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決戦、ドクターオロチ 機械編

#アポカリプスヘル #戦後 #ドクター・オロチ #マザー・コンピュータ #風魔小太郎 #魔軍転生 #オーバーロード歓迎 #団体歓迎 #途中参加歓迎

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「ムシュ~!あの猟兵どこまで強いのですか!我らフィールド・オブ・ナインの内六柱を殲滅するのはおろか半年でこのドクター・オロチまで発見するとはどういう事ですか!」
 そう女性的な口調で脳が極端に肥大したドクター・オロチ……サムライエンパイアのオブリビオン・フォーミュラ『第六天魔王『織田信長』』のユーベルコード『魔軍転生』によってフィールド・オブ・ナイン第二席『マザー・コンピュータ』を憑装させたドクター・オロチは苛立たしくもキッチリとマザーのユーベルコード『無限増殖機械都市』をメンフィス灼熱草原」の中心部にある、漆黒の「影の城」の周辺に設置していく。
「しかし、後一か月あれば……今此処にいる私の知恵と記憶を使って残る第三席、第五席、第九席……名前とユーベルコードは思い出せませんが、把握してギリギリの所で発見する事が出来るでしょう」
 そうなれば、すべてが水の泡と化す事だろう。
「しかし逆に早く討滅されてしまえば……あなたはここまで、となるのでしょうね」
 そう言って『マザー・コンピュータ』は傍らに鎮座されていた『それ』を視界に入れる。
「銀誓館学園……彼らがこれを手に入れれば『ドクター・オロチ』はここで終わる可能性が非常に高いと言えるでしょう」
 ――「コンクリ塊」、を。

「アンタ達!いよいよ『ドクター・オロチ』との最終決戦よ!五月初頭に入るまでに撃滅出来たら今度こそあのオブリビオンを根絶する事が出来るかもしれないわ!」
 金髪の縦ロールを靡かせてシャルロット・シフファート(異界展開式現実改変猟兵『アリス・オリジン』・f23708)はグリモアベースに猟兵達を呼び集めていく。
 何度も猟兵達の前に立ち塞がり、謎の手段で復活していた『ドクター・オロチ』……銀誓館学園にとって因縁の仇敵である『無血宰相トビアス』という異形の姿と同じくするオブリビオンを撃滅する機会に、猟兵達――シルバーレインから集いし銀誓館学園の能力者は特に沸き立つ。
「まずはオロチの配下と交戦。これを撃破した後奴との交戦に移るわ」
 異形の姿と能力を持つあのオブリビオンは『魔軍転生』を使って『マザー・コンピュータ』の力を引き出している。
 その反動か正々堂々と勝負を挑む性格になっているという銀誓館学園の能力者にとっては性質の悪すぎる冗談のような状態となっている。
「ともあれ、五月初頭までに倒せば銀誓館学園の資料に関連した『コンクリ塊』が手に入るわ……そうでなくとも交戦から一か月立てばオロチは土壇場で残りのフィールド・オブ・ナインを発見し、内二柱を『連れ帰り』残りの一体をアポカリプスヘルに置き去りにするわ」
 そうなってしまったら、何もかも元の木阿弥だろう。
 それを阻止するべく猟兵達は迅速に行動を移し、上手くいけば『コンクリ塊』を入手するのだ。
「それじゃ、転移開始……この戦いはアポカリプスヘルだけじゃない。オブリビオンとの戦い全体に直結する戦いだと私は確信しているわ」
 上手く事を進めて頂戴、と言葉を告げてシャルロットは転移術式を起動させるのであった。


黒代朝希
 いよいよ最終決戦です……コンクリ塊って。
 それどうやってあそこから持ち出したの?

 『マザー・コンピュータ』の力を宿したオロチとの戦いです。
 まずはオロチの配下と戦いこれを退けた後、かの存在と交戦してもらいます。
 今回『マザー』を宿したことで『正々堂々とした(完璧にマザーの人格です)』戦い方をするようになります。
 そこをついて戦って下さい。

 プレイングボーナス『正々堂々とした戦いをするオロチに上手く対応する』

 それでは、皆様の素晴らしいプレイングをお待ちしています。
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第1章 ボス戦 『🌗機械技師・マノン』

POW   :    ゴートリック・マスプロダクション
【世界を自分の作品(機械)で埋め尽くしたい】という願いを【増殖する機械】の中に紛れこませた【司令機】に呼びかけ、「賛同人数÷願いの荒唐無稽さ」の度合いに応じた範囲で実現する。
SPD   :    バトルドロイドメーカー
レベル×1体の、【正面装甲】に1と刻印された戦闘用【モヒカン付き二足歩行戦車】を召喚する。合体させると数字が合計され強くなる。
WIZ   :    マキーネコンダクター 7
自身の【放った観察用飛行ユニットが敵を解析して】から極大威力の【観察対象に最も効果的な特性を持つミサイル】を放つ。使用後は【周囲の機械全て】が【メンテナンスが必要な】状態となり、一定時間行動できない。

イラスト:熊木

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はリダン・ムグルエギです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

アルトリウス・セレスタイト
意外に働き者だな、オブリビオン

状況は『天光』で逐一把握
守りは煌皇にて
纏う十一の原理を無限に廻し害ある全てを無限に破壊、自身から断絶し否定
尚迫るなら自身を無限加速し回避
要らぬ余波は『無現』にて消去
全行程必要魔力は『超克』で骸の海すら超えた“世界の外”から常時供給

