腐敗警官に裁きの銃火を
●教会の地下武器店
人気のない古びた教会。そこに信仰心などなさそうな男がやってくると、胡散臭そうな神父に声をかけた。
「神父様、法を守るべき警察官が腐敗し犯罪を犯しています。神様は悪党を裁いてくれますか?」
「神は仰りました。正義は自らの手で行うものだと」
神父は厳かに物騒なことを言い放った。
「では正義を行う為に、神の加護を与えていただきたい」
男はそっと金を神父に握らせる。
「よろしい、あなたは神の加護を得る資格がある。さあ、こちらに」
神父が奥の部屋へと案内すると、床が動き地下への隠し階段が現れた。
そこを客が下りていくとしっかりと防音された広い地下室に到着する。そこにはずらりと銃や弾薬が並び、射撃場も併設されていた。
「ガンショップ「God Bless」へようこそ! いい品が揃ってますよ!」
丸太のようにガタイのイイ店主が笑顔で出迎えてくれる。
「おお、すごい品揃えだ!」
「この地域はメガコーポのひも付きのサツどもが銃器販売を管理してますからね。こうして潜らなきゃ護身用の銃も手に入りやせん」
店主は護身用の重ショットガンを的に向けてぶっ放し、粉々に吹っ飛ばした。
「では腐ったサツから身を守る銃が欲しい」
「それならこれなんてどうです?」
重火器が並ぶエリアに案内し、身を守る為に相手を先に仕留める銃を選ぶ。
そうして客の相手をしていると、アラームが鳴って神父が慌てて地下に駆け込んできた。
「店長! サツのガサ入れです!」
「なにぃ!!」
モニターに地上の監視カメラを映すと、完全武装した警官たちが教会を家探しして、地下への階段を強引に爆破して開通してしまった。
「ファック!! 迎撃準備だ!」
「了解!!」
店主と神父が売り物の銃を手にする。
「サツだって!」
「あんたも手伝え!」
店主は客にも銃を渡し、防弾のカウンターに隠れながら銃を構えた――。
●グリモアベース
「サイバーザナドゥでメガコーポの配下の腐敗警官が支配してる街があるんだけど、そこで腐敗警官に反抗する人達に武器を売るガンショップが襲撃される事件が起きるよ!」
ラフィロワ・ベルシルト(幸せ運ぶ星のうた・f04751)がメガコーポに関連する新しい事件の情報を伝える。
「この間の生配信で情報が上がってた、巨大企業群「アオイドス」に関係してるっていう警察署が当たりだったみたいで、そこの腐敗警官達がアオイドスの配下になってるみたいだよ」
視聴者からの有益な情報で、メガコーポ案件の事件を見つけることが出来た。
「このままだとガンショップが襲われてお店の人もお客さんもみんな殺されちゃうから、みんなの力で助けてあげてほしいんだ!」
銃で武装していても、腐敗警官はオブリビオン化して強化している為、一般人では勝つことができない。
「まずは、襲われるガンショップ「God Bless」にお客さんとして行って、お店の人と交流して信頼を得ておけば、一緒に戦うことができるよ。ガンショップだから、銃について話したり、試し撃ちをしたりしてコミュニケーションを取ったらいいと思うよ」
ガンショップの店主や店員と仲良くなる方法なら銃関係がベストだろう。
「そうしてると、オブリビオン化した腐敗警官の部隊『エンフォースメント・オペレーター』が現れるよ。戦闘に特化してるようなタイプで、銃やドローンで武装してるから気を付けてね。地下室はあちこちが防弾で出来てるみたいだから、それを利用して戦ったら有利に戦えると思うよ」
暴発やいざという時の為に防弾のカウンターや棚、それにボディアーマーに盾なども売り物として置かれている。
「それを倒したら、指揮官の警官が搭乗した『重装型頭脳戦車『タヂカラオ』』が地下室へのもう一つの入り口である、物資搬入エレベーターから現れるよ。全高5mもある巨大多脚戦車だから、狭い室内で戦うのは大変かも。なんとか巻き込まれないようにお店の人やお客さんを守ってあげて」
地下室は広いが、それでも多脚戦車が入り込んでは狭く感じるだろう。
「腐敗警官たちを倒したら、アオイドスの街への影響力が下がって住みやすい街になるよ。今は悪い警官が気に入らない相手を銃で撃っても正当防衛で罪にならないって街のルールを作ってるみたい。だから一般人には強力な銃は売らないようにして反抗する力を削いでるんだね」
腐敗警官は街を暴力で支配し好き放題にやっている。アオイドスの力でその支配は長く続く。それを破るのは猟兵しかいない。
「悪い警官たちをやっつけて、アオイドスの支配から解放してあげよう!」
猟兵達はラフィロワの作った宝石のような道を通り、地下に隠れガンショップのある教会へと向かった。
天木一
こんにちは天木一です。
サイバーザナドゥで巨大企業群「アオイドス」の手下となった腐敗警官達との銃撃戦となります!
第1章は地下のガンショップで店長と仲良くなり、戦闘中こちらの指示を聞いてもらえるようにします。
第2章は腐敗警官部隊『エンフォースメント・オペレーター』が地下に突入してきます。店長、神父姿の店員、客の3人を守りながら戦うことになります。
第3章では警官の操る『重装型頭脳戦車『タヂカラオ』』との戦闘です。地下室なので戦車の機動力を生かせませんが、その攻撃を密室で避けるのも困難です。上手く店長らを守ってください。
複数人で参加する方は最初にグループ名などをご記入ください。
プレイングの締め切り日などは決まり次第マスターページかタグにて。
それでは、腐敗警官達を撃破し、アオイドスにダメージを与えましょう!
第1章 日常
『銃砲店で試し撃ち』
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POW : 大口径サイボーグ用キャノンの試射をする
SPD : トラディショナルなヤクザのチャカリボルバーで試射をする
WIZ : 銃弾が標的を追跡するスマートウェポンの試射をする
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種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
サンベリーナ・ロングイヤー
アドリブ&絡み歓迎
あ、仕入れた情報通り此処がガンショップ「God Bless」で間違いないだよ
グリモアベースで聞いたけど、他の世界ならともかく此処の情報屋としては自分で裏取りはしたんだもん
ついでにメガコーポ「アオイドス」が警察になんらかの働きかけを行ったのも掴んだんだよ
アタシも元の身体では銃も使ってたけど、流石に今だとサイズ大きすぎて愛用してた銃が使えなくなったんだよ
だから、此処で銃探すものいいかもだよ
あ、ガンショップで煙草は厳禁だったもん……
色々試してみるけど、どうにもこの幼女全身義体だとシックリ来る銃がないんだもん
電脳特化で馬力不足で手も小さい。でも、チャチな銃だと持ってても意味ないんだよ
●ガンショップ「God Bless」
「あ、仕入れた情報通り此処がガンショップ「God Bless」で間違いないだよ」
煙草を銜えたサンベリーナ・ロングイヤー(|悪戯兎の親指姫《ロングイヤー・サンベリーナ》・f38859)は寂れた教会の前に立った。
「グリモアベースで聞いたけど、他の世界ならともかく此処の情報屋としては自分で裏取りはしたんだもん」
しっかりと自分の情報源を使い、情報の裏を取って場所を確定していた。
「ついでにメガコーポ「アオイドス」が警察になんらかの働きかけを行ったのも掴んだんだよ」
メガコーポと警察に繋がりがあるところまで掴んだ。だがそこからは危険度が高過ぎる為に自分で直接探るしかないと教会に足を踏み入れる。
「神父様、腐敗警官にぶっ放す銃が欲しいんだよ」
「なるほど、神の加護が必要ということですね」
サンベリーナがコインを弾いて飛ばすと、それをキャッチした神父が地下への階段に案内した。そこを下ると地下には立派なガンショップが広がっていた。
「アタシも元の身体では銃も使ってたけど、流石に今だとサイズ大きすぎて愛用してた銃が使えなくなったんだよ。だから、此処で銃探すものいいかもだよ」
数え切れないほどの銃器が陳列してる店に足を踏み入れると、ギロリと丸太のようなガタイの店主に睨まれた。
「あ、ガンショップで煙草は厳禁だったもん……」
慌ててサンベリーナが煙草の火を消すと、店主は目元を緩めて口を開く
「ガンショップ「God Bless」へようこそ! いい品が揃ってますよ!」
「それじゃあ色々試させてもらうんだよ」
サンベリーナはあれこれと銃を試していくが、反動で大きく仰け反ったり、重すぎて重心が傾いて尻餅をついたりと、幼女全身義体だとシックリ来る銃が見つからない。
「電脳特化で馬力不足で手も小さい。でも、チャチな銃だと持ってても意味ないんだよ」
「それならこいつぁどうですかい? 光線銃なんでね反動もありゃしませんよ」
不満そうにしていると、店主がコンパクトなハンドガンを差し出した。
「ディスクガンの変わり種でしてね。セットした破壊プログラムを光線で送り込んでハッキングできるっていうサイバー殺しとなってやす」
物理ダメージではなくハッキングによってコンピュータ制御されている物を狂わせたり機能停止させることが出来る。
「へぇ、面白いかも。ちょっと使ってみるんだよ」
サンベリーナはハンドガンを手にして装填する破壊プログラムの自作を始めた。
大成功
🔵🔵🔵
アニー・ヴァレンタイン
【アドリブ連携OK】
POW
まぁ!隠れ家的なガンショップですね!
私も子供の頃は憧れたものです!
おっと失礼!私こういうものでして…(名刺を差し出す)
銃器メーカーの社長として、ここは一つ市場調査といきましょうか!
おぉ、東欧製の13mm口径ハンドキャノン、しかも古き良きリボルバー式ですね!
