3
闇の救済者戦争⑳~コールオブなんたら

#ダークセイヴァー #ダークセイヴァー上層 #闇の救済者戦争 #五卿六眼『祈りの双子』

タグの編集

 現在は作者のみ編集可能です。
 🔒公式タグは編集できません。

🔒
#ダークセイヴァー
🔒
#ダークセイヴァー上層
🔒
#闇の救済者戦争
🔒
#五卿六眼『祈りの双子』


0




 どこか闇夜の世界の|第二層《おくそこ》で。
「「鮮血の洪水――わたしたちが操る生贄魔術にして、最強の秘訣」」
 猟兵と五分に並んだらしい黒と赤茶の毛並み――ふたりの双子が御坐すその噴水にて。
「「無限の鮮血を贄にしたわたしたちに、勝てるかどうか――?」」
 きっと死力が集うのだ。

「急いで」
 やはり|簡潔《メイン》にそれだけを述べた東・よるは、変わらず白の學徒の制服が|清潔《おきれい》でいらっしゃって。
「|五卿六眼《ごきょうろくがん》を名乗るオブリビオン・フォーミュラ――祈りの双子にたどり着くところまで来ました。彼女らは自分たちを『最も古く、故に最も弱きフォーミュラ』と称してはいますが……」
 されど向こうが敷いた贄の術が誠に|厄介《hard》。
「それを信じて無策で挑もうものなら余裕で死ねます」
 生贄魔術によってね――彼女の宣うことには『生贄を捧げる祈り』が様々な頂上存在の召喚を許しているのだそうだ、なんて横暴なこと。否、しかし。
「でも、策を用意するならば対抗は叶うはずです。魔術や呪術、あるいはそれらと見分けのつかない科学技術でもなんでも……」
 一呼吸おいて、可能性を示してみせた。
「勿論、恐るべき存在も、君たちなら味方にできるかもね」
 具体例はお任せしますとも残して、さっと準備に入ってしまうのがグリモア猟兵の務め――そう、これを行うことで近道が出来るならば。
「流れされし血まで幾千里」
 倣ってみせるのがいいのだよ。
「総てを越えて、さあどうぞ」


川内主将
 お世話になっております。
 祈りの双子のフレームのもう片方、こちらでやっていきましょう。
 全1章構成でプレイングボーナスが存在。このシナリオの場合は、周囲に溢れる鮮血を生贄として、超常存在に対抗しうる「恐るべき存在」を召喚することでプレイングボーナスを得ることが出来ます。
 超常存在の形は問わず、恐るべき存在の形名前も問いません。
 あなたの思う恐るべきものをぶつけることで、祈りの双子の絶大な強さを砕いてください。
 皆様のプレイングをお待ちしています。
46




第1章 ボス戦 『五卿六眼『祈りの双子』』

POW   :    化身の祈り
自身の【支配するダークセイヴァーに溢れる鮮血】を代償に、1〜12体の【血管獣】を召喚する。戦闘力は高いが、召喚数に応じた量の代償が必要。
SPD   :    鮮血の祈り
あらゆる行動に成功する。ただし、自身の【支配するダークセイヴァーに溢れる鮮血】を困難さに応じた量だけ代償にできなければ失敗する。
WIZ   :    双刃の祈り
自身の【支配するダークセイヴァーに溢れる鮮血】を代償に【血戦兵装】を創造する。[血戦兵装]の効果や威力は、代償により自身が負うリスクに比例する。

イラスト:ちゃろ

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

バレーナ・クレールドリュンヌ
【恐るべき血の蛇神】
ユーベルコードで呼び出した2体の眷属、彼らを統べる、呪われた血と魔眼の蛇神、メドゥサを血の奔流より、歌声で呼び起こすわ。

【血戦】
UCで召喚した海月の令嬢が湛えた水の中に収まり、メドゥサの血のオーラの障壁で結界を。
血蠍騎士の槍には血の祝福を込め、同様の障壁と血流の一閃を付与するわ。護衛として動いてもらいましょう。
メドゥサは私が歌で制御して、溶血の毒を撒いて、敵召喚獣に浴びせ、毒化、海月令嬢の毒の刺胞に強化を加えて、狂乱化させ、同士討ちを。
3体の血の神と眷属の攻撃を合わせ、蛇神の魔眼による呪いによる行動阻害、騎士の血の槍撃、令嬢の猛毒の刺胞、血戦兵装に挑むわ。



