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銀河帝国攻略戦⑰~死してなお救われぬ人を救え

#スペースシップワールド #戦争 #銀河帝国攻略戦

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●禁断の兵器。
 月原・雪花(月兎・f06136)はあからさまに不機嫌だ。まるで取っておいたご馳走プリンを勝手に食べられたかのように。もしくはそれ以上に予知で見てしまったモノに憤りを隠そうともせずに集まった猟兵達に視線を送るとグリモアを展開する。

「……胸糞悪い兵器があった。皆にはこれを壊して」

 グリモアから空間投影されたものは苦痛に喘ぐ人間の顔のような形をした金属の塊だ。これは精神破壊兵器『アゴニーフェイス』と呼ばれる精神に作用する兵器だ。
 非常に性質の悪いことに、これはサイキッカーの脳を専用カートリッジとして使い、強烈なテレパシーの悲鳴を放ち射線上の艦隊にいる人の精神を破壊する力を持つ。幸いにして専用カートリッジは数は多くないが、これを解放軍が受ければ多くの艦隊が死体のみが残る無人艦となってしまう。伝説の解放軍でさえ苦しめた悪夢の兵器が再び解放軍の前に現れたのだ。

「アゴニーフェイスには最低限の護衛と残敵掃討のための戦力以外は無いから強襲自体は楽。だけど……このアゴニーフェイスを襲ったら帝国軍は猟兵達……つまり僕たちにアゴニーフェイスを放つだろうね。予知で見た限り、一応大丈夫だけど――強制的に真の姿になるよ」

 真の姿を強制的に引き出されると聴いて一部の猟兵達は顔が引き攣る。今までそこまで陥った事が無い猟兵達だ。つまり今回の相手はそこまでの相手だという事。

「アゴニーフェイスの効果は壊すか、この戦場を離れるまで続くよ。それまでずっと真の姿だからこれを利用して『アゴニーフェイス』艦隊を倒そう。勿論、さっさと破壊して普通の姿に戻って残った艦隊を倒してもいい。艦隊と言っても戦艦とかはないから」

 アゴニーフェイス以外の戦力は本当に最低限な様だ。今までアゴニーフェイスだけで事足りていたという証拠でもある。

「皆にも酷な戦いだけど……死んで脳だけになっても、帝国に利用される可哀相なサイキッカーたちも救ってあげて……お願い」


暁月
●このシナリオは、「戦争シナリオ」です。
 1フラグメントで完結し、「銀河帝国攻略戦」の戦況に影響を及ぼす、特殊なシナリオとなります。

 はい、暁月です。今回は非常に胸糞な兵器が相手ですね。真の姿で大暴れしたい人が居たら是非!因みにOPに合った通り強制的に真の姿になるので抗おうとしても無理なのであしからず。あ、まともに戦う敵に関しては一山幾らのクローン重騎兵なので真の姿相手だとよく吹っ飛びます。宇宙の塵にしてあげましょう。
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第1章 集団戦 『クローン重騎兵』

POW   :    インペリアル・フルバースト
【全武装の一斉発射】を放ち、自身からレベルm半径内の指定した全ての対象を攻撃する。
SPD   :    コズミックスナイプ
【味方との相互情報支援】により、レベルの二乗mまでの視認している対象を、【狙撃用ビームライフル】で攻撃する。
WIZ   :    サイキッカー拘束用ワイヤー
【アームドフォートから射出した特殊ワイヤー】が命中した対象を捕縛し、ユーベルコードを封じる。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

シュトフテア・ラルカ
サイキッカーの脳を利用した精神破壊兵器…。
精神ジャミングといい胸糞悪いのをよくもまあ作るものなのです。

・真の姿
半透明の3m程のぬいぐるみのような熊の中で球体状の膜につつまれ揺蕩っている状態。
武装は半透明のエネルギー体として熊の手に再現される。

…真の姿は初めてなったですが、これはまた。
文字通りぬいぐるみですか。…まあよいです、強化されてるならそのまま叩いてやるのです。
UCを発動、まずは分裂した銃器をその手の二丁とともに一斉に叩き込むです。
その後は【念動力】でそれぞれ操り【援護射撃】に回すです。
【スナイパー】に徹して味方の援護を主として行い、最後にまた一斉射撃です。
※絡みアドリブ歓迎


