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あてなき大海原へ、深海兵器の謎

#グリードオーシャン #グリモアエフェクト #深海兵器

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「ゴールド、フェイマス、パゥワー。この世の全てを手に入れた[グリード・キング]モフット・ボジャー。彼の死に際に放った一言は、人々を海へと駆り立てたのです。」

 訳の分からないナレーションを始めたのは、執事のステワルドだ。

「ボクのメガリスか……欲しけりゃあげるよ。探せ! この世の全てをなんとかかんとか。」

 そのナレーションに乗り、モフットボール・クラウディン(燃える毛毬球、はぐれモーラット・f35950)は台詞を読み上げている。

「という訳で首ちょんぱなのです。」

 その時、演台に乗っているモフットボールの背に、クリアファイルを落とした。

「だからボク、一頭身だって。斬る首がないの。」

 ノリツッコミかさえ怪しい小芝居を終え、モフットボールは咳払いする。

「改めまして……ここに来てくれたということは、『深海兵器』に興味があるんだよね。」

 ―――グリモアベースのとある一室。依頼の詳細を伺うべく、猟兵達が集められていた。

「といっても、予知できた事実は2点。『深海兵器』と呼ばれるナニカの実在、それを狙うコンキスタドールの発生なのです。」
「『深海兵器』についての詳細は、それが武器の形をしてるのかさえ不明。グリードオーシャンでは伝承で語られる程度のものだよ。」

 ひとたびその力が振るわれれば『世界のありようすら変える』と言われる超古代兵器。古代の人々は恐れるあまり、それについて語ることさえ禁じたという。

「じゃあ、伝承自体が禁じられてることにならない?」

 モフットボールは至極当然の疑問を放つ。ステワルドは、表情を変えずに答える。

「正直、得られる情報はデマのほうが多いと思ってるです。ただ、『禁忌を語り継ぐ存在』がどこかにある可能性が、たった一片でもあれば。」
「……事実、コンキスタドールは動いている。ボク等の仕事だよねぇ。」

 地図にも羅針盤にも頼れない航海になるが、きっと猟兵達の集めた情報を統合していけば、『深海兵器』に辿り着けるだろう……。

「で、今回は……この『スイカスマッシュ島』にてコンキスタドールの迎撃、その後聞き込みをお願いしたい。」

 ステワルドが端末を操作すると、スクリーンに島の様子を映す。スイカ型の岩山が目立つ島だ。

「輪をかけた常夏の島で、良いスイカが育つのです。島民はスイカ割りに命を懸けているのです。」
「どの世界から降ってきた島か予想がつくねぇ……。」

 癖の強い島紹介を終えたところで、ステワルドはコンキスタドールを映す。

「今回の予報は『悪ガキ怪盗・フラック』なのです。如雨露から自分の身体の一部を降らせる、ソーダ水ボディの少年なのです。」
「手癖の悪い子だから注意してね。浜辺で確実に迎撃しよう。」

 そうモフットボールが言い終えると、部屋が徐々に明るくなっていく。

「ぶっちゃけ、コンキスタドールを倒したらあとは自由にしてもらっていいよ。」
「島民と仲良くしてもらえれば、情報はこちらでまとめておくです。……疲れたら、モラ・カーで送ってやるのです。」

 ステワルドが指した方向には、モーラットを模した乗り物……のような魔法生物が「もきゅ!」と意気込んでいた。

「じゃあ、吉報を待ってるよ。……解散!」


西犬カリバー
 どうも、西犬です。今回はグリードオーシャンでお宝探しのようで。
 でも『深海兵器』なんてワクワクしませんね。もっと『DXシンカイオー』だとか『深海ドライバー』だとか、童心くすぐる名前にしてくれれば可愛げあるのに。
 冗談としまして。

 第1章は集団戦です。特に見た目以上の厄介さはないので蹴散らしましょう。
 第2章は日常です。スイカ割りに興じることで親睦を深め、情報を引き出しましょう。

 では、健闘をお祈りします。
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第1章 集団戦 『悪ガキ怪盗・フラック』

POW   :    やーいひっかかったー!
【マントの内側】から【大量のミニ分身軍団】を放ち、【目潰しや転ばせ等色々な悪戯攻撃】により対象の動きを一時的に封じる。
SPD   :    おたからめーっけ!
レベル×5本の【自分にとってお宝になる物の場所を感知する】属性の【伸縮自在で高い盗み技術を持つ腕】を放つ。
WIZ   :    どこからでも出てきちゃうよ!
【メガリス『尽きぬ雨の如雨露』の中身】を降らせる事で、戦場全体が【自分の体の一部】と同じ環境に変化する。[自分の体の一部]に適応した者の行動成功率が上昇する。

