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|腐れ外道《RB星人》とチョコレイト惑星

#スペースシップワールド #スペースオペラワールド #コメディ #カオス #バレンタインシナリオ #バレンタインシナリオ2023

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●リア充爆発しろ
「私は本命チョコを許さない! 本命に死を! 逆チョコに断罪を!」
 “絶対銀河不可侵平和条約星系 バレンタインプラネット”の広間で、正体不明の宇宙人による演説が始まった。彼はリア充を恨み、リア充を憎むために生まれた存在。そんな彼のリア充に対する怒りが、執念が、本来ユーベルコードの発動も戦闘行為もまともに行えないこの星系にバレンタインの奇跡を起こした。
「この星はリア充に満ち溢れている! この星はリア充に甘い! リア充はもっと食い物にすべき存在だ! いいや、そもそも存在を許してはいけない存在だ! よってわたしはこれより、このラブラブ💗チョコランドを占拠し、このバレンタインプラネット全土をここより侵略することにした……恐れおののくがいい! 頭に花の咲いたリア充ども!」
 この星系全域に存在するはずの『クリスマス(には戦争すら休日になる)粒子』別名『ホリデー粒子』によって行いないはずの戦闘行為をリア充に対する邪念でねじ伏せ行動に移る謎の宇宙人。絶対銀河不可侵平和条約星系には対隕石や巨大兵器に対する武器は星を守るために存在しても、対人の兵器や兵士を所有していない。
 よってバレンタインプラネットはこうして簡単に侵略されることとなる。

●守れ、愛の日!
「えー、本来戦闘を行えないはずの星で戦闘が行えるっていうイレギュラーが発生しました。嫉妬恐いね! っちゅうわけで、皆はんにはクリスマスの時にも行ってもらった絶対銀河不可侵平和条約星系の、別の星、バレンタインプラネットにいってもろて、彼らが予知の通りに暴動を起こす前に、具体的には演説開始直後くらいに彼らを撃退したって欲しいねん」
 キアラ・フォックストロット(輝きは愛の中に・f12890)が猟兵たちに今回の現場になる広場と、茶色にマーブル模様のかかったような惑星の映像を映写機で見せながら告げる。
「まあ、本来平和な星系やからな、敵はこの謎の宇宙人のみ。うち等みたいに分身したりいろんな技能を使ってくるとは思うけど、根っこは一人や。これを倒して……せっかくやからこのバレンタインプラネットのラブラブ💗チョコランドで目いっぱい遊んできてください」
 ラブラブ💗チョコランドは映えるチョコレート作成教室や、お菓子チックなアトラクション目白押しの遊園地。昼はアトラクションや出店、夜はリゾートホテルやレストランスペシャルメニューの他、ライトパレードなどで楽しめる。カップルに非常に優しく、お友達とも楽しい夢の国である。
「あ、でも一人やいうてもボス級やからね! 油断はせんようにお願いします! ほな、ゲート開くで~」
 キアラは説明と注意を終えると全身の鈴を体を揺らしてシャンシャン鳴らし、猟兵たちの前に光のゲートを作り出した。


ピンク☆フラッシュ
●バレンタイン向けの日常濃いめの緩いシナリオです。
 ハロハロ~ピンク☆フラッシュです。今年はバレンタインノベルもありますがシナリオでもバレンタイン出しちゃいます~。各章どれかだけでも参加大歓迎です。

●一章
 戦闘パート。リア充が許せない謎の侵略者との戦い。強いかギャグのような実力で終わってしまうのかは皆様のプレイング次第です。

●二章
 ラブラブ💗チョコランド昼の部。
 ハートの気球でランドを観光したり、お土産を買ったり、名所(アトラクション)で遊べます。家族、友人、恋人。大切な人とひと時を過ごしませんか?

●三章
 ラブラブ💗チョコランド夜の部。
 食を楽しんだり、お菓子のお城から始まるライトパレードを見たり、ランドを歩いたりホテルでetc.甘いひと時、楽しいひと時を過ごしましょう。

 キアラ・フォックストロットはご入用であればご一緒させていただきます。皆様が素敵なひと時を過ごせるよう頑張ります☆よろしくお願いいたします!
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第1章 ボス戦 『侵略宇宙人・正体隠匿形態』

POW   :    クレセントビーム
【背中の月弧から放たれる黄金色の光線】が命中した部位に【重力エネルギー】を流し込み、部位を爆破、もしくはレベル秒間操作する(抵抗は可能)。
SPD   :    宇宙近接格闘術
【頭突き】【蹴たぐり】【ボディスラム】を組み合わせた、レベル回の連続攻撃を放つ。一撃は軽いが手数が多い。
WIZ   :    キャプチャー怪光線銃
【重力光線】【炎熱ビーム】【冷凍ビーム】を対象に放ち、命中した対象の攻撃力を減らす。全て命中するとユーベルコードを封じる。

イラスト:猫背

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●ベールの下はマスク。
「貴様。何者だ!」
 大した武器を所有しないこの星の警察が、突如現れた妖しい男の演説を遮って問いかける。
「私が何者かだと? 知りたければ教えてやる……見るがいい!!」
 そういうと未知の宇宙人は招待秘匿のベールを脱ぎその正体を現す。
 頭から足のつま先までローブで覆い隠し、その額にはRBの刺繡が刻まれた、もしかしたら宇宙人じゃなくてもどこかで見たことがあるかもしれない姿。
「私の名はRB星人! この宇宙からリア充を根絶するために生まれた悲しき星系の宇宙人だ!!!」
 そういうとRB星人はローブの中からドローンとスイッチを取り出す。
 彼の頭上に浮きあがったドローンがスイッチを押されることで光を放ち、RB星人の身体をスキャニングし分身を高速で作り出していく。
「私が、私たちが、RB星人だ!!!」
 こうしてRB星人は自分の中のリア充に対する怨念を、執念を増幅させ、この世界のホリデー粒子を屈服させるのである。彼が本格的に暴れだす前に戦え、猟兵諸君!

●キアラちゃんレポート
 未知の宇宙人の正体はRB星人。目以外をローブで覆い隠し頭にRBと刻まれとるね。
 彼は『侵略宇宙人・正体隠匿形態』がもつユーベルコードをすべて使用できるほか、爆発系の魔法や武器を使用できるみたいやで。
 爆発に周囲の人が巻き込まれんように戦ってくれたら嬉しいけど、あくまで倒すのが最優先。守りながら戦うのが苦手やったら無理せず戦いに専念してな!
鳴上・冬季
「真面目な話、リア充も奇祭もどうでもいいのですよ。人上がりの仙でもなければ、そういう欲求自体持つ仙が少ないので」
嗤う

「私がわざわざ来たのは、貴方がこの星で騒動を起こしたからです。甘味に対する冒涜は如何ともしがたい。そう思いませんか?」
嗤う

「この星で騒動を起こしたことを、心底悔やんで逝きなさい。…七尾転仙」
物理攻撃無効・通電物質内移動・雷鳴電撃の能力持つ巨大な雷狐になって突撃
敵の身体に突っ込み心臓を直接咥え雷撃
身体の中から敵を灼き尽くす

