こんな時だが、俺達はアイロンをかけに行く!?
●謎のエクストリーム・スポーツ
「シルバーレインでの戦争も、順調に勝ち進んでいるってことで……ちょっと気分転換に、アイロンでもかけにいかない?」
アスリートアースにて、新たにダークリーガーが現れることが予知された。早速、ダーク化された選手達を助けに行って欲しいと告げるパトリシア・パープル(スカンクレディ・f03038)だったが、問題なのは、その競技。
「ダークリーガーが現れるのは、エクストリーム・アイロニングっていう競技の会場ね。……あれ? もしかして、冗談だと思われてるっぽい? いやいや、ホントにアイロンかけが、スポーツ競技になってるんだってば!」
パトリシアの話では、エクストリーム・アイロニングとは、極限状態でいかに華麗にアイロンかけができるのかを競う競技なのだとか。その競技場は、ある時は雪山、ある時は密林、そしてまたある時は空中に海中と、常識では考えられない場所が大半である。
「あ、ちなみに、電源とか確保できない場所が殆どだから、そういうのも自前で用意しないとダメなのよね。バッテリー式のアイロン持ち込めば解決だけど、電池の持ちが悪いから、場所によっては自然の物を使ってアイロンかけをする人もいるみたいよ」
場合によっては、焚火でアイロン台を温めてその上でアイロンかけをしたり、自然の力を利用して電力を確保した上で、バッテリーを充電したりすることもあるらしい。ちなみに、重要なのはアイロンかけをすることなので、衣服の皺をどこまで美しく伸ばせるかということは、あまり点数に影響しないらしい。
「そういうわけで、今回はエクストリーム・アイロニングの会場になってる、ブラジルのビーチに向かって欲しいってわけ。場所が南半球だから、今の季節は夏真っ盛りってことで……焼けつく浜辺でアイロンかけ勝負ってわけね。サーファー達の人気スポットでもあるから、すっごいビッグウェーブも来ちゃうわよ!」
なお、場所が場所だけに、当然のことながら電源は確保できない。気温が高く、バッテリーの持ちも悪くなるので、なんらかの対策を考えておいた方が良さそうだ。
「とりあえず、最初は予行演習のつもりで、浜辺でアイロンかけしてみたら? ダークリーガーじゃない、一般の選手達もいるみたいだから、一緒に練習してコツを掴んでおくといい感じ?」
その上で、当日はダークリーガー率いるエクストリーム・アイロニングのチームに挑む。最初に現れるのはダーク化させられた女性アスリート達で、彼女達はビーチでの競技に優れた才能を見せるのだとか。
「地の利が相手にある状態だからね。おまけに、向こうは水鉄砲とかボールとか使って、こっちのアイロンかけ邪魔して来るし……。ぶっちゃけ、反則ギリギリのラフプレーなんだけど、面白ければOKって感じのルールだから、あまり細かいこと気にしない方がいいのかも」
どうやら相手のアイロンやアイロン台、あるいはアイロンかけ中の衣服を破壊しなければ、何をしてもOKということらしい。そんなこんなでビーチアスリートの集団を倒すと、最後に現れるのはダーク化したアイロニストの親玉だ。
エクストリーム・アイロニングにおいて、このアスリートはプロ中のプロ! 速さ、正確さ、そして極限状態での適応力など、あらゆる面で完璧なエクストリーム・アイロニスト!
「さっきも言ったけど、皺を伸ばすってことに拘らなくてもOKだからね、この競技。とにかく意外性とかパフォーマンス性に優れたアイロンかけで、観客をアッと言わせれば勝ち目はあるっしょ!」
なんとも無茶苦茶な競技だが、それでもダークリーガーの存在を放置はできない。そう言ってパトリシアは、猟兵達をアスリートアースのブラジルへと転送したのであった。
雷紋寺音弥
こんにちは、マスターの雷紋寺音弥です。
世界には、面白いスポーツが色々あるのですね。
というわけで、求むクリーニング屋さん……じゃなかった、プロ・アイロニスト!
●第一章(日常)
エクストリーム・アイロニングを、一般のアスリート達と一緒に練習しましょう。
場所は夏の浜辺。
焼けつくような照り返しに加え、電源の確保が困難で、足場も安定していません。
たまに大きな波がやってくるので、対策していないとビショ濡れになります。
●第二章(集団戦)
エクストリーム・アイロニスト達の変貌した『ビーチアスリート』の集団と、エクストリーム・アイロニングで勝負します。
●第三章(ボス戦)
『ダーク・アイロニスト』との対決になります。
●エクストリーム・アイロニング
極限状態でアイロンかけをするというエクストリーム・スポーツです。
電源の確保できない場合は、自前で用意するか、自然物を利用してアイロンかけをする他にありません。
また、相手のアイロンやアイロン台、あるいはアイロンかけ中の衣服を破壊しなければ、何をしてもOKですが、妨害行為やアイロンかけとは関係ない直接攻撃を行っても、自分のポイントが増えることもないので、程々に……。
それよりも、華麗なパフォーマンスや意外性のあるアイデアで勝負した方が評価は高くなり、極限状態にテンパると、その分だけ点数が低くなります。
衣服の皺を伸ばすことも、そこまで点数には影響しません。
第1章 冒険
『その他スポーツを練習しよう』
|
POW : 体当たりで果敢にチャレンジする
SPD : 器用にコツを掴みながら練習する
WIZ : ルールや戦術の理解を深める
イラスト:十姉妹
|
種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
リカルド・マスケラス
「まぁーた面白いスポーツを考えるもんすね〜」
猟兵流のアイロニングを体験してみないっすか〜、みたいな感じで一般アスリートに【コミュ力】で話しかけて体を借りるっす
「アルダワで魔法修行した成果を応用できそうっすね」
【トリニティ・エンハンス】の火の魔力でアイロンを温め、さらに火水風の魔力の複合で蒸気を出してスチームアイロンみたいに蒸気を吹きつけながらアイロンがけをしてゆく
「この世界のアスリートなら、意外と魔法を習得できちゃうかもしれないっすね〜」
波が襲いかかってくるのであれば、そのままアイロン台をサーフボードに見立てて、逆立ちでアイロンがけしながら波乗りっすよ
「おっと、ゆっくり喋ってる暇もないっすね」
●仮面のアイロニスト
真夏の浜辺で、必死にアイロンをかけるアスリート達。なんとも珍妙な光景に、リカルド・マスケラス(ちょこっとチャラいお助けヒーロー・f12160)は興味津々な様子を隠すこともなく、アスリート達へと近づいて行く。
「まぁーた、面白いスポーツを考えるもんすね〜」
