●グリモアベース
「ダークセイヴァーの戦争は勝利に終わったが、まだ戦後処理は続いている。ダークセイヴァーの第二層の血管で作られた不気味な大地の地下に、数え切れぬ「紋章」が貯蔵された「紋章つかいの玄室」が見つかった」
バルモア・グレンブレア(人間の戦場傭兵・f02136)が猟兵達に五卿六眼『紋章つかい』が数え切れぬほどの紋章や研究文書を残していることを告げる。
「そこで、諸君には五卿六眼『紋章つかい』が残した無数の「紋章(寄生虫型オブリビオン)」を調べてもらいたい。多大な犠牲を払い非人道的な方法で作られたものばかりで作成技術を知っても再現はできん。だが可能ならばその残された紋章を使えるようにするのが目的だ」
多種多様な紋章がある。各人が求めるような性能の紋章も見つかる可能性が高い。研究文書を元に改造なども施せる。
「それぞれ曰くのあるものばかりだが、オブリビオンの力ではあるが紋章は武器と同じく純粋な力だ。持つ者が正しく使えば人を救う力にもなる。諸君なら紋章を正しく扱えるはずだ」
オブリビオンが使えば人を虐げる悪しき力となるが、猟兵が使えば正義を成す力となるはずだとバルモアは猟兵達へと視線を向けた。
「紋章を己のものとできれば、「装着変身」することで装甲に覆われた異形の如き姿に変身できる。その力を使い戦争を生き延びたオブリビオン達を排除せよ」
紋章を装着することで変身すれば、その紋章の持つ機能を発揮することができる。それは新たな猟兵の力となるだろう。
「手に入れた紋章を試すいい機会だ。力を正しく使えるのだと証明してみせよ」
長く猟兵を見て来たバルモアは必ずそうなるだろうと、信頼して危険な紋章の眠る玄室へとゲートを繋げた。
天木一
こんにちは天木一です。
五卿六眼『紋章つかい』が残した紋章を調べ、その力を得ることとなります。
第1章は無数にある紋章を調べ、名前や形、性能を持っているのか、無理矢理装着させようとしてくるような獰猛な紋章も混じって、それらを研究して自分が使いやすいものを探します。使いにくいものを改造したりもできます。
第2章は実地テストで戦争が終わってもまだまだ残っているオブリビオンの殲滅を行います。
「装着変身」して紋章の機能を駆使して戦うとプレイングボーナスを得られます。
複数人で参加する方は最初にグループ名などをご記入ください。
プレイングの締め切り日などは決まり次第マスターページかタグにて。
紋章つかいが作り出した紋章を受け継ぎ、正義の力として使用しましょう!
第1章 日常
『紋章つかいの玄室』
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POW : 自ら紋章を装着し、性能を確かめる
SPD : 紋章を分解し、構造を調べる
WIZ : 紋章に魔法的な改造を施す
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種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
霧島・絶奈
◆心情
力とは使い様で姿を変えるもの…ですか
綺麗事ではあるのでしょうけれど、嫌いではありません
◆行動
選り取り見取りと言う訳ですね
以前に「装着変身」した際にも思いましたが…
自身を覆い隠す事で持ち得ぬものを得るというのは面白いですね
『暗キ獣』を使用
折角ですし我が軍勢に似合う物も見繕っておきましょう
これ程の数があるのですから、軍勢や屍獣其々が好む物も見つかるでしょう
私も何か探してみましょう
…作成過程の凄惨さを思えば、怨嗟に満ちた紋章が在っても可笑しくはありませんね
そうした紋章の中には、此方を乗っ取ろうとする物もあるかもしれませんが…
乗っ取らずとも共に戦場を駆ける事は叶います
共に『逢瀬』を愉しみましょう
●紋章
「力とは使い様で姿を変えるもの……ですか」
紋章つかいの玄室に足を踏み入れた霧島・絶奈(暗き獣・f20096)は、多くの人々が犠牲となった邪悪な実験の産物である紋章を見渡す。
「綺麗事ではあるのでしょうけれど、嫌いではありません」
