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【サポート優先】突入、ゴーストタウン!

#シルバーレイン #戦後 #ナンバード化オブリビオン

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#シルバーレイン
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#戦後
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#ナンバード化オブリビオン


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 これはサポート参加者を優先的に採用するシナリオです(通常参加者を採用する場合もあります)。

●シルバーレイン
 胸元に『数字の刻印』を刻まれた『ナンバード化オブリビオン』が現れた。
 この刻印はオブリビオンに膨大な力をもたらすが、時間の経過と共に数字が減っていき、0になると死んでしまうようである。
 ガジル・コリアンダー(キマイラのスカイダンサー・f00907)の話では、ディスティニーサーガ・リファインと言う名のオブリビオンがナンバードと化し、胸元の数字を増加させるため、能力者を狙っているようである。
 ディスティニーサーガ・リファインは刻印の力によって、狂える能力者たちを支配し、能力者達を襲わせようとしているらしい。
「みんな、能力者が、能力者を襲ってない? ……って、思うかも知れないけど、狂える能力者たちは、『でがらし』だから美味しくないみたい」
 ガジルの話では、狂える能力者達が、能力者を襲う前に、手を打ってほしい事だった。
 猟兵達の行動次第では、能力者自身も一緒に戦ってくれるため、狂える能力者たちの撃破を最優先にしてほしいようである。
 能力者の安全を確保する事が出来れば、ディスティニーサーガ・リファインと戦う事が出来るようだ。
 ディスティニーサーガ・リファインは、数字の刻印によって通常よりも強大な状態になっているものの、0になると死ぬため、常に余裕がなく、焦っているらしい。
 そう言って事を踏まえた上で、ディスティニーサーガ・リファイン達を撃破する事が、今回の目的である。


ゆうきつかさ
 これはサポート優先です。
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第1章 集団戦 『狂える能力者たち』

POW   :    黒影剣
自身と武装を【闇のオーラ】で覆い、視聴嗅覚での感知を不可能にする。また、[闇のオーラ]に触れた敵からは【生命力】を奪う。
SPD   :    除霊建築学・陰陽八卦
戦場内に、見えない【陰陽の気】の流れを作り出す。下流にいる者は【八卦炉結界】に囚われ、回避率が激減する。
WIZ   :    狂気の開放
自身の【正気】を代償に【様々な属性の攻撃エネルギー】を創造する。[様々な属性の攻撃エネルギー]の効果や威力は、代償により自身が負うリスクに比例する。

イラスト:小日向 マキナ

👑11
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

鳩麦・灰色(サポート)
「さ、ウチも行かせてもらおかな」
「〇〇さん、そこちょーっと手伝うで」
「アンタ(敵)はそこで黙ってて」

◆特徴
普段は関西混ざり気味の標準語、相手問わず脱力した口調
独り言と敵に対しては関西弁
動き出せば早いが動くまでが遅い性格

◆行動
【ダッシュ】【クライミング】【地形の利用】で状況を問わず素早く動く

それを活かし一撃離脱や素早く突破する戦法を好む
武器の音で【存在感】を出し狙われ、速さで避ける"回避盾"戦法も選択

攻撃は主に【衝撃波】を込めた鉄パイプで叩いたり投げたり

◆UC
索敵、回避ではUC『三番』
対集団は『四番』
敵単体へは『一番』か『二番』を使用する


協力絡みセリフ自由
他おまかせ。よろしくおねがいします!


月詠・莉愛(サポート)
『あの……宜しくお願いしますね。』
 オラトリオのシンフォニア×聖者の女の子です。
 普段の口調は「丁寧口調(私、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」
 独り言は「普通かな(私、~さん、ね、わ、~よ、~の?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

大人しくて口数が少ないですけど、心優しく
動物や植物などの自然が好きな少女。
争い事は苦手ですけど、依頼の成功の為なら戦う事も厭わないです。

 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


凪原・乃依(サポート)
 人間の月のエアライダー×雀鬼、20歳の女です。
 普段の口調は「魔鏡の女王(あたし、あんた、ね、わ、~よ、~の?)」、仲間には「素顔の女王(あたし、キミ、だね、だよ、だよね、なのかな?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


メイスン・ドットハック(サポート)
『めんどーじゃけど引き籠る為に』

アメジストのクリスタリアンで、熟練の電脳魔術師
攻撃手段は電脳魔術・もしくは電脳魔術や現代技術を使ったトラップ
電脳魔術はミサイルや機銃、大型兵器も精製可能
トラップは地雷、機雷、ワイヤートラップなど様々
またハッキング技術も長けており、機械コンピュータはもちろん、電脳魔術を応用することにより、空間に直接ハッキングを仕掛け、情報を収集することもできる
正々堂々よりかは、搦手で弱点を的確に攻撃するタイプ
心理誘導をしたり、囮を使ってなどもする
仲間との連携は歓迎です

喋り口調は広島弁
「じゃけん→じゃけー」「じゃけえのう→じゃけーのー」と語尾を伸ばすのが特徴的


全会原・タイガ(サポート)
『やってやらぁ!』

人間のゴッドハンド×バーバリアン
口調:ぶっきらぼう(オレ、アンタ、だ、だぜ、だな、だよな?)

呪いで女性の体になった不良男子です。荒々しい性格ですが曲がったことが嫌いで困っている人がいれば迷わず助け悪には怯まず立ち向かいます。
豊満な自分の体型を気にしており、からかわれたりすると怒ります。

戦闘は武器を持たず自らの肉体と呪いの力で発動するユーベルコードで戦います。

呪いの力によって発動する一部のUCは本人の意思とは無関係に発動してしまうことが多く、追い詰められてヤケクソになった時を除き肉体に変化が起きたら驚いたり恥ずかしがったりします。

シリアス、ギャグ、お色気、アドリブ連携何でもOK


櫟・陽里(サポート)
『操縦が上手いは最高の誉め言葉!』

乗り物が活躍できる場と
レースとサーキットが得意分野
どんな乗り物も乗りこなしてみせる

走りこそが俺の武器!
乗り物と操縦者の総合力で戦う
サイバーアイで路面、相手の動きなど幅広い情報収集
集中力・傭兵の経験・判断速度で攻め所を見極める

シールド展開バイクで体当たり吹き飛ばし
走り回って撹乱・誘導
仲間を運ぶ足になるのも好き
バイクは機動力のある盾にもなる
壊れたらほら、直すついでに新パーツ試せるし!

明るく話しやすい先輩タイプ
補助仕事もドンと来い
乗り物が無い戦場では手数が少ない
普通の拳銃射撃や誘導、挑発など小技を利かせるしかなくテヘペロしてる

過去は過去に還すべき、その辺割と無慈悲


パルピ・ペルポル(サポート)
名乗るときにはフルネーム。

ユーベルコードは指定した物をどれでも使用する。
基本は隠密行動。
空中に雨紡ぎの風糸を張り巡らせて攻守両方に利用し、敵の行動を阻害したところに穢れを知らぬ薔薇の蕾を併用して行動を封じる、もしくはそのまま糸で切り裂くのが主な攻撃方法。
もしくは徳用折り紙で作成した折り鶴を筆頭に折り紙動物たちをけしかけてのかく乱兼攻撃を行う。

他の猟兵に迷惑をかける行為はしない。
好奇心旺盛ではあるが、行動は慎重。
お宝大好き。宝石などは勿論素材になりそうな物も出来る限り確保しエプロンのポケットに格納する。
もふもふは抵抗できないよう拘束してからもふる。

アドリブはご自由に。


陽環・柳火(サポート)
東方妖怪のグールドライバー×戦巫女です。

悪い奴らはぶっ潰す。そんな感じにシンプルに考えています。
戦闘では炎系の属性攻撃を交えた武器や護符による攻撃が多い。
正面からのぶつかり合いを好みますが、護符を化け術で変化させて操作したりなどの小技も使えます。
全力魔法使用後の魔力枯渇はにゃんジュール等の補給で補います
名刀『マタタビ丸』は量産品なので、もしも壊れても予備があります。

 ユーベルコードは指定した物を使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動し他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


ティエル・ティエリエル(サポート)
◆キャラ特徴
ボクっ娘で天真爛漫、お転婆なフェアリーのお姫様です。
王家に伝わる細身のレイピアを使った空中からのヒット&アウェイで戦うのが得意な女の子です。
・冒険大好きお姫様
・珍しいものにも興味津々
・ノブレス・オブリージュの精神で弱者を放っておけないよ
・ドヤ顔がよく似合う
・困ったら動物さんに協力を!

◆戦闘方法
・背中の翅で羽ばたいて「空中戦」や「空中浮遊」で空から攻撃するよ
・レイピアに風を纏わせて「属性攻撃」でチクチクするよ
・対空攻撃が激しそうなら【ライオンライド】
・レイピアでの攻撃が効かない敵には【お姫様ビーム】でどかーんと攻撃


不破・静武(サポート)
年齢イコール彼女イナイ歴なので基本的な行動原理は「リア充爆発しろ」です。オブリビオンは彼の中では全員リア充です。リア充に見えそうにない相手に対しても無理やり理屈をつけてリア充と決めつけます。
オブリビオンに対しては持ってるなら『リア充ころし(焼却)』と『ガソリン』を併用して消毒という名の焼却を図ります。なんらかの原因でそれらを持っていないなら……なんとかして焼却します。


キノ・コバルトリュフ(サポート)
キノキノ、キノが来たから
もう、大丈夫だよ。
キノノ?キノだけじゃ心配だって?
マツタケ!キノには星霊の仲間がいるから大丈夫!!
トリュフ!!キノ達の活躍を見せてあげるよ。
シメジ?キノが苦戦はありえないけど、その時は一発逆転を狙っていくよ。
キノキノ、みんなよろしくね。


筒石・トオル(サポート)
「邪魔をしないでくれるかな」
「油断大敵ってね」
「ここは任せて」
正面切って戦うよりも、敵の動きを封じたり、属性防御を固めて盾や囮となったり、味方が倒し切れなかった敵にトドメを刺して確実に倒すなど、味方の安全性を高めるように動く。
ユーベルコード使用はお任せ。
使用しない場合は、熱線銃での援護射撃を主に行う。
人見知りではあるが人嫌いではないし、味方が傷付くのは凄く嫌。
戦うのも本当は好きではないが、誰かを守る為には戦う。
もふもふに弱い。敵がもふもふだと気が緩みがちになるが、仕事はきちんと行う……ホントだよ?


