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銀河帝国攻略戦㉓~護衛艦隊突入戦

#スペースシップワールド #戦争 #銀河帝国攻略戦

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●マケドニアの意地
 銀河帝国との決戦はいよいよ大詰めとなってきた。大要塞のエンペラーズマインドの防衛戦、そして、『黒騎士アンヘル』、『白騎士ディアブロ』率いる艦隊を突破し、『解放軍』はいよいよ皇帝直属軍との戦闘に突入した。しかし、敵は、皇帝率いる精鋭部隊。『解放軍』は全力で攻撃するも、崩れることがない。彼らの艦隊は、いくら攻撃を受けても、次々と修復されていく。
「艦長!攻撃が全く通用していません!」
「おのれ…!帝国軍め!」
 マケドニア号の艦長、アレクサンドリアス13世は拳を握りしめる。
「このままでは、我々は…」
「こうなれば、この艦を突っ込ませる!それしか手はない!」
「艦長、待ってくれ!そいつは、俺たち、マケドニア騎兵の役割だ!」
 マケドニアの戦士長アレックスがその役割に名乗り出る。
「俺たちが、船に風穴をあける。そうすりゃ、猟兵達が飛べる!マケドニアの意地を帝国の奴らに見せてやるさ!」
 戦士長の呼び掛けに、騎兵達は応える。虐げられていた者たちが今、その牙を剥こうとしていた。

●決死の突入作戦
「今『解放軍』は苦しい状況になってるわ…」
 カナタ・アマガは、そう戦況を伝える。
「皇帝直属の護衛艦隊に足止めを喰らっていて、インペリウムに対して十分な戦力を集結できないの」
 それは、皇帝討伐の大きな障害になっている。
「護衛艦隊の強さは勿論、その受けた損傷をすぐさま修復する能力が厄介よ。おかげで、『解放軍』のスペースシップは、戦況を均衡するだけで精一杯なの。そこで、ウチら猟兵の出番よ」
 決死部隊が艦隊に攻撃を加え、損傷をさせる。そこに猟兵がテレポートで転移させ、内部から破壊するというものだ。
「その作戦だと、決死部隊は…」
「ただではすまないわ…」
 今回の作戦では、マケドニア号のスターライダー達がその決死部隊の役割を引き受けてくれるという。彼らに相当の犠牲が出るのは、想像に難くない。
「彼らの思いを無駄にしないためにも、なんとしても帝国艦隊を打ち破るわよ!」
 カナタの言葉に、猟兵達が頷いた。


夢月
 このシナリオは、「戦争シナリオ」です。
 1フラグメントで完結し、「銀河帝国攻略戦」の戦況に影響を及ぼす、特殊なシナリオとなります。
 というわけでマスターの夢月です。
 今回は、銀河帝国攻略戦において、私のシナリオで登場してくれているマケドニアの戦士たちが突破口を開いてくれます。
 猟兵はそこから侵入し、内部のコアを守る敵ボスを撃破してください。
 戦争も残りわずか。頑張っていきましょう。
 それではよろしくお願いします。
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第1章 ボス戦 『地獄宇宙人アビ星人』

POW   :    宇宙地獄近接格闘術
単純で重い【宇宙マーシャルアーツ 】の一撃を叩きつける。直撃地点の周辺地形は破壊される。
SPD   :    宇宙地獄超次元殺法
【短距離テレポートを駆使した近接格闘術 】が命中した対象に対し、高威力高命中の【超高速連続攻撃】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
WIZ   :    宇宙地獄プラズマ弾
【掌から100,000,000℃の光弾 】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠砲撃怪獣・ガンドドンです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 『解放軍』と銀河帝国旗艦インペリウムの護衛軍が激突する宙域に宇宙バイクを駆るマケドニアの戦士達が集結する。
「いいか!てめぇら!」
 マケドニアの戦士長アレックスが戦友達に檄を飛ばす。
「あのくそったれな皇帝をぶっ飛ばすまであと一歩だ!だが、今立ち塞がってる連中も一筋縄じゃいかねぇ…。けど、俺達だって負けるわけにはいかねぇ!この作戦…何人死ぬことになるかわかんねぇ…でも!この世界の未来を掴む為に!やるしかねぇんだ!お前らの命、使うのは今だろ!?派手にぶちかましてやれ!!」
「おぉおおおおおおおおおおお!!」
 戦士達が雄叫びをあげる。護衛艦隊に対し、『解放軍』の艦隊が砲撃を開始する。突入するマケドニアの兵を援護するためだ。
「マケドニアの誇りにかけて!突撃!!!」
 アレックスを先頭にマケドニアの戦士達は放たれた矢のように真っ直ぐに敵の艦隊へと突入していった。
大神・零児
マケドニア戦士の覚悟、無駄にはしない!