 歌が響いて居る――白皙の肌持ち白銀色光る髪の人魚様。
「「歌が、聴こえる」」
「「あなたは、何を|召喚《よび》だすの?」」
 薄弱なcolor、尾鰭をただゆーらゆら、|誘《いざな》いを此処に|残響《ひび》かせるが善し――。
 ――貴方達もこちらに来なさい、一緒に踊りましょう?
「「血蠍と海月、いや、もうひとつ」」
「「あれは、血と魔眼の力」」
 再臨する蛇神の眷属 with 呪われた血と魔眼の蛇神――血蠍の騎士と海月の令嬢が只参るのだよ、バレーナ・クレールドリュンヌをお護りする為――。
「「恐るべき存在!」」
 呼び出されたものの本質を知るや否やがちり、血戦の兵装を創成しては鮮血の洪水よりでかでかとした赤黒い血の獣をけしかけた。あくまで強力にも吐き捨てる|血塊《breath》、狙いは人魚。しかしてお前もただ静かに水の中、海月の令嬢様のご用意した水の中、メドゥサが張り巡らせた血の|障壁《aura》の中。がつんと響く衝撃音、伝播した頃にはただ障壁にヒビがあるのみで。
 揺蕩うままに、音のまにまに――穿鋼の戟槍に宿りし血の祝福、何処までも恐ろしいものよ、護りまで万全なので。
「「その護りを砕かなくては――!」」
 さあもう一つとばかりに血の獣が醜く鋭く突進してくるけども、そこにばら撒かれたる溶血の毒、そしてすかさず狂乱に揺れる刺胞の髪、海月嬢がやってくれたぜ、とすりと一刺し狂乱スイッチ。
 忽ち悶え狂い、苦しみのままに双子に襲い来るばかり。
「「狂わされたのか」」
「「なんとまあ」」
 これではどうにも動けぬ双子です、兵装が狂乱する獣の攻勢にて背負うダメージ――では一思いにいってみよう、3体の血の神と眷属が織り為せる、人魚様主導の|連携攻撃《ハーモニー》。やれ縫い止めるような魔眼の呪い、やれ騎士の勇猛果敢な血の一閃、やれ海月嬢の、双子に打ち込んでいく凄まじき毒の|刺胞《かみのけ》――。
「「……見事」」
 只揺蕩う――人魚が微笑み歌い続ける。

成功 🔵​🔵​🔴​

サク・ベルンカステル
恨むなら恨め、、、だがこの世界で流された数多の血よ、不条理を振り撒く化物!共に復讐しようぞ!
UC剣鬼顕現を使用する
通常であれば体内の闇の血を暴走させて身に纏うUC
だが、今、この時であれば。
周囲に溢れる鮮血を生贄として体内の闇の血をより活性化させ生贄とした血も纏うことにより禍々しい左右三本の腕を持ち闇のオーラを纏う悪鬼羅刹のごとき剣鬼へ変じる。
「倒ス、貴様ラ化物ハ一匹残ラズ倒ス!!!」
黒剣だけでなく増えた腕に随行大剣4本全てを握り召喚獣及び双子に怒声をあげ突撃する。
負傷をしても周囲の鮮血を生贄に取り込むことで即座に装甲を修復しダメージにかまわず更なる闇のオーラを纏い5本の刃を叩きつける



