銀河帝国攻略戦⑮~白の機械城
「エンペラーズマインドの突破、ご苦労様だ」
グリモア猟兵の天御鏡・百々(その身に映すは真実と未来・f01640)は帝国大要塞を突破した猟兵達をねぎらいつつ、次の任務の説明を始める。
「次なる任務であるが、『白城』艦隊の『帝国宇宙戦艦』の撃破となるぞ」
帝国旗艦『インペリウム』を目指し快進撃を続ける解放軍であったが、その前に『白城』艦隊が立ち塞がった。数こそ解放軍が勝るものの、高い指揮と練度を持つ『白城』艦隊とは互角の戦いとなっている。しかし、練度の差は歴然であるため、このまま戦闘が長引けば、先に解放軍が崩れてしまうだろう。
「敵の優秀な前線指揮官の乗っている『帝国宇宙戦艦』を撃破することで、敵の強みである士気と練度を低下させようという作戦だな」
士気と練度さえなんとかできれば、後は解放軍の戦力でも突破することができるだろう。
「『帝国宇宙戦艦』を撃沈するためには、宇宙空間を敵の艦砲射撃を掻い潜って接近する必要があるな。防御、回避、相殺、どのような方法でも構わぬが、敵の砲撃はかなり強力だ。対応手段は良く考えておく必要があるだろう」
敵は精鋭。油断は禁物だ。自らの力、スピード、知恵を振り絞って戦わねば勝利は望めない。
「首尾よく近づくことができれば、あとは撃沈するまでユーベルコードを叩き込んでくれ」
戦艦を撃沈すれば大爆発を起こすため、目標の優秀な前線指揮官も戦艦と道連れに倒すことができる。
「危険な任務だが、其方たちならきっと達成できると信じているぞ」
百々はそういうと、スペースシップワールドへ猟兵達を転移させ始めた。
夢幻
マスターの夢幻です。
戦争も中盤戦ですね。勝利を目指して突き進みましょう。
このシナリオは、「戦争シナリオ」です。
1フラグメントで完結し、「銀河帝国攻略戦」の戦況に影響を及ぼす、特殊なシナリオとなります。
第1章 ボス戦
『帝国宇宙戦艦』
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POW : フルバースト・コズミック
【全砲一斉射撃】を放ち、自身からレベルm半径内の指定した全ての対象を攻撃する。
SPD : デストロイレーザー
【10秒間のエネルギーチャージ】により、レベルの二乗mまでの視認している対象を、【主砲からのレーザー砲撃】で攻撃する。
WIZ : インペリアル・マカブル
【自身の稼働可能時間】を代償に自身の装備武器の封印を解いて【帝国式鏖殺形態】に変化させ、殺傷力を増す。
👑15
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
大成功 | 🔵🔵🔵 |
成功 | 🔵🔵🔴 |
苦戦 | 🔵🔴🔴 |
失敗 | 🔴🔴🔴 |
大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
暁・碧
今回は戦艦の撃沈が目的かぁ。
あれだけ大きい相手を撃沈するのは大変そうだなぁ。
敵の攻撃は自分の第六感を信じて出来るだけ避けて接近していくね!
避けるのが難しかったら天羽々斬と高周波ブレードを使ってガードするか斬り落とせそうなら斬り落とすね!
敵戦艦に接近できたら武装の部分を優先的に攻撃しながら装甲の薄い部分や攻撃が通りやすい所を探して見つけたらその場所全てに【剣刃一閃】を2本の愛剣で発動して行くよ!
1回で足りなければ壊れるまで続けるよ!
