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銀河帝国攻略戦㉓~想いを継ぐ者達

#スペースシップワールド #戦争 #銀河帝国攻略戦

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 白城艦隊を突破した解放軍は、帝国旗艦『インペリウム』を目前に控えていた。
 そんな解放軍艦隊の前面に、インペリウムを守るべく、護衛軍が展開する。

「解放軍艦隊前方より砲撃!」
「総員、衝撃に備えよ!」
 帝国軍艦隊に属する戦闘艦が解放軍の砲撃で被弾する。大きな衝撃とともに、艦が揺れ、爆発の発光が宇宙空間に輝いた。
「やったか!?」
 解放軍艦を援護する戦闘機が敵の弾幕をかいくぐりながら、爆炎を上げる戦艦の頭上を通り抜ける。
「駄目だ! 奴ら、ダメージを修復している!」
 周回していた戦闘機が叫ぶ。砲撃を受けたはずの装甲が徐々に修復していく様子を目の当たりにし、自らの攻撃の無意味さを実感してしまう。
「ちぃっ……!」
 右往左往する解放軍戦闘機を前に、被弾した帝国軍艦の艦長はどっしりとシートに構えて呟いた。
「解放軍……この短期間でよくもここまで成長したものよ。だが、我等が護衛艦隊。これまでのようにはいかんぞ」
 戦いは互角。だが、回復能力という能力を備えた帝国軍に、分があるように思えた。

●戦場に駆ける
「いいですこと? 目の前のインペリウム護衛軍は、その名の通り、皇帝を守る騎士のようなものですわ」
 集まった猟兵達に戦況の説明を始めたエリル・メアリアル(孤城の女王・f03064)は、悩ましげに首を振った。
「その脅威は防御力だけではありませんわ。一番厄介なのは、銀河皇帝の能力によって回復能力を備えていること!」
 その回復能力によって、護衛軍は無類の防御力を誇り、解放軍の前に立ちはだかっているのだという。
 撃破には、回復能力をを上回るだけのダメージを与える必要がある、ということだ。
「だからこそ、わたくし達の出番というわけですわ!」
 エリルがグリモアを光らせた。
「ここから先、わたくしは皆様を帝国宇宙戦艦の眼前へと転送いたしますわ。皆様は解放軍の援護を受けて、戦艦を撃破してくださいまし!」
 作戦は既に始まっている。転移されれば即座に戦闘が開始されるだろう。
「皆様、お気をつけて。頑張ってくださいませ!」
 そして猟兵達は戦場へと足を踏み入れるのであった。

●想いを継ぐ者達
「猟兵達が転送された! 援護を開始する!」
 解放軍戦艦の艦長が叫んだ。
「主砲、一斉発射!!」
 解放軍戦艦より放たれた複数のビーム砲が宇宙空間を切り裂く。同時に展開を始めた戦闘機部隊が散開し、あえて目標となることで、帝国戦艦へと猟兵達を導く。
 すれ違いざま、戦闘機のキャノピーの奥からパイロットが親指を立てた。

 宇宙空間を爆風と閃光が走る。その中心に立つ猟兵達が戦況を左右する。
 目標は帝国宇宙戦艦。激しい戦いが予感された。


G.Y.
 このシナリオは、「戦争シナリオ」です。
 1フラグメントで完結し、「銀河帝国攻略戦」の戦況に影響を及ぼす、特殊なシナリオとなります。

 こんにちは。G.Y.です。
 今回の戦いはインペリウム護衛軍との戦いを描かせて頂きます。
 敵は『帝国宇宙戦艦』となり、宇宙空間での戦いが中心となります。
 攻撃中は解放軍からの援護がありますが、猟兵からの攻撃がないと撃破は出来ませんので、積極的に攻撃を行いましょう。

 それでは、皆様の全力のプレイングを、お待ちしております!
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第1章 ボス戦 『帝国宇宙戦艦』