「人化に回していた妖力を使えば、人ごとき塵も残さず滅するなど実に容易いことです。さっさと掃除をすませて、この星の甘味巡りに向かいましょうか」
嗤う



●貴方の主張など。
「どうでもいいんですよ」
 鳴上・冬季(野狐上がりの妖仙・f32734)はゆらり、人々が集まるその場に現れ、RB星人の演説を遮るように張ってはいなくともよく通る声で言ってのけた。
「真面目な話、リア充も奇祭もどうでもいいのですよ。人上がりの仙でもなければ、そういう欲求自体持つ仙が少ないので」
 そして、自分もまた後者の仙であるんですけどね、と嗤う。
「仙? 仙人か。仙人様がこのような俗っぽいところに着て私の邪魔か!」
「ええ、そうです。わざわざ来てやりました。何せ貴方のすることで、どうしても許しておけないことがありましたので……」
 そういってまた妖しくふっと嗤う。
「許される必要などない! 邪魔をするならお前から死ね!」
 なかなか激しい性格のRB星人は背後に背負った月弧から【クレセントビーム】を放つ。それは冬季に命中し、彼の周囲1メートルという狭い範囲に、大きな上方向の爆発を巻き起こす。
 突然始まった戦闘にきゃーっ! と人々の悲鳴が上がる。しかし、爆発による黒煙が全て霧散すれば、そこには無傷の冬季が七尾の狐に姿を変え、嗤ったまま座っていた。
「この星で騒動を起こしたことを、心底悔やんで逝きなさい……ああ、人の子たち。すぐに終わるので、一度ここから離れていなさい」
 冬季は振り返って遊園客に忠告し、またすぐに侵略宇宙人に視線を戻す。
「ずいぶんと余裕見せつけてくれるじゃないの」
「ええ、まあ、余裕なので」
 ユーベルコード【|七尾転仙《ナナビテンセン》】は自らを雷の獣へと変貌させる。彼の本質は狐。妖物からなり上がった妖怪だ。人の姿など、彼のかりそめの姿に過ぎない。
 そして、この姿である以上、爆発や銃器、その他物理的な攻撃は全て雷の力の下に無効となるのだ。
「貴方はこの星で暴れ、甘味を冒涜しようとしている……その行いを反省し、疾く去りなさい……この世から」
 冬季は三度笑い侵略宇宙人・RB星人に高圧の電流を一つ、二つ、三つに四つ、五つ六つ、そして七つ。天より収束するように落として見せた。
「そして、早々に、とどめと行きましょう」
 電流で動きが硬直したRB星人の体の中に通電物質内移動の能力を利用して入り込みその心臓を直接加えると、体内から灼き尽くすように電流を放った。
「こ、こんな、ぐわああああ!」
 RB星人の肉体は真っ黒に染まるとともに消失する。
「……ふむ、今のが偽物だったのか、そもそも本物という概念はないのか……」
 しかし、RB星人は今は一人ではない、まだ掃除には時間がかかりそうだ。

「早く終わらせて、この星の甘味巡りに向かいたいものです……」
 またも嗤い、仙狐は次々にRB星人を雷鳴の速さで処分していくのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

新田・にこたま
シエルさんと美希さん(f37972)と。

ガ…?それはいったい…まあいいです。

何やらとてつもない現象を引き起こしているようですが、動機が不毛すぎますね…シエルさん、美希さん、さっさと片付けてしまいましょう。

UCで戦場中にハッキングプログラムを仕込んだ光を放ち、敵本体も分身も動きを止めてしまいます。攻撃もさせません。周囲の人たちも避難するように行動を操りましょうか。一般人の動きを操るのはどうなんだろうという気もしますが、パニックが起きて怪我をされるよりはいいでしょう。これからの戦闘にも巻き込みたくありませんし、正義の前には倫理なんて些細なものです。

というわけでシエルさん、暴れちゃってください。
この技、長時間使うとキツいので速攻でお願いします。
無理はしなくてもいいですけどね。
(自分も軽機関銃による制圧射撃で援護を入れながら)

シエルさん、美希さん、戦いが終わってからすぐに帰るのも味気がないですし、遊園地でデートでもしてから帰りましょうか。

なんて、『デート』は流石にはしゃぎすぎた表現でしたかね。


ラップトップ・アイヴァー
にこたまさん(f36679)と一緒に来てみれば、あらまあ。
何か自分をガ――

《お口縫い合わせていい?》

理不尽ですわ!?

ではさくっと片付けてしまいましょうね。
私も気に入りませんもの。
Trigger on……Twice.
真の姿、交通事故に遭った直後の死体の私に変身しますわ!

《お姉ちゃんがいつにも増して本気、ぐぇ》

UCで全能力6倍になりますわ!
ダメージも機動力もぜーんぶ!
にこたまさんが用意してくれたUCによる動作停止にあやかって、私が好き放題動いて分身も本体も暴力でやりたい放題ですわ!!
ビームが飛ぼうが――

《もうバカの上のバカ!!
センセが一般人を人々動かしてくれなかったらどうする気だったの!?

……あれ、動かす?
センセ、倫理は何処……

些細って言ってるこの人……!?》

あらあら、美希ったら思考がフリーズしてしまわれて!
そうねにこたまさん、136秒よりも、12秒999の超速タイムアタックがお好みかしら!?
あなたの望み、叶えてさしあげる!!

《んーん?
はしゃぎすぎでもないよ?》

私もデート、楽しみたいですわ!



●正義執行(ただし倫理は迷子)
「正義の名の下にホールド・アップです!」
 新田・にこたま(普通の武装警官・f36679)がRB星人に機関銃を向けながら叫ぶと、RB星人がはいそうですかと上げてたまるか! などと言いながら左手の重力光線の銃口を向け返す。
「私たちのRBは……これからだ!!!」
 となんとももう終わりそうな一言を言い放つ様いと当て馬の如し。
「あらまあ。元気がよろしいですわね。何か自分をガ――」
『お口縫い合わせていい?』
「理不尽ですわ!」
 にこたまに追従するようにラップトップ・アイヴァー(動く姫君・f37972)の人格の一つであるシエルが何やらよろしくないことを言おうとすれば、別人格の美希がそれを阻止。
「な。なんだ、今何を言おうとした!!」
「ガ……? それはいったい……」
 しかし、一文字じゃ本当に何言おうとしたかわかんないからRB星人もにこたまもはて、と首を傾げ追及する。
「いえ、口がきけなくなるのは勘弁なので今のは気にしないでほしいのですわ」
「ふむ……? まあ、いいです。では、抵抗するようなら戦闘開始しますよ」
 にこたまは直ぐに興味を脳の外へと追い出すとユーベルコード【桜の|代紋《ダイモン》フラッシュ】を発動する。お互いの武器の射程から産出される戦場となりえる範囲をカバーするようにハッキングプログラムを仕込んだ強烈な閃光が放たれ、彼女が場の支配力を獲得する。
「――というわけでシエルさん、暴れちゃってください。この技、長時間使うとキツいので速攻でお願いします」
「まかされましてよ。Trigger on……Twice. ――いざ参りますわよ!!」
 シエルのユーベルコード【|Trigger /2《トリガー・ダブルタップ》】は彼女の体内に満ちたの骸の海を増幅させ交通事故に遭った直後の死体の時のシエルへとその姿を変貌させる。
『お姉ちゃんがいつにもまして本気……ぐぇっ!』
 シエルの気迫に圧倒される美希であったが、突如6倍になった自分の体の動きにかかるGに苦しげな声を一瞬上げる。そんなの気にせずシエルは分身も本体もどれがどれかわからないRB星人の集団の中に猪突猛進!
 ビームが飛んでこようがボディブローを決められそうになろうが圧倒的強化ボディでその動きを上回るスピード&パワーで暴力、暴力、また暴力を繰り出しすべてをねじ伏せる。
「って、あら。ビーム全部避けちゃいましたけど後ろは大丈夫かしら?」
 RB星人の屍(まだ生きてます)の山を築き山頂にジャンプで飛び乗ってから後ろを見ればまあまあの惨状。アトラクションには何事もなかったが石畳の地面がところどころ割れたり焦げたりしている。
 幸い、にこたまが支配した戦場内の人間を操り回避させたおかげで一般人にもけがはなかったようだが……。
『もうバカの上のバカ!! センセが一般人を操って動かしてくれなかったらどうする気だったの!?』
 とまあ美希が怒るのは当然のことである。
『――って、あれ。操る――? センセ、倫理は何処……』
「………………正義の前には、些細なことです」
『些細っていっちゃったよこの人!!!』
「――そんなことより」
『そんなこと!?』
「……ええ、そんなことより。適性宇宙人も拘束に成功しましたので今のうちに残りもやっちゃってくださいませ。数が多いと、負担が大きいですので、あ、でも無理はなさらず……」
『流された!!!』
 にこたまの警察官がとっちゃいけない態度と発言の数々にツッコミを入れる美希だがあまりにもさらりとした対応に驚きのあまり思考停止する。
「あらあら、美希ったら思考がフリーズしてしまわれて! そうねにこたまさん、136秒よりも、12秒999の超速タイムアタックがお好みかしら!? あなたの望み、叶えてさしあげる!!」
 シエルはふふっと大胆不敵に笑うと、にこたまの光に肉体を支配されたRB星人たちも圧倒的暴力で処分していくのだった。

