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欲望渦巻く竜宮城!

#シルバーレイン #決戦 #竜宮城決戦

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#竜宮城決戦


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●シルバーレイン
「……ちょっと、待て! 本当に、ここは竜宮城なのか!?」
「だったら、何故、乙姫がいない! タイやヒラメの舞い踊りは!」
「わざわざ苦労して、ここまで来たって言うのに、誰もいねーじゃねえか!」
 オークワンズ達にとって誤算だったのは、竜宮城が自分達の思い描いた場所では無かった事だった。
 何処を見ても、同じ顔ばかり。
 これでは竜宮城では無く、オークランドじゃないか、と愚痴りたくなるほど、オークワンズ達で溢れていた。
「……鎮まれ、皆の者!」
 そんな空気を察したオークワンズ・ウィザードが、高いところからオークワンズ達を見下ろした。
「冷静になって考えてみろ。我等は、元々女性とは無縁の存在。肌に触れた事も無ければ、会話をした事もない者達ばかり……。それなのに、今さら何を言っている! 妄想だけで満足する事が出来ないのであれば、ここに来た者を乙姫にすれば良いだけの事……。さあ、宴の準備だ! 男は殺せ! 我等が欲しているのは、乙姫だけだ!」
 そう言ってオークワンズ・ウィザードが、強引にオークワンズ達を納得させ、心の中で乙姫っぽい女性が現れる事を祈るのだった。

●ガジルからの依頼
 ガジル・コリアンダー(キマイラのスカイダンサー・f00907)が出会ったのは、物腰柔らかで礼儀正しい老人であった。
 老人の名は、近江・永都(おうみ・ながと)。
 彼は、かつて『竜宮城』と呼ばれる、難破船サイズの巨大なメガリスに囚われていた事があった。
 その場所で、一体の強力なゴーストが『王』として蘇り、オブリビオンの大軍を従えて、竜宮城を海上へ浮上させ、地上に攻め込もうとしているらしい。
 幸い、竜宮城の場所は分かっており、近江老人がそこまで案内をしてくれるようである。
 そこは、銀誓館学園が臨海学校で行った事のある海で、船などの準備もしてくれる事になっているようだ。
 ただし、竜宮城は海の底にあるため、そこまで行くための工夫が必要になるようである。
 その上、竜宮城の周囲は『不思議な水域』と化しており、凶暴化したサメの巣窟になっているらしい。
 そのサメを退けて、竜宮城に辿り着く事が出来れば、水域の魔力を解除する事が出来るため、後続は危険無く竜宮城に辿り着く事が出来るようである。
「それでは、竜宮城に行きましょうか。もちろん、私も、お供しますよ?」
 そう言って土蜘蛛の女王『国見・眞由璃』がノリノリな様子で、水着姿になるのであった。


ゆうきつかさ
 この依頼は決戦シナリオです。
 まずは、竜宮城に行く方法を考えましょう。
 必要であれば、道具などを借りる事が出来ます。
 また土蜘蛛の女王『国見・眞由璃』はバカンス気分なので、早めにツッコミを入れておきましょう。

 第1章は、何らかの方法を用いて、竜宮城まで向かいます。
 ただし、竜宮城の周囲は『不思議な水域』と化しており、凶暴なサメの巣窟になっています。
 竜宮城にたどり着くことができれば、水域の魔力を解除し、後続は危険無く竜宮城に辿り着けるようになります。

 第2章は竜宮城内部で、戦闘を行います。
 内部には空気があるようですが、竜宮城の壁のそこかしこからオブリビオンの群れが湧き出してくるので、戦わなければなりません。

 第3章は、竜宮城の『王』との決戦です。
 配下の群れは、王を倒すまでいつまでも湧き出してきます。そのため、この湧き出す敵の群れをかいくぐりつつ、『王』を撃破しなければなりません。
 王を撃破したら竜宮城は消滅します。
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第1章 冒険 『竜宮城をめざして』

POW   :    防衛機構の攻撃を耐え抜き、一直線に竜宮城まで泳ぐ。

SPD   :    防衛機構の隙を掻い潜り、竜宮城を目指す。

WIZ   :    魔法で呼吸や行動の自由を確保する。

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🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

暗都・魎夜
wiz
【心情】
俺だって大概バカンス気分で依頼受ける方だけど、さすがにそいつはのんきが過ぎるぜ

「あと、前のフェンリルもそうだけど、今回もお持ち帰りは出来ないからな」

この子見てると、夏の海で変な野郎にナンパされないか不安になってくるぜ

【行動】
UCを用いて自分と眞由璃水中での安全を確保して城を目指す
「あんまり離れるなよ、距離に限界あるから」

「索敵」「暗視」で周囲に警戒しながら移動
「生命力吸収」の「切断」で消耗を避けつつ移動
「殺気」を放って、近づかれないようにする

「ま、無事に解決したらその時にはのんびりと海で遊んでいこうぜ。無事に終わらせてくれる相手かは分からねえけどな」




「あれを見てください! 海ですよ、海ッ! まさか、こんなに大きくて広いなんて!」
 土蜘蛛の女王『国見・眞由璃』が水着姿で海を眺め、感動した様子で瞳をキラキラと輝かせた。
 どうやら、海を見た事がなかったらしく、魂まで震えるほど興奮しているようだった。
「俺だって大概バカンス気分で依頼を受ける方だけど……。さすがにそいつはのんきが過ぎるぜ」
 暗都・魎夜(全てを壊し全てを繋ぐ・f35256)が、呆れた様子でツッコミを入れた。
「ご安心ください。べ、別に、その……遊びに来た訳ではありませんし……。海は飲んでも、飲まれるな……でしたっけ? 海をナメたら、痛い目に遭うと偉い人が言っていたので……その……頑張ります!」
 眞由璃が、しどろもどろになりながら、激しく目を泳がせ、慌てた様子で浮き輪を隠した。
 本当は、砂の城を作ったり、スイカ割りをしたりするつもりでいたようだが、魎夜に釘を刺されてしまったため、頭の中が真っ白になっているようだ。
「前のフェンリルもそうだけど、今回もお持ち帰りは出来ないからな」
 魎夜が心配した様子で眞由璃に声を掛け、可愛らしい蜘蛛のゴムボートを横目で見た。
「それは、もちろん。それに、オークはまったく興味がありませんし……」
 その視線に気づいた眞由璃が、ゴムボートを隠すようにして前に立ち、乾いた笑いを響かせた。
「ま、無事に解決したら、その時にはのんびりと海で遊んでいこうぜ。無事に終わらせてくれる相手かは分からねえけどな」
 そんな空気を察した魎夜が、【魂を繋ぐ糸(ゴーストコネクション)】を発動させ、魂を癒す銀色の糸を眞由璃に繋いだ。
 その上で、索敵、暗視で周囲を警戒しながら、殺気を放ちつつ、海の中に潜っていった。
 だが、『不思議な水域』を根城にしているサメ達は、恐怖心が欠落しているのか、まったく恐れる事無く襲い掛かってきた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

天王寺・七海
またしても、海の危機なのね。
竜宮城って言えば、浦島なのね。
でも、今回も全然関係ない案件なのね。

サメが危険?
何言ってるの?
七海ちゃんは、鮫すら背中向けて逃げるシャチなのね。
大丈夫、大丈〜夫。

あたしは大丈夫だけど、あんたは呼吸どうなのよ?

