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超人プロレス! 恐怖のサブミッション地獄!

#アスリートアース #その他スポーツ #PoX #超人プロレス


●グリモアベースにて
「お集まり頂きありがとうございます、皆さん。今回は『アスリートアース』の依頼を案内させて頂きますね」
 グリモアベースの一角。集まった猟兵達を見回すと、山神・伊織(飛龍乗雲・f35399)はそう言って頭を下げる。
「今回は皆さんに、超人プロレス団体『PoX』に乱入して来たダークリーガーを迎え撃っていただきます」
 PoX、正式名称『Prowrestling of eX-treme』。『プロレスこそが世界最強』を掲げる、男女混合の超人プロレス団体だ。
 超人プロレスはまだこの世界の公式競技ではないが、公式競技として認可させるべく、日夜活動を行っている。
 猟兵達は以前も、PoXを狙うダークリーガーと闘ったり、ファン感謝デーの手伝いをしたりした。
「今回もまた、PoXに超人ダークレスラーが挑戦状を送りつけて来ました。もしPoXが敗れれば、レスラーも見に来た観客も、全てダーク化してしまうでしょう。許せませんよね!」
 と言う事で今回も、PoXに外部レスラーとして参戦し、乱入してくるダークリーガーを超人プロレスによって迎え撃つ事になる。

「と言う事でまずはPoXの道場に向かって、その練習に参加してください。PoXはレスラー志望の強いアスリートならいつでも体験入門を歓迎しているので、参加を断られる事はありません」
 ストイックに一人で練習しても良いし、あるいは所属レスラー達と交流を深めても良い。レスラー達は男女問わず、新人は16歳から、ベテランは50歳以上。皆、プロレスこそが最強と信じているが、それ以外は気さくな者達ばかりだ。
 練習器具は超人レスラーに対応しているので、他の世界……例えばUDCアースにあるような器具と比べて、大分負荷が強力だ。例えば数百キロのバーベルとか、時速数十キロのランニングマシーンとかが平気で存在する。
「そして今回は、特に『関節技』についての練習に力を入れています。と言うのは、挑戦状を叩きつけて来たダークレスラーが、関節技を得意とするからですね」
 そのため相手の関節技を耐えたり、逃れたり。あるいは、柔軟で少しでも身体を柔らかくしたり、絞め技に備えて肺活量を鍛えたり。そういった練習に、特に力が入っている。
 若干地味めの練習が多いが、本番を考えれば、怠る訳にはいかないだろう。
「とはいえ、皆さんがどういった形で練習に参加するかは自由です。『自分は相手の対策なんかしない、自分の道を行く!』と言うのも、一つのレスラー魂と言う物でしょう」

 試合当日は、当然プロレスのリングの上での試合となる。超人プロレスは公式競技ではないのでルールは団体ごとに様々だが、PoXルールではプロレスのリングは通常より広く、そして、何人でもリングに上がる事が許されている。とはいえ、あまり人数に差があり過ぎる対決は観客にも選手にも好まれない。
 飛び道具の使用は禁止だが、格闘技に乗せてユーベルコードを放つ事は許されている。例えば、遠距離からファイヤーボールを放つのは禁止だが、パンチに乗せて直接ファイヤーボールを叩き込むなら、OKと言う事だ。
 これは他の特殊なユーベルコードも同様だ。例えば、遠くから相手を混乱させるような精神波を放つのは禁止だが、アイアンクローに乗せて放つ事は許される。
 近接武器に関しては、ガントレットなどの格闘戦を補助する武器なら、肉体の一部で有るとみなされて許可される。
 その他の手持ち武器、例えば剣などに関しては、4秒以内の使用なら反則攻撃として許される。とはいえ、基本は格闘での攻撃の方が、観客には喜ばれるだろう。
 自己強化系、飛行系などのユーベルコードの使用は、一切問題ない。
 そしてプロレスなので、3カウント・ギブアップ・KOなどによって決着する。他の世界のオブリビオンのように、殺す必要はない。と言うか、殺してはいけない。

「さて、本番でまず戦う相手は『ワナビーアスリート』です。ダークレスラーに洗脳されてファンになり、ダーク化してしまった一般アスリート達で、憧れのダークレスラーに少しでも追いつけるように、と特訓を重ねています」
 その猛特訓によってかなりの実力を誇っている……とはいえプロレスのキャリアは浅いので、下手にいろいろ欲張らずに『一つの関節技を、徹底的に磨き上げる』と言う鍛え方をしているようだ。
 つまり、この相手のフェイバリットをいかにして返すかが、勝利の鍵となるだろう。

「ワナビーアスリート達を倒せば、彼女達の親玉である超人ダークレスラー『ブルーローズ・霧崎』が姿を現します。再三言っている通り、関節技を得意とするレスラーです」
 霧崎は常に冷静沈着、冷酷無比なダークレスラーで、機械のような精密な動きと落ち着いた試合展開に定評がある。
 鋭い蹴りで体勢を崩した所を強烈な関節技で仕留める、と言うのがファイトスタイルで、その関節技はまさに芸術品。完璧に極まれば猟兵とて脱出はほぼ不可能、ギブアップや失神KOは免れないだろう。
 また、普通タッグマッチにおける関節技はカットに入られると崩れてしまうが、霧崎はそれを克服するため、『複数の対戦相手を同時に極める関節技』にも精通している。2対1などで挑んでも、容易い相手ではない、と言う事だ。
 非常に強力なレスラーではあるが、プロレスで倒せば消滅し、ダーク化していたワナビーアスリートも元に戻る。

「関節技は、戦いの流れを一気に変えうる恐ろしい技です。でも、皆さんならこの強敵をリングで打ち破れる筈です!」
 伊織はそう言って頷くと、猟兵達を見回し、微笑みかける。
「では、気をつけて行ってきてくださいね。勝利の報告を、心からお待ちしています!」


一二三四五六
 リングは一つの宇宙。だからこれもスペースオペラワールド(そんな事はない)。

 ごきげんよう。出したい依頼が多くて困る。一二三四五六です。

 と言う訳で、今回も超人プロレスシナリオです。PoXは前にもシナリオで登場していますが、特に過去依頼を知る必要はありません。
 もちろん、過去依頼に参加された方は、過去依頼で絡んだレスラーとまた絡んでも構いません。絡まなくても構いません。

 第一章では、PoXのレスラーとの交流、もしくは個人での特訓になります。PoXには16歳以上で、プロレスに命を賭ける人間の超人レスラーであれば、年齢性別を問わず様々なレスラーがいます。ただしチャンピオンは不在のようです。なお、猟兵が参加する場合は16歳未満でも問題ありません。今回は関節技がテーマですが、一人ストイックに我が道を行っても構いません。ご自由に。
 第二章は集団戦、第三章はボス戦です。ワナビーアスリートが使う『徹底的に磨き上げたフェイバリット』は、プレイングで指定しても良いですし、こっちにぶん投げてもいいです。
 なお、第一章で交流したレスラーと、第二章以降でタッグを組んでリングに上がっても構いません。猟兵ほど強くはありませんが、『オリジナル・スタイル』を習得しています。ルールを守ってさえいれば、複数人で同時にリングに上がっても構いません。

 それでは、皆様のプレイングを楽しみにお待ちしています。
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第1章 冒険 『その他スポーツを練習しよう』

POW   :    体当たりで果敢にチャレンジする

SPD   :    器用にコツを掴みながら練習する

WIZ   :    ルールや戦術の理解を深める

イラスト:十姉妹

👑7
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久尾・心愛
「カメラよーし!」
おもむろに設置型の録画用カメラを自分が映るように置いて、自分と同じ年齢層の女性レスラーを呼びます。そして、
「私に間接技を掛けて下さい。録画した映像から技を振りほどく簡潔な方法が見つかるかもしれませんので」

ただ、1つ懸念点があるとすれば…自分は間接技に滅法弱いと言う所。だからこそ抜け出す方法を自分なりの方法で見付けようと提案だった。特に背後からの奇襲に弱いのでその辺りを重点的にしてほしいと言う。

「よ、よし!どんどんやって下さい!」

こうして彼女が間接技をただ耐える時間がやって来た。

【対戦相手変更可】
【とことんやっちゃって良いです】
【よろしくお願いいたします】



「カメラよーし! それじゃあ、私に関節技を掛けてください!」
 録画用カメラをリングに設置すると、同じ年頃の女子レスラーに声をかける久尾・心愛(street on live・f38562)。
「良いのかしら?」
「ええ、録画した映像から技を振りほどく簡潔な方法が見つかるかもしれませんので」
 心愛自身も女子レスラーであるが、同時にライブストリーマーでもある。その特性を最大限に活かした特訓方法を提案すれば、相手は納得して頷き、向かい合う。
「そう、じゃあ遠慮なくいくわよっ!」
「はい、よろしくお願いし――んぎぎぎぎっ!?」
 まずはタックルを仕掛けられ、押し倒されての逆エビ固め……腰が反り返り、ミシミシと音を立てると、激痛に目を見開く心愛。
 そこから逆片エビに繋がると、さらに反りがキツくなり、太股も引き伸ばされていく。
「さあ、外せそうかしら!」
「これ、無理っ……んぎ、ギブゥゥッ……!」
 到底我慢できない痛みで、あっさりとタップさせられる心愛。解放されると乱れた息を整え、痛みが引くのを待つ。
「大丈夫?」
「あ、ありがとうございます……で、でもまだ! どんどんやって下さい!」
 関節技には、滅法弱い。自覚していたその弱点を改めて突きつけられた心愛は、その弱点を克服すべく、覚悟を決めて願い出る。
 特に背後からの奇襲には弱いのでと背中を向ければ、相手も真剣な表情で頷いて。
「わかったわ。いくわよ!」
「はい、い゛ぃぃぃっっ!?」
 コブラツイストで散々に引き絞られた後、押し倒されてのSTF。たまらずタップして解放されても、流れるように次の技に繋がっていく。
 四肢が、腰が引き伸ばされ、骨が軋み、関節が悲鳴を上げていく――。

 録画を確認した際、汗だくで悲鳴を上げ続けるあられもない自分の姿に顔を真っ赤にする事になるのは、もう少し後の事である。

大成功 🔵​🔵​🔵​

草剪・ひかり
POW判定
お色気、キャラ崩し描写、即興連携等歓迎

久しぶりだねPoX!
引き続き、超人プロレス公式化への協力は惜しまないよ

前回の一戦(2章)でタッグを組んだ若手男子レスラー、コウくんと再会
今回もよろしくね!

二人で基礎から実践までトレーニングに取り組む
ウェイトトレーニング等の身体能力では若さと男女差で彼に水をあけられちゃうね
このまま成長すれば、PoXのエースに君臨する日も遠くないよ!

