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💗絶対に笑ってはいけない悪霊ハンター２４時

作者：ピンク☆フラッシュ

●見たいもの歪んで見せる悪夢かな
　これは一人の青年の煩悩ととある年末番組レスが引き起こした悪夢の物語。
「ここが私立銀誓館くちびる高校や、この校門を抜けたら笑ったらあかんで」
　悪夢の登場人物、小太りの焼きそばヘアのおじさんが夢の主である青年に告げる。ここは廃校。青年は今から悪霊ハンターになって２４時間この場所で過ごすことになる。
　青年はこの光景によく似た年末お笑い番組を知っていたため、そういうたぐいの夢だと思っていた。数々のお笑い番組を笑いを我慢して生きてきた彼は、たとえ無茶な配役のキャストやちょっとしたドッキリがあっても笑うはずはない、そう思っていた……。
　しかし、ここは青年が思うような年末特番的世界とはやり方が違っていた……。

「ふふ、さあ、どう？　笑っちゃうでしょ？　楽しいでしょ？」
　淫らな格好の少女が微笑んで青年を見つめる。青年の身体には悪霊たちの手がまとわりつき、彼を擽っている。
「近藤　ＯＵＴーーー！！！」
「あひゃひゃ、も、もう、ゆるし……アッーーー！！！！」
　バシコーーーーンッ！！！！
　夢の中に恍惚とした青年「｜近藤・夢人《こんどう・ゆめと》」の笑い声と、その少年の尻を叩く激しい音が響き渡った。

●精神を壊す悪夢
「今回は年末年忘れーな悪夢の中に行ってオブリビオンを退治してきてもらいたいと思いまーす！」
　キアラ・フォックストロット（輝きは愛の中に・f12890）はグリモアベースに集まった猟兵たちに陽気に声をかける。
「少年の夢を乗っ取った堕落の乙女っちゅうオブリビオンの見せる悪夢の中には高校があって、そこで少年に罰ゲームを執り行ってるみたいやわ。少年の精神が堕落して壊れて舞う前に、皆はんにはこの夢に乗り込んでオブリビオンと少年を探し出し救ったってやー」
　夢の中に入るため、今回は銀誓館学園からメガリス「ティンカーベル」を借り受けている。３０㎝の妖精像を振ると『夢の中に入れる不思議な砂』が出現する。
「はい、ほなこの砂を夢の主の青年、近藤はんに振りかけたら夢の中に入れるようになるんでずずいと入ってやぁ。ちゃんと近藤はんの枕元に転移できるようにしとくんで、あんじょうよろしゅう！」
　キアラが鈴をシャンシャン鳴らすと猟兵たちの目の前に光のゲートが開かれた。

第1章 冒険 『幻惑の花園』

POW   :    花ごと蹴散らし突き進む SPD   :    花粉を吸わないよう防御して進む WIZ   :    花粉の作用を解毒して進む 👑7 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

●キアラちゃんレポート①
　一章は花粉が見せる幻覚と幽霊たちのいたずらをかいくぐり校内へ進むパートやで、なんでも『お尻をしばかれるたびに痛みは快感に変わっていく』みたいやな。ドエムに目覚めたくない人は技能やユーベルコードで対処してや！
　あと、擽りからの快楽攻めで恍惚の笑みにされたり、ドラッグ漬けにされてあへらされてもアウトみたいやな。どんな手段を使ってでも笑わせたるいう魂胆みたいやわ。
　尻叩いてくる人らもイケメンから美女、ガタイのでかい力強そうなおっさんや小太りでパーマーなパワフルおばちゃんなどなど、ばらいてぃにとんどるけど皆一応悪魔ハンターとかゴーストスイーパーとか巫女さんみたいなそれっぽい格好しとるで。悪霊ハンターを養成する学校的なコンセプトみたいやね。

●ＰＯＷ
　花を蹴散らしながら進むと花の方もこれ以上蹴散らされないように強い反抗をおこない過激な手段で笑わせに来ます。

●ＳＰＤ
　花粉を吸わないよう防御して進むと悪霊たちがその体を無防備にしようとねっとり攻めてきます。

●ＷＩＺ
　花粉の作用を解毒して安全に進みます。きちんとした技能とユーベルコードを使えばこの選択肢のみ完全に安全に進めます。失敗すると酷いことになります（フリ）


●調教済
「ひゃはっ！」
『狭野　ＯＵＴー！』
　狭野・実琴（元天才・f38190）は擽られながら廃校の敷地内を進む。
　今さら擽り程度……そう思っていたわけだが、幽霊の白くて冷たい手が撫で上げる場所はわき腹やへそ回りと、きっちり鍛えにくいところを狙って攻めてくる。
　鈍感な人間ならともかく、数々の責め苦を越えてきたビンカンな人間ではここをいやらしく弄られて笑わないのは至難の業であった。
　それでも足だけは止めないように進む。だってその方が気持ち……ごほん。そうしないといつまでもこの擽り地獄が終わらないからだ。

　バチコーーーーンッ！！！！
「あひぃんっ💕」
　――なーんて言ってる間にどこかから現れたゴーストハンターマスクマンが実琴を無理やり四つん這いにしてそのケツをしばく。しばく道具は一般人の夢をゆがめた程度の者なのでノーマルに、いやアブノーマルだけど！　鞭である。
　しばかれてじんじんとする臀部は更に体を敏感にして、笑っちゃいけないのに変な笑いが止まらなくなりそうになる。一度仕事を忘れて笑ったら連続で笑ってしまう某番組のメンバーのようになってはいけないと、変顔をして何とか耐える実琴。
　だが、幽霊たちが我慢など赦そうはずがない。ココがダメなら別のところをいじって声を出させるのだ！
　というわけで現れましたのは幽霊舌👅。実琴の脇と牝の穴とおっぱいをヌルルレルレロしちゃうのだ！！
「んひぃっ！　ふははっ……！」
『狭野　ＯＵＴー！！』
　ベシコーーーーンッ！！！！　
「ひゃああああんっ💕　ぁっ❤」
　怒涛の擽りと弄りと暴力の波に実琴思わず甘イキだーーー！！

「はぁ……ふぅ……！！」
　下着は濡れるがそれでも腐っても天才、四つん這いにされたとき完全に牝の顔をしましたが気合を入れなおして立ち上がり先に進みます！

大成功 🔵​🔵​🔵​

●アラブルサンショウオ
「よし、出来たよ！」
　エリュファシオン・アルティウス（“やんきー”を目指す『時間逆行』を使う不思議な旅人・f39208）は校門前で花粉の作用を解毒する薬を完成させた。
　花粉の作用は作成中もわずかに感じたものの、この校門をくぐらないうちは少々笑っても何も起こらないようだったので落ち着いて作業ができた。
『オォオー！』
「よしよし、オーさんもお薬飲もうね！　あと、マスクもちゃんとしてね」
『オォォー！』
　オーさんは元気よく返事する。

　花粉の解毒は完璧だと思っていたのに、どうやら何か足りなかったらしい。
　門の中に入るとすぐさま悪霊たちがマスクを外そうと襲い掛かってきた。
「嘘！？　近寄らないで！」
　エリュファシオンはすぐさま瓶から蟲を解き放つ。その蟲は鎮魂属性を持つ羽虫で、キラキラと金色に輝き彼女たちの周囲を警戒するように飛ぶ。しかし、いかに鎮魂属性といえど、一部の霊力の強い手を退けることは出来ず……。
「ひっ！　ははははっ！」
　大きな霊の手が絶妙な力加減でエリュファシオンの背中を撫で上げれば不覚にも笑ってしまう。
　そして、笑わされてしまえば尻を叩くのはこの夢の概念。
　デデーン！
『アルティウス　ＯＵＴー！』
　鞭を持った悪霊ハンターの格好をしたマスクマンがどこからともなく現れエリュファシオンの尻を叩く。
「ぐっ！」
　なんで霊が消えてくれないのか、このままではひどい目にあわされてしまう！　そう思うとまだ幼きエリュファシオンは意識を失ってしまった。

