7thKING WAR㉓〜老いた未来の白
「わざわざご苦労な事だね、六番目の猟兵」
呆れとある種の感嘆を交えた声が『実験戦艦ガルベリオン』……『銀河帝国攻略戦』にて登場した『実験戦艦ガルべリオン』と同一艦と見られる戦艦。
そこで召喚魔王『パラダルク』は予知越しにグリモア猟兵と猟兵に対して呟く。
「何を驚くんだい?あの『ブックドミネーター』や『プレジデント』に出来た事ならば僕に出来ないはずが無い……いや、流石に『そこ』が『何なのか』は分からないけれどね」
どうやら『グリモアベース』の存在には意識や思考が回っていないものの、グリモア猟兵の予知を感じ取ったようだ。
そこで彼……初老の『パラダルク』は『六番目の猟兵』に告げる。
「ここは行き止まりだよ。何故ならば、僕は『■■■■・■■■』たる『魔王パラダルク』。故に僕に勝つことは不可能だからさ」
断じて傲慢な思い込みではない。
彼にはそれだけの実力が備わっている……最低でも、あの『書家の王』に匹敵する力が。
「森羅万象……水・光・土・火・樹・薬・風・毒・氷・闇の十属性に纏わる全てを、ドラグナーガールに変える……それが僕の能力。武器も、ユーベルコードも、呼吸する空気さえも、全て『僕』のものにできる」
究極の変換能力だと断じて良い。
「けれど僕には、失われた記憶の中に苦い敗北の傷痕を持つ。僕はかつて『成長する敵』によって殺されたらしい。故に僕は、成長を打ち破るふたつの属性を探し求め、それを獲得した」
其れこそ過去属性の『アンヘルブラック』と未来属性『ディアブロホワイト』のドラグナーガール。
時間を操り、成長をも封じるその力は――
「そう、『無敵』さ。故にもう一度言うよ。ここは行き止まり……僕は忙しいんだ。ガチデビルの事なんか本当はどうでもいい。邪魔さえしなければ君達の邪魔もしない」
「そうはいきません。竜神親分様は我々の味方、なのですから」
フレスベルク・メリアグレース(メリアグレース第十六代教皇にして神子代理・f32263)は真剣な顔持ちでグリモアベースに集った猟兵へと今回の敵に関して説明を行う。
「かの姿――『ディアブロホワイト』の姿では『ドラグナーガール』を介した未来属性の操作を行います」
其れは何という強きユーベルコード。
あの白騎士と交戦経験がある猟兵に至っては強い頭痛を起こしている者もいた。
「非常に強力なオブリビオン……故に絶対先制攻撃権の対策は『必須』となります」
そうしなければ必ず苦戦する事だろう。
だが、他にも策はあるようだ。
「彼の背後で「儀式の舞」を踊るドラグナーガール達を倒し、儀式を阻止する事でも戦場制圧とはなります。つまりは『倒さなくても勝てる』という事です」
今回のパラダルクというオブリビオンの強さは常軌を逸している。
故にドラグナーガールを狙った戦法に専念しても良いだろう。
「判断は戦場に赴いた皆様にお任せします……あくまで召喚魔王を倒すのは『ガチデビル』と交戦する為です」
故にここでパラダルクを倒さずに儀式を破壊するだけでも戦場を制圧する事になるなら、それでも構わないのだ。
「ですが……皆様の心なら、不可能ではないと信じています」
フレスベルクはそう締めくくり、猟兵達をパラダルクの座す『実験戦艦ガルべリオン』へと転移させていく――
黒代朝希
いやそれは反則やろ。
勝つけれど!
勝って見せるけど!
