戦争のお疲れに夢のようなもふを~倒す敵はいないよ
●ならもふり倒すしかあるまい?
「というわけで、封神武侠界に行きたいと思います」
何が『というわけで』なのさ。
そんなツッコミなど受け付けないレベルで緋薙・冬香(針入り水晶・f05538)は気合が入っていた。
そう、新たなもふを見つけてきたのだ。もふもふはライフワークだし、何より生命力を回復させるからね。
「封神武侠界の桃源郷にね、ひたすらもふ動物をもふれる場所があるの。みつけたの」
きらっきらした目でそう語る冬香さんである。もふ大事、マジ大事。
今回、冬香が見つけた来たのは『熊猫もふ処』である。
『熊猫』と表記できる三種類の動物をひたすらにもふもふするだけの|桃源郷《もふパラダイス》である。ちなみにいる動物は『パンダ』『レッサーパンダ』『ビントロング』で、皆仲良く暮らしているらしい。
「各1匹とかじゃなくていっぱいいるらしいから、もふ足りないってことはないわ。安心してね」
というわけで今からその地へ行こうという話なのだが、桃源郷がある仙界へは人界から洞窟を通っていく必要がある。
「その洞窟を出たところに、実は偽物の桃源郷があってね」
一応、|不審者《オブリビオン》対策。防犯(?)も兼ねているので、仙界がこれを解くことはない。……がそんなに恐れる必要は無い。
「幻覚を見せてくるだけなの。それも美しくて幸せな幻覚をね」
ちなみにこの幻覚は『目的に応じた』ものになるらしい。つまり、疑似的に目的を達成したと錯覚させて足止めを行うわけだ。
今回の場合、もふを目的に仙界に訪問しているので、もちろん幻覚も『もふ』である。ええ、もふもふがあふれ出てきます。
「存分にもふりましょう。幻覚でも感触は本物だから」
パンダとレッサーパンダとビントロングは後でももふれるが、それ以外は居ない。もふるならここしかない。もふれ、もふることが人生だ。本当か?
「まぁ最終的には抜け出さないと帰れなくなるから大変なんだけど。楽しむ分には何の問題もないわ」
もふだし。危険もないし。帰れなくなる危険とダメにされる危険は除く。
「というわけで、リフレッシュにいきましょう。もふもふ」
そろそろ『もふ』がゲシュタルト崩壊しそうになってきたので、転送しまーす。
●桃源郷(偽物)にて
そんなわけでさくっとやってまいりました、封神武侠界は仙界。
そして洞窟を出た瞬間に桃源郷(偽物)に取り込まれました。
見よ、この光景を。周辺の景色は桃の木が咲く暖かな草原。座るにも歩くにも爽やかな風。全ての自然があなたに『ゆっくりしていくといい』と囁きかけてくる。
そして……あなたが思い浮かべるもふ(生物・非生物問わず)が手に触れる幻覚として次々と浮かんでくる。
あなたは敵意を持っていますか? ⇒ NO。
そんな心を反映した幻覚のもふたちはあなたの側に嬉しそうに近寄ってくる。そして為されるがままだ。
存分にもふり倒そう。
あ、抜け出せなくなるといけないのでタイマーのセットはお願いしますね?
るちる
まいどです。いつもありがとうございます、るちるです。
『アルカディア争奪戦』お疲れさまでした! 今回も|炎の破滅《カタストロフ》は回避され、ブルーアルカディアの世界もまだまだ冒険できそうです。
というわけで! 毎度おなじみの! 戦争後もふもふ依頼です。のんびりお楽しみいただければ幸いです。
●全体
2章構成の戦後シナリオです。もふります、もふり倒します。2章通しじゃなくても1章のみ、2章のみの参加も歓迎です。
リプレイの雰囲気はいつもながらにプレイング準拠。何も指定無ければ、もふもふ・まったり・コメディのいずれかに寄ると思います。
倒すべき敵はいません。のんびり遊んでいってください。
禁止事項:幻覚の悪用(同行者の了承済除く)、桃源郷を傷つける行為、R18含めた公序良俗に反する行為。
●1章
冒険『まやかしの桃源郷』
オープニングにある通り、さくっと誘い込まれます。さくっと雰囲気桃源郷な場所にいることになります。現れるのは皆さんの希望に反応した『もふもふしたもの』になります。動物はもちろんのこと、不思議生物でもオッケーですよ。
ここではのんびり手に触れることが出来る幻覚を楽しみましょう。
●2章
日常『『くまねこ』桃源郷へようこそ!』
林と野原の境目くらいに、熊猫たちが集まってます。そこら辺が根城らしいです。敵意の無い者はさっくり受け入れてくれる上にもふらせてくれます。餌付けも大丈夫。パンダは乗ることが出来ると思います(フェアリーやケットシーならレッサーパンダもいけますね)
こちらはもふれる相手が限定されますが、のんびり遊んでいってください。
●
採用人数は決めていないのですが、1日の執筆人数が多いと採用できない人が出るかも? 多少ずらしてもらえるとありがたいです。プレ受付開始や状況なども含めて、タグでお知らせしていく予定です。
のんびりまったり運営になると思います。
それでは皆さんの参加をお待ちしていまーす!
第1章 冒険
『まやかしの桃源郷』
|
POW : 強い意志をもって気合いで切り抜ける
SPD : 取り込まれる前に足早に切り抜ける
WIZ : 知恵を絞って切り抜ける
|
種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
馬県・義透
四人で一人の複合型悪霊。生前は戦友
第二『静かなる者』霊力使いの武士
一人称:私 冷静沈着
陰海月と相談して来ました。
(孫的存在のおねだりとも言う)
今回の功労者たる霹靂(ブルアカ出身)が、存分にもふれる大きさのもふもふとなると、これを利用するしか。
前の…『まだらぴよたろう』でしたか。それと同じのがここに。
私も触りますよ。ええ、ふかふかはいいものです。
タイマーもきっちりセットの90分で。
※
霹靂、突っ込んで頭グリグリしてもふもふ堪能。むふー。
陰海月、触腕でもふもふ。
ぷきゅ、ぷきゅきゅきゅ!(さむさむおじーちゃん(『静かなる者』)と遊びにいきたかったし、親友の霹靂ももふもふしたいだろうから!)
