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ロリータ・テラー

#サイバーザナドゥ #ダストエリア #各章、開始前に状況説明を追加します #各章、🔵>👑到達予定日時までプレ受付します #3章、冒頭説明追加しました。 #3章、プレ受付開始しました。

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「私、もしかして生まれた世界を間違えたんじゃないでしょうか?」
 開口一番、サージェ・ライト(バーチャルクノイチ・f24264)は困惑した表情でそう言った。だって、バーチャルでクノイチなんだもん。かげぶんしんも使えるんだもん。

 それはさておき。

「新しい世界『サイバーザナドゥ』へグリモアベースから転移できるようになりました」
 サージェが真面目な顔でグリモアのお仕事を始めた。
「繋がったばかりでまだまだわからないところもあるんですが……」
 とりあえず、やっぱりオブリビオンはいるらしい。
「というか、造られているみたいですね。オブリビオン」
 そういうサージェの言葉に驚きを隠せない者もいるだろう。

 知ってる人もいるかもしれないが、説明すると。
 サイバーザナドゥの世界は『骸の海』に汚染されている世界。そこに住まう人々も必然、肉体を汚染されており、『機械化義体(サイバーザナドゥ)』に換装することで生命を繋いでいる。
「とはいっても、猟兵的な『骸の海』があちこちに溢れているわけではなさそうです」
 過去、『巨大企業群(メガコーポ)』の暴走でサイバーザナドゥの地球環境は壊滅的な打撃を受けている。その際に発生したのが『骸の海』と呼ばれる有害物質。これが今もサイバーザナドゥの世界を汚染し続けているのだ。
 しかし悪いことばかりではない。環境汚染とそれに伴うサイバー化が、失われた古代の叡智『ユーベルコード』の覚醒を促すこともあるのだ。
「まぁ、ヤバいクスリみたいな扱いの有害物質と思ってください、骸の海」
 そして、骸の海の過剰投与により人為的にユーベルコードを覚醒させた改造生物を『オブリビオン』と呼んでいるのだ。
「なので、私たちが言う『骸の海』『オブリビオン』と、サイバーザナドゥの骸の海、オブリビオンは根本が違うわけですね」
 ただし、見た目というか存在というか効能というか。そういったものが非常に似通っている。
「そのため……オブリビオンの中に『オブリビオン』が紛れ込む、ってことがあるみたいでして」
 今回、サージェが捉えた予知はそんな感じのやつである。


「私の予知が捉えたのは『キラー・ロリータ』という『オブリビオン』です」
 ロリータファッションに身を包んだ狂える殺人鬼、という字面以上に見た目がヤベェヤツである。
「一見すると可愛い女の子なんですけどね。……全身に銃器が仕込んであります」
 可愛い振りしてあまーく近寄ってきて誘惑、そして落ちようと落ちまいと銃器で相手を蜂の巣にするのが趣味というか生きがいというか。
「あ、通常の得物は巨大な銃で、これを軽々と扱います」
 属性詰め込み過ぎでは??

「こほん。とにかく。このキラー・ロリータがサイバーザナドゥの都市最下層は『ダストエリア』の住民たちを暴力で支配してしまうことがわかりました」
 ダストエリアの一角にオブリビオンの群れを引き連れて現れ、殺戮をはじめ、恐怖と暴力でその一角を支配する、という流れだ。
「ダストエリアに踏み込まれてしまうと、住民がいっぱいいる関係もあってうまく動き回れません」
 ダストエリアという名前ではあるが、人が住んでいる。というより、人のヒエラルキーと住む場所の階層がある程度リンクしているサイバーザナドゥ。ダストエリアには一番多くの住民がいるといっても過言ではない。
「なので、こちらから打って出る作戦が良い……んですが、キラー・ロリータのいる場所がわからないんですねー。ゴメンナサイ」
 速攻でジャパニーズ・ドゲザを決めるサージェ。
 ただ、襲われるエリアは分かっているので、そのエリアの住民から敵の情報を逆探知してほしい。
「どうも偵察で何度かこのエリアに接触を図っているみたいなんです」
 なので痕跡は残っているはずだ。そこを探り当てて欲しい。

「今行けば、ちょうど夕飯時~夜の時間帯になるはずです」
 街中は仕事を終えて食事にいそしむ住民たちでいっぱいだ。そんな住民を相手に屋台もいっぱい並んでいる。話を聞く相手には困らない……のだが、教えてくれるかはまた別だ。違和感を与えない猟兵とはいえ、見知らぬ顔には違いない。そんなよそ者をちょっと警戒しているらしい。
「作戦としては、上手く取り入るか、説得(ぶつり)するかですかね」
 取り入るにしても、説得(ぶつり)をするにも、相手はメガコーポ相手に強かに生きている人々だ。猟兵たちに味方することが『自分たちにとって利がある』と思うか、あるいは『こっちの方が敵に回すとヤベェ』と思ってくれないと、大切なことは何も話してくれないだろう。
「あ、今回、仕事先のメガコーポは関係ありませんのでご注意を」
 奢りながら愚痴を聞いてあげる、というのは口を軽くするためには有効な手段かも?
「キラー・ロリータの拠点が分かれば、後は攻め入るだけです」
 もしかしたら配下とかガード機能とかがあるかもだが、それごとまとめて倒せば無問題。
「そんなわけでよろしくお願いします!」
 そういってサージェは猟兵たちをサイバーザナドゥの世界に送り出すのであった。


るちる
 まいどです。いつもありがとうございます、るちるです。
 るちる、サイバーザナドゥを試しに出してみる。えっと、サイ○ントメ○ウスで大丈夫でしょうか?

●全体
 3章構成の通常シナリオです。
 1章で情報収集。2章で配下との戦闘、3章でオブリビオンを倒す、という流れになります。
 禁止事項は住民を戦闘に巻き込むこととダストエリアを破壊すること。後、住民殺しは無しでお願いします。ハニトラはいいよ?(18禁的な描写はしません)

●1章
 日常『サイバネご飯』。
 屋台でご飯を食べながら、住民から情報収集です。敵の根城に繋がる情報を集めてください。
 ダストエリアの住民はメガコーポに搾取される労働層の人々ですが、従っていることで受けている恩恵もたくさんあります。そんな環境が影響しているのか、『自分が得をする』『自分だけが損をする』自体に対して非常に敏感です。そこらをくすぐるといいでしょう。『ご飯奢ってあげるよ』は切欠としては最適ですが、その後情報が出てくるかは話術によります。
 なお、現時点で敵側の目や耳は存在しませんので、道のど真ん中で話していても状況が不利になることはありません。

●2章
 集団戦『キラー・ドローン』との戦闘です。
 詳細は2章開始時の説明にて。戦闘以外に考える要素はありません。オブリビオンの群れっていってますが、ドローンです。

●3章
 ボス戦『キラー・ロリータ』との戦闘です。
 詳細は3章開始時の説明にて。一個だけ言っておくなら、誘惑の対象は男女どころか、無機物でも意志さえあれば対象となります。
 『(ワタシに)堕ちろ❤』
 堕とした後に殺すのが最高に気持ちいいって考えているタイプです。堕ちなくても殺しますけど。


 各章ともプレ受付開始前に冒頭説明or補足説明を追加します。ご参考にしてください。プレの受付についてはタグでお知らせします。毎度ですが、1日の執筆人数が多いと採用できない人が出るかも? プレ受付開始や状況なども含めて、タグでお知らせします。

 それでは皆さんの参加をお待ちしていまーす!
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第1章 日常 『サイバネご飯』

POW   :    材料がよく分からない串焼きを食する

SPD   :    二つで充分らしいヌードルを食する

WIZ   :    スシと呼ばれるスシのような何かを食する

👑5
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。



 ダスト、という言葉の意味は、ただのゴミではないのだろう。
 ゴミのように生きている限り、どうしてもそこに在って、さらには数が多い。中にはまだ使えるモノもある。
 この世界の『ダスト』でもある住民たちが、この都市最下層のダストエリアにはごまんといる。

 絶望に支配されているわけではない。あからさますぎる格差に怒りを抱くことはあっても、『身の程』を知っていれば辛くとも平穏な人生を全うできる。
 ……理不尽さえ襲ってこなければ。
 その理不尽が住民たちに迫っている。住民たちが最も避けたいと思う理不尽が。

 夕暮れ時のダストシティは、色々と調整できていないイルミネーションに染められている。賑やかとも言えるし、気持ち悪いほどの不協和音とも言えるが、これがここの日常だ。
 そのイルミネーションに染められた大通りには、仕事帰りの人々を目当てにした屋台がずらりと並ぶ。
 それに釣られるように人々が夕食を求めて屋台へ足を向ける。常連がある者もいれば、安けりゃいいって者もいる。
 スシは高級な部類に入る。まぁ屋台で出されているけどな。