『おい、ゴミ共調子に乗るな』
　気を失ったエリュファシオンに近づく魔の手を、オーさんが阻む。
　彼は光り輝きながら主の力を吸い出す様に【｜調停龍《チョウテイリュウ》・パラダイム・パラドックス】を発動した。
『エルに近づくな……死ねぃ！』
　威厳に満ち溢れる声を上げ、死の概念を無視する衝撃波を放つ。
　ﾋｨｨｨｨｨｨｲｲｲｯ！
　という甲高いおぞましい悲鳴を上げながら、幽霊はすべて消滅した。

『フフフ……所詮霊など』
　オーさんが笑う。しかし、悪霊ハンターはあくまでもこの夢のギミック。死とは別の概念である。
　デデーン！
『オーさん　ＯＵＴー！』
『ムッ……！』
　オーさんも等しく尻を鞭で叩かれるのであった。
　この失敗を教訓に、オーさんはエリュファシオンを乗せると気を引き締めて先へ進んだ。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●学びの賜物
「城で医術と薬品調合の勉強していて良かった〜！」
　花咲・月華（『野望』を抱く？花咲の鬼姫・f39328）は花粉の成分を採取して完成させた解毒薬を適量オブラートで包みながら達成感を感じる。いつもニコニコしているので、危うく笑顔を見せてしまうところだった。
『月華、勉強は真面目だったからな……』
　今日も彼女の見守り役を務めるキャバリアの朱雀は、勉学に励む当時の月華の姿を思い出しこちらも危うくほほえましく笑ってしまうところだった。
「よし、気を引き締めてこれを飲んで進むよ！」
『お……おう』
　朱雀はまだ若干効能に疑問を覚えながらも言われるままに薬を飲んだ。

　念のためマスクもして月華たちは進む。もちろんちゃんとした防塵マスクだ。
「んー、思ったよりは危機が悪いね。完璧に防げると思ったんだけど」
『まあ、マスクもあれば９９パーセント以上カットできてるだろ』
　数は少ないが幽霊がこちらに向かってくるのが見える。
「だね。じゃあ、こっちに来るのは白燐蟲に力を貸してもらおう！」
　月華はユーベルコード【｜白燐奏甲《ハクリンソウコウ》・花咲一族の白燐蟲】を発動する。この世の条理を超える蟲たちは災厄の力で幽霊たちの動きをおかしくしてしまう。
　月華に触れようとする手は他の手の手のひらを擽ってしまったり、いたずらに投げられたキノコの胞子『笑い粉』も月華たちの頭の上を通り越して他の幽霊たちに当たり、自滅するように幽霊たちの不気味な笑い声がそこかしこから聞こえてしまう。
　では、冒涜的な笑い声を聞いた月華と朱雀はＳＡＮチェックです。

【ＳＡＮチェック１ｄ１００】
　月華　→　自動成功
　朱雀　→　自動成功

『幽霊ＡＢＣＤＥＦＧＨＩＪＫＯＰＱ　ＯＵＴ－－！！』
　たくさんの幽霊たちの前に突然夢の住人、覆面幽霊ハンターたちが現れその姿を強制的に全身現れさせてケツをしばく。

「よくわからないけど、今のうちに早く進んじゃおう！」
『そうだな！』
　その隙に、月華と朱雀はそそくさと先に進んだ。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●悪霊なんかに、絶対負けない！
　祓崎・千早（魔を断ち闇を砕く少女・f38100）は花粉を吸わないように気を付けながら校内への道を進んでいた。
　息を止めれば我慢が解けたときの吸い込み量が多くなるというのは本家の男たちから過去に受けた責め苦で理解している。
「でも、マスクでもしっかり押さえてないと隙間から入ってくる気がするのよね……」
　というわけでマスクを手で更に覆うように忍者らしく素早くも慎重に歩いていたつもりだった。しかし、幽霊たちから見れば素早くはなかったらしい。
「……！」
　いつの間にか幽霊たちによって体育館裏に追い詰められていた。
（しまった！）
　幽霊は複数で千早を囲むと彼女を地面に抑え込み顔から手を外させ、壁に押し付ける。
　ぐへへ。と下卑た低い耳の奥に響くような声で笑う幽霊たち。千早の意識が裸になっているのを認知するより早く彼女を丸裸にする。
「な、な……っ！？」
　さらに、壁に押し付けた手は縛られ、そのまま壁についた突起に紐をひっかけられて千早は吊るされる。全部丸見えだ。そして、花粉を吸った幽霊たちの姿が彼女の視線の先で彼女の見知ったものに変わっていく……。
「あ、ああんたは……三武郎っ！！！？」
　それは彼女が奉公する本家の三男。が、複数体。
「へ、なんだ、俺になったとたん濡れやがって……何か思い出したのか？」
（あ、ありえないわ。呼んでもないのに、他人の夢にコイツが出てくるなんて……！　これは幻よ！）
　わかっているはずなのに、本家の人間というだけで体は反応してしまう。しかも、体がその快楽を覚えているようで、三武郎たちが自分に触れたり耳を舐めると耐える間もなくはぁんと鳴いてしまう。
「んああ❤　……あひゃあああっ！……っ💕」
『祓崎　ＯＵＴー！』
　どこからともなく現れた悪魔ハンターたちが彼女の尻を叩く。
「ひぃんっ💕」
「おいおい、これぐらいでへばるなよ？　これからいっぱい奉仕してもらうぜ……」
　その後も彼女は三武郎たちの幻影に尻が腫れるまで虐められ続けた。
『祓崎　ＯＵＴー！』
「はひぃいいいんっ💕」

大成功 🔵​🔵​🔵​

●前向き美幼女おじさん。
「何食ったらこんな夢見れるんだ？」
　堂島・アキラ（｜Cyber《サイ》×｜Kawaii《かわ》・f36538）はボソリとつぶやいた。彼から言わせれば｜薬物《クスリ》でラリってるほうがましな夢見れそうとのことだ。
　見た目は超絶可愛い幼女になったとはいえ、中身は粗暴でガサツな中年おじさん。アキラはキアラちゃんレポートの注意点も無視して花を蹴散らしながらのっしのっしと歩いていく。ただし、きちんとユーベルコードを使用し自分を漆黒の闇で覆い痛みに対する防御態勢はばっちりである。