●
封神武侠界の仙界に繋がる洞窟。その出口、すなわち仙界の入り口部分に広がるまやかしの桃源郷。本来は敵意に対して敵意で以てその足を止めるトラップは、今回の猟兵たちにとってはただのもふ製造装置となっていた。もふである。
さくさく。ぽふぽふ。ふよふよ。
草の上を歩く音(ヒト)、草の上を歩く音(けもの)、浮いている音(くらげ)である。
「さて」
馬県・義透(死天山彷徨う四悪霊・f28057)は少し立ち止まって振り返る。そこにいるのは連れである『霹靂』(金色混じりの焦げ茶の羽毛が美しいヒポグリフ)と『陰海月』(大きなミズクラゲ)である。普段は義透の影にいるわけだが、今日は普通に外にいる。何故かって。
「陰海月と相談して来ました」
でーん、とアニメなら顔がドアップになるシーンである。お祖父ちゃん、孫(的存在)のおねだりには勝てないよ。
そんな義透一行の今日の目的は慰安旅行である。先の戦争『アルカディア争奪戦』の功労者たる霹靂を労うための旅である。空の世界と自身の出身ということもあって、大活躍した霹靂。
「この子が、存分にもふれる大きさのもふもふとなると、これを利用するしか」
幻覚の有効利用である。
いや、なんていうか、思ったより有効利用でグリモア猟兵もビックリですよ。
そんなわけで一行の前には『まだらぴよたろう』っていう、前々回の戦争の後でもふり倒したもふがいる。でーん、とでっかく、もふっとその場で動かないが、ふかふかっとその毛を風になびかせている。今回に最適なヤツである。
『……!』
ぴよたろうを認識するや否や、突撃する霹靂。頭から突っ込んでグリグリもふもふグリグリもふもふエンドレス。堪能してくちばしから『むふー』って気持ちよさげな吐息が漏れるくらいである。
素早さでは負けるけど手数では負けないんだぜ、と陰海月も遅れて突撃。
『ぷきゅ、ぷきゅきゅきゅ!』
大量の触腕がもふもふっとぴよたろうをもふり倒す。若干、動きが控えめなのは霹靂に遠慮しているからだろうか。『親友の霹靂ももふもふしたいだろうから!』という気持ちも見え隠れするし。
『ぷきゅ』
ちらっと見た(?)のは義透である。『さむさむおじーちゃん(『静かなる者』)と遊びにいきたかったし』っていう気持ちもたくさんあるし。
「私も触りますよ。ええ、ふかふかはいいものです」
陰海月の視線(?)を受けて義透もぴよたろうに近づいていく。もふもふもふもふもふ。遠慮なしのもふタイム。なお、タイマーもきっちりセットの90分らしい。
そんなわけで、もふもふを堪能する義透一行なのでした。
大成功
🔵🔵🔵
山立・亨次
もふ:狼、熊、狐、梟
(人懐こいわけではないが人馴れしていて大人しい)
ん……(無表情だがオーラ的なものがキラキラしている)
取り敢えず供え物の準備をしよう
と言っても今回は料理ってより動物の肉をそれぞれの大きさに合わせて食いやすく切るだけだが
本当は直に餌やるの良くないんだがな
幻だっつーし今回はいいだろ
……お前らの分もあるから待ってろ
(ホロケウ用のジャーキーとウパシチリ用のミルワーム用意)
腹が膨れてより大人しくなったら撫でさせて貰おう
ちゃんと敬意は払ってな
……神様だからな、俺にとっては
名残は惜しいがいいところで出よう
人間には過ぎた場所だ
(基本無表情で寡黙だが触れ合い中はオーラ的なもののキラキラ継続)
●
封神武侠界は仙界。その入り口に当たる洞穴の出口付近。
本来は侵入防止のために在るまやかしの桃源郷は今回全然役に立ってなかった。正確な事と言うと本来の意味では。
慰労っていうかもふもふのために訪れた猟兵たちにとっては、最高にイイ舞台装置になっていた。
そんなわけで今、山立・亨次(人間の猟理師・f37635)の前にはもふがいる。具体的に言うと、狼と熊と狐と梟である。人馴れしているのか、とっても大人しい。
「ん……」
それを見つめる亨次の表情は無表情ながら、どことなくオーラ的なものがキラキラしている。これはアレだ、顔に出てないけどってやつですね?
だがお互いに動きが少ない(?)者同士、何かにらみ合ったまま動かない。いや、決して険悪な雰囲気ではないのだが、マジで動きが無い。
「……」
先に動いたのは亨次だ。
(取り敢えず供え物の準備をしよう)
そして『改造猟理多機背嚢』に手を突っ込んで中から取り出したのは動物の肉である。
(と言っても今回は料理ってより切るだけだが)
それぞれの獣大きさに合わせて食いやすく。
「本当は直に餌やるの良くないんだがな。幻だっつーし今回はいいだろ」
そんなことを独り言ちながら手際よく整えていく亨次。
並びたてられていく肉に反応したのか、亨次の連れがそわそわとし出す。黒柴のホケロウとシマエナガのウパシチリである。
「……お前らの分もあるから待ってろ」
と告げながら、亨次が背嚢からさらに取り出したのはホロケウ用のジャーキーとウパシチリ用のミルワーム。
そんな感じで何故かお食事タイムが始まる桃源郷。まぁ猟理師ならさもありなんって感じなんだろうか?