 混沌としたダストエリアの住民や屋台の主から話を聞くには一筋縄ではいかないだろう。だが弱点は明確だ。
 『ここの住民は、自分が損することを嫌い、出し抜いてでも得をしたい』
 そこをくすぐれば、必ず突破口は見える。

※シナリオ補足※
 金銭的な用意はグリモア猟兵から換金を受けているものとしてオッケーです。言い値で変えましょう(それ換金成り立ってる?)
 一食程度のおごりおごられは日常でも発生するので効果が薄いです。豪気なところを見せて『この人についていけば……』的なところを見せるといいでしょう。
 知性はそんなに高くない人が多いようです。何か得るものがあれば交渉も通るでしょう。
 あとは暴力は全てを解決する。武装警官はいません。
黒木・摩那
やって来ました新世界、ここの名物は寿司だと聞きました。
いったいどんな味なんでしょう、楽しみです。

まずはオブリビオンの尻尾を掴まないといけませんね。
情報を集めましょう。

お寿司屋さんのカウンターでオブリビオンの組織の情報集めます。
損得に敏いということですから、いい情報がもらえれば、報酬は払います、ということで、カウンターの上に札束ドンと置いてお話しします。
舐めた態度を採るようならば、【功夫】寸止めして態度を改めてもらいます。




「やって来ました新世界」
 黒木・摩那(冥界の迷い子・f06233)はダストエリアの地に降り立って、周囲を見渡す。これまでの世界とはまた一味違う雰囲気の『サイバーザナドゥ』は来る者拒まず、去る者は追わず。ただ、馴染むには少し時間がかかりそうだ。
「ここの名物は寿司だと聞きました。いったいどんな味なんでしょう、楽しみです」
 もはや食レポのような雰囲気で、街通りを歩いていく摩那。ここらで一番人気(まずはコスパで選びました)の店を見つけ、早速中に入っていくのでした。

(まずはオブリビオンの尻尾を掴まないといけませんね)
 摩那はお寿司屋さんのカウンターでそう考える。もちろん注文は既に完了している。ここからは自分の寿司が届くまでの間に片付けること。

 すなわち、オブリビオン――今回で言うと、キラー・ロリータの組織と言うか、彼女の所在と言うか、その情報を集めるターン。
 摩那はお茶を飲んでから、隣のサラリーマンっぽい男に話しかける。
「ちょっと聞きたいことがあるのですが」
 直球勝負。もちろん聞くのはキラー・ロリータのことだ。次の瞬間、サラリーマンの体が強張る。
(おや……?)
 この様子は何か知っている。しかし、口を割る気は無い?
 しかし、ここまでは事前情報の通り。ならば、と摩那は速攻で次の手を打つ。
「いい情報がもらえれば、報酬は払います」
 言うが早いか、摩那がカウンターの上に札束ドン。店中の視線が摩那に集中する……!
(損得に敏いということでしたが……)
 敏いというか、それしか考えてないというか。
 ヤバい、人が摩那の前に殺到しようとしている……! まずその手に札を確保してから、話し出すという作戦のようだ!
「少し、静かに!」
 札束に手を伸ばそうとする人々に対して、摩那が震脚を一発。鍛え上げられた功夫による一撃が店の床を綺麗に破壊して、その衝撃が周囲に駆け抜ける。
「『……?!』」
 そして店の客は全員吹っ飛ぶ。
 ヤバい、これは逆らったら死ぬヤツだ。
 それを察した、その場に居た全員がそっとテンションをハイから通常運転……よりももう少し下かもしれない。とりあえず落ち着いた、というか、態度を改めた周りの人々。
「大切なことなのです。もしかするとこのエリアが理不尽に支配されるかも」
 摩那が心配していることを言葉にすれば、周りにもその緊張感が伝わる。
「真剣に、いい情報をくれた人に」
 摩那が視線を札束に向ける。それに釣られて皆の視線も札束に向く。そして葛藤するお客たち。結論:摩那が怖くて『嘘を言う』勇気はない。だってデメリットが大きすぎるんだもん。

 聞けば、ひとつ上の層から最近頻繁にここらの建物の調査が入っているらしい。メガコーポから依頼された仕事と言っていたそうだが、人の見た目が全然そんな雰囲気ではなく。どうやらさりげなく街の中をマッピングしているようだ。どこに何人住んでいるか、とかも合わせて。
 その調査隊がつけているバッチもとあるメガコーポのもので。住民たちとしては『本当に違うなら問題ない』が、もし事実なら『酷い目に合うのは確実』といった状況で手が出せないらしい。なので、ゆっくりとスルーしていた模様。

(上から……ということは経路が絞れますね)
 後で他の猟兵たちと共有すればいいだろう。
 約束通り、金をばら撒いてこの場を収めた摩那は改めてカウンターに座り直し、待ち望んでいた寿司を待つ。そして摩那の前に寿司が提供される!
「す……し……?」
 摩那が困惑した。いや、確かに形は寿司だ。でもなんていうか、その、寿司じゃなくてスシなんだなこれが。こう、新鮮な魚類特有の鮮やかとか煌びやかとかいう雰囲気じゃなくて、逆に毒素纏ってんじゃないかっていうくらいダークでダウナーな雰囲気を纏っている。
 これは……どうしたものか。
 摩那が周囲を見渡すが、住民たちにとって、スシとはこういうものらしい。抗えるチャンスはない。
(ええい……仕方ありませんね)
 意を決して、何も聞かずに口の中にスシを放り込む摩那。

 ――旨い……! けどなんか違う!!

 そんなことを感じながら、スシを堪能(?)する摩那さんでした。

大成功 🔵​🔵​🔵​

白嶺・踊子
誘惑して殺す…ご同業はこの世界にもいるのね。
でも無差別に殺すのはダメよ。

キラー・ロリータみたいな娘が好みな男を探した方が色々知ってそうよね。
同じようにロリータ系で露出度高めな服を着て、興味ありげな視線を向けてくる男に話しかけるわ。
「スシが好きなの?気が合いそうね。少し私とお話ししない?」
寵姫の美貌に加えてさりげなく胸の谷間や太股をチラ見せして誘惑し下卑た期待を煽りつつ
UC「寵姫の瞳」の【魅惑の視線】で魅了して情報を話させるわ。

話さないようなら…人気の無い路地裏に誘ってそっと抱きつく…振りをして股間蹴り上げてあげる。
「大人しく話す?それとも大事なところ蹴り潰されて機械に換装したいかしら?」




 不健康に明滅するイルミネーションに染められている『ダストエリア』の夕暮れ。地球という環境であるならば、よくある『仕事帰り』の風景だ。メガコーポに勤めているサラリーマンらしき人たちが今日も1日疲れたやら今日も1日頑張ったやらと溢れかえっている。

 その人の流れの中に。白嶺・踊子(誅殺雪姫・f36103)も歩いていた。日本人形のような美貌に抜群のプロポーションを誇る美少女……は伊達ではないらしい。踊子に気付いた男が皆振り向いて見送る。
 踊子としては慣れているのか、モデルという仕事柄か。視線にはあまり関与せず、視線は周囲を万遍なく。
(誘惑して殺す……ご同業はこの世界にもいるのね)
 見た目に似つかわしくない思考を巡らせながら、歩を進める。
 普段は明るく優しく礼儀正しい体育会系優等生という彼女の、裏の顔。それは古来から女性専用の暗殺術を相伝する女系一族の隠れ里出身で 美貌を武器に悪人達に近づき容赦なくお仕置きを下す咎人殺し。
 ならばこそ、先の思考も不思議ではなく、むしろ関心があるといってもいい。
 だがそれでも。
(でも無差別に殺すのはダメよ)
 いや、それゆえにキラー・ロリータたちの行動は看過できない。それを阻止するために踊子もまたサイバーザナドゥの地に降り立ったのだから。


(キラー・ロリータみたいな娘が好みな男を探した方が色々知ってそうよね)
 そんな視点から攻めることにした踊子は、ダストエリアでお着替え。
 キラー・ロリータと同じようなロリータ系で露出度高めな服を着て、夕暮れの、どちらかというと人が少なめの道を歩く。
 周囲の見る目が、先の『美少女を見る視線』から『興味の視線』へと変わっていくのを感じながら、踊子は釣り上げるべき対象を密かに選別していく。
 その視線の中から、一人を選んだ踊子は踵を返して急接近。ずっと興味ありげな視線を向けてきていた男に話しかける。
「スシが好きなの? 気が合いそうね」
「え? あ……」
 急に近づいて来た踊子にサラリーマンは反応できない。何より踊子の寵姫の美貌に目を奪われている。
「……」
 その視線を確信して、踊子はさりげなく。
 胸の谷間や太股をチラ見せして誘惑すれば、サラリーマンの息が荒くなっていく。
「少し私とお話ししない?」
 流し目……魅惑の視線でサラリーマンをおとす踊子。
 【寵姫の瞳】に抗う意志すらなく、踊子の問いかけにサラリーマンは答えていく。