果たして、これがスポーツなのか、議論はとりあえず横に置いておくとして……参加するからには、しっかりと練習せねばなるまい。ヒーローマスクの彼からすると、競技に最適なボディが用意できることが望ましい。
「ちょっと、そこのお姉さん。猟兵流のアイロニングを体験してみないっすか〜?」
「へ……わ、わたし?」
一心不乱にアイロンをかけていた女性に、リカルドは何気なく声をかけた。ちなみに、この女性アスリート、胸元にかなり御立派なものをお持ちである。競技に最適なボディというより、どう考えてもリカルドの趣味が最優先されている気もするが、それはそれ。
「そうね……。体験してみたいのは山々なんだけれど、わたしのアイロン、そろそろバッテリーがヤバいのよね」
そう言って、女性アスリートはアイロン片手に溜息ひとつ。
こういう場所では自然物を利用してアイロンをかけるのが定石なのだが、なにしろ場所が場所である。砂浜は焼けつくように熱いが、アスリート達は誰もが腰まで波に浸る程の場所でアイロンかけをしており、電源や熱源の確保もままならない。
エクストリーム・アイロニングは、アイロンかけをする場所が極限状態であればあるほど、ポイントが高くなる競技だ。そのため、アスリート達は敢えて強い波に晒される場所にアイロン台を設置し、自分のバランスが崩れて倒れそうになったり、アイロン台を波に持って行かれそうになったりするのと戦いながら、決死のアイロンかけをしているというわけだ。
「電源っすか? それなら心配無用っすよ。バッテリーなんてなくても、自分には秘策があるっすから」
「あら、そうなの? それじゃ、ちょっと教えてもらおうかしら」
バッテリーを使わずともアイロンかけができると聞いて、女性アスリートの瞳が輝いた。やはり、アスリート達にとってもバッテリーの確保は死活問題であり、使用せずにアイロンかけができるのであれば、それに越したことはないのだ。
「それじゃ、契約成立ってことで……ちょいと、身体を借りるっすよ」
「え? 身体を借りるって……きゃぁっ!?」
リカルドの本体である仮面が現在のボディから外れ、女性アスリートの頭に装着された。これで後は、彼女の身体を利用して、エクストリーム・アイロニングの練習をするだけだ。
「さて……アルダワで魔法修行した成果を応用できそうっすね」
電源の代わりに、リカルドが用いたのは炎と水と、そして風の魔法。まずは火の魔法でアイロンを軽く炙って暖めると、火水風の複合魔術で蒸気を出し、それを吹きつけながらアイロンをかけてゆく。電気も真水もない場所だが、魔法を利用することで、スチームアイロンを使っているのと同じ効果を発揮できる。
「この世界のアスリートなら、意外と魔法を習得できちゃうかもしれないっすね〜」
そう、リカルドが呟いた瞬間、なにやら大きな波が迫って来た。サーファー達が大喜びするようなビッグウェーブには程遠いが、それでもあの波の直撃を受けたら、アイロン台諸共、ズブ濡れになってしまうだろう。
「おっと、ゆっくり喋ってる暇もないっすね」
咄嗟にアイロン台をサーフボードに見立て、リカルドはそれに乗る形で難を逃れた。ついでに、勢いに任せて逆立ち状態でアイロンをかけるのも忘れない。パフォーマンスとしては、これ以上にない奇抜性。だが、試合当日に訪れるであろう波は、こんなものではないだろう。
巨大な波を攻略するためには、更にアクロバティックな動きをするための工夫が必要になるかもしれない。そのために必要なのは、鍛え抜かれた強靭な肉体。
そういうわけで、試合当日まで、ちょっとこの身体を借りておくのも悪くない。波乗りをしながらアイロンをかけつつ、そんなことを考えるリカルドであった。
大成功
🔵🔵🔵
カー・ウォーターメロン
毛玉(f35609)と参加
「ククク……この大自然の中ではヒトのなんと矮小な事よ……」
「毛玉がいじめるんだよ」
電源確保はネイチャーアイロニングの大変なところだよね。
バッテリー式のアイロン持参したアスリートさんもいると思うから、
ボクたちがお手伝いするよ!
さてここで取り出しましたるは毛玉。
この小さなおててにコンセントを持たせるとあら不思議、充電が開始されます。
あ、毛玉はちょっと加減して。ぱちぱちくらいで充電して。ばちばちしないでアイロン壊れるから。
大きな波は回避するしかないよね。
【視力】とユベコを駆使してかわすよ!
毛玉は自分で避けてね。……濡れたポメラニアンみたいになってるね。身が少ないね。
小綿・たんぽぽ
スイカ(f01967)と参加
「もきゅきゅぴきゅー、ぴっきゅいもきゅ」
(中二病マンゴー、とってもウザいですの)
なんかよくわからないままスイカに連れてこられましたの。
え? 充電?
は~~~、アイロン一つ充電出来ないなんて、使えないスイカですの。
まったく、ぽぽちゃんがいないと何も出来ませんのね!(愉悦)
モラスパークの【電撃】でこんな小さなバッテリーすぐに満タンにしてやりますの。
え? ビッグウェーブ? そんなの聞いてませんの。
ぴきゅううううううう?!
(びっしょり)
……身が少ないなんて乙女に言うんじゃありませんの!
モラ的標準体型ですの! デリカシーの無いスイカにもぱちぱちすりゅですの!
●厨二なマンゴーと乙女のモフモフ
大自然の中でのアイロンかけ。その際に問題となるのは、やはり電源の確保だろう。
「ククク……この大自然の中ではヒトのなんと矮小な事よ……」
バッテリー切れに四苦八苦しているアスリート達を横目に、カー・ウォーターメロン(マンゴーフレイム・f01967)は余裕の表情を浮かべていた。もっとも、彼が秘策として連れて来たモーラットの小綿・たんぽぽ(嵐を呼ぶふわもこ・f35609)は、あまり乗り気でないようだが。
「もきゅきゅぴきゅー、ぴっきゅいもきゅ」
何を言っているのか分からないが、直訳すると『中二病マンゴー、とってもウザいですの』ということらしい。アスリート達には可愛らしい鳴き声としてしか聞こえなかったが、たんぽぽの言葉が理解できるカーは、軽いショックを受けたようである。
「うぅ……毛玉がいじめるんだよ……」
しょんぼりしながら呟くカーだったが、ならばせめて毛玉呼ばわりは改善した方が良いのではなかろうか。色々と突っ込みどころのあるコンビだが、それはそれ。とにかく電源確保をしなければ、これから先の練習もままならない。
「電源確保はネイチャーアイロニングの大変なところだよね。バッテリー式のアイロン持参したアスリートさんもいると思うから、ボクたちがお手伝いするよ!」
そう言うが早いか、カーはたんぽぽをアスリート達の前に引っ張り出すと、バッテリーが切れた者達の前で雄弁に語り始める。いったい、何事かとギャラリーが集まってきたところで、改めてたんぽぽの特殊能力を説明開始!
