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アルカディア争奪戦㉒〜vs『大戦艦』ジェイダイト

#ブルーアルカディア #アルカディア争奪戦 #ジェード王国 #『大戦艦』ジェイダイト

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 ジェイダイトを見た者はまずその大きさに驚くことだろう。配下の全オブリビオンを搭載できるほどの容積、透き通る黄金の翼、高度な技術を用いた建造物を兼ね備える。ゆえの『大戦艦』。
「なんてやつだ……」
 対峙する飛空艇艦隊も攻め手を見い出せず、布陣したまま睨み合っている。どちらかが動けば均衡が崩れ、一気に戦況が動き始めるだろう。

「アルカディアの玉座を目指す『六大屍人帝国』のひとつ、ジェード王国。それは『大戦艦』ジェイダイトを本拠地かつ国王として、配下の全オブリビオンを自らの躯体に搭載した状態で航行中」
 目的はただひとつ『自身の無敵化による永遠王国の樹立』。そのために彼らはアルカディアの玉座を求めている。
「今回の相手は『大戦艦』そのものだ。たとえば浮遊大陸の地上から狙い撃つとか、そういう戦い方は難しいね。だから空中戦を挑む。自前の飛空艇でも、飛空艇艦隊に同乗するのでも、あるいは翼、召喚獣、特技、ユーベルコ―ド……あらゆる手段を使って構わない」
 仰木・弥鶴(人間の白燐蟲使い・f35356)はそう言うと、ジェイダイトと飛空艇艦隊が睨み合う空域の座標を示した。
 遮るものは何もない、雲だけが流れゆく蒼空の真っただ中だ。

「狙うは『大戦艦』ジェイダイトのみ。多勢に無勢とこちらを侮っているようだけど、それが間違いであると彼に思い知らせてあげたいところだよね。現地に着いたらいつ戦闘が始まってもおかしくない。準備があるならいまのうちに済ませてくれる?」


ツヅキ
 プレイングが送れる間は常時受付中です。

●第1章
 『大戦艦』ジェイダイトとの直接対決です。共に空域での激突となるので地上からは攻撃が難しい戦場です。空中戦で敵に挑むことがプレイングボーナスとなっています。
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第1章 ボス戦 『『大戦艦』ジェイダイト』

POW   :    超弩級魔導砲
詠唱時間に応じて無限に威力が上昇する【ライトニング 】属性の【魔導砲】を、レベル×5mの直線上に放つ。
SPD   :    飛空艇部隊出撃
レベル×1体の【飛空艇部隊 】を召喚する。[飛空艇部隊 ]は【空中戦】属性の戦闘能力を持ち、十分な時間があれば城や街を築く。
WIZ   :    無敵バリア発生装置
【無敵バリア放出形態 】に変形し、自身の【バリア発生装置の露出】を代償に、自身の【あらゆる攻撃を無効化する『無敵バリア』】を強化する。

イラスト:del

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

国栖ヶ谷・鈴鹿
◎アドリブ連携OKです

この戦いは、この戦場に散った多くの船に捧げよう。

ヨナ、天候操作、状況、濃霧……全軍、この霧に乗じて攻める。
ユーベルコヲド、超弩級艦隊決戦!

電子戦支援開始!索敵情報を味方へ、敵電探を不能に!
直掩機は接近する小型機を狙って!徹甲雷撃弾準備、装甲を破って敵船内で爆破させる!
雷撃艇、水平発射!

敵大戦艦ジェイダイトに接近!
艦砲射撃、バリア撹乱粒子を放射、引き続き電子戦支援よろしく!

メルトダウン爆雷搭載爆撃機全艦発艦!直掩機は接近する敵を捌いて!高エネルギー反応地点を重点に爆撃!内部まで溶解させるよ!

天使核が見えれば、ヨナ陽電子砲で焼き払って!



