【サポート優先】新『七大海嘯』を名乗るモノ
これはサポート参加者を優先的に採用するシナリオです(通常参加者を採用する場合もあります)。
●グリードオーシャン
グリモアエフェクトによって、ガジル・コリアンダー(キマイラのスカイダンサー・f00907)は将来訪れたであろう『大いなる危機』を、その前段階で予知する事が出来た。
それは、グリードオーシャンの各地で、『新たな七大海嘯』の配下を名乗るコンキスタドールが現れる、と言う事だった。
いまのところ、その正体は不明。
故に、それが本当に『七大海嘯』を継ぐ者かどうかも予知できていないものの、その配下を名乗るコンキスタドールが広域にわたって出現しているのは紛れもない事実であった。
そこで今回の目的は、『七大海嘯』を継ぐ者の襲撃と略奪を食い止め、謎の強大なオブリビオンの野望を未然に阻止してほしいと言う事だった。
現在、『新たな七大海嘯の配下』を名乗るコンキスタドール軍団が、グリードオーシャンの島を襲っており、海賊達が食い止めている最中らしい。
だが、海賊達だけでは、攻め落とされてしまうのも、時間の問題。
最悪の場合は、コンキスタドール軍団によって、島が占拠されてしまうため、早めに手を打ってほしいと言う事だった。
ちなみに、敵の数は海賊達の十倍以上。
マトモに戦っても、海賊達に勝ち目がないため、状況に応じて撤退させておくべきだろう。
そう言った事を踏まえた上で、『七大海嘯』を継ぐ者達を倒す事が今回の目的であった。
第1章 集団戦
『ゾンビアリスと愉快なゾンビ達』
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POW : あなたが欲しいの♡
装備中のアイテム「【吸血&吸精能力の寄生触手(ワーム型)】」の効果・威力・射程を3倍に増幅する。
SPD : みんなであそぼうよ♡
召喚したレベル×1体の【陽気に歌って踊る愉快なゾンビ】に【吸血牙と吸精角と寄生触手(ワーム型)】を生やす事で、あらゆる環境での飛翔能力と戦闘能力を与える。
WIZ : わたしのおうちに招待するわ♡
【玩具と寄生触手(ワーム型)】で武装した【陽気に歌って踊る愉快なゾンビ】の幽霊をレベル×5体乗せた【如何にもな雰囲気の屋敷orお城】を召喚する。
イラスト:しらゆき
👑11
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
ハイパー・マン(サポート)
『来たぞ、私が、ハイパーマンだ!』
神のスーパーヒーロー×ミュータントヒーロー、39歳の男です。
普段の口調は「男性的(私、~くん、だ、だな、だろう、なのか?)」、敵には「高圧的(俺、貴様、言い捨て)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
スーパーヒーローとしてふさわしい振る舞いを意識し、依頼の成功に全力を注ぎますが、何より周りの誰かを助けることを優先します
パンチはニュートラルパンチ、キックはブリッツキックと叫びながら攻撃します
雛里・かすみ(サポート)
バーチャルキャラクターの戦巫女×UDCメカニックの女性です。
普段の口調は「明るく朗らか(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」
寝起きは「元気ない時もある(私、あなた、~さん、ね、わ、~よ、~の?)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。
明るく朗らかな性格の為、
男女分け隔てなくフレンドリーに会話を楽しみます。
どんな状況でも、真面目に取り組み
逆境にも屈しない前向きな性格です。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
エダ・サルファー(サポート)
アックス&ウィザーズ出身の聖職者で冒険者です。
義侠心が強く直情的な傾向があります。
一方で、冒険者としての経験から割り切るのも切り替えるのも早いです。
自分の思想や信条、信仰を押し付けることはしません。
他人のそれも基本的に否定はしません。
聖職者っぽいことはたまにします。
難しいことを考えるのが苦手で、大抵のことは力と祈りで解決できると言って憚りません。
とはいえ、必要とあらば多少は頭を使う努力をします。
戦闘スタイルは格闘で、ユーベルコードは状況とノリで指定のものをどれでも使います。
ただ、ここぞでは必殺聖拳突きを使うことが多いです。
以上を基本の傾向として、状況に応じて適当に動かしていただければ幸いです。
高階・茉莉(サポート)
『貴方も読書、いかがですか?』
スペースノイドのウィザード×フォースナイトの女性です。
普段の口調は「司書さん(私、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」、時々「眠い(私、キミ、ですぅ、ますぅ、でしょ~、でしょお?)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。
読書と掃除が趣味で、おっとりとした性格の女性です。
戦闘では主に魔導書やロッドなど、魔法を使って戦う事が多いです。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
蒼月・暦(サポート)
デッドマンの闇医者×グールドライバー、女の子です。
普段の口調は「無邪気(私、アナタ、なの、よ、なのね、なのよね?)」
嘘をつく時は「分かりやすい(ワタシ、アナタ、です、ます、でしょう、でしょうか?)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。
無邪気で明るい性格をしていて、一般人や他猟兵に対しても友好的。
可愛い動物とか、珍しい植物が好き。
戦闘では、改造ナノブレード(医療ノコギリ)を使う事が多い。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
ジード・フラミア(サポート)
『2つで2人』12歳 男
ジード 内気 一般人の安全が優先
セリフは「」でぼく、~さん、です、ます
独り言やメリアに対してはですます無し
例「……よろしくお願いします。」
スクラップビルダーの力をよく使う
メリア 元気 どちらかと言えば撃破が優先 ジードに合わせることが多い
セリフは『』でワタシ(ごく稀にボク)、~さん、デス、マス
例『よろしくお願いシマス!』
人形遣いの力をよく使う
メリアの方が行動力があり、普段はジードを振り回してる
メリアはアイコン右の人形、及びその人形を動かす人格の仮の名前
ジードの人格が表でも、まるで自分の体の様に人形を動かす。
UCを使っていない時、メリアの五感はジードの体or遮断している。
綺咲・ノア(サポート)
次世代の探偵騎士の一人だ。
皆が幸せになる解決法を提示したり、事件が起こる前に解決できるような"名探偵"を目指しているぞ。
同時に"騎士"だからな戦って人々を守る事も大切だと思ってる。
指定ユーベルコードを使いながら推理をいい感じに行うぞ!
絶対では無いが推理の前に
『─さて、』
からはじめてもらえると少し嬉しいな。ただ無理していれなくても大丈夫だ。
必要に応じて直接戦闘も行うぞ。複合護身術(バリツ)の使い手だ。
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
サイモン・マーチバンク(サポート)
「あ、どうも。兎の悪魔です」
デビキン出身アポヘル育ちの兎の悪魔
悪魔ですが倫理基準はアポヘル寄り
ワルにはそんなに憧れないけど必要なら悪どいこともやります
「ゾンビハンターとして過去を殺す」
「魔界盗賊として必要なものを取り返す」
この二つをモットーに依頼に挑みます
同情すべき相手でもしっかり向き合った上で戦うことを選択します
サバイバル生活の影響で使えるものは何でも使う感じに
ハンマーでどかどか殴ったり銃火器でばんばん暴れるのも得意です
賑やかな場所はちょっと苦手
引っ込み思案でコミュニケーションも苦手なので、情報収集はひっそり行うタイプ
多少の怪我は厭いませんが公序良俗に反することはしません
よろしくお願いします
響納・リズ(サポート)
「ごきげんよう、皆様。どうぞ、よろしくお願いいたしますわ」
おしとやかな雰囲気で、敵であろうとも相手を想い、寄り添うような考えを持っています(ただし、相手が極悪人であれば、問答無用で倒します)。
基本、判定や戦いにおいてはWIZを使用し、その時の状況によって、スキルを使用します。
戦いでは、主に白薔薇の嵐を使い、救援がメインの時は回復系のUCを使用します。
自分よりも年下の子や可愛らしい動物には、保護したい意欲が高く、綺麗なモノやぬいぐるみを見ると、ついつい、そっちに向かってしまうことも。
どちらかというと、そっと陰で皆さんを支える立場を取ろうとします。
アドリブ、絡みは大歓迎で、エッチなのはNGです
諏訪野・啓太郎(サポート)
『唯のろくでなしの旅烏ですよ。』
スペースノイドのスターライダー×電脳魔術士、31歳の男です。
普段の口調は「男性的(俺、呼び捨て、だ、だぜ、だな、だよな?)」、負傷した仲間には「元気に(俺、~くん、~さん、だね、だよ、~かい?)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
姫神・咲夜(サポート)
桜の精の死霊術士×悪魔召喚士、女性です。
普段の口調は「丁寧(私、あなた、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」、
片思いの人には「無口(わたし、あなた、呼び捨て、ね、わ、~よ、~の?)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。
清楚で女流階級風の口調で、お淑やかな性格です。
基本的に平和的な解決を望みますが
戦わざるを得ない時は果敢に戦いに向かう勇敢さを持っています。
あとはおまかせです。よろしくおねがいします!