とはいえ、スパーリングでチェーンレスリングやサブミッションの仕掛け合いになれば、20年近いキャリアの私が圧倒して魅せるよ

まぁ「競技」とはいえ私程の美女に前から後ろから密着されちゃ、若い男の子は実力を出し切れないかな?w



「久しぶりだねPoX! 引き続き、超人プロレス公式化への協力は惜しまないよ!」
 この世界に来る前からずっとプロレスラーであった猟兵として、この世界の超人プロレスに対する熱意も強い草剪・ひかり(次元を超えた絶対女王・f00837)。
 前回タッグを組んだ若手男子レスラーのコウと再会すると、共にトレーニングに励む。
「このまま成長すれば、PoXのエースに君臨する日も遠くないよ!」
「ありがとうございます。でもうちは層が厚いですからね」
 ひかりの称賛に対し、自団体への自負と、ライバルの多さへの実感が入り混じった表情で返すコウ。そしてリングの上で向き合うと、構えを取る。
「ひとまずは、スパーリングで実力を見せますね、草剪さん」
「お、言うね。けど、こっちも20年近いキャリアが有るからね、簡単にはいかないよ!」
 スパーリングの内容は、今回のテーマに沿ったサブミッションの仕掛け合い。いわゆるチェーンレスリングを志し、グラウンドで主導権を奪い合う。
「くっ、流石……あっ、あああっ!」
「ほら、コウくん! 言ったからにはもっと頑張らないと!」
 いや、奪い合うと言うには、ひかりが優勢過ぎるか。基礎能力ではコウの方が上だが、それを熟練のテクニックで覆す。
 相手の背にのしかかり、脇固めで腕を引き絞りながら、コウを煽るひかり。
「ほら、動きが鈍いよ。どうしたの!」
「どうしたの、と言われて、もっ……!」
 だが、そうしてひかりが圧倒するのは、コウの背中に、腕に当たる、ずしりと重い膨らみも確実に理由の一つで。
「く、草剪さん、これ絶対分かってやってっ……ああっ!」
「リングの上じゃ、相手が配慮してくれたりしないんだからね。ほら、次の技いくよ!」
 今度は正面から組み敷くと、コウの真っ赤な顔を覗き込むひかり。からかい半分、本気半分。青少年には厳しいスパーリングが続いていく。

大成功 🔵​🔵​🔵​

シャーロット・キャロル
再びPoXにダークリーガーが襲撃とのこと。これは私も参戦しなくてはですよ。

もうかれこれ三度目ですからね、早速見知った仲なPoXのレスラー、レアナさんとトレーニングです!

なんでも次の相手は関節技に長けた相手だそうですね
関節技対策……
私の場合は鍛え抜かれた怪力で無理やりどうにかしてしまいますからね……

レアナさんとのスパーリングで関節技を極められても腕力で強引に持ち上げて逆に叩きつける!とこんな感じなんですけどあんまり参考にはならないですかね

でもパワーで相手に勝るならこれほどまでに有効な手は無いですよ!レアナさんも鍛えてますしね
この後二人で筋力トレーニングに汗を流しますよ

(アドリブ大歓迎です)



「もうかれこれ三度目ですね!」
「おう、今回もよろしくな!」
 すっかり見知った仲の女子レスラー・レアナと、トレーニングに励むシャーロット・キャロル(マイティガール・f16392)。
 だが、いつも快活なレアナは、今日は少し表情を曇らせている。
「でもオレ、関節技って苦手なんだよなぁ……こう、ちまちましててさぁ」
「なるほど……私もテクニックとかあまり得意じゃないですからね」
 そんなレアナの悩みにしみじみ共感するシャーロット。彼女達はどちらも、己の筋肉に信を置くパワー系だ。
 だが、とシャーロットは頷いて、マットに横たわって右腕を伸ばす。
「さあ、技をかけてみてください!」
「ん? おぅ……こんな感じか?」
 言われるがまま、腕ひしぎを仕掛けて来るレアナ。技術はやや拙いが、腕を引っこ抜きそうな力任せの技に、シャーロットの顔が苦痛に歪み。
「ぐっ、流石、です、が……っ!!」
「う、ぉっ!?」
 だが、レアナを腕にしがみつかせたまま、強引に立ち上がっていくシャーロット。そのまま立ち上がると、力任せにマットに叩きつけた。たまらず技が解かれると、堂々と筋肉を誇示するシャーロット。
「こんな感じなんですけど、あんまり参考にはならないですかね」
「いやぁ、すげぇパワーだな! こういうのの方がオレ好みだぜ!」
 立ち上がりながら、感嘆の声を上げるレアナ。良く言えばパワフル、悪く言えば脳筋な彼女にとっては、強く共感出来る対策法だ。
「ええ、パワーで相手に勝るなら、これほどまでに有効な手は無いですよ!」
「やっぱり物を言うのは筋肉だよな!」
 筋肉さえあれば何でも出来る。筋肉万能説を信奉する2人のレスラーは、笑顔で頷き合うと、巨大なバーベルを持ち上げる筋力トレーニングに励んでいく。

大成功 🔵​🔵​🔵​

多都美・和
プロレスにゅ?
うん。和ちゃんプロレスも大好きだから、がんばるにゅ!

プロレスならまずは受け身ってなるところだけど、
今回はそれだけじゃなくて、関節技も教えてもらわないといけないにゅね。

関節技はちょっと苦手だったから、ここでPoXのみんなに教えてもらうことにするにゅ。
【炎のプレイヤー】で防御力をあげつつ、さらに受け身の練習と、
関節技のコツをおしえてもらうことにするにゅ。

防御的には、絡みつかれても耐えられるように、ちょっとした外しのツボを教えて欲しいにゅ。

攻撃では、できるなら絞め系より、直接骨に来る感じの技がいいにゅ。
基本の腕ひしぎ十字固めとクロスアーム、足はアンクル&ヒールホールドを希望するにゅね。



「プロレスにゅ? うん。和ちゃんプロレスも大好きだから、がんばるにゅ!」
 サポート用の猫型レプリカントとして、様々な技能を身につけている多都美・和(メイド系家猫・f32985)。PoXのレスラー達と、まずはしっかり受け身を練習していく。
「受け身はプロレスの基本にゅ」
「ええ。怪我は何より避けるべきよね!」
 その練習でレスラー達と仲良くなると、今回のテーマである関節技の練習にも付き合ってもらう。
 まずは同年代の少女レスラーに腕ひしぎを極めてもらえば、その腕がググッと引き伸ばされて。
「そこまで! ここまで極まったら逃げられないですよ、その前になんとかしないと」
「んにゅにゅにゅぅぅっ……もう1回にゅっ!」
 年上の女子レスラーがその攻防を観察し、適宜アドバイスを送ったり、時にはストップを入れたりしてくれる。
 2人がかりの丁寧な指導で、様々な技をかけられては外すコツを教わって。それをレプリカントの学習能力で、しっかりと身に付けていく。
「次は攻撃にゅ。直接骨に来る感じの技でいくにゅ」
「わかりました、では遠慮なくかけてくださいね……ん、くぅぅぅっ!」
 その後は攻撃の練習。今度は防御に優れた女子レスラーの方にヒールホールドをかけ、少女レスラーの方にアドバイスを受けて。
「っ、ギブッ……!!」
「おっと、ごめんにゅ。大丈夫にゅ?」
 完璧に極まった膝関節にタップする相手を、慌てて解放する和。だが女子レスラーは膝を擦りながら、にこりと微笑む。
「ふぅ……ええ、お上手ですね。さあ、次、いきましょう!」
「物覚えがいいと、教え甲斐があって良いわよね」
 そのまま、3人で練習を続け、関節技の技術を攻防とも徹底的に学習していく和。同時に、2人のレスラーとの友情を育んでいく。

大成功 🔵​🔵​🔵​

アニカ・エドフェルト
感謝合宿で、相手になった、お姉さんに、手伝って、もらいます、ね。
ヒールさんみたい、ですけど、練習、なら…?

柔軟運動、してから、いろんな関節技、かけて、もらいます。
最初の内は、ロープに逃げたり、なんとか返して、いけますが…
そのうち、痛みで思わず、ギブアップしても、そのまま続行、されたり、
絞め技で、落とされた後、水を掛けられて、起こされて、再度掛けられたり、
段々と、技が激しく…あ、あれ、なんだか、ちょっとずつ、辱められる方向に、行ってません、か…? あっ、やだ、きゃあー!?
み、見ないで、撮らないでー!?
(いつの間にか近くで撮ってる人がいることに気が付き)
う、うぅ…(散々泣いた後いろいろ励まされる)



「今日も、よろしく、お願いします、ね」
「ええ、よろしく、アニカちゃん」
 以前のファン感謝合宿でスパーリング相手となってもらった、ベテラン美女レスラーに練習相手を頼むアニカ・エドフェルト(小さな小さな拳闘士見習い・f04762)。
 しっかりと柔軟で身体をほぐしてから、関節技をかけてもらう。
「んぐっ……ロープっ……ですっ……!」
「ふふ、頑張ったわね。さあ、次の技、いくわよ!」
 何度も技をかけられては、必死にロープに逃げ、外してもらうアニカ。だが、一つひとつが強烈で、四肢が痺れ、その小さな身体が汗に濡れる。
「っ、あっ……ギブっ、ギブアップッ!!」
「大丈夫、まだ頑張れるわ。ほら、ロープがこんなに近いわよ!」
 そうして練習を続けるうちに、徐々にエスカレートしていく相手。ギブしても離してもらえず、アキレス腱固めの痛みに涙を滲ませながら、必死にロープに逃げてみたり。
「う、ぁ……ぁ……」
「……あら、落ちちゃった? ダメよ、まだまだここから!」
 しなやかな足での首四の字に絞め落とされ、瞳が光を失って……落ちると水をかけられ起こされて、再度締め上げられたり。
 アニカがボロボロになるほど相手の技に熱が入り、最後には吊り天井固めで、しっかりと晒し者にされていく。
「あっ、やだ、きゃあー!?」
「はぁ、はぁ、素敵……!」
 恥ずかしい格好に悲鳴をあげるアニカを、うっとりと見上げる相手。しかも通りがかったレスラー達が、その姿をスマホなどで撮影していて。
「み、見ないで、撮らないでー!?」
 痛みと恥ずかしさの入り混じった時間は、どこまでも続いていく――。

「ご、ごめんなさいっ、アニカちゃんが可愛いからついつい……」
「う、ぅぅ……ついつい、じゃ、ないです……!」
 そしてしばらく後。ようやく解放されて涙を流すアニカを、必死になだめる女子レスラーの姿が有るのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

幸・桃琴
今回は超人ダークレスラーに勝たないとね
練習張り切ってやるよー!

でも打撃や投げと違って桃ほど大きいと
かけるのもかけられるのも難しいんじゃないかな
この前は騎馬戦軍団に苦しめられたけど1人相手なら?

