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【サポート優先】エルフの森とゴブリン軍団

作者：岡崎三号

　これはサポート参加者を優先的に採用するシナリオです（通常参加者を採用する場合もあります）。

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「皆さん、お集まりいただきありがとうございます。」

　グリモア猟兵、アーティの声がグリモアベースに響き渡る。
　猟兵たちは彼女の語りの中静かに集まっていた。緊張感漂う空気の中でアーティは猟兵たちに向かって話し始める。

「アックス＆ウィザーズのエルフの森の危機を知っていますか？……ええ。以前も幹部猟書家たちに狙われていたあの森です」
　アーティはそう語りながらも、エルフの森を知らない猟兵の為に概要を語り始める。
「エルフたちは世界中の他種族と共存していますが、彼らだけの特別な場所、『エルフの森』がまだ世界中に点在しています。この森は、他の種族にとっては迷いの森となっており、容易にそこへたどり着くことはできません。しかし、エルフの森には一本だけ、『世界樹イルミンスール』から株分けされた『聖なる木』が存在します。この木こそが迷いの森を形成している魔術的な源であり、もし破壊されれば森は滅びてしまいます」

　アーティは続ける。
「そして、そんなエルフの森の１つをオブリビオンが襲撃しようとしています。……今回のオブリビオンは謎の軍団の王『ウァン』率いるゴブリン軍団。どのようにしてかは知りませんが、ウァンはかなりの数のゴブリンを集めてきました。ゴブリンは決して強い相手ではありませんが、数の多さは十分に脅威と言えるでしょう」
　その場に集った一同が猿のように木々を渡るゴブリンを想像する中、アーティは続ける。
「エルフの森のエルフたちは一部が隔絶された暮らしを送っていますが、私たち猟兵たちについては理解を示してくれています。彼らは自らの森を守るために全力で戦ってくれます。しかし、それのみで倒せるほど、敵は脆弱ではありません。私たちがエルフたちと協力し、オブリビオンの軍勢を撃破しなければならないのです」
　アーティは猟兵たちに告げるとゲートを開く。
「皆さんの活躍に期待しています。どうかご武運を」
　ゲートの先からはすでに足音が聞こえ始めている。きっと、戦いの始まりはそう遠くないだろう。

第1章 集団戦 『ゴブリン』

POW   :    ゴブリンアタック 【粗雑な武器】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。 SPD   :    粗雑な武器 【ダッシュ】による素早い一撃を放つ。また、【盾を捨てる】等で身軽になれば、更に加速する。 WIZ   :    足払い 【低い位置】から【不意打ちの蹴り】を放ち、【体勢を崩すこと】により対象の動きを一時的に封じる。 イラスト：あなQ 👑11 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

　ゴブリンの影が忍び寄る中、森の中には桜の花びらと香りが漂う。その中心にいるのは桜井・乃愛（桜花剣舞・f23024）であった。その神秘的な光景は敵を引き寄せる魅力のようなものを持っている。

　桜の花びらが乃愛の周囲で舞い踊る。その花びらはやがてかすかに雷光を纏い、そして敵に向かって攻撃を始めた。
「そろそろ見えてくるかな？ 私の力を感じてもらうよ！」
乃愛は明るく挑発的に見える笑みを浮かべながら、緋桜の断罪兵器を振りかざす。敵は血の匂いと共に恐怖に震える。彼女の存在は敵にとって未知なる力と死の匂いをもたらしていた。

　やがて敵が肉薄し反撃が乃愛に迫るが彼女は慌てない。代わりに桜花装甲を身に纏い、華麗な動きで回避する。敵の攻撃を見切り、ときに装甲で受け流す事で優雅な舞のような動きが生まれる。
　舞の中、乃愛は緋桜の宝槍を手に取り速度と軽さを活かした、繊細な攻撃を繰り出す。軽いように見える宝槍の一振り一振りには、【ランスチャージ】による威力強化も込められており、命中した敵は耐えきれずに倒れていった。

　乃愛は敵に向かって微笑みながら、桜の香りを漂わせ、静電気を操り武器を振るって果敢に立ち向かう。その姿は美しくも威厳に満ち、敵は彼女の前に圧倒されていくのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

　エルフたちに向かって敵が迫ってくる中、出水宮・カガリ（死都の城門・f04556）は身体をぴんと張り、盾を前に構えた。【環境耐性】によって強化された彼の目はたとえ森の中であろうとも敵の攻撃を見逃さない。エルフの一人に向かってゴブリンの剣が振り下ろされる瞬間、カガリは【かばう】技術でそれを受け止めた。そしてカガリの能力はただ守るだけではない。彼はユーベルコード『黄金機兵』で黄金城塞機神兵へと変身すると、かばったエルフの弓矢を手にして敵に立ち向かった。その巨大な矢は迫りくる敵を一瞬で蹴散らし、戦場に轟音を響かせる。