 剣鬼が止まらねえ。
「恨むなら恨め、、、」
 剣鬼顕現が鮮血の洪水の光景に軋み出して――恨みをもこの心に背負おうというのだこの男、復讐を誓うは誰ぞ。
「だがこの世界で流された数多の血よ、不条理を振り撒く化物! 共に復讐しようぞ!」
 体駆け巡る|闇《ち》のみならず。ただ超硬度が圧し通るのみならず、大いに禍々しき6本もの腕をも固め得る。
 嗚呼、己に召喚したんですね悪鬼羅刹――双子の|片目《がらんどう》にすら圧し居る闇の温度。
「倒ス、貴様ラ化物ハ一匹残ラズ倒ス!!!」
 これなら数多の剣も|安易《やすやす》同時に握れそうだ――随行大剣総て握り締め絶叫するは正に恐ろしき存在。
「「剣の鬼――善い、善いわ」」
「「わたしたちが並んだ、六番目の力――!」」
 鮮血の洪水より来たる――赤黒い獣、そして12の血管の獣――突撃+突撃=大激突、ここに始まりますは世にも恐ろしき悪鬼羅刹の大無双!
 暗く紅き波紋が一瞬にして真っ二つにします3匹を、怨念が抉ります2匹を、ぐるり広くしなった蛇の剣閃が吹き飛ばします4匹を、おっと赤黒い獣が力強く突進しておいでだが傷ひとつないもんだ、それもこれも全て……鮮血の洪水がまことに勢いが強すぎて、取り込みがいに充ち満ちているからよ。飲み込めば飲み込んだ分強くなる、悪鬼羅刹がより確実にそこに降臨していることの証明になる――闇の血液の賜物よ。そのまま妖しき|紫耀《むらさき》が輝いた瞬間には滅されたぞ総ての獣、赤黒い獣も。なんたる攻勢だこと、やむを得ずに双子がすぐさま直接攻撃に来るのだよ――2人してフォーミュラ、ぶち抜けるような|威厳《あつ》があるけれど!
「貴様ハココデ叩キ斬ル!!!」
 かくもここまで力強く抉るように響く|絶叫《echo》が有るとは――5本纏めし大いなる闇、それこそがまさに|猟兵《きぼう》の業、禍々しき有り様――纏めて、ズバンと、叩き斬ろうじゃないか!
「「……嗚呼、わたしたちが、圧されている」」
「「最強の秘訣を、打ち崩すか」」
 ぐらりよろけて、重くなる双子の|片目《まぶた》――未だそこに居るぞ、サク・ベルンカステルが。裏切られぬ刃共の働きの立派さ、全ては復讐の為の――煮えたぎる|条理《heart》。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ヴィオレッタ・エーデルシュタイン
ああ、そう。恐るべき存在、ね。
それならうってつけのがあるわよ。

「来たれ、我を呪い死んでいった者たちの無念」

勝手に人を|希望の宝珠《ホープ》扱いして、うまくいかなかったら呪っていった人々の無念。真っ黒な巨大な魔物の姿なんじゃないかしら?
適当に敵にけしかけたら、あとはユーベルコードの準備。

じっくり詠唱して、【ブルー・インフェルノ】。
「全てを焼き尽くす星界の炎よ」
鮮血ごと焼き尽くしましょう。

それにしても…五卿六眼より人の想いの方がよっぽど怖いわね?



 Oh no, 皮肉がよく廻って居る。
「ああ、そう。恐るべき存在、ね。それならうってつけのがあるわよ」
 閉じられていた双眸を開けてそう宣うのだヴィオレッタ・エーデルシュタイン。希望の宝珠、幸福証明――藍と紫のオッドアイ。その様に双子も気になって見て居るだけだ、どのような恐るべき存在がここに参るというのか。
「来たれ、我を呪い死んでいった者たちの無念」
 言葉の後に――鮮血より来たる、|怨念《たましい》であり|無念《おもい》。真っ黒に、真っ黒に集まって行こうぜ、整いましたならばそれが真の|漆黒《くらやみ》であると知るがいいさ……勝手に人を|希望の宝珠《ホープ》扱いして、うまくいかなかったら呪っていった人々の無念。希望として扱われるのも勝手が過ぎて良い気分じゃ無いのだよ、そう考えるくらいの禍々しい魔物、
 ――まあ、そうなんじゃないかと思っていたわ。呟いてけしかける適当さ加減が勝利の鍵。
「「利用したな」」
「「わたしたちも、踏み躙る――!」」
 超常存在――非科学的ながら世にも神秘的で残酷な、人々の形をした影の群れ。オブリビオンに憎しみを抱く者共の影。真っ黒なでかいやつ、直ぐ様そいつらを秒でぶん殴ってぶっ飛ばしていくのさ。引っ掻きもすれ噛みつきもすれ、余程怨念が集って居るからか、希望が其処に在るからかは知るまいが……魔物が影と戯れる図、|猟兵《おまえ》の思い通りになるまでに時間がかからねえ。ずっと待っているのもあれだしと、その言葉が紡ぎ出したユーベルコード……これは青く蒼い地獄への片道切符、発行まで何秒ですか、祈りの双子が血戦兵装を纏いてお前の魔物を殺さんとしているようだが……
「「このままでは、六番目を止められない」」
「「ただでさえ五分だというのに」」
 時間だけが過ぎてゆく、しまいにゃ電離プラズマの蒼がよく鮮血の洪水に、双子に、影共に迸って捉えている――45秒たっぷり唱え上げた。
「全てを焼き尽くす星界の炎よ」
 ブルー・インフェルノ――蒼炎が彩る血の世界、ぶち上がる温度が最大限に全て焼き尽くす、超常存在はもとより焼却、生贄に使われるであろう血液、多大に消し飛んで揺らぐ五分。
「「焼けてしまう、血が蒸発して――」」
「「これさえも、人の想いだというの――?」」
 恐れが今や何処ぞに消ゆ。
「それにしても…五卿六眼より人の想いの方がよっぽど怖いわね?」

