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銀河帝国攻略戦⑮~帝国宇宙戦艦サザランドを撃沈せよ!

#スペースシップワールド #戦争 #銀河帝国攻略戦

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●白城艦隊の士気と練度、一騎当千の力で打ち破れ!
 多くの人々でごった返すグリモアベースの中。
「皆さん、お集まりいただきありがとうございます」
 呼びかけに応じた猟兵たちに頭を下げると、
 郁芽・瑞莉(陽炎の戦巫女・f00305)は真剣な表情で説明を始める。
「後方に控えていたエンペラーズマインドの再集結艦隊を打ち破った事によって、
 解放軍の戦いは帝国二大巨頭とドクター・オロチが指揮する、
 艦隊らとの戦いに移っています」
 瑞莉がかざすグリモアはその戦いの一つ。
 鉄壁を誇る、白騎士ディアブロ直属の『白城』艦隊との艦隊戦の様子を見せる。
 数に勝る解放軍艦隊を、『白城』艦隊は士気と練度でもって迎え撃ち、
 その戦いは熾烈を極めている。
「解放軍艦隊は、これまでの戦いで戦争における戦術も形になってきていて、
 現在は互角に戦う事が出来ています。
 ですが……長年に渡って積み重ねられた練度の差はそう簡単には覆りません。
 戦いが長引けば、間違いなく解放軍艦隊は崩されてしまいます。
 ですが、光明はあります!」
 ここまでの戦いで、帝国軍の優秀な前線指揮官が指揮する、
 帝国宇宙戦艦を特定できたのだという。
 そこで一騎当千の猟兵の出番という訳だ。
「猟兵の皆様には前線指揮官が指揮する帝国宇宙戦艦の撃破をお願いします。
 目標は銀河帝国のウォーマシンでもある、データム大佐が指揮するサザランド。
 彼の判断は機械の様に状況判断に全く迷いを見せない恐るべき指揮官だそうです」
 対するこちらの作戦は至ってシンプル。
 目標近傍に転移した後、敵の艦砲射撃を掻い潜って接近、ユーベルコードを叩き込む!
「しかしながら、猟兵による転移攻撃に対応する訓練も積んでいるために、
 こちらの攻撃を当てるには能力や一工夫を凝らす必要がありますので、
 注意してくださいね」

 一通り説明を終えた瑞莉は意識を接続するワールド、
 スペースシップワールドへ向ける。
「それでは行きますよ。くれぐれも油断なきよう気を付けて下さい。
 頼みましたよ、皆さん!」


義助次郎
 義助次郎と申します。
 エンペラーズマインドの残存艦隊の憂いを絶ち、
 解放軍の戦場は帝国二大巨頭と、
 ドクター・オロチの指揮下にある艦隊との戦いへと移って参りました。

 という事で戦争の一翼を担うべく戦争シナリオを出させていただきます。
 内容は『⑮『白城』艦隊』のシナリオとなっています。

 敵の詳細は、フラグメントの通りです。
 またお伝えした通りにユーベルコードの命中率が低下していますので、
 選択の際はご注意いただけると、より活躍できるかと思います。

 それでは、皆さまからのプレイング、心よりお待ちしております。

●このシナリオは、「戦争シナリオ」です。
 1フラグメントで完結し、「銀河帝国攻略戦」の戦況に影響を及ぼす、
 特殊なシナリオとなります。
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第1章 ボス戦 『帝国宇宙戦艦』

POW   :    フルバースト・コズミック
【全砲一斉射撃】を放ち、自身からレベルm半径内の指定した全ての対象を攻撃する。
SPD   :    デストロイレーザー
【10秒間のエネルギーチャージ】により、レベルの二乗mまでの視認している対象を、【主砲からのレーザー砲撃】で攻撃する。
WIZ   :    インペリアル・マカブル
【自身の稼働可能時間】を代償に自身の装備武器の封印を解いて【帝国式鏖殺形態】に変化させ、殺傷力を増す。
👑15
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


