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アルカディア争奪戦㉖~一撃! 空を砕く必殺バトル!

#ブルーアルカディア #アルカディア争奪戦 #帝竜『大空を覆うもの』 #支援の関係でちょっとだけ優先します

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#帝竜『大空を覆うもの』
#支援の関係でちょっとだけ優先します


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●赤き霧は創造神の……
 虚神アルカディアの玉座。そこに通じる空中庭園のひとつに。

 ――凄まじく濃密な大気が凝縮している。

 猟兵たちが近づくと、それは竜の形を成していく……帝竜『大空を覆うもの』へと変じる。それと同時に圧倒的な存在感を示す。

 ……わかっている わかっている……。
 ……わたしは ブルーアルカディアの雲海 大気の集合体……。
 ……わたしこそが『|拒絶の雲海《アルカディア・エフェクト》』 この世界の空そのもの……。
 ……わかっている 故にわたしは アルカディアを護る……。

 そうだ。大空を覆うものの正体は『ブルーアルカディアの大気そのもの』――そのためにブルーアルカディアから全ての大気を消滅させない限り倒せない。
 ……すなわち、現状では絶対に倒すことができない。世界が滅びでもしない限り。

『ですが、この凝縮した大気を散らす事ができれば、一時的に顕現を妨げる事ができます』

 それはこの戦場へ猟兵たちを送り出したグリモア猟兵の言葉だ。『大空を覆うもの』として顕現しようとしている凝縮された大気。これを散らす……つまり、『大空を覆うもの』としての形を取れなくすれば、『大空を覆うもの』の顕現を一時的とはいえ、妨げることができる。少なくともこの戦争の間は顕現しまい。

 ――だが、どうする?

 相手は空気。手を突っ込んでかき混ぜて形を崩した程度では『大空を覆うもの』の力によってまた凝縮していくのは必然。その凝縮する力そのものを破壊しなければ、『大空を覆うもの』の形は破壊できまい。
 困惑する猟兵たち。そんな猟兵たちの脳内に……突如、魔力に満ちた謎の少女の声が響く!!

『私は、もう待ちません。必ず会いに行きますから、今はこれで持ちこたえて……!』

 同時に。
 猟兵たちは「『赤い霧の翼』が生えた『真の姿』」にその身を変じた。そして悟る。

 ――この力があれば、『大空を覆うもの』に対抗できる!

 それは『大気を「物理化して破壊する」能力』――どこかで在った世界にて創造神が使用していた『無から有を産み出す禁断の翼』……すなわち、創世の翼。
 だがその力はあまりにも強大で、いかに猟兵といえど、長時間使用し続ければ身体が保たない。

 ――チャンスは一度のみ。

 時を置かず、これより最大最強の一撃を放ち、素早く離脱する。
 それを為せば、『大空を覆うもの』の顕現を破壊することが出来る。

 やることは決まった。
 猟兵たちは自身の背に創世の翼を迸らせ、徐々に形を成す帝竜『大空を覆うもの』に対して、攻撃態勢を取るのであった。


るちる
 まいどです。いつもありがとうございます、るちるです。
 ごめん、パッセンジャー終わるまでシナリオ出さないって思ってたけど、創造神の叫びで膝に矢を受けてしまってな(?)
 エンドブレイカーに寄せてますが、エンドブレイカー知らなくても大丈夫です。
 やることはシンプル・イズ・ベスト。最大の一撃を叩き込め!!

●全体
 1章構成の戦争シナリオです。
 帝竜『大空を覆うもの』との戦いです。その顕現を阻止するために、物理的に破壊しましょう! ワンショットワンキルお願いします。あ、バフデバフとかの補助行為は何回重ねてもオッケーですが、時間かけるのはNGね!

