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闇の救済者戦争⑬〜風雲⭐︎ジョンキャッスル

#ダークセイヴァー #闇の救済者戦争 #月光城 #これでも難易度高めなんですよ? #1.41421356

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#月光城
#これでも難易度高めなんですよ?
#1.41421356


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 異端の神々と戦うために出現したデスギガス災群に乗って現れた強大な城塞、賢王ジョンが治めるという月光城の一つ(別名ジョンキャッスル)は難攻不落の城としてこの地に根を張り、挑む者を悉く退散させるという悪名高き城だ。
 本来は外なる神と戦うための堅牢たる備えは今に至っては猟兵が攻め込んでくるのを妨害する様々なトラップによって守られていた。
 この城内では|浮遊も飛行も何故か《エレガントではないので》出来ないという|謎のルール《お約束》に支配され、|侵入者《挑戦者》はその手と足を使い突破するしかないという恐るべき仕様。
 それはまさに運と実力を兼ね備えた者しか突破できない難易度高めの城攻めなのだ。

 第一関門、5枚の扉がある壁から正しい扉のみを選んで次々に進まねばならない運だのみの扉。
 左から扉に1,2,3,4,5を書かれてありどれを選ぶかは侵入者次第。
 勢いよく扉に体当たりしないと通り抜けれないうえに、中にはただの扉の絵に体当たりするはめになり大怪我をする可能性もある。
 せっかく扉を抜けてもそこには|装備の溶けるローション《いつもの溶解液》だらけの落とし穴に落ちるかもしれない。
 そうして5回扉を抜ければ次へと進めるという鬼畜仕様、失敗すれば入り口に没シュートされるというオマケ付きだ。
 どこかで見たことあると言ってはいけない……これはとても恐ろしい罠なんですよ?

 第二関門、|装備の溶ける液体が充満した《いろいろ溶けちゃう》池に横に3個ずる並んだ石の上を跳んでいき向こう岸に渡らねばならない運試しのトラップが迎え撃つ。
 石の中にはプカプカ浮いているだけで踏めば水没間違いなしの物まであるのではっきり言って運次第でアウトというひどい罠。

 その他数々の罠が猟兵達を待ち受ける、失敗するとそれはそれはもう|矜持《プライド》や|存在の危機《シリアスさの危機》に直面するのは間違いない。

 だがしかし、それらを乗り越えようやく辿り着けた先にいる城主こそが一番の強敵だということだけは忘れてはならない。

 『賢王『ジョン』』は玉座で座して待ち侵入者を堂々と出迎える。
 だがその身はあまりにも異形、「月の如く煌々と輝く、異形の身体部位」を移植されどうにもまともな生命体にはとても見えなくなってしまっているのだ。
「よくぞここまで来た我らが宿敵共よ」
 伝説の国を作り上げたと言われる偉大なる王は新たなる侵入者たちに敬意を表し自ら戦おうと玉座から立ち上がる。
 その背に背負うのは100年以上前に滅んだ彼の故国、そして現代にオブリビオンとして蘇り再興を目指すために猟兵という障害はいつか取り除かねばとそう思っていたに違いない。

 努々忘れてはならない、王の実力は確実に猟兵達よりも上であり異形の部位は通常では考えれない動き方をし攻防一体の恐ろしさを見せつけてくるだろうということ。
 そして……なによりここに至るまでに|装備《着衣すら》失ったまま猟兵達が戦うとなるとさらに危険度は跳ね上がるというもの。
 全てを握るカギはこの数々の|トラップ《アトラクション》を如何に無事に抜け切るかにかかっている……はずだ。

●グリモアベース
「よくぞ(前半の怪しい説明を全部読んで、回れ右せず)生き残った|我が精鋭達《いつもお世話になってます》よ!」
 たまに出てきたと思ったらこれだという冷たい視線を華麗にスルーしてグリモア猟兵の村雨・ベルは集まってくれた猟兵達にビシッとポーズをとって出迎えてみた。
 そんな一同の反応を気にもしていないのか、ごくごく普通に話を続けていくベル……だがまあたぶん碌な話ではない。
「第五の貴族をも凌駕する「月光城の主達」っていうとすごいですよねー。そんな奴の一人がこの賢王ジョンらしいのですが~。これがまた本人も強いけどこの城の防衛機構もすごいらしいんですよ」
 何故か眼鏡を輝かせながらベルは興奮を隠せない。

「5つある扉から正解を引かないと壁に当たって大怪我したり|服が溶けちゃう《いつもの溶解液》するという自由に選んでいい扉。これは本当に運が試されますね」
 うんうんと頷き正解は『ルート2』の順ですけどーとかボソりと呟いた。

「次に池の中に横3列で設置された石をどの順番で跳んでいき向こう岸まで渡れるか試される恐怖の池です。3個中1個だけ浮石になっていて乗ってしまうと落水確実の呪いがかかってるんですよね♪(ネタバレ:真ん中の石が全部セーフ)」
 気のせいだろうか?とても楽しそうである。
「あっ……落ちちゃうと色々溶けますので気を付けてね♪」
 まるで今気づいたかのように手をポンと打ちとてもいい笑顔で話すベル。