言葉だけの綺麗事も本当に実行してしまえば真実となる。その力を手にしてみようと絶奈は玄室を歩く。
そこには無数の紋章がゴミのように転がり、興味本位で思いつくまま作られては放り出されているのが見て取れた。
「選り取り見取りと言う訳ですね」
大量にある紋章を興味深そうに眺める。
「以前に「装着変身」した際にも思いましたが……自身を覆い隠す事で持ち得ぬものを得るというのは面白いですね」
笑みを浮かべながらユーベルコード『暗キ獣(ソラト)』を行使し、屍獣と屍者の軍勢を呼び出す。
「折角ですし我が軍勢に似合う物も見繕っておきましょう。これ程の数があるのですから、軍勢や屍獣其々が好む物も見つかるでしょう」
あれこれ選んだ屍達は、強化されるが肉体に負荷が掛かり最後には自壊するような獰猛な「狂獣の紋章」に辿り着いていた……。
「私も何か探してみましょう」
絶奈も手近なところから紋章を手に取る。
「……作成過程の凄惨さを思えば、怨嗟に満ちた紋章が在っても可笑しくはありませんね。そうした紋章の中には、此方を乗っ取ろうとする物もあるかもしれませんが……」
無反応なもの、害意を持ったもの、そしてオブリビオンを憎み戦いに駆り立てようとするもの……。
『殺せ……殺せ……ヤツらを殺せ……!!!』
怨念の籠もる紋章は勝手に絶奈と装着変身を行い漆黒の装甲を纏う。
「乗っ取らずとも共に戦場を駆ける事は叶います。共に『逢瀬』を愉しみましょう」
精神波によって送り込まれる憎悪を受け止め、絶奈は漆黒の「復讐の紋章」に語り掛けた。すると紋章は絶奈と精神の繋がりを得てその積もり積もった怨みを伝える。
「すぐにでも復讐の時は訪れるでしょう。今は其の力を蓄える時です」
絶奈は紋章の意思を受け取り、装甲を解いて宿りし力を把握していった……。
大成功
🔵🔵🔵
リューイン・ランサード
まずは紋章作成の為に犠牲とされた人達に黙祷を。
その上で猟兵としての任務を手伝ってくれる紋章を探して契約しましょう。
紋章にも色々な物が有りますが、防御力向上する紋章が良いなあ。
何やら鎧の様な形状の紋章が。
どうやら宿る魂は命尽きるまでヴァンパイアに戦いを挑んだ高潔な騎士達のようです。
僕も騎士の端くれ。
猟兵として、アルダワ魔法学園の学生として、役目を果たし、
いつか実家に帰宅許可が出るように力を貸して下さい。
装着変身すると、紫電纏うドラゴニアンにピッタリの黒い全身鎧の姿に。
『装甲外骨格《靂》』
それが貴方達の名前ですか。よろしくお願いします。
とても頼もしいけど、ヘタレた事言ったら怒られそうかも<汗>。
「まずは紋章作成の為に犠牲とされた人達に黙祷を……」
リューイン・ランサード(|波濤踏破せし若龍《でもヘタレ》・f13950)が無数の紋章を前に黙祷する。
「……では猟兵としての任務を手伝ってくれる紋章を探して契約しましょう」
どんな紋章があるのだろうかと興味津々で辺りを見回す。
「紋章にも色々な物が有りますが、防御力向上する紋章が良いなあ」
まずはと近くの紋章に手を伸ばすと、ちくっと手に痛みが走る。
「いたっ! これは……薔薇の形?」
紋章から鋭い棘が飛び出して指を刺していた。
「次からは気を付けよう……ってまた!」
次の紋章はバチッと電気が弾ける雷の紋章だった。
「ええ……こんな紋章ばっかりなの……?」
連続で手痛い目に遭ったリューインは出端を挫かれてヘタレてしまう。
恐る恐る次の紋章に触れると、無理矢理装着しようと襲い掛かられて飛び退いた。
「この中に一緒に戦ってくれる紋章があるのかなあ……」
不安になりながら呪おうとする紋章や、食べようと牙を剥く紋章から逃れていると、その先に鎧の様な形状の紋章を見つけた。
「これは……」
今までとは違う雰囲気の紋章に自然と手を伸ばす。すると痛みではなく想いが伝わってきた。それはヴァンパイアに抗い弱き者を護ろうとする騎士の誇り――。
「どうやら宿る魂は命尽きるまでヴァンパイアに戦いを挑んだ高潔な騎士達のようです」
紋章になってもその意思は変わらず、ヴァンパイアと戦わんと自分を使ってくれる騎士を求めていた。