お腹いっぱいになると幸せな気分になる。それは野生の獣であっても自然なことであり、つまり亨次の前にいるもふたちも同様である。
腹が膨れてより大人しくなった獣たちを見て、亨次が小さく頷く。
「撫でさせて貰おう」
そう言って近づいていく亨次。
あくまでその手は敬意を抱きつつ。優しくゆっくりと撫でるようにもふを堪能する。
(……神様だからな、俺にとっては)
と思いつつもしっかりともふもふ。
ひとしきり獣たちのもふを撫でた亨次はゆっくりと立ち上がる。
「名残は惜しいがそろそろ行こう。人間には過ぎた場所だ」
そう言い残して。亨次がその場から立ち去る。
「……」
もふっている間も無表情で寡黙だった亨次だが、オーラ的なもののキラキラはめっちゃ出ていたという。
大成功
🔵🔵🔵
菫宮・奏莉
|ひたすらのもふ《えたーなるもふ》を目指していくのですよ!
まずはもふの夢を見ればいいんですね。
出てこられなくなる危険もあるってことですので、
まずはタイマーを……タイマーを……たいまー…………。
時間を設定するのを魂が拒否するのです!?
で、でも生熊猫さんが待っていますし、ここで沈んでしまうわけにはいかないのです。
なるべく長い時間にセットして……冬香おねーさん、どのくらいまでいけますですか?
教えてもらったぎりぎりにタイマーをかけたら、さっそくダイブ!
もふもふもふもふもふもふ
……モラさんとケサランパサランさんを足して5をかけたような感触なのです……。
時間めいっぱいまでは蕩けさせてくださいなのですよー。
●
「|ひたすらのもふ《えたーなるもふ》を目指していくのですよ!」
開口一番、菫宮・奏莉(血まみれもふりすと ときどき勇者・f32133)は小さな拳をぐっと握りしめてそうのたまった。いや、宣言である、『もふりすと』としての。
すっかりこのもふ会の常連さんになった奏莉ちゃんであるが、今回も勇者(?)として恐れず突っ込んできた。この先にあるのはもふだ。もふしかない。
というわけでまやかしの桃源郷に到着。
「まずはもふの夢を見ればいいんですね」
奏莉の深層心理というか欲望というか目的というか。そんな感じのものに反応したのか、彼女の前で何かが|像《カタチ》を結びつつある。
だが彼女は自分を良く知っている。つまり、もふに沈むと戻ってこれない可能性を。
「出てこられなくなる危険もあるってことですので」
リュックサックからがさごそがさごそ。タイマーを取り出す。そうだ、これがないと本当に|ひたすらのもふ《えたーなるもふ》に沈んでしまう。
「まずはタイマーを……タイマーを……たいまー…………」
どうした奏莉ちゃん? 動きが固まってるよ?
「………………」
あの、指先がぷるぷるしているのですが? え、大丈夫? 本当にどうしたの奏莉ちゃん?
「時間を設定するのを魂が拒否するのです!?」
なんてこったい。魂レベルでもふを求めていた。
いや待って落ち着いてほしい。今日の|もふ《メニュー》はここで終わりではない。
「で、でも生熊猫さんが待っていますし、ここで沈んでしまうわけにはいかないのです」
そうだ、その通り。
「なるべく長い時間にセットして……」
あ、ダメだ指先がぷるぷるしてそれ以上いけない。このままでは幻覚のもふに取り込まれて、現実に戻れなくなる。
ヤバい……あ、グリモア猟兵が見えた。
「冬香おねーさん、どのくらいまでいけますですか?」
「別に制限とかないけど?」
「えっ」
「えっ」
頼ろうと思った冬香が不思議そうに首を傾げる。『別にここでもふに沈んでいてもいいじゃない』と言わんばかりの顔だ。だってもふは逃げないもの。
まぁでも冬香にはグリモアのお仕事があるので。それに合わせて他の人の帰還に迷惑かけないくらいでタイマーをセットしてもらった。
「いってきます!!」
どこへだ? というツッコミもなく、さっそくもふへダイブする奏莉。結んだもふ像はまんまるふかふかもふもふっとした毛玉。文字通り飛び込んで、全身でもふを堪能する。
もふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふ。
「……モラさんとケサランパサランさんを足して5をかけたような感触なのです……」
おっとー? 人間やめちゃうレベルのもふが出てきたぞー?
さすが常連もふりすと。創造するもふのレベルが違うぜ。
「時間めいっぱいまでは蕩けさせてくださいなのですよー…………」
もう、毛玉に沈み込んで姿すら見えないのだが、どこからともなく奏莉ちゃんの声だけが響く。こう、サムズアップしながら沈んでいくアレよりも潔い沈み方と言えよう。
そんなわけでもふもふされて揺れる毛玉だけがまやかしの桃源郷に残っているわけだが。
タイマー鳴るまでしっかりと蕩けていてくださいね。
大成功
🔵🔵🔵
リダン・ムグルエギ
【GOATia】のチルちゃんとのんびり
柔らかい毛並みの子は好きよ
でももふもふよりバズバズの方が好きなのよね
レッサーもパンダもビントもロングもキリンもゾウもモアイも
皆両足で立ち上がってパフォーマンスっ
いいわね、いい|幻影《ムービー》よ!
とっても映え…あ、幻覚だから撮影できないじゃん
仕方ない、触って満足しましょ
アタシ自身はもふというよりゴワゴワしがちなのよね…トリートメントはしてるしマシなハズだけど
ふふーん、そうでしょそうでしょ
とはいえチルちゃん自身もその雪みたいな白い鱗や佇まいはステキ…
って、褒められるのは嬉しいけれど、急に何で?
ぐえっ
いや、ちょっと待って行かないで
何の幻影見てたの待ってコワイ!
チル・スケイル
【GOATia】
リダンさんに聞いてみたかったのですが…もふもふへの関心は、どのくらいありますか?
