7thKING WAR㉓〜白き終焉を砕く者がいる
「……まさか、ここまで強力なユーベルコードとはな」
難しい顔でアドナ・セファルワイド(セファルワイド初代にして最後の皇帝・f33942)は自身のグリモアである帝国の史書を読み進めていた。
「かの『ガチデビル』が呼び出した召喚魔王の一体が攻略可能となった」
その名は『パラダルク』。
万象を『ドラグナーガール』という従者に変え、全てを掌握する変換系ユーベルコードの極致、その一つと言えるユーベルコードを持つ強敵だ。
「事実上奴に操れない事象は存在しないと言える……それは、あの白騎士や黒騎士の力であっても同じだ」
瞬間、グリモアベースにどよめきが沸き起こる。
それは『銀河帝国攻略戦』で猟兵の前に立ち塞がったあの銀河帝国の両翼たる騎士の力を、パラダルクは駆使すると言ったからだ。
あの戦いは全世界をまたぐ猟兵の戦いの中でも序盤……だが、その激烈な戦いは後に覚醒した猟兵の間でも噂になるほどだ。
「正面対決するなら絶対先制攻撃権による先制攻撃の対処は『必須』だ……しなかった場合、死にはせんが確実に戦闘不能となるだろう」
それ程の相手だ、当然である。
「また、奴は能力たる『ドラグナーガール』を介して『儀式』を行っている。その『儀式』の要となる『ドラグナーガール』を撃破すれば、パラダルクがまだ生存していても制圧扱いとなる」
故に正面撃破か戦略勝利条件の達成か、猟兵はどちらかを選んで戦わなければならない。
「采配は現場に任せる。くれぐれも無理と無謀をせぬよう――」
『少しお待ちを、『六番目の猟兵』達』
そこに、慈愛に満ちた女性の声がアドナの脳内に響く。
「……まさか、此華咲夜か?」
『ええ、パラダルクが座す戦場へと繋がったようですね。ですがあのものは強大な力を持ちます』
ですが、その取った手段が故に対策はあるのです。
と彼女は告げる。
『――『■■■■■■■ー』の力、定められた『劇的な変化』に抗い破壊する力を授けましょう」』
「……成程、因果に干渉するあの力ならば……未来と過去を支配するパラダルクには特攻かもしれん」
そう頷き、アドナは此華咲夜の言葉に耳を傾ける。
『あの力があれば、かの■の『絶対先制攻撃権』に対する対策を立てやすくなるでしょう。ぜひご活用ください』
「……理解した。その力、受け取らせてもらうぞ」
そうしてアドナは史書のグリモアを起動させると同時、彼女から託された力を猟兵達に分譲する。
「奴は『時間』を支配する。だがそれは『結末に劇的な変化をもたらしている』と同義……ならば、この力は深く刺さるだろう」
『ええ。何よりも――』
――『■■■■・■■■』は『■■■■■■■ー』の力を『知らない』。
それが、何よりも突き刺さるだろうと慈母はパラダルクの戦場に赴く猟兵達を見送りながら確信していた。
黒代朝希
時を支配するならば――『■■』を破壊する力で抗う。
実にシンプルな理屈でしょう?