なるほど、発射ガスの逃し方次第で反動がこれほどまでマイルドに…(など構造面を確認しながら試射を続ける)
そして店長の仕入れに対する慧眼を褒めつつ【コミュ力】で信頼を気づきましょう
ついでに我が社の製品を紹介してておきましょうか。
近い将来、このお店の品揃えに加えていただければ幸いですしね!フフフ!
「まぁ! 隠れ家的なガンショップですね! 私も子供の頃は憧れたものです!」
アニー・ヴァレンタイン(VLA代表・f38868)が神父にチップを渡し教会の地下のガンショップに足を踏み入れると、目を輝かせて見渡した。
「お客さんかね?」
「おっと失礼! 私こういうものでして……」
お上りさんかと声をかける店主にアニーが名刺を差し出す。
「ほう……VLAの代表さんでしたか。お名前は何度か耳にしたことがありますよ」
名刺を見た店主の態度が柔らかくなり、どうぞと好きに見て行ってくれと並ぶ銃へ案内してくれる。
「銃器メーカーの社長として、ここは一つ市場調査といきましょうか!」
こういった店ではどんなものを取り扱っているのか、企業人として鋭い目で調べていく。
「おぉ、東欧製の13mm口径ハンドキャノン、しかも古き良きリボルバー式ですね!」
「ええ、やはり大口径を扱うとリボルバー式が安心ですからね」
アニーが銃を手に取ると、試射の為に射撃レーンへと案内される。そこで早速手慣れた様子で発砲して的に大穴を開けた。
「なるほど、発射ガスの逃し方次第で反動がこれほどまでマイルドに……」
構造面を確認しながら試射を続け、銃の性能テストを行うように調べ尽くす。
「良い品ですね。他の銃も新作からベストセラーまで、実用性を求めた品ばかりです」
「ウチは乱暴に扱ってもぶっ放せるってのがモットーだからね」
店長の仕入れに対する慧眼を褒めて会話し、信頼を築いていく。
「そこで、我が社の製品もどうでしょうか」
そこから営業トークへと移行して、持ち込んだ自社製の銃の説明を流暢にしていく。
「なるほど、こりゃ確かにいい銃だ。今までウチには流れて来なかったんだが、ルートが出来るなら仕入れてもいいかもしれやせんね……」
「近い将来、このお店の品揃えに加えていただければ幸いです!」
店主が実際に発砲して納得すると、商談が上手くいったとアニーはご機嫌な笑顔を浮かべた。
大成功
🔵🔵🔵
霧島・絶奈
◆心情
「天は自ら助くる者を助く」…ですか
だからこそ神の加護も得られるのでしょうね
嘆くばかりで行動しないよりは好ましいと感じます
◆行動
さて…
店員と交流を図るのでしたか
折角ですし、銃火器についての造詣を深めるのも良いかもしれませんね
流石の品揃えですね
大口径のチェーンガン等は置いていないのでしょうか?
運用コストは兎も角として、発射間隔の調整やジャム防止等…
安定的運用を約束してくれるのは個人的には好みではあります
安定的運用と言う意味では、水に沈めようと地面に埋めようと作動が保証される自動小銃も良いものですね
わけてもマークスマン仕様の物は好ましいと思います
とは言え所詮にわか知識
良ければ色々と教えて下さい
「「天は自ら助くる者を助く」……ですか。だからこそ神の加護も得られるのでしょうね。嘆くばかりで行動しないよりは好ましいと感じます」
霧島・絶奈(暗き獣・f20096)は自分達でメガコーポに抗おうとする人々を好ましく思う。
「さて……店員と交流を図るのでしたか。折角ですし、銃火器についての造詣を深めるのも良いかもしれませんね」
今日はよく客が来るなと不思議そうな顔をする神父に入場料を渡して地下のガンショップに入ると、秘密裏の店にも関わらず銃の品揃えの多さに驚く。
「流石の品揃えですね。大口径のチェーンガン等は置いていないのでしょうか?」
「あるが扱えるのかい?」
店主が奥に案内し、そこには個人では扱いの難しい大型火器が置かれていた。
「運用コストは兎も角として、発射間隔の調整やジャム防止等……安定的運用を約束してくれるのは個人的には好みではあります」
「確かに、だがこいつは戦場で使うもんだ。街中のドンパチじゃあ過ぎたるもんだよ」
「安定的運用と言う意味では、水に沈めようと地面に埋めようと作動が保証される自動小銃も良いものですね」
絶奈は頷き、扱いやすい自動小銃に目を向ける。
「わけてもマークスマン仕様の物は好ましいと思います」
「仲間を援護するにはいいもんだ。後衛にいてくれれば前も戦い易くなる」
銃の話をし出すと店主は饒舌に語り、絶奈の質問に的確に答えて銃の蘊蓄を教えてくれた。
「他のお客さんも来たようですね。私はもう少し商品を見させてもらいます」
「ええ、試し撃ちして自分に合う銃を選んでいってくださいよ」
絶奈は他の猟兵が入って来たのに気付き、店主と別れて武器を見ながら広い地下室の構造を把握するように歩き回った。
大成功
🔵🔵🔵
キトレ・ヴァッハ
アドリブ・連携〇
SPD対応
キッシャシャシャ!おいおい、てめぇの店が潰されかけてるんだってぇ?
だったら安心しなぁ、俺が潰しにかかるやつらを徹底的に炙って泣いて詫びるくらいに昇天させてやっからよぉ!
まずは銃見せろやぁ?
俺は店の評判ほめるぜぇ?
(「」はアドリブなどおまかせで)
「装弾数6発に45口径、それとシングルアクション!
グリップは滑り防止に特殊な材質でできてんなぁ?
シリンダー(弾倉)からトリガーにハンマーが使いもんにならねぇように特殊コーティングされてらぁ!少し試射させろやぁ」
俺は体がちいせぇからよ、両手持ちで的目掛けて1発ぶち込む。
いい銃じゃねぇかぁ、気に入ったわ!
俺が守っからよぉ安心しな!
「キッシャシャシャ! おいおい、てめぇの店が潰されかけてるんだってぇ?」
キトレ・ヴァッハ(紅蓮の狂乱の神・f37726)が愉快そうに笑いながら教会に入る。
「だったら安心しなぁ、俺が潰しにかかるやつらを徹底的に炙って泣いて詫びるくらいに昇天させてやっからよぉ!」
「え? ええ……」
じろりと深い笑みを浮かべたまま胡散臭い神父を見つめると、神父は何が何やらと委縮して頷いた。
「まずは銃見せろやぁ?」
「は、はい」
120cm程の小さな体ながらも尊大な態度で言い放ち、その勢いに圧倒された神父姿の店員はこくこくと頷き、言われるがままに地下へと案内した。
「へぇ、いい品揃えじゃねぇか!」
「ガンショップ「God Bless」は品揃えが豊富なのが売りですんでね!」
店主に迎えられ、ずらっと並ぶ地下のガンショップを見渡したキトレはハンドガンを手に取る。
「装弾数6発に45口径、それとシングルアクション! グリップは滑り防止に特殊な材質でできてんなぁ?」
「ええ、その通りでございやす」
キトレが銃を握った感触からその素材が特別なものだと言い当てる。
「シリンダー(弾倉)からトリガーにハンマーが使いもんにならねぇように特殊コーティングされてらぁ! 少し試射させろやぁ」
「いいですとも、どうぞこちらへ」
話の分かる客だと店主が楽しそうににんまり口元に笑みを作り、射撃レーンへと案内した。
「俺の手には少々でけぇが、安定感があるな」
キトレの小さな手では片手で保持できず、両手で銃を構え、狙いをつけるとトリガーを引いて銃声と共に的の頭部に一発ぶち込んだ。
「いい銃じゃねぇかぁ、気に入ったわ! この店は俺が守っからよぉ安心しな!」
「そんときゃお願いしますよ!」
豪快に笑うキトレに、店主も豪快に笑ってみせた。
大成功
🔵🔵🔵
クオン・キマヴィス
【アドリブ歓迎】
……前置きはいい。中を見せて
大金の詰まった大型のジュラルミンケースを神父に差し出して店に入る
……店長には「とにかく威力に特化した銃」を希望する。一般のサイボーグじゃ扱いに困る様な、そんな銃……試し撃ちもしてみる。
……使用目的を聞かれたら、「近いうちに大規模な戦闘が起こるから」とだけ伝える。
……すぐに使う時が来るだろうしね。
「迷える子羊よ。今日はいかがしましたか?」
「……前置きはいい。中を見せて」
胡散臭い語り口の神父に、クオン・キマヴィス(|黒絢《こっけん》の|機巧少女《マシンドール》・f33062)が冷たく言い放ち、大型のジュラルミンケースを差し出す。
「これは……どうぞどうぞ! お入りください!」
神父が中を確認すると大金の詰まっているのを見て相好を崩し、上客だと下にも置かない歓迎っぷりで地下に案内する。
「いらっしゃい。いい武器があるよ」
神父と違い、店主は気難しい顔でクオンを出迎える。
「……とにかく威力に特化した銃を」
クオンは重火器が並ぶエリアに視線を向ける。
「……一般のサイボーグじゃ扱いに困る様な、そんな銃……」
「何に使うんですかい?」
すぐにいくつかの銃を思い浮かべた店主は、それらをテーブルに置きながら尋ねる。
「……近いうちに大規模な戦闘が起こるから」
そう伝えると、クオンは並べられた銃を手に取って感触を確かめる。
「……試し撃ちしても?」
「構いやせんよ」
店主が用意した射撃レーンでまずは通常の倍以上の重量がある重厚なアサルトライフルを撃つ。普通なら保持するのも難しい銃をクオンは平然と発砲した。
「そいつは徹甲弾を連射できるんで、硬いサイボーグでも貫けやすよ。銃自体が重いですがその分反動を抑えてくれるんで集弾も悪くありやせん」
店主の説明を聞いてクオンは一つ頷き、次の銃を手にする。
「そっちは重ショットガンで、装甲だってぶち抜けやすがどうしても反動が強くってね、生半可なサイボーグじゃ腕がイカレちまいやす」
クオンはそのショットガンも構わずぶっ放し、的の上半身を消し飛ばした。
「やりやすね。それならこいつはどうですかい?」
店主が奥から持ってきたのは長大な対物ライフルだった。
「大口径で戦車だって貫けやすぜ。その代わり重すぎて持って狙うなんて――」
普通なら備え置きにするライフルをクオンは持ち上げて発砲する。
「こりゃ驚いた」