超人プロレスラーのリュウくんに
スパーリング相手になってもらって関節技の特訓をしよう
初めはとりあえず関節技を味わってみるってことで
巨体でリュウ君に打ちかかるねっ
どう?桃相手に関節技極められるかな!

って、わわ。痛い痛いっ?
がっちりと極めあげられると悲鳴を上げて首を振りたくっちゃう
(技詳細:おまかせ)
パワーでなんとか外そうとするけど、
力の入らないようにうまくコントロールされちゃうかも
むむ、関節技って凄いんだ…!



「今回は超人ダークレスラーに勝たないとね。練習張り切ってやるよー!」
 面識のある少年レスラー・リュウと、練習に励む幸・桃琴(桃龍・f26358)。だが今日の桃琴は自信満々にリュウを見下ろし、幼い胸を張る。
「でも、桃ほど大きいと、かけるのもかけられるのも難しいんじゃないかな?」
 確かに、桃琴は幼いとはいえ巨人族。4mを越えるその巨体に組み技を仕掛けるのは難しそうだ。
「リュウくん、桃に関節技かけてみてよ!」
「ふぅん、良いんだね。じゃあ、容赦しないよっ!」
 だが、桃琴がリュウに打ちかかっていくと、リュウは巧みにそれをいなし、足を払って転倒させてくる。
「いたた……うわっ、わわっ!?」
「ほら、いくよっ、桃琴さん!」
 さらに、うつ伏せで呻く桃琴の右腕に抱きついたリュウは、全身を使って肩関節を捻りあげて来る。痛みに目を見開いて、激しく暴れて外そうとするが。
「痛い痛いっ? やだっ、なんで、外れないっ……んん~~っ!!」
「ほら、ギブアップ!?」
 リュウの巧みな体重移動で怪力を発揮できず、マットに釘付けにされてしまう桃琴。外すどころか、暴れる程に極めが強くなり、痛みもどんどん増していく。
「うぅ~~!」
 負けず嫌いの桃琴だが、こうなってはどうしようもなく、悔しそうにマットを叩く。解放してもらうと肩を撫でながら、感嘆の声を漏らすばかり。
「むむ、関節技って凄いんだ……!」
「うん。本番に向けて、しっかりと勉強しないとね!」
 その後も関節技の練習に励み……何度も悲鳴を響かせていく桃琴。今度は全身を使ったヒールホールドで、膝関節を捻じ曲げられて。
「ギブアップ!?」
「うぅ~~、今度は、しないぃっ……!」
 その痛みに耐えながら、関節技に耐える技術を身に着けていく。

大成功 🔵​🔵​🔵​

メアリー・ベスレム
この世界にもちょっとは慣れたもの
まだまだ知らない事も多いけど
超人プロレスは経験済み
勝手知ったるという風に上がり込む
今回もよろしくお願いね?

それでその、関節技サブミッション
ただ捕まるのとは違うの?
メアリ、身体おにくの柔らかさには自信があるのよ?
【息止め】だって得意だし

まるで処刑される時のよう
お股を大きくひらいてみせて
そして許しを請うように
ぺたりと平たく伏せてみる
平たくというにはお尻が目立ちすぎ?
なんて【誘惑】するように

それじゃあ、実際に……
メアリに教えわからせてみてくれる?
痛くも苦しくもないままじゃ
ちっともわからないんだもの
それとも口先ばっかりで自信がないかしら!
わざと【挑発】も交えてみせる

そうして技を掛けられて
力任せに藻掻いてみても
深く食い込み苦しむばかり
真っ赤になって呻くだけ
口先ばかりはアリスの方?
色んな技の餌食になって
すっかりわからされてしまう
なんて無様なのかしら!

……ええ、だからこそこの後は
実戦ではこうならないように
復讐のかえし方を教えて貰わなきゃ



「今回もよろしくお願いね?」
「ああ、もちろん!」
 最初はいまいち馴染めなかったこの世界も、回数を重ねて慣れて来たメアリー・ベスレム(WONDERLAND L/REAPER・f24749)。
 PoXも勝手知ったる相手と、リングに上がって、男子レスラーと対峙する。
「それで、その関節技サブミッション? ただ捕まるのとは違うの?」
「ああ、大分違うぜ。極まれば一瞬で試合を決めちまうのがサブミッションさ」
 そう説明されてもいまいち実感の沸かないメアリーは、地面にぺたりと突っ伏して相手を見下ろす。
 股を大きく開き、大きな大きなお尻を突き上げた、まるで許しを乞うような姿勢。もちろんその表情は許しなどとは程遠い、挑発的な上目遣いで。
「じゃあ、メアリに教えわからせてみてくれる?」
「へぇ、良いのかい? じゃあ遠慮しないぜ」
 その挑発に乗った男子レスラーは、メアリーに覆いかぶさり、まずはキャメルクラッチを極めてくる。顎に手がかかり、身体が反り返っても、自信に満ちた態度でそれを受け入れて――。
「メアリ、身体おにくの柔らかさには自信があるのよ? 関節技だって……っ!?」
 だが、その余裕も、身体が限界を越えて反り返るまで。後ろを向くくらい、お腹が見えるくらい絞り上げられると、声も上げられず目を見開く。
「っ……っ!?」
「どうした、サブミッションの怖さが分かったかい?」
 足をばたばたさせて抵抗するが、身体はビクともしない。かと思えばその足を抱え込まれての逆エビ……腰を徹底的に破壊された後は、膝十字固めに切り替わって。
「っ……っ!! あっ、あっ……だめっ、や、やぁっ……!?」
「さっきまでの強気はどうしたんだよ。ほら、もっといくぜっ!!」
 膝関節を極められながら足を開かされ、股裂きの複合技。下半身を見せつける事が多いメアリーだが、見せつけさせられる、となると話は別だ。
 屈辱と恥辱に顔を真っ赤に染め、舌を出して苦しみ喘ぐばかり。いくら力で外そうとしても、がっちり極まった技はビクともしない……いや、むしろよりキツく極まっていく。
「ほら、ギブアップするか?」
「ん、ぇ……ああっ……んぎぃっ……!!」
 カベルナリアを極められると、晒し台の上に乗せられたかのよう。だが、ギブアップの作法も知らないメアリーは、弱々しく身を捩り、無様な姿を見せるばかり。全身は汗だくに濡れ、涙すら滲み、ついには意識が遠のいていく……。

「どうだい、関節技の怖さが分かっただろ?」
「……ええ、よぉくわからされたわ!」
 その後、意識を取り戻すと、拗ねたように相手から目を逸らすメアリー。だが、こうして受けた恥辱が強いほど、復讐の味は甘美になるものだ。
「ええ、だからこそ実戦ではこうならないように、復讐のかえしかたを教えて貰うわ!」
「おう。みっちり仕込んでやるぜ!」
 その後はしっかりと熱を入れ、関節技の外し方、返し方を学んでいくメアリー。今日受けた屈辱も本番に上乗せしようと、ふつふつと心の内に溜め込んでいく。

大成功 🔵​🔵​🔵​

露木・鬼燈
僕は打・投・極をバランスよく修めている戦士なので
相手と状況に応じて効果的な技を使っていくテクニカルタイプ
なので今回のような状況でもいい感じに戦えるのです
まぁ、プロレスなので関節技をつかうんだけどね
興業でもあるので敢て敵の得意分野で戦う
そーゆー判断も必要となるのです
なので今回は関節技とUCの連携を練習していくですよ
使うUCは<不動金縛りの術>
格闘技に乗せるのは許されているからね
タイミングを重点的に練習するですよ
技の掛け始めで相手に抵抗されている時
技と技を繋げる時なんかに使うといいかも
とゆーことで…練習試合をお願いするですよー



「僕は打・投・極をバランスよく修めている戦士なので!」
 関節技にも自信があると、胸を張ってリングに上がる露木・鬼燈(竜喰・f01316)。
「プロレスは興行でもあるので、敢えて敵の得意分野で戦うのです」
「ええ、良いと思います! それでこそプロレスですよ!」
 スパーリング相手の女子レスラーは、鬼燈の言葉に深く頷く。彼女はしっかりと構えを取り、腰を落としてこちらを待ち構え。
「さあ、どこからでも来てください!」
「では……いくですよ!」
 そこに、低い姿勢でタックルを仕掛けていく鬼燈。相手はタックルを潰そうと、上から覆いかぶさって来る。そのまま倒されまいと力を篭めて来て――。
「今っぽいっ!」
「っ!?」
 その身体が突如として硬直すると、その隙をついて一気に押し倒す鬼燈。そのまま腕関節をしっかりと取ると、しっかりと引き絞る。
「今のタイミング。上手くいったのです!」
「あああっ……ぅぅぅっ、ノォォッ!」
 悲鳴を上げ、足をばたばたとさせて抵抗する相手。それを見ると今度は、足関節技に移行する。
 もちろん、移行の瞬間は隙が出来る――が、相手はそこで上手く動けない。
「これが僕の作戦なのです!」
「く、ぅぅっ……!!」
 格闘技にユーベルコードを乗せるのは、超人プロレスのルール内。技を仕掛ける瞬間、移行する瞬間に、殺気で金縛りを仕掛けるのが鬼燈の作戦だ。
 それによって技の隙を埋め、相手に反撃を許さない。女子レスラーは為す術なく、鬼燈に技を極められて。
「はぁ、はぁ……ま、まだぁ……あああっ!!」
「……なんだかいけない気分になるっぽい!」
 顔を真っ赤にして、息を切らして喘ぐ女子に、技を極めるために後ろからのしかかる。その行為に思わずそんな感想を漏らしながら……でもしっかりと技はかけ続けていく。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 集団戦 『ワナビーアスリート』

POW   :    ユニフォームチェンジ
防具を0.05秒で着替える事ができる。また、着用中の防具の初期技能を「100レベル」で使用できる。
SPD   :    I wanna be~
【憧れのアスリートの姿】に変身する。変身後の強さは自身の持つ【憧れの強さ】に比例し、[憧れの強さ]が損なわれると急速に弱体化する。
WIZ   :    ファングッズ召喚
【押しのネーム入り団扇(うちわ)】【押しのネーム入り法被(はっぴ)】【押しカラーのサイリウム】のいずれかを召喚して装着し、攻撃力・機動力・めくらまし力のいずれかを超強化できる。

イラスト:純志

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 そうして今回も、各々練習をし、レスラー達との交流を深め……ついに、興行当日を迎えた。
 興行に姿を現し、リングを占拠するのは、『ワナビーアスリート』達。ダーク化した若い少女達が、コスチュームに着替えてリングに上がる。
「霧崎お姉様の手を煩わせるまでもないわ! 私達がPoXを全滅させてあげる!」
 皆、経験は浅いが才能に溢れ、さらにダーク化によって強化されている。そんな彼女達の関節技は、各々ただ一つの技のみだが、恐ろしい程に脅威的だ。
 観客はそんな少女達にブーイングを送るが、今回も当然、逃げるつもりはない。だが、もしPoXが、猟兵が敗れれば、彼らもまたダーク化させられてしまうだろう。
「さあ、私達のサブミッションを恐れない相手から、リングに上がりなさい!」
 レスラー達に代わってリングに上がる、レスラー達とタッグを組んでリングに上がる、レスラー達を強化して闘わせる……取れる手段は様々だが、ともかく、少女達をプロレスで打ち破り、ダークリーガーを引きずり出すのだ!
シャーロット・キャロル
それではレアナさんと二人でリングイン、私は新調したヒーローコスチューム風のリングコスチュームに身を包んでの登場です!