「僕も騎士の端くれ。猟兵として、アルダワ魔法学園の学生として、役目を果たし、いつか実家に帰宅許可が出るように力を貸して下さい」
紋章はリューインの言葉に同調するように輝き、「装着変身」すると紫電纏うドラゴニアンにピッタリの黒い全身鎧の姿となった。
「『装甲外骨格《靂》』。それが貴方達の名前ですか。よろしくお願いします」
改めて纏う装甲にリューインが挨拶すると、共に戦わんと猛々しく紫電が弾け飛んだ。
「とても頼もしいけど、ヘタレた事言ったら怒られそうかも……」
誇り高い騎士の意思を持つ紋章とやっていけるだろうかと心配になったリューインが呟いた……。
大成功
🔵🔵🔵
中村・裕美
「……なんか捗るわ……ここ」
『玄室』と言う空間がなんか自分と相性がいいのか、紋章の解析がすごく捗る気がする
電脳魔術で『紋章』に【ハッキング】を仕掛けて内部のデータを【情報収集】。ドラゴンエナジーを摂取しつつ何日でも解析作業に没頭しちゃうわ
「オブリビオンの力を使うとなるとUDCアースのクランケヴァッフェと互換性はどうなのかしら? |刻印《ドライバー》との相性は? カクリヨのあやかしメダルとも共通性は感じられるけど、素材の特徴が出ているかは要検討ね。あ、デメリット付与の事を考えればメガリスとの比較も」
オタク特有の早口で捲し立てながらも解析作業
すんごい楽しい
紋章が体に刺さっててもしばらくは気づかない
「……なんか捗るわ……ここ」
紋章を調べようとしていた中村・裕美(捻じくれクラッカー・f01705)は紋章つかいの玄室を見渡し、『玄室』と言う空間が自分と相性がいいと感じていた。
「紋章の解析がすごく捗る……」
電脳魔術で『紋章』にハッキングを仕掛け、内部のデータを次々と解析していく。紋章ごとにさまざまな能力があり、製作者の節操のなさや興味本位であれこれ試作していたのが感じ取れる。
「これは刃のマークかな? こっちは盾か……」
紋章の形を見ながら裕美はぐいっと【ドラゴンエナジー・ケイオス】を飲んで解析作業に没頭する……。
「オブリビオンの力を使うとなるとUDCアースのクランケヴァッフェと互換性はどうなのかしら? |刻印《ドライバー》との相性は? カクリヨのあやかしメダルとも共通性は感じられるけど、素材の特徴が出ているかは要検討ね。あ、デメリット付与の事を考えればメガリスとの比較も」
オタク特有の早口で捲し立てながらも、さまざまな紋章を解析していく。
純粋な能力上昇型や精神に影響を及ぼすもの。効率を考えたものからネタのような性能をした紋章。データを洗い出し使えるもの使えないものも分けていく。
「効果の高いものほど装着者の副作用も多い。一長一短といった感じね……」
癖や欠点があってもその使い道まで考え出すと幾らでも試行錯誤が楽しめた。
「すんごい楽しい。ずっと解析していたいかも……」
紋章の解析に熱中している裕美は、紋章が侵食しようと身体に刺さっていてもしばらく気付かずに研究を続けた……。
そうして数多の紋章から、自分が装着するに相応しいものを見つけ出す――。
「この刃の意匠の「殺戮の紋章」が一番相性が良さそうね……」
装着すれば全身に刃を仕込んだスピードタイプの装甲を纏い、副作用であらゆるものへの殺意の衝動に囚われる紋章を手に取り、別人格「シルヴァーナ」なら使いこなせるだろうとデータを詳細に調べていった……。
大成功
🔵🔵🔵
第2章 集団戦
『ダークヴァルキュリア』
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POW : ディアボリックスティンガー
自身の【薔薇の紋章】が輝く間、【レイピア】の攻撃回数が9倍になる。ただし、味方を1回も攻撃しないと寿命が減る。
SPD : フライングダークネス
全身を【闇のオーラ】で覆い、自身の【邪悪さ】に比例した戦闘力増強と、最大でレベル×100km/hに達する飛翔能力を得る。
WIZ : イビルリバース
【苦痛の呪い】を込めた武器で対象を貫く。対象が何らかの強化を得ていた場合、追加で【強化反転】の状態異常を与える。