その姿に店主はにんまりと笑みを浮かべた。
大成功
🔵🔵🔵
新田・にこたま
腐敗警官絡みのビズだと事前コミュニケーションの難易度が上がって困ります…(地元武装警官の感想)
件のガンショップに向かい、事前に聞いた手順で入店しようとします。
仮に通してもらえなかったり、通してもらえてもネガティブな反応をされた場合は、以前rashさんというストリーマーと一緒にアオイドスと癒着していたイージスという企業を潰した配信のアーカイブを見せます。その時に配信チャンネルも作りましたし。
客として認めて貰えたら電脳接続できるタイプの銃火器の試射をさせてもらいます。どちらかというとサイバーリンクシステムが正常に動作するかの確認ですね。
こうやってこの街の不燃ゴミどもの眉間に風穴を開けてみせますよ。
「腐敗警官絡みのビズだと事前コミュニケーションの難易度が上がって困ります……」
新田・にこたま(普通の武装警官・f36679)は地元武装警官の感想を漏らす。
「ともかく入店しましょう」
にこたまが店に入ると、札束を数えてニヤニヤしていた神父が慌ててケースに仕舞って背に隠す。
「これはこれは、警察の方が何用ですか?」
表情を取り繕って神父が緊張しながら尋ねる。
「私は汚職をする警官ではありません。少し地下のガンショップを利用したいだけです」
きっぱりとにこたまは腐敗警官とは違うと否定し、地下のガンショップに入るべく話して金を渡す。
「いえいえ、ウチはまっとうな教会ですよ? 地下なんてありません」
神父は警官は信用できないとしぶってガンショップであることを否定する。
「わかりました。これを見てください」
にこたまは端末から以前「rash」という人気ストリーマーと共にメガコーポ「アオイドス」と癒着していた「イージス」という企業を潰した配信のアーカイブを見せる。そこにはしっかりにこたまの姿も映っていた。
「あっ! 人気ストリーマーのrashじゃん! え? マジで? キミ配信に出てるじゃん!」
配信を見た神父はすっかり演技を忘れてチャラい素を出していた。
「はい、一緒に生配信をして、その時に配信チャンネルも作りました」
「……マジじゃん、メガコーポに逆らう警官なんているんだ。じゃあ入ってもいいよ。ウチはメガコーポに尻尾を振らないってのがモットーだからさ」
神父がにこたまを地下へと案内してガンショップに入る。
「いらっしゃい。何をお求めで?」
「電脳接続できるタイプの銃火器を見たいのですが」
にこたまは求めるタイプの銃を店主に伝える。
「それならこっちだ」
ハイテクな多機能銃の並ぶ棚へと案内される。
「こいつは目と腕がサイバーなら、リンクして照準補正をしてくれる」
ロックオンすることで部位狙いの精度を上げる銃や、セントリーガンといった手を使わずに撃てる銃などを試射していく。
「サイバーリンクシステムは正常に働いてますね。こうやってこの街の不燃ゴミどもの眉間に風穴を開けてみせますよ」
にこたまはこれから起きる戦闘の予行練習のように、的の頭部を撃ち抜いた。
大成功
🔵🔵🔵
ジェシカ・クローリー
POW
アドリブ等歓迎
なるほど
腐った警官達が武器を売らせずに押さえつけてる、と
そしてこのガンショップをターゲットに……許し難い暴挙です
店長さんや店員さんに武器を色々見せてもらって試射をしつつ、ついでに身分も明かして腐敗警官達の情報収集をします
……ちゃんとお仕事はしてますからね?興味はありますが
このガンショップはどんなものがあるのでしょうかね?
私も銃を使うので、この店のショットガンを見たいですし試射もさせていただきたいですね
仕事柄、機械をよく相手にしますから
私物の”Shepherd”も試射できるか訊きます
撃った所感なりを話したり他愛もない話をしつつ、警官についての不穏な噂や実態を訊いてみましょう
「なるほど。腐った警官達が武器を売らせずに押さえつけてる、と」
ジェシカ・クローリー(|新米《ルーキー》・f36601)が自衛手段を奪い支配している腐敗警官の所業に怒りを覚える。
「そしてこのガンショップをターゲットに……許し難い暴挙です」
そんな横暴を阻止しようと、身分を隠して教会の神父と交渉して地下のガンショップに入った。
「このガンショップはどんなものがあるのでしょうかね?」
興味津々でジェシカがずらりと並べられた銃を見渡す。
「いらっしゃい。何をお探しで?」
「ショットガンを見たいんですけど、仕事柄、機械をよく相手にしますから」
「それならこっちでさ」
店主が案内してくれる棚には、ずらっとショットガンが並べられていた。
「試射してもいいですか?」
「構いやせん。こっちへどうぞ」
射撃レーンに案内され、早速ジェシカは試し撃ちをする。
「すみません。私物の銃と比べたいので試射してもいいですか?」
「ウチの商品の方が上だと思いやすがね、試したければどうぞ」
許可を得るとジェシカはブルパップショットガン【Exo Defense “Shepherd”】を取り出して発砲し、取り回しでは私物の方が上だが、威力と精度は売り物の方が上だった。
「室内戦も考えると取り回しが利く方が私は使いやすいと思います」
「ここらじゃ銃の火力が優先される傾向にありやすね。重サイボーグを撃ち抜けなきゃ当たっても意味がないってね」
ジェシカはあれこれと他愛のない銃談義をして、そこで自らの身分を明かす。
「実は私は違法な行為を犯す警官がここを狙っているという情報を得て、その警官を取り締まる為にここに来たのです」
「……嘘を言ってるようには見えんね」
ジェシカの顔をじっと見た店主がいつの間にか握っていた銃のグリップを手放した。
「それで、腐敗警官達が何をしているか実態を知っていますか?」
「ああ、奴らは権力と暴力で街を支配してやがる。裏にメガコーポが付いてるから強気になって、反乱が起きないように武器の流通まで牛耳ってるのさ。だからこうしてこそこそ隠れて、警官に逆らう跳ねっかえりに武器を流して反抗してるわけだ」
店主が何故隠れてまでガンショップをしているのかを語った。そこにはメガコーポにも負けないという反骨精神があった。
そうして猟兵達で賑わっていた店内に一人の一般人客も入って来る。それは腐敗警官が乗り込んで来る時間が近いことを教えてくれた――。
大成功
🔵🔵🔵
第2章 集団戦
『エンフォースメント・オペレーター』
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POW : スマートアサルトライフル
自身の装備武器を【スマートモード】に変え、【弾丸】に【自動追尾】能力と【炸裂】能力を追加する。ただし強すぎる追加能力は寿命を削る。
SPD : エネミーサーチ
【サーチドローン】を放つ。他のユーベルコードと同時に使用でき、【敵探知】効果によってその成功率を高める。
WIZ : スモールディスラプター
【インセクトボット】から、戦場全体に「敵味方を識別する【電磁パルス】」を放ち、ダメージと【電子機器】及び【機械化義体】に【使用不可】の状態異常を与える。
イラスト:nitaka
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●腐敗警官の日常
「おい! 誰の許可を得てここで商売してんだ?」
「え! あの、ちゃんと役所に許可は出して……」
「違うだろうが! ここでは街を守る俺たちに最初に挨拶すんのが筋なんだよ!」
店を構える商人に銃を抜いて恫喝するのは警官達だった。
「す、すみません! この街に来てまだ日が浅くて……」
「言い訳はいいんだよ! おら、どうするか分かってるよなぁ?」
「は、はい!」
慌てて商人はすぐに袖の下を渡した。
「最初っからそうしてりゃあいいんだよ。これからもたまに顔出してやっからな」
「はい……お願いします」
苦い顔を隠すように商人は頭を下げた。
「へへ、いい小遣い稼ぎの場所ができたぜ」
「生かさず殺さず。たっぷり搾り取ってやろうぜ」
厭らしい笑みを浮かべ、腐敗しきった警官は街のパトロールという名の搾取を行っていた。
「ん? 連絡だ……どうやらこそこそ銃器を売ってるクソ野郎のヤサを見つけたらしい」
「ああ、最近俺らに逆らう反抗的な奴が増えたと思ったら、そこから武器が流れてたのか。こりゃしっかり躾けてやらんとなぁ」
警官は車のハンドルを切り、教会の前に次々と集まるとトランクを開けて装備を取り出し完全武装する。
「さぁて、派手にガサ入れするとすっか!」
「逆らう奴は何者だろうと撃ち殺せ! 俺達がこの街の法だと反乱分子に思い知らせてやるぞ!」
見せしめに派手にぶっ殺してやろうと、警官達は教会の地下にあるガンショップへと突入を開始した――。
新田・にこたま
腐敗警官が突入してきた瞬間、先頭の警官にUCによる先制攻撃。
私と思考を同期することにより、その警官は今までの腐敗していた自分に怒りを覚えるほどの正義の警察官となってくれるでしょう。私に思考を操作されているだけですが。
正義の使徒となったその警官にスモールディスラプターを使わせ、私を味方として識別させつつ、敵集団は敵として識別させて電磁パルスを放たせます。実際、これを先に敵に実行されたら私も店内の客もただでは済まないので、こちらからお見舞いしてやりましょう。そうしたらそのまま制圧です。私と同期した警官は戦闘力も上がってますしね。
最後には彼も撃ちますが。正義となった彼もそれを望むことでしょう。
クオン・キマヴィス
【アドリブ・連携歓迎】
……来た。あなた達は自分の身を守る事に専念して。
……アレを殲滅するのは、私達の任務だから。
……「パーガトリー・リアクター」駆動開始。
警官隊、及びドローンの射撃は、義体から出る炎を壁の様に展開して『焼却』する。その隙に店主達にはドローンを撃ち落としてもらいたい……出来る?