大成功 🔵​🔵​🔵​

バルタン・ノーヴェ
POW アドリブ連携歓迎

生贄魔術とは、オーソドックスにして危険なものを……!
それも、大勢の人々の命を使って行うとは!
到底看過できマセンガ……対抗するためにはこちらも鮮血を捧げねばならぬのデスネ。
……どうか、この血河の果てに希望がありますように。

双子が召喚した恐るべき超常存在、ゴのつく三文字の大怪獣っぽいモンスターに対するには、メカを頭につけたゴの字がベストマッチ!
出でよ、メカゴ●●!
サイバーリンクシステムをセットして、実質操縦者としてエントリー!
血管獣は怪獣大決戦の余波で踏み潰してもらいマース!

これが科学の、人々の未来を望む希望の力であります!
メカゴ●●、ブレススタンバイ!
滅びのバースト(ry



「生贄魔術とは、オーソドックスにして危険なものを……!」
 おお、許せん。この世界の人々の苦しみ、オブリビオンへの憎しみ、全て踏み躙るこの双子が――それも、大勢の人々の命を使って行うとは! 嗚呼しかし、同じ仕組みに甘えなくてはなるまい。
「到底看過できマセンガ……対抗するためにはこちらも鮮血を捧げねばならぬのデスネ」
「「ええ。これで五分なのだから、あなたも利用すればいい」」
「「六番目、希望を望むのならば|利用《よび》だせ」」
 手をこまねいて――血の獣どころで無い、世にも恐ろしき怪獣だ、この鮮血の洪水をも直接踏み躙るかの如く、巨体が|猟兵《おまえ》を見ているぞ。
「……どうか、この血河の果てに希望がありますように」
 願おうか、|断線《error》起こさぬUSBポート、鮮血に塗れてもショートなんぞしない――サイボーグだからこそ叶う|有線の業《cyber link》、鮮血の奥底から呼び出してみて――。
 獣二つ――祈りの双子の|片目《からっぽ》、ぽっかりとびっくりを映して居た。映画のえの字なんぞ知るものかは、しかして今より起こりますは大怪獣の台頭也――
「出でよ、メカゴ●●!」
 |恐れられよ、機械的な六番目の怪獣《Okay lady, don’t forget about the movie.》。
「それ以上は」
「いけない」
 思わず解れる|共鳴《noise》――そりゃ透明にもなりますよ。|接続済《Connected.》。何か言うまでもなくぬるっと出でる12体の血管獣、機械の獣がバルタンの|天才頭脳《actual control》にて脚で踏み潰すのみで一部が抉れ潰れるだけ――さらにはぶつかるぞ獣と獣、押し合う巨体、ぶつかり合う熱線……|10秒の煌めき《極彩色ビーム》或いは両肩より出づる幾つもの麻痺弾、前腕が為す高圧電流――そこにも巻き込まれていくのだよ血管共、ぶちぶちと千切れて、祈りの双子の呼び出した獣にさえ深手を与えるのがあっという間。
「祈りの双子!」
 ここにしろしめす六番目の|自由性《limit》。
「これが科学の、人々の未来を望む希望の力であります!」
「「……科学か」」
「「気をつけて――未来はいつでも絶望に満たされている」」
 望みはここに許される――双子の微笑み、どうしても今のギリギリにゃ似合わねえ。
「メカゴ●●、ブレススタンバイ!」
 大きく砲門を見せてやれ、絶望は跳ね返すのが基本だぜ。
「滅びのバースト(ry」
「「ぐわーーーーっ!」」
 一瞬だけの|安寧《comical》。

大成功 🔵​🔵​🔵​

雪・兼光
へぇ、あらゆる行動に成功するか

まぁ、デタラメな力がないとフォーミュラなんか務まらねぇか

いいぜ、それならこっちも最初から全力で行くまでだ

攻撃は、第六感と見切りで対処する

…できればだが

ちっ、上位ならこの手(ユーベルコード)でカタが付きやすいが

ダメ元で呼ぶか?
ええい!無理やり召喚モード起動!