 一息入れてベルの緊張感の欠片も無い様子だったのだがようやく真面目な顔つきになり続きを話す気になったようだ。
 この地の城主が如何に危険なのかを予知で知っているのだから。
「賢王と呼ばれるだけあり知恵もありますし能力に応用を効かせてきますからそこは注意ですね。それを注意すべきは移植された異形の部位です。勝手に動く上に変な方向にも曲がるので死角は無いと思ってくださいね」
 そんな凶悪な敵を相手するのに、下手をすると辿り着くころには装備を失っているかもしれないのだからやりにくさはきっと普段以上なのだと全員が理解した。
 隠された「ケルベロス・フェノメノンの欠落」を発見し後の禁獣との戦いには絶対不可欠なピース、それがこの城の攻略の必要性……ちょっとトラップが独特すぎるのを気にしなければきっと普通の攻城戦だ。
「なので如何に道中を潜り抜けそれから城主と戦うか、この二つをきっちり定めておくのが安心ではないでしょうか」
 ベルはあとはもう皆の運と実力次第だと匙を投げ一同に転送の輝きを見せ始めたのだ。
 猟兵達は行く、なんというか限りなく怪しげな攻城戦……つまりは城攻めに!


轟天
 これは『闇の救済者戦争』の一章完結戦争シナリオです。

 様々な城までのアトラクション……じゃなかった障害を潜り抜け城主のジョンを倒しましょう。

 色々な妨害がありますので油断してると城主のジョンまで辿りつけないかもですよ?

 こんな風に気楽にいってますけど、難易度は普段より高めの『ややなぁ~ん』なので油断大敵怪我一生、ボケるにしても真面目に一生懸命よろしくです。

● プレイングボーナス
 異形の身体部位から繰り出される攻撃に対処する/城内のトラップに対処する。
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第1章 ボス戦 『賢王『ジョン』』

POW   :    旭日昇天
自身の身長の2倍の【国造りの権能を持つ天空神】を召喚する。それは自身の動きをトレースし、自身の装備武器の巨大版で戦う。
SPD   :    捲土重来
【国や民、自身に敵意】を向けた対象に、【国そのものの重み】でダメージを与える。命中率が高い。
WIZ   :    国士無双
対象のユーベルコードを防御すると、それを【民の分だけ保有して奪い】、1度だけ借用できる。戦闘終了後解除される。

イラスト:chole

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はナハト・ダァトです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

二升・亜乃


使用技能:功夫・軽業・見切り・グラップル・野生の勘

連携アドリブ歓迎
WIZで判定

飛べないくらいでこの僕が止められるわけないでしょ!

入城前に飛行用の羽衣は置いていく

最初の扉は"ルート2"とゆーことで2に行くよ!(もしかして:おバカ)
後は概ね勘で何とか突破しようとする
飛び石は浮き具合を観察しつつ勘で飛んでみる

…ま、まぁ、素っ裸になっても僕の拳法には何の支障もないしー?(負け惜しみ)

ボス戦は【天人飛翔】を使用して回避優先、敵UCは動きをよく観察したうえで回避を試みる
UCを攻撃に用いないのなら防御による借用の心配もないと判断
後は肉弾戦を挑むよ
身体を軽くした事による攻撃力低下は手足に闘気を纏わせて補う!




「本当に跳べなくなるんだ……うぅ」
 軽やかに天舞う羽衣人もさすがに自分の存在そのものを否定されているようで辛い。
 恐ろしいまでに照明が焚かれジョンキャッスルへの道が爛々と照らされ進む先に現れた第一の関門。
 この城に近づいてから軽やかに天を舞う力が何故か使えないと、二升・亜乃(風に舞う羽の如く・f32678)は身をもって感じとりながらの試練挑戦となっていた。
 横一列に5つの扉がある謎の壁、普段ならば飛んでしまえばいいそんな単純な障害が亜乃を出迎えていた。
「うーん? 扉に1から5までの数字が書いてあるね。あっ……これがもしかして出発前に教えてもらってたルート2ってやつだね!」
 ぱぁっと明るくなる亜乃の明るい笑顔、何のことはない答えを教えてもらってるんだからそこへ行けばいいではないか。
 だから……纏いなく、亜乃は2の扉へと進みそして思いきりその中へと飛び込んでいった。

「ぷわっちゃぁ!?」
 ローションたっぷりの落とし穴に水柱が上がり一名様ご案内、ノーガードで落水してしまい這う這うの体でどうにか這い上がるも、すでに着衣の大半が溶け始め可憐な生足やボディラインが丸見えになってしまう大惨事。
 さっそく下着が溶け落ちて丸見えになった桃尻がぷるんと揺れる。
「……ごほごほっ、なにこれぬるぬるして気持ち悪い! なんで??ちゃんと2を選んだのに……っ!」
 |ルート2の暗記法といったらアレ《ひとよひとよにひとみごろ》でしょーという天の声を完全に誤解してしまった|素直《おバカ》な子である亜乃。

