闇の救済者戦争⑬〜やっぱりここも立体的に
「――『禁獣』ケルベロス・フェノメノンの『欠落』の場所が判明した!その名は『月光城砦群』……デスギガス災群に乗って現れた第五の貴族をも凌駕する「月光城の主達」達が納める城塞群だ」
ブリュンヒルデ・ブラウアメル(蒼翼羽剣ブラウグラムの元首『剣帝』・f38903)は『闇の救済者戦争』の戦線基地である『影の城』にて集まった猟兵達に指示を出していく。
「奴らがその城塞群の中央に隠している者こそ「ケルベロス・フェノメノンの欠落」――あの『禁獣』を撃破する為に必要な存在だ」
故、攻略には必須であり……手間がかかる。
だが対価として「ケルベロス・フェノメノンの欠落」を破壊した場合、禁獣の持つ「無敵能力」を無効化できるのだ。
「この「月光城」を支配する主は、恐らくは『五卿六眼』の誰かによって『月の如く煌々と輝く、異形の身体部位』を多数移植されている」
これによって敵である『月光城の主達』は「およそ通常の生物では不可能な、生命体の構造を無視した奇怪な挙動」で襲い掛かってくる……だけでなく。
「月光城内は「飛び交うギロチンの刃」「奈落の上に鎖1本で吊られた不安定な床」などなどの危険な仕掛けに満たされている。故に立ち止まる事は戦闘不能を意味するな」
故に、とブリュンヒルデが口遊むと同時に取り出したものこそ。
「――『立体的に機動する奴ぽいの』、だ」
これならば『「飛び交うギロチンの刃」「奈落の上に鎖1本で吊られた不安定な床」などなどの危険な仕掛けに満たされている』という『大規模なスペースがある閉鎖空間内』にて有効活用できるだろう。
また、異形の身体部位から繰り出される攻撃の回避にも有効なはずだ。
「ともあれ、あの『禁獣』を撃破するならばこの戦場は避けては通れない――頼んだぞ」
黒代朝希
ここはビビっと来ました。
という訳で『立体的に機動する奴ぽいの』のシナリオです。
プレイングボーナス……異形の身体部位から繰り出される攻撃に対処する/城内のトラップに対処する。
に加えて、
プレイングボーナス……『立体的に機動する奴ぽいの』を使う。
が存在します。
それでは、皆様の素晴らしいプレイングをお待ちしています。
第1章 ボス戦
『絶望の集合体』
|
POW : 人の手により生み出され広がる絶望
【振り下ろされる腕】が命中した対象にダメージを与えるが、外れても地形【に絶望の感情を植え付ける瘴気を蔓延させる】、その上に立つ自身の戦闘力を高める。
SPD : 粘りつく身体はぬぐい切れない凄惨な過去
いま戦っている対象に有効な【泥のような身体から産み出される泥人形】(形状は毎回変わる)が召喚される。使い方を理解できれば強い。
WIZ : 過去はその瞳で何を見たのか
【虚ろな瞳を向け、目が合うこと】により、レベルの二乗mまでの視認している対象を、【幾千という絶望な死を疑似体験させること】で攻撃する。
イラスト:井渡
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
|
種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「フィーナ・ステラガーデン」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
スピネル・クローバルド
アドリブ・連携歓迎
■心情
月光城、さまざまなトラップが仕掛けられているとは厄介ですね。
ですが、こちらも『立体的に機動する奴ぽいの』が用意されています。
それを駆使して、乗り越えましょう!