　さらに、カガリはこの状況に合わせた奇策も持っていた。彼は盾をジャンプ台にして木々を不必要になぎ倒さないよう移動し、敵に飛び掛かる。森の視界の悪さと盾で飛び上がっての高所奇襲で、彼は敵の意表をついた攻撃を仕掛けることができた。その身の軽やかな動きと創意工夫によって、カガリは敵にとって予測不可能な存在となっていく。

　カガリはさまざまな行動パターンを駆使し、エルフたちを守りながら敵と戦っていく。彼のアクティブな姿勢と防御能力はともに戦うエルフたちに勇気を与えるのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

　水心子・真峰（ヤドリガミの剣豪・f05970）は木の陰に身を隠し、音を立てないように戦闘の準備を整えていた。彼女の立ち振舞は鋼のように静かで、それでいて本体である日本刀のように鋭い戦意が放たれている。
　敵の群れが近づいてくる。まず真峰は【残像】による巧妙な撹乱戦術によって彼らを惑わせた。その身のこなしはまるで風のようであり、一瞬の隙もなく次々とゴブリンの攻撃をかわしていく。そして回避の動きの中で高速回転させた複製本体が真峰の手元で輝きを放つ。真峰は周囲の敵を一瞬にして斬り捨てると、彼女はその勢いのまま残った敵を蹴りつける。その一撃は猛烈な威力を持ち、ゴブリンはその場に倒れ込む。
　そんな真峰をゴブリンが攻撃しようとするが、式神によるダミーに惑わされ、さらに背後から真峰が斬りつける。奇襲攻撃へのカウンターを受け敵は狼狽し真峰の勢いに押されていく。惑わし、切りつけ、更に惑わせる。彼女の動きは流麗でありながら、決して無駄がない。乱舞する刀と鮮やかな動きが、戦場に一つの絶景を描き出していた。彼女の戦いはただの戦いではなく、芸術のように美しく、そして容赦のないものだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

　迫りくるゴブリンの群れに立ち向かう轟木・黒夢（モノクローム・f18038）。
「私の出番？それじゃ全力で行くわよ」
　淡々と語る彼女ではあるが、その目は闘志に満ち、身体は緊張に包まれている。
　一体の敵が黒夢に向かって突進する。しかし、黒夢はナックルウェポンを手に取り、敵の攻撃をかわしながら強烈なパンチを繰り出す。その瞬間、ナックルウェポンが風を切り、黒夢の腕に力強さを与える。彼女のパンチは敵に大きなダメージを与えると同時に【2回攻撃】に移れるほどの素早さも持っている。
　黒夢は拳をもどすとディスティニーミラーの力を呼び寄せた。彼女の目が一瞬だけ輝き、敵の弱点を見抜く。そして、ブラックナイトメアが彼女の手に現れる。黒夢はその巨大な槍を振りかざし、自身の夢の力を込めて強力な攻撃を放った。槍が空を切り裂き、敵を薙ぎ倒す。その破壊力は圧倒的であり、戦場の中で黒夢の存在感を示している。
　黒夢は息を切らせながらも、執念深く戦い続けていく。彼女の技と戦術は見事に組み合わさり、敵の群れを次々に撃退していく。その姿はまさに戦う英雄のそれであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

　ヴェイパーウェイヴァー《ヤーデⅢ》を手に握り締めるクロエ・ボーヴォワール（ボーヴォワール財閥総裁令嬢・f35113）。敵の群れが迫ってくる中、彼女は拡声機能を駆使してエルフたちへの指示を発した。
「皆様！仕事の時間ですわよ～！」
　指示を出しながらも蒸気式霊算器(試作型)の計算とマッピング機能を活かし、クロエは敵の行動パターンを予測する。彼女は周囲の地形を利用し、戦略を立てながら敵の狭間を縫って進んでいく。一歩間違えば全てが崩れてしまう緊張感が彼女の体を駆け巡る。だが、彼女にとってこの状況は商談より幾分かマシだ。
　敵に肉薄したクロエは高所からスチーム・グラップラーを発射し、華麗な身のこなしで敵の頭上へと飛び込む。奇襲の一撃で敵の背後に回り込み、機敏な動きで次々と敵を制圧していく。彼女の攻撃は的確で、敵は彼女の勢いに押されて後退する。
　しかし、クロエは相手を逃さない。一瞬のすきを見つけて、クロエはシャイン・カードを手に取る。光り輝くカードを放つと、敵は目を奪われ一瞬の混乱に陥る。その間に彼女は素早く接近し、繰り出される攻撃は容赦がない。敵は次々と倒れていく。
　クロエの戦いは激しさを増していく。彼女の勇敢さと戦略的な行動が、大量の敵との壮絶な戦いを制する力となっていった。