終夜・日明(サポート)
【アドリブ連携歓迎】
「対象を確認。これよりエンゲージします」

○口調
一人称:僕(共通)
仲間や現地住民には二人称:あなた/敬語を使った丁寧口調
敵には二人称:貴様/男性口調(だ、だな、だろう、なのか?)

○技能
攻撃面は【ハッキング/破壊工作/砲撃/制圧射撃/誘導弾/継続ダメージ】、
防御面は【見切り/激痛耐性/継戦能力】を主に使用します。

○立ち回り
SPDかWIZのどちらかで戦闘します。
遠距離主体ですが近距離も可能です、キャバリアに搭乗しての戦闘か生身での戦闘かは敵の規模でご選択ください。

状況に応じて他の猟兵のサポートでも大丈夫です。
戦場は問いませんが、生命体や機械類が相手だとよりお役に立てるかと。


天日・叶恵(サポート)
私なりの、お狐さまの矜持としてささやかなお願いがあればついでで積極的に叶えたいです
例えば、探しものを見つけたり、忘れ物をこっそり届けたり、道をこっそり綺麗にしたり、といったものです
それ以外では、オブリビオン退治に必要であればできるだけ違法ではない範囲でお手伝いしたいと思いまーす

戦闘については、昔は銀誓館学園で能力者として戦っていたので心得はありますー
補助や妨害といった動きが得意ですねぇ
あとは、白燐蟲へ力を与えて体当たりしてもらったり…術扇で妖力を込めたマヒ効果の衝撃波を出したり、でしょうか?

他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも公序良俗に反する行為はしません。


小宮・あき(サポート)
お困りの方がいる、と聞いて参りました。
スポット参戦のような形でフラリと。

◆性格・人柄
敬虔な聖職者として猟兵に目覚めた、人間の聖者。
です・ます口調の礼儀正しい少女。
ピンクの髪に、透き通る水色の瞳が特徴的。
ふふ、と微笑み愛らしい見た目で佇んでいますが、
本業は商人。ホテル経営者。冷静で非情な心も持ち合わせています。

既婚者。
神と夫に報告できない行動は、絶対に取りません。



◆戦闘
UC「神罰」
半径レベルmの【範囲攻撃】です。
強力なスポットライトのような光の【属性攻撃】で物質を透過します。
媒体は【祈り】。敬虔な聖職者の祈りは【早業】【高速詠唱】で発動。
最後衛で距離を取り戦います。

◆冒険
基本『お任せ』です。


四条・眠斗(サポート)
ぅゅ……くぅ~……あらぁ?
いつの間にか始まってましたかぁ~?
さっさと事件を解決しないとぉ、安心してもうひと眠りできませんからねぇ~。
ユーベルコードは出し惜しみしても仕方ありませんからぁ、
一気に片づけるつもりでやっちゃいましょう~。
案ずるより産むがやすしともいいますしぃ、躊躇うよりはいいですよねぇ~?
こう見えてもぉ、腕には少し自信があるのですよぉ~。
それにぃ、様子を見てる間にまた眠くなっちゃっても困っちゃいますしぃ。
荒事じゃなくてぇ、楽しいことならめいっぱい楽しんじゃいましょう~。
のんびりできるところとかぁ、動物さんがたくさんいるところなんか素敵ですよねぇ~。
※アドリブ・絡み歓迎


エン・ジャッカル(サポート)
自分自身の戦闘力は邪神の眷属に対して辛勝する程度でしかないので、アヌビス号と変形合体して戦うのが基本となります。

アヌビス号と変形合体した後は、両腕にあるシールドガンで射撃したり、ブースターで肉薄して格闘戦を仕掛けたりするのがメインとなります。

敵からの攻撃にはAマシンヘルムに内蔵されている危機察知機能が敵の攻撃を察してビー!と警告音を鳴らし、それを聞いた私が直ぐ様にシールドガンで防御態勢に構えるか、ブースターで緊急回避行動を試みます。

他に仲間がいる場合は、敵のヘイトを稼いで仲間から意識を逸らせたりして盾役を務めます。ただし盾役を務める仲間がいる場合は攻撃役に切り替えます。

連携アドリブ大歓迎です。


ムゲン・ワールド
表向きの口調(私、~君、~さん、です、ます、でしょう、でしょうか?)
敵には 本来の口調(俺、呼び捨て、だ、だな、だろう、なのか?)
 独り言やモノローグも本来の口調です

 可愛い系の女の子型の敵との戦闘で使って下さい。(可愛い女の子と関わる日常や冒険でも構いません)

 女の子(敵含む)相手の場合、バロンマスクは付けずに相対します。
 戦闘になったらつけます。

 基本的に口説きから入ります。
「可愛らしいお嬢さん、戦いなんてやめて踊りませんか?」
 受け入れてもらえたら、UCを発動して仕込み杖を蛇腹剣に変形させてリボンのように使って踊ります。
 相手を疲れさせたり、敵の注意を惹いたり、よしなに使ってください。

 断られた場合も同じくUC行使からの踊りながら攻撃を仕掛けます。

 その他、アイテムやUCは自由に使ってもらって構いません。
 (お相手が嫌がらなさそうならなら)女の子PCとの共闘とかに使ってくれても構いません。
 ちなみにナイトメアビースト・ユニゾンで女の子を背中に乗せるシチュエーションに憧れています。