試合開始後早速パートナーのレアナさんに相手の関節技が!?組み付かれて仕掛けられたのは腕ひしぎ十字固め、そうだレアナさん私とのスパーリングでのことを思い出して!

レアナさんも鍛えてます、同じように持ち上げて叩きつける対処法で片付けてくれるはずです。

私の所にも殺到してきますがアルティメットマッスルモードを発動、関節を極めようと近づいて来た所を逆に掴んでパワーボム!

レアナさんと二人パワーで蹴散らして最後はパワーをアピール!で観客を沸かせましょうか

(アドリブ大歓迎です)



「レアナさん、よろしくお願いしますね!」
「おう、任せな!」
 新調したヒーロー風のリングコスチュームで、レアナと共にリングに上がるシャーロット・キャロル(マイティガール・f16392)。相手もそれに合わせ、2人が襲いかかって来る。
「さあ、いきますよっ!」
「来やがれ……っ!? うおぉっ、ぐああっ!?」
 そのうちの1人がレアナに飛びつき腕ひしぎを極めてくる。その切れ味は凄まじく、為す術なく倒され悲鳴を上げるレアナ。
「レアナさんっ……くっ、邪魔ですっ!」
「あなたの相手は私よっ!」
 咄嗟にカットに入ろうとするシャーロットだが、もう1人が割り込んで、タックルを仕掛けて来る。パワーで踏ん張ろうとするが、巧みな体重移動で両足を刈り取られ、体勢が崩れ――。
「……ふんっ!!」
「っ!? なっ、筋肉が……きゃああっ!?」
 だが倒される寸前に全身の筋肉をパンプアップさせ、強引に踏ん張って見せる。どころか相手をリングから引っこ抜き、豪快なパワーボムで叩きつけた。
「レアナさん! 私とのスパーリングの事を思い出して!」
「っ! お、おうっ! ……うりゃあああっ!」
 そんなシャーロットの勇姿と声に、レアナも力を発揮する。相手をこちらにしがみつかせたまま、強引に立ち上がり、コーナーポストに叩きつけて技を強引に外させた。
「がはっ……くぅっ、なんて馬鹿力っ……」
「流石です、レアナさん! さあ、畳み掛けますよ!」
 得意技を打ち破った2人は、そのままパワーでテクニックを打ち砕く。もはや相手にそれに抗う技はなく。
「これで……フィニッシュッ!」
「か、はっ……!」
 最後は同時に、それぞれの相手を渾身のラリアットでねじ伏せる。その右腕を高々と掲げ、会場の歓声を受ける2人。

大成功 🔵​🔵​🔵​

多都美・和
PoXのみんなに教えてもらったことを大事に戦うにゅ!

相手は技の数は少ないみたいだけど、磨き上げてるってことだし、
倒すにはノーダメージって訳にはいかなさそうにゅね。

まずは【どこでもホーム】を使って、会場をPoXの雰囲気に引き込んでから試合開始だにゅ。

あいての関節技は、完全に極まる寸前に切り返して、カウンターでの秒殺を狙うにゅ。
腕ひしぎ十字固めは後転して腕を抜いて、足をとってヒールホールド。
アキレス腱固めは、腕の付け根にキックを入れて足を抜いて、逆に相手の足を膝十字で決めさせてもらうにゅ。

そのほかの技も、相手に『勝った』と思わせておいて油断させ、
ぎりぎりを見切って、逆に関節をとらせてもらうにゅ!



「PoXのみんなに教えてもらったことを大事に、戦うにゅ!」
 リングに上がるとユーベルコードで観客にアピールし、会場を盛り上げていく多都美・和(メイド系家猫・f32985)。
 もとよりPoXのホームではあるが、その声援が、そして相手へのブーイングがさらに増幅される。
「これで会場は和ちゃん達の味方にゅ!」
「くっ、やりにくい……でもっ!」
 相手はその雰囲気に気圧されながらも、こちらをグラウンドに引き込もうとしてくる。タックルで押し倒したこちらの手首を取ると、一気に腕ひしぎを仕掛けて来て。
「さあ、取りましたっ……!?」
「甘いにゅっ!」
 その腕が引き伸ばされる寸前、ぐるりと後転して腕を抜く。そのまま足を取り、ヒールホールドで相手の膝関節を捻り上げた。
「っ……ぎっ……ギブ、ギブですっ!」
「ふふん、これが和ちゃんの関節技にゅ!」
 どちらかと言えばプロレスよりも総合格闘技に近い戦い方だが、会場を味方につけているため、それに文句が出る事もない。
「今度は私がっ……!」
「それも甘いにゅっ!」
 次の相手はアキレス腱固めを仕掛けて来るが、やはりブーイングのせいか切れ味が鈍っている。その隙に相手の腕の付け根に蹴りを入れ、足を引き抜いて。
「貰ったにゅっ!」
「っ、くぅぅぅぅっっ!! っ、ギブっ、ギブアップーっ!!」
 膝十字固めで相手を逆に絞り上げれば、相手は痛みに悲鳴を上げ、ぶんぶんと首を振って。そのまま、一気に膝をひねり上げれば、ひとたまりもなくリングをタップしていく。

大成功 🔵​🔵​🔵​

露木・鬼燈
ふむふむ…なるほどなー
UCとの連携を練習したものの…
この娘さんたち相手に披露するのはどーなんだろうね?
この後に本命の敵もいるみたいだしなー
いや、わかっていても決まる類の技ではある
それでも知られていない方が強いのは確か
んー、ここは別のUCで行こう!
これは油断とか慢心とかではない!
相手に合わせて効率的なUCを選択しているだけだからね!
<明鏡止水>による的確なタイミングで打・投・極の順番で繰り出すコンボ
これで興業的にもイケルイケル!
ん?境地に至った過程は秘密ですよ?



「ふむふむ……なるほどなー」
 PoXの道場では、ユーベルコードを用いたグラウンドの攻防を練習して来た露木・鬼燈(竜喰・f01316)。
 だが首謀者たるダークレスラーは、この試合を必ずどこかで見ているはず。見られても極める自信はあるが、初見の方が刺さるのは間違いない。
「んー、ここは別の戦術で行こう!」
「何やら算段しているようですが……私を舐めないでくださいっ!」
 そんな鬼燈の判断を舐められていると取った相手は、こちらに素早く飛びつき、スリーパーを仕掛けて来る。背後に回り込み、腕を首に絡め、グイッと絞り上げて来て。
「んぐっ……」
「さあ、このまま引きずり込んであげますっ!」
 呼吸を阻害され顔を赤くする鬼燈の腰に、さらに脚を絡めてくる相手。そのまま引きずり倒しての、胴締めスリーパーに持ち込もうと言う目論見。
「……がっ!?」
「そうはさせないっぽい!」
 だが、そこまで鬼燈の狙い通り。攻撃に意識した相手の脇腹を、背後への肘で打ち据えて引き剥がす。怯んで離れた相手の腕を取り、そのまま豪快な一本背負い。
「かはっ……くっ、くぅっ……!!」
「これでイケルイケル!」
 背中を打ち付け動きを止めた相手を、お返しのスリーパーで一気に絞り上げる。相手は必死に逃れようと抵抗していたが……最後は諦めて、その腕をタップする。
「はぁ、はぁ……くっ……!!」
「明鏡止水の境地に至った僕に、負けはないっぽい!」
 汗だくでマットに崩れ落ちた相手を見下ろし、堂々と勝利宣言を上げる鬼燈。
 なお、境地に至った理由は秘密である。相手のスリーパーの時に、背中に胸が当たっても動じなかった理由とかは、決して語れぬ秘密なのだ。

大成功 🔵​🔵​🔵​

草剪・ひかり
POW判定
お色気、キャラ崩し描写、即興連携等歓迎

確かに関節技は、一点豪華主義で習得した方が効果的
とはいえ、アナタ達のレベルじゃ私(グラップル500超)には少し(=絶対)及ばないよ

PoXのコウ君とのタッグでリングに上がる

「普通の超人レスラー」の彼には、彼女たちの相手は荷が重いかもしれないけど、防御重視の立ち回りと、体格差を活かした有利な位置取りを指示して、更に私の要所を抑えたカットで決定打を極めさせない

経験の浅い相手を体格差で疲れさせたら、私が他方をコブラツイストで捉えている間に、コウ君に決着をつけさせる

彼は事前練習で私を相手にしてたから、彼女達程度のカラダには動揺しないだろうしねw



「さあ、いきますっ!!」
「確かに関節技は、一点豪華主義で習得した方が効果的だよ」
 コウとのタッグでリングに上がり、相手と対峙する草剪・ひかり(次元を超えた絶対女王・f00837)。鋭いタックルからグラウンドに持ち込もうとする相手の動きは、ひかりの目から見てもかなりのものだ。
「けど、アナタ達のレベルじゃ私には少し及ばないよ!」
「っ、くっ!?」
 だがそれも、あくまで『初心者にしては』と言う但し書き付きだ。ベテランであるひかりのグラウンド技術は、付け焼き刃のそれを遥かに上回る。加えて体格にも勝り、相手に主導権を奪わせず……だが、ひかりからも積極的に決めにいく事はない。
「コウくん! もっと前に出て! 体格でプレッシャーをかけるんだよ!」
「は、はいっ、わかりましたっ!」
 彼女が目指すのは、パートナーの成長だ。絶えずアドバイスを送り、極められそうになればカットに入り……試合の流れを完全に支配した上で、徹底したサポートに回る。
「くっ、甘く見てっ、でも私も……あっ、きゃあっ!」
「おっと、悪いね、でも邪魔はさせないよっ!」
 完全に侮られていると見たひかりの相手は顔を赤くして飛びかかってくるが、それを上手く受け流し、コブラツイストで捉える。
 フィニッシュにもなり得る強烈な技だが、これも動きを封じるに留め。
「今だよ、コウくんっ!」
「はいっ!!」
 相手のスタミナ切れで主導権を握ったコウが、自分の相手にベアハッグを極めていく。胸板が胸に当たるのは若い彼には刺激的だろうが、動じる事なく一気に締め付け、相手からギブアップを奪い取った。
「まあ、私を相手にしてたんだもの、動揺しないだろうね?」
「ひかりさんっ……もうっ!」
 事実であり、自覚があるのか、からかうこちらを赤くなって睨むコウ。ひかりはそんな彼の手を取って、高々と掲げさせてやる。

大成功 🔵​🔵​🔵​

幸・桃琴
勉強はしたけど、捕まらないのが大事だね
功夫をメインに、リーチの長さを生かし
組ませないうちに倒すよっ

……
攻めてはいたけど、不意を突かれ転倒されちゃった!
まずいって起きようするけど、その前に背後から
桃の片足に両腕、別な片足に両脚が絡みついて、
強引に股を開かせられるっ!