光尽にて討つ
対象は召喚物含むオブリビオン及びその全行動
それ以外は「障害」故に無視され影響皆無

宿すは破壊の原理
自身を無限加速し本体へ接敵、『刻真』にて「世界が始まった瞬間から詠唱し続けた」状態で全撃を即時解放
観察ユニット諸共消し飛ばす

それなりに忙しいのでな
早めに退場してもらうぞ

※アドリブ歓迎


天城・千歳
【SPD】
絡み・アドリブ歓迎

・・・・・影の城ってシルバーレインの神戸で封鎖中というアレですか?
なんでこんな所に出て来るんですかね?
とりあえず、さっさと片付けてドクターオロチの大切な物とやらを回収してしまいましょう。
サテライトドローン群を展開し戦場周辺に哨戒・観測網を構築後UCで陸戦艇艦隊を展開。観測網と愛鷹、艦隊の観測機器を使って【偵察】【索敵】【情報収集】を行い【戦闘知識】【瞬間思考力】で最適の攻撃陣形を選択。
【誘導弾】の【一斉発射】【弾幕】による【範囲攻撃】の【先制攻撃】を行い、その後は【砲撃】【レーザー射撃】【制圧射撃】で攻撃する。
攻撃と並行して【ジャミング】による妨害も行う。


アレクシア・アークライト
ドクターオロチ。
3年前の銀河帝国攻略戦からのらりくらりと逃げ回っていたあいつをようやく倒せるかもしれないのね。
なら、こんなとことで雑魚にてこずる訳にはいかないわね。
さっさと片付けるわ。

《力場》で周囲の空間に干渉し、自身の姿を隠匿。
《領域》を展開して周囲の状況を把握し、残りの《力場》で敵の攻撃を防御。
念動力で飛行し、敵に接近。
UCを使用して、敵の機械を物理的にも電子的にも支配下に置く。

貴方が増やしたこの機械の山。
せっかくだから、これで貴方の棺桶を作ってあげるわ。

ハッキングした指令機を介して機械を操作。
また、電磁力により金属そのものを動かし、敵を全方位から圧殺する。



「意外に働き者だな、オブリビオン」
 刹那に具現化するのは纏う十一の原理を無限に廻し害ある全てを無限に破壊、自身から断絶し否定する異能――アルトリウス・セレスタイト(忘却者・f01410)が所有する異能たる『原理』による攻撃である。
 自身を無限加速し『機械技師・マノン』の攻撃を回避し、反撃として『超克』で骸の海すら超えた“世界の外”から常時供給するエネルギーを叩き込む。
「至れ、『光尽』」
 そこに『ユーベルコードを起動させる』アルトリウス。
 ……『原理』はアルトリウスの所有する異能ではあるが『ユーベルコードではない』。
 アルトリウスのユーベルコードは『原理』の運用を手助けする性質の異能が多い。
 それは無論の事、彼が『生命体の埒外』として選出された理由である『原理』が協力無比であるからだ。
「それなりに忙しいのでな……早めに退場してもらうぞ」
 宿すは破壊の原理たる顕理輝光『討滅』。
 自身を無限加速し本体へ接敵し、『刻真』にて「世界が始まった瞬間から詠唱し続けた」状態で全ての『原理』による攻撃現象を放射。
 観察ユニット諸共消し飛ばさんと吹きすさぶ『原理』の破壊現象が、『無限増殖機械都市』諸共『機械技師・マノン』を吹き飛ばしていく。
「あれで消しとばんとは、腐っても『オウガ・フォーミュラ』の配下か……最も、些事ですらないがな」
 アルトリウス・セレスタイトは戦争時にこう口ずさむ事でグリモア猟兵の間では有名である――
「オブリビオン・フォーミュラにはいつも言っているがな、『骸の海を飲み干してから出直す』が良い」
 それで対等だと言わんばかりに追撃の『原理』を廻していくアルトリウス。
 しかし、その言葉が傲慢だというには……彼は『生命体の埒外』の中でも強すぎた。

「……影の城ってシルバーレインの神戸で封鎖中というアレですか?なんでこんな所に出て来るんですかね?」
 疑問で疑問で仕方がないと言わんばかりに天城・千歳(自立型コアユニット・f06941)はそう何度も口ずさむ。
 しかしもたもたしていて『コンクリ塊』を銀誓館学園の能力者の前に引きずり出せないのは色々と頂けないとして思考を切り替え、戦闘に入っていく千歳。
「とりあえず、さっさと片付けてドクターオロチの大切な物とやらを回収してしまいましょう」
 サテライトドローン群を展開し戦場周辺に哨戒・観測網を構築。
 即座にそのドローン群は迫りくる『無限増殖機械都市』を把握し、千歳に知らせていく。
「『陸戦艇艦隊出撃』――本艦を中心に陣形を組め」
 主砲、対空砲とミサイルで武装した隻の陸戦艇を召喚。
 陸戦艇は千歳の指示に従い艦隊陣形を展開する事で、司令官たる彼女を強化していく。
「数には数を。たとえ無現増殖しようがこちらが迅速にオロチの配下を討てば済む話ですね」
 観測網と愛鷹、艦隊の観測機器を使って戦況を随時確認していく千歳。
 元々召喚系ユーベルコードで軍団を呼び出す猟兵はその呼び出した軍団を自分の体の如く使役・指揮する事が程度の差はあれど可能だ。
「レーザー照射開始。照射終了後に空いた敵陣列の穴を縫って『無現増殖機械都市』を突破します」
 凛冽に艦隊に指示を出し、『群』としても『個』としても『生命体の埒外』たる実力を発揮する千歳。
 その指示に従う事で艦隊は『無現増殖機械都市』を従える『機械技師・マノン』に一斉砲撃を仕掛けていくのであった。