POW   :    フルバースト・コズミック
【全砲一斉射撃】を放ち、自身からレベルm半径内の指定した全ての対象を攻撃する。
SPD   :    デストロイレーザー
【10秒間のエネルギーチャージ】により、レベルの二乗mまでの視認している対象を、【主砲からのレーザー砲撃】で攻撃する。
WIZ   :    インペリアル・マカブル
【自身の稼働可能時間】を代償に自身の装備武器の封印を解いて【帝国式鏖殺形態】に変化させ、殺傷力を増す。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

陸刀・秋水
ダメージを回復するとは敵ながら優秀な機能ですね。
私達の出番となる理由がよく解ります。
では、激戦であろうとも我が故郷を守る為に、微力ではありますが全力を尽くしましょう。

射撃は得手としていますので基本行動は援護射撃。
特攻していくような方のフォローが出来ると良いですね。
侵攻に邪魔となる副砲や、艦載機が飛んで来るならばそれを狙って破壊を試みます。

帝国宇宙戦艦が帝国式鏖殺形態に入ったならば即座に七星七縛符を使用。
戦艦の稼働可能時間と私の寿命、きっと後者が長いでしょう。
この世界を守る為ならば、少々の寿命など惜しくもありません。

移動や回避は空中戦と残像が活用出来ればと思っています。

【連携・アドリブ可】


スピネル・クローバルド
■心情
回復力を備えた護衛軍ですか、厄介ですね。
ですが解放軍が私達、猟兵の力を信じてくれています。
その期待に応えましょう。

■行動
WIZ判定の行動。

ジャッジメント・クルセイドをメインに使用して攻撃しますね。
攻撃は、属性攻撃を駆使し、全力魔法で一気に攻めます。
高速詠唱や2回攻撃も使用して、敵の回復の隙を与えない様にしますね。

解放軍の援護攻撃とタイミングを合わせて
私も積極的に攻めていきます。

敵のインペリアル・マカブルに対しては
見切りや第六感で出来るだけ回避するようにし、
どうしても避けられない場合は、武器受けで直撃を避けます。
地形の利用も行い、攻撃の直撃を受けない様に物陰に隠れる等
やり過ごします。


ミスト・ペルメオス
(SPD)

…ここだ。
行くぞ、ブラックバードッ…!

自前の機械鎧を駆り、戦闘領域に進出。
念動力、最大。機体や装備の制御、敵の弱点や射線の見切りなどに活かす。
戦況と敵味方の情報、位置関係等は常に確認。友軍との連携を意識。

対空砲火に注意しつつ突貫。
有効射程内に入り次第、可変速ビームキャノン/対艦・対拠点モードにて砲撃開始。
敵の主砲に注意しつつ、各種対空兵装などを優先的に潰していく。
敵主砲のエネルギーチャージを確認し次第、【ヒット&ラン】による一撃離脱戦法に切り替え。
タイミングを合わせてスラスター全力稼働、フェイントも入れた回避機動で引き付けつつのカウンター射撃を試みる。

※他の方との共闘等、歓迎です


ミスタリア・ミスタニア
皇帝の能力だって言っても、再生する戦艦とか訳分からねぇな!
っても、轟沈させりゃ流石に終わりだろうよ!

解放軍の援護とビットの『援護射撃』で対空砲潰しながら突貫するぜ!
対空砲以外の艦砲がそうそう鎧装騎兵に当てられるわけがねぇ!
『空中戦、ダッシュ、見切り』マニューバで敵の攻撃を躱しながら最短距離を『捨て身の一撃』で突っ込むぜ!
狙いは艦橋だ!幾ら艦が復元出来ても、クルーはどうかな!?
艦橋目前に飛び込んだら【対艦用パイルバンカー】をお見舞いするぜ!
パイルバンカーの『鎧砕き』で装甲ぶち抜いて、その亀裂に大型熱線砲(ブラスター・ランチャー)の『2回攻撃、零距離射撃』ぶっ放して艦橋を吹き飛ばしてやるぜ!