■行動
私の立体的に起動する奴ぽいのは
森の樹々の枝が複雑に絡み合っている様な物体でしょうね。
それを利用しつつ、私は【第六感】でトラップの位置も察知しつつ
【地形耐性】でトラップの仕掛けられた地形も対処し
一気に敵の居場所へ向かいます。
ボス戦ではハイドスナイプ(UC)を使います。
【迷彩】で背景に擬態しつつ【目立たない】様にし戦闘力を底上げし
『フォレストスナイパー』で攻撃します。
絶望な死の疑似体験は【狂気耐性】で耐えます。
「月光城、さまざまなトラップが仕掛けられているとは厄介ですね。ですが、こちらも『立体的に機動する奴ぽいの』が用意されています。それを駆使して、乗り越えましょう!」
スピネル・クローバルド(家族想いな女の子・f07667)はそう言って『森の樹々の枝が複雑に絡み合っている様な物体』……別バージョンの『立体的に機動する奴ぽいの』を装着し、第六感でトラップの位置も察知しつつ地形に対する耐性でトラップの仕掛けられた地形も対処していく。
その体捌きは正に、アーチャーの猟兵として見事なもの――
「一気に敵の居場所へ向かいます……密やかに射貫いてあげますよ」
――『ハイドスナイプ』
スピネルが装着している『立体的に機動する奴ぽいの』、『森の樹々の枝が複雑に絡み合っている様な物体』による迷彩で背景に擬態しつつ目立たない様にして戦闘力を底上げするアーチャー。
そもそもスピネルの迷彩技術は『世界最強』――技術だけでユーベルコードに匹敵する技量だ。
取り出した愛弓『フォレストスナイパー』で『月光城の主達』を狙撃していく――
「――ッ!何度も惨たらしく殺されるのは、幻覚とは言えキツイですね……!」
――虚ろな瞳を向けて目が合うことで、幾千という絶望な死を疑似体験させる。
それがこの『月光城の主達』が所有するユーベルコード『過去はその瞳で何を見たのか』だ。
「ですが、幻覚は幻覚です」
狂気に対する耐性は、迷彩技術に比べれば些細なものであるが、確かに存在する。
そのまま『世界最強』の迷彩技術を用いてスピネルは隠密状態に。
やがて『月光城の主達』は、どこから飛来するか分からない状態で矢の狙撃を受け続ける事になる――
大成功
🔵🔵🔵
ロラン・ヒュッテンブレナー
・アドリブ歓迎
立体的に機動?
えと、いきなり実戦で扱えるかは自信ないけど、やってみるね!
これをこうすれば…、わわっ!
ギロチンを避けるために正面にアンカーを突き刺して加速してみる
ボスと距離を離すためにもう一度機動
この感じ、わかるかも!
しっぽを使ったバランスや空中での姿勢変更
獣的なこの機動は、いけるの!
ジャンプや結界にアンカーを刺したりして相手がこちらの動きを読めないくらいに動きながら攪乱するの
ぐ、自分の死は、絶望じゃない!ぼくは、20数年後にある、自分の最期を何度もシミュレートしてるから
「死」じゃ、ぼくの心を壊すことはできないよ!
UC発動、照射しながら周囲を機動して執拗に浴びせ続けるの
「立体的に機動?えと、いきなり実戦で扱えるかは自信ないけど、やってみるね!」
ロラン・ヒュッテンブレナー(人狼の電脳魔術士・f04258)はそう言って『立体的に機動する奴ぽいの』を腰部に装着。
ワイヤーを射出する技量に苦戦しながらも、何とかワイヤーアクションを成功させていく。
「これをこうすれば…、わわっ!」
瞬間、『月光城』の壁から放たれるギロチン――それを避ける為に正面にアンカーを突き刺して加速。
そのまま別の場所にアンカーを突き刺し、『月光城の主達』のユーベルコード『過去はその瞳で何を見たのか』を視線を交わさない様に動く事でロランは回避していく。
「この感じ、わかるかも!」
狼の尻尾と耳をピコピコ動かし、三次元機動をする際それらの器官を使う事でバランスを維持。