 そして、他の猟兵たちもRB星人をあらかた片付け遊園地に平穏が戻ったころ。
「ふぅ、どれが本体かわかりませんでしたわね」
「そうですね。でも、もう大丈夫そうですし……シエルさん、美希さん、このまますぐに帰るのも味気がないですし、せっかくの遊園地なので、デートでもしてから帰りましょうか……」
「あら」
『なんと……!』
「えっと、“デート”は流石にはしゃぎすぎた表現でしたかね」
 シエルと美希が衝撃を受けたような反応をみせるので調子に乗ったお誘いだっただろうかとにこたまは慌てて言葉を重ねるが、シエルと美希は微笑みながら首を横に振って答える。
『んーん。はしゃぎすぎでもないよ?』
「そうですわ! 遊園地ですもの、それぐらいはしゃいでいかなくては! 私もデート、楽しみたいですわ!」
「ん、よかった」
 にこたまはふわりと笑い、シエルと美希の身体と手をつないでラブラブ💗チョコランドという浮かれ切った名前の施設を謳歌することにするのだった。
 なおRB星人のビームで破損した路上は優秀な整備ロボットにより高速修理されるのでご安心ください。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

鳶沢・成美
なんのこっちゃ、バレンタインのチョコとか気にした事ないからよくわからないな
大体リアルの充実具合と、恋人うんぬんはそこまで関係ないと思いますけど
僕も恋人はいませんけど、リアルは充実してる方だと思うし

さて、ちょっと除霊建築士っぽいことしましょうか
【除霊建築学・陰陽八卦】の八卦炉結界に敵をとらえ格闘戦を仕掛ける
詠唱三角定規は攻撃も受けもできる攻防一体の武器
敵の攻撃を武器受けで受け止め、または受け流しカウンターをしかける
積み重ねた功夫でお相手しましょう

しかし三角定規二刀流vs宇宙近接格闘術、うーんこれはB級映画



●RB星人怒りの宇宙爆発拳
「バレンタインのチョコとか気にした事ないからよくわからないな」
 鳶沢・成美(三角定規の除霊建築士・f03142)の言動にRB星人は激怒した。必ずかの邪智暴虐の猟兵を消し去らねば決意した。RB星人にはリア充がわからぬ。RB星人は生粋の非リアである。くだをまき、一人遊びして過ごした。けれども|邪悪《リア充》に関しては人一倍敏感であった。
「プロフィールの設定欄に女性に好かれるが入ってる人間に、わかられてたまるかーーーー!!!!」
 つまり普通にキレた。
「そもそも、恋人がいなくてもリアルは充実出来ますよ!」
「おっぱい星人を認められたっぷり絞り取らせてくれる女の子もいるんだから充実してるに決まってるだろうがああああ!」
 RB星人が血の涙を流しながら成美に殴りかかる。
「え、何でそこまで把握してるんだよ。こわっ」
 成美はすかさず三角定規でその拳を切り払うように受け流し、ユーベルコード【除霊建築学・陰陽八卦】を発動する。あまりにも陰の気が強力に辺りに渦巻いていたので中和するように陽の気を流すことで気に流れを作り出し八卦炉結界を張り巡らせる。
「く、なんだ、この邪淫ただよう恐ろしい気配は……!」
「いや、陽の気なんですけど」
「うるさい! 陽なんてようするにヤリチンビッチの邪淫なんだよ!!」
 RB星人が私怨と偏見たっぷりに騒ぎながら無理やり結界を決壊させるが如く重力ビームを地面に放ち地面に亀裂を入れそこに自らまきこむのもかまわず風属性の爆弾をたたきつける。炎を纏わない爆風が周囲に吹き荒れ土煙に包まれる。
「えー、たまには除霊建築士っぽいことをしようと思ったのに……」
 結果見事に結界は決壊し(激うまギャグなので2回書きました。笑え)ステゴロ宇宙人VS三角定規二刀流による純粋なインファイトが始まる。
(うーん、これはB級映画!)
 という感想を抱きながらも結局ユーベルコードなしでも成美が圧倒的な手数と三角定規の切れ味で泥臭い戦いは成美が制した。

「ぐわああ! 私が、この後その気になれば巨乳のお姉ちゃんを読んで乳繰り合えるような男になすすべもなく負けるとわあああ!!!」
 という悲痛な叫びと共にRB星人は演出的爆発とともに消滅する。
「……こんなのが分身していっぱいいるのか……」
 と敵の脅威ではなくノリと勢いに若干気をそがれながら、青年ははた迷惑な宇宙人が隠れ逃げおおせたりして間違ってもテロを起こすことがないように遊園地内をくまなく探索しながら分身も本体もわからぬままサーチ&デストロイを繰り返すのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

祓崎・千早
傍迷惑だからさっさと倒さないと。協力しなさい【三武郎】。
「へいへい、まあお礼は身体でたっぷり貰うけどな。」
うっさいわね。真面目にやりなさいよ。
「イチャついてりゃ敵のヘイトがこっちに向いて好都合だぜ。さりげなく周囲に人が居ない位置取りをするぞ」
成る程、それなら被害を気にしなくて済むわね。
(千早の肩に手をまわす三武郎)

敵が来たら戦闘開始よ。援護して三武郎っ!
敵の攻撃を見切りながらダッシュで近付いて退魔忍刀で斬るわよ。

「無事倒せたら、この非リア充に見せ付けてやるか」
?なにを…んんっ!
(千早の胸を揉みしだきながらディープなキッスをする三武郎。身体をビクつかせ腰砕け状態になっていく千早)


【アドリブ歓迎】



●リア充の波動で哀れ爆発四散。
「相変わらず神出鬼没よね……」
 祓崎・千早(魔を断ち闇を砕く少女・f38100)は突如背後に出現し尻を撫でてくる幼馴染に振り向きながら告げる。
「まあまあ、俺の協力があったほうがさぁ、ああいうぶっ飛んだのはやりやすいだろ?」
 祓崎本家の三男坊である三武郎はニヤついた顔で空いた左手を千早の頬に添えると、親指でその頬や唇の端を撫でる。
「まあ、それはそうだけど……傍迷惑だからさっさと倒したいの。協力しなさい」
「いいぜぇ、もちろん、お礼はもらうけどな?」
 察知しなれたいやらしい視線に、男が求める見返りがいつも通りのかんじのヤツであることを理解しながら、千早はうるさいわね、さっさとしなさいよと悪態をつく。
「おいおい、こんな笑っちゃうほど愛で満ち溢れた遊園地に連れ込んでおいてあんまりにも冷てぇじゃねえか。そういうプレイか?」
 そんなわけ……と言いかける千早の唇をそのまま親指で抑えて耳元に顔を持っていく三武郎。
「照れてるなら照れてるって言っとけよ。そしたら敵さんが勝手にヘイトを向けてくれんだろ?」
 とさりげなく千早にアドヴァイスすれば、千早もなるほどと感心しそれに乗っかる。たしかにこちらから向かうよりあちらから集まってもらった方が効率的だし被害も気にせずすむ。そうと決まれば早速流れを崩さないように演技を……演じるのだってニンジャのお家芸の一つである。
「付き合い長いんだから……それくらいわかるでしょ。察しなさいよ……」
 とややわざとらしくツンデレ幼馴染のように目をそらして照れるそぶりを見せ、もじもじしながらチラチラと三武郎と目を合わせたりそらしたりを繰り返す。
「――興奮するな、そのキャラ」
「バカッ!!!」
「おいおい、演技演技~♪」
 ニタァっとからかうように嗤う三武郎にわかってるわよ! と小声で返事しながら、三武郎が千早の肩に手を回せばビクリと一瞬肩を震わせな、なによ……。と潤んだ目付きでかわいく睨む。
「なぁ、勃っちゃったんだけど敵が集まるまでこっそりこのままチンポ撫でてくれね?」
「な、何言ってるのよ、バカっ!」
 他の誰にも聞こえないように耳元であほみたいなことを囁く幼馴染にあくまでもなんか甘いセリフを吐かれて照れてるツンデレ幼馴染ですよという言葉を選ぶ千早。その努力の甲斐ありビキビキと怒りの皺をマスクの下に寄せたRB星人たちが集まってくる。
「チェ、もう来たか。残念♪ じゃ、あとでな?」
 三武郎は千早の行くわよという掛け声を上げるより早く、千早の望む位置取りをとり援護の姿勢をとる。普段ふざけてるのに戦闘中はちょっとカッコイイと思ったり思わなかったり……とか考えてる場合じゃないので千早も素早くダッシュしてRB星人の攻撃を回避しながら切りかかっていった。