 その調子で……池には落ちる、沼には沈む、噴水を浴びるなど散々な目にあい賢王ジョンの前に到着した時点で……すっかり着衣など失われたぬるぬるの全裸姿という完璧すぎて涙が出そうな状態だ。
 寵姫たる者特有の色気に満ちた肉体美、豊かな膨らみの|先端《乳首》も丸見えだがもうどうにでもなれといヤケすぎるご対面。
色気で惑わし戦いに挑むという一点において完璧な状態、羞恥に染まる肌がピンク色に染まっているかのようだ。
「ククク、いい恰好ではないか……まさか、全関門全てで罠にかかるとは思わなかったぞ」
「……ま、まぁ、素っ裸になっても僕の拳法には何の支障もないしー?」
 顔を真っ赤にしながら手で胸元と股間を隠して前屈みというすでに負けているようにしか見えないが、そこはプライドにかけて絶対に負けなんて認めれないと|風羽拳《かざはねけん》で先手必勝。
 必殺の回し蹴りを軽やかに放とうとして……途中で大変な事に気付いてしまった。
(あっ!? 今の僕って下着穿いてないんだったよ!)
 見れば賢王の視線は亜乃の股間へと思いっきり露骨に注がれていて……。
「ちょっ!? み、見ないでぇ???」
「見てはおらんぞ、このつるつる娘めが」
 衝撃の一言、一瞬の硬直の後に亜乃の顔が耳まで真っ赤に染まっていく。
「やっぱ見てるじゃないかーっ!?」
 軽やかに体重が無いのではというぐらいの体捌きで賢王の攻撃を避け続ける亜乃だが、揺れる胸や震える尻がそのつど見られ続ける恥辱の時間。

 だがしかし全ては無駄ではない、確実に賢王のスタミナを奪ったに違いない……ジョンキャッスルに聞こえ続ける恥辱の悲鳴は延々と聞こえ続けたのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

光満・桐江
あぶなくて恥ずかしい事になるかもな罠を越えないとなのですか!?

…ま、待ち受ける敵の実力は本物みたいですから、頑張っていかないと!

確か、極秘情報によりますと
最初の罠は…
確か2→3→4→5→1で進めばいいはず…!
次の罠は、ひたすら真ん中、ですね…!
(杖だけは死守しないと…!)



そ、そんな目で見ないでくださいー!
と、敵との戦闘に入ったら「力を得るには代償を」を発動して
機動力を活かしてヒットアンドアウェイで戦います!



そ、そんな目で見ないでくださいー! (どんな服装かはお任せ)
それに奪われて使われたら私もあなたもが色んな意味で大変なことになっちゃいますから、できるだけ防御されないように死角から攻撃します!




 恐るべき選択の時が迫る、5つの扉の中で正解はただ一つ……そしてそのヒントを事前に入手できていた光満・桐江(生徒会の魔女・f22316)はおどおどとした視線を可愛らし眼鏡ごしに送り手を伸ばしたのは『2の扉』だ。
 出発前にとてもとてもいい笑顔でこっそり教えてもらった正解のルート。
「たしかルート2って言っていましたが1.41421356と考えるのはきっと引っ掻けで早計ですね! 生徒会長補佐の私の眼鏡に狂いはありませんっ!」
 これがよくある選択肢を疑いすぎて違う答えを導いちゃうアレですよねー、完全に違う方向へと答えを選びつつある光景を玉座の間で賢王ジョンが腹を抱え笑っているなど思いもよらず飛び込んだ扉の成否は……。

 もちろんハズレである。

「ぴゃー!?」
 桐江の可愛らしい悲鳴、ドボンと前屈みに倒れぬるぬるのローション漬けになる完璧な飛び込み。
 ブラのホックが溶け落ちて半分溶けた制服の下でゆさゆさと擦れてしまう胸の感触に思わず赤面。
 ローションのせいでぬるぬると擦れても痛くはないが代わりにとてもとても……|気になってしまう《感じてしまう》のはさすがに計算外のようだ。
「おかしいです……次は確か3の扉……ぴゃー!?」
 再び悲鳴が聞こえた。

 3つの飛び石を跳ぶ頃には残っていた着衣は胸の先端と股間に慌てて張った絆創膏たった3枚。
 もう完全にアウトというか丸見え状態だけど死守すべきは愛用の杖のほう、いくら溶解液に落ちようとこれだけは守り切ってきたのだ。
 ポヨンポヨンと揺れる|膨らみ《乳房》がまるで生き物のように自己主張しながら弾み真ん中の石だけを飛び越えていき今度こそ完璧な突破を果たした桐江。
「やったやった、やりました♪」
 ノーミスクリアというそれだけで大喜びし、ポヨンポヨンとその場で飛び跳ねたものだから先へ進む際に気付いていなかった。
 ローションで滑ってしまい絆創膏が全て床に落ちていたことに。