「……誰ひとりとして逃がすな!」
「痛い目に遭いたくないなら、大人しくしろ!」
「分かったら、逃げるな! おい、待て! 逃げるんじゃない!」
 狂える能力者たちが興奮した様子で、能力者達を追いかけ回した。
「……断る!」
「捕まってたまるか!」
 その事に危機感を覚えた能力者達が、必死になって逃げだした。
 だが、狂える能力者たちに行く手を阻まれ、絶体絶命。
 死亡フラグがいくつも立っているような状態に陥っていた。
「……そこまでだ! この状況で、見て見ぬフリも出来ないんでね。これ以上、妙な真似をするって言うのなら、容赦はしないぜ!」
 そんな中、櫟・陽里(スターライダー ヒカリ・f05640)がライ(ハイテクバイク)に乗って、颯爽と狂える能力者たちの前に現れた。
「邪魔だ、退け! 我々が必要としているのは、能力者だけだ!」
「お前のようなヤツは……ん? ちょっと待てよ。コイツでも、アリか」
「まあ、似たようなモノだから、コイツを手土産にしてしまえばいいだろう」
 狂える能力者たちが気持ちを切り替え、陽里に対して殺気を放った。
 当初の予定とは異なっているものの、おそらく文句を言われる事はないと判断したようである。
 おそらく、今まで追いかけていた能力者達よりも、中身ギッシリでお得感満載のため、悩む必要すらなかったのだろう。
「結局、力さえあれば、誰でもいいって事?」
 パルピ・ペルポル(見た目詐欺が否定できない・f06499)が、呆れた様子で溜息を洩らした。
「ああ、その通りだ!」
「だから、お前であっても構わない!」
「むしろ、お前達でなければ、駄目だァ!」
 狂える能力者たちが興奮した様子で、鼻息を荒くさせた。
 この様子では、ノルマ的なモノがあるのだろう。
 ひとりでも多くの能力者(もしくは、それと同等の存在)をゲットするため、必死になっているようだった。
「とりあえず、斬る……。それで、いいよな、面倒だし……」
 陽環・柳火(突撃爆砕火の玉キャット・f28629)が面倒臭そうにしながら、名刀『マタタビ丸』をギュッと握り締めた。
「だったら、返り討ちにするだけだ。まあ、せいぜい足搔いてくれ。ただし、命乞いはするなよ? ……気分が萎える」
 狂える能力者が小馬鹿にした様子で、皮肉混じりに呟いた。
「それは、こっちのセリフだ。その言葉……絶対に後悔するからなっ!」
 柳火がムッとした様子で、狂える能力者に言い返した。
「そうやって調子に乗っていると、痛い目を見るのは、そっちだからね」
 ティエル・ティエリエル(おてんば妖精姫・f01244)が、狂える能力者たちのまわりを飛び回り、風鳴りのレイピアでチクチクと突き刺した。
「痛っ! 痛い! 地味に痛い……って、いま急所を突きやがったな!」
 その攻撃を喰らった狂える能力者たちが、悲鳴を上げてピョンピョンと飛び跳ねた。
「えいっ! ていっ! たぁ!」
 そこに追い打ちをかけるようにして、ティエルが風鳴りのレイピアを突き刺し、狂える能力者たちを肉体的にも精神的にも追い詰めていった。
「何やら、めんどーな輩を相手にしなければならなくなったようじゃのー。本音を言えば、このまま帰りたいところじゃが……。引き籠るために、やるしかないかのー」
 メイスン・ドットハック(ウィザード級ハッカー(引き籠り)・f03092)がO-Ⅸ型機動強襲用二足歩行戦車型キャバリア「KIYOMORI」に搭乗し、自分自身に言い聞かせた。
 例え面倒であっても、狂える能力者たちを倒さなければ帰れない。
「イイ度胸をしているな。我等をザコ扱いとは……」
 その事に苛立ちを覚えた狂える能力者が、こめかみを激しくピクつかせた。
「それじゃ、ウチも行かせてもらおうかな」
 すぐさま、鳩麦・灰色(音振おおかみ・f04170)が地形を利用し、ダッシュとクライミングを駆使しながら、狂える能力者たちに迫り、鉄パイプを振り下ろして、衝撃波を繰り出した。
「ぐはっ!」
 その一撃を喰らった狂える能力者が、血反吐を吐いて宙を舞った。
「何だか、よく分からねぇが、やってやらぁ!」
 そんな中、全会原・タイガ(男は度胸!女でも度胸!・f23916)が、半ばヤケになりつつ、狂える能力者たちに殴り掛かった。
 だが、まわりで何が起こっているのか、まったく分かっていないため、ノリと勢いで戦っているような感じであった。
 そのドサクサに紛れて、能力者達が脱兎の如く逃げだしたものの、誰も気づいていなかった。
「ボクを捕まえられると思ったら、大間違いだからね」
 一方、ティエルは狂える能力者たちを挑発するようにして、空中戦を仕掛けて飛び回り、風鳴りのレイピアで身体のあちこちを突き刺した。
「ぐぬぬっ! ……許さん!」
 狂える能力者たちが自らの正気を代償にして、様々な属性の攻撃エネルギーを創造し、ティエルを撃ち落とそうとした。
「ほら、こっち! こっち!」
 即座に、ティエルがオーラ防御を展開し、弾丸の如く飛んできた攻撃エネルギーを見切って、ヒョイヒョイと避けていった。
「むきぃぃぃぃぃぃ!」
 その事に腹を立てた狂える能力者たちが、何かに取りつかれた様子で、攻撃エネルギーを繰り出した。
「これが現代に蘇ったスパルタ兵じゃー!」
 その間に、メイスンが【300の守護神兵(エルモピュライ・エノモーティア)】を発動させ、ガンランスと大盾を装備した電脳スパルタ兵を129隊召喚した。
 召喚された電脳スパルタ兵達は一斉に電脳大盾を構え、防御力を飛躍的に強化した。
「肉の壁か。これは、また、小賢しい事を……」
 狂える能力者たち達がイラついた様子で、陰陽の気の流れを作り出し、八卦炉結界に電脳スパルタ兵達を閉じ込めた。
「見た目だけで判断すると、痛い目をみるよ」
 続いて、パルピが【火事場のなんとやら(フェアリーナメタラアカンゼヨ)】を発動させ、見た目からは想像する事が出来ないほどの怪力を発揮し、近くにいた狂える能力者を掴んで、力任せに放り投げた。
「「「「「「ぎゃあああああああ!」」」」」
 その拍子に、まわりにいた狂える能力者たちが、ボーリングのピンの如く弾け飛び、間の抜けた悲鳴を上げた。
「ど、どうやら、我等を怒らせてしまったようだな」
「我々が元・能力者である事を忘れていた事が仇になったな!」
「……お前達、死んだな。いま死んだ。これで、終わりだァァァァ!」
 狂える能力者たちが黒影剣を闇のオーラで覆い、連携を取るようにして、次々と斬りかかってきた。
「なかなか、強力な攻撃のようですが、当たらなければいいだけです……!」
 月詠・莉愛(銀の月を謳う・f16320)がオーラ防御を展開しながら、第六感を駆使して、狂える能力者たちの攻撃を避け、2回攻撃を繰り出した。
「……と言うか、元……なのよね? だったら、ほとんどの力が失われているって事じゃないの?」
 凪原・乃依(紅蓮抱きし魔鏡の女王・f35625)が、狂える能力者たちにツッコミを入れつつ、斬撃波を繰り出した。
「ぐぬぅ……、た、確かに、そうだが……。だからと言って、完全に力を失った訳ではない。チューブの中に残ったハミガキ粉のように、ゼロではないのだから……」
 狂える能力者が絶妙な答えで、自分達を正当化しようとした。
 しかし、それは全盛期と比べて、ほとんど力が残っていない事を示していた。
「無駄話は済んだか? 今度は、こっちの番や。掻き乱せ、"二番"!」
 灰色が【壊音 "二番"(カイオンニバン)】を発動させ、鉄パイプを強く振動させ、すれ違いざまに攻撃を繰り出した。
 次の瞬間、狂える能力者の内部で、強力な音の振動が反響し、大量の血が毛穴から吹き出し、悲鳴を上げて崩れ落ちた。
「それじゃ、いまのうちにエネルギーチャージをしておくか」
 柳火が【屍塊転燃(シカイテンショウ)】を発動させ、屍肉を食べる事で全身に魔力をみなぎらせ、戦闘力を増加させた上で、狂える能力者たちに斬りかかった。
「そんなハッタリで、我等が屈すると思ったら……ぐわああああ!」
 その攻撃を真正面から喰らって、黒影剣をへし折られ、狂える能力者が断末魔を響かせた。
「まだまだいくわよ、覚悟して!」
 乃依が【リベレイション】を発動させ、英霊を憑依させる事で、攻撃力を5倍にした。
 その代償として、攻撃するたび、生命力を30%失ってしまうようになってしまったが、乃依に迷いはなかった。
「視界良好……ッ!」
 それに合わせて、陽里が【Clear lap.(クリアラップ)】を発動させ、いつもより深く集中した射撃で攻撃を仕掛け、狂える能力者たちの身体に風穴を開けた。
「ぐぬぬ、こんなはずでは……」
 狂える能力者のひとりが、悔しそうに拳を震わせた。
「後悔している暇なんて、ありませんよ……!」
 莉愛が【バトル・インテリジェンス】でAI搭載型戦術ドローンを召喚し、自ら操る事で戦闘力が向上させ、全力魔法を繰り出した。
「喰らってたまるか!」
 狂える能力者が闇のオーラを黒影剣に集中させ、莉愛が放った魔法を真っ二つに斬り裂いた。
 その拍子に、全身の骨が悲鳴を上げたものの、狂える能力者が倒れる事はなかった。
「か、からだが大きくなって……きゃぁ!?」
 そんな中、タイガの【義岩貞津苦母泥(ギガンティックボディ)】が発動し、【羞恥】の感情を爆発させる事によって、身体のサイズと戦闘能力を増大させた。
「一体、何が……」
「……と言うか、あの胸は反則だ!」
「その上、服がぱっつんぱっつんとじゃないか」
 その影響を受けた狂える能力者たちが、間の抜けた声を上げて前かがみになった。