「おし、粗方片付いたな……」
「そうね……んっ❤!?!?」
 周囲のRB星人が地面に倒れ伏す光景をみて、生き残りが視界にいないのを確認すると三武郎は千早の顎の下に手を置いてこちらを見上げさせ唇を重ねる。唇を3度舐めればディープの合図。千早は驚きながらもいつもの癖で口を開き捩じ込まれる三武郎の舌からちゅうちゅうと唾液を吸い取る。三武郎がそのまま千早の胸を揉みしだき……ってちょっとここ公衆の面前ですよ!!!
「ぐ、なんだ、これは……」
「これは……リア充の光……!」
 その光景を見てしまった地面に倒れながらまだギリギリ生きていたRB星人たちは熱いキッスの波動で感情の昂りを示すかのように大爆発して消滅するのだった。

 こうして、猟兵たちの様々な活躍によって無事分身したRB星人は全て消え去り、バレンタインプラネットの平和は守られることになった。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 日常 『惑星都市を巡る旅路』

POW   :    異星の工芸品をお土産に

SPD   :    観光エアシップに乗って

WIZ   :    惑星都市の名所巡りへ

イラスト:ももんにょ

👑5
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●ラブラブ💗チョコランド 昼の部
「みんな―! 今日もお砂糖たっぷり、キュンキュンした日々を過ごしてるかな? チョコレートプラネットは愛の星! この惑星では毎日ハートが飛び交っているよ!」
 おでこにハートマークの描かれたチョコレートクッキー人形に天使の羽が生えた見た目をしているラブラブ💗チョコランドのマスコットキャラクター『ズッきゅん』が平和になったランドの上空から何人もおりてきて様々な会場で同じセリフを吐く。
 実体はなく、いわゆるホログラム。ランドが通常の営業を再開できることを知らせるために姿を現したのだ!
「ちょっと騒動があったみたいだけど、宇宙から来た|愛の戦士《猟兵のこと》さんたちがぜーんぶ解決してくれたからもう大丈夫! 一時的に運航停止していたアトラクションもすべて動き出しまーす! 逃げまどって迷子になっちゃった人は、落ち着いて近くの電光掲示板で現在地を確認してね♡ それじゃあ、ラブラブな今日を思いっきり楽しんでいこ―!」
 ズッきゅんがアナウンスを終えるとパーッとピンク色の光になって霧散し、バレンタインプラネットの空に大きな光のハートマークが出来上がる。混乱していた人々もその演出に見惚れて心を落ち着かせ、再び遊園地には笑顔が溢れ出した。

●ラブラブ💗チョコランド みどころMAP!
「それじゃあ、初心者チョコラーのみんなに、この遊園地の見どころを紹介するね♡」
 電光掲示板に行けば『ズッきゅん』が電子ポータルで遊園地の見どころを案内してくれます。電子ポータルはATM感覚で何台も並んでいるのでスムーズに順番が回ってきます。

①チョコレートマウンテン
 頂上ではチョコレートフォンデュの噴水と滝が楽しめます。また、アトラクション『チョコレートスプラッシュ』の乗り場でもあります。チョコレートの川を上ったり下ったりして最後にばっしゃーんってなるやつです。

②チョコレートフロンティア
 ランドの中央にある大きな建物です。中では世界のチョコレートや料理(チョコレートパスタやカカオビビン麺などの創作料理はもちろんいろんな宇宙の普通の料理から変わった料理まで様々な飲食店があります)がたのしめます。お土産コーナーやばえる撮影スポットあり!

③ハネムーンリング
 超巨大観覧車です。一周30分。ハートの光の飛び交う空やラブチョコランドの景色を一望できます。マジックミラーになってるのでイチャイチャも出来ます。全自動クリーン機能付きだから安心!

④ラブラブ💗トロッコレーン&特級ラバーズコースター 他
 絶叫マシーンがそろったゾーンです。特級ラバーズコースターは遊園地全体を一周したり縦回転横回転♡回転などとってもスリリングなコースター。ラブラブ💗トロッコレーンは2択問題でトロッコの進路を決め5問正解すると景品がもらえる!
 他にもいろんな絶叫系マシーンがあるよ!

⑤ラブゲームセンター
 相性を確かめたり息ピッタリじゃないとクリアできない系のVRゲームで遊べるよ!
 恋人、パートナーはもちろん頼れる戦友と来ても楽しめるかも……?

⑥エアーズショコラ
 遊園地の外。この惑星の持つ宇宙遺産。シンプルに美しい夕日が見れる大きなカカオ質の岩です。地球のエアーズロックのカカオ版です。カカオ版ってなんだよ。

●以上!
 プレイングにかけるなら回るのはなんか所でもオッケー! こんな場所在りそうっていうのをプレイングに書いてもオッケー!
 お昼の部なので基本的には健全しか出来ない内容になってます(一部から目をそらす)
 時間帯は天井に太陽が昇ってからチョコ平線に太陽が沈むまでです。夜は3章なので不可。
 必要であればグリモア猟兵呼び出し可。それでは楽しいひと時をお過ごしください。
祓崎・千早
(チョコレートフロンティアで食事をする千早と【三武郎】)

ん~、おいしい♥️
チョコレートを使った料理、どれも絶品ね。
「にしても色々頼むなぁ。しかもかなりお高めのやつばっか。」
まあ支払いは三武郎もちだしね♪
「…マジか。」

「しかし良く食うな。太っても知らねえぞ。
いや大丈夫か、夜になったらホテルでたっぷり運動するんだしな。」
分かってるわよ。約束だからね。し・か・た・な・く・ねっ!
「そう言いつつ期待してんだろ?」
うっさいっ!たくっ、もぐもぐ。
…三武郎のチョコレートパスタも美味しそうね?一口頂戴。
「ほらよ、あーん。」
あ~ん。

腹ごしらえがすんだら遊園地で遊ぶわよ。ほら三武郎、行くわよっ!


【アドリブ歓迎】



●三武郎と千早~健全編~
「んー。これもおいしかった❤ ねえ、次はこっち頼んでいい?」
 祓崎・千早(魔を断ち闇を砕く少女・f38100)はチョコレートモンブランを平らげると、今度はチョコかけイチゴを注文する。既にリゾットにマカロンやカヌレなど、多くのチョコレート菓子が千早の腹の中に消えていた。
「よく食うな~。しかもお高めのやつばっか」
 三武郎はその正面、ではなくちょっかいかけやすい隣に座っている。
「ふふーん。まあお会計は三武郎持ちっだしね♪」
「……マジか」
 まあ、大丈夫だけど、と懐の財布をポンポンたたいて……女子の前で開いて確認するのもダサいのでどのくらい余裕があったか記憶を呼び起こす。まあ、数日千早とホテルに籠城しても大丈夫なようにしてたはずだし問題ないだろう。
「しかし良く食うな。太っても知らねえぞ。いや大丈夫か、夜になったらホテルでたっぷり運動するんだしな。」
「分かってるわよ。約束だからね。し・か・た・な・く・ねっ!」
「そう言いつつ期待してんだろ?」
「うっさいっ!たく……っ」
 千早は図星を突かれ悪態をつきもぐもぐと勢いよくイチゴをほおばる。
「言っとくけど、食べ過ぎて動けな~い❤ とか言ってもやめねえからな?」
「……それもわかってるわよ。三武郎のも一口頂戴」
 ちょっと考えてました、みたいなばつの悪い顔を一瞬したのを誤魔化す様に三武郎の食するチョコレートパスタをチラ見してから三武郎に視線を戻して強請る。
「は~、カワイイ幼馴染だぜ全く。ほらよ、あ~ん」
「あ~、んっ……ん~♪」
 三武郎の差し出したフォークから躊躇いなくパスタを咥え取ると口の中でパスタを絡めて噛んで飲み込み甘美な声を上げる。お味はお気に召したらしい。
「おいおい、チョコほっぺについてるぞ」
「え、どこ? 取って」
 千早がそういうと三武郎はじゃあいただきます、と脳内で唱えてから千早の顔を引き寄せてぺろりとチョコを舐めとる。
「!!?」
「……おまえって、ほんと無防備だよな」
「……ばか」
 ニカッと笑う三武郎に、千早は呆れたような視線で淡々と告げる。
「んー? ツンデレごっこ再開か~?」
「違うわよ。もー。さっさと食べて遊びに行くわよっ! 夜まで時間まだまだあるでしょ! ほら、三武郎!」
「はいはい♪」
 三武郎はこの後どうやってこの冷たい幼馴染がアツアツになるまでいたぶってやろうかなどいかがわしいことをすまし顔で考えながら残ったパスタを平らげる。
 それから、甘ったるくなった口の中を水で流して会計を済ませると、千早と腕を組んでまずは絶叫系のほうから遊園地を攻めていくのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