宇宙地獄超次元殺法に対抗!

無双の意識全開で、「野生の勘」「第六感」も駆使し動きを「見切り」、「ダッシュ」の「残像」で攪乱しながら、敵が動く前に「フェイント」を織り交ぜた「先制攻撃」による「2回攻撃」

敵UCの初撃は無双の意識「野生の勘」「第六感」で「見切り」回避

回避が無理ならば「オーラ防御」「武器受け」で防ぐ


「先制攻撃」が失敗した場合
無双の意識「野生の勘」「第六感」で動きを「見切り」、回避か黒剣「黒鞘」の「武器受け」で攻撃を逸らしながら、その運動を利用し「カウンター」による妖刀「魂喰」の「なぎ払い」から「衝撃波」を至近距離で放つ

【アドリブ改変&味方の連携可】


数宮・多喜
【アドリブ改変・連携大歓迎】

あの、マケドニア号か。
…マケドニアの連中はよ、血の気は多いけどいい奴らばかりでさ。
だから、こんなとこで犠牲になっていい奴らじゃねぇんだよ。
突っ込んで、すぐに片を付けて、被害を減らす!

変幻自在の超次元殺法が得意だってんなら、
アタシだって仕込みで負けてらんないね!
バイクの動きは直線的に見えて組し易いようにとられるだろうから、
敢えてそこで誘い込む!
テレポートアウトに合わせてわざと転倒し、
カブをパーツにばらす。
一瞬でも気を取られたならその隙にアーマーとして纏い、
【人機一体】を発動!
バイクと人型の間を行き来して、
メーザーと【グラップル】で翻弄してやろうじゃないのさ!



 護衛艦隊の迎撃はそれまでの戦闘とは比較にならないほど凄まじいものだった。弾幕の嵐などという例えでは足りないほどのものだ。マケドニアの騎兵達は宇宙空間でのドッグファイトには強いが、艦隊戦となると、密度の高い弾幕に突っ込むのはかなり危険が付きまとう。かつて馬の機動力が無敵と呼ばれた時代を終わらせたのは、銃火器による集団戦法だった。遠く時代を経た今、それが再現されているかのようだった。
「ち、くしょぉおおおおおお!!」
「マケドニアに、栄光あれぇええええ!」
「くそぉおおおお!足がぁあああああああ!!」
 次々と対空砲火に掴まり撃墜されるマケドニア騎兵達。懸命に接近を試みるも、悪戯に犠牲を増やすばかりだ。
「くっ、こんなの…見てらんないよ…!」
 マケドニア号の艦橋で戦況を見守っていた猟兵達のうち、たまらずそう呟くのは、数宮・多喜(疾走サイキックライダー・f03004)だった。
「やっぱりアタシも出る!」
「まて」
 今にも飛び出しそうな多喜を引き留める大神・零児(人狼の妖剣士・f01283)。
「だってよぉ…マケドニアの連中はよ、血の気は多いけどいい奴らばかりでさ…
だから、こんなとこで犠牲になっていい奴らじゃねぇんだよ…!」
「分かっている。思いはみな同じだ。だが、俺たちがここで出たら、彼らの思いを無駄にすることになる…」
 二人は、この銀河帝国戦において、マケドニアの者達と共に戦った仲だ。彼らの苦戦を黙って見ているのは辛い。現状、今の艦隊に対し、猟兵が無理矢理突撃をかけても結果は同じである。猟兵達は各地の戦闘に分散しており、この戦場に投入できる戦力は限られている。確実に戦力を温存して、敵艦のコアを破壊するには、この作戦しかないのだ。「くっ…!」と悔しそうに壁に拳を打ち付ける多喜。