ですが、これだけは言っておきます。
――(しかしパラダルクは、戦力を0にしても完全な撃破は難しいようです)、との事です。
プレイングボーナス……敵の先制攻撃ユーベルコードに対処する(しない限り必ず苦戦か失敗になる)/踊るドラグナーガール達を倒す。
それでは、皆様の素晴らしいプレイングをお待ちしています。
第1章 ボス戦
『召喚魔王『パラダルク』ディアブロホワイト』
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POW : ガールズ・ポシビリティ
自身の【下僕であるドラグナーガール】ひとつを用いた行動・攻撃の威力を3分間3倍にする。終了後[下僕であるドラグナーガール]は【可能性を使い果たしたこと】により破壊される。
SPD : フューチャー・ルーラー
【ドラグナーガール達と連携し、精神支配魔術】で攻撃する。また、攻撃が命中した敵の【以降の動き方や使用ユーベルコード】を覚え、同じ敵に攻撃する際の命中力と威力を増強する。
WIZ : パラダルク・フューチャー
召喚したレベル×1体の【ドラグナーガール】に【ガルベリオン鋼の機械兵器とダンス技術】を生やす事で、あらゆる環境での飛翔能力と戦闘能力を与える。
イラスト:モツ煮缶
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
日紫樹・蒼
性格:弱気
性質:ヘタレ
※どんな酷い目に遭っても構いません
誰でも女の子にしちゃう魔王とか、絶対に関わりたくないんだけど!
自分の格好を棚に上げ逃げ回ります
蒼の実力でパラダルクなんかと戦えるはずがないので、ドラグナーガールに狙いを絞りますが、ぶっちゃけ彼女達にも勝てないでしょう
仕方ないので、今回も悪魔に頼ります
ガルベリオン鋼がどれだけ頑丈でも無機物には違いないので、敵に付与されている機械兵器を、悪魔の力で触手生物に変えてコントロールさせます
「これはこれで、なんだか見ちゃいけないような……って、なんで僕にまで襲い掛かってくるの!?
『あら、もう様式美じゃないw
悪魔に笑われながら、玩具にされて構いません
「誰でも女の子にしちゃう魔王とか、絶対に関わりたくないんだけど!」
「いや、君女装男子だよね?ブーメランなのかな?」
そう初老のパラダルクが苦笑しながら『パラダルク・フューチャー』……ドラグナーガールにガルベリオン鋼の機械兵器とダンス技術を分譲し、日紫樹・蒼(呪われた受難体質・f22709)に嗾けていく。
蒼は自分の実力ではパラダルクなんかと戦えるはずがないと自認している。
故に取った戦術は『逃げ』の特化。
「そこで、ドラグナーガールに狙いを……」
絞ろうとする蒼。尚悪魔からは『ドラグナーガールにすら勝てない』と評されていた。
其れはともあれ、逃げの一択に専念した結果は――
「うぐぅ……でもまだ逃げれる……」
先制攻撃のユーベルコードによるガルべリオン製の機械兵器による攻撃は食らった。
しかし、傷は浅くないものの逃げに絞った結果……まだ逃げる体力と反撃のユーベルコードを起動させる余力が蒼の中には残っていた。
「……『水影の悪魔の物質変換』、来たれ、水域を支配せし、大いなる公爵よ。水影の盟約の下、世界の理を塗り替えよ」
蒼が傷の痛みと走り続けて体力を削っていた事で息も絶え絶えに詠唱を唱え、ガルべリオン鋼製の機械兵器に干渉していく。
ドラグナーガールが装備していた機械兵器は、無機物を変換するユーベルコードにより『水影の悪魔が使役する魔物』へと変えられていく。
「これはこれで、なんだか見ちゃいけないような……って、なんで僕にまで襲い掛かってくるの!?」
曰く『様式美』だそうで。
ともあれパラダルクには攻撃を加えられなかったものの、ドラグナーガールの一部が召喚された魔物の餌食となった。
それによってパラダルクの『儀式』の邪魔は出来た。
……グリモア猟兵からの転移のサポートが無ければ、蒼は『水影の悪魔』によって危うく玩具にされる所だったが。
大成功
🔵🔵🔵
アルテミシア・アガメムノン
ちょっと現状で勝つのは難しそうですわねえ。
でも、この世界に来てエラソーな態度をしているのは不快ですので、儀式だけでも阻止してあげましょう!
先制対策
敵POWUCで強化されたドラグナーガール。とりあえずは魔法爆撃(撃破が目的ではなく煙幕)、視界を悪くして最初は第六感、見切りの力で回避と防御に徹しましょう。
初撃を凌いだら『明星の栄光』を発動です。
無限の魔力で増大化した戦闘力。その魔力のありったけを籠めて魔力の大奔流撃を!