「ドクターオロチ……3年前の銀河帝国攻略戦からのらりくらりと逃げ回っていたあいつをようやく倒せるかもしれないのね」
 初のオブリビオンと猟兵達の最終決戦となったスペースシップワールドの運命をかけた『銀河帝国攻略戦』。
 そこで非人道的な所業を以て猟兵の怒りを買い、骸の海に沈んだ『ドクター・オロチ』。
 しかし何の仕業かその一年後に発動した『帝竜戦役』では『帝竜』として蘇っていた謎のオブリビオン。
 そして銀誓館学園の能力者……特に人狼騎士団に所属している者やその関係者からは甚大ではない憎悪と殺意を抱かれている異形……『無血宰相トビアス』。
 ドクター・オロチはそのトビアスと異様なまでに性格と容姿が酷似しているのだ。
「ともかく、こんな所で雑魚にてこずる訳にはいかないわね。さっさと片付けるわ」
 そう言いながらアレクシア・アークライト(UDCエージェント・f11308)――オブリビオンの始末を専門とするUDCエージェントにして『念動力』に関して屈指の技量を誇る猟兵は《力場》――物質のみならず、空間や魔法、霊魂や概念にすら干渉可能な念動力による力場を用いて周囲の空間に干渉し、自身の姿を隠匿。
 更に物質のみならず、霊魂や概念すら認識可能な念動力による領域を展開して周囲の状況を把握して残りの《力場》で敵の攻撃を防御していく。
「貴方が増やしたこの機械の山。せっかくだから、これで貴方の棺桶を作ってあげるわ」
 ユーベルコード『電磁操作(エレクトロキネシス)』によって敵の機械を物理的にも電子的にも支配下に置き、ハッキングした指令機を介して機械を操作していくアレクシア。
 その莫大な出力はユーベルコードの域にまで達し、世界法則や物理法則を捻じ曲げて『無現増殖機械都市』を支配下に置いていく――

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ムゲン・ワールド
【莉出瑠(f36382)と】アドリブ歓迎

 ついに決戦の時だな、無血宰相。
 あの戦いを生き延びた銀誓館の生徒として、思うところはたくさんある。まして、影の城にコンクリ塊だと? 銀誓館の生徒としては、見過ごせないな。
 あと地味にその剣にも恨みがあるんだよな、私の初陣はカタストロフの時でな、確かあの抗体兵器はルルモードの奴が呼んだものだったよな?

 ユーベルコードを発動して飛翔。ミサイルを振り切ろうと飛行して、ミサイルを振り切ったら、一気に急降下して「白銀の騎乗槍」で「ランスチャージ」だ。
 実質「ユーベルコード:ナイトメアランページ」だから、トラウマも刺激できるかもな。


有栖川・莉出瑠
【アナタ(ムゲン(f36307)の事)と】アドリブ歓迎

 無血宰相、トビアス。当時、喋れなかった、けど、覚えてる。
 恐ろしい、敵、だった。また、挑む、ちょっと、怖い。けど、アナタ(ムゲンのこと)、ため、頑張る。

 ケンタウロス、なった、アナタ(ムゲンの事)、背中、乗る。
 軽機関銃(アリスランスに添えつけられている)、ミサイル、迎撃、する。
 これで、アナタ(ムゲンのこと)、守れる、ワタシ、嬉しい。
 
 アナタ(ムゲンのこと)、突撃、したら、ワタシ、も、アリスランス、ランスチャージ(技能)。そして、軽機関銃、接射、する。
 そのまま、ワタシ、相手、組み付いて、精気、貪る、これ、ワタシ、癖。



「ついに決戦の時だな、無血宰相」
 そう言ってムゲン・ワールド(愛に生きたナイトメア適合者・f36307)は「教会」で暗殺者として育てられていた頃に使っていた仕込み杖を構え、無限に増殖する機械都市を切り裂いていた。
「あの戦いを生き延びた銀誓館の生徒として、思うところはたくさんある。まして、影の城にコンクリ塊だと? 銀誓館の生徒としては、見過ごせないな」
 かつての『死と隣り合わせの青春』においての戦いで、異形の一人『無血宰相トビアス』は石化した果てに封印された。
 だが、この状況は……シルバーレインの神戸から『コンクリ塊』が『持ち出された』という事を意味する――銀誓館とその協力組織の目を掻い潜って、だ。
「無血宰相、トビアス。当時、喋れなかった、けど、覚えてる。恐ろしい、敵、だった」
 そこにかつてムゲンのサーヴァントであったサキュバス、有栖川・莉出瑠(サキュバス・キュアのパーラーメイド・f36382)がアリスランスのランスチャージを以てムゲンを援護。
 使役サーヴァントから猟兵に至った彼女はムゲンをサポートし、トビアス……ドクターオロチを追い詰めるべくユーベルコードを唸らせていく。
「あと地味にその剣にも恨みがあるんだよな、私の初陣はカタストロフの時でな、確かあの抗体兵器はルルモードの奴が呼んだものだったよな?」
 それは『ドクター・オロチ』が所持している剣の事。
 かつて『人狼騎士団』の最高幹部『人狼十騎士』の第九席『水晶剣ルルモート』が所持していた『抗体兵器』なる剣だ。
「だが、先ずはこのオブリビオンを撃破してからだ!」
 発動――『ナイトメアビースト・ユニゾン』。
 自身がナイトメアと融合し、ケンタウロス型となったムゲンがさらにナイトメアの背中に翼を生やす事によって高い機動性を有して高速化するユーベルコード。
 ミサイルを振り切ろうと飛行し、振り切った後はランスを突き出して『機械技師・マノン』を攻撃していく。
「ケンタウロス、なった、アナタ、背中、乗る」
 そこにケンタウロス型になったムゲンの背中に乗る莉出瑠は、アリスランスに添えつけられている軽機関銃の操縦桿を握りしめて銃弾を放射し、ミサイル群を撃ち落としていく。
「行くぞ!」
「うん、わかった」
 勝機を見出したナイトメア適合者とサキュバスの猟兵は、この『異形』の配下を打倒して決戦を挑むべく共にユーベルコードを調和。
 まずケンタウロスの背中から飛び降りた莉出瑠は相手に組み付いて精気を貪り、行動回数を奪っていく。
 そうして身動きが取れなくなっている所を――ムゲンはランスを突き出してオブリビオンの頭部を抉る。
「これで、デッドエンドだ」
「本来、トビアスは、終わっていた」
 故にここで『ドクター・オロチ』……『無血宰相トビアス』に真実の終焉を刻む……
 それは他のグリモア猟兵の依頼に参加していた銀誓館学園所属の能力者猟兵も同じ思いであった事は、間違いないだろう。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