レッグスプリットだっけ?
ぐいっと引き絞られると大絶叫を上げちゃう
ああぁぁぁぁ~~☆

股関節の痛みは勿論だけど
お尻と股関を晒されるのもきつい~
あ、あう……☆

懸命にもがくけど身動きが…
でも桃にはこれがあるっ!
手から覇気をマットに叩きつけ技を崩しロープに指を

危なかった…さぁ、桃の番っ
組まれる前に
必殺の幸家・桃龍/未完成で失神KO勝ちを狙うねっ



「くっ……なんて大きいっ!!」
「さあ、組ませず倒しちゃうよ!」
 巨人の身体のリーチを存分に活かし、重い蹴りでガンガン攻め込んでいく幸・桃琴(桃龍・f26358)。
「……でもっ、こんな大振りっ!」
「きゃっ……あっ、ああっ!?」
 だが、相手もさるもの。巧みにその蹴りを掻い潜り、軸足にタックルを仕掛けてくる。気づけばグラウンドに持ち込まれ、慌てて起き上がろうとするが……それより早く、両足に絡みつかれて。
「貰ったわ!」
「ああぁぁぁぁ~~☆」
 全身を使って一気に股関節をこじ開けられる、レッグスプリット。激痛と、下半身を晒される羞恥に、絶叫させられてしまう桃琴。
 慌てて振りほどこうともがくが、むしろもがけばもがくほど技はキツく極まる。股間が強調され、そこに視線が集まるのを感じると、幼い桃琴といえど恥ずかしい。
「さあ、ギブアップっ!?」
「あ、あう……☆ し、しないっ……☆」
 それでもぶんぶんと首を振り、屈服を拒む。負けず嫌いと不屈の闘志で、両手を持ち上げ、マットに叩きつけて。
「え~いっ!!」
「きゃあっ!?」
 溢れ出す覇気でリングを揺らすと、相手の体勢が崩れた隙に、ロープにすがる。やむをえず相手が離れると、上半身を起こして……。
「さぁ、桃の番っ!!」
「え、きゃあっ!?」
 下半身に力が入らず、起き上がればまた倒されて極められる。そう考えた桃琴はロープをグイッと押し込むと、思いっきりお尻をぶつけていく。桃琴の巨人の身体なら、完全に立ち上がらずとも十分な高さと大きさ。
「ああああっ!?」
「これで、桃の勝ちだよ! ……いたたっ」
 そのまま、迸る闘気を目一杯に放出しながら、相手をぺちゃんこに押し潰す。悲鳴と共にきゅう、と失神する相手を見下ろし……立ち上がると足をぷるぷるさせながら、堂々と勝ち名乗りを上げていく。

大成功 🔵​🔵​🔵​

アニカ・エドフェルト
わたしの、お相手さん、何を、得意と、しているの、でしょうか…。
ちょっとした動きも、気をつけていかないと、ですね。

試合が始まったら、とにかく相手の腕や脚を、攻めていきます。
腕を十字に、脚を4の字に極めてみたり…
…さて、そろそろ、大丈夫、でしょうか。最後の仕上げに…えっ、あっ、やだ、きゃぁー!?
(一瞬の隙をつかれて捕まる)
た、確かに、これは、脅威的、ですが…散々、ダメージを受けた腕や脚では、決めきれません、よねっ(なんとか外すorロープ)

さて、それじゃあ…あなたの、得意技、そのまま、お返しして、あげますね。
さぁ、これで、ギブアップ、してくださいっ!

(相手の得意技はお任せ、イメージ外の技でもOK)



「さあ、どう、ですか!」
「っ、くっ……こ、このぉっ……!!」
 関節技が得意だと言う相手に、真っ向からグラウンド勝負を挑んで攻め立てるアニカ・エドフェルト(小さな小さな拳闘士見習い・f04762)。
 相手の得意技を警戒しつつも、相手の四肢にダメージを蓄積していく。
「ギブアップ、します、かっ!」
「ノー……ノー、よっ……んぁぁぁっっ!!」
 四の字固めで両脚を痛めつければ、悲鳴を上げる相手。すでに抵抗出来ていないのを確かめると、決めるために一旦技を解く、が。
「そろそろ、最後の、仕上げに……きゃあっ!?」
「ま、まだよっ……これでぇっ!」
 優勢で僅かに出来た気の緩みを突かれ、そのまま一気に押し倒される。こちらの四肢を逆に絡め取られ、一気に掲げられるロメロスペシャル。
「っ……あっ、あっ……だ、だめっ……ですっ、んぅぅぅっ……!」
「さあ、どうっ。そっちがギブアップする番よ!」
 巧みな技に全身を絞り上げられ、苦悶の声を上げさせられる。加えてスカートがひらりと翻り――下は水着とはいえ、脚を開かされる恥ずかしさに顔を真っ赤に染めて。
「た、確かに、これは、脅威的……ですがっ!」
「っ、あっ!?」
 とはいえ、先に四肢の力を奪っていたおかげで、相手の技は極まりが浅い。その隙をついてするりと脱出すると、逆に相手を絡め取っていく。
「さて、それじゃあ……あなたの、得意技、そのまま、お返しして、あげますね」
「えっ、ちょっと、やだっ……きゃ、ああああっ!?」
 そのまま、掟破りのロメロスペシャルによる逆襲。掛け慣れぬ技だが、辱められた恨みを若干篭めながら、一気に相手の身体を吊り上げていく。
「さぁ、これで、ギブアップ、してくださいっ!」
「するっ……するからっ……だめぇっ、許してぇっ!」
 心折れた相手からギブアップを奪い、勝ち名乗りを上げていくアニカ。

大成功 🔵​🔵​🔵​

メアリー・ベスレム
もう! バラバラにされるかと思った
子供に弄ばれるお人形の気分だったわ
けど、復讐のかえし方は充分に覚えられたはず
後は実戦で試すだけ、なのだけれど……

アハ、得意げにしちゃっておっかしいったら!
だってあなたたちのそれ「バカの一つ覚え」って事でしょう?
そんなの、捕まらなければいいだけじゃない!

そうわざとらしく【挑発】し
【誘惑】するようお尻を見せて
【逃げ足】活かして立ち回る

ええ、もちろん
それは【演技】で【パフォーマンス】
観客や敵を充分盛り上げてから
適当なところでわざと隙見せる

敵もその隙見逃さず
無様に倒され這い蹲った次の瞬間
片脚を高く抱えられ、そのまま踵を極められるアンクルロック
顔はリングに圧し付けられて
自慢のお尻は無防備に晒される

その痛みに【激痛耐性】耐えながら
ギブアップなんてするもんですかと意地を張れば
だったらこのまま足を壊してやると
勝負を決めに来たところで【騙し討ち】!
【雌伏の時】はもうお終い!
練習で覚え込まされた通りに
身体を勢いよく回転させて技外し
その勢いのまま反撃してあげる!



「もう! バラバラにされるかと思った。子供に弄ばれるお人形の気分だったわ」
 PoXの道場での練習を思い出し、思わず眉を顰めながらもリングに上がるメアリー・ベスレム(WONDERLAND L/REAPER・f24749)。だが散々痛めつけられた甲斐あって、グラウンドの技術は身についたはず……あとは実戦で試すだけ。
「さあ、私の必殺技で極めてあげますっ!」
「アハ、必殺技なんて。あなたのそれ、『バカの一つ覚え』って事でしょう?」
 そのためにまずは、対戦相手をこれ見よがしに挑発する。大きなお尻をふりふりと揺らせば、相手はすぐに顔を赤くして。
「得意げにしちゃっておっかしいったら! ほらほら、捕まえてみたら!」
「だったら、存分に味わいなさいっ!」
 すっかり怒りに燃え上がる相手から、ひらりひらりと逃げ続けるメアリー。オウガから逃げ慣れたアリスにとって、飛びかかってくるアスリートは可愛らしいもの。
(「でも、このまま逃げ続けてちゃ、復讐にならないわよね!」)
「……追い詰めましたっ、そこぉっ!」
 だがそこで、意図的にコーナーに追い詰められ、逃げ場のない所で押し倒される。這いつくばるようにうつ伏せに倒され、その右足が捕まって。
「きゃあっ、何を……あっ、あああああっ!?」
「さあ、このまま極め倒してあげますっ!」
 そこから繰り出されるアンクルロック。踵を極められ足首が捻られれば、まるで電流が走るかのような激痛に悲鳴が迸る。
 自慢のお尻は無防備に観客の視線に晒され、恥ずかしさに顔を赤くして。だがその顔はリングに押し付けられ、頬が潰れるように歪んでいく。
「ギブアップっ!?」
「す、するもんですか……んぅぅぅぅっっ!」
 抵抗もできないままグイグイと捻られ、痛みのあまり涙が滲む。それでも意地を張ってみせれば、相手もムキになって、試合を決めに来て。
「だったらこれでっ……きゃあっ!?」
 だが、相手がそのために力を入れ直す……それは、彼女が待ち望んでいた瞬間。道場で習った通りに身体を勢いよく回転させ、相手の腕からするりと足を抜く。その回転に相手を巻き込み、逆にリングに引きずり倒し――。
「さあ、雌伏の時はもうお終い。ここからは楽しい復讐の時間よ?」
「っ、や、やめっ……嘘っ、きゃああああっ!?」
 狙う技はもちろん、掟破りのアンクルロック。ものの数秒で完全に体勢は入れ替わり、相手を見下ろしながら足首をひねり上げる。
 苦痛を、屈辱を受けた分だけ、復讐は甘美で、そして強烈なもの。そういう意味で、受けて返すを基本とするプロレスは、意外と彼女の性に合っているのかもしれず。
「まあ、殺しちゃいけないのは変だけど! ほら、ギブアップ? だったかしら?」
「く、ぅっ……ぐっ、いやっ……んっ……ギブ、アップぅぅっ……!!」
 相手の真似をしてそう言い返してやれば、相手は必死に痛みに耐え……そして耐えきれず、悔しげにマットを叩く。
 勝利の喜びより、成就した復讐の悦び……そして苦痛と悔しさに涙を流してこちらを見上げる相手の姿に、満面の笑みを浮かべて勝ち名乗りを上げるメアリー。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『超人ダークレスラー『ブルーローズ・霧崎』』