成功 🔵​🔵​🔴​

　大量の敵がカグヤ・モンデンキント（天体娘・f31348）に迫ってくる。彼女は闘志を抱きつつも、穏やかにほほ笑みを浮かべ、ゴブリンに指先を向ける。
　そして指先が示した方向に天からの光……ジャッジメント・クルセイドの業光が放たれ、敵に過剰なまでのダメージを与えた。光の矢は敵を貫き、爆発と共に彼らを倒す。
　しかしながら、それで敵をすべて倒せたわけではない。カグヤは敵の攻撃に傷つきながらも敵の間を縫うように動き回り、巧みな攻撃と回避を繰り返して致命傷を防ぐ。拠点防御の技能を活かし、敵の攻撃を防ぎながら、自身の攻撃力を最大限に引き出す。
　回避、防御、そして攻撃。要塞主砲ジャッジメント・クルセイドを使いながら、カグヤは敵を徹底的に追い詰める。その強力な光線は敵を焼き尽くし、跡形もなく消し去る。そんなさなかに亜空間潜航鏡結界クリスタライズは彼女とエルフたちを守り、敵の攻撃から身を守る。
　カグヤは味方を守りながら大量の敵と戦い抜く。彼女の頭脳と冷静な判断力は、戦局を常にコントロールしている。彼女は神器と技能を巧みに組み合わせ、敵を次々に撃破していった。

成功 🔵​🔵​🔴​

　エジィルビーナ・ライアドノルト（シールドスピアの天誓騎士・f39095）の足元には、倒れゆくゴブリンたちの姿があった。深い森の中でも盾槍『紅玉』が炎を帯びているのが敵から見える。そしてその明かりが動いたかと思うと、次々と敵に突撃し、一撃ごとに炎が燃え上がり、ゴブリンたちは炎に包まれて倒れていく。
　しかし、敵の攻撃も容赦なく迫ってくる。エジィルビーナは俊敏な動きでその攻撃を受け止めながら、青龍神珍鉄を握る。彼女の手元で水の気が集まり、水の流れが生まれる。敵の攻撃を見切り、水の力を利用して反撃に転じる。
　エジィルビーナはエルフたちを護りながら、敵の攻撃を巧みに受け流す。彼女の盾は不動の壁となり、エルフたちはその背後で弓を撃ち続ける。
　勇気と元気に満ちたエジィルビーナの声が森に響いた。
「大丈夫！どれだけ敵がいても私達は戦い続けられるっ！行こう！」
　彼女の言葉がエルフたちの胸に響き、彼らの闘志を高める。
　エジィルビーナの体は闘志に満ち、敵の数に屈することはない。彼女は激しく戦い続ける。剣と盾が交差し、炎と水が交錯する。彼女の闘志がエルフたちを奮い立たせ、絶え間ない戦いが続く。

成功 🔵​🔵​🔴​

「なんだったのでしょうあの人（？）……」
　虚偽・うつろぎ（名状しやすきもの・f01139）が壮絶な自爆を繰り広げる中、エリー・マイヤー（被造物・f29376）は爆発を囮に前線へと向かっていた。
　念動バブルによる泡状の念動力が彼女を包み込み、周囲の視聴嗅覚から彼女の存在を完全に隠す。わけのわからないうの字の奇行に混乱する敵は彼女を感知することすらできず、エリーは不意打ちのチャンスを手に入れた。
　混乱している敵に対して、エリーは巧みに念動力を操る。石や瓶などの物体を空中に浮かべ、瞬時に思い切り投げつける。その力は鋭く、敵を切り裂き、押し付けることで容赦なく制圧していった。
　混乱しながらもどうにかゴブリンたちが戦闘態勢を取り始める。敵の攻撃が迫ると、エリーは鋭い視線と俊敏な動きで応戦する。念動力を利用して敵の矢を曲げ、剣を捻り、彼ら自身にダメージを与える。敵は自身の攻撃によって傷つき、混乱する。
　重力に逆らい、エリーは念動力で敵を持ち上げ、動きを封じる。彼らは地に足をつけることすらできず、エリーの攻撃を避けることができなかった。エリーの圧倒的な念動力の前に、敵は無力化されてしまった。
　さらに敵の攻撃が接近すると、エリーは瞬時に反応する。念動力でその攻撃を曲げたり捻ったりして回避し、自身の身を守る。敵の攻撃は空を舞い、彼女の周りをかすめるだけだった。
　そしてエリーは地面を潰し、敵の足元を崩す。彼らは転倒しエリーの攻撃の的となった。念動力で枝を敵に突き刺したり、地面を揺らしたりして彼らを不安定にさせる。敵はバランスを崩し、攻撃の機会を失った。