水心子・真峰(サポート)
水心子真峰、推参
さて、真剣勝負といこうか
太刀のヤドリガミだ
本体は佩いているが抜刀することはない
戦うときは錬成カミヤドリの一振りか
脇差静柄(抜かない/鞘が超硬質)や茶室刀を使うぞ
正面きっての勝負が好みだが、試合ではないからな
乱舞させた複製刀で撹乱、目や足を斬り付け隙ができたところを死角から貫く、束にしたものを周囲で高速回転させ近付いてきた者から殴りつける
相手の頭上や後ろに密かに回り込ませた複製刀で奇襲、残像やフェイントで目眩まし背後から斬る、なんて手を使う
まあ最後は大体直接斬るがな
それと外来語が苦手だ
氏名や猟兵用語以外は大体平仮名表記になってしまうらしい
なうでやんぐな最近の文化も勉強中だ
エル・バード(サポート)
「どうぞ、よろしくお願いいたします」
あまり物事に動じない、のんびりした性格をしています。
お茶と読書好きです。
ここぞという場所、ではない時にも何故か眼鏡が光を反射し、
目が見えなくなります。が、特に何も企んではいません。
敵にもとりあえずお茶を勧めてみます。
積極的に戦うよりも、誰かのサポートを好むタイプですが、
必要な戦闘は行います。
「皆さま、お茶をどうぞ」
解決したら、ティータイムの時間です。
他、おまかせします。
筒石・トオル(サポート)
「邪魔をしないでくれるかな」
「油断大敵ってね」
「ここは任せて」
正面切って戦うよりも、敵の動きを封じたり、属性防御を固めて盾や囮となったり、味方が倒し切れなかった敵にトドメを刺して確実に倒すなど、味方の安全性を高めるように動く。
ユーベルコード使用はお任せ。
使用しない場合は、熱線銃での援護射撃を主に行う。
人見知りではあるが人嫌いではないし、味方が傷付くのは凄く嫌。
戦うのも本当は好きではないが、誰かを守る為には戦う。
もふもふに弱い。敵がもふもふだと気が緩みがちになるが、仕事はきちんと行う……ホントだよ?
ティエン・ファン(サポート)
シルバーレイン出身の除霊建築士です。
モットーは「明るく楽しく元気よく」で、自分にできることがあるならば、できる限りを尽くそうとします。
通常は【道術】【竜脈使い】【仙術】の技能を主に駆使して問題解決に取り組みます。
戦闘時は主武器のT定規と副武器の浄銭貫を用いて、近距離戦も遠距離戦もこなします。
キャバリアが必要な場面、若しくは有効な場面では、『蚩尤』を使用します。
『蚩尤』は普段イグニッションカードに収納しています。
ユーベルコードは『蚩尤』搭乗時は”蚩尤”とついたものを、そうでないときはそれ以外のものを状況に応じて使用します。
以上を基本として、シナリオに合わせて思うままに動かして頂ければと思います。
雪代・桜花(サポート)
桜の精の仙人×パーラーメイド、17歳の女です。
普段の口調は女性的(私、~様、です、ます、でしょう、ですか?)
サクラミラージュの山奥で生じた桜の精で、普段は『帝都桜學府』に通いながら色んなアルバイトをしている猟兵です。
UCによる技能強化で他参加者の文字通りのサポート役(戦闘支援の他、一般人相手の情報収集や敵地の偵察、給仕など)が理想です。
UCの『オールワークス!』で状況や目的に応じた手持ちの防具に着替え、その初期技能を上昇させ【情報収集】や【破魔】などでサポートします。あるいは軽機関銃と素の【援護射撃】や【制圧射撃】で戦闘をサポート。
その他、桜の精として影朧の転生やUCによる回復も可能。
ラムダ・ツァオ(サポート)
ラムダよ、よろしく。
戦闘なら足と手数で勝負するけど、周りに合わせて臨機応変に動くわ。
見切ったり残像を残すように動いたりと、避けるのには多少の自信があるわよ。
集団戦なら死角を減らすために数を減らすのが先決、
あとは一緒に戦う人がいればその人次第かしら。
行動指針としては以下の3通りが主。
1.味方の死角にいる敵を優先して片付ける。
2.範囲攻撃を行なえる味方がいなければ範囲攻撃優先。
3.数を減らすため、止めをさせそうな相手を狙っていく。
台詞回しや立ち位置などは無理のない範囲でご随意に。
ユーベルコードは状況に応じて使い分けます。
アドリブ・連携歓迎
●
『新たな七大海嘯』の配下を名乗ってグリードオーシャンの島を襲撃してきたのは、『大海統べる災厄』ヨハンナ・グスターヴと、その配下達であった。
ヨハンナ・グスターヴは、ゾンビアリスと愉快なゾンビ達を引き連れ、港町のある島の南東部に攻め込んできた。
「……港を護れぇ!」
「ここを占拠されたら、すべてが終わりだ!」
「命を懸けろ! 絶対に、ここを護るんだっ!」
島の海賊達は自分達の島を護るため、果敢にもゾンビアリス達に勝負を挑んでいった。
「アハハハハッ! 何をやっても、無駄、無駄、無駄っ! だって、ここで、みんな死ぬんだから……! さあ、みんな準備はイイ! ひとり残らず、殺しちゃって!」
ゾンビアリスが高笑いを響かせながら、愉快なゾンビ達を嗾けた。
その指示に従って、愉快なゾンビ達が呻き声を響かせ、海賊達に襲い掛かってきた。
「……そこまでだ! ハイパーマンが来た以上、お前達の好きにはさせん!」
その行く手を阻むようにして、ハイパー・マン(神のスーパーヒーロー・f16472)が地面に降り立った。
「た、助けに来てくれたのか!」
「これなら百人力だっ! やるぞ、お前等!」
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
それに合わせて、海賊達がカトラスを握り締め、愉快なゾンビ達に斬りかかった。
「……って、お願いだから、避難して~」
雛里・かすみ(幻想の案内人・f24096)がハッとした表情を浮かべ、海賊達を守りながら、旋風刃(巨大な薙刀)で愉快なゾンビ達を蹴散らした。
「いや、そういう訳にはいかねぇだろ」
「……俺達も戦うっ! 戦わせてくれ!」
「いくぞ、お前等! うおおおおおおおおお!」
その流れに乗るようにして、海賊達が再びカトラスを握り締め、愉快なゾンビ達に斬りかかった。
「よぉーし、頑張っちゃうよ~」
その流れに乗るようにして、エダ・サルファー(格闘聖職者・f05398)が、自分自身に気合を入れた。
「アハハハハッ! なんで分からないのかなー? こっちはいくらでも、増やす事が出来るんだよ? それなのに、戦っちゃう?」
ゾンビアリスが上から目線で、挑発混じりに呟いた。
「だったら、殺す」
「全力で……殺すっ!」
「みんな、纏めて、肉に変える!」
それと同時に、愉快なゾンビ達が頭を揺らして、海賊達に襲い掛かってきた。
「さすがに、この状況で、読書という訳にもいきませんね~。皆さんが興味を持ちそうな本も沢山あるのですが……」
高階・茉莉(秘密の司書さん・f01985)が、気まずい様子で汗を流した。
「だったら、貴女を殺してから、ジックリ読ませてもらうわ」
ゾンビアリスが上から目線で、フンと鼻を鳴らした。
「本、ほん、ホンンンンンンンンンンンン!」
「読む、よむ、ヨムゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!」
「その前に、皆殺し! みなごろし、ミナゴロシィィィ!」
愉快なゾンビ達が興奮した様子で、海賊達に噛みついた。
「お、おい、これ、大丈夫なのか!?」
「か、噛まれたら、ゾンビになったりしないだろうな?」
「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
それと同時に、ゾンビになった海賊達が、仲間達に襲い掛かった。
「みんな、私に力を貸して!」
すぐさま、かすみが【グッドナイス・ブレイヴァー】を発動させ、戦闘力のない動画撮影ドローンを召喚し、視聴者の応援によって、旋風刃をパワーアップさせた。
「「「「「だったら、俺達も力を貸すぜぇぇぇぇぇ!」」」」」
海賊達もノリノリな様子で、カトラスを振り上げ、愉快なゾンビ達に襲い掛かった。
「お願いだから、みんな避難して~!」
それを目の当たりにしたかすみが涙目になって、海賊達にツッコミを入れた。
(とにかく、海賊達だけでも守らねば……!)