「さて、ここで取り出しましたるは毛玉。この小さなおててにコンセントを持たせるとあら不思議、充電が開始されます」
(「え? 充電? は~~~、アイロン一つ充電出来ないなんて、使えないスイカですの」)
まあ、いきなり充電しろと言われて、たんぽぽは困惑気味だったが、細かいことは気にしたら負けた。それに、自分がいないとカーは何もできないと思ったのか、たんぽぽは可愛らしい体躯に似合わず愉悦に満ち溢れた表情を浮かべ。
(「まったく、ぽぽちゃんがいないと何も出来ませんのね!」)
アスリート達の使っていたアイロンに、改めて電撃でチャージを開始! しかし、調子に乗って電圧を上げ過ぎたためか、ともすれば黒焦げになりかねないほどのスパークが迸り始めてしまった。
「おわっ! だ、大丈夫なのか、これ!?」
「充電どころか、オーバーロードで液漏れなんてしたら最悪だぞ!?」
このままでは、今に大爆発が起きてしまう。慌ててカーが加減を調整するようたんぽぽに告げるが……しかし、危険なことはそれだけではなかった。
「あ、毛玉はちょっと加減して。ぱちぱちくらいで充電して。ばちばちしないでアイロン壊れるから」
「……もきゅ?」
電圧を調整したところで、何故か周囲から人が逃げ始めたではないか!
いったい、これは何事か。電圧はちゃんと調整し、爆発の危険はないというのに……。そう思って、ふと後ろを振り返ってみると、なんと巨大な波がこちらに凄まじい勢いで向かっているのが目に入った。
「おっと! これは避けないと危ないね」
「ぴきゅううううううう?!」
大波のことを事前に聞いていたカーは軽々と避けたが、しかし説明もなしに連れて来られたせいで、たんぽぽは波を避けることができなかった。哀れ、大波に飲み込まれ、波が全て引いたときには、ぐっしょりと濡れた毛玉っぽい何かが倒れていた。
「……濡れたポメラニアンみたいになってるね。身が少ないね」
びしょ濡れのたんぽぽの姿を見て、ふと何気なく呟くカー。だが、それは地雷! この状況において紛れもなく地雷! 喩えるなら、貧乳を気にして日々トレーニングに勤しんでいる女の子に、『胸が小さいね』と直球で伝えてしまうほどの最悪の愚行!
「もきゅ! もきゅきゅ! ふもっきゅぅぅぅぅぅ!!」
身が少ない。乙女を自称するたんぽぽにとって、これはデリカシーの欠片もない言葉だった。
モフモフな生き物は、水に濡れると痩せて見えるのは仕方のないことなのだ。座敷犬なんかだって、全部そうだ。少なくとも、たんぽぽはモーラット的には標準体型。それを『身が少ない』などと言う者には……盛大なお仕置きを食らってもらわねばなるまい。
「もっきゅぅぅぅぅぅぅっ!!」
「え? ちょっ……ぎゃぁぁぁぁぁっ!!」
たんぽぽ、怒りのモラスパークが炸裂! 哀れ、迂闊にデリカシーのない言葉を発したカーは、全身真っ黒焦げにされてしまい。
「……ふもっきゅ!」
鼻息荒くそっぽを向いたたんぽぽに、土下座して謝るしか許してもらう方法はなかったという。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
第2章 集団戦
『ビーチアスリート』
|
POW : 爆裂、ジャイアントビーチスマッシュ!
【ビーチボール】を巨大化し、自身からレベルm半径内の敵全員を攻撃する。敵味方の区別をしないなら3回攻撃できる。
SPD : 多機能型水鉄砲
【高水圧砲】【ウォーターカッター】【粘着弾】を組み合わせた、レベル回の連続攻撃を放つ。一撃は軽いが手数が多い。
WIZ : 変換、ビーチフィールド!
【真夏の砂浜の砂】を降らせる事で、戦場全体が【真夏の砂浜】と同じ環境に変化する。[真夏の砂浜]に適応した者の行動成功率が上昇する。
イラスト:椿
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
|
種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●ビーチでびっくりアイロンかけ
アスリート達との練習を終え、なんとか浜辺でのアイロンかけのコツをつかんだ猟兵達。ここから先は、実戦あるのみということで……ついに、ビーチアイロニング大会の本番が幕を開けた。
「さあ、みんな、頑張って行こうか!」
「ビーチの戦いなら、私達の十八番だからね! アイロンかけだって負けないよ!」
他のアスリート達に合わせて現れたのは、水着を着た女性アスリート達。一見して、一般のアスリートと大差ないように思われるが……彼女達こそ、ダークリーガーによって姿を変えられてしまった、アイロニスト達に他ならない!