プレイングボーナス……敵の先制攻撃ユーベルコードに対処する(しない限り必ず苦戦か失敗になる)/踊るドラグナーガール達を倒す。
に加え、
プレイングボーナス……『劇的な変化』を『破壊』する力で『時間支配』を『破壊』する。
が存在します。
それでは、皆様の素晴らしいプレイングをお待ちしています。
第1章 ボス戦
『召喚魔王『パラダルク』ディアブロホワイト』
|
POW : ガールズ・ポシビリティ
自身の【下僕であるドラグナーガール】ひとつを用いた行動・攻撃の威力を3分間3倍にする。終了後[下僕であるドラグナーガール]は【可能性を使い果たしたこと】により破壊される。
SPD : フューチャー・ルーラー
【ドラグナーガール達と連携し、精神支配魔術】で攻撃する。また、攻撃が命中した敵の【以降の動き方や使用ユーベルコード】を覚え、同じ敵に攻撃する際の命中力と威力を増強する。
WIZ : パラダルク・フューチャー
召喚したレベル×1体の【ドラグナーガール】に【ガルベリオン鋼の機械兵器とダンス技術】を生やす事で、あらゆる環境での飛翔能力と戦闘能力を与える。
イラスト:モツ煮缶
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
|
種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
ルイ・エルドレッド
『ナンだ? あのニノセンは。腹が立ツな』
「気にするなって。俺たちは見た目より性能だ。だろ?」
敵のドラグナーガールが襲い来る中、ルイはそれらの攻撃を回避する。空中を移動しながら攻撃してくる奴はゲームの中で嫌って程見てきた。その【戦闘知識】は十分に生かされるだろう。攻撃は装備しているルルに任せる。周囲に居る猟兵に変身し、同じ戦法で攻撃だ。
「あとはその面倒な力か」
自らに宿る力(ソフト)【世界浸食ソフト『OPUS』】を使い【ハッキング】。敵の時間支配の権限を消してしまう。追加でUCを駆使し、敵に[弱体化、混乱、致死毒]を付与。自分には[斬撃強化、爆破属性、弱点特攻]を付与し、本体に攻撃を――
『ナンだ? あのニノセンは。腹が立ツな』
「気にするなって。俺たちは見た目より性能だ。だろ?」
パラダルクの様子に対してルイ・エルドレッド(隠しボス・f36867)は相棒を宥めながら油断なく、相手側の挙動を随時観察している。
グリモア猟兵から聞いた凶悪な絶対先制攻撃権による先制攻撃。
その対策として、ルイはある戦術を編み出していた。
「空中を移動しながら攻撃してくる奴は、ゲームの中で嫌って程見てきた」
「そんなもので僕の力……ドラグナーガールを攻略できるとでも?」
「できるさ。この力があればな」
何かの起動音にパラダルクが気が付いたのは先制攻撃を繰り出そうとしたその時。
――自らに宿る力(ソフト)【世界浸食ソフト『OPUS』】を使いハッキングするその御業。
それを『劇的な変化』を『破壊』する因果干渉の力を用い、ルイはパラダルクの時間支配の権限を消して行こうと試みる。
「クッ……厄介な」
先制攻撃の絶対性を揺るがされ、繰り出す『パラダルク・フューチャー』を『ただの先制攻撃』にされたパラダルクは不快気にルイと彼の相棒をにらみつける。
その睨みに対し、彼らは肩を竦めながら『実効支配の間合い(ドミネーションエリア)』――自分達のユーベルコードで返答の代わりとする。
「ここでは俺がルールだ……故に弱体化、混乱、致死毒をお前に付与し」
『斬撃強化、爆破属性、弱点特攻を付与スル。無論オマエに対してじゃナイナ』
バフを自分達に付与し、パラダルクにデバフをかけるのが彼らが取った戦術。
それに対しパラダルクは更に、少しだけ眉を歪めて呟く。
「舐められた喪のだね。これしきで『■■■■・■■■』たる僕――『魔王パラダルク』を攻略できるとでも?」
『出来るサ』
「俺達なら、な」
大胆不敵に、改めて宣戦布告を告げ――ルイと相棒はパラダルクに挑んでいくのであった。
大成功
🔵🔵🔵
シン・コーエン
祖たる此華咲夜若津姫殿、ご助言感謝します。
エンドブレイカーである両親より聞いた力、今ここに再現せん!
ドラグナーガールは己が技能で倒す。
空中浮遊で浮かび、自身への念動力と空中戦・空中機動能力で残像をばら撒きつつ空を自在に翔け、第六感・見切り・瞬間思考力で攻撃を躱し、衝撃波・武器受けで攻撃を弾き、オーラ防御で防ぐ。
灼星剣と村正による凄まじい早業の斬撃波を伴う2回攻撃・鎧無視攻撃でドラグナーガール達を斬る!
UC:灼閃・清浄招を使用。
澄み渡る心境の元、未来への意志と、エンドブレイカーの『定められた劇的な変化に抗い破壊する力』を籠めた灼星剣による一撃でパラダルクの魂を貫通攻撃!
これが俺達の力と意志だ!