「……一応聞いておくが、その手に握った残骸は何だ?」
「こ、混沌杖ケイアスエレイソンですよ! 覚悟してください賢王ジョン!」
 桐江も色々無理があると思いながら手に握っている鉛筆サイズにまで溶けてしまった愛用の杖。
 死守するはずだったのに……そう桐江は思うも現実はこれ、なんか泣きそうというか賢王からの視線がとても痛い。
「な、なんなんですか。 そ、そんな目で見ないでくださいー!」
「ふっ……貴様にはすでに|慈悲が与えられて《眼鏡だけ何故か無事で》いる事に全く気付いておらぬようで憐れんでいるだけじゃ」
 そう……眼鏡っ娘から眼鏡を奪う事など賢者の中の賢者たるこの男にはさすがに越えられない一線だったに違いない。
 そうとは知らない桐江はこの状況を打破する秘術を披露することにした。はっきりいって視線を下にしただけで丸見えの|桃色突起《乳首》は隠しておきたいのだから。
「これはできるだけ使いたくありませんでしたが……」
 力を得るための代償、今日はよりにもよってローションでぬる透けの制服というスタート時点での桐江の姿。
「へ? なんでこの服装なのです?」
「……やはりな。こういった罠ではやはり透けている方が蠱惑的だということじゃな……」
 全裸のままより制服がべっとりと張り付いてのサービスシーンに動画視聴者からの熱いコメントやら現金が振り込まれ始めグングン高まっていく力。
「貴様のその力奪ってやろう」
「え? いや……これは奪わない方が、ちょっちょっ、おじいちゃんやめてくださーい!?」
 拡張される力と同時にサービスシーン用の衣装を着なければならないそんな物をコピーなどされれば結果がどうなるかは明らかで。


「いや“あ”あ“あ”あ“あ”!?」

 ……ずぶ濡れブレザー制服姿の賢王を、混沌杖での攻撃(物理)でパニックになりながら殴り続ける桐江の悲鳴だけがいつまでも響いたのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

メディア・フィール
❤◎NG無し
POW選択
プレイング改変・アドリブOK

第一関門に20回引っ掛かり、第二関門で10回以上引っ掛かり、そのほかの関門にもことごとく引っ掛かって、色々きわどい形で溶かされてしまいます。全裸ではありません。あくまできわどい形で溶かされます。特に、キノコっぽいものにつかまって向こう岸まで渡る関門や、吊り橋を渡りながら白くネバネバする液体を浴びせかけられる関門や、外れのほうが少ないはずの穴でことごとく外れを引き当てていろいろ食われてしまいます。
賢王ジョンとの闘いでも異形の身体部位に悩まされ、いろいろ浴びせかけられるかもしれませんが、それが結果的に敵を引き付けることにつながるかもしれません。




「うおおおおっ!! 痛ぁい、なんなんだよこれ!」
 第一の関門で何度も何度も扉にぶつかりさらには溶解液に落ち続けそろそろ自慢のシルバーブレストプレートが壊れてしまったメディア・フィール(人間の姫武闘勇者・f37585)。
 5枚の扉を越えるだけで20回も罠にかかるとか総当たりでも25回でコンプできるんですけど……ってそれ全ての罠を味わったということじゃ?
 続けて挑む竜神……じゃなかった浮石を渡っていく関門も石を飛び越えるごとに水面下に沈み、もはやわざと落ちているのではと疑いたくなるレベル。
「クソッ! 汚い手を使ってボクをここまで陥れたな! ボクはっ絶対に屈しないぞ!」
 その身に纏う暗黒竜の亡骸で出来た衣ですらボロボロになっていきもはやボロボロのビキニ水着状態という有様。

「はぁはぁ……次の関門は、なにこれぇ??」
 ぶっといキノコにしがみつき向こう岸まで渡ると言い謎のトラップというかアトラクション、そこまではいいのだがキノコの外見がどこをどう見ても男性の……。
「ううっ、覚えていろ賢王……ボクにこんなことをさせるなんてっ!」
 ぶっといキノコにしがみつくとドクドクと鼓動しているのが気持ち悪い、しかもしがみつけばつくほど何やら先端からあふれ出る粘液が手を滑らせ余計に力をこめてしがみつかないといけなくされるとい嫌がらせのような仕掛け。
 自分から抱き着き扱いているようにしか他人からは見えないなど……とても許せない。

「くそっ……なんだったんださっきのは」
 べっとりと染みついた粘液の異臭も鼻がバカになってしまっていてもう何が何だかわからない。
 今度は簡単だろうと思った揺れる吊り橋を渡るだけという関門も敵の妨害がまたいやらしいものだった。
「辞めっ、滑るから……わぷっ!?」
 ビュッビュと変に脈動しながら飛んでくる白い粘液を浴びてしまい黒き衣がすっかり真っ白に染め上げられてしまっていた。
 メディアは気が付いていないかもしれないが、今のその様子は敵に挑んでいるというよりは裏路地で男達に襲われたレベルの酷い有様ということを。