アイロンかけにおいて、彼女達はプロである。否、プロであったと言った方が正しいか。その腕前は、暴風にも荒波にも負けずに粛々とアイロンをかけることができるほどだが……しかし、ビーチアスリートになってしまった今、ビーチでの戦いには長けていても、アイロンかけに特化した能力は落ちている。
何を隠そう、彼女達はカナヅチなのである。大波に飲まれれば、その時点で溺れてギブアップ。なんというか、放っておいても問題ないような気もするが、しかし油断は大敵だ。
アイロンかけに特化した能力を失った代わりに、彼女達はビーチボールや水鉄砲で、こちらの邪魔をしてくるだろう。妨害行為をしても原点にはならないが、反対に加点にもならない。しかし、妨害行為を食らって慌てふためくと、その分だけポイントは落ちてしまう。
大自然からライバルまで、あらゆる妨害行為に負けることなく、ただ粛々と、それでいて奇抜にアイロンをかけ続ける競技。それこそが、エクストリーム・アイロニングの醍醐味だ。この逆境を上手く利用し、しっかりとポイントをゲットしよう。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
●ビーチアイロニングのルール
どのような状況下でも慌てふためくことなくアイロンをかけつづけると高評価です。
妨害行為はOKですが、妨害してもこちらの点数が増えたり相手の点数が減ったりすることはありません。
アイロンの皺を伸ばすことも、そこまで得点には影響しません。
ただし、妨害行為に驚いたり、スムーズなアイロンかけを阻止されたりすると、ポイントが落ちてしまいます。
パフォーマンス性の高い行動でピンチを切り抜けると一気に評価が上がるので、大自然の脅威や相手の妨害行為を上手く利用してポイントを得て行きましょう。
リカルド・マスケラス
「妨害して減点狙うって、自分達の点を取る機会を潰してまでやる事っすかねー?」
こっちもおとなしく妨害されてるつもりはないっすけどね
「アルタイル、来るっすよ!」
宇宙バイクを呼び出し、『ゴッドスピードライド』で水上仕様にし、軽快に【操縦】しつつ海へと走り去ってゆく
「ハッハッハ、ここまで追ってこれるっすかねー?」
座席でアイロンをかけつつ余裕綽々さをアピール。座席の様子が見えるようカメラを積んで、離れた場所でもアイロンかけているのが分かるようにしておくっすよ
「相手を邪魔するなら、邪魔される覚悟、できてるっすよね?」
最後は猛スピードで敵に近づき、目の前でターンしながら大量の浜の砂を浴びせてみるっすかね〜
●熱く、熱く、アイロンかけ!
過酷な状況でアイロンかけを競う勝負で、敢えて相手の妨害に走る。反則ではないと明言されてはいるものの、それでもリカルド・マスケラス(ちょこっとチャラいお助けヒーロー・f12160)は、どうにも納得がいっていない様子であった。
「妨害して減点狙うって、自分達の点を取る機会を潰してまでやる事っすかねー?」
そんなことをするよりも、自分達の加点を狙った方が良いというのは正論ではある。しかし、これは普通のスポーツとは異なるエクストリーム・スポーツ。故に、妨害しながらもシレっとした顔でアイロンかけを続ければ、少なくとも自分達が減点されることはない。それを分かっているからこそ、ビーチアスリート達も手にした水鉄砲を駆使して、リカルドのアイロンかけを邪魔して来るわけで。
「それっ! あいつのアイロン台を破壊するよ!」
「よ~し、それなら私は、あいつのアイロンを粘着弾で固めちゃおう!」
それぞれ、特性の水鉄砲で、リカルド目掛けて集中砲火を放って来た。さすがに、アイロン台を破壊されたりアイロンを固定化されては勝負にならないので、リカルドは早々に自分の愛車を呼び出すと、そこにアイロン台を乗せたまま颯爽と逃げ出した。
「アルタイル、来るっすよ!」
呼び出した宇宙バイクにアイロン台を乗せて、リカルドはアイロンをかけながら海の上を疾走して行く。相手の妨害行為は確かに脅威だが、それら含めて逆境と見做した上で、平然とした顔でアイロンかけを続ければ、却って高評価を得られるのは面白い。
「ハッハッハ、ここまで追ってこれるっすかねー?」
座席の上で悠々とアイロンをかけながら、リカルドは海の上を滑るように移動する。その間、自分のアイロンかけの様子をカメラで撮影し、動画として審査委員たちのところへ流すのも忘れない。
「くっ……! あいつ、やる……!」
「追いかけたいけど……でも、ビーチの上じゃないと、私たちは……」
ビーチの上では無敵でも、カナヅチという弱点を抱えているビーチアスリート達では、リカルドを追いかけてまで妨害することは不可能だった。
仕方なく、彼女達も黙々と目の前の布にアイロンをかけることに集中する。とりあえず、これで勝負は五部と五分。否、逆境を跳ね除けられた分だけ、リカルドが少しだけ優位といったところであったが。
「……相手を邪魔するなら、邪魔される覚悟、できてるっすよね?」
残念ながら、やられっ放しで終わるほど、リカルドはお人好しではなかったようだ。
急旋回からのターンで踵を返して浜辺へ戻ると、リカルドはビーチアスリート達の前で素早くハンドルを切った。
瞬間、凄まじいドリフトにより砂が巻き上げられ、それらは全てビーチアスリート達を直撃する! 真夏の砂浜は、とても熱い。いかに鍛え上げられたアスリート達とはいえ、咄嗟にそんなものを浴びせられれば驚かないはずもなく。
「……ぶわっ! ちょっ……な、なに、これ!?」
「くぅ……砂が目に……って、熱ぅぅぅぅっ!!」
ある者は驚いてアイロンをアイロン台から落としてしまい、またある者は手元が見えなくなったことで自分の手にアイロンをかけてしまい……その後は、もう完全に大混乱。こうなってしまっては、もはやアイロンかけどころではなく、ポイントは大幅に減少だ。
結局、その後もまともにアイロンかけをできる者はおらず、リカルドと相対したビーチアスリート達は、全て失格となってしまったのであった。
大成功
🔵🔵🔵
コーデリア・リンネル(サポート)
アリス適合者の国民的スタア×アームドヒーローの女の子です。
普段の口調は「女性的(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」、機嫌が悪いと「無口(わたし、あなた、呼び捨て、ね、わ、~よ、~の?)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
内気な性格のため、三点リーダーや読点多めの口調になります。
ですが人と話すのが嫌いでは無いため、
様々な登場人物とのアドリブ会話も歓迎です。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
ミスティ・ストレルカ(サポート)
基本方針は専守防衛・他者フォローです
サポート故、連携重視のお任せ
知らない人にはどうにも気後れしてしまうけど
それでも他の人が怪我するのも嫌なので押すところは押すのですよ
主にサモン・シープ等攻撃系のUCで他者行動の隙を消す様に立ち回るのです
中遠距離をとり全体を掴む感じですね
防御系の技能で時間稼ぎも行けますので
生まれながらの光での前線維持、魔力性防御障壁の囮役も…ちょっと怖いけど
でもでも、みんなの居場所を守るのですよー
そうそう、えっちなのはいけないと思います。
興味がない…訳ではないですがひつじさんが怖い雰囲気纏って凄い勢いで止めにツッコんでくるのです
年齢制限がどうとか、らしいです
ミーヤ・ロロルド(サポート)
『ご飯をくれる人には、悪い人はいないのにゃ!』
楽しいお祭りやイベント、面白そうな所に野生の勘発動させてくるのにゃ!