狙いは勿論、儀式の舞を踊るドラグナーガール達。
彼女達を粉微塵にした頃には姿を消しておきましょう。
目的を達したら即逃げです。それでは、またいつかどこかで!
「ちょっと現状で勝つのは難しそうですわねえ」
単純に、アルテミシア・アガメムノン(黄金の女帝・f31382)はパラダルクを一目見てその実力差を理解していた。
今回の戦争『7th KING WAR』にて縦横無尽に暴れまわる彼女は『アイスエイジクイーン』や『スーパーカオスドラゴン』、『魔王ゼルデギロス』等に果敢に挑んでいるが……
そんな彼女を以てしても、パラダルクの実力は尋常ならざると判断すべき代物であった。
「でも、この世界に来てエラソーな態度をしているのは不快ですので、儀式だけでも阻止してあげましょう!」
ここ『デビルキングワールド』はアルテミシアの故郷である。
それに加えてアルテミシアは『デビルキング』を目指す堕天使の猟兵。
故郷をついでに利用して何かした『エラソー』にしているのは不愉快であった。
「さぁ、行きなさい」
アルテミシアを視認した瞬間、パラダルクは下僕であるドラグナーガールの『可能性を使い果たす』域で強化して嗾ける。
その下種な使役と強化にアルテミシアは眉を顰めるも、即座に魔法爆撃を噛ましていく。
「……目晦まし、だね」
そのアルテミシアの意図を初老のパラダルクは見抜く。
幾らドラグナーガールを強化した所でそのドラグナーガールが敵対者を正確に把握してなければ意味がない。
「けど、それ程甘いユーベルコードじゃないんだ」
ならばとばかりにドラグナーガールは広範囲攻撃を仕掛け、アルテミシアを炙り出していく。
やがて、広範囲攻撃が終わった後――
「やるね」
「伊達に、デビルキングは目指しておりませんの」
防御結界等を張り巡らせ、浅くない傷を負いながらも戦闘可能状態を維持していたアルテミシア。
パラダルクは軽薄にその様子を褒めるが、お構いなしにアルテミシアは反撃を仕掛けていく。
「――『明星の栄光(ルキフェル)』ッ!!」
無限の魔力で増大化した戦闘力……その魔力のありったけを籠めて魔力の大奔流撃を儀式の舞を踊るドラグナーガール達にぶつけるアルテミシア。
その余波と反動を利用し、グリモア猟兵の転移で退避しながらアルテミシアはパラダルクに告げる。
「それでは、またいつかどこかで!」
大成功
🔵🔵🔵
四軒屋・綴
勝てない、地力で凌がねば勝てない。
ならばどうする…
先ずは防ぐ、ドラグナーガールとはなんだ?竜人だ、ならば攻撃は飛翔を伴う格闘かブレスの類い、構えから答えを導き対応、拳足なら側面からの掌底で反らしつつ『ジョークコート』の推力で回避、ブレスなら『ミスティバリア』で凌ぎつつ推力で範囲外に逃れる。
一手稼いだ時間でユーベルコード発動、直接足元を砕き粉塵で煙幕代わりに。
同時に『アームズジョーク』を切り離し搭載した『アッツィーコウル』『シュートケムール』を遠隔操作で一斉発射、注意を反らし側面から突撃ッ!頭部を掴んで生命力を吸収しつつ高熱を流し込み衝撃波と共に地面に叩きつけるッ!!