「……やっ、やめろよぉ。 うぷっ」
 ゆうにメディアの倍以上の巨体に捕まえられ触手を握らされれ屈辱の手コキと口奉仕を強要されてしまっていた。
賢王の元に至るまでにあらゆるトラップを乗り越えてきたメディアにとってこれは必然の敗北。
「ここまでされてまだ意識を保つとは、これが勇者という存在か……なかなかに興味深い」
 玉座に座ったままメディアの痴態を眺めていた賢王は、触手に弄られ真っ赤に腫れあがった肢体を舐めまわすように見つめた。
 ペチンと指を鳴らすと先ほどからメディアをいたぶっていた巨神によりその場で引き千切られるわずかに残っていた衣の下半分。
 ここまでくれば奴らが何をシテくるのかなどさすがに察してしまうのが辛いところ。
(クソッ、こうなったらこのデカブツだけでも道連れにしてやるっ!)
 そう覚悟を決めるも巨神のサイズは常人の倍であり、股間のサイズもまたそれに応じて長く……太い。
「ひぎっ、んぁぁぁぁっぁっ!!」
 城内に響くメディアの嬌声、殺す気でピストンしてくる凶悪な腰使いによって壊されかける小さな身体。
 こうして自分が|ヤラれ《犯され》ているうちは新たな巨神は呼ばれないはずと囮になることを選択した悲痛な戦いが始まる。
 快楽に堕ちそうになる自分自身との戦いが……。

大成功 🔵​🔵​🔵​

夢ヶ枝・るこる
△~○

■方針
・アド/絡◎

■行動
大変ですが、やってみましょう。

装備各種を全て『FTS』に収納、予備の服や刀を取出し着用しまして。
【綰閒】を発動、全『祭器』を体内に収納しますねぇ。
これで『FPS』の各種探査で罠等の情報を取得しつつ進めますし、探査が防がれても、溶かせない『体』の内に『祭器』が収められている以上、溶けるのは服と予備武器だけですぅ。
裸は[恥ずかしさ耐性]で耐える方向で。

到着後は『FIS』の転移か『FAS』の速度で懐に飛込み、『FBS』の[切断]と『FGS』の重力操作、『FMS』『FES』他の多重防御を活かし、思考時間が取り辛く『部位』や『天空神』を活かし難いインファイトで削りますねぇ。




「残念ながら予備がありますから溶かされても関係ないですぅ」
 溶かされようが何も気にしない強行軍、体内に保管をようしてから挑んだ今回の様々な関門への挑戦。
 準備万端な夢ヶ枝・るこる(豊饒の使徒・夢・f10980)は選択肢など気にしないで総当たりでいいのだと前向きに割り切っていた。
 服が溶かされる溶解液だろうがその都度予備の服を出して着替えれば問題なく着替え中に覗かれない限り全てを無視すればいいだけだと。

「旭日昇天、侵入者を打ち倒せ天空神」
 賢王の召喚に応じ巨大な巨神が現れ巨大な杖を振り下ろすもるこるの展開する障壁がそれを防ぎ威力は減衰したようだ。
 大振りになりがちなのを見越し懐に飛び込むもさすがに不意を突くには至れず間合いを取り直す。
「重くなってくださぃ!」
 ズンと巨神にかかる重力でしばし動きが遅くなったのを見越しての愛刀での一撃、それを杖で受けようとしたところで戦輪を突撃させて切断をはかるもいくつかは弾かれてしまう。
 それでも数の暴力で押し切り徐々に増えていく蓄積ダメージ。
「猪口才な道具を色々と取り揃えているようだが……これでどうじゃ!」
 突如として床が泥のように成り果ていくつかの武装がそこから飛び出した泥の柱に飲みこまれ沈没していった。
 国造りの力は泥を掻き混ぜ大地を作り出すものから、光あれとばかりに全てを創造するまで多彩な権能を発揮するもの。
 有能な武器であろうとさすがにそれには対抗できず無力化されたがるこるにはまだまだ装備している物が多く全てが尽きるまでまだ猶予はたっぷりだ。
(とにかく巨体を飛び越えて本体を削りたいところですがぁ)
 隙を狙いジリジリと踏み込むるこる、それを振り払おうと横薙ぎの杖が襲いくるがこれこそ狙っていたタイミング。
 ほんのわずかな転移で間合い内へと踏み込み最小の動きで刃を突き刺す奇襲は肩口に逸れるもまだこちらのダメージは皆無。
 勝負はこれからだとばかりにるこるは猛ラッシュを仕掛けるのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

如月・天里
◎ アドリブ連携歓迎 
最後に一撃を入れる形を希望。

ベルさん妙に楽しそうだったなあ……まあいつものことかな?
第一関門
ここは真面目に通ろうルート2を選ぶよ。
第二関門
これでもニンジャだからね。こういうのは得意……
うわっ落ちたよ。ニンジャスーツが溶けて色々と危険な状態に。
それでも先へ進むよ。一体何考えてるんだろうこの罠。

あれがジョンか……異形だけどあのオーラは確かに王だね。油断できないや。いざ勝負!

くっ!これが国を背負う者の重みかっ。スーツが完全に破壊されてしまう。
ここで僕が男だと今更気づいたみたいだ。
はあはあ、でも負けられないっ。【カゲブンシン・フェノメノン】を発動!
なんとか一撃を入れる事に成功!