☆アドリブ・他の猟兵との連携歓迎
ベリル・モルガナイト
精鋭。部隊。ね
この戦いも。大詰めが。近い。ということ。かしら
でも。私の。すべき。ことも
やるべき。ことも。変わらない。わ
私は盾。皆を。守る。わ
敵の攻撃を。【おびき寄せ】るために。皆よりも。先行して。前に。でるわ
攻撃。されたら。【其れは脆くも儚き桜の城壁】と【オーラ防御】で。耐え抜く。わ
皆が。戦艦へと。近づけるように。攻撃されそうに。なった。時は
【かばう】で守りに行って。その間に。先へ。進んで。もらう。わ
私は。決して。砕けは。しない
【アドリブ、他の方との絡みは歓迎】
「今回は戦艦の撃沈が目的かぁ。あれだけ大きい相手を撃沈するのは大変そうだなぁ」
暁・碧(妖狐の女子高生・f00059)の見据える先には、『白城』艦隊の巨大な宇宙戦艦が座している。いくら大変としても、この戦争の勝利のためにはあの戦艦の撃破は必須だ。碧が意を決して戦艦へ向けて進んでいくと、ほどなくして戦艦も碧を補足したようだ。砲門を開き碧へと一斉射撃が開始される。
「うわわっ、っと。なんとか防御はできるけど、これじゃ進めないね」
高い練度を誇る『白城』の戦艦は、猟兵という小さな的にも的確に砲撃を集中させてくる。碧は勘を頼りに天羽々斬と高周波ブレードでビームやミサイルを斬り払うが、防御するのが精いっぱいだ。集中砲火の前に剣技で挑むのは、どうやら相当に相性が悪い様子だ。
「私は盾。皆を。守る。わ」
攻めあぐねる碧の前に、ベリル・モルガナイト(宝石の守護騎士・f09325)が立って碧をかばった。彼女はオーラで強化した盾を使い、敵の攻撃を一身に受け止める。
「私の。後ろに。ついて。来て」
「わかったよ!」
盾を自任するべリルは、攻撃役としての碧を敵戦艦へと送り届けるため、全ての攻撃をガードしながら突き進む。精鋭部隊が出てきたということは、この戦い大詰めが近いだろう。それでも、べリルのやることは変わらない。ただ、盾として、仲間を護るのみだ!
「私は。仲間を。守ります。それが。私の誓い。なの。だから」
誓いを胸に仲間を護るべリルは、攻撃を受ける度にユーベルコードの力によって更に防御力を上昇させる。その姿は正に鉄壁、いや、モルガナイトなのだから緑柱壁とでもいうべきか。だが、並の相手ならば通さぬべリルの防御も、『白城』の戦艦相手では抗しきれなかった。戦艦の強力な砲撃に対し、攻撃を受け続けるという手段では、いくら防御が得意とはいえ耐えきない。
「私は。これが。限界。あとは。任せる。わ」
ダメージの積み重なったべリルは戦場より離脱を始める。それでも、戦艦まではあと少しだ。べリルは十分に仲間を送り届けることに成功したと言えるだろう。
「助かったよ! よし! ここまで来れば……」
感謝を告げて戦艦へと突撃する碧。彼女は敵の主武装や弱点であるであろう装甲の薄い部分などを探していくが、ここでも敵の練度の高さが邪魔をする。無理に破壊を狙えば、集中砲火を浴びて蜂の巣にされてしまうだろう。
「主砲も、艦橋も……弾幕が厚いね。なら、これだけでも破壊するよ!」
碧は近くにあった副砲に、天羽々斬と高周波ブレードで二条の傷を刻む。爆発を起こす副砲を背に、碧は全速力で離脱していく。
白の機械城は未だ健在なり。だが、その砲火は万全にあらず。続く猟兵に、敵を穿つための手がかりが託された。
苦戦
🔵🔵🔴🔴🔴🔴
アヴァロマリア・イーシュヴァリエ
あの艦を、落とせばいいのね……中の人達もオブリビオンなら、思いっきりやってみせるわ。
『光あれ』で、身体をエネルギー体にすれば砲撃もレーザーも平気。
「オーラ防御」もあるし、やられたりしないはずよ。
そのまま光を艦に撃ち続けて、脆い部分やダメージが大きい部分には「誘導弾」と「2回攻撃」で集中攻撃、速く壊せるように頑張るわ。
戦争を終わらせたら、この世界も平和になって
マリアの住んでたシップも、他のシップも、銀河帝国に襲われずに、新しい星を探し続けられるようになるの。
他の世界みたいに空と地面のある場所に、行けるかもしれない。
だから、負けない。マリアは猟兵で、聖者だもの。怖くなんかないんだから……!