 猟兵達の背後から、解放軍戦艦からの主砲が放たれ、帝国戦艦の装甲を砕いた。
 だが、被弾箇所は徐々に修復され、元の姿へと戻っていく。
「ダメージを回復するとは、敵ながら優秀な機能ですね。私達の出番となる理由がよく解ります」
 陸刀・秋水(Algenib・f03122)がその様子を目の当たりにして、改めて銀河皇帝の力を実感する。
「えぇ、厄介ですね……ですが、解放軍が私達、猟兵の力を信じてくれています。期待に応えましょう」
 スピネル・クローバルド(家族想いな女の子・f07667)も同意し、武器を構えた。
「……来ます!」
 秋水が叫んだ。敵が猟兵達を捕え、主砲が発射されたのだ。
 光の奔流が猟兵達を飲み込まんと迫りくる。その光に立ち向かうように、黒い影が飛び出した。
「行くぞ、ブラックバードッ……!」
 主砲の光の脇を抜けて、ミスト・ペルメオス(新米猟兵・f05377)が駆ける。機械鎧を身に纏い、スラスターの出力を上げながら帝国戦艦へと向かっていく。
 そのミストに並走するように、ミスタリア・ミスタニア(宇宙を駆ける翠の疾風・f06878)も速度を上げる。
「皇帝の能力だって言っても、再生する戦艦とか訳分からねぇな!」
 砲撃をかわしながら身体に装備したビットを外すと、ビットはそのまま対空砲へと射撃を開始し、いくつかの砲台が爆発して炎を上げた。
「お二人の援護を!」
 秋水は蒼浪と呼ばれるブラスターを構えると、前に出た二人を援護するべく射撃を開始する。解放軍と共に行われる砲撃は、砲台を破壊し、二人の接近を支援していた。
「それでは、私も!」
 そう言ってスピネルが指を向けると、一筋の光が収束し、戦艦を貫いた。空いた穴が即座に修復を始めるが、それをさせまいと、もう一筋の閃光が風穴を大きくした。
「有効射程……撃ちます!」
 接近したミストは構えた可変速ビームキャノンを操作し、対艦モードへと変更すると、対空砲へと照準を合わせた。
 放たれたビームの光は広い範囲の対空砲を飲み込み、戦艦の装甲を穿つ。
 それ以上はさせまいと、帝国戦艦の主砲がミストへと狙いを定めた。
「来るっ!」
 バーニアを噴かせ、ミストは回避行動に移る。不規則な動きは主砲の狙いを惑わせ、明後日の方向へと飛んで行く。
「対空砲以外の艦砲が……そうそう鎧装騎兵に当てられるわけがねぇ!」
 その隙に、ミスタリアが艦体へと接触した。対空砲が、自らの艦隊そのものを破壊しようとおかまいなしに、ミスタリアへと砲撃を開始するが、後方で秋水とスピネルの射撃、さらに解放軍からの支援砲撃によって、満足な射撃も出来ないまま破壊されてゆく。
「よぉし、最短距離で、突っ込んで……!?」
 ミスタリアが突撃をしようとした時、突如、艦隊が激しく揺れ始めた。一部の装甲が剥がれ、新たな武装がせりだしてくる。帝国式鏖殺形態である。
「来ましたね……!」
 スピネルが武器を構える。それとほぼ同時に、艦体より無数のミサイルが発射された。
 襲い来るミサイルはかわしても軌道を変えてスピネルへと再び迫る。指を向け発せられた光によって多くのミサイルは爆散したが、数発が爆煙の中から姿を現す。
 命中する!とスピネル身構えた瞬間、突如ミサイルが停止した。
「戦艦の稼働可能時間と私の寿命、きっと後者が長いでしょう」
 秋水が静かに言う。よく見れば、秋水の周囲に漂う護符と同じものが、ミサイルに絡みついていた。
「この世界を守る為ならば、少々の寿命など惜しくもありません」
 そして、その護符は帝国戦艦の装甲にも貼りつき、戦艦の武装が沈黙する。
「……ありがとうございます。このチャンス、逃しません」
 三度、スピネルが指を向ける。帝国戦艦に二本の光が突き刺さる。
「――仕掛ける!」
 ミストがビームキャノンを放つ。ビームは装甲を貫き、内部で爆発する。
 その状況に、待ってましたとばかりにミスタリアが再び突っ込む。
「幾ら艦が復元出来ても、クルーはどうかな!?」
 艦橋にミスタリアのパイルバンカーが突き刺さった。
「バンカー、捉えた!ゼロ距離!」
 突き刺さったバンカーの先端から、銃口が覗く。
「これで!いっちまえよやぁぁぁぁ!」
 放たれた2発ものブラスター・ランチャーの光が、艦橋に満ちる。直後、一際大きな振動と爆発が戦艦全体を揺らす。
「……どうだ!?」
「確かに見事だ。猟兵の諸君。だが……」
 猟兵達へと送られる通信と共に、艦橋が復元されていく。内部にいたオブリビオン達も、いまだ健在のようであった。
「我らとて、帝国騎士。まだ、落ちるわけにはいかんのだよ」
 だが、猟兵の激しい攻撃は確実に効いている。修復のスピードに追いつかず、未だに炎を上げている箇所も存在していた。
 戦闘は激しさを増してゆく。猟兵達の追撃が続く。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