「……って、何をやっているのよ! バッカじゃない! こんな事で反応しちゃうなんて!」
 そんな中、狂える能力者たちの紅一点が、信じられない様子で大声を上げた。
「し、仕方がないだろうが!」
「我々だって、好きでこんな事になっている訳ではない」
「そ、それに……、自分では、どうしようも出来んのだ! うぐぐ……」
 その視線に気づいた狂える能力者たちが、ブツブツと言い訳をし始めた。
「……ひょっとして、お前等、リア充か? さっきからイチャイチャしやがって! だったら、敵だ! 爆発しろ!」
 不破・静武(人間の非モテの味方・f37639)がムッとした様子で、狂える能力者たちを睨みつけた。
「ち、違う! 誤解だ!」
「……むしろ、俺達は負け組だ!」
「そもそも、女の子と付き合った事さえないんだから!」
 狂える能力者たちが動揺した様子で、必死に言い訳を並べていった。
「うるさい、黙れ! 言い訳したって無駄だ!」
 その事に苛立ちを覚えた静武が、狂える能力者たちの言葉をぶった切った。
「キノキノキノ、とりあえず、この人達を倒せばいいんだね?」
 そんな空気を察したキノ・コバルトリュフ(キノコつむりの星霊術士・f39074)が、狂える能力者たちに視線を送った。
「また妙な奴が現れやがったな!」
「だが、俺達にとっては……、好都合!」
「こいつ等、全員倒して、御褒美ゲットだ!」
 狂える能力者たちが気持ちを切り替え、明るい未来を思い描いた。
 そこでは、幸せな老後を送っていたものの、妄想はあくまで妄想に過ぎなかった。
「そろそろ、いいかな? 僕等も暇じゃないからね」
 筒石・トオル(多重人格者のマジックナイト・f04677)が、小さくコホンとした。
「ぬおっ! 私とした事が! ついウッカリ……。まあ、いいではないか。その分、お前達も長生きが出来るのだから……」
 狂える能力者のひとりが、開き直った様子で、トオルに答えを返した。
「僕が……? それは違うね。そもそも、負けるつもりはないから……」
 トオルが呆れた様子で、キッパリと答えを返した。
「対象を確認。これよりエンゲージします」
 終夜・日明(終わりの夜明けの先導者・f28722)が、狂える能力者たちを敵として認識した。
「おいおい、今日はどうしちまったんだ? こんなに獲物が寄ってくるなんて……。まさか、俺達に運命の女神が微笑んでくれているって事か」
 狂える能力者のひとりが、楽観的に物事を考えた。
 だが、その背後には卒塔婆の如く、死亡フラグがいくつも立っていた。
「随分とお困りのようですね? 私でよろしければ、一緒に戦いますよ?」
 小宮・あき(人間の聖者・f03848)がフラリと現れ、まったく違和感なく戦いに加わった。
「さすがに多くないか……?」
「いや、まだ数だけなら、我々の方が多い」
「でも、実力的に考えて……ヤバイだろ、これ」
 狂える能力者たちが、気まずい様子で汗を流した。
 猟兵達が増えれば増えるほど、勝率が激減しているため、嫌な汗が止まらなくなった。
 それでも、戦わなければ、生きて帰れる保証がなかった。
「ふわあ……ん? んん? あら? また寝過ごしてしまったようですねぇ。とにかく、何とかしないと……。大変な事になる前に……」
 そんな中、四条・眠斗(白雪の眠り姫・f37257)がハッとした表情を浮かべ、驚いた様子で飛び起きた。
 いまいち状況が分かっていないものの、ここで考えている暇はないため、戦って勝つ事だけを考えた。
「この状況で、眠っていたのか!?」
 眠斗が驚いた様子で、ツッコミを入れた。
「すやー……」
 だが、既に眠斗は、夢の中。
 狂える能力者の言葉は、届いていない。
「さすがに、このまま放っておく訳には行きませんね」
 エン・ジャッカル(風来の旅人・f04461)が、変形したアヌビス号(宇宙バイク)と合体し、眠斗を守るようにして陣取った。
「そこを退け!」
「まずは、そいつからだ!」
 狂える能力者たちが殺気立った様子で、ケモノの如く吠えた。
「キノノ、それじゃ、いくよ」
 すぐさま、キノが【神火大嵐舞】で創世記の炎の渦を召喚し、狂える能力者たちの身体を焼却した。
「ぎゃああああああああああああ!」
 その炎から逃れる事が出来ず、狂える能力者たちの半数が、一瞬にして消し炭と化した。
「このままだと、マズイぞ!」
「我等が敗北する事など、あってはならない事!」
「……ならば、アレをやるしかなるまい! 我等の勝利を確実なモノとするために!」
 その事に危機感を覚えた狂える能力者たちが、目には見えない陰陽の気の流れを作り、猟兵達を八卦炉結界に閉じ込め、回避率が激減させた。
「なるほど。ここに閉じ込める事によって、私達を弱体化させた……という訳ですね」
 天日・叶恵(小さな神社のお狐様・f35376)が納得した様子で、ゆっくりと辺りを見回した。
「クククククッ、これで、お前達は籠の鳥。例え、どんなに強くても、我々には勝てないという訳だ」
 狂える能力者のひとりが、勝ち誇った様子で高笑いを響かせた。
「すみません、目眩ましをさせてもらいますー」
 その隙をつくようにして、叶恵が【白燐の嵐(ビャクリンノアラシ)】を発動させ、白燐蟲の群れを放って、狂える能力者たちの視覚と聴覚を奪った。
「め、目があああ!」
「うぐぐ……、これでは、八卦炉結界の意味が……」
「と、とにかく、心の目で見るんだ! そうすれば、何とかなる!」
 狂える能力者たちが半ばヤケになりつつ、手当たり次第に攻撃を仕掛けていった。
「のらりくらりと惑わせよ」
 即座に、トオルが【あやかしメダル「ぬらりひょん」(アヤカシメダルヌラリヒョン)】を発動させ、妖怪【ぬらりひょん】の描かれたメダルを、狂える能力者に貼りつけ、相手に気づかれる事なく、ルーンソードで貫いた。
「がはっ!」
 次の瞬間、狂える能力者が血反吐を吐き、ルーンソードを掴んだまま絶命した。
「……光れ、相棒!」
 続いて、エンが【ヒライアカル・フラッシュ】を発動させ、光波の閃光を放って、まだ目が見えていた狂える能力者たちの視力を奪った。
「め、目が……」
「何も……見えない……」
「……何処だ、何処にいる!」
 狂える能力者たちがパニックに陥った様子で、黒影剣をブンブンと振り回した。
 しかし、猟兵達の居場所を特定する事が出来ず、何度も虚しく空を斬っていた。
「んにゅ……なぁに?」
 そんな中、眠斗が眠そうに目を擦りながら、【ゲリラ豪雨(枕)(ゲリラゴウウトコロニヨリマクラ)】を発動させ、眠りを妨げた相手に枕の雨を降らせ、ダメージと睡眠不足の状態異常を与えた。
「うぐぐ……なんだ、この感覚は……頭がクラクラする……」
 その影響を受けた狂える能力者たちが、頭を抱えてフラついた。
「一撃で……仕留めます」
 それと同時に、日明が【ヘッドショット】を発動させ、銃で狙いを定めて、狂える能力者の頭を撃ち抜いた。
「……」
 そのため、狂える能力者は悲鳴を上げる事さえ出来ず、血溜まりの中に沈んでいった。
「それでは、神罰を与えましょう」
 それに合わせて、あきが【神罰(ジャッジメント)】を発動させ、祈りの力によって出現させた光の柱で、狂える能力者たちを包み込んだ。
「「「「「ぎゃあああああああああああああああ!」」」」」
 次の瞬間、狂える能力者たちが悲鳴を上げ、ブクブクと血の泡を吐いた。
「リア充は消毒だ~~!!」
 そこに追い打ちをかけるようにして、静武が【汚物は消毒だ(リアジュウハショウドクダ)】を発動させ、リア充に対する怒りから生まれた炎で、狂える能力者たちを包み込んだ。
「ぎゃあああああああ!」
「あ、熱いぃぃぃぃぃぃ!」
「だ、誰か助けてくれぇぇぇ!」
 そのため、狂える能力者たちが炎にネットリと纏わりつかれ、こんがり肉を焼かれて消し炭と化した。


「はあはあ、なんで、こんな事に……。こんなはずじゃなかったのに! ……でも、負けない。負ける訳には行かないの! 能力者を捕まえるまでは……、絶対に!」
 そんな中、奇跡的に生き残る事が出来た狂える能力者が、荒々しく息を吐きながら、壁に寄り掛かるようにして歩いていった。
「可愛らしいお嬢さん、戦いなんてやめて踊りませんか?」
 ムゲン・ワールド(愛に生きたナイトメア適合者・f36307)が狂える能力者に手を差し伸べ、何の躊躇いもなく口説き始めた。
「この状況で、正気? こっちは仲間達がやられてブチ切れ寸前だって言うのに……。と言うか、敵と仲良くする気なんてないから! そもそも、踊るわけないでしょ!」
 狂える能力者が警戒した様子で飛び退き、動揺した様子で目を泳がせた。
「……これは失礼。どうやら怒らせてしまったようですね。でも、大丈夫。私を信じて下さい。私は敵ではありません」
 ムゲンが狂える能力者に対して、敵意がない事を示した。
「そんな言葉……信じられる訳がないでしょ! ちょっと格好いいからって、調子に乗らないでよねっ! ほんの一瞬だけ……イイかもって思っちゃったじゃない! でも、駄目よ。あなたは敵だから……!」
 狂える能力者が恥ずかしそうに頬を染め、心の迷いを振り払うようにして、見えない陰陽の気の流れを作り出し、八卦炉結界にムゲンを閉じ込め、回避率が激減させた。
「仕方がありませんね。出来る事なら、穏便に済ませたかったのですが……。それとも、苦しませるつもりはありません。勝負は一瞬……苦しむ間もなく終わらせます」
 ムゲンが覚悟を決めた様子で、【メガリス・アクティブ】を発動させ、「教会」時代の仕込み杖の効果・威力・射程を3倍に増幅した後、リミッターを解除し、斬撃波を繰り出した。
「確かに……一瞬ね。こんな出会い方をしていなかったら……もしかしたら……」
 その一撃を喰らった狂える能力者が、為す術もなくビルの壁に激突し、ムゲンを見つめて息絶えた。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​




第2章 ボス戦 『ディスティニーサーガ・リファイン』

POW   :    ソウルアカウントの残量にお気をつけ下さい
戦場全体に、【デスティニーサーガのデータ】で出来た迷路を作り出す。迷路はかなりの硬度を持ち、出口はひとつしかない。
SPD   :    イベントNPCからエネミーまで、紹介はこちら
自身のオリキャラ「【デスティニーサーガのNPC】」を具現化する。設定通りの能力を持つが、強さは自身の【フォロワーからのこれまでの課金額】に比例する。
WIZ   :    DLC実装までお待ちください。
【お問い合わせ】から、対象の【より過激な行為をしたい】という願いを叶える【DLCやMAD】を創造する。[DLCやMAD]をうまく使わないと願いは叶わない。

イラスト:エル

👑11
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠アリス・セカンドカラーです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

ナーダ・セッツァー(サポート)
顔を隠し、喪服に身を包み、兄弟と半分に分けたロザリオを身につける。
兄弟と同じ装丁の仕込み杖を持ち、隠すのは槍。
オラトリオの翼は出さない。
髪に咲く花は山荷葉。

弱者を救済し、悪を裁く。
全ては亡き我が神のため。
憐れなるモノに神の御加護を。
その為ならばこの身が、手が紅く染まろうと悔いはない。

尊大な口調だが他人を下に見ている訳では無い。
他人には他人の価値がある。
だが我が神を侮辱するのは万死に値する。
神のみもとに逝くがいい。

戦闘は仕込み杖(槍)での肉弾戦、又は硝子のような山荷葉の花を風に舞わせて切り刻む。
回復?殺られる前に殺れば必要ないな。


ティエル・ティエリエル(サポート)
◆キャラ特徴
ボクっ娘で天真爛漫、お転婆なフェアリーのお姫様です。
王家に伝わる細身のレイピアを使った空中からのヒット&アウェイで戦うのが得意な女の子です。
・冒険大好きお姫様
・珍しいものにも興味津々
・ノブレス・オブリージュの精神で弱者を放っておけないよ
・ドヤ顔がよく似合う
・困ったら動物さんに協力を!