「戦争を終わらせたら、この世界も平和になるのよね?」
大きなとんがり帽子のつばで顔を隠したアヴァロマリア・イーシュヴァリエ(救世の極光・f13378)は、銀河帝国を打倒した先の未来へと思いを馳せる。
「そうすれば、きっとマリアの住んでたシップも、他のシップも、銀河帝国に襲われずに、新しい星を探し続けられるようになるの。他の世界みたいに空と地面のある場所に、行けるかもしれない」
全ての居住可能惑星はかつての銀河帝国との戦いで失われたと伝わっている。それでも、もしかしたら、まだ住める惑星はどこかに残っているかもしれない。宇宙船の中のみしか知らないスペースシップワールドの人々にとって、それは希望であり、夢だ。
「だから、負けない。マリアは猟兵で、聖者だもの。怖くなんかないんだから……!」
未来のため、アヴァロマリアは勇気を振り絞り『白城』の戦艦へと戦いを挑む。光あれとその身をエネルギー体へと変身させ、魂を削りながらも戦艦へと近づいていく。
光のエネルギー体となったアヴァロマリアに、戦艦の通常兵器は効果が薄い。しかし、流石の練度というところか。『白城』の戦艦は即座にインペリアル・マカブルの発動を決断した。帝国式鏖殺形態となった戦艦は、発するエネルギーにより白く輝き、その兵装に超常の能力にすら対抗する力を付与したのだ!
「そんな……!? でも、あそこに隙間があるわ!」
アヴァロマリアへ戦艦の一斉射撃が放たれるが、彼女は辛うじて砲撃の隙間を抜けて戦艦へ接近することに成功した。その隙間は、先ほど碧が副砲を破壊したことにより生じたものであった。
「中の人達もオブリビオンなら、思いっきりやってみせるわ」
アヴァロマリアは敵の主砲目がけて、無数の光線を撃ち放った! 目標を追尾するその光線は次々と着弾し、敵の二門の主砲のうちの片方を沈黙させたのであった。
まだまだ戦艦のダメージはさほどでもない。しかし、均衡が崩れれば、一気に戦いの天秤は傾くはずだ。
成功
🔵🔵🔴
アレキサンドラ・ミルキーウェイ
※アドリブ連携歓迎
対戦艦戦闘ですか
敵は的が大きい分攻撃を当てやすくもありますが、耐久力もある
中々面倒な相手なのです
まずは戦艦の外観を観察して【情報収集】
脆い部分や重要な機能が集まる部分を探します
目星を付けたら本格戦闘開始です
邪封鎖と封印錠による喰命剣の【封印を解き】、魔改印で自分の情報を書き換える事で【災厄を招く欲望】を発動
テレポートで目星を付けた部位へと急接近、【生命力吸収】と超怪力を乗せた【捨て身の一撃】を叩き込んでやるのです
多少の被弾は無視しますが、流石に主砲に当たるのはまずいですね
エネルギーチャージを察知したら、主砲発射のタイミングに合わせて射線外へテレポートする事で回避を狙うのですよ
天通・ジン
戦艦撃沈とは、なんとも豪気な任務だね
ならせめて、その期待に応えようじゃないか!