ソアル・セレム
今回はソアルちゃんがお仕事しまーっす!

まずは戦艦に近づくトコから。
近づきつつ敵の主砲の様子を見て、エネルギーが溜まり始めてるのが見えたらカウント開始。
10秒数えたら、主砲発射の瞬間とその回避に専念。
カウントは周りの戦闘機に乗ってる人達にも伝えて、主砲へ警戒できるようにしておくね。

「はーいっ、みんなお仕事の時間だよっ」
戦艦に近づいたらバトルキャラクターズで戦闘機のキャラを召喚、それぞれ手分けさせて、武装や装甲の弱そうなところを集中的に攻撃させるね。
推進系とかの大事そうな部分は、キャラクターを合体させて強力な攻撃をぶち込むよ。



「今回はソアルちゃんごお仕事しまーっす!」
 戦闘宙域に現れたソアル・セレム(ホワイトシャドウ・f05001)は元気いっぱいな様子で帝国戦艦へと向かってゆく。その様子に気付いた帝国戦艦の主砲が、ソアルへと向いた。
 主砲を向けられたソアルは、接近を続けながら落ち着いた様子で数を数え始めた。
「10、9、8……」
 ソアルがカウントをしながら、周囲の戦闘機へと合図を送る。合図を受けた戦闘機達は、進行方向をわずかに変えながら、警戒態勢をとった。
「2、1……ゼロ!」
 帝国戦艦からの主砲が発射された。前もって発射を予測出来ていたソアルは、主砲を最小限の動きでかわし、まもなく戦艦への射程範囲へと到達した。
「はーいっ、みんなお仕事の時間だよっ」
 周囲に次々とゲームのキャラクターが呼び出され、散開する。
「おっ、そこ集中攻撃だよ!」
 ソアルが、攻撃を受けて修復の間に合わない装甲内部にバトルキャラクターを潜り込ませる。潜り込んだバトルキャラクターが、艦体内部で発生した爆発と共にソアルの元へ戻ってきた。
「うんうん、いい子だねー……あれ?」
 ふと後方を見たソアルは、未だに被害の少ないブースターを発見した。
「……そうだ! みんなーっ!集まってーっ!」
 そう言ってバトルキャラクターを招集したソアルは、全員に号令をかける。
「せーの、がったーい!!」
 バトルキャラクターたちが身体に、腕に、足に、頭になっていく。全てのキャラが合体した時、額に14の文字が輝いた。
「さぁ、壊しちゃおう!」
 合体したバトルキャラクターは、ブースター目掛けて拳を突き上げた。瞬間、激しい光と共に巨大な爆発が発生する。
 艦体が大きく揺れ、バランスを崩す。修復は行われているが、しばらくは機動力も大幅に落ちたことだろう。
 戦況は、猟兵の有利へと大きく傾きはじめた。