◆戦闘方法
・背中の翅で羽ばたいて「空中戦」や「空中浮遊」で空から攻撃するよ
・レイピアに風を纏わせて「属性攻撃」でチクチクするよ
・対空攻撃が激しそうなら【ライオンライド】
・レイピアでの攻撃が効かない敵には【お姫様ビーム】でどかーんと攻撃




「……って、どうして、こんな事になっているの!?」
 そんな中、ディスティニーサーガ・リファインが辺りの惨状を目の当たりにして、信じられない様子で言葉を吐き捨てた。
 おそらく、当初の予定では、狂える能力者達が能力者達を捕獲し、ウハウハ気分で高笑いを上げていたはずなのだろう。
 その予定が、木っ端微塵に砕けてしまったため、ショックで崩れ落ちていた。
「まあ、当然の結果だな」
 ナーダ・セッツァー(地に満たせ神の威光・f35750)が、冷たく言い放った。
 そもそも能力者を襲って、無傷で済むと思っている時点で、考えが甘すぎた。
「と、当然の結果……って! あなた達のせいでしょ! あなた達さえ邪魔をしなければ、すべて上手くいっていたんだから……! それなのに……それなのに……あなた達のせいで!」
 ディスティニーサーガ・リファインがムッとした様子で、ナーダにブツブツと文句を言った。
「それじゃ、能力者達が襲われても、見て見ぬフリをしろって事? それこそ、あり得ないよね?」
 ティエル・ティエリエル(おてんば妖精姫・f01244)が風鳴りのレイピアを握り締め、ディスティニーサーガ・リファインのまわりを飛び回りながら、執拗にチクチクと突き刺した。
「……って、痛いっ! 痛いっ! 痛いからっ! むむむ、こういう時はアレしかないわね」
 ディスティニーサーガ・リファインが自分の身を守りながら、慌てた様子でティエルから逃げつつ、お問い合わせから『より過激な行為をしたい』という願いを叶えるDLCやMADを創造した。
 それと同時に、ディスティニーサーガ・リファインが何となく強くなり、先程よりも速いスピードで動く事が出来るようになった。
「ひょっとして、さっきよりも強くなったの……かな? とても、そうは思えないけど……」
 ティエルが大きなハテナマークを浮かべながら、オーラ防御を展開し、ディスティニーサーガ・リファインに空中戦を仕掛けた。
「とりあえず、足止めしておくか」
 それに合わせて、ナーダが【九死殺戮刃】で瞳を輝かせ、殺戮刃物でディスティニーサーガ・リファインの身体を何度も切り裂いた。
「……って、容赦なし!? こんなに可愛い娘を、躊躇いもなく、切り刻むのが、あなた達のやり方なの!?」
 ディスティニーサーガ・リファインが、涙目になって後退した。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

ルーン・エルウィンド(サポート)
 人狼の翔剣士 × マジックナイト、20歳の男です。
 普段の口調は「丁寧(私、相手の名前、です、ます、でしょう、でしょうか?)」、敵には「無感情…のはず(私、お前、呼び捨て、だ、だな、だろう、なのか?)」です。
本人は気付きませんが、尻尾に感情がもろに反映されます。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


凪原・乃依(サポート)
 人間の月のエアライダー×雀鬼、20歳の女です。
 普段の口調は「魔鏡の女王(あたし、あんた、ね、わ、~よ、~の?)」、仲間には「素顔の女王(あたし、キミ、だね、だよ、だよね、なのかな?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


バルタン・ノーヴェ(サポート)
「ご安心くだサーイ! ワタシが来マシタ!」
ご用命あらば即参上! アドリブ連携歓迎デース!

普段の口調:片言口調(ワタシor我輩、アナタ&~殿、デス、マス、デショーカ? デース!)
戦闘スタイル:白兵射撃の物理系

各種武装の中から敵に有効なものを選択して用いてくだサーイ!
刀も銃器も、内蔵兵器や換装式ウェポンも、何でもOKデス!

アタック重視でもディフェンス重視でも対応可能デース!
斬り込み、爆撃、弾幕を張ったり、パリィ盾したり、臨機応変に立ち回りマース!

指定ユーベルコードが使いづらいなら、公開している他のものを使用しても問題はありマセーン!
オブリビオンを倒して、ミッションクリアのために力をお貸ししマース!




「うう、どうして、こんな事に……。こんなはずじゃなかったのに……。まさしく、悪夢よ。いえ、悪夢以外のナニモノでもないわ」
 ディスティニーサーガ・リファインがブツブツと愚痴をこぼしながら、自分自身に身に降りかかった不幸を呪った。
 だが、既に逃げ道はない。
 死亡フラグを立てつつ、前進する事しか出来ないため、回避方法が存在していなかった。
「運が悪かった……な」
 ルーン・エルウィンド(風の翔剣士・f10456)が、ディスティニーサーガ・リファインに視線を送った。
「確かに、最悪ね。まさか、こんな事になるなんて、夢にも思っていなかったから……。運命を恨むわ、本当に……。でも、このまま何もしなければ、最悪の結末を迎えてしまうのだから、やるしかないわね」
 ディスティニーサーガ・リファインが覚悟を決めた様子で、自分自身に気合を入れた。
 しかし、ノープラン。
 頭に中に浮かんだのは、『とにかく、頑張る』と言う言葉のみだった。
「大丈夫、怖くアリまセンヨ! 全然、大丈夫デース!」
 そんな空気を察したバルタン・ノーヴェ(雇われバトルサイボーグメイド・f30809)が、とてもイイ笑顔を浮かべた。
「いやいやいや、その笑顔が怖いから! そんな事を言いつつ、殺る気でしょ? 殺る気満々なのに、笑顔でしょ? ……って、そこで頷いたら、駄目だから!」
 ディスティニーサーガ・リファインが、鋭いツッコミを入れた。
「それじゃ、始めましょうか。……安心して、すぐ終わらせるから……」
 そこに追い打ちをかけるようにして、凪原・乃依(紅蓮抱きし魔鏡の女王・f35625)が、ディスティニーサーガ・リファインの前に陣取った。
「それなら、安心……って訳ないでしょ! 嫌よ、そんなの。死ぬのは、あなた達であって、私ではないのだから……」
 ディスティニーサーガ・リファインが再びツッコミを入れ、脱兎の如く逃げだした。
「六式武装展開、煙の番!」
 その逃げ道を塞ぎながら、バルタンが【粉塵纏・破城槌(ヴァニッシング・バトリングラム)で煙を噴出させ、パイルバンカーによる超高速かつ大威力の一撃を叩き込んだ。
「……って、やっぱり、殺る気じゃない!」
 その攻撃をモロに食らったディスティニーサーガ・リファインが悲鳴を上げ、為す術もなく宙を舞った。
「風よ宿れ、奴らを断つ刃となれ」
 それに合わせて、ルーンが【風刃(ウィンド・ブレイド)】を発動させ、【風斬】の効果・威力・射程を3倍に増幅した後、ディスティニーサーガ・リファインに斬りかかった。「ちょ、ちょ、ちょっ! まだ心の準備が……。とりあえず、深呼吸だけさせて!」
 ディスティニーサーガ・リファインが落下と同時に受け身を取りつつ、涙目になって頭の中にある小さな歯車的な何かをフル回転させた。
 だが、焦っている状況で、良いアイデアなど出る訳がなく、脳内で小さなディスティニーサーガ・リファイン達が白旗を上げていた。
「そんな事をしたって無駄よ。余計に苦しむだけだから……」
 その間に、乃依が【リベレイション】で英霊を憑依させ、攻撃力を5倍にして、長剣でディスティニーサーガ・リファインに斬りかかった。
「だから……嫌だって……言っているでしょうが!」
 ディスティニーサーガ・リファインがデスティニーサーガのデータで迷路を作り、脱兎の如く逃げだした。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

ムゲン・ワールド
表向きの口調(私、~君、~さん、です、ます、でしょう、でしょうか?)
敵には 本来の口調(俺、呼び捨て、だ、だな、だろう、なのか?)
 独り言やモノローグも本来の口調です

 可愛い系の女の子型の敵との戦闘で使って下さい。(可愛い女の子と関わる日常や冒険でも構いません)

 女の子(敵含む)相手の場合、バロンマスクは付けずに相対します。
 戦闘になったらつけます。

 基本的に口説きから入ります。
「可愛らしいお嬢さん、戦いなんてやめて踊りませんか?」
 受け入れてもらえたら、UCを発動して仕込み杖を蛇腹剣に変形させてリボンのように使って踊ります。
 相手を疲れさせたり、敵の注意を惹いたり、よしなに使ってください。

 断られた場合も同じくUC行使からの踊りながら攻撃を仕掛けます。

 もし相手が戦闘以外の何かに夢中になっているなら、公序良俗に反さない範囲でそれに乗っかります。

 その他、アイテムやUCは自由に使ってもらって構いません。
 (お相手が嫌がらなさそうならなら)女の子PCとの共闘とかに使ってくれても構いません。


キノ・コバルトリュフ
エリンギ!今日は楽しくハイキング!!
シメジ、なんだか周りが騒がしいね。
でも、キノたちは気にしなーい。
キノ?スピちゃんどこに行ったのかな?
シイタケ、おいしいお菓子とか用意したのに。
帰ってきた、どこに行ってたの?
軽く運動でもしてきたのかな?
マイタケ、それじゃあ、いただきます。


全会原・タイガ(サポート)
『やってやらぁ!』

人間のゴッドハンド×バーバリアン
口調:ぶっきらぼう(オレ、アンタ、だ、だぜ、だな、だよな?)