敵の攻撃が一瞬止まった瞬間を機に、反撃に転じる……コレ、使わせてもらうわ。
さっきまで試し撃ちで使用してたアサルトライフル2丁を警官隊に『一斉射撃』
トドメにUCを発動、弾薬が尽きたアサルトライフルに私の炎を装填して連中に向けて発射。塵一つ残さす灼き尽くす。
……この銃、悪くなかった…ありがとう、店主。
●銃撃戦
「店長! サツのガサ入れです!」
「本当に来たか! ここで迎撃するぞ!」
神父が地下に飛び込み、店主はカウンターに身を隠してショットガンを構えた。
「手を上げろ!」
腐敗警官のエンフォースメント・オペレーターが銃を構え突入してくる。
「あなたも私です。正義に目覚めましょう」
待ち構えていたにこたまが先制してユーベルコード『|正義の複製《セイギノクローン》』を発動し、自身と相手の思考を同期することで警官は今までの腐敗していた自分に怒りを覚えるほどの正義の警察官となる。
「俺は今までなんてことをしてたんだ……」
「おい! どうした?」
急に足を止め正義警官となった仲間に腐敗警官が声をかける。
「電磁パルスを実行されては私も店内の客もただでは済まないので、こちらからお見舞いしてやりましょう」
「この警官の面汚しめ!」
正義警官はスモールディスラプターを使い、腐敗警官を敵として識別して電磁パルスを放つ。
「ぐあぁっ!」
「テメェ裏切ったな!」
「裏切ったんじゃない、表返ったんだ!」
正義警官が堂々と言い放って銃をぶっ放す。
「正義に目覚めたようですね……私に思考を操作されているだけですが」
にこたまに操られるままに強化された正義警官は元味方を攻撃していく。それに合わせてにこたまも【サイバー軽機関銃】をぶっ放して腐敗警官を撃ち抜いた。
「裏切り者は死ね!!」
腐敗警官達がスマートアサルトライフルを連射して正義警官が蜂の巣になって倒れる。
「正義の警官として死ねたのです。彼も本望でしょう」
にこたまはその間も手を止めず敵を射殺して制圧していった。
「撃て撃て! 反撃しろ!」
警官達はアサルトライフルを連射して弾幕を張り、数の暴力で押し切ろうとする。
「……あなた達は自分の身を守る事に専念して。……アレを殲滅するのは、私達の任務だから」
「わかりやした。お任せしますよ!」
クオンがそう呼びかけると、物陰に隠れて店主は腕だけ出してショットガンをぶっ放して牽制する。
「隠れているならこいつで仕留める」
警官はサーチドローンで隠れてる者の位置を把握し、スマートアサルトライフルをスマートモードに変え自動追尾弾を発射する。
「……「パーガトリー・リアクター」駆動開始」
クオンの義体から炎が溢れ出て壁の様に展開して自動追尾弾『焼却』した。
「弾が消えた? 火炎放射器か?」
警官は驚きながらも発砲を続けるが、その弾もまた炎の中に消え去った。
「……店主達にはドローンを撃ち落としてもらいたい……出来る?」
「任せておくんなせぇ」
「やってみるぜ!」
「なんでこんなことに!」
クオンが攻撃を防いでいる間に、店主と神父がショットガンとアサルトライフルをぶっ放し、客もやけくそ気味にサブマシンガンを連射した。その弾がドローンに当たり爆発を起こす。
「ちっ、新しいドローンを!」
警官が俯瞰する目を潰されて次のドローンを出そうとする。
「……コレ、使わせてもらうわ」
クオンは先ほどまで試し撃ちをしていたアサルトライフル2丁を軽々と片手で持ち、警官隊に一斉射撃を叩き込む。
「うげっ!」
「弾幕が厚い! どんなサイボーグ化してやがる!」
銃弾を喰らった警官が腹に穴を空けて吹き飛び、周囲の警官は慌てて身を隠す。だが銃弾の嵐は隠れた棚を粉砕して警官の頭を吹き飛ばした。
「弾切れを狙うぞ!」
「ぶっ殺してやるぜ!!」
弾切れを狙って隠れた警官達は機を窺う。するとカチッとクオンの銃は弾切れを起こした。
「チャンスだやるぞ!」
「おお!」
そこへ警官が物陰から飛び出してアサルトライフルを構える。
「チャンスはこちらの方です」
敵が顔を出すのを待っていたにこたまは引金を引いて銃弾を頭部に命中させた。
「あぶぁっ!?」
「構うな! もう一人の弾が切れてる隙に撃ちまくれ!」
ヘッドショットで同僚が倒れても構わず警官は発砲する。にこたまは【機動隊の盾】で防ぎながら発砲を続けた。
「……実弾が尽きても、私には炎があるわ」
クオンがユーベルコード『|煉獄の暴風《ソルフレイム・トルネイド》』を発動し、自身の炎を装填すると物陰から顔を出した敵にばら撒いた。
「炎が!」
「うぎゃああっ燃える! 消してくれぇ!!」
炎に巻かれた警官達が転がって火を消そうとする。だが猛る炎は灼き尽つくし塵一つ残さない……。
「……この銃、悪くなかった……ありがとう、店主」
クオンは流石にユーベルコードの行使には耐えきれず焼けてまともに飛ばなくなった銃を返す。
「お役に立てたんなら幸いでさ。それに銃なら他にもまだまだありやすぜ」
ニヤリと笑った店主は、頭の上で銃弾が飛び交う中新たな銃を引き寄せて地面に並べた。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
キトレ・ヴァッハ
アドリブ・連携〇
来たなぁ?
さぁて、やっちまおうかな!
やってくるクソッタレどもの殺気に俺の「バーサーク」が沸き立たせる
俺は店の連中を隠れるように言ったあと駆けつけてきたクッソタレどもを「無差別攻撃」「部位破壊」で足の筋を「血濡れのナイフ」で斬りつけて「体勢を崩す」「足払い」で地面に転がしてやらぁ!
さぁ、お楽しみってやつだぁ!
俺は奴らの顔を重点に「踏みつけ」の力を加えた指定UCをやつらに叩き込む。
さらに加えて「血濡れのナイフ」で「傷口をえぐる」で痛めつけてあげねぇとなぁ!
(セリフ、細かいところなどはお任せします。)
アニー・ヴァレンタイン
【アドリブ連携OK】
店長さんから良いお返事をいただきましたし、我が社のプロダクトを扱ってもらうためにも頑張らないとですね。
さぁ本日ご紹介するのは…ラットスレイヤー!(ガンケースから取り出す)
他人の懐を漁るしか能のない|ネズミ《悪徳警官》の駆除に優れる我が社のベストセラーです!
使用弾薬はお求めやすい7.62mmFMJ!しかも狭所での取り回しに優れたカービンモデルです!
では早速性能を御覧に入れましょう!(唐突なダイマ)
※戦闘
UCを発動し、店長さんと一緒にカウンター越しに突入してくる敵を【制圧射撃】で迎撃
ドローンが展開されたら店長を探知されないよう撃ち落とし、私に注意を引き付けながら戦います。
霧島・絶奈
◆心情
悪法もまた法であれば…
暴力革命もまた、時と場合によっては正当な手段と言えるでしょう
◆行動
敵の電磁パルスは自身と一般人を多層展開した【オーラ防御】で覆い防護
層の間を真空化する事でパルスの通りを悪くしておきます
『暗キ獣』を使用
【集団戦術】を駆使した【範囲攻撃】で敵を殲滅
私自身も【範囲攻撃】する【マヒ攻撃】の【衝撃波】で【二回攻撃】
狭い屋内です
袋の鼠なのは貴方方とて同じ事です
屍者の槍衾と私の衝撃波から逃れる術はありません
加えて『この世界』の住人には理解出来ないでしょうけれど…
私も軍勢も生身ですので、御自慢の電磁パルスの効果も薄れます
負傷は【各種耐性】と【オーラ防御】で軽減し【生命力吸収】で回復
サンベリーナ・ロングイヤー
アドリブ&絡み歓迎
うん、よく見る腐敗警官さんこんにちは。
そして、おとといきやがれなんだよ!
バーチャルキーボードを出現させて操作して、腐敗警官達が突入してきて銃を向けて発砲する直前に、店長や店員に客の前に飛び出して手を突き出して【リアライズ・ファイアウォール】を発動するんだよ!
炸裂弾でもその程度の火力じゃ、このファイアウォールは破れないもん!
追尾弾もドローンも無駄だもん!電磁パルスだってファイアウォールを超えられはしないんだよ!
……というか、対策はされてるけどユーベルコードの電磁パルス喰らったら全身義体のアタシは拙いんだもん
さて、護るべき3人はアタシに任せて皆は腐敗警官達をやっちゃえなんだよ!