鳶沢・成美
なんだか風評被害を受けた様なそうでない様な……

まあいいや、エアーズショコラですかこれは興味ありますね
そういえばUDCアースのウルル(エアーズロック)はもう登れないはずだけど
こっちのエアーズショコラはどうなんでしょうか、まあ登らない方がいいかな
登らずとも雄大な景色を堪能するのに不足はありませんからね

チョコレートフロンティアで買ったサンドウィッチをお弁当に
エアーズショコラ見物しましょう
気に入ったアングルの景色が見つかったら、写生するのもいいかもしれない
風景画なんて学校の美術以来だけど写真ではなくあえて絵に描いて残す
これもまたいい感じの旅の思い出になりそうです



●たまにはこの手で思い出を
「うん、このあたりでよさそうですね」
 “ウルル”で検索してよく出てくる写真のアングルに近いポイントを見つけると鳶沢・成美(三角定規の除霊建築士・f03142)は腰を下ろしてスケッチブックを開いた。地面は長時間座っても体に負担の少ないちょうどいい弾力のスポンジのような材質だ。
 エアーズショコラの周囲には人はおらず、風景画を描くには絶好の状況だ。宇宙遺産とはいえ見るだけなら巨大観覧車から見ることも出来るし、そうでなくても自分と同じような距離から見る人が主流だ。
「やっぱり、登らないほうがよかったみたいだね」
 見張りの人なども周辺には居ないようだったが、実際に上っている人がいないということはおそらく侵入は非推奨なのだろう。
 UC【カゲガラス】で出現させた式神をエアーズショコラの山頂に下ろしてそこからの景色も覗いてみたが、ウルルと違って周囲に何もない茶色い地平線を眺めるか、反対側のバレンタインプラネットのラブ溢れた建造物などが眺められるだけなので雄大な自然を眺めるほどの感動はない。
「ん、うま……」
 成美は遊園地で買ってきた野菜サンドとハートの謎果実の生クリームサンド、そしてイチゴのチョコレートサンドを合間合間に摘まみながら、寂しい茶色一色の地面の上に立つ雄大なエアーズショコラと、ハートの光の飛び交う空と夕暮れをつたないながら鉛筆と色鉛筆で描き上げる。
「まあ、なかなか味があるということで……」
 その絵は決して見事とは言えなかったが、自分で見ても悪くないと思える程度の出来上がりとなった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

新田・にこたま
シエルさんと美希さんと(f37972)と。

まずは①に行きましょうか。
うーん…チョコレートの噴水、滝、川はいざ見てみるとあまり良い景観とは―――いえ、盛り下がっては駄目です私。楽しむと決めたならば全力で楽しまねば…!
アトラクションに行きますよ!2人とも!
…雨合羽を準備してから!チョコの染み抜きは大変ですからね!

①でチョコレートスプラッシュを楽しんだ後は⑤に。
VRゲームは美希さんの希望もあってチャンバラアクションを協力プレイすることに。お互いガンアクションを選びそうな職業ではあるんですけども。

ふふ、私も剣は得意なんですよ。直近の戦争でお二人と組んだ時も私って銃よりも長物を使っていたでしょう?
まあ、私の剣は剣術というよりは剣舞ですが。昔、日本舞踊を少々齧っていたので。(【切断】、【ダンス】、【礼儀作法】)

お二人との連携については【見切り】と【瞬間思考力】で上手く息を合わせます。もしや近接戦闘だと美希さんとの方が息が合う…?

ふっ…余裕でしたね。友情パワーの勝利です。(笑顔で拳を突き出し)


ラップトップ・アイヴァー
さあにこたまさん(f36679)と一緒に①と⑤に行きますわよ!
特に⑤は美希の希望で!!

《やる気すごいねお姉ちゃん?
まあ美希もセンセと一緒にゲーム出来るの嬉しいから手は抜かないんだけど!

…まあ見た目はあれだね。
でもねにこたまセンセ、気合いを入れる必要もないんだよ。
これはバレンタインの遊びで……

あーでもチョコで服が汚れるのは…
みきもドレスは綺麗にしたいし》

でも美希、今は変身していないのでしょう?

《お姉ちゃんの服が汚れるのもそれはそれで良くないね?》

…優しいのね、美希は――
わーい!!チョコレートマウンテンすっごく気持ちいいですわー!!

《①もいっぱい楽しむからいいよ。
美希は剣の方が得意だからね、⑤になっても瞬間思考力と見切りでどうにかするよ。

そっか、センセも剣が得意なんだね。
だったら美希も本気出さなきゃね…!?》

美希ににこたまさんったら、VRゲームにすごく熱中していらして!
美希、私も手伝っていいわよね?
そうしたら!

《3人揃って無敵だね?》

はい!
まさに友情ですわね!!(こちらも拳を突き合わせ!)



●フレンドシップ
「わぁー。壮観……です……ね。うん、壮観です。よし、早速アトラクションに行きましょう!」
 新田・にこたま(普通の武装警官・f36679)は思ったよりも近くで見るとバえないチョコレートの噴水、滝、川はいざ見てみると地味でテンションが下がりかける。しかし、これから楽しいデートなのだ。最初から盛り下がっている場合ではない。
『…まあ見た目はあれだね。でもねにこたまセンセ、気合いを入れる必要もないんだよ。これはバレンタインの遊びで……』
「まあまあ、せっかくセンセがやる気になってるんですから、私たちも気合を入れて楽しんでしまいましょう」
 そんな彼女を見て思い思いの反応をするのはラップトップ・アイヴァー(動く姫君・f37972)こと、シエルと美希。ずんずんとアトラクションの入口へ進むにこたまをルンルンと追いかける。
 チョコレートスプラッシュは入り口でカッパを購入することができる。商売なので少々お金は取られるが、まあコンビニの折りたたみ傘よりは安い。そしてかかるのは水ではなくチョコなので生地はビニール傘より少々分厚い。足者まで完全にカバーすることは風邪でめくれる可能性もあるので保証はできないが、それでもほぼカバーできて、カバーしたのに服にシミができるということもなさそうだ。
「……雨合羽は買っておきましょう! チョコの染み抜きは大変ですからね!」
 にこたまがそそくさとカッパを着て、もう一着をラップトップに差し出した。
『そうだね、みきもドレスは綺麗に着たいし……』
「あら、でも美希、今は変身していないのでしょう?」
『お姉ちゃんの服が汚れるのもそれはそれで良くないね?』
「まあ、優しいのね、美希は」
 と、姉妹で会話を交わしながらそれを受け取りなるべくしっかりと全体をカバーできるように装着すると、小時間の後順番が回ってきた。
「ふふ、こういう思いっきりのいいアトラクションはなんだか胸が躍りますわ」
「……そう? でも、私もたしかに、発射前が一番ドキドキする気がします」
『武者震いしちゃうね!』
 安全バーを卸しながら2,3会話を交わし、ふふっと3人が笑いあったところでゲートが開く。ティーセットを模した白いゴンドラがゆっくりぷかぷかとチョコレートの川下りを始める。外から見たときは大したことないチョコの川も、アトラクションの道筋では周囲にハートの実がなった木や、マーブル模様の河原の石など、なかなか目に惹かれるお菓子な世界観が展開していて面白く、見渡してる間に2度小さな急降下を味わい、最後には長い急降下が勢いよく行われる。
「わーい!!チョコレートマウンテンすっごく気持ちいいですわー!!」
 シエルが叫べばわーきゃーと周囲から声が上がり、にこたまと美希もよりその空気を楽しむために同じように声を上げながらチョコのしぶきの中を落ちていくと、あっという間にアトラクションは終わってしまった。
「まあ、写真も撮られてたんですわね、せっかくの思い出ですから、買ってしまいましょうか」
 アトラクション出口で自分たちの乗った回の急降下の写真を注文すると、3人は次の目的地へ向かう。