「祖たる此華咲夜若津姫殿、ご助言感謝します」
切実に、シン・コーエン(灼閃・f13886)はゼルデギロスによって死後操られた状態になりながらも『六番目の猟兵』に力を貸してくれた彼女――『此華咲夜若津姫殿』に感謝の言葉を捧げる。
強化されたドラグナーガールを己が技能で空中戦で対応し、高速機動を行いドラグナーガールの攻撃を見切りながらシンは絶対先制攻撃権による効果が切れるのを座して待つ。
「――見えた、これが『終焉』か……」
――一閃、瞳に映った『劇的な変化』を見たシン。
刀を振るってその『劇的な変化』を『破壊』した彼は、絶対先制攻撃権による先制攻撃を凌いだと確認すると同時にユーベルコードを発動。
「灼星剣の一閃を以って、あるべき清浄を此処に顕現す――『灼閃・清浄招』」
澄み渡る心境の元、未来への意志を込めた一撃が、ドラグナーガールを一瞬で引き裂くと同時……
即座にシンは攻撃の対象をパラダルクに向ける!
「そんな攻撃――ッ!?」
パラダルクは万象をドラグナーガールにして眷属化する魅了のユーベルコードを用いて対処しようとするが――
「なんだ、今の……『攻撃をドラグナーガールにした』という『未来』が……」
――壊された?
パラダルクは強力なオブリビオンとしてシンの攻撃を食らいながらも、未だに戦闘続行が可能な状態として反撃のドラグナーガールを嗾ける。
しかし、真に『無敵』という自負を有していた己のユーベルコード……それによって齎された『未来』が『破壊』されたかのような異常現象。
これには流石のパラダルクも精神が揺らぐ。
「エンドブレイカーである両親より聞いた力、今ここに再現せん!これが俺達の力と意志だ!」
「――『終焉破壊者(エンドブレイカー)』……?」
終焉に終焉を齎し、悲劇の結末を破壊する力を持った存在。
そんな存在、もはや『自分』と同じでは――
パラダルクはそのイメージを振り払うかのように頭を振ったのであった。
大成功
🔵🔵🔵
カシム・ディーン
女の子を侍らせまくるとかふざけたドスケベドラゴンだなてめー
一人寄越せ
「ご主人サマー?メルシーというものがありながらもっと欲しいなんて欲張りさんだぞ☆」
うるせー!
そして…お前…帝竜だな
帝竜眼がお前を見ています
対SPD
【情報収集・視力・戦闘知識】
精神支配魔術の分析
どのような性質か被弾を防ぐ方法の把握
【念動力・属性攻撃・浄化】
念動障壁展開
更に光属性を付与し精神支配魔術を浄化
UC発動
【弾幕・スナイパー】
念動光弾を踊るガールに向けて乱射し撃滅
【二回攻撃・切断・盗み攻撃・盗み】
メルシー
ガールに連続斬撃で切り刻み
僕はパラダルクに襲い掛かり水槍で襲い掛かり
反撃で殺される運命を破壊する
切り刻み
その眼球の強奪!
「女の子を侍らせまくるとかふざけたドスケベドラゴンだなてめー、一人寄越せ」
「ご主人サマー?メルシーというものがありながらもっと欲しいなんて欲張りさんだぞ☆」
「うるせー!」
「乱痴気騒ぎなら……儀式場の外でやってくれないかな?『私』ならガルべリオンから追い出すんだろうけど、僕は儀式の遂行さえ邪魔しなければそれでいいからね」
「おめーにだけは乱痴気等とは言われたくねーです……そして」
――カシム・ディーン(小さな竜眼・f12217)は端的に告げる。
「お前、帝竜だな。帝竜眼がお前を見ています」
「フム?ああ、そう言えばダイウルゴスの奴が群竜大陸に座していたね?」
ならそう見分けるのも無理はなし、とパラダルクは軽い様子でドラグナーガールを出現させていく。
「『フューチャー・ルーラー』……ドラグナーガール達、連携に合わせるんだよ」
パラダルクのその言葉にドラグナーガール達は黄色い声をあげ、精神支配魔術をパラダルクと共にはカシム達に放っていく。
それに対抗して彼らは念動障壁を展開しながら精神支配魔術の分析を開始。
どのような性質かを割り出し、支配を防ぐ方法の把握を進めていく。
「そこに『支配される』という『劇的な変化』を、破壊する!」
「!またこの力か!」
未来属性を司る初老のパラダルクにとってこの攻撃は理解できるからこそ理解の外にある。
そして今、パラダルクは先制攻撃を不発に終わった。
其れはつまり――
「いくぞメルシー!魔力と思考をリンクさせろ!」
「ラジャったよご主人サマ♪メルシーとご主人サマのスペシャルアタック見せちゃうぞ☆」
そこへ高速連携ユーベルコード『メルシー&カシム『ロバーズランペイジ』(キシントトウゾクノダイジュウリン)』によって彼らはパラダルクの『眼』を狙っていく――!