(うーん、なんで妙に楽しそうに送り出したんだろ?)
 出発前の意味深な笑顔がどうにも気にかかり如月・天里(デュアルプリティーニンジャ・f36660)は今回ここに来たこと自体が失敗だったのではと背筋に寒気が走るのを感じていた。
 まあどうせ|いつものこと《碌でもない依頼》なのだから気にしない気にしないと気を取り直し第一の関門へと挑んでいく。
 
「えーっと確かルート2の覚え方は、|1.41421356《ひとよひとよにひとみごろ》だったっけ」
 ならば潜る扉は1,4,1,4,2の順に進めばいいはず……と天里はおそるおそる進むも何と全門正解で濡れることなく関門を突破!
 あまり幸先がいいものだから第二の関門も意気揚々とスキップで飛び乗ってしまう。
「余裕♪ 余裕♪ って、わちゃあぁ!?」
 先ほどの余裕っぷりから一転、いきなり上がる大きな水柱……天里くん、初手で水没……。

 *   *   *

「はぁはぁ……やっと見つけたぞ賢王ジョン!」
 ボロボロになりながらようやく全ての関門を突破した天里だったがその姿はボロボロ……ニンジャスーツもまるでスリングショットレベルに溶け落ちてもはやその胸元と股間しか隠せていない。
 それでもようやく出会った賢王ジョンにビシッとポーズを決めるぐらいには本人は真面目そのもの、ちょっとシュールではある。
「ふむ、我が試練を乗り越えてくるとは大したものだな小娘、だがその様子ではもはや実力の半分も出せはしまい!」
「ま、負けないからっ……いざ、勝負!」
 この国の王を倒すと意気込んだ天里の油断ない戦い、物陰を利用し幾度の攻撃を躱しながらその間合いを徐々に詰めていく善戦に賢王もなかなかやるなと感嘆の声をあげるほど。
「ふむ、その身でありながらやりおるなっ……ならばこれでどうじゃ! 捲土重来!!」
「な、なんだこの……すさまじい重みはっ!!」
 まるで高重力で一歩も動けなくなってしまったかのよう、その間にも異形の部位が足に巻き付き全身を縛り上げていってしまう。
 ビリビリと残されていた衣が千切れポロリと股間から飛び出した違和感に賢王は目を輝かせた。
 そう……輝かせたのだ。
「ほほう、お前は小娘ではなく……男じゃったか!」
「なんでそこで、興奮してるんだよっ!?」
 足元に絡みついていた異形の部位が揃って殺到するのはその魅惑的な尻、そして走る痛烈な痛み。
 細い物から何本も何本もミミズのように天里の中に潜り込んでいき|蕾の中《排泄器官》を好き放題蹂躙していく。
「ま、まけられ……にゃぃ、はうっ❤」
 残った気力で結ぶ印、それに応じて賢王の周囲に突然現れた天里の分身達。
「賢王っその首もらいうけりゅう……かっ、覚悟っ!」
 尻への快楽をそのままに連続で光の刃で切り刻んでいく分身達の連続攻撃に賢王もたまらず引くしかない。

 異形の部位だけがまだ尻で蠢いてはいるが戦えないことはない、天里は次こそ決めてみせるとピンク色の刃を構え直したのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

篁・綾
◎(ふた鼻フック膨体以外可)

ちぃっ、ふざけた城を作ったわね…!忍者屋敷じゃないのよ!
(【第六感、聞き耳】等を駆使しながら罠を抜けていったものの、全ては躱しきれず、途中触手落とし穴に落ち下半身の着衣をすっかり溶かされる。結果丸出しの状態でボス部屋に入る羽目に。帯も半ばまで溶けた為、上も怪しい)
来たわよ、トンデモ城主!(ヤケクソ気味に。そして勿論格好について煽られる)
(蠢く異形の部位は【フェイント、残像】等で対処しつつ、本体に対しては攻撃の素振り等を【見切り】、【カウンター、鎧無視攻撃】で立ち向かう。【催眠術、目潰し】等の搦め手も試す。)
(戦闘の結果異形の部位に拘束されたり、丸出しの部位にナニカされたり、残った服を剥がれたり、本体にナニカされたりしても、自身への【催眠術】や【生命力吸収】、各種耐性等を駆使して必死に耐え、指定UCの発動後に【だまし討ち】にし【捕食】する隙を伺う。尚、うまくいかない場合は異形部位か本体のナニで串刺しにされ、反逆者として性的にエロ処刑される)




「ここまでその程度で辿り着けるとは、貴公……なかなかの実力者だな?」
「はぁはぁっ……ふざけた城を作ったものねこのトンデモ城主!」
 賢王ジョンの眼前に到着し肩で息をしながら睨みつける篁・綾(幽世の門に咲く桜・f02755)の強い敵意。
 だがそこに至るまでのダメージは大きかった、あらゆる関門で嵌りに嵌りまくった溶解液の池だったが綾はその身の軽さでどうにか上半身の衣だけは守りきりその豊かな膨らみを隠すことに成功している。
 問題はその下半身……身を隠していた衣も下着も含め全てが溶け落ち腹から下が丸見えという悲惨な姿。
 そうカメラワークが上半身だけだったから気付かなかっただけ、敵と対峙する直前になり残っていた生地まで溶け落ち今ではその漆黒の茂みも含め全てを丸出しにしてしまっている有様だ。
「……別に、着替えてもかまわんのだぞ?」
「う、煩いわね! あなたなどに言われる筋合いではないわっ!」
 完全に見下されている言葉に思わずカチンときてしまい提案を突っぱねた綾、見たければ見ればいい……後でその記憶ごと殺してやるとそう心に誓っていたから。