 得られた情報は最近、上の階層から移り住んできた集団について。身なりがいいので全然ダストエリアの住民っぽくないし、落ちぶれてきたという雰囲気もない。単に移り住んできた……可能性も無さそうだ。周りとの交流がほぼ無い。
 何か、準備している……のかもしれない。その証拠に一箇所に固まって住んでおらず、ダストエリアの一角に点在している。

「そう。ありがとう」
 サラリーマンの耳元で囁き、おまけに、と『ふっ』と息を吹きかけて、男を腰砕けにしてから、その場を去る踊子。
 後で他の猟兵たちと共有すればより情報の精度が高まるだろう。

成功 🔵​🔵​🔴​

純・あやめ
いやぁ、猟兵やってて普通に聞き込みする事があるなんて…ちょっと感動だなー
『そう思うのなら、即座に暴力に訴える普段の仕事の仕方を反省しなさいよ』
やだなぁ、【カキツバタ】
わたしは真面目なお巡りさんだよー
『どーだか』

さて、適当な賭場の近くのお店でご飯を爆買いしてみようかな?
『いかにも大穴を当てましたって感じかしら?』
そーそー、それで近くにいる人たちに「ここはわたしの奢りだから食べてって」とアピールするの
『そこから聞き込み?食べるだけ食べて帰る人が多いんじゃない?』
あ、別に本人が喋らなくても、食べてる隙に「チートスキャン」で情報だけ読ませてもらえばオッケーでしょ
『…普通の聞き込みじゃないわねぇ』




 自然の光なんてそもそも、ほとんど届いてこない。都市最下層にある『ダストエリア』を染めるのは人工的なイルミネーション。いつまでが夜かもそこにいる人たちが決めるものだ。
 もはや夕暮れなのか夜なのか微妙な時間帯に純・あやめ(砂塵の衛士・f26963)は路上を歩く。

「いやぁ、猟兵やってて普通に聞き込みする事があるなんて……ちょっと感動だなー」
 さっそく武装警官となっているあやめが嬉しそうに警棒を自分の手にてしてしする。威嚇じゃないよ? この世界において、『古き良き時代』の制服を着た人というのは正義の人なのだ。
『そう思うのなら、即座に暴力に訴える普段の仕事の仕方を反省しなさいよ』
 その声は懐のチェスピース『黒のクイーン』から。悪魔【カキツバタ】――曰く、純家の開祖だという。
「やだなぁ、カキツバタ。わたしは真面目なお巡りさんだよー」
『どーだか』
 まぁなんていうか、これから買い物行くのかっていう母と娘の会話っぽいですよね(ほんわか)

 さておき。
 やることはやっておかないとお巡りさん的にも困ってしまう、たぶんおそらくめいびー。
「さて、適当な賭場の近くのお店でご飯を爆買いしてみようかな?」
 きょろきょろと周囲を見渡せば、それっぽい場所を感じ取るのも警官のお仕事のうち。程なく、アヤシイ路地を見つけて入り込めば正解を引き当てる。しばらくその路地で時間を潰して……そして再び大通りへ。
 近くの手ごろな屋台で片っ端から串焼きやらヌードルやらを買い込んでいく。
『いかにも大穴を当てましたって感じかしら?』
「そーそー、それで近くにいる人たちに『ここはわたしの奢りだから食べてって』とアピールするの」
 カキツバタの声に、囁くような声で応えるあやめ。そうじゃなくても、そんな爆買いしていたら視線が集中するのは必然である。というか、徐々に輪が狭くなってきている。
「ここはわたしの奢りだから食べてって」
「『……?!』」
 無造作に投げ出された食料とあやめを3回くらい見比べて、あやめの笑顔が変わらないことを確認した住民たちが食料の山にダイブする。
『そこから聞き込み? 食べるだけ食べて帰る人が多いんじゃない?』
 カキツバタの懸念もさもありなん。っていうか、全力で強奪して逃走しているサラリーマンもいるいる。すごくいる。
「あ、別に本人が喋らなくても、食べてる隙に【路傍の石にも那由多の情報】で情報だけ読ませてもらえばオッケーでしょ」
『……普通の聞き込みじゃないわねぇ』
 なんかそうじゃないかなって思ってた。そんな感じのカキツバタが『やれやれ』と【路傍の石にも那由多の情報】発動。あやめの周りに道端の石や瓦礫から変換されたホロディスプレイが浮かび上がる。
「ほうほう。ふむふむ」
『悪魔遣いが荒いわねぇ』
 そんな感じで、食料に群がる人々と、それすら見ずにホロディスプレイを見つめるあやめの不思議な構図がしばらく続いたそうな。

 得られた情報は以下の通り。
 ここ最近。朝の通勤時間帯に通行止めが発生しているらしい。どうやら工事を行うための事前調査……とのことだが、何の工事だか気になった人が調べても情報が出てこない。このサイバーザナドゥでハッカーが調べても痕跡すら出てこないのだから工事ではなさそうだ。噂が乱立している……その中に巧妙に隠された情報を繋ぎ合わせると。
「工事予定の場所が複数。同時多発テロ?」
『テロというか脅迫というか』
 あやめとカキツバタは思わず顔を見合わせるのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 集団戦 『キラー・ドローン』

POW   :    スローター・ドローン
【抹殺モード】に変身し、レベル×100km/hで飛翔しながら、戦場の敵全てに弱い【機銃掃射】を放ち続ける。
SPD   :    バトル・ドローンズ
レベル×1体の、【機体装甲】に1と刻印された戦闘用【重火器搭載型ドローン】を召喚する。合体させると数字が合計され強くなる。
WIZ   :    ファイア・アタッチメント
【飛来する専用強化パーツ】と合体し、攻撃力を増加する【大型ビーム砲】と、レベルm以内の敵を自動追尾する【ミサイル】が使用可能になる。

イラスト:御崎ゆずるは

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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●情報を共有する
 猟兵たちの活躍によって、住民たちは快く(?)情報を提供してくれた。
 その情報を纏めると……よくわからないことになった。
 単純につなげ合わせれば、キラー・ロリータの一派は同時多発テロ的な襲撃を行うために、朝の通勤時間帯に足止めをして、ダストエリアのいくつかの場所から襲撃を行い、そして上の階層から攻めてくる。
 全力で追い詰める作戦……ならこれで問題ないのだが。全部がハマるとたぶん支配する前に、住民がほとんど死ぬ。特に同時多発テロは。
 となると、何かがフェイク。あるいは偶然の産物。

 ならばどれが?
 そこでグリモア猟兵の予知を思い出す。

『ダストエリアの一角にオブリビオンの群れを引き連れて現れ』
『殺戮をはじめ、恐怖と暴力でその一角を支配する』
『ダストエリアに踏み込まれてしまうと……』

 ダストエリアに踏み込まれてしまうと……ということは今、キラー・ロリータたちはダストエリアにいない。
 つまり、『上の階層から移り住んできた集団』については今回は関係ない、本当に偶然。

 それを排除した2つを合わせれば……。
 キラー・ロリータたちは朝の通勤時間帯を狙って襲撃してくる。
 工事の事前調査に見せかけた足止めによって人の流れが滞ったところへオブリビオンの群れを放てば制圧は容易だろう。その上で、キラー・ロリータがその力を見せつけ、見せしめに殺戮する。暴力と恐怖による支配の始まりだ。

 だが、そこまで分かれば。

●夜が明けて、朝
 まだ人工太陽光が灯りもしない早朝。工事予定となっている複数の場所に立て看板が設置される。通行止め、あるいは迂回せよ。
 それによって人の流れを一定方向に定め、住民たちを一定のエリアに留めるのだ。
 だが、それを阻止すれば。後は上から降りてくるキラー・ロリータを倒すだけでいい。
 工事予定の現場に向かう猟兵たち。
 そこにいたのはキラー・ロリータに雇われた黒服たちと。
『……』
 空を徘徊する『キラー・ドローン』たち。
『!!!』
 どうやらよそ者である猟兵たちの存在に気づいたらしい。アラートをまき散らしつつ、猟兵たちに武器を向けるキラー・ドローン。
 これを排除することが、今回の依頼の第一段階になりそうだ……!