アリス・セカンドカラー
お任せプレ、お好きに。

ようやく、ようやくね。SSWで私の地雷を踏んだあんな装置を創ったのうみそくまさんをここで確実に仕留めるわよ。
で、まずは配下からね。機械技師?ふーん、まぁ、いいわ。

死になさい

弾幕シューティングを模倣した超弾幕で押し切らせてもらうわ。難易度ルナティック、安地もパターンも有りはしないわよ。こんなところで時間をかける気はないから覚悟して頂戴。
多重詠唱でケイオスマジックアーツを複数同時展開し一斉発射。
魔改造してオレジナル技に昇華したこの弾幕は一回当たった程度で消えたりはしないわ。十分にエネルギー充填した弾は威力は低くとも、一発一発がレベル回の追撃を行う誘導弾よ。それが戦場を埋め尽くす数、果たして防ぎきれるかしら?
一切の容赦も手心も慈悲もなく蹂躙してあげるわ。反撃されてもまぁ私の結界術なら十分防げるでしょう。多少抜けてきても継戦能力の高さで再生できるから問題ないわね。
倒したバトルドロイドからエナジーを略奪しエネルギー充填して継戦能力を維持するからリソースもバッチリよ。



「ようやく、ようやくね。SSWで私の地雷を踏んだあんな装置を創ったのうみそくまさんをここで確実に仕留めるわよ」
 ――一切の遊びの無い殺意が、戦場を満たす。
 粉砕されていく無現増殖機械都市の群れ。
 それは一人の猟兵の手によって為された破壊。
 ――アリス・セカンドカラー(不可思議な腐敗のケイオト艶魔少女・f05202)、のうみそくまさんこと『ドクター・オロチ』をここでデッドエンドにするべく参戦した。
「で、まずは配下からね。機械技師?ふーん、まぁ、いいわ」
 睥睨するかのように『ドクター・オロチ』の配下のオブリビオンを視界に入れたアリス。
 そのまま『パンでも食べるついでに残ったジャムを全部使おうか』的なノリで彼女はこう呟いた。

「死になさい」

 瞬間、彼女が持つ絶大な結界術の技能で世界が改ざんされていく。
 それはアリスラビリンスのオブリビオン・フォーミュラである『オウガ・オリジン』のユーベルコード『現実改変』が如く。
 迫りくるは弾幕シューティングを模倣した超弾幕。
 いや、これは――
「難易度ルナティック、安地もパターンも有りはしないわよ」
 これは『そのもの』――超絶した結界術の技能で『オリジナルの弾幕シューティングゲームの世界』へとオブリビオンを閉じ込め、その中で再現した鬼のような弾幕で迅速に削り殺そうとアリスはユーベルコードを練り上げる。
「――『混沌魔術・模倣遊戯(ケイオスマジックアーツ)』、こんなところで時間をかける気はないから覚悟して頂戴」
 刹那、莫大な数の質量弾、レーザー、爆弾、その他ありとあらゆる創作物に出てくる『弾幕』の概念に由来した攻撃が、大瀑布となって『機械技師・マノン』を圧殺し削り殺そうとする。
 彼女曰く、魔改造してオレジナル技に昇華したこの弾幕は一回当たった程度で消えたりはしないとの事。
 更にこれだけではない。十分にエネルギー充填した弾は威力は低くとも一発一発が回の追撃を行う誘導弾であり、それが戦場を埋め尽くす数はまるで無限の如く。
「果たして防ぎきれるかしら?……一切の容赦も手心も慈悲もなく蹂躙してあげるわ」
 例え相手が反撃して来ようとも、これだけのユーベルコードの強化を行える結界術の前では無意味に等しい。
 しかも仮に反撃がアリスの体に着弾しようとも、異常なまでの再生能力ですぐさま復活するという悪夢具合だ。
「まさに、えげつない」
 死の宣告に相応しい容赦のなさ。
 これはそれだけアリス・セカンドカラーが一切の遊びをなくせばオブリビオン・フォーミュラ並みの戦闘能力を有している証であり……
 最初の戦争である『銀河帝国攻略戦』にて会敵した『ドクター・オロチ』について強い敵愾心と殺意を今もなお抱いている証でもあった。
「あ、いつの間にかのうみそくまさんの事を考えていたら消し飛ばしていたわ」
 そう言って『機械技師・マノン』の消失を確認したアリスは『影の城』へと足を進める。

 ――そこでは『ドクター・オロチ』……否、ジェネラル級異形『無血宰相トビアス』が待ち受けている。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 ボス戦 『ドクター・オロチwithマザー』

POW   :    メカニカル・シティ
戦場の地形や壁、元から置かれた物品や建造物を利用して戦うと、【戦闘機械】の威力と攻撃回数が3倍になる。
SPD   :    スチール・ビルディング
戦場全体に【無限増殖機械都市】を発生させる。レベル分後まで、敵は【増殖する戦闘機械】の攻撃を、味方は【自動修復システム】の回復を受け続ける。
WIZ   :    マザーズ・リンクシステム
レベルm半径内の、敵が制御していない装備・設備を自身の【コアユニット】と接続し、命中率と処理速度を増加させる。