銀河帝国宇宙戦艦サザランドら帝国軍の艦隊に攻撃を仕掛ける解放軍。
 その先頭を切る様に船体にミサイルが浴びせ、ビームを発射する
 解放軍に合流した小型高出力高速戦闘戦艦がいた。
 しかし、辛うじて船体は保っているが、その被害は甚大であった。
 船体は大きく破損し、ブリッジも炎に包まれて、コンソールからは火花が散り、
 何人ものクルーが倒れていた。
 攻撃による爆発で床に叩きつけられていた艦長は起き上がると状況確認を乞う。
「被害報告!どうなっているか?」
 同じく床に叩きつけられていた操舵士官も操舵席に着くなり、
 失いかけていた船体のコントロールを行いながら状況を報告する。
「メインパワーダウン。シールド出力18%。
 武器も先程の攻撃でパワーリレーが幾つも吹き飛んで再起動不可、
 ミサイルも残り僅かでです!」
 やられた!と思わずにいられなかった。
 戦況が拮抗に見えていたのは敵の手のひらだったのだ。
 こちらがそうしたように指揮に優れたこの戦艦は、
 戦いによって炙り出されてしまい、
 サザランドやその僚艦から集中攻撃を受けてしまったのだ。
 そうして指揮系統が乱れた現在、拮抗していた天秤は徐々に、
 帝国側に傾きつつあった。
 解放軍側は的確な指揮がないために、バラバラに各艦が仕掛けている状況だ。
「…今日が死ぬにはいい日かもしれん。なんとしてもこの船を堕とす。
 僚艦に打電!速度を上げろ、突っ込んでやる!」
 操舵士官は命令を実行しようとした次の瞬間、センサーが異変を捕らえた。
「サザランド周辺にごく小規模な転移反応?こ……、これは猟兵です!!」
 艦長は驚きに目を見開く。
「なんだと!?人が戦艦を相手に戦うというのか……。
 だが、この戦いの突破力の一つは間違いなく猟兵たちだ。
 あるいはやってくれるのかもしれんな」
 彼らを信じ、解放軍艦隊を纏め再度の攻勢を行うべく、動き始めるのだった。

 一方の獲物を追い詰めていたはずの帝国宇宙戦艦サザランドも索敵担当士官より、
 艦長である髪をオールバックに撫でつけたアンドロイド型ウォーマシン、
 データム大佐は眉一つ動かす、淡々とした表情で報告を受けていた。
 猟兵という最大のイレギュラーが訪れたにもかかわらず、
 その状況判断に全く迷いを見せずに彼は命令を下す。
「やはり来ましたか、猟兵。総員、対転移配置につけ。
 僚艦に打電、本艦はこれより猟兵との戦いに突入する。
 艦隊の被害や奴らに利用されるのを避ける為、
 下命あるまでは各艦、本艦と距離を取りつつ、
 全周囲への飽和砲撃で猟兵及び解放軍艦隊をけん制せよ」

 そうして戦列を離れたサザランドは猟兵達を待ち受けるのであった。
パル・オールドシェル
銀河帝国軍白城艦隊……白騎士ディアブロ直属の最精鋭艦隊。
識っています。僕は、彼らを脅威だと認識している。
だから、ここで彼らを倒さなければならない。
そうでしょう、解放軍戦友諸君!

ヒューマン・カウル、5m級の人型機動兵器をユーベルコードで展開。
もとより空間機動戦闘を目的とした僕とヒューマン・カウルならば、艦隊防空圏でもある程度の機動は可能ですが――
対艦爆撃C型装備を纏い、対艦巡航ミサイルを射程ギリギリで発射。
これに紛れる形で迎撃を分散して肉薄し、敵艦に残る対艦ミサイルを全弾撃ち込みます。
戦艦にどこまで通用するかはわかりません。
けれど、推進機や砲を狙えばいかに重装甲の戦艦だって……!