イラスト:水野ましも
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●装着変身の力
「紋章つかい様は破れたけど、紋章を与えられた私たちダークヴァルキュリア隊は生き残れたわ」
「でも今のままじゃあ私たちもいつやられるかわからないわ。この地のオブリビオンを支配し、新たな勢力を作るわよ!」
ダークヴァルキュリア隊は「薔薇の紋章」を輝かせて意気込み、第二層の血管で作られた大地を飛んで獲物のオブリビオンを探す。
そんな紋章を持つ相手こそ、猟兵が手にした紋章の力を試す相手に相応しい。
「装着変身」して紋章の機能を実戦で試そうと、猟兵達はダークヴァルキュリア隊へと攻撃を仕掛ける――。
霧島・絶奈
◆心情
さあ、約束通り戦場へ連れてきましたよ
共に愉しみましょう
この『逢瀬』を
◆行動
『暗キ獣』を使用
軍勢達は『狂獣の紋章』を、私自身は『復讐の紋章』を「装着変身」
さて…
強化反転は厄介ですね、普通ならば
ですが、軍勢が反転されても文字通り不死の軍団に変わるだけです
甘んじて高攻撃を受けるか、いつまでも終わらない闘争に興じるか…
お好きな方をどうぞ
そして、憎悪を燃料とする『復讐の紋章』は其の機会が奪われる事を良しとはしません
強化反転に膝を屈する事は無いでしょう
【空中浮遊】を活用して戦場を駆け、【範囲攻撃】する【マヒ攻撃】の【衝撃波】で【二回攻撃】
負傷は【各種耐性】と【オーラ防御】で軽減し【生命力吸収】で回復
●受け継いだ紋章
「さあ、約束通り戦場へ連れてきましたよ」
敵を見つけた絶奈が紋章に呼びかけると、「復讐の紋章」からオブリビオンに対する怒りと憎しみの感情が伝わって来る。
「共に愉しみましょう。この『逢瀬』を」
絶奈は「復讐の紋章」を装着変身して漆黒の装甲を纏う。そしてユーベルコード『|暗キ獣《ソラト》』を発動し、屍獣の群と屍者の軍勢を召喚する。その屍もまた「狂獣の紋章」を装着して獣の如き装甲を纏った。肉体が強化され強烈な負荷が掛かる。だが屍達は構わずにその力を振るわんと空を飛ぶ敵を見上げた――。
「あれは紋章の力?!」
「私達意外の紋章を使う者は危険だわ! 叩き潰すわよ!」
ダークヴァルキュリア達がレイピアに苦痛の呪いを纏わせて空より軍勢に襲い掛かった。
「さて……強化反転は厄介ですね、普通ならば。ですが、軍勢が反転されても文字通り不死の軍団に変わるだけです」
絶奈はその驚異的な呪いの追加効果も屍の軍勢には意味がないと、手出しせずに戦いを見守る。レイピアを受けた屍者が強化を反転され、戦闘力は落ちるが回復力を得て槍を振るいダークヴァルキュリアを傷つけた。
「反転したのに回復してる!?」
「甘んじて攻撃を受けるか、いつまでも終わらない闘争に興じるか……お好きな方をどうぞ」
泥沼のような戦いに陥る様を眺める絶奈に、「復讐の紋章」からの憎悪が伝わる。
『殺せ……ヤツらを……この手で……!!!!』
「では我々も参加しましょう」
絶奈は地を蹴り、強化された肉体で一瞬にして肉薄すると黒剣と白槍を振るいダークヴァルキュリアを薙ぎ払った。
「こいつが指揮官ね!!」
ダークヴァルキュリアが呪いのレイピアを突いて絶奈の腕を傷つける。
「そして、憎悪を燃料とする『復讐の紋章』は其の機会が奪われる事を良しとはしません。強化反転に膝を屈する事は無いでしょう」
『殺せ……殺せ殺せ殺せ………!!!!』
憎悪が反転しようとするが、無限に湧き上がる憎悪は反転する感情を押し流し、絶奈の放つ憎悪を込めた槍が鋭く敵の胸を貫いた。
「そんな…………」
「さあ、まだまだ敵は居ます。存分に憎悪をぶつけるといいでしょう」
絶奈は纏う装甲の意思の望むまま、戦場を死の旋風となって駆け抜けた……。
大成功
🔵🔵🔵
厳・範(サポート)
長年の修行で誘惑に強いお爺です
食べ物に制限はありません。
話し方は古風です
亡き親友との約束(世界を守る)で、封神武侠界のみで活動していましたが、『仁獣』性質と親友の幻影の後押しで決意し、他世界でも活動し始めました
「放っておけぬのよ」
動きとしては、主にサポートに回ります