 国栖ヶ谷・鈴鹿(命短し恋せよ乙女ハイカラさん・f23254)、|出陣《で》る。その横顔を照らす光はいつにもまして強く煌めいていた。この戦場で散った多くの船にこの戦いを捧げる。その決意は凄みを帯びて、その意志は固く揺るがない。
「ヨナ、天候操作、状況、濃霧……全軍、この霧に乗じて攻める。ユーベルコヲド、超弩級艦隊決戦!」
 ソラクヂラ型航空巡航艇ヨナを中心とする戦域に整然と進軍する決戦艦隊の群れが現れた。
「電子戦支援開始! 索敵情報を味方へ、敵電探を不能に!」
 艦橋に上がった鈴鹿の命令に従い、身軽さを生かしたドッグファイトを仕掛けてくる小型機を複数の直掩機が隊を組みながら迎撃する。同時に発生した爆発音は徹甲雷撃弾が敵船の装甲を貫き内部から吹き飛ばした時のものだ。
「雷撃艇、水平発射!」
 吼えるように鈴鹿が叫び、一斉に放たれた魚雷がジェード王国所属を示すマークをつけた飛空艇部隊を次々に墜落させてゆく。
 容赦も慈悲も、そんなものがこの場で何の役に立つだろう。敵艦が沈んだことでぽっかりと空いた領域をヨナが突き進む。目標は敵大艦隊ジェイダイト本体。新たな飛空艇が布陣を完了するより先に数多の艦砲がそれらを破壊した。バリアを攪乱するための粒子が空域を舞っているのだ。電子戦がこちらの優位に進んでいるのを確信した鈴鹿は遂に最終兵器の発艦を命じる。
「メルトダウン爆雷搭載爆撃機全艦発艦! 直掩機は接近する敵を捌いて! 高エネルギー反応地点を重点に爆撃! 内部まで溶解させるよ!」
 ――てぇッ!!
 裂帛の気合を乗せた号令によってありったけの爆雷が大戦艦を襲い、恐るべき規模の大爆発をもたらした。
「見えた!」
 ヨナ、と呼べばすぐさま発射される陽電子砲が剥き出しになった天使核めがけて迸る。
 誘爆、また誘爆。
 天使核を失った区域の武装が沈黙し、光が消えてゆくのがここからでもよくわかった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ロラン・ヒュッテンブレナー
・アドリブOK単騎

こういう拠点への強襲航空攻撃は、アルターギアの素体のコンセプトなの
超高速で一気に接近して攻撃、離脱はもっとも得意な戦術なの

魔力接続、システムオールグリーン
インフェルノランチャー、左腕とドッキング
頭部腕部格納、境界面抵抗結界展開
ブースターチャージ開始
アルターギア、行くの!
UC発動、最大速度で一気に近づくよ