「ねえ、お嬢ちゃん、お姉さんたちと遊びましょ」
　しばらく歩いているとアキラ好みの美少女たちが現れ彼の行方を阻む。
「学校に幼女がいるなんて、かわいい……誰の妹？」
「やばみー。そーきゅーとなんですけどぉ♪」
　セーラー服を着た巨乳美少女たちはアキラにスキンシップを仕掛けたり、軽く擽ったり撫でたりしてきて彼をニヤツカセようと、あるいは笑わせようとしてくる。
「えー、こまっちゃうぜ」
　アキラは痛みを感じないことをいいことに簡単に口元を緩ませる。
『堂島　ＯＵＴー！』
　というどこからともないアナウンスと共に現れるのも悪霊ハンターというよりゴーストスイーパーと呼ぶほうがしっくりくる茶髪の美女だったので文句なしだ。
「へへ、ケツが痒くならぁ（物理）」
　などと余裕の面持ちで、アキラは元の身体より幾分足が遅いのも仕方がない短い脚でのっしのっしと歩いては美少女たちに囲まれケツを叩かれるを繰り返すのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●油断大敵！
　妖星・昴（光の影武者……だが男だ・f39334）は花粉マスクと忍者走りだけで既に校内直前までやってきていた。あとはこの先にいるはずのオブリビオンの元へ向かうだけ！
　だがしかし、この夢、終わらせて帰るまで、ずーッとゴールなどないのだ。帰るまでが遠足なのだ。
　なのに……。
「ふはは、楽勝だったね！」
　昴は校内に入って中に、少なくとも見える範囲には花が咲いていないのを確認すると思わず笑ってしまう。当然……。
『妖星　ＯＵＴー！！！』
　こうなる。
「え、ちょ、ま」
　１４歳の少年の前に現れるのは容赦ない対格差（身長差４０ｃｍ）の細マッチョ。デビルハンター風悪霊ハンター。夢の登場人物だけあって無駄にイケメンでもある。
「はい、四つん這いになって」
　お兄さんが優しく昴を地面に伏せさせて、しかしやっぱり容赦なくバチコーーーーンッ！！！！
「ひぅっ………痛ぁーーっ！！！」
　叩かれた瞬間よりちょっと遅れてめちゃくちゃジンジンくるやつ！！！！　思わずお尻を擦っていたら物陰にはまだ花があったみたいで、大きく息を吸ったことで少量花粉を吸いこみ、悪霊たちの手が昴に迫る。
　はい、ノーマスクですよ！　花粉なんて政府の陰謀！　嘘です！　さあマスク脱いで！　とばかりに引っぺがし。
「あひゃ、あひ、あひゃひゃ！」
　と、色気のない笑い声をあげてしまうほど彼の忍者衣装の時は常に露出したわき腹やへろ回りを擽りだす。衣装の中の胸もウチ太ももも容赦なし！

『妖星　ＯＵＴー！』
「ひっ！！！」
『妖星　ＯＵＴー！』
「はぁんっ！！」
『妖星　ＯＵＴ－！』
「んあぁっ💕」

　立て続けにくすぐったくて力抜けるのとお尻をお兄さんに叩かれて、ついに昴は忍者衣装の中に“粗相”してしまう。
「……はひっ……はひぃ💕」
　小時間の痙攣の後ぐったりと地面に倒れた昴を見て、悪夢ハンターが昴の匂いをクンクン訝しげに嗅ぐ。
「あ、だめだこれ。悪霊さんストップー。休憩はいりまーす」
　昴の栗の花の香りをかいだ悪霊ハンターは悪霊たちをぶんぶん払いのけると。
「ちょっとやりすぎちゃったかなー？　着替えに保健室、いこっか」
　といって昴を持ち上げると、そのまんま彼を本当に保健室までお姫様抱っこで連れていくのだった。
「あ、ありがと、ございま……悪霊ハンター、さん？」
　保健室のベッドにおろされ、感謝の笑みをおくる昴の上に、悪霊ハンターさんが両手を昴の顔の横に置き、上に覆いかぶさる。
　悪霊ハンターの息はひどく荒々しかった。

●インフォメーション
　２章ご参加の場合昴君だけこのお兄さんとの戦闘♂になります。

大成功 🔵​🔵​🔵​

第2章 ボス戦 『堕落の乙女』

POW   :    強制堕落砲 【淫力】を籠めた【ビットと淫具】による一撃で、肉体を傷つけずに対象の【理性と戦闘本能】のみを攻撃する。 SPD   :    快楽スライム砲 指定した対象を【煩悩を捨て去りし聖人】にする。対象が［煩悩を捨て去りし聖人］でないならば、死角から【砲に入れた服を溶かし快感増強するスライム】を召喚して対象に粘着させる。 WIZ   :    アンチモラルシャウト 【快感や快楽堕ち最高】の主張を込めて歌う事で、レベルm半径内の敵全てに【恥ずかしい・発情・知性低下・本能激増】の状態異常を与える。 イラスト：遊慧 👑11 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

●許して💕　許さないで💕
「も、もぉむりぃ💕」
　夢見る男（物理）近藤君たちの元に（一部除き）たどり着く猟兵たち。
　近藤君を押し倒し、彼の尻を叩きながらも善がらせるのは、悪夢に定着し、地縛霊オブリビオンと化した『堕落の乙女』であった。
　彼女はそのてにもつ気持ちよくなっちゃう兵器やあへっちゃう兵器で近藤君を快楽の坩堝に落としては男女様々な悪霊ハンターに尻を叩かせる。
「……客ですか？」
　堕落の乙女は興味なさげにしかしちらりとだけ君たちを見ると、再び近藤に向き直って『開発』を進める。
　いたいけな少年の性癖になんてことをしてくれるんだ！
　彼を助けてくれ、猟兵！！！

●キアラちゃんレポート②
　最終的に近藤君が助かれば何でもありです。


●負けないボーダーライン
「大当たりですね……」
　斎藤・斎（人間賛歌・f10919）は誰よりも堕落の乙女と近藤青年の傍に入り込めていた。堕落する乙女に忍び寄り、相手に向けてユーベルコード【｜ＤＤｏＳ弾《ディードスバレット》】を撃ちこもうと引き金に手を引いたとき、ドカンと一発！　先に打ち抜かれたのは斎の理性の方だった。
「なっ……くっ！」
　射線の先に突如割り込むように現れたガンビットが斎の脳天に放った淫力が爆発し、斎は後方に吹っ飛ぶ。
「……はぁんっ！」
　尻もちをついた衝撃で出してしまったとは思えない淫らな声を上げる斎。そして一瞬のうちに高速で追いかけてきたビットから射出されたワイヤーで拘束されてしまう。
「招待に乗ってくれて、ありがとう」
　瞳に光のない少女が抑揚ない声で耳元でささやきながら斎の胸にそっと手を置く。
　声を上げそうになるのを耐える斎は、自分がこの場にいることが敵の罠だったとぼやけていく意識の中で気が付いたが後の祭り。
　ぷるんっと揺らす様に乳を撫で上げられれば、思考を停止してただ必死に声を上げるのを我慢する。
「まあ、耐えちゃうんですね。声、出したらとっても気持ちよくなれますよ？　今から何をされても、ね」
　堕落の少女はまるで救いを与えるように口角だけを上げて笑い、斎の耳に手を当ててフット息を吹きかける。
（んんんんんんっ！）
　決して声は上げないように、喉の奥、お腹の中で叫ぶように声を押し殺す。体はビクリト震えてしまった気がするが、気づかれてはいないだろうか……。けれど、青年から意識はそれた。これで近藤青年の負担は減るはずだ。そう安堵したのもつかの間。
「――強情ですね。いいでしょう。では、彼に手伝ってもらいましょう。近藤君。もう許してほしかったら、そこにある道具を彼女に挿入してください」
　堕落の乙女は青年を全く意識の外には出していなかった。
「は、はひ……」
　青年はただの未成熟な人間だ。少しでも自分が楽になれるならば、犠牲は意図はない。ましてそれが素敵なお姉さんにエッチなことをするだけでいいのだから、ためらう理由わない。
「なっ！」
　思わず声を上げようとした斎の舌を堕落の乙女が摘まむ。
「いいですね、このまま口を開けていてください。そうすれば、いい声で鳴けるでしょう」
　相変わらず乙女は声に抑揚がないのにどこか楽しそうに聞こえる囁き声。
「｜ゆえおなああかあっへあいをいえおいいおおおうあお！《夢の中だからって何をしてもいいと思うなよ》」
　という彼女の叫びも、青年の股間を熱く膨らませるだけ。そのシルエットがズボン越しに浮かぶのが視界の端に見えると、近藤青年は斎の背後に回り、言われた通りにその器具を取り付ける。
「んぐぁっ！」
　と、挿入されれば声に出るが、流石にこれはＯＵＴ判定を免れたらしい。悪霊ハンターは現れず、ただジンジンと中が疼くのを感じるだけ。
「さあ、近藤君。スイッチを入れて」
「や、やええ！　そおすいっひ、いえないええ！」
　舌をつままれながら出来る限り背後に視線をやり、必死に懇願するが、視界が何とかとらえたのは青年の淡々とそのボタンに手をかけるところだけ。
　カチッ――。
「あぁあああああああっ💕」
　そして動き出す自分の中に、前後の穴に挿し込まれた器具。苦痛と快楽に歪む頬。
『斎藤　ＯＵＴ－！』
　のナレーションが鳴り響き、追撃に来る悪霊ハンターたち。叩かれる尻、それすら気持ちいいと感じてしまい、また顔が緩んでも……。
『斎藤　ＯＵＴー！』
　何度、尻を叩かれても、たとえ喘ぐことしかできなくなったとしても、斎藤・斎は最後まで快楽堕ちだけはしないように、必死に耐え続けるのであった。
「ごめんね、ありがとう、お姉さん」
　彼から見れば夢の住人に過ぎないとはいえ、自分のために快楽と戦う彼女を見る近藤青年の目は、彼女とは真逆に思春期にあらがえぬ本能的な雄の顔つきだったという。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●淫モラルショット
「な、なんとかここまでたどり着いたわよ、オブリビオン！」
　祓崎・千早（魔を断ち闇を砕く少女・f38100）は堕落の乙女の近藤青年、あと傍らで快楽攻めにあう他の猟兵を見つけて大声を上げる。
　しかし、堕落の乙女はちょうどその快楽攻めにあう猟兵にもっとしゅごいことをせんとばかりにちょうどＵＣ【アンチモラルシャウト】で『バリカタこってり』というバンドの『なんとかのスペルマ』を全力で歌い上げているところだった。
「え、何、歌……んあぁっ💕」
　その効果をもろに無防備に受けた千早は即堕ちした。