俺は愛機に乗って、戦闘AIの支援下、戦闘機動にて宙域を駆け巡る
高速機動による空中戦で、そうそう人後に落ちる気はないぜ
「宙域戦闘機動」による操縦技術で、敵の砲弾を掻い潜ろう
基本方針は「囮」
俺が派手に動けば、戦艦の目も惹きつけられる。
そうしたら、他の猟兵が撃沈のためのユーベルコードを放ちやすいはずさ
迎撃部隊なんかがいたら、機銃で撃ち落とす
ミサイルはなるべく温存するよ
もし、それでも撃沈及ばず相手に隙があるようなら、ミサイルを撃ち込もう
狙うは艦橋だ
アドリブ歓迎
苦戦描写OK
ただし、機体を墜とされるヘマだけはなんとしても避ける
「対戦艦戦闘ですか。敵は的が大きい分攻撃を当てやすくもありますが、耐久力もある
中々面倒な相手なのです」
「確かに厄介な相手ではあるけれど、戦艦撃沈なんてなんとも豪気な任務だね。ならせめて、その期待に応えようじゃないか!」
目の前にそびえる巨大な戦艦に、続いて挑むのはアレキサンドラ・ミルキーウェイ(強欲の貧者・f13015)と天通・ジン(AtoZ・f09859)の2人の猟兵だ。
「俺が囮になって敵の目を惹きつける。その間に攻撃してもらえるか?」
「了解です。重い一撃を叩きこんでやるのです」
2人は作戦を打ち合わせ、行動に移る。
「武器制限解除――戦闘システム、"問題なし(アレス・グーテ)"。――準備は上々。天通・ジン、戦闘に入るよ」
ジンは変形させた愛機に乗って、戦艦へと近づいていく。当然戦艦も近づかれまいと迎撃の放火を放つが、戦闘AIの支援下、巧みな操縦技術で宙域を駆け巡るジンは紙一重で戦艦の砲撃をすり抜ける。
「万全ならともかく、穴のある砲撃じゃあ俺を落とすことはできないぜ」
そう、戦艦の武装はこれまでの猟兵の攻撃でいくつか欠損している。ジンはそれによって出来た攻撃の隙間に入ることで、敵の砲撃をかいくぐっている。
「……あのあたりを狙うのが良さそうです」
派手な動きでジンが敵を引き付けている間に、敵戦艦の外観を観察していたアレキサンドラはどうやら狙う場所に目星をつけたようだ。
「奪い、喰らい、搾取せよ。魂の根源、その叫びのままに。……さあ、全てを私に寄越すのです」
邪封鎖と封印錠によって縛られた喰命剣の封印が解き放たれる。更にアレキサンドラは魔改印で自ら情報を書き換えて、その身に災厄を招く力を宿した。
「行くのです!」
いくら精鋭の戦艦と言えど、ジンに気を取られているところに、短距離転移を駆使して近づかれれば対応は遅れる。アレキサンドラを襲う砲撃は数えるほどだ。
「私の渾身の一撃、受けるのです!!」
些少な砲撃など無視して、アレキサンドラは超怪力で喰命剣ロヴァリスを叩きつける。アレキサンドラの一撃は爆発するかの如き衝撃をもたらし、戦艦に大穴を穿った。
「追撃を加えたかったですが、流石に主砲に当たるのはまずいですね」
攻撃を受けつつも戦艦は主砲のデストロイレーザーをチャージしていたのだ。致命のレーザーに狙われれば、流石にアレキサンドラも引かざるを得ない。
「おっと、それはさせないぜ!」
引こうとするアレキサンドラを援護すべく、ジンは残ったミサイルを艦橋へ向けて全弾発射する。戦艦はデストロイレーザーの目標を切り替え、ジンの放ったミサイルを破壊して艦橋を防衛した。その間にアレキサンドラは転移を繰り返し、戦域からの離脱に成功したのだった。
遂に猟兵の攻撃は戦艦へと大きな傷を刻み込んだ。まだまだ油断はならぬとはいえ、勝利への道筋が見えてきたと言えるだろう。
大成功
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ファン・ティンタン
【ヤド箱】で参戦
衛星兵器に精神兵器、白兵戦と…今度は、対戦艦戦、か
宇宙は規模が大きくて骨が折れるよ
自分の出番までは【天華】本体に着々と【力溜め】
その間、遠方から敵艦の動きを観察し【情報収集】を実施
交戦中のステラとカガリへ【コミュ力】を元にした適切な情報伝達を行い、敵の挙動を【見切る】手助けをする
勉強熱心な私の【学習力】、侮らないでよ
その攻撃は…既に見てる
機が満ちれば、【オーラ防御】を施した【天華】【投擲】による【白刃の矢】でステラの作る氷結部分へ対艦攻撃
刀身が戦艦外殻を貫ければ、【力溜め】した魔力を全解放、艦内を炎【属性攻撃】で焼き払う榴弾様の【2回攻撃】
コレは、外せないよ―――一刀、猟弾ッ!