防御結界と4連魔術陣を展開
マジックミサイル斉射
光魔術のファランクスで迎撃しながら速度を落とさず突っ込むの
目標接近、ランチャーに魔力をチャージ開始

天使核反応補足、バリア発生装置をターゲッティング
最大出力、インフェルノランチャーシュート!
切り裂く様に高密度な浄化の炎で灼き尽くすの



 アルターギアの素体コンセプトにおいて、これほど相応しい戦場に居合わせる機会はあまりないことであった。
 超高速による一撃離脱。
 これこそ、ロラン・ヒュッテンブレナー(人狼の電脳魔術士・f04258)が搭乗するアルターギアの真骨頂である。
「――魔力接続、システムオールグリーン」
 左腕とドッキングしたインフェルノランチャーの感度良好。頭部腕部の格納と同時に境界面抵抗結界を展開することで摩擦を極限までなくす。
 ブースターチャージ開始と同時にロランが叫んだ。
「アルターギア、行くの!」
 空を超高速で飛翔するフルブースト状態のアルターギアについて来れる飛空艇部隊などあり得ない。
 瞬く間に紡がれた防御結界の役目を果たすと同時に4連セットの魔術陣がコゥンと神秘的な音を奏でながらアルターギアの周囲に展開。召喚されたマジックミサイルの斉射が敵飛空艇部隊を火の海に替えてしまう。かろうじて免れた機体が特攻を仕掛けてくるが、光魔術で構成されたファランクスがそれを迎撃。光槍で貫かれた機体が爆発を繰り返しながら墜落してゆく。
 その間もロランを乗せたアルターギアは速度を落とすどころかさらに加速しながら目標――『大戦艦』ジェイダイトに近付いた。ランチャーにチャージされた魔力がどんどんと高まる。
「天使核反応捕捉、バリア発生装置をターゲッティング」
 ロランはまるで自身も機械の一部になったかのように抑揚のない声色で指示を呟いた。
 各計器がチャージ状況を逐次伝えてくる。3……2……1……チャージ完了。最大出力での攻撃可能の表示が出た。
「インフェルノランチャーシュート!」
 空を切り裂くように放たれたのは浄化のための紅蓮であった。まず初めにバリア発生装置が異常を来し、その奥に嵌め込まれた天使核が爆発炎上。それから動力を得ていた武装も連鎖反応で沈黙してゆく。

大成功 🔵​🔵​🔵​

栗花落・澪
これは素直に凄い…大戦艦、というより島じゃんもう
とはいえ見惚れてる場合じゃないしね

翼での【空中戦】と
万一翼を負傷した場合の保険として
★Venti Alaにも風魔法を宿して二重の【空中浮遊】

無敵バリアは厄介…というかちょっとめんどくさいな
基本的には回避に徹し
敵の攻撃が激しくなるようなら【指定UC】を発動して
鳥達を合体させず僕の周囲で警戒させる事で防衛役を兼ね
その間に発生装置を捜索
見つけ次第【多重詠唱】で靴の風は保ったままに雷魔法の【属性攻撃】
衝撃により装置を破壊し
バリアが解除された瞬間鳥達を攻撃に転換

巨大な相手には物量で、ってね
他にも装置が残ってるなら鳥達にも破壊させつつ
引火を狙った【範囲攻撃】



 眼下に広がる『大戦艦』の威風堂々たる姿は栗花落・澪(泡沫の花・f03165)に驚きと感動を与えた。
 もはや島である。
 澪は風を纏った翼を羽搏かせ、空中戦を所望するジェイダイトの挑戦を引き受けた。
「はじめようか、凄いものを見せてもらったお礼代わりだよ」
 なにしろその身に全ての配下を搭載するジェイダイトの迎撃は凄まじいものがある。苛烈な弾幕の嵐から澪を守る炎の鳥は美しい紅蓮の模様みたいな群れで動き、砲撃を躱す澪をその身で庇った。
(「さあ、バリアの発生装置はどこ?」)
 だって、その露出は完全無欠なバリアと引き換えの弱点なのだから。澪の目にバリアから突き出したアンテナみたいなものが飛び込んでくる。囁きのような詠唱。紡いだ魔法陣の数がさらに増えた。
「いけ!」
 靴の風に加えて発動した雷の魔法が荒れ狂う衝撃で装置が破損。その時を待っていた鳥たちは大きな弧を描きながらジェイダイト本体へと容赦なく襲いかかった。
「巨大な相手には物量で、ってね」
 螺旋を描いて飛翔する炎の鳥が群がるごとにバリアの破損が相次ぎ、連鎖反応のような形で大規模な爆発が相次いだ。

大成功 🔵​🔵​🔵​

クロニス・クロリス
うわぁ、おっきい…これが丸ごと敵のボスなんだ…
どこまでやれるかわからないけど、うん、やってみる!