 禁止事項:他の猟兵の邪魔をすること。公序良俗に反する行為。

 指定されたプレイングボーナスがこちらになります。
(=============================)
 プレイングボーナス……「赤き翼の真の姿」に変身し、最大最強の一撃を放つ。
(=============================)
 基本的に参加の時点で赤き翼の真の姿になっていますので、最大最強の一撃を放つを実施してください。
 威力は不問。皆さんがこの場で最適と考える、全力とか究極とか必殺とかいった一撃をよろしくお願いします。

●1章
 ボス戦『帝竜『大空を覆うもの』』との戦闘です。
 『エンドブレイカー』と呼ばれる世界において、大気を司っていた魔竜です。大気や気象に由来する様々な現象を操る他、数十kmもの巨大さを持ち、変幻する肉体は、超高速と圧倒的な耐久力を誇ります。
 ってわけで『大空を覆うもの』とは『大気』と呼ばれる存在でありながら、そこに在るだけではなく攻撃など向こうからこちらに干渉可能という完全チートな敵です。
 まぁ『空気を倒せるか?』って話になってくるので本来は手も足も出ないのですが、どこかの心優しい、いつも待っていたけど今回はもう待たないって言っている創造神が手を貸してくれるようです。
 全力を叩き込みましょう。一応反撃はしてきますので防御も考えておいてください。


 オープニング公開後、プレ受付開始。
 戦争シナリオのため、全採用というよりは程よくチョイスしていく感じになると思います。予定は最低人数+1~2人といったところ。
 タグでの案内はないかもですが、空いている間は受付中と思ってください(流れる可能性はあります)

 それでは皆さんの参加をお待ちしていまーす!
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第1章 ボス戦 『帝竜『大空を覆うもの』』

POW   :    雷災体現
自身の肉体を「稲妻の【渦巻く漆黒の雲】」に変える。変身中、雷鳴電撃・物理攻撃無効・通電物質内移動の能力を得る。
SPD   :    災害竜招来
自身の【肉体を構成する雲海】を代償に、1〜12体の【様々な災害を具現化したドラゴン】を召喚する。戦闘力は高いが、召喚数に応じた量の代償が必要。
WIZ   :    魔竜真空波
全身を【触れたものを破壊する真空の波】で覆い、自身の【大きさ】に比例した戦闘力増強と、最大でレベル×100km/hに達する飛翔能力を得る。

イラスト:純志

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

天樹・咲耶
裏人格のサクヤ(中二病)です

「ふっ、ついにこの漆黒……いえ、赫翼の堕天使である私の真の姿を見せるときが来たようね!」(注:ただ赤い翼が生えているだけです

眼帯と包帯(ドラックストアで買った)を外し、私の真の力を解放するわ!
我が魔眼(カラーコンタクトです)から逃げられると思わないことね!

「相手は空気。
でも知っているかしら?
炎というものは空気を燃焼させることによって発生するということを!」

右腕に封印されし邪竜を解き放ち【邪竜獄炎咆】によって全力で空気そのものを完全燃焼させるわ!
これならば大気が相手でも通用するはず!

さらに急激な熱膨張で上昇気流を発生させ、渦巻く漆黒の雲を上空に散らしてみせるわ!



●彼女こそが天災
 大気が震える。それは帝竜『大空を覆うもの』の胎動。目の前に『何か』が生まれるのが『見えている』のに、それは大気という、決して手の届かない存在である。
 本来なら。

「ふっ、ついにこの漆黒……いえ、赫翼の堕天使である私の真の姿を見せるときが来たようね!」

 声高らかに響き渡る|解説《宣言》。天樹・咲耶(|中二病の二重人格《優等生と漆黒の堕天使》・f20341)の声である。いや、これは裏人格の『サクヤ』のものか。何故かって言えば左目に眼帯&右腕に包帯を巻いて、びしぃっってポーズを決めているからさ☆
 彼女を知る者ならこう呟いだだろう。
 |漆黒の堕天使が赫翼の堕天使に進化した《中二病の進行速度が速いな》、と。
 ぶっちゃけ、普段の称号が『漆黒の堕天使』で、ただ赤い翼が生えただけだったりする。さすがだぜサクヤさん。
 だがそんなサクヤに『大空を覆うもの』は反応する。中二病にではない、背中の赤い翼……創世の翼にである。
『……見覚えがある その翼……』
『……ああ。あの時の 『主』から離れてしまった あの時の……』
『……だけど 二度目はない ないのだ 猟兵よ……』
 直後、『大空を覆うもの』の体が稲妻の渦巻く漆黒の雲へと変化する。そして放たれる稲妻。
「きゃぁぁっ!!」
 回避しきれず、強烈な稲妻がサクヤを弾き飛ばす。咄嗟に掲げてしまった右腕の包帯が稲妻で焼け焦げ、空気の中に消えていく。
「くっ……やるわね。でもあなたは間違いを犯した……!」
 そうだ、この包帯は封印だ。さっきドラッグストアで買ってきたものだけど。
 立ち上がりつつ、黒焦げになった包帯を巻き解けば解放される右腕。その右手で以て目の下をこするような仕草で軽やかに左目の眼帯(これもさっきドラッグストアで買ってきた)を外す。
「私の真の力を解放するわ! 我が魔眼(注:カラーコンタクトです)から逃げられると思わないことね!」
 サクヤの声に導かれるように右腕に昏き炎が浮かび上がる。