成功 🔵​🔵​🔴​

如月・源
さぁて、ここいらでやっこさんには退場してもらおうかねえ。背中を託せる人らがいる。実にありがたいことだ。
気ぃ付けるのはデストロイレーザーだな。流石にマトモに喰らう訳にも、解放軍を射線に入れるのもマズイ。ここはひとつ、【コード・ボルテッカ】でデブリやら小惑星群に蹴り込んで、翻弄しつつ帝国宇宙戦艦に【怪力】【二回攻撃】混ぜ込んで打ち込もうかね。

「お前さん方には恨みは……あるな。ちぃと昔の恨みを張らせてもらおうかねぇ!」

 ブリッジ目掛けて【コード・ボルテッカ】を打ち込み、内部に侵入すれば【夢幻阿修羅切り】で一層。

「逃げるでないぞ。逃げたらその分だけ苦しむからのぅ!」



 帝国戦艦の機動力が低下した。猟兵達の怒涛の攻撃の前に、修復力が追い付いていないのだ。
 加えて解放軍の援護とあって、帝国戦艦は十分な反撃も出来ていないようであった。
「背中を託せる人らがいる。実にありがたいことだ」
 如月・源(銀河を駆ける流浪人・f14361)が刀を構え帝国戦艦を見据える。
「さぁて、ここいらでやっこさんには退場してもらおうかねえ」
 そうして、源は全身にサイキックエナジーを巡らせ始めた。

 源の気配を察知してか、主砲が彼へと向く。源はチラリと、背後にて援護射撃を続ける解放軍戦闘機を見やる。
(流石にあいつぁ、マトモに喰らう訳にも、解放軍を射線に入れるのもマズイ。ここはひとつ……)
 源が巡らせたエネルギーを全身から放出した。紫電を纏うとともに、爆発的な速度で宇宙空間を駆け出した。
「うおおおっ!!」
 周囲に漂うデブリの間を縫うように跳び回り、さらに、それらを蹴りつけて帝国戦艦へと撃ち込んだ。
「お前さん方には恨みは……あるな。ちぃと昔の恨みを張らせてもらおうかねぇ!」
 帝国戦艦から主砲が放たれた、撃ち込まれたデブリごと源を消し飛ばそうとした光は、多くのデブリを飲み込んでいく。だが、そこに源の姿はない。
「当たりゃしねえんだよぉ!」
 主砲の光が収まったその空間から、紫電が、流星の如く戦艦へと突っ込む。
「ヴォルテッカァァアア!」
 激しい衝撃と共に、戦艦に穴が空いた。内部にいた帝国軍クルー達は突然の出来事に浮足立ち、その喉元に刀が突きつけられた。
「逃げるでないぞ。逃げたらその分だけ苦しむからのぅ!」
 にやりと笑って、源は内部から戦艦の破壊を開始するのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

ウィリアム・バークリー
同行:レン・ランフォード

一緒に戦うのは初めてだね、レン。よろしく。

三次元機動は「空中戦」で対応。空を飛ぶのに慣れててよかったよ。

それじゃ『解放軍』の援護射撃をもらいながら、艦橋へ行こう。
スチームエンジンとトリニティ・エンハンスで攻撃力を強化、
途中の砲門をルーンスラッシュで斬り捨てつつ、艦橋を目指す。

砲撃が来た時は、「オーラ防御」しつつ「衝撃波」で相殺。

艦橋が見えた! 突っ切るから付いてきて、レン!
敵の防衛網を強引に突破して、艦橋の眼前に静止。
とどめといこう。
「衝撃波」を伴う炎の「属性攻撃」を「高速詠唱」で、「鎧無視攻撃」となる「全力魔法」として艦橋に放つ。

コアマシンも壊したい。推進器の奥かな?


レン・ランフォード
ウィリアム君(f01788)と一緒に
SPD
こちらこそよろしくお願いしますね。
解放軍さんの援護頑張りましょう!