 転移反応を捕らえられたのは、
 パル・オールドシェル(古き戦友・f10995)であった。
 そんな彼女の目の前に浮かぶ宇宙戦艦と後方で再編成中の艦隊という光景は、
 メモリから記憶を呼び覚ましていた。
(銀河帝国軍白城艦隊……白騎士ディアブロ直属の最精鋭艦隊。
 識っています。僕は、彼らを脅威だと認識している)
 転移後、すぐさま空間機動戦闘を目的とした、
 対装甲戦闘用人型機動殻(ヒューマン・カウル)を装着。
 しかしのんびりと立ち上がりのチェックする暇もなく、
 主機関が立ち上がるや否や、
 向けられた無数の艦砲から吐き出される砲撃を回避していく。

『敵人型兵器出現を確認。本艦に急速接近!対艦装備を備えている模様』
 索敵からの報告とその軌道を見たデータムは即座に命令を伝える。
『まずは敵の対艦攻撃能力を潰します。全砲一斉射撃で動きを封じ、
 そこにミサイル飽和攻撃敢行せよ』
『アイ、サー!』
 サザランドはパルの動きを制限していく様に火砲を集中させては放ち、
 動きを奪っていく。
(艦隊防空圏でもある程度の機動は可能ですが……、
 やはり対艦爆撃C型を装備中では機動性が!)
 次の瞬間、数多のミサイルがパルを取り囲むように迫る。
 止む無く対艦巡航ミサイルを発射し、攻撃の分散の為のデコイとする。
 次の瞬間、数多の火球が生み出され、宇宙が一瞬明るく照らされる。
 倒れたか!?敵味方がそう思考してしまった、
 そのひと時に火球から飛び出す機影が1つ。
「そう、脅威だからこそ、ここで彼らを倒さなければならない。
 そうでしょう、解放軍戦友諸君!」
 至近距離でのミサイルの爆発によって装甲は焼け、
 歪んでいたが健在であったパルは、
 サザランドに肉薄すると照準用のレーダー波および誘導用レーザーを照射。
「目標を視認。SSM-84及びLSSM-109対艦誘導弾、撃ちます」
 残されたミサイルを全弾撃ち込むや離脱する。
「戦艦にどこまで通用するかはわかりません。
 けれど、推進機や砲を狙えばいかに重装甲の戦艦だって……!」 
 戦艦にとっては極至近距離で撃たれた対艦ミサイル、対空防御の死角に入り込み、
 ロックオンした推進器や砲塔に突き刺さり火柱を立てる。
 予定よりは少ない本数になってしまったが、
 対艦ミサイルは確実にサザランドにダメージを与える様子を見るのであった。

苦戦 🔵​🔴​🔴​

テラ・ウィンディア
宇宙戦艦が相手か
しかも命中さえ許させない程の練度!
上等だ
そしてしっかりと脅威を見据え対策を立てている事に敬意を示そう

だが…それでも尚おれ達は突き進まねばならない

その練達さえおれ達は粉砕せねばならないのだ

スペースデブリに紛れ込む
その上で戦闘知識を駆使して敵の動きと回避パターンの把握
更に仲間達の正面攻撃の回避を見据え…回避が出来ない状況を確実に待つ
冷徹に観察し必殺のタイミングの到来を見据え

あまり慣れてなかったからな…だが…打ち付けるべき場所…タイミング…生かしてこそのおれだ!

特と我が全霊を味わえ!
属性攻撃で足に炎を付与
更に串刺し
踏み付けを付与した上で
メテオ・ブラストぉおおおお!!!!!!!


ルリア・アルヴァリズ
やっぱり銀河帝国にも優秀な指揮官がいるんだね
それを倒せば優位に立てるのも間違いない
ただ指揮艦を落とせなんて簡単に言ってくれるけどやる方は大変だ
さて、小言はここまでにして仕事に行こうか

【WIZ】
ダンピールだから自力で飛べるしバイクがいらないのが救いだね
音が出てたら気付かれてしまいそうだし
あ、マフラーは外しておこうか、目立つし

ある程度指揮艦が見える位置まで移動
ユーベルコードで炎を纏わせた隕石を降り注がせようか
その辺に素材は沢山あるからね
これなら周りの戦艦にも多少のダメージは与えられるだろう
混乱が起これば他の猟兵たちもやりやすくなると思うし
もちろんこれで堕ちてくれてもいいけどね?