　そして、エリーは敵の思考にも念動力を介入させる。彼らの心を揺さぶり、混乱させる。敵は自身の行動に疑念を抱き、連携が乱れていく。さらに、エリーは念動力で敵の武装を操作。剣先が敵に当たるように仕向け、造反と勘違いさせて敵同士を争わせる。内部での対立が生じ、敵の勢力は弱体化していく。彼らはエリーとの戦いにおいて、心理的な優位を失った。
　エリーの戦闘技巧は鮮やかで、彼女の念動力の使い方は見事だった。彼女は敵の攻撃を防ぎつつ、瞬時に反撃する。彼女の存在は敵にとって恐怖と混乱の源となり、彼らを圧倒しつづけていった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

　北条・優希斗（人間の妖剣士・f02283）の身体が瞬間的に反応する。敵の攻撃が迫る前に彼は素早く身をかわし、刀を振るって反撃する。一瞬の間に数人のゴブリンが倒れ、血しぶきが舞い散る。
「……流石になにか聞く価値もないか」
　夕顔の糸を糸巻きから引き出し、木々を揺らして場所を誤魔化して敵を誘い込む。敵は彼を見誤り、突如として飛び出した彼の刀をうけ、倒れ込む。
優希斗は敵の攻撃を巧みに【見切り】ながら、素早く接近する。彼の身体は俊敏に動き、瞬く間に敵に近づく。そして行き着く間もない【連続コンボ】を繰り出し、敵は次々と倒れていく。彼の攻撃は正確で鋭く、敵は戦意を喪失する。
　敵の数が増えていくが、優希斗は冷静さを失わない。彼は見切りを駆使し、敵の攻撃を的確に避ける。同時に、【斬撃波】を放ちながら周囲の敵を切り裂き続ける。彼の攻防一体の戦い方は圧倒的な迫力を持ち、広範囲にダメージを与えていく。
　彼の剣技は神業と呼ぶにふさわしく、巧みな戦術と俊敏な動きで戦い続ける。激しい戦場の中で、彼が立つ所だけは、凪の海のように静かになっていった。

成功 🔵​🔵​🔴​

　敵の群れが迫ってくる中、春霞・遙（子供のお医者さん・f09880）は冷静な表情で白紙の符束を手に握った。彼女の指先がしなやかに舞い、素早い符術を繰り出す。一枚、二枚、数多くの符が空中に舞い上がり、瞬く間に【呪詛】の印が敵の体に刻まれ、彼らの進行速度が遅くなった。
　そのさなか遙は勿忘草色ノ使蝶を手から放ち、その小さな蝶たちが森の中へ舞い上がる。彼らの翅からは微かな毒が広がり、敵は混乱に陥った。毒の効果で敵は目眩に襲われ、攻撃の手が狂い始める。混乱した姿勢からマトモに狙いをつけた攻撃を放つことができず、自身の味方にすら危険な攻撃を仕掛けてしまうほどだった。
　遙は足止めされた敵に向けてスナイパーライフルを構え、冷静な目で狙いを定める。そして敵の急所への射線が通った瞬間、遙の銃声が轟き、銃弾が颯爽と飛び出す。的確に敵を狙い撃ち、彼らは次々と倒れていく。遙の的確な射撃はエルフたちに勇気を与え、戦局を有利に進めていく。