Junk Tankに乗って【推力移動】で飛行。
敵のユーベルコードの攻撃範囲をかわせるよう、上下左右の動きを交えながら近づいていくよ。

接近できたらClushCrushで【砲撃】をかけつつ敵艦上に着地。
廃機銃を発動して、攻撃で発生した瓦礫や残骸を集めて機体や武器に装着、損傷を補いつつ攻撃を続けていくよ。
武器に纏わせる瓦礫は、より敵の装甲を破壊しやすいように鋭く、かつ爆発性を持たせた状態で射出。
攻撃で発生した瓦礫や残骸を更に装着…を繰り返して、破壊を進めていこうかと。



 空を切るように飛ぶJunk Tank――その名の通り、残骸を寄せ集めて組み上げられたキャバリアの機体が『大戦艦』ジェイダイトの雷撃砲を紙一重で躱しながら急接近を仕掛けようとしていた。
「うわぁ、おっきい……」
 あまりにも巨大過ぎて、クロニス・クロリス(コンヴァイダー・f32053)の視界に収まらないほど。
 ちょっと震えが走った。武者震いかもしれないし、もしかしたら不安もあったかもしれない。――でも、どこまでやれるわからないとしても。
「うん、やってみる!」
 上下左右に急制動をかけてジグザクに攻撃を回避するクロニスが狙うのは敵本体への上陸であった。
 邪魔をする敵飛空艇をClushCrushの砲撃で粉砕、着地と同時に発動する|廃機銃《ジャンク・アームズ》。スクラップビルダーとしての本領発揮に、クロニスの瞳が輝いた。
「ここにある残骸は、ぜぇーんぶボクのものだよっ!」
 残骸から生み出された機体がさらなる瓦礫や廃棄物を得ることで強化されてゆく浪漫。クロニスは他の猟兵が破壊したバリア発生装置のアンテナを鋭い切っ先を持つ殺傷兵器に替えて撃ち出した。
 ジェイダイトに築かれた構造物にそれは深々と突き刺さり、一気に爆発炎上する。
「そんなのすぐになおしちゃうよ」
 敵の砲撃に抉られた装甲の上から瓦礫を張り付け、即席の修復材にしてしまう。これが物心ついたころからガラクタを玩具代わりに育ったクロニスの戦い方であった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ウォルター・ウェパル
【ドヴェルグ】
カレル様、アヤト様、白様、白蓮様と合同作戦です!
アドリブ歓迎!

ウォルター・ウェパル、抜錨!
この身の規模では『大戦艦』に及びませんが、船の悪魔として!
飛空駆逐艦として! 戦列に参加いたします!
皆様、よろしくお願いします!

《ガレオンチェンジ》で飛空艇に変身して、チームメイトの足場として行動します!
攻撃は艦載砲『大炎界』による砲撃を打ち込み、防御は自衛兵器『天照甲』によるオーラ防御を展開!
皆様の戦いを支援します!

カレル様の森の幻影による矢の雨と、白様の飛来椅と仙術による雷撃!
アヤト様の夜風による空間操作に、白蓮様のドローン群とプログラミング!
連携の取れた自分たちの戦いをご覧にいれます!


カレル・レグロリエン
【ドヴェルグ】
ウォルターさん、乗せてくれてありがとう
伊川さんと董さん、彼方霧さんもよろしくね
勝って皆で帰ろうね

交戦開始と同時に森精之夢を発動
味方を回復し続けると同時に、ジェイダイトと召喚された飛空艇部隊に矢の雨を注ぎ続けるよ
時間は一分と少し
少しでも多く攻撃を当てて
皆のことも守り抜いて見せる

効果が切れた時は黄王奇譚の朗唱で【精神攻撃】

必要とあればGwailin(メイン)とTelumendil(軌道修正用)で
僕自身も空中で動けるようにしておく
その時は【空中機動、空中戦、空中浮遊、落下耐性、天候操作(風向き調整用)】フル稼働
味方の行動は阻害しないように
危なくなったらすぐウォルターさんのところに戻るよ