その間に、ハイパーが【ゴッド・クリエイション】を発動させ、石壁に生命を与えて、硬度を特化させた。
「こんな壁……壊してやる!」
「うらっ、うらっ、うらァ!」
「みんな、みんな、壊してやるっ!」
即座に、愉快なゾンビ達が奇声を響かせ、石壁を何度も殴りつけた。
しかし、石壁は傷ひとつつかず、肉が抉れて、骨が剥き出しになった。
「……仕方がありませんね」
それに合わせて、茉莉が【サイコキネシス】で見えないサイキックエナジーを放ち、ゾンビアリスをガッチリと掴んで放り投げた。
「きゃああああああああああああ!」
その一撃を喰らったゾンビアリスが、地面をバウントしながら、酒場の壁にぶつかった。
「こいつで、ぶっ飛べ!」
続いて、エダが【聖職者式ドロップキック(セイショクシャシキドロップキック)】を発動させ、祈りを込めた亜音速のドロップキックをゾンビアリスに炸裂させた。
「う、嘘、嘘、嘘! 冗談でしょ! あ、あり得ない! いやあああああああ!」
次の瞬間、ゾンビアリスの身体が炎に包まれ、辺りに悲鳴を響かせた。
それでも、炎は消える事なく、勢い良く燃え上がり、ゾンビアリスが消し炭と化した。
●
「あはは……」
「あはっはは!」
「ひひ、ふふ、へへっ!」
島の北東部にある工場地帯に現れたのは、ゾンビアリスと愉快なゾンビ達であった。
「ち、畜生っ! 神も仏もいないのか!」
「こんな事なら、残業なんてしなければよかった!」
「うぐ……、ぐぐぐっ! い、嫌だっ! 死にたくない!」
工場で働いていた者達は、途中で作業の手を止め、脱兎の如く逃げ出した。
「あは、あはははは!」
「肉、肉、肉ゥゥゥゥゥゥ!」
「ちょうだい、肉を! 脳みそを!」
ゾンビアリスは工場の屋根から、愉快なゾンビ達を見下ろし、高笑いを響かせた。
「はいはい、そこまで! これ以上、誰も傷つけないよっ!」
その行く手を阻むようにして、蒼月・暦(デッドマンの闇医者・f27221)がゾンビアリス達の前に陣取った。
「何で邪魔をするの? せっかく楽しいところだったのに!」
ゾンビアリスが不満げな様子で、猟兵達をジロリと睨みつけた。
「そうよ、そうよ」
「お肉食べたい、食べ放題!」
「それを邪魔するなら、誰であっても、許さないッ!」
愉快なゾンビ達が殺気立った様子で、真っ黒な目をギラつかせた。
「つ、つまり、無駄な抵抗をせず、死ねって事ですか」
ジード・フラミア(人形遣いで人間遣いなスクラップビルダー・f09933)が、複雑な気持ちになった。
『それが嫌なら、最後まで足搔けという事デスネ』
メリアが察した様子で、ゾンビアリスの考えを代弁した。
「まあ、そうなるわね。だから、無駄な抵抗を止めて、死になさい。それが嫌なら戦う事になるけど……。わたしはオススメしないわよ? だって、お互い、面倒でしょ?」
ゾンビアリスがジード達を見つめ、含みのある笑みを浮かべた。
「──さて、こんな時にアレだけど、僕の推理を聞いてもらえるかな?」
綺咲・ノア(人間の探偵騎士・f35956)が、ゾンビアリスの前に陣取った。
「推理……ですって? こんな状況で、何を推理するって言うの?」
ゾンビアリスが小馬鹿にした様子で、クスクスと笑った。
「そんな事は、決まっている。お前達を手引きした犯人だ」
ノアが意味深な様子で【探偵儀式】を発動させ、愉快なゾンビ達に紛れたヒゲ面のゾンビを指差した。
「し、仕方がなかったんだ! そうしなければ、家族もろとも殺すって言われたんだから……! だが、俺は死んで罪を償った! それで、いいだろ! もう許されてイイはずだっ!」
ヒゲ面のゾンビが涙目になりながら、逆ギレ気味に叫び声を響かせた。
「つーか、お前ウルサイ! 用済みだから始末したのに……。なんでゾンビになっているのよっ!」
ゾンビアリスがイラッとした様子で、ヒゲ面のゾンビを殴り飛ばした。
その拍子に、ヒゲ面のゾンビの首が飛び、どす黒い血を撒き散らしながら、地面にゴロゴロと転がった。
「いまのうちに強化、強化っと!」
そのドサクサに紛れて、暦が【ギタギタ血まみれ外科手術】を発動させ、医療ノコギリで仲間達を治療し、肉体改造を施し、一時的に戦闘力を増強した。
「みんな強くなったようね。でも、残念。ここで御終いよ♡ だから、いいよね? 頭からバリバリと食べちゃっても!」
ゾンビアリスが吸血&吸精能力の寄生触手(ワーム型)の威力を増強させ、血に飢えたケモノの如く勢いで猟兵達に襲い掛かった。
「そう言われて、素直に頭を差し出すと思っていたのですか? だったら、甘い……甘すぎですね」
それを迎え撃つようにして、サイモン・マーチバンク(三月ウサギは月を打つ・f36286)がムーンストライク(金属製ハンマー)を握り締め、寄生触手ごとゾンビアリスの頭をぶっ叩いた。
「な、な、何をするのよ! 脳みそ、飛び出ちゃったじゃない。知識のカケラが……。今まで得た知識が……。もう許さない! 絶対に……許さない!」
ゾンビアリスが頭を抱え、ギチギチと歯を鳴らした。
「ぼくだって……戦えるんだ!」
次の瞬間、ジードが【変形する刀(トランスフォーミング・ソード)】を発動させ、刀の形に変形させたバラックスクラップで、愉快なゾンビ達を斬り刻んだ。
「嘘っ! 嘘、嘘、嘘っ! 冗談でしょ? わたしのゾンビがっ! 愉快な仲間達が……。嘘でしょ、嘘、嘘、嘘っ!」
それを目の当たりにしたゾンビアリスが、信じられない様子で悲鳴を上げた。
「それでは、行きますよ。……覚悟してください!」
続いて、サイモンが【ロケットスマッシュ】を発動させ、ロケット噴射で超加速したムーンストライクを振るい、ゾンビアリスの頭を吹っ飛ばした。
そして、猟兵達は連携を取りながら、愉快なゾンビ達を蹴散らしていった。
●
「きゃああああ!」
「誰かァァァァァァァ!」
「た、た、助けてくれぇ~!」
南西部の住宅街にゾンビアリスと愉快なゾンビ達が現れた事で、住民達がパニックに陥って逃げ惑っていた。
「あははははっ! もっと頑張って逃げなさい!」
そこに追い打ちをかけるようにして、ゾンビアリスが愉快なゾンビ達に指示を出した。
「こんな場所で、鬼ごっこですか? それなら、私達が相手をしますわよ?」
その邪魔するようにして、響納・リズ(オルテンシアの貴婦人・f13175)が仲間達と共に、ゾンビアリスの前に陣取った。
「あら、奇遇ねぇ。あなた達みたいな人達を探していたのよ。だって、そうでしょ? 他の奴等じゃ遊び甲斐がないんだもの……!」
ゾンビアリスがリズ達を見つめ、不気味な笑みを浮かべた。
それに合わせて、愉快なゾンビ達も、ニンマリと笑った。
「とりあえず、こいつらを倒せばいいのか?」
諏訪野・啓太郎(さすらいのライダー・f20403)が宇宙バイクに乗って颯爽と現れ、愉快なゾンビ達を跳ね飛ばす勢いで土煙を上げた。
「ゲホゲホッ! いきなり何よっ! あなたも邪魔をする気!」
ゾンビアリスが激しく咳き込んだ後、ムッとした表情を浮かべた。
「コイツ、むかつく!」
「食べちゃえ、食べちゃえ!」
「頭から丸かじりィィィィィィ!」
愉快なゾンビ達が飢えたケモノの如く、興奮気味に鼻息を荒くさせた。
「……仕方がありませんね。私達が相手をしましょう」
姫神・咲夜(静桜・f24808)が愉快なゾンビ達の注意を引き、住民達が逃げるまでの時間を稼いだ。
「だったら、遠慮なく……」
「マールカージーリーィィィ!」