●増援
「こっちがやられてるだと?」
「なに下手打ってやがる!」
続けて階段を下りて来た腐敗警官が先行した仲間がやられているのを見てアサルトライフルを構え突撃してくる。
「うん、よく見る腐敗警官さんこんにちは。そして、おとといきやがれなんだよ!」
サンベリーナは挨拶と罵声を浴びせ、【バーチャルキーボード】を出現させて操作し、警官達が銃を向けて発砲する直前に、店長や店員に客の前に飛び出して手を突き出しユーベルコード『リアライズ・ファイアウォール』を発動する。
「|現実世界情報《リアルワールドデータ》改竄開始、ファイアウォールシステム緊急発動なんだよ!」
現実をハッキングして実体化させたファイアウォールが皆を覆って守りを固める。そこへ弾丸が撃ち込まれるが、金属の壁に当たったように弾かれた。
「なんだこれは?」
「なんでもいい炸裂弾で吹き飛ばす!」
弾を変えて警官は発砲し爆発を起こす。だがそれもファイアウォールによって阻まれた。
「炸裂弾でもその程度の火力じゃ、このファイアウォールは破れないもん!」
サンベリーナは自信満々にファイアウォールを自慢する。
「電磁バリアの類か? ならこいつの出番だ!」
インセクトボットから電磁パルスを放って電子機器を破壊しようとする。だがその攻撃も変わらずファイアウォールに阻まれ届かない。
「追尾弾もドローンも無駄だもん! 電磁パルスだってファイアウォールを超えられはしないんだよ!」
敵の攻撃を完全に無効化してサンベリーナは何をしても無駄だと警官達に絶望感を与える。
(……というか、対策はされてるけどユーベルコードの電磁パルス喰らったら全身義体のアタシは拙いんだもん)
そんなもの絶対に喰らう訳にはいかないと、内心必死に敵の攻撃を完封して紙一重の戦いを制する。
「さて、護るべき3人はアタシに任せて皆は腐敗警官達をやっちゃえなんだよ!」
サンベリーナは護りに専念し仲間が十全に戦える状況を整える。
「来たなぁ? さぁて、やっちまおうかな!」
キトレはニィッと笑みを浮かべ、やって来たクソッタレどもの殺気を受けて「バーサーク」が沸き立つ。
「ちょっと暴れて来るぜ! てめぇらは隠れてろ!」
店の連中に隠れるように言い放つと、体勢を低く飛び出して敵の間を駆け抜けながら【血濡れのナイフ】を振るい、足の筋を切り裂き体勢を崩して転倒させていった。
「ぐぁっ!!」
「脚をやられた!」
警官達が地面に転がると、キトレはユーベルコード『暴君のタップダンス』を発動する。
「さぁ、お楽しみってやつだぁ!」
キトレが警官の顔を踏みつけ、ヘルメットがぐしゃっと砕けて中の顔も押し潰される。
「ぐぇっ!!!」
「貴様! 公務執行妨害で射殺する!」
倒れたまま警官がアサルトライフルを構えるが、引金が引かれる前にキトレは腕を蹴り飛ばして骨を折った。
「ぎゃあっ!!」
「おいたはいけねぇなぁ」
悪い笑みを見せつけたキトレがナイフを両腕に突き刺し、だらりと下がって銃も握れなくなる。
「ひっ、やめてくれ!」
「おいおい、今までてめぇはそう言われて止めたことがあるのかぁ?」
ないだろうと言外に否定して、ナイフで痛めつけるように執拗に傷口を狙い、失血死した警官が動かなくなった。
「さぁ、もっと楽しもうぜ!」
「来るな来るな!!」
キトレが棚や敵の死体を利用して銃を乱射する敵の死角に入って接近し、ナイフを振るって足を斬りつける。
「うぁああああっ!!!」
「地面とキスしてなぁ!」
前のめりに倒れた敵の後頭部を踏みつけ、地面に顔を陥没させた。
「次はどいつだぁ!」
「くっ!」
返り血を浴びて振り返るキトレの姿を恐れて警官達は後ずさる。
「こいつら凄腕だぞ!」
「それなら電磁パルスでサイボーグ部位を破壊してやる!」
警官はこれだけ強いのは身体の大部分をサイボーグ化しているからだと想定し、何台ものインセクトボットから電磁パルスを放つ。
「悪法もまた法であれば……暴力革命もまた、時と場合によっては正当な手段と言えるでしょう」
絶奈は悪法を暴力で押し通そうとする警官に、こちらもまた暴力で対抗せんとオーラによるバリアを多重に展開して、層の間を真空化しパルスの通りを悪くした。さらにはサンベリーナのファイアウォールもあり完全にカットされる。
「駄目だ! やはり効果が現れない!」
何も起きないことに警官は苛立ち辺りを見回す。
「なら強引に行くしかない!」
「もう袋のネズミなんだ。撃ちまくってれば皆殺しにできるさ!」
気を取り直して警官がアサルトライフルを撃ちながら制圧せんと前進する。
「狭い屋内です。袋の鼠なのは貴方方とて同じ事です」
絶奈はユーベルコード『|暗キ獣《ソラト》』を発動し蒼白き燐光の霧を纏い異端の神々の似姿となると、屍獣の群と屍者の軍勢を召喚する。
「なんだこの化物は!?」
「ゾンビなんぞ撃ち殺しちまえ!」
警官が弾を撃ちまくって屍を吹っ飛ばす。しかし元より死んでいる屍者はよろよろと立ち上がり、警官に槍を突き入れた。
「ぎゃあっ! 俺の脚が!!」
「近づけるな! 撃って撃って――ぐあっ!!」
屍者に気を取られている間に屍獣が脚に噛みついていた。そして意識が逸れた隙に槍で胸を突かれる。
「ホラー映画じゃないんだぞ!」
警官がゾンビを粉砕するように、ありったけの弾で四肢を飛ばして動きを止めた。だがそこへ絶奈が衝撃波を浴びせ壁に叩きつけた。
「屍者の槍衾と私の衝撃波から逃れる術はありません」
絶奈は屍の軍勢と連携して警官を圧倒する。
「加えて『この世界』の住人には理解出来ないでしょうけれど……私も軍勢も生身ですので、御自慢の電磁パルスの効果も薄れます」
「こんなホラーみたいな存在がサイボーグ以外であってたまるか!」
電磁パルスを再度放とうとする警官に、絶奈は無駄だと告げて衝撃波を浴びせて薙ぎ倒した。
「店長さんから良いお返事をいただきましたし、我が社のプロダクトを扱ってもらうためにも頑張らないとですね」
仲間が戦っている間にアニーは店長と同じカウンターに隠れ、ここで実用性を見せればさらに売れると、デモンストレーションのチャンスとばかりにガンケースを用意する。
「さぁ本日ご紹介するのは……ラットスレイヤー!」
ガンケースから取り出したるはヴァルガニー社製7.62mmカービン銃。
「他人の懐を漁るしか能のないネズミ悪徳警官の駆除に優れる我が社のベストセラーです!」
「誰がネズミだ!」
「地下でコソコソやってるお前等がドブネズミだろうがぁ!」
アニーの言葉を聞いた警官が苛立って銃をぶっ放す。だがそんな銃弾飛び交う中でもアニーは流暢にセールストークを続けた。
「使用弾薬はお求めやすい7.62mmFMJ! しかも狭所での取り回しに優れたカービンモデルです!」
マガジンを装填しカウンターから顔を出し銃口をこちらに向けて銃を放つ敵に向ける。
「では早速性能を御覧に入れましょう!」
唐突なダイレクトマーケティングと共にユーベルコード『鼠撃ち(ラットスレイヤー)』を発動し、標的自動捕捉プログラムにより視認する敵に向かって銃口が勝手に動き、引金を引くと敵の頭を正確に撃ち抜いた。
「あ――?」
ぽかんと口を開けたまま警官が仰向けに倒れる。
「テメェ!!」
仲間をやられた警官が反撃しようとするが、それよりも早くアニーは次の敵に銃口を向けて弾丸を放っていた。連射した弾丸をどれも敵に命中してバタバタと警官が倒れていく。
「クソクソクソ!!!! なんなんだよこいつらは!!」
「ただの武器密売の摘発だったはずなのに!」
やけくそに警官達は銃をぶっ放す。だがそれはファイアウォールで弾かれる。
「どれだけやっても無駄なんだよ!」
サンベリーナが諦めの悪い警官に言い放つ。
「うるせぇ! こんなところで負けて帰ったら責任問題になるだろうが!」
「こんなことで権力を失う訳にはいかねえんだよ!」
今の好き勝手できる地位を失いたくない警官は必死に銃弾を撃ち続ける。
「命あっての物種ってなぁ。あの世で後悔しやがれ!」
キトレがナイフで手首を切ると銃がするりと手から零れ落ちた。そして無防備になった首を掻き切る。
「ドブネズミをロックオンしろ!」
警官がサーチドローンで店主や猟兵を探ろうとする。だが飛ばした瞬間にアニーが撃ち落してしまう。
「この通り、飛ぶネズミにも百発百中です」
「それもいい銃ですねぇ。是非ともウチに仕入れたくなりましたよ」
「商談成立ですね。ありがとうございます!」
店主とアニーは頭上を弾丸が飛び交うカウンターの下で握手を交わした。
「ヤバイ! 上に残ってる奴らを全員呼べ!」
連絡を取りながら警官が入り口に戻ろうとする。
「引き際を誤りましたね。我々が待ち構える袋小路に入ったのが運の尽きです」