『……おー! ここがVRゲームセンター! 本当にいろいろあるね。あ、私あれがいい! チャンバラ!!』
「お、いいですね。ふふ、私も剣は得意なんですよ。直近の戦争でお二人と組んだ時も私って銃よりも長物を使っていたでしょう?」
『そうだったね! よーし、じゃあ天下取っちゃうかー!』
 やってきたのはゲームセンター。選ばれたのはチャンバラーファイターAX! まるでアックス&ウィザーズのような世界で剣を振り回し敵をなぎ倒して先へ進むVRゲームである。にこたまも美希たちもどっちかというと銃振り回してそうな職業だが、にこたまも美希も剣がより得意なのである。
「えい、そりゃ!」
『やー! ふんっ!!』
 息を合わせて敵を次々と倒しスコアを伸ばしステージを進めていくにこたまと美希。にこたまは日本舞踊の経験で習得した剣舞をベースにした剣術で、美希はスマートに豪快にその隙を埋めるように敵を斬っていく。
「もしや近接戦闘だと美希さんとの方が息が合う……?」
『そうかも……ねっ! っと。ふふ、センセの動きがいいから、みきも本気出さなきゃおいてかれちゃいそう!』
 【見切り】と【瞬間思考力】でお互いの息を読む二人を眺めていたシエルだったが、あまりに順調に長く二人がステージを進んでいくのでいよいよ見てるだけでは物足りなくなり、
「美希、私も手伝っていいわよね?」
 と言って体のコントロールに加わる。
『もちろんだよ、お姉ちゃん!』
「ええ、じゃあここからは三人でやりましょう」
 そんな風にして仲良く三人でラストステージまでクリアしてしまう。コースが長く、難易度、そして体力の消耗が激しいこのVRをクリアする人は少なく、店員から絶賛されながら、クリア記念に粗品の『チャンバラブメダル』という剣とハートが描かれたバッジを渡された。
「へぇ、こんなのがあるんですのね。賞品が出るとなんだか嬉しくなっちゃいますわね」
『3人揃って無敵の証だね?』
「ふっ……余裕でしたね。友情パワーの勝利です」
「はい! まさに友情の証ですわ!」
 そうして3人(まあ肉体的には二人なのだが)が手を合わせ、喜びを分かち合いながらバッジをお互いの胸につけたころ、バレンタインプラネットの空は暗くなり始めていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

鳴上・冬季
「…愛?」
暫し無表情になって眉間を押さえ
「なにやら私とは1番縁遠い言葉が聞こえましたが。まあいいでしょう。甘味に対する執着は愛と言い換えても問題ないかもしれませんし」
気を取り直しチョコレートフロンティアへ

「溶けることを気にしなければ、確かにこれで建造物を作るのは容易いかもしれません。…ふむ。封神武侠で再現するなら、チョコレートで作成して氷で表面を覆えば良いでしょうか」
仙の集まる宴会の出し物の参考にしながらゆっくり見学
「それではこれを全て10人前ずついただきましょう」
チョコレート菓子や飲み物、酒を買い漁り全て壺中天の時のない部屋へしまいこむ
特にチョコレートと飴の豪華な花束を九尾の師匠の土産にする



●……着
「愛……?」
 鳴上・冬季(野狐上がりの妖仙・f32734)は『ズッきゅん』のアナウンスを聞き突然宇宙の話を振られた猫の如く無表情となりフリーズしたが、いかんいかんと眉間を抑え気を取り直す。
「なにやら私とは1番縁遠い言葉が聞こえましたが。まあいいでしょう。甘味に対する執着は愛と言い換えても問題ないかもしれませんし」
 愛という定義は広くて自由なのだと自らに言い聞かせながら、チョコレートの祭典、可能性の開拓地、チョコレートフロンティアへと歩を進めたのだ。

「溶けることを気にしなければ、確かにこれで建造物を作るのは容易いかもしれません」
 冬季は複数の色のチョコで作られた巨大な神殿のような建物を眺め、近づき模様や高度なども確かめる。この星の建物の多くはチョコレート質のもので出来ており、フロンティアも例外ではない。ただ、フロンティアの凄いのは他の建造物は地球などにはない未知の甘くて解けない鉱物にチョコレートをコーティングするように使用したりチョコレートは細かい部分だけに使用しているのに対し、完全にカカオ質のモノだけで作成しているところだ。
「……ふむ。封神武侠で再現するなら、チョコレートで作成して氷で表面を覆えば良いでしょうか」
 90パーセント以上カカオのもので、砂糖以外の添加物を一切使わない純粋なるチョコレートを基盤に、屋根などに甘いチョコを使えばそれなりの耐久性を再現することはできるだろう。そして仙界の氷であれば時を止めたようにチョコの硬度と鮮度を保つことも……。などと建造物を見た後中に展示されているチョコレートの芸術品、チョコのビーナスなどを仙の集まる宴会の出し物の参考にするべくゆっくり見学。
「ふむ、やはり果実の酸味はチョコを引き立てますね」
 そのあとはチョコレート創作料理のほか、宇宙で有名なチョコレートブランドGOGIBAのアイスを|店内飲食《イートイン》のみだったのでその場で食す。
「あ、これ味見できますか? ふむ、流石にお金がかかりますか。いえ、もちろんいただきます……ほう、いいですね。これ下さい」
 それからいろんな店で味見をしてはチョコを買い、チョコレートリキュールやジュースを買い、ココアを買い、ブランデーやウイスキーなどを買いあさってはすべて『壺中天の時のない部屋』へしまいこんだ。

「あ、これはラッピングをお願いします」
 そして最後に、チョコレートと飴の豪華な花束をきれいにラッピングしてもらい、九尾の師匠への手土産にするのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第3章 日常 『惑星都市の夜の祭』

POW   :    賑やかな屋台で異星の食を楽しむ

SPD   :    街灯に照らされた夜市の街を行く

WIZ   :    ライトアップされた宮殿を歩く

イラスト:ももんにょ

👑5
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●ラブラブ💗チョコランド 夜の部
 夜のとばりが降りて、チョコレートプラネットの景色はムーディーに染まる。
 暗い紫の夜空には相変わらず赤やピンクのハートの光が浮かび、町中は色とりどりの電飾で照らされる。
 多くのアトラクションが運航停止し、園内は人の集う散歩道となる。

●夜のチョコランド行動表
 それでは、『ズッきゅん』もいなくなってしまったので、猟兵諸君には夜にできる行動の例をお見せしよう。

①レストラン街
 ランドの出口直ぐにあるレストラン街。今日はちょっといいモノ食べて帰ろうね。みたいな気持ちを刺激する。地球で言う洋食風の料理店中心。

②気まぐれおピンクロード(散歩道)
 園内のストリートは夢の国のように外界とは違った雰囲気。電飾に飾られたランドの中をカップルで歩きます。また、ランドの奥にそびえたつお菓子のお城では飴の雨がふるエレクトリカルパレードもあるようです。

③ハネムーンリング(観覧車)
 このアトラクションは夜もやってます。一望しよう、光の世界。頂上付近で空に舞う光のハートに包まれればロマンティックな夜になるかも。夜は少しゆっくり目。一周40分です。

④ホテルで……。
 リゾートホテル完備。チョコレート大浴場や個室浴場に入ったり、お部屋でなにかしたり。シックでゴージャスな部屋からカラフルでポップな部屋まで、いろんな部屋から選べます。猟兵は特別優待ですので希望の部屋が満室だったということはありません。甘ったるい夜になること請け合いです。