「うぐぁっ!!目が……!!」
「その瞳頂きます。ドラゴンなら眼球喪失の回復自体出来るだろ」
そう嘯きながらカシムは即座にグリモア猟兵の転移でパラダルクの眼を弄びながら挑発を残すのであった。
大成功
🔵🔵🔵
アリス・セカンドカラー
お任せプレ、汝が為したいように為すがよい。
過去と未来を支配するって……え、今更?タイムフォールダウンコピッって時間質量への理解を深めた今、結界術で時間質量の境界を定めるだけで出来る程度のことよ?
後、私よく男の娘化ナーフ(化術肉体改造呪詛)使うけど、これってユベコの極地の一つだったの?いやこれ“変化”(多重詠唱化術結界術)の権能の一部だから勿論森羅万象に有効よ。
で、精神支配魔術?私の精神はそのものが一種のトラップ魔術(多重詠唱、結界術、罠使い、カウンター)なのよ、下手に干渉すれば逆に私の内面世界に囚われることになるわよ?それでも仕掛けるならば、
リミッター解除、限界突破、オーバーロード。早業の先制攻撃でサイキックヴァンパイアとしての真の姿の封印を解く。
私に魂を奪われる覚悟はよろしくて?ああ、そういえば享楽も被ってるわねぇ、こいつ実は別世界私だったりしない?
まぁいいわ、寄生はサイキックヴァンパイアの生存技法(サバイバル)。その精神を支配しようなどとは、損害賠償にドラグナーガールをいただくわ。
「過去と未来を支配するって……え、今更?タイムフォールダウンコピッって時間質量への理解を深めた今、結界術で時間質量の境界を定めるだけで出来る程度のことよ?」
「……確かに、そっちのアプローチもあるにはあるね……!」
苛立った様子で奪われた眼球を回復したパラダルクはアリス・セカンドカラー(不可思議な腐敗のケイオト艶魔少女・f05202)の嘲笑に対して睨みを効かせる。
同時に先程と同じくドラグナーガール達と連携し、精神支配魔術をアリスに仕掛けようとするが……
「後、私よく男の娘化ナーフ使うけど、これってユーベルコードの極地の一つだったの?」
「……何言っているんだ、君は?」
いつも通り妄言を吐くアリスに対し、パラダルクは半眼の状態だ。
しかしアリスにとっては何か重要な事だったらしい。
「いやこれ“変化”の権能の一部だから……勿論、森羅万象に有効よ」
即座に精神支配魔術がアリスに仕掛けられるが……
瞬間、パラダルクは己の『享楽』の力を用いて全力でレジストを行って精神感応で繋がったアリスの精神世界を遮断。
取り残されたドラグナーガール達はアリスの『変化』によって好き放題されていく。
「私の精神はそのものが一種のトラップ魔術なのよ、下手に干渉すれば逆に私の内面世界に囚われることになるわよ?」
「……なんて出鱈目な奴だ。だが――」
「それでも仕掛けるならば」
パラダルクの言葉をアリスが遮ると同時――
祝詞が響く。
「私は『夜』(デモン)あるいはサイキックヴァンパイアと呼ばれる者、他者に寄生しエナジーを糧にする者――『『夜』化現象(デモン・フェノメノン)』」
リミッター解除、限界突破、オーバーロード……『究極の力』を得たアリスは『真の姿』を開放して多重詠唱結界術を発動。
そこから呼び出されるのは……他者に寄生しエナジーを糧にする『夜(デモン)』。
「私に魂を奪われる覚悟はよろしくて?ああ、そういえば享楽も被ってるわねぇ、こいつ実は別世界の私だったりしない?」