という訳で、今回もオルカライヴ使って、鮫を蹴散らしてから竜宮城に行くのね。




「またしても、海の危機なのね」
 天王寺・七海(大海の覇者・f26687)は、眞由璃達の後を追うようにして、勢いよくザブンと海に飛び込んだ。
 今回、向かう場所は、竜宮城。
 だが、そこにはタイやヒラメがおらず、乙姫の出迎えもない。
 代わりにオークワンズが出迎えてくれる危険極まりない場所だった。
 だが、オークワンズ自身も、予想と違っていたらしく、『責任者を呼べ!』とブチ切れているようである。
「……!」
 そんな中、サメの大群が、七海を威嚇するようにして、まわりを囲んだ。
 サメの大群は、何か見えない力によって、凶暴性が増しているらしく、七海を威嚇するようにして、牙を剥き出した。
(まさか、七海ちゃんにケンカを売っているの? 七海ちゃんは、鮫すら背中を向けて逃げ出すほどのシャチなのに……)
 それを迎え撃つようにして、七海が【オルカライヴ】を発動させ、シャチの群れを呼び寄せた。
「……!」
 その事に危機感を覚えたサメの大群が、連携を取るようにして、シャチの群れに次々と食らいついた。
 それでも、シャチの群れは全く怯んでおらず、サメの大群に噛みつき、そのまま食い千切ると、辺りを真っ赤に染めていった。
「……」
 その間に、七海が竜宮城を目指して、海の中を進んでいった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ミスティ・ストレルカ(サポート)
基本方針は専守防衛・他者フォローです
サポート故、連携重視のお任せ

知らない人にはどうにも気後れしてしまうけど
それでも他の人が怪我するのも嫌なので押すところは押すのですよ
主にサモン・シープ等攻撃系のUCで他者行動の隙を消す様に立ち回るのです
中遠距離をとり全体を掴む感じですね

防御系の技能で時間稼ぎも行けますので
生まれながらの光での前線維持、魔力性防御障壁の囮役も…ちょっと怖いけど
でもでも、みんなの居場所を守るのですよー

そうそう、えっちなのはいけないと思います。
興味がない…訳ではないですがひつじさんが怖い雰囲気纏って凄い勢いで止めにツッコんでくるのです
年齢制限がどうとか、らしいです


メイスン・ドットハック(サポート)
『めんどーじゃけど引き籠る為に』

アメジストのクリスタリアンで、熟練の電脳魔術師
攻撃手段は電脳魔術・もしくは電脳魔術や現代技術を使ったトラップ
電脳魔術はミサイルや機銃、大型兵器も精製可能
トラップは地雷、機雷、ワイヤートラップなど様々
またハッキング技術も長けており、機械コンピュータはもちろん、電脳魔術を応用することにより、空間に直接ハッキングを仕掛け、情報を収集することもできる
正々堂々よりかは、搦手で弱点を的確に攻撃するタイプ
心理誘導をしたり、囮を使ってなどもする
仲間との連携は歓迎です

喋り口調は広島弁
「じゃけん→じゃけー」「じゃけえのう→じゃけーのー」と語尾を伸ばすのが特徴的


納花・ピンチン(サポート)
ブギーモンスターの勇者×殺人鬼
布を被ってから8年が経ちましたわ
普段はお嬢様口調で、時々関西弁がちょこっと
……って、勉強中なんですわ!

あくまでお仕置きをしに来ているから
あまり殺伐とした戦い方はしませんわ
武器も直前で刃を返して叩いたり
その光景はギャグになることが多いですわ

商人街出身、お話しや交渉なんかも好きです
小さなスイーツや飴ちゃんを渡して一緒に食べると
色々話してくれるんですわ

ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し
多少の怪我は厭わず積極的に行動します
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません
また例え依頼の成功の為でも
公序良俗に反する行動はしません

あとはおまかせ
ほないっちょ、よろしくおねがいします




「……これは一体?」
 納花・ピンチン(ブギーモンスターの勇者・f31878)は、回避困難な最悪の事態に陥っていた。
 竜宮城を目指して、海に潜ったまでは良かったが、まわりを見れば、サメの群れ。
 その事に気づいた時には、逃げ道を断たれ、サメの群れと戦うしか選択肢が残されていなかった。
 おそらく、竜宮城があるのは、サメの群れを越えた先。
 そういった意味でも、このまま引き返すという選択肢は、存在していないようなモノだった。
「めんどーじゃけど、拒否権はないようじゃしのー」
 メイスン・ドットハック(ウィザード級ハッカー(引き籠り)・f03092)が、覚悟を決めた。
 既に、まわりをサメの群れに囲まれているため、戦わなければ、ここから戻る事も、先に進む事も出来なくなっていた。
「……!」
 そんな猟兵達を嘲笑うようにして、サメの群れがジリジリと距離を縮めてきた。
 サメの群れは、みんな狂暴化しており、身体には無数の傷がついていた。
 この様子では、他の猟兵達と戦った後なのだろう。
 中には、瀕死の重傷を負っているサメもいたが、躊躇う事無く攻撃を仕掛け、死ぬ事をまったく恐れていないようだった。
「それでは、サメさんと戦うですよー」
 すぐさま、ミスティ・ストレルカ(白羽に願う・f10486)が、サメの群れに攻撃を仕掛けていった。
「……!」
 それと同時に、サメの群れが水を切り裂く勢いで、猟兵達に迫ってきた。
「みんなヤル気に満ち溢れていますわね♪ それなら、これで、どうでしょう」
 即座に、ピンチンが【めっさ・こちょばい(トルソ・キラー)】を発動させ、四肢と首の付け根を囲む点線を付与した。
「……!」
 次の瞬間、周囲の万物が点線目掛けくすぐりに行き、サメの群れが爆笑の渦に包まれた。
 それはサメノ群れにとって、初めての出来事。
「……!」
 一瞬、何が起こったのかわからず、未知の感覚に戸惑いながら、悲鳴にも似た鳴き声を響かせ、ブクブクと泡を吐いて、プッカリと浮かんでいった。
「トリさん、ゴーなのですっ」
 そこに追い打ちをかけるようにして、ミスティが【這い寄る!ニワ子さん(ハイヨル・ニワコサン)】を発動させ、にわとりの姿の精霊(デフォルメ調)を召喚した。
「コッコッコッコォォォォォォォォォォォォォォォォ!」
 にわとりの姿をした精霊は、そこが海中である事も忘れ、ノリと勢いで爆走しながら、サメの群れを激しく突いた。
「……!」
 それに食らいつく勢いで、サメの群れが次々と食らいついていったが、にわとりの姿をした精霊は、その攻撃を上回るほどのスピードで、反撃を繰り出していた。
「それじゃ、ちゃちゃっと片付けてしまおうかのー!」
 それに合わせて、メイスンが【大いなる虞は顕現し、幻想を祓う(オソレハラエ・カクリヨノツルギ)】を発動させ、あらゆる狂気を与奪する魔剣「虞祓幽世剣」でサメの群れを斬り捨てた。
「……!」
 その途端、サメの群れが次々と狂気を奪われ、戦意を喪失させて、散り散りになった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​