イラスト:透人

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🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

ローズ・ベルシュタイン(サポート)
『さぁ、楽しませて下さいますわよね。』
 人間のマジックナイト×電脳魔術士、女の子です。
 普段の口調は「高飛車なお嬢様(私、呼び捨て、ですわ、ますの、ですわね、ですの?)」、宿敵には「薔薇の棘(私、あなた、呼び捨て、ですわ、ますの、ですわね、ですの?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

性格は高飛車なお嬢様風の偉そうな感じです
花が好きで、特に薔薇が大好き
武器は、主にルーンソードや精霊銃で戦う。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


星川・杏梨(サポート)
『この剣に、私の誓いを込めて』
 人間のスーパーヒーロー×剣豪、女の子です。
 普段の口調は「聖なる剣士(私、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」
 時々「落ち着いた感じ(私、~さん、ね、わ、~よ、~の?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

性格はクールで凛とした雰囲気です。
常に冷静さを念頭に置く様に努めており、
取り乱さない様に気を付けています。
戦闘は、剣・銃・魔法と一通りこなせます。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!



「イッヒヒッ! 良い物持ってそうだね? ボクに全部ちょうだい。」

 空より降り落ちた『悪ガキ怪盗・フラック』が、猟兵達に向けて囁く。

「すみませんが、渡せるのは地獄への片道切符ぐらいですわ。」

 そう返したのは、ローズ・ベルシュタイン(夕焼けの薔薇騎士・f04715)。夕焼けのような長髪が特徴の少女だ。

「この剣に、私の誓いを込めて。」

 ローズの隣に立つのは、星川・杏梨(聖炎の剣士・f17737)。緑髪の少女だ。

「その剣いいね。ボクがもらうよ!」

 フラックは伸縮自在となった腕を伸ばし、ローズの持つ刀剣を狙う。
 とっさに杏梨はかばおうとするが、ローズが制止する。

「剣じゃ届かないでしょー?」
「いいえ。そこも間合いの内ですわよ。」

 その瞬間、フラックの腕がぼとりと落ちる。ローズの斬撃は、既に悪ガキ怪盗の腕を切り落としていた。
 ローズのユーベルコード【|二夕を導く遥かな薔薇《ヤイバヨジュウヨトドケ》】である。

「守られるお嬢様、ではありませんのよ?」
「そう。失礼したわね。」

 フラックは腕をゆっくり再生させつつ、ローズを睨みつける。

「これならぁ、どうだ!」

 フラックがマントを翻すと、小さな分身体を無数に生み出し、こちらに突撃させる。

「じゃあ、私も。口だけじゃないところを見せるわ。」

 杏梨はそう言うとライフル銃〈シューティングスター〉を構え、先頭の分身体を素早く撃つ。

「ひっ。」

 すると、弾丸の命中したフラックの分身体から、雷が発生する。雷は別の分身体へと伝播していき、すぐさま本体を貫く。
 杏梨のユーベルコード【シューティング・パレード】。高い集中力で狙いを定めたライフルの弾が命中した対象に対し、高威力高命中の『炎』『氷』『雷』の任意の属性の遠距離魔法を放つ。

「ぎゃあああぁぁぁ……!!」
「今ですわ!」
「いくわよ!」

 ローズは〈夕の憩い〉を、杏梨は〈流星の聖剣〉をとり、フラックに斬りかかる。

「ぎゃっ……!」

 フラックは十字に斬り裂かれ、崩れ落ちて水溜まりになった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

島津・有紗(サポート)
絡み・アドリブ歓迎
「じゃあ、始めましょうか」
戦闘前にイグニッションカードから装備を展開して装着します。
味方と連携しつつ索敵しながら行動し、相手との距離に合わせてなぎなた、強弓、ガンナイフを使い分けて戦います。
味方と連係する場合は、攻撃より味方の支援を優先します。
UCは状況に合わせた物を選択して使用します。


藤・美雨(サポート)
私は藤・美雨
デッドマンの猟兵さ
キョンシーじゃない、キョンシー擬きだよ

戦う時は近接攻撃を中心に
強化した肉体で怪力で暴れまわったり
装備した刃物でザクザク切り込むのが好きかな

死んでいるから怪我にはあんまり執着しない
危なくなればヴォルテックエンジンで自分を叩き起こすからね
負傷は気にせず気力で突っ走るのが好きだよ
その方が楽しい!