※シナリオ補足※
 戦闘となる場所は大通りだったり、広場だったりするので戦闘するのに窮屈なことはありません。工事も始まっていませんので足元が崩れるといったこともありません。
 戦闘に関して。
 周囲に一般人はおらず、地形を破壊しつつ敵を排除しても被害は建物だけです。なので後で何とかなります。
 黒服はサイバーザナドゥの一般人なので、キラー・ドローンが動き出したらそそくさと撤退します(放置してオッケー。何の情報も持っていない日雇い労働者です)。なお捕まえておいて、猟兵が壊したものを後で弁償させるという手段はあります。
純・あやめ
へー、空飛ぶ敵かー
『結構な数がいるわねぇ』
これはなんというか…ツキがなかったね、【カキツバタ】
『そうね。実に運が悪かったわね…こいつらが』
というわけで「緊急事態空域」で全部地面に叩き落とさせてもらおうかな
『飛べないドローンはただの玩具よねぇ』
暴れないうちにサクサクと動力なりAIなりを潰しちゃおう
『同士討ちも構わずに銃を乱射されたら危険だから油断は禁物よ?』
じゃあ「リフレクターコイン」で空へ跳んで上から潰そうか
『…こうやって上から踏みつけて敵を倒すゲームがあったわね』
わたし、あんなおじさんじゃないよー!
敵も踏んでないし!警棒で潰してるし!
『はいはい、冗談だから怒らない怒らない』




 鳴り響くアラートと迫りくる『キラー・ドローン』。

「へー、空飛ぶ敵かー」
 そんな様子を純・あやめ(砂塵の衛士・f26963)はちょっと距離を置いた位置から額に手を当てて眺めている。なんとなく余裕というか、のんびりというか。
『結構な数がいるわねぇ』
 懐から零れてくる声は悪魔【カキツバタ】のもの。こちらもあやめとよく似た雰囲気の声音。
 だが、キラー・ドローンたちが狙っているのは紛れもなく、あやめたちなので。

 ガシャンッ! ガコンッ!

 どこからともなく飛来した専用の強化パーツと合体したキラー・ドローンたちが一斉に自動追尾機能を備えたミサイルを発射する。あやめの視界いっぱいに広がるミサイル群。逃げ場は後方にしかなく、しかしそれも追尾機能で封じられている。
「これはなんというか……ツキがなかったね、【カキツバタ】」
 とんっとんっ、と軽快なステップで後退しながらあやめがカキツバタに話しかける。その声音には諦観すら漂うもので。
『そうね。実に運が悪かったわね……』
 カキツバタの声音もまたあやめと一緒で。たんっ、と音を立ててしっかりと立ったあやめが掌を前に掲げる。

「『こいつらが』」

 直後、空から降る強烈な風……否、ダウンバースト現象。それはあやめが召喚する『砂塵の【カランコエ】』と『幻惑の【ワルナスビ】』による合わせ技――【緊急事態空域】。辺り一帯がキラー・ドローンのみの平衡感覚を狂わせる砂塵で包まれる。
 結果、ミサイルごと地面に叩き落とされるキラー・ドローンたち。ミサイルの誘爆に巻き込まれて大半が損壊してスクラップになる。
 だが、まだ地面でガタガタ動いているキラー・ドローンたちもいる。
『飛べないドローンはただの玩具よねぇ』
「暴れないうちにサクサクと動力なりAIなりを潰しちゃおう」
 カキツバタの声に応じるように、あやめがたったったっと近づいて『二丁警棒』でキラー・ドローンを叩き潰していく。
 だがまだキラー・ドローンの攻撃機能は死んでいない。強化パーツの砲身、大型ビーム砲にエネルギーがチャージされていく。
『同士討ちも構わずに銃を乱射されたら危険だから油断は禁物よ?』
 砲身の様子を感じてか、カキツバタがそう言えば。
「じゃあ『リフレクターコイン』で空へ跳んで上から潰そうか」
 あやめが言葉を紡ぐ。その声に応じてあやめの周辺に飛び出るコインたち。反発力場を発生させるリフレクターコインたちが空への道をあやめに作る。それを足場に軽快に空へあがっていくあやめ。
 そして上からジャンプ。……ぐしゃっ、と派手な音を立ててキラー・ドローンが潰れていく。
『……こうやって上から踏みつけて敵を倒すゲームがあったわね』
「わたし、あんなおじさんじゃないよー! 敵も踏んでないし! 警棒で潰してるし!」
 遊びに来たの? っていうくらいの雰囲気のあやめとカキツバタ。しかもあやめさん、上から飛び降りているのに、器用に警棒で叩き潰しているらしい。
『はいはい、冗談だから怒らない怒らない』
 頬を膨らませる娘を宥めるような声でカキツバタさん。

 そんな感じで順調にキラー・ドローンを潰していくあやめとカキツバタでした。

大成功 🔵​🔵​🔵​

黒木・摩那
悪巧みもそこまでです!

まずは雇われ黒服を蹴散らしょう。
いると邪魔ですし。

さて、次はドローンです。
こちらは黒服と違って真面目な機械ですから、脅しは効かないですよね。
いちいちハッキングするわけにはいかないので、ここは物理で決着をつけましょうか。
新UCも試したいですしね。

ヨーヨー『エクリプス』で戦います。
スマートグラスでドローンの飛行ルートや飛来するパーツから、ミサイルまで目標を設定。
それからUC【七星八極】でヨーヨーの軌道を操作することでそれらを次々に撃墜していきます。
止めはドローンに【重量攻撃】も加えて、吹っ飛ばします。




 ダストダウンの一般人を巻き込まんと偽の工事予定で足止めを図るキラー・ロリータとその一派。
 その足がかりとなる工事予定現場に踏み込んだ黒木・摩那(冥界の迷い子・f06233)は一派を見つけて叫ぶ。

「悪巧みもそこまでです!」

 摩那の声に反応した『キラー・ドローン』たちが一斉にけたたましくアラームを響かせながら、どこからともなく呼び寄せた専用強化パーツと合体して戦闘態勢を整えていく。
 だがいかにそのシーケンスがスムーズであったとしても、合体している『時間』は存在する。威嚇の機銃掃射をくぐり抜けながら摩那が一気に一派へ肉薄。
「まずは雇われ黒服を蹴散らしょう。いると邪魔ですし」
 お菓子を食べるくらいのノリで踏み込みんで、肘鉄、掌底、回し蹴りと流れるように黒服を吹き飛ばして無力化する摩那。鍛え上げた功夫はいつだって頼りになる。
「さて、次はドローンです」
 と向き直ろうとしたところへ、キラー・ドローンたちが一斉にミサイル発射。全周囲を覆い尽くす勢いで弾頭が迫る。
「……っと」
 さすがにこれを食らうのはマズイ。サイキックグローブ『ラファル』をはめた手を掲げて、ミサイルの一部をハッキング。軌道を上に逸らせたその隙を縫って、ミサイルの包囲網を抜ける摩那。そのままドローンにもハッキングという名の威嚇を軽く仕掛けるが、セキュリティーでガードされる。
「こちらは黒服と違って真面目な機械ですから、脅しは効かないですよね」
 となると真正面からやり合うしかない。しかし、それを許してくれるようなセキュリティーでもないし、何より敵は殺る気満々である。
「いちいちハッキングするわけにはいかないので、ここは物理で決着をつけましょうか」
 そう言って右手に構えるのは超可変ヨーヨー『エクリプス』。よく手に馴染んだエクリプスを握りしめて、摩那は目を細める。
(新しいユーベルコードも試したいですしね)

「目標設定……軌道計算完了」

 スマートグラス『ガリレオ』を通じて周辺情報を整理。キラー・ドローンたちの位置やミサイルの射出角度なども取り込んで、飛来ルートとミサイルの軌道を計算。そしてそれらを目標として設定する。
 そこへ、動きの止まった摩那を狙ってミサイルが再度一斉発射される。
「追従モード開始。いきます」
 それに慌てず、摩那はエクリプスを、【七星八極】を放つ! それは空に輝く星の輝きを繋ぐがごとく、エクリプスの軌道を速度を落とさず操作する術。スマートグラス『ガリレオ』のサポートと念動力による合せ技である。
 瞬く間にミサイルの間をエクリプスが飛翔して、全ての弾頭を撃墜して潰していく。その爆風に巻き込まれて体勢を崩すキラー・ドローン。
「止めです!」
 摩那が叫び、エクリプスが上昇の軌道を取る。そのまま急降下、重量を加えた強烈な一撃でキラー・ドローンを吹っ飛ばす。再びエクリプスが上昇して近くにいたキラー・ドローンを下から突き上げる。
「このまま全部吹っ飛ばします」
 スマートグラスの奥から戦況を冷静に見極めて。
 摩那は周囲のキラー・ドローンを叩き落していくのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