成功 🔵​🔵​🔴​

　大量のゴブリンがコーデリア・リンネル（月光の騎士・f22496）に迫る。その中で彼女はユーベルコード『姫君の覚醒』を発動させ、その姿を一変させる。聖なる力を宿した姫君へと変身する瞬間、まるで魔法の薫りが辺りを包むかのような光景が広がった。姿勢を正し、破魔の光を放つロッドを手に握りしめたコーデリアは、敵の接近に備えて構えを取った。
　魔法のエネルギーがコーデリアの体を満たすと同時に、彼女はマジカルステッキを振りかざし、その先から放たれる魔法の光は周囲を鮮やかに照らし出した。敵の前に立ちはだかる彼女は、まるで魔法の嵐となりながら敵へと突進する。光の矢が次々と敵を貫き、彼らは無力化されていく。
　しかし、単に力任せの攻撃だけではない。彼女は【第六感】で敵の攻撃を見事にかわし、そこから一瞬で距離を詰める。繊細な手さばきで繰り出される剣術の技は、まるで舞い踊るように美しく、敵には瞬く間に切り裂かれていく。
　コーデリアの大胆な変身と戦闘スタイルによって、敵は圧倒されていく。彼女の身体は華麗に舞い、光が舞う戦場はまさに彼女のためのステージであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

　ニノン・トラゲット（ケットシーの精霊術士・f02473）はエレメンタルロッドを手に取り、その先端から魔力を込めた光の弾丸を連射した。鮮やかな光が敵の前に広がり、一瞬の間に周囲の敵を包み込む。弾ける光の嵐が敵に突き刺さり、彼らを吹き飛ばした。
　そうして戦場の中での存在感を強めていくと、ニノンを取り囲むようにゴブリンが集まり始める。だが、それこそがニノンの狙いだ。ニノンは【範囲攻撃】で広範囲攻撃魔法を発動。指先を敵に向け、力強くエネルギーを込めると、彼女の周囲に魔法陣が展開された。魔法陣から放たれるユーベルコード『ジャッジメント・クルセイド』が敵に向かって襲いかかり、爆発的な効果をもたらした。敵は次々と吹き飛び、ニノンの周囲から一瞬にして無数の敵の姿が消えた。
　さらにニノンはエレメンタルロッドを振り回し、強力な【属性攻撃】魔法を繰り出した。彼女の周囲が炎に包まれ、雷光が舞い散り、氷柱が立ち上がる。様々な魔法のエネルギーがゴブリンを容赦なく打ち砕いた。爆発とともに敵は吹き飛び、ニノンの力強い魔法が戦場に轟音を響かせ、敵を殲滅していく。

成功 🔵​🔵​🔴​

バルタン・ノーヴェ（雇われバトルサイボーグメイド・f30809）の合図と共にミニ・バルタンたちが一斉に展開される。小型の自立型サポートロボットたちは森の木々に紛れてから物音を立てる、木に登って上から大量の葉っぱを落とすなどの動きで敵の注意を引きつけ、彼らの目線をそらす。その隙にバルタン自身は【地形の利用】で森の木々に紛れ、敵の背後へと忍び寄る。敵がミニ・バルタンたちに気を取られている中、その隙を利用して、バルタンは影から姿を現し、内蔵式ウェポンラックからアームドフォードを展開。その砲台が轟音を響かせ、【砲撃】の一斉射が敵を襲う。爆風が炸裂し、敵は混乱に陥り、バルタンの攻撃に対応する余裕を失う。
　敵の攻撃が迫ると、バルタンはアームドフォードの【武器受け】でガード。そのまま砲台での殴打による【カウンター】で攻撃に転じる。衝撃と共に驚きと恐怖が彼らの顔に浮かぶ。バルタンは戦場を清掃するかのように次々と敵を制圧していった。

成功 🔵​🔵​🔴​

第2章 ボス戦 『謎の軍団の王『ウァン』』

POW   :    出でよ、我が精兵 【王専属の精兵達】の霊を召喚する。これは【マスケット銃】や【銃剣】で攻撃する能力を持つ。 SPD   :    我の力を受けてみよ 真の姿を更に強化する。真の姿が、🔴の取得数に比例した大きさの【重力のオーラ】で覆われる。 WIZ   :    距離を取っても無駄だ 【心眼】により、レベルの二乗mまでの視認している対象を、【空間を超える斬撃】で攻撃する。 イラスト：祥竹 👑11 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