「君の全てが妄言で出来ているとしても、君が僕の別世界の同一存在であるなど『■■■■・■■■』の名に懸けて抹消し廃棄してみせるぞ」
感情の無い表情でそう呟き、自身の『享楽』の力を高めていくパラダルク。
「まぁいいわ、寄生はサイキックヴァンパイアの生存技法(サバイバル)。その精神を支配しようなどとは、損害賠償にドラグナーガールをいただくわ」
しかしアリスはお構いなしにドラグナーガール……パラダルクが求めるかつて自身を殺害した『同族』を探す『儀式』の要となる少女達を奪い、パラダルクをどこまでも嘲弄していく。
「ク……覚えていろよ……!」
「ええ、決着をつける時は……のうみそくまさんの後輩にしてあげる」
意味が分かれば怖いなんてもんじゃない言葉を残し、アリスは実験戦艦から退去するのであった。
大成功
🔵🔵🔵
アルトリウス・セレスタイト
大したものだが、芸が足りん
状況は『天光』で逐一把握
先制含め守りは煌皇にて
纏う十一の原理を無限に廻し害ある全てを無限に破壊、自身から断絶し否定
尚迫るなら自身を無限加速し回避
要らぬ余波は『無現』にて消去
全行程必要魔力は『超克』で骸の海すら超えた“世界の外”から常時供給
破界で掃討
対象は戦域のオブリビオン及びその全行動
それ以外は「障害」故に無視され影響皆無
原理を廻し高速詠唱を無限に加速、循環
瞬刻で天を覆う数の魔弾を生成、敵勢へ向け斉射
更に射出の瞬間を無限循環し戦域を魔弾の軌跡で埋め尽くす
世界を編んだ創世の理
如何な事象とて触れれば消え失せるしか道は無い
挑みたくば全存在を賭けて来い
※アドリブ歓迎
「クソ、まさか猟兵達がここまで僕の『享楽』に対抗できるとは……」
「大したものだが、芸が足りん」
声が唐突に実験戦艦に響く。
それはアルトリウス・セレスタイト(忘却者・f01410)の言葉、パラダルクは即座にガルベリオン鋼の機械兵器とダンス技術を生やしたドラグナーガールの軍勢を差し向けるが――
「言ったはずだ、芸が足りんと」
纏う十一の原理を無限に廻し害ある全てを無限に破壊、自身から断絶し否定するアルトリウスの『原理』の前には絶対先制攻撃権を絡めて先制攻撃をしても無意味。
なぜなら『原理』とは『ユーベルコードではない』からだ。
「ばッ!?で、デストロイキングボスの筋力みたいな……」
「ユーベルコードに頼り切るから、そういう事になる」
冷淡にパラダルク――『享楽』を極めた男に対してそう切り捨てるアルトリウスは左手を構え、祝詞を唱えた。
「行き止まりだ」
――障害を無視し万象を根源から消去する、属性の影響を受けぬ創世の権能が顕す蒼光の魔弾が……十属性を変換させたドラグナーガールを即座に消し飛ばす。
「世界を編んだ創世の理……如何な事象とて触れれば消え失せるしか道は無い」
「こ、こんな……」
呆然としているパラダルクに対し、いつもの通りアルトリウスは結論を述べていく。
「挑みたくば全存在を賭けて来い……アルダワのフォーミュラが言っていたか」
――『加えて今の私には、「命を捨てて戦える」という強みもある』。
大魔王第三形態はそう述べて猟兵と戦ったが、結果は惨敗であった。
「つまりは本質的に『己の命を懸ける』事の出来ぬ存在……そんな者が為せる事等、たかが知れている」
そう締めくくると同時、アルトリウスは指を鳴らして外より導く最古の理が尽きぬ力を生む創世の原理を以てパラダルクを消し飛ばすのであった。
大成功
🔵🔵🔵