白嶺・踊子
一般人相手に大量殺戮なんて、いかにも小悪党で安直で可愛くないわね。
無機物すら堕とすのはキラー・ロリータの専売特許じゃなくってよ?
キラー・ドローンだって私の魅力の虜にしてあげる。
UC「寵姫の瞳」でキラー・ドローン達に魅惑の視線を放つわ。
ふふっ、可愛い子たち…
私に危害を加える敵から、私を守って。
飛来した専用強化パーツでドローン同士で戦って
自分こそが私にふさわしい最強の機体だって証明して見せて?
最後に残った一体はご褒美に私が自らお仕置きしてあげる★
足元に跪きなさい。ヒールで踏みつぶしてあげるわ。

黒服さん達も魅了してあげるから逃げちゃダメよ。
一緒に戦闘を見て恐怖を味わってから、後で弁償よろしく、ね★




 情報とは戦場において時に武力を上回る力となる。オブリビオンたちに対して、先手を打った猟兵たちの姿がまさにそうである。
 踏み込んだ猟兵たちに対して、キラー・ドローンとそれに追随していた黒服たちは真逆の行動をする。
 その場を離れようとする黒服たちに対して、キラー・ドローンたちは猟兵――白嶺・踊子(誅殺雪姫・f36103)を狙って突撃してくる。
「黒服さん達も魅了してあげるから逃げちゃダメよ」
 飛来するキラー・ドローンたちの間を縫って、【寵姫の瞳】を向ける踊子。視線を受けた黒服たちが途端にその場で足を止めて、戦況を見守るように佇む。
「一緒に戦闘を見て恐怖を味わってから、後で弁償よろしく、ね★」
 そう告げて、踊子は改めて自分に迫りくるキラー・ドローンたちへ目を向けるのであった。


 キラー・ドローンたちが踊子に向けて機銃を掃射してくる。一般人に放たれれば大惨事を引き起こすであろう銃弾の雨を踊子はバックステップでかわしていく。
「一般人相手に大量殺戮なんて、いかにも小悪党で安直で可愛くないわね」
 そんな踊子の言葉に反応したのか、キラー・ドローンたちが専用の強化パーツを呼び寄せる。音を立てて合体していくキラー・ドローン。
「無機物すら堕とすのはキラー・ロリータの専売特許じゃなくってよ?」
 わずかに攻撃の手が止まったその隙へ、再び踊子が【寵姫の瞳】による魅惑の視線を放つ。その視線に捉われたキラー・ドローンたちが踊子の魅力の虜となる。
「ふふっ、可愛い子たち……私に危害を加える敵から、私を守って」
 あえて虜としたのは半分ほど。キラー・ドローン(友軍)たちが一斉に反転して、数瞬前まで一緒に行動していたキラー・ドローン(敵対)へ砲身を向ける。
「ドローン同士で戦って自分こそが私にふさわしい最強の機体だって証明して見せて?」
 踊子の言葉を皮切りに、大型ビーム砲を発射するキラー・ドローン(友軍)。その行動に対して、キラー・ドローン(敵対)たちは識別信号を処理しきれなかったようだ。ビームが陣営を貫き、その射線にいたキラー・ドローン(敵対)たちが爆発していく。それによってようやく行動が最適化されたキラー・ドローン(敵対)が一斉にミサイルを発射する。キラー・ドローン(友軍)に向けて放たれたミサイルは陣営の中で爆発を巻き起こすが、距離が近い。キラー・ドローン(敵対)たちもその爆風に巻き込まれて撃墜されていく。
 ビームとミサイルの応酬。それによって徐々に数を減らしていくキラー・ドローン。そしてお互いの陣営が最後と放ったビーム砲が両陣営を壊滅的に破壊する。
 踊子の足元に転がってくるキラー・ドローン。すでに飛び上がる力はなさそうだが、まだ兵器は生きている。そのキラー・ドローンに向かって踊子は脚を振り下ろす。
「ご褒美に私が自らお仕置きしてあげる★」
 『足元に跪きなさい』と言わんばかりに、ヒールで踏み潰す踊子。キラー・ドローンたちの排除に成功したのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

青原・理仁(サポート)
人間
年齢 17歳 男
黒い瞳 金髪
口調 男性的(俺、呼び捨て、だ、だぜ、だな、だよな?)

性格面:
やさぐれ、ぶっきらぼう
積極的な人助けはしないが、見捨てきれずに手を貸してしまう

戦闘:
武器は使わず、殴る・蹴る・投げるなど、技能「グラップル」「怪力」を生かしつつ徒手空拳で戦う
構え方は古武術風

雷属性への適性があり、魔力やら気やらを雷撃に変換し、放出したり徒手空拳の際に纏わせたりします




 猟兵たちの先制攻撃によって、『キラー・ドローン』たちは着実に数を減らして、というか、ほぼ殲滅状態である。だが、全滅しているわけではない。そして例え1機であろうとも、戦う力のない一般人、特にダストダウンの住民にとっては脅威となり、キラー・ロリータがこの一角を支配する切欠となりかねない。
 ゆえに後詰めとして戦場に馳せ参じていた青原・理仁(青天の雷霆・f03611)もまた動かざるを得ない。この場所から逃走しようとしているキラー・ドローンがいたからだ。
「はぁ、面倒事引き受けちまったぜ……」
 たまたまグリモアベースでグリモア猟兵に捕まってしまって頼み込まれて、断り切れなかったらしい。眼光鋭い彼に13歳爆乳少女が土下座して頼み込んでいる場は傍目から見たら事案だったかもしれない。
 その場から逃れるためとはいえ、引き受けてしまった理仁は溜息をつく。
 キラー・ドローンたちは抹殺モードに変形、速度を上げながらこの場にいる全ての生き物に対して機銃掃射を仕掛けてくる。範囲が広い分、威力は散漫なのだが、この攻撃範囲が広がっていけば看過するわけにはいかない。
 ダダダダダッ、と銃弾が跳ねる音が激しく真横を駆け抜けていく中、理仁は空へ向けて手を掲げる。
「食らいやがれ!」
 直後、理仁の体から全方位へ迸る雷撃。【ライトニングバースト】が理仁を中心に、戦場を駆け巡る。
 機械と雷撃の相性は最悪だ。いや、理仁からしてみれば最高といえる。逃げ場のない雷撃の放射を食らってキラー・ドローンたちが空中でショート。そのまま重力に引かれて落下してくる……そこへ。
「コイツはおまけだ!」
 雷撃を拳に纏わせた理仁の一撃がキラー・ドローンを捉える。強烈な威力がキラー・ドローンを吹き飛ばし、そのまま一緒に落ちてきていた他のキラー・ドローンに直撃。玉突き事故のように空で弾け飛び、大破するキラー・ドローンたち。
 雷撃の有効範囲を変化させるために、理仁が地を蹴って駆け出す。それによって安全地帯にいたキラー・ドローンたちもまた【ライトニングバースト】の雷撃の網に捕らえられる。
 初手と違い、加減が分かってきた理仁が放つ【ライトニングバースト】は落下すら許さず、空でキラー・ドローンを爆発させて塵と化す。
 理仁が戦場を駆け巡り……それを終えて足を止める。【ライトニングバースト】が反応しなくなった。それはすなわち、敵として指定したキラー・ドローンが全滅したということを示す。

 ダストダウンの一角を支配する作戦。その第一段階。
 『キラー・ドローン』を使った足止めを、キラー・ドローンの全滅と言う形で阻止した猟兵たちは次の戦いに備えるのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​




第3章 ボス戦 『キラー・ロリータ』

POW   :    ビーハイヴ・シューティング
自身の【装備している銃火器】ひとつを用いた行動・攻撃の威力を3分間3倍にする。終了後[装備している銃火器]は【過負荷】により破壊される。
SPD   :    キラー・ストーム
【装備中の銃火器】を巨大化し、自身からレベルm半径内の敵全員を攻撃する。敵味方の区別をしないなら3回攻撃できる。
WIZ   :    ロリータ・カモフラージュ
【庇護欲、または恐怖】の感情を与える事に成功した対象に、召喚した【銃火器】から、高命中力の【銃弾の雨】を飛ばす。

イラスト:マノ居

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。



 情報を制した猟兵たちは、『キラー・ロリータ』の作戦を先んじて潰すことに成功した。
 早朝の、工事の事前調査に見せかけて、ダストダウンの一般人を足止め、その上でオブリビオンの群れを放って制圧。さらにキラー・ロリータがその力を見せつけ、見せしめに殺戮する。
 そんな暴力と恐怖による支配の始まり――最初の足止めにかかる工事現場を制することに猟兵たちは成功したのだ。
 オブリビオンの群れであったキラー・ドローンは全滅。雑用にと雇われていた黒服たちも捕縛なり気絶なりで無力化されている。