…え?!

八頭身の大人になってるぅー?!

でも顔は童顔なのな

…アガレスなのか?

猫の魔女の本名は?

…本物だな

…いつの間にか背が伸びたな?

…フルスペックだぁ?

昔のように?…何言ってるだ?

いつも通りだろ?

アイツが何でも現実改変してしまうんだ

それなら、こっちも現実改変で応戦するまでだ

代償はこの血の海でどうだい?

いくぞ!



 空想の奥、欠けた記憶が何か呟いて居たのだったか。
「へぇ、あらゆる行動に成功するか」
 鮮血の祈りに着目してみて――これはダークセイヴァーの鮮血を多く代償にするユーベルコード。
「「この鮮血を贄とすることによっても、わたしたちは猟兵と五分になれる」」
「「支配とは理不尽、そういうものだ」」
 揃って答えが決まっているのだよ双子、遂には不定の形の化け物まで呼び出した――少しUDC色じみたけれど、猟兵に並ぶ為の|味付け《research》。
「まぁ、デタラメな力がないとフォーミュラなんか務まらねぇか。いいぜ、それならこっちも最初から全力で行くまでだ」
 ではどうぞ全力で、しかしやはり化け物の方が速い、何か現実さえも変えてしまうほどの勢いで、お前に傷をつけようと殺そうと――察した雪・兼光、全力で飛んでごろごろ転がって――塗れた紅にも構わずに。
「…できればだがと、思っていた」
 案外避けるのは上手く行けそうか――ゆっくりとにじり寄る双子、剣をお前に向けて居る。兵の脚と骸の|骨《あし》、確実に確率を詰めて居る。
「「どうした、六番目の猟兵」」
「「ほら、利用してみて。恐るべき存在無くば、死ぬだけ」」
 流石に死にたくはねぇな、そう考えて――ちっ、上位なら|この手《ユーベルコード》でカタが付きやすいが。
「ダメ元で呼ぶか? ええい! 無理やり召喚モード起動!」
 嗚呼、一般ブラスターで呼んでみろ――|八頭身の大人《恐るべき存在》。
「…え?! 八頭身の大人になってるぅー?!」
 童顔にして冒涜的な■■、その名を。
「…アガレスなのか?」
 こくんと頷くそいつに聞いてみた、猫の魔女の本名は? 嗚呼、結果がお前の想像通り。
「…本物だな…いつの間にか背が伸びたな?」
 不思議なこともあるものよ、鮮血の賜物。
「…フルスペックだぁ?」
 そう、今ならなんだって出来るスーパーパワー。
「昔のように?…何言ってるんだ? いつも通りだろ?」
 まあアガレスったら変わらず童心があるのだろうか――されど。
「アイツが何でも現実改変してしまうんだ。それなら、こっちも現実改変で応戦するまでだ」
 再度準備してみて――UDC-XXXX-A事象1『上位存在殺しの閃光』がその手の内で軋むのに時間はかからない。それで問うのさ――代償はこの血の海でどうだい?
 OKらしいです、それでは時空も確率も捻じ曲げてさあ行こう。
「行くぞ!」
「「歯向かうか六番目の猟兵――善い!」」
「「わたしたちの鮮血、」」
 おや、血が足りないでいらっしゃる。くらりくらり――通り抜ける、神殺しの|閃光《ひかり》と刻の術の奔流。