アドリブ・連携歓迎



 パルが正面切っての行動は後の猟兵のアシストとなっていた。
 彼女に続いて転移したのはルリア・アルヴァリズ(理想の追求者・f10775)と、
 テラ・ウィンディア(炎玉の竜騎士・f04499)の二人が、
 デブリに身を顰める事が出来ていたからだ。
 ルリアは目立つマフラーは外して黒のコートのみで戦いに望み、
 ダンピール故に飛行能力を持つ彼女は、
 スペースデブリに紛れ込むつもりだったテラに協力を申し出たのだ。
 
 そうして熱も音もなくスペースデブリに紛れた二人は、
 指揮艦が見える位置まで移動していた。
「指揮艦を落とせなんて簡単に言ってくれるけどやる方は大変だよ……」
 近くで見る戦艦の大きさになんで人が宇宙戦艦に挑むのか、
 という至極ご尤もな小言の一つも漏れる。
 しかしテラは逆に燃えていた。
「宇宙戦艦が相手か。しかも命中さえ許させない程の練度!上等だ」
 しかもしっかりと脅威を見据え対策を立てている事に敬意すら払っていた。
 そんなテラに気を取り直しつつ、ルリアは同意を示す。
「そうだね、やっぱり銀河帝国にも優秀な指揮官がいるんだね。
 それを倒せば優位に立てるのも間違いないよね。
 それじゃあ、私が広範囲攻撃を仕掛けるからよろしくね」
「おうよ!打ち付けるべき場所…タイミング…生かしてこそのおれだ!
 よろしくな!」
 こつんと拳を撃ち合うと己が役目を果たすべく別行動をとる。

 ルリアはその場にとどまると、エレメンタル・ディザスターを発動させる。
 「理さえ捻じ曲げて今ここに災厄を起こさん!降れ、炎の流星雨!!」
 周りに浮かぶ隕石が次々と炎を纏い、宇宙に炎の雨が降る。
「その辺に素材は沢山あるからね
 これなら周りの戦艦にもダメージは与えられて、
 混乱が起これば他の猟兵たちもやりやすくなると思うしね。
 もちろんこれで堕ちてくれてもいいけど……、ね?」

『この宙域に浮かぶ隕石が一斉に炎が噴き出て、
 本艦を始め僚艦に衝突しています!!』
 隕石が全方位から不規則に当たり、装甲や砲塔に被害が出始めていた。
『全艦に通達、インペリアル・マカブルモード発動し、
 出力強化した武装で全てを薙ぎ払え』
『アイ、サー!インペリアル・マカブルモード発動、主機、全力運転スタート!』
 帝国式鏖殺形態へと変形を完了させると全兵装を全方位に向けてランダム発射し、
 隕石などスペースデブリをなぎ払っていく。
 敵の反撃に、ルリアは制御に集中しているためにその場から動けずにいた。
 乱せば解放軍にも、そしてテラにも被害が出てしまうからだ。 
 だが彼女はその反撃がもう少しで黙る事を信じていた。
 他ならぬテラが冷徹に観察し、
 必殺のタイミングの到来を見据えている事を知っていたからだ。

「敵ながらこのような状況でも一糸乱れぬ動き、
 だが…それでも尚おれ達は突き進まねばならない。
 その練達さえおれ達は粉砕せねばならないのだ!!」
 敵の動きと回避パターン、そしてルリアのエレメンタル・ディザスター。
 把握に努めていたテラはタイミングを見出すや自然と身体が動く。
「星よ…世界よ…流星の力を我が身に宿せ…!
 今こそ我が身、一筋の流星とならん…メテオ・ブラストぉおおおお!!!
 ……受けろぉ!!!!!!!!!」
 エレメンタル・ディザスターによる炎の隕石たちが舞う中、
 サザランドに一直線に振り下ろされる超重力と炎をを纏った踵落とし。
 その一撃は巨大な宇宙戦艦の分厚い装甲を抜け、
 メイン弾薬庫を貫き、裏側まで突き抜けていた。
 サザランドを襲う激震と一拍置いてからの弾薬庫の大爆発。
 戦艦が人によって傷ついていく、
 この事実に士気をくじかれると共に猟兵への恐怖が植え付けられたこと、
 また指揮艦からの指揮が途切れた事により、
 再編した解放軍が攻撃を再開してもろくに反撃も出来ずに撃沈していく。
 