 後は上から降りてくるキラー・ロリータを倒すだけでいい。

 一般人の通勤が始まり、騒がしくなった朝の光景の中。
 ダストダウンと上の階層を分ける建造物を突き破って、この殺戮劇(未遂)の首謀者、キラー・ロリータが現れた。


「あれぇぇ? ナンデ? ナンデ?」
 キラー・ロリータは首を傾げる。
 自分が上の階層から突き破ってまで狙った『真下』は、今頃ゴミのように人が溢れていて、そこで今手にある銃火器を振り回すだけで大量虐殺は完了し、恐怖でこの辺りを支配できたはずなのだ。
 しかし、着地した場所に人はまばらで、しかも数人が待ち構えるようにして取り囲んでいる。
「なぁぁんだ、作戦バレてたんだ?」
 ため息とともに立ち上がるキラー・ロリータ。
 だが次の瞬間、その目に狂気が灯る。
「ま、いっかぁ! 殺せるならナンデもいいよぉぉぉ!」
 殺すことに快感を覚えるタイプらしい。いや、とにかく殺したいのかもしれない。そのために、装備も全身もカスタマイズしているといって過言ではないのだ。
「きゃはははははっ! ああ、死んでシンデ死んでぇぇぇ!」
 待ってくれていた猟兵たちをまず殺す、と銃火器を掲げるキラー・ロリータ。
 ここで止めなければ、ダストダウンに大きな被害が出る。
 猟兵たちは改めて、戦闘態勢を整えるのであった。

※シナリオ補足※
 戦闘場所は障害物無しの広場のような場所です。2章の敵作戦を止めたことで、こちらからキラー・ロリータに対して先制攻撃を取れる状況にあります(うまく利用してください)

 戦いが始まりそうな予感がしばらく前から周辺に漂っていた関係で、近くにいた一般人はキラー・ロリータの狂った笑いを聞いた瞬間に脱兎のごとく逃げています。現在、巻き込まれない距離で遠巻きに見ている感じ。流れ弾はどうにかかわせそうなので気にしなくてオッケーです。
黒木・摩那
ドーモ、始めまして。猟兵の黒木摩那です。
この世界はアイサツが大事と聞いていたのですが、早速撃ち始めるとか、なんてシツレイなんでしょう。
もうセイバイするしかないですね!(初めからその気だったけど)

引き続きヨーヨー『エクリプス』で戦います。
武装過多なキラー・ロリータから武器を取り上げていきます。
ヨーヨーで武器を跳ね飛ばして【武器落し】からの【念動力】で回収していきます。
回収し尽くした頃合いを見て、ワイヤーを絡めて、UC【サイキックブラスト】で感電させます。

いい朝の目覚めになりそうですね。



●戦いはアイサツから始まる……?
「キャハハハッ! シネぇぇぇぇぇ!!!」
 甲高い笑い声をあげながら、『キラー・ロリータ』が右手にハンドキャノンを掲げる。愛らしいロリ―タ衣装と細腕とは相反して、巨大でスタイリッシュなフォトンカノン。見た目のギャップが凄まじい。
 だがこのギャップの塊こそが彼女の持ち味なのだろう。ロリータという名に反して大きな胸。エプロンドレスに散る赤い血。眼帯という非対称。
 サイバーザナドゥの住民なら、その虜にされてその隙にあっさりと銃弾の雨に撃ち抜かれるのだろうが。

「ドーモ、始めまして。猟兵の黒木摩那です」

 キラー・ロリータから狂気の視線を受けながらも黒木・摩那(冥界の迷い子・f06233)はオジギをした。全然ギャップが通じてない。さもありなんって感じである。
「あぁん?」
 そしてそれを無視してフォトンカノンをぶっぱするキラー・ロリータ。
「……っ!」
 もちろん摩那も無防備をさらしていたわけではない。さっくりとその砲撃を回避する。
「この世界はアイサツが大事と聞いていたのですが、早速撃ち始めるとか、なんてシツレイなんでしょう」
「それがアタシのミリキだぁよ☆」
 効いてなくてもギャップで押しきるつもりのキラー・ロリータ。それにアンブッシュは1回まで認められている、たぶん。
「もうセイバイするしかないですね!」
 こっちもこっちで初めからその気だった摩那さんでした。


 戦闘開始。キラー・ロリータがフォトンカノンを撃ちまくる。しかし、キラー・ロリータのギャップは摩那には通じてないし、フォトンカノンはおろか全身に仕込まれた銃火器による銃弾の雨を放ったところで摩那に恐怖を与えることは叶わない。
 なので至極冷静に処理されていく。
「武装過多ですね。その武器、取り上げさせていただきます」
 フォトンカノンの砲撃をくぐり抜けるような低姿勢で回避しながら、右手に超可変ヨーヨー『エクリプス』を握る摩那。狙いはキラー・ロリータのフォトンカノンを構える右手。フォトンカノンの大きさに対して、マウントしているキラー・ロリータの右腕はかなり頼りない。
 ジャッ、と音を立ててエクリプスが空中を疾走る。それはフォトンカノンの射線から外れるように一度空へ向けてまっすぐ駆け上がり。
「……そこです!」
 角度をつけながら急降下する。摩那の念動力で上下はおろか、左右の軌道も細かく制動されて正確に持ち手部分へ飛翔するエクリプス。
「……ッ?!」
 死角から抉られるように直撃。その衝撃にキラー・ロリータの右手がべきっと折れて、同時にフォトンカノンがその手から落ちる。
「そこをこうです」
 空いている左手をフォトンカノンに向けて突き出す摩那。もちろん距離がありすぎるので直接握ることは叶わないのだが、彼女の念動力がフォトンカノンを捉える。そのまま摩那が体の外へ向けて左手を振るえば、その軌道の通りにフォトンカノンがすっ飛んでいく。
「アアッ?! アタシの黒くて太」
「そこまでにしてもらえますか?!」
 キラー・ロリータの容赦ない(?)言葉を遮るように、摩那のエクリプスが彼女の周囲を舞う。ヨーヨー部分と摩那を繋ぐワイヤーでぐるぐるっと絡みつき、キラー・ロリータの動きを制すると同時に放たれる【サイキックブラスト】。摩那の両掌から放たれる高圧電流がワイヤーを伝ってキラー・ロリータに迸る。
「アバベバァッ?!」
 強烈な電流に感電して動きを止めるキラー・ロリータ。
「いい朝の目覚めになりそうですね」
 そう言いながら摩那が両手でワイヤーをぐんっと引っ張る。一本釣りの要領で引っこ抜いた摩那がキラー・ロリータを近くにあった建設中の鉄骨土台へ強烈に叩きつけるのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

純・あやめ
張りきってるところ悪いけどさ、一人も殺さずに退場してもらうよー
『罪状は殺人未遂とテロ等準備罪ね。裁判も省略して処罰するわよ』

準備時間はあったから、辺りに伏せておいた「リフレクターコイン」を一斉に展開して結界を作るよ
『下手に発泡すれば銃弾が乱反射して自分を撃つことになるわ』
わたしは結界の外の間合いから二丁警棒で攻撃!
『無理矢理に火力で結界をふっ飛ばされたらこちらが不利になるから、警戒は解いちゃダメよ?』
りょーかい!なら「投げ手錠」を結界内で乱反射させるように投擲するよ!
『手錠が飛んだ軌跡がそのまま手錠付きのロープによる捕獲罠になる作戦ね』
でもって、一気に「瀑布大返し」を決めちゃおう!