「うおおおおおおおおおおおお!」
その挑発に乗った愉快なゾンビ達が、一斉に襲い掛かってきた。
「……!」
すぐさま、咲夜がリミッターを解除し、浄化の力を込めた吹き飛ばしで、愉快なゾンビ達を蹴散らしていった。
「さて、真剣勝負といこうか」
水心子・真峰(ヤドリガミの剣豪・f05970)が水心子真峰(太刀)を握り締め、愉快なゾンビ達を斬り捨てた。
「それなら、あそぼう♡ みんなでね」
ゾンビアリスがニコッと笑って、陽気に歌って踊る愉快なゾンビ達に声を掛けた。
次の瞬間、愉快なゾンビ達に吸血牙と吸精角が生え、背中から寄生触手(ワーム型)がニュルっと伸びた。
「遊ぶって言うより、殺す気満々じゃねえか!」
その事に危機感を覚えた啓太郎が【ゴッドスピードライド】を発動させ、宇宙バイクを変形させて騎乗し、移動速度と戦闘力を増強させて、愉快なゾンビ達を蹴散らしていった。
「そんな訳ないでしょ! 私達は遊びたいだけだから!」
ゾンビアリスがまったく悪びれた様子もなく、愉快なゾンビ達と一緒に襲い掛かってきた。
「言っている事と、やっている事が、真逆だな」
即座に、真峰が【錬成カミヤドリ】を発動させ、自分の本体(水心子真峰:太刀)を複製し、それを念力でバラバラに操って、愉快なゾンビ達を斬りつけた。
「……って、暴力反対~!」
その事に危機感を覚えた愉快なゾンビ達が空を飛び、真峰の攻撃から逃れようとした。
だが、複製された本体が何処までも追いかけ、背後からザクッと身体を貫いた。
「ひ、ひぃ!」
「私達は本当に遊びたいだけで……」
「きゃああああああああああああああああ!」
他の愉快なゾンビ達も次々と複製された本体に倒され、重なり合うようにして倒れていった。
「……えっ? なんで全滅しているの?」
ゾンビアリスが気まずい様子で、ジリジリと下がっていった。
「皆様の受けた痛みを、あなたにも差し上げますわ。……なん倍にして」
それと同時に、リズが【光の槍よ、敵を撃ち貫け(リベンジ・ライトランサー)】を発動させ、ルナティック・クリスタ(月を象った杖)から光の槍を放ち、ゾンビアリスの身体を貫いた。
「う……、何よ、コレ! な、な、なんで、こんな事になっているの!? わたしの身体に風穴が開いちゃったじゃん!」
ゾンビアリスが身体をフラつかせ、恨めしそうにリズ達を睨みつけた。
「白き桜の刃を、その身に受けてみなさい」
続いて、咲夜が【桜花閃刃(オウカセンジン)】を発動させ、妖力によって具現化した桜の枝で出来た刀で斬りかかり、ゾンビアリスを切断した。
「う、嘘よ。わたしが……こんな目に……。嫌よ、嫌、嫌……。まだ、やりたい事が、あるのに……。いやあああああああああああ!」
次の瞬間、ゾンビアリスが断末魔を響かせ、肉の塊と化して崩れ落ちた。
●
「あははははっ! 灯台はわたし達が占拠したわ! 悔しかったら、ここまでいらっしゃい♪」
ゾンビアリスが灯台から猟兵達を見下ろし、勝ち誇った様子で高笑いを響かせた。
灯台の入口には、愉快なゾンビ達が陣取っており、猟兵達の行く手を阻んでいた。
「とりあえず、御茶を飲んでからでも構いませんか? 皆さん、避難した後のようですし、そこにいるのであれば、被害が拡大する事もないと思うので……」
そんな中、エル・バード(エンジェルのパーラーメイド・f36270)が、仲間達に御茶を淹れ始めた。
「うわーい」
「お菓子、お菓子」
「みんなで、食べよ♪」
そのドサクサに紛れて、愉快なゾンビ達も加わり、呑気にお菓子を食べ始めた。
「……って、ちょっと! 今は戦闘中だからっ! そこも、そこも、休憩しない! いや、お菓子を食べてから、戦闘を始めるとか、意味が分からないから……!」
その事に気づいたゾンビアリスが、エル達にツッコミを入れた。
「出来る事なら、なるべく穏便に済ませたいんだけどね。この様子だと、そういう訳にもいかないか」
ティエン・ファン(除霊建築学フィールドワーカー・f36098)が複雑な気持ちになりながら、苦笑いを浮かべた。
「いや、私達は別に……」
「何だか、このお茶、美味しいし……」
「お菓子も、まだまだ、食べたいし……」
だが、愉快なゾンビ達は、ほんわかムード。
お菓子をパクつきながら、幸せそうな表情を浮かべていた。
「いやいやいや、そこっ! 違うから! 何よ、それ! みんなで、てっぺん取ろうって約束したじゃん! あんた達のてっぺんは、この灯台レベルなの? ……って、そこ、頷かない!」
ゾンビアリスが涙目になって、愉快なゾンビ達にツッコミを入れた。
「ちょっと、邪魔をしないでくれるかな?」
筒石・トオル(多重人格者のマジックナイト・f04677)がゾンビアリスをジロリと睨みつけ、嫌悪感をあらわにした。
「それは、こっちのセリフよ。せっかく、今まで上手く行っていたのに邪魔をして! もう許さないっ! あなた達、絶対に許さない!」
ゾンビアリスがムッとした様子で、愉快なゾンビ達を嗾けた。
「……えっ? 嫌だ」
「なんで、アタシ達が……」
「戦いたくない、戦いたくないよー!」
その途端、愉快なゾンビ達が、駄々をコネ始めた。
「とりあえず、みんなで、お茶にしませんか? 何というか、その……戦いは後でも出来ますし……」
雪代・桜花(桜仙・f23148)が、気まずい様子で汗を流した。
「駄目よっ! 絶対にダメっ! ほら、あなた達も戦いなさい!」
ゾンビアリスがイラついた様子で、愉快なゾンビ達を叱りつけた。
「出来る事なら、もう少しお茶の味を楽しみたかったところですが……」
エルが【オール・ワークス!】を発動させ、瞬時に着替えてゾンビアリス達との戦いに備えた。
「だから、今は戦闘中だから! みんな、ちょっと、たるみ過ぎよっ! まったく危機感がないんだから……! とにかく、みんな、戦って!」
ゾンビアリスがイラついた様子で、愉快なゾンビ達を嗾けた。
「……光よ、我が願いを叶えたまえ。聖なる力、邪なる者を封じる力を、ここに……」
トオルが【ヒプノシスリストラクション】を発動させ、眼鏡から点滅する光を放ち、愉快なゾンビ達の動きを一時的に封じ込めた。
「か、か、身体が、が、が……」
「う、うご、うご、動かな、な、い……」
「ぐぎぃ……ぎ、ぎ、ぎ……ぎぃぃぃぃ……!」
その途端、愉快なゾンビ達が動揺した様子で、激しく目を泳がせた。
「これ以上の犠牲を出す事は、私の本意ではありません。少しの間、眠っていてもらえますか?」
桜花が【桜の癒やし】で桜の花吹雪を放ち、愉快なゾンビ達を眠りの世界に誘った。
その影響を受けた愉快なゾンビ達が、次々と夢の世界に旅立った。
「……って、みんな寝ちゃったの? もうっ! 食べて、すぐ寝たら、牛になっちゃうよ? それなのに、みんなグースカ眠っちゃって! えっ? でも、それって変じゃない。そもそも、ゾンビって寝る必要があるの?」
それを目の当たりにしたゾンビアリスが、動揺した様子でツッコミを入れた。
「でも、眠っちゃったのは事実なんだし、受け入れなきゃね」
ラムダ・ツァオ(影・f00001)が苦笑いを浮かべながら、ゾンビアリスを見上げた。
「い、嫌よ。だって、私だけで戦える訳がないでしょ! だからと言って、逃げる場所もないし……。もうっ! 覚えてらっしゃい!」
ゾンビアリスが捨て台詞を吐いて、灯台の中に隠れた。
だが、何処にも逃げ場がないため、物陰に隠れてガタブルと震える事しか出来なかった。