大成功 🔵​🔵​🔵​

アリス・セカンドカラー
お任せプレ汝が為したいように為すがよい。

|想像から想像せし聖杯に鮮血を捧ぐ。召喚するは『渾沌氏『鴻鈞道人』in 聖杯剣『聖杯剣揺籠の君』《封印を解く、リミッター解除、限界突破、オーバーロード》。でこの渾沌ゆりゆりと|融合《化術肉体改造、降霊》して|魂が肉体を凌駕する《継戦能力》。
|タイムフォールダウン、時間質量を圧縮し凍える時の牢獄が我が敵を戒めるだろう《高速詠唱早業先制攻撃、重量攻撃詰め込み凍結攻撃マヒ攻撃身体部位封じ気絶攻撃封印術禁呪拠点構築結界術》。
異形化した身体でどのような態勢からでもゆりゆりのせいはいうぇんぽんずを使用できるわね。双子が代償にしようとする鮮血をあらゆる物質を引き寄せる「神の左手」で引き寄せて行動を阻害しながら、対象のユーベルコード全てを奪う「聖杯剣」で連続コンボ。
双子の攻撃は空間の解体切断から切断部位の接続で再構築しての空間ジャンプや|位相ずらし《仙術》、|量子的可能性から有利な可能性への収斂《多重詠唱結界術、幸運》で回避するわ。

えっちなのうみそおいしいです❤



 |凌駕せよ《Transcend.》。
「想像から想像せし聖杯に鮮血を捧ぐ――」
「「何?」」
「「聖杯と言ったの、あなた」」
 聖杯と聞いて浮かぶトレンドが未だにゆりゆり、それすら器にして何を料理するのか。
「人が想像しうることは必ず人の手で実現可能である」
 では問題だ、アリス・セカンドカラーの手で|渾沌氏『鴻鈞道人』《undefined oblivion》が何故生まれ出たんですか――猟兵の手によるサンドボックス、お前までもが砂場みたい、そもそも本物なんですか神のみぞ知る、想像から創造する力、常々から折り重ねし技能のミルフィーユ10個分、望まぬ未来までもぶち壊して――
 |全部終焉のせいです《She is a end breaker also.》。
「ならば成し遂げよう、|望む未来を紡ぐ《ハッピーエンド》を齎す力の創造を」
 双子の|片目《からっぽ》がぐっと開いて居る、|瞳《ぐるぐる》が正しく過去を見ている……渾沌ゆりゆりとかいうこの世の地獄、これじゃ双子が趣向を変え真っ白な顔無しの獣を呼び出したって幾らでも手が伸びてしまう!
「「フォーミュラ」」
「「それと、諸相」」
 ――わたしたちを超える、フォーミュラの力。
「汝が為したいように為すがよい。わたしの魂は肉体を凌駕したわ…!!」
 ああ祈れと|両目《まっか》が覗く、本気で勝ちに来てるアリスが|本気で摂理を捻じ切って居る《The time will be the biggest prison.》。
「「これは、時間質量か」」
「「時が止まっているみたい」」
 過去最高に狂ったお茶会、動けやしない獣がじったばった、それでもやけくそに刻をかき割ってお前を引っ掻くけれど――当たるにしたってせいはいうぇぽんずが一角、神の左手が致命傷を許さねえ、そのままちくっと|リリスの槍《おちゅうしゃ》です、苦しみに苦しんだまっさらな獣がしんだ空っぽの生命にて伏すのが|運命《Theory》。それが叶ったのならお決まりは左手と聖杯剣にて為せる、全てを吸い封をふる最悪にして最高の権化。混沌ばらばこれくらいはしなくちゃね、嗚呼何処までも残虐な心疼く今日、世界に咲き誇る数多の鮮血の洪水から思い切り血を吸い上げた――Wait.
「「わたしたちは、祈っている」」
「「あなたに並べるようにと、祈っている」」
 |総血液量《せかい》、目に見えて減り過ぎて居る!
「……へえ!!」
 空間切り離して|おゆうぎかい《jump to next point》、ひょいとかわして異形のお前が放つ剣閃、先程から有利な可能性にシフトしても追いつかれて追いつかれて溢れる舌打ちだ。いっそ左手で引き寄せておしまいにしてみようか、ほうら位相――
「っぐ、ぁ、あ…!!」
「「ああ、届いた」」
 2本まともに腹をブチ抜いて居るのだよ、綺麗な白銀と|血液《さび》だらけの黒。
 ふつり、埒外より更にはみ出すような。
「えっちなのうみそ――」
 思い切り叩きつけるように圧し斬ってぶち壊した祈りの果て。
「おいしいです……ッ!!」
 こみ上げる血すら飲み込んで剥奪した|悲劇《ユーベルコード》――。
「「ああ、善い」」
「「恐るべきは、あなただったのね」」
 始まりの果てに取り戻した双子、もう癒えない傷だらけ。

苦戦 🔵​🔴​🔴​

ロー・シルバーマン
何とも恐ろしい…どれほどの血を吸い上げておるんじゃ?
ダークセイヴァー中の血の力…向こうが使うのは厄介じゃが、こちらもこの力を使えるなら勝たねばならぬ!