POW   :    ブルーローズキックコンビネーション
【ローキック】【ミドルキック】【ハイキック】を組み合わせた、レベル回の連続攻撃を放つ。一撃は軽いが手数が多い。
SPD   :    ブルーローズデスロック
【組み付いて繰り出される関節技】が命中した敵に、「【ギブアップしたい】」という激しい衝動を付与する。
WIZ   :    ブルーローズクラッチホールド
【関節技】が命中した対象を捕縛し、ユーベルコードを封じる。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。

イラスト:えんご

👑11
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「流石はPoXのレスラーと、その助っ人達……あの子達では相手にならないわね」
 ワナビーアスリート達との試合を制し、勝利した猟兵達。そのリングに新たに降り立つのは、今回の首謀者たるダークリーガー。超人ダークレスラー、ブルーローズ・霧崎だ。
 シンプルな青いリングコスチュームに身を包み、油断なく落ち着いてこちらを見据える様には、一流の風格を感じさせる。
「良いわ、次は私があなた達の相手をしてあげる」
 静かに構えれば隙はなく、真っ直ぐにこちらを見据える霧崎。迂闊に仕掛ければ容赦なく蹴り倒され、リングに引きずり倒されて技を極められるだろう。
 といって待ち構えていても、多少の防御など易々とこじ開けられそうだ。並ならぬ強敵である事は間違いない。
 そんな彼女の関節技を打ち破らねば、この『試合』には勝つ事は出来ない……。
リアン・ブリズヴェール
【ソロ希望】【アドリブ歓迎】
まずは【オルタナティブ・ダブル】でファムを召喚します
その後【魅了変化】でリアンは4歳、ファムは20歳の花嫁リンコスになります
その上で2人ともコンビネーションを生かして戦いますが、次々とカウンター関節技を受けて2人とも四肢を折られていって……
トドメとして2人同時にとっても恥ずかしい関節技を受けてしまい、ギブアップしようにも手も口も2人とも塞がれてギブアップできず、失神KOしお漏らしてしまいます
しかもその試合時間は1分未満で嘲笑されて他の猟兵への見せしめとしてコーナーに磔にされて晒されてしまいます



「さあ、いきますっ……!」
 もう1人の自分であるファムを呼び出し、2人がかりで霧崎へと立ち向かうリアン・ブリズヴェール(微風の双姫・f24485)。
 花嫁を思わせるリンコスに身を包み、自分同士であるがゆえのコンビネーションで攻めかかる――が。
「話にならない、わね」
「っ、あっ……いやああああっ!?」
 そんな2人のコンビネーションを、霧崎は容易く打ち砕いて来る。掴みかかれば腕を、蹴りつければ脚を。極められ、捻られ、為す術なく悲鳴を上げさせられて。
 ものの数十秒で、リングに這いつくばらされる。四肢が満足に動かない。
「そ、そん……な……あ、ぐっ……!?」
「コンビネーションは悪くない。けれど、元の実力がまるで足りないわ」
 霧崎はそんなリアンとファムを、同時にパラダイスロックで固めてくる。うずくまってお尻を突き出した屈辱的な格好で、さらに片足ずつが首に絡んで来た。
 息が出来ない。タップも出来ない。見る間にその顔が赤く染まる。
「ぅ、ぇ……」
「ぁ、ぁぁ……」
 まず幼い姿のリアンが落とされ、多少は粘ったファムも、すぐに白目を剥く。ヒクヒクと痙攣した2人の首根っこを掴むと、持ち上げて客席に晒していく霧崎。
 試合時間も1分にすら満たない、圧倒的な実力差。だが、1分の試合とは思えない程、涙や汗などで全身がぐっしょりと濡れて。
「さあ、次は誰? それとも、こんな雑魚連中ばかりかしら?」
 その濡れた身体は見せしめのため、コーナーに磔にされていく。霧崎の強さを示すための噛ませ犬となった2人に、観客達は霧崎への敵意を、続くレスラー達への希望を叫び。
 リアン達は見せ場もなく、顧みられる事もなく、惨めに放置されていく。

大成功 🔵​🔵​🔵​

幸・桃琴
いよいよダークレスラー戦、頑張る!

怪力を生かし、押し込もうとするけど
ダメージの残る足を蹴られ動きが止まる
あうっ☆

揺らいだところに敵UCの蹴り技の乱舞っ
胸やおなかやを痛烈に蹴られ、悶絶して膝から崩れ落ちちゃう
フゲッ☆……ぐえっ☆ぇっ☆

前に倒れかけた桃の首に巻き付いたのは敵の腕
これ、フロントチョーク!?
ま、負けな……いぃっ☆

懸命にもがくけど、完璧に極まった関節技は解けず、
やがて涙と共に白目を剥いて失神KOしちゃう……

ぐぇえっ……ぇぇぇぇ……☆
体勢的にお尻を持ち上げた状態で固まるね

水着を脱がされ、裸になった桃のお尻を踏み
勝ち名乗りを上げる霧崎は、まだ桃の体が完全に
脱力してないのを見ると

最後のトドメ兼パフォーマンスで、両手の人差し指中指と
4本で組み合わせた指を桃のお尻の中央、窄まりに叩き込むよ

うぇぇ、ぇえぇええぇえぇえぇ……☆

舌を突き上げ断末魔を上げる桃。
窄まりを貫く指4本に、遠い意識で悶絶しながらお尻を締め……
やがて完全に脱力するね

今回もダークレスラーに負けちゃった…
うぅ、勝つのは誰かお願い!



「いよいよダークレスラー戦だね、頑張るっ!」
 巨人の怪力と体格を活かし、霧崎を押し込もうとする幸・桃琴(桃龍・f26358)。だが霧崎は冷静に、こちらの脚を鋭く蹴りつけてくる。
「……ふっ!」
「あうっ☆」
 普段なら耐えられる威力だが、先程極められた股関節の痛みが脚に響く。いやむしろ霧崎は、ダメージの蓄積を理解した上で、執拗にそこを突いてきて……堪らず、膝をついてしまい。
「蹴りやすくなったわね」
「フゲッ☆ ……ぐえっ☆ ぇっ☆」
 そうして落ちてきたお腹に、さらに深くめり込む痛烈な蹴り。腹筋が撃ち抜かれ、内臓にまで響く衝撃に、唾液を垂らして前傾する。
 差し出す事になった淡い胸の膨らみも、容赦なく蹴り抜かれ、押し潰される。息が出来ない。
「ほら、ほら、ほらっ!!」
「うげっ☆ ぐえっ☆ おごぉっ☆」
 そんな蹴りが、目に見えぬ程の速度で繰り出される。当然、速度に伴った威力も備えており、防御も、耐える事も許されない。
 ついには顔を真っ赤にして呻き、両手をマットに突いてしまう。
「さあ、捕まえた」
「はぁ、はぁ……あっ☆」
 そうして頭が下がってくれば、そこに極まるのはフロントチョーク。巨人ゆえの太い首にも、要所を抑える事で容赦なく技を極めて来た。塞がれる気道と頸動脈。
「ま、負けな……いぃっ☆」
 必死にもがくが、軽々といなされ、腕は強固な鉄枷のように外れない。力でも体格でも明らかに勝っているのに……まるで、自分より大きな巨人に首を締められているかのような気分。
「ぐぇえっ……ぇぇぇぇ……☆」
「……他愛無いこと」
 完璧に極まった関節技の恐怖を、嫌と言うほど教え込まれ、ついには白目を剥いて失神する桃琴。お尻を持ち上げた状態で固まり、ヒクヒクと身体を痙攣させる。
 そんな桃琴にため息を零した霧崎は、リングコスチュームを引き剥がす――土下座のような格好なので、客席から大事な所は見えていないが。
「歯ごたえがないわね、つまらないわ」
「っ……ぇ、ぁっ……☆」
 そんな見下すような声が聞こえたのか、僅かに身体に力が入る。巨人の身体が生み出す体力で、意識を取り戻そうとしているようだ。
 それを見て取った霧崎は、無造作にその手を組み合わせ、両手2本ずつの指を構え。
「弱者は寝ていなさい」
「うぇぇ、ぇえぇええぇえぇえぇ……☆」
 そうしてズンッ、とお尻に打ち込まれる、強烈な衝撃。滑稽な技に見えて、あまりに強烈な……ある意味で『急所を極める』大技が貫き抉って来る。
 一瞬黒目が戻ってくるも、顔を上げて舌を出し、断末魔の悲鳴を迸らせる桃琴。グッとお尻に力がこもり――そして、それが弛緩していって。
(「うぅ……また……負け、ちゃ……た――」)
 完全に意識が閉ざされる寸前、一筋の涙を零して。強張っていた腕がぱたりとマットに落ちると共に、締めていたお尻が完全に緩む。
 はみ出した舌、リングを濡らす汗と唾液、意識とは無関係の痙攣。もう1度白目を剥いてしまった桃琴を、霧崎はリング外に無造作に蹴り落とす。
「リングにおいておくのは邪魔ね……ほら、退きなさい」
「――!」
 場外に落ち、うつ伏せに倒れて身体を痙攣させる桃琴。落ちた衝撃でも、意識を取り戻す事はない。顔を赤くしたリュウや、他のPoXレスラーによって、会場を運び出されていく。

大成功 🔵​🔵​🔵​

アニカ・エドフェルト
流石に、強そう、ですね…
でも、ここで、逃げるわけには、いきません、ね。

…とはいっても、捕まるわけには、いきません、から…
間合いを、計りながら、慎重に…あうっ!?
(離れて様子見をしていたところに一気に間合いを詰められて捕まる)
あ、やめ、きゃ、ああああ!?
つ、強すぎ、ます、これ以上は、だめ…
(心が折れかけてタップしそうになるが、観客の声援が聞こえて)
…そう、でした、ここで、負けるわけには、いかないの、です…っ
(四肢と翼とをばたばたしてなんとかロープへ)

もう、脚も、がくがく、ですが…
今、受け止めた、ユーベルコードの、力も、借りて、
最後に、少しくらいは、お返しして、あげますねっ
(使う技等はお任せ)