そうですか。では私は、ここでもふもふしていきます。
桃の花の向こうから現れたのは、もう一人のリダンさん
差し出された手を取り、そのまま抱き寄せる
リダンさんはなめらかです。この指が、七色の衣服を生み出すのですね…手入れが行き届いています…お洒落の基本は体表から、という事でしょうか
それでいて輝く髪や、足元のもふもふがまた暖かくて…
おや。リダンさんがもう一人。
ふたりの幻覚をもふもふしたいです。贅沢に、いっぺんに抱きしめたりして…
………あっ。
これ、本物だ。
すみません。気づきませんでした。
行きましょうか。
●
封神武侠界の仙界に繋がる洞窟。その出口に広がるまやかしの桃源郷。
強力なものではない。仙人たちが駆け付けるまでの時間を稼ぐ幻覚を生み出す程度のトラップだ。場合によっては速攻で突破されるであろう足止め。
しかし今日ばかりは足止めって言うか目的の一部と化していた。
そう、もふである。
「リダンさんに聞いてみたかったのですが……もふもふへの関心は、どのくらいありますか?」
洞窟を出たところで、チル・スケイル(氷鱗・f27327)が隣を歩くリダン・ムグルエギ(宇宙山羊のデザイナー・f03694)に問いかける。
「柔らかい毛並みの子は好きよ。でももふもふよりバズバズの方が好きなのよね」
リダンの答えは明快に。興味がないわけじゃないだろうけど、もふを求めるほどではないという感じだろうか。
そんなリダンの回答に『ふむ』とチルは頷きを返して。
「そうですか。では私は、ここでもふもふしていきます」
同じもふを目の前にしても同じ結末に至らなさそうって感じたチルは自身の目的を優先する。すなわち、もふもふである。
「はいはい。いってらっしゃーい」
そんなチルの背中を見送りつつ。
リダンはリダンで『万魔電』(すごい録画編集機能付きスマホ)を取り出して、とりあえず目的を達しようと頭の中でもふを想像する。ええ、目的はもちろんバズ動画である。
そんなわけでリダンの目の前に現れる幻覚たち。大小様々な形が象られていく様子をリダンは心持ちうずうずっとした気持ちで待つ。
そしてリダンの前に並ぶもふ動物(?)たち。
「レッサーもパンダもビントもロングもキリンもゾウもモアイも皆両足で立ち上がってパフォーマンスっ」
リダンの合図に合わせて体の大きさを配慮しながらいい感じに並んでいたもふ動物(?)たちが一斉に前脚を掲げて立ち上がりのポーズ!
「いいわね、いい|幻影《ムービー》よ! とっても映え……あ」
すかさずスマホ構えて最高の角度で撮ろうとしたリダンの口から声が零れる。
「幻覚だから撮影できないじゃん」
スマホ越しの画像はなんかぼやけているっていうか、リダンの目に映っているようには映っていない。残念。
「仕方ない、触って満足しましょ」
ため息ひとつ。構えたスマホを仕舞い込んで近づいていくリダン。その間ももふ動物(?)たちはずっと両足立ちしたまんまなのだが、それはさておき。
もふもふもふもふ。
リダンの手にはふかっふかな感触が伝わってくる。
(アタシ自身はもふというよりゴワゴワしがちなのよね……トリートメントはしてるしマシなハズだけど)
もふりながらそんなことを考える宇宙山羊族のリダンさん。
そんなリダンさんを狙っている(?)者がいるなどとは露にも思っていないのでした。
●
一方、チルさんである。
リダンから少し離れてまやかしの桃源郷を歩いていたわけだが、その前方。桃の花の向こうから現れた影がある。
それは……リダンの姿を取っていた。
もちろん幻覚、幻影のリダンである。
『……』
リダン(幻影)が差し出された手を取り、そのまま抱き寄せるチル。これはその、恋愛感情的なあれそれではなく?
「リダンさんはなめらかです。この指が、七色の衣服を生み出すのですね……手入れが行き届いています……お洒落の基本は体表から、という事でしょうか」
よかった。よかった?
チルの口からあまりにも滑らかに感想が紡がれていく。これは単にもふ(?)を堪能するチル姉さんって感じのもふ光景。
「それでいて輝く髪や、足元のもふもふがまた暖かくて……」
腕の中のリダンの感触を全力で堪能するチル。『すーはー』とかしてないのでそういう類ではない。こう、普段触れる事の出来ない美術品を手に取ることが出来て感無量的な感触だと思われる。そんな感触を全力堪能しているのである。
……とそんな時。
(おや。リダンさんがもう一人)
チルの視界にもう一人リダンが現れる。
(ふたりの幻覚をもふもふしたいです。贅沢に、いっぺんに抱きしめたりして……)
本能の赴くままにリダン'sを抱き寄せるチル。
「ぐえっ」
「………あっ」
なんか変な間が生まれた。
●
チルが帰ってこない(意訳:やることなくなって暇になった)
そんなわけでチルを探しにリダンが桃源郷の奥へと歩を進めていた。程なくしてチルを発見するリダン。
「リダンさんはなめらかです。この指が、七色の衣服を生み出すのですね……手入れが行き届いています……お洒落の基本は体表から、という事でしょうか」
チルの口からリダンを褒めたたえる言葉が流れるように紡がれている。
「ふふーん、そうでしょそうでしょ」
それを聞いてリダンは上機嫌にうんうんと頷きを返す。そして改めてチルの姿をじっと見つめて。
(とはいえチルちゃん自身もその雪みたいな白い鱗や佇まいはステキ……)
と観察していたわけだが、ふと気付く。
「って、褒められるのは嬉しいけれど、急に何で?」
その返事は言葉ではなく、ハグで返された。
「ぐえっ」
「………あっ」
なんか変な間が生まれた。
●
「「…………」」
なんか変な間が生まれてた。そう、例えば……夢から覚めた時のようなそんな雰囲気。
「行きましょうか」
「いや、ちょっと待って行かないで何の幻影見てたの待ってコワイ!」
すすすっと先に進もうとするチルの背中に追いすがるリダン。もちろんチルの様子は普段のクールレディである。内心で『これ、本物だ。すみません。気づきませんでした』とか思っていたことは微塵も表に出さない。
そんなこんなでまやかしの桃源郷での目的(?)を果たした二人は先に進むのでした。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
第2章 日常
『『くまねこ』桃源郷へようこそ!』
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POW : パンダをもふる
SPD : レッサーパンダをもふる
WIZ : ビントロングをもふる
|
種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●まやかしの桃源郷を抜けて
様々な想いを抱きつつ、まやかしの桃源郷を後にする猟兵たち。
後ろ髪を引かれる者もいれば、そそくさと離脱していった者もいるが、概ね幻覚の足止めを突破したようだ。したよね? 取り込まれてないよね??