イラスト:みやこなぎ

👑11
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

アルトリウス・セレスタイト
働き者なのは結構だが
退場の時間だ

状況は『天光』で逐一把握
守りは煌皇にて
纏う十一の原理を無限に廻し害ある全てを無限に破壊、自身から断絶し否定
尚迫るなら自身を無限加速し回避
要らぬ余波は『無現』にて消去
全行程必要魔力は『超克』で骸の海すら超えた“世界の外”から常時供給

刹那の一撃にて討つ
宿すは万象一切に終わりを刻む破壊の原理
憑装を行っている以上、一撃加えれば原理の戒めは逃れ得ぬ
『天冥』にて因果を繰り「命中させて」放てば万に一つも仕損じぬ故、これで詰みだ

時間稼ぎしたいのだろうが
俺が来た以上、叶わんぞ

※アドリブ歓迎



「働き者なのは結構だが……退場の時間だ」
 同じように、いつも通りに。
 アルトリウス・セレスタイト(忘却者・f01410)は『原理』を唸らせる。
「時間稼ぎしたいのだろうが……俺が来た以上、叶わんぞ」
「久しぶり、と言うべきなのでしょう。アルトリウス・セレスタイト。コードネーム『忘却者』なる『原理使い』……成程、相変わらず出鱈目な性能です」
 纏う十一の原理を無限に廻し害ある全てを無限に破壊、自身から断絶し否定する――そんな神話の域すら置き去りにした超絶の異能で無現増殖機械都市を瞬時に消滅させたアルトリウスの姿をそう評する『ドクター・オロチwithマザー』。
 コアユニットに接続して万象機械化の権能を強めても、瞬時に機械化した存在を無数の瞬間同時攻撃で粉砕されていく。
「貴方程出鱈目な猟兵……『生命体の埒外』も存在しないでしょう。ユーベルコードを自身の特性の補助として使うという戦闘スタイルは無二と言えるでしょう」
「科学者故に目の前で起きた事を論理的に解明したい、というのはわかるが……」
 要らぬ『原理』によって齎された余波を『無現』にて消去し、全行程必要魔力を『超克』で骸の海すら超えた“世界の外”から常時供給しながら機械化のユーベルコードを操る女科学者を追い詰めていくアルトリウス。
「目の前で起きている事を理論立てて解明する時間を与えるとでも思ったか」
 万象一切に終わりを刻む破壊の原理に供給したエネルギーを注ぎ込み、因果を繰り「命中させて」放つ。
 それは万に一つも仕損じぬチェックメイト。
「言ったはずだぞ――『時間稼ぎしたいのだろうが、俺が来た以上叶わん』、と」
「……生憎と、永劫という真理を探究する時間を得る可能性はまだ潰えてません」
 機械化したデトロイトを具現化する事で因果律から指定された攻撃を少しでも軽減し、アルトリウスの前から科学者は離脱するのであった――

大成功 🔵​🔵​🔵​

ムゲン・ワールド
【莉出瑠(f36382)と】アドリブ歓迎

 無血宰相、こうして向き合うのは初めてだな。美人さんを憑依させるってのはどんな気分だ? 少し羨ましいぞ。
 お前があのトビアス本人なのか、トビアスという過去から生まれたオブリビオンなのかは知らないが、当時を知る銀誓館の生徒の一人として、お前はここで終わらせる。

 相手の脅威度は十分に知っている。最初から全力全開「リミッター解除」で挑む。
 「斬撃波」と「貫通攻撃」で戦闘機械を破壊しつつ、その残骸の上を「悪路走破」で走り抜け、ドクターオロチに接近。
 ユーベルコードを発動して、一撃をお見舞いする。
 相手は憑依とユーベルコードで、強化を受けてるから石化するはずだ。


有栖川・莉出瑠
【アナタ(ムゲン(f36307)の事)と】アドリブ歓迎

 うー、アナタ(ムゲンのこと)、また他の女の話、してる(マザーコンピュータに言及した件)
 アナタ(ムゲンのこと)、心通わす、パートナー、ワタシだけ、分からせる

 早速、ユーベルコード、無敵、ビキニアーマー、この鎧、なんだって、出来る

 アナタ(ムゲンのこと)、「奉仕」心、移動先、感じ取る、先んじて、軽機関銃、「制圧射撃」
 
 アナタ(ムゲンのこと)、どうしても、避けられない、攻撃、ワタシ、無敵ビキニアーマー、受け止める

 アナタ(ムゲンのこと)、石化、成功、したら、ワタシ、アリスランスで「ランスチャージ」、ドクターオロチ、バラバラに砕く。



「無血宰相、こうして向き合うのは初めてだな。美人さんを憑依させるってのはどんな気分だ?……少し羨ましいぞ」
 そう皮肉を口にしながらムゲン・ワールド(愛に生きたナイトメア適合者・f36307)はユーベルコードを起動準備を進めていく。
「お前があのトビアス本人なのか、トビアスという過去から生まれたオブリビオンなのかは知らないが……当時を知る銀誓館の生徒の一人として、お前はここで終わらせる」
「……ちょ、そんなピンポイントなユーベルコードを……!いえ、この肉体ならそういう事もあり得る……!」
 狼狽する『ドクター・オロチwithマザー』……目の前で繰り出されたユーベルコードは、それ程までに――
「――『無血宰相殺し(トビアス・キラー)』」
 ――かのジェネラル級異形を狙いすました異能であったからだ。