第2章 集団戦 『オークワンズ』

POW   :    触手の檻
【触手】を放ち、命中した敵を【拘束する触手の檻】に包み継続ダメージを与える。自身が【女性を襲撃】していると威力アップ。
SPD   :    汚い水鉄砲
【口から吐き出す服を破壊する激流】が命中した対象にダメージを与えるが、外れても地形【を水中に変えて】、その上に立つ自身の戦闘力を高める。
WIZ   :    書籍の世界
小さな【書籍】に触れた抵抗しない対象を吸い込む。中はユーベルコード製の【書籍の中の世界】で、いつでも外に出られる。

イラスト:麻風

👑11
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。



「ようやく来たか!」
「女はいるか! 俺達の乙姫は!」
「いたぞ、アイツだ! いかにも女王っぽい奴だけ残して、他は殺せ!」
 竜宮城で猟兵達を待っていたのは、オークワンズ達であった。
 オークワンズ達は興奮した様子で眞由璃をガン見しながら、鼻息を荒くさせていた。
「えーっと、みんな倒してしまいましょうか。……この時点で嫌な予感しかしませんし……」
 そう言って眞由璃が気まずい様子で汗を流しながら、ゾワッと全身に鳥肌を立てるのだった。
暗都・魎夜
【心情】
実際、眞由璃の外見が乙姫力高すぎるってことは同感ではあるな

「(眞由璃に)あいつらはあいつらで、暖かく迎えてくれそうな気もするけど、どうする?」
「ま、そらそうだ。軽ーく全部倒していくか。イグニッション!」

【戦闘】
昔からこういうタイプのゴーストもよく湧くからなあ
銀誓館学園の情操教育のためにも、増える前に退治だな

「魔力溜め」で溜めたエネルギーでUCを発動
時間稼ぎのため、「見切り」で攻撃を回避しつつ、「生命力吸収」の斬撃で応戦

激しい葛藤はあるが、年上の立場として眞由璃を激流から「かばう」
「お前たちの気持ちは痛いほど分かる。だけど、10年前と違って、俺には社会的立場ってのがあるんだ!」




「……なあ、あいつらはあいつらで、暖かく迎えてくれそうな気もするけど、どうする? 実際、眞由璃の外見が乙姫力高すぎるってことは同感ではあるし……」
 そんな中、暗都・魎夜(全てを壊し全てを繋ぐ・f35256)が、オークワンズ達を指さした。
「きゅるるん♪」
 その事に気づいたオークワンズ達が、円らな瞳をキラキラさせた。
 そのため、一見すると、純粋そのものに見えたものの、実際には欲望ギラギラ、爆発寸前とばかりにヤバかった。
「えーっと……」
 その問いに、眞由璃が双方の顔を見比べた後……。
「やっぱり、無理です、あり得ません!」
 逃げるようにして、魎夜の背中に隠れた。
「いや、一瞬の間は……何っ!・ ちょっと傷ついたぞ!」
 そんな空気を察した魎夜が、ゲンナリとした。
「別に、そういうつもりじゃ……」
「いや、どういうつもりだよ」
 魎夜のツッコミに、眞由璃が困った様子で、苦笑いを浮かべた。
「そんな奴より、俺達を選べ!」
「俺達と一緒にいれば、人生安泰!」
「おまけに子沢山! 大家族だって、夢じゃないぞ!」
 オークワンズ達が興奮した様子で、鼻息を荒くさせた。
「……無理です」
 眞由璃がゴミを見るような目で、オークワンズ達を見つめた。
「大丈夫、怖くない」
「怖いのは、最初だけだ」
「俺を信じて! いや、俺達を信じてくれ」
 そこに追い打ちをかけるようにして、オークワンズ達が鼻息を荒くさせ、眞由璃に迫った。
「そのくらいにしておけ! んじゃ、軽ーく全部倒していくか。イグニッション!」
 すぐさま、魎夜が眞由璃を守るようにして陣取り、オークワンズ達を牽制しながら、魔力を溜め始めた。
「……愚かな奴め!」
「我らにケンカを売るとは……」
「ならば、お前達を丸裸にするだけだ!」
 オークワンズ達が欲望丸出しで、あんな事や、こんな事を考えつつ、服だけを溶かす激流を口から吐こうとした。
「お前たちの気持ちは痛いほど分かる。だけど、10年前と違って、俺には社会的立場ってのがあるんだ! ……と言うか、俺を巻き込んで、誰得だ!」
 それと同時に、魎夜が【致命電光(クリティカルライトニング)】を仕掛け、破壊をもたらす電光で、目の前にいるオークワンズ達を蹴散らした。
「ええい、生意気な奴め! こうなった以上、お前達を生きて帰す訳にはいかない!」
 そう言ってオークワンズがケモノの如く咆哮を響かせ、城内にいる仲間達を呼び寄せるのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

メイスン・ドットハック(サポート)
『めんどーじゃけど引き籠る為に』

アメジストのクリスタリアンで、熟練の電脳魔術師
攻撃手段は電脳魔術・もしくは電脳魔術や現代技術を使ったトラップ
電脳魔術はミサイルや機銃、大型兵器も精製可能
トラップは地雷、機雷、ワイヤートラップなど様々
またハッキング技術も長けており、機械コンピュータはもちろん、電脳魔術を応用することにより、空間に直接ハッキングを仕掛け、情報を収集することもできる
正々堂々よりかは、搦手で弱点を的確に攻撃するタイプ
心理誘導をしたり、囮を使ってなどもする
仲間との連携は歓迎です

喋り口調は広島弁
「じゃけん→じゃけー」「じゃけえのう→じゃけーのー」と語尾を伸ばすのが特徴的


ムゲン・ワールド(サポート)
表向きの口調(私、~君、~さん、です、ます、でしょう、でしょうか?)
敵には 本来の口調(俺、呼び捨て、だ、だな、だろう、なのか?)
 独り言やモノローグも本来の口調です

 オブリビオン相手でも境遇次第では同情的です。
 また、可愛い女の子系の敵には「〜ちゃん」で呼び、少し優しげになります。
 どちらの場合も最終的には倒します。

 基本的に得物は仕込み杖。ナイトメアビースト・ユニゾン時のみ白銀の騎乗槍を使います。
 ナイトメアビースト・ユニゾン時は人を背中に乗せるのも厭いません。可愛い女の子だと嬉しいという下心もあります。(基本的にムッツリ