(こんな忍者屋敷みたいなものを作って、ふざけすぎよ!)
 そう思いながら言葉と裏腹に死角から迫っていた触手から間合いを取り天井へと張り付きさらに別の壁へと飛び跳ねた。
 それを追って何本もの触手宙を舞い、この戦闘がタダでは終わらない事を痛烈に思い知り覚悟は決まった。
 この男は言葉でどう言おうと実際のところは侵入者の排除しか考えていない、ならばここで時間を与えるよりも一気に叩き潰すに限ると。
「廻れ、廻れ 因果の華 憎悪に根を張り、緋を穿ち 朱の月夜に狂い咲け!」
 桜水晶が綾の全身を覆いつくし気が満ちたのか一直線にあえて突っ込んでいく、もちろんそこに何本もの触手が叩きつけられるもそれすらが今の綾には最高のエネルギー、それを糧にして必殺の一撃をその首筋にむけて解き放った。
「面白き技よっ! だがしかし……儂には通じぬっ!」
「言ってなさい! このクソ城主っ!」
 必殺の刃は杖に防がれ渾身の唾競り合いが始まる、だがこれは賢王の国士無双を発動させるに十分な時間でもあった。
 信じれない事に受けに回っていた賢王ジョンの姿が桜水晶で包まれていき綾と同じ能力を発揮し始めたのだ。
「くっ、まさか私の術を……盗んだ、だと!?」
「盗んだのではないぞ小娘、王たる者その領民より搾取するは当然のことではないか!」
「お前の領民になった覚えなどなっ……ひぎっ!?」
 叫ぶと同時に綾が突然悲鳴を上げ武器を落としてしまった……そう怒りで見えていなかったのだ足元より忍び寄る触手の動きに。
 ズプリと無防備極まりない股間を貫く凶悪な形の触手が綾へと潜り込んでいた。戦闘で高揚していた精神と肉体はこの新たなる刺激を受け入れてしまうしかない。
「おほおおおおおおっ!? にゃに……すりゅ……のぉ!?」
「ワハハハ、なんだその顔は……己の技に溺れ油断でもしたか?」
 粘液で濡れてきた綾の敏感な雌穴、そこへと抜挿される触手から与えられるのは痛みだけでなく人外レベルの悍ましい快楽の渦。
 気を抜けばすぐに堕ちてしまいそうな熱さが下半身を襲い腕にも力が入らなくなってきてしまった。
「油断など……くっ、なにこれ、熱すぎっうぅっ、ひぎっ❤ ふぅぅぅぅっ❤」
 顔を歪め上下に揺れる肢体、大きく揺れ跳ねる膨らみがペチンペチンと肌同士の叩き合いで音をリウムカルに唱えていく。
「我が城の守りを突破するのは見事である、このまま我が守護者として飼ってやろうではないかっ!」
「いいかげんに、しなさっ……あぁんっ、この程度っこの程度ならばっ」
 自己暗示で冷徹に振る舞うよう仕込みそして結合部から相手の生命力を吸う事でどうにか耐え続けるこの窮地。
 もうダメだと身体が跳ねる、もうイキたいと……絶頂の先にある人外の快楽を味わいたいと腰が勝手に動き出す。
 結合部の茂みにべっとりと付着した混ざり合った蜜と精の混合液、引き抜かれてしまい真っ赤に腫れた雌穴が閉じる事もできずに賢王へと見られてしまい屈辱で口元をギュっと噛みしめ耐えるしかない。
 
「まだよっ! まだ私は負けるわけにはイカなっ……ぃ」
 桜水晶に再び身を包み今この瞬間受けている恥辱と痛みをエネルギーに変え反撃に出る綾、だがしかし劣情と共に芽生えた快楽を尊ぶ心が混ざり合い何とも不安定な状態に。
 ただただ締め付けをきつくし触手へと腰を打ち据えるその姿に賢王は無想し触手を引き抜き突きつける彼自身の雄槍。
「くはは、面白き女よ……久々に我がモノが元気を取り戻しおったわ!」
「なっ、そんなつもりじゃ……ひぎっ、熱っ……くぅぅぅぅ入ってくるぅ❤」
 生々しい感触に恍惚の喘ぎ、綾が反逆者として|串刺しの刑《イクまで犯される》に処され始めた。
 こうしてこの城に響く大きな喘ぎ声はいつまでもいつまでも聞こえ続けてしまったそうだ。

大成功 🔵​🔵​🔵​

薄絹・白
◎アドリブ・絡み歓迎
ボケに全振り

何やかやあって、ジョンサンの前に着いた時は、完全に素っ裸デス
途中の罠で装備を失ったと思ってるようデスが

「服ガ溶ケタラ勿体ナイノデ、最初カラ裸デ来タデスヨ」

羞恥心? ワタシの辞書には無い言葉デス
ですがこのまま戦っては、ジョンサンが目のやり場に困るデスネ
[選択UC]で全裸でも見て嬉しくない、ディフォルメボディになるデス
これでジョンサンも気にせず戦えマスネ。(むしろふざけられてるようで殺意増す)