「もう、こうなったら、最後の手段よ! このナイフで、みんなバラバラにしてやる!」
ゾンビアリスが荒々しく息を吐きながら、ナイフをギュッと握り締めた。
しかし、頭の中はカラッポ。
とりあえず、刺す事しか考えていないため、勝利の道筋が途絶えていた。
「地形と気の流れ、把握完了! ここから私の独擅場だよ!」
その間に、ティエンが【除霊建築学・巒頭(ジョレイケンチクガク・ラントウ)】を発動させ、灯台を利用して戦いながら、ゾンビアリスに攻撃を仕掛けていった。
「……映せ!」
次の瞬間、ラムダが【幻影少女(ヴィジョン・アリス)】を発動させ、白刃の刀身にゾンビアリスを映し、ゾンビアリスの幻影を出現させた。
「嘘、かわいい」
その姿にウットリとしたゾンビアリスが、ほんの少しだけ油断した。
「……!」
それと同時に、ゾンビアリスの幻影がナイフをギュッと握り締め、ゾンビアリスの身体を何度も刺した。
「う、嘘……」
その現実を受け入れる事が出来ぬまま、ゾンビアリスが崩れ落ち、肉の塊と化すのだった。
成功
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第2章 ボス戦
『『大海統べる災厄』ヨハンナ・グスターヴ』
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POW : 喜べ、『褒美』は思いの儘だよ
自身の【略奪した天文学的な額の財宝を分配する事】を代償に、【最大でレベル×100体までの異形の海賊達】を戦わせる。それは代償に比例した戦闘力を持ち、【カトラスとマスケット銃による巧みな連携技】で戦う。
SPD : ボクの『旗』を見て無事で済むと思うのかい?
【海賊船からの感覚や勘では防げない偏差射撃】が命中した対象にダメージを与えるが、外れても地形【に海賊旗を掲げて略奪の場として宣言し】、その上に立つ自身の戦闘力を高める。
WIZ : 『瞳』が疼くんだ。この世界を滅ぼせと
対象への質問と共に、【義眼型メガリス『海魔の瞳』】から【知覚すれば精神汚染される悍ましき姿の邪神】を召喚する。満足な答えを得るまで、知覚すれば精神汚染される悍ましき姿の邪神は対象を【体と魂をも蝕むレベルの三乗本の巨大な触手】で攻撃する。
イラスト:らぬき
👑11
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「黒玻璃・ミコ」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
藍沢・瑠璃(サポート)
【性格】
自分に自信がなくて基本的にネガティブな思考ですが臆病というわけではなく意外と思い切りはいい性格をしています。
強い相手には相応にビビりますが弱そうな相手(集団敵)には基本的に強気です。
普段は敬語で一人称は「ボク」です。
【戦闘】
ボス的にはビビりつつもなるべく油断させて隙に怪力を生かした接近戦で圧倒しようとします。基本は接近戦しか能がありません。
集団的では一転して強気になって敵陣に突っ込んで格闘で蹂躙したり怪力で(文字通り)ちぎっては投げして戦います。
基本的に接近戦しか能がありません。
ナーダ・セッツァー(サポート)
顔を隠し、喪服に身を包み、兄弟と半分に分けたロザリオを身につける。
兄弟と同じ装丁の仕込み杖を持ち、隠すのは槍。
オラトリオの翼は出さない。
髪に咲く花は山荷葉。
弱者を救済し、悪を裁く。
全ては亡き我が神のため。
憐れなるモノに神の御加護を。
その為ならばこの身が、手が紅く染まろうと悔いはない。
尊大な口調だが他人を下に見ている訳では無い。
他人には他人の価値がある。
だが我が神を侮辱するのは万死に値する。
神のみもとに逝くがいい。
戦闘は仕込み杖(槍)での肉弾戦、又は硝子のような山荷葉の花を風に舞わせて切り刻む。
回復?殺られる前に殺れば必要ないな。
白匣・覚醒(サポート)
怪奇人間の猟奇探偵×四天王、32歳の男です。
普段の口調は「シロベヤ(私、君、呼び捨て、言い捨て)」、演技時は「KP(私、あなた、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」です。
存在が密室です。白い部屋です。
KP時の口調でお願い致します。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
●
「まさか、君達が出迎えてくれたとはね。……と言う事は、ボクの配下は全滅……と言う事か。まったく、今日はツイてないなぁ。まあ、いいか。元々、みんな死んでいたし……」
海賊船に乗って島にやって来たのは、『大海統べる災厄』ヨハンナ・グスターヴであった。
ヨハンナは、港町で待ち構えていた猟兵達を眺め、疲れた様子で溜息を洩らした。
その事が原因で、気持ちが萎えてしまったようだが、海賊船からワラワラと配下が降りてきたため、さすがに格好悪いと判断して踏み止まったようである。
「あ、あの……そんなに怖い顔で睨まないでください。本当は、怒っていますよね? だって、さっきから、こめかみが、その……激しくピクついていますし……。心なしか、拳も震えていますし……」
藍沢・瑠璃(ヤドリガミのゴッドハンド・f37583)がビビッた様子で身を強張らせながら、ヨハンナにツッコミを入れた。
「当たり前だろ。こんな事をされて、笑顔でいられる訳がないし……。正直、ブン殴ってやろうと思っていたからね。でも、それは止めにしたよ? 殴るだけじゃ、生易しいから……」
ヨハンナが、ぎこちない笑みを浮かべながら、激しく拳を震わせた。
「それは、こっちの台詞だ。お前達のせいで、一体どれだけの者が犠牲になった事か。まさか、自分達さえ、犠牲が出なければいいと思っていないだろうな?」
ナーダ・セッツァー(地に満たせ神の威光・f35750)が、ヨハンナの前に陣取った。
「そんなの、当たり前だよ。ボク等は、この島を占拠するため、ここまで来たんだからね。それに、この程度で死ぬんだったら、ボク等が攻めて来なくても一緒だよ」
ヨハンナがまったく動じる事なく、皮肉混じりに呟いた。
「……言うね、後先考えず」
白匣・覚醒(密室探偵・f22856)が、ヨハンナに視線を送った。
「この状況で、よくそんなに強気な事を言える……って言いたいのかい? ……当然だよ。ボクが負ける事なんてないんだから……。そもそも、負ける理由なんてないだろ? ボクは新『七大海嘯』のひとりだよ? 負ける訳がないだろ? そんな事、あり得ない!」
ヨキンナが自信に満ちた表情を浮かべ、キッパリと断言した。
「と、とにかく、皆さん……、一緒に頑張りましょう」
瑠璃がビビる気持ちを押し殺し、【錬成カミヤドリ】で大太刀「瑠璃宝丸恒実」を107個複製し、念力ですべてバラバラに操った。
「このまま逃げれば、生きて帰る事が出来たのに……。どうやら、ここにいるのは、愚か者ばかりのようだね」
ヨハンナがムッとした様子で指をパチンと鳴らし、海賊船から偏差射撃を放ち、猟兵達に攻撃を仕掛けた。
それと同時に、地面に何本も海賊旗が突き刺さり、ヨハンナの配下達が興奮気味に雄叫びを上げて海賊船から飛び降りた。
「……」
その間に、ナーダが【生まれながらの光】を発動させ、聖なる光で傷ついた仲間達を高速で治療した。