「流石に、強そう、ですね……でも、ここで、逃げるわけには、いきません、ね」
「あら、逃げても構わないのよ」
 こちらを見下ろす霧崎を、真っ直ぐに見つめるアニカ・エドフェルト(小さな小さな拳闘士見習い・f04762)。相手に捕まらないように、慎重に間合いを図る、が。
「あうっ!?」
 その距離も一瞬で0にされ、タックルで押し倒されてしまう。相手のテクニックに驚愕する暇もなく、ストレッチプラムを極められて。
「あ、やめ、きゃ、ああああ!?」
「さあ、さっさとギブアップしなさい」
 小柄な身体が絞り上げられ、激痛を発する。まるで関節が、身体が、ねじ切られるような激痛。自分の骨が軋む音が聞こえてくる。
「つ、強すぎ、ます……これ以上は、だめ……」
 こんなのもう、耐えられる筈がない。涙を滲ませながら、霧崎の腕をタップ――。
「負けるなー! 頑張れー!」
 ――しようとしたその寸前、客席から響く声。はっとしてそちらを見れば、泣きそうな顔でこちらを応援する子供の姿。
「……そう、でした。ここで、負けるわけには……いかないの、です……っ!」
「あら……ブレイク、ね」
 それに勇気づけられると、白い翼をはためかせるアニカ。それで霧崎が僅かに怯んだ隙に、なんとかロープを掴む事に成功した。
「はぁ、はぁ、はぁ……!」
 とはいえ、自力では立ち上がる事もできず、次の技を極めようとしてくる霧崎。伸びてくる手が、こちらを掴み……そして掴み返して。
「少しくらいは、お返しして、あげますねっ」
「っ……くぅっ!?」
 最後の力を振り絞って極めるのは、ストレッチプラム。天性の才能ユーベルコードと、何より意地で、相手の技を模倣して。
「っ、離し、なさいっ……」
「きゃっ……どう、でしたかっ!」
 もちろん長くは持たず外されてしまい、そのまま場外にエスケープするアニカ。だが、一矢報いて見せた彼女に、観客から歓声が送られる。

大成功 🔵​🔵​🔵​

草剪・ひかり
POW判定
シングル戦希望
お色気、キャラ崩し描写歓迎

なるほど、これは小手先の対策でどうにかできる相手じゃないね

助っ人として先陣を切り、敗れても一矢二矢を報いるもよし
追い詰められ底力を発揮した彼女から、PoX、超人プロレスを守る最後の砦になるもよし

それ以外でも、プロとして与えられた場で万全の働きを魅せるよ

霧崎さん、私も貴女と同じ
そう、「プロレスラー」

方法論は違っても、プロレスを世界の頂点に押し上げることを誓ってリングに上がり続ける者

でも

「だからわかりあえる」なんて言わない

誇りと信念を真っ向ぶつけ合い

「凄い闘い」

を魅せるのが、望みに近づく唯一の道

それができる数少ない相手、それが私
論より証拠、やってみましょ
口だけじゃない所を証明してあげる

虚々実々の差し合いから
堅実なスリーパーや脇固めで流れを掴み
徐々にペースを上げコブラツイスト、ストレッチプラム、アキレス腱固め
そしてここ一番の勝負所でSTF(ステップオーバートーホールドウィズフェイスロック)を切る!

超一流のプロレス、その目に焼き付けさせてあげる!



「なるほど、これは小手先の対策でどうにかできる相手じゃないね」
 ここまでの試合、猟兵達は霧崎に遅れを取って来ている。このまま劣勢が続けば、試合の流れも会場の空気も取り返すのが難しくなる――ベテランレスラーの勝負勘でそう感じ取り、リングに上がっていく草剪・ひかり(次元を超えた絶対女王・f00837)。
「ここらで、プロの強さを魅せてあげないとね」
「……そう、今までの相手とは違うかしら?」
 必勝を期すべきこの試合、ならば自分が出なければと。そんな自信と自負をもってリングに立つひかりの姿に、霧崎も表情を引き締め、隙無く油断なく構えを取る。
 『助っ人』ではなく『プロレスラー』だと、向かい合っただけで感じ取ったのだろう。
「……言葉は要らないかしらね」
「ええ。御託は不要。始めましょう」
 そうして繰り出されるのは、虚々実々の鋭い差し合い。派手な技をぶつけ合うのとはまた違う、互いの技術のぶつかり合いだ。
 バックを取り合い、技を仕掛け合う。スリーパーで絞られるも、抜け出してのお返し。腕を取っては極めて、極め返され……目まぐるしい攻防に、観客から拍手も上がる。
「ギブアップっ!?」
「ノー……よっ……!」
 堅実な技で流れに乗ったひかりは、徐々にペースを上げていく。豊満な肉体を絡みつかせたコブラツイストで、霧崎の身体を絞り上げて。
「……ギブアップ?」
「ぐぐっ……ノー!!」
 だが、霧崎もさるもの、巧みにその技から抜け出し、逆にストレッチプラムを極めて来る。キツい絞り上げに耐えながら、霧崎の闘志を肌で感じるひかり。
(「相手はダークレスラー。『わかりあえる』、なんて言わないけど……」)
 誇りと信念を真っ向からぶつけ合う。それがプロレスの醍醐味だ。相手がレスラーである以上、それだけは共有出来ると信じている。
「『凄い闘い』を魅せる……それが、望みを叶える唯一の道!」
「……くっ!!」
 その誇りを乗せた叫びと共に、ストレッチプラムを外し切るひかり。そのまま相手の脚を取って引きずり倒し、アキレス腱固めを極めていく。
「まだ、このくらいっ……!?」
「ええ、これじゃ済ませないわよっ!」
 そこから逃れようとする霧崎をひっくり返し、捕らえた脚をこちらの脚の間に挟む。覆いかぶさり、豊満な肉体を生かして背中を押し潰すと、顔面に腕を絡ませて……完成する技は、STFステップオーバートーホールドウィズフェイスロック
「超一流のプロレス、その目に焼き付けさせてあげる!」
「っ、ぐっ……うぅっっ……!!」
 苦悶の声を上げながら、その技に抵抗する霧崎。だが、強固に極めたその技は、易々とは返させない。
「…………ロー……プッ!」
「分かった、ブレイクね」
 最終的には霧崎がロープを掴み、技を解いていく。だが、この攻防で初めてロープを掴んだのがどちらか……霧崎の顔が屈辱に染まる。
「やって、くれるじゃない……」
「まあね。でも、私以外にも強い子はいっぱいいるよ!」
 もちろん相手がオブリビオンである以上、闘い続ければ耐久力やスタミナでこちらが不利。だがそれよりも、ここは自分が決める場面ではないから、とリングを降りるひかり。
「全員倒して……あなたもへし折ってあげるわ」
「その時は逃げも隠れもしないよ。出来るなら、ね!」
 会場の空気も、すっかり熱を取り戻しており。それを感じて笑みを浮かべると、次の相手に交代していく。

大成功 🔵​🔵​🔵​

多都美・和
さすがのプレッシャー……手が格上ではあるにゅね。
つまりわたしはチャレンジャーだにゅ。

チャレンジャーならば、それらしく、思いっきり攻めるしかないにゅね。
攻めて攻めて、凌がれて反撃されたところを、肉を切らせて骨を断つ、これしかないにゅ。

今回はプロレスらしく、牽制の打撃技や密着技も取り入れていくにゅよ。
先ほどの戦いでは見せずに温存していた、
ローキックや絡みついてのスリーパー系の技も使っていくにゅ。

フィニッシュムーブで狙っていくのは、
相手の蹴り足を取ってからの逆回転ドラゴンスクリュー。
そこから足四の字を決めていきたいにゅ。
でも四の字がどうしても入りにくかったら、クロスヒールに切り替えるにゅね。



「さすがのプレッシャー……相手が格上ではあるにゅね」
 こちらを見下ろす霧崎の強さを、肌で感じ取る多都美・和(メイド系家猫・f32985)。だが、ならばこそチャレンジャーの心持ちでと、一気に飛びかかっていく。
「思いっきり攻めさせてもらうにゅっ!」
「来なさい……その勢いごと、へし折ってあげる」
 力強いチョップや、密着してのスープレックス。プロレスらしい技も取り入れて、霧崎に攻めかかる和。
 霧崎もそれを巧みに受けながら、関節技を返して来る。
「さあ、ギブアップ?」
「んにゅにゅぅぅぅっ……にゅうっっ!」
 そうして締め上げられながらも、その度にするりと、なんとか抜け出して。大技を極められそうになればローキックで足を止めたり、逆におぶさってスリーパーを仕掛けたり。
 猫らしい俊敏な動きと多彩な技を披露し、ペースを掴もうとしていく和。
「……ふんっ!!」
「うにゅっ!」
 そんな和を引き剥がし、流れるようなキックコンビネーションを繰り出してくる霧崎。ローで足元を崩され、ハイキックで揺らがされ、ミドルキックが腰を薙ぎ――。
「今にゅっ!」
「っ、くぅぅっ!?」
 だが、それを待ち構えていたとばかりの、逆回転ドラゴンスクリュー。霧崎の膝を捻り上げ、苦悶のを上げさせる。
 さらにそこから四の字固めに持ち込もうとするが、相手も意地で抵抗してきて。
「にゅにゅ……ならこうにゅっ!」
「ああっ!?」
 それも計算のうち、クロスヒールに切り替えれば、一気に膝へと負荷がかかる。堪らず頭を抑え、首を振って痛みに声を上げる霧崎。
「ぐっ……ぅっ……ロープっ……!」
「にゅにゅっ。和ちゃんの技はどうだったかにゅ?
 最終的にはブレイクされるものの、優位に試合を運び、胸を張る和。観客から惜しみない歓声を浴びていく。

大成功 🔵​🔵​🔵​

露木・鬼燈
身体もいい感じにあったまってきてる
これはいい感じに動けそうなのですよ
今こそ練習の成果を見せるとき!
まずは相手の呼吸を盗むために時間を稼ぐですよ
観客を飽きさせないためにも忍的な高速立体機動で攪乱
牽制に軽めの打撃を入れていくですよ
呼吸を盗むことに成功したら一気に攻めるですよ
<不動金縛りの術>を組み込んだ打撃で打ち上げからの空中投げ!
そしてそのまま関節技へとつなげるっぽい!
後は関節技地獄でフィニッシュです
きっとこれでイケルイケル!



「身体もいい感じにあったまってきてる……これはいい感じに動けそうなのですよ」
 忍者らしい高速立体機動で、霧崎を撹乱していく露木・鬼燈(竜喰・f01316)。牽制の打撃を入れながら、時間を稼いでいこうとする。
「ちょこまかと……無駄よ」
「はわっ!?」
 だが、相手もその動きにしっかりとついてきて、捕らえて技を極めてくる。その度に上手く逃げ出すものの、相手の関節技は一級品だ。侮れる相手ではない。
「結構やばいのです……が、僕もそろそろ仕掛けるですよ!」
「む……くっ!」
 とはいえ鬼燈も、ただただ跳び回っていた訳ではない。踏み込むと相手の足元に着地して、思い切り蹴り上げにかかる。
 当然霧崎は対応しようとしてくるが、鬼燈から走る殺気が動きを鈍らせて。時間を稼いだのは、相手の呼吸を盗み、効果的に殺気をぶつけるため……さしもの霧崎も、対応出来ずに身体が宙に浮く。
「さあ、反撃の時間っぽいっ!」
「っ、がっ……!?」
 そこからさらに飯綱落としでマットに叩きつけ、ふらついた相手に絡みついて絞り上げる。相手が抵抗し外そうとすれば、流れるように次の技に移行して。
「これぞ関節技地獄! これでイケルイケル!」
「こ、このっ……」
 相手の呼吸を読み取る事で動きを先読みし、殺気をぶつけては技を切り替える。PoXの道場でも練習した流れるような技の移行で、霧崎の全身にダメージを蓄積させていく。
「っ……ロープっ……!」
「おっと。それは仕方ないっぽい?」
 流石にロープブレイクは阻止出来ず、最後は技を解いていくが。汗に濡れた顔でこちらを睨む霧崎を、自信満々に見下ろして勝ち誇る鬼燈。

大成功 🔵​🔵​🔵​

シャーロット・キャロル
ついにダークレスラーの登場ですね、これは負けられません!