渡名城・阿江
※アドリブ連携大歓迎
※戦力過剰であれば引き下がります
(真の姿は悪鬼の如く
髪が足元まで伸び
羅刹紋が目の下まで現れ目の色が反転、紫目に白い瞳へ
更に背中から黒い骨の腕が四本生え、獲物を求めて手を伸ばす)

時間が惜しいし正面から行こっか
ちょっとだけ怖くなるだけだし、僕は僕だよ
本命は兵器だけどその他諸々は【ブレイズフレイム】で
燃やしたら一気に距離を詰めて斬って、手早く減らそうね
抵抗しない大物を斬るのも面白いものだね、何にも気にせず思いっきりやれるから、ね
まだ炎が残る妖刀で『鎧砕き』の要領で斬りつけたら、更に増えた腕で力任せに押し当てて押し斬るよ
…あの悲鳴を聞いた後だとスッキリとはしないけど、せめて安らかに


坂上・貞信
アドリブ、絡み歓迎です、と。

いやはや真の姿、ね。晒したいものではない。
それが僕ならまだ良かったのだけれど。

『我が愛しき部下よ来たれ』

真の姿を晒すのは僕でなく僕の愚かで愛しき死霊兵達だ。
恐らくは設定上の、生前の……全滅寸前のくせに、
士気未だ冷めやらぬみたいな姿を取り戻す。

無能な僕の所為で死したのだろうに、恨み言一つ言いやしない。
愚かな事だよ、本当に。

ああ、良いだろう。オーダーは一つ、殲滅だ。
『一斉発射』で早々に片付けるぞ。
魂無きクローン兵などつけあがらせるな。

……と。状況次第だけど、
アゴニーフェイスは早々に破壊してあげたいな。
死してなお戦うなんて僕らだけでいい。

お疲れ、ゆっくり眠ると良い。


アンナ・フランツウェイ
真の姿…黒い両翼を持った堕天使へ変化。脳裏に響く呪詛の声と共鳴して湧き上がる憎悪に従い、目の前の敵を討ち取りにいく。

断罪式・白詰花で銀河帝国に殺害された者達とサイキッカー達の呪詛を身にまとう。
「あなた達の敵を討つ機会を与えよう。力を貸して!」

兵士相手には血液で出来た刃を撃ち牽制しつつ、高速移動で接近。剣を突き刺し、傷口をえぐるで追撃してトドメを刺していく。逃げようとする奴が居たら後ろから刺してやる。こんな兵器を作る奴らに人道なんているか!
「サイキッカー達の無念、思い知らせてやる!」

アゴニーフェイスが破壊されたら、正気に戻りながらサイキッカー達に祈りを捧げる。あなた達にはせめて安らかな眠りを。


ガルディエ・ワールレイド
アゴニーフェイスか……最低な代物だな
黒騎士とやらと俺では騎士の流儀が違うようだ
とは言え、今回は俺も騎士の流儀とは言ってられそうにねぇか……

◆真の姿
真の姿に変わるタイミングで【黒風鎧装】を使用するぜ
赤い雷を纏う巨大な西洋風の黒いドラゴンと成る

◆行動
巨大な翼で宇宙空間を飛翔
【オーラ防御】を展開し、近接戦では爪を【怪力】【2回攻撃】【なぎ払い】で振るう

【インペリアル・フルバースト】に対しては【全力魔法】【属性攻撃】【衝撃波】を融合した赤い雷のドラゴンブレスで応戦

アゴニーフェイス搭載艦には、接近して爪を突き立て零距離から【捨て身の一撃】のドラゴンブレスを放つぜ
「仕舞にしてやるよ。せめて安らかに眠りな」



●アゴニーフェイスの脅威、そして猟兵達の脅威
「サイキッカーの脳を利用した精神破壊兵器……。精神ジャミングといい胸糞悪いのをよくもまあ作るものなのです」
「アゴニーフェイスか……最低な代物だな」