呪いで女性の体になった不良男子です。荒々しい性格ですが曲がったことが嫌いで困っている人がいれば迷わず助け悪には怯まず立ち向かいます。
豊満な自分の体型を気にしており、からかわれたりすると怒ります。

戦闘は武器を持たず自らの肉体と呪いの力で発動するユーベルコードで戦います。

呪いの力によって発動する一部のUCは本人の意思とは無関係に発動してしまうことが多く、追い詰められてヤケクソになった時を除き肉体に変化が起きたら驚いたり恥ずかしがったりします。

シリアス、ギャグ、お色気、アドリブ連携何でもOK


パルピ・ペルポル(サポート)
名乗るときにはフルネーム。

ユーベルコードは指定した物をどれでも使用。
基本は隠密行動。
空中に雨紡ぎの風糸を張り巡らせて攻守両方に利用し、敵の行動を阻害したところに穢れを知らぬ薔薇の蕾を併用して行動を封じる、もしくはそのまま糸で切り裂くのが主な攻撃方法。
もしくは徳用折り紙で作成した折り鶴を筆頭に折り紙動物たちをけしかけてのかく乱兼攻撃を行う。
敵UCは古竜の骨のマン・ゴーシュで受け流す。

他の猟兵に迷惑をかける行為はしない。
好奇心旺盛ではあるが、行動は慎重。
お宝は勿論素材になりそうな物も出来る限り確保しエプロンのポケットに格納する。
もふもふは抵抗できないよう拘束してもふる。

アドリブはご自由に。


禍沼・黒絵(サポート)
『クロエと遊んでくれる?』
 人間の人形遣い×ビーストマスター、13歳の女の子です。
 普段の口調は「無感情(自分の愛称、アナタ、ね、よ、なの、かしら?)」、独り言は「ちょっと病んでる(自分の愛称、アナタ、ね、わ、~よ、~の?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

一人称はクロエ、人からクロエと呼ばれると喜ぶ。
ちょっと暗い感じの無表情なキャラ
武器は装備している物を自由に使って構いません。

 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


タカシ・セイヒ(サポート)
元アルダワの生徒異端児セイヒです
感心は魔術探求にありますが猟兵としての仕事を疎かには致しません
場を乱さず他の猟兵の皆さまと協力して事件の解決に従事して参ります
魔術師なのであまり前に出ての近接戦は得意ではありませんが魔術の撃ち合いや後方支援や援護等で皆さまのお役に立ちたいと思います
珍しい魔術や遺跡等には好奇心が先走りたまに暴走することもありますが出来るだけ自制して参ります
腕が四本も有りますので素早い作業等もお役に立てると思います
本業は魔術研究者なのでその知識をいかして対魔術や対魔獣でもお役に立つと思いますのでどうぞよろしくお願い致します。


不破・静武(サポート)
年齢イコール彼女イナイ歴なので基本的な行動原理は「リア充爆発しろ」です。オブリビオンは彼の中では全員リア充です。リア充に見えそうにない相手に対しても無理やり理屈をつけてリア充と決めつけます。
オブリビオンに対しては持ってるなら『リア充ころし(焼却)』と『ガソリン』を併用して消毒という名の焼却を図ります。なんらかの原因でそれらを持っていないなら……なんとかして焼却します。


シフィル・エルドラド(サポート)
『皆に元気を分け与えにやって来たよ!』 

ハイカラさんの勇者×国民的スタアの女の子。
 普段の口調:明るい(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)
 嬉しい時の口調:ハイテンション(あたし、あなた、~さん、ね、わ、~よ、~の?)

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

元気一杯で天真爛漫な性格をしていて、ポジティブな思考の持ち主。
困っている人や危機に陥っている人は放ってはおけず
積極的に助ける主義です。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


綺咲・ノア(サポート)
次世代の探偵騎士の一人だ。
皆が幸せになる解決法を提示したり、事件が起こる前に解決できるような"名探偵"を目指しているぞ。
同時に"騎士"だからな戦って人々を守る事も大切だと思ってる。

指定ユーベルコードを使いながら戦闘や推理をいい感じに行うぞ!

絶対では無いが、なにか推理をする時は
『─さて、』
からはじめてもらえると少し嬉しいな。ただ無理していれなくても大丈夫だ。

UCを使わない通常戦闘なら|複合護身術《バリツ》が得意だ。


多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


アトシュ・スカーレット(サポート)
性格
悪ガキから少し成長したが、やっぱり戦うのは好き
大人になろうと背伸びしてる途中
目の前で助けられる人がいるなら積極的に救おうとする
口調は「〜だな。」など男性的

戦闘
【呪詛(腐敗)】と「棘」を組み合わせ、万物を強引に腐敗させる方法をついに編み出した
前衛も後衛もやれる万能型だが、前衛の方が好き
複数の武器を同時に操ることも可能
高速戦闘も力任せの戦闘も状況に応じて使い分ける
(装備していれば)キャバリアにも対応可
光や聖属性は使えません

非戦闘
聞き耳などを駆使した情報収集を中心とする
化術で動物に化けて偵察することも


ミカエル・アレクセイ(サポート)
●戦神は戦の中で生きる者
●殺す者で生かす者ではない
●生かして救うことは不得手
●殺して救う事に躊躇いはなく、それこそ自分の仕事

等の思考回路

相手の勢いを使って投げ飛ばす
ユーベルコードで相手の技を反射する
等、自滅を誘う戦い方をする
自分が傷つくことは厭わず痛みは感じるがそのせいで行動が鈍るなどはない。
戦場で何千年と生きてきた為痛みとの付き合い方は心得ている。

女性は誉めるもの。
賛辞はストレートに口にするし、貶すことはあり得ない。
容姿を褒められることを苦手とする相手の場合は行動や性格に褒めるところを見つけて口にしたりする。

冷静沈着、臨機応変

人心掌握、指揮、等が得意

無能力者故か神族であることは普段忘れている


メイスン・ドットハック(サポート)
『めんどーじゃけど引き籠る為に』

アメジストのクリスタリアンで、熟練の電脳魔術師
攻撃手段は電脳魔術・もしくは電脳魔術や現代技術を使ったトラップ
電脳魔術はミサイルや機銃、大型兵器も精製可能
トラップは地雷、機雷、ワイヤートラップなど様々
またハッキング技術も長けており、機械コンピュータはもちろん、電脳魔術を応用することにより、空間に直接ハッキングを仕掛け、情報を収集することもできる
正々堂々よりかは、搦手で弱点を的確に攻撃するタイプ
心理誘導をしたり、囮を使ってなどもする
仲間との連携は歓迎

喋り口調は広島弁
「じゃけん→じゃけー」「じゃけえのう→じゃけーのー」と語尾を伸ばすのが特徴的


四十物・寧々(サポート)
※サポートプレイング

多少の怪我や失敗は厭わず積極的に行動し、他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。

その上で現在の状況に対応できる人格で行動します。
シナリオ進行に必要な言動など青丸稼ぎに役立てて下さい。

使用ユーベルコードの指定はありません。
「成功」の結果で書けそうなものを一つステータス画面からお選び下さい。フラグメント次第で不使用も可です。

アイテムもご自由にお使い下さい。
服装系は提案の一例として装備せず公開設定としております。

あとはお任せ致します。
宜しくお願い致します。


ミルディア・ディスティン(サポート)
「サポート?請われれば頑張るのにゃ!」
 UDCでメカニックして生計を立ててるのにゃ。
 『俺が傭兵で出撃して少し足しにしてるがな?』
 ※自己催眠でお人好しで好戦的な男性人格に切り替わりますがデータは変わりません。

 ユーベルコードはシナリオで必要としたものをどれでも使用します。
 痛いことに対する忌避感はかなり低く、また痛みに性的興奮を覚えるタイプなので、命に関わらなければ積極的に行動します。
 公序良俗は理解しており、他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。むしろ積極的に助ける方です。
 記載の無い箇所はお任せします。よろしくおねがいします。


鈴乃宮・影華(サポート)
「どうも、銀誓館の方から助っ人に来ました」
銀誓館学園所属の能力者……間違えました、猟兵の鈴乃宮です

大概の事は指定したユーベルコードや友人から教わった剣術でなんとでもしますが
状況次第ではキャバリアの制御AIである『E.N.M.A』のサポートを受けて
『轟蘭華』に接続した重火器をブッ放したり、キャバリアに乗ってドッカーン!したりします
ただし例え依頼の成功の為でも、公序良俗に反する行動はしません
あとえっちなのは絶対にNG

なお、コメディ色が強い等のネタ依頼では空気を読んで
姉の『鈴乃宮・光華』の演技で語尾を「にゃ」にする等全体的にきゃる~ん☆とした言動に変わります

詳細はお任せします


ローズ・ベルシュタイン(サポート)
『さぁ、楽しませて下さいますわよね。』
 人間のマジックナイト×電脳魔術士、女の子です。
 普段の口調は「高飛車なお嬢様(私、呼び捨て、ですわ、ますの、ですわね、ですの?)」、宿敵には「薔薇の棘(私、あなた、呼び捨て、ですわ、ますの、ですわね、ですの?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

性格は高飛車なお嬢様風の偉そうな感じです
花が好きで、特に薔薇が大好き
武器は、主にルーンソードや精霊銃で戦う。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!