 そう、彼女に右腕には封印が為されていたのだ。古の業火を操る|邪竜《アビスドラゴン》。それこそが彼女の力の源なのだ……!

「相手は空気。でも知っているかしら? 炎というものは空気を燃焼させることによって発生するということを!」

 解説ありがとう!!
 そんなわけで、右腕に封印されし邪竜が解き放たれ、サクヤの【邪竜獄炎咆】が全力で放たれる!! 視界を覆い尽くすがごとき、激しい黒き業火。
「これで空気そのものを完全燃焼させるわ!」
 珍しく邪竜が言うこと聞いている。サクヤの指示に従って視界の全てを焼き尽くさんと業火を放ち続ける。
(これならば大気が相手でも通用するはず!)
 とサクヤが邪竜の後ろでこっそりガッツポしている。
 すっごい勢いで燃えていく大気。それによって急激な熱膨張が発生し、上昇気流が巻き起こる。突き上げるような突風がサクヤの頭上で渦巻く漆黒の雲を蹴散らしていく。
「ふっ。作戦通りね!」
 絶対嘘だよこの子。
 そんなわけで『大空を覆うもの』を蹴散らしたサクヤ。
「さて、邪竜は……あ」
 あ、ってなんだよ、あ、って。
 まさか、封印されていた反動で外に出てきた拍子に暴走しているとか、制御が効かなくて邪竜が勝手に暴れ回っているとかそんなことはない、ですよねぇ?

大成功 🔵​🔵​🔵​

セレナリア・アーチボルト
大気を相手に如何なものかと思いましたがイヴ様も立派になられて……はて? ところでイヴ様とは?

何はともあれふっふっふ、物理が効くなら何も恐れることはありません!
溜めて溜めて溜めて渾身の愛と勇気をぶつけてみせましょう!
溜めれば溜めただけ爆発の威力もそれはもうどえらい事ですよ!
ドカンと1発行ってみましょう!

しかし、かつての主人に忠義を示すとは敵ながら天晴れですね。
次元移動存在の性質とはいえこれには大魔女様も予想外では?

まあ私の忠義の方がずっとずーっと上ですけどね!




 セレナリア・アーチボルト(ストレンジジャーニー・f19515)は眼前に意識を集中する。彼女の目の前で『大空を覆うもの』がその形を作ろうとしている。
 今なら。この凝縮した大気を散らすことで『大空を覆うもの』の顕現を阻止できる。
 背中には赤き霧が具現化したかのような翼が迸り、セレナリアは|メイドの裏の顔《敵を排除するもの》の姿を取る。鋭い眼光が『大空を覆うもの』を捉える。

(大気を相手に如何なものかと思いましたが……)

 強大な敵を前にしてなお、思わず口端に笑みを浮かべるセレナリア。
「イヴ様も立派になられて……はて? ところでイヴ様とは?」
 そこまで呟いて自分の言葉に首を傾げるセレナリア。口をついて出てきた言葉はとても自分に馴染んでいて、それでいて聞き覚えの無い言葉。それでも自分の言葉を耳にしてセレナリアは安堵を覚える。