UCは、ショータイムの方が使うのが多いのにゃ。でもおやつのUCも使ってみたいのにゃ。
戦いの時は得意のSPDで、ジャンプや早業で、相手を翻弄させる戦い方が好きなのにゃよ。
口調だけど、基本は文末に「にゃ」が多いのにゃ。たまににゃよとか、にゃんねとかを使うのにゃ。
食べるの大好きにゃ! 食べるシナリオなら、大食い使って、沢山食べたいのにゃ♪ でも、極端に辛すぎたり、見るからに虫とかゲテモノは……泣いちゃうのにゃ。
皆と楽しく参加できると嬉しいのにゃ☆
※アドリブ、絡み大歓迎♪ エッチはNGで。
●困惑のアイロンかけ?
あらゆる事態に動ずることなく、砂浜にて延々とアイロンをかける。あまりに普段のバトルとは……否、およそ常人が想像できるスポーツの範疇からもかけ離れた競技には、さすがの猟兵達も反応に困っている者が多かった。
「えぇと……何か、お手伝いができればと思って来たのですが……」
「アイロンかけ? 殺し合いじゃないのはいいんですけれど……」
コーデリア・リンネル(月光の騎士・f22496)とミスティ・ストレルカ(白羽に願う・f10486)は、明らかに戸惑った様子で顔を見合わせた。
人手が足りないからと言われて来てみたのに、一体、これは何だろう。確かに、安全な仕事であるとも言われた気がするが……その代わり、目の前で繰り広げられているのは、水着姿のアスリート達が、懸命に砂浜でアイロンをかけているというカオスな展開。
「あれ? あいつら、競技に参加しないのかな?」
「まあ、別にいいじゃん、放っておけば。その間に、私たちがどんどんリードしちゃえば!」
そんな中、ビーチアスリート達は猟兵達に目もくれず、ひたすらアイロンをかけていた。このままでは、完全にリードされてしまう。点数的には、追い上げるのも難しいかと思われたが……こういう時、場の空気に飲まれず全てを楽しめる者がいると幸いである。
「ビーチでアイロン? 意味わからないけど、なんだか面白そうだにゃ」
常人からすれば意味不明な状況も、ミーヤ・ロロルド(にゃんにゃん元気っ娘・f13185)にとっては遊びの延長でしかなかったようだ。とりあえず、近くにあったアイロンを手にアイロンかけを始めるミーヤだったが、それに気付いたビーチアスリート達が黙っているはずもなく。
「蒸気を使う道具なら、ガジェットと大差にゃ……! うにゃっ! なんか、変な水が飛んできたにゃ!?」
ミーアの妨害をするべく、ビーチアスリート達は粘性の高い粘着弾で、彼女のアイロンを固めようとして来たのだ。
これは拙い。このままアイロンを固められては、満足なアイロンかけができなくなってしまう。それでなくともリアクションの激しいミーアのこと。平静を装うことができなければ、この勝負、完全にこちらの負けだ。
「妨害……も、ルールで許されているのでしょうか?」
「でも、このまま眺めているわけにも行かない……ですよね?」
未だ状況が飲み込めていないコーデリアとミスティだったが、とりあえず二人はミーヤのフォローに回ることにしたようだ。まずはコーデリアが、ガラスの迷宮でミーヤを含めた全てのアスリート達を覆ってしまう。迷宮の外壁はガラス製なので、外部からも中が覗けるから問題はあるまい。
「おわっ!? な、なにこれ!?」
「ちょっとー! 水鉄砲が届かないんだけど!」
案の定、ビーチアスリート達の水鉄砲攻撃は、ガラスの壁に邪魔されて届かなくなっていた。これで安心してアイロンかけに専念できる……と、思いきや、今度はミーヤの使っていたアイロンがバッテリーダウン。
だが、そこはミスティがすかさずフォロー。強力な電源が必要なわけだが……それなら、こちらに用意したとばかりにミスティが指差した先には、彼女が呼び出した羊の群れが!
「おお! なんか、モフモフしたのがいっぱい出て来たにゃ!」
羊の体毛が激しくスパークを起こし、発生した電気をアイロンに与えれば、再びアイロンは稼働し始める。対するビーチアスリート達は、迷宮に閉じ込められてしまったため、自分達のスペアバッテリーを置いている場所まで戻れなくなっていた。
「ちょっと! この壁、邪魔なんだけど!」
「こんなガラス、簡単に砕いて……って、痛ぁぁぁぁっ! なんか、超堅いんだけど、これ!?」
ガラスとはいえ、ユーベルコードで作られた迷宮だ。拳で殴ったところで割れることもなく、満足にアイロンをかけられないまま、ビーチアスリート達はバッテリー切れによりリタイアを余儀なくされたのであった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
カー・ウォーターメロン
充電ばっちり。アイロンかけるんだよー。
毛玉はアイロン持てないからどっかいっちゃった。
砂地用『ギリースーツ(タイプ:モズク)』を着てきたから、【迷彩】効果で【目立たない】ボクに、ビーチアスリート達も気付かないはず。
これでひっそりこっそりアイロン掛けに集中するんだよー。
真夏の砂浜でギリーは暑いけど【元気】に頑張るんだよ!
見つかっちゃったら逆に【存在感】活かすね!
まごまご☆パーティーの始まりなんだよー!
ぴっかぴかに光って逆にびっくりさせちゃうね!
光り輝くボクの魅力に夢中になって、きっとアイロン掛けるどころじゃなくなると思うんだ。えっへん(ドヤァ……)
●全てを魅了せよ!
砂浜のアイロンかけ対決は、猟兵達の方に流れが傾き始めつつあった。
「充電ばっちり。アイロンかけるんだよー」
ここぞとばかりに、アイロンを掲げるカー・ウォーターメロン(マンゴーフレイム・f01967)。相棒(?)の
毛玉は、アイロンを持てないので不参加だが、それはそれ。
砂地用の迷彩スーツに身を纏い、カーはまず相手に気付かれないようアイロンかけを開始した。もっとも、そのままでは観客や審査員にも気づかれないため、彼の点数は0点のままだ。おまけに、砂地で迷彩スーツなんぞ来ていたので、中が蒸れて物凄く暑いことになって来た。
「ふぅ……ふぅ……あ、暑いけど……頑張るんだよー!」
額の汗を拭う仕草をしながら、カーはつい大声で叫んでしまった。それにより審査員達にも彼の存在をアピールできたが、代わりにビーチアスリート達にも気づかれてしまったわけで。
「あ! あんなところにもライバルが!」
「よ~し! こうなったら、砂で全部埋めちゃおう!」
カーを砂の中に埋めるべく、ビーチアスリート達は真夏の太陽で熱せられた砂を、一斉に天から降らせ始めたから堪らない! ただでさえ暑いのに、こんなものの中に埋められたら、それこそ蒸し焼きにされてしまう。
「えぇい、バレてしまったら仕方がないんだね! こうなったら、作戦変更なんだよ!」
もはや邪魔物でしかなくなったスーツを脱ぎ捨て、カーは虹色に輝く神々しい姿を全ての者に披露した。それが与えるのは、中毒性のある名伏し難き感情。一度でもそれを目にしてしまったが最後、見惚れずにはいられないという危険な代物!