「うー、アナタ、また他の女の話、してる」
 ムゲンがマザーコンピュータに言及した事について有栖川・莉出瑠(サキュバス・キュアのパーラーメイド・f36382)は露骨に不機嫌になる。
 彼女は元はムゲンがパートナーとしていたサキュバスであるキュアという名のサーヴァント。
 それが何らかの事件によって起こった『神隠し』……界渡りの能力に由来しない異世界への転移により、サクラミラージュへと記憶喪失になって転移した存在。
 そして猟兵化した事で記憶を取り戻し、シルバーレインへと戻った経歴を持つ。
「アナタ、心通わす、パートナー、ワタシだけ、分からせる」
 ……サーヴァント出身の猟兵故か、こういった特異な倫理観を有しているのが彼女の特徴。
 故にこのユーベルコードを使う事も厭わない。
「――『コスチュームプレイ・ビキニアーマー』、この、姿、なんだって、やれる!」
 サキュバスの少女の肉体に装着される想像から創造された無敵のビキニアーマー。
 それと同時に軽機関銃を構えてムゲンの支援に赴く。

「(相手の脅威度は十分に知っている。最初から全力全開で、挑む!!)」
 能力者として駆け抜けた『死と隣り合わせの青春』の学生時代と猟兵として『生命体の埒外』となった現在では死のリスクも段違いである。
 しかし、かの異形は悪辣さと狡猾さで銀誓館を苦しめ怒らせた存在。
 其れを肌で知っているからこそ、全力で挑む事に異存はない。
「どうしても、避けられない、攻撃、ワタシ、無敵ビキニアーマー、受け止める」
 コアユニットに接続された戦闘機械の攻撃を莉出瑠がビキニアーマーで受け止め、ムゲンへの攻撃を届かせない盾となり。
 ムゲン自身は特製のユーベルコードを以てドクターオロチに接近し、一撃を見舞う。
「ナイトメアから湧き出す悪夢エネルギーを、喰らえば……」
「あ、これは……」
 それは無血宰相トビアスが辿った末路。
 幾度となく倒されても蘇った姿を銀誓館に見せつけたトビアスは、とある戦争で石化させられた際にとある処置を取られた。
 神戸にて隔離空間に石化されたその体をコンクリ詰めにされ、封印されたのだ。
 それで『死と隣り合わせの青春』から『無血宰相トビアス』はフェードアウトする事になる。
「常に悪夢を見続ける石化の状態異常……お味はいかがかな?」
「また、アナタ、他の女に話をしてる」
 頭部が脳みその姿の研究者が食らったのは、そんなトビアスの末路を再現し追体験するユーベルコードなのであった……

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

アリス・セカンドカラー
お任せプレ、お好きに。

はーい、のうみそくまさん。いえ、ドクター・オロチ。それとも無血宰相トビアス?まぁ、なんでもいいわ。

だってあなたはもうここで終わるんですもの。

だから、ねぇ、アリスのお願い❤聞いてくれるかしら?
ま、どう答えても詰みなのだけどね。無視してもそれは否定しないに含まれる。だから、どうあがいてももうのうみそくまさんの生殺与奪権とエナジーは私のものよ。
更に肯定すれば経験を、否定すれば技能をいただくわ。
あら、私が何を言ってるのか理解不能?ならば魂を貰い受けるわ。
楽に死ねると思うな、おまえはもう私の中(世界)で未来永劫エナジーを提供する糧となり続けるのだ。
そう、終わりのないのが終わり、それが私がお前に与える終焉よ。生殺与奪を私が握ってる以上、もはや私の許可なく生きることも死ぬことも出来ないのだから。
ああ、マザーも略奪して私に憑装(降霊)し直しておくわね。このプレゼントだけは評価してあげてもいいわ。無限増殖都市ももう私の世界(結界術)の裡よ。
では、不可説不可説転の先までごきげんよう。



「はーい、のうみそくまさん。いえ、ドクター・オロチ。それとも無血宰相トビアス?まぁ、なんでもいいわ」
 心底そんなことは些末な事である。
 そんな態度を隠しもしないでアリス・セカンドカラー(不可思議な腐敗のケイオト艶魔少女・f05202)は宣告する。
「だってあなたはもうここで終わるんですもの」
 お前という終焉に終焉を告げる、と――
「だから、ねぇ、アリスのお願い……聞いてくれるかしら?」
「――ッ!!問答無用の、略奪系ユーベルコード!!」
「正解♪つまり……どう答えても詰みなのだという事。無視してもそれは否定しないに含まれる。だから、どうあがいてももうのうみそくまさんの生殺与奪権とエナジーは私のものよ」
 展開されたのはアリスの問いに対して肯定すれば経験を、否定すれば技能を……更に言えば、どちらであっても『生殺与奪権』と『エナジー』を略奪する事が確定されたユーベルコード。
 仮にアリスが何を言ってるのか理解不能だった場合でも『魂』を奪われるという使用された時点で詰みの様なユーベルコードなのだ。
「楽に死ねると思うな、おまえはもう私の中……つまりは『世界』で未来永劫エナジーを提供する糧となり続けるのだ」
 つまり――終焉を終焉に誘わない事が終焉という状態。
 自らの肉体に取り込んで『ドクター・オロチ』を無間地獄に叩き落す事がアリスの選んだ対処法。
「生殺与奪を私が握ってる以上、もはや私の許可なく生きることも死ぬことも出来ない」
「ムシュ、ムシュシュ……」
 アリスの中に取り込まれる中、何とかフォーミュラの力を用いて『無限増殖機械都市』をアリスの中の世界に増殖させて対抗していく『ドクター・オロチ』。
 しかしアリスは鼻を鳴らしてその『無現増殖機械都市』すら捕食するように自らの肉体に取り込んでいく。
「ああ、そういえばお前の肉体の中には憑装したマザーもいるという事よね?このプレゼントだけは評価してあげてもいいわ」
 ついでにその肉体に宿っている『マザー・コンピュータ』の断片をも略奪しようとするアリス。
「無限増殖都市ももう私の世界、つまりは裡よ」
 後はいらない。用済みだ……
 そう言わんばかりに『ドクター・オロチ』からフィールド・オブ・ナイン第二席の力を奪っていくアリス。
「では、不可説不可説転の先までごきげんよう」
 必死で抵抗する『ドクター・オロチ』……恐らくは『無血宰相トビアス』と称される異形の聴覚は、そんなセリフを感じ取っていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