『被害報告なんて後だ!ダメージコントロール急げ!』
『たった一人の人間が戦艦を貫き通すなんて俺たちは夢を見ているのか……』
 敵艦隊は怒号と恐怖が渦巻くが全通信チャンネルをにてデータムは口を開く。
『帝国将兵よ。我らは何のために存在する?我らが皇帝陛下の剣であろう。
 なれば、何を慌てる必要がある。何を畏れる必要がある。
 我らが力はこんなものでは無い。それを存分に敵に見せようではないか!』
 その言葉で幾分落ち着きを取り戻した敵艦隊と、
 解放軍との艦隊戦は熾烈を極めていく。
 白城艦隊に所属するサザランド指揮下の艦隊、
 彼らの士気と練度をへし折るまであともうひと押し。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

神酒坂・恭二郎
「行くか相棒」
【口寄せ:星白鮫】で呼び出した宇宙鮫の手綱を取って突入する。
激戦の合間を縫い、スペース手拭いを広げて被りフォースで迷彩し忍び足。
宇宙鮫特有の静粛性で距離を詰め、戦局の変化を待つ。
味方の窮地には飛び出したくなるが我慢だ。
塵殺モードに入った時が勝機。
宇宙鮫と共に飛び上がり艦橋を狙う。

力を溜め続けた超高密度のフォースを力の渦の形に圧縮し、艦橋の中へとドリルのようにトンネル掘りで突貫。
そのまま内部に衝撃波をぶちまけたい。
指揮官の首を取れたら最高だが、そうでなくても一時的な混乱状態に持ち込めれば幸いだ。

※連携、アドリブ歓迎


緋縅・善蔵
行動は(POW)。
敵は火力と防御重視の愚鈍艦か?
戦闘に当り、俺はマザーウィルと合体した宇宙バイクで遊撃行動。
技能のダッシュや空中戦を駆使して回避運動、或は盾受けでダメージを低減。
「当たらなければどうと言うことは無いし、当たったところでどうと言うことも無い」
攻撃は2回攻撃と一斉発射、それに鎧砕きの技能とミサイルカーニバルで敵装甲を削っていく。
目標は装甲部では無く、砲塔部や艦橋部、そしてブースター部分。
近接戦闘が可能な距離なら斬鐡で砲身を破壊。或は敵艦内に侵入し、心臓部を掃滅する。
戦闘中は見た目の思い込みを排除し、如何なる事態にも対応できるような心構えでいる。
その他、アドリブ等はお任せ。



 再開されたサザーランド指揮下の帝国軍艦隊と解放軍艦隊。
 傷ついた解放軍艦隊は、それでも互角に帝国軍艦隊と渡り合っていた。
 一つはやはり猟兵の存在。3人の猟兵による攻撃が帝国軍に猟兵に対する警戒、
 準備に関する労力と心理的圧迫を与えていた事。
 そしてもう一つはルリアのエレメンタル・ディザスターが生み出した、
 炎に包まれた隕石の排除の為、
 インペリアル・マカブルモードを発動させたことによって、
 艦自体に負荷が掛かっていたのだ。 
 そしてその負荷による機能低下を見越して、既に行動をしていたものがいる。
 神酒坂・恭二郎(スペース剣豪・f09970)である。
 恭二郎は口寄せで宇宙を泳ぐ鮫、星白鮫で呼び出すと共に、
 スペース手拭いを広げて被ると、
 フォースの力を使い宇宙の戦いの煌きへと溶け込む。
 そして宇宙鮫特有の静粛性で徐々に距離を詰める。