「まごまご☆パーティーの始まりなんだよー!」
真夏の砂浜に降臨する虹色のシャーマンズゴースト。その存在は、天高く輝く太陽にも負けない! 否、もはやこの砂浜においては、カーの存在が太陽そのもの! それに見惚れた全ての者達の感情が高ぶり、過激で最高な感じになって行く!
「うぇーい! なんか知らないけど、パーティだ~!」
「「「うぇーい!」」」
カーの姿に夢中になったビーチアスリート達は、もはや勝負などそっちのけで、完全にパリピと化していた。ちなみに、全身を発光させながらも、カーはアイロンをかけ続けている。煌々と輝きながらアイロンかけする謎の生命体に、ビーチにいる全員が見惚れているとか、もう色々とカオス過ぎてどこから突っ込めば良いのか分からない状態だが。
「うぇーい……って、あれ? なんか焦げ臭くない?」
「そういえば……って、あぁぁぁぁっ! 私たちのアイロン!!」
目の前から黒い煙が立ち昇って来たことで、ビーチアスリート達はようやく我に返ったが、時すでに遅し。
彼女達がカーに見惚れている間、アイロンはずっと布の上に放置されていた。当然のことながら、そんなことをしていれば、やがては布が焦げてしまうわけで。
「ああ、どうしよう! お気に入りのシャツ、焦がしちゃった……」
「これじゃ、完全に失格じゃん……。もう、アイロンかけできないよぉ……」
黒焦げになったシャツやシーツを見て、ガックリと項垂れるビーチアスリート達。エクストリーム・アイロニングは皺を伸ばすことに重点を置いてはいないが、しかしさすがに洗濯物を焦がすのはダメだろう。
アイロニストとして……否、アイロンを使う主婦やクリーニング屋さんとしても、それは最もやってはいけない初歩的なミス! 学校で家庭科を習ったばかりの小学生か、あるいは漫画やアニメの中のドジっ娘メイドにしか許されない失態である。
さすがに、これでは戦いを続けることはできそうにない。カーの作戦により我を見失ったビーチアスリート達は、これにて全員が失格となってしまったのであった。
大成功
🔵🔵🔵
第3章 ボス戦
『ダーク・アイロニスト』
|
POW : 野外で掃除機を掛けるなど、邪道!
【怒り】の感情を爆発させる事により、感情の強さに比例して、自身の身体サイズと戦闘能力が増大する。
SPD : おっと……そこに皺があったのでな。
【アイロン】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
WIZ : 俺がアイロンだ!!
全身を【アイロンが噴出するスチーム】で覆い、自身の【皺を伸ばすという意志】に比例した戦闘力増強と、最大でレベル×100km/hに達する飛翔能力を得る。
イラスト:番場たくみ
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
|
種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠ショチトル・メシーカ」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●アイロン最終決戦!
砂浜でのアイロンかけ勝負は、猟兵達の大勝利……というより、大半のビーチアスリート達が、洗濯物を焦がして失格という結果で幕を閉じた。
このまま行けば、もう勝利は目前。後は大波に気をつけつつ、適当にアイロンをかけていれば……と、思われたが、そうは問屋が卸さない。
「ほぅ……このような過酷な環境でも、平然とアイロンをかけ続けられる者がいるとは。エクストリーム・アイロニングの未来も、なかなかどうして明るいと見えるな」
砂浜に、ふらりと現れたクリーニング屋の男。いや、違う。こいつはクリーニング屋などではない。彼こそが、ビーチアスリート達をビーチアイロニストに変え、エクストリーム・アイロニングで頂点を目指そうとするダークリーガーだ!
「この勝負、俺も参加させてもらおう。まさか、嫌とは言うまいな? あらゆる逆境を跳ねのけてこそ、アイロン道は極められるもの! 故に……この俺が最後の逆境として、君達の前に立ちはだかる壁となろう!」
スチームアイロンを片手に、高らかと宣言するダーク・アイロニスト。彼に勝るパフォーマンスと、今まで以上の逆境を跳ね除ける平常心がなければ、この戦いに勝つことはできない。
真夏の熱さと、断続的に襲ってくる大波と、そして敵の使用するユーベルコード。それら全てに打ち勝って、誰もが驚くエクストリームなアイロンかけを成功させるのだ!
ミーヤ・ロロルド(サポート)
『ご飯をくれる人には、悪い人はいないのにゃ!』
楽しいお祭りやイベント、面白そうな所に野生の勘発動させてくるのにゃ!
UCは、ショータイムの方が使うのが多いのにゃ。でもおやつのUCも使ってみたいのにゃ。
戦いの時は得意のSPDで、ジャンプや早業で、相手を翻弄させる戦い方が好きなのにゃよ。
口調だけど、基本は文末に「にゃ」が多いのにゃ。たまににゃよとか、にゃんねとかを使うのにゃ。
食べるの大好きにゃ! 食べるシナリオなら、大食い使って、沢山食べたいのにゃ♪ でも、極端に辛すぎたり、見るからに虫とかゲテモノは……泣いちゃうのにゃ。
皆と楽しく参加できると嬉しいのにゃ☆
※アドリブ、絡み大歓迎♪ エッチはNGで。
小宮・あき(サポート)
お困りの方がいる、と聞いて参りました。
スポット参戦のような形でフラリと。
◆性格・人柄
敬虔な聖職者として猟兵に目覚めた、人間の聖者。
です・ます口調の礼儀正しい少女。
ピンクの髪に、透き通る水色の瞳が特徴的。
ふふ、と微笑み愛らしい見た目で佇んでいますが、
本業は商人。ホテル経営者。冷静で非情な心も持ち合わせています。
既婚者。
神と夫に報告できない行動は、絶対に取りません。
◆戦闘
UC「神罰」
半径レベルmの【範囲攻撃】です。
強力なスポットライトのような光の【属性攻撃】で物質を透過します。
媒体は【祈り】。敬虔な聖職者の祈りは【早業】【高速詠唱】で発動。
最後衛で距離を取り戦います。
◆冒険
基本『お任せ』です。
バルタン・ノーヴェ(サポート)
「ご安心くだサーイ! ワタシが来マシタ!」
ご用命あらば即参上! アドリブ連携歓迎デース!