「本当に、余計な事をするね、キミ達は……。そんな事をしても無駄なのに……。それとも、苦しみながら死ぬのが、お望みかい? だったら、その望みを叶えてあげるけど……。本当に変わっているね、キミ達は……。あえて苦しむ事を選ぶんだから……」
ヨハンナが皮肉混じりに呟きながら、含みのある笑みを浮かべた。
「……まあね。それじゃ、もう少し困ってもらおうか」
次の瞬間、覚醒が【怪奇密室人間探偵シロベヤメザメ(シロベヤメザメ)】を発動させ、自らの肉体をユウデヱシイ蔓延ル白イ密室に変異させ、一時的にヨハンナを閉じ込めた。
「これは何の真似だい? ひょっとして、時間稼ぎかい? まったく、小賢しい事をするね。まあ、それだけ時間を稼ぎたいって事だと思うけど……。無駄だよ、こんな事をしても!」
そう言ってヨハンナが異形の海賊達を呼び集め、連携技で攻撃を仕掛けてきた。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
シフォン・メルヴェイユ(サポート)
『楽しい世界が待っていたらいいなぁ。』
普段の口調は「女性的(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」
怒った時は「無口(わたし、あなた、呼び捨て、ね、わ、~よ、~の?)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。
のんびりとして、無邪気な性格をしています。
基本的に常に笑顔で人に接して、
敵以外なら誰に対しても友好的な性格です。
因みにトランプを使った手品が得意で、必要に応じて皆を楽しませます。
あとはお任せします。宜しくお願いします。
バジル・サラザール(サポート)
『毒を盛って毒で制す、なんてね』
『大丈夫!?』
『あまり無理はしないでね』
年齢 32歳 女 7月25日生まれ
外見 167.6cm 青い瞳 緑髪 普通の肌
特徴 手足が長い 長髪 面倒見がいい 爬虫類が好き 胸が小さい
口調 女性的 私、相手の名前+ちゃん、ね、よ、なの、かしら?
下半身が蛇とのキマイラな闇医者×UDCエージェント
いわゆるラミア
バジリスク型UDCを宿しているらしい
表の顔は薬剤師、本人曰く薬剤師が本業
その割には大抵変な薬を作っている
毒の扱いに長け、毒を扱う戦闘を得意とする
医術の心得で簡単な治療も可能
マッドサイエンティストだが、怪我した人をほおっておけない一面も
アドリブ、連携歓迎
ミーヤ・ロロルド(サポート)
『ご飯をくれる人には、悪い人はいないのにゃ!』
楽しいお祭りやイベント、面白そうな所に野生の勘発動させてくるのにゃ!
UCは、ショータイムの方が使うのが多いのにゃ。でもおやつのUCも使ってみたいのにゃ。
戦いの時は得意のSPDで、ジャンプや早業で、相手を翻弄させる戦い方が好きなのにゃよ。
口調だけど、基本は文末に「にゃ」が多いのにゃ。たまににゃよとか、にゃんねとかを使うのにゃ。
食べるの大好きにゃ! 食べるシナリオなら、大食い使って、沢山食べたいのにゃ♪ でも、極端に辛すぎたり、見るからに虫とかゲテモノは……泣いちゃうのにゃ。
皆と楽しく参加できると嬉しいのにゃ☆
※アドリブ、絡み大歓迎♪ エッチはNGで。
ニノン・トラゲット(サポート)
『容赦なんてしませんから!』
『アレ、試してみちゃいますね!』
未知とロマンとお祭りごとを愛してやまない、アルダワ魔法学園のいち学生です。
学生かつ魔法使いではありますが、どちらかと言えば猪突猛進でちょっと脳筋っぽいタイプ、「まとめてぶっ飛ばせばなんとかなります!」の心で広範囲への攻撃魔法を好んでぶっ放します。
一人称はひらがな表記の「わたし」、口調は誰に対しても「です、ます、ですよね?」といった感じのあまり堅苦しくない丁寧語です。
基本的にはいつも前向きで、ネガティブなことやセンチメンタルっぽいことはあまり口にしません。
その他の部分はマスターさんにお任せします!
厳・範(サポート)
長年の修行で誘惑に強いお爺です。
食べ物に制限はありません。
話し方は古風です。
亡き親友との約束(世界を守る)で、封神武侠界のみで活動していましたが、『仁獣』性質と親友の幻影の後押しで決意し、他世界でも活動し始めました。
「放っておけぬのよ」
動きとしては、主にサポートに回ります。
【使令法:~】では、麻雀牌を利用して、対象生物を呼び出します。
【豹貓】は睡魔を呼ぶ、【胡蜂】は恨みの毒(理由は秘密の設定にて)という感じです。
また、半人半獣もしくは本性の麒麟形態だと、背に人を乗せることがあります。
なお、武侠の血が騒ぐと足技が出ます。
依頼達成のためとはいえ公序良俗に反する行為はしません。
あとはお任せします。
グレナディン・サンライズ(サポート)
『ここはこの年寄りに任せてもらおうかね?』
『こう見えても、まだまだ衰えちゃいないよ』
年齢3桁の婆。
スペースシップワールド出身の元宇宙海賊。
主な武装はフォースセイバーとブラスター。
戦闘スタイルは基本的には前衛遊撃。敵を翻弄するような戦いを好む。
グルメではない酒好き。
年齢なりの経験を積んでいるので、冷静さと余裕をなくすことはない。
口調(あたし、あんた、だね、だよ、~かい?)
ハイパー・マン(サポート)
『来たぞ、私が、ハイパーマンだ!』
神のスーパーヒーロー×ミュータントヒーロー、39歳の男です。
普段の口調は「男性的(私、~くん、だ、だな、だろう、なのか?)」、敵には「高圧的(俺、貴様、言い捨て)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
スーパーヒーローとしてふさわしい振る舞いを意識し、依頼の成功に全力を注ぎますが、何より周りの誰かを助けることを優先します
パンチはニュートラルパンチ、キックはブリッツキックと叫びながら攻撃します
日下・彼方(サポート)
人間のUDCエージェント × 月のエアライダーの女です
戦闘での役割はレガリアスシューズを使っての空中戦、
影の狼を使役して斥候・偵察ができます
武器は通常大型ナイフを使用しますが
強敵には太刀・槍を持ち出す事もあります
普段は(私、君、呼び捨て、だ、だな、だろう、なのか?)
機嫌が悪いと (私、~様、です、ます、でしょう、ですか?)
性格は受けた仕事はキッチリこなす仕事人のような感じです
仕事から抜けると一転惚けた風になります
ユーベルコードは必要に応じて、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
禍沼・黒絵(サポート)
『クロエと遊んでくれる?』
人間の人形遣い×ビーストマスター、13歳の女の子です。
普段の口調は「無感情(自分の愛称、アナタ、ね、よ、なの、かしら?)」、独り言は「ちょっと病んでる(自分の愛称、アナタ、ね、わ、~よ、~の?)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。
一人称はクロエ、人からクロエと呼ばれると喜ぶ。
ちょっと暗い感じの無表情なキャラ
武器は装備している物を自由に使って構いません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
雪代・桜花(サポート)
桜の精の仙人×パーラーメイド、17歳の女です。
普段の口調は女性的(私、~様、です、ます、でしょう、ですか?)