アレクシア・アークライト
ようやく大将のお出ましね。
正々堂々って話だけど、グリモア猟兵ごと機械都市に閉じ込める程度の罠は仕掛ける正々堂々よね。
当たり前の話だけど、気を抜くことはできないわね。

かつてのマザー・コンピュータはデトロイトを支配下に置いた。
でも、デトロイトくらいまでの広さなら私の力でカバーできる。

UCを発動して、機械都市全体に《力場》による結界を構築して逃亡を阻止。
《領域》で敵の位置を把握したなら、陽動として念動力で遠隔地を破壊しつつ、隠匿しながら接近。

蠢く機械は空間の断裂で切断。
敵を念動力で捕縛して身動きを封じ、《力場》の全てを集束した一撃を叩きつける。

貴方という存在、その概念ごと消し去ってあげる。



「ようやく大将のお出ましね。正々堂々って話だけど、グリモア猟兵ごと機械都市に閉じ込める程度の罠は仕掛ける正々堂々よね」
 アポカリプス・ランページにおいて『ドクター・オロチ』が憑装しているフィールド・オブ・ナイン第二席が取った戦略を思い返すアレクシア・アークライト(UDCエージェント・f11308)は、ならばそれに応じて念動力を唸らせていく。
「かつてのマザー・コンピュータはデトロイトを支配下に置いた……でも、今の私はデトロイトくらいまでの広さなら私の力でカバーできる」
 ユーベルコード発動――『制限解除(リミッターカット)』
 天元突破を軽く超える域で強化された念動力を用い、拡大した効果範囲内に収めた機械都市全体へ《力場》による結界を構築するアレクシア。
 それは相手が『ドクター・オロチ』だろうが『マザー・コンピュータ』だろうが、逃亡して生き残ったフィールド・オブ・ナイン二柱を『持ち帰られる』事を防ぐためである。
「最も、先程の攻撃でそれすらも出来なくなったようね」
 敵――『ドクター・オロチwithマザー』の位置を把握したアレクシアは、念動力で捻じ曲げた空間を加工。
 作り上げた空間の断裂で『無現増殖機械都市』ごと科学者のオブリビオンを切断していく。
「貴方という存在、その概念ごと消し去ってあげる」
 唸る念動力。ユーベルコードによって限界以上に出力や性能を引き上げられたその力は『ドクター・オロチwithマザー』を捕縛。
 そのままアレクシアの台詞通り《力場》の全てを集束した一撃を叩きつけられる――

大成功 🔵​🔵​🔵​

河崎・統治
【SPD】
チーム【烈火】
アドリブ・絡み歓迎

どーも。トビアス駆除に来た銀誓館学園OBです。
どうやったか知らないがシルバーレインの影の城から抜け出した上にあちこちの世界で悪事を働く様な奴は今度こそ滅ぼしてやる。
無茶な戦場でも最後に勝利を掴み取る。それが銀誓館の「潰し槍(クラッシャー)」の矜持だぜ。
有紗や天城さんと協力して都市の戦闘機械と戦う。遠距離の敵は【誘導弾】の【一斉発射】による【範囲攻撃】、【砲撃】【レーザー射撃】による【弾幕】で対応。近距離の敵はUCと【斬撃波】【切り込み】【切断】で対応。
「なんか愉快な状況になってるみたいだが、トビアス1今度こそ引導を渡してやるぞ!」


島津・有紗
【SPD】
チーム【烈火】
絡み・アドリブ歓迎

あの脳みそオバケ、影の城から脱走してたんですか!今度こそきっちり退治しないといけませんね。
あー、河崎先輩。張り切るのはいいけどケガしないでくださいね?
天城さん、援護お願いします。
戦闘直前にイグニッションして武装を展開し、UCを使用します。
「あなたみたいな悪党はこの風で浄化しちゃいます!」
遠距離の相手は強弓の【スナイパー】【範囲攻撃】【貫通攻撃】で、近距離の相手はなぎなたの【薙ぎ払い】【斬撃波】【切り込み】【切断】【吹き飛ばし】で攻撃します。
敵の攻撃は【戦闘知識】【瞬間思考力】【見切り】で判断し【地形の利用】【オーラ防御】で回避又は防御します。


天城・千歳
【SPD】
チーム【烈火】
絡み・アドリブ歓迎

ドクターオロチ、SSWだけでなくシルバーレインでも悪の限りを尽くしていたようですね。ここで仕留めてしまいましょう。
戦場周辺にサテライトドローン群を展開し観測・通信網を形成。
UCで呼出した陸戦艇艦隊及び愛鷹の各種観測機器及び観測・通信網からの【偵察】【索敵】【情報収集】で集めた情報を元に【戦闘知識】【瞬間思考力】で最適の陣形を選択。
【誘導弾】の【一斉発射】による【制圧射撃】【範囲攻撃】後、【砲撃】【レーザー射撃】【対空戦闘】【弾幕】で攻撃。
並行して【ジャミング】【ハッキング】で敵の行動を妨害する。
敵の攻撃は【見切り】【推力移動】【地形の利用】で回避する。