【使令法:~】では、麻雀牌を利用して、対象生物を呼び出します
また、半人半獣もしくは本性の麒麟形態だと、背に人を乗せることがあります
なお、武侠の血が騒ぐと足技が出ます
阳白、阴黒は大人しいです
「クエ」「ピィ」
花雪は個別行動可能です
「お爺様と共にでも、別にでも行けます」
依頼達成のためとはいえ公序良俗に反する行為はしません
あとはお任せします
「ほう、どうやらこの紋章とやらは宝貝に似た力を持っておるようだな」
厳・範(老當益壮・f32809)は一つ適当な紋章を拾ってから戦場に姿を現す。
「紋章が引き起こす騒乱は宝貝が起こす騒動と似ておる。ならば放ってはおけぬのよ」
圧倒的な力を持つ道具が生み出す争いを収めようと、紋章の力を使いぶっつけ本番で「装着変身」を行う。
馬のような意匠の紋章は厳範を強制的に麒麟形態にさせ、装甲となってその身を覆う。そして大地を駆け戦に出たいと思念で訴えかけて震えた。
「共に戦いたいというのか。ならばその力試すとしようか」
厳範は「騎兵の紋章」の機能を確かめようと駆け出し、装甲によって動きが阻害されずに走れると速度を上げていく。
「騎兵……馬だけ? まあいいわ! 紋章の力で私達に逆らうなら叩き斬るだけよ!」
ダークヴァルキュリアがレイピアに呪いを纏わせて斬り掛かる。
「お爺様、援護をします」
ユーベルコード『|花雪・水練《ファシュェシュイリィェン》』によって宝貝人形【|花雪《ファシュェ》】が成人女性の姿に変身し、召喚した水流手裏剣を投げつけて敵を牽制する。
「邪魔よ!」
ダークヴァルキュリアがそれを弾くと、その隙に突撃した厳範が撥ね飛ばす。
「装甲による重量のある突撃が武器か、重いだけあって小回りは利かぬな」
ぶっつけ本番で厳範は紋章の機能をあれこれと試し、脚部のブースト装置を起動して加速する。
「これは突撃に重点を置いた作りとなっておる。なんともじゃじゃ馬なようだ」
荒ぶる加速に厳範は暴れ馬をコントロールするように駆け、進路上のダークヴァルキュリアを次々と吹き飛ばした。
成功
🔵🔵🔴
リューイン・ランサード
紋章持ちの部隊が相手<汗>。
思わずヘタレそうになるリューインに《鎧の紋章》から活が入る。
「はい、頑張ります!」
トリニティ・エンハンスで攻撃力強化しつつ『装甲外骨格《靂》』瞬着!
自身の翼で空を飛び、第六感・瞬間思考力で相手の攻撃を読みつつ、
空中戦・見切りで回避したり、ビームシールド盾受けで防ぐ。
避け切れない攻撃はオーラ防御で強化した《靂》の装甲で弾く。
安心感が全然違う!
近接戦闘では右手のエーテルソードと流水剣に光の属性攻撃を宿しての
2回攻撃で斬る。
遠距離戦では風の属性攻撃・全力魔法・高速詠唱・範囲攻撃による
竜巻で生じた真空刃で斬り裂く。
騎士さん達と力を合わせた、この攻撃に耐えられますか?
「紋章持ちの部隊が相手か……」
紋章を使う敵部隊を見て、たらりと汗を流したリューインが思わずヘタレそうになると、手にした「鎧の紋章」がビリッとエネルギーを出して活が入る。
「はい、頑張ります!」
背筋を伸ばしたリューインがユーベルコード『トリニティ・エンハンス』を発動し、魔力で自身を強化しながら『装甲外骨格《靂》』を瞬着する。
「行きます!」
「飛んでくるのがいるわ!」
「返り討ちにしてあげる!!」
自身の翼で空に飛び上がると、飛んでいたダークヴァルキュリアもまたこちらに気付いて向きを変え空中戦が始まる。
「薔薇の紋章の力を受けよ!」
ダークヴァルキュリアが正面から素早くレイピアで連続突きを放つ。
「回避します!」
リューインは敵の攻撃を読み、横にロールして躱す。
「なかなか素早いみたいね。なら一気に仕掛けるわよ!」
ダークヴァルキュリア達が連携して一斉に攻撃を仕掛ける。
「躱し切れないなら――」
リューインは【フローティング・ビームシールド】を展開して攻撃を受け止め、反対側の攻撃はオーラで強化した靂の装甲で弾く。強固な騎士の鎧は刃を受けてもビクともしない。
「安心感が全然違う!」
これならヘタレずに戦えると、リューインは右手に【エーテルソード】左手に【流水剣】を持って光の属性を宿す。