絶奈は屍の軍勢を突撃させて槍で串刺しにし血祭に上げていった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
ジェシカ・クローリー
【S.J.S.】
※アドリブ、連携歓迎
ついに悪者がやってきましたか
ゴミ掃除には良い日です
ミヤさんを呼んで被害が出る前にこの悪辣な警官どもを一掃してしましょう
ライオットシールドを構えつつ前に出て店内の人達に[大声]で指示を出します
「皆さん下がって!物陰へ退避してください!」
入口は狭いので敵も雪崩れ込みにくいでしょうし、防いだまま[早業]で”Shepherd”を構え[制圧射撃]して敵の進入を食い止めます
突撃する敵は[シールドバッシュ]で押し返し、何らかの電子機器を使う兆候が見られたら先手を打って装備ごと敵を《サージ・ショット》で攻撃しましょう
敵の沈黙に成功したら、店の皆さんと『お掃除』の時間ですよ
ミヤビクロン・シフウミヤ
【S.J.S.】
※途中参加すみません、アドリブ歓迎
ジェシカに呼ばれてきた。
僕は、護衛対象を店内の隅に集めて錬成・ミヤビシオンで愛刀である紫桜 夜雅を105本(全て本物)複製し、そのうち80本程を防御用にするため、壁になるように配置します。残り25本は警官が接近してきたら刺して殺すために室内なのでコンパクトに配置しておきます。警官たち少しでも刺し殺して少しでも減らせることができれば少しでもジェシカのサポートになると思いますし。
向こうはこちらを殺す気なので、こちらも容赦なんてしなくていいですね。僕自身、別人格と比べてあまり戦闘はしないほうですが、こいつらの暴挙には腹が立ったので護りつつ殺ります。
●お掃除
「何を手こずっている!」
「歯向かうならさっさとぶっ殺しちまえ!」
状況を把握できていない腐敗警官達がさらに地下に入って来ると、アサルトライフルを連射して周囲を破壊していく。
「ついに悪者がやってきましたか、ゴミ掃除には良い日です。やりましょうミヤさん」
ジェシカは【ライオットシールド】を構え、ミヤビクロン・シフウミヤ(多重人格者の可愛い女性が大好きな、クール系陰陽剣士・f04458)を呼び出す。
「護衛は僕に任せて」
すっと現れたミヤビクロンが頷いて辺りを見回し、地下のガンショップの地形を把握する。
「皆さん下がって! 物陰へ退避してください!」
ジェシカが呼びかけながら前に出て注意を引き付ける。
「間抜けが、自分から出てきたぜ」
「まずはあいつから仕留めるぞ!」
腐敗警官達が一斉にアサルトライフルを発砲して銃弾を浴びせる。それをジェシカは盾で耐え凌ぐ。
「ジェシカに呼ばれてきた。こっちに移動して、僕が守るから大丈夫」
ミヤビクロンが店主達に呼びかけ、ユーベルコード『錬成・ミヤビシオン』を発動して愛刀【紫桜 夜雅】を複製して105本も増やす。その内の80本程を防衛用に割り当てて壁を形成して護らせる。
「こりゃ凄い。どんな技術なんでしょうね」
「おやっさん! そんなことより移動しないと!」
「早く行こう!」
興味津々な店主を神父姿の店員が引っ張り、客が身を低くして壁際に移動した。
「なんだありゃ?」
「撃ってみりゃあわかるだろ」
警官達がそちらに向けて弾を撃ち込む。だが火花を散らして浮かぶ刀によって弾かれた。
「ちっ、シールドか?」
「サーチドローンで隙間を探す。そこを自動追尾弾で撃ち抜け!」
警官はサーチドローンで刀の壁の狙いどころを探る。
「そうはさせません」
ジェシカがユーベルコード『サージ・ショット』を使い、ショットガン【Shepherd】からEMPショック弾を放ち、敵の電子機器を纏めてスタンさせた。機能を停止したドローンが落下して地面を転がる。
「なに! EMPか!」
警官はブラックアウトしたバイザーを上げて肉眼で周りを確認し、電子機器が無力化されたことから今の攻撃が何かを悟る。
「なら強引に突破するだけだ!」
「ここは通しません!」
警官がアサルトライフルを連射しながら前進すると、ここは通さないとジェシカがショットガンを撃ち返して敵を倒し、突撃して来る敵にはライオットシールドを叩きつけて押し返す。
「入口は狭いので敵も雪崩れ込みにくいようです。ここで押さえ込めれば各個撃破できます!」
ジェシカは次々と散弾をばら撒き、警官を吹っ飛ばしていった。
「障害物を利用して回り込め!」
警官は棚や柱を利用して囲もうとしてくる。
「室内なので、こちらも仕掛けるのは簡単ですね」
ミヤビクロンが配置しておいた25本の刀を次々と飛ばし、上から串刺しにされ、背中を貫かれ、下から斬り上げられてと、包囲を試みた警官が倒れていった。
「トラップだ!」
「畜生! どうなってやがる!」
「ふざけやがって! ぶっ殺してやるぞ!」
警官達が警戒して足を止める。
「向こうはこちらを殺す気なので、こちらも容赦なんてしなくていいですね」
そこへ容赦なくミヤビクロンは四方八方から刀を飛ばして刺し殺した。
「無理だ! 勝てねぇ!」
「おい! 逃げんじゃねぇ!!」
攻め込んだ大半の警官が死に、残り僅かとなった警官が逃げようとする。
「店の皆さん。『お掃除』の時間ですよ」
「ウチの店を滅茶苦茶にしてくれたお礼はしやせんとねぇ」
「くたばりやがれ!!」
「警官なんてクソ喰らえだ!」
ジェシカが呼びかけながらショットガンを放ち、店主と店員に一般人も続けて発砲して残った警官を撃ち殺した。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
第3章 ボス戦
『重装型頭脳戦車『タヂカラオ』』
|
POW : 絶対防御形態『イワト・ディフェンス』
全身を【絶対防御形態】に変える。あらゆる攻撃に対しほぼ無敵になるが、自身は全く動けない。
SPD : 三兵器『サンゴッド・ウェポン』
【超電磁砲『ムラクモ』】【ガトリング砲『ヤサカニ』】【エネルギーシールド『フツカガミ』】で自身を強化する。攻撃力、防御力、状態異常力のどれを重視するか選べる。
WIZ : 小型頭脳戦車『スクナビコ』
レベル×5体の、小型の戦闘用【頭脳戦車『スクナビコ』】を召喚し戦わせる。程々の強さを持つが、一撃で消滅する。
イラスト:V-7
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「仇死原・アンナ」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●重装型頭脳戦車『タヂカラオ』
「やったぜ!」
「はぁはぁ……生き残れた」
警官部隊を撃退し、薄汚れた神父姿の店員と巻き込まれた客が安堵の息を吐く。
戦場となった地下ショップは無数の銃痕が刻まれ、警官の死体もあちこち転がっていた。
「終わりやしたかねぇ?」
店主がそう呟いたところで、ゴウンゴウンと物資搬入エレベーターが動き出した。ゆっくりとそこから現れたのは、全高5mにもなる『重装型頭脳戦車『タヂカラオ』』。
「全滅しているだと……警察に逆らう犯罪者どもめ、ここで処断する!」
搭乗する指揮官の警官がタヂカラオを動かし、辺りの銃の飾られた棚を気にも留めず薙ぎ払い、頭は天井すれすれを擦りながら猟兵と店主達を抹殺しようと頭脳戦車の巨体が迫る――。
アニー・ヴァレンタイン
【アドリブ連携OK】
(戦車に向けてラットスレイヤーを掃射)
ふぅーむ、やはり戦車相手じゃ7.62mmは効き目は薄いですねぇ。
もっと高威力な銃が必要ですね(ガンケース内を探す)
…あ!そうです、“この子”がいました!
セント・ヘレンズ、大口径拳銃と言うには強力に余りある16mm口径ハンドキャノン!
この子なら良い線まで戦えそうです!
【鎧無視攻撃】と【重量攻撃】に優れた改造銃弾を装填し、戦車の脚部めがけて全弾【一斉発射】です!
ほぼ無敵らしいですが心配ご無用!
何故なら!我が社の製品は世界一チイイイ!
我が社在籍の熟練職人と特許技術の数々により実現した規格外の高火力が、その無敵を打ち破ってみせましょう!
ジェシカ・クローリー
【S.J.S.】
※アドリブ歓迎
悪の親玉登場、と言ったところでしょうかね
ミヤさんと共に、一刻も早くあの頭脳戦車をスクラップにしましょう
最初はミヤさんに陽動を任せて残った物陰に隠れつつ、警官の死体から無線端末などがあれば奪い取ります
その端末に”Hugin”と”Elysion”を接続し、敵の火器管制システムへ無線経由の[ハッキング]を行います
[データ攻撃]でシステムダウンさせれば絶対防御形態へ移行せざるを得ないはず
移行を確認したら、私は”Banshee”を構えて『エネミー・イレイザー』を発射する準備をします
引き続きミヤさんに攻撃を引き付けてもらい隙をカバー、準備完了後、あの鉄屑へぶっ放して撃滅です!