　ゴブリンの大半が掃討され、ゴブリンを率いていた謎の軍団の王『ウァン』が現れる。高階・茉莉（秘密の司書さん・f01985）は深い呼吸をして、心を鎮める。そして、絵本を広げると、その中から飛び出した悪魔の爪が敵に向かって突進した。爪は容赦なくウァンの肉体に食い込み、血しぶきが舞い散る。敵は激しい苦痛に顔を歪めつつも反撃を試みる。
　だが、茉莉の【高速詠唱】の方が早かった。手に魔法の力が宿り、敵を拘束する。彼女は宇宙魔術古代書から強力な呪文を読み上げ、【全力魔法】の光が敵を包み込む。敵は身動きが取れず、苦悶の表情を浮かべながら抵抗する。茉莉はその隙を見て、宇宙魔術古代書とムーンライトから放たれる強力な魔法を敵に向ける。月の光のような閃光が瞬く間に広がり、ウァンの鎧を端から砕く。
　そして茉莉は光子連結剣を手に取り連撃を放った。鎧を弱体化することで成立する【鎧無視攻撃】だ。剣の刃は光り輝き、彼女の手元で踊るように振るわれた。敵に向かって剣を振りかざすたびに、刃がウァンの肉体を切り裂き、深い傷を負わせていく。

成功 🔵​🔵​🔴​

　春夏秋冬・ちよ（旅する老猫・f19400）はウァンが放った斬撃を見切ると、【残像】を放ち、ゆっくりとした身のこなしでその一撃を的確にかわした。彼女の呼吸は決して乱れることなく、静かで集中力に充ちていた。敵の攻撃が迫る瞬間、ちよは紅色の和傘を手に取り、ゆっくりと閉じ始める。
　傘が閉じると同時に、傘からは魔力が漂い始める。紅色の傘はただの装飾品ではなく、彼女の戦闘スタイルを象徴する武器だった。鋭く尖った傘先が闘志を宿し、彼女の手にしっかりと握られる。
　迫り来る敵を前に、ちよはその体からは想像できないほどの衝力の【ランスチャージ】を放ち敵の胴体に痛撃を加えた。そのまま彼女は敵の反撃を巧妙に避けながら、紅色の和傘を使って鋭い突きや斬りつけを繰り出す。紅色の傘が空中を切り裂き、敵に響く轟音が戦場に鳴り響く。
　彼女の勇敢さと豊かな経験が、強大な敵との戦いで光り輝いている。変化する戦況においても変わらずに敵を圧倒していくちよの強さは、未だゴブリンと戦闘を続けるエルフたちを勇気づけるのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

　薄暗い森の中で架空・春沙（緋の断罪・f03663）は木の陰に身を潜め、静寂に包まれた場所から敵を観察していた。彼女のピンク掛かった銀髪が微かに揺れ、緋色の瞳は冷たい光を放っている。春沙の顔に表情はない。だが、多々静かに敵への執行の意志が滲み出ている。

　闇に溶け込むように動く春沙は、敵の背後へと忍び寄る。彼女の身体は柔軟に曲がり、影と一体化しているかのように姿を消す。敵の警戒心を欺き、【目立たない】よう隠密行動で近づく。
「汝、罪有り。執行します」
と春沙は冷たく宣告した。その言葉は刃のように冷たく響き、敵に深い重圧を与える。
　敵が攻撃の姿勢を取る前に、春沙は咎人縛りの枷を手に取る。ここまで接近できれば拘束も難しくない。春沙の手にかかれば、敵の抵抗もすぐに虚しいものとなる。
　ウァンは苦し紛れに反撃を試みるが、彼女は俊敏にかわす。瞬時の判断と優れた【視力】が、春沙を敵の攻撃から守り抜く。
　緋色の刃が冷たく輝き、闇の中で鋭く光る。敵の弱点を見極め、春沙は緋鎌を振り下ろす。その瞬間、断罪の緋鎌が敵の身体に突き刺さり、血しぶきとともに破壊の一撃を与える。ウァンは悲鳴を上げ、苦痛に歪む表情を浮かべた。

成功 🔵​🔵​🔴​

　ウィルヘルム・スマラクトヴァルト（緑の騎士・f15865）はグリューネブルクの重装甲に身を包み、敵の攻撃に備えた。ウァンの空間を超える斬撃が彼に触れる瞬間、彼の身体は瞬時に反応し、緑の大盾を巧みに操り、敵の攻撃を【盾受け】で受け止める。鋼のぶつかり合う音が響き渡る中、ウィルヘルムは敵に向かって駆け寄る。
　敵はウィルヘルムの接近を防ぐため、さらに斬撃を放つ。しかし、ウィルヘルムは敵の斬撃を幾度となく【見切り】、緑の大盾を前に掲げて防御する。そしてついに敵に接近した瞬間、力強い【気合】が込められた斧槍が反撃を開始する。聖なるエネルギーが敵の装甲を削り、傷と疲労を強くしていく。
　そして敵がよろけたその時、ウィルヘルムはエメラルドドラゴン「スマラクト」に騎乗し、敵の上空に飛び上がった。彼は鎧とハルバードの重量を活かし、強烈な【ランスチャージ】を敵に放つ。斧槍が敵の装甲を突き破り、エメラルドの光が空に散る。