戦場を駆け巡りつつ敵の攻撃を回避。
野生の勘や瞬間思考力で状況を適宜分析し敵の攻撃を予測最適な回避を試みる。
召喚、恐るべき存在…日輪の大狼。
周囲を結界で一旦浄化し、余計な邪念が入らぬようにした上で降霊。
既に滅び失われた儂のいた社、そこで奉られていた異世界の日輪を司る神…の荒ぶる姿。
この闇の世界に光を齎す恐ろしい存在、儂でも実物は見た事ないがこれだけの鮮血を生贄とできるならばきっといける!
…生贄のせいか少々様相が凶悪な巨大狼といった所じゃな。
とにかくあの双子と召喚した存在に向かって貰い、そのどさくさに紛れ身を低く伏せUC起動、祈りの双子の意識の外から猟銃で狙撃してくれよう。
随分召喚に鮮血を使った今、この攻撃を回避できる代償の血は残っておるかのう?

※アドリブ絡み等お任せ。執筆期間や制圧のタイミング調整等で好きな時に不採用にされても大丈夫です



 想像しても見たまえよ。
「何とも恐ろしい…どれほどの血を吸い上げておるんじゃ?」
 これでも相当量減ったのだよロー・シルバーマン、厄介さだけが変わらずにあるのは祈りの双子の|有り様《formula》故なのだ、最古にして最弱が立ちはだかる|暗闇《よる》の世界。
「「わたしたちはもっと多くの血を贄として、六番目の猟兵に並ぶ」」
「「あなたも利用するがいい」」
 さあ思い切り覚悟を決めよう、利用とは言うが結局手段を同じくしてぶつけてやるしかないのだから。
「こちらもこの力を使えるなら勝たねばならぬ!」
 ではどうぞ駆け出してくれ|人狼《wolf》、枯れて老いたとてその俊敏性は健在で、双子が鮮血の洪水より生贄魔術にて呼び出してくれた黒と赤の毛並みの獣、まるで狼の|様《よ》にお前を狙うけれど――あっという間に追いついた癖にその牙がお前を捉えることが無し、何故ならそうすれば避けられると|猟兵《おまえ》に根付く野生の勘の証言がお有りで――しゅっと避けまくった先の|利用《summon》。
「召喚、恐るべき存在…日輪の大狼」
 結界張り巡らして――どこもかしこも真っ赤だったのだこの|洪水《せかい》、清掃は十分ですか。お綺麗OK、そしたらば邪念の一つも割り込ませないで|降霊《おろ》してみせるのが宜しい。そもどこにも無かったのでお前の神社、既に滅び失われ、それでも信仰は確かにそこにあり。異世界の日輪を司る神が今や|荒ぶり《monster》。
「「おおかみ」」
「「わたしたちもあなたも、おそるべき狼」」
 思いっきり血を使ってしまうのだ、この世界の|総血液量《げんかい》が幾らであるか目視じゃ想像もつかないのだろうけど、その心に宿した『きっといける』の心、光を齎す恐ろしい存在に大いに作用して――なんと凶悪な|様相《かお》でしょうか。
「…生贄のせいか少々様相が凶悪な巨大狼といった所じゃな」
 すぐさま疾く走るぞ日輪の神、凡ゆる成功に手を伸ばしローに歯向かおうとした双子も、黒赤の狼みたいな獣にさえ……|凶神《おおかみ》は在ることを許さぬのだ、大きく空を裂くかの如く戯れて、やんちゃであるのだよ。さてその端にて人狼が何をするか、使い古しの、世にも素晴らしい頑丈さを誇る猟銃が静かに双子に向いて。
「「っう!?」」
「「何――ぐあっ」」
 見事見事にど|頭《たま》です、|意識《はじまり》の外よりその脳天に――研ぎ澄まされ約束されたヘッドショットだ、たらりと垂れた|血液《blood》が証明になることでしょう、六番目の猟兵の勝ちですというだけの。
「当たりは良いらしいのぉ」
 気付けば黒赤の狼さえもが、日輪司りし神にその頸食い破られて――。
「「まだ、祈れる」」
「「わたしたちは、まだ」」
 そんな風な双子を見て、つきつけてやるのだ事実を。有限性。
「随分召喚に鮮血を使った今、次に行動を起こし、攻撃を回避できる代償の血は残っておるかのう?」
 この攻撃ですら避けられなかったもの――双子もはたと気づいたさ、血がまるで足りてねえ。
 そら|吠えた《fire》、狛犬が一人月の下。