ミヤビクロン・シフウミヤ
【S.J.S.】
※アドリブ歓迎
さて、こういうのは雅が喜ぶでしょうから雅に変わりますか。と、言いつつダブル・フェイク・ファクト・ムーンを触り雅と入れ替わります。
さて、と。私のやることはアレを翻弄しつつ隙を見ては禍津之狼の斬撃の衝撃波でジェシカのサポートか。ジェシカがUCを発動するために、私は注意をひいて翻弄する。
翻弄の方法としては多彩な攻撃がくるからESPバイオニューロンを使う覚悟をして侵食されつつ激痛も走るけど激痛耐性で無理矢理抑え込みつつ、むしろそれを楽しみながら反応速度を上げて更に限界突破して速度を上げて、禍津之狼の高速移動で敵の攻撃を見切りながら楽しげに回避しつつ、斬撃の衝撃波を飛ばす。
霧島・絶奈
◆心情
「虎穴に入らずんば虎子を得ず」とは言いますが…
この場合は「飛んで火にいる夏の虫」の方でしょうね
◆行動
負傷は【各種耐性】と壁状に展開した【オーラ防御】で軽減し【生命力吸収】で回復
一般人の三人には私とオーラ防御を遮蔽物として活用しつつ援護射撃をして頂きましょう
遠隔からの攻撃なら、私の攻撃に三人を巻き込む心配もありません
『涅槃寂静』にて「死」属性の「濃霧」を行使し【範囲攻撃】
機動力を活かせない以上、逃れる術はありません
一撃で壊れる小型戦車も同じ事です
加えて【範囲攻撃】する【マヒ攻撃】の【衝撃波】で【二回攻撃】し追撃
序に【罠使い】として持ち込んだ「魔法で敵を識別するサーメート」を【衝撃波】で投射
新田・にこたま
頭脳戦車に体を改造した警官ではなく、あくまで頭脳戦車に警官が乗り込んでいるだけですか…なら搭乗者を攻めるだけです。
この狭い中、特に機動力を上げる装備もない以上、敏捷性の高い動きはできないでしょう。
傲慢な敵はまずは攻撃を優先で仕掛けてくると信じ、エネルギーシールドを張られる前に戦車の搭乗口がある付近に飛び込み、コックピットに向かってサイバーアイでハッキングのデータ攻撃。私のサイバースペースからの攻撃を可能にしたら敵搭乗者にUCで攻撃。動きを完全に止め、死に至る苦痛を与え続けます。これで戦車も止まるでしょうし、指揮官も長く掛からず死ぬでしょう。
汚職警官はそれぐらい苦しんで死ぬのが正しいんですよ。
サンベリーナ・ロングイヤー
アドリブ&絡み歓迎
うわぁ、ドン引きなんだよ
機種特定……あー、やっぱり重装型頭脳戦車『タヂカラオ』なんだよ
ガサ入れにこれ連れてくるのも、こんな狭い地下の閉鎖空間に投入するのも本当にドン引きものだもん
あー、店主達3人は逃げて欲しいんだよ……流石にこの狭さでアレの攻撃を受け止めたらファイアウォールはともかく地下空間が持たないかもなんだよ
こうなったら速攻しかないんだもん!
|現実世界情報《リアルワールドデータ》改竄、|世界侵蝕開始《リアライズスタート》!
スクナヒコの集団のど真ん中と、タヂカラオ内部の弾倉に小型爆弾を出現させるんだよ!
ガンショップだけどアレはお客じゃないし鉛玉じゃなくて爆弾プレゼントだよ!
クオン・キマヴィス
……義体のリミッター解除、UC発動。
……戦車を完全に無力化するのは時間がかかる。それまで店主達を守り切れる保証は無い……だから速攻でかたをつける。
試し打ちで使用した対物ライフルに最大出力の炎を纏わせて発射、敵戦車の超電磁砲と相殺させる。
次弾装填の隙に肉薄して高周波ブレードをコックピットに突き立てた後、内部を纏った炎で操縦者を焼き尽くす。
……もしこの戦車が原型を留めている部位があるのなら、店主達の好きにさせるわ……使い道、あるかもしれないし。
●対戦車戦
「「虎穴に入らずんば虎子を得ず」とは言いますが……この場合は「飛んで火にいる夏の虫」の方でしょうね」
絶奈は狭い地下に窮屈そうに侵入してきた頭脳戦車を見て、誘き寄せられて危険に自ら飛び込んだ無謀さを嗤う。
「一般人の三人には遮蔽物を使い援護射撃をして頂きましょう。遠隔からの攻撃なら、私の攻撃に三人を巻き込む心配もありません」
そしてオーラを壁状に展開して一般人を守る。
「おうさ、任せてくんな!」
「やってやりましょう!」
「こうなりゃヤケだ!!」
店主を中心に店員と客も銃器を構え、戦車に向けて発砲する。だが弾丸は簡単に弾かれた。
「無駄だ、戦車にそんな豆鉄砲が通じるものかよ! 逆らう奴は公務執行妨害で皆殺しだ!」
タヂカラオは小型の戦闘用【頭脳戦車『スクナビコ』】を召喚して制圧戦を開始する。それに対して店主達は銃撃してスクナビコを破壊するが、多勢に無勢で押されていく。
「機動力を活かせない以上、逃れる術はありません。一撃で壊れる小型戦車も同じ事です」
絶奈がユーベルコード『|涅槃寂静《ヨクト》』を発動し、死の濃霧で敵を包み込む。
「煙幕か? そんなものでこのタヂカラオの目を誤魔化せると思うな!」
警官は赤外線カメラで絶奈の姿を捉え、スクナビコを前進させる。しかしスクナビコが濃霧に侵食され故障して動かなくなっていった。
「なに? どうした!」
さらにはタヂカラオの関節部がダメージを受け、強固な装甲にも影響が出始める。
「これは腐食ガスの類か!」
タヂカラオを無理矢理後退させながらガトリング砲をぶっ放して辺りを吹き飛ばす。
「此の狭い戦場では逃れる事は困難です」
絶奈は追撃に黒剣と白槍を振るって衝撃波を叩き込み、装甲をへこませた。
「一先ずガス攻撃を防ぐ必要があるな。絶対防御形態に移行。一旦敵の攻撃を凌ぐとするか」
警官は余裕の表情でタヂカラオの体を丸く縮めて絶対防御形態へと移行する。それによって濃霧の影響から逃れた。
「絶対防御ですか、試してみましょう」
そこへアニーはカービン銃【ラットスレイヤー】を連射して戦車に当てる。だが装甲に弾かれてしまった。
「ふぅーむ、やはり戦車相手じゃ7.62mmは効き目は薄いですねぇ」
効果が無いと銃口を下ろして他の武器にしようとガンケースを広げた。
「もっと高威力な銃が必要ですね」
あれこれ探すと一丁の拳銃が目に入った。
「……あ! そうです、“この子”がいました!」
取り出したのは保持するのも大変そうなずしりと重い大型の自動拳銃【セント・ヘレンズ】。
「セント・ヘレンズ、大口径拳銃と言うには強力に余りある16mm口径ハンドキャノン! この子なら良い線まで戦えそうです!」
徹甲弾のような改造銃弾を装填して銃口を戦車に向ける。
「ほぼ無敵らしいですが心配ご無用! 何故なら! 我が社の製品は世界一チイイイ! 我が社在籍の熟練職人と特許技術の数々により実現した規格外の高火力が、その無敵を打ち破ってみせましょう!」
ユーベルコード『|ヴァルガニー社、驚異の鍛造技術。その証明!《マグニフィセント・ハンマーフォージ》』を発動し、ドカンッと大砲のような音を鳴らして銃弾が発射される。拳銃というには無理がある大口径弾が飛翔して戦車の脚部装甲にぶつかる。鉄と鉄がぶつかり火花を散らして互いが己が強いと自己主張し合う。だがそれは一秒にも満たぬ短い時間で決着を迎え、敗れた装甲に穴を穿って銃弾は内部に飛び込んだ。さらに続けて連射した弾丸が次々と脚部を貫き、爆発が起こってタヂカラオが傾いた。
「なんだと!?」
モニターにダメージ表示が浮かび操縦する警官が驚きの声を上げた。
「どうですか! これこそ我がヴァルガニー社の技術の結晶です!」
自慢げにアニーは自社製品を褒め続ける。
「だがこの程度のダメージならまだ動ける!」
ダメージチェックをした警官はタヂカラオを動かし、辺りにガトリング砲の弾をばら撒いた。
「悪の親玉登場、と言ったところでしょうかね。ミヤさんと共に、一刻も早くあの頭脳戦車をスクラップにしましょう」
ジェシカはミヤに呼びかけ、物陰に隠れながら倒した警官の死体からヘルメットの無線端末を奪い取る。
「ありました。これでハッキングを仕掛けられます」
メモリ【XEchelon “Hugin”】とリストバンド型ウェアラブルPC【XEchelon “Elysion”】を接続し、敵の火器管制システムへ無線経由のハッキングを行う。
「さて、こういうのは雅が喜ぶでしょうから雅に変わりますか」
ミヤビクロンはそう言いつつ、【ダブル・フェイク・ファクト・ムーン】を触って別人格の雅と入れ替わる。
「さて、と。私のやることはアレを翻弄しつつ隙を見ては禍津之狼の斬撃の衝撃波でジェシカのサポートか」
すぐに役割を理解して笑みを浮かべ、雅は敵の注意を引くべく前に出た。
「お前から処罰されたいのか? なら死ね!」
タヂカラオがガトリング砲『ヤサカニ』を連射して蜂の巣にせんと弾幕を張る。
「ガトリングを回避するには今のままでは無理か」
対して雅は埋込型人造神経細胞【ESPバイオニューロン】を使用し、自身の肉体に侵食させて激痛と共に反応速度を高める。
「これならよく視える」
雅は激痛耐性で無理矢理抑え込みつつ、弾丸を見切って隙間を抜けるように最低限の動きで回避していく。
「当たらないだと!? 大部分をサイボーグ化してやがるのか! それならこれでどうだ!」
警官は高火力の超電磁砲『ムラクモ』で吹っ飛ばそうとする。
「システムに干渉します」
そこへジェシカがハッキングによりシステムダウンさせて超電磁砲の発射を止めた。
「なんだ? エラーが出やがる。このままじゃ拙いか、一旦防御形態に移行だ!」
画面にエラーが出ると、警官はタヂカラオを絶対防御形態にしてシステムを復旧させる。
「絶対防御形態に移行しました。リミッター解除、ターゲットをロック。システムオールグリーン……」
ハッキングに成功したジェシカは義手に仕込んだ砲身【STA “Banshee”】を展開して構え、ユーベルコード『エネミー・イレイザー』の発射準備に入る。