 多少の怪我は気にしません

 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


四条・眠斗(サポート)
ぅゅ……くぅ~……あらぁ?
いつの間にか始まってましたかぁ~?
さっさと事件を解決しないとぉ、安心してもうひと眠りできませんからねぇ~。
ユーベルコードは出し惜しみしても仕方ありませんからぁ、
一気に片づけるつもりでやっちゃいましょう~。
案ずるより産むがやすしともいいますしぃ、躊躇うよりはいいですよねぇ~?
こう見えてもぉ、腕には少し自信があるのですよぉ~。
それにぃ、様子を見てる間にまた眠くなっちゃっても困っちゃいますしぃ。
荒事じゃなくてぇ、楽しいことならめいっぱい楽しんじゃいましょう~。
のんびりできるところとかぁ、動物さんがたくさんいるところなんか素敵ですよねぇ~。
※アドリブ・絡み歓迎




「……あらぁ? いつの間にか、囲まれていたようですねぇ」
 そんな中、四条・眠斗(白雪の眠り姫・f37257)が、目を覚ました。
 一体、どのような経緯を経て、ここまで来たのか分からないが、とにかく眠い。
 眠過ぎて、反射的にアクビをしてしまうほどだった。
「おいおい、随分と余裕だな」
「この状況で眠ろうとするなんて……」
「だったら、どんな目に遭っても、文句は言えねぇよなァ」
 オークワンズ達が興奮した様子で、舌舐めずりをし始めた。
 その間、頭の中に浮かぶのは、あんな事や、こんな事。
 それが原因で、鼻息が荒くなっているため、色々な意味でヤバかった。
「まさか、俺まで襲うつもりか?」
 ムゲン・ワールド(愛に生きたナイトメア適合者・f36307)が、呆れた様子で溜息を洩らした。
「……安心しろ。そっちの趣味はない」
「だからと言って、生きて帰すつもりはないけどな」
「恨むんだったら、ここに来る事を選んだ自分自身を恨め!」
 オークワンズ達がゲスな笑みを浮かべ、怪しく触手を蠢かせた。
「……とは言え、この状況は放っておくわけにもいかんのー」
 メイスン・ドットハック(ウィザード級ハッカー(引き籠り)・f03092)が、オークワンズ達に視線を送った。
 オークワンズ達は色々な意味で、ヤル気満々。
 このまま何もしなければ、欲望の赴くまま、襲い掛かってきそうな感じであった。
「それじゃ、俺達も……」
「準備を始めるとするかっ!」
「ひゃっはあああああああああ!」
 オークワンズ達が興奮した様子で、一斉に触手を伸ばした。
「……って、わざわざ俺を巻き込むかね?」
 それを迎え撃つようにして、ムゲンが【悪夢爆弾(アクムバクダン)】を発動させ、オークワンズ達な黒い球体を放ち、覚めない悪魔で包み込んだ。
「な、なんだ、これは……!」
 その事に危機感を覚えたオークワンズ達が黒い球体から離れたものの、激しい睡魔の波に飲み込まれ、眠りの世界に旅立った。
「ば、馬鹿っ!」
「こんなところで寝て、どうする!」
「お楽しみは、これからだって言うのに!」
 その事に危機感を覚えたオークワンズ達が、慌てた様子で仲間達を起こし始めた。
「……仕方がありませんねぇ。このままだと、安心してもうひと眠りできませんから、一気に片づけてしまいましょうかぁ~」
 そんな中、眠斗が睡魔の誘惑と戦いながら、途中で友情が芽生えつつ、【氷雪地獄】を発動させた。
 次の瞬間、猛烈な吹雪を発生し、一瞬にしてオークワンズ達が凍り付いた。
 それとは対照的に、猟兵達は雪だるまアーマーに覆われ、攻撃力と防御力が飛躍的にアップした。
「めんどーじゃけど、拒否権はないようじゃからのー」
 その流れに乗るようにして、メイスンが【機竜の大海、空にありて天罰を下さん(パニッシュメント・プリズン)】を発動させ、O-Ⅹ型機動強襲雷竜型オブリビオンマシン「清盛」のドラゴンヘッドのブレス放射装置から雷雲の海を放出し、無尽蔵の落雷でオークワンズ達を消し炭に変えていった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

天王寺・七海
あら、中に入ったら毎度おなじみのウォークがいるのね。
触手でアソコ狙うつもりでしょうけど、そうはさせないのね。
まぁ、豚だし、食えそうだけど、何か、色具合が悪そうなのね。

だから、今回は食べないで虐殺だけでお送りしようかしらね??

てなわけで、この中は空気あるし、コレでもどうかしらね??

エアロストームを無尽蔵に使って豚をきりきり舞いさせる。
そして、噛み付いてどんどん葬る。




「……あら、中に入ったら毎度おなじみのウォークがいるのね」
 一方、天王寺・七海(大海の覇者・f26687)は、オークワンズ達と戦う眞由璃に気づいた。
 眞由璃はオークワンズ達を千切っては投げつつ、股間を踏み潰して、えっへんと胸を張っていた。
 そのため、オークワンズ達は内股になりながら、別のターゲットを探しているようだった。
「これは、これは……」
「……待っていたぜぇ!」
「お前は、こっちのお嬢さんより、安全そうだ!」
 そんな中、オークワンズ達が七海を見つけ、興奮した様子で鼻息を荒くさせた。
「安全……ねぇ。まあ、美味しそうにも見えないし、食べる気はないけど……」
 七海がオークワンズ達を、マジマジと見つめた。
「だったら、俺達が頂いちまっても、問題ねぇって訳だ!」
「そりゃあイイ。それでこそ、俺達の理想……乙姫に相応しい」
「だから無駄な抵抗はするんじゃねぇぞ! あんな事や、こんな事をして、ぐへへへへ!」
 オークワンズ達がいやらしい笑みを浮かべ、怪しく触手を蠢かせた。
「その触手でアソコを狙うつもりでしょうけど、そうはさせないのね」
 それを迎え撃つようにして、七海が【エアロストーム】を発動させ、鼻に相当する頭上の呼吸器から大量の空気を放ち、風を操る事によって乱気流にオークワンズを巻き込み、抵抗する間すら与えず一掃した。
「……って、何が起こった! どうなっているんだ、この状況は!」
 その騒ぎに気づいたオークワンズ・ウィザードが、動揺した様子で奥の部屋から飛び出した。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『オークワンズ・ウィザード』

POW   :    触手蹂躙の檻
【媚薬粘液滴る触手】を放ち、命中した敵を【蹂躙する触手の檻】に包み継続ダメージを与える。自身が【女性を襲撃】していると威力アップ。
SPD   :    淫紋魔法
【洗脳効果と催眠効果】を籠めた【精神攻撃魔法】による一撃で、肉体を傷つけずに対象の【正気と精神】のみを攻撃する。
WIZ   :    催淫海の召喚
【魔法によって、一滴で象も発情する媚薬の雨】を降らせる事で、戦場全体が【媚薬の海】と同じ環境に変化する。[媚薬の海]に適応した者の行動成功率が上昇する。