成功 🔵​🔵​🔴​

　戦闘を続けるエルフや他の猟兵を尻目に、緋月・透乃（もぐもぐ好戦娘・f02760）は一口ずつにんじんをかじりながら満足げに味わっていた。ジューシーで甘みのあるにんじんの汁が彼女の唇にしみ込み、力強さを湧き立たせる。
　マイペースに準備を整えた透乃は、もぐもぐ欲張りスプーンを手に握る。そのスプーンは巨大だが、透乃の手にはがっしりと収まっている。彼女は敵の姿を見つけると、一気に飛び込み、全身の力を込めてスプーンでウァンを投げ上げた。ウァンは決して軽い男ではないが、透乃の【怪力】には逆らえない。スプーンが巻き起こした風が彼女を取り巻き、髪が乱れ舞う。透乃の目は一瞬、鋭く輝いた。
　そして彼女は重戦斧【緋月】を力強く振り回す。斧の刃が風を切り裂き、その重厚な振り下ろしを無防備な空中のウァンに叩き込む。「緋月スマッシュ！」という彼女の謎の雄叫びと共に、斧がウァンに深く食い込んだ。その衝撃は圧倒的で、周囲の空気が振動し、地面が微かに揺れるほどだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

　ポンポンヴァッフェを手にした四十物・寧々（あいもの・ねね・f28377）は、ウァンの猛攻をかわしながら機敏に動き回った。その身の軽さと俊敏なステップが、彼女の行動の予測を困難にする。敵の攻撃をかろうじて避けながら、寧々はポンポンヴァッフェの先端から連続攻撃を繰り出す。ポンポンから振り回される触手が、敵の体を貫き、鋭い打撃音を響かせた。
　更に彼女は【リミッター解除】を行い、追撃を試みる。驚異的なスピードとパワーが彼女の肉体に宿り、障害物の多い森を縦横無尽に駆けていく。その姿はまるで疾風のようだ。
　そして、彼女を優位にするのは身体能力だけではない。彼女は【メカニック】の知識を生かし、周囲の環境を利用してトラップを仕掛けていた。敵は予期せぬ攻撃に苦しむ一方で、寧々はその隙を突いてどんどん距離を詰めていく。
　瞬く間に距離を詰め、寧々は繰り出される蹴りで敵の鎧の継ぎ目を強打し、敵の体内にダメージを与えた。

成功 🔵​🔵​🔴​

　日下・彼方（舞う灰の追跡者・f14654）の身体が軽やかに舞い上がり、試製翔靴『Managarmr』が風を切って彼女の体を空中に飛びあがらせた。彼女は俊敏な動きで敵の視界から外れ、突如として空中から奇襲を仕掛けた。刹那の瞬間、彼方の姿がウァンの上空に浮かび上がり、その存在感にウァンは驚愕した。
　試製情報デバイス『Norn』の演算機能が彼方の眼前で稼働する。彼方は敵の行動パターンを見極めて瞬時に戦術を練り上げた。そして、敵に向かって降下を始める。
　手にした試製封刃『Tyr』が鮮やかに光り、彼方は敵に素早く刃を振るう。荒削りな様で繊細な技の連続が敵を翻弄する。
　ウァンは破れかぶれの反撃を放つものの彼女の身を守るため、試製飛盾『Heimdall Mk-Ⅱ』が分離展開し、強固な防御の盾となった。敵の攻撃が迫る度に、頑丈な装甲が彼女を包み込み、敵の攻勢を跳ね返していく。
　ウァンは彼女の速さと瞬発力に対応することができず、どうにか身を守ることに必死だった。

成功 🔵​🔵​🔴​

「これが終わったらキノコ鍋ごちそうしてもらう約束、忘れちゃダメっすよ」
　飯綱・杏子（飯テロリスト・f32261）はそうエルフたちに語って彼女は敵との戦いに身を投じた。デビルズ・ディールの力が彼女を包み込み、頭部に邪悪な角が生えていく。その瞬間、杏子の攻撃力が増し、凶悪な力が顕現した。
　そして彼女は闘牛のような姿勢でウァンに突っ込んでいく。敵は角による一撃を受け、うめき声を上げた。一方、杏子は相手が呻いている間に、DHMOを使って相手の周囲を湿らせる。水滴が土と混ざって泥となり、滑りやすい状況が生まれた。敵はバランスを崩し、杏子の攻撃をかわすことが難しくなった。
　猟理鋏クッキングシザースを手に取った杏子は、相手の弱点を徹底的に突き破った。彼女の動きは妖艶かつ鋭く、連続攻撃が相手の身体に深い傷を刻んでいった。その上彼女は【切断部位の接続】の技術を巧みに駆使し、相手に与えたダメージが回復されてしまうことを徹底的に防ぐ。鋏の刃が肉を切り裂き、敵は苦痛に歪んだ顔を晒した。