彼方霧・白蓮
チーム【ドヴェルグ】
アドリブ歓迎

すごいな、さすがにあんなゴーストはいなかったぞ……
こちらこそよろしくな。皆と戦えて安心だし光栄だ。

ウォルターさんに乗せてもらおう。【指定UC】を起動して、菫さんと協力し、【制圧射撃】をかけつつバリア破壊を狙う。カレルのことを考えるとさっさとスキャンしてしまいたいな。【プログラミング】で即席の大質量用スキャンプログラムを組んで、サーチドローンにのせ、【情報収集】【索敵】でどこか特定する。特定したらあとは菫さんを【集団戦術】で支援。支援射撃は伊川さんがやってくれているし、俺は破壊に動こう。
バリアが剥がれたらこっちのものだ。なるべく攻撃が一点に集中するようにする。


伊川・アヤト
【ドヴェルグ】アドリブ歓迎
あれが大戦艦……名に恥じぬ大きさですね。ウォルター君、カレル君、董さん、白蓮さんいざとなれば私が皆さんを回収します。 ただ何があるか私にもわかりません呉々もお気をつけて。

『夜風』を使用して援護に専念します空間を操り空中を歩行し機動力を向上させた上で、『天蓋』を使い鴉の群れの霊を喚び敵の錯乱を行う。戦場に存在する敵や戦艦のコアに向けて『凍星』と『Monarch』を利用し空間を操作し全方位から援護射撃を行います。

舞え凍星

味方が退却したい場合又は窮地が訪れた場合には転移し回収する、空間操作による処理が限界に近くなった場合『Placebo』を使用し負担を軽減する。


董・白
〇チーム
【ドヴェルグ】

〇心境
「大きい…ですね。巨大戦艦…その名に違い無し…ですか。」
ですが大きいということは的としても大きいということ…。 皆さん、頑張りましょう!

〇行動
飛来椅に乗り込み『操縦』し『空中戦』を挑みます。
【ドヴェルグ】の皆さんと『集団戦術』にて連携して戦います。

「この機体の神髄…お見せしましょう。」

宝貝「飛来椅」を発動させ、空間歪曲による『空中機動』で攻撃を回避しつつ、大戦艦に接近します。
さて、『道術』にて『情報収集』し露出したバリア発生装置を探索。
飛来椅から『仙術』で発生させた『属性攻撃』の雷撃で攻撃し破壊します。

〇その他

アドリブOK



「ウォルター・ウェパル、抜錨!」
 ジェード王国そのものである『大戦艦』ジェイダイトによって戦闘空域に設定された蒼空を突き進むウォルター・ウェパル(船の悪魔の飛空駆逐艦・f34061)は、いまや頼もしき飛空艇となって仲間たちを戦場へ送り届ける道中にあった。
「此度はカレル様、アヤト様、白様、白蓮様との合同作戦になりますね! 皆さま、よろしくお願いします!」
「乗せてくれてありがとうウォルターさん、とても助かるよ」
 カレル・レグロリエン(緑の夢に星を灯す・f36720)は微笑んで皆に挨拶する。戦場にあっても彼の鷹揚な笑顔は変わらず、心を解すような効果があるようだ。
「伊川さんと董さん、彼方霧さんもよろしくね」
「こちらこそよろしくな。皆と戦えて安心だし光栄だ」
 彼方霧・白蓮(雷雨、台風、その他悪天候・f35350)が応え、パイロットスーツに着替えた董・白(尸解仙・f33242)が小さく握った拳を可愛らしく掲げる。
「いよいよですね……皆さん、頑張りましょう!」
「いざとなれば私が皆さんを回収しますので、ご安心を。ただ何があるか私にもわかりませんので……呉々もお気をつけて」
 そう言い残して、伊川・アヤト(明星の旅人と白雨の探偵作家・f31095)はウォルターの甲板から飛び降りた。極彩色の夜を思わせる真なる姿で空間に足を着き、ほぅと感嘆する。
「あれが大戦艦ですか。……さすが、名に恥じぬ大きさですね」
「はい、とても大きい……ですね。巨大戦艦……その名に違い無し……ですか」
 アヤトに続いて発艦した白のオブリビオンマシンは『飛来椅』といい、空間歪曲による超機動を得意としている。
「この機体の神髄……お見せしましょう」
 瞬時に加速してワープしながら敵本体に接近する白を援護するため、アヤトは召喚した鴉霊をジェイダイトの上空へ解き放った。群れに混ざって白蓮のフライトドローンも情報収集のためのスキャンプログラムを走らせる。
「……なるほど、さすが自身そのものがジェード王国であると豪語する『大戦艦』だ。しかし、あまりにも全てを己が制御するというのは危機管理としてはどうかな?」
 ドローンがバリア発生装置の場所を特定するまで、敵の飛空艇部隊を抑えるのはカレルの役目だ。
「さあ、存分に力をふるっておくれ」
 ふわりと漂う緑の匂いは癒しを育み、苛烈に錯綜する砲撃のただ中を征く仲間たちを清涼な風で包み込む。遠目にも目立つ巨大な砲塔がこちらを向いたのはその直後の出来事だった。
 ――超弩級魔導砲。
 カレルは腕を組み、信頼の笑みを浮かべる。
「彼らの弓術を侮ってほしくはないね」
 ウォルターを狙う雷撃砲の照準を逸らしたのは空域に出現した森の茂みより矢を降り注ぐエルフたちの幻影だ。
「時間は一分と少し……頼んだよ、皆を守って」