イラスト:ひゃく

👑11
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はミウシ・ランです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

暗都・魎夜
【心情】
まあ、本当に
知り合いの女の子が少ない状況で良かったわ
いっそ、玉手箱の方が可哀そうになって来たぜ

【戦闘】
「あんたがリーダーかい? 乙姫探すならこんな暗い所より、もっと明るい夏の海に行った方が良くね?」

「眞由璃、この類の奴、性格残念なこと多いけど、状況がガッチリはまると危険だからな。気だけは抜くなよ?」

触手の攻撃は「見切り」で回避
「コンプライアンス上、食らってやる訳にはいかねえな!」

「地形の利用」「ダッシュ」「闇に潜む」を駆使して接近

眞由璃の紅蓮撃で動きを封じてもらった所を、UCで地上に打ち出す
「乙姫っぽい女の子と話せて多少は満足だろ? 暗い海で消えるよりは、最後に海上へ送ってやるぜ!」




「こ、これをやったのは、お前達か! コイツ等は、ただ純粋に、女の子達と仲良くなりたかっただけなのに……。それなのに、こんな酷い目に遭わせるなんて……」
 オークワンズ・ウィザードが、信じられない様子で声を震わせた。
 陽気なヘンリー、自信家のジェームス、心優しいエドワード。
 目を閉じれば浮かぶ、彼らの笑顔。
 みんなイイ奴であり、純真無垢なチェリーであった。
「いや、そんな雰囲気じゃなかったぞ?」
 暗都・魎夜(全てを壊し全てを繋ぐ・f35256)が、即座にツッコミを入れた。
「下着を寄こせ……と言うのが、純粋……なのですか?」
 土蜘蛛の女王『国見・眞由璃』も、ジト目。
 この様子では、かなり強引な方法で、眞由璃と接していたのだろう。
 その時の事を思い出しているのか、こめかみを激しくピクつかせ、いまにも劇画タッチで筋骨隆々になって、ケンカ殺法を繰り出してしまいそうなほど、怒っているようだった。
「なんか、すまん」
 そんな空気を察したオークワンズ・ウィザードが、躊躇う事なく謝った。
「まあ、知り合いの女の子が、少ない状況で良かったわ。……と言うか、アンタがリーダーだろ? 乙姫探すなら、こんな暗い所より、もっと明るい夏の海に行った方が良くね? 何だか玉手箱の方が可哀そうになって来たぜ」
 魎夜が複雑な気持ちになりつつ、乾いた笑いを響かせた。
「だが、このままお前達を逃がす訳にはいかん! それこそ、笑いモノだからなっ!」
 オークワンズ・ウィザードが逆ギレで、媚薬粘液滴る触手を放った。
「……って、コンプライアンス上、食らってやる訳にはいかねえな!」
 即座に、魎夜が触手を見切り、ダッシュで闇に潜んで姿を消した。
「ど、何処に消えた!?」
 オークワンズ・ウィザードが動揺した様子で、激しく目を泳がせた。
「……覚悟は出来ていますね?」
 その隙をつくようにして、眞由璃が紅蓮撃を繰り出し、オークワンズ・ウィザードに、凝縮した精気を流し込んで爆破した。
「まあ、乙姫っぽい女の子と話せて多少は満足だろ?」
 それに合わせて、魎夜が【天雨豪流(ヘヴンリィ・レイン・プレッシャー)】を発動させ、強大な水流でオークワンズ・ウィザードを押し流した。

大成功 🔵​🔵​🔵​

天王寺・七海
なによ、この豚ぁっ!!
七海ちゃん、女子だけど、あんた、女なら誰でも構わないわけ!!
やっぱり、ウォークは油断できないぜ!!
敵がアソコ狙うのは分かっている。

形振り構わない女の敵は噛み殺すに限るわ!!
食う価値もねぇし、海の藻屑になれやぁっ!!
(バイオミック・オーバーロード起動)
こんな竜宮城いらねぇんだよ!!
そのまま巨大化して噛み付く。
触手が長かろうと、七海ちゃんが巨大化すれば届かないわよ。残念だったわね、豚野郎。




「ち、畜生っ! こっちが黙っていれば、好き勝手にやりおって! そもそも、お前達はヨソ者だろう! いますぐ、ここから出ていけ!」
 オークワンズ・ウィザードがズタボロになりながら、涙目になって悲鳴にも似た叫び声を上げた。
 おそらく、オークワンズ・ウィザードにとって、こんな事になったのは、予想外。
 志半ばで散っていったオークワンズ達も、『こんなはずじゃなかった!』と骸の海で嘆くほどアレな状況に陥っていた。
「なによ、この豚ぁっ!! 七海ちゃん、女子だけど、あんた、女なら誰でも構わないんでしょ! そう顔に書いてあるわ」
 天王寺・七海(大海の覇者・f26687)が、全身に鳥肌を立たせた。
「いや、お前には……興味がない。むしろ、ワシは……。いや、何でもない」
 オークワンズ・ウィザードが、小さくコホンと咳をした。
「そ、そんな事を言って! 七海ちゃんを狙っているんでしょ! やっぱり、ウォークは油断できないぜ!!」
 七海が警戒心の塊になりつつ、嫌悪感をあらわにした。
「だから違うって言っているだろうがああああああ!」
 オークワンズ・ウィザードがケモノの如く吠えながら、媚薬粘液滴る触手を放った。
「形振り構わない女の敵は噛み殺すに限るわ!! 食う価値もねぇし、海の藻屑になれやぁっ!!」
 すぐさま、七海が【バイオミック・オーバーロード】を発動させ、怒りの感情を爆発させる事で、自らの身体を大きくさせた。
「なんだと……!?」
 オークワンズ・ウィザードが、唖然とした様子で七海を見上げた。
「触手が長かろうと、七海ちゃんが巨大化すれば届かないわよ。残念だったわね、豚野郎。だから、こんな竜宮城いらねぇんだよ!!」
 そう言って七海が鬼のような形相を浮かべて、竜宮城をブチ壊す勢いで、大暴れするのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

暗都・魎夜
【心情】
さーて、ここまで来たらとことんまでぶっ壊しておくか
師匠が言ってたぜ、"悪事は企むより、ぶっ壊す方が楽しい"ってな

【行動】
回転動力炉で詠唱の力を「魔力溜め」して、フルパワーのUCで竜宮城を破壊
おまけにオークワンズ・ウィザードも吹き飛ばす
「(誰何を受けたら)通りすがりの能力者さ、あの世の土産に覚えておきな!」