まずは私が先にダークレスラーと対峙。注意を引き付けます!
関節技を警戒して戦いを組み立てていきますがそこに相手のキックによるコンビネーションが突き刺さります

体勢が崩れた所で容赦なく襲いかかる関節技。力で振りほどこうとしますが相手の巧みなテクニックで抑え込まれて脱出できず

相手はこちらを痛めつけながら冷徹にギブアップを受け入れるよう言ってきますがどんなに痛めつけられてもギブアップは絶対にしません……!

そう答えれば更に容赦なく極められ、締められ続けながらも私は必至に耐えます、そう相手の意識がこっちに完全に向いたその時……

レアナさんのパワーあふれるカット!猟兵にばかり目を向けたのが失敗でしたね!
その隙に私もアルティメットマッスルモードを発動しながら掴みかかります!
そのまま相手を頭上高く放り投げるとレアナさんと初タッグを組んだ時の試合で見せた空中でレアナさんとドッキングしてのタッグ技で一気に勝負に出ますよ!

(アドリブ大歓迎です)



「これは負けられません。まずは私がいきますっ!」
「あら、2人がかりで来なくていいの?」
 レアナと共にリングに上がったシャーロット・キャロル(マイティガール・f16392)に対し、平然と口にする霧崎。
 強い自信を見せつけてくる相手も、こちらも闘志を滾らせる。
「言ってくれますね……負けませんよっ!」
「んっ……なるほど、力はあるようだけど」
 そのパワーを誇示して打撃で攻めつつ、関節技を警戒し、相手の腕に注視する。パワーには自信があるが、それだけではどうにもならないのが関節技と言うものだ。決して、捕まる訳には――。
「……ほら、そこっ!」
「っ、がっ!?」
 そんな警戒が、動きに出ていたか。裏をかかれて繰り出されたキックコンビネーションが、シャーロットの鍛えた肉体に突き刺さる。
「ほら……隙ありよ」
「っ、しまっ……ぎっ!?」
 なんとか堪えるものの体勢が崩れ、そこを突かれてスタンディングでの三角絞め。膝をついたこちらの首に上からのしかかり、右腕ごと太股で絞り上げて来る霧崎。
 しなやかな相手の脚に呼吸を奪われ、捻りあげられたこちらの腕が力を封じられる。
「ぐっ……この、くらいっ……んっ、んぐぅっ……」
「無駄よ。力任せでは逃げられないわ」
 ワナビーアスリートには通用したパワー任せの脱出も、霧崎には通用しない。パワーが足りないと言うより、浪費させられている感覚。もがけばもがくほど、むしろ技が極まっていく。
「ギブアップ?」
「ノー、ですっ……ぅっ、ぐぅぅぅっ……!!」
 必死にギブアップを拒むが、霧崎はなおも技を強めて来る。肩にかかる負荷に汗と涙が滲み、阻害される呼吸に視界が霞む。いくら強く意志をもった所で、こうなってはもはや限界――。
「オラァッ!!」
「ぐっ……!」
 そうして落とされる寸前、レアナの豪快なショルダータックルが霧崎を突き飛ばした。なんとか救出されたシャーロットは、息を荒げながらもレアナの手を取って立ち上がる。
「はぁ、はぁ……ありがとうございます、レアナさん」
「全く、ピンチになるまで見てろなんて……いつ手ぇ出そうかと思ったぜ」
 だがカットが決まったのは、限界までシャーロットに気を引いたからだ。猟兵相手でなくとも霧崎に隙はなく、このタイミングでなければレアナも捕まっていただろう。
 その分、落とされる寸前の危険な賭けだったが――。
「ですが、私達の作戦勝ちですっ!」
「くっ……!?」
 その筋肉を限界までパンプアップさせると、立ち上がろうとする相手に掴みかかり、空中へ放り投げるシャーロット。
 それを追ってレアナと共に跳び上がると、空中で背中合わせにドッキングしつつ、霧崎の身体を捕らえていく。
「くっ……離れ、なさっ……」
「離すかよっ!! いくぜ、シャーロット!」
 そのまま片腕片足ずつを抱え込みながら、急降下。相手の頭部をマットに向け、2人分の、筋肉の重みをマットに向けて――。
「これで……どうですかっ!」
「っ……がはっ!!」
 ツープラトンの変形パイルドライバーで、相手の脳天をリングに叩きつける。大ダメージに目を見開き、リングに倒れて苦悶する霧崎。
「これがオレ達のパワーだ」
「サブミッションにだって、負けませんっ」
 その後のフォールはカウント2.9に終わるが……確かな手応えを感じたタッグ2人は、堂々と右腕を掲げ、客席にパワーを誇示してみせる。

大成功 🔵​🔵​🔵​

メアリー・ベスレム
ふぅん?
あなたは「バカの一つ覚え」じゃなさそうね
だったら楽しませてくれるかしら!

そう【挑発】してはみたけれど
壊れる寸前まで責められた踵へのダメージは
決して無視できるものじゃない
だから無意識にそこを庇いながら
【目立たない】よう立ち回る……
けれども敵は流石の実力者
すぐに見抜かれ狙われ蹴り抜かれ
無様にリングに転がされる

そうして得意の関節技を決められて
なんとか返そうとしてはみるけれど
上手く凌がれ次から次に、新しい関節技を決められる
少しは学んだと言っても所詮はただの付け焼刃
こうも立て続けじゃまともに返すのもままならない!

とっても痛くて苦しくて
恥ずかしくって屈辱的で
「ギブアップしたい」確かにそう思ってしまうけど
そう思ってしまう程の苦痛と恥辱「だからいい」の
だからこそ甘美な復讐に相応しい
【雌伏の時】の時はもうお終い!

「バカの一つ覚え」と言ったけど
メアリも人の事は言えないかしら
だけれど仕方ないじゃない
殺し殺されはないとしても
多くの観客の前で味わわされた苦痛と恥辱に
復讐してやるのはこんなに甘美なんだから!



「ふぅん? あなたは『バカの一つ覚え』じゃなさそうね」
 霧崎の前に立ち、小生意気そうな笑みで挑発するメアリー・ベスレム(WONDERLAND L/REAPER・f24749)。
「だったら楽しませてくれるかしら!」
「楽しめるかどうかは、あなた次第よ」
 だが、霧崎は挑発に乗らず、冷静にこちらを追い詰めて来る。練習したプロレスの技術で、なんとか対抗していくが――。
「……そこね?」
「ぎっ……!!」
 相手のローキックが右足を捉えると、踵に走る激痛。隠してはいたが、先程のアンクルロックのダメージが残っているのは見抜かれており……あまりの痛みでリングに転がる。
「さあ、捕まえた。あなたの方こそ、私を楽しませられる?」
「っ……っ~~~~っ!?」
 追撃はストレッチマフラー。脚全体が痛めつけられ、特に踵は重点的に捻られて。あまりの痛みに、声にならない悲鳴を上げるメアリー。必死にロープに手を伸ばすが……今度はその腕を取られてのアームロック。
「っ、あっ……ぐっ……ぅぅぅっっ!!」
「その程度じゃ、私の技からは逃げられないわ」
 腕を伸ばせばその腕を、脚を伸ばせばその脚を。次々と極められながら、完全にこちらの動きを支配してくる霧崎。
 もちろん抵抗しなければ、より一層キツい技が襲いかかる。キャメルクラッチに逆エビ固め、スリーパーホールドに首四の字固め……腰を反らされ、呼吸を奪われ、良いように弄ばれるばかり。
「そろそろギブアップする事をお勧めするけど……」
「っ、ぐっ……ギ、ギ……!!」
 なんとか立ち上がればパロ・スペシャルに捉えられ、肩や腰を痛めつけられる。いや、それ以上に、大きなお尻を突き出す事を強要される恥辱。
 涙が滲み、顔が真っ赤に染まり、ついにはギブアップしようと口を開き――。
「……だからいいのっ!」
「っ!?」
 代わりに相手の技から抜け出すメアリー。その身体は熱を帯び、いつも以上に力がこもる。そのまま相手の背後を取ると、その腕を捻りあげ、背中に跳び乗って。
「ぐっ……ああっ、こ、このっ!?」
「『バカの一つ覚え』と言ったけど、メアリも人の事は言えないかしら」
 繰り出した技は、掟破りのパロ・スペシャル返し。そうして苦痛に歪む相手を見下ろせば、苦痛が、恥辱が、喜びと快感に塗り替わる。
「でも仕方ないわね。多くの観客の前で復讐してやるのは、こんなに甘美なんだから!」
 アスリートアースもプロレスも、最初は訳が分からないと思っていたが。こんな甘美な復讐を味わえるなら、悪くない。雌伏の時を終えたメアリの技は、限界まで霧崎を絞り上げて。
「さあ、ギブアップ、する?」
「する、もので……あっ……ぎっ……!」
 霧崎もプライドに賭けてギブアップを拒絶するが、メアリーは身体の隅々にまで記憶した痛みを返すべく、さらに技を強めて一気に絞り上げる。
 そうして、ついに――。
「……ぐ、ぎ……あ……!!」
「あら、もうおしまい? とっても素敵な復讐だったわ!」
 白目を剥き、崩れ落ちる霧崎。メアリーが退いてもピクリとも動かず……決着のゴングが鳴り響く。
 勝利したメアリーに向けられる、観客の大歓声。けれども彼女はその歓声より、復讐の悦びに酔いしれるのだった――。

 霧崎が消滅した事で、ワナビーアスリート達のダーク化も解かれ、元に戻る。多くは元の生活に戻っていくが、何人かはそのままレスラーを志す事に決め、PoXに入団したようだ。襲撃を退け、新人を受け入れ、PoXはさらなる活動を続けていく。
 だが、二度ある事は三度。ダークレスラーの襲撃は、これが最後ではないだろう。その時もきっとまた、猟兵達はリングに上がるのだ――。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2022年10月25日


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#アスリートアース
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#その他スポーツ
#PoX
#超人プロレス


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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は白・蒼鈴です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


挿絵イラスト