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7thKING WAR②〜バスジャックエクスプレス

#デビルキングワールド #7thKING_WAR

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「デデデビルキングワールドのののの平和は勇者『ああああ』が取り戻すすす!! 待っていろ猟兵、めッ!! あ、舌噛んだ!」
 彼が乗っているのはバスであった。
 ただし普通のバスではなく、暴走する運命の元にこの平原に群生する気性の荒いバスである。
 ハイスピードで走り抜けるバスを見た悪魔たちはこう言ったという。
「いまのバス、天井になにかついてなかった?」
「一瞬だったけど……あれ、爆弾だったような……」

「放っておけばスピードが遅くなったところで爆弾が発動して、オブリビオンは野生バスごとバン!! ですわ」
 でも、と黒弗・シューニャ(零・f23640)は続ける。
「この戦争の目的は次代のデビルキングを決めること。爆弾が爆発する前にオブリビオンを倒して爆弾の解除もできればアイスエイジクイーンのKING到達を妨害できますわ。野生バスも怪我しなくて済みますし、いいことづくめですわよね」

 暴走する野生バスに乗り込み、オブリビオンを倒し、爆弾を解除する。言葉で言うのはたやすいが、結構な難易度だ。
「現在、オブリビオンを乗せた野生バスはバスジャック平原を爆走中! 皆さまは何らかの方法でこのバスに取り付き、中へ乗り込んでくださいませ。多少乱暴な手段になるのは仕方ありませんわ。だって、放っておけば大爆発してしまうのですもの」
 バスに乗っている伝説の勇者『ああああ』は俺が正義だとばかりの口上を述べて襲いかかるが、聞く耳を持たずに倒してしまって問題ない。

「爆弾が仕掛けられているのはバスの天井側ですわ。外側なので、解除の際には振り落とされないように気を付けてくださいませ」
 シューニャは説明を終え、移転の準備に入った。
「それでは、皆さまを暴走する野生バスの近くまでお送りいたしますわ!」


ツヅキ
 プレイング受付期間:👑の数だけ🔵が獲得され、システム的に締め切られるまで。

●第1章
 暴走バス内部にてボス敵オブリビオンとの戦闘シナリオです。爆弾はバスの天井(外側)に仕掛けられており、スピードが遅くなると爆発します。

 プレイングボーナス……暴走するバスの中で戦う/爆弾を解除する。
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第1章 ボス戦 『伝説の勇者『ああああ』』

POW   :    究極剣技「ああスラッシュ」
詠唱時間に応じて無限に威力が上昇する【聖・光】属性の【悪しき者を滅ぼす激しく輝く斬撃波】を、レベル×5mの直線上に放つ。
SPD   :    勇者と共に戦いし伝説の英傑達
戦闘用の、自身と同じ強さの【あらゆる魔法を操る伝説の賢者『いいいい』】と【会心の一撃を放つ伝説の武闘家『うううう』】を召喚する。ただし自身は戦えず、自身が傷を受けると解除。
WIZ   :    究極魔法「ああブレイク」
自身の【MP(魔法ポイント)】を代償に、【悪しき者を滅ぼす光と雷纏いし大爆発】を籠めた一撃を放つ。自分にとってMP(魔法ポイント)を失う代償が大きい程、威力は上昇する。

イラスト:すねいる

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は仇死原・アンナです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

フカヒレ・フォルネウス
WIZ

鮫魔術の基本中の基本、シャーク・トルネードを行使して現場に急行です。
バスの外から飛翔して近づき、回転ノコギリで爆弾の解除・解体を行ってもらいましょう。
そして、それを妨害させる訳にはいきませんからね。
僕はバスの中に飛び込んで、勇者の相手をいたしましょう!

お目にかかれて光栄です。
僕は魔王国が四天王の一人、鮫の悪魔のフカヒレと申します。
伝説に謳われる強力無比の勇者、ああああ。
その武勇は四方世界に轟き……。
みたいな感じで口上で時間稼ぎをば。

天井で作業している鮫に気づかれたり、問答無用で襲い掛かって来るならば仕方ない。
バブルワンドから様々な属性の魔法(威力抑えめ)を放って応戦いたしましょう!