サクラミラージュの山奥で生じた桜の精で、普段は『帝都桜學府』に通いながら色んなアルバイトをしている猟兵です。
UCによる技能強化で他参加者の文字通りのサポート役(戦闘支援の他、一般人相手の情報収集や敵地の偵察、給仕など)が理想です。
UCの『オールワークス!』で状況や目的に応じた手持ちの防具に着替え、その初期技能を上昇させ【情報収集】や【破魔】などでサポートします。あるいは軽機関銃と素の【援護射撃】や【制圧射撃】で戦闘をサポート。
その他、桜の精として影朧の転生やUCによる回復も可能。
アレクサンドラ・ヒュンディン(サポート)
人狼の力持ち×ミュータントヒーローです
普段の口調は「私、~さん、です、ます、でしょう、でしょうか?」、気にいったら「私、あなた、~さん、ね、よ、なの、なの?」
性格は内気で人と目を合わせるのが苦手ですが、人嫌いなわけではなく事件解決には積極的です
戦闘スタイルは力任せで、ダメージはライフで受けるタイプです
日常や冒険の場合、食べ物があるとやる気が増します
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
陽環・柳火(サポート)
東方妖怪のグールドライバー×戦巫女です。
悪い奴らはぶっ潰す。そんな感じにシンプルに考えています。
戦闘では炎系の属性攻撃を交えた武器や護符による攻撃が多い。
正面からのぶつかり合いを好みますが、護符を化け術で変化させて操作したりなどの小技も使えます。
全力魔法使用後の魔力枯渇はにゃんジュール等の補給で補います
名刀『マタタビ丸』は量産品なので、もしも壊れても予備があります。
ユーベルコードは指定した物を使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動し他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
●
「本当に酷い事をするね、キミ達は……。こんな事をしても、まったく意味がないのに……。まあ、こんなフザけた真似をした以上、無傷で済ませるつもりはないけどね」
ユウデヱシイ蔓延ル白イ密室から出てきたヨハンナがムッとした様子で、まわりにいた猟兵達に悪態をついた。
「だから無駄な抵抗はせず、死んでくれって事? ……だったら、嫌よ。そもそも、従う理由もなければ、義理もないし……」
バジル・サラザール(猛毒系女史・f01544)が、さらりと答えを返した。
「別に、キミの答えは聞いてないよ。決めるのは、ボクだからね! キミ達が選ぶ事が出来るのは、このまま素直に死ぬか、命乞いをする事だけ。……簡単な事だろ? 何も悩む必要なんてないんだから……」
ヨハンナが上から目線で、猟兵達を見下した。
「それに、私が来たから大丈夫だ。例え、どんな事があっても、ここは……守る!」
ハイパー・マン(神のスーパーヒーロー・f16472)が空から颯爽と現れ、ヨハンナ達の前に陣取った。
「あは、あははははっ! 面白いね、本当に! 時間稼ぎをして、仲間を集めて、それで勝ったつもりになっているんだから……。それに、これって烏合の衆だろ? 数さえ集めれば何とかなると思っているようだけど、無駄だよ、それ」
ヨハンナが猟兵達に対して、冷たい視線を送った。
「この港町は、絶対に守るにゃ! 美味しいお魚を沢山くれた人達のために頑張るにゃ!」
その視線に気づいたミーヤ・ロロルド(にゃんにゃん元気っ娘・f13185)が、ヨハンナの前に陣取った。
「まさか、そんな理由で、海賊達の味方をするとはねぇ。ハッキリ言って、割に合わないよ。だって、命を懸ける価値がないもの。それとも、まさか、ボクに勝てると思っているのかい? それこそ、夢物語だよ」
ヨハンナが小馬鹿にした様子で、ボソリと呟いた。
「お魚を馬鹿にしたら、痛い目を見るにゃ!」
ミーヤがムッとした様子で、プンスカと怒った。
実際に、港町で獲れた魚は美味しく、幸せな気持ちになる事が出来た。
それを守るためであれば、ヨハンナ達と戦っても、デメリットではないと判断したようである。
「ここは、この年寄りに任せてもらおうかね? こう見えても、まだまだ衰えちゃいないよ。なんなら、纏めて相手をしてやろうか?」
そんな中、グレナディン・サンライズ(永遠の挑戦者・f00626)が、ヨハンナ達の前に現れた。
「なんだと、この野郎!」
「……俺達をザコ扱いかっ!」
「だったら、痛い目を見せてやる!」
ヨハンナの配下達が殺気立った様子で、一斉にカトラスを構えた。
「だったら、クロエと遊んでくれる? ……遊んでくれるよね?」
禍沼・黒絵(災禍の輩・f19241)が、ヨハンナに対して問いかけた。
「そうだね。……遊んであげるよ。ここにいる人達は、みんなそれを望んでいるようだからね。でも、後で文句を言わないでくれよ?」
ヨハンナが含みのある笑みを浮かべながら、黒絵の顔色を窺った。
「……?」
だが、黒絵は不思議そうに首を傾げるだけで、まったく動揺していなかった。
「それでは、始めましょうか。みんな殺気立っているようですし、このまま抑え込むのも難しいようですからね」
雪代・桜花(桜仙・f23148)が、ヨハンナに視線を送った。
その後ろにいる海賊達が、今にもヨハンナに襲い掛かりそうな勢いで、鼻息を荒くさせた。
「いいね、その目……。嫌いじゃないよ。みんな、死神に愛されているようだねぇ」
ヨハンナが両目を血走らせ、不気味な笑みを浮かべた。
まわりにいる配下達もケスな笑みを浮かべ、舌舐めずりをし始めた。
「いまさら謝ったところで、容赦しませんからね!」
ニノン・トラゲット(ケットシーの精霊術士・f02473)が、エレメンタルロッドをギュッと握り締めた。
「ボクも、容赦はしないよ。絶対に、ね。その後、この島の奴等を皆殺しにするだけさ。例え、この島の連中が嫌だと言ってもね」
ヨハンナが猟兵達の背後にいる配下達を見つめ、不気味な笑みを浮かべた。
「お、お前達なんて、怖くねえぞ!」
「みんな纏めて返り討ちにしてやらぁ!」
「俺達にケンカを売った事を後悔させてやるぜ!」
そのドサクサに紛れて、配下達も調子に乗って、乗りまくった。
「……仕方がありませんね」
アレクサンドラ・ヒュンディン(狗孤鈍狼・f25572)が観念した様子で、深い溜息を洩らした。
「おお、ようやく分かってくれたんだね! だったら、いますぐ死んでくれ。早くボクに命を差し出すんだ!」
ヨハンナが興奮した様子で、猟兵達に迫っていった。
それに合わせて、ヨハンナの配下達がカトラスを振り上げ、一斉に襲い掛かってきた。
「とにかく、ぶっ倒してしまえばいいんだろ? 楽勝、楽勝ッ! みんな纏めて、蹴散らしてやるっ!」
それを迎え撃つようにして、陽環・柳火(突撃爆砕火の玉キャット・f28629)が、殴って、蹴って、蹴散らした。
「うおおおおおおおおおおおお!」
その流れに乗るようにして、海賊達が次々とカトラスで斬りかかり、ヨハンナの配下達を斬り捨てた。
「そういうの、嫌いだよ。調子に乗って、自分の実力も分からずに……。まあ、いまさら気づいたところで手遅れだけどね。さあて、どうやって殺そうかな。八つ裂きか、血祭りか、好きな方を選んでいいよ。いや、せっかくだから、どっちも選んじゃおうよ。その方が面白いからさ。まあ、どんなに足搔いても、ボクの『旗』を見て無事で済んだヤツなんていないけどね。そもそも、ここはボクの島だ!」