 人の顔の形をした不気味な金属の塊――精神破壊兵器『アゴニーフェイス』を見やりながら機嫌の悪さを隠そうともしないのはシュトフテア・ラルカ(伽藍洞の機械人形・f02512)とガルディエ・ワールレイド(黒竜の騎士・f11085)だ。特に騎士として理想の騎士を追っているガルディエにとって帝国の騎士とは永遠に相いれないものだと痛感させる。

 アゴニーフェイス艦隊は隠蔽はされていたものの、グリモア猟兵達の手によって場所を感知されておりそう時間もかからずに発見することが出来た。あんな人の脳を使い潰すような兵器は許しておけない。猟兵達は互いに視線を交えると、頷きあい一斉にアゴニーフェイスへと攻撃を仕掛ける。魔法や弾丸、斬撃や打撃などがアゴニーフェイスに一斉に繰り出される。
 不意打ちとは言え、相手は巨大な戦艦。一撃で落とす事は出来ず、ここにきてようやく猟兵達の強襲に気づいたアゴニーフェイス艦隊がその最悪の兵器を猟兵達へと向ける。

―――ウウウウウウウウゥゥゥアァァォオオァァァアアィィィァアアャャアアャァヤァヤ!!――

 音が無いはずの宇宙空間に耳を塞ぎたくなる程の声が響く。否、これは声ではない。説明に合った通りテレパシーで直接脳に送り込まれたサイキッカーの悲鳴だ。
 これをただの人が喰らえばよくて発狂、最悪は精神が死ぬほどの絶望の悲鳴。この弾丸となったサイキッカーはどれだけの責め苦と地獄を受けたのだろうか。それは想像もつかないが、その威力は猟兵達でさえも危機感を感じさせるには十分だった。
 その危機感は劇的に肉体の変化という形で猟兵達に現れた。真の姿となって。

 猟兵の生存本能が強制的に真の姿を発現し、シュトフテアは半透明の3m程のぬいぐるみのような熊の中で球体状の膜につつまれ揺蕩っている状態となり、渡名城・阿江(紺獄夜行・f07921)は髪が足元に届くほど伸び、羅刹紋が目の下まで侵食し、目の色が反転、紫目に白い瞳へと変わり美しき鬼人は背から黒い骨を獲物に向けて伸ばす。
 坂上・貞信(バーチャル無能軍人・f00110)は一風変わった真の姿だ。姿が変わるのは彼自身ではなく、彼と共にある死霊兵、かつて部下達は死霊から生前の姿へと姿を取り戻す。
 アンナ・フランツウェイ(断罪の御手・f03717)は清純を思わせる純白の翼を闇を思わせる漆黒の翼へと変え、脳に直接送り込まれた呪詛に比例するように増し続ける憎悪をアゴニーフェイス艦隊へと向ける。
 ガルディエは真の姿へと変わる瞬間に【黒風鎧装】にて更に真の姿を強化する。そして現れたのは全身に赤い稲妻を纏った漆黒のドラゴン。ガルディエが雄たけびをあげれば、宇宙空間では有り得ぬ空間の振動が起こり周りにドラゴンの怒りを伝える。

 この雄叫びに驚いたのはアゴニーフェイス艦隊とそれを守るクローン重騎兵達だ。今までアゴニーフェイスの精神攻撃を受けて生きていられた者はいない。かつて伝説の解放軍でさえも多大な被害をもたらした禁断の兵器。
 猟兵達でさえも一網打尽、全ては帝国の名のもとに無残な死骸を晒すだろうと思っていた。だがこれはどういう事か。アゴニーフェイスを受けた猟兵達はその全てが異形の身体となった。死んだ様子もなく殺意と敵意を露わにしている。
 混乱の中、先に動いたのは猟兵達だ。
 シュトフテアが【殲滅コードNo.8『数撃ちゃ当たる』】によって生み出した銃器をぬいぐるみの両手に携え、残りは自分の周りに漂わせる。
 坂上は【我が愛しき部下よ来たれ】で呼び出した生前と変わらぬ姿になった部下たちが、坂上の指示を待つように士気も高く一列に並ぶ。坂上はそれを見ると満足そうに頷き指示を出す。