「戦士長!」
「おう!カラエル!無事だったか!」
「現状突破出来た奴はいません」
「そうか…こうなりゃ、多少の無理を押してでもやるしかないなぁ!」
「お供しますよ」
 アレックスは、部下と共に、一気に加速する。宇宙バイクの限界を越えた速度にエンジンが悲鳴をあげる。このスピードで突っ込む以上、狙いは一つ。敵艦への体当たりである。
「ぉ…おぉ!!」
 部下たちも次々とアレックスに続く。一人、二人…。砲撃により脱落する者が出る中、アレックスただ一人が、被弾し炎をあげる愛機と共に、敵艦へ吸い込まれていった。直後、爆発と共に敵艦に大穴が空く。
「!…テレポート開始するわ!」
 カナタが、即座に対応する。光に包まれたかと思うと、そこは先程までモニターに映されていた敵艦の中だった。
「気合入れろよ相棒…!今日はちょっと止まらないよ!!」
 多喜はすぐ様、愛車の宇宙カブに乗り船外の迎撃兵器を破壊しにかかる。少しでも犠牲減らす為に…。
「やはり、猟兵は侮れませんね…」
 船内では、猟兵の前にスーツを着こなした男が立ち塞がる。
「この艦を任されているアビ星人の一人、ゲイルです。貴方方はここで死になさい」
 言うや否や、その姿が消える。直後、零児の目の前に迫っている。
 ーー俺の無双の意識が全く感知出来なかっただと…!?
 零児のユーベルコード『無双の意識』は、空間を丸ごと知覚するものだ。それを擦り抜けたのは、空間転移しかない。
「死になさい」
「うりゃあああああああ!!」
 必殺の一撃を叩き込もうとしたアビ星人ゲイルに、相棒をパワードスーツのようにまとった多喜が蹴りを入れる。すんでのところせ躱すが、そこにすかさず零児が妖刀を振るう。切っ先はかわされる。しかし、そこから出た衝撃波は、ゲイルを吹き飛ばすには十分だった。
「不意の一撃で倒すつもりだったのですが…」
 ゲイルは今の攻防でついた汚れを払う。
「生憎と今日のアタシらは機嫌が悪いんだ!」
「俺も今日は派手にやりたい気分でな。加減はせんぞ!」
 二人は溜まりに溜まった怒りを爆発させるように強敵に攻めかかった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

城田・紗希
えっと……グリモア猟兵がオブリビオンに取り込まれたの?
殴って救出すればいい?(殴った衝撃で出てくると勘違い)

とりあえず、絶望の福音…と、第六感を併用して攻撃を回避してみる。
攻撃にウィザードミサイル使いたいけど、熱弾は耐えられないだろうし、
諦めて紅時雨での斬り伏せで我慢する……。

安心せい、峰打ちじゃ(刃の側で斬ったけど言いたかった様子)


ユリウス・リウィウス
宇宙にも骨のある奴らがいるもんだな。その心意気、無駄にはしない。

目的の敵艦に侵入したら、血統覚醒でヴァンパイア化。
「恐怖を与え(る)」ながら、「鎧砕き」を中心に敵の防衛隊を片付けながらコアマシンを目指そう。

さて、話に聞く異星人とはどんなものか?
というか、異形の異星人なんて初めて見るが、帝国が創った人造人間の一種か?
まあ、ぶち殺すことは違いないんだがなあ、おい。

ああ、格闘家か。光線が飛び交う艦隊戦よりはよっぽど安心して戦える。
「生命力吸収」を発動させながら、黒剣で相手をしよう。
一撃当てるごとに、「傷口をえぐる」。
格闘術は盾で受けるようにする。プラズマ弾は面倒だな。放とうとするところへ切り込むか。



「えっと……グリモア猟兵がオブリビオンに取り込まれたの?殴って救出すればいい?いや、でもカナタはさっき一緒にテレポートしたし…いや、とりあえず殴ればいいか」
 目まぐるしく変わっていく戦況に城田・紗希(人間の探索者・f01927)は、若干混乱しつつも、最終的にはシンプルな結論に落ち着く。現状立ちはだかる障害は、アビ星人のゲイルのみ。だが、彼は圧倒的な近接戦闘能力で、猟兵達に苦戦を強いている。
「あぁ、マケドニアの連中は骨のある奴らだった。あいつらの心意気、無駄にしないためにもあの異星人を排除するぞ」
 ユリウス・リウィウス(剣の墓標・f00045)も、紗希の考えを肯定する。
「え、アレって異星人なの!?仮面被ったコスプレじゃなくて!?」
「まぁ、聞いたところによると、そうらしい。俺も異形の異星人なんて始めてみるが…帝国の創った人造人間みたいだな」
「ふぅーん、難しいことはよく分からないけど、殴れば倒せるよね?」
「まあ、確かにぶち殺すことは違いないんだがなあ、おい」
 妙な納得の仕方をしつつ、二人はゲイルに挑む。多喜と零児を合わせて四人がかりだ。だが、アビ星人はその程度軽くあしらう。決まったかに思えた攻撃もいつの間にか転移からのカウンターになっているのだ。
「ああ、格闘家か。光線が飛び交う艦隊戦よりはよっぽど安心して戦えるな」
「ほぅ、私に攻撃が当たるとでも?」
 ゲイルに挑発されてユリウスは獰猛な笑みを浮かべる。
「やってみせるさ」
 彼の瞳が紅の光を放つ。彼の中に眠るヴァンパイアの力を解放したのだ。彼の手にする黒剣『ライフイーター』も歓喜の声をあげるように、オーラを放つ。
「せぇぃ!」
 増幅した腕力に任せて、剣を振るう。その切っ先が、僅かにゲイルを掠める。
「ほぅ、これは…」
「生命力を吸収するのさ」
 相手の生気を奪う魔剣。ユリウスは、次々と連撃を繰り出す。ゲイルは、それに触れまいと、かわし続ける。
「そこだ!」
ユリウスが、重い一撃を放つ。それを待っていたかのようにゲイルがテレポートする。背中への必殺の一撃。それを防いだのは、紗希だった。
「てぇええええい!!」
 ゲイルが転移した先に、彼女は愛刀『紅時雨』を振り下ろしていた。彼女はまるで10秒先の未来を見てきたかのように攻撃を予測し回避する力がある。『絶望の福音』。攻撃を予測できる、ということは、そこに合わせて攻撃することも出来るということだ。刀に斬られ、吹き飛ぶゲイル。
「安心せい、峰打ちじゃ」
 そういって紗希は、パチンと刀を鞘に納めた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