「どーも。トビアス駆除に来た銀誓館学園OBです……」
「あの脳みそオバケ、影の城から脱走してたんですか!今度こそきっちり退治しないといけませんね」
『イグニッション!!』
 そう言って目の前のボロボロになったのうみそくまさんこと『ドクター・オロチ』の姿を認識した瞬間、河崎・統治(帰って来た能力者・f03854)と島津・有紗(人間の戦巫女・f04210)は何の躊躇もなくそれぞれユーベルコードとイグニッションカードから取り出した詠唱兵器を叩き込んだ。
「ドクターオロチ、SSWだけでなくシルバーレインでも悪の限りを尽くしていたようですからね。ここで仕留めてしまいましょう」
 無論の事、銀誓館学園の能力者……特に人狼騎士団に関連の深い能力者ならだれでも同じ事をするだろうと過去の銀誓館学園の資料を読んでいた天城・千歳(自立型コアユニット・f06941)は同じく『ドクター・オロチ』……銀誓館学園の怨敵『無血宰相トビアス』の姿をしたオブリビオンに攻撃を仕掛けていく。
「どうやったか知らないが……シルバーレインの影の城から抜け出した上、あちこちの世界で悪事を働く様な奴は今度こそ滅ぼしてやる」
「あー、河崎先輩。張り切るのはいいけどケガしないでくださいね?天城さん、援護お願いします」
「了解しました。こちらとしても『ドクター・オロチ』をここで滅する事が出来るなら尽力しますとも」
 シルバーレインに由来の無い猟兵であっても、かのオブリビオンと対決する事になった『銀河帝国攻略戦』や『帝竜戦役』にて『ドクター・オロチ』の悪辣さはよく知っている。
 故にここで完全撃滅できるというならば、千歳としても気合入れるというもの。
 戦場周辺にサテライトドローン群を展開し、観測・通信網を確保する千歳。
 その支援を受け、統治が不死鳥の炎を纏った白兵攻撃を『ドクター・オロチ』に仕掛けていく。
「無茶な戦場でも最後に勝利を掴み取る。それが銀誓館の「潰し槍(クラッシャー)」の矜持だぜェ!!」
「あー、あのバスを確保した……」
 過去の戦争の中でも激戦であった『オロチ戦争』。
 その時にクラッシャーはバスを用意した結果、状況を好転させる事に成功した。
「むしゅ~、アレは本当に色々と予定外の出来事に繋がったみたいだね~」
「戯言は好きなだけ言いなさい。あなたみたいな悪党はこの風で浄化しちゃいます!」
 有紗もユーベルコード『浄化の嵐(ピュリフィケイション・ストーム)』を発動。
 光を纏った嵐を戦場に発生させることで、大粒の雹を含んだ猛烈な雷雨によるマップ攻撃を撃ち放つ。
「風よ!吹き荒れなさい!」
「焼き斬れ!フェニックススラッシュ!」
 二人の能力者が猛攻を――怨敵『無血宰相トビアス』の姿をしたオブリビオンに仕掛けて追い詰めていく中、千歳は彼らの支援を後方から行っている。
「陸戦艇艦隊展開。目標は『ドクター・オロチ』。完全撃滅の為、前線に出た二人の能力者による早期撃破を念頭に置いた支援体制を取ります」
 召喚した陸戦艇の艦隊にそう指示を出し、千歳は統治の炎纏う白兵攻撃に手こずる『ドクター・オロチ』に標準を定め――
 核融合炉で稼働するホバー陸上戦艦『愛鷹』の主砲を放つ。

「おっとぉ!?こりゃ砲撃か?」
「猟兵の戦い方は本当に何でもありですね……」
 能力者達が扱うアビリティを用いた異能の戦いも何でもありな超常の大戦であったが、猟兵とオブリビオンが繰り広げるユーベルコードを用いた戦いはそれこそ別次元の戦いだ。
 しかし、銀誓館学園の能力者も猟兵化したならばその戦いについていく事が可能だ。
「ならば、止めと行きましょうか!」
「応!なんか愉快な状況になってるみたいだが……トビアス!今度こそ引導を渡してやるぞ!」
『――イグニッション!!』
 起動せよ、詠唱兵器。
 運命を紡げ、銀誓館学園の能力者。
 駆け抜けた『死と隣り合わせの青春』に穢れとやり残しがあってはならないから。
「――『フェニックススラッシュ』」
「――『浄化の嵐(ピュリフィケイション・ストーム)』」
 不死鳥の炎を纏った白兵攻撃が、優しい風と共に燃え上がっていく。
 切っ先が向かうは『ドクター・オロチ』……否、その存在にどんな真実があろうが『奴』は間違いなく『奴』だろう。
 ――『無血宰相トビアス』。
 数多の世界で策謀と悪辣の限りを尽くしたジェネラル級異形は、ここで銀誓館学園の能力者によって引導を渡される。
「ムシュ、ちょ、たん――」
「こっちとしても待つ道理はないのですよ」
 命乞いを乞おうとする『ドクター・オロチ』としての側面が出た『ドクター・オロチwithマザー』……
 その言葉を遮る様に千歳が支援砲撃を撃ち込んでいく。

「ちょ、ちょっと!!何とかしてよ~!!」
 どこか。
 そんな所で『奴』はみじめに目の前の女に縋っていく。
「まぁ、私としても真理を得られる機会を逃すのは惜しいですが……」
 ゴミを見るような目で女は宣言する。
「一科学者として、貴方に存在と力を貸すのはいい加減辟易していた所です。潔く、とは言いませんが……受け入れなさいな」
 瞬間、どこかは砕け散る
 そうして『マザー・コンピュータ』は再び骸の海へと帰っていく。
 最期に『奴』が絶叫しながら骸の海に飲み込まれていくのを確認した後、誰に届けるでもなく言葉を紡ぐ。
「封神武侠界で『あの存在』に会いましたね?なぜ貴方達が『罪深き刃(ユーベルコード)』を用いて私達に立ち向かえるか……その理由を思索する時間を取る事をお勧めしますよ」

 そうして、目の前のオブリビオンは高温で炭となって骸の海に帰っていく。
 奴は、確かに銀誓館学園の能力者によって終焉を告げられたのであった――

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2022年04月22日


挿絵イラスト