普段の口調:片言口調(ワタシor我輩、アナタ&~殿、デス、マス、デショーカ? デース!)
戦闘スタイル:白兵射撃の物理系
各種武装の中から敵に有効なものを選択して用いてくだサーイ!
刀も銃器も、内蔵兵器や換装式ウェポンも、何でもOKデス!
アタック重視でもディフェンス重視でも対応可能デース!
斬り込み、爆撃、弾幕を張ったり、パリィ盾したり、臨機応変に立ち回りマース!
指定ユーベルコードが使いづらいなら、公開している他のものを使用しても問題はありマセーン!
オブリビオンを倒して、ミッションクリアのために力をお貸ししマース!
桜井・乃愛(サポート)
桜の精のパーラーメイド×咎人殺しの女の子です。
普段の口調は「元気(私、~さん、だ、だね、だろう、だよね?)」、偉い人には「丁寧(私、あなた、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。
性格は明るく天真爛漫で、少し天然ボケな感じの少女。
一番好きな花は桜で、その他の植物も好き。
強敵にも怖気づく事は少なく、果敢に挑む。
人と話す事も好きなので、アドリブ歓迎。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
●最強のアイロニスト! その名はメイド!?
ついに姿を現した、アイロニストのダークリーガー。
だが、先の戦いから引き続き参加しているにも関わらず、ミーヤ・ロロルド(にゃんにゃん元気っ娘・f13185)はしばし困惑した表情でアイロンを片手に佇んでいた。
(「これ……本当にどうするにゃ? いつもみたいに、一気にやっつけて終わりってわけにはいかないにゃ……」)
戦いの行く末を決めるのは、極限状態でのアイロンかけ。戦闘行為でブッ飛ばすわけにもいかなければ、身体能力で圧倒できるような競技でもない。仕方なく、目の前の布に引き続きアイロンをかけるものの……そんな彼女の背後から、こっそりと近づいたダーク・アイロニストは、手にしたアイロンを無表情のままミーヤの背中に押し付けた。
「……っ! にゃぎゃぁぁぁぁっ!!」
不意を打たれ、ミーヤは思わず跳び上がった。戦闘が起きないと思っていたのに、これは何の冗談なのか。というか、いくら妨害行為も許可されているとはいえ、アイロンで直に攻撃してくるなんて反則もいいところではないか!
「い、いきなり、なんてことするにゃ! こんなの反則だにゃ! 聞いてないにゃ!!」
「おっと……そこに皺があったのでな。つい、気になってしまったのだよ」
ミーヤの抗議も気にすることなく、ダーク・アイロニストは平然とした表情で、再び自分のシャツにアイロンをかけながら言った。なんというか、これは酷い。しかし、ここで激昂してアイロンかけを怠れば、点数に大きな開きが出てしまう。
エクストリーム・アイロニングで重要なのは、いかに平静を装ってアイロンをかけられるか否かなのだ。オーバーリアクションなんて、もっての他。さすがに、背中にアイロンを押し付けられた状態で、平静を装えというのは無理がある気もするのだが。
「うぅ……まだ、背中が熱いにゃ……。ヒリヒリするにゃ……」
背中の火傷が気になって、ミーヤはどうにもアイロンかけに集中できない。このままでは、完全に負けてしまう。もはや、これまでかと思われたが……そんな時、彼女の前に一筋の希望が馳せ参じた。
「お困りの方がいる、と聞いて参りました」
「ご安心くだサーイ! ワタシが来マシタ! ご用命あらば即参上!」
そこにいたのは、小宮・あき(人間の聖者・f03848)とバルタン・ノーヴェ(雇われバトルサイボーグメイド・f30809)の二人だった。何を隠そう、彼女達こそグリモア猟兵が新たに送り込んだリーサルウェポン。エクストリーム・アイロニングというブッ飛んだ競技に対する、最高にして最強の最適解!
「とりあえず、アイロンをかければよろしいのでしょうか?」
「そういうことなら、お任せくだサーイ! 家事全般は、メイドの得意分野デース!」
アイロン台に置かれた布地を前に、あきとバルタンは実に手慣れた様子でアイロンをかけて行く。
ホテル業を営むあきにとって、アイロンかけなど日常茶飯事。お客様に快適な寝床を提供するためには、シーツのアイロンかけは欠かせない。バルタンに至っては、家事代行サービスを趣味とするメイドだ。極限状態だろうと何だろうと、彼女達からすれば、アイロンかけは正に日常業務であり、場所や道具を選ばない。
「う~ん……メイドはメイドでも、私はパーラーメイドなんだけど……まあ、いっか!」
そんな中、何故かパーラーメイドの桜井・乃愛(桜花剣舞・f23024)も手伝わされていたが、それはそれ。実に的確なアイロンかけを行うホテル支配人とメイド達には、さすがのダーク・アイロニストも苦戦は必至。
「くっ……なんということだ! まさか、ここまで優れた技術を持ったアイロニスト達が参加してくるとは!!」
こうなったら、またアイロンで攻撃してやろうと、ダーク・アイロニストがアイロン片手に身構えた。しかし、さすがにそう何度も反則を食らうほど、猟兵達も甘くはない。
「そうはいかないにゃ! これは、さっきのお返しだにゃ!!」
ここぞとばかりに、ミーヤが手にしたガジェットから、ビームと弾丸を発射してダーク・アイロニストを牽制した。それだけでなく、今度はその隙を狙って乃愛が拘束具を放ったから堪らない。
「悪いけど、これ以上はやらせないよ! しばらく、そこで大人しくしていてね!」
「ぬぅ……し、しまった! これでは、アイロンがかけられん!!」
手足をロープで封じられては、さすがのダーク・アイロニストも、もはや何もできないも同然であった。流れは完全に猟兵達の方へと傾き、もはやダーク・アイロニストに反撃の術はない。このまま一気にアイロンかけを終わらせて、猟兵達が勝利すると……誰もが、そう思ったが、それでもダーク・アイロニストとて腐っても強力なダークリーガー。
「貴様達……もう、許さんぞ! こうなったら、一気に勝負をつけてくれる!!」
なんと、ダーク・アイロニストの肉体が、怒りに合わせて急激に膨張し始めたではないか!