更に空中での姿勢変更を行いながら、ロランは『立体的に機動する奴ぽいの』の使い方を感覚で学んでいく。
「獣的なこの機動は、いけるの!」
人狼としての感覚を活かし、『立体的に機動する奴ぽいの』のアンカーを射出して『月光城の主達』に攻撃を仕掛けていくロラン。
彼が所有する『世界最強』の結界術を活かし、展開した結界障壁にアンカーを刺して更に複雑な三次元機動を開始。
他にも『立体的に機動する奴ぽいの』が破損しない程度に限界を突破させる事で、相手がこちらの動きを読めないくらいに動きながら攪乱していく。
『対消滅術式展開、ターゲットロック、ヒート・コールド、ミキシング。レディ』
「ぼくの魔術、受けてみ――ッ!」
と、そこで『月光城の主達』はロランと視線を合わせる。
瞬時に流れ込むは『幾千という絶望な死の疑似体験』――
「ぐ、自分の死は、絶望じゃない!ぼくは、20数年後にある、自分の最期を何度もシミュレートしてるから」
だが、ロランは覚悟は出来ている。
知ったその時から――
「「死」じゃ、ぼくの心を壊すことはできないよ!」
迸る陣から放つ熱波と冷気から成る破壊消滅の光が、『月光城の主達』を飲み込んでいく――
大成功
🔵🔵🔵
エリカ・タイラー
※全員リクエスト
「闇の救済者戦争」の戦争シナリオへの参加を希望します。
シナリオ上で必要な怪我や失敗は厭わず積極的に行動し、他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
キャラクターのテーマは「青い炎」。
敵フラグメントに対して、あるいは、
目の当たりにした虫酸が走る・反吐が出るような惨状を造り上げた黒幕に対しての怒りに、
時に静かに、時に激しく燃え上がります。
使用ユーベルコードの指定はありません。
「成功」以上の結果で書けそうなものを一つステータス画面からお選び下さい。フラグメント次第で不使用も可です。
あとはお任せ致します。
宜しくお願い致します。
「成程、『立体的に機動する奴ぽいの』ですか……使いましょうか」
エリカ・タイラー(騎士遣い・f25110)は『青い炎』の如き怒りをみなぎらせながら『立体的に機動する奴ぽいの』を腰部に装着。
そのままワイヤーアクションを仕掛けて『月光城の主達』に攻撃を仕掛けていく。
「――『イルミネイト・マリオネット』」
「イルミルス・ハルモニカ」――意志力に感応して詠唱反応を示す幻唱結晶を封じ込めた不思議なシリンダーが意志力に感応して詠唱反応を示す。
それと同時に顕現するのは『聖光属性のからくり人形』……直線上660mに攻撃を仕掛けるからくり人形が、聖光を迸らせながら城内のトラップや『月光城の主達』に移植された異形の身体部位から繰り出される攻撃W、浄滅していく。
「――虫唾が走りますね、見た目も在り方も」
元々エリカはダークセイヴァー出身の人形遣い。
ヴァンパイアの襲撃により失われた都の唯一の生存者で、双子の妹を攫われ、右腕に致命傷を負った過去を持つ。
そのまま致命傷によって死する筈が、その果てに『六番目の猟兵』として覚醒――ヴァンパイアを屠る人形遣いとして戦い続けてきた。
「――鮮血濁流で止まる猟兵など居ない。全くその通り」
それはオブリビオン・フォーミュラ『祈りの双子』を従える『五卿六眼』が盟主『ライトブリンガー』の言葉。
ああ、彼女は慧眼であった事であろう――現在、猟兵は『五卿六眼』の内、四卿五眼を討つ算段と余裕を見せている事を除けば、だが。
大成功
🔵🔵🔵
バーン・マーディ
UC発動
「なぁロードー!あのブリュンヒルデとかいうの面白そうな道具用意してくれたじゃん!ロードが使わないなら僕に使わせてよ!」
…好きにするが良い
あれは貴様向きであろう
【戦闘知識】