「ああ、良いだろう。オーダーは一つ、殲滅だ。『一斉発射』で早々に片付けるぞ。魂無きクローン兵などつけあがらせるな」
「「「「了解っ!!」」」」」」
「一斉射撃、撃て!!」

 シュトフテアと坂上の部下達が一斉に弾丸を放てば、次々とクローン重騎兵の身体を削り取るように穿っていく。真の姿により力を増した弾丸の前には強固な装甲も無意味。レーザーでも徹甲弾でもないただの弾丸が容易く装甲服を貫く。
 それに続くのが渡名城、アンナ、ガルディエだ。
 
 渡名城は自身を傷つけ、そこから生まれた地獄の炎を妖刀に纏わせ、直接焼きつつ『鎧砕き』で次々とクローン重騎兵たちを薙ぎ払い、焼き尽くしていく。クローン重騎兵たちもただではやられないのか全武装の一斉射撃を放つものの、渡名城は既にそこにおらず、遅れてクローン重騎兵たちが炎に飲まれる。

「ぐあああ!!熱い!熱い熱い!助け、助けて」
「そうやってお前たちは助けたのか?お前らに道具として使い潰されたサイキッカー達よりはまだマシだろう。燃え尽きろ」

 冷淡に淡々と死を告げる渡名城がそこにいた。そしてクローン重騎兵達に絶叫をあげさせている少女がまた一人。

 アンナは断罪式・白詰花で銀河帝国に殺害された者達とサイキッカー達の呪詛を身にまとう。

「あなた達の敵を討つ機会を与えよう。力を貸して!」

 帝国はどれだけの呪詛を溜め込んでいたのだろうか。次々とアンナの元に呪詛が集まり、帝国に恨みを晴らすべきく積極的に力を貸し与える。
 弾丸から逃れたクローン重騎兵達に向け、血で出来た刃を牽制で放ちつつ高速移動で接近。牽制の刃だがそれでもクローン重騎兵達の装甲服を容易く切り裂き、アンナは用意に肉薄し、レイピアを突き刺して傷口を抉りこみ、より深くより痛く、より苦しむように抉り続けてから止めを刺す。
 クローンとは言え恐怖を感じたのだろう。ブースターで勢いよく逃げ出すもアンナはそれを逃すつもりはなく背中から突き刺して逃走を阻止する。

「サイキッカー達の無念、思い知らせてやる!」

 人を人とも思わぬ兵器を使い続ける帝国に人道など要らない。アンナの怒りの前にはクローン重騎兵の狙撃用ビームライフルも効果は薄い。撃つ機会があったとしても高速移動で避けられ、時には近くにいたクローン重騎兵を盾にしたまま接近、2人そろって串刺しとなった。真の姿で思うがままに暴れるアンナは身に纏った呪詛達の怨嗟を晴らすべく、血に濡れた剣を振い続ける。

 そしてここにも帝国に暴虐の限りを尽くす者がいた。紅い稲妻を纏ったドラゴンへと転じたガルディエだ。
 巨大な翼で宇宙空間を飛翔し、銃器を向けるクローン重騎兵へ向けて巨大な爪を振るう。巨大な質量はそれだけで武器だ。頑丈なはずの装甲服を容易く爪で切り裂き、大きく振って多くのクローン重騎兵を薙ぎ払っていく。まるで羽虫を落とすように次々とガルディエの爪で落とされるクローン重騎兵達。勿論、反撃を試みるも全身に張り巡らせたオーラ防御がダメージを抑えこんでいく。
 しかし痛い物は痛い。クローン重騎兵に加減など要らない今、ガルディエは大きく口を開け、全力魔法で口へと力を巡らせる。
 ガルディエは十二分に力を溜め込めば、一気にそれを――ドラゴンブレスを解き放つ。
 赤い雷を纏い衝撃波を伴うドラゴンブレスが、破壊の奔流となってクローン重騎兵を滅ぼしていく。そしてそれはアルゴーフェイスをも貫き、リアクターも破壊したのか臨界、爆発四散させていく。