繰り出される「異形の部位」や、召喚された天空神の攻撃を小さくなった体でちょこまかと躱しつつ、時々おちょくる様な決めポーズをとりながらジョンサンをイラつかせつつ接近
怒ったジョンサンに無茶苦茶に攻撃させるデス

そして異形の部位や天空神が最大の攻撃を放ったら、ジョンサンの股の間を潜り抜け、攻撃をジョンサン自身に誘導するデス




「あは、あはは❤」
「く、くやし……い……」
 城内でぐったりと倒れこんだ挑戦者達、そのほとんどがこの地で屈辱の限りを受けてプライドも何もかもを失いガニ股のまま転がされていたりと粗雑な扱いを受けていた。
 そんな賢王の玉座の元へと真っ白な少女が一人たってきた、その姿は生まれたままの素っ裸であり着衣など一枚とて残っていない全裸そのもの。
 薄絹・白(何か変な白いの・f30279)はそんな事は知らないとばかりに堂々と腕を組みその裸体の全てを曝け出してしまっていた。
 美しい膨らみの曲線もその先端でツンと尖った|突起《乳首》も、股間で真っ赤に蠢き雄を誘う淫らな秘裂も全て堂々と。

「ほう? 我が城の守りに着衣を奪われヤケになったか小娘」
「服ガ溶ケタラ勿体ナイノデ、最初カラ裸デ来タデスヨ」
 賢王の問いにさらりと答えているが、これはグリモアベース出発時にすでに脱ぎ始め堂々と跳んできたということだ。
 あまりにも想定外の相手に言葉を失う賢王、羞恥心のここまで欠落した発言に何と答えればいいのか迷ったせいだろう。
 それも仕方がない、白に羞恥心なんて求めてもそれは最初から……。
「き、貴公には羞恥心というものがないのかっ!」
「羞恥心? ワタシの辞書には無い言葉デス」
 しれっととんでもない事を言い始めた白に賢王の苛立ちは増していく、ここへと至る関門のほとんどが侵入者に屈辱を与えそして屈服させ国民としてしまうはずだった。
 そうして得た民衆を糧にしてさらに強大になるはずだったのに……なのに。
「ショウガないデスネ、お爺チャンガ恥ズカシクナイヨウシテアゲルデス。サービスデスヨ?」
 言うなり白の姿が縦に縮んでいき低頭身・低身長のまるでギャグ漫画の住人のような姿に成り果てたのだ。
 これでは全裸といえどあまりにコミカルすぎて発情などあれない、だがだがしかし賢王の心に浮かぶのはそんなことではない。
 そのギャグキャラの姿でお尻ペンペンとアッカンベーする白を見て冷静さなど失われてしまったのだ。
「貴様ぁ! なんのつもりだ! 許さんっ許さんぞー!」
「キャー」
 怒りの賢王と棒読みの白の一方的な攻防、ピョンピョンと跳ねて逃げ回る白に何本もの触手が襲い掛かり床に突き刺さり破片が飛んだ。
 まだ足りないとばかりに現れた巨大な天空神が現れ大きく振りかぶる巨大な杖、思いきりそれを叩きつけてくるのを避けさらには杖に飛び乗りまた挑発を繰り返す無法ぶり。
「鬼サンコチラー」
「ええい、ふざけおって!」
 杖だけでなく触手がさらに攻撃を繰り広げ当たった壁なども砕ける恐るべき威力、それをさらに避けて避けて避けまくり装飾品がさらに砕けていった。
 もはや手加減などしていない威力で振り回され貫き破壊していく恐怖の先端、それを挑発しながら逃げ続ける白の逃亡劇ももうすぐ限界だろう。
 どんどん逃げ場がなくなってしまい、追い詰められた白へと追尾するかのような鋭い触手の束。
 これを喰らえば無事では済まないしすでに賢王の制御を越えて使っているのかあまりにも速く鋭い攻撃の数々。
 なのに……この……ギャグキャラに成り果てた白には、届かない通じない。
「コッチコッチデース!」
「ええい、こうなれば全ての触手よ、こやつを討てっ!」
 怒りに任せ全ての触手が一塊に白を追尾し回りまわって一直線に突き進んだ……だがその先とは。
 ……城主である賢王ジョンのいる方向そのものだった、そこへと飛び込んでいく白、そしてそれを追尾してもう止まれない触手の束が襲い掛かっていく。
「一番線ヲー、白ガ通過シマース♪」
「なっ、小娘……ぐおおおっ!?」
 賢王の股の下をバウンドしながら潜り抜けていった白、そこに無数の触手が飛び込んでいきあっという間に串刺しにしてしまったのだ。
 いや……串刺しっというよりも木っ端微塵に。

「……アレ? モウ終ワリデスカ?」
 逃げ回っているうちに城主が自爆しこの城の守り手はいなくなった、そしていつの間にか上がり始めた火の手に飲みこまれ全てが真っ赤に燃え上がっていく。
 全てが灰になっていく落城の時、城のてっぺんで勝利の旗を振りながら白が勝利宣言をしたのはそれからすぐ後のことなのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2023年05月14日


挿絵イラスト