ま、ここから海上までが多少きついけど、「環境耐性」あるからどうにかなるだろ

今度骸の海から出てくる時は、横に可愛いリリスがいることを祈っているぜ

【戦闘後】
随分と泳いだ気もするが、ちゃんとした海水浴していくか

うちの乙姫様も泳ぐのは楽しみにしていたみたいではあるしな




「はあはあ……、なんでワシが、こんな目に!」
 オークワンズ・ウィザードが納得できない様子で、ブツブツと愚痴をこぼした。
 何から何まで、予想外。
 竜宮城も、ほとんど破壊されてしまったため、再建する事も不可能だった。
 それでも、この場から逃げる事が出来ないのは、仮にもオークワンズ・ウィザードが竜宮城の王だからである。
「さーて、ここまで来たら、とことんまでぶっ壊しておくか。……師匠が言ってたぜ。"悪事は企むより、ぶっ壊す方が楽しい"ってな」
 そんな中、暗都・魎夜(全てを壊し全てを繋ぐ・f35256)が、オークワンズ・ウィザードの前に陣取った。
「ま、まだ、いたのか! あ、あの女は何処に……! まさか我ら一族を根絶やしにするために……」
 オークワンズ・ウィザードが最悪の事態を想像し、全身に鳥肌を立たせた。
 よく耳を澄ましてみれば、あちこちでオークワンズ達の悲鳴が聞こえていた。
「……悪いが、そろそろ帰りたいんだ。うちの乙姫様が泳ぐのを楽しみにしているようだしな」
 すぐさま、魎夜が回転動力炉で、詠唱の力を溜め始めた。
「ええい、こうなったら……お前だけでも! 別世界の扉を開いてやるゥ!」
 次の瞬間、オークワンズ・ウィザードが半ばヤケになりつつ、媚薬粘液滴る触手を放った。
 その先に広がるのは、濃厚の汗のニオイが充満した漢の世界。
 一体、誰に需要があるのか分からないが、それを考える余裕がないほど、オークワンズ・ウィザードは後がなかった。
「いやいやいや、そんなの、誰も喜ばないから! どうするんだよ、そんな事になった後で、眞由璃が帰ってきたら!」
 魎夜がドン引きしながら、すかさずツッコミを入れ、【天雨豪流(ヘヴンリィ・レイン・プレッシャー)】で強大な水流を発生させて、オークワンズ・ウィザードを吹き飛ばした。
 その拍子に、オークワンズ・ウィザードの身体が宙を舞い、辺りに悲鳴が響くのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

アルナ・ハニーマウンテン(サポート)
スケルトンのクレリック×死霊術師、24歳の男性の骨です。
 普段の口調は、高圧的(我輩、~殿、~である、ぞ、ぞよ、~であるか?)です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、不死なので死ぬようなことでも厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
 ※アレンジ共闘可


夕闇霧・空音(サポート)
『私の可愛い妹のため…ここはさっさと終わらせるわよ』
 サイボーグの咎人殺し×竜騎士、17歳の女です。
 普段の口調は「クール(私、あなた、~さん、ね、よ、なの、かしら?)」、覚醒時は「残虐(俺、お前、呼び捨て、だ、だぜ、だな、だよな?)」です。

基本クールだが、妹のことになると色々見境がなくなる。妹ラブ。戦闘時にも強気で戦います。
冷気属性で戦う。
苦戦バトルもOK
真の姿に発動可能であれば使用可。
真の姿発動時は口調が荒くなり、一人称が「俺」になる。
妹の天音はある意味弱点になる。


禍神塚・鏡吾(サポート)
ヤドリガミの電脳魔術士×咎人殺し、37歳男性

「喋る鏡」のヤドリガミです
いつもニコニコしていて、丁寧な口調で話します
(それ以外の表情が作れません。笑顔が場にそぐわない時には、仮面を被っています)

ユーベルコードは指定した物をどれでも使用します
それ以外では、電脳魔術を使った幻影やハッキング、あるいは言葉によるハッタリ等で敵を妨害する事を得意とします

戦闘は不得手なので、他の猟兵が動きやすくなるよう、文字通りサポートを行います
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません
又、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません
他はお任せします


グレナディン・サンライズ(サポート)
『ここはこの年寄りに任せてもらおうかね?』
『こう見えても、まだまだ衰えちゃいないよ』
年齢3桁の婆。
スペースシップワールド出身の元宇宙海賊。
主な武装はフォースセイバーとブラスター。
戦闘スタイルは基本的には前衛遊撃。敵を翻弄するような戦いを好む。
グルメではない酒好き。
年齢なりの経験を積んでいるので、冷静さと余裕をなくすことはない。
口調(あたし、あんた、だね、だよ、~かい?)


姫神・咲夜(サポート)
 桜の精の死霊術士×悪魔召喚士、女性です。
 普段の口調は「丁寧(私、あなた、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」、
 片思いの人には「無口(わたし、あなた、呼び捨て、ね、わ、~よ、~の?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

清楚で女流階級風の口調で、お淑やかな性格です。
基本的に平和的な解決を望みますが
戦わざるを得ない時は果敢に戦いに向かう勇敢さを持っています。

 あとはおまかせです。よろしくおねがいします!


仇死原・アンナ(サポート)
鉄塊剣『錆色の乙女』,妖刀『アサエモン・サーベル』、戦闘用処刑道具『赤錆びた拷問器具』、『鎖の鞭』等装備してる物を使います

UCは指定した物をどれでも使用

普段の口調は(私、あなた、呼び捨て、ね、よ、なの、なの?)
戦闘中は(ワタシ、お前、呼び捨て、言い捨て)

処刑人として敵と戦います
同行者がいれば協力
メインは鉄塊剣で攻撃
鉄塊剣の使用が不向きな相手・場所では刀剣をメインにして相手をします。
拷問具や鞭を使い敵の行動を阻害、鉄塊剣や刀剣で敵を攻撃します。影朧にはできる限り説得しますが説得不能と判断すれば容赦なく屠ります
キャバリアを操縦したり生身でも戦います


サエ・キルフィバオム(サポート)
アドリブ歓迎

基本的には情報収集が得意かな
相手が何かの組織だったら、その組織の一員になり切って潜入して、内側から根こそぎ情報を頂いちゃうよ
そうじゃなければ、無害で魅力的な少女を演じて、上手く油断させて情報を引き出したいね
効きそうな相手なら煽てて誘惑するのも手段かな♪

戦いになったら、直接力比べの類は苦手だから、口先で丸め込んだりして相手を妨害したり、糸を利用した罠を張ったり、誘惑してだまし討ちしちゃうかな
上手く相手の技を逆に利用して、手痛いしっぺ返しが出来ると最高♪
敢えて相手の術中に陥ったふりをして、大逆転とかも良く狙うよ


ビリー・ライジング(サポート)
『黄金は気高く輝く、まるで俺のようにな』

心情:
「いつもは妹と一緒だが、たまには一人で頑張ってみるか」

性格:
常に豪胆な自信家だが、騎士道精神も持ち合わせている。

戦闘スタイル:
主に炎の魔法や、得物のルーンレイピアを用いた魔法剣。
戦法は先制攻撃や高速詠唱による速攻。
敵に対して大声で挑発する事でおびき寄せることも。

後方支援はグレネードランチャーを使用。
スナイパーによる狙撃、爆撃・焼却による殲滅で援護する。

連携・アドリブなどは大歓迎。


納花・ピンチン(サポート)
ブギーモンスターの勇者×殺人鬼
布を被ってから8年が経ちましたわ
普段はお嬢様口調で、時々関西弁がちょこっと
……って、勉強中なんですわ!

