の食もあるんです!

〇POW
素早い攻撃には残念ながら対処できません。なので、敵の必殺の一撃を待ちます。異形の口で食いついてきたら【無敵城塞】を発動。異形の口を切り落とし、返す刀で[2回攻撃]で本体を狙います。


でも、カロリー0ってスゴイですね💦
甘いおかし食べ放題なんてあこがれちゃいますっ! でも、それだけに、弱みにつけこむこのオブリビオンが許せません。絶対に退治しちゃいます!



●悪食はダメなのです!
 やる気はあるが、中々倒す気力が起きないオブリビオンの前に金色の風が吹いた。
「偏食はダメですよ! 好きなものも、嫌いなものも、バランスよく食べなきゃダメです。娯楽の食もあれば、大切な身体をやしなう必要の食もあるんです!」
 紅玉の様な赤い瞳でオブリビオンを見据えながらクラーラ・ストルイピン(ミセリコルデ・f14091)は、悪食の欠片の前に立ち塞がった。
「でも、嫌いなモノはアタシ嫌いだもん!」
 ブンッ、と悪食の欠片の巨大なフォークがクラーラの鼻先を掠めて地面に突き刺さった。
「それでも、それでもです……! そりゃカロリー0な甘いお菓子なんてあったらクラッとしますが、ラーラはそんな夢物語は儚いだけです!」
 あれば憧れてしまうカロリー0! でも、それでは生き物は生きられないのはクラーラ自身が知っている。

 美味しい話には裏がある事も――

「ははーん、そういうことねぇ……」
 悪食の欠片は笑い声を含んだ声色で言うとユーベルコード『頭喰らい』を発動させ、空腹になったお腹を押さえると異形の口がクラーラに向かって大きく口を開けた。
(狙い通りっ!)
 ユーベルコード『無敵城塞』で全身を超防御モードにし、異形の口はあまりにも硬くて噛み砕けなかった。
「くっ! もう一度……っ!」
 慌てて悪食の欠片は異形の口を引くと、再びユーベルコードを使おうとした、が――
「甘いお菓子よりも考えが甘いです! まるで頭が砂糖菓子の様ですね!」
 超防御モードを解除するとクラーラは、手にしているフォースセイバーとバスタードソードを同時に鞘から引き抜く。
 そして、ユーベルコードを発動させる寸前にクロスする様に剣を振るいながら駆け抜けた。
「そ、そんな……アタシの、計画、が……」
 真っ二つに斬れた悪食の欠片は、元から何も居なかったかのように消えた。
 こうして、『アレをむしゃむしゃする』ブームを広げようとした怪人は消え、住民達も目を覚ましてまた新たなる娯楽を求める為に歩き出した。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年04月09日
宿敵 『悪食の欠片』 を撃破!


挿絵イラスト