そんなわけで次の目的地である『熊猫もふ処』(お店の名前ではなくて通称だよ)へ向かう猟兵たち。
程よく進んだところで林が見えてきた。その際(きわ)、草原との境目辺りにもふもふ動物がたくさんたむろしていた。そう、『熊猫』と呼称される動物たち……パンダ、レッサーパンダ、ビントロングたちである。
この周辺を縄張りというか住処にしているためか、足を踏み入れてきた猟兵たちに一瞬警戒する……ものの、いつも通りの生活に速攻戻るもふ動物たち。
事前の情報通り、敵意の無い者はさっくり受け入れ、もふらせてくれるようだ。
餌付けも大丈夫だが、こちらは生の動物。パンダは笹しか食べないといった現実ルールに縛られるので気をつけよう。
後、乗れます。体格差に注意。
というわけで、レッツ、もふもふ。
※シナリオ補足※
青空の下、草原の上でもふ動物たちをもふろう。
全種試しても良いし、Ⅰ種だけを狙い撃ちでもいいです。
馬県・義透
引き続き『静かなる者』にて
着いた途端、陰海月がパンダに向かって突撃していきました。
霹靂は陰海月に着いていって…身体を休めに座りましたね。
そう、パンダの側にいったはずなんです。私もパンダを撫でていましたから。
気づいたら、陰海月の傘にレッサーパンダ、霹靂にビントロングが乗ってまして。
…これは写真を撮るべきなのでは、と思って写真撮ってました。
※
霹靂、充分にもふったので見学しようと休んでたら、ビントロングがやってきた。
身体に感じるもふ!もふ!
陰海月、パンダを触腕でもふもふもふもふ!してたら、いつの間にかレッサーパンダが乗っていた。もふ天国!
色合いとか、今度のぬいぐるみ作りの参考にしよう!
●
|ひと仕事《戦争》終わって、孫連れでお疲れ様の旅行に来たお祖父ちゃん一行……じゃなかった、馬県・義透(死天山彷徨う四悪霊・f28057)と連れの陰海月(大きなミズクラゲ)と霹靂(ヒポグリフ)は、次なるもふの場所へと足を運ぶ。
『熊猫もふ処』である。
「……さて、おっと」
振り向こうとした瞬間には、陰海月が突っ込んでいった。何を言っているかはその言葉通りである。友人の『疾き者』も負けるんじゃないかって言うくらいの素早さだった。
『ぷきゅ~~~!!』
速攻でパンダのもふに沈む陰海月。沈むっていうか覆いかぶさっているというか、まぁその。陰海月が楽しそうだからいっか。
『……』
その様子にてってってっと霹靂も近づいていく。同じようにパンダに埋まるかと思いきや、側で座り込んだ。『これは良いお休み処』と思ったらしい、身体を休めるモードだった。
「……ふむ」
とりあえず、二人は楽しそうだ。なら自分も、と義透もまたパンダに近づいていく。手を伸ばすとそこにはパンダのもふもふがある。もふもふもふもふ。
そして義透は驚愕する。
――そう、パンダの側にいったはずなんです。私もパンダを撫でていましたから。
そう思っていたんですが。気が付いたら、目の前にいたパンダが消失していました。否。
陰海月の傘にレッサーパンダ、霹靂にビントロングが乗ってまして。
「…………」
この不思議な現象を目の当たりにした義透は思わず動きを止めたのでした。
説明しよう!
義透がパンダに意識を向けていたほんの数分のことである。
霹靂は隣にいるパンダのもふみを感じながら、座り込んでうとうととしていたのですが、そこへビントロングがやってきて、重なるように乗っかってきた。
『……!!』
身体に感じるもふ! もふ! そんな感じである。
その様子を見ながら(?)、陰海月はパンダを触腕でひたすらもふもふしていた。もふもふもふもふ!
そしたら、いつの間にかレッサーパンダが乗っかってきた。もふが増えた! もふ天国! そんな感じである。
そして発動するユーベルコード【四更・『虹』】
『ぷきゅ~』
なんかカラフルなミズクラゲ型ぬいぐるみがいっぱい生まれていた。試作品らしい。色合いとかパンダを参考にしているらしい。次回はもっと精度があがるだろう、的な。
そんな感じで遊んでいたら、いつの間にか陰海月の傘にレッサーパンダ、霹靂にビントロングが乗っかって、遊び始めた。
これが事件の真相である。
そんなことは関係なく。
お祖父ちゃん(義透)は『これは写真を撮るべきなのでは』と、ばっちりシャッターを切って写真を撮ってました、まる。
大成功
🔵🔵🔵
フール・アルアリア
もふりきた!もふりにきたよ!!
戦争後のこれがないと猟兵やってらんない!おねぇさん、今回もありがとー!!
僕ね、僕ね、ずっと夢だったんた。
パンダさんにダイブするのが!!!
勿論、僕のエアライダーの脚力ダッシュでダイブしたらパンダさんが危ないので、こう(エアシューズぽーい)
よし、パンダさーん!(ぽふん)
にゃぁああ幸せ〜〜〜(頬擦り頬擦り)
ほら、地上のパンダさん一応クマさんだからさ、できないじゃん。こんなこと。だからね、こう、えへへへへへ〜たまらない〜(緩む頬)
あ、こちらは賄賂です。存分にお納めください、お腹に(笹)もう髪がパンダさんの毛でちょっと白くなるまでもふる……(ふかふかもふもふ)
●
でーん、どーん、もふー。
擬音で表現するならそんな感じだった。ほんわかゆるっとしている雰囲気だと思っていただきたい!!