 一機沈めた程度ではまだ放ち続けられるサイキッカー達の悲鳴はやむことはない。全てを沈めない限り、サイキッカー達は苦しみ続ける事になるのだ。
 猟兵達は彼らを解放すべく、悪しき兵器を破壊するためにクローン重騎兵達を引きつぶしながら真の姿で思う存分力を振い続けるのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

弥久・銀花
私の新の姿、それは『金色の人狼』です

髪の色が金色になります
体中を薄い金色のオーラが覆って何だか強そうな感じです
義眼などを使用してた場合はそちらも覆う形になって機能も十全に使えます

あ、何だか筋肉のリミッターとか外れたり反応速度とか感が鋭くなります

精神も凄く安定しますね、それまでの状態がどうであれ急に冷静になります

現状の肉体性能を限界まで引き出すって感覚です



【WIZ】
(アドリブ、負傷OKです、決して縛られたい訳ではありません)

ユーベルコードの可能性の風を使用して、更にオーラを纏い、理論値まで駆使できる肉体性能と、鋭敏になった超感覚で敵を迎え撃ちます。

遠距離では刀の鞘で、近距離では刀で戦います。


郁芽・瑞莉
サイキッカーの方々の脳を弾丸なんて、極悪非道の極み。
犠牲になられた方々の為にも、必ず破壊します!

アゴニーフェイス炸裂後はアイコンにおける真の姿へと変化。
「この姿、この姿はまさに神の子、
 神霊の器として、あまりに強力でしたので……。
 普段は極力使わない様にと戒めていますが。
 慈悲は無用、必ずや討ち滅ぼします!」

敵の攻撃には【残像】や銃口を見ての【見切り】、
【ダッシュ】で移動速度に緩急を付け回避。
直撃弾は符や苦無を【投擲】して【武器受け】。

懐に飛び込んで、【カウンター】として、
巫覡載霊の舞を使用して【なぎ払い】ます。

アゴニーフェイス破壊には冥福の祈りを捧げた後、
残存艦隊も通常の姿で倒していきます!



●宇宙を駆ける金色の大狼と、戦の神。
 猟兵達の強襲により、アゴニーフェイスは無礼者の精神を死に至らしめるべく、アゴニーフェイスにのる搭乗員が弥久・銀花(隻眼の人狼少女剣士・f00983)と郁芽・瑞莉(陽炎の戦巫女・f00305)に向け引き金を引く。

―――ウウウウウウウウウウウウウイイイイイイィィィァアアャャアアャァヤァヤアアアアアア゛ア゛ア゛ァ゛!!――

 絶望的な悲鳴を帯びたテレパシーが直接猟兵達の頭に叩き込まれ、本人の意志とは関係なく、強制的に真の姿を引き出される。
 弥久は銀髪が金色に輝き、全身を包み込むように金色のオーラを纏う。その姿はまるで金色の人狼。星々に負けない程の輝きを弥久が放ち、忌むべきアゴニーフェイスに向けて殺意をむき出しにする。

「この姿、この姿はまさに神の子、神霊の器として、あまりに強力でしたので……。普段は極力使わない様にと戒めていますが。慈悲は無用、必ずや討ち滅ぼします!」

 郁芽は声も高らかに宣言した。人の身で武の神を宿した彼女の瞳は紫色に輝き、戦艦に勝る迫力と覇気をクローン重騎兵達に叩きこむ。クローン重騎兵は一瞬、郁芽と弥久の姿が巨大に見えた。それほどまでに真の姿になった彼女達はクローン重騎兵達に畏怖を感じさせたのだ。

 勿論、真の姿は見せ掛けだけではない。弥久は『封刃の鞘杖』で魔法弾を放ちつつ、クローン重騎兵達の群れに恐るべき速さで接近する。弾丸と同じ速度で迫る弥久にクローン重騎兵達は反応が遅れ、魔法弾と弥久の刀の餌食となり、宇宙空間に血しぶきを巻き上げる。

仲間が数人やられたところでようやくやられた事に気付いたのか、クローン重騎兵達はまずはその足を止めるべく拘束ワイヤーを放つ。このワイヤーはサイキッカー達を捕える為に作られており、絡みとられれば能力を封じられる厄介な代物だ。だが、当たらなければ何の問題もない。
 金色の人狼はその程度では止まることはなく、逆にワイヤーを引っ張り強引にクローン重騎兵を間合いに引き込み、刀の錆にする。