「近藤君💕　近藤君💕」
　もともと開発済みな体の千早がそそり立つ近藤のソレに気が付いて跪きズボンを下ろすのにそう時間はかからなかった。
「いいわ、これを次の試練にしましょう」
「そ、そんな……俺、赦してくれるって……！」
「ええ、尻は叩かないであげるわ。その子をイかせたら、ね」
「くっ……なんてエッチな夢なんだ！　絶対俺無精してるじゃねえか！」
　と意味不明な文句を言いながら、千早を押し倒す近藤。判断が速い。

「あぁ💕もっと、もっとぉ💕」
「くっ！　へへ、最高に気持ちいじゃん」
　お互い思わず表情が緩む生挿入❤　しかし、千早をイかせてない現状、近藤君も笑えば尻たたきですよ。
『近藤　祓崎　ＯＵＴー！』
「えっ！！！」
　驚く近藤。そりゃそうでしょう。
「私は、彼女をイかせたらといったんです。まだ彼女はイってません」
「そ、そんな……こんなよがってるのに……」
「女の子のイったふりに、だまされちゃだめですよ❤」
　絶望する近藤の耳元で堕落の乙女が囁く。そんなつもりはなかったが、すっかりヤリ回されることに慣れた千早は、相手を喜ばせるため無意識にイったふりをしてしまうことがあるのだった！　な、なんだってー！
　というわけでぞろぞろ出てくる悪霊ハンター。屈強な男２名様。
「セ、せめて叩くなら女王様に……ぐあっ！！！！」
　びゅるっ！　尻を叩かれながら吐精してしまう近藤。
「はああんっ❤」
　そして同じく尻を叩かれながらイキ狂う千早。ただし……。
「いまのは悪霊ハンターがイかせたので、近藤君のお仕置き免除はまだです」
　と、堕落の乙女無慈悲な宣告。
「な、くそ！　オレ以外でイくなよ！！」
　パンッ！　ﾊﾟﾝｯ!
「ぁぁああっ💕　ごめんなさい💕　お尻叩かれていっちゃうクソ雑魚マンコでごめんなさいいいい💕」
　童帝ではないのだが、初めて聞くＡＶのような喘ぎに思わずにやける近藤。
『近藤　ＯＵＴ－！』
　バシコーンッ！
「ぐぅうぁっ！」
　どちゅんっ！　びゅるるっ！
　尻を叩かれる度、深く突き上げ吐精すれば千早もまたいやらしい声を上げながら笑ってしまう。
『祓崎　ＯＵＴー！』
「んぁぁっ……❤」
　そしてまた悪霊ハンターでイクのだ。こうして抱き付いて淫れる千早に性癖がねじれ狂っていく近藤君は、遂に千早の中に欲望を爆発させる。
　こうしてそのまま他の猟兵たちが事態を収めてくれるまで嬌声を上げ受け止め続ける千早であった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●サ美肉おじさんの果てる果て。
「なんだよ、お楽しみ中かよ」
　夢中で近藤少年が猟兵の姉ちゃんに腰を振るころ、堂島・アキラ（｜Cyber《サイ》×｜Kawaii《かわ》・f36538）はゆっくりとその場に合流した。
　他の猟兵もお楽しみ中みたいだ。眼福眼福。などと考えていたら。
「なんだか邪魔者が多いんですね」
　と、抑揚のない声が真上から響く。いつの間にか堕落の乙女が自分の正面にまで近づいてこちらを見下ろしていたらしい。反射的に上を向くとアキラの身体にスライムが降ってきた。
　ベチャリ――。という音を立て体にまとわりつくスライムは“お約束”とばかりに他の部位は一切溶かさずアキラの身ぐるみだけを溶かしていく。
「ぬおっ！」
　と、可愛い声音に反しおっさんのような驚き声をあげるがもう遅い。スライムは完全にアキラにまとわりつき、その体を粘化、硬化し彼が身動きできないようにしてしまうと、その幼稚な体に快楽を教え込むようにうねうねと吸い付くようなアキラの肌の上をはい回り淫力を塗り込む。
「おっほっ❤」
　思わず淫らな声をあげアキラがニヤリとすれば、当然あのアナウンスが流れてくる。
『堂島　ＯＵＴー！』
　そう、このアナウンスだ。スライムはお行儀よくアキラの尻だけをむき出しにして、体制も尻が叩きやすいように尻を突き出して地面に這うポーズに無理やり変える。
　ビシッ！　バシッ！　とＳＭ女王様のような悪霊ハンターに尻を叩かれれば、痛みすら快楽に塗り替えられた体は派手にイって、果ててしまう。
「んおぉっ❤」
　どんなに声は可愛くても、その鳴き用は一人遊び上級者なおっさんのオナニーの如し（ソースは裏垢男子のＳＮＳアカウント動画）
　それからも責め苦は続くが、そんな事を繰り返されて恥かかされりゃ、温厚なアキラさんもさすがにプッツンせずにはいられない。
　気持ちよさとイライラがマックスに到達したアキラはここらが我慢の限界とばかりに怒りに任せてスライムを振りほどくと、テクテクと堕落の乙女に近づいていき、きょとんとこちらを見下ろす乙女の顔に。
「いい加減にしろ！」
　と男女平等パンチ！　ユーベルコード【｜可愛いは正義《カワイイオブジャスティス》】をぶち込んだ。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●お楽しみのところ恐縮ですが
　花咲・月華（『野望』を抱く？花咲の鬼姫・f39328）と相棒の朱雀は明細で隠れながら堕落の乙女たちにじりじりと近づいていた。
「……何あれ」
『俺に聞くな』
　他の猟兵に合わせて動こうと考えているうちに、えちえちな目にあっていく仲間をみて、同じ目に合わんように気をつけよ。と思う２名。しかし間もなく一人の幼女が敵の快楽攻撃を振りほどきメガトンパンチをくらわすのを見ると、朱雀がそろそろ動くころ合いかと月華に声をかける。
『どうする？　俺たちも普通に戦うか？』
「いや、駄目だよ、嫌な予感がする」
　何より堕落の乙女の足元のスライムが嫌な感じがする。そう思った月華は先ほど発動していた白燐奏甲・花咲一族の白燐蟲たちに炎と消滅の気を纏わせスライムに突っ込ませる。
「とりあえず、遠距離からせめるよ！」
『わかった、行くぞ……！』
「そんなところに、まだ邪魔者がいたのね」
　虚ろな目で、大声を上げた朱雀を見据える堕落の乙女。今さら遅い！　と朱雀は弓を引き一歩踏み出してその矢を放とうとしたのだが……なぜかその足元にはバナナの皮が……！
『はあ！？』
　朱雀はズルンッ！　と滑ってイケメン俳優であればオンエアを断念するほどのとんでもない顔とリアクションで地面にすってんころりん。
「ぶふっ！」
　真顔で見据えていた堕落の乙女も思わずこれには笑ってしまう。
『堕落　ＯＵＴー！』
　いや堕落って苗字じゃないからね！？　と突っ込む人もおらぬまま乙女は尻をしばかれ四つん這いの無防備になる。
「なんだかわからないけどチャンス！」
　月華はここぞとばかりにユーベルコード【｜虹華万暁《コウカバンギョウ》】を発動しながら放ったマシンガンが堕落の乙女を打ち抜いた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●快楽に弱くなり、しかし快楽に強くなったもの。
　ここに辿り着くまでにかなり昂らされたけど、コンディションに支障はなし…敵の目的は近藤さんだから近藤さんを積極的に人質に取ることはないし、私への意識の割き方も緩い……
　戦場自体にも判断を誤れば致命的な事態に陥るギミックはないし、さっきまでの悪戯なら戦闘に向けて意識を集中しさえすれば耐えられる……。