 ――大丈夫、この力があれば。

「何はともあれふっふっふ、物理が効くなら何も恐れることはありません!」
 笑みを顔中に広げて。セレナリアはバンテージを巻いた拳をぎゅっと握る。
(溜めて溜めて溜めて……)
 セレナリアの動きに『大空を覆うもの』もまた行動を開始する。その身を稲妻の渦巻く漆黒の雲に変化させてセレナリアの攻撃をしのごうとする。本来であればその姿は完全なる『雷鳴電撃・物理攻撃無効』を発する。
 だが。
 セレナリアの背中から赤き霧の旋風が巻き起こる。それによって漆黒の雲は拡散されていく。それはただ漆黒の雲が風に霧散されるだけの現象。だが、再度帝竜の形を取る『大空を覆うもの』に対して。
「渾身の愛と勇気をぶつけてみせましょう!」
 セレナリアの意志に応えて創世の翼が迸る。空を滑るように疾走するセレナリアの前で、『大空を覆うもの』の体が物質化する。
「ドカンと1発行ってみましょう!」
 それは単純に。疾走の速度を乗せただけの拳の一撃。力を溜めに溜めた渾身のグーパンが……【愛と勇気のメイドパンチ】が『大空を覆うもの』の眉間に突き刺さる!!
「溜めれば溜めただけ爆発の威力もそれはもうどえらい事ですよ!」
 すれ違いざまに告げたその言葉の通り。形を成していた『大空を覆うもの』の体が激しく振動して、中から四散するように『大空を覆うもの』の体が爆発する! 流し込まれた愛と勇気が爆発したのだ! ナンデ??
 ともあれ、一撃必殺は叩き込まれた。
 振り返ることなく、大爆発を背に空を駆け抜けるセレナリア。赤き霧の翼がその役目を終えたと力を失って、セレナリアを空中庭園へ着地させる。
「しかし、かつての主人に忠義を示すとは敵ながら天晴れですね」
 見上げる先には爆風で霧散した『大空を覆うもの』。
「次元移動存在の性質とはいえこれには大魔女様も予想外では?」
 ってなんのこっちゃ。またもや自分の言葉に首を傾げるセレナリア。『大空を覆うもの』、帝竜『ワーム』……セレナリアにもまだまだ秘密があるようだが?
「まあ私の忠義の方がずっとずーっと上ですけどね!」
 満面の笑みで宣言するセレナリア。どこかに存在しているであろう主人様もきっと満足するであろう、100点満点の拳と笑顔であった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

クローディア・カルディナーレ
『魔竜はラズワルド大戦以来、この力は…大魔女との戦い以来かな?
信じていーよ、ディア。この力は、マシロさんの故郷の神様の力さッ!!』

神様の力と言われても、よくわからんけど…|Ma-46Ⅲ《姉さん》の言葉、信じるじゃんね!
(愛機の姿が空戦技術実証機から、真の姿たる空戦領域支配機に進化)
スターゲイザー、大好きな【対空戦闘】だで、頑張ろまい!

【エネルギー充填】開始!電磁加農砲の【リミッター解除】、【限界突破】!
雷撃の一つや二つ、ジャマダハルを避雷針代わりに使い捨てて…
『紫煙どころか、赤い霧も込めた大盤振る舞いさッ!』
雲を【貫通】すれば、きっと素敵な青空が広がるじゃんね!
Dバースト…発射ェェェエッ!!




 猟兵たちの攻勢によって、帝竜『大空を覆うもの』の体は幾度となく破壊されている。だが、空中庭園に渦巻く魔力はまだ十分すぎるほどにあり、その魔力を糸口にして『大空を覆うもの』は再び形を成そうとする。
 それを阻止せんと前に立ち塞がるのはクローディア・カルディナーレ(星空を舞う翼・f30523)であった。いや、彼女だけではない。その身は『Plan-XXX:albatros改 スターゲイザー』の中にある。|殲禍炎剣《ホーリーグレイル》無き後の世界を見越した試作空戦機は空を舞う機体ながら、空を相手に戦わんとその態勢を整える。