あくまでお仕置きをしに来ているから
あまり殺伐とした戦い方はしませんわ
武器も直前で刃を返して叩いたり
その光景はギャグになることが多いですわ

商人街出身、お話しや交渉なんかも好きです
小さなスイーツや飴ちゃんを渡して一緒に食べると
色々話してくれるんですわ

ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し
多少の怪我は厭わず積極的に行動します
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません
また例え依頼の成功の為でも
公序良俗に反する行動はしません

あとはおまかせ
ほないっちょ、よろしくおねがいします




(こ、ここは……)
 オークワンズ・ウィザードが目を覚ましたのは、瓦礫の山の中だった。
 どうやら、運命の女神がオークワンズ・ウィザードに微笑みかけ、再び希望を与えてくれたようである。
(これが運命であるのなら……)
 オークワンズ・ウィザードが、何処か遠くを見つめた。
(……田舎に帰って、真面目に働こう)
 気のせいか、田舎に残した両親が、オークワンズ・ウィザードに微笑んであるようだった。
「……こんなところにいたんですか」
 そんな中、禍神塚・鏡吾(魔法の鏡・f04789)がニコニコとしながら、オークワンズ・ウィザードの前に立った。
「な、何故、この場所が……」
 その途端、オークワンズ・ウィザードがビクッと身体を震わせ、地獄のどん底に突き落とされたような表情を浮かべた。
「それは……秘密です」
 鏡吾が笑顔を浮かべたまま、オークワンズ・ウィザードの質問に答えた。
「ひ、秘密だと!? ふ、ふざけるなっ!」
 オークワンズ・ウィザードが、殺気立った様子で吠えた。
「……と言うか、それが分かったとしても、あなたの運命は変わりませんよ?」
 姫神・咲夜(静桜・f24808)が揺らぎようにない現実を、オークワンズ・ウィザードに突きつけた。
「……それは違うな。運命は変えられる。その証拠が、このワシだ! ワシは今まで何度も危険な状況を脱してきた! つまり、運命の女神に愛されているという訳だ!」
 オークワンズ・ウィザードが、えっへんと胸を張った。
 だが、その背後には卒塔婆の如く、死亡フラグが立っていた。
「……残念だけど、それは単なる思い込みよ」
 仇死原・アンナ(地獄の炎の花嫁御 或いは 処刑人の娘・f09978)が、キッパリと言い放った。
「ハッハッハッハッ! それこそ、思い込みだ! それが事実であるのなら、ワシはとっくの昔に死んでいるはずだからなっ! しかし、実際は、どうだ? ……死んでいないだろう? それが証拠だ、証明だっ!」
 それでも、オークワンズ・ウィザードは頑なに、自分の間違いを認めようとしなかった。
「でも、この辺が潮時だと思うけど……。部下達も言っていたよ? 『もうアイツには、ついて行けない』って……。きっと、みんな我慢していたと思うし……。本音を言えず、ずっと我慢をしていたようだから……」
 サエ・キルフィバオム(突撃!社会の裏事情特派員・f01091)が残念なナマモノを見るような目で、オークワンズ・ウィザードに視線を送った。
「そ、そんなはずは……ない。ない……はずだ。嘘だ、そんな事……。絶対に……嘘だ!」
 オークワンズ・ウィザードが頭の中で考えを巡らせながら、激しく目を泳がせた。
 そう言えば、いくつか心当たりがあった。
 単なる気のせいだと思って、よくよく考えてみれば、アレがそうだったのかも知れない。
「いつもは妹と一緒だが、たまには一人で頑張ってみるか」
 その間に、ビリー・ライジング(輝く黄金・f05930)が、自分自身に気合を入れた。
「クク、ククク、それはイイ話を聞いた。そうか、妹か、妹……」
 オークワンズ・ウィザードが、不気味な笑みを浮かべた。
 何やら如何わしい妄想をしているらしく、ヨダレをダラダラと垂らしていた。
「そこまでにしておけ。余計な考えは、死を早めるだけだ」
 ビリーがオークワンズ・ウィザードに、ルーンレイピアを向けた。
「クククククッ、まあ、いい。ワシが勝てばいいのだから……」
 オークワンズ・ウィザードが、物凄く悪い顔をした。
「ここは、この年寄りに任せてもらおうかね?」
 それでも躊躇う事なく、グレナディン・サンライズ(永遠の挑戦者・f00626)が、オークワンズ・ウィザードの前に陣取った。
「や、やめろ! 俺の妄想を歪ませるなっ! ま、まさか、ワシの性癖を歪ませる気か!? い、いくら飢えているとは言え、そこまでは……」
 オークワンズ・ウィザードが、激しく目を泳がせた。
「いや、どうして、そうなるんだい! 一体、何を考えているんだか。やっぱり、切り刻んだ方が良さそうだねぇ」
 グレナディンが呆れた様子で、フォースセイバーを握り締めた。
「やれるものなら、やってみろ!」
 オークワンズ・ウィザードが、ケモノの如く吠えた。
「まあ、なんだ。これも運命……と言う事であるな」
 アルナ・ハニーマウンテン(正体不明の不死・f35792)が、オークワンズ・ウィザードの肩をぽふっと叩いた。
「……って、いつの間に、背後を!」
 オークワンズ・ウィザードが動揺した様子で、悲鳴にも似た叫び声を上げた。
 ある意味、アルナは自分の魂を狩りに来た死神。
 そのため、全身にゾワッと鳥肌が立った。
「私の可愛い妹のため……ここはさっさと終わらせるわよ」
 そんな中、夕闇霧・空音(凶風・f00424)が、仲間達に対して声をかけた。
「終わらせる? ワシの人生を、か? ……ふざけるなっ! ワシの人生を決めていいのは、ワシだけだ! それに妹がいるなら、好都合だ。お前を殺して、その次は……」
 オークワンズ・ウィザードが興奮した様子で、鼻息を荒くさせた。
「さて……、始めましょうか」
 すぐさま、納花・ピンチン(ブギーモンスターの勇者・f31878)が勇者の剣を握り締め、オークワンズ・ウィザードに斬りかかった。
「や、やるじゃないか。だが、ワシは死なん!」
 オークワンズ・ウィザードが、口元から溢れる血を拭った。
「……氷よ、凍てつけ! 我が刀剣に魔法の力を!」
 その間に、ビリーが【全てを凍てつかせる剣(アイスブルーソード)】を発動させ、ルーンレイピアの封印を解き、冷気を帯びたレイピアに変化させ、オークワンズ・ウィザードに斬りかかった。
「……氷の桜よ、全てに纏わりつきなさい」
 続いて、咲夜が【氷桜纏い(ヒョウオウマトイ)】を発動させ、氷で出来た桜の花弁を纏って、摩擦抵抗を極限まで減らした。
「クククククッ、そんな事をしても、無駄、無駄、無駄ァ! そんな事でワシの触手を止められると思ったら、大間違いだァ!」
 オークワンズ・ウィザードが両目をカッと見開き、艶めかしく触手を蠢かせ、洗脳効果と催眠効果を籠めた精神攻撃魔法を放った。
「防御兵装展開……絶対氷壁発動!」
 即座に、空音が【絶対防御氷壁「コキュートスウォール」(コキュートスウォール)】を発動させ、激しい冷気で形成した氷壁を形成し、オークワンズ・ウィザードの攻撃を反射した。
「……って、だ、だ、誰需要だああああああああああああああああ!」
 次の瞬間、オークワンズ・ウィザードは、言葉では表現できないほどエロスな表情を浮かべたまま、半ばヤケになりつつ、再び精神攻撃を仕掛けてきた。
「あんまり欲しくないけど……」
 それに合わせて、サエが【コード・スカルプチュア】を発動させ、オークワンズ・ウィザードの精神攻撃を受け止め、ユーベルコードをコピーした。
「だ、だから、誰需要だと言っている」
 そう言いつつも、オークワンズ・ウィザードは動揺していた。
「ほないっちょ、いきますわよ」
 その隙をつくようにして、ピンチンが【ブギー・ブギーフェイス】で知恵の布を脱ぎ、おぞましき異形の鹿に変身し、長く伸び血を啜る肉の槍で、オークワンズの身体を貫いた。
「さあ行け、小さな配下たち!」
 そこに追い打ちをかけるようにして、アルナが【戦を知り尽くす骨の刺客(クノッヘンベスティエシュピオーン)】を発動さらせ、獣型の骸骨兵達(計103体)を召喚した。
 それと同時に、獣型の骸骨兵が一斉に走り出し、オークワンズ・ウィザードを囲んでボッコボコにした。
「うぐぐ……、こうなったら、男も女も種族だって関係ない! 欲望の限りを尽くして、色々な者達を困らせてやる!」
 オークワンズ・ウィザードが逆切れした様子で、ケモノの如く吠えた。
「……そんな事はさせません!」
 続いて、鏡吾が【アリスの姿見Ⅱ(スルーザルッキンググラスツー)】を発動させ、ユーベルコード製の鏡の国からチェス駒に似た兵隊(9体)を召喚した。
 召喚された兵隊はオークワンズ・ウィザードのまわりを囲み、次々と触手を斬り落とした。
「ぐおおっ! よくも、やったなァ!」
 オークワンズ・ウィザードが涙目になりながら、警戒した様子で後退した。
「これでも、喰らいなっ!」
 それと同時に、グレナディンが【サイキックブラスト】を仕掛け、両掌から高圧電流を放って、オークワンズ・ウィザードの動きを一時的に封じ込めた。
「うぐぐぐ……、身体が痺れて……動かない!」
 オークワンズ・ウィザードが悔しい表情を浮かべ、ギチギチと歯を鳴らした。
「いい加減に、逝きなさい」
 アンナが【燃石打ちの刑(ネンセキウチノケイ)】を発動させ、地獄の炎に包まれた燃え盛る石を雨の如く降らせた。
「こ、断るっ! 断るっ! 断……ぐわああああああああああ!」
 その攻撃に耐える事が出来ず、オークワンズ・ウィザードの身体が地獄の炎に包まれ、辺りに悲鳴が響き渡った。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

