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荊棘の忘却(作者 神森みくに
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#ダークセイヴァー  #月光城  #お待たせしました!募集再開します! 


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●更なる地下
 『グリモアエフェクト』発動により、ダークセイヴァーに『大いなる危機』が起こる前に、予知する事が叶った。
 メトゥ・ヴィルガ(優しい彷徨い砂・f33096)が、少し困惑した様子で話し出す。
 今まで、自分達がダークセイヴァーにおいて地上だと疑わなかった場所は、『第4層』だったと。
「そして今回、皆様にお願いする場所は『第5層』に残る『旧市街地』の調査及び、廃墟となった『月光城』の主……いえ、その中に巣食う『外敵』の討伐でございます」

 月の満ち欠けに呼応して輝く城塞『月光城』。
 それは、地下世界であるダークセイヴァーの『月』にまつわる真実に近付くもの。
「今回行く場所の城主、『星空を詠む者』にもう理性は無く、意思疎通は不可能でしょう」
 自身が死ぬか、この地に踏み入った者全員殺すまでひたすらに攻撃を続ける、という性質がある。
 また、『月と眼の紋章』を持つが、エネルギー供給に必要な人間が居ない為、『66倍』にも及ぶ強化は無い。
 あるのは『紋章から飛び出す棘鞭』のみ。
「そして、『星空を詠む者』を倒した後、その背から……まるで、羽化する様に何かが……」
 詳しい姿は分からなかったが、その『何か』が月光城と市街地を壊滅させた『外敵』なのだろうとメトゥは語った。

 今から向かうその旧市街地には、無人の廃墟と化しても尚、赤黒く咲き続ける薔薇園があるらしい。
 かつて城主が、領民の血を薔薇に与え続け、人々が枯れ果てて久しい今も、瑞々しく赤黒い薔薇。
「私が予知した薔薇園は、迷い込んだ人を茨の棘が貫く……意思が無い筈の薔薇が、自ら血を求める様子です」
 この広い薔薇の生垣は、廃墟の城を囲む様に何重もの円になっており、何通りかの道が存在する。
 また、この生垣は月光城に最も近い街の区画から配置されており、廃屋の影から棘で奇襲される可能性もある。
 そんな中を、棘に襲われない様に抜けるも良し、斬り裂きながら行くも良し。
 いずれにしても、中央へと向かう事が目的だ。
 そして、地下世界に満ち欠けする『月』の真実を探る。
「まずは、棘に気を付けながら薔薇園を抜けましょう。皆様、どうか気を付けて下さい」





第2章 ボス戦 『星空を詠む者』

POW ●宵のしるべ
【魔剣・夜空の残り火】が命中した対象に対し、高威力高命中の【様々な高速剣技】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
SPD ●夜半のおきて
【夜の美空ダーガグリース】【明星の遣いゲッケビルドー】【しじまの主オードゥーイ】を宿し超強化する。強力だが、自身は呪縛、流血、毒のいずれかの代償を受ける。
WIZ ●暁のやくそく
自身の【亡くした信念と心】を代償に、【獣となって夜空の残り火に全身全霊】を籠めた一撃を放つ。自分にとって亡くした信念と心を失う代償が大きい程、威力は上昇する。
👑11 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠タケミ・トードーです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 月に呼応してその輝きを満ち欠けさせる『月光城』。
 今は無き城の主『星空を詠む者』は、瓦礫の荒野の中心で、ただずっと星空を見上げている。

 薔薇園を焼く光、灰と赤い薔薇の花弁、それらが『星空を詠む者』の視界を遮った。
 ようやく視線を下ろした先で、親しい者達と共に育てた薔薇園、過ごした城、全てが消え去っている。

「不敬な者共、よくも此の場所を穢したな。これ以上、私達の夜空を消させは……私"達"?彼等は誰、だったのか」

 オブリビオンが近くを見渡しても、誰も居ない。
 空ろな眼差しで、もう一度星空を見上げて囁く。

「此処は、何処?私は、誰だった?この夜空が、示してくれるのだろうか?」

 『星空を詠む者』は猟兵達へと、空っぽな表情と『月と眼の紋章』を向けた。


 皆様、長らく私事の為に中断してしまい、申し訳ありませんでした。
 ようやく再開出来る状態になりましたので、お待ち頂いた方々ありがとうございます。
 
●2章プレイングについて
  かなりの広さがある瓦礫地帯で、薔薇園からの薔薇の棘攻撃は心配ありません。
  既に理性は無く、妄執と狂気に取り憑かれている為、意志疎通は不可能。
  また、瓦礫が散乱している荒地な為、足場が悪い点と、城主が持つ『月と眼の紋章』、その『紋章から飛び出す棘鞭』への対策が必要です。
風雷堂・顕吉(サポート)
アドリブ連携可

約100年前、ダークセイヴァーの人類敗北以来、ヴァンパイアとの死闘を細々と繰り広げてきたダンピール、それが俺だ。
【世界知識】ダークセイヴァー世界の大抵のヴァンパイア相手ならそれがどのような血族かは知っているし、知らなくとも【情報収集】の伝手はある。
それ以外の世界については物珍しそうに振る舞うことになる。すぐに慣れるだろう。
ダークセイヴァーとスペースシップワールド以外の世界は日差しが強すぎるので、サングラスを着用する。

戦闘は剣士の動きだ。
次に参加する猟兵が戦いやすい状況を作ることも多い。


コノカ・ハギリガワ(サポート)
『やるわ。私に任せなさい!』
 サイボーグの鎧装騎兵×戦巫女、18歳の女です。
 普段の口調は「女性的(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」
出身世界:スペースシップワールド