でも死んでるからといって人生を楽しんでいない訳じゃない
飲食とかは出来るし好きだよ
綺麗なものや楽しいものに触れるのだって大好きさ

他の猟兵に迷惑をかける行為はしないよ
例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動もしない
気持ちよく勝って帰りたいし!

あとはおまかせ
よろしくお願いするね!



「キッ、キヒィッ! 次はこっちだぁ!」

 空より降り続ける『悪ガキ怪盗・フラック』の群れは、次のターゲットを定めて跳びかかる。

「島津有紗、イグニッション! 半分は任せます!」

 イグニッションカードを起動し、巫女装束となった少女は|島津《しまづ》・有紗《ありさ》(人間の戦巫女・f04210)だ。

「ねぇ、怪盗って倒したら、懸賞金とか出るかい?」

 刃物を煌めかせて微笑むのは、キョンシー|擬き《もどき》の|藤《ふじ》・|美雨《みさめ》(健やか殭屍娘・f29345)。

「面白い武器! 貰うねぇ!」
「あげません!」

 有紗は〈なぎなた〉を手に取り、フラックを薙ぎ払う。水の身体が砕け散り、フラックの分身たちは慄いて距離を取る、が。

「今だっ!」

 至近距離にある水溜まりから、フラックが姿を現す。フラックはそのまま懐に飛び込む。

「甘いっ!」

 姿を現して間もなく、有紗は〈なぎなた〉を回転させ石突で頭を砕く。フラックは水溜まりになった。

「……さっ、先にあっちからやろうぜ!」

 そう言ってフラック達は別の猟兵へ向かうように逃げ出した。

「逃がさないわ!」

 とっさに〈強弓〉へ持ち替え、大量の矢をつがえる。放たれた大量の矢は、幾何学的な軌道を描き、フラック達を貫いた。
 【アローレイン】。半径120m内の敵を1000を超える破魔矢で射抜く、有紗のユーベルコードである。

 ―――一方、美雨は。

「アハハハ! 気持ちよく潰れてくれるねぇ!」

 短刀〈お気に入りの匕首〉を振り回し、フラック達を的確に切り裂いていた。

「こうなったら……!」

 降り注ぐフラック達は集まり、ひとつの巨大な『悪ガキ怪盗・フラック』となる。美雨は見上げながら呟く。

「いいねぇ、|生きてる《・・・・》ってカンジがするよ。」

 デッドマンとして蘇った彼女の心臓を、フラック達の『恐怖』の感情が震わせる。
 反応するように〈ヴォルテックエンジン〉が励起し、生み出された電気は全身を覆う。

「 も っ と 楽 し く や ろ う !! 」

 【|機械仕掛けの心臓は笑う《アレグロ》】。身が敵から受けた『何かしらの感情』に比例した戦闘力増強と、生命力吸収能力を得る、美雨のユーベルコードである。

「ぎゃっ! ぐぎぎ、くっ!」

 強化された美雨による高速かつ強力な斬撃が、巨大化したフラックを襲う。反撃しようにも間に合わず、避けようにも的が大きくなり過ぎた。
 そして刃を受けるにつれて、生命力を奪われ水が形を失っていく。

「これでぇ、トドメ!」
「ぐぎゃっ!!」

 美雨の匕首が眉間を貫くと、巨大化したフラックは弾けて水になった。

「お疲れ様です。」
「今日はフンパツしようかね。」

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

スピネル・クローバルド(サポート)
『お姉ちゃんに任せておいてね♪』
 妖狐のクレリック×アーチャーの女の子です。
 普段の口調は「女性的(私、あなた、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」、兄弟姉妹には「優しい(私、~君、ね、よ、なの、なの?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

性格は温厚で人に対して友好的な態度をとります。
滅多に怒る事はなく、穏やかです。
怖そうな敵にも、勇気を持って果敢に挑む一面もあります。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


マロン・ビネガー(サポート)
◎連携・アドリブ歓迎
知的好奇心旺盛で少し不思議+ひんやり系な性質の僕っ子。思考は理系寄り
戦場ルールと他者の意志は尊重する方
現地住民や先輩には「礼儀作法」で丁寧な対応を心掛ける