「もふりきた! もふりにきたよ!!」
そしてフール・アルアリア(No.0・f35766)がもふに埋まっていた。速攻である。既に埋まっている。それほどにまでフールはもふみに飢えに飢えていた。
「戦争後のこれがないと猟兵やってらんない! おねぇさん、今回もありがとー!!」
ほんともう、使役ゴーストのぱたぽん(モーラットだよ)は実家で隠居生活堪能中だし、もふみが足んねーよって感じ。頬ずりというか顔をぐりぐり押し付ける感じでパンダのお腹に埋まっている。
そんなフールの様子を見て、グリモア猟兵も幸せそうな微笑を浮かべて手を振っている。
ひとしきりパンダのお腹のもふを堪能したフールはそこから顔をあげて嬉々とした表情でパンダを見上げる。
「僕ね、僕ね、ずっと夢だったんた」
そう言って、何故か一度離れて距離を取るフール。
「パンダさんにダイブするのが!!!」
めっちゃいい顔してる。
さっきもしたけど、一回しかやってはいけないというルールもあるまい?
(僕のエアライダーの脚力ダッシュでダイブしたらパンダさんが危ないので、こう)
履いているエアシューズをぽーいと投げ捨てるフール。さっきはちょっと危なかったが、今回は全力でダイブもふできる。そう、全力だ!
「よし、パンダさーん!」
ふわっふわした言葉だが、ダッシュの勢いはすごい(パンダさんの安全は確保されています)
ぽふん。
「にゃぁああ幸せ~~~」
ダイブの勢いで顔どころか頭くらいまで沈むフール。その状態で頬擦り頬擦りってしてるけど、もはやもふへ沈みに行っているようにしか見えない。なお、パンダさんは特に気にしていない。
「ほら、地上のパンダさん一応クマさんだからさ、できないじゃん。こんなこと」
そう、パンダさんとかコアラさんとか意外に凶暴だしね。爪も鋭いし。
「だからね、こう、えへへへへへ~~~たまらない~~~」
大切な人にはお見せできないであろう(?)緩み切った頬のフール。だが唐突に『はっ』とした表情をする。何かあったのか……?
「あ、こちらは賄賂です。存分にお納めください」
どっから取り出したんだよその笹。でもちゃんとパンダさんも受け取ってるよ手で。残りはお腹のもふの中へ納めました。順番に食べます。
パンダさんがもぐもぐあぐあぐしているとお腹が動いてさっきまでとちょっと感触が変わる。
「もう、髪がパンダさんの毛でちょっと白くなるまでもふる……」
暖かでふかふかで柔らかいパンダさんの感触に、ふかふかもふもふと沈み込んでいくフールなのでした。
大成功
🔵🔵🔵
菫宮・奏莉
タイマーでなんとか目覚めたもの、
ダメージ(抜け出るときの精神的なもの)に、涙目ではありましたが、
生熊猫さんを発見して、いろいろ復活なのです!
もふーっ!!!(鼻息だっしゅ)
あっ……。
熊猫さんに頭突きしてしまう前に、なんとか額を打ちつけて急停止。
直前でストップするのです。ちがうのです!こうげきじゃないのです!つまづいただけなのですよ!
熊猫さんたちを心配させないように、すかさず【びっくり箱】を発動したら、
中に入っていたのは、笹……解りやすくていいですね!
笹を掲げるように取り出したら、パンダさんに囲まれ、奪い合いにもみくちゃにされるのです。
しろいくろいもふい……今度はタイマーなしでいいんですよね……。
●
「う……うぅ……」
まやかしの桃源郷を抜けて、『熊猫もふ処』に辿り着いた菫宮・奏莉(血まみれもふりすと ときどき勇者・f32133)は瀕死の状態であった。何故か。
タイマーのおかげでなんとか人間に戻れた(?)ものの、もふの毛玉から抜け出す時の精神的なダメージがクリティカル大ダメージだったからだ。
今、すっごい涙目である。悲劇のヒロインよりも悲し気に涙を目元に溜めている!
そんな奏莉ちゃんの前に、新たなもふである。
「もふーっ!!!」
鼻息だっしゅで生熊猫さんに突撃する奏莉ちゃん。いろいろ復活しました!
と思ったらね?
「あっ……」
説明しよう! 奏莉ちゃんは走るとコケる。これは世界を超えた骸の海レベルの法則である。いつもは相手が敵なのでこのまま頭からダイブ(頭突きともいう)でいいんですが、今日のお相手はもふの熊猫さんたちである。『もふりすと』として、もふに攻撃するとか絶対にやってはいけないヤツ。
「……っ!!」
重心をあえてぐっと下にやる。すると奏莉の額が地面に激突。その衝撃で熊猫さんに頭突きしてしまう前になんとか急停止。
じー。
熊猫さんたちの視線が奏莉に注がれる。
「ちがうのです! こうげきじゃないのです! つまづいただけなのですよ!」
がばっと起き上がりつつ、謝りつつ、さらには【もふりすとのびっくり箱】(開けてみたら笹が入ってました。わかりやすくていい!)も差し出しつつ、熊猫さんたちを見上げる奏莉。
じー。
熊猫さんたちはめっちゃ優しい視線でした。奏莉のケガを心配していたのだろうか。あるいは奏莉のもふ魂を感じたのだろうか。
『はよおいで』
そんな視線である。
「も……ふ……」
笹の入ったびっくり箱を前に差し出すように掲げて、パンダさんの群れにふらふらーっと近づいていく奏莉。そしてパンダさんが動く。笹を取ろうと手をにゅっと出してくる。もふ。反対側からも手が出てくる。もふ。もふ。もふ。もふ。いつの間にかパンダさんに囲まれている奏莉。笹の奪い合いというか、無限(?)に出てくる笹を取ろうと距離を詰めてくるパンダさんにもみくちゃもふくちゃにされていく。
「しろいくろいもふい……今度はタイマーなしでいいんですよね……」
既に覚悟を決めている奏莉ちゃん。いや、既に蕩け切っている奏莉ちゃん。タイマーなしでいいけども、お家には帰りましょうね??