 ほかにも色々。必要であればキアラ・フォックストロットもお供します。
祓崎・千早
(翌朝のホテルの一室に裸の男女。
荒い息をつき、汗だくで繋がったままの千早と【三武郎】だった)

「あぁ…もう朝か。結局夜通しで盛り上がっちまったな。」
はぁ…はぁ…ヤり過ぎよ。
…んはぁ…んん♥️…ん…んぁ…♥️
「ははっ、そういう千早も乱れながら可愛くおねだりしてたじゃねえか?」
…はふぅ…はふぅ……うるさい。
「もう何度も数え切れないくらい抱いて来たが千早の身体は一向に飽きねえな。
幼馴染みだから相性が最高なのかもな。
千早の子宮、俺のモノに吸い付いて離さないのなんの。
何度も中出ししたから味を覚えたか?」
…ば~かっ。
……眠い、少し寝る。
「あいよ、起きたらまた可愛いがってやるよ。」


【アドリブ歓迎】



●朝チュン!!!
「いやー、結構食ったよなぁ。甘いもんばっかりでちょっと口ん中がアレだが……」
 ホテルの一室。ダブルベッドの脇にある机の上に買い物袋を置いて髪を解く祓崎・千早(魔を断ち闇を砕く少女・f38100)と、早速どっしりとベッドに座り両手を後ろにつく三武郎。
「そう? でもあなた、別に甘いもの嫌いじゃないでしょ?」
「そりゃ、甘いもの嫌いじゃお前は食えねぇからな……」
「え、それどういう意m……ひゃっ……んみゅっ!? ……んッ💕」
 意味深に笑う三武郎の方を怪訝な顔で見下ろそうと振り返った千早はその右手首をつかまれては引き寄せられ、ベッドに尻もちをついた後流れるように唇を奪われる。
 蹂躙するように口の中を舌でかきま……ごほんっ、とにかく何かいやらしくディープキスされじっくり味わわれる。
「ほら、甘い……」
 と笑う三武郎は千早が思わずどきりとしてしまうくらい不覚にもかっこいい。まあ、その笑顔は直ぐに下卑ていやらしさマックスに歪むのだが。
「と、言うわけで、もう準備万端みたいだし食っていいよな?」
「ちょ、ま、私未だお風呂……」
「大丈夫大丈夫……一発やってから入ろうぜ♪」
「もう、ほんとちょっと……ぁっ💕」
「ほら、こんなにぐっしょりなら洗ったって意味ねえって。一回発散しようや」
「どこさわって……はぁ、もう、好きにしなさいよ」
「おいおい、好きにしてほしくなっちゃっただけだろ?」
「~~~ばかっ!」
 そうして千早は当初の約束の通りに日を跨ぎ何度も何度も三武郎においしく頂かれて、つながったまま抱きかかえられてお風呂に入ったり、力尽きるまで続けてさらにはそのまま朝になるまで服上戦を行ってから仮眠。
「起きたらまた可愛いがってやるよ」
 寝る直前に三武郎が耳元で優しく宣言の通りに、仮眠明けにも朝(っていうか朝寝て起きたら昼)チュンを許さないベッドの上での再戦が待っていたりしているのだがそれは全部レギュレーションの都合で割愛させていただきます……。

大成功 🔵​🔵​🔵​

新田・にこたま
はしゃいでますね、シエルさん。それに美希さんも(f37972)。

遊園地の締めと言えばパレードですからね。はしゃぐ気持ちも分かります。パレードに興味がないという人もいるようですが、お二人が楽しみにしてくださっているなら何よりです。

ピンクなのはこの宇宙の文化ですよ、おそらく。
ではパレードを絶好の位置で見られるように場所取りを―――美希さん!?

いやまあ、追いかけるのも楽しみ方としてはありだと思いますが定位置で見た方が安定してパレード全体を……もう、そんなこと言われたら私も追いかけるしかないじゃないですか…!
実際、私も宇宙の遊園地のパレードを前にしてテンションが上がっていないと言えば嘘になりますし…!

結論として、お二人ともが暴走機関車で、似た者姉妹ということですね。知ってましたけど。
しかし飴の雨…後でスタッフさんが美味しくいただくんでしょうか…というか地味に痛い…!

あはは…やっぱり私たちではムードに合わせて落ち着いた雰囲気で思い出の最後を飾るとは行きませんでしたね。

でも…ええ、楽しかったです。


ラップトップ・アイヴァー
さあ美希!
そろそろパレードの時間ですわよ!

《わぁい!
にこたまセンセ(f36679)と一緒に見るの!》

まあこの道がピンクな理由は気にしないとして。
じゃあ美希、にこたまさんが――あれ何で指鳴らして

《Revolution》

え、ちょ、待ちなさい!
真の姿――黒髪に紫の瞳のお姫様になってどこに走ると!?

《走る?
追いかけるんだよ、パレードを。
センセ、パレードは好き? みきはこういうのだーいすき!
追いかけながら見て回ってみたかったの。宇宙のパレードってば絶対楽しいに決まってるの!
昔じゃこんなこと絶対できなかったから!》

もう美希ったら…!
ごめんなさいねにこたまさん、昔美希ってば病気のせいで身体が弱かったから、こうなると美希の方が若干暴走、

《センセーいつもバトロワで暴走してるバカ姉がなんか言ってまーす!
ほら見てセンセ、飴の雨だよ! 言葉にするとふざけてるけど今飴ちゃん美味しそうだから許してあげ、

なんで美希暴走機関車扱いされてるの!?》

ほらもう美希ったら!

…ふふ、こんな夢のような時間も、楽しいですわね?



●はしゃいじゃうね!
「さあ、そろそろパレードの時間ですわよ」
 ラップトップ・アイヴァー(動く姫君・f37972)と新田・にこたま(普通の武装警官・f36679)はラブラブ💗チョコランドのお菓子のお城の前のメインストリートへ来ていた。周囲はキラキラに包まれて夢の中のよう。白の中から赤青黄色ピンクオレンジ紫みどり、様々な電飾に飾られたチョコレートやマカロンの形の車と『ズッきゅん』をはじめとしたマスコットの着ぐるみやキューピットやおもちゃの兵隊のといったコスプレをした遊園地スタッフのお姉さんたち。この星の現地人は基本的にオラトリオなので背中の翼は自前である。
『わーい! にこたまセンセと一緒に見るのー!』
「ええ、そうですわね」
 わかりやすく浮かれる美希と、落ち着いた口調ながらもどこかうきうきした口調のシエルをほほえましく見つめるにこたま。
「お二人とも、どこか場所をとって見物しましょうか」
 とにこたまが提案するも、美希の浮かれ具合は半端ではなく……。
『Revolution!!』
 といって|ラップトップ《二人》の身体を真の姿へと変貌させていく。
「「え?」」
 と同時に声をあげるにこたまとシエル。しかし真の姿――黒い髪に紫の瞳のお姫様へとドレスアップした美希はそんな姉とセンセを置いてけぼりに走り出していた。
「ちょ、どこへ走るというんですの……美希!?」
「美希さん!?」
 呆然とするにこたまと離れないように体を制止しようとするシエルの意思に気が付いて美希はにこたまは振り返って満面の笑みを見せる。
『どこへって、そりゃ……追いかけるんだよ! パレードを!!!』
「……な、なるほど? にしても、にこたまさんに同意を得てからにしなさいな!」
『はっ! ご、ごめんなさいセンセ!!』
 シエルが姉らしくきちんと叱ると、自分がはしゃぎすぎて周りが見えなくなりすぎてたことに気が付き謝る。
「いやまあ、追いかけるのも楽しみ方としてはありだと思いますが定位置で見た方が安定してパレード全体を……」
『あのね! センセ、センセはパレード好き!?』
「こら、にこたまさんを遮るんじゃ……」
『あのね! みきはこういうのだーいすき! ずっとね、追いかけながら見て回ってみたかったの。宇宙のパレードってば絶対楽しいに決まってるの! だって、昔じゃこんなこと絶対できなかったから!』
「美希……」
 最後までにこたまの言い分を聞かない美希をまた叱ろうとするシエルであったが、可愛い妹にそんな風に熱く語られては怒るに怒れない。もちろん、それはにこたまも同じで……。
「……もう、そんなこと言われたら私も追いかけるしかないじゃないですか…! 行きましょう、シエルさん、美希さん!」
 シエルと美希の右手をつかみ、そのまま握りこむとにこたまが率先してひっぱるように笑顔で走り始める。彼女の願いの通りに走るのだ! 実際、にこたまだって宇宙のパレードではしゃぐ気持ちがないわけではない。
「ごめんなさいねにこたまさん、昔美希ってば病気のせいで身体が弱かったから、こうなると美希の方が若干暴走してしまって」
『センセ! いつもバトロワで暴走してるバカ姉がなんか言ってまーす!』
「もう、美希!!!」
「ふふっ、では結論として、お二人ともが暴走機関車で、似た者姉妹ということですね。知ってましたけど」
『なんでみき暴走機関車扱いされてるの!?』
 パレードを追いかけながら笑いあっていると、突然空から降ってきた硬い何かが三人にぶつかる。
「なんですの、これ……」
 と、シエルが一つキャッチすると、美希がすかさずそれを口に放り込む。
『……甘い! 飴だ! 飴の雨だよ! やわらかくておいしい! 言葉にするとふざけてるけど……おいしいから全部許しちゃう!』
 夜とはいえピンクに光る空と道、飴の姿はきちんと目視でもとらえられる。袋詰めされているし、そもそもにこたま、シエル、美希のようにパレードの後ろを走って追いかけるなんてことをしなければそんなに多くはぶつからない。パレードの両サイドで見てる人たちはそれに手を伸ばしてキャッチしたり、地面に落ちているのを拾ったりしている。
「地味に痛いですし、結構ばら撒いてますが……残ったのは後でスタッフさんがおいしく頂くんでしょうか」
「ふふ、どうでしょうかね。でも、こんな夢のような時間を過ごせるの、楽しいと思いません? ですので、終わった後のことを考えるのはよしましょう」
 飴が口に残ったまんまシエルがにこたまの顔を覗き込むように告げる。
「あはは……やっぱり私たちではムードに合わせて落ち着いた雰囲気で思い出の最後を飾るとは行きませんでしたね。でも」
 ――楽しい音楽と雰囲気と、子供のように走って跳んで笑う時間。
「ええ、楽しかったです」
 もうすぐパレードは終着点。童心に帰れる時間はそろそろ一旦おしまいだなとどこか寂しさも感じながら、にこたまは噛み締めるように答えるのであった。