「くそっ!当たれ、当たれ!相手は少数なんだぞ!なんであたらねえ!!」
「ワイヤー!!ダメだ!訳が分からない!何なんだアイツらは!」

 悲鳴に近い声をあげているのはクローン重騎兵達だ。彼らは今、目の前にいる郁芽に向けて弾丸やワイヤーを放つも、当たらない。彼女は真っ直ぐ向かっているというのに。
 その実は、郁芽は銃口や腕の動きを見切り、最低限の動きだけで回避して元の位置に戻っているだけだ。それが解らないクローン重騎兵達の目にはまるで弾丸が通り抜けたかのように見えるだろう。そのまま真っ直ぐにクローン重騎兵達の懐に飛び込んだ郁芽は一つの舞を披露する。巫覡載霊の舞。
 踊るように薙刀を振るい、振るわれるたびに衝撃波が発生しクローン重騎兵達を纏めて吹き飛ばす。その姿は演武と言ってもいいだろう。しかし、殺傷力を秘めた舞はクローン重騎兵の命を奪い、そして郁芽は弥久に視線を送ると、同じことを思っていたのか手に持っていたクローン重騎兵をアゴニーフェイスに向けて投げ付け一直線にアゴニーフェイスに向けて駆ける。

 アゴニーフェイスに搭乗する兵士はクローン重騎兵に守るように指示を出すが、既に多くのクローン重騎兵達は死に体となっている。金色の人狼と神を宿した武人は人の顔をした忌むべき鉄の塊に向けて刀を、薙刀を振るい、払い、打ち上げ、薙ぎ払う。
 二人がアゴニーフェイスの後ろに駆け抜けた後には、苦痛の表情を浮かべた鉄の塊は無残にもバラバラに解体され、リアクターは臨界突破して爆発轟沈。苦痛の表情をこの世から消し去った。
真の姿が解けた二人は今まで感じていたサイキッカー達の悲鳴が聞こえなくなったことに安堵する。
 猟兵とは言えあんな声を聞きつづけたら気がおかしくなる。もう二度と聞かずに済むように、帝国は必ず滅ぼすと心の中で近い、残存するクローン重騎兵達に向けて駆けていくのだった。
 

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

琥珀川・れに
【依頼掲示板前広場】チーム、今の所連携者未定

ここに来ると…頭が痛い…よく聞こえない…
何?真の姿がアゴフェイスになるって!?恐ろしすぎる…え?違う?

まったく…
あまり真の姿を見せたく無いんだが…

人外のヴァンパイアの姿
強制的な変身で不完全の為身体の半分は闇の炎に包まれている

「だってまるで特撮の敵のようじゃあないか
かっこいいと僕は思うけど」

UC【血統覚醒】でさらに自らを高める
ヴァンパイアの翼で低空飛行で一斉発射を縫うように回避からの、身体をドリルのように【串刺し】【捨て身の一撃】

「ここだけの内緒だよ」
とジェスチャー🤫をして去る

※アドリブ大好き&楽しみ。追加省略アレンジもご自由に。


リミティア・スカイクラッド
【依頼掲示板前広場】チームで参加
あまりこの姿は見せたくないのですが、仕方ありませんね
リムは目標の殲滅を優先します

真の姿は腰から下が赤い棘の茨の繭になった「魔女」の姿
繭の中で成長を続ける異形の怪物が、現世に産まれ落ちないよう封じるのが、この姿の役割
長時間この姿でいると「落とし仔」に悪影響を及ぼします
早急に殲滅しましょう

エレメンタル・ファンタジアを発動
現出するは「星」属性の「嵐」
恒星風に乗せた流星群の嵐を吹き荒れさせて、艦隊と敵部隊にぶつけます

仲間が敵と接触し混戦になれば【魔女の火葬】で
仲間が狙う敵に攻撃を集中させ、確実に撃破する戦法に切り替えます
アゴニーフェイスが停止すれば即座に元の姿に



●悪鬼外道を許さぬ闇
「まったく……あまり真の姿を見せたく無いんだが……」
「そうですね。この姿は見せたくないのですが、仕方ありませんねリムは目標の殲滅を優先します」