 
 そんな彼を援護する為違う地点から猟兵が転移、その注意を一身に引き受ける。
 緋縅・善蔵(893顔特別国家公務員・f06737)である。

『転移反応確認!!ッ……猟兵です!』
 それを見やったデータムは即座に全艦隊に対して、
 猟兵を取り囲むような陣形を取る様に指示。
『最優先目標、猟兵。全艦、全周砲撃を敢行せよ。
 味方の損害は気にするな。敵を圧倒的飽和砲撃によって押し潰せ』
『『『『『『アイ、サー!』』』』』』
 そうして放たれる砲撃の束に彼は臆することなく、自身が装備している
 アームドフォート【マザーウィル】に宇宙バイク【疾風】が合体、
 パワードスーツ形態に変形させると自ら飛び込んでいく。
「当たらなければどうと言うことは無いし、
 当たったところでどうと言うことも無い」
 新たな猟兵の登場に艦隊全体からの自らの被害すら顧みない激しい砲撃に対して、
 緩急を付けたり、人型という事でスラスターだけでなく、
 四肢をも使ったアクロバティックな動きを駆使し、
 サザーランド以下艦隊からから放たれる砲撃を避け、
 どうしても避けられない砲撃も直撃もシールドを張って、
 ダメージは最小限に抑えつつサザランドとの距離を詰めていく。
 「吹き飛べ!」
 有効射程距離に入ると89式アサルトライフルや、
 合体したパワードスーツの武装を用いて合間を縫って全武装斉射。
 ミサイルカーニバル名にふさわしく、砲塔部やブースター部分に着弾し、
 傷を少しずつだが確実に広げていく。
(まだ近づくにはまだ時節じゃないってね。
 だが、嬢ちゃんたちが空けてくれたでっかい穴。これを活用しない手はないぜ!)
 
 猟兵達の攻撃とインペリアル・マカブルモードによる、
 艦自体の負荷による機能低下に加えて、
 善蔵による心理的プレッシャーは恭二郎は、
 サザランド直下へ接近する事に成功していた。
 
「風桜子がざわつく。流石にこれ以上の距離になれば気づかれる……、か。
 なら、行くか相棒!」
 宇宙鮫と共に飛び上がり、サザランドへ吶喊する。その狙いはサザランドの艦橋。
「我が掌には星雲の輝き……ってなもんかね。これで終わりだ!」 
 力を溜め続けた超高密度のフォースを力の渦の形に圧縮、
 ドリルのように螺旋状に回転させると、
 トンネル掘りの如く、銀河絶招・天渦星を艦橋へと突き込み、
 更には衝撃波を送り込む。

 こうしてサザランドは不意を突かれ、艦橋部分は完全に破壊される。
 司令塔を失ったサザランド、
 そして旗下の艦隊も旗艦の艦橋破壊と指示が途切れた事に大いに動揺し、
 砲撃に隙が出来てしまう。
 それを見逃す善蔵や解放軍艦隊ではない。
 「敵は火力と防御重視の愚鈍艦ってか? この機会、頂くぜ!」
 一気にサザランドに取りついた善蔵はライフルから、
 鉄塊剣【屠龍】へと持ち帰ると斬鐡の技でで砲身を破壊。
 解放軍艦隊も旗下の艦を叩いていくのであった。
  
 艦隊指揮官は倒れた、誰しもがそう思ったその時。
『銀河帝国将兵諸君、私はまだ存命だ。艦橋を狙ってくるのは明白だった。
 だからこそ艦中央にある戦闘ブリッジに、私はいる。
 さあ、戦いはこれからだぞ、解放軍諸君!』
 データム大佐の声に安堵と士気を持ち直す帝国軍艦隊。
 だが、それは砂上の楼閣であった……。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

マヤ・ウェストウッド
「要は全部やっつけちゃえばいいんだろ?」
・巨大な敵を目前に、闘志がみなぎる。解放軍で義勇兵として銀河を粋に暴れ廻り、帝国兵にその悪名を轟かせていた頃を思い出している
・弾幕の嵐はゴッドスピードライドで駆け抜ける。ダッシュと騎乗のスキルで効果を倍加
・被弾や衝撃には激痛耐性とオーラ防御で対策
・効率よく仕留めるべくメカニックと世界知識で弱点を推定し、スナイパー技術で熱線銃を以って狙い撃ち
・誘導追尾兵器は義眼に仕込んだ重力子加速装置で範囲攻撃して撃ち墜とさんとする
「解放軍やってた頃は『慈悲のマヤ』とも呼ばれていたっけ……痛みも無くすぐにイけるって評判さ。まあ、逝き先が天国だったら尚良いんだけどね」


ノノ・スメラギ
戦闘ブリッジに引きこもって事なきを得たみたいだけど、その幸運もここまでさ!
どんなに厚い装甲を持っていようが、ボクのVMAXランチャーで砕けないものはないさ!
過去から這い出て銀河に蔓延る害獣め! ここで引導を渡してやる!!