 建設中のビルに叩きつけられる『キラー・ロリータ』。ガラガラっと崩れる鉄骨の中に沈んでいったが、しかし全身傷だらけになりながらもキラー・ロリータは狂気の瞳を浮かべて立ち上がる。
「アアモウッ。自分の血も嫌いじゃないけどサァッ!!」
 頬から滴り落ちる血を舌で舐めとりながら、キラー・ロリータは周囲に視線を巡らせる。
 派手な音を立てたのと、ぼちぼち通勤が始まる時間帯だからだろうか。かなーり遠くから巻き込まれないように、という意志を見せつつも、興味本位でキラー・ロリータを見つめている視線が増えてくる。
 ニチャァ、とした笑みを浮かべて腕に仕込んであるレーザーガンを展開するキラー・ロリータ。しかし、その射線上に空から割り込んだのは純・あやめ(砂塵の衛士・f26963)であった。

「張りきってるところ悪いけどさ、一人も殺さずに退場してもらうよー」
『罪状は殺人未遂とテロ等準備罪ね。裁判も省略して処罰するわよ』

 あやめと悪魔【カキツバタ】の軽快な『逮捕しちゃうぞ☆』コール。いやまぁ、退場とか処罰とか言ってるけど。しかもカキツバタは黒のクイーンピースに入ったままだけど。
「……あー、アアアアアア、とりまシネ?」
 間髪を入れず、レーザーガンの照準をあやめに合わせるキラー・ロリータ。そして即発射。
 しかし、あやめもただ割り込んだわけではない。準備は十分。先の仲間の戦闘に与しなかった理由はここにある。
「いま!!」
 あやめの声に応じて一斉に起き上がる『リフレクターコイン』。それはキラー・ロリータの周辺に伏せられていたあやめの仕込みだ。ビルの残骸に埋もれている間にばっちり仕込んでおいた。
 キラー・ロリータを囲むように展開したリフレクターコインが結界を形成する。そしてコインの1枚に直撃したレーザーが乱反射してキラー・ロリータの足元に戻っていく。
『下手に発砲すれば銃弾が乱反射して自分を撃つことになるわ』
「……チッ」
 カキツバタの言葉にマジ舌打ちをするキラー・ロリータ。次の策を考えていたのか、キラー・ロリータの動きが一瞬止まる。
 その隙を逃すあやめではない。
「ここをこう!」
 素早く踏み込むあやめ。その動きに合わせてリフレクターコインも動く。結界の規模を縮小すれば、結界を維持しながらもあやめの二丁警棒の間合いにキラー・ロリータが収まる。
 そこを強烈に痛打するあやめ。反撃のレーザーはコインが妨害してやはりキラー・ロリータへと撃ち返される。
「完璧!」
『無理矢理に火力で結界をふっ飛ばされたらこちらが不利になるから、警戒は解いちゃダメよ?』
「りょーかい!」
 強烈な攻撃を叩き込んだ後、カキツバタのアドバイスに従って素早く距離を取るあやめ。
「なら『投げ手錠』で!」
『手錠が飛んだ軌跡がそのまま手錠付きのロープによる捕獲罠になる作戦ね』
 言うが早いか、スピリチュアル投げ手錠こと『ワッパ』を投擲する。それはリフレクターコインはおろかキラー・ロリータの体すらも透過しつつ、彼女の魂を直接捕縛する。

「無駄な抵抗は止めて大人しくしなさい!」

 あやめが叫ぶと同時にワッパに繋がっている縄を強引に引っ張る。背負い投げの要領でワッパを通じてキラー・ロリータの地面から引っこ抜くあやめ。

 ――水無月曲槍流・体術【瀑布大返し】

 あやめのワザを受けて、華麗に、かつ山なりに空を飛ぶキラー・ロリータ。そのまま遠心力と重力を利用して、あやめがキラー・ロリータを地面に叩きつける!
「やったか!?」
『それはフラグって言うのよ……?』
 態勢を整えつつ、言い放つあやめとツッコむカキツバタ。眼前にはキラー・ロリータが地面と衝突して盛大な土埃を舞い上げていたのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

政木・朱鞠(サポート)
ふーん、やっと、ボスのお出ましか…。
もし、貴方が恨みを晴らすためでなく悦に入るために人達を手にかけているのなら、不安撒き散らした貴方の咎はキッチリと清算してから骸の海に帰って貰うよ。

SPDで戦闘
代償のリスクは有るけど『降魔化身法』を使用してちょっと強化状態で攻撃を受けて、自分の一手の足掛かりにしようかな。
ボス側の弐の太刀までの隙が生まれればラッキーだけど…それに頼らずにこちらも全力で削り切るつもりで相対する覚悟で行かないとね。
得物は拷問具『荊野鎖』をチョイスして【鎧砕き】や【鎧無視攻撃】の技能を使いつつ【傷口をえぐる】【生命力吸収】の合わせで間を置かないダメージを与えたいね。

アドリブ連帯歓迎


木元・祭莉(サポート)
「よっし、おいらに任せといてー♪」

グラップラー×サウンドソルジャー、14歳の人狼少年です。
前衛肉弾派で、積極的に行動します。
まだまだ未熟なアホの子ですが、やる気だけは人一倍!

あまり悩まずさっと決断して、臨機応変に切り替えて、いつも楽しそうにテンション高く行動します。
本人マジメでも、結果コミカルになりがちです。

ユーベルコードは、地味に戦闘力底上げに使うことが多いです。
最後は、グラップルの正拳一撃で締めるのが理想形。

多少の怪我は耐性のおかげで気付かず、肉を切らせて骨を断つ、がモットー。
いつも笑顔で、後先考えず。でもちょっとビビリ。

あとはおまかせで。よろしくおねがいします!




「……チッ。ああ、モウ、イライラするなァァァァッ!!」
 何度も叩きつけられてボロボロになりながらも、土煙の中から立ち上がる『キラー・ロリータ』。大好きな殺人まで辿り着けず、邪魔をしてくる猟兵たちは面倒以外の何者でもない。
 だが、腕が折れようが、メインの巨大銃を奪われようが、キラー・ロリータはヒトゴロシを諦めない。

 そんなキラー・ロリータの前に空から舞い降りた影が2つ。

「やっと、ボスのお出ましか……」
「よっし、おいらに任せといてー♪」

 狐耳と狼耳の即興ペア、政木・朱鞠(狐龍の姫忍・f00521)と木元・祭莉(功夫が足りていたから・f16554)である。
「アア、また、またまたまたまたぁぁぁぁぁ!! もうアンタたちからシンデよォォォォォォ!」
 叫びながら残っている脚と腕のマシンガンを展開するキラー・ロリータ。そして腕のマシンガンは巨大化させ、脚のマシンガンには過剰な電流を流し込む。

 ――ここまでくれば誰でもいいからコロシタイ。

 そんな想いとともに銃弾をばらまくキラー・ロリータ。
「おっ、とー!」
 それを大きな動きで軽やかに回避していく祭莉。ケモミミで胸の大きなお姉さん(朱鞠のことだよ)が見ているので、かなり気合が入っている動きである。
 当の朱鞠が祭莉の動きを見て『戦闘には問題なし』と安堵して、自身も回避行動に移る。ジャンプを繰り返しながら回避しつつ、視線をキラー・ロリータに向ける朱鞠。

 『もし、貴方が恨みを晴らすためでなく悦に入るために人達を手にかけているのなら』

 それは朱鞠がオブリビオンと戦う時に、常に抱く感情。闇を誅する役目を担う姫忍ならばこその想いはキラー・ロリータの行動を見て、確りとした言葉を紡ぐ。
「不安撒き散らした貴方の咎はキッチリと清算してから骸の海に帰って貰うよ」
「いいから、シネってぇぇぇぇ!!」
 朱鞠の宣告に対して、キラー・ロリータは銃弾の雨で返答した。


 言葉はもはや通じていない。殺意に狂ったロリータは手持ちの銃器を感情のままに発射して、周囲を撃ち抜いていく。
「こーゆー時は、一気にどーん!!」
 そう言いながら、腰に巻いている赤の綾帯をぎゅっと握って祭莉が【風輪の疾走】発動! 瞬時に全身を燃え上がる白炎で覆い、『どこまででも、きっと!』という想いとともに、キラー・ロリータの懐へ一気に踏み込む。
「……ッ?!」
 常人ではおよそくぐり抜けることは不可能な弾幕をあっさり抜かれて、キラー・ロリータの反応が一瞬遅れる。
「おっきなお胸だけど、向こうの姉ちゃんの方がおっきいからごめんねっ!」
 朱鞠に聞こえないように、かつキラー・ロリータには聞こえるように。しかし自分で発した言葉すらかき消す勢いで、白炎を纏った拳がキラー・ロリータの鳩尾にめり込む。
「……ッ!!!!!」
 声にならない悲鳴をあげて体をくの字に折るキラー・ロリータ。その隙に祭莉の回し蹴りが腕のマシンガンを叩き折る!