当然、そんなことをされたが最後、乃愛の放った拘束具も引きちぎられてしまう。巨大化したことで注目を集めたダーク・アイロニストは、一気に勝負を決めんとアイロンを拾い上げて猟兵達と対峙するが……残念ながら、彼が巨大化によって得た力を振るう機会は、今回に限ってはなさそうだった。
「はい、これで終わりですね。ホテルのお仕事に比べたら、なんてことないものでしたね」
「こっちも完了デース! 道具や環境を選ばない……それが、プロの仕事なのデース!」
なんと、互いに妨害行為で牽制し合っている間に、あきとバルタンがアイロンかけを終えてしまったのだ。
彼女達のアイロンかけは、誰が見てもパーフェクトな仕上がりだった。エクストリーム・アイロニングにおいて、皺のなさはそこまで重要な評価点にならないのだが、それでも審査員の誰もが見惚れる程に素晴らしい出来である。
加えて、このドタバタした環境において、彼女達は自分のペースを崩すことなくアイロンかけを成功させた。この揺るぎない事実を以てすれば、もはや勝者が誰なのかは言わずもがな明白。己の敗北を感じ取り、ダーク・アイロニストの身体は瞬く間に元のサイズに戻ってしまい、そのままガックリと項垂れたのであった。
「くっ……まさか、この私が敗北させられるとは……。だが、まだだ! まだ、勝負は完全についてはいない!!」
それでも気を取り直し、再びアイロンを手にするダーク・アイロニスト。もっとも、アイロンかけのプロ達による技術を見せつけられたダメージは大きく、彼の顔には動揺の色が隠しきれなくなっていた。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
リカルド・マスケラス
いよいよボスの登場っすか。まあ、だからと言ってやることに変わりはいんすけどね
まずは火水風あたりの【属性攻撃】でスチームを出せるようにしたアイロンでアイロンがけをする
「おっと、スチームを出しすぎたっすかね?」
なんて言いながらも、蒸気に紛れて【霧影分身術】で作った分身と本体をすり替えておき、敵がこちらを攻撃した時のために対策をしておく
「ウェーイ! 本物はここっすよー!」
分身にダーク・アイロニストの相手をさせている間に海に出て、第1章でやったような感じでサーフィンしながらアイロンをかけてゆく
アドリブ、他の猟兵との連携なども問題ないっすよ〜
●ビッグウェーブでさようなら
極限状態でのアイロンかけに、命をかけるダーク・アイロニスト。大幅な点数差を付けられてなお、彼の闘志は消えることはない。
否、むしろ、この逆境を制することが真のアイロニストと言わんばかりに、凄まじいペースでアイロンをかけまくる! 大波が腰まで飲み込もうと、彼のアイロンかけは止まらない! このままでは猟兵チームとの点差も埋められ、この勝負は彼の一人勝ちで終わってしまう。
果たして、この状況で再び彼との点差をつける方法は存在するのか。もはや、一般のアスリート達は諦めモードに突入していたが、しかしそんな中でリカルド・マスケラス(ちょこっとチャラいお助けヒーロー・f12160)だけは冷静だった。
「いよいよボスの登場っすか。まあ、だからと言ってやることに変わりはいんすけどね」
相手のペースに飲まれないよう、あくまでマイペースにアイロンをかけ続ける。エクストリーム・アイロニングにおいて、最もダメなことは慌てることだ。平静さを失えば、それだけポイントも低くなる。雨が降ろうと槍が降ろうと、地球の終わりがやってこようと、最後まで平然とした顔でアイロンをかけられるか否かが大事なのだから!
「む……やるな、あの選手」
他のアスリート達とは異なる何かを感じ、ダーク・アイロニストもリカルドのことを意識し始めた。このまま彼を放っておくのは拙いと思ったのか、ダーク・アイロニストは愛用のアイロン片手に、リカルドに妨害攻撃を仕掛けようとするが。
「おっと、スチームを出しすぎたっすかね?」
「ぬぉっ! な、なんだ、これは!?」
瞬間、リカルドのアイロンから凄まじい蒸気が放たれ、ダーク・アイロニストだけでなく、会場全体を覆いつくした。こうなっては、もう誰がどこで何をやっているのかわからない。それでも、直観だけで場所を察知し、アイロン攻撃を仕掛けるダーク・アイロニストだったが……彼のアイロンがリカルドに直撃したところで、リカルドの身体は文字通り、霧の中に飲まれるように消えてしまった。
「……っ! しまった! こいつは幻影か!?」
ダーク・アイロニストが気づいた時には既に遅し。本物のリカルドはアイロン台と一緒に消えており、いつの間にか大波の上に載っていた。
「ウェーイ! 本物はここっすよー!」
アイロン台をサーフボード代わりにして波に乗りつつ。リカルドはアクロバティックにアイロンをかけてゆく。ならばと、自分も大波に立ち向かうダーク・アイロニストだったが、残念ながら少しばかり遅かったようだ。
「ぬわぁぁぁぁぁぁっ!!」
波に乗ることもできないまま、ダーク・アイロニストはビッグウェーブに飲み込まれて流されて行く。アイロンも、アイロン台も、そして自慢のシャツも水浸し。塩水にやられて愛用のアイロンは故障してしまい、アイロン台も流されて、もはや試合を続けることは不可能だ。
「くっ……まさか、この俺がアイロンかけ勝負で敗北するとは……」
そう言い残し、消滅してゆくダーク・アイロニスト。後に残されたリカルドが浜辺に戻ってくれば、そこでは大勢の観客が、拍手喝采で彼のことを出迎えてくれた。
「ふぅ……とりあえず、これで終わったっすかね? 最後まで、メチャクチャなスポーツだった気がするっすよ……」
今回は浜辺であったから、この程度で済んだのかもしれないと、リカルドは苦笑しながら安堵の溜息を吐く。
かくして、此度の試合は猟兵達の勝利に終わり、ダーク・アイロニストの野望は阻止された。だが、忘れてはいけない。あのダーク・アイロニストは、決して最後の一人ではないということを。極限状態のエクストリーム・スポーツを求める者がいる限り、再びどこかに現れることがあるということを。
この世にエクストリーム・アイロニングがある限り、ダーク・アイロニストもまた不滅。近い将来、再びどこかの極限ステージで、彼と相まみえることがあるのかもしれない。
大成功
🔵🔵🔵