敵の砲火をシールドデバイスの盾受け、ナノメタルコートの防具改造、リフターの機動力(空中戦)、あとは戦闘知識と野生の勘でしのいで、ぎりぎりまで近づいて、ガンナーズとスライサーの一斉攻撃と同時にUCの対オブリビオン兵装ロストフレイムブリッドを戦闘ブリッジを狙って叩き込んでやろうじゃないか!
『時』を喰らって燃え盛る炎に焼かれて、この世界から消え去るがいいさ!!


緋縅・善蔵
艦隊はまだやれんか。まぁ手負いの獣だ。そう易々討たせてくれんだろう。
しかし、ここで斃れてもらう。飽くまでもただの通過点だからな。
・戦闘
引き続きミサイルカーニバルとアサルトライフルで敵戦艦と戦闘。
砲門を潰し、ブースターを潰す。
そして技能の戦闘知識や第六感で敵の指揮系統を読む。
艦隊の動きを見れば、どの艦を重要視しているか解る筈。
サザランドは潰したが轟沈ではない。艦体そのものは残っている。
ならば司令官は健在か、或は有能なのにバトンタッチか。
完全殲滅までやっても良いが、味方の被害を考えれば蛇の頭を斬るのが上策。導き出した結果から敵司令官を索敵し、マジ殴りで彼を守る装甲板ごと吹き飛ばす。
アドリブは歓迎。



 平均的な人型が多い猟兵において、戦艦を相手にするとなると
 武装か推進部、そして司令塔である艦橋を狙ってくることは容易に想像できた。
 だからこそ、対転移配置という指令は万が一は指揮系統を
 戦闘ブリッジにも移す事でもあったのだ。
 戦況を鑑みて移ることを決断し、移動した矢先での破壊である。
 データム大佐はウォーマシンであるが故に感情には左右されない。
 しかし、猟兵の力は理解の範疇を越えていた。
 そう、猟兵の波状攻撃はそれこそ、上官である白騎士ディアブロ、
 そして皇帝陛下に届くと推察されてしまうほどに……。
 裏付ける様に白壁艦隊も前線指揮艦が続々と討たれ、
 解放軍に押されている状況も。
 自分達は負ける。そう理論は導かれても、皇帝と白騎士ディアブロの忠誠心が
 彼を抵抗という行動に突き動かしていた。
 

 死に体だが、戦意を微塵も無くさないサザランドら敵艦隊に対して、
 猟兵達は戦いを続けていた。

 緋縅・善蔵(893顔特別国家公務員・f06737)も、
 混乱から立ち直ったサザランドと指揮下艦隊の猛烈な砲撃の中に身を置いていた。
(艦隊はまだやれんか。まぁ手負いの獣だ。そう易々討たせてくれんだろう)
 善蔵は濃密な弾幕を回避するに留まらず、
 パワードスーツに仕込まれたミサイルと、
 89式アサルトライフル改を的確に打ち込み、
 敵艦隊の砲門を潰し、脚たるブースターを破壊していく。
「しかし、ここで斃れてもらう。飽くまでもただの通過点だからな」
「そういうことだ!困ってる奴は見捨てない、困ったちゃんも見逃さないぜ!」
 善蔵に言葉に同意したのは友人の遺作たる、
 魔導式航宙二輪エマニュエル・マギアを駆る、
 マヤ・ウェストウッド(宇宙一のお節介焼き・f03710)。
 今までその篤い義侠心から、転移後は傷ついていた解放軍艦隊を支援していたが、
 敵の指揮が大きく乱れた事から解放軍も息を吹き返し攻勢に転じたこともあって、
 前線での敵艦隊の破壊活動へと切り替えたのだ。
「要は全部やっつけちゃえばいいんだろ?」
 マヤはエマニュエル・マギアを変形させ戦闘形態をとらせると、
 爆発的にスピードを上げて砲弾を巧みに避けながら敵艦に肉薄する。
 巨大な敵を目前に、闘志が漲らせな、
 また解放軍で義勇兵として銀河を粋に暴れ廻り、
 帝国兵にその悪名を轟かせていた頃を思い出しつつも。
 その義勇兵として培われたメカや世界の知識から弱点を導き出し、
 M3G-R4 VT 熱線騎銃、愛称メグを用いてスナイピング。的確に破壊していく。