　狭野・実琴（元天才・f38190）は思考を巡らせた。快楽に負けやすい体になった弱点を、ここに来るまでの間に快楽を誰にどのように与えられるかも肝心ではないかと頭の中で整理することで乗り越えたどり着いた堕落の乙女の眼前。
　温かみも生身もない幽霊なんかじゃ、戦闘に集中した私の意識をそらすことはできないという結論に至る。
「つまり、この状況で負けるほど私は弱くない……！」
　そういいながらアスリート、バトロワシューターの実琴は光り輝く魔弾、ユーベルコード【｜魔球「金鵄」《マキュウ・キンシ》】をぶっ放す。１３１回。加速しながら敵の身体に何度もぶつかるその弾はもはや光そのもの。こ気味よい衝突音を打ち鳴らしながら堕落の乙女と言葉も交わさず（交わしちゃうと“負け”ちゃいそうだし）攻撃を終えるころには、実琴はすっきりした顔をしていた。

　そうだよ私の本分はスポーツマンなんだよ性処理係でもオナホでも孕み袋でもAV女優でもなく！
　彼女は堕落の乙女に一方的に勝つことで、自分のエッチな部分以外のアイデンティティを取り戻したのだ！

大成功 🔵​🔵​🔵​

●一方そのころ保健室では
「ほーら、ここ、すっごく気持ちいいでしょ？」
「あぁんっ💕」
　勝手知ったる男の身体。他猟兵たちとは遠く離れた保健室で、まったく関係ない戦いを繰り広げる妖星・昴（光の影武者……だが男だ・f39334）は、悪霊ハンターのお兄さんにしっぽり食べられそうになっていた。お尻の周りをいじられて、ウチ太ももを嘗め回されて、自分の知らない自分の声が静かな密室に響く。
　昴の口から出るのはあくまで女のような甘い嬌声。ハンターが狙うのは昴を堕とすこと。猟兵ハンティング♂である。
　じっくり、ねっとり、体の気持ちいいところをおいしそうに嘗め回されて蕩かされていくさらさらでしなやかな昴の身体。
「はぁ、お兄さん……💕」
「昴ちゃん。すっごくかわいいよ。もっといい声で鳴けるかな？」
　ぐっと蕾のところに添えられた親指に力を咥えられ、その指を蕾が咥えこみそうになれば、また甘く息が漏れる。
「はっ……ぁ💕」
「いいね、そろそろほしくなってきちゃったって顔してる♡」
「う、うん……お願いです……もっとして……もっといろいろなこと、ボクに教えて、お兄さん💕」
　お兄さんの言う通り。愛撫に負け、もっとを強請れば、まだ本番はこれからだというのに悪霊ハンターは確かな手ごたえを感じ笑う。獲物の前で舌なめずり。３流のすることだね。
「フッ、遂に猟兵を堕としてやったぞ。フハハハハハァーーッ!!!」
『悪霊ハンター　ＯＵＴー！』
「なにぃ！？　お、おれは尻たたき係だぞ！」
　関係ありません、笑ったらもれなく尻たたきです！　たとえ尻たたき要因でも例外はありません。元ネタと違ってここはシビアな夢の中……。
「あうっ！」
　バシンッ！　という音とともに他の悪霊ハンターにケツをしばかれるお兄さん。でも、その程度で萎えるお兄さんではない。いよいよ挿入♂　と昴の足を、体を開き、そのかわいらしい蕾に自分の股間にぶら下がる鈍器を押し当てる。
「お、おにいさぁん💕」
　このままヤラレテしまうのか……。

　――いいえ、昴は新米とはいえ猟兵。先ほどのお兄さんから解放された一瞬に、既に手は打ってあるのさ。お尻はちょっと疼くけど、ね……。
「えーいっ！！！」
　キーーーーーンッ！！！！　という効果音が流れるような金的タイキックがお兄さんを襲う！
「くぁwせdrftgyふじこlp！？」
　思わず股間を抑えながら振り返ると、そこにはもう一人の昴の姿。
「す、昴きゅんが二人!?」
「ごめんね、お兄さん♪」
　にっこり笑う昴は実はユーベルコード【エイリアス・ダブル】で増えた分身である。
　そんなユーベルコードとか知るはずのない悪夢の概念悪霊ハンターは混乱したままではあったが、もう一発、助走付きのタイキックてきなキックをキンタマに受けると、たまらず。
「あんぎゃああああああああああああ！！！！！」
　と学校中に響き渡るように叫び、夢に溶けるように消滅してしまった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●思い出を越えて。
　エリュファシオン・アルティウス（“やんきー”を目指す『時間逆行』を使う不思議な旅人・f39208）の意識は今も白に溶けていた。けれどそれはだんだん覚醒に近づいてきていて、一色だった彼女の世界に、どこか懐かしい光景がよみがえる。

『オォォー！』
　あれは、いつのことだったか。
　オオサンショウウオ型の変わったバイク。オーさん。彼がこちらを威嚇している。これは、出会いの記憶……？
　あの時、どんなふうに声をかけたっけ……どうやって、仲良くなったっけ。
　ただ、彼の中にあるなにかがとても強いものだというのは、あの時から既に何となくわかっていた気がした。