成功 🔵​🔵​🔴​

サク・ベルンカステル
剣鬼顕現で倒しきれぬとは、、、
己の剣で断ち斬るはずだが仕方がない、、、

反動で動かぬ身体を突き立てた黒剣を支えになんとか立っているが、UC悪鬼招来を使うべく黒剣を引き抜き頭上の空間を概念斬りを用いて大きく切り裂く

時空の狭間に潜みし悪鬼羅刹どもよ、この場に出でよ
本来ならば1~2体の使役が限界であるが、異端の神の血を啜る黒剣とダンピールとしての感性により足元の鮮血を生贄とし魔力を取り出し悪鬼羅刹の使役に回す

精神に耐え難い苦痛を感じつつも、生贄とした鮮血を思えば倒れる事など出来ぬ

10体の巨大な刃を持つ悪鬼羅刹を召喚し、血管獣と双子に向けて解き放つ



 ここに膝をつきし一人の男――嗚呼、まだやると仰せなのだこの|剣鬼《おとこ》。
「剣鬼顕現で倒しきれぬとは、、、」
 双子さえもが限界の隣、すぐそこの未来が今や死力の大激突。碌に動かぬこの身体、また|復讐《おもい》に燃える時が来たようだ。
「己の剣で断ち斬るはずだが仕方がない、、、」
 剣を引き抜いて、どうぞこの脚で立ってくれ――血塗れの後奏曲。
「「まだ立ち上がるか、六番目の猟兵」」
「「剣鬼よ、無謀を為すのはいけないこと」」
 何か仰っている様だ、心配の|言葉《tone》にすら聞こえてならない――構うものか、ここでは|猟兵《おまえ》そのものが恐れ。空をこじ開けて|召喚《よび》だしてやるがいい。ごちゃごちゃした|暗闇《sky》の情報量。
「時空の狭間に潜みし悪鬼羅刹どもよ、この場に出でよ、、、!!」
 嗚呼己が内にも召喚していた悪鬼羅刹、1、2じゃ絶対に足りねえ、10をぶつけてやらねばお話になるまい。散々異端の血を吸ったのだ漆黒ノ魂滅、|猟兵《おまえ》自身の感性を思い切りぶちまけてやるのが|礼儀《manner》。ダンピールだからこそ叶う業、羅刹共の台頭に8の血の獣が叶うのかと。
「「たりない」」
「「わたしたちに、たりない――」」
 嗚呼、いけねえ。
「ぅ、ぐ、ぅああああああ、、、!!」
 どこもかしこも|生命《blood》が不足してやがる。羅刹共が剣を振るって血管の獣をぶちぶち斬り裂き潰すだけの話、血管は切れるものよ、怒りでも今際の際でも、なんでも。しまいにゃ2体がそのまま双子にたどり着いて――ざくりずしゃり、悪鬼共が刻みつける、万物に対するノスタルジー――嗚呼、悪鬼招来がご覧の有り様です。
「「いけない、わたしたちが!」」
「「終わってしまう、六番目に届かずに、」」
 もう追いつけはしまい、最古の過去の最期を垣間見よ。
「そのまま、終わっていろ、、、!」
 刮目――悪鬼共のでっかい刃、頸2つに線――どしゃっ。

「あぁ――剣鬼よ」
「あなたは、どこまで」
 2つほどの首無し遺体――赤と黒の狼さん。
「俺は、」
 ――|意識不明《ふつり》――血に塗れきった復讐の形。

成功 🔵​🔵​🔴​



最終結果:成功

完成日:2023年05月26日


挿絵イラスト