「とってもナイス!」
 祭莉の攻撃でキラー・ロリータの動きが止まったことに対して、朱鞠が祭莉に向けてウインクとサムズアップ。ハートを撃ち抜いたかどうかはさておいて。
(この隙に……!)
 すっ、と目を細めた朱鞠が即座に【降魔化身法】を使用する。直後、朱鞠の体に宿る妖怪、悪鬼、幽鬼。しかし同時に朱鞠の口端から血が零れ出る。超強化の代償。
 だがこの状態なら……!
「……!」
 態勢を立て直すより先にトリガーを引いたのだろう。乱射気味に脚のマシンガンを放つキラー・ロリータに朱鞠が突っ込む。
「……アハ。やぁぁっとシンデくれるの?」
「んなわけないでしょ」
 朱鞠の接近を感知して銃口を朱鞠に固定するキラー・ロリータ。しかし、朱鞠は悪鬼の氣でその銃弾の全てを弾き返していく。
「……ッ」
 想定外。しかし祭莉で慣れたのか、次の一手を放とうとするキラー・ロリータに対して、朱鞠も躊躇いなく懐へ踏み込む。
(こちらも全力で削り切るつもりで相対する覚悟で行かないとね)
 至近距離で懐から引っ張り出すように一閃するのは拷問具『荊野鎖』。蔓薔薇のようにランダムにスパイクがついた鉄鎖はキラー・ロリータの肌をずたずたに抉り取っていく。
「ぎぃっ、あぁぁぁぁっっ!!」
 キラー・ロリータの明確な悲鳴。痛みを告げるソレを聞いて、朱鞠はすかさず手を返す。その動きに応じてキラー・ロリータに巻き付いていく荊野鎖。
「ちょっともらうね」
 スパイクがしっかり食い込んだことを確認してから。朱鞠が荊野鎖を一気に引き抜く。スパイクがキラー・ロリータを抉るとともに、その血を吸い、生命力を奪い取る。
「クッ、アアッ!!」
 全身をずたずたにされながら、しかしキラー・ロリータは至近距離にいる朱鞠をターゲットに奥の手――喉の奥に仕込んでいたマウス・マシンガンを放つ――。
「そうはさせないんだよね♪」
 よりも早く。キラー・ロリータが口を開けた直後、その背後から祭莉が飛び回し蹴りを放って、キラー・ロリータを吹っ飛ばす。
「逃がさないよー!」
 吹っ飛んだキラー・ロリータを追いかけて、祭莉が白炎を噴射して追撃。いまだ宙にあるキラー・ロリータの体を真下からさらに蹴り上げる!
「げぶっ?!」
 口から血を吐き出しながら空へ打ち上げられるキラー・ロリータ。それをさらに追いかけて飛翔する祭莉。
「これで……どうだーっ!」
 キラー・ロリータの体を追い抜いて、今度は真上からキラー・ロリータの腹の上に両足で飛び乗るようにロケット蹴り。そのまま急降下して、祭莉がキラー・ロリータを地面に叩きつける。
「10点満点!」
「おー」
 綺麗な着地のポーズを取った祭莉に、朱鞠が思わず拍手を送るのであった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

カルマ・ヴィローシャナ(サポート)
ハロー! 私はカルマちゃんだよー
メガコーポの悪だくみを日夜配信してるんだ♪
チャンネル登録、ヨロシクにゃん☆彡

撮れ高を意識しつつ暗黒メガコーポの野望を砕く為
派手に動きます

ドローンのジェネシスXQで撮影しつつ
状況に応じて
技能は全てから最適な物を
ユーベルコードは使用出来る物全てを使用します

基本戦術はジェネシスXQの制圧射撃で相手の動きを抑え
カルマドミネーションを四肢に装着し功夫で攻撃します
連携時は仲間の援護を優先しカルマドミネーションを広域展開
ビットの様に制御した斬撃波で攻撃し仲間の為に隙を作ります

エロ・セクハラシナリオには決して参加せず
公序良俗に反する行動は絶対に行わず
他の猟兵に迷惑はかけません




 ダストダウンの一角を恐怖で支配する『キラー・ロリータ』の計画。その前段である足止め計画もキラー・ロリータ自身の襲撃も猟兵たちの行動によって、いまだ一人の犠牲者を出すことなく阻止されている。
 メインのフォトンカノンも手足に仕込んであったマシンガンやレーザーガンも、奥の手であるマウス・マシンガンも完全に無力化されている。
 それでもオブリビオンであるキラー・ロリータの殺人衝動は消えない。いまだ消えていない。
 見た目のロリータ衣装もズタボロになって、白い肌には数え切れないほどの傷。もはや彼女が纏っていた白は完全な赤に変わってもなお、虚ろな瞳は獲物を探して周囲を彷徨う。

 だから。
 彼女は舞い降りる。

「ハロー!」

 その声は明瞭に空から降ってきた。そして声の主もまた真上から。
「……?!」
 まともに動かない体では回避できず、地面に着地した衝撃で吹っ飛ばされるキラー・ロリータ。
 声の主は着地と同時にキラー・ロリータを指さして告げる。
「私はカルマちゃんだよー。メガコーポの悪だくみを日夜配信してるんだ♪」
 そしてここで決めポーズ!
「チャンネル登録、ヨロシクにゃん☆彡」
 おそらく誰もが一回は見たであろう、有名人。ライブストリーマー、カルマ・ヴィローシャナ(波羅破螺都計・f36625)が乱入してきたのである。


 ポーズを決めたカルマの側にふよよっと現れる多機能ドローン『ジェネシスXQ』。配信準備オッケーです。カメラ角度も最高です。あと必要なのは撮れ高。これ重要。
「暗黒メガコーポの野望……じゃなさそうだけど、悪い事してそうだから派手にいくにゃん♪」
 カルマが言うなり、ジェネシスXQのカメラがキラー・ロリータに向く……と同時にカメラの下からじゃごんっと銃口が現れる。
「ごーごー!」
 ダダダダダッ、と銃口から弾が吐き出され、キラー・ロリータの足元を制圧射撃。
「……ウッ」
 ダメージの大きい体ではその弾幕に飛び込んでいくことが出来ず、思わず踏みとどまるキラー・ロリータ……に文字通り飛び掛かるカルマ。
「てぇいっ!!」
 両手に展開された『カルマドミネーション』が光粒子を集めて煌めく。キラー・ロリータとすれ違いざま、叩きつけられるカルマの掌底。
「……!」
 まともに喰らったキラー・ロリータの悲鳴は声にならず、ただ喉から息が漏れる音がする。吹っ飛ぶキラー・ロリータはもはや瀕死の状態で。
「んー……これは撮れ高ないかもー」
 思わずカルマが呟いてしまうほどに一方的な展開。びしばし攻撃が決まっていくわけだが。
「……クフ、フアハハハハーッ!!」
 突然キレたようにキラー・ロリータが笑いだす。
「しねシネ氏ねェェェェっ!!!」
 がしっ、と掴んだのは自分の胸元。衣服ではなく『肌』を破り取ってその下にある機械化義体(サイバーザナドゥ)を顕わにするキラー・ロリータ。
「……! ヤバッ!!」
 サイバーザナドゥの住民だからこそわかる、その行為。キラー・ロリータが取ろうとしている行為はオーバーロードによる自爆。正確には自分に仕込んであった銃火器の名残を暴発させようとしているのだ。
「ミンナ、まとめて、全部、シンデしま……」
「させるかーっ!!」
 キラー・ロリータが暴発するよりも早く。
 カルマが【カゲブンシン・フェノメノン】を解き放つ。召喚された実体を有するカルマの分身が10体。もしダメージを受ければ10倍になるリスキーな技(テク)だが、今は一気に押し切る方が先決。それに見栄えが良い。
 四方からカルマドミネーションの光を迸らせつつ、連続連携攻撃を叩き込んでいくカルマ。
「ちぇすとーっ!!」
 最後は本体による真正面からの、強烈な踏み込み&掌底突き!
「……ガッ、ガガッ」
 キラー・ロリータの口から機械が壊れる音がする。カルマの一撃がキラー・ロリータの心臓部を外から破壊したためだ。
「ふぅ、危なかったー」
 そう言いながら、脚に纏わせたカルマドミネーションで半円状に光の奇跡を残して。最後のトドメと言わんばかりに後ろ回し蹴りがキラー・ロリータの体を空へと蹴り上げる。
 瞬間の後、派手な花火がダストダウンにまき散らされる。
「最後はイイ感じに撮れたかにゃん?」
 ぱんぱんっと服の埃を払ってから、ジェネシスXQにカメラ目線を送るカルマ。ジェネシスXQは爆散したキラー・ロリータを余すことなく撮りきってから、カメラをカルマに向ける。
「皆、チャンネル登録、ヨロシクにゃん☆彡」
 最後にもう一度。ポーズ決めつつ視聴者にそう告げて。

 嵐のように現れたカルマ・ヴィローシャナは暗黒メガコーポの野望を砕く為に、再びサイバーザナドゥの闇へと身を躍らせていったのである。


 こうして、猟兵たちの活躍で『キラー・ロリータ』とその一派によるダストダウン支配は阻止された。
 猟兵たちとの戦いで壊れた街並みの修理費は、キラー・ロリータの配下となっていた黒服たちに押し付けられて、ダストダウンには再び日常が戻った。
 激しい戦いがあったことを住民の皆は知ら……ないはずだったんだけど、カルマの生配信でバッチリ広まりましたとさ。

成功 🔵​🔵​🔴​



最終結果:成功

完成日:2022年03月22日


挿絵イラスト