◆戦闘傾向
エキセントリック+トリックスター
属性魔法や精神攻撃/誘惑、地形の利用等で撹乱するタイプ

主な得物は蓬莱の玉枝orレイピア、弩

技能は主に「天候操作」、
特に雨・雪系を好む

攻撃系UCに合わせて「電撃」+「貫通攻撃」、
回復系UCに「浄化」を載せる等

勝利の為なら代償・取引系UCも躊躇いませんが
保護対象や共闘する方々を攻撃に巻き込む事は極力避けます
必要なら「結界術」等で防御、場所感知等
臨機応変に支援行動も可

後は基本お任せです



 降り続ける『悪ガキ怪盗・フラック』も小降りになってきた。ギリギリと歯軋りの音が聞こえる。

「手ぶらで帰る気はないぞぉ! せめてお前から!」

 フラックが最後の力を振り絞って襲い掛かる。

「ここは、お姉ちゃんに任せておいてね♪」

 そう言って胸を張るのは、スピネル・クローバルド(家族想いな女の子・f07667)だ。

「頼もしいお姉さんだね。」

 その背を見て微笑むのは、マロン・ビネガー(夢幻の恋人・f37213)だ。

「これで、どぉだぁ!!」

 メガリス『尽きぬ雨の如雨露』を振り絞り、中身のフラックが甲板を埋め尽くす。

「あらら、ちょーと戦いづらい戦場だね。」
「では、少し景色を変えようか。」

 スピネルの顔色を見て、マロンは〈|七支刀《ななつさやのたち》〉を天に掲げる。すると、空からフラックではなく白い便りが降ってくる。

「ゆ、雪? あっ!」

 マロンお得意の天候操作により、辺りに雪が降り始める。瞬く間に勢いが増し、積もりゆく雪に、水の身体を持つフラックは凍え始める。

「このままじゃ凍っちゃうよぉ……!」
「なるほど。それじゃ私は……。」

 スピネルは雪を掻き上げると、まるで雪の積もる樹木のような印象を纏う。そのまま見つめていると、いつの間にか雪景色と完全に同化し、スピネルを見失っていた。

「隙あり!」

 スピネルの〈フォレストスナイパー〉から放たれた矢が、フラックを次々と貫いていく。【森の賢者】となったスピネルを捉える事はできない。

「もうやだ! みんなてったーいっ!」

 フラック達はついに諦め、各々と散開して逃げ始めた。

「逃がさないよ。」

 マロンが〈七支刀〉を振るうと、一帯に凍るような冷気が流れる。その先にいたフラック達は、【|永久なる氷気の楔《エドマウェッジ》】に囚われた。フラック達は足掻こうにも足掻けず、雪と氷楔により凍てついていき、やがて砕けていった。

「お疲れ様でしたー♪」
「ふぅ。良い雪だったね。」

 雲間から日が差し込む。フラックの雨は止んだ。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​




第2章 日常 『夏だ!海だ!スイカ割りの時間だよ!』

POW   :    気合でスイカに一撃を!

SPD   :    目星をつけた場所に一撃を!

WIZ   :    自分の歩幅から推測した場所に一撃を!

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種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 コンキスタドールを駆逐し、一行は島に上陸した。その島は暑いほど日が照らす常夏島『スイカスマッシュ島』だ。

「ようこそ。スイカスマッシュ島へ。先ほどはコンキスタドールを倒してくれてありがとう。」

「この島では良いスイカと、良いスイカ割りアスリートが育つ。どうか皆さんもスイカ割りを楽しんでいってほしい。」

「……む? 聞きたいことがある? さぁ、スイカ割りをしていたら何か思い出せるやもしれません……。」
出水宮・カガリ(サポート)
ひとが戦ってはいけない。戦うことは、痛いことだ。そういうものを退けて隔てるのが、門の役目だ。

<得意>
守りは得意だ。カガリのある場所が、境界だとも。
盾として、存分に使うといい。

<苦手>
名前は覚えにくくてなぁ。特徴(○○の)で呼ぶぞ。
細かいのと、素早いのもあまり。

<戦闘>
カガリは不動の門だからな、回避はしないぞ。
雑に壊すのは、できなくはないが。

<冒険・日常>
盾を足場にしたり、籠絡の(籠絡の鉄柵)を大きくして乗ったり。
小さいまま飛ばすこともできるぞ。
カガリ自身は、大きいので。隠れることは苦手だが。
じっと見て、誘惑とか。できるようだ。