 琥珀川・れに(男装の麗少女 レニー・f00693)とリミティア・スカイクラッド(人間の精霊術士・f08099)の二人はあらかじめ予知された未来はこの戦場にいる限り避けることが出来ない問題に軽くため息を吐くが、それ以上にあのアゴニーフェイスは許す事が出来ない。たとえ自らの身体が見せたくないものに変化したとしても。

 他の猟兵達に混ざり、アゴニーフェイスに一撃を当てると予知どおりにサイキッカー達の強力過ぎる絶望の悲鳴が脳内に叩き込まれる。そしてそれは琥珀川とリミティアの中に潜む闇――真の姿を引きずり出す結果となる。

「だってまるで特撮の敵のようじゃあないか。かっこいいと僕は思うけど」

 琥珀川は身体の半分以上を闇の炎で覆ったヴァンパイアに、リミティアは腰から下が赤い棘の茨の繭になった「魔女」の姿へと変貌する。何の因果か、外道の極みともいえる最悪の兵器を破壊すべく、真の姿を露わにしたのは闇の眷属ともいえるヴァンパイアと魔女。だがそのころまでは闇に染まっておらず、悪しき兵器をこの世から消すべく行動を開始する。

 リミティアは【エレメンタル・ファンタジア】を発動し、恒星風に乗せた流星群が次々とクローン重騎兵とアゴニーフェイスに襲い掛かる。帝国もデブリや隕石に気を付けてはいたものの、流星群を自在に操る相手がいるとは予想も出来ない。魔女の力とはそれをも可能となるのだ。クローン重騎兵はサイキッカー拘束用ワイヤーを放つも、風で流されて捕えることはかなわず、流星群をまともに受けてそのまま圧死していく。
 琥珀川は真の姿となる際に、【血統覚醒】で更に力を増幅し、戦闘力を爆発的に引き上げる。ただでさえ真の姿となった猟兵はクローン重騎兵達にとって恐怖の存在だというの琥珀川はそれに上乗せする形でヴァンパイアの力を増したのだ。その力は推して知るべし。
 宇宙空間を高速で移動し、弾丸やレーザー、ワイヤーをバレルロールで回避しそのまま高速回転してクローン重騎兵を次々と貫く。流星群の中でも動きを止めず混乱のさなかにいるクローン重騎兵達を貫き続ける。高速で串刺しになったクローン重騎兵達の亡骸が宇宙空間に漂い、それを流星群が弾き飛ばしていく。

 そしてそれはアゴニーフェイスにも襲い掛かった。アゴニーフェイスは前代未聞の危機にクローン重騎兵達を盾にして逃げようとするが、それを逃すはずがない。
 アゴニーフェイスを流星群の嵐が取り囲み、全方位から襲い掛かると同時に琥珀川がアゴニーフェイスの眉間から回転しつつ貫き、内部をずたずたに切り裂く。リアクターを貫くと同時に装甲板を穿ち貫けば、流星群がクローン重騎兵達ごと押し潰していく。

 流星群の嵐が全てを飲み込む中、一つの黒い炎が嵐を突き破り出てきた。琥珀川は流星群の隙間を潜り抜けて無傷で出ていたのだ。
 そして急に力が抜ける感覚が猟兵達に襲い掛かる。否、それは真の姿が解除されたのだ。それはつまり、アゴニーフェイスが全て潰えた証拠。救われぬサイキッカー達に今度こそ安らかな眠りを与えることが出来た。幸いにもリミティアの流星群の嵐は残りすべてのクローン重騎兵達を飲み込み、全滅させていた。リミティアが懸念していた『落とし仔』にも悪影響はなく、ほっと安堵した。これだけは解き放ってはいけないのだ。もし放てば新たな災厄となるから。

 完璧な結果に琥珀川とリミティアは互いに手を打ち合わせ、皆と共に帰路へと着くのだった。
 ――こうしてこの宇宙から死してなお救われぬサイキッカー達は死という形で掬われたのだ――

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年02月14日


挿絵イラスト