出たのは眼前、「空中戦」「ダッシュ」を使い接近
主砲には【分身・雪月花】で分かれて
三人で【光線式斬撃兵装・童子切】を使い相殺を狙います
刎ねろ、童子切!

近くまで来たら飛び降りて甲板から艦橋へ
「残像」で攪乱しつつ砲口に手裏剣を「投擲」して破壊しながら進みましょう
射程内にはいったら再び【光線式斬撃兵装・童子切】でコア毎船の両断を狙います。

【アドリブ歓迎】



 戦場は混乱に包まれていた。猟兵達による、内外からの攻撃に、帝国軍は明らかに圧倒されている。解放軍の目から見ても、勝利は目前であった。だが。
「まだだ。まだ終わらせん……!帝国式鏖殺形態!再起動!」
 帝国軍艦長のが叫ぶ。戦艦が再び変形をはじめ、現在使用可能な武装がスタンバイ状態となる。
「猟兵達を駆逐せよ!!」
 その号令と共に、全ての武器が猟兵へと向けられた。
「一緒に戦うのは初めてだね、レン。よろしく」
「こちらこそよろしくお願いしますね。解放軍さんの援護頑張りましょう!」
 ウィリアム・バークリー(ホーリーウィッシュ・f01788)とレン・ランフォード(近接忍術師・f00762)が、二人並んで戦艦を見据える。
「来たよ!」
 ウィリアムが、飛来するミサイル軍に向かって飛び出した。
「空を飛ぶのに慣れてて……よかったよっ!」
 蒸気エンジンを搭載た剣で、ミサイルを断ち切る。その衝撃が周囲のミサイルをも破壊し、その隙をレンが通り抜けていく。
「主砲っ!」
 急襲をかける二人に、艦長が合図を送る。レンを狙って、強力な光が放たれる。
「っ!!」
 主砲に直撃する、と思われたその瞬間、レンが3人へと分かれ分散した。
「避けたか! 追撃を!」
「リミッターカット!! 行くよ、科学の結晶!」
 艦長の声よりも早く、レン達が主砲に肉薄した。翠の刃が長く伸び、激しく発光する。
「刎ねろ、童子切!」
 レン達が剣を振り下ろすと、主砲がバラバラに分断された。
「艦橋へ急ごう!」
 オーラの防御で機銃の砲撃を受けながら、ウィリアムが声をかけた。道中の砲台を切り裂きながら、二人が帝国戦艦の甲板を駆ける。
「艦橋が見えた! 突っ切るから付いてきて、レン!」
「はい! ウィリアムさん!」
 クナイを投げながら、レンが叫ぶ。
「とどめといくよ!」
「はいっ! 行こう! 私たち!」
 艦橋に到達したウィリアムとレンが、剣に魔力を籠めた。艦長はその光を前に立ち尽くす。
「ここまでか……」
 光は艦橋を両断するほどに巨大化し、まるで光の柱となる。
 もはや、これを受けては艦体を維持することなど出来ないだろうと、直感した。
「コアマシンごと!」
「たたっ斬る!」
 艦橋に光の剣が直撃した。そのまま艦橋ごと、帝国戦艦を両断していく。
「皇帝陛下……御武運を……!!」

 帝国戦艦が形を保てなくなってゆく。主要部分の爆発により各部が誘爆をはじめ、みるみるうちに巨大な爆発へと変わり、艦体そのものを飲み込んでゆく。粉々に砕け、炎に消えてしまえば、もはや回復などは不可能だろう。
 猟兵達の勝利を確信した周囲の解放軍から、賞賛の声が向けられた。だが、決戦はまだ終わっていない。
 銀河皇帝。この護衛軍の先にいるその存在を倒さねば、この戦いに終わりは来ないのだ。
 勝利の余韻もそこそこに、猟兵達は次なる戦場へと向かうのであった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​



最終結果:成功

完成日:2019年02月22日


挿絵イラスト