『――ところで、空がピンクなのはなんでなんだろうね』
「うふふ、それもまた考えないということで良いのですわ」
『えー、気になる』
「あはは。じゃあ、この宇宙の文化ということにでもしておきましょうか……」
 そして三人は帰路に就く。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

鳶沢・成美
余裕あればキアラ・フォックストロットさんと絡みたい

エアーズショコラはなかなか楽しめましたね
絵葉書があったら買って帰りましょう

さて、レストランで食事でもして後はのんびりと……
おやキアラさん、よかったら相席してもよろしいですか?

料理に舌鼓を打ちつつ談笑
でもアップルソースを使った肉料理とかリンゴが原料のシードルやアップルパイ
なんだかリンゴ推しだな、この星系だと時期なんでしょうか
クリスマス星雲のリンゴの効果が効果だったからなあ
美味しいけどちょっと警戒しちゃいますね
でもきっと関係ありませんよね

これがフラグというやつだったのか
キアラさん酔ってません? 送っていくので部屋を教えていただけると……
そんなに飲んでるように見えなかったんだけど
何だかふらついているキアラさんを部屋に送りバイバイ
……しようとしたら引っ張り込まれてしまい床に二人で倒れこむ

うわっ……ちょ、ま



●甘い夜をアナタに
(絵葉書まで買ってしまった……)
 鳶沢・成美(三角定規の除霊建築士・f03142)はエアーズショコラを十二分に堪能した後、ホテルのレストランへ向かった。
 複数あるレストランの中から、甘いもの以外も扱っている店はたった一つ。この星の生産物はほぼ甘味と果物なので他の惑星から輸入の必要がある食材を使った料理店は多くないのだ。
 そうなると、このレストランが満席になっているのも仕方ないことで……でも自分のほかには順番待ちもいないようだったので知り合いを見かけて声をかけることにしたのだ。
「キアラさん、相席して宜しいですか?」
「ん? あー。成美はんか。ええよ。いっぱいやもんねぇ」
 二度の交流を経てすっかりへにゃりとした笑顔を見せてくれるようになった|グリモア猟兵《キアラ・フォックストロット》である。
『おっぱい星人を認められたっぷり絞り取らせてくれる女の子もいるんだから充実してるに決まってるだろうがああああ!』
 という迷惑星人の言葉が脳裏によぎるがすぐに頭を振って忘れてキアラの正面に座る。
「あ、店員さん、グラスもう一つくれる?」
 と通りかかった店員にキアラがお願いして運ばれてきたグラスに彼女が飲んでいるのと同じシードルが注がれる。
「リンゴ味ですか……」
「うん、前飲んでおいしかったからはまってしもてなぁ」
 前回、リンゴのお酒であんなことやこんなことやそんなことになっていたにもかかわらずハマるとは豪胆だなぁ、と思いながらも、勧められるままお酒を飲み、リンゴ入りのポテサラとか、リンゴの利いたステーキソースのステーキとか、アップルチョコパイとか、リンゴ推しのメニューをともに楽しむ。
「はい、あーん♪」
 とかされたり。
「そんなに飲むとまた酔っぱらっちゃいますよ」
「へーきやってー。ウチがそんなおんなじ失敗2回も3回もするわけないやーん♪」
 とかフラグを仕込まれたりしながら楽しいひと時を過ごした食後――。
「もう少しで部屋だから、寝ないでね……」
 ほろ酔いの男と泥酔の女が一組見事に出来上がっていた。キアラの部屋を何とか聞き出し肩をかして送り届ける。
「はい、ベッドに下ろすよ……」
 口調が普段より少し砕けてるのは、前会った時よりそっけないと酔ったキアラが拗ねちゃったので前回致したとき同様に荒っぽくしているのだ、別に素とかそういうのじゃないと思うんだけどな……。
(っていうか、キアラさん、前と違ってちゃんとセーブもしてたように見えたのに、本当によってるんだろうか……)
 とかとか酔った回らない頭でふと考えてみたりしつつもキアラをゆっくりとやわらかいベッドの上に下ろして立ち去ろうとすると、彼女が引き留めるように裾をつかんでくる。
「……えっと……?」
 振り返る成美。潤んだ目のキアラがむにっと成美の大好きなおっぱいを押し当ててくる。
「……!」
「バレンタインキス、しよ?」
「うわっ……ちょ、ま……っ!」
 力なく引っ張られ、成美が倒れるだけでなく、成美の重さに引っ張られたキアラもベッドからずり落ち二人床に倒れる。成美が咄嗟にキアラをかばって抱きしめて背中から落ちたため、キアラに上乗りになられている状態だ。
 うつむいて見えにくくなっていた彼女の顔が窓から差し込む光に照らされてはっきりと目に焼き付く。そして成美はようやく気が付いた。
 キアラの目、息遣い、それが酔っぱらいのモノとは違うということを。
「キアラ、発情してるのかな……?」
「…………ふふ、成美も、ね?」
 成美はようやく気付く。キアラが手を置いた下腹部が、どうして今まで気づいてなかったのかわからないくらいにパンパンに腫れあがっていることに。窮屈でいたい、今にも飛び出して、入り込んで、出したいほどに。
(やっぱりあれ、そういうリンゴの食べ物だったのかな……)
 思い出すのはクリスマス、同じ星系で受けた依頼の妖しいリンゴ……。ただ、全部それのせいにして流されるのは、男として……3回目だし、ダメだよなぁ……?
「キアラ……!」
 成美は両頬をバチンと叩いて自分に活を入れると、しっかりとキアラを抱き上げてベッドへ再び寝かせ、しっかりと自分の意思で押し倒した。
「成美……んっ💕」
 口づけをして、それから、いつも通り、自分らしく、おっぱいに……!!!

 そんな感じで、甘い夜になりました。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2023年02月19日


挿絵イラスト