キャロル・キャロライン
あんなゴーストなんて昔はいなかったわよね
オークに触手とか、最初に言い出したのは誰なのかしら

ま、それはさておき
あの親玉を倒さない限り、無限に子分達が湧き出してくるわけね

漆黒の《鎌》と《翼》を構築
さらに同じ姿の《分身》を召喚

子分達の相手は《分身》に
自身は《翼》を広げて一気にボスへ
《鎌》で触手を斬り払い、その頭を――――――っ!?

触手から吹き出た粘液が身体に掛かる
力が抜ける
身体が熱くなる
《鎌》を落とし胸を抑える
眞由璃とともに物欲しそうに手を伸ばし――

なんて幸せな夢でも見ているのかしら
《魅眼》による催眠で無防備となったところを切断する

UC取得:召喚。集団戦術。空中機動、ダッシュ。なぎ払い。催眠術、慰め




「はあはあ……、ま、まだ、生きている……ワシは生きているっ!」
 オークワンズ・ウィザードが荒々しく息を吐きながら、逃げるようにして物陰に隠れた。
 何度も死ぬような目に遭ったものの、運よく生き延びる事が出来たのは、自分が選ばれた存在であるため。
 ここまで来ると、運命的なモノを感じてしまうため、何となく死なないのではないかと錯覚し始めていた。
「こんなゴースト……、昔はいなかったと思うけど。……まったく、オークに触手とか、最初に言い出したのは誰なのかしら」
 そんな中、キャロル・キャロライン(処断者・f27877)が、呆れた様子で溜息を洩らした。
「な、何故、ここが! ひょっとして、ワシの位置を把握しているのか!?」
 オークワンズ・ウィザードが驚いた様子で、警戒心をあらわにした。
 どんなに逃げても、猟兵達が邪魔をしてくるため、嫌な汗が止まらなくなった。
「……仕方がないでしょ。あなたを倒さなきゃ、終わらないんだから……」
 キャロルがウンザリとした様子で【発現(ハツゲン)】を使った後、漆黒の鎌と翼を構築し、自分と同じ姿の分身を召喚した。
「こ、これは一体……。いやいや、落ち着け。あんなの、ただの幻……うごっ!」
 オークワンズ・ウィザードが自分自身に言い聞かせている途中で、分身のボディブローを喰らって宙を舞った。
「ば、ば、馬鹿なっ! だったら、こっちがニセモ……」
 その事に動揺したオークワンズ・ウィザードが、激しく目を泳がせた。
 単なる幻だと思っていた相手から、攻撃を喰らったせいか、訳も分からず頭の中が真っ白になっているようだ。
「……」
 すぐさま、キャロルが漆黒の鎌を振るい、オークワンズ・ウィザードの触手を斬り捨てた。
「うぐぐ、これは……わ、訳が分からん!」
 オークワンズ・ウィザードが逆ギレ動揺した様子で、媚薬粘液滴る触手を解き放った。
「……クッ!」
 次の瞬間、キャロルが苦悶の表情を浮かべ、手に持っていた漆黒の鎌を落とした。
「ぬわはははははっ! ようやく、だ! これで、ようやくワシの欲望を満たす事が出来る!」
 オークワンズ・ウィザードが勝ち誇った様子で、高笑いを響かせた。
「……幸せな夢でも見ているのかしら? 残念だけど、私はここよっ! まあ、いいわ。最近状態に陥ったまま、あの世に行きなさい」
 そう言ってキャロルがオークワンズ・ウィザードの背後に立ち、漆黒の鎌で首を刎ねた。
 そして、キャロルは音を立てて崩れ落ちる竜宮城から、大急ぎで脱出するのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2022年07月24日


挿絵イラスト