ヨハンナが、こめかみを激しくピクつかせ、配下達に合図を送った。
それに合わせて、海賊達が海賊船から偏差射撃を行い、落下した場所に海賊旗を掲げる事で、略奪の場として声高らかに宣言した。
「……随分と強気ね。この状況で、そんな事が言えるなんて……」
シフォン・メルヴェイユ(夢見る少女・f19704)が、警戒した様子で身構えた。
「当たり前だろ。ボクは強いからね。だから何も怖くないよ。……何も、ね。例え、キミ達が纏めて襲い掛かってきたとしても、ひとり残らず蹴散らしてあげるからさ!」
ヨハンナが自信に満ちた表情を浮かべ、猟兵達を見下すようにして呟いた。
「クリスタル起動、ガントレット展開、くらえ! ラジカルザッパー!」
すぐさま、ハイパーが【ラジカルザッパー】でビームを放って、ヨハンナの配下を蹴散らしていった。
「ふ、ふざけるなっ!」
「俺達は負けないっ! 絶対に……!」
「こんな場所で、屈する訳にはいかないんだァ!」
それでも、ヨハンナの配下達が殺気立った様子で、猟兵達に襲い掛かってきたが、身体が悲鳴を上げて半ば強制的に突っ伏した。
「まだまだ、行くわよ?」
続いて、バジルが【シーサーペントキシン】を発動させ、ウミヘビが持つ毒の能力を、戦闘用に強化し、ヨハンナに攻撃を仕掛けた。
「うくっ! ぐっ! ぐわあああああ! よくも、やったな! ゴミの分際で! ボクを、こんな気持ちにさせた罪は重い! 楽に死ねると思うなよっ!」
その攻撃を喰らったヨハンナが青ざめた表情を浮べ、殺気立った様子で海賊達を嗾けた。
「うおおおおおおお! ブチ殺してやるゥ!」
海賊達が雄叫びを響かせ、一斉に襲い掛かってきた。
「……影よ、私を包み、敵から守って!」
即座に、シフォンが【闇隠れの偵察(ヤミガクレノテイサツ)】を発動させ、自らの影に包まれ、海賊達の攻撃を完全に防いだ。
「……こっちよ」
それに合わせて、黒絵が【絶望の福音】を発動させ、ヨハンナ達の動きを予測し、華麗にステップを踏むようにして、次々と攻撃を避けていった。
「う、嘘だろ! ま、まさか、未来が見えていると言うのか!? そ、そんなはずは……。あ、あり得ないっ!」
ヨハンナが目の前に現実を全否定する勢いで、まわりにいる配下達を嗾けた。
「うおおおおおおおお!」
「……ブッ殺してやるゥ!」
「皆殺しだァァァァァァァア!」
その指示に従って、ヨハンナの配下達が、殺気立った様子でカトラスを振り回した。
「いくら、やっても無駄ですよ」
アレクサンドラが【猫の毛づくろい】を発動させ、ペロペロなめる事で、摩擦抵抗を極限まで減らし、配下達の攻撃を避けていった。
「う、嘘だろ!」
「ま、まだ速くなるのか!?」
「ち、畜生っ! 待て! 待ちやがれ!」
ヨハンナの配下がイラついた様子で、一斉にカトラスを握り締め、アレクサンドラに斬りかかった。
「だから、当たりませんって……!」
アレクサンドラが野生の勘で、配下達の動きを読み取り、次々と攻撃を避けていった。
「確か、こんな感じでしたね」
その間に、桜花が【変身『山で見た動物達』(ヘンシンヤマデミタドウブツタチ)】で、大きな角を持つ雄鹿になって戦闘力を増加させ、ヨハンナの配下を蹴散らしていった。
「ぐおっ!」
「ぬおっ!」
「……ぎゃっ!」
その攻撃を喰らった配下達が、為す術もなく弾き飛ばされ、次々と宙を舞った。
「いまのうちにアレを試しちゃいますね!」
続いて、ニノンが【アルカナ・ブラスター】を発動させ、白炎属性の破壊光線を直線状に放った。
それが地面をガリガリと削りながら、ヨハンナの左肩を抉り、まわりにいた配下達を蹴散らした。
「うぐ……、よくも、やったね。ゴミの分際で! みんな八つ裂きにして、島の入口に並べてやるっ!」
ヨハンナが恨めしそうな表情を浮かべ、左肩を押さえて後退した。
「そんな悪いコトをするなら、こっちはこのお菓子で守っちゃうのにゃ!!」
すぐさま、ミーヤが【お菓子でガードなのにゃ!(オカシデガードナノニャ)】を発動させ、ガジェットから大量の美味しいお菓子を放出し、射撃攻撃及び敵からの攻撃を無力化した。
「本当に頭に来るね、キミ達は……! もう限界だ! 絶対に……絶対に、容赦はしない! いいよね、それで!」
ヨハンナがケモノの如く吠えた後、義眼型メガリス『海魔の瞳』から悍ましき姿の邪神を召喚した。
「……!」
次の瞬間、邪神が無数の巨大な触手を伸ばし、猟兵達の身体と魂を蝕んだ。
「これは、また厄介なモノを召喚したな。まあ、それでも、やる事に変わりはないのだが……」
厳・範(老當益壮・f32809)が【転変(テンベン)】で黒麒麟に変化し、風に舞うようにして巨大な触手を避けていった。
「ぐぎぎぎぎぃ! ナマイキな奴等め! ふざけやがって! もう許さないっ! 絶対に……許さないからなァ!」
ヨハンナが殺気立った様子で、猟兵達をジロリと睨みつけた。
それと同時に、邪神が咆哮を響かせ、再び巨大な触手を伸ばしてきた。
「だから黙って、命を差し出せとでも言いたいのか? だったら、断る!」
日下・彼方(舞う灰の追跡者・f14654)が野生の勘を駆使して、巨大な触手を避けていきながら、残像を繰り出し、ヨハンナの注意を引いた。
「そもそも、キミ達に選択権はないから! 黙って、死んで! 迷わず、死んで! それを邪神が望んでいるから!」
ヨハンナが両目を血走らせ、叫び声を響かせた。
それに合わせて、邪神が咆哮を響かせ、次々と触手を伸ばしてきた。
「いいか、みんなを護るんだ。あの触手を蹴散らして……」
即座に、彼方が【影狼群影(カゲロウグンエイ)】を発動させ、影で形作られた狼を121体召喚し、邪神の触手を狙わせた。
それに合わせて、狼達が激しく唸り声を響かせ、連携を取るようにして、巨大な触手に鋭い牙を突き立てた。
「まだだっ! ボクの邪神は、この程度の事で、屈する事はない! まだだっ! やれ、やれ! 殺しちまえ!」
ヨハンナがイラついた様子で、再び邪神を嗾けた。
「……!」
すぐさま、範が雲を発生させて、勢いよく飛び乗り、巨大な触手を次々と避けていった。
「う、嘘だろ! ボクの邪神が……まったくの役立たずじゃないか! どうして、こんな事に……。こんなはずじゃなかったのに……!」
それを目の当たりにしたヨハンナが、信じられない様子でギチギチと歯を鳴らした。
「それでも、これが現実だ」
そこに追い打ちをかけるようにして、グレナディンが【老練のサイコキネシス(エクストラ・サイコキネシス)】を発動させ、目には見えないサイキックエナジーを放ち、まわりにある石を投げて、ヨハンナの配下達を蹴散らしていった。
その隙をつくようにして、猟兵達が一斉に攻撃を仕掛け、ヨハンナの配下達を一掃した。
「よ、よくもぉぉぉぉぉぉ!」
その事に腹を立てたヨハンナが、邪神と連携を取って、猟兵達に攻撃を仕掛けてきた。
「オラァッ!! 喰らいやがれってんだ! 折角の大盤振る舞いなんだからよ!」
それを迎え撃つようにして、柳火が【妖刀オーバーロード(ヨウトウオーバーロード)】で名刀『マタタビ丸』の攻撃力を倍増させ、ヨハンナを真っ二つに切り裂いた。
その拍子に、名刀『マタタビ丸』が音を立て、木っ端微塵に砕け散り、目の前にいた邪神が跡形もなく消滅した。
成功
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