◇
『エル、目が覚めたか？』
　白は過去の情景を経て知らない教室になる。そうだ、私、依頼の途中で気絶したんだっけ。情けないな。目の前でドラゴンが私を見つめてる。
「うん、ありがとう、オーさん……」
『今黒い龍の姿だぞ俺』
「うん、わかってるよ。でも、オーさんだ」
　ずっと一緒にいたからわかる。あの時から何となく感じていた、強くて猛々しい波動を、目の前の龍から同じように感じる。
『そ、そうか……』
　なんだろう、オーさんなんだか照れ臭そう。私もちょっと、くすぐったいや。
『――おい、ルールを無視できるわけじゃないから笑うなよ』
「あ、ごめん」
　思わずにやけそうになるのをオーさんが窘める。でも、オー以外の言葉で話すオーさんって、気が緩むと笑っちゃいそうになるくらいにはまだ慣れないや。
『気を引き締めろ。さあ、エルをこんな目に合わせたクソ尼を世界から消しに行くぞ』
「わかった」
　それ以上気が緩まないように、エリュファシオンはぐっと力を込めて立ち上がり、龍に跨る。
「さあ行こう！オーさん……いや……調停龍・パラダイム・パラドックス！」

◇
　というわけでやってきた堕落する乙女の場所。近藤君は夢中で１人の猟兵に腰を振り、他の猟兵も快楽攻めにあいながら必死に耐えたりしてたり、今まさに堕落の乙女にパンチを打ち込んでたり色々カオスだけど。
「私たちも続こう！」
　とエリュファシオンはユーベルコードをユーベルコードの効果で同時発動！【｜幽銃逆行王零と滅詩逆行王命《カタストロフィ・キング・レイ・メイ》】【｜怪盗逆行王・ラウール《ファントム・キング・ラウール》】で零、命、ラウールの３名を呼び出す。
「いっけー！」
　とガンナイフから呪殺弾を放つが、それは予想通り回避される。
「ラウール！　融合お願い！」
　と声をかければ、すぐさまラウールがナイフと怪盗道具を融合させ、それが笑いが止まらなくなるビームを放ちながら堕落する乙女に飛んでいく。
「大盤振る舞い……」
　回避体制からさらに体制を変えナイフを避ける、という芸当ができず堕落した乙女は諦め半分にその攻撃を受け止める。
「あははははは」
　と、棒読みの笑い声が周囲に響く。
『堕落　ＯＵＴー！』
　のアナウンスもすぐに流れてきて、悪霊ハンターに拘束される乙女。そこに零は幽銃で動けなくなった敵を攻撃！
『喰らえ！』
命も消滅魔法弾幕でダメ押しする！
『はあ！』
「はぁ、この夢は、ここまでですか……」
　堕落する乙女は攻撃を受けながらも叫ぶことなく、ただ乾いた笑いを続けながら目を閉じる。
「行こう！オーさん！」
『この世から消えな！』
　そして、最後にエリュファシオンは調停龍・パラダイム・パラドックスと共にスライムごと吹き飛ばす衝撃波をガンナイフから放ち、無事堕落する乙女を消失させるのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

第3章 日常 『青春は運動だ。運動をして汗を流そう♪』

POW   :    ダイナミックな運動で汗を流す SPD   :    リズミカルな運動で汗を流す WIZ   :    効率的な運動で汗を流す 👑5 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

●夢が覚めるように
　堕落する乙女が消えても、直ぐには夢が終わらない。
　近藤青年の精神が、まだこの夢にとらわれているからだ。

「俺、今まで何を……」
　すっかりお楽しみ状態から解放され、まるで腑抜けたようにぼーっとする近藤青年。
　猟兵たちは彼の精神の安寧を保つために、この夢を優しい夢にする必要がある。

●キアラちゃんレポート③
　夢の中で楽しく遊びましょう。運動は健全でも不健全でもオッケー。
　やりたいことがあるときは近藤君がらみじゃなくても好きにやっちゃってオッケーです。
　例によってキアラちゃんも近藤を慰めるためこの夢の中に来ていますので必要であればお声掛けください。


●その後の保健室。
　猟兵たちが勝利をもぎ取っているころ、保健室でタイキックを決めた妖星・昴（光の影武者……だが男だ・f39334）はまたまた大変なことになっていた。
「ひぅっ❤」
　くちゃ、と音を立てて、水気を帯びた昴の“先端”を、細くてしなやかな指が撫ぜる。視線の先には自分にそっくりな少年が一人。
『お兄さんに弄られて、そんなに気持ちよかったの……？』
　と妖艶に笑う。先ほど華麗なタイキックを決め悪霊ハンターを撃退した昴の分身だ。まだ強い自我を持ち、ユーベルコード固有名に至るほどの存在に放っていないが、便宜上彼を『蛍』と呼ぶことにする。
「ぁ、ちが……っ～～！！！」
　否定の言葉を上げようとする昴の濡らした棒の裏筋を指の腹で撫で上げて黙らせる。相手も自分なのだ、自分の本音も、自分のたまらなくイイところもすべてお見通しだ。
「違わない、よね？」
「……はひっ❤」
　お兄さんに弄りまわされて弱っている昴が、自分である蛍に何かを偽れるワケもなく、上の口は間もなく正直者になる。
『ほら～、腰、動いちゃってるよ？　こんなにいやらしい自慰を覚えちゃったら、これからいろいろ大変だね♪』
　蛍は意地悪く言葉で責め立てながら、昴のモノを手でつかんで望み通り扱き始めた。
「ぁ、ぅん……💕」
『うんじゃないでしょ？　も～♪　せっかく二人になったんだし、一人だけで気持ちよくなってないで、一緒に気持ちよくなろっか♪』
「……うん💕」
　蛍の提案に昴が雌の顔全開でうなずくと、半脱ぎだった服を完全に脱ぎ捨てて、お互いに自分の肉の棒を擦り付けあい、たくさんエッチなお汁を分泌させながら果てるまで擦り、扱き合うのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●スーパーテニス！
「私の五感全てを使って導き出せ……勝利の道を！　……でえええいっ！！！」
　スパーンッ！　非常に軽快で聞き心地よい音とともに花咲・月華（『野望』を抱く？花咲の鬼姫・f39328）は【｜花咲流・鬼姫の眼《ハナザキリュウ・オニヒメノマナコ》】を使用してサービスを打ち込む。
「なんのぉ！」
　それに飛びつくキアラは何とかぎりぎりでボールを打ち返すが、勢いを上手に押し返せず、甘い球が打ちあがる。
「月華さん！」
　いたいけな青年、近藤は自分の方に跳んできたボールをあえてスルーして、背後の月華に合図を送る。
「よーっし！　喰らえ朱雀！　殺人スマッシュ！！！」
『おい、殺人て……ぐへっ！！！！！』
　そして、見事月華の打ち返したスマッシュは朱雀のみぞおちにクリーンヒットした。
「朱雀はーん！？」
『だ、大丈夫だ。俺はキャバリア、みぞおちでは……げふっ、死なぬ』
　驚き慌てふためくキアラを安心させるようににっかり笑うと、朱雀は手元に転がるボールを拾う。
「ちぇ、無力化失敗……近藤君、次来るよ。撃たなくていいから全力で避けてね！」
「うす……『焚っ！！！！！！』……て、え！？」
　月華の注意にうなずき前を見た近藤の横を剛速球が通り過ぎていく。距離はあったものの、その風圧にひやりとする近藤。月華はこれは打ち返せないな、と見送り点を取られた。
「痛みでパワーの制御ができてないぞ朱雀ー！」
『す、すまん！』
「大丈夫かいな？　朱雀はん、いったん休む？」
『いや大丈夫だキアラ。だが……近藤は平気か？」
「はい、今の、びっくりしたけどなんか頭の中クリアになりました！　続けましょう！あ、でも加減はお願いします……」
「やって、頼むでー？　朱雀はん」
『うむ、気を付ける』
　近藤は運動神経がいいため、パワーさえ加減してもらえればともにテニスを楽しむことは容易であり、その後も４人で勝ったり負けたりの試合を繰り広げるのであった。
　最終的には２勝１敗でキアラ・朱雀チームの勝利となったが、皆満足げに笑っていたという。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●夢の中補正？
　ひと汗流し、キアラと休憩をしていた近藤のもとにエリュファシオン・アルティウス（“やんきー”を目指す『時間逆行』を使う不思議な旅人・f39208）が近づいてきてペットボトルを差し出す。
「大丈夫かい？　はい、水」
「あ、ありがとうございます」
　近藤はそれを受け取り爽やかに笑って飲みだす。先ほどまでひどい目にあっていたのが嘘かのように、年頃の青年らしい瑞々しい表情だ。
『キアラさんもどうぞ』
　エリュファシオンの召喚した命がキアラの方に水を差し出すと、キアラもにっこり笑ってそれを受け取り飲み干した。
「よーし、夢はまだまだ続くみたいやし、遊ぼか！　近藤はん！」
　命の水をのんで生き返ったキアラが立ち上がり、気合を入れながら微笑むと、近藤も頷いて立ち上がる。
「だったら射的をしないかい？　ほら、あれを見て」
　エリュファシオンが指さす先には射的屋台。学校の中には少々ミスマッチなものだが、近藤が元気になってきているので近藤の支配する夢に戻ってきているようだ。だから商品もすべて近藤が欲しいものばかり……。的に当てた得点の合計で賞品がもらえる仕組みだ。もちろん、夢の中の者なので持ち帰れないが……。
「わぁ、いいな、やろう！」
　近藤が目をキラキラさせて了承すると、エリュファシオンと命、零、まだドラゴンの姿のオーさん、怪盗ラウール、キアラの大所帯で屋台に近づく。