 荒れ果てた平原を爆走する野生バス。その隣に並びかけようとする何者かがいた。
 回転する鋸を生やし、空を翔ける鮫そのもの
「なんだアレは!?」
 窓から身を乗り出す勇者だが、バスに飛び込んだフカヒレ・フォルネウス(鮫の悪魔の四天王・f31596)に突き飛ばされる形で床を転がった。
「窓の外に顔を出すのは危ないですよ」
 フカヒレは一礼と共に名乗りを上げる。
「僕は魔王国が四天王の一人、鮫の悪魔のフカヒレと申します。貴方はもしや伝説に謳われる強力無比の勇者『ああああ』では?」
「この俺を知ってるのか!?」
「お目にかかれて光栄です。なにしろその武勇は四方世界に轟き……」
 その頃、バスの外では鮫たちが天井に張り付いた爆弾の排除に取りかかっていた。
「ん?」
 勇者がふと上を向く。
「どうしました? まだ武勇伝をお聞きしている途中ですよ」
「そうだった! 俺は『ああスラッシュ』を繰り出して敵を薙ぎ倒し――」
 がこんッ。
 再び、勇者が顔を上げた。
「何か上にいるのか?」
「かもしれませんね」
 フカヒレはしれっとした顔で属性魔法を紡ぎ、爆弾を刺激しないように抑えた威力の炎や雷を繰り出した。
「少しばかり僕の相手をしてもらいますよ」
「どういうことだ!?」
「じきに分かります」
 揺れる天井に齧りついた鮫は鋸で導線を切り、安堵を漏らす。幸い、フカヒレが勇者の気を引いてくれているので時間は十分にある。落ち着いて、焦らずに――……。

大成功 🔵​🔵​🔵​

アルテミシア・アガメムノン
バスに爆弾ですか。何かそういう映画があったような気がしますわね!
まあ、オブリビオンはともかく野生のバスさんが怪我をせぬよう参戦です。

『明星の栄光』を発動。
超音速の飛翔でバスに追いつき、外部に仕掛けられた爆弾を確認。
増大した戦闘力で氷結魔法(属性攻撃)を放ち、爆弾を凍結して起爆を防ぎましょう。
しかる後にああああ討伐です。
窓をひょいと開けて車内へ。

お待たせしました、勇者さん。さあ、戦いましょう!

増大した戦闘能力でクロノスの大鎌を振るって痛恨の一撃を。

ほほほ、わたくしの相手をするにはレベリングが足りなかったようですわね!



「あれが例のバスですわね?」
 アルテミシア・アガメムノン(黄金の女帝・f31382)は野生バスの暴走を凌駕する速度で飛翔しつつ、天井に仕掛けられた爆弾を捕捉。
 見たところ、威力が高い代わりに仕組みは単純なものだ。バスの速度を感知するセンサーに繋がる線を切れば無効化されるはず。
「まずは、こうですわ!」
 掲げた王笏から迸る冷気が爆弾を凍てつかせる。アルテミシアはひょいと窓を開けてバスの中に入り込んだ。
 既に戦闘が始まっており、勇者『ああああ』がへっぴり腰で魔法を振り撒いている。
「お待たせしました、勇者さん! お手合わせ願いますわ!」
「援軍か!」
 勇者は剣を構え、悠長に詠唱を始める。剣の由来であるとかこれまでの功績だとかを長々と高説賜る間にアルテミシアは黄金に輝く大鎌を構えた。
 窓越しに流れる景色はとめどなく、あまりの速さで何がなんだか分からない。映画なら一番盛り上がる活劇シーンだ。爆弾を積んでいるのも洒落ている。
「こちらからいきますわよ!」
「そして悪しき者を滅ぼすための光は――え?」
 脳天を大鎌でかち割られ、勇者は血を噴水みたいに吹き出しながらよろめいた。
「こ、この俺を一撃で!?」
「ほほほ、わたくしの相手をするにはレベリングが足りなかったようですわね!」
 口元に手を添え、快く高笑いするアルテメシアは挑むように告げるのだった。
「討伐させてもらいますわよ。ここがあなたの最後の戦場ですわ!」

大成功 🔵​🔵​🔵​

シン・フォーネウス
……野生バス、とんだ災難だよな。
後で洗車してやるか……ってかその前にその勇者だな。

バス内に突撃のあと、【夢幻包影】を使って勇者を幻影の中に取り込む。
幻影は……そうだな、デビルキングにその働きを称賛されてる幻影でも見せておくか。
そのまま幻影の中にいるならよし、ダメそうならデッキブラシの『貫通攻撃』で気絶してもらうぜ。

後はバスの上に乗って、爆弾を『ソロネ』の機能を使って解析。解除のための情報を確認しながらテキパキと爆弾を『掃除』だ。

……デビルキングワールドの平和を取り戻そうとしてなんでこいつバスと一緒に心中しようとしてたんだ?