無限の未来の、たかが一つだ。
「勝てない、地力で凌がねば勝てない」
そして件のパラダルクは『六番目の猟兵』をも自力で軽く凌駕している。
その事態に対して四軒屋・綴(大騒動蒸煙活劇・f08164)は思案を巡らせながらも、絶対先制攻撃権によるドラグナーガールの攻撃『ガールズ・ポシビリティ』を防ぐ準備を整えていく。
「ドラグナーガールとはなんだ?竜人だ、ならば――」
攻撃は飛翔を伴う格闘かブレスの類い、或いは構えから答えを導き対応していく綴。
拳足なら側面からの掌底で反らしつつ『ジョークコート』の推力で回避し、ブレスなら『ミスティバリア』で凌ぎつつ推力で範囲外に逃れて先制攻撃を捌く事で戦闘不能の状態に陥る事なく彼は反撃に移っていく。
「――爆・圧・列・車ッッ!!」
腕に蒸気機関車型ユニットを装着した状態で砕くは足元。
砕かれた床の資材は粉塵となる――つまりは、煙幕代わりにしたのだ。
「無限の未来の、たかが一つだ!」
背部に搭載した蒸気機関車型サブジェネレータたる『アームズジョーク』を切り離し、搭載した『アッツィーコウル』『シュートケムール』を遠隔操作で一斉発射。
その弾幕に対してドラグナーガールは強化された肉体を以て回避を試み――
「つまりは――囮だ!」
煙幕と陽動射撃によって気が付かれる事なく側面から突撃してきた綴――彼にドラグナーガールは頭部を掴まれて生命力を吸収されるだけでなく、高熱をも注ぎこまれる。
更に掴まれた頭部を振り回されて衝撃波と共に床面へと思い切り叩きつけられた彼女らは絶命。
儀式の要となるドラグナーガールの撃破を確認した綴は、すぐさま転移で戦場から退避していったのであった。
大成功
🔵🔵🔵
ヘスティア・イクテュス
未来属性ね…未来が見えるんわけじゃないの?
『実験戦艦ガルベリオン』、そしてディアブロ、アンヘルの名
その2つを出せば邪魔が…少なくとも1人は現れるということ分かったでしょうに
ティターニア、全力全開【空中戦・機動】
空中を飛び回り相手のUC、攻撃を回避させてもらうわ、
飛翔能力?、普段飛ばない輩に負けるわけにはいかないのよ!
そして、そのUCわたしにとっての悪手も悪手ね!
生やした機械兵器を『ハッキング』!こっちは更に十八番なのよ!!
そのまま操作し他のドラグナーガール達とぶつけ、倒す
そのままミステルテインとマイクロミサイルの『一斉発射』!
ね?かの白騎士の力、貴方なんかに使いこなせる力ではなかったようね
「未来属性ね……未来が見えるわけじゃないの?」
パラダルクの未来属性『ディアブロホワイト』の運用方法、そして彼の浅慮さにヘスティア・イクテュス(SkyFish団船長・f04572)は肩を竦める。
「『実験戦艦ガルベリオン』、そしてディアブロ、アンヘルの名。その2つを出せば邪魔が……少なくとも1人は現れるということ分かったでしょうに」
ヘスティアは自称、宇宙海賊SkyFish団の船長。父のような海賊になろうと故郷の船を飛び出したという経歴を持つスペースシップワールド出身の猟兵である。
が、彼女にはもう一つの肩書が存在する。
――かつての解放軍、十二王星艦『イクテュス』出身……名字から察する通り、星艦の元首たる現女王の娘。
つまりは解放軍の英雄、その直系の子孫なのだ。
「ああ、成程。故郷に関連した……と言うだけにしては少し妙だとは思っていたんだ」
召喚したドラグナーガールの軍勢にガルベリオン鋼の機械兵器とダンス技術を付与し、ヘスティアに襲い掛からせる初老のパラダルクはそう得心が言ったかの様に呟く。
その間にもヘスティアは妖精の羽を象った白いジェットパック『ティターニア』を使い、空中を飛び回りドラグナーガール達の攻撃を避けていく。
「飛翔能力の付与?……普段飛ばない輩に負けるわけにはいかないのよ!」