カタリアンナ・バソリー
わが身を省みず、突破口を開く。
確かに道はできましたが、惜しいですわ。
生きてさえいれば、まだまだ役に立ってくれたでしょうに。

POWで勝負しますわ。
周辺地形を破壊するほどの一撃。
強力なことは確かですが、それは私にとっても益のあること。
砕かれ、飛び散った瓦礫が多いほど。私の武器も増えるのですわ。

念動力で周囲の物体を動かして、
敵に叩きつけて攻撃したり、盾にして身を守ったりしますわ。
瓦礫が増えればそれらも使う。
戦闘が進行するにつれて、私の手駒も増えていくのですわ。


※念動力で浮かせた椅子に腰掛けて移動するなど、
極力体を動かさずに念動力で賄います。


鉤山・瑠璃
うふふ、決死隊の方々の努力は無駄にできませんのでわたくしたちも頑張らないとですわね。
テレポートで転移した後は出来うる限り早くコアに向かって少しでも決死隊の方々の犠牲を少なくしましょう。
コアを守る方は接近戦が得意な方のようですわね。
最初はテレポートで接近できない程度の距離を保ち機関銃でわざと外すように弾幕を張り相手の動きを制限しましょう。そうしたら短距離テレポートで移動されるより早く大太刀も得意な間合いまで詰めて【剣刃一閃】で攻撃いたしましょう。



「おのれ!皇帝陛下の邪魔はさせん!」
 アビ星人がゲイルは、跳躍したかと思うと天井を蹴り加速、超光速のキックを繰り出す。危険を察知した猟兵達は、急いで離れる。着地と共に轟音、衝撃。猟兵の攻撃ではビクともしない戦艦のフロアの床がひび割れ破壊される。
「紳士な見た目の割りにとんでもない馬鹿力ですわね…」
 ゲイルの破壊力をカタリアンナ・バソリー(1/2の純なる血統・f12516)はそう評する。
「確かに厄介ですわ。でもわたくし達は、こんな所で足止めされてるわけにはいきませんことよ。決死隊の方々の努力は無駄にできませんのでわたくしたちも頑張らないとですわね」
 鉤山・瑠璃(羅刹の剣豪・f05937)が決意を語る。
「マケドニアの戦士の方々…わが身を省みず、突破口を開く。確かに道はできましたが、惜しいですわ。生きてさえいれば、まだまだ役に立ってくれたでしょうに」
 たとえ銀河皇帝を倒したとしても、残党との戦いは続く。猟兵達だけで守りきれないほど宇宙は広いのだ。今回の作戦で失ったモノは大きい。
「彼らのためにも、必ずや皇帝を討ち取りましょう!」
 カタリアンナは、椅子ごとふわりと宙に浮かぶ。彼女の念動力は自分を浮かせることすら可能なのだ。
「その馬鹿力、私にも益がありますわ」
 破壊された瓦礫が浮き上がると、ゲイルに襲いかかった。
「ぬぅ!?」
 彼はすぐさま格闘技で撃ち落とす。すると、さらに細かく砕けた破片が再び彼を襲う。
「おのれ!」
 テレポートをしてカタリアンナの目の前に移動し、彼女を叩き落そうとする。
「わたくしをお忘れかしら?」
 そのテレポートした場所に瑠璃が大太刀『アイゼン・シュロット』を振るう。剣刃一閃。
「ば、馬鹿な…こ、皇帝、へ、陛…下…!」
 胴を両断されたゲイルは、地に落ちる前に事切れていた。

 強敵を倒した猟兵達は、コアを破壊して脱出する。
 銀河帝国攻略戦はいよいよ決着が着こうとしている。だが、勝利の代償は、あまりに大きいモノだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年02月23日


挿絵イラスト