そんな感じだろうか。
あとはまるっと、おまかせだ。
よろしく、よろしく。


蒼月・暦(サポート)
 デッドマンの闇医者×グールドライバー、女の子です。

 普段の口調は「無邪気(私、アナタ、なの、よ、なのね、なのよね?)」
 嘘をつく時は「分かりやすい(ワタシ、アナタ、です、ます、でしょう、でしょうか?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

無邪気で明るい性格をしていて、一般人や他猟兵に対しても友好的。
可愛い動物とか、珍しい植物が好き。
戦闘では、改造ナノブレード(医療ノコギリ)を使う事が多い。

 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


桜井・乃愛(サポート)
 桜の精のパーラーメイド×咎人殺しの女の子です。
 普段の口調は「元気(私、~さん、だ、だね、だろう、だよね?)」、偉い人には「丁寧(私、あなた、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

性格は明るく天真爛漫で、少し天然ボケな感じの少女。
一番好きな花は桜で、その他の植物も好き。
強敵にも怖気づく事は少なく、果敢に挑む。
人と話す事も好きなので、アドリブ歓迎。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!



 猟兵達は、島民と談笑やスイカ割りを楽しんでいた。

「いやー、島を守っていただきありがとうございます!」
「カガリは門だ。隔てるのが役目だから。」

 先に島に上陸してひたすら守り続けた、|出水宮《いずみや》・カガリ(死都の城門・f04556)。

「どうぞ、スイカスマッシュ島で至高のスイカです。」
「ふむ……なるほど。美味いな。」

 切り分けられたスイカを口にし、微笑んだ。

「―――ささっ、どうぞどうぞ。割ってみてください!」
「私達、『深海兵器』について聞きに来たんだけど……!?」

 |蒼月《あおつき》・|暦《こよみ》(デッドマンの闇医者・f27221)は情報収集しようと話しかけたが、島民の押しが強く、スイカ割り体験に誘導されていた。

「いいじゃんスイカ割り。ちょっとやってみようよ。」

 そう言って背中を押すのは、|桜井《さくらい》・|乃愛《のあ》(桜花剣舞・f23024)だ。

「むむ……ちょっと楽しそうだし、まぁまずやってみようかな。」
「では、目隠し失礼します。」

 まずは暦。木の棒を持って目隠しをしたままその場でぐるぐると周り、構える。

「要はまっすぐ歩けばいいんでしょ。楽勝よ!」
「暦さーん、ちょっと傾いてるしまっすぐ歩けてないよー。」

 スイカよりやや右寄りに進み、既にスイカから離れかけている暦に、乃愛は指摘する。

「あらら、思ったより難しいのね……?」
「左に30度向いて、そこから13歩だよー。」

 乃愛の指示に従い、一歩一歩丁寧に数えて進む暦。

「むっ。スイカの気配。とりゃあ!」

 暦の振るった木の棒はスイカを捉え、見事にスイカを砕いた。

「ふぅ……なかなか気持ちよく割れるじゃない。」
「この島では、割るときの気持ちよさでもスイカが評価されるのです。」

 曰く、強度にも種類があり、子どもでも砕けるジュニアクラスから、常人にはとても壊せないダイヤモンドクラスまであるそうだ。

「……? ダイヤモンドって簡単に割れるわよ?」
「それは言わない約束だよ。では次は私が。」

 つづいて乃愛も目隠しをし、木の棒をもって回転する。

「さて、こっちだね。」
「わぁ! なんでまっすぐ歩けてるの!?」

 乃愛は回転の際、正面がどの方角かを正確に把握していた。自前の第六感も活かしつつ、すらりとスイカの前に辿り着く。

「えいっ。」

 振りかぶった木の棒は、スイカを綺麗に砕いた。

「なるほど、確かに気持ちのいいスイカだね。」
「でしょー。」
「さぁ、ご自身で割られたスイカをご賞味下され!」

 暦と乃愛は、それぞれ自分が砕いたスイカを食べてみる。スイカの中でも甘味が強く、どことなく上品な味わいだ。

「楽しんでいるか?」

 2人の様子を見に、スイカを持ったカガリがやってくる。

「おかげさまで……って、だから『深海兵器』を!」
「カガリは聞いたよ。長老に尋ねるといいらしい。」

 カガリは丘のほうにある一軒家を指差す。

「よし、聞いてきましょうか!」
「有力な情報があるといいですね。」

 3人は長老の家を目指して歩いて行った。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​



最終結果:成功

完成日:2022年12月01日


挿絵イラスト