高機動戦を得意とする自負も込めた裂帛の叫びと共に、ヘスティアは返す刀でガルべリオン鋼の機械兵器諸共奇襲してきたドラグナーガールを両断。
そのまま彼女はユーベルコードの構築へと移っていく。
「ここから先はわたしの支配領域……さぁ!妖精の女王に従いなさい!」
機械兵器をハッキングする『フェアリーサークル』のハッキング用の電波で機械兵器を操作して他のドラグナーガール達とぶつけ、骸の海へと沈めていくヘスティア。
そのままミステルテインとマイクロミサイルの一斉発射をパラダルクに仕掛けていく――
「ね?かの白騎士の力、貴方なんかに使いこなせる力ではなかったようね」
初老のパラダルクの浅くない傷を見たヘスティアは優雅な笑みを浮かべると同時、転移で実験戦艦から退去していくのであった。
大成功
🔵🔵🔵
アルトリウス・セレスタイト
全て思いの儘か
では見せてみろ
状況は『天光』で逐一把握
先制含め守りは煌皇にて
纏う十一の原理を無限に廻し害ある全てを無限に破壊、自身から断絶し否定
尚迫るなら自身を無限加速し回避
要らぬ余波は『無現』にて消去
全行程必要魔力は『超克』で骸の海すら超えた“世界の外”から常時供給
絢爛を起動
目の前の空気を起点に戦域の空間を支配
因果の原理を以て対象をオブリビオンとその行動のみに指定
破壊の原理を空間自体に付与し、触れた対象を残らず破壊する
万象一切に終わりを刻む破壊の原理に例外はない
全て思いの儘とするその力さえも、だ
そして世界を編んだ最古の理は、世界の内から解くこと叶わぬ
欲するなら世界を超えてから挑め
※アドリブ歓迎
「全て思いの儘か……では見せてみろ」
状況を『天光』で逐一把握しながらアルトリウス・セレスタイト(忘却者・f01410)は『原理』を用い、パラダルクの『ディアボロホワイト』を用いた先制攻撃……
それを纏う十一の原理を無限に廻し害ある全てを無限に破壊、自身から断絶し否定する事で抹消していく。
「……それがユーベルコードじゃないとは、ね……」
「何度も言うがな、フォーミュラよりも強大であるというなら『骸の海』を飲み干してから出直すがいい」
目の前の空気を起点に戦域の空間を支配し、『超克』で骸の海すら超えた“世界の外”から常時供給した全行程必要魔力を用い……ユーベルコード『絢爛』を発動。
周囲の空間を完全支配する事で『原理』で任意に変換し、操作するその力を以て破壊の原理を空間自体に付与し、触れた対象――機械兵器で武装したドラグナーガールの軍勢を一人残らず破壊していく。
「万象一切に終わりを刻む破壊の原理に例外はない――全て思いの儘とするその力さえも、だ」
「ならば、僕の『享楽』を以てその『原理』……支配して見せよう」
新たなドラグナーガールを召喚したパラダルクは、自身の力を用いて機械兵器諸共配下の少女達を強化。
世界を編んだ最古の理に対し、世界の内から解くかのように『享楽』の力を伝えていく――
「欲するなら世界を超えてから挑め……言ったはずだぞ、海を飲んでから出直してこいと」
そのパラダルクの行動に対し、アルトリウスは『原理』を廻してその『享楽』を解体せんと万象一切に終わりを刻む破壊の力をぶつけていく――
大成功
🔵🔵🔵
ワルルーナ・ティアーメル
ふーん。つまり、あの優男は無視して儀式を邪魔すればよいのであるな!
先制攻撃には機械に効きそうな電撃属性ブレスの迎撃と、
魔王のオーラ防御と激痛耐性でのやせ我慢、
そして『第2の冠』の「その相手が羨む誰かや何かになった幻……要は相手に都合のいい幻を見せる能力」(催眠術+化術+メイク)で幻、つまり偽の光景を見せ対抗するぞ!
その後はUCを使用、飛翔で回避能力を上げつつDガール達に怠惰の波動をぶつけ、儀式や戦闘、「やらねばならぬ事」へのやる気をごっそりそぎ落としてやろう
その後仕留められるなら再度ブレスを吐いて仕留めておく
……確かに貴様は倒せんが、貴様を「勝たせない」事ならできるのでな!