『魔竜はラズワルド大戦以来、この力は……大魔女との戦い以来かな? 信じていーよ、ディア。この力は、マシロさんの故郷の神様の力さッ!!』
「いや、よくわからんのだけど」
 魔竜だのラズワルドだの大魔女だの。そんな『存在が確認されていないモノ』を並びたてられた上に、『|Ma-46Ⅲ《マシロさん》』の故郷の神様なんて言われてもますますわけわからん。わけがわからんのだけれども……。
「よくわからんけど……|Ma-46Ⅲ《姉さん》の言葉、信じるじゃんね!」
 クローディアの手がコンソールの上を滑るように動く。それに合わせてスターゲイザーの機体を創造神の力が包み込む。
 その力に導かれるように、スターゲイザーの姿が空戦技術実証機から、真の姿たる空戦領域支配機に進化。そしてその機体に赤き霧の翼を宿す。

「スターゲイザー、大好きな【対空戦闘】だで、頑張ろまい!」

 気合一閃。同時にスターゲイザーが空を駆ける。
 接近するスターゲイザーに対して、『大空を覆うもの』はその身を稲妻の渦巻く漆黒の雲へと変じる。そして雲より走る雷光。
「姉さん!」
『おっけー! ジャマダハル射出!』
 以心伝心のコンビネーション。Ma-46Ⅲによってスターゲイザーから『HLSD-133 対装甲ビームジャマダハル』が射出される。本来は拳に握り込んで近接戦に使うモノだが、今はそれをそのまま弾丸のように射出する。実体剣の部分は金属。避雷針には十分すぎる。
 雷撃を回避しながら、速度を上げるクローディア&スターゲイザー。その間にも攻撃態勢はばっちりと進んでいる。突撃と同時に開始したエネルギー充填。
 そして。
「電磁加農砲のリミッター解除!」
『チャージとかロックとか諸々OK!!』
 開放型バレル式の電磁砲が展開される。雑な返事の|砲撃管制ユニット《マシロさん》であるが、その割にはしっかりと仕事をしているので無問題。
 速度を緩めることなく『大空を覆うもの』へと接近するクローディア&スターゲイザー。
「限界突破……!」
『紫煙どころか、赤い霧も込めた大盤振る舞いさッ!』
 電磁加農砲から紫色が漏れ出す。それは射撃体勢が整った証拠。その砲撃に合わせるように創世の翼から赤い霧が迸り、『大空を覆うもの』を物質化していく。
 照準……合った!
「紫明の光芒に虚無と消えよッ! デモリッション・バーストエミッション、|射撃《て》ェェェッ!!」
 勝利にかける強い想いを込めて、クローディアが叫ぶ。
 そして空を貫く紫に光り輝く巨大なビーム――【D・バーストエミッション】が『大空を覆うもの』を完膚なきまでに砕いていく!
「雲を貫通すれば、きっと素敵な青空が広がるじゃんね!」
 【D・バーストエミッション】が突き抜けた後をスターゲイザーが疾走する。赤き霧の翼はその役目を果たしたと霧散していったが、スターゲイザーは空へと駆けあがる。
 そこにあったのは青空。この世界を支配せんとする『大気』を破って目にした『自由の象徴』である。

大成功 🔵​🔵​🔵​

黒木・摩那
大気の化け物とか反則ですよね。
しかし、心優しい神様のおかげで殴る機会を与えてもらって、感謝です。
あとで油揚げお供えしときますね。

しかし、一発でっかいのを当てる、と言われると実は困るんですよね。
手持ちの中では衛星レーザーが最強なのですが、アレ時間がかかるんですよ。
あとは反撃のエネルギーを返すのもあるけど、やっぱり時間かかるし。

となると、これですかね。

マジカルボード『アキレウス』に乗って突撃。
魔法剣『緋月絢爛』で戦います。
UC【偃月招雷】で剣にエネルギー籠めて、【電撃】【重量攻撃】【リミッター解除】。
これらを【衝撃波】に乗せて叩き込みましょう。