大成功
🔵🔵🔵
リダン・ムグルエギ
【GOATia】
さっき何を見てたか詳しくは聞かないわ
でもね
その幻覚を現実化してみない?
衣装はその場で作るわ
伊達に糸と布とミシンを持ち歩いてないもの(アイテムとして)
さっきチラっと聞こえたのを元に暖かさを重視した獣人風になれる衣装にしましょ
足回りはやわらかもこもことしたソックスで暖めて
それと同じ色合の上着にふわふわとしたスカート
髪は髪飾りだけじゃなくチルちゃんの作った氷に光を当ててプリズムの原理で七色に
マニキュアの類いは持ってきてないから、コードの絵の具を少しだけ出して代用して…っと
さっきの幻覚を実際に撮る
それが今回のアタシのデザイン
というわけで
さぁ、撮影の時間よ
立って!パンダさん達も(無茶ぶり
チル・スケイル
【GOATia】
(リダンさんの幻覚だとは言えない…絶対言えない…!)
私は十二分に楽しませて頂きましたから、早速恩返しをしなければ
リダンさん、ここで撮影をするんですね?わかりました、早速着替えます
氷の衝立を作り、その中で借りた衣装を着ます
なるほど…足腰をもふもふと包み暖めつつ、手や指先を見せていくという訳ですね
なによりもふもふ動物たちとの触れ合いを阻害しないデザイン…ありがとうございます
ここまでしてくれたからには、全力でリダンさんの理想を現実にしなければ
リダンさんからの指示に従って、ポーズをとり、動物と触れ合い、カメラに笑顔を向けます
さあパンダさんも、一緒に
●
まやかしの桃源郷を抜けて、『熊猫もふ処』に辿り着いたチル・スケイル(氷鱗・f27327)とリダン・ムグルエギ(宇宙山羊のデザイナー・f03694)であるが。
「……」
チルさんはクールな表情を崩さずにいた。
(リダンさんの幻覚だとは言えない……絶対言えない……!)
とか内心で思ってるなんて、露にも思わない表情である。
「さっき何を見てたか詳しくは聞かないわ」
その赦し(?)の声は穏やかにリダンの口から紡がれた。
(……!)
内心ガッツポしながら、しかし動きはいつも通りなチルがリダンを振り向く。
「でもね。その幻覚を現実化してみない?」
「……え?」
それはそれで先ほどの再現というか、視覚化するとやばいんじゃなかろうか。思わず声が漏れるチル。
「衣装はここでアタシが作るわ」
「……あ。なるほど」
リダンの口調と言葉に、チルの思考が高速回転。言っていることを確実に把握する。
「リダンさん、ここで撮影をするんですね?」
チルの言葉にこくっと頷きを返すリダン。
「伊達に糸と布とミシンを持ち歩いてないもの」
そう言って手に取るのは『ミシンオブゴート』と『服飾師の布』。
「わかりました」
リダンの言葉に今度はチルが頷きを返す。
そんなわけでチルが脱衣所(氷の衝立だけども)を作る場所をちらっと探しに行っている間に、リダンがイメージを形にする。思い描くことが衣装を製品化する。彼女のミシンの本領発揮だ。
(暖かさを重視した獣人風になれる衣装にしましょ)
それはさっきチラっと聞こえたチルの言葉を元に。
(足回りはやわらかもこもことしたソックスで暖めて……それと同じ色合の上着にふわふわとしたスカート)
想像の中でチルの姿を創造していく。
(髪は……髪飾りだけじゃなく、光を当てて七色に)
もちろん普通に光を当てただけではそうならないけれども。リダンの手にはチルの作った氷がある。これに光を当ててプリズムの原理を利用すればいけるはずだ。
後は……。
集中しているリダンを邪魔しないようにチルが【氷術・造】を発動する。中で着替えが出来ればいい。少しばかりゆったりとした空間を作るべく、氷が衝立となってその場所を取り囲む。
(私は十二分に楽しませて頂きましたから、早速恩返しをしなければ)
聞けばリダンの幻覚はいい感じで創造できたものの、撮影が出来なかったらしい。幻覚を撮るのはさすがに厳しかったようで。
だからこそ今度はチルがリダンの目的を実現する。
「チルちゃん」
「あ、はい」
呼びかけられてチルが振り返る。
そこにはもこふわっとした衣装を抱えたリダンがいたのである。
●
リダンから手渡された衣装を受け取って。
氷の衝立の中で早速着替えるチル。
(なるほど……)
衣装に手や足を通しながらチルが感嘆の吐息をこぼす。
衝立から出てきたチルを見て、リダンが満足そうに微笑む。
「手出して」
「……?」
リダンに言われるがままに手を差し出すチル。
「マニキュアの類いは持ってきてないから、コードの絵の具を少しだけ出して代用して……っと」
ユーベルコードの有効活用です。【グラフィティスプラッシュ】の塗料を上手く利用してチルの指先を彩っていくリダン。
「出来た」
ふぅ、と完成にして歓声の吐息をこぼすリダンに、着替えている間から思っていたことをチルが口にする。
「足腰をもふもふと包み暖めつつ、手や指先を見せていくという訳ですね」
「そ」
「なによりもふもふ動物たちとの触れ合いを阻害しないデザイン……ありがとうございます」
チルの言葉にリダンが返すのは笑顔だ。
(ここまでしてくれたからには……全力でリダンさんの理想を現実にしなければ!)