『お姉様、頑張ってください！』
『よし、いくぜ！』
　まず挑戦は零から。命は姉を応援している。ずっと仮面で素顔を隠してきた二人だったが、クリスマスにキアラに素顔をさらしたため、今回も少女の顔をさらしている。この中で一番年下に見える二人は、やっぱり一番はしゃいで、楽しんでいるように見える。
『次は連射だ！』
『わー、すごいですお姉様！』
　一発綺麗に的の中央に当てると、今度は幽銃を連射させて次々と商品にあてていく。命は姉の融資に拍手を送った。
　ここでふと、エリュファシオンが違和感に気づいた。
「あれ、零……いつの間に幽銃を連射出来る様になったんだ？」
　今までは一発一発撃つのに時間をかけていたはずなのに……と首をかしげると、オーさんが囁くように声をかけた。
『ラウールの奴が二人に何か言ったのを聞いたから……その時だろう』
「へぇ……と、次は命の番か」
『です、行きます……！』
　命は見られて緊張しているのか、一度深呼吸してから消滅魔法弾幕を放ち的に当てる。
「――今弾幕が曲がったよね」
『ラウールの奴……何者だ？』
　まあ、エリュファシオンの周りにいるのが既に曲者ぞろいなのだが……。零に続いて新たな力を手にした命をみてオーさんは彼女らの師匠の招待を訝しげにみた。

　無口のラウールはそんな視線も気にせず位置につくと無言で的を一瞬で射抜く。
「早いね……！」
『はえ〜。流石師匠』
「皆スゲーな」
　エリュファシオン達に続いて近藤も感心し呆けたような声を出す。
「セやねえ、まあでも、ゲームは楽しければオッケーやから、近藤はんもやってみよか♪　銃は……あ、ビームガンと普通の４４マグナムどっちがええ？」
「撃てるならビームで……！」
　青年はビームにロマンを感じる方の人間だった。しかし、ビームなのを置いておいても近藤も照準を合わせて打ち抜くまでが非常に速い。夢補正もあるのか、一般人なのにラウールとほぼ互角に渡り合っている。
「次、右から的が出るでー！」
　キアラは途中からやや劣勢の近藤を補助するように指示を出し、最後までみんなで射的を楽しんだ。
『いい勝負でしたね…』
『俺達の師匠と互角ってすげー！』
　感激する命と零の視線を受けながら、ラウールと近藤は固い握手を交わす。
　芽生えた友情を胸に、また夢が正常な形に近づいていくのを感じながら、エリュファシオン達は近藤に別れを告げ解散した。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●悪女の誘い
「あんなに動いたのに……疲れてない。なんで……」
　近藤青年は未だ自分の状況を知らない。打って、撃って、騒いで、存分に楽しんだはずなのに、体力は無尽蔵にわいてくる。当然だ、あくまでもここは夢の中なのだから。

「ねえ、近藤君。なら、もっと一緒に汗、流さない？」
　ざわつく胸を抑える青年に声をかけたのは祓崎・千早（魔を断ち闇を砕く少女・f38100）であった。
「（何、この子……かわいい）君は、何をして遊んでくれるの？」
　近藤の問いに千早は何も答えず、ただ、青年を近くの寝られるところのある部屋まで誘った。
　現在別の猟兵がお楽しみ中の保健室ではない。バスケットボールやマットの独特な香りが漂う体育倉庫だ。
「あん♥️あっ♥️ソコっ♥️いいのぉ♥️」
　甘く響く少女の声。近藤君に胸を揉まれ乳首や腋を舐めしゃぶられ喘ぎ乱れる千早。
敏感な身体を弄ばれて嬌声を上げる千早に興奮していく近藤。
　直ぐに理性のタガは千切れ、千早の股を広げるとそそり立つモノを千早の股の間に沈めていく。
「こんな運動が好きなのかよ。このビッチ！」
「すごいぃっ！！熱くて硬いのぉ♥️おっ♥️おっ♥️んああっ♥️」
「あ～～。そうだ、俺……こうしたかったんだ……ぐおっ！」
　近藤の激しく腰使いに淫れる千早の中は、彼のモノに熱く絡みつく。不慣れな少女の中数穴しか経験したことのない青年を夢中にさせるには十分なビッチ穴が、直ぐに近藤の形を覚えて締め付ければ果てるのはそう時間のかかることではない。
　中に躊躇なく注がれていく白濁。青年の熱いパトスが千早の中に刻まれていく。

「もっと💕もっとくらはいっ！……あぁっ💕」
　奉仕する雌の顔になった女がお代わりを要求すれば、近藤はすぐに彼女を組み伏させて、その尻をつかみ小気味よくパンッパンッと音を立てて堀り倒す。
「あっ♥️あっ♥️もっと激しく♥️好きにしてえええっ♥️」
　千早の牝穴がべちょべちょになって艶めかしい水音を倉庫内に響かせる度、鼻息を荒くした近藤の手に力が入り、尻を握り潰される。彼のモノが奥に届くだけで千早は何度も身をよじり、体をのけ反らせながら絶頂する。
　しかし、これは彼の夢。肉体と疲労が連動していない近藤に満足などなく、不覚にも千早は一方的に気絶するまで貪りつくされるのであった。その身に何度も彼の白濁を受け止めながら……。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●手遅れ
　人間、もう後に戻れないときほど思うものだ。まだ間に合う……！　と。