「何かするつもりか? 防御は無敵だが、先に潰しておくか?」
警官は防御形態を解除して先に攻撃するか考える。
「もう少し時間を稼ぐ必要があるな」
雅は激痛を楽しみながらユーベルコード『|禍津之狼《マガツノオオカミ》』を発動してさらに反応速度を上げて接近し、妖刀【紫桜 夜雅】を振るって衝撃波を飛ばしタヂカラオに切り傷を刻んだ。
「ちょろちょろと!」
タヂカラオがガトリング砲をぶっ放すがそれを容易く回避し、雅は楽しげに斬撃を浴びせてどんどん傷を増やしていった。
「……準備完了、発射します!」
ジェシカが義手のレーザー砲から圧縮された超高密度エネルギーを発射し光線がタヂカラオを貫く。
「レーザーか? だが無駄だ! タヂカラオの絶対防御形態を破れはしない!」
警官は自信満々で通じるはずがないと攻撃をモニターから眺めていた。
「そんな鉄屑はここで廃棄します!」
絶対防御にも関わらずその防御力を上回り超高密度レーザーは装甲を消し飛ばして機体にダメージを与える。
「ありえない! タヂカラオの絶対防御が!!」
「腐敗警官はここで鉄屑もろとも一掃します!」
ビームの後には全体がダメージで変形し故障箇所から放電するタヂカラオの姿がった。
「まだだ、まだ動く!」
非常用電源で警官は出力が低下したタヂカラオを動かし、エネルギーシールド『フツカガミ』で守りを固めた。
「なかなか丈夫だな。なら完全に壊れるまで叩き潰すだけだ」
雅が高速移動しながら斬撃波を叩き込み、大きく装甲を抉って機体にダメージを蓄積させる。
「速い! だが弾幕を張れば当たるはずだ!」
タヂカラオはガトリング砲を連射し続けて弾幕によって攻撃を遮る。
「くそっ、アオイドスからの支援されたこのタヂカラオが破壊されたら確実に俺の首が飛んじまう!」
警官は警察署の最大戦力を持ち出して負ければ責任問題だと必死に攻撃を継続した。
●警察支配の衰退
「こうなりゃ何もかもぶっ飛ばしてやる! ミンチになれ!」
タヂカラオがエネルギー充填を開始しバチバチと電気が迸り超電磁砲『ムラクモ』の発射体勢に入る。
「……義体のリミッター解除、ユーベルコード発動」
対してクオンはリミッターを解除してユーベルコード『|終焉の火焔《ディマイス・パーガトリー》』を発動し炎を発する。
「……戦車を完全に無力化するのは時間がかかる。それまで店主達を守り切れる保証は無い……だから速攻でかたをつける」
この地下の狭い空間では守るにも限界がある。出来るだけ敵を速く破壊しようと借りた対物ライフルの大口径弾に最大出力の炎を纏わせ、敵の攻撃とタイミングを合わせて発射した。空中で互いの弾丸がぶつかり合い、激しい衝突音を響かせて破裂した。
「ああ? まさか弾に弾を当てたってのか!」
その神業に驚き警官の思考が止まった隙に、クオンが駆け出して肉薄すると【高周波ブレード】をコックピットを狙って突き立てる。強固な装甲に阻まれてコックピットにまでは届かないがその近くにまでは刃が入った。
「……操縦者を焼き尽くす」
装甲を破った刃が内部に炎を放つ。
「機体温度上昇? 拙い! 絶対防御形態に移行!!」
コックピットの温度が上昇してアラームが鳴り、警官はすぐに機体を絶対防御形態に変えて炎を遮断した。
「……防御形態になった、これ以上は無理か」
炎が伝わらなくなるとクオンは即座にブレードを抜いて距離を取る。
「やってくれたな。今度はこっちの番だ!」
危機を脱するとタヂカラオは形態を戻しガトリング砲を発射して蜂の巣にするべく弾丸をばら撒く。
「うわぁ、ドン引きなんだよ」
サンベリーナはこんな閉所に頭脳戦車を投入して来た警官にドン引きしていた。
「機種特定……あー、やっぱり重装型頭脳戦車『タヂカラオ』なんだよ」
すぐにその形状を参照して機体データを探し出す。
「ガサ入れにこれ連れてくるのも、こんな狭い地下の閉鎖空間に投入するのも本当にドン引きものだもん」
下手をしたら自分も自滅するような考えなしの戦力投入に呆れかえる。
「あー、店主達3人は逃げて欲しいんだよ……流石にこの狭さでアレの攻撃を受け止めたらファイアウォールはともかく地下空間が持たないかもなんだよ」
戦闘によってパラパラと天井の壁が割れ始めているのを見上げ、店主達に向かってサンベリーナは避難するように声をかけた。
「そうでやすね。これ以上は危険そうだ。あんたらもお気を付けて!」
店主が敵に弾をぶっ放し、店員と客と一緒に入り口から階段を上がっていった。
「逃がすかよ!」
タヂカラオは小型頭脳戦車『スクナビコ』を放って追いかけさせる。
「こうなったら速攻しかないんだもん!」
サンベリーナはユーベルコード『リアライズ・ボム』を発動して世界侵蝕プログラムを起動する。
「現実世界情報リアルワールドデータ改竄、世界侵蝕開始リアライズスタート!」
データを実体化させてスクナヒコの集団のど真ん中に生み出された小型爆弾が爆発を起こして吹き飛ばし脚を止めた。
「なんだ? 地雷か?」
驚く警官がタヂカラオのモニターで確認していると、タヂカラオ内部の弾倉に小型爆弾が出現した。
「ガンショップだけどアレはお客じゃないし鉛玉じゃなくて爆弾プレゼントだよ!」
サンベリーナはそれも起爆し、内部で連鎖爆発を起こしたタヂカラオの装甲が吹き飛んだ。
「頭脳戦車に体を改造した警官ではなく、あくまで頭脳戦車に警官が乗り込んでいるだけですか……なら搭乗者を攻めるだけです」
にこたまは搭乗タイプなら同化に比べて恐れることはないと盾を構えた。
「そんな盾でこのタヂカラオの攻撃を防げるものか!」
タヂカラオはガトリング砲『ヤサカニ』をぶっ放して弾丸の雨を浴びせる。
「この狭い中、特に機動力を上げる装備もない以上、敏捷性の高い動きはできないでしょう」
こちらを見下し傲慢に攻撃してくる敵に対し、にこたまは駆け出して弾丸を盾で防ぎながら機体の登場口がある後部へと回り込む。
「そんな軽装で接近したところで、タヂカラオの装甲は抜けんぞ!」
警官は反転して銃弾を至近距離から見舞ってやろうとする。
「ハッキング開始――」
その前ににこたまがサイバーアイでハッキングを仕掛けデータ攻撃を始めた。
「私のサイバースペースからの攻撃なら、コックピット内に直接届きます」
ユーベルコード『正義の拘束』を発動し、無数の手錠を実体化させて警官を拘束する。
「なんだ? 動けない?!」
驚いて自らの身体を見下ろすと手錠によってあちこちが拘束されていた。
「こんなも……ぐがああああああっ!!」
手錠が締め付けて死に至る苦痛を与え、激痛に警官が叫び声を上げた。
「これで戦車も止まるでしょうし、指揮官も長く掛からず死ぬでしょう」
あまりの痛みに警官が操縦を止めてしまい、タヂカラオが動かなくなる。
「……今度こそ終わらせる」
跳躍して天井を蹴ったクオンが先ほど突き入れた場所に精確にブレードを突き刺し、燃える刃から炎が伝わり今度こそコックピット内を焼き払う。
「ぎゃああああああああ!!!! あづいぃだずげでぇええああ!!!」
狭いコックピットでもがき苦しみ、警官が外に出ようとハッチを開いた。
だが脱出しようとした警官を拘束する手錠が機体内へと引き留める。
「ぐぎゃっ!! 離せ、この!!」
警官は何とか激痛を与える手錠から脱しようと銃を抜く。
「汚職警官はそれぐらい苦しんで死ぬのが正しいんですよ」
本来ならば人を守る立場の警官が犯罪に手を染めていることを許せないと、にこたまはまさに汚物を見るような冷たい目で容赦なく拘束して痛みを与えた。
「あああっ!! 痛い痛い痛い! やめ――」
警官の全身が炎に呑まれ、機体が爆発を起こして吹き飛んだ……。
「いやはや、まさか警察のガサ入れに遭うなんて、しかしあんたたちのお蔭で助かりやしたよ。この場所は放棄せにゃなりませんが、なーに、こういう時の為に他にも場所は用意してありやすからね。今後とも御贔屓に」
店主が笑顔で助けてくれた猟兵達の感謝の気持ちを伝える。
「おっと、そういや名乗っていやせんでしたね。わたしゃマルコってんで」
店主が名乗り、警察に喧嘩を売る商人らしくこれからも商売を続けていくつもりだった。
「店長、もう教会はやめましょうよ。オレに神父役は無理がありますって」
店員が店長と共に次はどんな擬態でガンショップを続けようかと相談を始める。
「それならばこういうのはどうです――」
社長であるアニーがその相談に乗り、次のショップの形態をあれと楽しそうに案を出していった。
「ミヤさん、それに皆さんもご協力ありがとうございました」
「困った時はお互い様ですよ」
感謝を伝えるジェシカに元の人格に戻ったミヤビクロンが大したことではないと首を振った。
「そういや頭脳戦車の使えそうなパーツはどうしやす?」
「……戦車のパーツを使うなら、好きにするといいわ」
クオンが好きにすればいいと店主に後始末を任せる。
「これで警察の戦力が減ったはずです。この辺りの警官の膿を出し切れていればいいのですが」
にこたまの言葉通りメガコープ『アオイドス』と関係を持っていた警察は戦力を大幅に減らし、今までのように街を支配できなくなる。そうなればアオイドスも見切りをつけるるか他の方法を採るだろう。
「無事にみんなを守れてよかったよ」
「ええ、任務完了ですね。帰還しましょう」
サンベリーナが店の人も、疲れ果てて座り込んでいる客も無事で良かったと安堵し、絶奈が帰還を促して猟兵達はその場を立ち去る。
アオイドスの支配に抵抗するガンショップの人々を護った猟兵は、これでまた一方メガコーポ打倒に近付いたと帰還した
大成功
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