出水宮・カガリ
【ヤド箱】ステラと、ファンと
いや、いや。ヘロドトスの戦い以来か、このような状況は
高機動のステラに、【錬成カミヤドリ】で【鉄門扉の盾】を複製し、4枚ほど護衛に付ける
自律防御はできずとも、なるべくステラを守るよう動かそう
燃え尽きてくず鉄になるには早かろう、流星の(鼓舞・勇気)
残りの盾でカガリとファンを守りながら、戦艦へ
なるべく射撃を避けつつ、斜線が近ければ盾を集めて防ぐ
ステラの方も、盾が破壊されれば新たに補充する
主砲は回避したいが、困難ならば盾受け・オーラ防御の上で全ての盾を集め【無敵城塞】を
流石にきつそうだが、ファンの一撃を通す隙を作る(覚悟)
カガリの壁は、如何なる脅威も通さない
――行け!
ステラ・アルゲン
【ヤド箱】で参加
流星だった私にとって宇宙は生まれ故郷のようなものです
だからこそ、ここを失うわけないはいかない
足元に【属性攻撃】による炎を出現させ【ダッシュ】する際の推進力とする。これで素早い移動も可能なはずだ
ファン殿が攻撃しやすいよう先に敵を無力化しに行く
可能な限り【オーラ防御】で凌ぐが大技の場合はカガリ殿の元へ。攻撃の方向を教えて防御してもらう
戦艦に近づいたら武装を【凍星の剣】にて【なぎ払い】と【衝撃波】を組み合わせた氷の斬撃波を飛ばし妨害攻撃。
【高速詠唱】も可能なので素早く【2回攻撃】できる
氷漬けでは何もできないだろう?
砲台などを凍りつかせれば攻撃も封印を解いて変形もできないはずだ
『白城』の戦艦を撃沈すべく、ファン・ティンタン(天津華・f07547)、ステラ・アルゲン(流星の騎士・f04503)、出水宮・カガリ(荒城の城門・f04556)の3名は宇宙空間へと飛び出して行った。
「いや、いや。ヘロドトスの戦い以来か、このような状況は」
カガリは並ぶ2人の仲間を見渡して呟いた。この戦争のきっかけとなったヘロドトスの戦いでも、彼女は仲間と戦術を相談して挑んだのだ。そう、彼女たちは皆、旅団『ヤドリガミの箱庭』に所属するヤドリガミであった。
「衛星兵器に精神兵器、白兵戦と…今度は、対戦艦戦、か。宇宙は規模が大きくて骨が折れるよ」
「そうですね。でも、流星だった私にとって宇宙は生まれ故郷のようなものです。だからこそ、ここを失うわけないはいかない」
確かにファンの言う通り、宇宙での戦いは他とは勝手が違う部分は大きい。しかし、だからといってこの世界を侵略する銀河帝国を野放しにはできない。このスペースシップワールドをカタストロフから守るため、猟兵達は戦うのだ。特に鉄隕石から作られた流星剣のヤドリガミであるステラにとっては、宇宙は故郷といっても過言でない。決してこの世界を失わせるわけにはいかないと、強い意志で任務に臨む。
「私が先行します!」
「任せよう。が、燃え尽きてくず鉄になるには早かろう、流星の」
足元に炎を噴出させることで高速移動を行うステラは、仲間の援護にと先頭に立って敵の砲撃を斬り払い、オーラの盾で受け流していく。しかし、いくらこれまでの猟兵の攻撃で戦艦の武装が欠損しているとはいえ、無数の砲撃の全てに対応することはできない。そこにカガリは自身の本体である鉄門扉の盾を複製して、ステラを護るように展開する。盾は何発かの砲撃を受ければ砕かれてしまうが、カガリは盾を再展開することで対応する。