「舞え凍え星」
 敵味方の攻撃が激しく入り乱れるジェイダイト上空域をアヤトは乱れ飛ぶ砲撃をかいくぐりながら反撃の凍星をばら撒いた。パンッ、と開いた傘から放出されるそれは砲撃と相殺、飛来椅を駆る白が飛び込むスペースを強引にこじ開ける。
「あと少しで……『大戦艦』に到達します。こちらでもバリア発生装置を索敵中です」
 白はエネルギーの流れを道術の要領で探り、これ以上の接近と攻撃を阻むバリアを生み出す装置の特定を急いだ。
「この辺りの座標にあるはずですが……そちらはどうです?」
「ああ、同じ見立てだ」
 やり取りを行う間にも弾幕みたいな攻撃がひっきりなしに飛んでくる。ウォルターは自らの船体を横向きに滑り込ませ、ビールシールドを展開してふたりが索敵する時間を稼いだ。
「見つけた、あれがバリア発生装置だ」
 フライトドローンの伝える位置を白蓮はすかさず白と共有する。この時を以てドローンは索敵を狩猟し、その攻撃的性能を遺憾なく発揮した。
「支援射撃頼むぞ、伊川さん」
「承知しました」
 アヤトの弾丸が敵の飛空艇部隊を牽制する中、ドローンと連携した白の飛来椅が天より降らせる雷撃でバリア発生装置を破壊。
「バリア……消失!」
 白からの報告を受け、ウォルターは充填完了して待っていた艦載砲を遂に発射する。
「『大炎界』発射です!」
「よし、できるだけの攻撃を叩き込むぞ」
 バリアを失い、無防備になったジェイダイトを貫く溶岩砲は敵中心部に巨大な穴を穿ちながら突き抜けた。そこへ多数のドローンが追撃をかけ、さらなる爆発を誘発、『大戦艦』は幾つかのブロックに分かれながら墜落を始めた。
「崩れるよ、離れて」
 Gwailinを手に、Telumendilで空を滑るように移動するカレルがジェイダイトの爆発に巻き込まれない位置まで皆を誘導する。天候を操り、風の流れを支配することで爆煙が視界を遮るのを防いだ。
「お疲れさまです」
 途中で合流したアヤトはカレルと白を回収し、白蓮の待つウォルターの甲板に帰還する。
「やりました!」
 ウォルターの船体が陽の照り返しを受けて誇らしそうに輝いた。飛空駆逐艦としての面目を果たしたその姿は実に誇らしそうであったという。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2022年09月21日


挿絵イラスト