「騎士さん達と力を合わせた、この攻撃に耐えられますか?」
敵陣に向かって飛翔し、回転するように二刀を振るうと竜巻が生じて光纏う真空刃が渦巻くように飛んで、呑み込んだダークヴァルキュリアをズダズダに斬り裂いた。
「ギャアアアーーーー!!」
「風が――!!」
切断されたダークヴァルキュリア達が撒き散らされ地上に墜落した。
「このぉっ!! お前も一緒に墜ちろォ!!」
生き残りが刺し違える勢いでレイピアを手に突撃してくる。
「うっ……大丈夫、この鎧が守ってくれます!」
その形相にリューインはヘタレそうになりながらも、纏う鎧の安心感に踏み止まり自らも突撃する。交差すると同時に刃が振るわれ、レイピアはリューインの胸部の分厚い装甲に当たって弾かれ、二刀はダークヴァルキュリアの首と胴を切断していた。
大成功
🔵🔵🔵
中村・裕美
「裕美ぃぃぃぃ!! よくもわたくし達の身体に蟲を入れるという暴挙を!」
装着変身直後に人格を交代させられ、激おこ状態のシルヴァーナ。
「もっとこう、武器に取り付けるタイプとか体に入れない紋章はなかったんですの?」
とか言っていると、視界に入るヴァルキュリア達
「邪魔ですわね」
『殺戮の紋章』と組み合わせで最も相性がいいと導き出した【瞬きの殺人鬼】で襲いかかる
【残像】が残るような高速移動で攻撃を回避し、【早業】で斬り刻む。もし命中しても【呪詛耐性】でかき消す
「その程度の攻撃でわたくしを止められるとでも?」
UCの活動限界を迎えることで、増大する殺戮衝動を強制カット。そしてゆうみの人格に戻る
「……計算通り」
「裕美ぃぃぃぃ!! よくもわたくし達の身体に蟲を入れるという暴挙を!」
後はよろしくとばかりに、装着変身直後に裕美から人格をバトンタッチさせられたシルヴァーナが激おこ状態で憤る。
「もっとこう、武器に取り付けるタイプとか体に入れない紋章はなかったんですの?」
プンプンと怒って文句を言い続けていると、視界にヴァルキュリア達の姿が入った。同時に「殺戮の紋章」から殺意の衝動が押し寄せる。
「邪魔ですわね」
『殺戮の紋章』と組み合わせで最も相性がいいと導き出したユーベルコード『|瞬きの殺人鬼《アッサシーナ・モメンターニオ》』を発動し、殺戮本能を一時的に増強して能力を6倍に高める。
「そこにもいるわね!」
シルヴァーナに気付いたダークヴァルキュリアが飛び上がり、呪いの宿ったレイピアを向けて急降下してレイピアを胸に突き入れた。だがその姿が消える。
「消え――」
突き刺したと思ったのは残像――シルヴァーナは目にも止まらぬ速度で背後に回り込み【惨殺ナイフ『 Zanne di squalo』】でバラバラに斬り裂いた。
「速い! 囲むわよ!」
ダークヴァルキュリアが四方八方から襲い掛かるが、その斬撃を高速移動ですり抜けながら腕から生やしたブレードで胸を貫き、背後の敵に蹴りを放って足から生えたブレードで胴を薙いだ。
「こいつ! 全身に刃が仕込まれてるわ!」
「当てさえすれば!!」
ダークヴァルキュリアが死に物狂いでレイピアを振るい一太刀浴びせようとするが、圧倒的なスピードの差に空を切るだけだった。
「その程度の攻撃でわたくしを止められるとでも? まるでそちらが止まっているようですわよ、アハハハハ!」
哄笑するシルヴァーナが閃光のように通り抜けた後にはダークヴァルキュリアの死体が転がっていた。
「こんなところで私たちが……・」
ダークヴァルキュリアが崩れ落ち、全ての敵を始末すると同時にユーベルコードのタイムリミットが訪れる。
シルヴァーナは装着変身を解除して殺戮衝動を強制カットし、疲労によって強制的な眠りに就く。だがその身体は一瞬ふらっとしただけで踏み止まった。
「……計算通り」
裕美の人格に戻り装着した眼鏡に時間を表示させ、予測しておいた通りだと満足そうに頷いた。
「紋章……使えるね……」
シルヴァーナの文句を聞き流し、裕美は実用性があると手中にある紋章を見下ろす。
そうして猟兵達は紋章の力を受け継ぎ、それを正しく使えるのだと証明してみせた。
大成功
🔵🔵🔵