(ははーん……、なるほどね)
 これまでの流れを見て、シン・フォーネウス(悪魔の掃除屋(文字通り)・f31485)はひとつわかったことがある。
 どうやら、この勇者は自分が乗ったバスに爆弾が仕掛けられているのを知らないらしいのだ。
「……知らずに乗り込むとか、ガチのうっかりさんかよ……こりゃ幻影を見せたらイチコロだな」
 シンはバスの壁に手のひらを触れた。後で綺麗に洗車してやるから、もう少しの間我慢しててくれよ。
 人知れず生み出す夢幻泡影は他の猟兵との戦いに夢中になっていた勇者をゆっくりと包み込み、拍手喝采の幻影に引きずり込んだ。
「ここは……!?」
 わけがわからず見回す勇者に浴びせかけられる賞賛と拍手の嵐。おめでとう、ありがとう。あなたのおかげでデビルキングワールドは救われたのです。
「おお――!!」
 まったく疑うことなく幻影を信じ込んで嬉し泣く勇者を、シンは呆れと同情が混ざり合った表情で眺めた。
 デッキブラシで肩をたたきながら、やれやれとぼやく。
「ここまですっかり信じ込んでもらえると技をかけた甲斐があるぜ……そんじゃ、いまのうちに爆弾処理といきますか」
 シンは窓を伝って天井に出ると、お掃除ロボットの『ソロネ』に解析を任せた。
「なるほどね……」
 きゅっと手袋を嵌め、仕事にとりかかる。
 悪魔の掃除屋ことシンの手にかかれば、凶悪な爆弾すらも無害な部品へと解体されてゴミ袋の中へ。
「掃除完了、っと」

大成功 🔵​🔵​🔵​

馬県・義透
四人で一人の複合型悪霊。生前は戦友

第三『侵す者』武の天才
一人称:わし 豪快古風
武器:黒燭炎

野生のバス。何度聞いても慣れぬな…?
あと、爆弾のこと知らんかったのか…。

陰海月と共に霹靂に乗り、限界突破な空中起動で追い付こう。槍で窓を破壊後、わしだけ中へ。
何か詠唱しとるが、気にせずにまずは突き。そして、そのあとにUCつきの一撃…という二回攻撃をしよう。
敵の前でその動き…隙がありすぎるぞ?聞こえておらんと思うが。


霹靂「クエ???」(なにここ???)
デビキン初めてな霹靂、首かしげつつも爆弾のコードを、器用に爪でガリガリ。
陰海月「ぷきゅ?」(ここ、たのしいよ?)
デビキンに馴染んだ陰海月、外れた爆弾回収。



「クエ???」
 馬県・義透(死天山彷徨う四悪霊・f28057)と陰海月を背に乗せた霹靂が戸惑うのも無理はなかった。まるで地獄のような空気と景色は初めてこの世界にきた霹靂にとってさぞかし新鮮に感じられたはず。
「しかも野生のバスが自然発生するとは、何度来ても慣れぬ場所よな」
「ぷきゅ?」
 陰海月だけはこの場所が気に入ったのか、霹靂が爪で引き千切った爆弾をキャッチして跳ねる。
 義透は後を二匹に任せ、槍で破壊したバスの窓から内部への侵入を果たした。
「おのれ猟兵め! 我が究極剣技はなんちゃらほにゃららで~」
 なんとか正気を取り戻した勇者は焦点の定まらない目で長々しい詠唱を喚き始める。
「それはいいが、このバス爆弾ついとるぞ」
 義透は詠唱を無視、そのまま槍をぶっ刺した。
「え? ってぎゃー! 槍、槍、刺さってる、刺さってる! しかもいま爆弾って聞こえたんですけど!?」
「ほんとに知らんかったのか……まあもう解除できたから問題ない。あとはおとなしくやられてくれ」
「あうち!!」
 二度目の突きが本命だった。最初の一突きで体勢を崩された勇者は今度こそ致命的な急所を穿たれ、傷口へ注ぎ込まれた炎が爆ぜると同時に絶命。
「ああ、あとな」
 頽れる相手を見下ろして義透が言った。
「敵の前でその動き……隙がありすぎるぞ? まあ、もう聞こえておらんか。やれやれ、意気地ばかり旺盛でも肝心なところが抜けていては宝の持ち腐れか……」

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2022年05月04日


挿絵イラスト