 解放軍も猟兵に続いて次々と敵艦を撃沈していくなか、
 サザランドに引導を渡すべく、
 サザランドに向けて一直線に吶喊する一人の鎧装騎兵の姿があった。
 その鎧装騎兵の名はノノ・スメラギ(銃斧の騎士・f07170)である。
 彼女の瞳は銀河帝国に敵愾心に燃えていた。
「戦闘ブリッジに引きこもって事なきを得たみたいだけど、その幸運もここまでさ!
 過去から這い出て銀河に蔓延る害獣め! ここで引導を渡してやる!!」
 敵の砲火を闘知識と天性の野生の勘、
 そしてVMリフターの機動力を頼りに避けつつ、
 直撃が避けられないとVMシールドデバイスに搭載されたAIの素早い判断で、
 シールドで受け、VMナノメタルコートは火砲に合わせて、
 適切な防御特性へシフトし、ノノの身を守る。

 サザランドに対して急速接近し、仕掛けるノノに続いて善蔵も動く。
 彼は持てる戦闘知識や経験則からくる第六感に従い、
 サザランドの指揮所である戦闘ブリッジの場所を読む。
(艦の動きを見れば、艦のどの部分を重要視しているか解る筈)
 敵の砲撃や艦隊の動きから、彼は程なく敵の重要部分を特定する。
「味方の被害を考えれば蛇の頭を斬るのが上策。いくぞ、データム大佐とやら。
 拳骨じゃ済まさねぇぞ!」
 彼は特定した部分に取り憑くや否や、素手による彼の本気の拳、マジ殴りが炸裂。
 超高速で振り抜かれる素手の拳が次々と装甲版を突き破っていく。
 そして遂には戦闘ブリッジの隔壁すら殴り飛ばし、
 善蔵はデータム大佐と対面する。
「アンタが指揮官のデータム大佐か。アンタの練達は見事だったよ。
 さて、ここまできてなんだが。俺は囮、本命はあちらさ」
 その言葉に反対側の警戒が疎かになっていたことを悟る。

「どんなに厚い装甲を持っていようが、
 ボクのVMAXランチャーで砕けないものはないさ!」
 その反対側では可能な限り接近したノノがVMAXランチャーを構え、
 VMガンナーズとVMスライサーを展開、一斉射撃の態勢に入っていた。
 だが、チャージの一瞬を狙うよにミサイル群が彼女に迫る。
 しかしそこに割って入ったのはマヤ。
 眼帯を捲り、右目に仕込んだ義眼から重力子加速装置からビームを撃ち、
 残らず叩き落していく。
「アタシの目力を以ってすれば、戦艦から異性の心まで落としてみせる、ってね。
 嬢ちゃん、撃っちまいな!」
 ノノはありがとうと感謝の言葉を伝えると、大きく頷いてトリガーを引く。
「いくよ!『時』を喰らって燃え盛る炎に焼かれて、
 この世界から消え去るがいいさ!!」
   
 黒炎の巨弾は戦艦の分厚い装甲の時を喰らう。
 破壊音が大きく響く中、善蔵は自分が作った穴に飛び込み、
 全速力で退避しつつも脱出されない様にミサイルの置き土産も忘れない。
 彼が去った数秒後、戦闘ブリッジは黒炎と爆炎に呑まれデータム大佐ら、
 クルー共々残らず破壊されて。
 程なくサザランドは機関を暴走させて大爆発を起こし、宇宙に光芒の華が咲く。

「さて、前線指揮艦は倒したね。
 このままきっちりこの艦隊を倒すまで面倒を見ようじゃないか!」
 戦況を見つめていたマヤはそう言い残すとエマニュエル・マギアをかっ飛ばす。
 その背に参加した猟兵達も続き、
 程なく解放軍艦隊はデータム大佐旗下の艦隊を壊滅させるのであった。

 こうして解放軍艦隊と猟兵達は、
 未来を操るという白騎士ディアブロの元へと進んでいく……。 

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​



最終結果:成功

完成日:2019年02月18日


挿絵イラスト