周囲に展開されたトラップと異形の部位の捕捉と動きの分析
【属性攻撃・オーラ防御】
炎のオーラを己と銀静に展開
【武器受け・カウンター・怪力・切断・吸血・生命力吸収】
罠も異形の攻撃も魔剣を以て受け止めてのカウンターにて粉砕
銀静
「(そういやブリュンヒルデっつったか?あいつ…なんか僕を知ってる感じだった…?エンドブレイカー世界に僕と同じような存在が居る…?いやいやまさか…ね?)」
【空中機動・二回攻撃・切り込み・貫通攻撃・鎧破壊】
戦艦斬り発動
超高速で立体機動っぽいのも利用して霊剣で罠は切り刻み…
絶望の集合体には
「お前らもいい加減絶望には飽きただろ?だから…あれだ…我らが希望にしてお前らにとって最後の絶望の刃で引導を渡してやるよ!」
巨大化させた霊剣で上空から振り下ろしに斬撃を叩き込みにかかる
「チェストぉおおおお!!!!」
「なぁロードー!あのブリュンヒルデとかいうの面白そうな道具用意してくれたじゃん!ロードが使わないなら僕に使わせてよ!」
「……好きにするが良い。あれは貴様向きであろう」
周囲に展開されたトラップと異形の部位の捕捉、及び異形の部位が有する動きの分析をバーン・マーディ(ヴィランのリバースクルセイダー・f16517)は行いながら……『その言葉』に答える。
瞬間、発動するはバーンのユーベルコードーー『デュランダル突撃騎士『皇・銀静』――サンゼンセカイニソンザイヲノコスモノ』……
「来たれ我が白銀の騎士よ。その力を以て我が敵を粉砕せよ!」
「と言う訳で僕、参上ってね?――君を……「仕留め」てやるよ」
それはデュランダル突撃騎士『皇・銀静』の霊を召喚し、主と共に12900km/hでの音速連携や蒼いオーラを纏い129回の超連続突撃で攻撃する能力を持つ召喚系ユーベルコード。
バーンは召喚した銀静と己に炎のオーラを展開……罠も異形の攻撃も魔剣を以て受け止め、生命力を吸収しながらのカウンターで粉砕するべく「Durandal MardyLord」を振るう――
「(そういやブリュンヒルデっつったか?あいつ……なんか僕を知ってる感じだった……?エンドブレイカー世界に僕と同じような存在が居る……?いやいやまさか……ね?)」
12900km/hで飛翔しながら、自身の剣の形状を有する武器から『超巨大化し万物万象を大地諸とも断つ一撃』を放つユーベルコード『戦艦斬り』を超高速で立体機動しながら放っていく銀静。
霊剣で罠を体を捻り回転させて切り刻みながら、銀静は脳裏によぎった疑問を振り払っていく。
今、狙うのは――『月光城の主達』である『絶望の集合体』を切り刻む事だ。
「お前らもいい加減絶望には飽きただろ?だから……あれだ――我らが希望にしてお前らにとって最後の絶望の刃で引導を渡してやるよ!」
「いかにも――そろそろ『五卿六眼』とやらとも剣を交える段取りも進んでいる」
そこにバーンが神としての『世界最強』の域に達している怪力とオーラ防御で『月光城』のトラップや『月光城の主達』が自身の肉体に植え付けた異形の身体部位を受け止め、返す刃で細切れにしながら銀静と合流。
そのまま、二人でマッハ11弱の速度で『月光城の主達』を切り刻んでいく――
「チェストぉおおおお!!!!」
「――滅びよ」
銀静は『立体的に機動する奴ぽいの』を用いて飛翔――そのまま巨大化させた霊剣で上空から振り下ろし斬撃を叩き込みながら。
バーンは全身を覆うオーラ防御で『月光城の主達』が用意した異形の身体部位やトラップ等を全て受け止め、反撃を叩き込みながら。
――二つの強烈な斬撃が、十字線を刻むかのように『月光城の主達』の肉体を切り裂いていく。
やがて、それぞれ振るわれた剣が二人の鞘に仕舞われると同時……『月光城の主達』は異形の身体部位ごと四つに分かれて絶命するのであった。
大成功
🔵🔵🔵