「一体、何処に行くつもりなの?」
 パルピ・ペルポル(見た目詐欺が否定できない・f06499)が、ディスティニーサーガ・リファインの行く手を阻んだ。
「……えっ? 嘘、嘘、嘘っ!? なんで、ここにいるの!」
 その事に驚いたディスティニーサーガ・リファインが、目をパチクリさせた。
 一難去って、また一難。
 死亡フラグがラインダンスを踊っているような状態に陥っているため、嫌な汗が止まらなくなっていた。
「それじゃ、答えになってねぇぞ! 一体、何処に行くかって聞いているんだ!」
 全会原・タイガ(男は度胸!女でも度胸!・f23916)がイラついた様子で、ディスティニーサーガ・リファインをジロリと睨みつけた。
「えーっと、あれよ、あれ。自分探しの旅……と言うか、散歩的なアレよ!」
 ディスティニーサーガ・リファインが、ぎこちない笑みを浮かべた。
 しかし、嫌な汗が止まらず、滝のように流れ落ちているため、瞳には涙が浮かんでいた。
「だったら、クロエも一緒に行っていい?」
 禍沼・黒絵(災禍の輩・f19241)が穢れのない瞳で、ディスティニーサーガ・リファインの顔を覗き込んだ。
「えっ? いや、それは、その……ダメと言うか、何と言うか……その……えーっと……」
 ディスティニーサーガ・リファインが、困った様子で頬を掻いた。
 ここで選択を間違うと、黒絵を悲しませてしまうと思ったのか、頭の中で言葉を選んでいるようだった。
「それじゃ、とりあえず殺っちゃいますね」
 そんな空気をブチ壊す勢いで、タカシ・セイヒ(探究者の成れの果て・f37132)がサクッと気持ちを切り替え、ダンスを踊るようにして空中戦を仕掛けた。
「……って、どうして、そうなるの! もっと仲良く……フレンドリーに! 何か道があるはずよ、絶対に……!」
 ディスティニーサーガ・リファインが、猟兵達に対して訴えた。
「そんな安っぽい言葉で、僕を誘惑できると思ったら、大間違いだ。どうせリア充の彼氏にそそのかされて、僕にハニートラップを仕掛けようとしていたんだろ!」
 不破・静武(人間の非モテの味方・f37639)が、嫌悪感をあらわにした。
「い、いや、そういう訳がなくて、何と言うか、仲良くしたいなぁ~……と言うか、あはははは……」
 ディスティニーサーガ・リファインが気まずい様子で、乾いた笑いを響かせた。
 だが、言葉を吐けば吐くほど、ドツボにハマっていた。
「……ハニートラップだったのね」
 シフィル・エルドラド(ハイカラさんの勇者・f32945)が生暖かい視線を、ディスティニーサーガ・リファインに送った。
「それは誤解よっ! だって、別に彼を騙そうと思っていなかったし……。ただ、仲良くしたかっただけで……。も、もちろん、彼だけでなく、みんなとも!」
 ディスティニーサーガ・リファインが、あたふたとした様子で、言い訳を並べていった。
 しかし、その言葉に重みはなく、猟兵達が疑いの眼差しを送ってしまうほど、説得力はゼロに等しかった。
「もう怒った! 絶対に許さないんだから! みんな、やっちゃって!」
 ディスティニーサーガ・リファインがデスティニーサーガのNPCを具現化させ、殺気立った様子で嗾けた。
「うおおおおおおおおおおお!」
 その指示に従って筋肉質の大男が全身の筋肉を隆起させ、力任せにタイガをブン殴った。
「そんな攻撃、効く訳ないだろ!」
 即座に、タイガが【部梨胃母織瑠(ベリーボール)】を発動させ、あらゆる衝撃を吸収する球体に変化し、ボヨンボヨヨンと身体を弾ませた。
「えっ? 嘘でしょ? だって、えっ? えっ? えっ?」
 その現実を受け入れる事が出来ぬまま、ディスティニーサーガ・リファインが筋肉質の大男とタイガを交互に見た。
「ま、まだよ! あなたの力は、こんなモンじゃないはず。もう一度チャンスを上げるから、ガツンとやっちゃって!」
 ディスティニーサーガ・リファインがブンブンと首を横に振り、再び筋肉質の大男を嗾けた。
「フンガァァァァァァァァァァァ!」
 その気持ちに応えるようにして、筋肉質の大男が猟兵達に殴り掛かった。
「そんな攻撃……当たらないから!」
 即座に、シフィルが【勇者の勘(ユウシャノカン)】を発動させ、恐るべき鋭い勘で筋肉質の大男の攻撃を予測し、軽々と避けていった。
「う、嘘でしょ!? なんで! なんで、こんな事に……! だったら、これ! これなら、どう!」
 それを目の当たりにしたディスティニーサーガ・リファインが、信じられない様子で、今度は別のNPCを具現化させようとした。
「これってコピーできますかね? 物は試しにやってみましょうか」
 すぐさま、タカシが【その力も我が掌の内に(マジックザハンズ)】を発動させ、掌の魔術刻印でディスティニーサーガ・リファインのユーベルコードをコピーし、勇者っぽいNPCを何体も召喚した。
「えっ? 何、それ! 反則じゃない! ひぃぃぃぃ!」
 ディスティニーサーガ・リファインがビクッと身体を震わせ、脱兎の如く逃げ出した。
「色々と言いたい事があると思うけど、このまま逃がす訳には行かないから……!」
 パルピが【火事場のなんとやら(フェアリーナメタラアカンゼヨ)】を発動させ、見た目からは想像が出来ないほどの怪力で、ディスティニーサーガ・リファインをブン投げた。
「ちょっ、待、待ぁぁぁぁぁぁぁ!」
 次の瞬間、ディスティニーサーガ・リファインの身体が宙を舞い、ドシンと尻餅をついた。
「もうアナタはクロエから逃れられないの」
 その間に、黒絵が【呪われた漆黒の鎖(カースド・チェイン)】を発動させ、時限爆弾付きの呪われたぬいぐるみを投げつけ、ディスティニーサーガ・リファインを爆破した。
 次の瞬間、痛覚が共有された黒きオーラの鎖が、ふたりをガッチリと繋いだ。
「……って、怖い、怖い、怖い! 何、この鎖! 禍々しいオーラ全開なんだけど!」
 ディスティニーサーガ・リファインが、ドン引きした様子で涙目になった。
 しかし、鎖に繋がれている影響で、痛覚が影響されているため、迂闊な事が出来なくなっていた。
「リア充は消毒だ~~!!」
 それに合わせて、静武が【汚物は消毒だ(リアジュウハショウドクダ)】を発動させ、リア充に対する怒りで炎を生み出し、ディスティニーサーガ・リファインに叩きつけた。
「ちょっと待って! 私はリア充……なんかじゃ……いやあああああああ!」
 次の瞬間、ディスティニーサーガ・リファインの身体が炎に包まれ、辺りに悲鳴を響かせた。
その巻き添えを喰らった黒絵が、火炎耐性で自らの身を守った。