思わずチルの手にも力が入る。
――さっきの幻覚を実際に撮る。
「それが今回のアタシのデザイン。というわけで、さぁ、撮影の時間よ!」
意気揚々とリダンが告げれば、チルが移動する。リダンの指示で動いた先はパンダさんたちの側であった。ポーズに立ち位置、そして顔の角度。リダンのイメージを実現すべく、頑張るチル。
「オッケー!」
ゴーサインが出た。
パンダさんに寄り添いながらチルがカメラに笑顔を向ける。
「さあパンダさんも、一緒に」
そう言われてパンダさんたちも心持ちカメラ目線でもふっとした表情に。
「立って! パンダさん達も」
「『……?!』」
無茶振りにびっくりしたのはチルだけじゃなくてパンダさんもだったが、なんか慣れているのか流れで体が動いたのか、すちゃっと前脚を空に掲げながら両足で立ち上がるパンダさんたち。そこへチルがハグしている光景。
「いい! イイネ!」
ぱしゃっと。
リダンのスマホのシャッターが最高の一枚を収めたのであった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
山立・亨次
※パンダオンリー
眺めてるだけでも時間潰せるな
(仰向けになってコロコロしているパンダを座して眺める)
(やっぱり無表情だがオーラ的なものがキラキラしている)
そう言えばこっちも餌付け大丈夫らしいが
近くに笹あるのか?
あるならやるがないなら無理に餌付けしない
……ユーベルコードで石とか笹に変えたり出来なくはないんだがな
流石に元々その辺の石だったものを動物に食わせるのは気が引ける
(彼なりの信条らしい)
(近くに来る個体には)
……触ってもいいのか?
(一応お伺いを立ててから撫でもふ)
(頭とか背中の毛を撫でつけるように)
パンダ撫でるなんて滅多にないことだからな
本人(?)が飽きるまでは堪能させて貰おうか
●
まやかしの桃源郷を抜けてきた山立・亨次(人間の猟理師・f37635)の前には、ふわもふずらりと熊猫…‥パンダさんたちが並んでいた。
「眺めてるだけでも時間潰せるな」
そう呟く亨次はやはり無表情だがなんかオーラ的なものがキラキラしている。
そんな彼の前にいるパンダたちは自由を謳歌していた。
もふーっと座っているものもいれば、仰向けになってコロコロしているパンダもいる。亨次としては特にコロコロしているパンダが気になるようだ。
その前に座り込んでじっと眺めている。
「……そういえば」
グリモア猟兵が言っていたことを思い出す。確か餌をあげても大丈夫なはずだ。
「近くに笹あるのか?」
餌付けが出来ればいいな、とは思っていたが無理にすることでもない。ユーベルコードで石とかを笹に変えたり出来なくもないのだが。
(流石に元々その辺の石だったものを動物に食わせるのは気が引ける)
それは彼なりの信条らしい。
幸いにして、というか。此処らが彼らが住んでいる場所なので笹は周りに豊富にある。近くに生えていた笹を手に取って戻ってくると、パンダが近づいてくる。
「……触ってもいいのか?」
「……」
パンダの視線は了承といっているように思う。
「……」
そっと。亨次が手を差し出す。なでもふ、なでもふ。頭とか背中の毛を撫でつけるように、優しくなでていく亨次。パンダはパンダで亨次から手渡された笹をあぐもぐしているので大人しい。
(パンダ撫でるなんて滅多にないことだからな)
飽きるまで堪能させて貰おうか。
そう思いながら亨次はパンダをもふり続けるのであった。
大成功
🔵🔵🔵
アーネスト・シートン
はい、到着。ネコ科とイヌ科のモフモフ堪能してましたよ。次はクマ科とアライグマ科ですかね。
もちろん、全てモフりますよ。
パンダさんも、レッサーパンダさんも、そして、ビントロングさんもみんなですよ。
特別天然記念物ジャイアントパンダさんの大きいモフモフ、パンダさんには笹をあげてみますね。
そんで、背中をモフらせていただきますし、パンダさんが、ごろんとなったらおなかをモフりますよ。
そして、レッサーパンダにも笹をあげてからモフってみますし、抱っこしてみたいですね。
ビントロングって、なんでしょうかね??
でも、可愛い動物なので聞いてみてから好物探しに行きましょうか??
モフるのも忘れずにね。
アドリブ歓迎
●
先行組に遅れることわずか。
「はい、到着」
アーネスト・シートン(動物愛好家・f11928)もまやかしの桃源郷を抜けて、『熊猫もふ処』に辿り着いた。ちなみに桃源郷で何をもふっていたかというと、ネコ科とイヌ科のモフモフらしい。堪能したらしい。
「次はクマ科とアライグマ科ですかね」
目の前にはパンダとレッサーパンダとビントロングである。
「もちろん、全てモフりますよ。パンダさんも、レッサーパンダさんも、そして、ビントロングさんもみんなですよ」
と言って、意気揚々ともふもふたちに近づいていくアーネスト。とにもかくにももふられ慣れているのか、アーネストが近づいても全然動じない。
まずはパンダをもふもふ。世界が違えば『特別天然記念物』と言われるジャイアントパンダさんの大きいモフモフを存分にもふもふである。
「パンダさんには笹をあげてみますね」
すっ、とアーネストが笹を差し出せばそれを滑らかにキャッチするパンダ。あぐあぐもぐもぐと笹を食べているパンダの背中側に回り込んで、背中をもふもふ。食べ終えてごろんと寝転がればおなかをもふもふとモフり放題なアーネストである。
そんな様子を見て気になったのか、レッサーパンダが近づいてくる。
「おやおや」
すかさずレッサーパンダにも笹をあげるアーネスト。あぐもぐと落ち着いたところをひょいっと抱っこしてもふもふする。
あとはビントロングなのだが……何食べるんだろうね? どうも果実を食べるらしい。根城にしているだけあって近くには果実の成る木がある。
「可愛い動物ですね」
果実をあぐあぐするビントロングもモフるのを忘れずに。
アーネストはもふの時間を堪能するのであった。
大成功
🔵🔵🔵