成功 🔵​🔵​🔴​

　中村・裕美（捻じくれクラッカー・f01705）……ではなく、シルヴァーナがドラゴンエナジー・ケイオスのプルタブ開け、作り物の果汁の風味が漂う液体を喉に流し込む。炭酸の刺激が舌を刺し、カフェインが彼女の血液を駆け巡る。
　無理やり体に活気を与えたシルヴァーナは敵の姿を見据え、【残像】を伴うステップで敵に接近していく。あえて、森の不安定な【地形を利用】しながら敵の先行を許さず自分の身が滑らかに移動するシルヴァーナ。敵の攻撃が迫る度に、彼女は柔軟に身をかわし、敵の攻撃を空振りさせる。
　惨殺ナイフ『Zanne di squalo』が彼女の手から一気に飛び出す。その刃は空中できらめき、瞬く間にウァンの鎧の隙間に突き刺さる。鋭い刃が肉を裂き、血しぶきが舞い散る。敵は悲鳴を上げ、苦痛に歪む表情を浮かべる。
　躱し、突き刺し、また躱す。彼女の身体は軽やかに舞い、まるで風を纏っているかのようだ。敵の攻撃が虚空を切るとき、裕美の身体は瞬時に位置を変えて敵の背後に立っている。その機敏な動きにウァンは目眩を覚え、戸惑いを隠せない。

成功 🔵​🔵​🔴​

　古賀・茉莉（人間の殺人鬼・f33080）は自分の腹からにじみ出た血をあえて自らの皮膚に刷り込むように塗り込む。これは彼女のユーベルコード『割に合わないsacrifice』を発動するための代償だ。血の滴りが彼女の肌を赤黒く染め上げ、邪悪なオーラが彼女を取り囲む。
　自分の傷を弄り回して隙を見せる茉莉に敵の攻撃が迫る。だが、彼女はそれを躱すようなことはしない。肩の骨と肉で敵の刃を受け止め、ただ、相手を見つめている。
　流れる血の中で茉莉の痛みと興奮は交錯し、彼女の闘志は更に高まっていく。痛みに耐えながらも笑みを浮かべ、闇に満ちた眼差しで相手を睨みつける。苦痛が彼女を力強くし、死の匂いが漂う戦場で彼女の存在は恐怖に満ちたものとなる。
　怯えたウァンが肩から刃を抜こうとするが、彼女の強化された筋力がそれを許さない。自らの肉で刃を抑え込みながら、茉莉はウァンに向かって黒星ノ双剣を振り下ろし、自分と同じ肩口に深い深い刺し傷を作り上げるのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

　鬱蒼とした森の中、仲佐・衣吹（多重人格者のマジックナイト・f02831）に宿る人格、ネイルはダガーを手に敵を見つめていた。
　彼女はこの状況にありながらも、戦闘に美を持ち込めるほどに絶対的な自信をにじませている。
　彼女はダガーを手にしながら軽やかに身を動かし、敵のマスケット銃による銃撃をかわす。
　その機敏な身のこなしはまるで舞踏会の一場面のようであり、彼女達の美しさと戦闘技術の融合が見事に映し出されていた。
　そして【ナイフ投げ】の射程に近づいた時、彼女は外套を手にし、俊敏な手つきでそれを敵に向かって放り投げる。
　外套は空中を舞い、一瞬の隙を作り出す囮となる。
　敵は目を奪われ、その隙にネイルが瞬く間に接近し、ダガーを一投。
　その瞬間、戦場は凍りついた。
　少しの間を開けてウァンの首筋から鮮血が噴き出してその場に崩れ落ち、そして遅れてエルフたちの歓声が巻き上がる。

　……戦いは終わった。将の戦死を知り、ゴブリンたちも撤退を始めた。
　おそらく、残りの敵はエルフたちだけでも対処できるだろう。
　ネイルは外套を拾い、土を叩いて落とすと、
　「もう少し汚れにくい場所に落とせばよかったかしらね」
　なんて軽口を叩いてからグリモアベースに戻るのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

最終結果：成功 完成日:2023年06月18日