「うう、最悪。と、とにかく、逃げないと……」
 ディスティニーサーガ・リファインが、ブスブスと煙を上げながら、必死になって逃げ道を探した。
 どう考えても、勝ち目はない。
 例え、奇跡が起こったとしても、猟兵達を一掃できるとは、とても思えなかった。
「さて……、こんな状況でキミに質問をするのは酷かも知れないが、逃げ道を探しているのかい? だったら諦めた方がいい。……何処も塞がれているからね」
 そんな中、綺咲・ノア(人間の探偵騎士・f35956)が、死刑宣告にも近い言葉を口にした。
「わ、分かっているわよ、そんな事。それでも、何とかしないとダメなの! まだ、やりたい事があるんだから、ここで倒される訳にはいかないの!」
 ディスティニーサーガ・リファインが涙目になって、ノアにブツブツと愚痴をこぼした。
 そうしている間も、頭の中で脳内会議が行われているものの、決定打に欠けるモノばかりで、本採用にはならなかった。
「悪いが逃がす訳にはいかないんだ。こっちも仕事だからな」
 アトシュ・スカーレット(神擬の人擬・f00811)が、ディスティニーサーガ・リファインの逃げ道を塞いだ。
「だったら、仕方がないわね。あなた達を全力で排除するだけ……!」
 ディスティニーサーガ・リファインが、ゴクンと唾を飲み込んだ。
 そうは言ってはみたものの、相変わらずノープラン。
 特に何か考えていた訳ではないため、頭の中で小さなディスティニーサーガ・リファインが、あたふたと走り回っていた。
「もっと別の出会い方をしていれば、仲良くなれたかも知れないが……」
 ミカエル・アレクセイ(山猿・f21199)が複雑な気持ちになりつつ、ディスティニーサーガ・リファインに視線を送った。
「確かに、そうね。ねぇ、見逃してくれない? こんな事をしても、お互いのためにならないと思うから……」
 ディスティニーサーガ・リファインが潤んだ瞳で、逃げ出すチャンスを窺った。
「……怪しいですね。そんな事を知って、私達を罠にはめるつもりなのでは……」
 四十物・寧々(あいもの・ねね・f28377)が、疑いの眼差しを送った。
「いやいやいや、本音よ、本音! ほら、見て! 何も持っていないから!」
 ディスティニーサーガ・リファインが愛想笑いを浮かべ、何も持っていない事を強調した。
 だが、何処からどう見ても怪しいため、胡散臭さが優勝を勝ち取っているような状態になっていた。
「えーっと、そろそろ始めましょうか」
 鈴乃宮・影華(暗がりにて咲く影の華・f35699)がサクッと気持ちを切り替え、戦う準備を整えた。
「……って、どうして、そうなるのよ!」
 ディスティニーサーガ・リファインが涙目になりつつ、影華にツッコミを入れた。
「いや、なんとなく……」
 影華がまったく悪びれた様子もなく、さらりと答えを返した。
 そもそも、相手が敵である以上、情けをかける必要などなかった。
「……という訳で、よろしくにゃ!」
 ミルディア・ディスティン(UDCの不可思議メカニック・f04581)が、ディスティニーサーガ・リファインに攻撃を仕掛けようとした。
「いやいやいや、私は戦う気なんてないから! ……ゼロだから! む、無理ぃぃぃ」
 ディスティニーサーガ・リファインが悲鳴を上げ、脱兎の如く逃げ出した。
 だが、後先考えずに逃げ出したため、あっという間に行く手を阻まれ、絶体絶命のピンチを陥った。
「そうは言っても、僕等も暇ではないんでのー。つべこべ言わず、あの世に逝ってもらおうかのー」
 メイスン・ドットハック(ウィザード級ハッカー(引き籠り)・f03092)がO-Ⅹ型機動強襲雷竜型オブリビオンマシン「清盛」に搭乗し、一斉にミサイルを発射して、ディスティニーサーガ・リファインを牽制した。
「さぁ、楽しませてくださいね」
 ローズ・ベルシュタイン(夕焼けの薔薇騎士・f04715)が、含みのある笑みを浮かべた。
「こうなったら、やってあげるわ! あなた達を倒せばいいんでしょ!」
 ディスティニーサーガ・リファインが、逆切れ気味に叫び声を響かせた。
 だからと言って、名案が浮かんだ訳ではない。
 むしろ、逆。
 何も浮かばなかったため、逆ギレである。
「……それでは始めようか」
 すぐさま、ノアが【リモート・レプリカント】を発動させ、脳波コントロールによって、ハイドジャック(オブリビオンマシン)を遠隔操作し、ディスティニーサーガ・リファインに斬りかかった。
「……って、いきなりフルスロットル!? 勘弁してよね、本当に!」
 ディスティニーサーガ・リファインが涙目になりながら、沢山の一般人を具現化させた。
 それは単なる肉の壁にしかならなかったが、逃げるだけの時間を稼ぐには十分だった。
「こんな事をしても、無駄だ。少なくとも、俺達は……」
 ミカエルが野生の勘を駆使して、沢山の一般人の隙をつき、ディスティニーサーガ・リファインめがけて聖罰の聖剣を振り下ろした。
「ちょ、ちょ、ちょっと待って! せめて、モブ達を蹴散らしてから、こっちに!」
 ディスティニーサーガ・リファインがペタンと尻餅をつき、這うようにして逃げていった。
「……逃がしませんよ、絶対に」
 寧々が【ネイティブ・ダブル】で、もうひとりの自分を出現させ、ディスティニーサーガ・リファインの逃げ道を塞ぐようにして回り込んだ。
「モ、モブの皆さぁ~ん、出番ですよぉ~」
 その事に危機感を覚えたディスティニーサーガ・リファインが、涙目になって沢山の一般人に声を掛けた。
「おおー!」
「俺達の出番だー!」
「……やってやるぜ!」
 沢山の一般人は、お決まりの台詞を吐きながら、捨て身の覚悟で寧々達に襲い掛かった。
「さて、それじゃ、ちょっと答えて貰おうかのー」
 メイスンが【生者は微睡み、夢は過去に堕ちる(ブラック・ナイトメア)】を発動させ、質問と共に過去を破滅させる呪われし鏖殺剣ナイトメアを召喚し、沢山の一般人に攻撃を仕掛けていった。
「……断る!」
「それが答えだ。……分かったか!」
 沢山の一般人が躊躇う事無く、キッパリと答えた。
「まあ、答えなど期待していないんじゃがー」
 その答えに満足しなかったため、メイスンが鏖殺剣ナイトメアで斬りつけ、過去の攻撃を発現し、沢山の一般人を蹴散らしていった。
「まさか、この程度で足止めできると思われていたとは……」
 それに合わせて、ローズが【二夕を導く遥かな薔薇(ヤイバヨジュウヨトドケ)】を発動させ、プリンセス・ローズ(精霊銃)の効果・威力・射程を3倍に増幅した後、沢山の一般人を次々と撃ち抜いた。
「面倒なので、一気に片付けてしまいますね」
 続いて、影華が【暴走黒燐弾・偏剣驟雨(バーストカンパニー・カースソードレイン)】で『黒の葬華』を模した黒燐蟲の塊を雨の如く降らせ、沢山の一般人を容赦なく蹴散らした。
「無理、無理、無理ぃぃぃぃぃ!」
 それ目の当たりにしたディスティニーサーガ・リファインが、ドン引きした様子で脱兎の如く逃げ出した。
「だから逃げるなって!」
 アトシュが【夢幻術・煌式(ルークス・ステラッエ)】を発動させ、小型で戦闘用の鏡羽を持つ蝶の群れ(×675)を召喚し、ディスティニーサーガ・リファインに纏わりつかせた。
「ちょ、何これ! む、無理っ! ダメでしょ、これは……! ひぃぃぃぃ!」
 ディスティニーサーガ・リファインが全身に鳥肌を立たせ、必死になって蝶の群れを振り払った。
 だが、あまりにも蝶の数が多いため、撫でている事と変わりがなかった。
「古代の戦士さんにも協力してもらうにゃ!」
 その隙をつくようにして、ミルディアが【サモニング・ガイスト】を発動させ、古代の戦士の霊を召喚した。
「……」
 次の瞬間、古代の戦士の霊は炎を放って、ディスティニーサーガ・リファインを牽制し、何度も槍で突きを繰り出した。
「ちょっ! ちょっ! ちょっ!」
 その事に危機感を覚えたディスティニーサーガ・リファインが、DLCを創造して、巨大な盾を作り出した。
 そのおかげで自分の身を守る事が出来たものの、心臓がバクバクと高鳴って、腰を抜かしているようだった。


「エリンギ! ひょっとして、待っててくれたの?」
 そんな中、キノ・コバルトリュフ(キノコつむりの星霊術士・f39074)が、ディスティニーサーガ・リファインの前に陣取った。
「いや、待っていたわけじゃないから! 必死に逃げていただけだから!」
 ディスティニーサーガ・リファインがイラついた様子で、八つ当たり気味にツッコミを入れた。
「でも、倒すよ? それがキノのお仕事だから」
 キノがまったく気にしていない様子で、キッパリと答えを返した。
「だったら、私も抵抗するわ! ……全力でね!」
 ディスティニーサーガ・リファインがDLCを想像し、ゲームバランスを崩すほど強力な剣を手に入れた。
「これで私は無敵! 誰にも負けない最強の力を……とっ、とっ!」
 その事に気を良くしたディスティニーサーガ・リファインが、最強の剣を高々と掲げてズッコけた。
 どうやら、ディスティニーサーガ・リファインには扱う事の出来ない武器だったらしく、持ち上げる事さえ出来なかった。
「シメジ! 頑張れ、頑張れ~」
 その事に気づいたキノが【星霊スピカ】を発動させ、スピカダンスを踊って、何となくディスティニーサーガ・リファインを応援するのであった。


「お嬢さん、お怪我はありませんか?」
 ムゲン・ワールド(愛に生きたナイトメア適合者・f36307)が颯爽と現れ、ディスティニーサーガ・リファインに駆け寄った。
「まぁ、超タイプ! まさか、こんなところで理想の相手が現れるなんて……」
 ディスティニーサーガ・リファインがムゲンを見つめ、恥ずかしそうにポッと頬を赤らめた。
 一瞬にして、心臓をハートの矢で貫かれ、ウットリとした表情を浮かべていた。
 だが、その幸せは、いつまでも、続かなかった。
「やったぞ、やった! 俺がやった!」
 そんな空気をブチ壊す勢いで、壁代わりに具現化させた一般人が、持っていたナイフでムゲンの脇腹を突き刺し、勝ち誇った様子で高笑いを響かせた。
「まさか、不意打ちを仕掛けるなんて……実に残念です」
 ムゲンが脇腹に刺さったナイフを引き抜き、深い溜息を洩らした。
「そ、それは、誤解よ、コイツが勝手にやっただけで!」
 ディスティニーサーガ・リファインが青ざめた表情を浮かべ、ムゲンを刺した一般人を指差した。
「……えっ? いや、その……」
 これには一般人もさすがに驚いたのか、激しく目を泳がせた。
「ヒャッハー! 油断したな。敵は、ひとりじゃないぜ!」
 そこに追い打ちをかけるようにして、別方向から釘バットを持った一般人が殴り掛かってきたため、ディスティニーサーガ・リファインの言葉が、ふわふわの綿菓子並みに軽くなった。
「……仕方がありませんね。こうなってしまった以上、私も役目を果たさねばなりません」
 ムゲンが【メガリス・アクティブ】を発動させ、「教会」時代の仕込み杖の効果・威力・射程を3倍に増幅した後、ディスティニーサーガ・リファインに迫っていった。
「う、嘘、嘘、嘘っ! こ、こうなったら、これよ! お願い、守って!」
 ディスティニーサーガ・リファインが悲鳴にも似た叫び声を響かせ、筋肉質の大男を具現化させた。
「それで私の攻撃を防ぐつもりなのですか? だとしたら、甘過ぎです」
 次の瞬間、ムゲンがリミッターを解除し、仕込み杖から斬撃波を放ち、大男ごとディスティニーサーガ・リファインを両断した。
「う……そ……」
 そのため、ディスティニーサーガ・リファインが自分の身を守る事さえ出来ず、肉の塊と化して息絶えた。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​



最終結果:成功

完成日:2023年03月02日


挿絵イラスト