防御は【第六感】と【空中機動】で対応します。




 幾度となく叩きつけられる猟兵たちの攻撃。帝竜『大空を覆うもの』の本来の姿、大気の状態であれば例え猟兵の攻撃であったとしても、何の干渉もできなかったであろう。
「大気の化け物とか反則ですよね」
 黒木・摩那(冥界の迷い子・f06233)が空中庭園に降り立ちながらそう呟けば。眼前で再び『大空を覆うもの』が形を成そうとしている。だが、度重なる仲間の攻撃によって顕現するための力はかなり消耗されている。
 あとひと押し。相手は反則級の『大空を覆うもの』であるが、今の摩那には赤き霧の翼――創世の翼がある。
「心優しい神様のおかげで殴る機会を与えてもらって、感謝です。あとで油揚げお供えしときますね」
 あれ、油揚げ好きだったっけ? と天の声は思ったりするのだが、大事なのはお供えしようとする感謝の意のほうなのでたぶん特に無問題。先に進みましょう。
 改めて『大空を覆うもの』に向き直る摩那。創世の翼による影響を加味しなくても残されている時間は少ない。
「しかし、一発でっかいのを当てる、と言われると実は困るんですよね」
 どちらかというと摩那は技巧派。敵の隙を縫ったり様々な手段の手数で攻めたりといった、相手に合わせた柔軟な戦いが特徴だ。
 ゆえにシンプルに一撃、といわれると一度立ち止まってしまう。
 手持ちの中では衛星レーザーが最強ではあるが、アレはドローンの配置など準備に時間がかかる。あとは反撃のエネルギーを返すものもあるけど、やっぱり時間がかかるらしい。
「となると、これですかね」
 たんっ、と足元を踏み込めば跳ね上がってくるのはマジカルボード『アキレウス』。もはや摩那の愛機といっていいほどの乗り物にして相棒である。一度手に取って、進路を確認した後。摩那がアキレウスを空に浮かべてその上に飛び乗る。
「では、突撃です」
 摩那の声をスイッチにして、アキレウスが空を駆ける。
 同時に摩那が魔法剣『緋月絢爛』を逆手に構える。普段とは違って刀身が体の外に飛び出るような構え。
「ウロボロス起動……励起。昇圧、集束を確認……帯電完了」
 紡ぐように流れるように摩那の口から零れ出る詠唱。それによって収束したサイキックエナジーが緋月絢爛の刀身に注がれる。
「電撃……重量……問題なし。リミッター解除」
 ぱちん、と小さな音がして。緋月絢爛から迸るサイキックエナジー。【偃月招雷】によって先ほど摩那がイメージした『モノ』を刀身の上で再現しつつ、リミッターを解除した放出でサイキックエナジーが新たな刀身を作り出す。
「これを……叩き込みます!」
 アキレウスが速度を上げる。背中の創世の翼がその力を迸らせる。
 それを察知した『大空を覆うもの』がその姿に触れたものを破壊する真空の波を纏う。摩那が突っ込んできても、あるいは逃げようとしても。『大空を覆うもの』が放つ真空が全てを斬り裂くのだ。
 だが。
「遅いです」
 その挙動を第六感で捉えていた摩那は、アキレウスを急制動。『大空を覆うもの』の手前でクイックターン。触れたものを切り裂くなら、触れなければいいだけのこと。
「はっ!」
 そのターンの動きに合わせて緋月絢爛を横薙ぎに振るう! サイキックエナジーの刀身が赤みを帯びた衝撃波となって飛翔し、物理化した大気となった『大空を覆うもの』へ叩きつけられる。
「やりましたか?」
 そのセリフはフラグだよ摩那さん。
 しかしフラグは成立しない。倒す手段を完璧に踏んだ攻撃を受けて倒れないなんてことはないからだ。
 真空の波が摩那の一撃で斬り裂かれて、そのまま霧散する。霧散した大気は再度集まることなく、その力を消失させてただの大気――自然現象へと戻っていく。
「ふぅ」
 強力無比な一撃を叩き込んだことで赤い霧の翼が消失する。アキレウスを操作して空中庭園へ着地する摩那。

 帝竜『大空を覆うもの』の気配が完全に消失した。

「とりあえず顕現は阻止できた、ということですかね」
 満足そうに空を見上げた摩那。
 そこには爽快な青空が広がっていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2022年09月25日


挿絵イラスト