「防御はお願いするよ。近づくことが出来れば、その時は私の出番だね」
頼りになる仲間に防御は任せて、ファンは自らの本体である白き一刀『天華』へと着々と力を溜めていく。同時にせめてサポートはできるようにと、敵の挙動を逃さないように敵戦艦を観察する。
「!! 敵主砲が来るよ!」
「ステラ! 私の後ろへ!!」
敵戦艦まであと少しとなったところで、ファンの目は敵主砲のエネルギーチャージを確認した。ファンの警戒の呼びかけに基づいて、3人の内で最大の防御力を持つカガリが仲間をかばい、デストロイレーザーを受け止める。
「カガリの壁は、如何なる脅威も通さない!」
カガリは複製した鉄門扉の盾を複数重ねるも、デストロイレーザーはその全てを貫いた。どうも敵主砲と複製した盾の相性は悪い様子で、オーラによる強化もカガリの技量では複製した盾までは手が回らなかったのだ。しかし、カガリとその本体は話が別だ。各種耐性と防御の技術に加えて、移動を捨てて更に防御力をあげたカガリの本体は、見事に敵主砲を耐えきった!
とはいえ、幾度もこのデストロイレーザーを受けるわけにはいかない。幸いにも連発はできない様子だ。再度の主砲が放たれる前にと、ステラは全速力で敵戦艦との距離を詰め、流星剣を振るう。
「凍てつき輝け、我が星よ!」
ステラの斬撃は氷の衝撃波となって、戦艦の武装を凍て付かせていく。
「氷漬けでは何もできないだろう?」
特に念入りに狙われた主砲は完全に氷漬けにされて、最大の脅威は封じられた。お膳立ては整った。ここで遂にファンの出番が来たのだ。
「2人のおかげで機が満ちたね。 コレは、外せないよ―――一刀、猟弾ッ!」
ファンは力を溜めに溜めた天華を投擲する。狙うは戦艦を観察して見えた傷、これまでの戦いで猟兵が開けた大穴だ。
それに対して、戦艦は氷漬けにされた武装をパージして、ファンの一撃への盾とする。即座にパージする判断をできる指揮官も、それに答えたクルーも流石の練度だ。しかし、ファンの天華の一撃はそれを凌駕する。
仲間のおかげで十分に力を込められた天華は、盾となった氷漬けの武装を難なく貫いて、戦艦の外装の傷を抜け、戦艦の内部へと突き刺さった!!
「これで……終わりだよ」
ファンは天華に込められた魔力を爆発させ、戦艦を内部から焼き払う。榴弾の如きこの二段目の破壊は戦艦の内部をズタズタにし、動力部からエネルギータンクまでをも破壊した。
ズドォォォン!!!
エネルギータンクへの誘爆によって、『白城』の戦艦は大爆発を起こして撃沈した。解放軍への脅威の一つが、ここに取り除かれたのだ。
ここを突破すれば、銀河帝国「二大巨頭」のひとりである『白騎士ディアブロ』との戦いが待っている。そして、銀河皇帝までもあとわずかだ。銀河帝国との戦いは終盤戦へと突入していくのであった。
成功
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