性格:勇敢
戦場では積極的に前線に切り込み、敵の注意や攻撃を引き受けます

・戦闘
勇翠の薙刀を主に使って戦います
また、エメラルドアームから発生させた障壁で仲間を庇います

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


 『星空を詠む者』が、大剣の切っ先と『月と眼の紋章』を指す先。
 勇翠の薙刀を構えたコノカ・ハギリガワ(勇を示す翠・f06389)は、隣に立つ風雷堂・顕吉(ヴァンパイアハンター・f03119)へと手短に尋ねた。

「私は先手を、あなたは?」
「ヴァンパイア専用の術式がある。俺は一瞬でも隙が欲しいのだが、『紋章』に気を付けろ」
「了解、私に任せなさい!」

 コノカが踏み込むと同時に、オブリビオンの持つ『月と眼の紋章』から棘鞭が、猟兵達を払う様に振るわれる。
 それに一瞬驚くも、すぐさまコノカは『エメラルドアーム』で防御、顕吉の持つ刀『ドラクリヤ』で受け流した。

「それが城主が持つという『月と眼の紋章』、中々に強力だな」

 受け流した際の衝撃が、その強力さを体感させる。
 接近出来たとしても、棘鞭に阻まれて思う様に行動は出来ないだろう。
 ならば、と顕吉は腕に装備した『吸血鬼殺しのパイルバンカー』を、見える様に構える。

「ヴァンパイアを弱める術式だ。記憶が無かろうと、その身で体験させてやる」

 『星空を詠む者』が顕吉のパイルバンカーをゆらりと見る。
 そして、夜空へ手招きする様に、大剣を持つ手を誰かに向けて揺らした。

「すこし暴れるわよ!」

 キャバリア『エメラルドナイト』の瞳が輝き、【翠機暴嵐(テンペストストライク)】を発動させたコノカが、注意を反らせたオブリビオンに突撃。
 翡翠色の線を描きながら、『月と眼の紋章』を構える腕を斬り上げた。
 顕吉のパイルバンカーを注視していた暗い眼が、接近して来る顕吉とコノカを視界の端に捕らえる。

「時に忘れ去られた者は、静かに滅びを受け入れろ」

 顕吉が放つ【吸血鬼封じ】の1つ、パイルバンカーから射出された『白木の杭』は、オブリビオンの振り下ろした大剣に阻まれて届かなかった。
 その大剣を更に振るおうとした刹那、コノカの斬撃が【夜半のおきて】を宿しているオブリビオンの身体を8度切り刻む。
 UC発動代償の毒が混ざった血が飛び散る中、『魔除けの香草』と『地獄の炎』を纏わせた顕吉の刀が、真新しい傷を抉った。

 発動した筈の超強化が弱体化した事に気付いた『星空を詠む者』は、煙と薔薇の花弁に紛らわせながら離脱する。
 それを見届けた顕吉は、コノカが最後に放った連撃の最中に、薙刀の柄で飛ばされた帽子を瓦礫から取り外し、被り直す。
 美しく微笑み、駆け寄りながら謝罪するコノカへと緩く手を振った。
成功 🔵🔵🔵🔵🔴🔴

ヴェルンド・ラスリス
心を失い、自我までも放棄し、何の為に剣を振るうのか。それすらも忘れ、ただ闇雲に他者を傷つける暴力装置。

その凶刃が、また俺の大切なものを奪うというのなら、俺が悉くを焼き払い、斬り捨てよう。

足場は悪く、棘鞭は厄介。
『炎巣』を発動させ、相手の移動を縛り、棘鞭を振り回す空間も封じ込めよう。
『炎巣』を足場代わりにして、足場の悪さも回避し、大剣を振り下ろし、頭上からの奇襲を狙うとしよう。


 薔薇園を走り抜け、辿り着いたヴェルンド・ラスリス(獄炎の復讐鬼・f35125)の眼前に佇む『星空を詠む者』。
 星空を見上げ、何かを呟いたオブリビオンが、色を失った双眸と大剣、『月と眼の紋章』をヴェルンドへと向ける。

「心を失い、自我までも放棄し、何の為に剣を振るうのか。それすらも忘れ、ただ闇雲に他者を傷付ける暴力装置」

 自身を獣へと変貌させながら、大剣を振り抜こうと構えるオブリビオン。
 踏み込んだオブリビオンの身体を、ヴェルンドの全身から放たれた【炎巣(エンソウ)】が覆い捉えた。

「その凶刃が、また俺の大切なものを奪うというのなら、俺が悉くを焼き払い、斬り捨てよう」

 瓦礫の上に張り巡らせた地獄の炎を足場にして駆けるヴェルンドへと、オブリビオンは『月と眼の紋章』を向けようとする。
 だが、【炎巣】がオブリビオンの行動を阻み、『紋章』からの棘鞭をも焼き拒んだ。

「私が、奪う?否……私は、奪われた。何に、何を?」

 かつて多くの人々から命を奪った、その城主が奪われた何か。
 何かを思い出そうと星空を仰ぐが、それは蜘蛛の巣状に張り巡らされた地獄の炎に遮られた。
 今、『星空を詠む者』の星空を暁色に染めた者は、すぐ目の前に居る。

「捉えた!」

 見上げていた顔から血飛沫と、絶叫が撒き散らされる。
 その身を焼く炎から逃れるように、『星空を詠む者』は薔薇の花弁へと変わり、火の粉と灰の中へと身を隠した。
大成功 🔵🔵🔵