　狭野・実琴（元天才・f38190）は体育館から出てきた近藤青年に声をかけ校内デートを楽しんでいた。校内とはいえここは夢、それも私立校。敷地内にはオシャンティーなカフェがあり、そこでお茶している。
「ねえ、そっちも一口食べていい？」
「うん、いいよ。はい、あーん！」
　美琴の食べる焼き芋パフェに興味を持った近藤の口にスプーンを持っていくと、彼はとてもおいしそうにそれを口の中に運んだ。ちなみに、彼が食べているシラスソフトクリームは既に実琴が一口強奪済みである。
「美味いな！　美琴が食わせてくれたからもっとうまい♪」
「だねー。お芋とクリームの甘さが絶妙だよ」
　近藤少年は数々の男とぱっぱらぱーに最近遊んでしまった実琴の目から見て『良くも悪くもスケベでまっすぐ』という印象だ。まず、胸や実琴が食べるときの口は躊躇なく見てくる。何見てるの？　といえばさらっと可愛いと言ってくる。その目は下心を一切隠そうとしない。この夢もオブリビオンに占領されるまえからエロの気があったに違いない。
「この後どうするんだ？」
　しかし、デートはあまりしたことが無いらしく、実琴に誘われたときもどこか行きたいとこあるの？　という調子だった。でも、行きたいとこ言えば文句言わずついてきてくれるんだよなぁ……。嫌いじゃないかも。
「学校だから選択肢が少ないよね……あ、でも食べるもの食べたし、次は運動したいかも」
「お、いいな。じゃあそうしようぜ」
　尻を叩かれてるときはＭなのかなと思ってたけど、ドＭというわけではなさそうだ。ただ、従ってくれるタイプの……。そう、言いなれば近藤君は犬系だ。
「どした？　行かねえのか？」
「ううん、行くけど……どこ？」
「さっきプールあったんだよ。温水の！」
　ああ、ここ私立だもんね、そりゃプールも温水か。
「絶対エッチなこと考えてるでしょ」
「えー、なんでわかんの？」
「さっきから私の胸とか見てる……」
「げ、マジ？　だって実琴、年齢の割にいい体してんだもん」
　でも、誰もいないプールっていうのはちょっと青春っぽくて近藤君のメンタルケアにいいかもしれない。
　美琴はよしと頷き近藤と共に温水プールへ向かった。

◇
「ちょ、なんで近藤君もこっちなのよ……」
「え、だって、二人きりだしさ……ちょっと期待してただろ、お前」
　――のだが、プールにつく前に女子更衣室に堂々と入ってきた近藤に胸をつかまれ迫られることになり、プールはお預けとなるのであった……。
　もう、私もこれでまとも路線に戻れると思ってたのに……しょうがないにゃあ❤

　この後めちゃくちゃＡＶのようなセックスしました。

●おまけ
「あぁんっ❤」
「なんだよ……中、すんなり入るじゃん。水着が実琴のでべちゃべちゃになってるぜ？」
「う……言わないでよ。駄犬のくせに……」
「駄犬ちんぽにひんひんいってる飼い主様を慰めてあげるワン♪」
「んんんんっ！！！　そんな、奥まで……ってか、この格好……❤」
「犬みたいだろ？　ほら、交尾しようや飼い主様❤」
「んっ❤んっ❤　乱暴に、腰、振らないでぇ……💕」
「あ゛～～～。絞られるぅ……！」
　びゅぴゅっ！　どぴゅーーーー！
「ひあぁあああっ💕」
「う、止まんね、あ、そういえばワンコの吐精って長いんだった」
「だからって、なんで近藤君の吐精も長くなるのぉ……駄目、お腹、膨らんじゃぅ」
「わかんねえけど気持ち～！」
「や、も、吐精で、いっちゃ……～～～～～～っ💕💕！？！？」
　どぴゅーーーっ！　びゅるっびゅぅるっ❤
「はああああんっ❤　イってるから、もう吐精ダメぇえっ❤」
「ム゛リィ……っ実琴の中、締め付けが……お゛っ❤」

大成功 🔵​🔵​🔵​

●近藤の闇
　そう、ここは夢の中である。近藤はとっくに目が覚めて猟兵たちと遊んだりデートして楽しんでいるのだが……。
　なら、いま斎藤・斎（人間賛歌・f10919）の前にいる青年は何者なのだろうか……。
「や、やめ……っ！！！！！」
　青年はにっこり笑うと、斎の制止の声も聞かずに玩具を彼女の穴の中に捩じ込む。
「くぅっ！」
　快楽堕ちにあらがうためにせめて、声が少しでも淫猥にならないように努める斎。この斎は【｜二重影《ドッペルゲンガー》】だ。本物は未だに拘束されている。それでも斎と同じ快楽なんかに絶対負けないという信念のもとに動いている。
「なんだよ、耐えちゃって。本当はヒンヒン言って他の牝みたいに無様に啼きたいんだろ？」
　瞳に光のない近藤青年らしきなにかは、すっかりと縄も玩具も使いこなしていて、猟兵であるはずの二重影斎を拘束し、陰部に捩じ込んだ玩具のスイッチを入れて引きずるように本体の方へ連れていく。
「ぐ……おっ❤」
　背中に冷たさと痛みを感じながら本体の横に寝転がされる二重影。
「……ぁ」
　快楽落ちはしてないものの、散々と弄ばれ、わずかに残った体力でＵＣ発動した本体の方は力なく近藤青年らしきなにかを見て反応を示す。
「絶対負けない女性を快楽責めで強制絶頂させ、感覚同期した方が屈服したらつまり全員合意なので和姦３Ｐ成立、だよなぁ？」
　近藤青年らしきものはそういってズボンのチャックを下ろし、え、それズボンの中四次元ポケットになってます？　と思わず茶々を入れてしまいたくなるような爆根を取り出す。
「何を……」
「男のロマンの話だよ」
　近藤は二重影ではなく本体のほうに近づいてきて快楽攻めに耐え切ったびちょびちょマンコの陰核を強く摘んだり吸ったりし始める。
「な、まだ、私なのか……っ❤」
　二重影は自分の横で玩具の衝撃に耐えるばかり。ターゲットになった本体のお尻を淫具で攻めたり。果ては電動マッサージャーをお尻に無理矢理挿れ、電動オナホ状態にして挿入。二重影とお揃いにされてしまう。いや、本体の方がもういろいろぐしょぐしょではあるのだが。
「こ、こんなことでは、私は……っ！」
「私たちは、屈さないっ❤」
　声は甘さを帯び、息も絶え絶えになりながら尚も耐える本体と影。リアルでこんなことされたら痛いし壊れちゃう！　みたいな無茶な玩具の挿入も何もかも、夢の中だからか気持ちよくは感じてしまって、奥歯の奥を噛むように食いしばって声もなるべく殺して耐え続ける。
「へ～。そう。まあ、俺は楽しいからいいけどさ。これから順番に二人をじっく～りこれで苛めるから、頑張って耐えてくれよな？」
　近藤青年のはち切れそうな爆根がまず本体の股に擦られる。
「くぅ、熱い……❤　い、いや、かまわぬ、やれるものなら……！」
　ズチュンッ！
「くぅ……っ！」
　夢じゃなければ受け入れがたいサイズが遠慮なしに玩具を無理矢理引き抜かれた中に突入してくる。
「まあ、それならそれで俺の肉オナホになってもらうからいいよ」
　その後、本体と影は宣言通り、快楽に落ちることはなく何度も何度も侵された。行為の最中、他の猟兵と仲よさそうに歩く近藤の姿が遠くに見え、二人は今相手をしているのが、近藤が夢から覚めるまで消えるはずのない夢の中の『近藤の理想とする近藤』なのだと悟ることになるのはもう少し後のお話。

大成功 🔵​🔵​🔵​

最終結果：成功 完成日:2023年01月14日