※アドリブ他歓迎です
「ふーん。つまり、あの優男は無視して儀式を邪魔すればよいのであるな!」
シンプルな理屈を以てワルルーナ・ティアーメル(百胎堕天竜魔王(自称)・f31435)は機械に効きそうな電撃属性ブレスを用いて迎撃。
更に防御に関しては魔王のオーラ防御と激痛耐性でのやせ我慢を用いていく。
だけでなく。
「『第2の冠』」
それはワルルーナの下半身の多頭多翼の竜が被る王冠。
その王冠が内包する力とは『相手の羨む誰かや何かになった幻を見せその気にさせる』というものである。
「つまり……偽の光景を見せ対抗するぞ!」
果たして、幻影を見せられたドラグナーガールはワルルーナの本体とは別の方向に攻撃を仕掛けてしまう。
それによって絶対先制攻撃権による先制攻撃は完遂されたとみなされる。
「受けるがよい!我が魔将と同じ技、「締め切り前とかについ部屋掃除とか別の事を始めちゃうあの感じ」を与えるウェーブ!」
即ち――ユーベルコード『魔将顕現:怠惰るウェーブ(ワルニクスウェーブ)』の発動によるワルルーナの反撃である。
背に生やした微妙な色で燃える不死鳥の翼から『なすべき事をする意欲を失う「怠惰」の波動』を放つ事。…その波動を食らったドラグナーガールは『儀式や戦闘、「やらねばならぬ事」へのやる気』を削がれていく。
「な……働くんだ!僕の為に!」
「うーん、この畜生というか身勝手ぶり……『ガチデビル』に呼び出されるだけはあるぞ、コイツ」
怠惰に落ちたドラグナーガールに『享楽』の力を注ぎ込み、仇敵を探し出す『儀式』を続行させようと必死に試みるパラダルク。
そんな初老の魔王を尻目に、ワルルーナはこう呟いた。
「……確かに貴様は倒せんが、貴様を「勝たせない」事ならできるのでな!」
同時に再燃していくは、微妙な色で燃えるワルルーナの翼。
そこから放出される怠惰の波動が、ドラグナーガールを用いた『儀式』を破綻させていく――
大成功
🔵🔵🔵
マリア・ルート
ちょっとこれは討滅は難しそうね……
仕方ない、撃退だけでもしておきましょう。あの親分の事とか諸々気になる事はあるけどそれは後よ。
先制で相手が機械兵器を生やしてくるからそれに対して【指定UC】発動、機械兵器をまるまる乗っ取って自分の武器(銃器)にしてやるわ。
そうすれば後はダンス技術だけだから一斉掃射で弾幕を展開すればどっかで当たると信じたいわね。(範囲攻撃)
ほらほら、踊り狂いなさい?みっともなくパラダルクに助けを求めてもいいのよ?助けに応じてくれるかはわかんないけどね!(威圧+演技)
パラダルクは――巻き込んだら御の字程度で、メインでは狙わないでおくわ。
「ちょっとこれは討滅は難しそうね……仕方ない、撃退だけでもしておきましょう」
マリア・ルート(紅の姫・f15057)は一目見てパラダルクの戦闘能力を把握し、即座に戦闘目標を『パラダルクの撃破』から『パラダルクの勝利条件を達成させない』事へと切り替えていく。
まずはドラグナーガール化した『ディアブロホワイト』による絶対先制攻撃権による先制攻撃に対し、マリアは『破壊と創造の輪廻転生(ワールドリメイク・ウェポンズカーニバル)』を発動。
ドラグナーガールに搭載されたガルべリオン鋼の機械兵器が全て一時的に破壊され、総質量に応じた数の武器として再構築されていく。
「まるまる乗っ取って自分の武器……銃器にしてやるわ」
元々マリアはとある亡国の第一王女……皇族のしがらみが不満であった所に親に親友を殺され、叛逆を起こして国を亡ぼした。
だが、その皇族の血筋に宿る「創造」の魔力をマリアは所有している。
見た物であれば無からあらゆる物が作れる力こそがマリアの『生命体の埒外』だ。
「そうすれば後はダンス技術だけだから一斉掃射で弾幕を展開すればどっかで当たると信じたいわね……ほらほら、踊り狂いなさい?みっともなくパラダルクに助けを求めてもいいのよ?助けに応じてくれるかはわかんないけどね!」
そう嗜虐的な表情でドラグナーガールをガルべリオン鋼の機械兵器を再構築した銃器でハチの巣にしていくマリア。
武人然とした残酷な姫としての側面も持つ彼女は、パラダルクの牽制も込めてそう振る舞ったのだが……
「……用済みと見て既に逃げ出したか、下種め」
既にどこにもいない初老の魔王の振る舞いに思わず『紅の姫』としての口調となり、苛立ちを吐き捨てるマリア。
一瞬短髪が長髪となりかけるが、既にパラダルクは『儀式』を完遂させる事が出来ない為に戦略目標は達成されている。
ドラグナーガールが全て骸の海に帰った事を確認したマリアは、グリモアベースへと帰還していくのであった。
大成功
🔵🔵🔵